47: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/08/04(土) 22:04:12.92 ID:2z0hRIvR0
「ちゅる、んちゅ……んぅっ、……っぁ」
まるでアイスキャンディーでも舐めるように。
48: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/08/04(土) 22:05:38.61 ID:2z0hRIvR0
そのうちにプロデューサーの膝が震え始め、腰の位置が徐々に下がっていく。
背中を押し付けた壁を支えにするようにしてズルズルとその場に崩れて行き、
その尻が完璧に床とくっついた時、開いた脚の間にはすっぽりと、膝をついた恵美の体が収まっていた。
49: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/08/04(土) 22:06:44.84 ID:2z0hRIvR0
言って、彼女は今一度その胸を揺すって見せた。
セキュリティを騙す為に外したブラは布団の上。
今、盛り上がる二つの膨らみの頂にそれとは別の山巓がある。
50: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/08/04(土) 22:07:11.65 ID:2z0hRIvR0
とりあえずここまで。
51: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/04(土) 22:09:41.23 ID:2z0hRIvR0
>>48訂正
〇「ねぇ、ねっ? プロデューサー。アタシさっきからずっとドキドキしてる。多分、プロデューサーの薬のせい」
×「ねぇ、ねっ? プロデューサー。アタシさっきからずっとドキドキしてる。多分、プロデューサーが飲んだ薬のせい」
52: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/06(月) 20:32:49.90 ID:s95ACY/40
男をその腕に擁いた時、所恵美は得も言われぬ充足感で心が満たされていくのを知った。
隠し続けて来た欲求の解放、タブーを踏み越えるというスリル。
53: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/06(月) 20:33:44.58 ID:s95ACY/40
「遠慮、しないでさぁ……んっ!
もっと大きく口開けて……、アタシを、受け入れちゃいなってばぁ……!」
――しかし、乙女の強攻が許されたのもそこまでだった。
54: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/07(火) 21:49:15.17 ID:e4n5peSk0
【四 溺れる聖母は罠をも掴む】
・それからしばらくたった後。
・劇場セキュリティスタッフ待機室。
・その中央、背もたれのある椅子に紐で束縛されたPと、
55: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/07(火) 21:50:39.09 ID:e4n5peSk0
P「……とはいえ、どうしてそんな恵美は早々に釈放されて」
P「俺の方はこんな場所に……。しかも体の自由も奪われて」ギシギシ
56: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/07(火) 21:52:12.73 ID:e4n5peSk0
===
そうして朋花は、何かを考え込むようにその指を自身の顎へ添えた。
視線はリタンガルヤの容器が置かれたテーブルの上に向いている。
57: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/08(水) 05:51:19.57 ID:4VsaTvqw0
「もう少し近づいてみましょうか〜」
口調は普段と変わらないが、その顔には男だけに理解できる僅かな緊張感があった。
58: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/08(水) 05:52:31.27 ID:4VsaTvqw0
「普段通りの、甘い匂い」
「は?」
59: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/08(水) 05:54:01.94 ID:4VsaTvqw0
「朋花の予測じゃ、効果はもう切れてるんだよな?
だったら俺から良い匂いがするだなんて、随分おかしな話じゃないか。
……分かるだろう? まだソイツの効き目は切れちゃいない」
60: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/08(水) 11:31:34.42 ID:4VsaTvqw0
必死に弁解する男の脳裏であの時のやり取りがフラッシュバックする。
そうして、彼の変化した鼻の下を見逃すような朋花ではない。
「プロデューサーさん? 嘘をつくと〜」
61: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/08(水) 11:32:49.91 ID:4VsaTvqw0
――観念した男から事の顛末を問いただすと、
天空橋朋花は聖母らしからぬ表情でプロデューサーを見つめていた。
それも厄災の種といえるリタンガルヤの醤油さしを手に持って。
62: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/08(水) 11:33:40.33 ID:4VsaTvqw0
ふふっ。少女の口角が鋭利に上がる。
醤油さしの口先から滴った数滴の液体が男の服に染みを作る。
「あら大変」これ以上ない白々しさで朋花が頬に片手をやった。
63: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/08(水) 11:35:06.47 ID:4VsaTvqw0
===
【五 遅出の莉緒は後の祭り】
その日、どうしても外せない用事があったために、
64: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/08(水) 11:36:28.52 ID:4VsaTvqw0
「ねぇ皆、私が来る前に何かあった?」
だが、莉緒の質問に答える者は誰もいない。
65: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/08(水) 11:37:05.95 ID:4VsaTvqw0
……それに、今日の彼女は一大決心をして劇場へとやって来ていたのだ。
莉緒は廊下に自分以外の人間がいなことを確認すると、
提げていたポーチから小さな小瓶を取り出した。
66: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/08(水) 11:37:49.22 ID:4VsaTvqw0
===
以上おしまい。素直に全編地の文で、R板で書けば良かったと少し後悔。
それに途中で大分間が空いて……。リベンジしたい。
とはいえおおまかな流れは予定通り。お読みいただきありがとうございました。
67: ◆NdBxVzEDf6[sage]
2018/08/08(水) 18:34:28.39 ID:GVYiYRpZ0
夜想令嬢か、莉緒ねぇ....
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R版期待してるよ、完走乙です
>>1
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