【艦これ安価】提督「艦娘たちとデート?」(番外編)

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325 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/11/20(月) 23:00:13.57 ID:MyCq+A4Q0

一瞬何を言ったのか分からなかった。

だって、あの初霜がそんなことを言うなんて。

しかし俺の思いをよそに、初霜は再び腰を動かし始める。

淫らに、弧を描くように腰を回したり、前後にねっとり動いたり。

肉棒を貪るように。

一体どうしてしまったのか。こんな彼女は見たことがなかった。


「は、初霜……本当に出るって……!」

「言ったじゃっ、んっ、ないですっ、かっ……いいってっ……!」


何で急にこんな積極的なんだ。

自分の素直な言葉を口にすると、初霜は喘ぎながらも答えてくれた。


「はぅっ、んあっ、わ、私も、よくっ……分からないっ、んですっ」

「ただ頭が、真っ白で……気持ちよくてっ……提督を好きな気持ちがっ……溢れてきてっ……!」


膣と肉棒の擦れ合う、ぬちぬちといやらしい音が白濁液を込み上がらせる。

よく分からないって……。

もしかして。
326 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/11/20(月) 23:01:44.43 ID:MyCq+A4Q0

もしかして俺は、とんでもないことをしてしまったのではないか?

こんな場所で性行為をしてしまったばかりに。

初霜の中の、新たな扉を開けてしまったのではないか。


「すごくっ、すごくっ、気持いいんですっ……私のここがっ、とってもっ……」

「うっ……!?」


とうとう上下にも動き始めてしまった。

狭い膣内を強引に突き進み、子宮口にギュッと亀頭を押しつけられる。

もうダメだ。こんなことをされたら。


「ほ……本当にいいんだな」

「はいっ、あん、ひぅっ」

「出していいんだな?」

「あっ、あっ、出してっ、くださいっ、あっ」


最後の確認をすると、穿いていたズボンとパンツをカチャカチャを脱いでいく。

精液を何も気にすることなく吐き出すためだ。
327 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2017/11/20(月) 23:02:52.55 ID:MyCq+A4Q0


「よし、行くぞ初霜」

「は、いっ……ああっ!?」


初霜の腰を持ってズンッと一突きすると、亀頭が子宮に入ってしまうのではないかというほど押しつけられる。

初霜はビクッと大きく体を跳ねさせたが、負けじと腰を打ちつけてくる。

互いに互いを刺激し合う。

腰の奥に溜まっていたものが、また煮えたぎってきた。

と、その時だった。


「――はい、そうですね。その件につきましては……」


人が入ってきてしまった。

どうやら電話をかけているようだ。俺と初霜は動きを止めて様子を窺う。

窺うつもりだったのだが、


「んっ、あっ」


なんと初霜は、声を最小限に抑えながらも腰を振り始めた。

もう頭の中は恥などない。ただ気持ち良くなることで一杯のようだ。
328 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/11/20(月) 23:03:28.67 ID:MyCq+A4Q0
ここまでで
次回の投下で初霜の話を終わる予定です
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 23:30:43.37 ID:CHg5TtUvo
エッッッッッッッ
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 10:45:00.00 ID:ohoc6lpB0
乙乙ー
331 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2017/11/27(月) 00:13:15.21 ID:dHGCXLeK0

俺の首に手を回し、ぎゅっと抱きしめてくる。

荒々しい吐息が耳にかかる。こんなの興奮しないわけがない。

俺は初霜の背中に手を回して腰を揺さぶる。


「あっ……!! ひぁ……っ!!」


体を仰け反らせてびくびく震えている。

狭い膣内がさらに狭くなって肉棒をこれでもかというほど締めつけてくる。

そして、こんな動きもできたようで、初霜も俺を快感の底へ突き落とすかのように腰を小刻みに、速く打ちつけ出した。

声を出さないようにしていたのが嘘のようだ。今はお互いに声を出させようとしている。

まるで勝負しているかのように。

俺は我慢などせず、射精まで一直線に腰を揺さぶり続ける。


「――ぁ――っ!! うぅっ………ッ……あッ……!?」


初霜はそのまま気絶してしまうのではないかというくらいに顔を快感で歪め、腰をただ動かす。

口からはだらしなく涎を垂らし、快楽を感じることに没頭している。

よし、スパートだ。死ぬほど気持ち良くしてやろう。
332 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2017/11/27(月) 00:14:18.56 ID:dHGCXLeK0

俺は背中に回していた手を脇腹辺りに移動させ、腕の力だけで初霜をちょっとだけ持ち上げる。

軽いのでしばらくはこういうことができる。

そして、腰を無我夢中に打ちつける。淫らな音が響く。


「〜〜〜〜っっ!! 〜〜〜ッ……あッ……はっ……!!」


声を抑えられないと判断したのか、初霜は俺の首から手を放して自分の口に当てた。

必死に声を抑える。体も、膣内も痙攣してきた。

そろそろ絶頂を迎えるようだ。

俺も限界が刻一刻と迫っている。初霜の中に出したい。

ぶちまけたい。


「初霜ッ……出そうだ……っ!」

「ぁ……は、ぃ……出して、くだ……さぃっ……!!」

「ああぁ、イくッ……出る……ッ!」


さっき出したよりも、もっと濃いのが出そうだ。

これを今から初霜の中に。1番奥に。


「あ、ああッ……イく、イく……!!」

333 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/11/27(月) 00:16:10.54 ID:dHGCXLeK0

熱い液体が肉棒の根元まで来たところで、初霜を支えていた手の力を緩める。

すると肉棒がずぶっと一気に奥深くまで入り、亀頭の先と子宮口がぴったり密着。

それによって生まれた強い刺激がトリガーとなった。


どびゅるるるっ、びゅくっ、びゅるるるるるっ。

そんな音が聞こえてくるのではないかというほど、精液が勢いよく放出されていく。

子宮内をあっという間に満たし、蓄えきれずに溢れ出てくる。

初霜も達したらしく、俺の肩付近に口を当てて声を押し殺しながらビクンビクンと全身を痙攣させている。

俺もそんな初霜を強く抱きしめ、腰を浮かせ、時折揺らしながら、今までの中で1番とも言える最高の快楽を堪能したのだった。

――――

長い射精だった。

大量に出た精液はぽたぽたと床や便器を汚してしまっている。


「はぁ……はぁ……」

「……っ……ッ……!」


俺は肩で息をして、初霜はまだ微かに体を痙攣させ、声を押し殺している。

トイレに入って電話をしていた人は、幸いにも俺たちに気づくことなく出て行った。

いや、もしかして気づいたのかもしれない。それすら分からないほど頭が真っ白だった。
334 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/11/27(月) 00:18:13.63 ID:dHGCXLeK0


「……かなり汚れちゃったな……」

「……はい……」

「早く後片付けしないと、匂いでバレるかも」


初霜は疲れた様子で返事をする。

無理もない。確か女性のオーガズムは男の何十倍と聞くし。

本当は俺も余韻に浸りたいのだが、こういう場でしてしまっている以上はそうもいかないよな。


「じゃあ、ちょっと立ってくれるか?」

「待ってください」

「!」


初霜は俺の顔に両手で触れ、キスをしてきた。

舌も絡ませた、深く、優しいキスだった。


――――

――――――

――――――――

335 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/11/27(月) 00:21:10.58 ID:dHGCXLeK0

――――

トイレでのセックスから2週間ほど経過。

あの後きっちりとトイレの掃除をして匂いも消すことに成功したのだが、衣服の匂いは落ちなかった。

あまり人に近づかないよう帰る羽目になり(自業自得なのだが)、鎮守府で迎え入れてくれた他の艦娘に言い訳するのはなかなかの高難易度だった。


「提督、お茶淹れてきました」

「ん? ああ、ありがとう」


ひょっとしたら気づいた艦娘もいるかもしれないが、噂で広まっている気配もないので大丈夫だとは思う。

そんなことを考えながら窓の外を見つめていると、ちょうど初霜が優しい笑顔で執務室に入ってきた。

その手にはおぼんと、湯気の立った湯呑。


「何を見てたんですか?」

「いや、もう冬なんだなと思って」


鎮守府の周囲の自然はすっかり冬支度を終えている。

木々には葉っぱの一つも残っていない。
336 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/11/27(月) 00:23:32.09 ID:dHGCXLeK0


「本当ですね」


初霜は俺の隣に並んで、窓の外に視線を送っている。

その表情は少し寂しいような、切ないような。憂いを帯びていた。


「でも、これは冬を越えるために必要なことだからな」

「はい」

「冬は冬で楽しいことも待ってるし」

「……そうですね」


ぎゅっと、俺の手が握られる。


「……あの……提督……」


初霜の顔は、切なそうで。

頬は赤く染まり、艶やかに彩られている。


「今日は……できないですか?」

「何を?」

「……」

「……確か一昨日もしたよな」

「そ、そうですけど……」

337 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2017/11/27(月) 00:28:53.07 ID:dHGCXLeK0


「お願いします。できれば、その……」

「人が来そうな場所で?」

「……はい……」


こくんと頷いた。

なんということか、困ったことに。

あのトイレでの行為で新たな扉が開いてしまったのは、本当だったらしい。

俺は内心頭を抱えつつ、袖を掴んで引っ張る初霜についていった。

全ては俺の責任だ。少しずつ性癖を元に戻さなければ。

そう誓った12月上旬だった。


おわり
338 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/11/27(月) 00:30:17.46 ID:dHGCXLeK0
初霜編終わりです

次は大鳳編を始めていきます
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/27(月) 00:38:51.41 ID:uAnvTOsJo

大鳳編も期待します
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/27(月) 13:30:22.87 ID:Nt+AG4bL0

大鳳編も楽しみ
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/27(月) 20:03:58.65 ID:xtUiRqjgO
乙です!
大鳳編頑張ってください!
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 00:21:50.08 ID:AxQagImoO
イイヨイイヨー
343 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2017/12/03(日) 23:27:28.10 ID:XgP1GIQt0
投下は日を跨いで朝7時くらいになります
344 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2017/12/04(月) 07:01:12.58 ID:FIZAGiAH0


――大鳳との夜戦――


少しばかり肌寒い秋の夜長に聞こえてくるのは、鈴虫の声。

それを聞きながら温泉に浸かり、満天の星空を見上げるのは幸せなもので、俺と大鳳は湯に肩まで浸かって至福の時を味わっていた。

が、その数十分後。

温泉から聞こえて来るのは、俺の荒い息遣いと、


「はんっ……あっ……気持ち……い……っ」


大鳳の、快楽に心酔しきった声だった。


――――


「温泉?」


それは遡ること1ヶ月前。

執務室で仕事をしていた俺の机の上に、大鳳がある紙を置いて見せてきたのが始まりだった。


「はい。ここ穴場なんですよ、星が見えてロマンチックな温泉宿なんです」

「へぇー」


紙には温泉宿の写真や情報が印刷されていた。ネットで調べてプリントしたのだろう。

そうまでして行きたい場所なのか。
345 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/04(月) 07:03:44.38 ID:FIZAGiAH0


「行きたいです、提督と一緒に」

「俺と2人で?」

「はいっ、温泉旅行行きましょう」


大鳳の顔はにこっと笑っていたが、心なしか『もちろん行くよね?』という圧を感じる。

別に行かないとも言ってないのに。


「そうだなぁ……いいな温泉。日頃の疲れを癒せそうだ」

「ですよね。ちなみに観光スポットもあるんですよ、古い町並みや、その地特有のお土産もあって……」


ペラペラと楽しそうに話していく。

もう完全に行く方向になってるな。まあ、付き合ってから旅行とかしてなかったし、良い機会なのかな。

俺は広げていた書類を一つに纏めて、とんとんと揃え、にこやかに返事をした。


「よし、行くか」

「本当ですか? 嬉しいです、ありがとうございます!」


大鳳の顔がまた一段と明るくなった。

そうなれば早く予約しないと……って、穴場なんだっけ。

なら急がなくても平気なのかな。
346 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/04(月) 07:05:19.40 ID:FIZAGiAH0


「なあ大鳳、予約って…」

「あ、もう済ませました」

「は?」

「1ヶ月後ですけど早めに準備しておきましょう! では私、これから演習なので」


「失礼しました」とお辞儀をして、パタンとドアが閉まる。

なんだ強制イベントだったのか。もし行かないって言ってたらどうなったんだろう。

悲しい顔するだろうな。

ダメだ、考えるのはよそう。断るわけがないんだ。


「温泉……温泉か……」


なんたって俺も楽しみなんだから。

大鳳が置いていった紙を持って眺め、期待で胸を膨らませる。

ゆっくり羽を伸ばそう。大鳳と2人きりで。
347 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/04(月) 07:06:51.41 ID:FIZAGiAH0


――――


「わぁー! 良い景色ですね!」


それから1ヶ月なんて早いものだった。

俺たちは船で本土へ渡り、電車とバスを乗り継いで、自然に囲まれた観光地までやって来た。

空気も美味しい。うんと伸びをする。


「すー……はー……」

「深呼吸したくなっちゃいますね」

「だな、本当に良いところだ。さて、思う存分観光しよう!」


ゆっくりと歩いて、伝統のある建物を見たり、漬物に舌鼓を打ったり。

綺麗な食器や置物に見惚れたり、写真もいくつか撮って、とても充実した時間を過ごした。

そしてそろそろ夕方になる頃、俺たちは予約した宿に足を運んだ。

外観はとても古風というか、これぞ日本家屋といったような造り。

中に入ると女将さんが歓迎してくれて、部屋に案内してくれた。
348 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/04(月) 07:08:21.60 ID:FIZAGiAH0

その部屋がまた雰囲気があって、決して豪華というわけではないのだが、日本らしさを感じる良いところだった。

俺たちは荷物を置き、しばらく休憩してから用意された浴衣に着替えて、運ばれてきた美味しそうな夕食を美味しく頂いたのだった。


――――


「ふぅ、腹一杯だ」

「もう提督ったら。ご飯おかわりしすぎですよ」

「美味しいからつい食べちゃうんだよな」


そんな会話をしながら、俺と大鳳は待ちに待った温泉へ向かっていた。

宿の通路を通り、階段を降りて外へ出ると、少し身震いしてしまう。


「うー、寒いな」

「少し前までは暑かったのに、一気に寒くなりましたよね」


言いながら、大鳳は俺にぴったりとくっついてくる。

人肌の温もりはいいものだ。安心する。

そんなことをしみじみ思っていると、大鳳がふふっと顔を綻ばせた。
349 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/04(月) 07:10:08.33 ID:FIZAGiAH0


「提督……もしかしてエッチなこと考えてますか?」

「えっ」

「私がくっついたから、ラッキーって顔してます」


いやいや、これは違うよ。

人肌の温もりは安心するなって実感してたんだ。


「本当ですか?」

「……」


まあ、嬉しいには嬉しいけど。

大鳳はそれを聞いてくすくすと笑い、さらにくっついてきた。


「私も嬉しいです。提督とこうして遠くまでお出かけして、はしゃいでます」

「ちょっ、危ないって! 転んだらどうするんだ」

「平気ですよ」


はしゃいでるというのは簡単に見て取れる。

ここに来てからまるで子供のように、キラキラとした笑顔をしていたから。
350 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/04(月) 07:11:56.35 ID:FIZAGiAH0


――――


「……ん?」

「どうしました?」


男女の脱衣所が別れる場所まで来て、俺は立ち止まった。

近くに立っている看板を、目を凝らしてよーく見る。

間違いない。


「大鳳」

「何です?」

「これ混浴って書いてあるぞ」

「はい」


はい、じゃなくて。


「ここって混浴しかないのか?」

「ちゃんと男女別々の温泉もありますよ」

「何だ、じゃあそっちに…」


「こっちでいいんです」と、踵を返そうとしたら引き止められてしまう。
351 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/04(月) 07:13:25.26 ID:FIZAGiAH0

いや、だって混浴だぞ。

男女関係ないんだ。


「恥ずかしいですか?」

「いや……そういうことじゃなくて」


大鳳と俺が一緒に入るのは、別に問題はない。

ただ、もし他のお客さんが入ってきたら……


「裸を見られるだろ」

「嫉妬してくれるんですか。ふふ」

「嫉妬っていうか……とにかく別々の温泉に行こう」

「大丈夫ですよ。私たちの他に泊まってるお客さんは少ないですから」


確かに、ここに来るまですれ違う人は1人だったし、宿泊してる人自体は少ないんだろうけども。

もし来てしまったら……。


「その時はその時です。私は行きますよ」

「あっ、おい!」

352 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/04(月) 07:15:06.31 ID:FIZAGiAH0

俺から放れて、すたすたと入っていってしまった。

はぁ……こうなってしまったら仕方ない。俺も行くしかないじゃないか。

意を決し、男の方の脱衣所へ入った。

中には誰もいない。まず一安心。


「……仕方ない」


そう、仕方ない。

自分に言い聞かせて浴衣を脱いでいく。

……内心喜んでもいること、大鳳に見抜かれてしまっただろうか。


――――


見抜かれたところで、どうということはない。

どっしり構えていればいいんだ。後は他に男がいないかだが。


「よし」


思わずガッツポーズ。温泉には誰も入っていないようだ。

大鳳もまだ来ていない。
353 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/04(月) 07:19:03.86 ID:FIZAGiAH0

体を洗うことにした。

木造の小さな椅子に座って、蛇口を捻り、桶にお湯を溜める。

そして冷えた体にかける。その間は温かいけれど、濡れた体に冷たい空気が触れてすぐに寒くなる。

さっさと洗って、湯に浸かってしまおう。


――――


「よし、と」


隅々まで洗い、お湯で流すと、立ち上がって温泉へ向かう。


「え? もう洗い終わったんですか?」

「!!」


すると、横の出入り口から出てきた大鳳が、すぐ目の前に現れた。

体にタオル一枚を巻いているその姿は、とても色っぽかった。


「……見すぎです」

「あ、ごめん」


無意識に見続けてしまっていたために、注意を受けてしまった。

先に入ってるからと言い、温泉まで辿り着いて足から入浴する。
354 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/04(月) 07:21:03.53 ID:FIZAGiAH0
ここまでで
毎度読んでくださってありがとうございます
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 07:49:17.13 ID:YiitGG5kO
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 16:47:22.46 ID:kYfokj+o0
乙乙ー
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 22:28:04.53 ID:1W0/7MG/o

大鳳編楽しみにしてた
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/05(火) 23:46:23.76 ID:ygbEV36jO

大鳳編待ってました
359 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/10(日) 23:25:03.67 ID:iBK5OntG0
投下は明日の朝方になります
360 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2017/12/11(月) 11:10:35.91 ID:HqgPqWOo0

腰、腹、胸、肩と、徐々に体を沈めていく。

とても心地よく、生き返るようだ。体の芯までポカポカになっていく。


「はぁー……」


自然とため息もこぼれてしまう。

ふと上を見上げると、満天の星空。説明に書いてあった通り素晴らしいものだ。

どうやら穴場だというのは間違っていないらしい。耳を澄ませば、鈴虫の鳴く音がリンリンと聞こえてくる。

体だけでなく心も洗われる。目を閉じて天然の音楽を楽しむ。

……そこへふと、体に湯をかける音が聞こえてくる。

言うまでもなく大鳳だ。またお湯をかけ、今度は体をゴシゴシと洗う音が耳に入ってきてしまう。

こうなれば嫌でもそっちに意識が向いてしまう。

ただ体を洗っているだけの音で色々と妄想が捗る。

――――

体を洗う音が止むと、またお湯をかける音が一度、二度、三度聞こえてくる。

そして、ぴた、ぴたと足音がこちらにやって来る。

今後ろを向けばどんな光景が待っているのだろう。

バスタオルが濡れた体にピッタリ張り付いているとか、想像するだけで……。
361 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/11(月) 11:11:49.60 ID:HqgPqWOo0


「うー、寒い寒いっ」

「!!」


そんな邪な考えから現実に引き戻されたのは、大鳳の可愛らしい声を聞いた瞬間だった。

足音はすぐ後ろまで来ていた。それが止まったかと思えば、ちゃぽんと、俺が足を温泉につけた時と同じ音が隣から聞こえた。

チラッと横目で確認すると、白くなめらかな美脚が見えて。

湯気でよく見えず、よく目を凝らして視線を上げていくと……。

太ももから上は、しっかりとバスタオルで覆われていた。

タオルは湯船につけたらいけないというルールを何故守らないのかという抗議の意と、混浴とはいえ当然だよなという思い。

そして、これはこれでエロいのではないかという閃きが合わさり、なんとも複雑な気持ちになる。


「ふぅー……生き返ります」


大鳳はそのまま肩まで温泉に浸かると、息をついて気持ちよさそうにそう口にした。


「なんて、お年寄りみたいですね」

「……」

「提督?」

「生き返るよな」


思考をいちいち性の方向に持っていくのはよそう。

そう心に決めて、俺は大鳳の方に顔を向けてにこやかに返事をする。
362 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/11(月) 11:12:34.73 ID:HqgPqWOo0

距離で言うと50センチくらいの位置に大鳳はいた。

予想より結構、というかかなり近い。


「星空も綺麗だぞ。耳を済ませると鈴虫の綺麗な声も聞こえてくるし」

「……!」


俺の言葉に誘われて上を見上げた大鳳は、夜空に散らばる無数の星に目を奪われる。

その光景をたっぷり目に焼き付けてから、目を閉じ、鈴虫の合唱に聞き入る。


「素敵ですね……秋の夜を満喫してる気分になります」

「これで酒があるとまた最高だな」

「あ、ちょっと分かります。月見酒ならぬ星見酒ですね」


大鳳はくすっと笑って俺の意見に同調する。

それからポツポツと言葉を交わしていき、2人の間に少しだけ沈黙が訪れた後、


「大鳳、ありがとう」

「え?」

「こんな良い場所に誘ってくれて」


お礼を言わずにはいられなかった。

2人に仲を一層深められたし、楽しくて疲れが吹き飛んだから。
363 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/11(月) 11:14:35.47 ID:HqgPqWOo0


「そんな……私はただ、提督と一緒に旅行に行きたかっただけですから」

「……ごめん。もっと大鳳の気持ちを察してあげれば……」

「え? あ、違いますよ! 提督を責めてるんじゃなくて……!」


言葉が止まったかと思えば、もじもじとし始める。


「鎮守府だと、なかなか2人きりになれないじゃないですか……」

「確かに。10分に1回は誰かと会うな」

「はい。だから、つまり……旅行はただの口実です」


大鳳の顔は真っ赤になっている。

温泉でのぼせているのか、恥ずかしがっているのか。


「提督と2人きりになれれば何でもよかったんです」

「……」

「……」


また沈黙が生まれる。

デートじゃダメだったのだろうか? 

ダメなんだろうな。週に1回はしてるし、きっと旅行のような長い時間を2人で過ごしたかったんだ。
364 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/11(月) 11:15:23.08 ID:HqgPqWOo0

鈴虫の綺麗な声は、鳴り止むことなく秋の夜長に響いている。


「提督」


大鳳が俺を呼んだ。


「ん?」

「……もっと近づいてもいいですか?」


言いながら、大鳳はすでに俺の方へ寄ってきている。

結局返事をすることなく、2人の肩と肩がちょんと触れ合う。


「いいよ」

「ありがとうございます」


手をそっと握られ、頭をこてんと俺の肩に乗せてくる。

俺も握り返すと、大鳳が俺の顔を見上げてきた。

瞳は潤んで、頬はほんのり赤く上気している。

温泉で体温が上がっているために、汗がつーっと滴る。それが何とも色っぽい。
365 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/11(月) 11:17:46.83 ID:HqgPqWOo0


「提督」


大鳳はまた俺を呼び、すっと目を閉じる。

耳を澄ませるためでないことは当然分かっている。

俺は体を大鳳の方へ向けると、自分の口を大鳳の口に軽く合わせた。

簡単なキスだった。

数秒して口を放そうとすると、大鳳が待ったをかけるように俺の頬に両手を添える。


「どうし…」


どうしたのかと聞こうとしたら、口で口を思い切り塞がれてしまう。

頬に添えていた両手は俺の首に回して、抱きしめるように放さない。

舌も侵入して熱く絡めてくる。ぴちゃぴちゃと艶かしい音が、お湯の波打つ音に紛れている。


「……っはぁ……! ふぅ……ご、ごめんなさい」


最初にしたキスよりも長く、深いキスだった。

大鳳はようやく俺から放れると、真正面から向き合って小さく頭を下げた。


「満足できなくて……提督のことが頭で一杯になった途端に……」

「ビックリしたよ」

「あはは……きっと温泉に長く浸かりすぎなんですね。もう出ましょう」

366 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/11(月) 11:20:33.21 ID:HqgPqWOo0
ここまでで
年が明ければ毎日投下していけると思います
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 11:29:26.02 ID:Ma+7vEnK0
乙ー
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 15:16:02.96 ID:LntH1CZxo

更新待ってました
369 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2017/12/17(日) 20:26:55.61 ID:VcXPFcuF0
すみません、投下は1週間ほど伸びます…
クリスマスの辺りに投下します
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 01:20:10.34 ID:hWSTsjtB0
無理せずごゆっくりー
371 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2018/01/01(月) 14:31:41.71 ID:VkoICiSB0
明けましておめでとうございます
近々更新していけると思いますので、よろしくお願いします
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 10:05:03.28 ID:83t5Nye40
明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/03(水) 16:30:25.42 ID:/oOwiMc30
待ってるよ
374 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2018/01/11(木) 17:32:04.33 ID:2ogM8+wd0
お待たせしてしまいすみません…
日曜から始められると思います
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 18:38:56.47 ID:CVelCRMl0
おつおつ。
ぼちぼちでいいですよー!
376 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/14(日) 23:19:09.46 ID:CQvc1R7U0
今日から、できれば毎日、空いても2日の投下で進めていきたいと思います
0時頃に始めていきます
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 23:46:05.14 ID:8ivD8/kw0
まってました!
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 23:50:02.22 ID:NIdsAFyWo
ずっと待ってました
379 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/15(月) 00:02:07.63 ID:NRwtArdj0
そう言ってお湯から出ようとした大鳳を、肩を持って抑える。


「ちょっと待って」

「え?」

「せっかくの温泉だし、もう少しゆっくりしよう」


このセリフは心からのものではなかった。

自分でも何故引き止めたのか分からなかったのだが、すぐ後に理解することになる。

大鳳は湯船からザバっと立ち上がったまま固まっていたが、肌に触れる冷たい空気を思い出して湯に浸かりなおす。


「そうですね。もう少し暖まってからでも」


言いながら、先ほどの熱烈なキスが頭によぎっているからだろうか。俺から距離をとってしまった。

俺は半ば笑いながら問いかけた。


「どうして放れるんだよ」

「……」

「気にしてないよ」


むしろ興奮したくらいだ。


「……」
380 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/15(月) 00:08:09.96 ID:NRwtArdj0
大鳳は何も言わず、また距離を詰めてきて、2人の肩がぴたっと触れる。


「急にあんな激しくしたから……はしたないと思われたかと……」

「はは、何を今更。あれ以上のことしてるのに」

「も、もうっ。変なこと言わないでください!」


怒られてしまった。俺ものぼせてるのかな。

……いや。

結論を述べるなら、これは頭に血が上っているせいではない。

大鳳の浴衣姿や、バスタオル一枚のみの色っぽい光景。

優しく、そして激しいキス。

立ち上がった時に見た、美しいS字のラインにピッタリと張り付いたタオル。

それら全てが、俺の性欲の限界のスイッチを押す手助けをしていたのだ。

さっき慌てて大鳳を止めたのだって、そういう事をどこかで期待したからで。

ここで上がってしまったらもったいない気がすると、男としての本能が突き動かしたんだ。


「大鳳」

「?」

「今度は俺からしていいかな」
381 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/15(月) 00:15:59.16 ID:NRwtArdj0
俯いていた大鳳が顔を上げて、こっちを向くのが横目で確認できる。

俺も横を向いて顔を合わせると、火照った顔でじっと瞳を見つめられる。


「いいですよ」


大鳳は恥ずかしさと嬉しさが混じったような微笑みを浮かべた。

胸が高鳴る。大鳳の魅力をひしひしと感じる。

オーケーをもらったので遠慮なく、まずは口と口を軽く合わせ。

それからゆっくりと燃え上がっていく。


「あむ……はぁ……んちゅ……」


舌をねっとりと絡ませ、大鳳のことしか考えられなくなる。

俺は肩に置いていた手を降ろしていき、彼女の小さな膨らみへ忍ばせる。


「んっ……!?」


やがて乳房の先端を優しく摘むと、可愛らしくピクっと反応した。

何か言いたいらしく、慌てて俺の口から放れようとするが、口を塞いでそうはさせない。
382 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/15(月) 00:21:26.16 ID:NRwtArdj0
が、あっけなくフリーにしてしまい、


「提督、何してるんですか?」


困り顔でたしなめてきた。


「ダメ?」

「……ここは温泉ですよ?」


場所を考えろってことか。至極もっとも、当然だ。

けど俺はもう止まれない。止まりたくないんだ。


「頼む」

「こ、ここじゃなくて……部屋に帰ってからで……」

「大丈夫だよ。人が来る気配も無いし、絶対に汚さないようにするから」


混浴温泉に入る前の俺とはまるで意識が違う。

大鳳は「うー」と小さく唸ったが、口を閉じてしまい。


少しして、こくんと頷いてくれた。
383 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/15(月) 00:25:27.59 ID:NRwtArdj0
俺はありがとうとお礼を言い、再度キスをしようとするも人差し指で唇を抑えられてしまう。


「ここは私たち以外の人も利用するんですから、ちゃんと…」

「もちろんだよ。配慮する」


性行為をしようとしている時点で、配慮という二文字は消え去ってしまうのだが、迷惑をかけないよう穏便に済ますことができれば……。

ふと周囲を見回す。さすがに温泉の入口真正面でするのはマズい、となると……


「あの岩陰は?」


俺が指差した方には大きな岩があった。大鳳は頷いて、湯に浸かったまま移動する。

俺も湯船に浮かせていた桶にタオルを入れて、誰も来ないのをもう一度確認してから後に続いた。

――――

大きな岩の後ろに、人が1人寝転べるような中岩があることに気づいた俺は、それを上手く扱うことにした。

出入り口も完全に見えないし、この温泉の広さを確かめてみよう! と意気込むような人さえ来なければバレることはないだろう。


「提督」

「……」

「すっかり血が通ってますね」
384 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/15(月) 00:30:35.29 ID:NRwtArdj0
俺は中岩に腰掛けて、大鳳はそのすぐ前で湯に浸かりながら、勃起しきったものをまじまじと見ている。

正直な話、大鳳が激しくキスをしてきた時からムクムクと反応して、再びキスをする頃にはほぼ出来上がっていた。


「いきますよ」


ふふっと笑って手を伸ばし、両手で竿を握られる。

さらにぺろっと舌を出して、亀頭の裏をちろちろと刺激してくる。


「う……」

「まずはやさしーく」


しつこく、重点的に責められる。

気持ちいい。声も時折漏れてしまう。


「提督ってこんなに敏感でした?」

「いや、そうでも……あっ……」

「ふふ……」


亀頭裏を舐めていた舌は、やがて円を描くように亀頭全体を舐めまわす。

定期的に先っぽをくすぐるように舐めて、また全体を舐めまわす。
385 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/15(月) 00:33:04.02 ID:NRwtArdj0
単調な繰り返しなのだが、男性器の中でも特に敏感な部分のみをひたすら刺激されると、声が漏れてしまう。


「いいんですよ、もっと声を出しても」

「分かってて言ってるだろ……」

「♪」


大鳳の責めはしばらく続いた。

亀頭のみを舌で責められ、できれば竿の方も扱いて欲しかったのだが、何故かしてくれなかった。

亀頭の刺激のみで射精感が募ってきてしまう。


「ストップです」

「!」


瞬間、肉棒から顔が放れていく。

舌での刺激もお預けを喰らってしまった。


「もっとして欲しいですか?」

「お願いします」

「じゃあ、今度は手でしてあげますね」
386 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2018/01/15(月) 00:34:31.25 ID:NRwtArdj0
ここまでで
また明日投下します
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 08:45:32.37 ID:OxT32TJgo
乙ー
388 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/16(火) 00:05:57.61 ID:HtWVrohH0
その言葉を皮切りに、竿を握っていた手が上下に動き始めた。

ちょうどいい締め付けでしゅっしゅっと一定のペースを保ち、緩やかな快感を与えてくる。

もちろんこれだけでも気持ちいいのだが、さっきのフェラの時にもやって欲しかったな。

俺からの提案でこういうことをしているので遠慮していたのだが、頼んでみようか。


「あのさ。さっきみたいに、舌でも舐めて欲しいんだけど……いいかな」

「ダメです」

「え」


速攻で断られてしまう。

「何で?」と素直に聞いてみると、肉棒に当てていた視線を上げて俺の目を見ながら、


「たまには私が主導権を握ってもいいと思いませんか?」

「セックスの?」

「はい。だって提督、いつも私をいじめるじゃないですか」


「だからそのお返しです」とご機嫌に笑って視線を肉棒へ戻した。

いじめるって……。というか、何もこういう特別なシチュエーションで思い立たなくてもいいのに。
389 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/16(火) 00:12:06.73 ID:HtWVrohH0
大鳳の竿を握る力が、ちょっとだけ強くなった。

扱くスピードも速くなっていく。


「あ……先っぽから透明なものが出てきましたよ」

「はぁ……はぁ……」

「息が上がってますね。出ちゃいそうですか?」


いや、まだ大丈夫。じゃなくて、頼むから舌も使って欲しい。


「そんなにさっきの気持ちよかったんですか。仕方ないですね」


俺の説得に折れてくれたようだ。

大鳳は身を乗り出して……え?


「大鳳? 何を……うっ!」

「あんっ……こ、これで……どうです……?」


自分の体に巻いていたタオルの胸部分だけをはだけさせて、右側の乳房にある突起を亀頭に押し当てた。

そこから竿を左右上下に揺らせば、それに従い亀頭と突起が擦れ合い、その度に快楽が生まれる。
390 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/16(火) 00:19:12.14 ID:HtWVrohH0


「こっちも気持ちよくしますね」

「うあっ……!?」


さらに竿を扱かれる。

ペースも速く、亀頭と突起の擦れ合いが激しさを増し、俺だけでなく大鳳の息も上がっている。

ひょっとしたら、俺を興奮させる演技かもしれないが。


「あっ……み、見てください……! 提督のここから出てきた透明なお汁が……滑りを良くしてくれてますよ……」

「はぁっ……はぁっ……! ぐっ……!」

「ん……今度は反対の方で……」


扱きを止め、今度は左側の突起に手早く押し当てると、すぐにまた速く扱く。

大鳳の顔が快感で歪んできている。

が、それよりも俺の方がヤバかった。こんなことされたら、すぐにでも……。


「大鳳っ……で、出そうなんだけど……」

「嬉しいです……気に入ってくれたんですねこれ……」


一体どこからこんな知識を得たんだろう。

普段は真面目に見える大鳳でも、こっそり性の勉強をしていたのだろうか。

それか自然に身を任せた結果なのか。
391 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/16(火) 00:22:40.38 ID:HtWVrohH0


「はぁっ……はぁッ……!」


今はそんなこと考えている余裕はない。

肉棒はもう射精準備に入っている。


「ダメだ、もう……! で、出るぞ……!」

「ま、待ってください! どこに出すんですか?」

「は……?」

「温泉は汚せないですし……」


今になって考えるのか!

まあ俺も悪いんだけど……。


「お……桶とか……!」

「虚しくありませんか……」


だよな。

と、考えているうちにも精液が亀頭の先端を目指して上がろうとしている。


「大鳳、止めてくれ! このままじゃ……!」

「えっと……えっと……!」

「大鳳!?」

392 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/16(火) 00:28:12.62 ID:HtWVrohH0
俺の声が聞こえているのかいないのか、大鳳はあちこちに視線を泳がせている。

かと思ったら、あっ! と何か閃いたようで、


「提督、私と場所交代してください」

「な、何で…」

「いいですから!」


そう言いながら肉棒から手を放した。

よく分からなかったが、俺は大鳳の言うとおりにして場所を交代。

大鳳が岩に腰掛け、俺が棒立ち状態だ。


「はい、どうぞ」

「……?」


何をしているのだろうか。

口をあーんと大きく開け、両手を受け皿のようにして顎に近づけているが……。

…………。


「口の中に出せって?」

「そうすれば絶対に大丈夫ですよ」

393 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/16(火) 00:32:27.09 ID:HtWVrohH0
確かにそうだが、それもまた虚しくないだろうか。

どうせなら大鳳に導かれたかった。


「提督?」

「……」


俺は渋々自分の手で肉棒を扱いていく。

心なしか萎えてしまったような……。


「……」

「出すまでこうやってますからね」


……萎えてしまったような……。


「出そうですか?」


……あれ。

これはこれでありなんじゃないか?

大きく口を開け、両手で受け皿も作って、俺の出す精液を待っていると考えたら。

うん、全然いける。
394 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/16(火) 00:35:49.56 ID:HtWVrohH0
物は考えようと言うが、エロにも通ずるものがあるかもしれない。

人間の想像力というのは素晴らしいものだな。

扱くスピードを速く。速くしていく。

もう隠していない顕にとなった2つの膨らみも見据える。

引きかけていた性欲が再び熱く煮えたぎってきた。


「もっと近寄っていい?」

「もちろんです」


ちゃんと口に入るように、足を前へ進めて、大鳳の眼前まで迫る。

何故だろうか。大鳳の眼前で、自分のものを扱くのがどこか興奮する。

Mではないと自覚しているつもりだが。


「はぁ……はぁっ……」


射精感も戻ってきて、もうすぐにでも出そうだ。

ピンク色の舌が見える、この中へ。大鳳の口の中へ。


「ああっ……で、出る……!」

「出してくださいっ。私の口の中に、提督の精液……」

「出すぞ……ッ……うっ……あああッ……!!」

395 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/16(火) 00:39:35.11 ID:HtWVrohH0
腰の奥から熱い液体がぐんぐん上がってきた。

竿の根元まで来たところで、俺は腰を突き出して亀頭を大鳳の口のすぐ前にやり……


「はぁッ……はぁッ……!! ううッ――!?」


絶頂した。

頭が真っ白になると共に精液が解き放たれ、びゅくびゅくと大鳳の口の中を満たしていく。

次から次へと、とめどなく出る。根元から亀頭側へと、絞り出すように竿を扱く。

どこかにもたれかかりたい気になるが、狙いを外さないよう標準を大鳳の口へ合わせ続ける。


「……んくっ……んえっ」


やがて放出が終わると、大鳳は口の中に溜めていた精液をでろっと手のひらに出した。

あれ? こんなに少なかったっけ。


「飲みましたからね」

「マジか。ごめん」

「どうして謝るんですか? 愛する人のものですし、全然平気ですよ」


大鳳は満面の笑みを俺に向けてくれた。

飲み物じゃないんだから……。

でも、そう言ってもらえるのは嬉しい。
396 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2018/01/16(火) 00:41:56.70 ID:HtWVrohH0
ここまでで
1日空いて、水曜日に投下予定です
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 12:21:55.90 ID:xiSlc0s60
乙乙
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 13:06:31.35 ID:nvyr4a0DO
乙です
次の更新も楽しみにしてます
399 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/18(木) 00:08:04.66 ID:1k2cBd8Y0
さて。気持ち良くしてもらったんだから、今度は俺が動く番だ。


「大鳳、岩に寝て」

「……はい」


大鳳も察したのか、小さく返事をして横たわった。

水滴により、みずみずしい肌がさらに潤っているように見える。

しなやかで華奢な体かと思いきや、腕や脚の肉付きが想像よりもよかったりする。

日頃の訓練の賜物と言えよう。

まずはお腹に人差し指を当て、タオル越しにつつと撫でると、「ひゃんっ」と可愛い声を出した。

ここで調子に乗って繰り返すと怒られるので、手のひらを当て、優しく撫でる。

撫でながらも、ゆっくりと下の方へ。


「んっ……あっ……」


タオルで防御をしていない2つの膨らみに顔を寄せていき、片方の下乳あたりをぺろっと舐めると、また甘い声が漏れる。


「ひぅっ……て、提督。忘れないでくださいね? 主導権は私ですから」

「え?」

「言ったじゃないですか。これからするエッチは、私の命令で動いてください」

「……」

400 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/18(木) 00:13:12.44 ID:1k2cBd8Y0
まだ続くのか。

俺のお願いを聞いて岩に寝てくれたし、てっきりその時間は終わったのかと。


「どうすればいい?」

「そのまま舐めてください」

「どこを?」

「お……おっぱいです……」


恥ずかしそうに口にする。

どっちが主導権を握っているのか分からないような。

俺は命令に従って、ふくよかですべすべした胸を舐めたり、吸ったり、


「ひっ……あんっ……! はぁっ、あっ……ぅ……っ」


先端にも舌を這わせ、弾いたり、器用に転がしたりする。

大鳳は声を抑えながらも気持ちよさそうに喘ぐ。

一方、お腹を撫でていた手は下腹部にまで迫っていて、あと数センチで秘部に到達する。

タオルの隙間から侵入しようとしたが、切れ目がどこか分からず、面倒なので下から入り込むことにした。

スカートの中に手を突っ込むようにもぞもぞと動き……


「やっ……ぁ……!?」


ついに指先がそこに触れた。
401 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/18(木) 00:19:21.34 ID:1k2cBd8Y0
濡れている。

温泉のお湯や、汗ではない。


「提督っ……! 命令通りにっ……あんっ……!?」

「やめた方がいい?」

「は、はい……ひゃっ!?」


つぷ。

と、俺の指が熱いものに包まれていく。

くいくいと動かせば、大鳳の体もびくびくと震える。


「や、やめっ……ああっ、ぅ……っ!」


第一関節。第二関節。どんどん飲み込まれる。

やがて、人差し指と中指2本がすっぽりと入ってしまった。


「て……てい、とくっ」


絞り出すような声が耳に届いたので、返事をする。


「ん?」

「ゆ、び……はいっ、て……っ……」

402 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/18(木) 00:25:02.27 ID:1k2cBd8Y0
小刻みにぴくぴくと体を震わせている。

分かっている、命令を無視してしまったんだ。

できればこのまま続けたかったけど、我慢だ。


「ごめん、抜くよ」

「ま……って……」


すると。

大鳳の手が伸びてきて、俺の頬に触れた。

何事かと見上げて様子を窺うと、


「はぁ……はぁ……」


恍惚とした顔だった。

快感を隠すこともせず、存分に感じている、そういう顔だ。


「続けて、ください」

「!」

「も、もっと……して……」

403 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/18(木) 00:31:27.10 ID:1k2cBd8Y0
大鳳の口から出てきたのは、拒否ではなく、懇願。


「命令だよな」

「は、はい……これは命令です……」


となれば、もっともっとやってあげるしかない。

性欲がたぎってくる。

突っ込んでいた指を、波打つように優しく動かすと、


「ああっ……っっ……! はぁっ……んっ、やぁっ……!」


体をくねらせてよがる。

もう片方の手で胸の先端をいじると、びくんと大きく反応する。


「やあっ、それっ……だめぇっ……ぇ……!」

「声を抑えて」

「ていとくの、せいです……よぉ……!」


膣内の指をずぷずぷと出し入れしていく。

乳房を揉み、先端をきゅっと摘んだりして弄ぶ。
404 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/18(木) 00:37:48.58 ID:1k2cBd8Y0
その度に大鳳の顔は快感でとろけ、腰を跳ねさせ、体を仰け反らせた。

そんな卑猥な光景をただ見ているだけで、肉棒はムクムクと固さを取り戻していく。

――――


「てい、とく……! もう……わたしぃ……」

「イきそう?」

「はい……いっ……イっちゃい……ますっ……っ!」


胸から離れ、膣を刺激することに専念していた。

桶を使い、愛液が温泉と混じらないよう気をつけて、大鳳の股間をいじめ抜く。


「あ、ああっ……! きます、くる……! イく……!」

「……」

「ああああ、あああっ……!!」


と、ここで膣から手を離した。


「あああっ……! ……え……?」


もうすぐでイけそうだったのに。

快感の頂点に到達して、何も考えられないくらい真っ白になりたかったのに。

なのにどうして止めてしまうの?

大鳳はそんな顔をしていた。
405 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/18(木) 00:42:51.70 ID:1k2cBd8Y0
当たり前だ。

俺だってイく寸前で止められたらこうなる。

では何故止めたのか? これは完全に俺のワガママだった。


「大鳳……」

「……?」

「挿入れさせて欲しい」


そう。自分も気持ち良くなりたいというワガママ。

さっきしてもらって、今は大鳳の番だったのに。

どうしても我慢ができなかった。


「……」

「大鳳の中に、挿入したいんだ。ワガママなのは承知だけど」

「……」

「絶対に気持ち良くするから」


大鳳は言葉を発さず、肩で息をしているだけだった。
406 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/18(木) 00:46:44.90 ID:1k2cBd8Y0
だが、少しすると。


「……ずるい……」

「ご、ごめん……んむっ!?」


口に柔らかいものが当たった。

大鳳の唇だった。

間もなくして、突然のことで固まっている俺から離れると、くすりと笑いかけてくる。


「提督は、仕方ないですね……いいですよ」


そう言って、起こしていた上体をまた岩の上に戻すと。

タオルを広げて自分の裸体を晒す。


「きてください。ここに、提督の……お○んちんを……」

「……!」

「入れて……?」


股を開き、ぐっしょりと濡れている秘部を見せつけてくる。
407 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/18(木) 00:52:13.95 ID:1k2cBd8Y0
返事はせず、俺は大鳳に覆い被さった。

パンパンに大きくなった肉棒を、すぐに割れ目にあてがう。


「入れるよ」

「はい……あっ……ああっ!?」


ずぷ、と亀頭の先っぽが入ると、腰を少しずつ前に出していく。

大鳳の膣は肉棒をみるみる受け入れいてく。奥へ進むだけで刺激されて快楽を感じる。


「ああ、んっ……! 入って、ますっ……提督のぉ……っ!」

「うぐ……! は……入っ……た……」


大鳳の膣は、俺の肉棒を根元まですっぽりと咥え込んだ。

中は狭くぎちぎちなのに、さらにキツく締めつけてくる。

腰が引けてしまいそうだ。


「はあっ……はあっ……!」

「い、いくぞ」

「え……まっ……待ってくださいっ……!!」

「大丈夫、優しく動くよ」

「ち、ちが……!」

408 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/18(木) 00:53:54.02 ID:1k2cBd8Y0
俺は奥まで入りきった肉棒を、ゆっくりと引き抜いていく。

すると大鳳はびくんびくんと何度も体を痙攣させる。体も仰け反っている。

亀頭が入口付近まで来たら、今度はまたゆっくり奥へ進む。

また大鳳は大きく体を揺らして……


「あッ――!! イっ――ッ――!?」


俺の手首を掴むと、がくがくと今まで以上の痙攣を見せた。

……もしかして。


「イったのか?」

「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」


俺の言葉に返事もできていない。

まだ体を痙攣させている。


「休憩しようか。今抜くからな」

「!? い、いまはだめ……ああ――あ――っ!?」

409 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2018/01/18(木) 00:54:30.30 ID:1k2cBd8Y0
ここまでにします

読んでくださりありがとうございます
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 07:56:50.19 ID:cCQ1yuKLo
乙 大鳳編好きです
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 11:09:00.29 ID:Z5az7sY60
乙乙
412 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2018/01/18(木) 21:34:15.42 ID:1k2cBd8Y0
投下は日を跨いで1時頃になります
413 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2018/01/19(金) 06:34:28.55 ID:2TJfPJ1N0
すみません、寝落ちです…
昼辺りに投下します
414 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2018/01/19(金) 14:39:32.92 ID:2TJfPJ1N0
夜にまとめて投下します、度々すみません
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 20:58:29.21 ID:WpM6pcjiO
おつです!
ぼちぼちでいいですよ!
416 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/20(土) 01:01:08.62 ID:MIETXZu/0
ずぶぶと肉棒を出そうとすると、また大きく全身を震わせる。

ぽんっと引き抜いた途端、


「ッ――っっ――っ!!」


ぷしっと愛液が飛び、腰が大きく揺らし続けると共に、じょぼぼっと放尿のような潮吹きが始まった。

ものの数秒だった。収まると、大鳳は力尽きたようにぐったりする。

しかしまだ痙攣は続いている。

まさかこんなことになるなんて。


「……っ」

「大鳳……だ、大丈夫か……?」

「は……は、い……」


力なく言葉を返す。

こんな大鳳を見るのは初めてだ。この場所がそこまで彼女を興奮させているのか。

それともイく寸前で焦らしたからなのか。

何にしても。
417 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/20(土) 01:06:51.50 ID:MIETXZu/0


「はぁ……はぁ……」

「……」


今のでボルテージがさらに高まってしまった。

愛液を涎のように、いやらしく垂らしている秘部を見て、生唾を飲み込む。

辛抱ができず、大鳳の脚を掴んだ。


「へ……? て、提督……あっ!?」


狙いを定めて肉棒をずぷんと挿入すると、すぐに腰を前後に動かしていく。

イったばかりの膣内を、肉棒で容赦なく突きまくる。



「ひゃああぁっ……!! やっ、待っ……てぇ……っ!!」


ぱんっぱんっ、と小気味いい音が響く。

今人が来たら間違いなく音の正体を確かめに来るだろう。

一方で、幾度となく押し寄せてくる快感の波に大鳳の顔はとろけきっている。

弱々しくも艶かしい目つきで俺を見て、ただ喘いでいる。

「やめて」なのか、「もっとして」なのか。はたまたその両方がせめぎ合っている結果なのか。
418 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/20(土) 01:09:27.08 ID:MIETXZu/0


「はぁっ……はぁっ……はぁっ……!」

「あんっ、あっ、やんっ、はっ、あっ、あっ」


喘ぎ声も燃料となり、性欲の炎を燃え上がらせる。

窮屈な膣の中を押しのけて、固い肉棒が突き進み、入口まで戻り、また突き進み。

こんなシンプルな動作をするだけで、腰が引けてしまうほどの強烈な快感を得ることができる。


「はぁっ……はぁっ……ふっ……!」

「ひゃうっ!?」


大きく一突きして1番奥に到達してから、動きを止める。

そろそろ体位を変えてみたいのだが……


「大鳳?」

「……は……い……っ……」


快感の嵐で脳を麻痺させられたせいか、顔に力が入っていない。

鼻水や涎も垂れて、口をだらしなく開けて息をしている。

そんな大鳳が、とても愛おしい。
419 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2018/01/20(土) 01:13:08.97 ID:MIETXZu/0


「体位、変えてもいいかな」

「たいい……ですか」

「うん。後ろから挿入れたい」


いわゆる後背位、バックだ。

俺の要求に対して少し間が空き、大鳳は多少息を落ち着かせて答えてくれた。


「……優しくしてくれるなら……」

「任せてくれ」

「今まで、あんなに激しく責めてたのに……?」


あれはつい気持ちが高ぶってしまって……本当に嫌だったなら謝るけど。


「……嫌じゃないですよ……」


「でも」と付け加えて、大鳳はずびっと鼻水を啜る。


「あんなにされると、何も考えられなくなって……怖いんです」


大丈夫。心配しなくていいから、自分に素直になればいいよ。

そうすればもっと気持ち良くなれる。
420 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/20(土) 01:16:35.55 ID:MIETXZu/0
そう言葉をかけると、大鳳の目がじとっとしたものに変わる。

人の気も知らないで、と言ったところか。その通りだな。

俺には大鳳ほどの快楽を感じることはできないんだから、所詮は人ごとだ。


「早くしましょう」

「!」

「人、来ちゃいますから」


そうだった。俺たちは人が来るような場所で行為をしてるんだ。

俺は「ふぅ」と息を吐くと、さっきから肉棒をしっかり掴んで放さない膣から、ゆっくりと引き抜いていく。


「んぅっ……!? あ、ああ、ああ……っ!」


その間、大鳳はぴくぴく体を震わせる。

こうなるほどの快楽、感じてみたいものだ。

間もなく亀頭が膣から顔を出し、ついに先っぽも離すと、寝転んでいた大鳳がフラフラとよろけながら上体を起こした。


「え、えっと……どうすればいいんですか?」

「まず立ってから後ろを向いて、岩に手をついてくれ」

421 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/20(土) 01:20:45.18 ID:MIETXZu/0


「分かりました……」


俺が指示した通り、大鳳は慎重に立ち上がると、その場でくるりと方向転換し、岩に手をついた。

すると、俺の目の前には丸い綺麗なお尻が現れる。


「うぅ……恥ずかしいです……」

「何回かやってるよな?」

「やってるからといって慣れるわけではないですよ」


間違いない。俺だってこんな体勢を要求されたら顔が真っ赤だろう。

何はともあれ、だ。


「入れるよ」

「んっ……!? は、はい……」


竿を持って、とろりと愛液を垂らす大鳳の秘部に亀頭を当てて。

ゆっくりと挿入していく。


「んんっ!? は、あ……う……」


亀頭が入った瞬間、びくんと体を震わせて、遠慮なくどんどん奥へ進んでいくと……。

大鳳が脱力するように、へにゃっと岩にへばりついてしまった。
422 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/20(土) 01:23:22.97 ID:MIETXZu/0
しかしお尻だけはちゃんと上げているから……いや。

よく見ると脚が小さく震えている。一杯一杯なのかもしれない。

けど、俺はこのままセックスを続行する。


「動かすぞ……!」

「ひゃあっ! あっ、だめぇっ、これぇっ……!」

「はぁっ……はぁっ……!」

「もっとっ、奥にぃっ……あた、って……!」


大鳳のお尻を両手で鷲掴んで、ピストンを始める。

まずはスローで。それから徐々にスピードを上げていく。


「あっ、あっ、あんっ、あっ」

「はぁっ……はぁっ……丸見え、だな……!」

「え……っ? んっ、ひぅっ、あんっ」

「お尻の穴」

「っ!!」

423 : ◆cU/osbLpwQ [saga]:2018/01/20(土) 01:26:04.63 ID:MIETXZu/0
次の瞬間、大鳳は顔を真っ赤にして、横目で「うー」と威嚇するように俺を見てくる。

しかも涙目だ。羞恥心で一杯なのだろう。


「ごめん……」

「んっ、はんっ……す、すぐにっ、謝ったのでっ……いいです、よっ……!」


俺の謝罪を聞くなり、そう言って顔を戻した。

実はしばらく前にこの体位でやった時、同じことを言って怒られてしまったのだ。

いくら解放的になっているとはいえ、言ってはいけないことだった。


「お詫びにっ、もっと強く突く……よっ!」

「あんっ!? それ、お詫びにっ……なってませんっ……!!」


より深く、より強く、そしてより速く腰を振る。

角度もつけて、膣内をかき回すように。


「あああっ……!! やあっ、あぅっ、はっ……ああっ……!!」


反応が大きく変わったのが目に見えて分かる。
424 : ◆cU/osbLpwQ [sage]:2018/01/20(土) 01:28:25.86 ID:MIETXZu/0
少なくてすみません…
できればこの土日に、大鳳編を書き上げられるようにしたいと思ってます
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