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【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【5頁目】

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602 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/18(月) 21:01:41.08 ID:cvbx5siso

陽乃「だから私の力を使いたいって? 馬鹿なんじゃないの?」

球子「馬鹿で悪かったな……」

球子はちょっとだけむくれたように言う。

陽乃の力は禁忌と言うにはあまりにも、被害が大きかった。

もちろん、敵にも甚大な被害を齎すことが可能だが、

自分の身にも、大きな傷を残すことになる。

陽乃を見ていれば、それが決して軽く済まないことは明らかだ。

適性のある陽乃でそれなのだから、

そうではない球子は、1度きりでその命を燃やし尽くすことになる可能性もある。

球子「けど、陽乃だって馬鹿だろ。生きたいって言うくせに、自分が一番死にそうなことしてるんだから」

陽乃「私はやるべきことをやっているだけよ。貴女とは話が違うわ」

球子「そうか? なら、陽乃はみんなを助けたいって思ってるってことだな」

陽乃「そもそも、貴女が私の力を使うなんて出来ないと思うけど」

歌野が使えるのは、陽乃が諏訪の神々の代行として歌野に授ける役目を担っているからだ。

それがなかったら、歌野も使うことは出来なかっただろう。
603 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/18(月) 21:21:34.72 ID:cvbx5siso

球子「……話逸らしたな」

陽乃「とにかく、無理なものは無理よ。別の方法を探す方が賢明だわ」

自分の力をもっと極めていく……ことが出来るのかは分からないけれど、

力を理解して、使い方をより洗練されたものにしたり、

杏のように、大社への直談判のようなことをするとか。

やれることは、色々とある。

その中の何が実るかは分からないが。

陽乃「私の力が使えるとしても、それは近道でしかないわ。強くなるにも、死ぬことにもね」

球子「だとしても、強くなれるなら……タマはそれを選びたい」

球子は右腕を庇う。

歌野が治してくれて、怪我はしていないのに。

まだ、震えるほどの痛みを感じる

現実は、その痛みが教えてくれている。

球子「だから、もし、タマが死んだら杏のことを守ってやってくれないか?」

陽乃「……本気で言ってる?」

球子「冗談で、言うわけないだろ」

刺し違えてでも勝てるならそうするが、きっとできない。

だけど、力の限りを尽くして、1度くらいはその命を守ってやることは出来るだろうから。

球子「本気だ」

そのあとは、全部、まるっと陽乃に投げてやると、球子は笑って言った



1、嫌よ
2、それは貴女の役目でしょ。責任は持つべきだわ
3、死ぬなら勝手に死になさい。私は関係ないわ
4、貴女、強くなれないでしょうね


↓2
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 21:23:49.53 ID:Wwn5T2MxO
1
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 21:25:42.87 ID:TqndPYWBO
4
606 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/18(月) 21:55:34.60 ID:cvbx5siso

陽乃「貴女、強くなれないでしょうね」

球子「なっ……っ……」

いきり立った球子だったが、

眼下に見えた歌野のおかげか、ぐっと堪えて歯噛みする。

怒鳴り声をあげなかっただけで、

その表情には怒りが感じられる。

球子「なんで、そう言い切れるんだ」

陽乃「何でって……今の貴女は私と正反対だもの」

球子「けど――」

陽乃「勘違いしないで欲しいのだけど」

陽乃は球子を冷めた目で見ると、

ふと息を吐いて、傍らで眠る歌野へと目を向ける。

これならまだ、歌野の方がずっとマシだ。

いいや、歌野の方がはるかに強くなる可能性を秘めている。

陽乃「死んでも守るだなんて……最も無様な死に方だわ」

球子「っ!」

陽乃「まさか、それが美徳だとでも?」

声を荒げない分、

陽乃の胸倉に掴みかかった球子は、その目を細めて、陽乃を睨む。

それが立派ではなかったとしても、無様だと言われたくはない。

陽乃「貴女はどうして伊予島杏を守るのよ。看取って貰う為に守っているの?」
607 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/18(月) 22:15:05.63 ID:cvbx5siso

球子「そんなわけないっ……けど、タマが、弱いから」

通常個体なら圧倒できる

進化型にも対抗できるし、十分に戦うことが可能だ。

けれど、その上にはどうにもならない。

手も足も出ないし、楯は打ち砕かれた。

球子「タマに与えられたのは、剣でも鎌でも矢でもなく、楯だった。でも、それが砕かれたんだぞっ」

陽乃「だから?」

球子「っ……だからっ、タマが死んだ後のことも考えなくちゃいけないんだっ」

陽乃「そう。けど、間違ってるわ」

陽乃は淡々と、口を開く

陽乃「あの子を守る貴女が死ぬということは、あの子も死ぬってことよ」

球子「そうならないように陽乃が守って欲しいって言ってるんだ」

陽乃「目の前のものしか殴れないこの手で?」

陽乃は右手で握り拳を作って、球子に見せる。

陽乃の力は確かに強い。

完成型だって、撃ち抜くことのできる力を持っている。

けれど。

陽乃「……あの子のそばにいられるのは貴女でしょう?」
608 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/18(月) 22:33:50.73 ID:cvbx5siso

陽乃「私にあの子は守れない。私のこの手は、あの子には届かない。私はそれを、痛いほど知っているの」

守れるものは確かにある

けれど、どうしても守ることが出来ないものも、確かに存在していた。

どれだけ強い力を持っていたとしても、

この手は結局、手でしかないのだ。

だから。

陽乃「本気で伊予島さんを守りたいなら、貴女は死んでも守るんじゃなく、死ぬ気で生きるべきよ」

球子が生きている限り、杏の傍らには球子がいる。

球子がいれば、杏は守られている。

しかし、球子がいなくなってしまったら、身近で守ることのできる存在はない。

球子「……」

球子の手が胸倉を手放して、

座席に腰を下ろした陽乃は小さくため息をつく。

陽乃「どうするかは貴女に任せるわ」

球子「出来るって、思うか?」

陽乃「知らないわよそんなこと。責任を押し付けてこないで」

出来るだなんて無責任なことは言わない。

陽乃に分かるはずがないからだ。

陽乃「それを決めるのは、貴女であって私じゃないもの」
609 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/18(月) 22:35:28.05 ID:cvbx5siso

√ 2018年 9月11日目 夜:移動�A

↓1コンマ判定 一桁

4 バーテックス 発見
9 バーテックス 襲撃
7 球子 杏(陽乃無し)
8 歌野
3 水都

94 99 進化型
49 44 完成型
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/10/18(月) 22:35:45.13 ID:swxzqmDv0
たまにはエロい展開もあっても良いかと思いますよ?

ここR-18設定だしね?
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 22:36:20.05 ID:d5rwSyYYO
あ
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 22:36:51.05 ID:yqdH0FwWO
あ
613 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/18(月) 22:41:46.00 ID:cvbx5siso

少し早いですが、本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 22:53:27.14 ID:Cp9XDZ1AO
乙
すっかり打ちのめされて自棄になってるタマ…
陽乃さんの厳しくも優しさもある説得でなんとか立ち直ってくれるといいなぁ
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 22:53:45.19 ID:d5rwSyYYO
乙
なんとか生き残って欲しいなあタマにも
616 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/19(火) 23:29:25.63 ID:tF1fGbgKo
すみませんが本日はお休みとさせていただきます
明日は出来れば通常時間から
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/19(火) 23:33:21.26 ID:KNOw42kWO
いつも乙です
618 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/20(水) 21:44:42.10 ID:fiz91vD5o
では少しだけ
619 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/20(水) 21:54:35.07 ID:fiz91vD5o
√ 2018年 9月11日目 夜:移動�A


夜間に走行する際は、基本的に休息を挟まないことになっている。

運転手には頑張ってもらうことにはなるけれど、

観光用のバスであり、通常のバスに比べれば寝苦しさは軽減されるため、

住民たちはその場で眠っていたりするからだ

全員が全員、心地よく休めているかと言えばそうでもないが。

水都「球子さんは……1号車の方に?」

陽乃「ええ」

走行中のバスの窓から飛び出して、専行する1号車の方に逃げて行った球子

陽乃との話もあって、居心地が悪かったのだろう。

陽乃「貴女も行きたければ行っていいのよ」

水都「私にどうしろって言うんですか……」

球子や陽乃が走行中のバスから飛び出せるのは勇者だからでしかない。

命に係わる何かがないなら、

勇者ではない生身の人間がそんなことは出来ない。

水都「それに、今のうたのんは放っておけないです」

陽乃「無理をし過ぎたのよ。しばらくしたら目を覚ますと思うけど、私と似たようなことになってるわ」
620 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/20(水) 22:10:18.07 ID:fiz91vD5o

陽乃は良く吐血するが、

それは体が悪いのではなく、力を使ったことによって内側から蝕まれている影響だ。

球子達の言う切り札というものが同様の症状を齎すのかは分からないけれど、

少なくとも、陽乃の力は体への負担が大きい。

それと同じように歌野も血に汚れていたこと

そして、にも拘わらず外傷の類が見られないという異質さが、それを思わせた。

陽乃「貴女、止めなかったの?」

水都「うたのんが、止まってくれると思いますか?」

陽乃「……どうかしら」

それを知るのは親しい間柄のようで、

陽乃はとぼけて目を逸らす。

水都はそれを知ってか知らずか、小さく笑った。

水都「うたのんは止まりません。陽乃さんが無事だったら、頼って温存したかもしれないけど……」

陽乃「私が呑気に寝てたのがいけないって?」

水都「そっ、そんなこと言ってませんっ」
621 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/20(水) 23:30:18.45 ID:fiz91vD5o

陽乃「私は思ってるけれど。だって、一切気づかなかったわけだし」

九尾から話を聞いて知っただけで、その時に意識はなかった。

歌野がどれだけ命を張らなければならなかったのか。

お荷物2台

そして、その他大勢の人々

それと、意識のない役立たず。

陽乃「私だったら躊躇なく置いていくけど、白鳥さんにはできないでしょ」

水都「そうですね」

躊躇なく置いていく人が意識を失うほどに力を使わないとか、

いつもの舌先三寸だとか、水都は飲み込んで、頷く。

前半部分には同意の言葉はないが、

後半に関しては、同意見だった。

水都「でも、球子さん達と合流出来たおかげで少し出来ましたし、休むのは悪くないことだと思います」

水都はそう言って。

水都「陽乃さんも、休んだ方が良いんじゃないですか?」



1、休み過ぎたのよ
2、白鳥さんが邪魔なのよ
3、なら、1人にして頂戴
4、それもそうね


↓2
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 23:34:50.23 ID:y6bb05rc0
2
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 23:34:53.47 ID:LA/9WY3/O
4
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 23:35:06.73 ID:3qaXsIfAO
1
625 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/20(水) 23:46:23.37 ID:fiz91vD5o

では本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 23:55:48.45 ID:U80kl238O
乙
うたのんも自分のことを後回しにしがちそうなだけに力の反動による悪影響が心配だなぁ
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 02:03:00.69 ID:sXGsFlX3O
乙
みーちゃんが唯一の癒しだな
もっと絡み増えて
628 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/21(木) 21:45:35.69 ID:T0B8y1xTo

では少しだけ
629 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/21(木) 21:56:08.37 ID:T0B8y1xTo

陽乃「それもそうね」

水都「……疲れてるんですか?」

陽乃「たまには意見が合うことだってあるでしょ」

訝しんではいないけれど、

心配そうな表情を見せる水都に、陽乃は突っ撥ねるように言う。

九尾の力のおかげで今は何も問題なく見えているし、

陽乃自身も、まったくの負荷を感じていない

けれど、実際は力を借りる以前のボロボロな状態。

休めるときに休むべきというより、

少しでも回復するように常に休んでいるべきだ

陽乃「……」

水都「何かあったら起こすので、安心して休んでください」

陽乃「貴女は休まないつもり?」

水都「普段、休ませて貰ってるので」

陽乃達が頑張っている間、

水都だって、まったく何もしていないわけではないけれど、

バーテックスと戦ったり、神経をすり減らしながら警戒しているのと比べたら、大したことはしていないと思っているのだろう
630 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/21(木) 22:53:36.55 ID:T0B8y1xTo

陽乃「貴女は貴女で休んでもらわないと、この子が目を覚ました時にうるさくなるんだけど」

陽乃の目線が歌野へと下がったのを見て、

水都は確かにと、僅かに眉を潜める。

けれど、こればっかりは引く気はなかった。

水都「うたのんに怒る権利はないです」

陽乃「そう」

歌野はみんなを守るためにそうせざるを得なかったのだろうから

情状酌量の余地はあるはずだと陽乃は思うが、

あえて、それを口にする気はなかった。

陽乃「けど、貴女はただの一般人ではないってことを忘れないで頂戴」

水都「分かってます」

陽乃「分かっているなら、休めるときに休んでおくべきよ。
    貴女の巫女としての能力はどうであれ、今ここで神託を受ける可能性があるのは貴女なんだから」
631 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/21(木) 23:41:05.37 ID:T0B8y1xTo

陽乃としては、別段、神託などどうだっていい話だが、

重要なことがないとも限らない為、無視は出来ない

陽乃も併せて受けることとなった新型バーテックスについての神託は間違っていなかったし、

信頼を置くことは出来ないにしても、

聞く耳を持つべきだろう。

陽乃「まぁ、貴女がどうしても体力を無駄にしたいというなら好きにしても良いけど」

水都「……眠くなるまでは、起きてます」

陽乃「好きにしなさい」

陽乃はそう言い放って、背もたれに背中を預けて目を瞑る

旅行用の大型バスというのが功を奏して、ある程度リクライニング出来るので、休むのに問題はなさそうだ。

九尾の力のおかげだけれど。

水都「陽乃さん」

陽乃「……なに」

水都「おやすみなさい」

水都の声は、少し、弾んでいるように感じた
632 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/21(木) 23:47:06.61 ID:T0B8y1xTo

√ 2018年 9月12日目 朝:移動�@

↓1コンマ判定 一桁

0 バーテックス 発見
6 バーテックス 襲撃
1 球子 杏(陽乃無し)
3 歌野
5 水都

60 66 進化型
06 00 完成型
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 23:48:13.09 ID:o291eJrQO
あ
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 23:48:16.46 ID:KxQE6hloO
あ
635 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/21(木) 23:52:59.45 ID:T0B8y1xTo

では本日はここまでとさせていただきます
明日は可能であれば少し早い時間から
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 00:05:13.63 ID:2NSMGTh6O
乙
今回の陽乃さんは珍しくそこまで刺々しくなかったけど何か心境に変化が出てきたのだろうか
欲を言えばもう少し仲良くなってくれるといいんだけども
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 00:09:44.62 ID:8pfWJngZO
乙
もっともっと仲良くなって欲しいよ
せっかく4人いるしね
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 06:48:40.72 ID:vdJh49PVO
乙
今のみんなとの絆値はどのくらいなんだろう?
639 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/23(土) 21:06:54.79 ID:rPx1ku4co

1日のまとめ(諏訪組)

・ 白鳥歌野 : 交流有(戦闘痕、イザナミ、守るべきものを)
・ 藤森水都 : 交流有(戦闘痕、イザナミ)
・   九尾 : 交流有(悲劇の主人公)

√ 2018/09/10 まとめ

 白鳥歌野との絆 84→85(良好) ※特殊交流4
 藤森水都との絆 90→90(良好) ※特殊交流8
   九尾との絆 77→77(良好)

鬱積 10%
640 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/23(土) 21:15:13.19 ID:rPx1ku4co

1日のまとめ(諏訪組)

・ 土居球子 : 交流有(無事に戻れたら、生きているならそれでいい、死にたいの? 強くなれない)
・ 伊予島杏 : 交流有(無事に戻れたら)
・ 白鳥歌野 : 交流無()
・ 藤森水都 : 交流有(それもそうね)
・   九尾 : 交流有(貴女なら、頼む)

√ 2018/09/11 まとめ

 土居球子との絆 70→72(良好) ※特殊交流2
 伊予島杏との絆 86→87(良好) ※特殊交流4
 白鳥歌野との絆 85→85(良好) ※特殊交流4
 藤森水都との絆 90→92(良好) ※特殊交流8
   九尾との絆 77→78(良好)

鬱積 6%
641 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/23(土) 22:42:21.96 ID:rPx1ku4co
√ 2018年 9月12日目 朝:移動�@


諏訪を出てから約4日

当初の予定では京都の辺りにたどり着けていれば良い方だったが、

度重なる襲撃によって移動を早めたりしている為か、

休憩地点の傍らには、姫路城跡が見えていた。

場所は兵庫県姫路市、四国へと続く、瀬戸大橋までもう暫くと言ったところだ。

陽乃「だいぶ、見えてきたわ」

杏「そうですね……諏訪に来る前に見た景色と、変わっているところもありますけど……」

勇者が戦った形跡はないが、

バーテックスが通って行ったであろう被害が見える。

球子「そうか?」

杏「四国襲撃の為に、大移動したのかな……ほら、あの辺り崩れてなかった気がする」

球子「よくそんな細かいところ覚えてるなぁ」

警戒してたからと杏が言うと、

球子は全く覚えてないと首を振る。

陽乃「四国周辺に溜まってないと良いけど」

大量のバーテックス

来る途中に見たのは諏訪周辺でだが、

その逆になっていないことを願いたい。

以前は陽乃と球子、そして杏の3人の勇者だけだったけれど、

ここには多くの住民がいる。

突っ切るのは難しいだろう。
642 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/23(土) 23:13:16.96 ID:rPx1ku4co

球子「やっぱり、まだまだ本調子ではないってか?」

陽乃「初期個体のバーテックスなら別に何の問題もないわ」

進化型であっても、

九尾の力で十分に殲滅できるはずだ。

だが、それは陽乃の力を借りている歌野でも問題はなし

四国に近づいたなら球子と杏でもどうにかなるだろう。

問題はやはり、完成型だ。

陽乃「完成型が1体でも、1撃は撃たれる」

球子「……だろうな」

完成型を見つけたなら免れる可能性はあるけれど

完成型を含む軍勢に襲撃された場合は避けられない。

以前は陽乃が撃ち落として対処したが、

遠距離型の完成型が出てきた場合の被害は計り知れない。

最悪、住民が全滅することもある。
643 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 00:16:08.47 ID:fnR7GMORo

杏「四国に近づくにつれて、段々と力が増してるように感じるけど、完成型はまだまだ難しいだろうし……」

球子「難しいって言うか、無理だ」

杏「気を引くくらいが限界かな」

住民から、自分達へ。

ターゲットを変更させるくらいが関の山

何の力もない住民たちより、

ちまちまと脇を突いてくる勇者の方が煩わしいに違いない。

球子「とにかく、こっから先はより一層警戒しなきゃいけないな」

どこから襲撃を受けるか分からない。

通常個体も、群れれば脅威になり得るし、

その群れが進化型になればより脅威となって、

それが完成型にまで成れば、さらに一段と厳しいことになっていく。

陽乃「……」

通常個体が人類根絶の為に生み出されたとすれば、

進化型はそれに抗う勇者を討つ為に生み出されたといえるだろう。

であれば、完成型は? と、

陽乃はそこまで考えて眉を潜める。

完成型がいずれ産まれていたとしても、陽乃の力のあまり、早まった可能性が高い。



1、完成型は私に任せて、貴女達は住民を守りなさい
2、貴女達、もっと強くならないと役に立たないわ
3、完成型は、私を殺すために出てきたのかもしれないわ
4、貴女達の切り札ってどの程度なの?
5、歌野・水都と交流


↓2
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 00:25:35.90 ID:tCutdnMbO
1
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 00:27:18.50 ID:ZgHgYM1YO
1
646 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 00:39:53.27 ID:fnR7GMORo

では本日はここまでとさせていただきます
明日は可能であればお昼ごろから
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 00:46:45.01 ID:ZgHgYM1YO
乙
いよいよゴール目前まで来てるのか
ただ完成型だけは現状陽乃さんしか対応できないし致し方ないのが辛いな
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 02:09:24.48 ID:z+yIgGE5O
乙
まああんだけ運悪く連続で遭遇したんだからそんな会うもんでもないかなって思ってる
649 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 14:45:36.40 ID:fnR7GMORo
では少しずつ
650 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 14:58:09.18 ID:fnR7GMORo

陽乃「完成型は私に任せて、貴女達は住民を守りなさい」

杏「でも――」

球子「そうだな。そうするしかない」

杏「タマっち先輩?」

球子「どう考えてもタマ達じゃどうにもならないって言うのはこの前分かったからな。
    出来る奴に任せるのも、必要なことだろ?」

杏「タマっち先輩が久遠さんにそんなこと言うなんて思わなかった……」

球子「何だと〜っ!」

馬鹿にしやがって〜と、

球子は茶化すような声で言いながら杏の頭をぐりぐりと弄る。

球子「タマだって、ちゃんと考えてるんだ」

陽乃「……」

昨日の夜にした話は、とても真面目なものだった。

いつもの球子らしくなく、

とても、弱気な姿。

今は潜めているそれを見せられた陽乃としては、不思議にも思わないけれど。

杏だって、諏訪を発ってからの数日間で一つや二つの球子の知らなかった姿を見てきたのだろう。

その表情は、少し影がある。

杏「そうだね。タマっち先輩」
651 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 15:14:46.77 ID:fnR7GMORo

杏「でも、久遠さん一人でって言うのは駄目だと思います」

完成型を倒せるのは陽乃一人だが、

倒しきることは出来なくても、

撤退させるくらいのことなら、歌野にもできるという話だ。

杏「白鳥さんを同伴させてください」

陽乃「どうして貴女があの子を出すのよ」

杏「適材適所です」

どちらにも多大な負担のかかることではあるものの、

その二人が共闘するなら、被害はより最小限に抑えられる。

それは、陽乃と歌野の体への反動もだ。

杏「私とタマっち先輩が約束できるのはせいぜいが進化型
  けれど、白鳥さんだって久遠さんに匹敵するかもしれないほどには力があります」

陽乃「……だから連れて行けって? 今のあの子の状態を忘れたの?」

杏「1人1人で戦えば無理をしなければいけないのは久遠さんも白鳥さんも同じはずです」

その結果には大きな差があるが、

2人とも無理を必要としていることは間違いない。

杏「だから、2人で協力して欲しいんです。無茶はする必要があるとしても、今までのように死に際まで行かずに済むかもしれません」
652 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 16:03:18.10 ID:fnR7GMORo

陽乃「私と白鳥さんが対抗手段持ってるとして、それを二手に別けて温存するべきとは考えないの?」

杏「ないですね。温存できる余裕がないので」

どちらか1人が欠けても今後が非常に厳しくなるが、

最優先hまず間違いなく、強力な力を持っている陽乃だ。

完成型を倒しきるだけの力を持っている陽乃を失わないためには、

戦い慣れているうえで、杏達よりも強い力を持っている歌野との共闘がベストだと杏は考える。

被害を最小限に抑え、

万が一連戦になったとしても戦うことのできる状態が望ましい。

杏「それと、久遠さん達には完成型に集中して貰って、私とタマっち先輩で通常個体や進化体を相手にしたいと思ってます」

陽乃「私に、貴女達を信じろと?」

杏「……はい」

陽乃「……」

杏の声に力強さは感じない。

少し、無理しているようにさえ感じる。

球子はやっぱり不安なのか、陽乃が目を向けると

目線を下げてしまう。

通常個体なら2人でどうにでもなる。けれど、進化体まで問題なく倒しきれるだろうか。

それに慢心して背中から1撃を貰いなどしてしまえば、総崩れだ



1、無理ね
2、ならせめてもう少し自信を見せて頂戴
3、話にならないわ
4、私は私のやることやるだけよ

↓2
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 16:13:13.85 ID:RAPxYlQXO
2
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 16:14:48.20 ID:qo1cPGeoO
4
655 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 16:51:28.10 ID:fnR7GMORo

陽乃「私は私のやることをやるだけよ」

球子達を信じるも信じないもない。

歌野に関しては、色々と深いつながりが出来てしまったし、

力も陽乃と似たようなものの為、

それなりに頼ることにもなってしまうかもしれないけれど、

それはそれ、これはこれだ。

やることに変わりはない。

陽乃「私が信じようが信じまいが、貴女達も貴女達のやることをやればいいのよ
    口であれこれ言うより、やって見せてくれた方が良いわ」

球子「……まぁ、そうだな」

球子は小さく笑って。

球子「やれることはやりつくすさ。そのうえでタマ達はただ、陽乃と歌野を信じて防衛に徹していればいいんだ」

そうだろ? と、球子は杏に問いかける。

自信に満ち溢れたものではない。

諏訪を出るまでの強さを削がれたかのような、弱弱しさ

杏もそれが分かっているから、不安がぬぐい切れていない。

陽乃「……」

完成型の襲撃によって瀕死に陥った土居球子

守り切れなかった球子はもちろん、

その時に何一つできなかった杏もまた、ただでさえ無かっただろう自信を完全に失ったのかもしれない。
656 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 17:10:40.17 ID:fnR7GMORo

陽乃「四国から離れている以上、貴女達が本来の力さえ出せていないのは仕方がないわ」

杏「それはそうですけど……」

戻ったところでどうにかなる相手ではなかった。

きっと、切り札を使ったって。と、杏達は考えている。

確かに、九尾の力に匹敵するだろう切り札を使っても、

完成型を倒すにはまだ力不足なのは陽乃も分かっている。

陽乃の力を警戒して出してきたのなら、それでも仕方がないことだ。

陽乃「正直、私はどうでもいいのだけど……」

陽乃は少し離れた場所で休息をとる住民たちを一瞥する。

歌野はまだもう少しと言った状態だが、陽乃も回復したように見え、

杏と球子という2人の勇者も加わったことで、落ち着きを取り戻しつつある人々。

しかし――

陽乃「勇者がそんな状態だと、住民が騒ぎかねないのよ。迷惑だわ」

球子「っ」

陽乃「勇者なら勇者らしくしていなさいよ。ここまで来たんだから、せめて、辞めるなら四国に戻ってからにして頂戴」

その場合、あの約束はなかったことにするけど。と、

陽乃はちゃっかり言う。

強くなるための直談判

勇者を辞めるなら必要のないことだ。

杏「わ、分かってます。大丈夫です……2人だったら駄目だったかもしれないけど、今は、久遠さんと白鳥さんがいてくれるから」

2人は心強い味方だと、杏はどうにか笑みを浮かべて見せた。
657 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 17:28:07.06 ID:fnR7GMORo

球子「陽乃って、なんか千景に似てるな」

陽乃「止めて、冗談じゃないわ」

陽乃はそこまでの気はなかったが、

向こうは本気で殺しにきたりもしていたのだ。

何か事情があるとしても、

あんなにも容赦のない人と同じとは言われたくないと陽乃は顔を顰める。

杏「ひなたさんが言うに、口下手ってことです」

陽乃「これでも口は上手い方なのよ」

杏「……確かに、久遠さんは口が上手いかもしれません」

無意識的な口下手なのではなく、

意識的にやっているのなら、口が上手いというのも頷ける。

陽乃は言葉こそキツいものがあるが、それだけだ。

杏「私、もっと頑張ります」

球子「……タマも頑張るぞ。うん、頑張るからなっ」

陽乃「なによ。期待してるとでも言えばいいの?」

陽乃の面倒くさそうな物言いに、

杏と球子は言ってくれるのならと零したが、

陽乃は結局、言わなかった。
658 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 17:29:29.42 ID:fnR7GMORo

√ 2018年 9月12日目 朝:移動�A

↓1コンマ判定 一桁

5 バーテックス 発見
8 バーテックス 襲撃
2 住民
7 歌野
1 水都

58 55 進化型
85 88 完成型

※それ以外のぞろ目は特殊
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 17:32:11.68 ID:SJ6NGp+pO
あ
660 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 17:39:55.33 ID:fnR7GMORo
規模判定

↓1コンマ

01〜00 ※低〜高
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 17:43:32.32 ID:etJOI8n30
あ
662 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 18:16:48.34 ID:fnR7GMORo
√ 2018年 9月12日目 朝:移動�A


九尾『主様、来るぞ』

九尾からの警告に少し遅れる形で、陽乃達の乗る2号車のバスが停車する。

運転手は1号車のバスが……と不安そうに漏らしたが、

陽乃や、車内から外を見ていた住民の一部は何が起こっているのかを察知して声をあげる

「勇者様っ、怪物が!」

陽乃「……っ」

見える範囲、感じ取れる限り

軍勢は中小規模でしかない。

完成型はおろか、進化型もいないような戦力。

また、様子見で戦力を送り込んできたのか

それとも、疲弊させるべく、少しずつ襲撃を重ねていこうと考えているのか。

陽乃「貴女達はバスから出ない……いえ、騒がないで大人しくしていて」

水都「こっちは任せてくださいっ」

2号車は、自力で動けない人が多くいる。

逃げろといっても無駄だ。

そんなバスに同乗する、巫女である水都は陽乃を力強く見つめて。

水都「うたのんが目を覚ましたらすぐに向かわせます。だから、無理はしないでください」

陽乃「そう、無理する状況でもないわ」
663 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 18:58:18.03 ID:fnR7GMORo

水都に2号車と歌野を任せて、外へと出る。

杏「久遠さん!」

すでに迎撃に出ている杏と球子が、

その遠距離武器を駆使して、次々に通常個体のバーテックスを打ち落としていた。

杏「通常個体なら私達で対処可能です! 久遠さんは万が一討ち漏らした場合に対処お願いします!」

出来るのなら、その必要もなくしたい杏だけれど、

慢心は出来ない。

万が一にでも討ち漏らしが発生した場合に、被害が出るのは避けたい

だから、要請する。

球子「っとぉぉぉぉぉりゃぁあああああああッ!」

球子が全力で楯を投擲し、

広範囲を一気に削りとって、比較的近い位置にまで近づいてきている個体を、

杏が撃ち落としていくといった戦い方。

中小規模とはいえ、数としては莫大なそれを、2人はどうにか、凌いでいる。



1、手を貸す
2、杏の作戦に従う


↓2
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 18:59:30.51 ID:puAdjB9pO
2
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 19:00:03.35 ID:etJOI8n30
1
666 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 19:29:04.05 ID:fnR7GMORo

陽乃「九尾」

九尾「……主様」

陽乃「少しくらいなら平気よ」

イザナミ様ではあるまいし、

ほんの少し力を使った程度で死にはしないと、陽乃は苦笑する。

分かっている。大嘘だ。

九尾が誤魔化してくれている身体は、その力を解除した瞬間に崩れ落ちる。

バーテックスを殴った腕はより傷つくだろうし、

もしかしたら、半ばから変な方向に折れ曲がるかもしれない。

場合によっては、先がなくなる可能性もある。

けれど、万全を期すためには、必要なことだ。

陽乃「少しだから」

九尾「動けぬままの方が、よかったやも知れぬな」

陽乃「そうね。そうかもしれないわね」

九尾の姿が消えて、力が満ちていく

戦闘服へと一瞬のうちに着替えた陽乃は、何度か握り拳を作って頷く。

いつも通りの感覚だ。

陽乃「……さぁ、行くわよ」
667 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 19:30:03.80 ID:fnR7GMORo

↓1コンマ

01〜00 ※陽乃の反動

※杏・球子、住民の被害は確定で0
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 19:33:11.00 ID:UlZ+if4MO
あ
669 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 20:04:03.52 ID:fnR7GMORo

陽乃が戦線に加わったことで、

通常個体のみの軍勢は瞬く間に消滅していき、

あっという間に、殲滅が完了した。

中遠距離を得意とする球子と杏

その攻撃の合間を縫いながら駆け抜け、翻弄し、

隙を見ては殴り飛ばし、蹴り飛ばし、囮を務める陽乃。

近距離が得意で、力も強く狙われやすい陽乃が最前線に出ることで、

球子と杏が狙いやすく、殲滅力をより上げたのが要因と言えるだろう。

しかし――

球子「あんまり無茶するなっ」

陽乃「……なによ」

球子「敵は通常個体だけだったんだから、陽乃が前線に出る必要は無かったはずだっ」

陽乃「その方が手っ取り早いと思っただけよ。実際、手早く終わったでしょう?」

杏「それはそうですけど、強い反動を受けてからまだ日が浅いのに……」

杏達は、不満なようだった。
670 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 20:25:00.71 ID:fnR7GMORo

陽乃「別にこのくらい、大したことないわ」

杏「ですが……」

陽乃「敵が少ないからこそ、短期決戦に努めてすぐに離れるようにするのが最適だと思うけど?」

杏「その意見には賛成ですけど、でも、温存するのも大事です」

バーテックスの数が少ないのは、様子見や、囮

あえて油断を誘う作戦だったりすることもある。

そこに時間をかけてしまうと、増援が来たりして追い込まれてしまうこともあるため、

早急にその場から逃げるべきだ。

杏はその考えを否定する気はない。

杏「相手の狙いが勇者を疲弊させることが狙いだった場合、久遠さんが力を使って消耗した時点で相手の作戦勝ちになってしまいます」

断続的に襲撃し、力を使わせて疲弊させ

満を持して完成型などを送り込んでくる……なんてことをされでもしたら、一気に崩されてしまう。

陽乃「そうならないようにしたらいいだけでしょう?」

杏「でも、久遠さんの力には――」

何かを言いかけた杏の目が、見開かれる。

すぐそばにいた球子の表情までもが驚愕に染まって、

陽乃「……?」

陽乃は、頬を伝っていく涙のような感触に気づいて指で拭う。
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 20:30:35.02 ID:lQ65xP4kO
ダメだったか…?
672 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 20:32:20.95 ID:fnR7GMORo

陽乃「え……」

触れた指先は赤く染まっていて、視界がだんだんと濁っていく

陽乃「ぁ……っ……ぶっ……」

杏「久遠さん!」

全身の力がふっと途絶えて、陽乃はその場に崩れ落ち、

受け身も取れなかった体に強く衝撃が加わって、思わず喘ぐ。

口の中に広がる、血の味。

陽乃「ちょ……っと……」

杏「久遠さんっ、しっかりしてくださいっ」

すぐに杏に抱き上げられるが、

殆ど体の感覚がなく、薄紅色の視界の中で杏の顔がとても近い位置にあるという程度しかわからない。

陽乃「嘘……でしょ……」

まさかここまでとは思わなかったと、陽乃は薄れる意識の中で歯噛みする。

使ったのは九尾の力だ

それも、本気でではなく、軽い程度のもの。

けれど、それでも意識を失うのは、十分だったのだ。
673 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 20:37:49.09 ID:fnR7GMORo

√ 2018年 9月12日目 昼:移動�@

↓1コンマ判定 一桁

4 バーテックス 発見
9 バーテックス 襲撃
1 住民
2 歌野
8 水都
7 杏

49 99 進化型
94 44 完成型

※それ以外のぞろ目は特殊
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 20:40:00.19 ID:lQ65xP4kO
あ
675 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 20:55:56.82 ID:fnR7GMORo

戦闘規模判定

↓1コンマ

01〜00  ※低〜高

※ぞろ目の場合、進化型追加
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 20:57:18.14 ID:etJOI8n30
あ
677 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 21:29:32.33 ID:fnR7GMORo

※極小規模の為、被害なし


√ 2018年 9月12日目 昼:移動�@


球子「じゃっまっだぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

球子の全力で投げ飛ばされていく楯は、

向かい来る複数の通常個体を真っ二つに引き裂いて、消滅させる。

球子「次ッ!」

杏「今ので最後だよ!」

楯が戻るや否や、振り被った球子の腕を抑えて杏が首を振る。

殆ど間を置くことなく行われた襲撃だったが、

規模はさっきよりも小規模。

球子と杏の二人でなら、難なく対処できる程度だった。

しかし、連戦ということもあって、

2人の額には汗が浮かび、肩での大きな呼吸が目立つ

杏「タマっち先輩はこのまま2号車に、私が1号車を担当する」

球子「りょーかい!」

素早く指示を出し、

バスに戻ってすぐ、運転手に声をかける。

杏「今すぐバスを出してください!」

「わ、分かりました!」

中小規模からの、極小規模の襲撃。

杏「……急がないと、大変なことになる予感がする」
678 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 21:40:27.93 ID:fnR7GMORo

陽乃の症状は治まっているが、意識不明

歌野は体こそ傷1つないが、意識不明

正直に言って、状況は最悪だった。

今のような小規模の襲撃ならどうとでもなるけれど、

ここに複数の進化型や、完成型が加わるとなると絶望的な戦況に陥ってしまう。

四国に近づくに連れて力が戻りつつあるといっても、

完成型には歯が立たないのは変わらないし、

物量で押し切られれば確実に死ぬ

杏「……っ」

しかし、陽乃が目を覚ましたところでどうにかなるとは思えない。

いや、なったとして、杏は陽乃が無事で済むとは思えなかった。

全力を出さず、温存して戦っているのは明らかだったのに、

血を流して倒れ、そのまま意識不明にまで陥った陽乃

九尾は何も語らなかったが、

もしかしたら、感覚を鈍らせて無理矢理に動いていた可能性もあると杏は考える。

でなければあれは説明がつかない。

杏「私達が、弱いから……」

だから、任せてくれない

だから、信じてくれない

だから――

杏「痛っ」

無意識に噛みしめてしまった唇の痛みに、杏ははっとする。

杏「やれることを、やらなくちゃ……」

今戦えるのはたった2人の勇者

心なんて折れてはいられないと、目元を拭った
679 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 21:46:33.61 ID:fnR7GMORo

√ 2018年 9月12日目 昼:移動�A

↓1コンマ判定 一桁

0 バーテックス 発見
5 バーテックス 襲撃
2,7 歌野
3,8 陽乃

※それ以外のぞろ目は特殊
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 21:49:03.76 ID:lQ65xP4kO
あ
681 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 22:01:44.62 ID:fnR7GMORo

√ 2018年 9月12日目 昼:移動�A


「……えっと、今この辺りかな」

杏「ありがとうございます」

そこまで見慣れていない地図のため、

現在地を1号車の乗っている男性に教えて貰った杏は、そこから瀬戸大橋までの距離を確認する。

残りは約150km程度の距離

バスはそれなりの速度を出しているが、

最大でも60kmが限度で、それも常にとはいかないし、

場合によっては遠回りをしなければならないルートもあるため、時間はかかってしまう。

杏「私は外に出ます。気にせず運転をお願いしますね」

「……勇者様は屋根上が好きなのか?」

窓から外を覗き、

アグレッシブにもそのまま外へと出て行った杏を横目に見た運転手は困ったように呟く。

「一言言ってくれるだけ、ありがたいが」

何も言わずに窓から飛び出していく勇者もいたためか、

軽くぼやいて、運転に集中する。
682 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 22:14:27.11 ID:fnR7GMORo

杏はバスの屋根に上ると、落ちないように気を付けながら武器を構えて、周囲を見渡す。

バーテックスが接近すればすぐに迎撃に移ることが出来るし、

バスの行く手を阻む遮蔽物が壊せるものなら、あらかじめ壊して無理矢理にでも通ることが出来る。

少しでもリスクを減らし、

かつ、最短で安全圏であるはずの四国に逃げ込むには、それしかないと考えたのだ。

杏「久遠さんが出てこなかったのを温存と見るか、余力がないとみるか……」

杏はバーテックス側の策略を読もうと、頭を働かせる。

中小規模の襲撃、そして、ごく小規模の襲撃

先遣隊である最初の襲撃は、現状の戦力を確認するために行ったものだとして、

次の襲撃は、それによる勇者側への被害状況の確認や、連戦による消耗狙いの可能性がある。

杏は、自分ならその2つのための派兵をしていると、息を飲む。

杏「……次は、最初よりも多くなるかもしれない」

杏と球子の応戦によって、第二派の襲撃は難なく撃退された。

連戦による消耗は果たせたが、状況を探り切れなかった相手は、

それよりも多い軍勢を送り込んで消耗を狙い、あわよくば殲滅しようとしてくることだろう。

杏「急がないと」
683 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 22:17:58.57 ID:fnR7GMORo

イベント判定

↓1コンマ判定 一桁

0 九尾
2 陽乃
4 歌野
7 水都
9 住民

他は球子

※ぞろ目は特殊
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:18:31.72 ID:etJOI8n30
あ
685 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/24(日) 22:25:34.95 ID:fnR7GMORo
少し早いですが、本日はここまでとさせていただきます。
明日は可能であれば通常時間から

陽乃起床
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:34:09.81 ID:lQ65xP4kO
乙
陽乃さんは毎度復活こそ早いけど運の悪さがあまりにもどうしようもないな…
本人も想定外だったとはいえ今回は流石に杏とタマに謝んないと
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 06:14:14.83 ID:X084IXrkO
乙
杏たちもなんとかここを乗り越えて欲しいなぁ
688 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/26(火) 22:01:24.85 ID:iPm5zUt6o

では少しだけ
689 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/26(火) 22:06:51.37 ID:iPm5zUt6o

陽乃「ぅ……っ……」

体がまるで動かない。

九尾に誤魔化して貰う前よりも、

より一層重苦しく感じる空気と、体

声も出せそうになく、呻くので精いっぱいの陽乃の視界には、バス車内の天井が見える。

天井が異様に高く見え、端には座席の一部が見えているため、

きっと、バスの床に横たわっているのだろうと陽乃は察する。

その割には背中は痛くないし、固くもない

もっとも、その感覚さえ、今は失っているだけかもしれないが。

九尾『愚か者め』

陽乃『……仕方がないじゃない』

九尾『妾は言うたはずじゃぞ』

陽乃『そうね』

九尾は何度も無理はするなと言っていた。

だから、無理はしていないつもりだったけれど、

力を使うこと。

それ自体が、多大な負荷のかかる無理だったようだ
690 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/26(火) 22:46:10.27 ID:iPm5zUt6o

陽乃『あの後、どうなったの?』

九尾『主様は二号車じゃったか。その中に運ばれておる。ほれ、体を起こせば傍らに白鳥歌野が見えるはずじゃ』

陽乃『起こせないのを知ってて言うの止めて……悪かったとは思ってるから』

見ろと言われて見られるような体の状態じゃない。

九尾もさすがに腹が立ったようで、意地悪を言ってくるようだ。

いや、意地の悪さは元々だったかもと陽乃は思うが、

この様子だと、もう一度誤魔化してはくれないだろうなと、目を瞑る。

陽乃『それで? あれ以降襲撃は?』

九尾『一度あったが、何も問題はない』

陽乃『怪我も?』

九尾『うむ』

陽乃『また、貴女が何かしたんじゃないでしょうね』

歌野が宇迦之御魂大神の御力を使えるのは偶然ではない。

ましてや、陽乃が力の供給をしきれない状態でどうにかなることではないし、

何もなく、歌野がそれを得るなんてないはずだと陽乃は考えていた。

陽乃『貴女が白鳥さんを唆したんでしょう?』

あの日、陽乃にそうしたように。
691 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/26(火) 23:17:51.23 ID:iPm5zUt6o

そして、それと同じように球子達にも何かしたのではないかと陽乃は思ったが、

九尾はそれは笑って一蹴する

九尾『してやる理由がない』

陽乃『白鳥さんになら、あるって言うの?』

九尾『少なからず繋がりがあるからこそじゃ。でなければ利用価値もあるまい』

九尾はそう吐き捨てるが、

九尾のことだ、使い捨ての道具程度の扱いはするだろう。

歌野の扱いがそのようにも思えるけれど、

きっと、それとは別だ。

陽乃『貴女、白鳥さんも気に入った?』

九尾『いいや』

陽乃『……そう?』

陽乃は宇迦之御魂大神の力を使ったことはないが、

宇迦之御魂大神より、九尾の方が戦闘におけるパワーバランスとしては上になることくらいは分かる。

九尾は特殊だが、宇迦之御魂大神もまた特殊でその力は回復力に特化しているからだ。

借りるなら、九尾の力であるべきだと陽乃は思う。

宇迦之御魂大神では、戦い方が大きく限られてしまうだろうから。

だが、九尾が気に入ったわけではないのなら、反動が大きくある可能性もあるし、無理は出来ない。


1、白鳥さんに力を貸してあげてもいいのよ?
2、あまり、唆さないで
3、ねぇ、もう一度動けるようにして貰えるかしら
4、じゃぁ、貴方のお気に入りは上里さんだけなのね

↓2
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 23:20:51.54 ID:5mCoOpkz0
3
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 23:21:00.39 ID:DifXHmrTO
3
694 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/26(火) 23:26:32.48 ID:iPm5zUt6o

では本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 23:44:43.53 ID:6X6wt78SO
乙
うたのんがずっと寝込んだ状態を見るに下手に力を貸したら負担が更にキツそうだしなぁ…
陽乃さんもだけどしばらく無理厳禁だな
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/27(水) 00:38:21.98 ID:2IW1/IjLO
乙
流石に九尾もキレるんじゃなかろか
697 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/27(水) 20:20:12.62 ID:E6/TiC6po
では少しだけ
698 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/27(水) 20:25:53.83 ID:E6/TiC6po

陽乃『ねぇ、もう一度動けるようにして貰えるかしら』

九尾『ふっ』

陽乃『……なんで鼻で笑うのよ』

小馬鹿にする九尾の反応に陽乃は不満を感じさせたが、

九尾はそれでも改めて……喉を鳴らして笑う。

九尾『妾は主様のような愚か者ではないからのう。2度も温情をくれてやる気はない』

陽乃『……仕方がないじゃない。あそこまでだなんて思わなかったんだから』

九尾に注意され、

杏達にも止められていながら参戦したあげく、意識不明に陥った陽乃。

笑われるのは当然だろうし、咎められるのも当然だろう。

九尾『次こそ死ぬぞ。それが望みとでもいうのかや?』

陽乃『……そんなわけないじゃない』

九尾『ならば大人しくしておれ』

陽乃は諏訪の結界を維持するために力を消耗し続けており、

諏訪から離れれば離れるほどより消耗することになっていくため、

その分、回復力が著しく低下している。

そのうえで、本来なら動かすことなんて出来ない体を酷使していたのだから

勇者でなければ死んでいてもおかしくない状況だった。
699 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/27(水) 20:45:49.00 ID:E6/TiC6po

九尾『主様はあまりにも己を軽んじておる。よもや、己自身を悟れぬわけではあるまい』

陽乃『分かってるけど』

九尾『けど。とはなんじゃ、けどとは』

呆れるばかりと言った様子の九尾の声

心の中でむっとする陽乃だが、全面的に悪いのは自分であることは分かっている為、

それを口にはせずに、目を開く

バスの天井が見える。

時折揺れることもあるためか、視界の端に見える座席の一部から手がずるずると落ちてくる。

九尾が嘘をついていなければその手は歌野のものだろう。

陽乃『何か問題がありそうなら、戻してくれるんでしょう?』

九尾『そうせざるを得ない状況ならば致し方あるまい』

動けば死ぬだなんて言っていられる状況じゃなくなった場合には、

もう一度動けるようにすることはあるだろうが、

そうでない限りは、四国に辿りつくまではそのまま回復に努めさせると九尾は言う。

死ぬとさんざん忠告したにも関わらず戦いに出て出血と失神したことを掃討、根に持っているようだ
700 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/27(水) 21:45:01.90 ID:E6/TiC6po

陽乃『それで、私の回復の頼みの綱の白鳥さんはどうなの?』

九尾『ふむ……初回で力を使い果たすほどに消耗したからじゃろうな。落ち着くまで時間がかかっておる』

陽乃『大丈夫なの?』

陽乃の方が時間はかかっているが、

陽乃は自分自身の力の反動によるものの為、多少は慣れもある。

だが、歌野は間接的に陽乃と同等の力を使っているというだけで、

体を蝕むほどの影響は初めての経験のはず。

それをいきなり使い続けたとなると、相当な負荷がかかったはずだ。

しかし、九尾は少し考えるような間を置くと

問題はないと、応えた。

九尾『身体のみならず、精神も摩耗して眠っているだけじゃ。もうじき目を覚ますじゃろう』

陽乃『……嘘じゃなければ良いけど』

九尾『信じずとも構わぬぞ。妾はのう』

九尾はくつくつと笑う

だからこそ信憑性に欠けるのだが、それを言ったところで九尾は改めないだろう。

陽乃『……はぁ』

後々、球子達にどやされるだろうなと陽乃は憂鬱に、目を瞑った。
701 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/10/27(水) 22:01:51.71 ID:E6/TiC6po


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