分別のつかない僕っ娘「要するに、善悪とは主観的なものなんだよ」
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17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:18:25.92 ID:akmR/FL90
「あなたが思わず剣を引いたことも知ってる」

口付けに驚いただけだ。無論、他意はない。

「痛く、ないのか?」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:20:04.69 ID:akmR/FL90
「もしも私が改心したら、どうする?」
「信用出来ない」
「ええ、だって嘘だもの」

悪党は、まるで息をするように、嘘を吐く。
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:24:25.85 ID:akmR/FL90
「でも、困ったわね」
「なんのことだ?」
「信用を得るには、どうすればいいかしら」

顎に手をやって、悪党は熟考している。
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:25:49.13 ID:akmR/FL90
「俺を信用させる方法だと?」
「ええ、知りたい?」
「ふん。そんなもの、あるわけがない」

悪党と話せば話すほど猜疑心は強まる一方だ。
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:27:46.17 ID:akmR/FL90
「俺の尻を舐める、だと?」
「ええ、そうよ」
「それにどんな意味があるんだ?」
「それくらい、愛していると知って欲しいの」

以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:29:53.77 ID:akmR/FL90
「……俺が、臆病者だと?」
「そう。あなたは私に舐められるのが怖いの」
「違う」
「いいえ。違くないわ」
「違うって言ってるだろっ!!」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:31:53.54 ID:akmR/FL90
「ふーん……思ったより、かわいいお尻ね」
「う、うるさいっ!」
「なによ、照れてるの?」
「照れてない!」
「ほんと、かわいいんだから」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:33:51.39 ID:akmR/FL90
「ふぅ……じゃあ、次は私の番ね」
「はい?」
「ああ、違った。あなたの番、だったわね?」

愕然とする俺に背を向け、悪党は尻を出した。
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:39:26.79 ID:akmR/FL90
「なんだか、変な気分ね」
「なんだ、突然」

尻を突き出しながら、悪党はクスクス嗤った。

以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:47:50.06 ID:akmR/FL90
「はぁ……はぁ……」
「落ちついた?」
「俺は……堕ちたのか?」
「ええ。あなたは悪党の堕とし穴に、嵌った」

以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:51:16.42 ID:akmR/FL90
「ちょっと、チクッてするわよ」
「痛っ!? な、何をする!?」
「烙印よ。これであなたは私のもの」

悪党は自分の胸元の傷と同じ程度に、俺の胸を傷つけて、それを悪の烙印と称した。
以下略 AAS



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