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【安価&コンマ】あかり「艦娘?」若葉「その26」【ゆるゆり×艦これ】

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330 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/04(月) 23:49:14.07 ID:9r96GxbI0
陽炎「ふっ、私は妹から受けるなら拷問でも快感に変えられるのよ!」

不知火「あかりん、これもう1回解体した方がいいと思います」

陽炎「いや1回解体されたら二度と戻らないから!」

天津風「まともな陽炎ならきっと京子のところにいるわ」

舞風「うん、そっちをお姉ちゃんって呼ぼう」

陽炎「待って待って! それだけはやめて〜!」

あかり「大丈夫だよ、あかりは陽炎ちゃん解体する気はないから」

陽炎「あかりぃ〜」

あかり「あかり思うんだけど、皆が1回本当に陽炎ちゃんを満足させてあげたら治るんじゃないかな?」

天津風「どういうこと?」

あかり「きっと陽炎ちゃんは欲求不満なんだよぉ。あかりだけじゃ解消できないくらい、皆のことが好きなんだよ」

陽炎「うん、うん!」

あかり「だから、1度みんなで満足させればきっと落ち着くよぉ」

舞風「理屈はわかるけど」

不知火「より調子に乗る未来しか見えないんですが……浜風達もいませんし」

陽炎「1回だけ、1回だけだから!」

あかり「陽炎ちゃんもこう言ってるし」

天津風「あかり、だいぶ頭おかしいことお願いしてるって自覚してる?」

あかり「うっ、うぅ……」

不知火「ですが確かに、溜まったものは解放しなくてはなくなりません」

舞風「1回だけだからね?」

陽炎「わぁい!」
331 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 00:06:39.59 ID:ebJUYhyz0
不知火「さっさと終わらせますよ」

陽炎「来い、妹達よ!」

天津風「なんでそんな暑苦しい感じなのよ」

舞風「さっきのでだいぶキテるでしょ。こうして、少し触ってあげれば」

陽炎「んふっ、そうやって油断してるとやり返されちゃうのよ舞風」フニッ

舞風「わぁっ! そっちからやって来るとか聞いてないよ!」

陽炎「えっ、むしろ私は全員が1回ずつって意味だと」

不知火「全員で1回という意味です。はき違えないでください」

陽炎「ん〜妹に囲まれるお姉ちゃん的な感じでそれもいいか」

天津風「あかりにお願いされなきゃしないんだからねこんなの」ツンツン

不知火「勘違いしないでくださいね」

陽炎「んっ……ふふっ、勘違いはしないけどずっと記憶はし続ける」

不知火「さっさと忘れてください」ペロッ

陽炎「やぁっ……忘れるわけないじゃん、こんなのさ」
332 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 00:18:32.62 ID:ebJUYhyz0
あかり「……あかりはどうしてればいいのかな?」

陽炎「あっ、あかりはそこにいて。鑑賞するから」

あかり「鑑賞!?」

陽炎「あかりが思う煽情的なポーズ取ってればいいから」

あかり「戦場的……? こう……?」バンバン

不知火「可愛い」

天津風「可愛い」

舞風「可愛い」

陽炎「ちょっとぉ、お姉ちゃんへの奉仕を忘れるな〜!」ムニッ

天津風「んぅ……ちょっと、わかってるから!」

不知火「あまり乱暴に触らないでください」

舞風「わがままなお姉ちゃんだねぇ」ペロッ

陽炎「……っ、ふふっ、妹を侍らせてあかりを鑑賞する。いい気分だわ」

不知火「世も末ですね」
333 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 00:26:08.74 ID:ebJUYhyz0
陽炎「お姉ちゃんとはチューしてくれないの〜?」

天津風「はぁ? するわけないでしょ」

あかり「もっと小っちゃい頃だったらするかもね〜」

舞風「いや小っちゃい頃もしないでしょ」

あかり「えっ?」

不知火「こちらの口にも指で十分です」グチュ

陽炎「ふぐあっ……! し、不知火、いきなり来たね……」

不知火「締めにかかる。天津風、舞風」

天津風「はぁ、これで少しは落ち着きなさいよ」カプッ

舞風「浦風達にもとか、調子乗っちゃだめだからね?」クチュ

陽炎「は、はひぃ、ひゃあ……! あああっ……!」ビクン

あかり「どっきゅーん」
334 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 00:42:09.56 ID:ebJUYhyz0
陽炎「うへぇ……」

天津風「まったく、なんでこうなっちゃったのかしらねぇ?」

あかり「きっと皆が可愛いからだよぉ」

舞風「私達より可愛い子いっぱいいるし」

不知火「妹に対して劣情を催すのはあまり自然なことではありませんが」

陽炎「あん……かね……」

あかり「えっ、なんて?」

天津風「ほっときましょう、今は余韻に浸らせとけばいいわ」

不知火「本当に落ち着くでしょうか?」

あかり「大丈夫だよきっと!」

舞風「おっぱいが足りないって浜風達に襲い掛かりに行くかも」

あかり「あぁ……」

不知火「慎ましやかでも愛らしければいいんですよ、あかりん」ムニ

天津風「そうよ、天津風の嫌いじゃないでしょ?」

舞風「舞風のだって!」

あかり「う、うん……」

不知火「ないものはないもので仕方ない。慰め合いましょうか」

舞風「同じくらいがちょうどいいってことをわからせてあげよう!」
335 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 00:43:41.52 ID:ebJUYhyz0
今回はここまでです
次は、中枢棲姫-壊−がゆるゆり世界に襲撃してくる小ネタです

>>329
擦りむけるですね。むけるの漢字環境依存文字だったんですね
336 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 22:43:07.06 ID:ebJUYhyz0
開始します
337 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:03:35.44 ID:ebJUYhyz0
あかり「先生、深海棲艦さんは本当に全員保護したんでしょうか?」

奈々「何度も探せるだけ探したよ。それこそ世界中の海を浚った。それでも見つからなかったんだから、もういないだろうさ」

駆逐棲姫「本当にそうだろうか」

京子「なんか気になんの?」

駆逐棲姫「イ級のように人間から身を隠しているやつもいるかもしれない」

奈々「妖精の技術も使った最新鋭のレーダーを使ったんだ。それはない」

駆逐棲姫「だといいんだが」

あかり「わるさめちゃん、やけに気にするね」

駆逐棲姫「ほっぽが何か胸騒ぎがするって言ってたから」

ちなつ「やめてよそういうの。それ絶対なんか起きるやつ――」

妖精(猫吊るし)「大変です!」

あかり「妖精さん!? 学校来ちゃだめだって言ったのに!」

妖精(猫吊るし)「そうも言ってられません! 深海棲艦の反応です!」

奈々「馬鹿な!? 世界中の海を探し回ったんだぞ!」

結衣「しかもなんでこっちの世界にいるんだ!?」

妖精(猫吊るし)「例のシステムが動作した際に発せられる波動を感知しました。きっと実験起動の際に巻き込まれて、この時間に転移して来たんです!」

奈々「くっ! そういえばあれは異世界転移と同時にタイムスリップもするんだったな!」

妖精(猫吊るし)「こちらの世界の人間に異変を察知される前に早急に片づけなければなりません! 急いで現場に!」

あかり「艦娘の皆は!?」

妖精(猫吊るし)「もう向かってます!」

奈々「すまないみんな。この世界に戻ってまでまた……」

京子「気にすんなって西垣ちゃん。パパっとやってくっから!」

駆逐棲姫「ほっぽの予感があたったのか……」

あかり「ほっぽちゃん、深海棲艦さんの気配に鋭いもんね」

ちなつ「あぁ、フラグ立てるから〜!」
338 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:19:38.31 ID:ebJUYhyz0
中枢棲姫「ナゼダ……ドウヤッテ……ワタシハココニキタァ……」

結衣「うわっ、あれ中枢棲姫だ」

ちなつ「強いんですか?」

結衣「うん、わりとね。でも……」

京子「ここでドンパチやってバレないかなぁ?」

防空棲姫「軍事衛星とか警察関連の無線とかにも全部偽の情報流してるって言ってたわぁ」

離島棲鬼「あの妖精マジでスーパーハカーだわ」

戦艦棲姫「空恐ろしいなあの技術力は」

北方棲姫「ジャ、ゼンリョクデヤル!」

深海鶴棲姫「さっさと片づけてイベント回らないといけないのに」

駆逐棲姫「バレないにしてもスマートに片づけよう」

レ級「ぶっ潰すぞ〜!」

結衣「たぶんあかりのところのだけで片付くよ」

ちなつ「私らの子達呼ばなくてよかったかもしれませんね」

京子「何言ってるんだちなつちゃん! ここは全員で一斉にかからなきゃ! 世界の秩序的なあれが崩壊する危機なんだよ!」

結衣「まあそうだけどさ」

京子「というわけで、全員一斉に撃てぇぇ!」ドガンドガン

中枢棲姫「テキ……! イイダロウ、スベテヲシズメテヤロ――」ダダダダ

ちなつ「うわぁ……」
339 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:27:36.43 ID:ebJUYhyz0
中枢棲姫「オノレ……オノレ……」ボロボロ

レ級「あかり、拾って来たぞ!」ズルズル

あかり「もっと丁寧に運んで来てあげてください!」

ちなつ「よく原形留めてましたね」

結衣「一応姫ってところだよね」

あかり「あの、中枢棲姫さん。ダメコンを」

中枢棲姫「サワルナ……!」ペシッ

あかり「いたっ!」

ちなつ「あかりちゃん!」

レ級「おいこら〜! あかりに何すんだ〜!」ガンガン

中枢棲姫「ヤメロ、ワタシノギソウデナグルナ……! キサマ、シンカイセイカンノクセニ、ナゼニンゲンニクミスル……!?」

レ級「楽しいこと教えてくれるから!」

中枢棲姫「タノシイコト……ダト……」
340 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:35:05.30 ID:ebJUYhyz0
綾乃「あれ? もう終わってる?」

千歳「なんやめっちゃレ級さんに殴られとるなぁ」

向日葵「随分と、禍々しい姿ですわ……」

櫻子「艤装と合体してる! カッケェ!」

空母棲姫「あれは……」

京子「ちょっとちょっと生徒会〜来るのが遅いって〜! もう見所終わっちゃったよ」

ちなつ「まあここから全員で砲撃したり爆撃したりしてただけなんですが」

結衣「かなり焦って来たわりにはすぐに終わっちゃったね」

中枢棲姫「タノシイコトノタメ……?」

北方棲姫「ウン。アカリトイッショニイルトタノシイ」

中枢棲姫「フザケルナ……! ナニガタノシイダ……! コイツラハ、テキダ……!」

離島棲鬼「いやもう敵じゃないよ。敵とか味方とかいう関係はもう終わったんだよ」

中枢棲姫「ダマレ! オワラナイ……マダ、オワラナインダ……!」

綾乃「この人、浄化されてないの?」

向日葵「やはりあの方法では完全に円満な解決はできなかったということですの?」

あかり「そんな……」
341 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:54:50.55 ID:ebJUYhyz0
駆逐棲姫「お前も聞いただろう。あかり達のお祭りに来た、今を生きる人達の声を」

中枢棲姫「アノミミザワリナコエ……オマエタチガ……!」

ちなつ「耳障りとはひどい言いようね」

中枢棲姫「コノジダイヲツクルノニ……ドレダケオオクノギセイヲハラッタトオモッテイル……」

結衣「たくさんの人が犠牲になって、たくさんの人が頑張って出来上がった時代だってことはわかってるよ」

中枢棲姫「ナラバ、アノヨウニタノシゲニワラエルハズガナイ……! オオクノシヲイタンデイルトイウノナラ……!」

向日葵「悼む場は悼んでおりますわ。けれど、祭りの場にそれを持ち出すというのは……」

中枢棲姫「イツモハカンジモシナイノニ、オモイダシタヨウニアイトウノイヲシメス……! ソンナモノハタダノパフォーマンスダ!」

櫻子「なんだよ! だったら一生24時間藻に服着せろって言うのかよ!」

鬼怒「喪に服す、ね」

中枢棲姫「ソウダ……! ソレガ、シシャニムクイルトイウコト……!」

千歳「うちはそれは違う思うで」

中枢棲姫「ナニモシラナイコドモガ、エラソウナクチヲキクナ!」
342 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:55:26.99 ID:ebJUYhyz0
駆逐棲姫「お前も聞いただろう。あかり達のお祭りに来た、今を生きる人達の声を」

中枢棲姫「アノミミザワリナコエ……オマエタチガ……!」

ちなつ「耳障りとはひどい言いようね」

中枢棲姫「コノジダイヲツクルノニ……ドレダケオオクノギセイヲハラッタトオモッテイル……」

結衣「たくさんの人が犠牲になって、たくさんの人が頑張って出来上がった時代だってことはわかってるよ」

中枢棲姫「ナラバ、アノヨウニタノシゲニワラエルハズガナイ……! オオクノシヲイタンデイルトイウノナラ……!」

向日葵「悼む場は悼んでおりますわ。けれど、祭りの場にそれを持ち出すというのは……」

中枢棲姫「イツモハカンジモシナイノニ、オモイダシタヨウニアイトウノイヲシメス……! ソンナモノハタダノパフォーマンスダ!」

櫻子「なんだよ! だったら一生24時間藻に服着せろって言うのかよ!」

鬼怒「喪に服す、ね」

中枢棲姫「ソウダ……! ソレガ、シシャニムクイルトイウコト……!」

千歳「うちはそれは違う思うで」

中枢棲姫「ナニモシラナイコドモガ、エラソウナクチヲキクナ!」
343 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 00:23:59.53 ID:GHR04NXV0
叢雲(あかり)「バカじゃないの……?」

中枢棲姫「キサマァ!」

叢雲(あかり)「私達が……私達を駆って戦った皆が……! 何を望んでいたと思ってるのよ!?」

叢雲(あかり)「後世の人間を永遠に苦しませるため? ずっと悲しまれ、哀れまれ続けるため?」

叢雲(あかり)「違う! そんなことのためじゃない! そんなことのために皆、戦ったんじゃない!」

あかり「叢雲ちゃん……」

榛名(あかり)「そうです。皆、そんなこと望んでなんかいませんでした」

北上「そんな女々しい人達じゃなかったよ。訂正してくれる?」

電「ずっと敵を憎み続けろなんてことも、思ってなかったのです!」

あきつ丸「あのときの想いをそのままにここに来てしまったのならば、無理からぬことかもしれないでありますが」

五月雨(千歳)「永遠に戦い続けることだって、望んではいませんでしたよ」

鬼怒「この子達は確かに何も知らないよ。すごく苦しくて、怖いことがたくさんあったって、知識でしか知らない」

飛鷹「だけど彼らが本当に望んでいたのはそういうことだと思う。家族が、子供達が。飢えの苦しみも、戦火に焼き出される恐怖も知らずに暮らせる未来」

中枢棲姫「ウルサイ……ダマレ……」

叢雲(あかり)「たくさんの人が犠牲になったこと、それは決して忘れちゃいけない。だけどね、それに永遠に囚われ続けることを彼らは望んでいないわ!」

叢雲(あかり)「少なくとも私は、一緒に戦った私は、そう思ってる」

中枢棲姫「ググッ……グゥゥ……!」
344 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 00:39:11.27 ID:GHR04NXV0
あかり「中枢棲姫さん」

中枢棲姫「……ウウウゥ!」バッ

レ級「ステイ!」ガシッ

あかり「あかりは確かに何も知らないかもしれません。あっちの世界で戦ってるときでも、昔の人の苦労とか怖さとかに比べたら全然弱いものだったと思います」

あかり「でも、やっぱり間違ってると思いますよ。ずっと、そうやって……泣き続けたままでいるのは」

中枢棲姫「コノナミダハ、キサマラニウバワレタイノチガナガスチダ! キサマラノ、ヒキョウナキシュウデウバワレタイノチノ!」

アイオワ「oh……」

京子「ん、どうしたのアイオワ?」

アイオワ「Youの正体がわかったよ」

中枢棲姫「……ナニヲ!」

サラトガ「Pearl Harbor。オアフの要塞ね」

結衣「パールハーバーって、真珠湾……」

赤城「なるほど、憎しみが強いわけですね……」

加賀「……」

櫻子「要塞ってことは、えっ? 艦娘じゃなくて基地娘なの!?」

向日葵「貴女は少し黙っていなさい」
345 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 00:53:41.64 ID:GHR04NXV0
中枢棲姫「ドンナキレイゴトヲナラベテモ……キサマラガヤッタコトハ、ケッシテユルサレルコトジャナイ……!」

中枢棲姫「ワタシハワスレナイ……ズット……」

深海鶴棲姫「あほくさ」

離島棲鬼「ちょっとメガホン! 空気読んで!」

中枢棲姫「ナンダトキサマ!?」

深海鶴棲姫「キサマラガヤッタコトダーってさ、何十年前の話してんの? この子らのお母さんや下手したらお祖母ちゃんも生まれてないくらい昔の話でしょ?」

深海鶴棲姫「それをさ〜ネチネチネチネチ、末代まで恨んでやる〜ってやつ? それさ、言っちゃ悪いけどただのやつ当たりだからね?」

中枢棲姫「ヤツアタリ……ダト……?」

深海鶴棲姫「そっ、八つ当たり。この子達には関係ないのに、当たり散らしてわめくの見苦しいよ」

中枢棲姫「ウアァァ! ダマレェェ!」ダッ

レ級「うわっ!」

深海鶴棲姫「……っ!」

あかり「鶴棲姫さん、危ないっ!」ドンッ
346 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 01:37:33.32 ID:GHR04NXV0
中枢棲姫「……!」ググッ

あかり「んぐっ……首、が……」

レ級「あかり!」

ちなつ「あかりちゃん!」

綾乃「武蔵、赤座さんを!」

武蔵(あかり)「ああ!」

あかり「止めないで、ください……」

大和「あかり!?」

中枢棲姫「ヤツアタリジャナイ……キサマタチガ……キサマタチガヤッタコト……」

あかり「……」

中枢棲姫「ナゼダ……ナゼテイコウシナイ……?」

あかり「……」

中枢棲姫「ドウシテ……」

あかり「とても、辛そうな顔……してる、から……」

中枢棲姫「チガウ……コレハ、コノナミダハ……」

あかり「泣いてるから、じゃない、です……」

中枢棲姫「カオハ、カメンデミエナイダロウ……」

あかり「見え、ますよ……わかり、ます……」

中枢棲姫「ウルサイ……ワカル、ワケガナイ……」

あかり「……」

中枢棲姫「ワタシハ、ウゴケナカッタ、シャベレナカッタ……ニクシミヲマギラワスコトガ、デキナカッタ……」

中枢棲姫「タギラセルコトシカデキナカッタンダヨ……ジユウニウゴケルカラダガアレバ、キエテイッタイノチノムクイヲヤツラニ、ト……」

中枢棲姫「デモ、ジユウニウゴケルカラダヲエタトキニハ、モウテキハイナカッタ……ニクシミヲブツケルベキアイテハモウ、イナカッタ……」

中枢棲姫「オマエタチダッテ、タダウゴカサレテイタダケダモノ……ウマレタリユウヲ、ナシトゲテイタ、ダケ……」

赤城「……」

中枢棲姫「ズットタギラセテキタニクシミダケ、ココロノナカニノコッテ……クルシイ……ツラインダ……」

深海鶴棲姫「だからってあかりにぶつけちゃだめでしょ」

中枢棲姫「ジャア、ドウスレバイインダ……! コノニクシミハ、ドコニブツケレバイイ……!?」

京子「どこにもぶつけちゃだめだよ。自分の中に抱えるしかない」

中枢棲姫「ムリダ……イヤダ……タエラレナイ……ワタシハ、モウズット、ジブンノナカデカカエテ、ヤット……ヤット、カイホウデキルトオモッテタノニ……」

あかり「貴女が体を得たのは、誰かに憎しみをぶつけるためじゃない」

中枢棲姫「ジャア、ナンデ……!?」

あかり「誰かに一緒に抱えてもらうためだよ」スッ

中枢棲姫「エッ……」

あかり「ずっと何かを憎み続けるの、辛くて苦しいことだけど、だけど貴女の憎しみは貴女の中で持ち続けるしかない」

あかり「だから、苦しくて辛いときには、あかりが側にいる。痛いところはなでなでして、涙が止まるまでずっと抱きしめててあげる」

あかり「貴女がいつか、心から笑えるようになるまで、あかりが一緒に貴女の憎しみを抱えるよぉ」

中枢棲姫「ドウシテ……ワタシニ……ソンナ……」

あかり「それが、昔の人が望んで、あかり達に託された未来だから」

中枢棲姫「……ッ!」

あかり「忘れていませんよ、皆が頑張った結果なんだって。だから、あかりも頑張ります。この未来がずっと続くように」
347 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 02:11:34.82 ID:GHR04NXV0
中枢棲姫「ウゥ……ウァァァ……」パキンッ

ちなつ「仮面が割れた!」

櫻子「あぁ、カッコよかったのに」

あかり「今ならダメコンを使って……女神妖精さん!」

応急修理女神「……!」

中枢棲姫「体が……治っていく」

千歳「地味にそのまま死にそうやったもんなぁ」

向日葵「ボロボロでなければ人間一人の首くらい一瞬でへし折ってしまうでしょうからね」

中枢棲姫「首、手の痕が付いて……」

あかり「ちょっとしたら消えますよぉ。心配しないでください」

中枢棲姫「ごめんなさい……私……」

あかり「いいんです。苦しかったら何してもいいっていうわけじゃないですけど、それだけ心がぐちゃぐちゃになってたってことですから」

あかり「これからもいっぱい苦しくなったり辛くなったりすることがあると思います。そういうときは、あかりが付いてますからね」ナデナデ

中枢棲姫「あかりぃ……うん!」

綾乃「赤座さん、深海棲艦を手懐けちゃったわ」

あきつ丸「どうも、人心を集めるということに関しては稀有な才能を持っているようであります」

アイオワ「Great! アカリ、貴女とってもすごいわ!」ダキッ

サラトガ「よく頑張りました。Brilliant!」ナデナデ

ガンビアベイ「うぅ、私より勇気あるかも……」

イントレピッド「これが和の心ってやつなのかな?」

サミュエル「キョーコより1つ下なのにしっかりしてるね!」

京子「人心集めすぎてうちのが盗られそうなんだけど! ちょっと待てお前ら〜! うちの子やろがい!」

結衣「……」

北上「どしたん結衣?」

結衣「いや、もしも深海棲艦に提督がいて、それがあかりだったとしても上手くいったんだろうなってふと思って」

大井「深海棲艦に上手くいかれたら困りますけどね」

結衣「うん、そうならなくてよかったって思っただけだよ」

イ級「……」

奈々「お〜い、お前達! 無事かぁ!?」

りせ「……」

あかり「西垣先生!」

奈々「もみくちゃだな赤座くん。その中枢棲姫が件の深海棲艦か」

中枢棲姫「……この人は?」

あかり「あかり達の先生です」

奈々「既に丸く収まったようで何よりだ」

りせ「……」

奈々「そうだな。とりあえず彼女はこちらで保護しよう。色々と決めなくてはいけないからな」

中枢棲姫「か、解体はしないで……」ギュッ

あかり「大丈夫ですよ、そんなことしませんよぉ。これからこっち暮らすために必要な準備をしてくれるだけです」

中枢棲姫「あかりと一緒がいい」

叢雲(あかり)「だめよ!」

中枢棲姫「ずっと一緒って約束したから一緒にいるのよ! 何もおかしくないわ!」ギュッ

あかり「ぐえっ」
348 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 02:30:35.24 ID:GHR04NXV0
大和「またそうやって首絞めて! 痕が消えなくなったらどうするんですか!」

中枢棲姫「締めてない! 抱き着いてるだけ!」

アイオワ「私とSandwichになってしまってるね」

あかり「く、苦しい……」

北方棲姫「ワガママイッタラ、ダメ!」

中枢棲姫「い〜や〜!」

防空棲姫「だいぶキャラ変わったわねぇ」

奈々「埒が明かないからとりあえず赤座くんも付いて来てくれ」

あかり「あっ、はい。中枢棲姫さん行きましょう」

熊野(あかり)「あかり! その人だけ特別扱いするんですの!?」

あかり「えっ、いや」

神通「私も着いていきます!」

蒼龍「私も!」

サラトガ「ではサラも」

京子「お前はこっちだろ!」

あかり「いや、ちょっと一緒についてくだけですから!」

中枢棲姫「ちょっとだけ? 私が心から笑えるようになるまでずっと一緒にいるんじゃないの?」

あかり「ん、んんっ……!?」

間宮「あかり! 痛いところなでなでしてくれるなら、私、胸が痛いからなでなでして!」

ちなつ「ほら、ああやって何でも引き受けるとああなっちゃうんだよ。やっぱり本命を決めるっていうのは大事なんだよね」

暁(ちなつ)「どの口が」

叢雲(ちなつ)「言うのよ……」

綾乃「赤座さん! 優柔不断は罰金バッキンガムよ! はっきりしなさい!」

叢雲(綾乃)「ぶふっ!」

鈴谷「いい加減聞き飽きない?」

結衣「飽きないから、困ってる……」プルプル

京子「うおお〜! 浮き輪で拘束じゃ〜!」

ガンビアベイ「ひいい〜! どこからこの浮き輪が〜!?」

櫻子「やっぱり私が編み出した大根戦法は深海棲艦には有効だってことだよね!」

夕張「編み出したっていうか、たまたま見つけただけでしょうに」

向日葵「中枢棲姫さんほどじゃなくても、皆の心の中にもきっと……」

朧「向日葵との生活の中で薄れてきていますよ。だから、彼女もきっとあかりちゃんと一緒にいれば大丈夫です」

摩耶「ったく、せっかく準備して来たってのよぉ」

りせ「……」

那智「そうだぞ摩耶。戦わずに済むならそれに越したことはない」

中枢棲姫「あかり〜」

叢雲(あかり)「あんたはまたそうやっていつもいつも……!」

あかり「うわぁん、全然丸く収まってないよぉ!」
349 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 02:32:34.33 ID:GHR04NXV0
今回はここまでです
次は胸だけは神風の感度を超えるようになるまであかりの裏人格に重点的に調教される朝風の小ネタです

りせに保護される展開にしましたが加入しなければそんなには出さないと思います
350 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 22:43:30.19 ID:GHR04NXV0
開始します
351 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 22:57:12.49 ID:GHR04NXV0
朝風「好きに使えって言ったけどさ、さすがに学校でするとは思わなかった」

神風「しょ、しょうがないでしょ! 私の順番回ってくるのだいぶ先なんだから!」

朝風「着任順だしねぇ」

神風「私だって本当は放課後呼ぶくらいのつもりでいたのに、なんか付けて行ったらその気になって」

朝風「なんで付けていったのか」

神風「わかんないわよ!」

朝風「姉さんもう末期だね。行くとこまで行ってるよ」

神風「なによ! 朝風だってそうでしょ!」

朝風「私はまだまだだよ。姉さんに比べたら全然」

神風「そうやって高をくくってるとまたあっちのあかりが出てくるのよ」

朝風「いやぁ、さすがにもう出てるときに遭遇することはないでしょ」

神風「あるのよ。そういう運命の下にあるの。きっと私以上にされるわ」

朝風「姉さん以上とかないない。ちょっと触られただけで反応しすぎだもん。一番敏感なとこでもそこまでなんないから」
352 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 23:14:13.85 ID:GHR04NXV0
朝風「って思ってたのに〜!」

あかり「転ぶようなところにペットボトル放置してるのが悪い」

朝風「もはやデコピンしても出てきそうね貴女!」

あかり「あかりが中にいるって自覚してるからね」

朝風「その内自由に出て来るようになるってか!」

あかり「もしかしたらあかりの方がもう1人のあかりとか呼ばれるようになるかも」

朝風「最後は光の中へ完結しなさいよ!」

あかり「ということで、やろっか」

朝風「何がということなのかわかんないわよ!」

あかり「私が出て来る=そういうことでしょ?」

朝風「今回は事故だからそのまま帰って」

あかり「事故らされた賠償をしてもらわなきゃ!」ガバッ

朝風「うわぁぁぁ!」
353 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 23:30:23.12 ID:GHR04NXV0
朝風「回を重ねる度に服を脱がされるまでの早さが上がっていく……」

あかり「基本的に神風ちゃんと一緒だからね」

朝風「今日は絆創膏付けてないわよ……」

あかり「それはあかりの趣味でしょ」

朝風「いやあかり主導じゃなかったけど」

あかり「私はああいう焦れったいのはあんまり好きじゃない。もっと責め立てる」

朝風「責め立てるって……?」

あかり「ふふっ、お姉ちゃんに勝る妹もいるって教えてあげないとね」

朝風「ひええっ!?」

あかり「朝風ちゃんの弱いところは大体わかったわ。やっぱり一番は胸ね」

朝風「ま、まさか……」

あかり「神風ちゃん越えって、それこそ胸を張って言えるようにがんばろっか」

朝風「や、やめてぇぇぇ……!」
354 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 23:53:22.34 ID:GHR04NXV0
朝風「んっ……」

あかり「今の時点で感度はそれなりだよね」ツンツン

朝風「はぁぁ……」

あかり「先っぽばっかりというのも芸がないし、全体的に満遍なく……」フニフニ

朝風「こ、こんな薄い胸より、姉さんのをもっと伸ばした方が……!」

あかり「薄い胸を伸ばした方がより自分の成果を感じられていいじゃない」プニプニ

朝風「成長するわけじゃないし!」

あかり「ふふっ、目に見えてはね。だけど、私とあかりしか知らないところで成長してると思ったら、いいじゃない?」プニッ

朝風「ふんぅ……!」

あかり「そう、ここ。先っぽ以外にも感じやすいところあるよね。ここの感覚を全体で感じられるように……」スリスリ

朝風「そ、ん……ほとんど、改造よ……!」

あかり「改造、いいね。私達好みに朝風ちゃんを改造してあげる」

朝風「……っ」

あかり「ちょっと嬉しそうな顔した」

朝風「し、してない……」

あかり「したよ、見逃さないから。朝風ちゃんはね、もう逃れられないの」

朝風「ふぅ、うぅ……」プルプル

あかり「認めて楽に、気持ちよくなろう? ね?」

朝風「うぅぅ……」
355 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 00:15:05.29 ID:Tpik+K3P0
朝風「あっ……んぁ……」

あかり「そうそう、素直にすればもっと気持ちよくなる……」スッ

朝風「んぅ……胸だけじゃないの?」

あかり「胸だけやってても飽きるでしょ? 気分を盛り上げてあげることも大事だからね」

朝風「はぁっ……ん……!」

あかり「ちゃんとここも触ってあげるよぉ……」クチュ

朝風「ひゃっ……」

あかり「待ちわびてたもんね……」

朝風「そう、なっちゃうわよ……」

あかり「だから、ここと一緒に責めてあげることで、同じだけ気持ちよくなるように錯覚させる……!」

朝風「ああっ……! し、しないわよそんなのぉ……!」

あかり「するくらいにめちゃくちゃにするってこと……胸触られて、すごい気持ちよかったって、そういう記憶だけずっと残すの……」

あかり「それを繰り返せばきっと、胸は神風ちゃんを超えられる」

朝風「姉さんを……」

あかり「そう……ちょっと触っただけで、すぐに準備万端になっちゃうくらいにね……」

朝風「あぁ……あぁぁ……」

あかり「楽しみ……?」

朝風「はぁ、はぁ……そんなの、決まってる……」

あかり「うん、なら、一緒に楽しもうねぇ……」グッ

朝風「ぅっ、ぁぁぁ〜……」
356 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 00:27:48.55 ID:Tpik+K3P0
神風「だから言ったでしょ。来るときは来るんだから」

朝風「来させちゃった私もいけないんだけど」

神風「ていうかちょっと期待してたからあかりを部屋に呼んだんでしょ」

朝風「普通にあかりとするつもりだったの!」

神風「どっちにしろするんじゃない」

朝風「そりゃ、なければ呼ばないし」

神風「朝風だって行くとこまで行ってる」

朝風「……」

神風「で、どうなの? 私越えた?」

朝風「何をもって超えたって判断すればいいかわからないし」

神風「そりゃあねぇ、測れるもんじゃないし」

朝風「結局あかりがどう思うかが主眼よ」

神風「それに尽きるわね」

朝風「……呼ぶ?」

神風「……今日はやめとく」
357 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 00:30:08.13 ID:Tpik+K3P0
今回はここまでです
次は本編からです

あんまり開発しすぎると日常生活に支障を来たすのでほどほどがいいですね
358 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 22:43:42.93 ID:Tpik+K3P0
開始します
359 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 22:51:49.33 ID:Tpik+K3P0
龍驤「なぁなぁ千鶴」

千鶴「なに?」

龍驤「なんで自分は関西弁じゃないんや?」

千鶴「こっちで暮らしてたら自然に抜けた」

千歳「うちは抜けへんかったなぁ」

龍驤「ふぅん? 千歳の方がよう喋りそうなんになぁ」

千歳「せやね。普通は逆になるような気がするわ」

千鶴「こうなったものは仕方ないよ」

龍驤「ううん、関西弁ええのになぁ」

千歳「暮らしとったら自然に変わるもんやからしゃーないわ」

龍驤「いや、変わってない君が言うんはおかしいやろ」
360 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 23:14:07.32 ID:Tpik+K3P0
龍驤「千鶴を関西弁に戻そう」

千鶴「なんでわざわざ」

龍驤「3人娘の方がすわりええやん?」

千鶴「そんなこと言われても」

千歳「ん〜うちもまた千鶴の関西弁聞きたいかも」

千鶴「姉さんまで」

龍驤「千歳がご所望や。はよ戻らんかい!」

千鶴「ヤクザか!」

千歳「あかんで龍驤。関西弁は色々イメージが出来とるから、もっと丁寧な言葉使わんと標準語より当たり強う見られる」

龍驤「難儀なもんやなぁ」

千鶴「むしろ2人が標準語になればいいのに」

龍驤「そらあかんわ。立派な個性なのに」

千鶴「そこ以外も個性的だから」

龍驤「誰の胸が個性的や!?」

千鶴「言ってないだろ!」
361 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 23:32:49.62 ID:Tpik+K3P0
千鶴「そもそも、私達の関西弁と龍驤の関西弁は違う」

龍驤「どこが違うねん!」

千歳「うちらのは京都弁、龍驤のは大阪弁に近いなぁ」

龍驤「出たわ、そうやって自分らは関西人とは違うみたいな雰囲気出す奴! これやから京都人は!」

千鶴「いやここ富山だから」

千歳「せやかて龍驤も関西人ちゃうやろ。横須賀やん」

龍驤「そもそも人ちゃうしな!」

千鶴「そこはいいでしょ」

龍驤「関西人やないのに関西弁を使ってるうちやからこそ、人一倍思い入れがあんねん」

千鶴「それを押し付けられても困るよ」

龍驤「あばらが痛いからか!ええっ!?」

千鶴「だから胸の話じゃない!」
362 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 23:44:55.25 ID:Tpik+K3P0
千歳「むしろうちらはもっと富山に染まるべきなんかもしれへん」

千鶴「確かに」

龍驤「一理ある」

千歳「なんや可愛い方言言われとるらしいで」

千鶴「そうなの?」

龍驤「何位や?」

千歳「2位やって」

千鶴「へぇ、そうなんだ。全然知らなかった」

龍驤「1位は大阪弁やろ?」

千歳「いや京都弁」

千鶴「じゃあ染まらなくていいね」

龍驤「でたらめや! 大阪弁1位やないとか絶対適当ぶっこいとるやろそのランキング!」

千鶴「今聞いてるだけでも絶対1位はないなって確信できるけど」
363 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 00:00:30.59 ID:5eVVsTjE0
千歳「何でも語尾にちゃを付けるらしいで」

龍驤「ちゃ?」

千歳「そうっちゃ!」

千鶴「なんか違うような」

龍驤「なんやどっかで聞いたことあるなぁ」

千歳「あれとは関係ないだっちゃ」

千鶴「姉さん、完全に意識してるでしょ」

龍驤「よう知っとるなぁ」

千歳「龍驤が知っとるくらいやったら、当然うちも知っとう」

龍驤「そういえばあの子の格好どことなく大阪っぽかったな。つまり大阪と富山は案外近いということやないか!?」

千鶴「発想が飛躍しすぎ」
364 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 00:06:53.32 ID:5eVVsTjE0
千歳「富山を感じるために今日のお昼は富山ブラックや」

龍驤「うわ出たこの真っ黒スープ!」

千鶴「意外に悪くないよ」

千歳「ちいとしょっぱすぎやから、うちはもっとあっさりしたのんが好きやけどな」

龍驤「郷に入っては郷に従えや! 千歳も黒く染まるんや!」

千歳「あぁ、あかんて龍驤! この塩分は女子中学生には毒や!」

龍驤「むしろ若いうちに食べとかな! スープ飲み干すなんて今くらいしかでけへんで!」

千歳「あぁ〜体が塩になる〜!」

龍驤「なるかい!」

千鶴「……やっぱり姉さんは大阪寄りかもしれないね」

千歳「うん?」

千鶴「いや、仲良しでよかったよ、うん」ジュル
365 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 00:11:20.01 ID:5eVVsTjE0
今回はここまでです
次は櫻子の潮の話です

千鶴の中の人はOVA登場が心配なくらいでしたが、一応今年に入ってから活動はされているんですね
うたがっせんのときに千歳の中の人の代打でステージ立ったりしたのに、業界も厳しいですね

↓1 潮の話

1 エロ有り
2 エロなし
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/08(金) 00:12:46.72 ID:J1ekq9cYO
367 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 22:42:46.08 ID:5eVVsTjE0
開始します
368 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 22:52:29.98 ID:5eVVsTjE0
撫子「潮」

潮「はい、どうしましたか?」

撫子「髪、ちょっと跳ねてる」

潮「えっ、どこですか?」

撫子「こっち来な」

潮「いえ、言ってもらえれば自分で直しますから」

撫子「遠慮しなくていいから。一応一緒に暮らしてるんだし」

潮「えっと、じゃあお願いします」

撫子「本当、櫻子じゃなくてひま子のところの方が似合ってるよ潮は」

潮「そうでしょうか?」

撫子「あのバカには出来過ぎてる」

潮「そんなことないですよ。潮はなんてまだまだですから」

撫子「そういう謙虚さがあいつにはないからね」
369 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 23:11:50.13 ID:5eVVsTjE0
撫子「髪綺麗だね」

潮「手入れはきちんとしていますので」

撫子「しなくても綺麗になるんじゃないの?」

潮「さすがにそこまで便利ではありませんよ」

撫子「そっか」

潮「撫子さんも綺麗な髪だと思います」

撫子「私もちゃんとしてるから」

潮「髪の手入れ以外もですね」

撫子「そう? わりと適当なところもあるけど」

潮「その余裕がちょっと羨ましいです」

撫子「余裕というか事実を言ってるだけだけど。比較対象櫻子だったら、そりゃ誰だってちゃんとしてるように見えるか」

潮「櫻子と比べてるわけじゃないですよ」

撫子「本当に?」

潮「……ちょっとだけです」
370 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 23:27:21.43 ID:5eVVsTjE0
撫子「それにしても、よく櫻子に愛想尽かさなかったね」

潮「いい子ですから」

撫子「いい子でもバカの下で戦争したくないわ」

潮「そこはなんというか、潮達にも考える頭がありますので」

撫子「ただの船じゃないもんね」

潮「はい。それに、櫻子もたまには鋭いんですよ。野生の勘的なものです」

撫子「勘だけ強くてもね」

潮「けれど、得難いものですよ」

撫子「まあね」

潮「潮は櫻子の下にいられてよかったって思ってます。それだけは事実です」

撫子「今媚び売ってもただの中学生だよ?」

潮「媚び売りじゃないです!」

撫子「わかってるよ」
371 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 23:44:25.70 ID:5eVVsTjE0
撫子「あの子、そんなに魅力的?」

潮「撫子さんはそう思いませんか?」

撫子「私にとっては妹だから贔屓目はそりゃあるよ。けど、潮達みたいな可愛い子や翔鶴さんや日向さんみたいな大人まで夢中になるとは思わないよ」

潮「おかしいでしょうか?」

撫子「おかしいかおかしくないかは本人の気持ち次第だよ。でも、艦娘は提督に惚れるみたいにインプットされてるんじゃないかとは思った」

潮「そういうことはありませんよ。そもそも必ずしも提督の下で暮らさなくてはいけないわけではありませんし」

撫子「鎮守府、だっけ? そういう特殊な環境にいたから?」

潮「関係してないとは言えないと思います。あそこでずっと一緒でしたし。戦うときも」

撫子「吊橋効果みたいなのもあるのかな?」

潮「色々な条件が重なって今の状況があるのは確かです。だけど、それは悪いことじゃないと潮は思います」

撫子「独り占めできないのに?」

潮「そこは、ちょっと嫉妬しちゃったりすることもありますけど、そういう感情が湧くのは好きってことだからって再確認にもなると言いますか」

撫子「ポジティブ、っていうのとなんか違う気がするね」

潮「ややこしくてすいません」

撫子「いや、別に謝ることじゃないでしょ」
372 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 23:53:54.73 ID:5eVVsTjE0
撫子「好きなのはいいけど、何でも好き勝手やらせるのは違うよ」

潮「わかっているんですけど、どうにも……」

撫子「あれ、さ」

潮「あれ?」

撫子「胸揉むの。必要なことだっていうの嘘でしょ」

潮「バレますよねあんなの」

撫子「あれで騙せたと思うの櫻子だけだよ」

潮「すいません、鎮守府ではもっとひどかったのでこれでもよくなった方なんです」

撫子「あれでよくなったって、鎮守府ではどう過ごしてたのよ?」

潮「ほとんど裸族みたいな……」

撫子「翔鶴さん達も!?」

潮「はい」

撫子「あのバカ!」

潮「いえ、皆その状況を楽しんでましたので!」

撫子「いやそれもどうなの?」
373 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 00:14:50.46 ID:ICRA4MaO0
潮「え、エッチな気持ちよさとは別に、求められてるっていう嬉しさもあって……」

撫子「倒錯してるよそれ」

潮「だ、だけど、全く求められないよりは、ああしてくれた方が潮的には嬉しいんです……」

撫子「そう? じゃあ、私も同じことしていい?」

潮「えっ?」

撫子「目の前であんなにされてたら気になるじゃん」

潮「あっ、ああっ、だ、ダメです! 求められれば、誰でもいいんじゃないです! 櫻子じゃないと、ダメなんです!」ガシッ

撫子「そう、ならいいよ。快楽に依存してるわけじゃないんならね」

潮「あっ……演技だったんですね」

撫子「まあね、本気でするわけないでしょ怒られるし。櫻子にも……」

潮「にも?」

撫子「いや、何でもない。前にも言ったけど、好きだからそういうことするのはいいけど、場所を弁えなさいよ」

潮「はい。潮だって見られたいわけではないので」

撫子「少しは理解も進んできたとはいえ、偏見の目は未だに強い。好きな相手いるっていうのに、女子なら誰でもいいみたいに見られる」

潮「それは、いやですね」

撫子「だからひっそりとね。あのバカはそういうこと気にしないでしょうから、いくらいやじゃなくてもそこは守りなさい。潮と櫻子のために」

潮「は、はい」

撫子「私は味方だから。それは覚えておいて」

潮「……ありがとうございます」

櫻子「あ〜疲れたぁ。ジュースでも飲も〜って、何やってんのねーちゃん?」

撫子「潮の髪整えてんの。あと世間話」

櫻子「ふぅん……えい」ムニムニ

潮「ひやぁっ!」

撫子「こら! 私の前でやんなって言ったでしょ!」

櫻子「ねーちゃんが触った分、取り戻さないといけないだろ〜! 潮は私んだから!」モミモミ

潮「ん、やっ、ただ、髪直してもらってるだけですから〜!」

撫子(いっぱい相手いんのに独占欲だけは高いって、本当にどうしようもないなこいつ)

撫子(だけど、そんなどうしようもない妹をここまで愛してくれてる子がいるのは、嬉しいかな)
374 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 00:16:47.15 ID:ICRA4MaO0
今回はここまでです
次は向日葵の朧の話です

大室家の平均胸囲は随分と大きくなっていますね

↓1 朧の話

1 エロあり
2 エロなし
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/09(土) 00:17:42.80 ID:HhYBSA4lO
376 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 22:40:58.53 ID:ICRA4MaO0
開始します
377 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 22:56:32.93 ID:ICRA4MaO0
朧「ほら、みんな餌だよ〜」パラパラ

楓「……」

朧「ん? 楓もやってみたい?」

楓「カニさん、餌持ってたら飛び掛かってこない?」

朧「大丈夫、そんな力ないから」

楓「じゃあやる!」

朧「ならこっちおいで」

楓「うん!」

朧「あんまりあげ過ぎるのはよくないから、これくらいね」

楓「カニさんはあんまり食べない子なの?」

朧「そうだね、1日食べないでも大丈夫くらい」

楓「すごい! 楓、1日食べないと死んじゃうよ」

朧「楓も食べなくても死なないけど、お腹はすごい減っちゃうよね」

楓「楓もカニさんになれば節約できるかな?」

朧「それよりもお腹いっぱい食べられるようになることを考えよう」
378 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 23:15:12.38 ID:ICRA4MaO0
向日葵「カニくらいならペットにしても大丈夫ですわね」

楓「お姉ちゃん!」

朧「くらいっていうけど、お世話結構大変なんだよ?」

向日葵「それはわかっていますが、犬や猫を飼うよりは簡単ですわ」

朧「そこは否定できないなぁ」

楓「楓がもっと大きくなったら、猫さん飼っていい?」

向日葵「それはお母さん達に聞かなきゃいけませんわ」

朧「小さいうちに動物を飼うことはいいことだよ。教育的にね」

向日葵「ちゃんと躾けが出来ればですわ」

朧「そこはね」

楓「噛まれるのはいやだなぁ」

向日葵「カニは手を突っ込まなければ挟んできたりしないので、安心してお世話してあげるのですわよ」

楓「うん!」

朧「この子達は黄泉平坂に送るビームとか、ドラゴン召喚したりするけど」

楓「えっ?」
379 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 23:31:04.64 ID:ICRA4MaO0
向日葵「ペットが要らないくらい人が増えましたし」

楓「お姉ちゃんがいっぱいいる!」

朧「私達ペットと同列ですか!?」

向日葵「情操教育にペットを用いる必要がないということですわ」

朧「むしろペットで気を引いておいた方がいいような気もする」

向日葵「そこは言わなくていいですわ」

楓「ん?」

向日葵「とにかく朧、これからも楓のことお願いしますわ」

朧「はい、任せておいてください!」

楓「お姉ちゃん、どこか行っちゃうみたいな言い方だね」

向日葵「いえ、そんなことはありませんわ。私も一緒に楓を見守っていきますから」

楓「うん!」
380 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 23:44:04.21 ID:ICRA4MaO0
楓「……くぅ」

朧「寝ちゃいましたね」

向日葵「まだ子供ですもの。お昼寝は大事ですわ」

朧「子供でなくてもした方がいいみたいですけど」

向日葵「そうも言ってられないのが辛いところです」

朧「向日葵は寝起きも悪いですし」

向日葵「あ、朝に弱いだけですわ!」

朧「そういうことにしておきます」

向日葵「んもぉ、本当ですのに」

朧「あはは」

楓「……ん」ゴロン

朧「あっ、静かにしないとですね」

向日葵「ですわね」
381 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 23:58:03.13 ID:ICRA4MaO0
向日葵「楓、どうですの?」

朧「どうってどういうことです?」

向日葵「仲良くしていけそうです?」

朧「さっき言ったじゃないですか」

向日葵「本人がいる手前、本当のことが言えないということもありますわ」

朧「嫌う要素なんかないですよ」

向日葵「好きになる要素は?」

朧「数えきれないくらい」

向日葵「よかったですわ」

朧「心配してたんですか?」

向日葵「子供が嫌いということもありますし」

朧「私は好きですから子供」
382 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 00:16:37.78 ID:qi/Tne4r0
朧「子供、かぁ」

向日葵「どうしました?」

朧「いえ、向日葵も子供好きですよね?」

向日葵「ええ。楓がいますし」

朧「妹じゃないですか」

向日葵「続柄ではなく相手としてですわ」

朧「うん、でも自分の子供欲しいと思います?」

向日葵「それは……」

朧「作らない、というのと、作れない、というのは全然違うと思うんです」

向日葵「ええ、違いますわ」

朧「私達は、向日葵の選択肢を1つ潰していると考えると……」

向日葵「朧、気にしていたんですね」

朧「いえ、すいませんこんな話」
383 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 00:45:59.21 ID:qi/Tne4r0
向日葵「1つを選べばもう1つの選択肢はなくなるというのは、こういったことでなくても当然のことです」

朧「わかっていますよ」

向日葵「私は恵まれていますわ。朧と一緒に他の皆も選べたんですから」

朧「いつか、後悔するかもしれません」

向日葵「その通りかもしれません。もしかしたらああだったかもということは、絶対いつか考えてしまいますわ」

向日葵「でも、今とどっちがよかったかなんてわからないじゃないですか。何もかも違う道なのですから、それは誰にも比べられないことです」

向日葵「私にわかるのは、朧達を選んで進んだ今が幸せであるということだけ」

朧「子供産めなくてもですか?」

向日葵「子供が産めないかわりに、子供に注ぐ分の愛情も全部朧達にあげます」

向日葵「たくさんいるんですもの。それくらいしないと皆から貰う分には吊り合いませんわ」

朧「私も、その分向日葵を愛していますから、全然足りないかもしれません」

向日葵「では、私はもっとたくさん愛さなくてはいけませんね」チュッ

朧「……そこに楓がいるのに」

向日葵「寝てるから平気ですわ」

朧「もう」

向日葵「朧。私は精一杯朧を幸せにしますわ。だから、朧も」

朧「向日葵を幸せにします。子供が出来なくても寂しくないくらい、たくさん幸せに」

朧(そうだね。選ばなかった道がどれだけ幸せであっても、今選んだ道での幸せは手に入らないってことだから)

朧(選んだ道をしっかりと歩いて行かなきゃいけないんだね)
384 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 00:47:39.04 ID:qi/Tne4r0
今回はここまでです
次は国後との交流です

アクアリウムと犬猫を飼う面倒さはたぶん性質が違うと思うので、一概にどっちが楽とは言えないかもしれませんがご了承ください
385 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 22:48:07.32 ID:qi/Tne4r0
開始します
386 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 23:02:04.41 ID:qi/Tne4r0
占守「クナー、あかりちゃんに迷惑かけてないっすか?」

国後「かけてないわよ。そもそも学校以外でそんなに合わないし」

占守「なんで合わないっす?」

国後「姉さんとこだってそんなに会えないでしょ。うちより多いんだから」

占守「うちは全員同じマンションに住んでるっすから、会おうと思えばあえるっしゅ」

国後「思うの?」

占守「前にアポなしで行ったらお楽しみ中だったから、会いに行くときはアポ取る必要があるっしゅ。面倒なんであんまり行ってないっす」

国後「お楽しみ?」

占守「クナはまだなんすね。姉ちゃんとしては喜ぶべきなんすかね」

国後「だからどういうこと?」

占守「なんでもないっしゅ。あっ、あかりちゃん来たっすよ」

あかり「あれ? 占守ちゃんがいる」

占守「お久しぶりっす。歩いてたらクナが見えたんで話してたっしゅ」

あかり「そっかぁ、お姉ちゃんだもんね」

占守「クナのことよろしくっす」

あかり「うん、よろしくするよぉ」

国後「もう! あんまり会う機会ないって言ってるのに!」

占守「そんな照れなくていいじゃないっすか。じゃあ、占守はそろそろ行くっす。またね」

あかり「またね〜」

国後「京子のところの艦娘全員と知り合いなの?」

あかり「前に京子ちゃんのところに行ったとき一通りね」

国後「顔が広いことで」

あかり「えへへ〜、じゃあ行こうか国後ちゃん!」

あかり(今日はどんなことを話そうかなぁ)

>>このレスから四分後に一番近いレス

1 1人で寂しくないかという話
2 神風以外とは仲良くしているかという話
3 国後の好きなもの
4 その他自由に
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 23:06:05.74 ID:P5WVMSVUO
4神風の事が好きなのかという話(百合的に)
388 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 23:19:14.38 ID:qi/Tne4r0
綾乃「いらっしゃいませ〜」

あかり「こんにちは杉浦先輩」

国後「どうも」

綾乃「あら、赤座さんと国後じゃない」

あかり「すいません、長門さんがご迷惑をかけて」

綾乃「いや、別に長門さんから頼まれたわけじゃなくて、陸奥が勝手にやらせてくれって言っただけだから」

陸奥「だって閉めておくの勿体ないでしょ、せっかく作ったのに」

綾乃「プリンツさん達が手伝いに来てくれるし、問題ないわ」

あかり「ならよかったです」

国後「私、アイスコーヒーね」

あかり「あっ、あかりはアイスココアで」

綾乃「かしこまりました」

あかり「さすが杉浦先輩だよぉ。もうしっかりウェイターさんだよぉ」

陸奥(足ガクガクだけどね)
389 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 23:31:49.30 ID:qi/Tne4r0
国後「こういうところで神風さんみたいな恰好で給仕するのもいいと思わない?」

あかり「あぁ、それいい」

国後「でしょ? 探したらありそうではあるけど、神風さん以上に似合ってる人はいないでしょうね」

あかり「国後ちゃん、神風ちゃんのこと好きだねぇ」

国後「もう何回も言って来たじゃない」

あかり「いや、改めてね」

国後「改まる必要もないでしょ」

あかり「う〜ん、神風ちゃんへの好きってどういう感じの好きなのかな?」

国後「は?」

あかり「だから、国後ちゃんの神風ちゃん好きって気持ち。どういう好きなのってこと」

国後「そ、それは……」

↓1 コンマ

0〜30  恋愛としての好き
31〜60 憧れとしての好き
61〜98 好きだと思い込もうとしてる
ぞろ目  もうやった
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 23:34:44.30 ID:cM8oT7sqO
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 23:38:10.00 ID:wUSNKpooo
ゾロ目見てみたかったな
392 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 23:42:23.92 ID:qi/Tne4r0
国後「……」

あかり「国後ちゃん?」

国後「そんなこと、深く考えたことなかった」

あかり「自分の好きの気持ちだよぉ?」

国後「そうだけど、わざわざ考えないでしょあんまり」

あかり「聞かれてみないと考えないかもね」

国後「そうだよね? あんまり考えないわ」

あかり「で、考えてみたらどうだった?」

国後「考えてみたら……」

あかり「友達としての好き?」

国後「友達だなんてそんな気安いっ!」

あかり「気安くていいと思うけどなぁ」

国後「やっぱり、恋愛寄りの好きなのかしらね」
393 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 00:06:59.31 ID:Kh6ZxPsd0
国後「私あんなことしたのに、怒らずにむしろ気遣ってくれるし」

あかり「うん」

国後「それに綺麗でしょ? 純粋に見た目もだけど、立ち振る舞いとかもね」

あかり「表向きはね」

国後「表向きって何よ」

あかり「あぁ、気にせず続けて」

国後「だから、国後もあんなふうになりたいって思うし、それは恋愛寄りってことでいいのよね?」

あかり「あかりに聞かれても。ちょっと憧れてるだけにも聞こえるけど」

国後「憧れてるだけなのかな?」

あかり「キスしたいとか思う?」

国後「き、キス!?」

あかり「うん」

国後「わ、わかんないわよ! したらどんな感じとか、知らないし……」
394 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 00:22:05.88 ID:Kh6ZxPsd0
国後「憧れと恋愛的な好きの線引きってどこからなの? キスしたいと思ったら?」

あかり「そこは人それぞれで、こうだって定義は出来ないと思う」

国後「そうだよね、好きの形なんて人それぞれだもの」

あかり「難しいことだよねぇ」

国後「あかりは神風さんことどう思ってるの?」

あかり「好きだよぉ。恋愛的な意味で」

国後「どうしてそうはっきり言えるの?」

あかり「一緒にいて幸せだなぁって思うから?」

国後「なんで疑問形なのよ」

あかり「あはは、あかりも明確にこれだっていうことはないから。ただずっと一緒にいて、色んな事して、その中であかりの気持ちがどういうものなのか考える時間があったから」

あかり「いっぱい考えて出した気持ちだから、はっきりと言えるんだと思うよぉ」

国後「そう……」

国後(羨ましい、そんな時間があったことが)

国後(あぁ、そっか。羨ましいと思う気持ち、負けたって感じちゃうこと。これは、そういう意味で好きだったからこその気持ちなんだ……)

国後(こうして終わってしまったから気づけたなんて、皮肉だわ)
395 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 00:38:43.59 ID:Kh6ZxPsd0
綾乃「お待たせいたしました。アイスコーヒーとアイスココアです」

あかり「ありがとうございます〜」

国後「ありがと」

陸奥「あかりちゃんのお団子可愛いわね〜」ワサワサ

あかり「あんまりやると取れちゃいますよぉ〜」

陸奥「えっ、取れる?」

国後「……」

綾乃「あまり引きずってはだめよ」

国後「えっ?」

綾乃「簡単に変えるのは悪いことのように思うかもしれないけど、想いをちゃんと遂げられる相手を探すことは間違いじゃない」

綾乃「私はそう思うわ。まあ、想い合える相手を見つけたら大切にしないといけないけれどね」

国後「……うん」

綾乃「頑張ってね」

国後「ありがとう、綾乃」

あかり「あれ、何の話してたんですか?」

綾乃「コーヒーにミルクがいるかって話よ」

プリンツ「アカリさんもプリンツのミルク入ります?」

あかり「わぁっ!? プリンツさんいつの間に!?」

プリンツ「今さっきですよ〜んふふ、アカリさんに絞ってもらえば出るかもしれませんよ〜」

陸奥「あらあら」

綾乃「ちょ、ちょっと赤座さん! 何やってるの!?」

あかり「ええっ!? あかりが怒られるんですか!?」

国後(思いを遂げられる相手、ね。いつか見つかるかしら?)
396 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 00:39:33.58 ID:Kh6ZxPsd0
今回はここまでです
次は深海鶴棲姫との交流です

30ギリギリだったので憧れとの境界にいる感じにしました
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/11(月) 09:43:35.95 ID:acE7dAxEO
おつ
398 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 22:43:26.09 ID:Kh6ZxPsd0
開始します
399 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 22:56:26.99 ID:Kh6ZxPsd0
深海鶴棲姫「おおっ、これ新作出るんだ。面白そう」

イ級「……」

深海鶴棲姫「げっ、発売日1月とはいえ来年じゃん。ちょっと待たせ過ぎでしょ」

イ級「……」クイクイ

深海鶴棲姫「ん? どうしたのイ級?」

イ級「……」

深海鶴棲姫「なに、遊んでほしいの? 私今E3見るのに忙しいからほっぽんとこ行って」

イ級「……?」

深海鶴棲姫「んん〜? イ級も興味ある? でも手がないからイ級にゲームは出来ないよねぇ」

イ級「……!」

深海鶴棲姫「足使えばできるって? いや足も大きいから精密操作無理でしょ」

イ級「……」テクテク

深海鶴棲姫「あっ、こら! コントローラー壊れるから私のでやるのやめて!」

イ級「……」

あかり「鶴棲姫さん、おはようございます」

深海鶴棲姫「あっ、あかり来たよ。あかりに遊んでもらって」

イ級「……」

あかり「イ級ちゃんもおはよう。何してるんですか?」

深海鶴棲姫「E3見てた」

あかり「いーすりー?」

深海鶴棲姫「世界最大規模のゲームの見本市だよ。新作の情報とかいっぱい出るの」

あかり「へぇ〜、そんなのやってるんですね」

深海鶴棲姫「今は中継で見られるからいいよね」

あかり「すごいですよねぇ」

イ級「……」グリグリ

あかり「イ級ちゃんはゲームできないから、他のことで遊んでほしいみたいです」

深海鶴棲姫「いや、足でできるってコントローラー踏もうとしてたから」

あかり「あかりは鶴棲姫さんに会いに来たので、少し付き合ってくれませんか?」

深海鶴棲姫「中継が〜」

あかり「中継もできれば録画もできるじゃないですか」

深海鶴棲姫「はいはい。まったく、いい時代になったもんだねぇ」

>>このレスから四分後に一番近いレス

1 名前を付ける
2 日々の生活について
3 髪の毛が凄いという話
4 その他自由に
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/11(月) 23:00:26.96 ID:pPKxN8oQO
1
401 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 23:14:37.29 ID:Kh6ZxPsd0
あかり「そろそろ鶴棲姫さんの名前決めてあげないといけませんね」

イ級「……!」ピョン

深海鶴棲姫「いいよ鶴棲姫で」

あかり「もっと女の子っぽい名前がよくないですか? 鶴姫とか」

深海鶴棲姫「忍者になりそうだなぁ」

北方棲姫「アカリー!」ダキッ

あかり「うっ! ほっぽちゃん、急に抱き着いたらびっくりするよぉ」

北方棲姫「ナニシテルノ?」

イ級「……」

北方棲姫「メガホンノナマエ? メガホンジャナイノ?」

あかり「それは女の子っぽくないよぉ」

防空棲姫「わるシリーズの仲間入りすればいいのよ」

あかり「わるづきちゃん」

防空棲姫「わるづる? わるずい? わるかく?」

深海鶴棲姫「なんかどれも語呂悪いね」

離島棲鬼「鶴は英語でクレインだからそれでいいんじゃない?」

深海鶴棲姫「そこまで鶴要素なくない私?」

レ級「鶴級でいいんじゃね」

深海鶴棲姫「ランクダウンしてるじゃない!」

戦艦棲姫「結局どれがいいんだ?」

深海鶴棲姫「どれにしようかしらねぇ」

>>このレスから四分後に一番近いレス

1 鶴姫
2 メガホン
3 わるずい
4 鶴棲姫
5 その他自由に
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/11(月) 23:18:37.30 ID:aLhfITK2O
5ずいずい
瑞鶴も瑞鳳も混ざってるんだし合わせてずいずいみたいな
403 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 23:24:48.37 ID:Kh6ZxPsd0
深海鶴棲姫「う〜ん」

北方棲姫「ナガイ!」

レ級「早く決めろよ〜」

深海鶴棲姫「いや自分の名前大切なもんだからね?」

戦艦棲姫「大切な物だという自覚はあったのか」

深海鶴棲姫「そりゃ、うん、そこは、あるよ」

防空棲姫「わるの名を背負わないのぉ?」

深海鶴棲姫「でもほら、私見た目は瑞鶴っぽいけど瑞鳳とかも混じってるし」

あかり「瑞鶴さんと瑞鳳ちゃん。ずいとずいですね」

離島棲鬼「じゃあずいずい!」

深海鶴棲姫「えっ?」

北方棲姫「ズイズイ! カワイイ!」

深海鶴棲姫「ずいずい……可愛い?」

あかり「可愛いと思いますよぉ」

深海鶴棲姫「ならそれでいっか」

レ級「わりと適当!」

イ級「……」カプカプ
404 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 23:37:22.48 ID:Kh6ZxPsd0
北方棲姫「ズイズイ〜」

イ級「……」グリグリ

深海鶴棲姫「あぁん、わかったからじゃれつかないで」

あかり「ずいずいさん」

深海鶴棲姫「その呼ばれ方に慣れるとこからはじめないと」

離島棲鬼「ずっころばし」

深海鶴棲姫「言うと思ったよ」

防空棲姫「うふふ、ずいずいさん。確かに響きが可愛い」

レ級「なんかこう、ずいーって感じでいいな!」

戦艦棲姫「どんな感じなんだ」

あかり「瑞鶴さんと瑞鳳ちゃんにも報告しましょう」

深海鶴棲姫「えっ、いる? その報告?」
405 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 23:52:35.38 ID:Kh6ZxPsd0
防空棲姫「これの5やっと出るのねぇ」

深海鶴棲姫「面白いよねこれ」

あかり「瑞鶴さんから返信来ましたよぉ」

北方棲姫「ナンテー?」

あかり「瑞鶴の瑞の方が先だよね、ですって」

深海鶴棲姫「どっちが先とか考えてなかったなぁ」

レ級「どっちも瑞じゃん」

離島棲鬼「それが違うもんなんだようん」

あかり「あっ、瑞鳳ちゃんからも返って来た。鶴鳳でよかったんじゃない?って」

離島棲鬼「相撲取りみたいじゃん。可愛くない」

戦艦棲姫「そういう名前の艦もいそうではあるが」

防空棲姫「というか雄々しい名前の艦多いしねぇ」

北方棲姫「ズイズイナノレルダケマシ!」

深海鶴棲姫「お、おう」

イ級「……」
406 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/12(火) 00:04:54.12 ID:INh7qOXX0
イ級「……!」

深海鶴棲姫「そんなずいずい言わんでもいいじゃん」

あかり「名前呼んでるんですか?」

北方棲姫「メッチャヨンデル」

あかり「あかりにも聞こえればいいのにね〜」スリスリ

イ級「……」カプ

あかり「うひゃっ! 耳噛むのくすぐったいよぉ」

防空棲姫「あんな大きな口で器用ねぇ」

レ級「よ〜し、ほら尻尾!こっち来てお前も噛め!」

レ級の尻尾「……」プイッ

レ級「お〜い!」

離島棲鬼「相変わらずツンツンだわ」

北方棲姫「カワリニワタシガカムー!」

あかり「わぁぁ、ほっぽちゃん! あんまり強く噛むのはダメだからね!?」

深海鶴棲姫「あの〜用済んだなら1人に……」

深海鶴棲姫「はぁ〜、まあいいかこういうのも」
407 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/12(火) 00:08:53.47 ID:INh7qOXX0
今回はここまでです
次は千代田との交流です

イ級とレ級はもうこの名前で定着した感がありますのでこのままで行く感じでいいですかね

↓1 千代田の話

1 エロ有り
2 エロなし
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/12(火) 00:12:08.70 ID:yW1m/ETEO
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/12(火) 00:51:29.60 ID:S8USi0Gqo
乙 名前はそういう安価が出たらでいいのでは。
410 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/12(火) 23:33:22.82 ID:INh7qOXX0
ただ横になって目を瞑ってようと思ったらガチ寝してしまうのが多くなった気がします
短いスパンですいませんが↓1〜2で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府の話でもエロでも鎮守府にいた頃の話でもOKです

>>409
安価を出す機会も減って来てますがその機会で取られれば決めるという形にしますね
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/12(火) 23:37:10.69 ID:Udc2oqa7O
秋月と防空棲姫とあかりでTRPGをする
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/12(火) 23:37:44.95 ID:Cg7IRK2vO
>>323の続き
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/13(水) 00:01:55.26 ID:BFOO71OK0

横になって目を瞑ったらガチ寝しててやりたいこと全然できなかったってあるよね……
414 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/13(水) 22:44:08.65 ID:Aj9gN5y60
>>413
あり過ぎて辛いです無駄に夜更かししてるせいですが

開始します
415 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/13(水) 22:55:06.10 ID:Aj9gN5y60
あかね「あかり〜」スリスリ

あかり「お姉ちゃん、皆見てるから……」

千代田「何やってんの?」

あかね「最近お休みの日はいつも家にいなくて、寂しいからこうして補給してるんです」

千代田「何を?」

あかね「アカリウムを」

あかり「なにそれ!?」

千代田「よくわかんないけどわかったから、人前でそういうことするのやめときなさい」

あかね「私は一向に構いません!」

千代田「あかりが構ってるのよ」

あかり「お姉ちゃんが周りの人から変な目で見られるようになったらやだよぉ」

あかね「あぁ、あかり! お姉ちゃんの心配をしてくれるのね! なんていい子!」ナデナデ

あかり「お姉ちゃん、感動するのはいいけど悪化したら意味ないよぉ!」
416 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/13(水) 23:01:31.63 ID:Aj9gN5y60
あかね「お酒飲ませて変なことしないでくださいね!」

千代田「しないわよ! というか千代田はあんまり飲まないわ!」

あかね「お酒飲むために20歳設定にしたって言ってたじゃないですか」

千代田「千歳お姉に付き合うためよ! あと設定言うな」

あかね「とにかく! あかりにもしものことがないようにしてくださいね!」

千代田「わかってるから」

あかり「じゃあ、またねお姉ちゃん」

あかね「うぅ、あかりぃ! たまにはお姉ちゃんとも休日を過ごしてもいいんだよ?」

あかり「ええっと、どうしてるか気になる人がいっぱいいるから、ごめんね」

あかね「ああああああ!」

千代田(ちょっと可哀想ではあるけど、仕方ないわよね)
417 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/13(水) 23:11:50.30 ID:Aj9gN5y60
あかり「駆逐艦の子達はもうお酒飲めなくなっちゃいましたね」

千代田「さすがにあの容姿だと無理があるもの」

あかり「千代田さんだって高校生でも通ると思いますけど」

千代田「お姉がどうしてもって言うからしょうがないわ」

あかり「千歳さんはお酒好きですもんね」

千代田「どうしてあんなに好きなのかしらね」

あかり「でもいいじゃないですか。飲み会?っていうの楽しそうです」

千代田「あぁ、飲み会ねぇ」

あかり「どうしたんですか?」

千代田「あかりはダメよそういうところ行っちゃ」

あかり「ええっ、どうしてですか?」

千代田「大学生の飲み会なんて、酒飲ませて変なことしようって奴が企画するようなもんだから」

あかり「それは偏見だと思いますけど」

千代田「少なくとも千代田とお姉に声かけて来る奴はそうだったわ。皆あからさまに胸ばっかり見て、嫌らしい」

あかり「あははは……」
418 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/13(水) 23:23:33.63 ID:Aj9gN5y60
千代田「指輪してたら違ったのかなぁ」

あかり「大学生で結婚してる人いるんです?」

千代田「法律上は高校生でもできるでしょ」

あかり「でもあんまりいませんよぉ」

千代田「そうかもしれないけどね」

あかり「ケッコン、したいです?」

千代田「うちの中でしたくないって言う人いないんじゃない?」

あかり「妖精さんが持って来てくれてますけど、改修ができませんね」

千代田「それはいいのよ別に。指輪がほしいだけ」

あかり「結婚してると思わせるならそれだけでいいですね」

千代田「それだけじゃなくて」

あかり「他に何かあるんです?」

千代田「人に言えないでしょ、こんな関係だって」

あかり「絶対言えませんよぉ」

千代田「だけどやっぱり主張したくなるのよ。だから、誰のとは言えないけど指輪見せてアピールしたいの」

あかり「アピールしたいんですか」

千代田「本当はいやらしい目で見られる度、これはもうあかりのだから気安く見るなって言いたいのに!」

あかり「あかりのではないですよ!?」
419 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/13(水) 23:30:54.25 ID:Aj9gN5y60
あかり「ケッコンします?」

千代田「なんかそう軽く扱われるのもやだ」

あかり「元々軽く扱おうとしてたものですけどね」

千代田「そんなの建前じゃない。競い合うのも選ばれるのもどっちもドラマチックよ」

あかり「言われてみればそうかもしれません……」

千代田「だから軽くじゃない感じで」

あかり「難しいですよぉ」

千代田「そりゃそうでしょ。簡単じゃないから軽くないのよ」

あかり「ううぅん……」

千代田「あんまり難しいようなら、エッチした後に言ってくれれば流れで行けるかもね」

あかり「軽いのか重いのかわかんないですよぉ!」
420 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/13(水) 23:50:47.41 ID:Aj9gN5y60
あかり「あかりにはそういう目で見られていいんですよね?」

千代田「むしろ見られたいけど」

あかり「見られたいんですか」

千代田「うん。だって、好きな相手にそう思われてないって悲しいでしょ」

あかり「ちゃんと、思ってますからね」

千代田「じゃあたまにはあかりから言って来てほしいな」

あかり「あかりからだと、やっぱり違います?」

千代田「気持ちが全然違うよ。あかりだって求められたら嬉しいでしょ?」

あかり「ま、まあ、想われてるって感じるのは嬉しいです」

千代田「だから、もっと千代田を求めてほしいのよね。本当はもう押し倒して、無理やりしちゃうくらいでもいいんだけど」

あかり「む、無理ですよそんな乱暴なの!」

千代田「だから、しようって言ってくれるだけでもすごく嬉しいから」

あかり「わ、わかりました」
421 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 00:13:39.63 ID:CbvyFcdn0
あかり「那珂ちゃんに言われたんです」

千代田「ん?」

あかり「自分はたくさん好きな人がいるのに、好きな人相手に独占みたいなの抱いちゃうのは悪いことじゃないって」

千代田「悪いことだと思ってたの?」

あかり「自覚してなかったんですけど、でも心のどこかで思ってたみたいです。そういう気持ちがあるって思ったのが、あかりが初めて恋心を意識したことなんですけどね」

あかり「あかりは1人の物になれないのに、そんな気持ち抱いてたらダメだって。でも那珂ちゃんは愛してるならそう思うのは当たり前だって、だからその想いを隠さずにちゃんと愛して言ったんです」

あかり「あかり、千代田さんのこと好きです。でも、千歳さんとか他の人のことも好きで……それでも、千代田さんにもあかりを好きでいてほしいって思ってます」

あかり「図々しい、ですか?」

千代田「図々しいね。だけど、図々しくなるくらい千代田のことが好きだってことでしょ?」

千代田「はじめて会った頃はそんなこと全然なかったのに、いつの間にかこんなにも図々しく千代田のこと好きになってくれた。なら千代田もそれに応えるよ」

千代田「千代田もあかりが好き。千歳お姉とか他の子のことが、ううん、他の子のことも好きでも、千代田のこと誰よりも好きだって知ってるから」

あかり「ありがとうございます、千代田さん」

千代田「こんなのお礼を言うのは違うよ」

あかり「そうですね、少し屈んでください」

千代田「うん」

あかり「……」チュッ
422 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 00:19:08.35 ID:CbvyFcdn0
千代田「……見られたらどうするの」

あかり「ちゃんと確認しましたよぉ」

千代田「そう……あかりからの深いキス」

あかり「やっぱり気持ちが違います?」

千代田「うん、全然……」

あかり「えへへ」

千代田「早くお家まで帰りましょ」

あかり「急ぎますか?」

千代田「したくてたまらなくて、このままだと往来で押し倒しちゃいそうで」

あかり「は、早く帰りましょう!」

千代田「帰ったらまたすぐあかりから、今度はキスの先まですること。いいわね?」

あかり「……はい、千代田さん」
423 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 00:21:31.67 ID:CbvyFcdn0
今回はここまでです
次は足柄の話です

お酒は飲まずに変なことしてるのであかねとの約束は破ってません

↓1 足柄の話

1 エロ有り
2 エロなし
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 00:21:53.24 ID:8nkMqbh2O
425 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 22:44:20.36 ID:CbvyFcdn0
開始します
426 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 22:53:03.46 ID:CbvyFcdn0
足柄「ねぇ、羽黒」

羽黒「なんでしょうか足柄姉さん?」

足柄「私そんなに高校生に見えない?」

羽黒「姉さんは大人っぽいですから」

那智「私も最大までダブってることにしたからな。お前もそれくらいだと思われても仕方ない」

足柄「私は普通に18歳ってことにしたわよ!」

羽黒「那智姉さんは普通に大学生でよかったのでは?」

那智「高校生活というのを楽しんで見たかったのだ」

羽黒「二十歳超えてることにしてたら近寄りがたいでしょ」

那智「しかしそうでなければ酒が飲めん」

羽黒「家で飲むくらいならいいんじゃないでしょうか?」

那智「それでは買えんだろ」

足柄「私年齢確認ボタンを押せとは言われるけど、身分証提示を求められたことはないわ」

那智「私もないな」
427 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 23:04:57.90 ID:CbvyFcdn0
足柄「どうなのよ撫子!」

撫子「いや、何が?」

足柄「私は高校生に見える!?」

撫子「……最近の子は成長早いから」

足柄「あんたこそ最近の子でしょ!?」

羽黒「姉さん、撫子さんに迷惑かけちゃだめですよ」

撫子「むしろなんで素直に大学生にならなかったのか気になるわ」

那智「大学と高校まででは全然違うと奈々が言っていたのでな。それに羽黒が心配だった」

羽黒「私が心配?」

那智「悪い男に捕まらないかをだな」

撫子「ここ女子校だけど」

那智「羽黒はそっちだからその方が危ないかもしれん」

羽黒「女の子なら誰でもいいわけじゃありませんから!」

足柄「結衣ちゃんなら高校生でもいけるんじゃない? あかりは無理だけど」

羽黒「背格好が似てても違うものは違いますから! 私をなんだと思ってるんですか!」

撫子「あんまそういうこと大声で言わないで」

撫子(艦娘って皆こうなのかな……危機感ないというか、気負いしなさ過ぎて危なっかしいわ)
428 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 23:15:40.74 ID:CbvyFcdn0
足柄「あかりも似合ってないって思う?」

あかり「何がですか?」

足柄「学校の制服」

あかり「似合ってますよ」

足柄「まあ、あかりはそう言うわよね」

あかり「お世辞じゃなくて本当にそう思ってますよ?」

足柄「好きな相手のことは何でもよく見えるものよ」

あかり「でもあかりには似合わないと思いますよね?」

足柄「そうねぇ、ちょっと早いかも。あっ、別に似合わないものがあるからって、あかりのこと好きじゃないわけじゃないわよ!?」

あかり「わかってますよぉ。だから、好きだからって何でも似合うと思うわけじゃないってことです」

足柄「……本当にそう思ってる?」

あかり「本当です」

足柄「そう、そうか、ありがとう」

あかり「いいえ」
429 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 23:29:25.47 ID:CbvyFcdn0
足柄「はぁ、学校帰りの一杯は効くわ」

あかり「一気に制服が似合わなくなりましたね」

足柄「いいのよ、今日くらいは飲ませなさい」

あかり「本当に今日くらいなんですか?」

足柄「本当本当」

あかり「ゴミ箱の中、お酒の缶いっぱい入ってましたけど?」

足柄「昨日の今日よ」

あかり「意味が違いますよぉ」

足柄「もう、家でくらい好きにさせてよ」

あかり「はいはい、リラックスするのはいいですけど、せめて服は着替えましょう? お酒の匂いついちゃいますよ」

足柄「そんなの土日で消える消える」

あかり「そうかもしれませんけど、こぼしたりするかもしれませんし」

足柄「あかりが脱がして〜」

あかり「しょうがないですねぇ」
430 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 23:40:41.50 ID:CbvyFcdn0
あかり「ゴミ捨てるときに見られたりしないんですか?」

足柄「父親がいるって設定になってるから平気平気」

あかり「そういう設定なんですね」

足柄「まっ、学校の行き帰り見られなきゃ、誰も私を高校生だとは思わないわよ」

あかり「すごく大人っぽいのは認めますよぉ」

足柄「だから問題ないない」

あかり「でも注意してくださいよ」

足柄「はいは〜い」

あかり「はぁ、聞いてるのか聞いてないのか」

足柄「んもぉ、それよりも早く服着せて〜」

あかり「脱がせろって言ったり着せろって言ったり忙しいですね」
431 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 23:49:54.04 ID:CbvyFcdn0
足柄「うふふ〜」

あかり「ご機嫌ですね」

足柄「そりゃあね〜お酒もあかりもいるんだもの」

あかり「あかりはお酒と同格ですか?」

足柄「そんなわけないでしょ。お酒だけでこんなご機嫌になるなら、私はいつもご機嫌よ」

あかり「安心しましたよぉ」

足柄「なぁに、疑ってたの?」

あかり「お酒ってそうなっちゃうのかなぁって」

足柄「私はお酒は飲んでも飲まれないわよ」

あかり「そうみたいですね」

足柄「あん?」

あかり「お部屋きちんと整理整頓されてましたし、服もいつも着たまま飲んだりしないんですよね?」
432 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/15(金) 00:02:39.62 ID:/igv4zs+0
足柄「な、何を言っちゃってるのかしらこの子は?」

あかり「だって、足柄さん酔っぱらってないですもん」

足柄「ええっ!? いや酔ってる酔ってる」

あかり「酔ってる人はそう言わないんです。ていうか自分で飲まれないって言ったじゃないですか」

足柄「うぐっ……」

あかり「あかりがどれだけ酔ってる人見て来たと思ってるんですか」

足柄「そりゃそうか」

あかり「酔っぱらった振りしないと甘えられませんか?」

足柄「久しぶりだとはずかしくなるのよ! それに、大人としての威厳的なあれが……」

あかり「子供に見られたいのか大人に見られたいのか、どっちなんですか?」

足柄「むぐぐ……」

あかり「ふふっ、やっぱり足柄さんは可愛いですよぉ」

足柄「私のこと手玉に取るなんて、本当に成長したわねあかり……」
433 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/15(金) 00:03:52.43 ID:/igv4zs+0
今回はここまでです
次は名取の話です

やっぱり見た目がそう見えたら確認ボタンだけじゃなくて身分証提示もさせられるんでしょうかね

↓1 名取の話

1 エロ有り
2 エロなし
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/15(金) 00:04:58.44 ID:+RY3WVM+O
435 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/15(金) 22:41:31.13 ID:/igv4zs+0
開始します
436 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/15(金) 22:52:37.89 ID:/igv4zs+0
那珂「ねぇ、名取ちゃん」

名取「なに那珂ちゃん?」

那珂「そろそろ那珂ちゃん達クラスのアイドルレベルにはなったよね?」

名取「なってないよ那珂ちゃん」

那珂「じゃあ、クラスの半分のアイドル」

名取「それはもはやアイドルとは呼べないんじゃないかな」

那珂「これだけ活動してるのにならないっておかしくない!?」

名取「いやぁ、まあ、女子校だし」

那珂「那珂ちゃんは女の子にも人気出るし!」

名取「女の子の人気取れるタイプのキャラじゃないと思うなぁ」

那珂「出すし!」

名取「頑張ろう、うん」
437 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/15(金) 23:05:45.18 ID:/igv4zs+0
美穂「あら、また騒いでるのね」

名取「こんにちは美穂先輩」

那珂「これが騒がずにいられるか〜!」

美穂「お昼休みで周りも騒がしいけれど、無駄に騒ぐのもよくないわよぉ」

那珂「那珂ちゃんは元気が取り柄なんですぅ」

美穂「はいはい。名取ちゃんも大変ねぇ、付き合わされて」

名取「いえ、私は好きで付き合ってますから」

美穂「本当? このバカちゃんに?」

那珂「バカじゃなくて那珂ちゃん!」

名取「バカっぽく見えるかもしれないですけど、真剣に頑張ってるので応援したいんです」

美穂「ふぅん、青春してるわねぇ」

名取「青春、これが……」

美穂「まあ、あんまりやり過ぎて反感買わないように気を付けなさいね外ちゃん」

那珂「那珂ちゃん!」
438 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/15(金) 23:22:29.80 ID:/igv4zs+0
名取「青春って恋するだけじゃないんですね」

あかり「基本的に学校生活が青春みたいな感じですね」

名取「アイドル活動は学校生活でいいんでしょうか?」

あかり「学校のアイドルを目指してるんですからいいんですよ」

名取「なるほど」

あかり「名取さんも青春してるんですよぉ」

名取「あんまり実感が湧きませんね」

あかり「そうなんですか?」

名取「青春というと、恋みたいなイメージだったので」

あかり「名取さん、恋愛小説ばっかり読んでました?」

名取「えっ!? そ、そんなことないですよ! アイドルの曲が大体恋愛の曲なので、イメージしようと積極的に読んだりはしてましたが!」

あかり「読んでるんじゃないですか」

名取「読みましたけど、ばっかりじゃないですから!」
439 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/15(金) 23:38:51.60 ID:/igv4zs+0
あかり「名取さんは那珂ちゃんの相方ということでいいんですよね」

名取「そんな芸人みたいな」

あかり「楽器はやらないんですか?」

名取「バンドとは違いますから」

あかり「そういうものです?」

名取「楽器での演奏も必要ではありますけどね」

あかり「もっといい音楽でアピールできれば人気UPですよ!」

名取「バンドとしての人気が出ちゃいそうですが。あかりは何かできますか?」

あかり「えっ? あかりは、鍵盤ハーモニカならちょっとは」

名取「それは可愛いけど違うね」

あかり「ハーモニカ吹くパフォーマンスするのはどうでしょう?」

名取「隠しておけないからバレバレになっちゃいます」

あかり「んん〜ライブも難しいですねぇ」
440 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 00:07:03.15 ID:PLXwVfYI0
名取「そもそもアイドルってそんな簡単になれるものじゃないですから」

あかり「最近はいっぱいいてそうでもないような気がしてきますけど、本当は難しいんですよね」

名取「そうです。だから精一杯頑張らないといけないんです」

あかり「那珂ちゃんは頑張ってますよね」

名取「私も見習って頑張らないとと思うんですけど」

あかり「ですけど?」

名取「やっぱり、かける意思が那珂ちゃんには及ばなくて」

あかり「あ〜」

名取「なんかもう、那珂ちゃんを応援してるだけって感じになっちゃってます」

あかり「やっぱり、そうなっちゃいます?」

名取「あかりも思ってたんですね」

あかり「名取さんは自分が前に出るという感じの人じゃないのはわかってましたから」
441 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 00:30:30.52 ID:PLXwVfYI0
あかり「でも名取さんもアイドルやりたいんですよね?」

名取「そ、それは……」

あかり「あかりには頑張ってくださいって応援するしかできませんけど、でもそこで負けちゃうのはよくないと思いますよぉ」

名取「負ける、そう、負けちゃうのはよくないです」

あかり「名取さんにもいいところいっぱいあるってあかり知ってます。でも、それを知ってもらえなければ好きになってももらえません」

あかり「ちょっとくらい那珂ちゃんみたいに自分をアピールするのもいいんじゃないですか?」

名取「悪いところも知られてしまうかもと思うと……」

あかり「悪いところを超えるくらい、いいところを見せればいいんです。あかりはそれくらい名取さんにいいところあるって思ってますから」

名取「あかり……ありがとう」

あかり「えへへ、でもあんまり他の人に知られたくないって気持ちもあったり」

名取「えっ?」

あかり「応援したいですけど、でもやっぱりあかりだけが知っていたいっていう気持ちもあって……」

名取「……それも青春ですか?」

あかり「あかり、今人生で一番青春してるかもしれません」
442 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 00:32:48.02 ID:PLXwVfYI0
今回はここまでです
次は卯月の話ですがその前に小ネタです

某アニメで軽音部員が増えたように、某アニメの影響でスクールアイドルが増えたりとかはなかったんでしょうかね
性別的な問題があるのでハードル高そうですが

↓1 卯月の話

1 エロ有り
2 エロなし
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 00:33:07.42 ID:MEn/HJ70O
444 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 22:43:39.36 ID:PLXwVfYI0
開始します
秋月と防空棲姫とあかりでTRPGをする小ネタから
445 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 22:51:24.86 ID:PLXwVfYI0
防空棲姫「秋月が部活作ったのぉ?」

あかり「人数足りなくて同好会らしいけどね」

防空棲姫「どんなの?」

あかり「えっとねぇ、あった。ここだよぉ」

防空棲姫「アナログゲーム研究会? 同好会じゃないの?」

あかり「似たようなものだよぉ。秋月ちゃん入るよぉ」

秋月「どうも、いらっしゃいませ」

防空棲姫「中は普通の部屋ねぇ」

秋月「そりゃ間借りしてるだけだし、変に凝る必要もないでしょ」

あかり「アナログゲームを研究する会なの?」

秋月「研究、と言ってもほとんど遊ぶためのものですよ」

防空棲姫「そもそもアナログゲームってどんなのぉ?」

秋月「ゲーム機を使わないゲームのこと。トランプとかボードゲームとかそういうの」

あかり「わぁ、ごらく部でやってるようなのだね」
446 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 23:01:04.72 ID:PLXwVfYI0
防空棲姫「でもあなたが好きなのはゲーム機を使うゲームじゃないのぉ?」

秋月「そうですが、それらの元々のルーツはアナログゲーム。ならそれを研究することで、よりデジタルゲームへの知識を深めることができるんです」

あかり「なんか研究会っぽい!」

秋月「というのは建前で、本当は一緒に楽しく遊ぶ人を探したかっただけなんです」

あかり「あはは、そうだったんだ」

防空棲姫「しょうがないわねぇ」

秋月「今回はこちらをやろうかと」

あかり「本?」

秋月「TRPGのルールブックです」

防空棲姫「てぃーあーるぴーじー?」

秋月「テーブルトークロールプレイングゲーム」

あかり「どういうゲームなの?」

秋月「まず参加者はゲームマスターとプレイヤーに分かれます」

防空棲姫「逆らうと殺されちゃうの?」

秋月「まあある意味神的な存在ではあるけど、殺されはしないわよ」
447 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 23:19:19.02 ID:PLXwVfYI0
秋月「プレイヤーはルールに則って自分の分身になるキャラクターを作り、ゲームマスターが語る物語の中でそのキャラクターを演じるんです」

あかり「演劇みたいな感じ?」

秋月「はい。いわばごっこ遊びを複雑化したものです」

防空棲姫「そのルールが書かれてるのがその本ってこと?」

秋月「ええ。ごっこ遊びだから自分でオリジナルのルールを作ることもできるけど、面白いルール、世界観なんかを作るのは難しいことよ」

防空棲姫「そっか、物語から自分で作らないといけないのね」

秋月「そういうこと。ルールブックに載ってるのはキャラクターの能力や遊び方だけじゃない。世界観の設定とか公式で存在しているキャラクターとか、話を作りやすくする情報も載ってる」

あかり「そういうの大事だよね」

秋月「元々が指輪物語の世界を自分達も体験したいという思いから生まれた遊びですからね。世界観の共有というのは大事なことなんです」

防空棲姫「なるほどねぇ。ごっこ遊びもそこまで進化するんだ」

あかり「今回遊ぶのどういう物語なの?」

秋月「舞台は現代の日本ですが、裏では異世界から世界を滅ぼそうとする魔王と、それを阻止するべく魔法使い達が日夜戦いを繰り広げているという世界です」

防空棲姫「それで、私達は魔法使いになって魔王と戦えばいいのね」

秋月「そういうことです」

あかり「RPGっていうファンタジーの世界なのかと思ったけど、そういうのもあるんだね」

秋月「はい、では早速キャラクター作っていきましょう」
448 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 23:24:39.73 ID:PLXwVfYI0
あかり「秋月ちゃんがゲームマスターになるのぉ?」

秋月「プレイヤーが2人というのはちょっとバランス的にあれなので」

妖精(猫吊るし)「今回は私がゲームマスターやります」

あかり「妖精さん、学校まで来ちゃって大丈夫?」

妖精(猫吊るし)「大丈夫です。西垣先生に作られた自立型ロボットということで通します」

あかり「それなら安心だね」

防空棲姫「自立型ロボット作ったって通る理科の先生……」

秋月「ということで私もプレイヤーです」

あかり「一緒に世界を守るよぉ」

防空棲姫「私も今度は守る側に……」

秋月「キャラクターのデータはこのシートに書き込んでいってください」

あかり「結構始めるまでに手間がかかるね」

秋月「キャラクターを作るのも醍醐味ですよ」
449 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 23:39:35.61 ID:PLXwVfYI0
秋月「基本的に自由に作れますけど、パーティーのバランスは考えた方がいいですね」

防空棲姫「全員アタッカーじゃダメなのぉ?」

秋月「ちゃんと防御役とか回復役も考えないと」

あかり「そこら辺はゲーム的だねぇ」

妖精(猫吊るし)「ただのごっこ遊びとは違いますからね」

防空棲姫「私、魔法使いがいいわ」

あかり「二つ名とかあるよぉ」

秋月「そういうのもキャラクターを形作る大切な情報ですから」

防空棲姫「キャラクターとのコネもあるのね。私、あかりと恋人設定にしたいわ」

秋月「だめよ! それは私がやる!」

あかり「ええっ!?」

妖精(猫吊るし)「あまり現実を反映させ過ぎるのもどうかと思いますよ。あくまで別人なんですから」

あかり「そうだよぉ。ここは全員初対面とかでもいいと思うよぉ」

秋月「初対面からはじめるというのも」

防空棲姫「最初から落としていくのも有りねぇ」

妖精(猫吊るし)(ラブコメじゃなくて現代異能系バトル物なんですけど)
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 23:42:44.09 ID:i0xurD11O
そもそも何部なんすかね
ラブライブ
451 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 23:54:53.28 ID:PLXwVfYI0
妖精(猫吊るし)「できました?」

あかり「うん、できたよぉ」

秋月「私もです」

防空棲姫「できたわぁ」

妖精(猫吊るし)「はい、では自己紹介をお願いします」

あかり「えっ? なんで急に?」

秋月「キャラクターの紹介ですよ」

あかり「あっ、そっか。えっと、名前は海月なもり、クラスは魔剣使い。物語の最初はまだ力に目覚めてない普通の女の子で、普通に暮らせればいいなぁって思ってる」

秋月「完全に主人公ですね」

妖精(猫吊るし)「まあ、秋月さんもわるづきさんもあかりんを主人公にしろと言うでしょうし」

あかり「最初が主人公っぽく見えても主人公としてふるまい続けられるとは限らないんだよ!」

防空棲姫「何故かすごい説得感があるわ……」

秋月「TRPGでは往々にしてよくあることです」
452 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/17(日) 00:14:05.27 ID:Jw023CyB0
秋月「では次は私が。名前は秋月・オータム、クラスは強化人間。所属する組織からの命令で、未覚醒ながら強い力を持っているなもりを勧誘するために送り込まれた」

防空棲姫「何そのヒロインっぽい設定! 絶対ヒロインなやつ!」

あかり「なもりちゃんの設定今話したばっかりなのに」

秋月「いいんです。他者の設定に合わせて柔軟に組み替えることができるのもTRPGです」

妖精(猫吊るし)「活かそうとするとGMが困るやつですけどね」

防空棲姫「ふ〜ん!ふ〜ん! じゃあ私もそうするもん!」

あかり「わるづきちゃんのキャラクターの名前、えっとしんかい?」

防空棲姫「割月深海と書いて、わるづきみうみと読むの」

秋月「うわぁ、DQNネームだ」

防空棲姫「人殺し楽しんでそうな名前に言われたくないわ!」

秋月「死んでいい奴扱いされたいの?」

あかり「喧嘩はやめようよぉ!」

防空棲姫「クラスは陰陽師で、なもりの幼馴染。なもりの力に気づいてるけど戦いの世界に来てほしくなかったから、本人には内緒で影で敵と戦って来たの」

秋月「負けヒロインの設定だ」

防空棲姫「誰が負けヒロインよ!」

秋月「幼馴染はそれしか出ないならともかく、オータムみたいな出会い方するヒロインがいる場合、高確率で負けるのよ」

防空棲姫「そうやって調子に乗ってると足掬われるんだからね! 覚悟しておきなさい!」

妖精(猫吊るし)「戦闘中に勝手に殺し合ったりしないでくださいよ? じゃあ、今回のお話しを――」

奈々「お〜いお前ら。もう下校時間過ぎたぞ」

秋月「えっ!? もうこんな時間!?」

防空棲姫「もぉ〜! 秋月が喧嘩売ってくるからゲームできなかったじゃない!」

秋月「わるづきが一番キャラ作成に時間かかってたでしょ!?」

あかり「はぁ、2人共いつもこうなっちゃうんだもんねぇ」

妖精(猫吊るし)「まあ、これはこれでいい関係だと思いますよ。わざわざわるづきさん呼んだのは秋月さんですし」

あかり「ツンデレ、なの?」

妖精(猫吊るし)「どうでしょうねぇ。ただ1つわかるのは、ただでさえ時間かかるTRPGのセッションが、手間取って相当な長さになるということだけです」
453 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/17(日) 00:15:38.31 ID:Jw023CyB0
今回はここまでです
次は>>323の続きです

あかり達がやろうとしていたのはナイトウィザードというTRPGですが、ルルブもリプレイも全部手元にないので突っ込んだことが書けずにこうなりました
艦これもTRPGありましたけどあれどうなったんでしょうね
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 00:36:30.56 ID:ZJPtnytSO

姉妹とTRPG一緒にやるのが夢だったからね秋月
455 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/17(日) 22:43:15.17 ID:Jw023CyB0
>>454
あかり達とのセッション後に京子のところの妹達と自分を入部させているかもしれません

開始します
456 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/17(日) 22:50:54.62 ID:Jw023CyB0
神風「ふぅ〜……ふぅ〜……」

あかり「神風ちゃん苦しい?」

神風「んっ……」

あかり「場所変える?」

神風「……」フルフル

あかり「我慢できない?」

神風「……」コクリ

あかり「それなら仕方ないね。苦しいかもしれないけど、声抑えててね」ペロッ

神風「んんっ……!」ピクン

あかり「あかりもなるべく早く終わらせるようにするから」

神風「んんんっ……!」

神風(そうすると声抑えるのも難しくなるっ!)
457 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/17(日) 23:08:37.64 ID:Jw023CyB0
あかり「こっちも取るね」カリカリ

神風「ふぁぁ……!」

あかり「ごめんね、中々取れなくて」

神風「ううん、私が粘着力強いの貼った、だけだし……んっ!」

神風(後で覚えてなさいよ朝風!)

あかり「こっちは指を濡らして」ペロッ

神風「一回、こっちから口離せばいいんじゃない?」

あかり「神風ちゃんがそうしてほしくなさそうだったから」

神風「な、何を言ってるのよ……」

あかり「こっち吸われながらする方がいいかなって」

神風「べ。別にそんなこと……一緒にされる方がいいけど」

あかり「なら続けるね」

神風「ううぅ……」
458 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/17(日) 23:26:39.70 ID:Jw023CyB0
あかり「あかりもあんまり声出さないようにしたいけど……」

神風「ふぇ……」ビクン

あかり「無言でやるのもどうかと思って……」

神風「んん……!」

あかり「あんまりやりやすいところじゃないよねここは」

神風「……そういうところでするから、ぁっ、ドキドキも増すのよ」

あかり「緊張感はあるよね確かに」

神風「ふぅふぅ……」

あかり「でも神風ちゃんはわりとすごいことなるから、お家でする方がいいと思う」

神風「すごいことって?」

あかり「今なってるようなこと」

神風「そんっ、あぁ、なって、る?」

あかり「なってるよぉ」
459 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/17(日) 23:41:29.09 ID:Jw023CyB0
神風「ふぇや……」

あかり「あんまりここばっかり弄ってると、潰れちゃわないか心配だね」

神風「なんで、そこから剥がすのよ……」

あかり「盛り上がってるから一番剥がしやすいでしょ」

神風「そのわりにぃ……全然、剥がれてないじゃない……」

あかり「それは粘着力のせいだね」

神風「わざと、やってるんじゃないの……?」

あかり「わざとじゃないよぉ。でも、神風ちゃんを気持ちよくしようとは思ってる」

神風「わざとじゃない……」

あかり「それをわざとって言われたら、あかり困っちゃうよぉ」

神風「う、嬉しく思ってる、わ」

あかり「本当?」

神風「本当よ……だから、こっちも、して……」ピラッ

あかり「ええっ!? パンツはいて来てなかったの!?」

神風「パンツはいてたら絆創膏貼る意味ないでしょ……」

あかり「さすがにそれはどうかと思うよ神風ちゃん」
460 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 00:02:59.61 ID:HL6RQ0wa0
あかり「剥がしたら本当に何もはいてないことになるよぉ」

神風「大丈夫……替えのを鞄の中に入れてるわ」

あかり「完全に学校でする用意して来てるよぉ」

神風「そういう気分だったの!」

あかり「神風ちゃん、発情期っていうやつなの?」

神風「違う……よね?」

あかり「いや、あかりに聞かれても。とりあえず、取っちゃうよ」

神風「ぐぅ……!」

あかり「本当にデリケートなところだから、もっと優しくしたいんだけどね」

神風「ああっ、ああ……」

あかり「よい、しょっと」

神風「ああっ……はぁぁ……」

神風(あかり、ここは強くすることないものね……これくらい強めの方が、私は……)
461 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 00:19:19.15 ID:HL6RQ0wa0
あかり「取れた……」

神風「はぁ、そこはかとない違和感から解放されたわ……」

あかり「パンツから解放されてる状態だったのに」

神風「……んん」ブルッ

あかり「おトイレ?」

神風「違うわよっ!」

あかり「したくなったらすぐそこあるけど」

神風「違うってばっ! もう、続けてよ……」

あかり「本当に違うよね……」

神風「軽快しないでよっ……! どっちにしたって同じようなもんでしょ……!」

あかり「気持ち違うんだよぉ……」グジュッ

神風「はんっ……!」

あかり「神風ちゃんのだったら、まあ、大丈夫かなって思うけど……」

神風「ええっ……!?」

あかり「なんか、下品な感じするからね」

神風「そこ、気にするっ、んぁっ……ああっ……!」ビクンビクン

あかり「気分的なものだから……」
462 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 00:26:37.89 ID:HL6RQ0wa0
神風「あぁ……」ズルズル

あかり「ううん、ちょっとお掃除しないといけないね」

神風「ごめん……」

あかり「わかってたから、大丈夫だよ」

神風「あの、私、こんなだけど、本当にエッチしたいだけじゃなくて……」

あかり「それもわかってる。安心して、見損なったりしないから」

神風「ありがとう、あかり……」

あかり「でも帰る前にはちゃんとパンツはいてね?」

神風「わかってるわよ……」

あかり「もう少し休んだらお掃除しようね」

神風「うん……」

神風(誰もこなくて本当に良かった……)



大鳳「とか思ってるかもしれませんけど……」

大鯨「普通にバレバレですからね……」

朝雲「学校でそれ有りだって言うなら……」

浜風「こちらにも考えがあります……!」
463 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 00:27:21.17 ID:HL6RQ0wa0
今回はここまでです
次は本編からです

絆創膏下に付けてるときってトイレどうするんでしょうね
464 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 22:42:15.57 ID:HL6RQ0wa0
開始します
465 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 22:49:14.54 ID:HL6RQ0wa0
如月「さぁてと、今日も卯月ちゃん達を起こしに行かないと」

如月「卯月ちゃ〜ん、朝よ〜」

卯月「知ってるぴょん」

如月「きゃあっ! 卯月ちゃん、後ろに!?」

卯月「おはようぴょん」

如月「もう起きてるなんて珍しい」

卯月「う〜ちゃんだってたまには早起きするぴょん!」

如月「たまにじゃなくていつもこうだと嬉しいんだけどね〜」

卯月「いつもこうだと疲れるから、たまにやるのがちょうどいいぴょん」

如月「如月はいつもなんだけどね」

卯月「う〜ちゃんは如月よりか弱いから、たまにしか早起きできないぴょん」

如月「意思がね」

卯月「ぷっぷくぷ〜! 意思は誰よりも固いぴょん!」
466 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 22:59:57.67 ID:HL6RQ0wa0
文月「これ卯月が作ったのぉ?」

卯月「う〜ちゃんだって魚くらい焼けるぴょん」

三日月「七輪持ち出そうとしたときはどうしようかと思ったけど」

弥生「朝から本格的」

如月「今日は楽できたわ〜」

卯月「う〜ちゃんはか弱いけど、如月に苦労ばっかりは掛けさせないぴょん」

如月「いつもこうだと嬉しいんだけどね〜」

卯月「それさっきも聞いたぴょん! ていうかそれだと如月が怠けてるだけぴょん!」

弥生「怠けてる自覚はあるんだ……」

三日月「あるなら改善しようよ」

卯月「今日したからしばらくはいいぴょん」

文月「それは改善したって言わないと思う〜」
467 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 23:13:52.11 ID:HL6RQ0wa0
三日月「ちゃんと小テストの勉強した?」

文月「したよ〜」

卯月「小テスト?」

如月「今日あるって言ってたでしょ〜」

卯月「知らんけどう〜ちゃんなら大丈夫ぴょん!」

弥生「その自信はどこから出て来るの……」

卯月「う〜ちゃんは真面目だからいつも授業聞いてるし〜あっ! あかり〜!」ダキッ

あかり「わぁっ! 卯月ちゃん、おはよう」

卯月「おはようぴょん!」

あかり「皆もおはよう」

文月「おはよ〜」
468 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 23:27:32.03 ID:HL6RQ0wa0
卯月「う〜ちゃん今日は朝ごはん作ったぴょん」

あかり「卯月ちゃん料理できたんだ?」

卯月「頑張ったぴょん! ほめるぴょん!」

あかり「えらいえらい」ナデナデ

卯月「んふふ〜」

文月「あ〜、あかりにほめられたいからやっただけなやつ〜」

三日月「わ、私も朝ごはん作りましたよ!」

あかり「三日月ちゃんもえらいえらい」ナデナデ

三日月「えへへ」

卯月「三日月はわりとやってるぴょん! 今日はう〜ちゃんが特別にやった日だから、う〜ちゃんをいっぱいほめるぴょん!」

あかり「いつもやってる人の方が大変なんだよぉ? ね、如月ちゃん」ナデナデ

如月「ふふっ、如月は褒められたくてやってるわけじゃないわよ」

卯月「ぷっぷくぷ〜」
469 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 23:44:18.67 ID:HL6RQ0wa0
あかり「あっ、今日は小テストだっけ」

卯月「そうでっす。勉強してきたぴょん?」

あかり「少しはね」

卯月「だめだめぴょん。う〜ちゃんなんか、一切してこなかったぴょん」

あかり「大丈夫?」

卯月「う〜ちゃん程度になれば、授業をちゃんと聞いてれば余裕ぴょん!」

如月「とか言って、本当はいっぱい勉強してきたんでしょ?」

卯月「し、してないぴょん!」

あかり「そうなの?」

如月「勉強してないで頭いいっていうのがカッコいいと思ってるから」

卯月「そんなことないぴょん! う〜ちゃんは自然に頭がいいんだぴょん!」

あかり「あかりは自然に頭いい人も好きだけど、努力して頭よくなる人も好きだよ」

卯月「昨日徹夜したぴょん!」

如月「変わり身はやっ」

あかり「小テストで気合入れ過ぎだよぉ」
470 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 23:53:52.57 ID:HL6RQ0wa0
卯月「ぷぇ〜……」

あかり「卯月ちゃんの魂が抜けてる」

如月「あら、解体されちゃったのかしら」

卯月「こんな問題出るとか聞いてないぴょん……」

あかり「テストに出るぞとは言ってなかったしね」

卯月「ていうか国語じゃなかったぴょん……」

如月「教科間違えてたのね」

文月「授業聞いてない証拠だね〜」

卯月「う〜ちゃんが退学になっても仲良くしてね……」

あかり「こんな小テスト1回で退学にはならないから!」

三日月「というか中学校だからね!」

弥生「義務教育……」

卯月「びぇ〜」

あかり「やれやれだよぉ」
471 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 00:09:10.71 ID:h/5uVCj90
あかり「よしよし卯月ちゃん」ナデナデ

卯月「あかりぃ〜……」

あかり「間違っちゃったかもしれないけど、あかりは頑張ったってところは褒められると思うよぉ」

卯月「結果が出なきゃ意味ないぴょ〜ん」

あかり「国語のテストで出せばいいでしょ? 無駄にはならなかったよぉ」

卯月「うぅ〜」

あかり「ほら、元気出して。補修になったらあかりも待っててあげるから」ギュッ

卯月「ほんとぴょん?」

あかり「本当だよぉ」

卯月「なら元気出すぴょん」

あかり「うん、卯月ちゃんは元気なのが一番だよぉ」ナデナデ

三日月「もしかしてこっちが狙いだったんじゃ」

弥生「勉強の頭はよくなくても、悪知恵は働くタイプ……」

文月「狡猾だね〜」

如月「まっ、あかりによく見られたいってところはわかってるから、御しやすいかしらねぇ」

卯月「えへへへ〜もっとほめるぴょん!」

あかり「はいはい」
472 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 00:10:54.53 ID:h/5uVCj90
今回はここまでです
次は愛宕の話です

中学くらいまでは本当に授業聞いてるだけでも簡単だったんですけどねぇ

↓1 愛宕の話

1 エロ有り
2 エロなし
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/19(火) 00:16:21.84 ID:fkz98RUQO
474 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 22:46:45.91 ID:h/5uVCj90
開始します
475 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 22:57:46.33 ID:h/5uVCj90
あかり「ん、んぅ……」

愛宕「起きた?」

あかり「愛宕さん、おはようございます」

愛宕「おはよう。ぐっすり眠ってたね」

あかり「それ解るくらい前に起きてたのに、ずっとここにいたんですか?」

愛宕「寝顔が可愛かったんだもん」

あかり「せめて服くらい着てください」

愛宕「あんなに激しくしたの後にこんなに可愛い寝顔を見せられるのは、ある意味で才能なんじゃないかと思うわ」

あかり「何の才能なんですか」

愛宕「ん〜、私を好きにさせる才能?」

あかり「そういう才能があるなら欲しいですけどね」

愛宕「ふふっ、もう才能が限界突破してるわよぉ」ダキッ

あかり「ふやっ……とりあえず服着て朝ごはんにしましょう」
476 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 23:12:49.65 ID:h/5uVCj90
愛宕「ん〜、おいしい」

あかり「お口に合ってよかったです」

愛宕「お料理、もっと上手になってる」

あかり「大和さんに教わりましたので」

愛宕「うんうん。鎮守府にいた頃の料理を思い出すわ」

あかり「愛宕さんはお料理しないんですか?」

愛宕「う〜ん、忙しいとお惣菜とかに頼りがちねぇ」

あかり「でも材料入ってましたよ?」

愛宕「それはあかりが来るから用意したに決まってるでしょ」

あかり「ありがとうございます」

愛宕「あかりに作らせる気満々だ〜とか言わないの?」

あかり「作って食べてもらうの楽しみでしたから」

愛宕「うふっ、もう、可愛い! あかりを食べちゃいたいわ!」ダキッ

あかり「それは昨日しましたから!」
477 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 23:26:46.46 ID:h/5uVCj90
愛宕「ん〜、ん〜」ユサユサ

あかり「なんで揺れてるんですか愛宕さん?」

愛宕「なんかわかんないけど、あかりを抱っこしてこうしてたい気分なの」

あかり「よくわかりませんけど、あかりも楽しいですよぉ」

愛宕「本当? じゃあもっと揺れましょうか」ゴロン

あかり「わぁっ! これは揺れるじゃなくて転がるですよぉ」

愛宕「いいでしょ転がっても。自分の部屋なんだから」

あかり「いいですけど」

愛宕「今日は一日ゴロゴロしてるのもいいけど〜」

あかり「何かほかにします?」

愛宕「ちょっとお出かけしましょ」

あかり「お出かけですか?」

愛宕「ええ。あかりの服を見てあげる」

あかり「あっ、愛宕さんはセンスいいですから嬉しいですよぉ」

愛宕「うふふっ、私好みに仕上げちゃうから」
478 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 23:35:22.44 ID:h/5uVCj90
愛宕「こうして一緒に歩いてたら、姉妹に見られてるのかしら?」

あかり「髪の色違いますし、どうでしょうか。京子ちゃんか櫻子ちゃんとなら見られるかもしれませんけど」

愛宕「ええ〜、髪の色なら撫子と櫻子も微妙に違うから一緒よぉ」

あかり「さすがに色味が違いすぎますよぉ」

愛宕「じゃあ私も赤に染める!」

あかり「ええっ!? 愛宕さんの印象変わっちゃいますからダメです!」

愛宕「あかりが金髪も印象変わっちゃうでしょ〜」

あかり「髪の色は気にしない方向で見てもらえるよう、祈りましょう」

愛宕「一発解決する方法見つけたわ」

あかり「なんですか?」

愛宕「お姉ちゃんって呼んで」

あかり「これくらい歳が離れてたら、知り合い同士でもお姉ちゃんって呼ぶかもしれませんよ?」

愛宕「そっかぁ、むむむ〜」

あかり「ていうか姉妹に見られたいんですか?」

愛宕「ん? 恋人同士がいい? それならキスすればすぐ解決するけど」

あかり「い、今は遠慮しときます!」
479 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 23:51:21.33 ID:h/5uVCj90
愛宕「あかりはやっぱりワンピースが似合うと思うのよね」

あかり「ずっと着てたからですか?」

愛宕「ええ。それに制服もそうだし」

あかり「叢雲ちゃんのに似たのありますかね」

愛宕「むっ、やっぱり私の服似たのが似合う」

あかり「さすがにあれはあかりには似合いませんよぉ」

愛宕「じゃあ帽子だけでも被りましょ」

あかり「お団子に引っかかっちゃいますよぉ」

愛宕「むしろお団子に引っ掛けるのがトレンド!」

あかり「なります?」

愛宕「さすがにないわね」
480 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 23:54:46.52 ID:h/5uVCj90
藍「あら? 愛宕?」

愛宕「あらぁ、藍じゃない」

藍「何してるの?」

愛宕「あかりの服見てあげてるの」

あかり「お知り合いですか?」

愛宕「クラスメートよ」

藍「三輪 藍だよ。貴女があかりちゃんかぁ」

あかり「あっ、赤座あかりです。はじめまして」

藍「愛宕達が口揃えて言うだけあって、本当に可愛いね」

愛宕「でしょう? でもあげないわよ」ギュッ

藍「取らない取らない」
481 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 00:10:44.25 ID:0y8denma0
愛宕「藍は自分の服探しに来たの?」

藍「うん。愛宕と同じ店に目を付けられたなら、いいセンスしてるかもって思える」

愛宕「私のセンスを買い被りすぎよぉ」

藍「いやぁ、だって、ねぇ? 現在進行形でセンス見せられてるし」

あかり「はい! 熊野さんにも負けず劣らずって感じです」

藍「自分のセンスだけでモデルやってけそう」

愛宕「ふふっ、褒めてくれてありがとう。でも、私がこのセンスを本当に見せたい相手はあかりだけだから」

あかり「あ、愛宕さん!」

藍「うわっ、シスコンだ」

愛宕「でも、お姉ちゃんって呼んでくれないのよぉ?」

藍「それはいけないね、あかりちゃん。お姉ちゃんこんなに愛してくれてるんだから、もっと親しみを込めないと」

あかり「え、ええっ、愛宕お姉ちゃん?」

愛宕「うふふっ、なぁに? あかりっ!」ガバッ

あかり「わっぷ、答え聞く前に抱き着いて来ないでください〜」

藍「はぁ、これは筋金入りだね」
482 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 00:21:34.35 ID:0y8denma0
愛宕「せっかくだから藍のも見繕ってあげましょうか?」

藍「えっ、いいの? あっ、やっぱりいい」

あかり「どうしてですか?」

藍「おっきくないと似合わないの選ばれそうで」

あかり「あ〜」

愛宕「もぉ、その人に合ったのを選ぶわよぉ!」

藍「持つ者には持たざる者の気持ちはわからないのよ! ねぇ、あかりちゃん!」

あかり「確かに感覚が違うかもしれません」

愛宕「あかりまで!?」

藍「行きましょうあかりちゃん。お姉ちゃんが持たざる者でも可愛く仕上げてあげるから」

あかり「藍お姉ちゃん……」

愛宕「取らないって言ったのに取らないで!」グイッ

あかり「ぐえっ」

愛宕「ていうか、藍だって持たざる者じゃないでしょうに!」

藍「あはは、愛宕達が来てから一気にヒエラルキーの下層まで落ちちゃったからつい」

愛宕「たぶん撫子に言ったらぶん殴られるからやめときなさいね」
483 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 00:37:35.98 ID:0y8denma0
愛宕「んもぉ、藍のことは簡単にお姉ちゃんって呼ぶぅ」

あかり「すいません、そう呼ぶのがしっくり来ちゃって」

愛宕「私はお姉ちゃんって呼ぶのしっくりこないって言うの〜?」

あかり「愛宕さんはお姉ちゃんって呼ぶよりは、その……」

愛宕「うん?」

あかり「呼び捨てで呼べるようになりたいっていうか……」

愛宕「いいよ、呼び捨てで呼んでも」

あかり「いやでもなんか、ずっとさん付けっていうのもそれはそれで有りなのかなって。たまにそういう人いると思いますし!」

愛宕「うふふっ、お姉ちゃんか呼び捨てじゃなきゃ反応しないようになっちゃおっかなぁ〜」

あかり「あ、愛宕さん〜!」

愛宕「いいのよ、好きに呼べば。ちゃんと愛を込めて呼んでくれるならそれで」

あかり「いっつも、込めてますからね?」

愛宕「感じてるわよ。だから、反応してるのよ。あかり」

あかり「はい、愛宕さん」

愛宕「ふふっ、じゃあ次は愛を育むやる気が出るような下着を探しに行きましょうか!」

あかり「いいですけど、声が大きいです愛宕さん!」
484 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 00:40:45.47 ID:0y8denma0
今回はここまでです
次は国後との交流です

愛宕と高雄がいるだけでもクラス平均が相当上がりそうですね
485 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 22:44:51.87 ID:0y8denma0
開始します
486 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 22:59:31.71 ID:0y8denma0
あかり「そういえば、国後ちゃんって占守ちゃんにクナって呼ばれてたね」

国後「ええ。そう呼ぶのよ姉さんは」

あかり「あかりだったらアカッて呼ばれるのかな?」

国後「あかりは普通にあかりでしょ」

あかり「あだ名がいいよぉ。神風ちゃんだったらカミ?」

国後「さすがに神扱いは……神だけど」

あかり「神様なんだよね実際」

国後「ややこしいわ」

あかり「神様も女子中学生やる時代だよぉ」

国後「マッポーすぎる」

あかり「女子中学生で神なクナちゃんと何をしましょうか」

国後「変なキャラ付けるのやめて」

>>このレスから四分後に一番近いレス

1 今までの中学生活を振り返る
2 あかりのことはどれくらい好きかという話
3 神風グッズの処分
4 その他自由に
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 23:03:32.03 ID:GFMy+Uu0O
4神風にアプローチしてみようという話
488 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 23:13:49.76 ID:0y8denma0
あかり「結局何しよう?」

国後「神風さんにアプローチかけてみる」

あかり「えっ?」

国後「あかりには悪いけれど、何もせずに引き下がるというのもやっぱり私の主義に反するわ」

あかり「そっかぁ」

国後「いい?」

あかり「だめって言いたいけど、アプローチかけるだけなら国後ちゃんと神風ちゃんの問題だからね」

国後「なんだか余裕そうね」

あかり「そう見える?」

国後「神風さんのこと信じてるの?」

あかり「うん、信じてる」

国後「上等よ」
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 23:22:22.91 ID:OyjHS2Sxo
あかりは沢山の艦娘と関係持ってるし神風も相手が一人ぐらい増えてもヘーキヘーキ
490 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 23:28:00.22 ID:0y8denma0
国後「神風さん!」

神風「あら国後さん。その格好は?」

国後「神風さんとお揃いです!」

神風「わざわざ買ったんですか?」

国後「自作したって言ったら驚きます?」

神風「じ、自作!?」

国後「あはは、さすがにここまでの着物を自作はできませんよ」

神風「あぁ、なんだ。驚きました」

国後「袴だけです」

神風「そう、袴だけ……袴は自作!?」

国後「冗談です」

神風「もう、国後さんったら」

国後(よし、掴みは上々!)

あかり(大丈夫かなぁ)
491 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 23:43:28.97 ID:0y8denma0
国後「わりと見られますね」

神風「この格好は珍しいですからね」

国後「すいません」スッ

神風「ひゃいっ! 国後さん!? どうして私の後ろに隠れるんです?」

国後「ちょっと視線が……」

神風「私に集中してしまいますよ!」

国後「耐えてくれたらカッコいいかなと」

神風「国後さんそんなのあんまり気にしないタイプですよね?」

国後「この服着てたら気になりだしました」

神風「間接的に私の格好が恥ずかしいと言っていませんかそれ!?」

国後「いえ、似合っているかどうかがですよ」

神風「あぁ、そちらですか。それなら問題ありませんよ。ほら、出てきてください」ヒョイ

国後「ああっ!」

神風「もっと堂々としていてください。私と同じ格好をしているんですから」

国後「はいっ、神風さん!」

国後(後輩アピールも成功じゃない?)

あかり(神風ちゃん、ずっと背中に張り付かれてたら感じちゃうから引きはがしたねあれ)
492 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 23:57:24.13 ID:0y8denma0
国後「えっ、チョコミントダメなんですか?」

神風「あまり美味しいとは思えませんね」

国後「こんなに美味しいのに」

神風「どうもスースーするのが」

国後「暑い季節に食べるならスースーする方がいいじゃないですか」

神風「どうにも歯磨き粉を思い出してしまって」

国後「ハッカもダメなんですか?」

神風「ハッカはいけますよ」

国後「ならチョコミントも行けるはずです!」

神風「チョコなら行けるんですけどね」

国後「もったいないなぁ」

神風「国後さんはわりとゲテモノ食いですね」

国後「玉ねぎソフトとチョコミントを同列に扱うのは、神風さんでも怒られますよ!」

神風「では舌が特殊、と」

国後「同じです〜!」

神風「あははは」
493 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 00:15:49.45 ID:/6+2b9Mk0
国後「アイス顔についてますかね?」

神風「さっきと同じように注目されてるだけですよ」

国後「ではさっきと同じように」

神風「うひゃぁっ! さっきは腕組みなんかしてなかったでしょう!」

国後「隠れるのはやめろと言われましたので」

神風「しょ、しょうがないですね」

国後「こうしてると余計に注目を浴びるというデメリットもありますが」

神風「本末転倒ですね」

国後「神風さんとこうしていたら、見られても大丈夫だということですよ」

神風「はいはい」

国後「本当なのにぃ」

神風「わかっていますよ。慕ってもらえてうれしいです」

国後「神風さんっ!」
494 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 00:28:30.23 ID:/6+2b9Mk0
神風「ここまでくればもう人も少ないですよ」

国後「だからこそ逆に目立つんです」

神風「国後さん」

国後「もうちょっと甘えさせてください」

神風「わかりましたよ。今日は甘えん坊な気分なんですね」

国後「甘えられる方が好きかと思いまして」

神風「あかりがそうだからですか?」

国後「ちょっと癪ですけど、そうですね」

神風「確かに甘えられるのも好きですが、あかりはどちらかというと私には攻めなんですよ。どっちも程度の差はありますが」

国後「どっちも?」

神風「国後さんは知らなくても大丈夫なことです」

国後「神風さんのことなら何でも知りたいんですけど」

神風「これはあかりのことなので」
495 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 00:43:44.78 ID:/6+2b9Mk0
国後「でもそういうことなら、私も攻めに転じちゃいましょうかね〜」

神風「ちょ、ちょっと、国後さん?」

国後「ふふっ、本気にしちゃいました?」

神風「あっ、またからかいましたね?」

国後「あはは、いえ、からかってませんよ」

神風「絶対からかってる人が言うことですよそれ」

国後「本当ですって。からかいじゃなくて本気です」

神風「……えっ?」

国後「これは冗談ではないので覚えておいてくださいね」

神風「国後さん?」

国後「じゃあ、また学校で。さようなら〜」

神風「ええ、ああ、ええっ?」

あかり「国後ちゃん、神風ちゃんのこと好きなんだって」

神風「あ、あかりっ!? いたんですか!?」

あかり「ずっといたよぉ」

神風「気付かなかった……」

あかり「空気になるの得意だからね」

神風「いや、しかし、いきなりそんなこと言われましても……」

あかり「困っちゃう?」

神風「私にはあかりがいるし」

あかり「でも陽炎ちゃんとかぬいちゃん達のことも好きっぽいし、扶桑さんと山城さんとかも」

神風「あかりはいいの?」

あかり「神風ちゃんがあかりのことを好きでいてくれるなら」

神風「それは絶対変わらないって断言できるわ」

あかり「なら、国後ちゃんの気持ちにも答えてあげてね。受け入れるかどうするかは神風ちゃん次第だけど」

神風「ええっ、また面倒なことに……」
496 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 00:44:55.71 ID:/6+2b9Mk0
今回はここまでです
次は深海鶴棲姫との交流です

前回の流れからあかりに傾いて行くようにしようと思ってましたが予定変更ですね
しかしここからあかり側にも行かせるにはいつもの手を使うしか思いつかないですね
497 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 22:42:07.13 ID:/6+2b9Mk0
開始します
498 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 22:53:25.58 ID:/6+2b9Mk0
北方棲姫「ズイズイー」

深海鶴棲姫「ほい?」

北方棲姫「カミブワーッテヤッテー」

深海鶴棲姫「あれやると後が面倒なのよ」

北方棲姫「ヤッテー!」グイグイ

深海鶴棲姫「あ〜はいはいわかったわかった。ほら行くよ」ブワー

北方棲姫「スゲーイ!」

深海鶴棲姫「戻すとぐしゃってなるからなぁ」

北方棲姫「ワタシモシタイ!」

深海鶴棲姫「穏やかな心を持って激しく怒ればできるんじゃない?」

北方棲姫「オコル!」ポカポカ

深海鶴棲姫「いや私を叩かれても困るから。ほらやめなさい」

あかり「喧嘩ですか?」

深海鶴棲姫「あぁ、あかり。いや、ほっぽがスーパー深海棲艦になりたいって言うから」

北方棲姫「カミブワーッテナルノ!」

あかり「あれスーパー深海棲艦って言うんですか?」

深海鶴棲姫「今名付けた」

あかり「なんですかそれは」

北方棲姫「オコール!」

深海鶴棲姫「だからやめなさいってば。穏やかじゃないとダメだって言ったでしょ」

北方棲姫「タタクノハオダヤカジャナイ?」

あかり「穏やかじゃないですね」

北方棲姫「ムズカシイ!」

深海鶴棲姫「その内バーゲンセール始まるから。で、あかりは今日はどうしたの?」

あかり「遊びに来ました!」

>>このレスから四分後に一番近いレス

1 外に出ようという話
2 結衣とゲーマー談義させる
3 今後の生活について
4 その他自由に
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 22:57:27.36 ID:IBVBlACUO
1
500 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 23:05:56.29 ID:/6+2b9Mk0
あかり「ということで外に出ましょう」

深海鶴棲姫「えっ、やだ」

あかり「なんでですか!」

深海鶴棲姫「むしろなんで外出ると思ったの?」

あかり「天気いいですし」

深海鶴棲姫「いい方が出たくないわ」

あかり「そうやって引きこもってるから肌が青白くなっちゃってるじゃないですか!」

深海鶴棲姫「いやこれ地だから」

北方棲姫「アオジローイ」

あかり「ちょっとコンビニ行くくらいでもいいので、ね?」

深海鶴棲姫「なぜそうまでして外出させようとするの?」

あかり「だって、せっかくだから見てほしいんです。この街のこと」

深海鶴棲姫「郷土愛か」

北方棲姫「キョードアイ?」

深海鶴棲姫「故郷を大切に思う心のことよ」

あかり「ずいずいさんの住んでる街でもありますから」

深海鶴棲姫「ふぅ、わかったわよ。ちょっとだけね」

あかり「わぁい!」
501 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 23:23:49.34 ID:/6+2b9Mk0
北方棲姫「イッテラッシャイ」

あかり「行ってきま〜す」

深海鶴棲姫「ほっぽは来ないの?」

北方棲姫「カミブワーノレンシュウスル!」

深海鶴棲姫「そっか、頑張れ」

あかり「さて、どこに行きましょうか」

深海鶴棲姫「コンビニでしょ?」

あかり「あれは例えですよぉ」

深海鶴棲姫「いや私マジでコンビニ行くつもりで出て来たんだけど」

あかり「コンビニ、便利ですからね」

深海鶴棲姫「せめてそこ行くくらいまではできるようになっておくのもいいかなと」

あかり「できるようになるとかいう話ではないと思いますけどね本来は」
502 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 23:39:44.28 ID:/6+2b9Mk0
あかり「どうしてそんなに引きこもっちゃうんですか?」

深海鶴棲姫「私はもう十分頑張ったから」

あかり「それはそう思いますけどね」

深海鶴棲姫「だからもう頑張らずに生きて行こうと決めたのよ」

あかり「生きてる限り、頑張らないでいることはできないと思いますよ」

深海鶴棲姫「できる限りよ」

あかり「頑張らないことに頑張ってるんですね」

深海鶴棲姫「本末転倒というか、元も子もないって感じね」

あかり「でも生きるってそういうことですよぉ。ずいずいさんは今生きてるんですから」

深海鶴棲姫「やれやれ、面倒なことね」

あかり「心配になるんです、ふっといなくなっちゃいそうな気がして」

深海鶴棲姫「ならないよ。極力頑張らないでいられるのはここにいるからだってわかってるもの」

あかり「はい、よかったです」

深海鶴棲姫「ん……」

深海鶴棲姫(なんかこう、調子狂うねほんと)
503 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 23:57:40.18 ID:/6+2b9Mk0
深海鶴棲姫「あぁ、涼しい……」

あかり「最近暑いですもんね」

深海鶴棲姫「私深海出身だから暑いの苦手なのよ」

あかり「出身ではないと思いますが」

深海鶴棲姫「アイスとジュース買っとこう」

あかり「なんのアイス買うんですか?」

深海鶴棲姫「夏って言ったらスイカバーでしょ」

あかり「あぁ、美味しいですよね」

深海鶴棲姫「うんうん」

あかり「でもなんで知ってるんですか?」

深海鶴棲姫「私割とはやめに保護されたから」

あかり「そうだったんですね。最後くらいかと思ってました」
504 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 00:14:56.48 ID:BVz32P/20
あかり「人間不信というわけじゃないんですよね?」

深海鶴棲姫「まあね」

あかり「もっと人と関わったら面白いと思いますよ?」

深海鶴棲姫「関わらなくても毎日それなりに面白いからね」

あかり「それがもっと面白くなるんです」

深海鶴棲姫「面白過ぎるのも疲れるからなぁ」

あかり「むぅ」

深海鶴棲姫「あはは、そうむくれないでよ。簡単な話じゃん」

あかり「はい?」

深海鶴棲姫「あかりが人と関わる楽しさを教えてくれればいいだけ」

あかり「レ級さんもそうですが、深海棲艦さんは楽しいこと好きなんですね」

深海鶴棲姫「好きだから楽しいんでしょ。楽しいこと嫌いってよくわかんないわよ」

あかり「わかりました、人との触れ合いの楽しさ、あかりが教えてあげますから!」

深海鶴棲姫「ん〜期待しないで待ってるよ」

深海鶴棲姫(ここまで色んな艦娘や深海鶴棲姫を惚れさせて来てるこの子なら、私の心を滾らせることもできるかもしれないわね)
505 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 00:16:08.84 ID:BVz32P/20
今回はここまでです
次は京子の不知火の話です

スイカバー年中売っててもいいと思うんですけどね

↓1 不知火の話

1 エロ有り
2 エロなし
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/22(金) 00:19:42.98 ID:+3px2quRO
507 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 22:43:18.93 ID:BVz32P/20
開始します
508 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 22:57:36.78 ID:BVz32P/20
京子「不知火〜」

不知火「なんですか?」

京子「コスプレしよ?」

不知火「いやです」

京子「そんなばっさり切らずに!」

不知火「する必要性がありませんので」

京子「コスプレするのに必要性とか関係ないだろ〜!」

不知火「つまり無意味ということです」

京子「無意味じゃない!」

不知火「なんの意味があるんです?」

京子「私が興奮する!」

不知火「悪い方に意味があるようですね」

京子「なんでだよ〜! ほら、犬耳! 付けようぜ!」

不知火「だからなぜつけなければ――」

京子「おりゃあ!」

不知火「ちょっ……」
509 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 23:09:56.46 ID:BVz32P/20
不知火「無理やり付けて来るとは……」

京子「ふっふっふ、いい格好だぜぇ不知火……」

不知火「なんですかその台詞は」

京子「本当に似合ってるから」

不知火「こんなものが似合ってるとか言われても嬉しくありません」

京子「本当に?」

不知火「逆になぜ喜ぶと思ったんですか」

京子「それなら首輪も付けるぜ」

不知火「だからなぜより犬っぽくさせようとする――」

京子「どりゃあ!」

不知火「また無理やりっ」

京子「えへへ〜」

不知火「……」
510 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 23:19:32.38 ID:BVz32P/20
京子「似合ってる似合ってる」

不知火「だから喜ばないと言っているのに」

京子「お手」

不知火「は?」

京子「お手」

不知火「すると思うんですか?」

京子「不知火ならなんだかんだしてくれる!」

不知火「はぁ、期待されているなら無下にできませんね」ポン

京子「やた〜」

不知火「……」グイッ

京子「えっ?」

不知火「……」チュッ

京子「んっ……」

不知火「……興奮しているようなので、落ち着かせてあげます」ドサッ

京子「ん、ん……」
511 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 23:41:24.24 ID:BVz32P/20
不知火「……」ペロッ

京子「不知火は、めっちゃなめて来るよね」

不知火「そうですね」

京子「なめるの好きなの?」

不知火「なめるのが好きというわけではないです」

京子「そうなん? あんっ……」

不知火「手を使わずになめるという行為が好きなんです」

京子「ふぅ、ふぅ……ええ?」

不知火「動物的な本能がむき出しになる感覚がして、気持ちがいいんですよ」

京子「動物だって足使うじゃん」

不知火「気分の問題ですので」レロレロ

京子「ふぁぁっ……」
512 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 23:52:24.90 ID:BVz32P/20
京子「めっちゃ、ベタベタになるんだよね、不知火とすると」

不知火「唾液が付きますからね」

京子「なんていうかこう……」

不知火「なんですか?」

京子「いやぁ」

不知火「気持ち悪いですか?」

京子「いやいやいやっ! それはない!」

不知火「ではなんですか?」

京子「お風呂入って体洗ってたら、あぁ、したんだなぁっていう気持ちを感じやすいというか……」

不知火「また興奮するんですか?」

京子「し、しないよ! だけど、後からした余韻的なのを思い出しやすいんだよね」

不知火「不知火も、お風呂で京子がそんなことを考えているんだろうなと思うと興奮します」

京子「はい?」

不知火「不知火との行為を思い出しながら体を洗っているんだろうなと思うと、不知火もまた最中のことを思い出してしまうんです」

不知火「たまに収まりがつかなくなって、致してしまうことも」

京子「そ、そうなんだ……」

京子(無表情でとんでもないこと言い出した!)
513 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 00:20:49.03 ID:dd0KP48F0
京子「わりとスケベだよね不知火って」

不知火「……」ガブッ

京子「いっ……! いや今言ったこと思い出してみてよ!」

不知火「事実でも指摘されるとはずかしいこともあるでしょう」

京子「あぁ、事実なら何でも言っていいってことにはならんよね」

不知火「それに、たまに人間らしいしがらみを捨てて本能のまま生きられればいいとは思いますが、それくらいです」

京子「なんかストレス溜まってる? 大丈夫?」

不知火「平気です。下、しますね」

京子「ん……」

不知火「はぁ……」レロ

京子「はぁう……ん」

不知火「……」チュクチュ

京子「あああっ、あんま、音、立てないで……」

不知火「嫌です。音立てる方が好きですし、京子をはずかしがらせたい」

京子「さっきのお返し……!?」

不知火「いいえ、ただその方が興奮するだけです」ジュルクチュ

京子「ひぅ、ああっ……」

不知火「段々と無駄口を叩く余裕がなくなり、喘ぎ声だけを上げるようになっていく……」

不知火「理性を捨てて快楽だけに溺れた姿……それが、一番素敵です……」グチュ

京子「んんぐっぁ……ああ〜〜っ!」
514 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 00:45:00.80 ID:dd0KP48F0
京子「……はぁはぁ」

不知火「……」

京子「……めっちゃ見てくるね」

不知火「見ますよそりゃ」

京子「そう……」

不知火「興奮は収まりましたか?」

京子「いやむしろ不知火が興奮してるでしょ」

不知火「なぜ?」

京子「いやなぜって」

不知火「逆に興奮していたら悪いんですか?」

京子「怒ってるわけじゃないからそんな喧嘩腰になんないでよ」

不知火「すいません……」

京子「謝るならこう、犬っぽくおねだりとかしてほしいかな?」

不知火「犬っぽくとはどういうことです」

京子「ほら手をこうして、足広げてさ」

不知火「下品な格好ですね」

京子「でも本能のままっぽいでしょ?」

不知火「そうですね」スッ

京子「マジでやんの?」

不知火「やってほしいと京子が言ったので。ご主人様、この卑しい雌犬にもお慈悲を」

京子「……」

不知火「興奮しません?」

京子「いやするけど、するけどさ……やっぱり犬のコスプレ喜んでるでしょ?」

不知火「先ほども言った通りです。事実なら何でも言っていいわけじゃない」

京子「はずかしいから? 今の格好の方が恥ずかしいと思うけど」

不知火「好きなんですよ。そうやって隠している本性をむき出しにされるのが」

京子「本当に大丈夫? カウンセリングとか行く?」

不知火「カウンセリングは体でしてください、ご主人様」

京子(何回くらいすれば満足させられるかな……)
515 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 00:47:32.03 ID:dd0KP48F0
今回はここまでです
次は結衣の日向の話です

京子は大型犬を飼いたいと言っていたのでこういうのも有りでしょうたぶん

↓1 日向の話

1 エロ有り
2 エロなし
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 00:47:56.24 ID:pG4UyC9QO
2
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 07:34:58.93 ID:9L1KOw7Xo
おつ
518 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 22:43:43.92 ID:dd0KP48F0
開始します
519 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 22:56:01.37 ID:dd0KP48F0
結衣「日向、何してるの?」

日向「瑞雲の整備だ」

結衣「もう使わないだろ」

日向「使わずとも整備くらいはするさ」

結衣「ほんと瑞雲好きだよね」

日向「まあな」

結衣「それに助けられたこともあるから別にいいけどさ」

日向「もっといいのを載せろと君はよく言っていたな」

結衣「そりゃいい装備があったらそっち使うのが普通でしょ」

日向「新装備よりも使い慣れた装備の方が、扱いに精通しているから結果として成果を上げやすいということもあるさ」

結衣「そういうもんか」

日向「そうだ。ゲームのデータとして決められている数値とは違うんだからな」

結衣「ふぅん」
520 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 23:13:07.31 ID:dd0KP48F0
結衣「こうして落ち着いてみると、やっぱりあっちの世界にいる頃ってめちゃくちゃなことしてたんだなって思うよ」

日向「こちらとは何もかも違うだろうな」

結衣「同じ日本だったのにね」

日向「私達と深海棲艦の存在は、それだけ世界に影響を与えていたということだろう」

結衣「……」

日向「怖いか?」

結衣「そういうんじゃないよ。でも、なんかこう変な感覚になるときがあって」

日向「それを怖いというんだよ」

結衣「怖い、怖いのかな?」

日向「中学生の女の子が、直接戦わずとも戦場に出ていればそうもなる」

結衣「PTSDっていうやつ?」

日向「近いものではあるかもしれない」

結衣「そんな深刻なものじゃないんだけどなぁ」
521 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 23:26:17.84 ID:dd0KP48F0
日向「違和感を覚えているということは、深刻じゃなくても支障が出てるということだろう」

結衣「でもほんと少しだし」

日向「そういうものが積み重なっていくと大変なことになるんだよ」

結衣「う〜ん」

日向「特に結衣はメンタル面はそこまで強くないからな」

結衣「は?」

日向「なんだ? 自分では強いと思ってたのか?」

結衣「別に、そんなんじゃ……」

日向「ふっ……」グイッ

結衣「あっ、なんだよ急に?」

日向「なに、照れ隠しがあからさまで愛らしいと思ってな」

結衣「照れてないし」

日向「顔赤くして言っても説得力がないな」
522 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 23:39:32.32 ID:dd0KP48F0
日向「クモ一匹で大騒ぎするような子が、メンタル強いと言えるわけがないだろう」

結衣「う、うるさいな。苦手なものくらいあってもいいだろ!」

日向「悪いとは言ってないだろう。可愛いと思っているぞ」

結衣「……今はもう大丈夫だよ」

日向「本当か? 昨日わりと大きなクモが窓に引っ付いてるのを見たんだが」

結衣「ひえっ!?」ダキッ

日向「嘘だよ。そんな怯えるな」

結衣「〜〜〜っ!」ペシペシ

日向「ははは、悪かった」

結衣「日向まで私のことをからかって!」

日向「普段あまり表情を見せないから悪いんだ。からかって表情を変えさせたくなる」

結衣「他のことで変えさせろよ……」

日向「からかわれたときの顔が好きなんだよ」

結衣「なんだよそれは……」
523 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 23:53:39.83 ID:dd0KP48F0
日向「華奢だな」

結衣「私が?」

日向「そうだ。全力で抱きしめたら砕けそうだ」

結衣「や、やめろよ?」

日向「比喩だよ比喩」

結衣「いや実際できるだろ」

日向「確かにな。だがこうして素直に抱かれてくれている」

結衣「しないってわかってるから」

日向「ああ。それが嬉しい」

結衣「今更だろそんなの」

日向「君が落ち着いて考えて恐怖を覚えていたように、私も落ち着いて考えたら改めて嬉しく思うんだよ」

結衣「私が恐怖覚えてるっていうのに、呑気なもんだな」

日向「今この瞬間もか?」

結衣「……いや、今は逆に」

日向「だろう?」
524 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 00:11:36.02 ID:yz5HrOXj0
日向「私は私を受け入れてくれた君のためなら何でもするつもりだ。君が怖いと思っているものがあれば、全力でそれを排除する」

結衣「あの頃の記憶をどう排除するんだよ?」

日向「トラウマを克服するには、今を充実させるしかないからな。全力で結衣を愛すだけだよ」

結衣「愛すって」

日向「ああ、愛してる」

結衣「はずかしいからやめろ!」

日向「怖い気持ちが恥ずかしさで塗りつぶせるなら、私は何回でも言うぞ」

結衣「やめろって! 今は恐怖覚えてないって言っただろ!」

日向「そうだな。しかし、こうしているとどうも気持ちが溢れて来てしまうんだよ」

結衣「ちょっとは抑えろよ」

日向「抑えても口から溢れてくるんだ。どうすればいいと思う?」

結衣「……わかったよもう」チュッ
525 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 00:18:47.07 ID:yz5HrOXj0
日向「……ふっ」

結衣「なんだよ……?」

日向「やはり、愛らしいな結衣は」

結衣「だから抑えろって!」

日向「抑えるのは結衣の役目だろ?」

結衣「調子に乗るな。そう何度もしない」

日向「ケチだな」

結衣「誰かさん達のおかげで家計に余裕がなくなったからね」

日向「家計の余裕はなくなったが、心の余裕は出来ただろう?」

結衣「はいはい、そうですね」

日向「私達とここにいられて幸せか?」

結衣「……うん」

日向「なら、いつか恐怖を覚えることもなく、あの日々を純粋な思い出として思い返せるようになるさ」

結衣「……ありがとう日向」

日向「気にするな。全力で愛してる、結衣のためだからな」
526 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 00:22:14.93 ID:yz5HrOXj0
今回はここまでです
次はちなつの大潮の話です

大人びている子がもっと大人の人の前では子供になるみたいシチュエーションは結構好きです

↓1 大潮の話

1 エロ有り
2 エロなし
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/24(日) 00:22:51.20 ID:WRRjQ5LjO
528 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 22:44:59.71 ID:yz5HrOXj0
開始します
529 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 22:54:46.66 ID:yz5HrOXj0
島風「大潮〜かけっこしよ〜!」

大潮「おっ! 今日こそ負けませんよ島風!」ガタッ

ちなつ「窓から飛び降りるのやめてって言ったでしょ」ガシッ

大潮「おわっ」

ちなつ「まったく、危ないでしょ」

大潮「大潮は平気です!」

ちなつ「大潮ちゃんが平気でも下に人が来たらどうするのよ」

大潮「ああっ、それは確かに危ないですね!」

ちなつ「ちゃんと降りていきなさい」

大潮「わかりました! 島風、ちょっと待っててくださいね!」ダッ

ちなつ「走るのもだめ!」ガシッ

大潮「おぶっ!」

ちなつ「はしゃぎすぎないの!」

大潮「はぁい」
530 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 23:02:43.19 ID:yz5HrOXj0
荒潮「ふふっ、お姉ちゃんみたいねぇ」

ちなつ「大潮ちゃんが子供っぽすぎるだけだよ」

櫻子「私も飛び降りれたら飛び降りちゃうけどなぁ」

潮「危ないのでやめてくださいね?」

朝潮「うちの妹がすいません」

ちなつ「いいよいいよ。櫻子ちゃんよりマシだし」

向日葵「止めて聞くだけ、ですわね」

朧「そこは艦娘ですからね。提督の命令は聞きますよ」

ちなつ「聞いてくれるのはいいけど、忘れちゃうのがね」

あかり「あはは」

大潮「ちなつ〜! ちゃんと歩いて外出ましたよ〜!」ブンブン

ちなつ「はいはい、えらいよ大潮ちゃん」ヒラヒラ

荒潮「うふふっ、懐かれてる」

ちなつ「疲れる。悪い気はしないけどね」
531 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 23:13:18.81 ID:yz5HrOXj0
大潮「アゲアゲで帰宅しますよ!」

ちなつ「そんな帰りたかったの?」

大潮「そういうわけではありませんが!」

荒潮「大潮ちゃんは元気ねぇ」

大潮「はい! 元気が資本です!」

ちなつ「どこからその元気が出て来るの?」

大潮「ちなつからもらってます!」

ちなつ「だから私の元気がなくなってくるのね」

大潮「ちなつ元気ないんですか?」

ちなつ「夏バテかもね」

大潮「精のつくものを食べなくては! 鰻獲って来ます!」

ちなつ「いや駄目だから! 絶滅危惧種だし勝手に漁したら捕まるから!」

荒潮「というかどこに獲り行くつもりなのよ」
532 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 23:23:19.45 ID:yz5HrOXj0
大潮「夏本番はこれからなのに、今からバテてたら乗り切れませんよ!」

ちなつ「夏はちょっと我慢すれば夏休みになるから平気だよ」

大潮「休みの間ずっとバテてたら目も当てられません!」

ちなつ「平気だから。ていうかそこまで本格的にバテてないからね」

大潮「けれど……」

ちなつ「帰りに冷たい物でも買ってこ?」

荒潮「あらぁ、ならかき氷買いましょう」

ちなつ「もう売ってるかな?」

荒潮「パックのやつならあるんじゃないかしら? なかったら氷とシロップ買って帰ればいいわ」

ちなつ「かき氷機は?」

荒潮「どこの家にもあるものじゃない?」

ちなつ「いやないから!」

大潮「大潮が包丁で削り出します!」

ちなつ「危ないからやめて!」
533 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 23:34:28.25 ID:yz5HrOXj0
大潮「ということでかき氷機買ってきました!」

叢雲「売ってなかったの?」

ちなつ「売ってたけど、こっちの方が面白そうだって言うから」

暁「かき氷ではしゃいじゃうなんて子供じゃない!」ソワソワ

電「楽しみなのです!」

榛名「氷も買ったんですか?」

荒潮「ええ、ここにありますよ〜」

高雄「さすがに大きいですね」

ちなつ「私達とお姉ちゃんとかお母さん達にもあげるしね」

雲龍「重くなかった?」

大潮「大潮がアゲアゲで持って帰ってきました!」

ちなつ「こういうとき大潮ちゃんがいると楽だわ」

雲龍「いいように使われてる」
534 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 23:47:40.34 ID:yz5HrOXj0
大潮「ゴリゴリしますよ!」

暁「待ちなさい! 大潮は運んで来て疲れてるでしょうし、ここは暁がやってあげるわ!」

大潮「お構いなく」ゴリゴリ

暁「ああっ!」

ちなつ「大潮ちゃん、受け皿置く前に始めるのやめようね」

大潮「あっ!」

暁「大潮ったらせっかちなんだから! 暁に任せなさい!」

大潮「選手交代です」

暁「ふんっ! ぬぬぬ〜……!」

高雄「暁さん、あまり力任せにするのは危ないですよ」

叢雲「いったん落ち着きなさい」

暁「はぁはぁ、か、固い……」

ちなつ「大潮ちゃんと力変わんないはずなのになんで?」

大潮「コツがいるんですよ! いいですか?」

暁「ふむふむ」

榛名「なんでかき氷機のコツ知ってるんでしょうか?」

荒潮「さあ?」
535 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 23:58:28.04 ID:yz5HrOXj0
大潮「ガッツーンッ!?」

ちなつ「急いで食べるからだよ」

大潮「いえ、この痛みこそかき氷に醍醐味!」

ちなつ「ええ……」

暁「まったく、子供なんだからぁっ!?」キーン

叢雲「気持ちはわからないでもないけどね」

榛名「榛名は頭痛いのも大丈夫です!」

雲龍「……」

高雄「雲龍さんも痛がってます?」

雲龍「うん」

電「すごく余裕そうに見えるのです」

ちなつ「雲龍はお腹壊さないか心配よねその格好」

暁「あぐぁぁ」

大潮「痛むおでこ同士くっつけ合えば、熱で中和されるはず!」ピト

ちなつ「う〜ん、実際おでこに直接行ってるわけじゃないと思うけど」
536 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/25(月) 00:10:29.41 ID:l/kPFyYf0
ちなつ「はぁ、だいぶ涼しくなった」

大潮「夏バテ、治りました?」

ちなつ「ん?」

叢雲「あんた、夏バテしてたの?」

電「大変なのです! 夏野菜を食べさせないと!」

高雄「夏バテはむしろあまり体を冷やさない方がいいと聞きます。どうぞ、私の上着を」

雲龍「じゃあ私の上着も」

榛名「さすがにかけ過ぎですよ。というか雲龍さんの上着着せたら、逆に雲龍さんが裸になっちゃうでしょう!」

暁「平気なの?」

ちなつ「あぁ、大丈夫だってもう平気」

大潮「かき氷で一度冷ませば次は一気にアゲアゲに持ってけるというわけです!」

ちなつ「いやどうかなそれは」
537 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/25(月) 00:18:14.19 ID:l/kPFyYf0
大潮「氷使って冷やし中華でも作りますか?」

電「トマトとか夏バテに効くって聞きました!」

暁「じゃあまず麺を打たないと!」

ちなつ「はいはい、お家でもあんまりはしゃがないの」

荒潮「ふふふっ、だけど元気出たみたいでよかったぁ」

ちなつ「まぁ、大潮ちゃんに消費させられた分は回収できたかな」

荒潮「皆から?」

ちなつ「そうだね。皆とこうする時間が元気をくれるよやっぱり」

荒潮「なら大潮ちゃんのおかげでいいわね」

ちなつ「確かにね」

大潮「ちなつ〜!」

ちなつ「はいはい、どうしたの大潮ちゃん?」

ちなつ(ほんと、疲れるほど元気だけど、癒してくれるのもこの子元気なんだもんね。敵わないよ)
538 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/25(月) 00:21:12.49 ID:l/kPFyYf0
今回はここまでです
次は綾乃の翔鶴の話です

かき氷シロップは匂いが違うだけで味全部同じというのは本当なんでしょうか

↓1 翔鶴の話

1 エロ有り
2 エロなし
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 00:21:59.49 ID:RVpdeQQiO
1
540 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/25(月) 22:41:19.36 ID:l/kPFyYf0
開始します
541 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/25(月) 22:45:43.26 ID:l/kPFyYf0
綾乃「暑い……このまま溶けそうだわ……」

千歳「綾乃ちゃん汗だくだくやね」

綾乃「千歳は涼しそうね……」

千歳「涼しかないよ。うちかて暑いわ」

綾乃「でもあんまり汗かいてない……」

千歳「うちは鼻血で水分使うてまうから、他の水分は出ない体質なんかも」

綾乃「それはそれで体に悪そうだけど……」

千歳「うち帰ったらお風呂入らなな」

綾乃「暑いのに暑いお風呂かぁ」

千歳「お風呂の暑さは気持ちええやん」

綾乃「うん……」

千歳「帰る前にぶっ倒れへんか心配やなぁ」

翔鶴「私が付いているので心配いりませんよ」

綾乃「翔鶴」

翔鶴「女の子がしてはいけない顔をしていますよ綾乃」

綾乃「だって暑いんだもの」

千歳「翔鶴さんが付いとるんやったら安心やな。ほな、うちはこっちやから。またな綾乃ちゃん。翔鶴さんも」

綾乃「ええ、またね千歳」

翔鶴「また」
542 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/25(月) 22:50:21.83 ID:l/kPFyYf0
綾乃「もう夏じゃないの……?」

翔鶴「そう言ってもいい季節ですよ」

綾乃「はぁ、熱中症は勘弁カンベンカンボジアね」

翔鶴「そうやって温度下げようとしています?」

綾乃「なんの話……って、翔鶴もわりと汗かいてるじゃない」

翔鶴「暑いですから」

綾乃「なんでそんな余裕そうな顔ができるの?」

翔鶴「この程度で音を上げていたら、戦闘なんてできませんよ」

綾乃「戦闘と比べるのはどうなの」

翔鶴「とはいえ、あまり気持ちいいものではありませんね」

綾乃「ベタベタだものね。早く帰ってお風呂入りたい」

翔鶴「ええ、汗を流してしまいましょう」
543 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/25(月) 22:58:54.67 ID:l/kPFyYf0
綾乃母「やっぱり、綾ちゃんも翔鶴ちゃんも汗びっしょりね」

綾乃「だって30度超えてるのよ?」

翔鶴「アスファルトの放射熱も中々のものです」

綾乃母「そうなってると思って、お風呂沸かしといたから入って来なさい」

綾乃「はぁい」

綾乃母「お母さんちょっと買い物行ってくるから、翔鶴ちゃんお願いね」

翔鶴「はい、お母様」

綾乃「えっ、翔鶴も一緒に入るの?」

翔鶴「できればご一緒できると嬉しいのですが」

綾乃母「女の子同士なんだからはずかしがらないの」

綾乃「いつまでも汗だくで待たせてるわけにはいかないわよね。いいわ」

翔鶴「ありがとうございます」
544 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/25(月) 23:04:07.26 ID:l/kPFyYf0
綾乃「毎日これじゃあ身が持たないわ」

翔鶴「制汗スプレーなど使うことも考えないといけませんね」

綾乃「それだけで防げないけどもね」

翔鶴「綾乃の肌に汗疹なんて出来てしまっては大変ですから」スッ

綾乃「ひゃあっ! ちょっとやめてよ翔鶴!」

翔鶴「すいません、綺麗だったので」

綾乃「汗かいてるのに綺麗も何もないわ」

翔鶴「汗に濡れていても綺麗なものは綺麗ですよ」

綾乃「も、もういいから、先入ってるわよ!」

翔鶴「待ってください、私もすぐに準備終わりますので」

綾乃「……翔鶴の方が綺麗だわ」

翔鶴「ふふっ、触りますか?」

綾乃「翔鶴も汗で濡れてるから触らないわよ!」

翔鶴「あら、お互い汗だくで抱き合っていたことだってあるのに」

綾乃「それとこれとは違うのよ!」
545 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/25(月) 23:11:33.75 ID:l/kPFyYf0
翔鶴「やはり少々手狭ですね」

綾乃「鎮守府のお風呂と比べたらそりゃね」

翔鶴「まずはシャワーで体を洗いましょう」

綾乃「ええ」

翔鶴「冷たいのがいいですか?」

綾乃「ぬ、ぬるいくらいで」

翔鶴「はい」シャー

綾乃「はぁ……これだけでも汚れが洗い流される気分だわ」

翔鶴「では私も」

綾乃「……」

翔鶴「どうしました?」

綾乃「シャワーしてる姿も絵になるなって思ったのよ」

翔鶴「綾乃だってなりますよ。ほら、立ち位置交代です」

綾乃「ええっ? ちょっと、はずかしいけれど……」

翔鶴(意識してポーズ取ろうとする綾乃、可愛い……!)
546 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/25(月) 23:27:49.15 ID:l/kPFyYf0
翔鶴「体を洗ってあげますね」

綾乃「背中を流すじゃなくて?」

翔鶴「背中だけじゃないので」

綾乃「自分で洗えるわよ」

翔鶴「せっかく一緒なんですから」

綾乃「まあ、いいけど……」

翔鶴「では、まず背中を……」ゴシゴシ

綾乃「……」

翔鶴「綾乃は姉妹がいませんし、あまり経験ありませんか?」

綾乃「ずっと昔にお母さんにやってもらったくらいかしら」

翔鶴「お母さんですか?」

綾乃「翔鶴はどちらかというとお姉さんよ」

翔鶴「よかったです」
547 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/25(月) 23:37:58.06 ID:l/kPFyYf0
翔鶴「では前も洗いますよ」フニッ

綾乃「きゃっ」

翔鶴「どうしました?」

綾乃「む、胸が……」

翔鶴「手を伸ばせば自然とそうなりますよ」

綾乃「いや、わざとやってるでしょ」

翔鶴「お母様もお買い物に出ましたし、ね?」

綾乃「ね、じゃなくて……」

翔鶴「ほら、やっちゃいますよ」ゴシゴシ

綾乃「ま、待ってよ!」

翔鶴「胸の谷間もしっかり洗っておかないといけませんからね」

綾乃「んっ……」

翔鶴「勿論、胸もですがね」ムニムニ

綾乃「揉んでるだけじゃない……」

翔鶴「揉み洗いです」

綾乃「いや、使い方おかし、いひっ……!」

翔鶴「先端は念入りにしませんとね……」クニクニ

綾乃「や、やめっ、ひっ、あぁぅ……」ピクピク

翔鶴「ふふっ、反対側も丁寧に……」

綾乃「んふっ、ああん……」

翔鶴「……おへそも汗が溜まったら大変ですね」

綾乃「んぉっ、おぅ……く、くすぐった、いひぅ……」
548 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/25(月) 23:47:09.33 ID:l/kPFyYf0
翔鶴「綾乃、足を開いてください」

綾乃「で、でも……」

翔鶴「洗えませんから……」

綾乃「……うん」ググッ

翔鶴「ではデリケートなところなので、慎重にいきますね」スリスリ

綾乃「……っ!……っ」

翔鶴「声を堪えていますね、綾乃」

綾乃「……はんきょ、する、か、ぁぁ……」

翔鶴「よく聞こえていいじゃないですか。どんな声を出しているのか、自分にもわかります」

綾乃「わかりたくないわよ、そんな、はぁぁっ……!」

翔鶴「洗剤が入ってしまっては大変なので、ここら辺にしておきましょう」

綾乃「はぁ、はぁ……」
549 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/26(火) 00:05:36.19 ID:dTw+okKl0
翔鶴「では流しますよ」

綾乃「う、うん……」

翔鶴「……」シャワー

綾乃「はぁ……」

翔鶴「……」クニクニ

綾乃「んんっ!?」

翔鶴「油断していたでしょう? 洗うときに念入りにしたので、流すときも念入りです」グニグニ

綾乃「やぁっ、んっ……そん、先っぽ、ばっか、り……」

翔鶴「しっかり周りも洗い流しますよ……」スリー

綾乃「ふあぁぁぁ……」ゾゾゾ

翔鶴「綾乃、いい顔をしていますね」

綾乃「翔鶴ぅ……」

翔鶴「そのまま、舌を出していてください……んぅ」チュッ

綾乃「んむぅ……」

翔鶴「……」クニクニ

綾乃「んっ、んんっ……」ピクンピクン

翔鶴「……ん」シャー

綾乃「……んっ!?」

綾乃(シャワーが下に……っ!)

綾乃「んんっ、ん……んっ……!」

綾乃(適度に敏感にされたところに、水流が……だ、だめっ……!)

綾乃「ん、ぶぁっ……しょ、かく……」

翔鶴「ん?」

綾乃「手、で……しゃわ、じゃな、しょうか、手……」

翔鶴「……はい、綾乃」クチュ

綾乃「〜〜〜ぅぅっ!」
550 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/26(火) 00:13:01.44 ID:dTw+okKl0
綾乃「あはぁ……はぁ……」

翔鶴「シャワーで達するのはいやでしたか?」

綾乃「……されるなら、ちゃんと翔鶴にされたい」

翔鶴「私が直接持っていったんですけど」

綾乃「それでも違うでしょ、手とか、し、た、とかとは……」

翔鶴「くすっ、そうですね。綾乃はそういうところ気にする子でした?」

綾乃「面倒くさい……?」

翔鶴「いいえ。すごく可愛くて、愛おしく思いますよ綾乃……」チュッ

綾乃「ん……」

翔鶴「……はぁ、では綾乃。次は私を洗ってください」

綾乃「うん……」

翔鶴「綾乃がほしくて、胸もここも、きゅんきゅんしていますので……焦らさずに、お願いしますね?」
551 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/26(火) 00:15:02.73 ID:dTw+okKl0
今回はここまでです
次は千歳の雪風の話です

この時期は本当ちょっと外出しただけで汗だくになるので憂鬱ですね

↓1 雪風の話

1 エロ有り
2 エロなし
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 00:18:12.06 ID:18fz+zHdO
1
553 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/26(火) 22:41:28.97 ID:dTw+okKl0
開始します
554 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/26(火) 22:53:43.66 ID:dTw+okKl0
千鶴「ねぇ、雪風」

雪風「はい、なんですか千鶴?」

千鶴「下はかないのは暑いから?」

雪風「はいてますよ?」ピラッ

千鶴「いやパンツじゃなくて」

雪風「うん?」

千鶴「あぁ、うん、いいやもう」

雪風「よくわかりませんが、雪風の服装は涼しいですよ! 千鶴もしますか?」

千鶴「絶対やだ」

雪風「なんでですか〜!」

千鶴「はずかしいし」

雪風「はずかしくないですよ!」
555 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/26(火) 23:00:59.16 ID:dTw+okKl0
千歳「何を言い争っとるん?」

千鶴「姉さん」

雪風「千歳ぇ! 千鶴が雪風の服装が恥ずかしいって言うんです!」

千鶴「真似はしたくない」

千歳「う〜ん、すぐパンツ見えそうになるんは、ちょっとはずかしいかもなぁ」

雪風「だって、快適性の問題がありますから!」

千歳「快適なん?」

雪風「この季節は!」

千鶴「しかも結構透けるし。私はしないから」

雪風「むむっ」

千鶴「じゃあ、私出崎さん達と約束あるから行くね」

千歳「ん、いってらっしゃい。暑いから気を付けてな」

雪風「着ますか?」

千鶴「着ない。いってきます」

千歳「いってらっしゃい〜」
556 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/26(火) 23:19:10.53 ID:dTw+okKl0
雪風「そんなに変?」

千歳「変とは言っとらんよ。はずかしいって言うとるだけ」

雪風「はずかしいってことは変ってことじゃないんですか?」

千歳「そんなことあらへんよ。可愛いわ」

雪風「えへへ、千歳〜」

千歳「ん〜?」

雪風「千鶴も行きましたし、エッチしましょう?」

千歳「んぐっ! 相変わらず直球やな雪風は」

雪風「したいことを言うんですから直球以外ないですよ」

千歳「せやけど、もっとなんか言い方を工夫するとか」

雪風「アプローチ?」

千歳「ほら、せっかくこんな格好しとるんやし、パンツ脱いでたくしあげるとか」

雪風「わかりました! ちょっと待って――」

千歳「あぁ、今はええから。脱がんでええからたくし上げだけしてて」

雪風「どうするんです?」ピラッ

千歳「そんなんうちが脱がすに決まっとうやん」
557 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/26(火) 23:31:51.82 ID:dTw+okKl0
千歳「飾り気がないんも雪風らしい」

雪風「そんなまじまじ見られると……」

千歳「汗かいてきたな。はよ脱がさんと」スッ

雪風「んっ……」

千歳「もうちょい近づかんと見えへん」

雪風「ふあっ……千歳、近い……」

千歳「眼鏡外しとうし、これくらいやないとよう見えへんの」

雪風「でも、そんな、ほとんどくっついて……」

千歳「これからなめるんやし、そんなんではずかしがっとったらもたんで」ペロッ

雪風「ひゃあっ……!」ピクン

千歳「汗とはちょっと違う味がするなぁ」

雪風「千歳ぇ……」プルプル

千歳「そのままもうちょい我慢してな」ペロン

雪風「ふぅっ……!」ギュッ
558 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/26(火) 23:48:15.05 ID:dTw+okKl0
千歳「コンタクト買った方がええんやろかなぁ」

雪風「千歳わぁ……眼鏡っ、似合ってます、よ……」

千歳「せやけどするとき邪魔になるし」

雪風「するようにひぃ……コンタクト、買うんです?」

千歳「そっちの方がよっぽどはずかしい格好かもしれへんな」

雪風「はぁぅ……」

千歳「けど、コンタクトにしとったらその合図ってわかりやすいかもしれへん。自分達だけにわかる合図って、なんか憧れん?」

雪風「あこが、れ、ま……んぅ……」パサッ

千歳「あら、もう持っとられへん?」

雪風「すいませ……」

千歳「ううん、ええよ。立ってられへんようやったら座って」

雪風「はぃ……」ペタン

千歳「ん〜……」

雪風「ち、千歳ぇ……! 服、まくらないの、んっ……!」

千歳「このまま潜り込ませてもらうで……」チュゥ

雪風「ふああっ! ち、千歳、それ、あぁっ……! だめ、はんっ……」

千歳「……」レロ

雪風「ふぁぁぅぅ……!」
559 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/27(水) 00:00:26.78 ID:TtZADXLC0
雪風「ふぁ……」

千歳「ふぅ……ちょっと暑いわ」

雪風「当たり前、です……」

千歳「雪風も暑そうやし、脱ごうか」

雪風「……」スルッ

千歳「やっぱり、一皮むいたらほぼ全裸っていうんは、はずかしい格好やと思うで」

雪風「パンツ、はいてますし」

千歳「ほぼ、言うたやろ。肌着くらい着ないとあかんわ」

雪風「快適性が……」

千歳「もしかして露出趣味あるんとちゃう?」

雪風「ないです! そんなの全然ないです!」
560 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/27(水) 00:20:40.21 ID:TtZADXLC0
千歳「しかし、お互いに色気っちゅーもんが全くない体付きやな」

雪風「そんなことありません! 千歳の体はとても魅力的です!」

千歳「いや魅力的なんと色気があるとは違う……」

雪風「……っ」ハムッ

千歳「んっ……! こんな小さなおっぱいに、そない勢いで飛びつかんでも」

雪風「……んっ」チュゥ

千歳「もぉ、なんも出らんのに、必死に吸うて……かわええんやから」クリクリ

雪風「んむぅ……!?」

千歳「雪風が口でしてくれとうんで、うちは指でしたるな」

雪風「ふ、あん、ぶはぇ……」

千歳「こらえ性ないなぁ、雪風」

雪風「だ、千歳の、指使い……うますぎて……」

千歳「妄想で練習しとったかいがあったわ」
561 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/27(水) 00:34:05.89 ID:TtZADXLC0
千歳「眼鏡かけてへんでも、綺麗な色しとるからわかりやすい」

雪風「やめ、やめてください〜」

千歳「ほんまにやめてええん?」

雪風「えっ、それは……」

千歳「うそうそ。冗談や」

雪風「んもぉ、千歳ぇ!」

千歳「堪忍な。けど、こういうじゃれ合いもしてみたかってん」

雪風「妄想ですか?」

千歳「ほんまは妄想のこと、自分でしたかったんやなって」

雪風「雪風が付き合いますよ、何でも」

千歳「普段よりもっとはずかしい格好させたりするかもしれへんで?」

雪風「大丈夫です! 雪風ははずかしくありませんから!」

千歳「ありがとうな、雪風。好きやで……」

雪風「雪風もです……」
562 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/27(水) 00:39:20.02 ID:TtZADXLC0
今回はここまでです
次は櫻子の日向の話です

実際は下に何か着てるかブラくらいは付けてるんですかね
そこら辺は透けてないのか、付けてるのが透けてるのかちょっと判別付きませんね

↓1 日向の話

1 エロ有り
2 エロなし
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 00:39:30.09 ID:0s/RYmzSO
2
564 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/27(水) 22:40:48.58 ID:TtZADXLC0
開始します
565 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/27(水) 22:51:20.75 ID:TtZADXLC0
櫻子「う〜ん」

日向「どうした櫻子?」

櫻子「いい家見つかんないなぁ」

日向「家?」

櫻子「そ、日向達の引っ越し先」

日向「探してたのか」

櫻子「そりゃ探すだろ。自由に暮らせないんだからさ」

日向「自由ねぇ」

櫻子「日向もいい物件探してよ」

日向「これでも櫻子よりは真面目に探してると思うぞ」

櫻子「なに〜!? こうやって真剣に探してるのに!?」

日向「それは物件じゃなくてリフォームのサイトだ」
566 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/27(水) 23:01:53.70 ID:TtZADXLC0
櫻子「やっぱり一軒家の方がいいよね?」

日向「別にマンションでもアパートでも構わんが」

櫻子「ええ〜? マンションのが高いだろ!」

日向「いやマンションを買えと言ってるわけじゃないが」

櫻子「それに全員一緒の方がいいじゃん!」

日向「それはそうだが、やはりあの頃より少し手狭にならざるを得んだろう」

櫻子「それでも大丈夫だよ!」

日向「大丈夫かどうかは私達が決めることだが」

櫻子「なんだよ! 私が課長だぞ!」

日向「……家長の間違いか?」

櫻子「そうそれ!」

日向「櫻子も一緒に住むつもりだったのか」

櫻子「当たり前だろ!」

日向「櫻子はここに残るものだと思っていた」

櫻子「自由におっぱい揉むために引っ越すのに私が行かなきゃ意味ないし!」

日向「やっぱりここにいてくれないか?」
567 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/27(水) 23:15:00.03 ID:TtZADXLC0
櫻子「何階建てがいい?」

日向「1階でいいと思うが」

櫻子「それじゃつまんないじゃん!」

日向「つまらないと言われてもな」

櫻子「ていうか部屋足りないでしょ」

日向「確かにな」

櫻子「せめて3階かなぁ。いや、4階は私専用にするから4階!」

日向「高すぎじゃないか?」

櫻子「だってそれぞれに1部屋必要なんだからこれくらいはいるでしょ」

日向「横の広さにもよるがな」

櫻子「4階からはすごい綺麗な景色が見れるんだろうなぁ」

日向「田んぼしか見えなさそうだが」

櫻子「そこまで田舎じゃねぇ!」
568 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/27(水) 23:28:32.28 ID:TtZADXLC0
櫻子「庭も広い方がいいよな?」

日向「あればその方がいいな」

櫻子「プールとか付けて〜」

日向「プール?」

櫻子「あと、でっかい犬とか飼いたい!」

日向「簡単に言うが世話が大変だぞ」

櫻子「ちゃんとお世話するから!」

日向「絶対世話しなくなるやつだな」

櫻子「そんな物件ないかなぁ」

日向「明らかに建てないと無理な内容だぞ」

櫻子「じゃあ建てるか」

日向「簡単に言うが問題は山積みだぞ」
569 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/27(水) 23:38:11.16 ID:TtZADXLC0
日向「まず土地を用意しなくてはいけないだろう」

櫻子「そこら辺にいっぱいあるじゃん」

日向「空いてるからと言って好き勝手に使っていいとはならん」

櫻子「わ、私だってさすがにそれくらいわかるよ!」

日向「色々と手続きも必要だし、何よりお金もかかる」

櫻子「何とかなんない?」

日向「妖精に頼めば何とかしてくれるんだろうが」

櫻子「じゃ頼もう!」

日向「だがそうやってすぐに頼るというのもな」

櫻子「頼れる人が側にいるのに頼らない方がいけないよ!」

日向「躊躇がないな櫻子は」

櫻子「だってそうじゃん。やれることは何でもやらなきゃ! みんなのためだもん!」

日向「おっぱいのためじゃないのか?」

櫻子「皆のためでもあるの!」

日向「はいはい、ありがとう」
570 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/27(水) 23:58:08.56 ID:TtZADXLC0
櫻子「本当だからな?」

日向「わかってるよ。櫻子が私達を大事に想ってくれてることは」

櫻子「だから、早く何とかしたいんだよ」

日向「わかってるさ。けど、自分達が住むことになる家のことだ。焦って考えると大変なことになる」

櫻子「もっと皆と話した方がいい?」

日向「ああ。全員とよく話し合って、どういう形にするのか決めなくては」

櫻子「大変だね、大人数で普通に生活するのって」

日向「そうだな。1人で暮らすだけでも大変なのだから、当たり前のことだが」

櫻子「よしっ! 頑張るぞ!」

日向「どうした急に?」

櫻子「大変なことだから気合入れないとと思って!」

日向「気持ちは大切だな」

櫻子「どんなに大変でも皆のこと好きな気持ちがあればやってける!」

日向「こちらも、櫻子を想う気持ちがあれば多少の不便は我慢できるよ」

櫻子「うん! いける気がして来た!」

日向「あぁ、その意気だ」

櫻子「妖精に頼んでくる!」

日向「だからそれは待てと言ってるだろう!」

日向(やれやれ、前途多難だな)
571 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/27(水) 23:59:57.33 ID:TtZADXLC0
今回はここまでです
次は向日葵の鳥海の話です

8人に1人1部屋と考えると最低3階くらいは必要になるんですかね

↓1 鳥海の話

1 エロ有り
2 エロなし
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 00:08:39.97 ID:eaN0fPQDO
573 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/28(木) 22:41:36.65 ID:/EPK8UBL0
開始します
574 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/28(木) 22:53:27.68 ID:/EPK8UBL0
楓「鳥海お姉ちゃん」

鳥海「どうしたの楓?」

楓「お姉ちゃんが起きて来ないの」

鳥海「向日葵が? そういえば遅いですね」

楓「きっとお休みだからいっぱい寝たいんだと思う」

鳥海「うん、寝かせておいてあげようか

楓「でも、暑くていっぱい汗もかいてる」

鳥海「それはいただけないです」

楓「一回起こした方がいい?」

鳥海「そうだね、一回起こしてあげよう」

楓「うんわかった!」

鳥海(着替えを用意しておこう)
575 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/28(木) 23:04:23.55 ID:/EPK8UBL0
楓「お姉ちゃん、起きて」

向日葵「うぅ……暑い……」

楓「暑いなら起きて涼しくなろう?」

向日葵「でも眠い……」

楓「涼しいところで寝ようよ」

向日葵「冷房を……」

楓「服着替えないとかぜひいちゃうよ!」

鳥海「というかもう起きてますよね向日葵?」

向日葵「あぁ、鳥海……」

鳥海「着替えとタオル持って来ましたよ」

向日葵「ありがとう……ちょっとシャワー浴びて来ますわ……」

楓「朝弱いのに、朝からこんなに暑くて大変だね」

鳥海「寝ているときにかく汗って意外に多いからね。だからって冷房点けっぱなしで寝るというわけにもいかないから」

楓「暑くなったたら点いて涼しくなったら消えるの繰り返すのがあればいいのに」

鳥海「高性能なのならありそうだけれど」
576 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/28(木) 23:15:59.68 ID:/EPK8UBL0
向日葵「はぁ……」

鳥海「どうしたんですため息ついて」

向日葵「鎮守府での暮らしは恵まれていたんだなと思ったんですわ」

鳥海「どうして?」

向日葵「海がすぐそこだからこんなに暑くならないし、侵入者の心配もいらないので窓を開けっぱなしにできましたもの」

鳥海「ちょっと不用心だったと思いますよ」

向日葵「それに誰かしらすぐそばにいましたもの」

鳥海「側にいれば守れるのは確かですけどね」

向日葵「今更になって恋しくなってしまうなんて」

鳥海「戻りたいですか?」

向日葵「設備のことだけを考えれば。けれど」

楓「お姉ちゃん! 冷たいもの持って来たよ!」

向日葵「ありがとう、楓」

鳥海「楓がいるからこっち、ですか」

向日葵「ええ」
577 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/28(木) 23:30:22.84 ID:/EPK8UBL0
向日葵「楓がいるところが私のいる場所ですわ」

楓「呼んだ?」

向日葵「いいえ。何でもありませんわ」

鳥海「冬の涼しさはこちらの方が上ですしね」

向日葵「雪かきと荒波に晒されるのならどちらがマシなんでしょう?」

鳥海「命の危険がないだけ雪かきの方がマシじゃないですか?」

向日葵「意外にあるんですのよ雪かきでの命の危険」

鳥海「荒波に晒されるほどではないでしょう」

向日葵「それは言えています」

鳥海「どちらにも利点と難点が有るということですね」

向日葵「難点を受け入れられるほどの利点があるかというのが重要なわけですわね」

楓(むずかしいお話してる?)
578 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/28(木) 23:48:46.48 ID:/EPK8UBL0
向日葵「そもそも生きて帰ってこられただけでも十分ですわ」

鳥海「ええ、本当に」

向日葵「それだけでなく、皆一緒に来られたんですもの。文句を言っては罰が当たりますわね」

鳥海「文句言うくらいで当てたりしないですよ」

向日葵「そういえば、神様でしたわね」

鳥海「神通力とかは持ってませんけど」

向日葵「たくさんの幸運と努力によって戻ってこられたんですもの。暑いくらい耐えなくては」

鳥海「朝しっかり起きてくればいいだけなんですけどね」

向日葵「そ、それは厳しいですわ」

鳥海「急に弱気になりましたね」

楓「結局どういうお話なの?」

向日葵「私はここに、皆といられて幸せだというお話しですわ」

楓「楓もだよ!」

鳥海「私もです」
579 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/29(金) 00:08:23.20 ID:lRmMToRc0
向日葵「海はこちらにもありますしね」

鳥海「海行きますか?」

向日葵「赤座さん達も誘って行きたいですわね」

楓「楓も行きたい!」

向日葵「ええ、皆で遊びに行きましょう」

鳥海「100人以上の規模になるので、ものすごいことになりますが」

向日葵「海を貸し切れた鎮守府はよかったですわね」

鳥海「また戻ってますよ」

向日葵「はっ、いけませんわ!」

楓「他のお姉ちゃん達の艦娘さんも合わせると、そんなにいっぱいいるんだね」

向日葵「特に赤座さんのところと歳納先輩のところが」

鳥海「京子のところは何人かお留守番、というか何人か以外お留守番してもらわないといけませんね」
580 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/29(金) 00:25:07.39 ID:lRmMToRc0
鳥海「海、久しぶりに見たいですね」

向日葵「もう飽きるほど見た気がするのに、何故かこの季節になると行きたくなりますわ」

楓「ずっと海の近くで暮らしてたんだもんね」

向日葵「帰りたいと思うかはともかく、思い出に浸るくらいは許してもらってもいいですわよね?」

鳥海「帰りたいと言っても罰は当たりませんと言ったじゃないですか」

楓「お姉ちゃん達は楽しい思い出いっぱい作ったんだね」

向日葵「辛いこともたくさんありましたけど、こうして思い返せば全ていい思い出ですわ」

鳥海「この関係を築き上げるために必要なことだったと思えばですね」

楓「海の上でお水無くなっちゃったときにおっぱい吸ったから、お家でも吸うようになったの?」

向日葵「ぶふっ!? な、なにを!?」

楓「だってこの前お部屋で鳥海お姉ちゃんのおっぱい吸ってたよね? 鳥海お姉ちゃんが逆に吸ってるのも見たけど」

鳥海「い、いや、それはその、違うんですよ楓」

向日葵「そ、そもそも、私も鳥海も出ませんし!」

楓「そうなの? 美味しいからあんな顔してたんだと思ったんだけど」

鳥海「お、美味しいのはそんな感じするけど、いやでも違う、うんどうしよう!?」

向日葵(うぅ……こっちの面では楓がいない方がよかったかもしれませんわ!)
581 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/29(金) 00:26:19.51 ID:lRmMToRc0
今回はここまでです
次はあかりの球磨の話です

他の艦娘が出てこないのは大人の事情なので気にしないでください

↓1 球磨の話

1 エロ有り
2 エロなし
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/06/29(金) 00:28:07.78 ID:FxseJIgR0
1
583 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/29(金) 22:42:34.27 ID:lRmMToRc0
開始します
584 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/29(金) 22:51:38.52 ID:lRmMToRc0
球磨「あかり」

あかり「なんですか球磨さん?」

球磨「キャンプ行きたくならないかクマ?」

あかり「唐突ですね」

球磨「夏はシーズンクマ」

あかり「あかり達も夏休みに行きましたよぉ」

球磨「夏の山はいいクマ」

あかり「はい、楽しかったですよ」

球磨「今度球磨とも行くクマ」

あかり「2人でですか?」

球磨「今ではぼっちでも行くやついるクマ。2人いれば十分クマ」

あかり「あかりは大人数の方が楽しいと思いますけど」

球磨「自然の中、孤独に身を任せるのも乙なもんクマ」

あかり「はぁ、それなら一人の方が」

球磨「球磨はあかりと行きたいと言ってるクマ!」
585 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/29(金) 23:00:12.36 ID:lRmMToRc0
あかり「あかりも行ってみたいと思いますよぉ」

球磨「なら準備するクマ!」

あかり「今からですか!?」

球磨「訓練するって意味クマ」

あかり「訓練ですか?」

球磨「夏でも山はなめちゃいかんクマ」

あかり「本物の熊さんが出るかもしれないからですか?」

球磨「そんなもんは熊が狩って晩飯にすればいいけど、他にもあるクマ」

あかり「晩飯……」

球磨「冬山もそうだけど、遭難すると大変クマ」

あかり「はぐれたときに熊さんに会ったら一巻の終わりですからね」

球磨「はぐれなくとも、キャンプ場でもない本当に山の中で夜を明かすっていうのは、それはもう過酷なことクマ」

あかり「球磨さんでもそう言うくらいですか」

球磨「球磨だからこそ恐ろしさがわかるということクマ。だから遭難に備えて訓練するクマ」

あかり「まずは何をしましょうか?」

球磨「まずは暖を取るために人肌で暖め合う訓練クマ!」ガバッ

あかり「夏山の話ですよねぇ!?」
586 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/29(金) 23:14:45.31 ID:lRmMToRc0
球磨「夏の山でも夜は冷えるクマ。山の天気は変わりやすいクマ」

あかり「冷えるところは冷えるでしょうけど!」

球磨「だからこういう訓練は必要クマ」

あかり「別に暖を取れる物を持っておけばいいだけでは」

球磨「人肌が一番クマ! それを証明してやるクマ!」

あかり「く、球磨さん……」

球磨「まずは口の中を暖めるクマ」チュッ

あかり「んむっ……」

球磨「んむむぅ……」モゴモゴ

あかり(球磨さんの舌が、あかりの口の中で……!)

球磨「……」

あかり「……っ……ぅ」

球磨「ふぁ……ふふっ、いい顔になったクマ。第一段階はクリアクマね」

あかり「はぁ、はぁ……」
587 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/29(金) 23:28:17.91 ID:lRmMToRc0
球磨「マッサージは血行促進して、体温を上げることにも繋がるクマ」

あかり「はぁん……」

球磨「あかりは特に、ここクマ」ツン

あかり「そこっ、はぁ……マッサージ関係ない……」

球磨「ここを押すと血の回りがよくなるクマ。体温上げるスイッチみたいなもんクマ〜」プニプニ

あかり「やぁ、やめっ、あんっ……」

球磨「本当に敏感になったクマねぇ。あれだけすれば当たり前かクマ」

あかり「ふぅ、ふぅ……」

球磨「ほら、汗かいてきたクマ。暖まってる証拠クマ」

あかり「暖まってはぁ、いますけどっ」

球磨「ふっふっふ〜、暖めやすくて助かるクマ」
588 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/29(金) 23:39:47.71 ID:lRmMToRc0
球磨「球磨の体温も感じるクマ!」ベタッ

あかり「暑いですよぉ」

球磨「暖めてるから当然クマ」

あかり「球磨さんも体温高いですね」

球磨「こんな事してたら昂るに決まってるクマ」

あかり「そ、そうですか」

球磨「くぅま〜くまくま〜」スリスリ

あかり「んぁ、あ、あんまり動かないでください……」

球磨「どうした球磨?」

あかり「えっと……胸が当たってるから」

球磨「こういうときは、当ててんのよって言うのが正しいらしいクマ」グリグリ

あかり「やぁっ、やっぱり、わざと……」

球磨「じゃなきゃこうはならんやろクマ」
589 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/29(金) 23:51:34.99 ID:lRmMToRc0
球磨「くまくまー」スリスリ

あかり「んんっ……」

球磨「クマ? 今はおっぱいくっついてないクマ」

あかり「体にはくっついていますから……」

球磨「ふふんっ、球磨のおっぱいで体なでられて悦んでるクマ?」

あかり「ち、違います……体がくっついてるから、反応しちゃうだけで……」

球磨「クマ〜」ススッ

あかり「ふぅぅ……」ピクン

球磨「球磨のでこんなになるとか、他のおっきいのとするときはもっと大変そうクマ」

あかり「誰とするときだって、気持ちいいですよぉ……」

球磨「んふ〜なら、もっとなでなでしてやるクマ〜」

あかり「ひゃっ、ああっ、球磨さん……」

球磨「ふぅっ、球磨のも刺激されて、気持ち、よくなってくる、クマっ……」
590 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/30(土) 00:04:23.05 ID:OaaOMAS50
球磨「くまぁ〜……」

あかり「球磨さんも、暖まって来てますね……」

球磨「人肌で暖め合うと、同時に暖まるからいいクマ……」

あかり「それは、火に当たったりするのと同じなんじゃ……」

球磨「口答えする悪い口は、球磨のおっぱいで塞ぐクマ!」スッ

あかり「……っ!」

球磨「球磨のスイッチは吸われて起動するクマ〜」

あかり「……」チュゥ

球磨「ふぁぁっ、いいくまぁ〜……もっと、舌でも刺激するくまぁ……」

あかり「……」ペロペロ

球磨「くまぁっ……くま……」ピクンピクン

あかり(球磨さん、すごく気持ちよさそう……)
591 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/30(土) 00:16:59.65 ID:OaaOMAS50
球磨「暖まりが最高に達したら……」

あかり「はぁ、んっ……?」

球磨「一番暑いところ、合わせるくま……」クチュ

あかり「……あぅ」

球磨「はぁ……ちゃんと、球磨に合わせるくま……」

あかり「あっ、ああっ……球磨さん、お、音が……」

球磨「音くらいする、くま……遭難してるんだから、そんなの、気にする、んぁっ!」

あかり「そういえば、そんな設定だった……」

球磨「はぁ、はぁ……」

あかり「くま、さん……」

球磨「あかり、もうちょっと我慢、するくまぁぁん……」

あかり「もっ……」

球磨「く、まぁぁはぁ……!」
592 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/30(土) 00:21:43.00 ID:OaaOMAS50
球磨「これ、一回やっとけばだいぶ暖まる、クマ……」

あかり「やってるときは暖まるかもしれませんけど、すぐ冷えちゃいますよね……」

球磨「なら、ずっとやってればいいクマ」

あかり「体力なくなっちゃいますよぉ」

球磨「山の中で原始時代に帰って、狩猟とやるのを繰り返す生活に移行することも考慮するクマ」

あかり「ちょっと遭難したくらいで覚悟決めすぎですよぉ!」

球磨「本気で遭難したときにするのは、あかりの言うとおり体力の面でおすすめしないクマ。体力消費を抑えることが何よりも重要だからクマ」

あかり「急に真面目になりましたね」

球磨「まっ、球磨と一緒にいればこの辺の山で遭難することはないし、ルート外れてもまた抱っこして麓まで駆け降りるクマ」

あかり「あれはもう勘弁してほしいですよぉ」

球磨「とにかく、心配いらないから一緒にキャンプ行くクマ」

あかり「……遭難しなかったらキャンプ場ではするんですか?」

球磨「気分次第クマ」
593 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/30(土) 00:24:41.93 ID:OaaOMAS50
今回はここまでです
次はビスマルクの話です

熊に関しては夏よりも秋の方が冬眠前な分危なかったりするんですかね

↓1 ビスマルクの話

1 エロ有り
2 エロなし
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 00:25:18.78 ID:wax4FJR2O
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/06/30(土) 00:26:05.84 ID:9fYZg74H0
1
596 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/30(土) 22:40:43.72 ID:OaaOMAS50
開始します
597 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/30(土) 22:55:04.05 ID:OaaOMAS50
ビスマルク「ねぇ、プリンツ」

プリンツ「なんでしょうかビスマルク姉様?」

ビスマルク「今週は私の番なのよ、あかりが来るの」

プリンツ「もう姉様まで回って来たんですね」

ビスマルク「ええ。でも、いざ来るとなるとどうすればいいのかわからなくて」

プリンツ「何でも好きなようにすればいいじゃないですか」

ビスマルク「そうだけども、何すればあかりを楽しませてあげられるんだろうかって」

プリンツ「アカリさんは何でも楽しいって言ってくれると思いますよ」

ビスマルク「そうでしょうね。ええ、そうでしょう。けれど、せっかくならめいっぱい楽しませてあげたいわ」

プリンツ「姉様はお優しいですね」

ビスマルク「だから、プリンツならどうするのか聞きたかったのよ」

プリンツ「私ですか? 私はまずお家でアカリさんを出迎えて」

ビスマルク「出迎えは基本ね」

プリンツ「とりあえずそこで1回エッチします」

ビスマルク「は?」
598 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/30(土) 23:08:29.17 ID:OaaOMAS50
プリンツ「玄関でした後はリビングに行って、今度は玄関と違って寝かせられるところもあるので、もっとがっつりとして〜」

ビスマルク「プリンツちょっと待って」

プリンツ「色々と汚れちゃうからお風呂入って、お風呂でもして〜」

ビスマルク「Halt!」

プリンツ「わっ」

ビスマルク「プリンツ、貴女その、そういうことすることしか考えてないの?」

プリンツ「だってせっかくアカリさんが来るんですよ? やれるときにやりたいだけやります」

ビスマルク「加減を考えなさい!」

プリンツ「ですけど姉様、1回来てくれたら次はまた遠いんですよ?」

ビスマルク「うっ……」

プリンツ「姉様はアカリさんを楽しませたいと思ってるみたいですが、アカリさんはどちらかというと私達を楽しませに来てくれるんです」

プリンツ「だから私達がやるべきことは、全力でアカリさんを楽しむことなんですよ」

ビスマルク「だ、だからってそれは……恥かしさとかプライドとかが」

プリンツ「プライドと性欲どっちが大切なんですか!」

ビスマルク「貴女はプライドをかなぐり捨て過ぎなのよ!」
599 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/30(土) 23:20:41.86 ID:OaaOMAS50
あかり「こんにちは……じゃなくて、グーテンターク、ビスマルクさん」

ビスマルク「無理にドイツ語使わなくていいのよ。こんにちは、あかり」

あかり「元気にしてましたか?」

ビスマルク「艦娘は病気にならないから」

あかり「そういうことじゃないんですけど、まあ元気そうでよかったです」

ビスマルク(まずは玄関で1回……って、いや、でも……)

あかり「どうしました?」

ビスマルク「……あ、あかりっ!」

オスカー「にゃあ〜」

あかり「あっ、オスカー! 久しぶり〜」ナデナデ

ビスマルク「……」

あかり「オスカーも元気にしてた?」

オスカー「にゃあ」スリスリ

あかり「そっかぁ、元気にしてたんだね〜」

ビスマルク(そうよね、玄関でなんて。部屋の中でしっかりやらないとっ!)
600 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/30(土) 23:35:51.19 ID:OaaOMAS50
オスカー「にゃ」

あかり「えへへ〜」ナデナデ

ビスマルク「……」

オスカー「ふ〜」ゴロゴロ

あかり「どうしたの? こっちもなでてほしい?」

ビスマルク「……」ズイッ

あかり「わっ、ビスマルクさん?」

オスカー「にゃあ?」

ビスマルク「……」

あかり「う〜ん。オスカー、ビスマルクさんもなでてほしいみたい?」

ビスマルク「ま、待ちなさい! 誰もそんなこと言ってないっ!」

オスカー「にゃ〜あ〜」タタッ

あかり「また後でね〜お利口さんなの変わってないですね」

ビスマルク「んん……」

あかり「ビスマルクさんに会いに来たのに、オスカーにばっかり構ってちゃいけませんよね。すいません」

ビスマルク「別に、私は構ってほしいわけじゃ……」

あかり「ビスマルクさん」

ビスマルク「なに、んっ……」チュッ

あかり「……あんまり会えなくてすいません。でも、あかりの気持ちは変わってませんからね」

ビスマルク「私だって、それくらいわかる……私も同じ、だから……」

ビスマルク(もう、結局あかりに主導されちゃってるじゃないのよ……)
601 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/30(土) 23:52:05.00 ID:OaaOMAS50
ビスマルク「前にも言ったけど、ドイツ艦が皆吸われるのが好きみたいに勘違いしないでよ!」

あかり「わかってますよぉ。プリンツさんとビスマルクさんが好きなだけですね。マックスちゃんはそこまででもないですし」

ビスマルク「私だってそこまでじゃな、あひぃ……」

あかり「吸われるのは1人じゃできない……ビスマルクさんくらい大きかったらできるんでしょうか?」

ビスマルク「できたって、しない、わよっ……」

あかり「そうですよね」

ビスマルク「ただ、気持ちいいだけじゃなくて……可愛いらしいとか、愛おしいとか、そういう、気持ちがぁ、する、のよ……」

あかり「吸われてるとですか?」

ビスマルク「母性、的なあれがっ……出てるのかしらね……産める体じゃない、のにっ……」

あかり「子供が作れないことと、母性を感じることは関係ないですよぉ。好きだって心から生まれるものですから」

ビスマルク「そうね、うん……んっ……」

あかり「感じちゃってください、あかりのことを」

ビスマルク「んぅ……」
602 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/01(日) 00:15:50.50 ID:ORlw9FCs0
ビスマルク「……っ」

ビスマルク(母性も感じるけど、気持ちいいのも確か。あかりが、気持ちいいように吸ってるから)

ビスマルク(普通に吸うだけじゃこんなにならない……そういう吸い方をしないと)

あかり「……ん」

ビスマルク「ふあぁう」ビクン

ビスマルク(普段のあかりはこんなことしない……エッチ、してるときだけ。だから、してるんだなって実感が凄くて)

ビスマルク「んんっ……!」

あかり「痛かったですか?」

ビスマルク「違うわ、気持ちよかったのよ……続けて」

あかり「はぁい」

ビスマルク(指で、舌で私の胸に快感を伝えてくる……私、あかりとエッチ、してる……)

ビスマルク(そう思ったら、全身に悦びが広がっていく……愛情とか劣情とか、全部ないまぜになったのが、駆け巡って……)

ビスマルク「気持ちいい……あぁ、あかり……気持ちいいよぉ……ああっ……!」ビクンビクン

ビスマルク(あっ、嘘、私、胸吸われてるだけで……)
603 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/01(日) 00:40:17.46 ID:ORlw9FCs0
あかり「ビスマルクさん……?」

ビスマルク「はぁ〜っ……大丈夫……」

ビスマルク(子供が産めたとしても、こんな胸じゃ吸わせてあげられない……私の胸、エッチ専用……あかりのためにあるんだ)

ビスマルク(なんて、いやらしい体……はずかしい……けれども、嬉しい……)

ビスマルク「今度は反対側、吸って……」

あかり「わかりました……」

ビスマルク「んぁぁっ……!」

ビスマルク(使われてるわ……私の、あかりのためにある胸が……)

ビスマルク(幸せ……気持ちいい……)

ビスマルク「あかり……あかりぃ……!」

あかり「ビスマルクさん……」

ビスマルク(名前を呼んでくれるだけで、こんなにも感じてしまう……胸だけじゃない……もう、私の体は全部、あかりのために……)

ビスマルク(私、あかりとエッチするために生きてる……!)
604 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/01(日) 00:51:22.84 ID:ORlw9FCs0
ビスマルク「はぁっ、はぁっ……」

あかり「ビスマルクさん、落ち着きました?」

ビスマルク「待って、もう少し……」

ビスマルク(私、なんかとんでもないことを考えていた気がするわ……)

ビスマルク(これじゃあ、プリンツに説教なんてできないわ。私も、同じなんだもの)

あかり「落ち着いたらごはんにしましょっか」

ビスマルク(こんな小さな女の子に、完全に屈服させられてしまって……プライドも何もないわ)

ビスマルク(それなのに、快感の余韻以上に背筋粟立たせる気持ちが湧いてくる……本当にもう身も心もあかりの物にされちゃってるわ)

ビスマルク(プリンツがあんなになっちゃうのもわかるわ。だって、とても幸せだもの……)

ビスマルク「あかり」

あかり「はい、ビスマルクさん」

ビスマルク「Ich liebe……ううん、愛してる」

あかり「あかりもです!」

ビスマルク(艦娘としての役割は終わったけれど、人間として私はこの世界を生きていく。どうするべきか、悩んだこともあったけれど)

ビスマルク(あかりのために生きる。これだけは絶対に変わらないことだって、改めて誓わなきゃね)
605 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/01(日) 00:53:31.60 ID:ORlw9FCs0
今回はここまでです
次は若葉の話です

たまには心理描写多めにしてみます

↓1 若葉の話

1 エロ有り
2 エロなし
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 00:54:46.43 ID:oQWQMYRpO
2
607 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/01(日) 22:45:34.76 ID:ORlw9FCs0
開始します
608 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/01(日) 23:00:09.68 ID:ORlw9FCs0
初春「のう、若葉よ」

若葉「なんだ?」

初春「そなたは一人暮らししておるんじゃったのう?」

若葉「ああ。若葉なら大丈夫だろうと言われてな」

初春「実際どうなんじゃ?」

若葉「問題ない」

初春「ふぅむ、確かに自分で弁当も作って来ておるしのう」

若葉「一人暮らしなら当然自炊はできなくては」

初春「ふむふむ、さすがは妾の妹じゃ。しかし」

若葉「どうした?」

初春「弁当の赤みが異常に強いのはどうしたことか」

若葉「異常に? これくらい普通だろう」

初春「桜でんぶならともかく、唐辛子の粉で弁当に彩を加えるのはいささか普通から逸脱してると思うのじゃが」
609 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/01(日) 23:09:11.25 ID:ORlw9FCs0
若葉「うまいぞ。食うか?」

初春「妾には自分の分があるから」

若葉「そうか」

初春「食べてほしかったのか?」

若葉「あまり賛同してくれる人がいないから、仲間を増やしたいんだ」

初春「さすがに白米に唐辛子は賛同を得られんじゃろうて」

若葉「そんなことはない。白米の甘みと唐辛子の辛さがベストマッチするんだ」

初春「むしろ喧嘩しそうじゃがのう」

若葉「一度食べてみればわかる。ほら、一口だけでも」

初春「いいと言っておろう!」

若葉「むむっ……」

あかり「あぁ、若葉ちゃんここにいたの?」

若葉「あかり」
610 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/01(日) 23:21:55.52 ID:ORlw9FCs0
あかり「初春ちゃんとご飯食べてたんだね」

初春「あかりよ、そなたの鎮守府では唐辛子をご飯にかけて食べてたのか?」

あかり「ええっ、そんなことしないよぉ」

若葉「鎮守府にいた頃はしなかったぞ」

あかり「えっ、なにその赤いご飯は」

若葉「唐辛子かけごはんだ。うまいぞ、食うか?」

あかり「あかりはもうご飯食べ終わったから遠慮する」

若葉「そうか……」

あかり「一人暮らし始めてから辛い物好きが顕著になって来たね」

若葉「そのために自炊を覚えたからな」

初春「何という行動力」

あかり「あんまり辛いの食べ過ぎて体壊さないか心配だよぉ」

若葉「艦娘は――」

あかり「病気にならないでしょ」

初春「じゃが辛い物は辛い。それが原因で不調になることもあろう」

若葉「好調になることはあれ、不調になったりはしない」

初春「筋金入りじゃなぁ」

あかり「どんなごはん食べてるのか、気になるから今日お家行っていい?」

若葉「ああ、歓迎するぞ。ふふふ」

あかり「お、お手柔らかに……」
611 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/01(日) 23:34:44.37 ID:ORlw9FCs0
若葉「いらっしゃい」

あかり「お邪魔します」

若葉「部屋は片づけているつもりだけど」

あかり「うん、綺麗だと思うよ。でもちょっと殺風景かもね」

若葉「装飾のセンスはないからな」

あかり「でもなんだか若葉ちゃんらしい気がする」

若葉「そう言ってくれると嬉しい」

あかり「テーブルに当然のように置かれてる唐辛子が若干異彩を放つけど」

若葉「ふりかけとか置いとくくらいは普通だろう」

あかり「いやただの唐辛子だよね?」

若葉「一味だ。七味もあるぞ」

あかり「あぁ、うん種類はあるけども」
612 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/01(日) 23:46:52.66 ID:ORlw9FCs0
若葉「ジョロキアとハバネロどっちがいい?」

あかり「その2択なの!?」

若葉「一応、来客用にカラムーチョもある」

あかり「前の2つは来客用じゃないっていう自覚はあるんだね」

若葉「だからこそ仲間を増やしたいんだ」

あかり「そっか……」

若葉「……」

あかり「……は、ハバネロで」

若葉「わかった。はい」

あかり「見るからに辛そうだよぉ……」

若葉「これでも初期製品よりだいぶマイルドになってるらしい。そっちも食べてみたかったが」

あかり「い、いただきます! んぶっ……!」

若葉「ダメか」

あかり「み、みず……」

若葉「唐辛子の辛さは水では消えないんだ。牛乳を持ってこよう」
613 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/01(日) 23:56:54.20 ID:ORlw9FCs0
あかり「ふえ〜」

若葉「やはりあかりには無理か」

あかり「前もなんかこんなことしなかったっけ?」

若葉「いけるようになったかと」

あかり「なるような出来事が特になかったからね!」

若葉「残念だな」

あかり「ごめんねぇ」

若葉「いいんだ別に。無理に慣れろとは言わないから」

あかり「柿の種くらいの辛さなら大丈夫だよ」

若葉「わさび味は?」

あかり「普通味なら!」

若葉「ないから普通にせんべいでも持ってくるよ」

あかり「か、辛いの?」

若葉「もあるけど、しょうゆのやつ」
614 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/02(月) 00:11:48.92 ID:8d3V5LvG0
若葉「美味しいか?」

あかり「うん!」

若葉「それならよかった」

あかり「これも来客用に買ってたの?」

若葉「いいや。若葉だって辛い物だけが好きなわけじゃない」

あかり「それはそうだよね」

若葉「だから、あかりが好きになってくれなくても別にいいんだ」

あかり「ん?」

若葉「若葉はあかりを苦しめたいわけじゃないから。美味しい物を食べて笑ってるあかりを見るのが好き」

若葉「だから、別に無理に辛い物好きになろうとしなくてもいいよ。若葉はそれとは関係なく、あかりのこと好きだから」

あかり「若葉ちゃん……」

若葉「まだあるから好きなだけ食べていいよ」

あかり「ちょっと辛いくらいのおせんべいある?」

若葉「無理しなくていいって」

あかり「無理じゃないよ。頑張るの。それとは関係なく好きでいてくれてるけど、同じ物を好きになれたらもっと好きなところ増えるよね」

あかり「それにきっと、あかりももっと若葉ちゃんを好きになれると思うから。だから、頑張る」

若葉「……うん、わかった。なら、ちょっとずつ慣れていこうか」

若葉(控え目な辛さから徐々にというのは市販で用意するのも大変だな。自分で作れるようになるか)

若葉(自分のためだけじゃなく、誰かのために料理をする。大和達があんなに楽しそうにしていた理由、わかった気がするよ)
615 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/02(月) 00:16:20.24 ID:8d3V5LvG0
今回はここまでです
次は浜風の話です

唐辛子の辛さよりわさびの辛さの方が好きですね

↓1 浜風の話

1 エロ有り
2 エロなし
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/07/02(月) 00:26:23.34 ID:JML2yEDa0
1
617 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/02(月) 22:43:14.91 ID:8d3V5LvG0
開始します
618 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/02(月) 22:55:22.29 ID:8d3V5LvG0
浜風「向日葵」

向日葵「どうなさいましたか浜風さん?」

浜風「ちょっと相談が」

向日葵「相談?」

浜風「向日葵は気になりませんか?」

向日葵「何をですの?」

浜風「その、胸への視線」

向日葵「浜風さん気になさってましたものね。けれど、解消したのでは?」

浜風「鎮守府の中にいれば他の人と会うことなかったけど、こっちではそうもいかないので」

向日葵「なるほど、ぶり返してしまったんですのね」

浜風「ちょっとだけ気になるようになってしまって」

向日葵「仕方のないことですわ」
619 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/02(月) 23:06:33.43 ID:8d3V5LvG0
向日葵「常に見られていると思うのは自意識過剰ですが、見られていないと思うのは楽観視しすぎです」

浜風「はい……」

向日葵「同性からもやっかみの視線を受けますしね。あの子とか」

浜風「最近はあまりしないみたいですね」

向日葵「潮さんが全部引き受けてしまっているだけですわ。その問題は今は置いておくとして」

浜風「気になりませんか?」

向日葵「気になりますわよそりゃあ。いやな気分になったりもします」

浜風「ですよね……」

向日葵「けれどもそれはさっきも言いましたが仕方のないこと。嘆いていたって気分がより沈むだけです」

浜風「ではどうすれば?」

向日葵「嫌な記憶はいい記憶で塗りつぶせばいいんですの」

浜風「そ、それはもしかして……」

向日葵「ええ、私には皆が、浜風さんには赤座さんがいますでしょう?」

浜風「け、けどそれは、なんかはずかしい……そういうことで精神安定を図るなんて……」

向日葵「何をおっしゃいますの。愛する人との逢瀬は何よりも心を安らげさせるもの。何もはずかしがる必要などありませんわ」

向日葵「というか、実際にそういう名目でしてもらったんでしょう?」

浜風「そうですけども……そのあともそういう名目として何度かしてもらったりしましたけど!」

向日葵「なら今更な話じゃありませんの」

浜風「けれど……」

向日葵「嫌なことというのは胸の大小にかかわらず、生きていれば必ず起きるもの。それをずっと溜め込んでしまうことこそ、不健全極まりないことですわ」

向日葵「そうしてもらえる相手がいるだけでも、ものすごく恵まれていると思いませんか?」

浜風「う、そ、そうです、ね……」

浜風(やっぱりそれしかないのかぁ)
620 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/02(月) 23:12:36.21 ID:8d3V5LvG0
あかり「どうしたの急に家に来てほしいなんて」

浜風「あかりにお願いしたいことがありまして」

あかり「なぁに?」

浜風「えっと、久しぶりにあれを……」

あかり「あぁ、あれね。そういえば全然してなかった」

浜風「目まぐるしかったですから」

あかり「陽炎ちゃん達は?」

浜風「今はいないと思います。なので、今のうちに」

あかり「じゃあ脱がすからね」

浜風「はい……」

あかり「ん、やっぱり大きいねぇ」

浜風「変わってませんよ」

あかり「久しぶりだから、しょっと。ブラも外したし、じゃあ」

浜風「ま、待って。今日はその、揉むのではなく」

あかり「どうするの?」

浜風「あ、頭をこう……」

あかり「えっ、顔をうずめるの?」

浜風「抱きしめたくて……いいですか?」

あかり「うん、いいよぉ」

浜風「では……」ダキッ

あかり「んにゅ……えへへ、柔らかい」
621 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/02(月) 23:30:05.65 ID:8d3V5LvG0
浜風「あの、気持ちいいですか?」

あかり「うん、あかりは気持ちいいけど、浜風ちゃんは?」

浜風「私も気持ちいいです……直接刺激されなくとも、こうしているだけで気分が高揚します……」

あかり「そっか、段々心臓の音が早くなってるもんね」

浜風「聞こえているんですね……」

あかり「耳もくっついてるからね」

浜風「興奮しているのが筒抜けなんですね……」

あかり「目でもわかるよぉ、ここが段々……」

浜風「あ、あまり見ないでくださいっ」ギュッ

あかり「むぎゅっ……」

浜風「あぁっ、く、苦しかったですか?」

あかり「息は苦しいけど、感触は気持ちいい」
622 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/02(月) 23:56:14.01 ID:8d3V5LvG0
浜風「あかり」

あかり「なぁに、浜風ちゃん?」

浜風「あかりは、私の胸が小さくなったらいやですか?」

あかり「いやじゃないよ」

浜風「そう、そうですか!」

あかり「でも残念かも」

浜風「えっ……」

あかり「だって、今のこの感触は大きいからだしね」

浜風「あかりは、胸なんか関係ないって言ってくれるかと……」

あかり「関係なくないよ。だって、胸だって浜風ちゃんの大事な一部だもん」

浜風「……」

あかり「前にも言ったでしょ。胸だって浜風ちゃんの体なんだよって」

あかり「あかりは浜風ちゃんが好きだよ。それはおっきく柔らかい胸もだし、細くて綺麗な指もそう」スッ

浜風「あっ……」

あかり「すべすべしてるし引き締まってる足だって、胸に負けないくらい柔らかいお尻も、背中も、おへそも」

浜風「も、もう、いいです……! やめてくださいっ!」

あかり「すぐにはずかしがっちゃう性格も。それでもあかりに好きだって言ってくれるところも、見た目も心も全部だよ」

浜風「あ、あぅ……」

あかり「全部が好きだから、胸だって好きなの。だから、変わっちゃうのは残念だよ。できればこのままでいてほしい」

あかり「でも、ずっと変わらないってことはないから、いつか変わっちゃうときが来るかもしれない。それは残念だけど受け入れないとって思ってる」

あかり「それでも、浜風ちゃんが浜風ちゃんでいてくれるなら、あかりはきっとまた好きになるよ」

浜風「私が私で?」

あかり「うん。胸が小さくなったって、指が細くて綺麗なままなら、足がすべすべで引き締まってたら、はずかしがりでも好きな気持ちは正直に伝えてくれるなら」

あかり「あかりはきっと浜風ちゃんの小さな胸も好きになるよ。だって、大好きな浜風ちゃんの胸だもん」

浜風「あかり……そんなに、私のこと……」

あかり「見た目も何もかも変わっちゃっても、少しでも浜風ちゃんだって感じられることがあれば、あかりは浜風ちゃんだって受け入れて好きになるよ」

あかり「だって、あかりは浜風ちゃんが大好きだからね」

浜風「あぁ……」

あかり「胸なんか関係ないって言ってほしかったならごめんね。だけどあかり、浜風ちゃんの胸大好きだから」

浜風「いいえ、いいんです……私も、あかりが好きだから。余すところなく全部、好きでいてほしい……」

あかり「うん……」

浜風「あかり……愛でて、ください……大好きな私の胸を……」

あかり「ん、わかった。その前に、大好きな唇も、いい……?」

浜風「勿論です……ん……」チュッ
623 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/03(火) 00:15:28.63 ID:OFy1vh4h0
浜風「はぁっ、んっ……」

あかり「ふふっ、そうやって嬉しそうで気持ちよさそうな顔を見るのも好きだよ……」モミモミ

浜風「あぁぁ、あまり、好き好きって、いわなっ、ああっ……」

あかり「だって好きなんだもん。しょうがないよぉ」

浜風「私だって、私だってぇ……!」

あかり「うん……」

浜風「はぁ、ん……」クチュクチュ

あかり「あっ、あかりもそっちしよっか?」

浜風「あかりは、胸、揉んで……んっ、好き、なんです……揉まれる、のぉ……」

あかり「わかった。手が足りないもんね」

浜風「はぁぅん、くぅ……」

あかり「あかりも手と耳と、それに心が気持ちいいよ、浜風ちゃん……」

浜風「んっ、んん……私、もっと、気持ち……ああんっ……!」

浜風「いっ、あっ、く……すき、あかり……あかりぃ……すきぃ、すきぃぃぃ……!」ビクンビクン
624 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/03(火) 00:23:58.88 ID:OFy1vh4h0
浜風「はぁっ、はぁっ……」

あかり「中々激しかったね……」

浜風「すいません……度々こんな、弱音ばっかり……」

あかり「ううん、あかりのことを頼ってくれるの嬉しいよ」

浜風「それは、向日葵に言われたからで……」

あかり「でも頼るって決めたのは浜風ちゃんでしょ? それならいいよぉ」

浜風「ありがとう、ございます……」

浦風「んっ、こりゃあかりの靴じゃ」

谷風「あかりが来てんのかい? 他の靴はこれ、浜風かい!」

島風「おうっ! 私より早く帰ってお姉ちゃんと遊ぶとかずるい〜! 突撃だよ〜!」

あかり「あわわ、皆帰って来たよ! とりあえず服着て浜風ちゃん」

浜風「いやです」ダキッ

あかり「ええっ!? また抱っこ!?」

浜風「愛でられたりません、もっとしてください」

あかり「いやあの今はちょっと」

浜風「今じゃないとまたいつになるかわからないじゃないですか」

あかり「そうだけど、ちょっと待っ――」

島風「どっかーん!」バンッ

あかり「あああ〜!」
625 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/03(火) 00:26:02.32 ID:OFy1vh4h0
今回はここまでです
次は筑摩の話です

他の艦娘は大人の事情で登場することもあります

↓1 筑摩の話

1 エロ有り
2 エロなし
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 00:36:41.90 ID:wZDqWaVhO
2
627 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/03(火) 22:41:35.97 ID:OFy1vh4h0
開始します
628 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/03(火) 22:49:38.33 ID:OFy1vh4h0
利根「筑摩〜筑摩〜!」

筑摩「はい、どうしましたか姉さん?」

利根「暑いのじゃ〜扇いでくれ〜」

筑摩「もうすっかり真夏ですね」パタパタ

利根「まだ7月入ったばかりじゃぞ〜本当に真夏になったら発火するんじゃなかろうか」

筑摩「平気ですよたぶん」

利根「のじゃ〜……」

美穂「あらあら、利根ちゃんったらまたお姉ちゃんに助けてもらってるのね」

利根「だから吾輩が姉だと言っておろう!」

めぐみ「いや〜見えねぇっすわ。どう見ても筑摩がお姉ちゃんだよね」

藍「あはは、筑摩の方がしっかり者ではあるよね」

筑摩「いえ、こう見えても姉さんもしっかりものですよ」

撫子「普段こう見えてるのと、普段からそう見えてるの比べたら、後者の方がお姉ちゃんって感じるのは当たり前だよ」

利根「ぬ、ぐぅ……」
629 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/03(火) 22:54:53.74 ID:OFy1vh4h0
利根「いや! 吾輩が姉っぽくないのではない! 筑摩が妹っぽくないのじゃ!」

美穂「責任転嫁を始めたわ」

藍「それはよくない」

めぐみ「けどわりと一理あると思う」

筑摩「妹っぽくないですか?」

撫子「妹妹はしてないよね」

藍「2人の妹を持つ姉が言うならそうなんでしょう」

利根「もっと妹らしくするのじゃ筑摩よ!」

筑摩「急にそう言われましても」

利根「吾輩の威厳のために頑張るのじゃ!」

美穂「妹ってお姉ちゃんぶりたがったりするよねぇ」

撫子「するね」

めぐみ「筑摩が妹っぽくないのもそうだけど、利根が姉っぽくないのも間違いじゃないな」

藍「相乗効果で完全に姉妹が逆転してる」

利根「ぬがぁぁぁ!」
630 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/03(火) 23:03:33.38 ID:OFy1vh4h0
筑摩「そう言われてしまいました」

あかり「それはわかる気がします」

筑摩「だけど姉さんは本当にしっかりしているんですよ?」

あかり「それもわかってますよぉ」

筑摩「やはり私の妹力のなさが、姉さんの評価を不当に落としてしまっている」

あかり「落ちてるんでしょうか? 可愛がられているだけな気がしますが」

筑摩「私も妹力を鍛えなくてはいけませんね」

あかり「鍛えようと思って鍛えられることではないと思いますよぉ」

筑摩「なので今日はあかりからそれを学ばせていただきます」

あかり「あかりからですか? あかりも妹ですけどしっかりしているので妹らしさは学べませんよ?」

筑摩「あかりを見ていればきっとらしさを学べます」

あかり「スルーされた!?」
631 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/03(火) 23:15:25.18 ID:OFy1vh4h0
あかり「そう言われると妹らしさを隠したくなります」

筑摩「あら、反抗期ですか?」

あかり「あかりはもう子供じゃないんです!」

筑摩「妹に年齢は関係ありませんよ」

あかり「お姉ちゃん離れです!」

筑摩「それたぶん本人に行ったらショック死しかねないのでやめてくださいね」

あかり「あかりは島風ちゃんやほっぽちゃんのお姉ちゃんですから!」

筑摩「お姉ちゃんにも誰かに甘えたいときはありますよ」

あかり「それは妹には見せられないんです」

筑摩「ここには島風さんもほっぽちゃんもいませんから」

あかり「う〜」

筑摩「ほらここ、私の胸の中に来てください」ダキッ

あかり「あぁっ、今日は見せないつもりだったのに!」
632 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/03(火) 23:25:36.36 ID:OFy1vh4h0
あかり「あかりはこうやって抱きしめてもらったりっていうの、よくしてもらいますけど」

筑摩「ふむふむ」

あかり「身長的に利根さんはできませんよね」

筑摩「私が抱きしめてるようにしか見えないと思いますね」

あかり「なので、あかりは参考にならないと思います」

筑摩「身体的な面ではそうかもしれませんけど、精神的に何か学べるかもしれません。続けましょう」

あかり「続けると言っても」

筑摩「頭もなでましょう」ナデナデ

あかり「これは妹というより、もっと小っちゃい娘にやるようなことでは」

筑摩「けれどされてるんですよね?」

あかり「たまにですけど」

筑摩「なら問題ないですね」

あかり「ちょっとはずかしくなってきましたよぉ」
633 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/03(火) 23:37:14.97 ID:OFy1vh4h0
筑摩「そうだ。お腹空いていませんか?」

あかり「はい、少し」

筑摩「美味しいケーキを買って来たんです。一緒に食べましょう」

あかり「わぁい!」

筑摩「ふふっ」

あかり「ああっ!」

筑摩「取り繕わないでください。妹らしさを見る以前に、私は素のあかりを見ていたんです」

あかり「はぁ、筑摩さんには敵いませんね」

筑摩「そう簡単に負けてはあげられませんね」

あかり「妹力はあんまりですけど」

筑摩「それも大事ですが、あかりも大事なもので」

あかり「ありがとうございます」
634 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/03(火) 23:52:31.14 ID:OFy1vh4h0
筑摩「美味しいですか?」

あかり「はい〜!」

筑摩「ふふっ、クリームが付いてますよ」フキフキ

あかり「あ〜」

筑摩「まだ反抗期ですか?」

あかり「ただはずかしいだけです」

筑摩「世話しがいがある方が好きですよ私」

あかり「根本的に妹向けじゃないですね」

筑摩「世話焼きな妹がいてもいいじゃないですか」

あかり「それはそうですけど」

筑摩「無理に妹になろうと気負う必要はなかったということですね」

あかり「まあ無理にすることではないですけど」

筑摩「素の姿を見られるだけでこんなにも心が躍るんですから」

あかり「それは筑摩さんがあかりの素を見てるからですよね」

筑摩「いいんです、きっと同じですよ皆」

あかり「どうかなぁ」
635 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/04(水) 00:06:23.73 ID:RtZXu6z30
利根「筑摩〜」

筑摩「はい姉さん。冷たいお茶です」

利根「やはり筑摩は気が利くのう」

美穂「何も変わってないわねぇ」

利根「ふっ、お主の目は節穴か? 変わっておるじゃろう」

めぐみ「どこが?」

利根「誰に何を言われようと堂々と妹を侍らすこの余裕! これこそが姉として必要なことなのじゃ!」

筑摩「私もそんな姉さんに尽くすことで妹としての証を立てます」

藍「こういうのなんて言うんだっけ?」

撫子「割れ鍋に綴じ蓋」

利根「何とでも言うがよい! これが吾輩達姉妹の形じゃ!」

筑摩「その通りです、姉さん!」パタパタ

美穂「開き直られると何も効かなくなるからつまんな〜い」

めぐみ「これはこれで仲良し姉妹ってことでいいのかな?」

撫子「まっ、姉らしく妹らしくあろうと取り繕うよりは健全、じゃない?」
636 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/04(水) 00:09:24.97 ID:RtZXu6z30
今回はここまでです
次は国後との交流です

既に暑さが尋常ではなくなっていてこれから心配になりますね
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 01:22:19.37 ID:bffuGL5Xo
おつ 熱中症には気をつけましょ
638 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/04(水) 22:42:30.55 ID:RtZXu6z30
開始します
639 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/04(水) 22:57:52.48 ID:RtZXu6z30
神風「国後さん」

国後「神風さん! 私に何か用ですか?」

神風「一度腰を据えてお話ししておく必要があると思いまして」

国後「大事なお話ですね!」

神風「そう、大事なお話」

国後「何でしょう?」

神風「それは、その、あれですよ」

国後「あれ?」

神風「ええっと」

あかり「何のお話?」

神風「あ、あかりっ!?」

国後「今大事な話中なの。向こう行ってて」

あかり「2人でしないとダメな感じ?」

神風「あ〜」

>>このレスから四分後に一番近いレス

1 神風他によるあかり語り
2 国後の気持ちについて
3 ふしぎなあめを食べさせる
4 その他自由に
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 23:01:53.17 ID:rc2cymcuO
641 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/04(水) 23:13:21.49 ID:RtZXu6z30
神風「あかりもいてもらった方がいいかもしれません」

あかり「じゃあいるよぉ」

国後「ていうかここ神風さんの家ですしね」

あかり「どこにもいけないよぉ」

神風「また買い出しに行ってもらうとかありますし」

あかり「今帰って来たばっかりなのに!?」

国後「それはともかく、何の話ですか? 察しはついていますけど」

神風「ええ。貴女の私への気持ちの話です」

国後「はい」

あかり「それは大事なお話だね」
642 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/04(水) 23:27:22.70 ID:RtZXu6z30
神風「私に負い目を感じて身をささげようとしているならいらない気遣いですよ」

国後「そうじゃないって言ったじゃないですか」

神風「だったらなぜです? 正直に言って艦娘としての私と貴女は出会ってまだそこまで時間も経っていませんよ」

国後「時間なんて、そんなにかからずに思ってしまうこともありますよ」

あかり「うん、あるね」

神風「あかりまでそんなことを……」

国後「いやなんですか?」

神風「純粋に慕われるのであればいいですけど、私にはあかりがいますし」

国後「あかりには朝風さんや他の皆もいるじゃないですか」

神風「それはいますけど」

国後「あかりを許せるなら、自分も許してもいいんじゃないですか?」

神風「いや、私があかり以外に好きな人ができるとしても、それが国後さんになるかとは別の話ですよ」
643 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/04(水) 23:39:55.38 ID:RtZXu6z30
神風「なぜ私なんです?」

国後「さっき負い目とは違うと言いましたけど、最初に意識したのはそれでした」

神風「やっぱりそうなんじゃないですか」

国後「けれどそうじゃないんです。あれを責めもしないって、心が広い人だなってそう思ったんです」

あかり「国後ちゃん結構気にしてるみたいだよぉ」

神風「それは、そう、国後さんの意思でやったわけではありませんから。責めたって仕方ありません」

国後「そう言って飲み込んでしまえるところが凄いんです! 度量があるなって!」

神風「そうですか?」

国後「それからずっと見続けて、その大和撫子然とした凛とした立ち振る舞いに懸想してしまったわけです」

神風「普段の服装以外にその要素ありますか私に?」

国後「何をおっしゃいますか! 神風さんがそうでなければこの世に大和撫子など存在しませんよ!」

神風「そ、そこまで……」

あかり(それならこの世に大和撫子いないことになっちゃうね)
644 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/04(水) 23:59:02.93 ID:RtZXu6z30
国後「逆に私の魅力についてはあまり見えて来てないかもしれません」

神風「ええ、この前は確かに一緒にいると心地よいと思いましたが」

国後「本当ですか!?」

神風「本当ですよ。けれど、あかりには及びません」

あかり「あかりと比べなくていいと思うけど。皆比べて順位付けとかしてるわけじゃないし」

神風「その理屈もわかりますけどね。私にとってはあかりが何よりも大事で、他を見る気が起きないんですよ」

あかり「朝風ちゃんと一緒にしたりしたよね?」

神風「それは私も朝風もあかりを見ていたというだけです」

国後「つまりあかりを噛ませれば神風さんとすることも可能……」

神風「そういう考えであかりを利用するなら一生その機会はありませんよ」

国後「うっ、は、はい」
645 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/05(木) 00:22:46.07 ID:5TZKCcaC0
神風「いずれにせよ、今答えを出すのは性急に過ぎます」

国後「私もそこまで一気に迫ろうとは思っていませんよ」

神風「お互いをもっとよく知るところからはじめないといけませんね。国後さんとあかりもですが」

国後「あかりもですか?」

神風「ええ、そうです。あかりも無関係にはなりませんから」

国後「ん、まあ、あかりも悪くはないとは思いますよ。ちゃんと艦娘としての私のことも考えてくれますし」

あかり「大事なことだって知ってるもん」

神風「3人で真にわかり合うことが最初のスタートです」

国後「頑張ってそこを目指します!」

あかり「あかりも頑張るよぉ」

神風「なのでなるべく時間は取るようにしますよ」

国後「ありがとうございます神風さん!」

神風「なので、あかりも時間取ってくださいね?」

あかり「うん、わかったよぉ!」

神風「では改めて、よろしくお願いしますね」

あかり「よろしくね、国後ちゃん」

国後「はい! よろしくお願いします!」
646 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/05(木) 00:23:39.79 ID:5TZKCcaC0
今回はここまでです
次は深海鶴棲姫との交流です

あんまりドロドロしたのは好きではないのでゆるくいきます
647 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/05(木) 22:42:43.19 ID:5TZKCcaC0
ちょっと今日は書けそうにないので↓1〜2で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府の話でもエロでも鎮守府にいた頃の話でもOKです
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:45:23.38 ID:iYjczO7uO
国後の朝風と仲良くなって神風の外堀から埋めていこう作戦
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:46:23.61 ID:p1KEm/cNO
>>334の続き
650 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/06(金) 22:43:56.68 ID:tE025gib0
開始します
651 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/06(金) 22:58:50.11 ID:tE025gib0
イ級「……」

深海鶴棲姫「ん? 外出てたの?」

イ級「……」コクリ

深海鶴棲姫「暑くない?」

イ級「……」コクリ

深海鶴棲姫「でしょ? 夏は引きこもってるに限るって〜ってあつぁ!?」

イ級「……?」

深海鶴棲姫「そりゃ黒い装甲だしこうもなるわな。卵持ってくるからそこで待ってて」

あかり「イ級ちゃんで目玉焼き作ろうとするのやめましょう」

深海鶴棲姫「あかり。この暑い中ご苦労なことね」

イ級「……♪」

あかり「あつっ、熱い! イ級ちゃん、ちょっと熱冷ましてからにして!」

深海鶴棲姫「お風呂入ってきな」

イ級「……」テクテク

深海鶴棲姫「白くても黒くても大変と来てるから、夏は深海棲艦にとって厳しい季節だね」

あかり「誰にとっても暑さは辛いですから。それでも遊んで吹き飛ばしちゃいましょう!」

深海鶴棲姫「なにすんの?」

>>このレスから四分後に一番近いレス

1 クーラーが効いた部屋で熱い物を食べる
2 ホラー映画を見る
3 水着を買いに行く
4 その他自由に
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 23:02:50.02 ID:q+eRZEy5O
4秋月を呼んでずいずいに会わせてみよう
653 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/06(金) 23:10:36.91 ID:tE025gib0
あかり「そういえば、まだ全員と顔合わせしてませんでしたよね」

深海鶴棲姫「あかりんとこの艦娘と? そうだね。むしろ瑞鶴以外してない気がする。瑞鳳は私の存在は知ってるでしょうけど」

あかり「面通ししましょう!」

深海鶴棲姫「なんかの犯人みたいな」

あかり「気が合いそうって言ったら、秋月ちゃんかなぁ」

深海鶴棲姫「秋月?」

あかり「ゲーム好きなんです」

深海鶴棲姫「ふぅん、なるほどねぇ」

あかり「秋月ちゃん暇してたらいいけど」

深海鶴棲姫「ゲーム好きならゲームしてんじゃない?」

あかり「あんまりハマり過ぎてたからほどほどにするように矯正しましたから」

深海鶴棲姫「わぁ、そこまで極まってんのね」
654 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/06(金) 23:23:33.23 ID:tE025gib0
長10cm砲ちゃん「きゅ〜!」ダキッ

あかり「わっ、長10cm砲ちゃん達久しぶりだね。元気だった?」ナデナデ

深海鶴棲姫「えっ、なにこの子達は」

秋月「長10cm砲ちゃんです」

深海鶴棲姫「いやだからそれが何なのか聞いてる」

秋月「長10cm砲ちゃんは長10cm砲ちゃんですよ」

深海鶴棲姫「あぁ、うんわかった」

秋月「貴女は、瑞鶴さんの深海棲艦ですね」

深海鶴棲姫「いや、瑞鳳とか武蔵とかも混ざってるらしい。名前はずいずい」

秋月「武蔵さんの要素がないですね」

深海鶴棲姫「そこはオミットされた」

長10cm砲ちゃん「きゅうきゅう?」

深海鶴棲姫「そう、ずいずい。よろしくね。また会う機会あるか知らんけど」
655 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/06(金) 23:30:37.09 ID:tE025gib0
イ級「……!」

長10cm砲ちゃん「きゅ〜!」ピュー

イ級「……♪」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅう〜」ピョンピョン

深海鶴棲姫「イ級と仲いいのね」

秋月「ずっと一緒にいましたからね」

あかり「わりと頻繁に同じ部屋で過ごしてたんですよぉ」

深海鶴棲姫「へぇ、知能的には似たようなものなのかね」

秋月「同じくらいでしょうね。うちの子達の方がまだ少しは上なところがありますが」

深海鶴棲姫「親バカですかな」

秋月「違いますよ! ていうか親じゃないです!」

あかり「お姉ちゃんだよね」

深海鶴棲姫「シスコンか」

秋月「だから違いますって!」
656 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/06(金) 23:40:36.98 ID:tE025gib0
あかり「ずいずいさん引きこもりなんだよぉ」

深海鶴棲姫「引きこもって生活できる環境があるならそりゃするでしょ」

秋月「その気持ちはわかりますけど、たまには外にも出ないと」

深海鶴棲姫「この暑さで?」

秋月「そこは億劫になるのも止む無しです。が、そんなことを言っていてはいつまで経っても出不精のままです」

深海鶴棲姫「来年から本気出すから」

秋月「絶対出さないやつですよ!」

あかり「来年になっても寒いからって出てこないのが目に見えてます」

深海鶴棲姫「なんでそう私を引きこもりから脱却させようとすんの? NHKの人なの?」

秋月「それたぶん伝わらないと思いますよ」

あかり「なんでNHK?」

秋月「ほら」

深海鶴棲姫「でも秋月には伝わったじゃん」

秋月「それはまあ、私にはわかりますが」
657 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/06(金) 23:54:53.50 ID:tE025gib0
深海鶴棲姫「ゲーム好きなだけかと思ったら、アニメもいけるんだ?」

秋月「ゲームを入り口にサブカルチャーに傾倒していったというか……」

深海鶴棲姫「いいじゃん。秋月がいた頃の娯楽と比べたら、そりゃ心奪われるのも仕方ない」

秋月「レトロなものもそれはそれで雰囲気があるものですが」

深海鶴棲姫「懐かしいって言えるほど私らやれてたわけじゃないけどね」

秋月「そもそも当時は見ているだけでやれませんよ」

深海鶴棲姫「そりゃそうだ」

秋月「ふふっ」

深海鶴棲姫「どうしたの?」

秋月「いえ、こうして語り合えるのが楽しくて」

深海鶴棲姫「あぁそっか。うちにはアイとダイソンがいるし、レ級もわりかし好きだから割と語り合いの場は持てるんだよね」

秋月「羨ましいことです」

深海鶴棲姫「アイは若干知識ひけらかしてドヤって来るのがうざいけど」

秋月「そういうところありますよねアイさん」
658 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/07(土) 00:11:04.22 ID:6Lk8v6iF0
深海鶴棲姫「んじゃま、とりあえずなんかやっとく?」

秋月「何があります?」

深海鶴棲姫「そうだねぇ」

長10cm砲ちゃん「きゅ〜きゅ〜!」

深海鶴棲姫「ん、なに? この子達もゲームできるの?」

秋月「はい。それなりに上手いですよ」

深海鶴棲姫「ほう、じゃあ大乱闘でもしようか」

秋月「スペシャルに向けて感覚を取り戻しておかなくては」

長10cm砲ちゃん「きゅ〜!」

イ級「……!」

深海鶴棲姫「イ級も見学来る? よしよし、誰が一番強いか決めようじゃないの」

秋月「負けませんからね!」

長10cm砲ちゃん「きゅう!」

イ級「……!」テクテク

深海鶴棲姫「ふふん、現役の私にどこまでやれるかしらね――」

あかり「……あぁ、この感じなんか久しぶりで懐かしいよぉ……って感慨にふけってる場合じゃない! あかりもやります〜!」
659 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/07(土) 00:12:51.84 ID:6Lk8v6iF0
今回はここまでです
次は京子の龍田の話です

こうやって家に集まって遊ぶっていうのすごく楽しかったんですけどねぇ……

↓1 龍田の話

1 エロ有り
2 エロなし
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 00:18:09.17 ID:Jecs/kDcO
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 09:24:26.96 ID:xAARt4H0o
おつ もうあの頃には戻れないんだなって
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 17:47:14.91 ID:+PL2qq7p0
大人になるって哀しいことなの・・・
663 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/07(土) 22:45:18.82 ID:6Lk8v6iF0
異世界転生が流行っている理由がよくわかるのが何となく悔しいような寂しいような

開始します
664 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/07(土) 22:57:18.40 ID:6Lk8v6iF0
美穂「ねぇ龍田」

龍田「なぁに美穂ちゃん?」

美穂「やっぱり私達キャラ被ってるでしょ」

龍田「またその話?」

美穂「だって被ったままなんだもの」

龍田「美穂ちゃんがイメチェンすればいいだけだと思うけどなぁ」

美穂「いやよ、龍田が後から入ったんだから龍田が変わって」

龍田「ええ〜でも世間に登場した順だと美穂ちゃんの方が後よ?」

美穂「世間ではなくクラスの話をしているのよ」

龍田「随分とこじんまりとした視点ねぇ」

美穂「むっ」
665 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/07(土) 23:11:50.87 ID:6Lk8v6iF0
めぐみ「何の話してんの?」

龍田「めぐみちゃんはどう可愛がるのが楽しいかについて」

めぐみ「えっ、やだこわい」

美穂「違うわよぉ。龍田と私のキャラ被りについて」

めぐみ「確かに龍田も美穂もSだしね」

龍田「そんなに意識してないんだけどな〜」

美穂「変わってほしいわよねめぐみも」

めぐみ「まあ、大体私が弄られるし」

龍田「あら、めぐみちゃんには優しくしてるつもりだったけど」

めぐみ「それ所謂可愛がりってやつでしょ」

美穂「怖いわよねぇ。その分私のには愛があるわ」

めぐみ「いや龍田の方が直接心に来るのが多いというか」

美穂「ぐっ! なんだか負けた気がして癪だわ」

めぐみ「だからって私の手抓るのやめい!」

龍田「私が変わった方がいいのかしら?」

めぐみ「私の負担的にそっちの方が」

龍田「そっかぁ」
666 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/07(土) 23:23:25.37 ID:6Lk8v6iF0
京子「龍田〜来たぞ〜」

龍田「いらっしゃ〜い」

京子「私に用とか珍しいな」

龍田「うふふ、そんなに珍しい?」

京子「龍田あんまり私を呼んだりしなかったからさ」

龍田「そんなことないよ〜私だって京子を大切に思ってるんだから」ダキッ

京子「……っ!?」

龍田「よしよし〜」

京子「まっ、待って! ちょっと離れて!」

龍田「ん〜?」

京子「な、なに? 何を企んでるの?」

龍田「企んでることなんかないけど?」

京子「いやいやいや」
667 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/07(土) 23:33:55.22 ID:6Lk8v6iF0
龍田「そうだ。ハーゲンダゼのラムレーズンあるから食べましょう?」

京子「えっ、なんなのマジで? 怖いんだけど」

龍田「何が?」

京子「龍田がだよ!」

龍田「どうして?」

京子「いや急に抱きしめてきたり、アイスくれたりするし」

龍田「あぁ、まんじゅう怖い的な。しょうがないわねぇ」ダキッ

京子「ちが〜う!」

龍田「ラムレーズンに熱いお茶は合わないと思うわよぉ」

京子「だから違うってば! どうしたの龍田!? なんか変だよ!」

龍田「変じゃないよ〜」

京子「変だよ! 熱でもあんの?」ピト

龍田「艦娘は病気にならないっていつも言ってるじゃない」

京子「熱で頭が朦朧とすることはあるでしょ」

龍田「こんな冷房が効いた部屋じゃあり得ないわよ」
668 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/07(土) 23:49:29.32 ID:6Lk8v6iF0
龍田「はい、あ〜ん」

京子「あ、あ〜ん」

龍田「おいしい?」

京子「うん、普通に美味しい」

龍田「よかった〜」

京子「でも落ち着かない」

龍田「どうして?」

京子「龍田の膝の上だから」

龍田「まな板の上にいるんじゃないんだから」

京子「ある意味でそれと同じような心境なんだよ!」

龍田「別に捌いたりはしないわよ。あっ、おっぱいが当たって落ち着かないって意味かしら?」

京子「いや違うけど」

龍田「まだお昼だからおっぱいはもうちょっと我慢しててね〜」

京子「だ〜か〜ら〜!」
669 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/08(日) 00:04:14.25 ID:RN2yWJzZ0
龍田「そんなに怖がらなくていいじゃない。普通に優しくしてるだけよ」

京子「龍田が普通に優しいのが怖いんだって!」

龍田「ひどいこと言うのね」

京子「ひどいことされて来たからね!」

龍田「私そんなにひどいことしたかしら?」

京子「胸に手を当てて思い出してみろ」

龍田「京子の頭が邪魔で当てられないからまた今度」

京子「ったく」

龍田「本当に何か脅かそうとか考えてるわけじゃないのよ」

京子「本当に?」

龍田「本当の本当」

京子「ならいいけどさ」
670 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/08(日) 00:15:18.43 ID:RN2yWJzZ0
京子「で、結局何なの?」

龍田「クラスメートにキャラ被ってるから変えてって言われたのよ」

京子「龍田みたいなのが複数いるとか恐ろしすぎるんですけど」

龍田「ふぅん?」ガシッ

京子「あだっ!? リボンが潰れる〜!」

龍田「京子はともかく、他の子まで怖がらせるのはよくないかと思ってイメチェンを図ったのよ」

京子「なんで他の子に配慮してるんだよ! 私に一番配慮しろ!」

龍田「今日一生分くらいしたから」

京子「一生分すくねぇ!」

龍田「そう長くないからね」

京子「殺す気か!?」
671 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/08(日) 00:36:50.67 ID:RN2yWJzZ0
京子「だから普通に優しいキャラになってみようって?」

龍田「そう。怖がらせちゃってごめんね。これからは普通に怖がらせるから」

京子「変わってねぇ! てか、怖がられるってわかっててやってただろ!」

龍田「日頃の行いがよかったから」

京子「よくねぇよ」

龍田「京子はどっちがよかったかしら。いつもの私と今日の私」

京子「う〜ん、ガラッと変わったわけじゃないからね。龍田は大体優しいふうを装って心抉ってくるから」

龍田「そんな性悪みたいに言わないでよ〜」

京子「このままずっと優しくしてくれるならその方がいいけど」

龍田「無理耐えられない」

京子「何にだよ!」

龍田「何にだろうね〜」

京子「はぁ、なんにせよ。龍田は龍田の好きに生きればいいよ」

龍田「そんな突き放したみたいなこと言うなんて寂しいわぁ」

京子「いや突き放してるんじゃなくて! 無理にキャラ作らなくていいよっていうか、私はいつもの龍田も好きだから」

龍田「言質取ったからね?」

京子「げっ! そのためか!」

龍田「ふふっ、でも今日はこのまま甘やかしてあげる日にするわね」

京子「えっ、なんで?」

龍田「さあね〜」

京子「怖くて落ち着かないんですけど〜!」

龍田(イメチェンに乗っかってだけど、私が愛でてあげてるのにそんなに怯えるからよ。愛してるって気持ちをそこまで怖がられたら、カチンと来ちゃうわ)

龍田(私だって、たまには愛情を素直に表現したくなるときもあるんだから)
672 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/08(日) 00:39:50.07 ID:RN2yWJzZ0
今回はここまでです
次は結衣の羽黒の話です

高圧的なのよりも表面上は優しいけど突き放してくるタイプの方が好きです

↓1 羽黒の話

1 エロ有り
2 エロなし
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/08(日) 00:43:10.07 ID:XUEJ4FRbO
2
674 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/08(日) 22:43:45.39 ID:RN2yWJzZ0
開始します
675 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/08(日) 22:53:07.38 ID:RN2yWJzZ0
まり「はぐろおねーちゃん」

羽黒「ん? どうしたの?」

まり「はぐろおねーちゃんはゆいおねーちゃんの親戚なんだよね?」

羽黒「うん、そういうことになって……じゃなくてそうだよ」

まり「じゃーまりとも親戚になるの?」

羽黒「えっ!? あーそれはその」

まり「うん?」

羽黒「そ、そうなるのかな?」

まり「そうなんだ! はぐろおねーちゃんは、まりにとってのなんになるの?」

羽黒「何にって?」

まり「いとことかおばさんとか」

羽黒「それは〜え〜遠い親戚、かなぁ」

まり「どれくらい?」

羽黒「う〜」
676 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/08(日) 23:08:32.64 ID:RN2yWJzZ0
結衣「言葉で言い表せないくらい遠い親戚だよ」

まり「ゆいおねーちゃん!」

羽黒「そうなの、すっごく遠くてね」

まり「ん〜それならゆいおねーちゃんとも遠いんじゃないの?」

羽黒(す、するどい!)

結衣「そうだね、私とも遠いよ」

まり「それなのにいっしょに暮らしてるの?」

結衣「まりちゃんのパパとママも最初は他人だったけど、今は一緒に暮らしてるでしょ?」

まり「じゃーゆいおねーちゃんとはぐろおねーちゃん達は結婚してるってこと?」

羽黒「結婚!?」

結衣「私達女同士だし、それに結婚は1人としかできないでしょ? まあ、できるなら……」

羽黒「えっ」

結衣「とにかく、一緒に暮らすのに血が遠いとかあんまり関係ないってことだよ。好きだって思える相手ならそれでいいの」

まり「そっか! みんなのことすきなんだね」

結衣「ん、んん、まあ、ね」

まり「まりしってるよ。ないえんのつまって言うんだよね?」

結衣「どっから覚えて来たのその言葉!? 違うからね!」
677 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/08(日) 23:22:07.71 ID:RN2yWJzZ0
羽黒「あれだけわかるなら、本当のこと説明してもよかったんじゃないですか?」

結衣「いや、世間のしょっぱさは多少は知ってるけど、本来は普通にまだ小さな子供だから」

羽黒「わかりませんか異世界とか」

結衣「非常識なことを教えて、それを当然だと思うようになったら大変だからね」

羽黒「そうかもしれませんね」

結衣「出自がなんであれ、優しいお姉ちゃん達だって思ってくれてるからそれでいいよ」

羽黒「あんまり調べられると困りますけどね」

結衣「大丈夫だよ。母さん達にはちゃんと説明してるし」

羽黒「誤魔化してもらえますか」

結衣「別にやましいことがあって隠してるわけじゃないから、最悪はバレても問題ないしね」

羽黒「そうですね。あまり深刻には考えないようにします」

結衣「それがいいよ」
678 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/08(日) 23:36:42.31 ID:RN2yWJzZ0
羽黒「……」

結衣「なんかまだ気になることある?」

羽黒「違うんです。少し家族というものについて考えてて」

結衣「足柄達のこと?」

羽黒「いえ、そうではなくて。姉さん達も家族ですけど、やはり血が繋がっているというわけではありませんので」

羽黒「まりちゃんのような子供時代から育ったわけではなく、この姿のままポンと作られただけの私に親戚だなんて」

結衣「……」

羽黒「あっ、これも深刻に考えてませんよ。けれど、不思議な気分だと思ってるだけです」

結衣「お母さんに甘えたりしたかった?」

羽黒「わかりません。私にはその経験がありませんので」

結衣「そうだよね……」
679 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/08(日) 23:46:28.36 ID:RN2yWJzZ0
羽黒「……」ソワソワ

結衣「なにその期待したような目は?」

羽黒「なっ、何も期待してませんよ!?」

結衣「私がお母さんになってあげるとか言うこと期待してるかと思った」

羽黒「へぇっ!?」

結衣「やっぱりね。しないよ私は。お母さんなんて柄じゃないから。むしろ羽黒の方が似合ってるでしょ」

羽黒「してくれないんですか?」

結衣「してあげない」

羽黒「そうですかぁ……」

結衣「私は羽黒のお母さんじゃなくて、恋、恋人だからさ……そっちの甘え方したいって言うならいいけど」

羽黒「……!」
680 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/09(月) 00:00:44.37 ID:6wcY4oYZ0
結衣「はずかしいから言わせないでよこういうこと」

羽黒「結衣が勝手に言ったんじゃないですか」

結衣「そんな顔されたら言うしかないじゃん」

羽黒「他に慰め方あったんじゃないですか?」

結衣「咄嗟に思いついたのがこれだったの!」

羽黒「逆ギレじゃないですか」

結衣「とにかく! 寂しいなら私とか他の皆のこと頼っていいから。私も、他の皆も羽黒のこと家族だと思ってるよ」

羽黒「はい、ありがとうございます」

北上「勝手に総意にしないでほしいけどね〜」

羽黒「北上さん」

結衣「なんだよ北上。せっかくいい感じにまとめたのに!」

北上「結衣が勝手にあたしらの代弁するからだよ」
681 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/09(月) 00:15:50.11 ID:6wcY4oYZ0
羽黒「北上さんは私を家族だと思ってないんですか?」

北上「いや思ってるけど」

結衣「じゃあなんで1回否定したんだよ」

北上「勝手に言われるのはいやじゃんなんか」

結衣「言いづらかろうと思って気を利かせたんだけどな」

北上「あたしら結衣ほどはずかしがりじゃないから」

結衣「ぐっ……!」

北上「で、まだやんないの? 恋人同士の甘え方」

結衣「どっから聞いてたんだよ!?」

北上「まりがはぐろおねーちゃんって言ってた辺りから」

結衣「私より先じゃねぇか!」

羽黒「あれは私を慰めるための発言で、その場でするというわけでは」

北上「そこは物理的に慰めに入るパターンでしょうよ。ほら早く早く。やんないならあたしがやるよ? てか3ぴ――」

結衣「あ〜もう黙れ〜!」

北上「いや〜ん、もっと優しくしてぇん」

羽黒「ふふっ」

羽黒(普通の人間とは違う形ですけど、それでも私にも家族がいる。お母さんはいないけど、それ以上の愛をくれる人がいる)

羽黒(私は幸せ者ですね)
682 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/09(月) 00:20:19.90 ID:6wcY4oYZ0
今回はここまでです
次はちなつの荒潮の話です

本当の関係性がバレるとまりの情操教育によくないというのも隠している理由です

↓1 荒潮の話

1 エロ有り
2 エロなし
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 00:24:04.26 ID:jtZ1QAvdO
1
684 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/09(月) 22:41:13.57 ID:6wcY4oYZ0
開始します
685 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/09(月) 22:50:12.60 ID:6wcY4oYZ0
ちなつ「ふぅ、いいお湯だった」

荒潮「うふふ、荒潮のエキスが染み出てたでしょ?」

ちなつ「そういう意味じゃない……って、何で裸で縁側座ってんの!?」

荒潮「お風呂上りで火照った体を冷ましてるのよ〜」

ちなつ「いや長すぎってか、おかしいでしょ!」

荒潮「夜でも暑いから中々冷えなくてね。でもそろそろいい感じになって来たかも」

ちなつ「もぉ〜! 誰が見てるかわかんないんだから裸で外に出るのやめて!」

荒潮「外ではないでしょ」

ちなつ「外から見えるとこってこと!」

荒潮「そんなに日常的に監視されてるのこの家?」

ちなつ「たまたま見ることもあるかもしれないでしょ!」

荒潮「そのときはそのときよ〜」

ちなつ「そのときじゃない〜!」

ちなつ(だけどなんだか、月明りに照らされた荒潮ちゃんの裸、すごく綺麗に見える……)

荒潮「ん〜? どうしたのかしら〜?」

ちなつ「な、なんでもない! とにかく早く服着て!」

荒潮「はいは〜い」
686 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/09(月) 23:00:29.06 ID:6wcY4oYZ0
ちなつ「まったく、荒潮ちゃんはなんか掴みどころがないのよね。調子狂っちゃうわ」

ちなつ「だけどわざとなのか知らないけど、一番ドキッとさせることが多い……」

ちなつ「はぁ、これが手玉に取られるっていうやつなのかな? 提督であるはずの私が何たること。もう違うけど」

荒潮「ちなつ……」

ちなつ「ん? 荒潮ちゃんまだ起きてるの?」

荒潮「ちなつ……」

ちなつ「はいはい、どうしたの〜」ガチャ

荒潮「あんっ、あぁ……」クチュクチュ

ちなつ「でえぇぇっ!?」

荒潮「はぁん……ちなつ、ドア閉めて。皆に聞こえちゃう……」

ちなつ「いやあの、ごめんなさい!」バタン

荒潮「うふふ……ちなつは残るのね……」

ちなつ「勢いで残ってしまった!」
687 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/09(月) 23:16:53.61 ID:6wcY4oYZ0
荒潮「んっ……」クチュクチュ

ちなつ「この状況で続けるの!?」

荒潮「あら、想像していた相手が見てくれてる方が……ぁっ、捗るでしょ?」

ちなつ「いや、あの、私が、しよっか……?」

荒潮「ううん、見ててほしいな……」

ちなつ「見てて、欲しいんだ……」

荒潮「うん……私が、どういうこと想像してるか……」

ちなつ「想像……」

荒潮「はぁ、はぁん……」

ちなつ(荒潮ちゃん、おっぱい触りながらするんだ……)

荒潮「んっ……!」

ちなつ(すごい、こんなにビクンってなるんだ……)
688 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/09(月) 23:27:11.50 ID:6wcY4oYZ0
荒潮「ん〜……」

ちなつ「……」

荒潮「ねぇ、ちなつ。見てるだけじゃなくて、何かこう煽るようなことしてくれないの?」

ちなつ「えっ?」

荒潮「私、ちなつでしてるんですけど〜?」

ちなつ「さっき見ててって言ったじゃん! ていうかそれ要求する理由にならないよね!?」

荒潮「ちなつは手伝ってくれないんだ……」

ちなつ「わかったわよ! ほら、パンツ見せてあげるから……」ピラッ

荒潮「頂戴」

ちなつ「は?」

荒潮「パンツ頂戴」

ちなつ「変態かっ!」ペシッ

荒潮「あんっ、罵られるのもちょっといいかも」
689 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/09(月) 23:36:40.70 ID:6wcY4oYZ0
荒潮「はぁはぁ……」クンクン

ちなつ「私は何を見せられてるのかしら……」

荒潮「何って」

ちなつ「あぁ、はいはい鉄板ネタはいいから」

荒潮「うふふ……ちょっと湿ってる……」

ちなつ「あ、汗だから!」

荒潮「暑いから仕方ないものねぇ……ふんふんっ……」

ちなつ(うわぁ、めっちゃ嗅いでる……臭くないよね……?)

荒潮「うんぅ……あぁっ……」クチュクチュ

ちなつ(すごい指使いが激しくなってる……)

荒潮「うんっ、うんっ……ちなつ、はぁ……」

ちなつ「……」ドキドキ

荒潮「あ……ああぁっ……!」ビクンビクン
690 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/09(月) 23:46:58.50 ID:6wcY4oYZ0
荒潮「はぁふ……」パタン

ちなつ「いつもそんなに激しいの……?」

荒潮「ふふふ〜……今日はちなつが見てるし、パンツがあるから張り切っちゃった……」

ちなつ「へ、へぇ……」

荒潮「はい、パンツ返すね」

ちなつ「いや受け取ると思うの!?」

荒潮「だって今はいたらびしょびしょだもんね……」

ちなつ「こ、これも汗だからっ!」バッ

荒潮「ふふっ、汗、そういうことにしておいてあげるわぁ」

ちなつ「……私にもしろ、とか言わないの?」

荒潮「ん〜するなら見たいけど……どっちかというと、今の想像を現実にしてくれる方がいいかなぁ」

ちなつ「そっちをしろっていうのね……」
691 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/10(火) 00:03:29.23 ID:X8ydri6b0
荒潮「ふんっ……」

ちなつ「想像通りに出来てる……?」

荒潮「うん……想像通りっん……気持ちいい……」

ちなつ「想像通りなら、自分でするのと変わらないんじゃない?」

荒潮「だけど、次どうされるのかわからない、ドキドキ感があるから……」

荒潮「次が想像通り……してほしい通りなら、愛されてるって感じられるし……違っても、感じちゃうなら、ちなつに染められてる感覚がして、ぞくぞくするの……」

ちなつ「なにそれ……」

荒潮「ちなつにされる方がいいっていうこと……」

ちなつ「ならはじめからそう言えばいいのに」

荒潮「見られたいって思うことも、あるのよ……」

ちなつ「そっか……」

荒潮「それに、1人だと絶対にできないことがあるからね」

ちなつ「それは?」

荒潮「んっ……」チュッ

ちなつ「……確かにこれはできないね」

荒潮「それと、ちなつの体の感触……柔らかくて、暖かくて、いい匂いで……綺麗な声で……」

ちなつ「そんなに柔らかい?」

荒潮「その小さなところをさり気なくこすり付けようとするところとかも可愛くて……」

ちなつ「……」グジュッ

荒潮「ああっ……!? ちなっ、はげし、あああっ……!」ピクン

ちなつ「私も1人でするより張り切っちゃってるの、ごめんね」

荒潮「ああああっ……! イッ、ちなつ、い、くっ……!」
692 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/10(火) 00:08:16.06 ID:X8ydri6b0
荒潮「はぁ〜……はぁ〜……」

ちなつ「想像以上だった?」

荒潮「ん……」コクリ

ちなつ「それならよしっと」

荒潮「でもまだ、やり残してる……」

ちなつ「なにを?」

荒潮「パンツ嗅いでるとき、なにを想像してたと思う……?」

ちなつ「……汗臭いよ?」

荒潮「大丈夫、ちなつのなら平気だから……」ピチャッ

ちなつ「ひうっ……!」

荒潮「んん……あん……」ペチャ

ちなつ「あんまっ、音、立てないでよ……!」

荒潮「なら、汗止めてよ……」

ちなつ「んんっ!」

荒潮「はぁむ……んれろ……」

ちなつ(荒潮ちゃん、私の舐めながら自分の……今日は発情期、か……)
693 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/10(火) 00:14:03.01 ID:X8ydri6b0
大潮「アゲアゲで登校しますよ〜!」

叢雲「はしゃぎすぎて途中でバテないでよ」

暁「朝からおかしいでしょ……」

電「暁ちゃん、日陰通るのです」

ちなつ「あ〜……」

荒潮「あらあら、どうしたの死にそうな顔して」

ちなつ「白々しいこと言わないでよ……」

荒潮「ふふっ、ならちなつに元気のプレゼント」ピラッ

ちなつ「えええっ!? なんで私のパンツはいてるの!?」

荒潮「だって昨日いらないって言ったじゃない」

ちなつ「いやそうだけどっ! 洗ってないでしょ!?」

荒潮「洗ったらもったいないじゃない。せっかくちなつのあ……せがしみ込んでるんだから」

ちなつ「さ、さすがにそれはちょっと引くんだけど」

荒潮「発情期って一日じゃ終わらないもの、ってことよちなつ」

ちなつ「うえぇぇ……毎日は勘弁してぇ……」
694 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/10(火) 00:19:31.10 ID:X8ydri6b0
今回はここまでです
次は綾乃の神通の話です

ちなつのエロ有り話の中では比較的ドロっとした感じなくかけた気がします

↓1 神通の話

1 エロ有り
2 エロなし
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/10(火) 00:21:02.74 ID:mM5LveFQO
2
696 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/10(火) 22:45:01.31 ID:X8ydri6b0
開始します
697 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/10(火) 22:58:30.00 ID:X8ydri6b0
川内「なんかパンチ足んないよねこの喫茶店」

那珂「普通に美味しいコーヒー出すようになったら、没個性になっちゃったね」

綾乃「美味しいコーヒー出すようになったらいいじゃないの」

那珂「だめだよ。客商売はね、マイナス面でもまず印象付けることが大事なの!」

川内「炎上商法ってやつ」

綾乃「それは、中学生が切り盛りしてるってところでなんとか」

那珂「う〜ん、弱い! 中学生が頭にアンゴラウサギ乗せてやってるくらいじゃないと埋もれちゃうよ!」

綾乃「なにそのうさぎ?」

那珂「ほら、うさぎ狩りに行くよ!」

川内「かの山にうさぎ追いに行くわ!」

綾乃「どの山!?」
698 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/10(火) 23:08:30.39 ID:X8ydri6b0
神通(綾乃)「はいどうぞ」

神通(あかり)「どうも。すいません、騒がしくて」

神通(綾乃)「いいえ。閑古鳥が鳴いているよりはマシですから」

川内「ほら神通×2もまったりしてないで、うさぎ!」

那珂「アンゴラウサギ捕まえに行くよ〜!」

神通(綾乃)「いや絶対そこら辺の山にいませんよねそのうさぎ」

綾乃「ていうか食品衛生上うさぎを頭に乗せて飲食店で働くのはどうなのよ!」

那珂「猫喫茶とかあるじゃん」

川内「ニンジャ喫茶とか」

綾乃「猫喫茶はまあ……ニンジャはただのコスプレでしょ!」

神通(あかり)「無理なキャラ付けはかえってぼろが出たときに大変ですよ」

那珂「それを見せないのがプロなの!」

綾乃「私はバイトだからプロじゃないの!」

川内「働いている以上そんな言い訳してると、ザッケンナコラー!って言われるわよ。コワイ!」

綾乃「ひっ……!」

神通(綾乃)「姉さん、あまり綾乃を脅かさないでくれますか?」

川内「アイエエエ! ヨロコンデー!」
699 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/10(火) 23:23:57.84 ID:X8ydri6b0
綾乃「はぁ……私いつまで喫茶店店員やってるんだろう?」

神通「長門さんが帰ってくるまでですよ」

綾乃「長門さんいつ帰ってくるんだろう……」

神通「あかりちゃんに頼めば一瞬で帰ってきそうですけど」

綾乃「赤座さんにお願いしようかしら」

神通「私はもう少し続けてもいいと思いますけど」

綾乃「ええっ、もうボロボロボロブドゥールなのよ?」

神通「それでもここでバイトを始めてから、綾乃は少し前向きになったと思います」

綾乃「そう?」

神通「ええ。うじうじしている姿をあまり見なくなりました」

綾乃「元からそんなにしてないわよ!」

神通「立場が逆だったら例の棒で叩いてただろうなと思うくらいにはしてましたよ」

綾乃「ひえっ!?」

神通「冗談です」
700 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/10(火) 23:36:47.72 ID:X8ydri6b0
神通「けれどいい方向に変わってきていると思うのは事実です」

綾乃「本当?」

神通「本当ですよ。知らない人と話せるようになったでしょう?」

綾乃「まるで以前は話せなかったかのような言い方ね」

神通「話せていたんですか?」

綾乃「……ええ」

神通「妙な間は何です?」

綾乃「うるさいうるさい! それくらいできずに生徒会副会長がやれるか〜!」

神通「むしろこの性格でなんで生徒会副会長になろうと思ったのかが気になるんですが」

綾乃「そ、それはっ、まあ、色々と事情が……」

神通「あるのは察せますよ」
701 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/10(火) 23:45:59.25 ID:X8ydri6b0
綾乃「私が前向きな性格になれたのは、あの世界での生活が一番大きなところよ」

神通「ええ、それはわかります」

綾乃「こっちに戻って来てからも、頼りなさそうに見えていたの?」

神通「度胸はついたと思います。そうでなければそもそもこの場にいないでしょうし」

綾乃「でしょう?」

神通「けれどやはりまだおどおどしているところがありましたから」

綾乃「うっ、そう?」

神通「はい。それが悪いとは言いませんけどね。見ている分には可愛らしいですから」

綾乃「かっ、可愛いって何よ!」

神通「可愛い女の子らしさじゃないですか」

綾乃「べ、別にそういうアピールでしてるわけじゃないわよ!」

神通「だから可愛いんですよ」

綾乃「あん、まり、可愛いって連呼しないでっ!」

神通「今も可愛いです」

綾乃「もぉ〜! やめてってばぁ!」
702 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/11(水) 00:02:04.64 ID:HpE+zeRT0
神通「あの日々で培ってきたものを無駄にしないためにも、もう少し続けてみましょう?」

綾乃「はぁ、そうね。望んで行ったわけじゃないけど、成長することができたのに無に帰すなんてそれはできない」

神通「それでこそ、私も見守ってきたかいがあるというものです」

綾乃「ごめんなさいね神通。まだまだ頼りなくて」

神通「頼りないわけではありません。私にとっては何よりも頼れる存在です。そうであるということを、もっと綾乃自身が自信に思ってほしいんです」

綾乃「神通……」

神通「はい」

綾乃「真面目な話をしてるときにダジャレ挟まないで」

神通「ダジャレじゃないですし綾乃に言われたくありませんよ!」

綾乃「あはは、けれど確かにそう。私は私に自信が持ててないのかも」

神通「綾乃は少なくとも私と他の艦娘に愛されるだけの魅力を持っています。それは、信じてください」

綾乃「ええ、貴女達の存在が私の自信になっているわ」
703 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/11(水) 00:16:53.60 ID:HpE+zeRT0
綾乃「生徒会副会長から提督になって、そこから喫茶店のバイト。目まぐるしいわ」

神通「怒涛の中学生活ですね」

綾乃「本書いたら売れそうね」

神通「フィクションとしてもノンフィクションとしても荒唐無稽過ぎません?」

綾乃「事実は小説より奇なりってやつかぁ」

神通「そんな人生を歩んでるんですよ綾乃は」

綾乃「これからも波乱は続きそうね」

神通「ええ、きっと」

綾乃「でもあれを乗り越えられたなら、何でも乗り越えられる。そういう自信だけはしっかり持ってるわ」

綾乃「神通達と一緒ならね」

神通「いつまでも一緒にいますよ。ここから綾乃がどう変わろうが、ずっと側にいます」

綾乃「うん……ありがとう神通。これからもよろしくね」

神通「ええ、こちらこそ!」
704 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/11(水) 00:18:27.72 ID:HpE+zeRT0
今回はここまでです
次は千歳の五十鈴の話です

展開が迷子になってる感はありますが何とか繋げていきます

↓1 五十鈴の話

1 エロ有り
2 エロなし
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 00:20:56.04 ID:cjbVCP72O
706 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/11(水) 22:46:05.46 ID:HpE+zeRT0
開始します
707 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/11(水) 22:51:37.34 ID:HpE+zeRT0
千歳「今日もええ塩梅やなぁ。よしよし、このまま育ってな」

五十鈴「いつ見ても異様な光景ね」

千歳「異様って何が?」

五十鈴「女の子がぬか床に話しかけてるの」

千歳「せやろか?」

五十鈴「普通はしないし、そもそも女の子がぬか床の手入れすること自体が稀でしょ」

千歳「美味しいんに流行らんのは謎やなぁ」

五十鈴「そりゃ美味しいけどね」

千歳「甘未にも合うんやで? スイーツバイキングにも置いとけばええんに」

五十鈴「味は合っても雰囲気が合わないわよ」

千歳「和風でええと思うんやけどなぁ」

五十鈴「和風じゃなくて古風なのよ、もはや」
708 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/11(水) 23:01:59.91 ID:HpE+zeRT0
千歳「匂わへん?」

五十鈴「うん、大丈夫」クンクン

千歳「うちはええ匂いやと思うんやけど、他の人はどう思うかわからへんからな」

五十鈴「中学生が漬物臭いっていうのもあんまりないでしょうね」

千歳「うちレアキャラやんなぁ」

五十鈴「レアキャラて」

千歳「ふふっ。五十鈴、膝枕して〜」

五十鈴「藪から棒ね」

千歳「ぬか床の世話で疲れたんよ」

五十鈴「熱入れ過ぎでしょ。はい、来なさい」

千歳「失礼します〜」

五十鈴「くすっ……なんで敬語よ」
709 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/11(水) 23:18:59.94 ID:HpE+zeRT0
千歳「なぁ五十鈴」

五十鈴「なに?」

千歳「おっぱいで顔見えへん」

五十鈴「そこまでじゃないでしょ!」

千歳「いやほんまに」

五十鈴「ええっ、嘘でしょ?」ググッ

千歳「むがっ」ムニ

五十鈴「あっ、ごめん」

千歳「おっぱいで眼鏡が割れるところやった」

五十鈴「そこまで強く押してないわよ!」

千歳「曇ったせいで余計見えへんようになったで〜」

五十鈴「はいはい、拭いてあげるから貸して」
710 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/11(水) 23:27:57.05 ID:HpE+zeRT0
千歳「ほんまになんも見えへんようになったわぁ」

五十鈴「鼻血出さないでよ?」

千歳「妄想するとき外すけど、外したら妄想するわけやない言うとるやん」

五十鈴「はいはい」

千歳「それに最近はあんまりせぇへんようになっとうから」

五十鈴「そうなの?」

千歳「綾乃ちゃんも歳納さんも、もうそれぞれの相手と幸せにやってるから」

五十鈴「そっか」

千歳「それにうちももう、妄想しとったようなこと現実にしとるし」

五十鈴「過激な妄想しすぎよまったく……」

千歳「中学生やからしゃーない」
711 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/11(水) 23:44:23.88 ID:HpE+zeRT0
千歳「まあ、五十鈴達とどんなことしようか考えることはあるけど」

五十鈴「考えてるの?」

千歳「当たり前やん。なんも考えとらんと思っとったん?」

五十鈴「いや、そうじゃないけど」

千歳「うちまだ子供やし、体かて貧相やから。どうやったら気持ちええやろうか、どうやったら楽しませられるやろうかって、ちゃんと考えんと」

五十鈴「貧相ってそんな普通でしょ」

千歳「普通以上の五十鈴とかが相手やからな。抱かれとるだけで気持ちええし、しっかり触ったらそらもう」

五十鈴「や、やめてよもう!」

千歳「うちの体はそれに比べたらあんまり抱き心地ようないやろうし、せやったらテクニックとかシチュエーションとか、そういうので補うしかないやん?」

五十鈴「千歳だって、抱いたら気持ちいいわよ」

千歳「艦娘の方の千歳さんやなく?」

五十鈴「貴女のことよ!」

千歳「えへへ、ありがとうな」

五十鈴「はずかしいからこんなこと言わせないでよ」

千歳「はずかしがらせたかったんやから成功やな」
712 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/11(水) 23:57:06.79 ID:HpE+zeRT0
千歳「うち皆のこと、幸せにしたいんよ。心もそうやけど、体のことも」

千歳「せやから満足させられるようにイメージトレーニングしとるっちゅーわけやな」

五十鈴「イメージトレーニング、ね」

千歳「せや。やから妄想じゃなくてトレーニング! 鼻血は出さへんで」

五十鈴「バカね。自分のこと考えるって言ったのに、結局は他人のことばっかりじゃない」

千歳「うん?」

五十鈴「どうすれば気持ちよく、楽しくできるか考えてるって、それ自分のこと考えたことある?」

千歳「自分のこと?」

五十鈴「自分がどうされたいかとか、どうしたいか、とかよ」

千歳「う〜ん、言われてみればあんまりないかもしれへんなぁ」

五十鈴「でしょう?」
713 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/12(木) 00:23:38.15 ID:mF+AeCuY0
五十鈴「大体はこっちからだし、千歳から言って来るときもこっちのしたい気持ちを察してってことばっかりだし……」

五十鈴「もっと、求めてほしいのよ! 千歳にも五十鈴としたいって思ってもらいたい」

千歳「ちゃんと思っとるって」

五十鈴「うん、それが伝わるときはすごく嬉しい。そういうのがもっとほしいのよ」

五十鈴「こうして膝枕したいって甘えられたり、抱かれてるだけ気持ちいいとか、胸揉んだらもっと気持ちいいとか、そういうこと言われるのすごく嬉しいの」

千歳「……」

五十鈴「私だって千歳にどういうことされたいかって想像することあるわ。その内容って、急にキスされたり胸揉まれたり壁ドンだったり押し倒されたりするとか」

五十鈴「後、千歳がしたくなってるのを察してしてあげるとかそういうのが多いの」

五十鈴「私は千歳のしたいって気持ちを、好きって気持ちを感じて、自分もそういう気持ちになりたいの」

五十鈴「自分からそうしたいって気持ちを見せてするだけだったら、エッチ、してるんじゃなくて、処理されてるって思っちゃうから……」

千歳「……そんなこと思っとったんや」

五十鈴「うん」
714 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/12(木) 00:32:27.24 ID:mF+AeCuY0
千歳「不安にさせてもうてごめんな。確かに完全にうちからってことはあんまりなかったかもしれへん」

千歳「けどうちかて、五十鈴のしたい気持ち察して同じ気持ちになっとったんよ。求める気持ちに応じて、五十鈴のこと求めとった」

五十鈴「それが私から求めることばっかりだったって言ってるのよ」

千歳「だって、自分から言うんはずかしいやん……」

五十鈴「人をはずかしがらせておいて……」

千歳「けど、五十鈴がそれを望んどるんやったら、今後はうちからも言わせてもらうわ。うちの愛情伝わらんのもいややしな」

五十鈴「もっと、欲望をぶつけていいのよ。五十鈴を自分のしたいようにしていいし、五十鈴にされたいようにさせていい」

五十鈴「五十鈴は、貴女のこと愛してるから」

千歳「うん、ありがとう五十鈴。うちも愛しとうよ」

五十鈴「……」

千歳「なあ五十鈴、そろそろ眼鏡返して」

五十鈴「まだ拭き終わってないから」

千歳「嘘やん。今の顔見られたくないからやろ」

五十鈴「……違うわよ」

千歳「どうせおっぱいで見えへんからはよう」

五十鈴「うるさい、違うって言ってるでしょ〜!」

千歳「早速うちが求めとること無視しとう」

五十鈴「それとこれとは話が違うのよ!」

千歳「ふふっ、ほんまに五十鈴のこと満足させるんは至難の業やなぁ」
715 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/12(木) 00:33:52.57 ID:mF+AeCuY0
今回はここまでです
次は櫻子の翔鶴の話です

エロなしとは直接やらないというだけでこういう話がある場合もあります

↓1 翔鶴の話

1 エロ有り
2 エロなし
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/07/12(木) 00:34:19.86 ID:i1AKdW4G0
1
717 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/12(木) 22:43:53.28 ID:mF+AeCuY0
開始します
718 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/12(木) 22:54:23.23 ID:mF+AeCuY0
櫻子「翔鶴〜」

翔鶴「はいはい、なんですか櫻子?」

櫻子「おっぱい」

翔鶴「はぁ、本当に飽きませんね」ヌギッ

櫻子「飽きてほしいのか?」モミモミ

翔鶴「ほしくはないですよ。けれどたまにはもっとこう趣向を凝らすとか」

櫻子「シュコーコーラス?」

翔鶴「いつもと雰囲気を変えるとかしてほしいってことです」

櫻子「翔鶴の方が飽きてるってことか」

翔鶴「そうじゃないですけど、たまには変わったこともしたいです。あっそうだ。私が櫻子にしてあげましょうか?」

櫻子「それは嫌味か?嫌味なのか?」ギュウ

翔鶴「いたっ、痛い! 違います、違いますから!」
719 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/12(木) 23:02:32.60 ID:mF+AeCuY0
翔鶴「小さくてもないわけではないじゃないですか」

櫻子「そうだけどさ〜」

翔鶴「櫻子だってたまにはされる気持ちよさを感じたいでしょ」

櫻子「私はする方が好きだし」

翔鶴「本当ですか?」

櫻子「本当だよ。翔鶴のこともっと気持ちよくしてやるからな〜!」モミモミ

翔鶴「あふ……それは嬉しいですけどね、んぅ……櫻子」

櫻子「な、なんだよ?」

翔鶴「本当は怖いんでしょう? 自分にされるのが」

櫻子「こ、怖くねーし! なんで気持ちいいこと怖がらなきゃならないんだよ!」

翔鶴「気持ちいいことだとわかっていても、忌避感を抱いてしまうことはありますよ」

櫻子「きひかんって何だよ」

翔鶴「避けたいっていう気持ちのことです。けれど、本当に怖がる必要はないのだということを教えたいんですよ」

櫻子「ふ、ふんっ、そこまで言うならやらせてやるぞ! まあ、別に最初から怖がってないけど、翔鶴が私にしたいって言うからな!」

翔鶴「はい、ありがとうございます」
720 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/12(木) 23:18:25.09 ID:mF+AeCuY0
櫻子「翔鶴と比べたらないようなもんだ……」

翔鶴「そもそも私と比較することがおかしいんですよ。櫻子は1年でも大きく差が出る成長期なんですから、比べたって仕方ありません」

櫻子「そうだけどさ〜……」

翔鶴「それに……」フニッ

櫻子「あっ……」

翔鶴「私の胸は櫻子のためにあるものですからね」

櫻子「翔鶴……」

翔鶴「ふふっ……」

櫻子「これ、気持ちいい……」

翔鶴「これですか?」

櫻子「おっぱいくっつけるの……好き……」

翔鶴「そう、こうしてこすり付けようにすると、もっと気持ちいいですよ……」ムニュン

櫻子「ふわぁぁ……」

翔鶴(感じてる感じてる……)
721 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/12(木) 23:33:14.33 ID:mF+AeCuY0
翔鶴「小さくてもしっかり主張していますよ」

櫻子「翔鶴ので押しつぶされてるし……」

翔鶴「いいえ、しっかり私のに反発するように、ぷっくりしてきました……はぁ……」

櫻子「んっ……」

翔鶴「可愛らしいですよ……」レロッ

櫻子「ひうっ……!」

翔鶴(普段はそんなこと意識すらしていないのに、こうするとしっかりと反応してくれる)

翔鶴(なんだか背筋がぞくぞくしてしまうわ……)

櫻子「やっ、ああ……待っ、て、ねぇ……」

翔鶴「んっ、櫻子……」

櫻子「待って、ってばっ!」

翔鶴「はっ……」
722 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/12(木) 23:52:48.56 ID:mF+AeCuY0
櫻子「待って、て、言ったのに……」

翔鶴「ごめんなさい櫻子」

櫻子「翔鶴のバカ……」

翔鶴「ごめんなさい……ごめんね櫻子」ダキッ

櫻子「うぅ……」

翔鶴「怖かったね、ごめんね。でも本当に大丈夫だから……」

櫻子「気持ちいい、けど、なんか、変な感じで……不安になっ、て……」

翔鶴「うん、わかってる、もう無理にしないから……」

櫻子「翔鶴……」

翔鶴「うん、櫻子」

櫻子「おっぱい吸っていい……?」

翔鶴「いいよ、好きなだけ吸って……」

櫻子「んっ……」チュウチュウ

翔鶴「あぅ……よしよし……」ナデナデ

翔鶴(母乳は出ないけど、母性が溢れて来ちゃう……)
723 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/13(金) 00:00:33.37 ID:O+Cob1280
翔鶴「ん……櫻子」

櫻子「……」

翔鶴「おっぱい吸いながらだったら、触られても平気?」

櫻子「……」

翔鶴「怖かったら今日はこのままで」

櫻子「……いいよ。触っても」

翔鶴「無理してない?」

櫻子「平気……こうしてると安心するから、たぶん大丈夫……」

翔鶴「そっか、じゃあするね……」

櫻子「……」チュウ

翔鶴「ふぅんっ……」スリスリ

櫻子「……っ」ピクン

翔鶴「……ん」

櫻子「……ぅ」

翔鶴(あぁ、怖いのと気持ちいいのが混ざってよくわからなくなってるのね……大丈夫、大丈夫だから)ナデナデ
724 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/13(金) 00:12:51.13 ID:O+Cob1280
後日


櫻子「翔鶴〜」

翔鶴「はいはい、なんですか櫻子?」

櫻子「おっぱい」

翔鶴「はぁ、本当に飽きませんね」ヌギッ

櫻子「飽きてほしいのか?」チュウ

翔鶴「んっ、いいえ……」

櫻子「早く怖いの克服しないといけないからな。今日はこの前の2倍は我慢するからな!」

翔鶴「はい、頑張りましょう」スッ

櫻子「……なんか翔鶴に触られる前からむずむずしてくるようになった」

翔鶴「ふふっ、成長して来てる証だよ、櫻子」

翔鶴(こうして続けて、エッチになっていこうね櫻子)
725 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/13(金) 00:13:47.11 ID:O+Cob1280
今回はここまでです
次は向日葵の長門の話ですが小ネタからです

綾乃のところといいどっちも卑しい女になってしまったずい……

↓1 長門の話

1 エロ有り
2 エロなし
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/07/13(金) 00:18:36.32 ID:KV/5omal0
1
727 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/13(金) 22:45:33.98 ID:O+Cob1280
開始します
外堀を埋めるために朝風と仲良くなろう作戦を決行する国後の小ネタから
728 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/13(金) 22:55:54.77 ID:O+Cob1280
朝風「ふぅ、喉が渇いたわ」

国後「どうぞ朝風さん」

朝風「あぁ、ありがとう国後」

国後「いえいえ、水筒を持ち歩いてるんですよ」

朝風「麦茶作ってるんだ。しっかりしてるわね」

国後「この程度でしっかりしてるなんてほめ過ぎですよ」

朝風「私は作ってないからね」

国後「水分補給は大事ですよ」

朝風「まあね。けど何となく面倒で」

国後「しょうがないですね朝風さんは」

朝風「作らないだけでしょうがないなんて貶しすぎよ」

国後「もう、なんですかそれは」

朝風「ふふっ」
729 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/13(金) 23:09:59.42 ID:O+Cob1280
国後「朝風さん一人暮らしで大丈夫ですか?」

朝風「麦茶作らないだけでここまで心配されるとは」

国後「ただのきっかけですよ」

朝風「大丈夫じゃなかったらこうして毎日学校になんか来られないわ」

国後「エアコン点けっぱなしで寝てたりしてません?」

朝風「してないから。私、そんなに抜けてるように見える?」

国後「いえ、そんなことは」

朝風「ただまあ、点けっぱなしで寝てても問題はないでしょうけどね」

国後「体は問題ないですけど、財布に問題が」

朝風「財布の心配はいらないわよ。妖精が稼ぎを分配してくれるから」

国後「これがヒモか……」

朝風「あんたもでしょうが」
730 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/13(金) 23:22:20.17 ID:O+Cob1280
国後「自炊は?」

朝風「あ〜、たまには」

国後「私が作りに行きましょうか?」

朝風「えっ? いや、いいけど」

国後「遠慮なさらず。こう見えてわりと得意なんです」

朝風「いやいや、だからってわざわざ来てもらわなくてもね」

国後「私、鎮守府で生活してないから集団でご飯食べるっていうのに憧れてて……」

朝風「あぁ」

国後「だめ、ですか?」

朝風「……給食」

国後「あっ」
731 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/13(金) 23:37:09.67 ID:O+Cob1280
朝風「私に媚び売って何を企んでるのかしら?」

国後「企むなんてそんな。純粋な好意ですよ」

朝風「それは誰に対する好意なのかしらね?」

国後「……」

朝風「まったく、将を射んとする者はまず馬を射よってやつ?」

国後「外堀を埋めるとも言います」

朝風「残念ながら外も内ももうあかりに埋め立てられてるのよ」

国後「それはわかっています。私は埋め立て地を分譲してもらいたいだけですので」

朝風「謙虚なのか大胆なのか判断に苦しむわ」

国後「好きな方に思ってください!」

朝風「そうする」
732 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/14(土) 00:04:27.93 ID:16WieivS0
朝風「私に媚び売っても姉さんに口きいたりはしないからね?」

国後「けど印象はよくなりますよ」

朝風「その発言は印象悪いわよ」

国後「朝風さんと仲良くなりたいっていうのも本当の気持ちですから!」

朝風「そりゃどうも。私よりあかりに媚び売った方が可能性高まると思うけど」

国後「それはなんか嫌です」

朝風「負けた気がするから?」

国後「それは勝負になる前からそうですし」

朝風「じゃあなんで?」

国後「よくわかりません。ただあの子は、私の気持ちを聞いても否定はしなかったから……」

国後「最初に呼び出したってだけなのに親身になってくれて、だからですかね」

朝風「そう、やっぱりあの子の艦娘たらしも極まってるわね」
733 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/14(土) 00:19:28.75 ID:16WieivS0
朝風「まっ、下心が全くない人なんかいないし、麦茶もくれたからよしとしましょうか」

国後「麦茶の株価変動が激しいですね」

朝風「略奪とか狙ってないなら好きにしなさい」

国後「略奪だめですか?」

朝風「だめよ。ていうか無理、絶対に」

国後「そこまで言い切ります?」

朝風「言い切れるわ。私もだから」

国後「はぁ、一時は共同生活してたからですかね。私ももっと早く来たかったなぁ」

朝風「出たばかりで不安だから一緒にとか言えばよかったのに」

国後「艦娘としては初対面なのに馴れ馴れしすぎですよ」

朝風「わりと最初から馴れ馴れしかったような」

国後「ちゃんと距離は測ってました!」

朝風「そういうことにしとくわ」

国後「今こそ縮めていくときなんです! 頑張りますよ!」

朝風(まあ、ある意味で停滞していたところだったし、新しい環境と共に新しい関係を築くのもいいことかもしれないわね)
734 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/14(土) 00:22:43.74 ID:16WieivS0
今回はここまでです
次は>>334の続きからです

神風は特にあれがあれしてるので略奪は不可能です
しようとしたら内なるあかりが実力行使に出ます
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/14(土) 00:27:15.86 ID:vYia8njyO

神風はあかりの裏人格のお気に入りだからね仕方ないね
もうあかり無しじゃ生きていけないような身体に調教されてるし
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/14(土) 22:14:13.02 ID:9Hh9e8gqO
表のあかりが叢雲なら裏のあかりは神風が一番好きなのかもな
なんだかんだ一番接してる時間長いだろうし
737 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/14(土) 23:00:50.89 ID:16WieivS0
1キャラクターとして独立した感がありますね裏人格も

開始します
738 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/14(土) 23:19:39.23 ID:16WieivS0
不知火「乳房が小さくとも、乳首さえあれば問題ないんです」

舞風「そうだよ。一番重要なところだからね」

あかり「ううん、触る場合はどうなるんだろう」

天津風「あら、あかりだって乳首触られるのこんなに好きな癖に、そんなこと言うの?」クリクリ

あかり「ああっ、天津風ちゃ、そんな、乱暴にっ……」

不知火「大きな胸の感触は代えがたいものかもしれません。けれど、小さい胸のフィット感だって負けてないはずです」

舞風「かっちりはまるのは大事だからね」

あかり「はぁはぁ、手に収まるくらいだと、なんだかちょっと気分いいけど」

不知火「あかりんの手はこんなに小さいですからね」

天津風「そりゃ、私達くらいじゃないと収まりきらないわ」

舞風「つまりあかりにぴったりのサイズってことだね」

あかり「それはなんだか嬉しいね」
739 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/14(土) 23:35:14.07 ID:16WieivS0
陽炎「復活〜」

不知火「もう少し寝てていいですよ」

天津風「こっちはこっちでよろしくしてるから」

舞風「あかり〜私のも触って〜」

陽炎「ひどい! さっきまで私の体を弄んでいたのに!」

不知火「それを望んでいたのは陽炎でしょうに」

あかり「まあ、せっかく一緒にいるんだから除け者にしたら可哀想だよぉ」

陽炎「あかり〜!」

天津風「あかりがそうやって甘やかすからいつまでも変わらないのよ」

舞風「甘やかすならもっと甘やかして、あかりだけに注力するようにしないと」

陽炎「だから一番はあかりだって言ってるじゃない」

不知火「他に目を向ける頻度が高いと言ってるんです」

あかり「あかりは皆仲良くしてくれる方がいいけど」

陽炎「ほらぁ」

あかり「でもやり過ぎはよくないよ陽炎ちゃん」

舞風「ほら」

陽炎「ぐぬぬ」
740 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/14(土) 23:47:59.37 ID:16WieivS0
陽炎「さっきは後ろだったから、今度は前に陣取るわ」

不知火「ずるいですよ」

天津風「陽炎だけやりたい放題はフェアじゃないわ」

陽炎「しょうがないでしょこの人数なんだから」

舞風「ちょっとは可愛い妹に遠慮して」

あかり「ちょっと待っててね陽炎ちゃん」

陽炎「む〜、しょうがない。妹達が可愛がられてるのを眺めてるとするわ」

天津風「そう言われると素直に楽しめなくなるんだけど」

不知火「目隠しでもしておきましょうか」

陽炎「わかったから、目を瞑ってるから!」

あかり「はぁ……」
741 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/15(日) 00:09:14.35 ID:GcbEpUe70
天津風「あかり、もっと触ってよ」

舞風「私のも」

不知火「では不知火のは口でしてもらいましょうか」

舞風「やっぱり私もそっちがいい!」

天津風「私もよ!」

不知火「早い者勝ちです」

あかり「あわわ、喧嘩しちゃだめだよぉ」

天津風「そうだ、あかりに決めてもらいましょう。誰のおっぱいを一番吸いたいか!」

舞風「それがいい!」

あかり「ええっ!?」

不知火「では、どれにしますかあかりん?」

天津風「私の一番可愛いでしょ?」

あかり「え〜」
742 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/15(日) 00:30:56.89 ID:GcbEpUe70
あかり「もう、大きさなんか関係ないみたいな話だったのに、結局その中で争っちゃうの?」

不知火「……それは」

天津風「痛いところをついて来るわね」

舞風「やっぱり、私達は戦いを捨てられないというの……」

あかり「いやまあ、そこまで悲観することはないと思うけど……」

陽炎「好きだって感情なんて、そう簡単に優劣を付けられるものじゃないわよ」

陽炎「甘い物も辛い物も好きだって人は別な部分が好きなわけだし、その日の気分によってどっちを食べたいかだって変わるでしょ」

陽炎「愛情を数値化して優劣をつけることなんてできないのよ」

不知火「……陽炎に諭されてしまうとは」

陽炎「どう? お姉ちゃんらしかった?」

天津風「ちょっとはね。普通のお姉ちゃんはそんなこと言わないでしょうけど」

舞風「そうだけど、今は普通とは違う状況だからいいんじゃないかな」
743 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/15(日) 00:47:11.33 ID:GcbEpUe70
あかり「誰が一番かって言われたら、皆一番。皆の皆らしい部分があかりは好きだから」

あかり「胸だって、ぬいちゃんは一番綺麗な色をしてるし、天津風ちゃんは一番心地いい暖かさだし、舞風ちゃんのは一番柔らかい」

陽炎「私のは一番どうなの?」

あかり「う〜ん、感度がいい?」

陽炎「なんで疑問形なのよ」

あかり「感度のよさはそれぞれで感じることだし。でも陽炎ちゃんが一番反応してくれるってあかりは感じてるよぉ」

あかり「それぞれの一番があるから。全部ってことだね」

不知火「まったく、あかりんは欲張りですね」

天津風「そうね、一番のおっぱいを全部欲しいだなんて言うんだもの」

舞風「見かけに反して随分と強欲だ」

陽炎「ふふっ、でも愛情に欲張りなところ好きだよあかり」

あかり「えへへ、でもあかり、欲張った分だけ皆のことちゃんと幸せにするから!」

不知火「はい、あかり……でも結局あかりの口は1つしかないので順番は決めざるを得ないんですよ」

あかり「そ、そうだね」

陽炎「まあまあ、ここはさっきの食べ物の例えよ。気分でどれにするか決めてもらいましょう」

天津風「争いじゃなくてあかりの気分でってことで」

舞風「さあ、あかり。色か、体温か、柔らかさか、感度。今日はどのおっぱいからの気分なのかな?」

あかり「う〜ん、と、今日はね〜」
744 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/15(日) 00:50:40.48 ID:GcbEpUe70
今回はここまでです
次は本編からです

途中で途切れる感じで終わってる場合、大体それ以上展開が思いつかなかった場合が多いです
複数の場合どうしても比べ合うみたいな感じになって、優柔不断な結論を出さざるを得なくなってしまうのがあれですね
ハーレムも無理なく成立させるのは難しいですね
745 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/15(日) 22:43:03.67 ID:GcbEpUe70
開始します
746 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/15(日) 22:54:00.46 ID:GcbEpUe70
向日葵「スゥ……」

長門「ん? 寝ているのか向日葵」

長門「楓の世話に加えて私達の分の食事まで用意していればこうもなるか」

長門「中学生に働かせすぎだな。私も手伝わなければ」

向日葵「ん……」

長門「あぁ、起きたか向日葵。だがまだ寝ていていいぞ」

向日葵「長門……少し横になるつもりが眠ってしまっていたんですのね」

長門「せっかくの休みなのに、手間がかかる料理に時間を取らせてしまってすまないな」

向日葵「いいんですのよ、私が好きでやっていることですもの」

長門「だが疲れて眠ってしまっているじゃないか」

向日葵「その疲れも長門達のことを思えば心地よいものですわ。それに寝たら回復しましたもの」

長門「早いな」

向日葵「私まだ中学生ですから」

長門「ふっ、そうか」
747 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/15(日) 23:02:43.59 ID:GcbEpUe70
長門「だがもっと疲れが取れるようにマッサージをしてやろう」

向日葵「マッサージですの?」

長門「ああ。肩凝るだろう?」

向日葵「凝りますけど」

長門「そこから色々と派生してくるものだ。放っておいては完全な回復は見込めん」

向日葵「長門にできますの?」

長門「あまりバカにしてもらっては困るな。これでも世界のビッグセブンだぞ」

向日葵「それはマッサージができることと何の関係が?」

長門「とにかくしてやろう。そこに座っていろ」

向日葵「はいはい。揉み過ぎて砕かないようにしてくださいな」

長門「加減くらいは付けられるさ」
748 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/15(日) 23:16:58.19 ID:GcbEpUe70
長門「どうだ? 中々やるだろう?」グッグッ

向日葵「ええ、少なくとも力不足ということはありませんわ」

長門「力には自信があるからな」

向日葵「気持ちのいい力加減です」

長門「役に立ててよかったよ」

向日葵「ですが、頭が重たいですわ」

長門「頭?」

向日葵「長門の肩凝りの原因が乗ってるからです」

長門「あぁ、位置的にしょうがないだろう。気になるか?」

向日葵「重ければ気にもなりますわ」

長門「そうか。ならば、せめて服の分の重量をなくそう」ブルン

向日葵「重量なんて変わりませんし、余計気になってしまうじゃありませんの!」

長門「もっと気にすればいいさ」
749 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/15(日) 23:32:23.14 ID:GcbEpUe70
長門「さてと」ムニ

向日葵「何をしていますの?」

長門「向日葵の頭を挟んでいるんだが」

向日葵「それはわかります。なんでしているのかという意味です」

長門「マッサージと言っただろう。肩もみだけでは済まさんさ」

向日葵「マッサージなんですのこれ?」

長門「気持ちいいだろう?」

向日葵「いいですけど、マッサージの気持ちよさとは違うような……」

長門「私の胸はお気に召さないか?」

向日葵「そんなことはありません」

長門「なら、このまま続けるぞ」

向日葵「ずるいですわその言い方は……」
750 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/15(日) 23:45:03.03 ID:GcbEpUe70
長門「ふっ、んっ……」

向日葵「気持ちはいいですけど、落ち着きませんわ」

長門「それは、な。落ち着かれる方が、困るさ」

向日葵「長門は楽しいんですの?」

長門「ああ、楽しいぞ……なんせ向日葵を気持ちよくさせてやれてる」

向日葵「そんなに尽くすタイプでしたか?」

長門「心外だな。今までもずっと向日葵に尽くして来ただろう。私はこう見えて尽くすのが好きだぞ」

長門「やはり、胸は大きい方がいいな……奉仕にも幅が出る……」ムニムニ

向日葵「それ、瑞鳳とかの前言わないでくださいね」

長門「むっ、しかし奉仕するという点で考えると、大きい胸の方が利点は多いだろう」

向日葵「そういう理屈はいいですから。体のことで劣等感を覚えることほど、いやなことはありませんわ」

長門「まあ、私もことさら自慢しようというつもりもないからな」
751 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/16(月) 00:01:24.29 ID:iFpfq9ud0
長門「さてと、向日葵」

向日葵「もう終わりですの?」

長門「君が続けろと言うならまだ続けるが、そろそろ君もこれでは我慢できなくなって来てるだろう?」

向日葵「……っ!」

長門「やはりマッサージは胸ではなく手でしてやらなくてはな」

向日葵「長門だって、少し息が上がっていますわ」

長門「当たり前だ……私の胸を使っていたんだからな。それに、向日葵に奉仕するという行為に快感を覚える」

向日葵「少し変態チックですわ」

長門「女の子の頭に胸をこすり付けて興奮しているんだ。世間一般ではそういうのは変態と呼ばれるだろう」

長門「それに今まさに女の子の身体を弄り倒したくて仕方ないんだ。ド変態だよ私は」

向日葵「まるで、私に欲情するのが変態であるかのように言うのは、おやめなさい……」

長門「そうだな……君は誰から見ても魅力的だ向日葵。そんな君と体を交えられることに興奮するのは、正常なことなのかもしれんな」

向日葵「……やっぱり変態ですわ」

長門「どうしろと」
752 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/16(月) 00:24:47.45 ID:iFpfq9ud0
長門「少したるんだか?」フニフニ

向日葵「ふぁ……そんなこと、ありませんわっ!」

長門「そうだな。君の栄養は胸に偏るようだから、少しはこっちの腹にも分けた方がいい」モミモミ

向日葵「あひゅっ、わ、分けなくて結構ですっ!」

長門「少しは腹の肉付きもあった方が抱き心地がいいんだぞ」

向日葵「んっ……」

長門「まあ、向日葵はこれくらいでちょうどいいが。次はここだな」スリスリ

向日葵「んんっ、わ、わき?」

長門「ああ、脇も中々に敏感な部分の1つだからな」

向日葵「ふやぅ、ああっ……」

長門「先ほど肩を揉んだ時に、一緒にほぐれていたかな? さて次は……」

向日葵「なぜ、胸をしないんですの?」

長門「してほしいのか?」

向日葵「わかっている、くせに……」

長門「胸をしてほしいだなんて、変態だな」

向日葵「意趣返しのつもりでしたのね……」

長門「これも盛り上げる手法だよ」
753 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/16(月) 00:40:37.80 ID:iFpfq9ud0
向日葵「あっ、んんっ……」

長門「私の指の感触、ちゃんと伝わっているか向日葵?」モミモミ

向日葵「え、え……私の胸に長門の指が、あっ……」

長門「やわらかく受け止めてくれているようだ……私も気持ちよくなる……」

向日葵「長門、もっと……」

長門「あぁ……」モミモミ

向日葵「んっ、ふぁぁ……」

長門「やはり、大きい方が奉仕するのもされるのもできることが多いな。こうしてっ……先端をすり合わせるのも、やりやすいっ……」

向日葵「はぁぁぁっ、長門ぉ……」

長門「私の奉仕をしっかりと受け止めてくれる胸だ……やはり向日葵の胸が好きだ」

向日葵「胸、だけですの……?」

長門「すまない語弊があったな。胸だけじゃない。受け止めてくれているのは、声も体も全身に反応を見せてくれているし」

長門「心も、興奮しているのがわかる。私は、向日葵が好きだ……」

向日葵「私もですわ、長門……長門っ……!」
754 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/16(月) 00:47:35.16 ID:iFpfq9ud0
向日葵「もぉ、せっかく取れた疲れが戻ってしまいましたわ」

長門「だが気持ちいい疲れだろう?」

向日葵「はい。貴女達から貰う疲れは、いつだってそうですわ」

長門「ありがとう、向日葵」

向日葵「マッサージされていたのは私です。お礼を言うなら私の方ですわ」

長門「いや、私と出会ってくれたことにだよ」

向日葵「急に壮大になりましたわね」

長門「さらに言えば、出会って、こんな仲になってくれたことをか」

向日葵「こんな仲になったのは、私が長門を好きになったから。好きにさせたのは長門ですわ」

長門「私だって、向日葵の側で向日葵を見続けて、好きになったからこんな仲になったんだ」

向日葵「お互い様ならお礼も謝罪も要りませんわ」

長門「そうだな。言うべきことは、さっきも何度も言ったが」

向日葵「愛していますわ長門」

長門「ああ、愛している向日葵」
755 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/16(月) 00:48:55.36 ID:iFpfq9ud0
今回はここまでです
次はあかりの大鳳の話です

あかりのところのがわりとながもんに寄っているので、こちらはちゃんとした感じです

↓1 大鳳の話

1 エロ有り
2 エロなし
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 00:49:21.45 ID:0hmX0/9XO
1
757 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/16(月) 22:44:28.03 ID:iFpfq9ud0
開始します
758 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/16(月) 22:55:10.57 ID:iFpfq9ud0
あかり「ねぇ、大鳳ちゃん」

大鳳「はい、どうしましたかあかり?」

あかり「大鳳ちゃんは中学生でよかったの?」

大鳳「どういうことですか?」

あかり「いや、装甲空母だから高校生とか大学生でもなれたと思うけど、中学生でよかったのかなって」

大鳳「せっかく一緒の年代になれるんですから、選ばない手はありませんよ。何人が涙を飲んだと思ってるんですか」

あかり「涙飲んだんだ」

大鳳「飲みまくりでしたよ」

あかり「あはは、でもさすがに加賀さんとか蒼龍さんとかを中学1年生ってするわけにもいかないもんね」

大鳳「加賀さんはプライド的にも許さなさそうです。私は恵まれた体格でよかった」

あかり「恵まれてない体格じゃなくて?」

大鳳「あかりと一緒にいられるという大いなる恵みを頂いているんですよ?」

あかり「ちょっと大げさだよぉ」
759 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/16(月) 23:04:09.92 ID:iFpfq9ud0
大鳳「それに、やりたいことがありますし」

あかり「やりたいこと?」

大鳳「あっ、ええっと、それはあの……」

あかり「ん?」

大鳳「寒いよりは、暑い方がいいですよね……」

あかり「暑い?」

大鳳「あの、今日の放課後、ごらく部が終わった後にここに来てもらえますか?」

あかり「教室に? どうして?」

大鳳「やりたいことがありまして」

あかり「何するの?」

大鳳「そのときまでのお楽しみです」

あかり「うん、わかった。ごらく部が終わったらね」

大鳳「はい、お願いしますね」
760 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/16(月) 23:16:03.88 ID:iFpfq9ud0
あかり「もうすっかり夕方。夕日が綺麗だよぉ」

あかり「大鳳ちゃん何をするんだろう?」

あかり「大鳳ちゃん、来たよぉ」

大鳳「お待ちしてましたあかり」

あかり「待たせてごめんね」

大鳳「いえ、私が来てくださいとお願いしたんですから」

あかり「それで、やりたいことってなに?」

大鳳「……覚えていますかあかり。学校ごっこをしたときのこと」

あかり「あ〜、懐かしいね。学校建てたからあの後1回もやれなかったけど、楽しかったよぉ」

大鳳「その学校を建てたのも本当はこれをしたいがためだったんですが」

あかり「何するの?」

大鳳「え、え……」

あかり「え?」

大鳳「エッチ、しましょう!」

あかり「え?」
761 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/16(月) 23:33:12.74 ID:iFpfq9ud0
大鳳「ほら、あのときも放課後に」

あかり「う、うん、したけど。そのあとも何回か……」

大鳳「放課後の教室というシチュエーションがいいんではないですか!」

あかり「そうかな?」

大鳳「そうなんです。ずっと通って来たいつもの教室で、そういう不埒なことをする……今の方が前よりも燃えます!」

あかり「燃えちゃうの!?」

大鳳「だから、お願いします」

あかり「先生来たりしないかなぁ?」

大鳳「大丈夫です。西垣先生にあかりとやりたいことがあるのでと伝えて、巡回先から外してもらってます」

あかり「内容は言ってないよね!?」

大鳳「言ってませんがたぶん察されてると思いますよ」

あかり「うぅ、はずかしい……」

大鳳「夕日が落ちてしまう前に、はじめましょう。いつもの服じゃないので胸を差し込んでもらうのができませんので……」スッ

大鳳「代わりに、下は捲ればすぐに出せるので、こちらを……」

あかり「パンツ、はいて来たんだよね?」

大鳳「それはさすがに。脱いだだけですよ」

あかり「よかった。エッチするために学校くる子ばっかりだったらどうしようと思ってた」

大鳳「私が最初ではないとは、不覚……」

あかり「不覚じゃないよぉ……なめるのがいい?」

大鳳「あっ、は、はい……」

あかり「うん、わかった……」ペロペロ

大鳳「んっ、くぅ……」
762 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/16(月) 23:44:49.31 ID:iFpfq9ud0
大鳳「本当はっ、私が……あかりのを、する、つもりで……」

大鳳「でも、いざとなったら、自分にしてもらうことばかり考えてしまって……」

あかり「いいんだよ。大鳳ちゃんがしたいことなんだから、大鳳ちゃんの好きなようにすればいいの」

大鳳「うぅ、あぁ……すいません、今日ずっと、あかりに告げてから、このことしか考えられなくて……」

大鳳「勉強に身が入らず、んぅっ……待っている間も、はぁん……待ちきれなくて……」

あかり「どうしたの?」

大鳳「あかりの机、で……」

あかり「あかりの机? なんか角のとこちょっと湿ってるような……」

大鳳「ああっ、すいませんっ……私、こんな、淫乱で……」

あかり「……それだけ待ちわびてくれてたんでしょ?」

大鳳「ああっ、ああっ……はい、ずっとここで、こう、したく、ああっ……!」

あかり「楽しみにしてくれてたなら、あかりも嬉しい。興味持たれないよりは持ってくれた方が嬉しいよぉ」

大鳳「あっ、あかり、ありが、ふぁぁ……」
763 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/16(月) 23:58:48.13 ID:iFpfq9ud0
大鳳「はぁっ……」

あかり「立ったままで平気?」

大鳳「だいじょ、んんっ……!」ビクン

あかり「もうだいぶ来てるでしょ? 掃除してるから寝ころんでも大丈夫だと思うけど……」

大鳳「はぁはぁ……あかりの机、借りても……?」

あかり「えっ、あかりの机に?」

大鳳「だめ、ですか……?」

あかり「……いいよぉ。もう角の方使っちゃったんだもんね」

大鳳「ありがとう、ございます……」スッ

あかり(明日から意識しないで使えればいいけど)

大鳳「んぅ、あかり、続きを……」

あかり「立ったままたくし上げるのとは、ちょっと違った格好になるね」

大鳳「こっちの方が突き出した形にできるので、よりアピールしやすいかもしれません」

あかり「そうかもしれないね……さっきまでしたおかげで、大鳳ちゃんのエッチな気分が高まってるせいかもしれないけど」

大鳳「もう少しで、最高潮なので、お願いします……」
764 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/17(火) 00:07:24.23 ID:Mg4tJY4C0
大鳳「んんっ……!」

あかり「終わったら掃除して帰らないとね……」

大鳳「すいません、こんなに、こぼして……」

あかり「あかりのもこぼれてるから同罪だよぉ」

大鳳「はぁ、はぁ……」

あかり(やっぱりそろそろ限界っぽいね)

大鳳「ん、くぅぅ……!」ガタッ

あかり「机倒しちゃわないように気を付けて。危ないから」

大鳳「あっあっ……」

あかり「そんな余裕ないよね。なら、スパートかけて……」

大鳳「ひぅっ! あ、あかり……!」

あかり(倒れる前に1回落ち着かせちゃおう)

大鳳「そこ、あぁっ、ああっ……! わた、あかり、くり、ああっ……!」ガタンガタン

あかり(大丈夫かな? でも、こうするしかないから……)

大鳳「ああああ〜……!」
765 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/17(火) 00:14:42.52 ID:Mg4tJY4C0
あかり「何とか倒れずに済んだね」

大鳳「あ〜……」ダラン

あかり「大鳳ちゃんは倒れちゃったけど」

大鳳「あえぇ……」

あかり「すごい顔してるよ大鳳ちゃん」

大鳳「あぁぁ……幻滅します?」

あかり「もう何回も見たし、あかりだって見せたから」

大鳳「はぁ、はぁ……そうですね……」

あかり「満足した?」

大鳳「……」

あかり「おっぱいもされないと満足しない?」

大鳳「……!」

あかり「大鳳ちゃん好きだもんね」

大鳳「いい、ですか……?」

あかり「うん、いいよ。だってまだ、夕日落ちてないもん」

大鳳「あぁ、まだ、赤いですね……」

あかり「だからまだ大丈夫。ちゃんと見えてるから、その顔もっと見せてね大鳳ちゃん」
766 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/17(火) 00:16:30.98 ID:Mg4tJY4C0
今回はここまでです
次は大鯨の話です

あかりの机が使われたのが大鳳がはじめてだったかどうかは定かではありません

↓1 大鯨の話

1 エロ有り
2 エロなし
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 00:16:43.25 ID:03Bfm/FMO
768 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/17(火) 22:48:01.09 ID:Mg4tJY4C0
今日はちょっと犬の解体に忙しいので↓1〜2で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府の話でもエロでも鎮守府にいた頃の話でもOKです
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 22:48:25.99 ID:LJn+RYy6O
神風の家でお泊り会する国後
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 22:49:18.89 ID:W4GYCI2Zo
あかりに開発された乳首が疼いて一人えっちしちゃう朝風



それはそうと犬の解体って…
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 22:54:07.50 ID:Ul1/MijkO
きっと予測変換か何かなんでしょ…(震え声)
772 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/18(水) 22:43:56.87 ID:akTEczVv0
本戦でテスカトリポカをおびき寄せる為に犬の肉が大量に必要だったのです

開始します
773 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/18(水) 22:52:32.77 ID:akTEczVv0
大鯨「今週は私の家に来てくれるんですよね?」

あかり「そうだね大鯨ちゃん家だよぉ」

大鯨「こうして学校でも会えるのに順番取ってもらって、なんだか悪いですね」

あかり「学校でも会えるけど、一緒にお家にいるのとじゃ全然違うでしょ」

大鯨「はい、全然違います」

あかり「だからいいの」

大鯨「気にしないことにします」

あかり「何か一緒にやりたいことある?」

大鯨「えっと、映画を見たいです」

あかり「映画? 何か見たいのがあるの?」

大鯨「ええっと、今は特に面白そうなのは……」

あかり「あっ、この時期ならあれやってるね。ポケットの」

大鯨「モンスターですか。そうですね、それ見に行きましょう」

あかり「見たい映画があるから行きたいわけじゃなかったの?」

大鯨「映画を見に行くということをしたかったんです」
774 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/18(水) 23:06:54.06 ID:akTEczVv0
大鯨「あっ、でも今日は一緒に家で見ましょう?」

あかり「家でも見るの?」

大鯨「だめですか?」

あかり「大鯨ちゃん映画好きだね」

大鯨「あれから好きになったんですよ」

あかり「歴史物?」

大鯨「だけじゃないですよ。色んなジャンルのものを見てます」

あかり「色んなジャンル」

大鯨「映画自体歴史のあるコンテンツですからね」

あかり「お勉強してるんだね」

大鯨「見てる間は勉強なんて気はしませんけどね。それでも無駄な雑学だけついて来ちゃって」

あかり「ふふっ、じゃあ映画通の大鯨ちゃんおすすめの映画を見せてもらうよぉ」

大鯨「では帰りにレンタルショップに寄りましょう」
775 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/18(水) 23:26:40.63 ID:akTEczVv0
あかり「どれ見ようか〜」

大鯨「ジャンルは何がいいですか?」

あかり「ん〜、ホラー系?」

大鯨「あかりホラー苦手なのでは?」

あかり「苦手だけど見たい!」

大鯨「怖いもの見たさというやつですね」

あかり「お姉ちゃんが借りて来たホラー映画のDVDとかたまに見てるよぉ」

大鯨「あかねさんは好きなんですか?」

あかり「どうなのかなぁ? あんまり怖がったりはしないから、一緒に寝てると安心するよぉ」

大鯨「怖いと一緒に寝に行くんですね?」

あかり「た、たまにだよ? そうやってホラー映画のDVDとか見たときだけだから!」

大鯨「なぜ頻繁に借りてくるのか分かった気がしますね」
776 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/18(水) 23:35:38.29 ID:akTEczVv0
大鯨「ホラーはこの辺りですね」

あかり「通いなれてる感あるねぇ」

大鯨「感ではないですからね」

あかり「いかにもなタイトルがいっぱい、ひっ……!」ダキッ

大鯨「どうしました?」

あかり「パ、パッケージが……」

大鯨「あぁ、パッケージの絵が既に怖いですよね」

あかり「うぅ、全部タイトルのところ向けておいてくれればいいのに〜!」

大鯨「こうしてパッケージを見せているのはおすすめだとか、人気があるタイトルだということですよ」

あかり「ひゃあっ!」ギュッ

大鯨「ここにいるだけで涼取れそうですね」

あかり「あ、あかり目を瞑ってるからおすすめのやつ選んで早く行こう!」ガタガタ

大鯨(可愛いし役得……)
777 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/18(水) 23:46:59.11 ID:akTEczVv0
大鯨「夜中にふと目の前にあったりすると怖いので、家に常駐させたくないんですよね」

あかり「だから買わないんだ……」

大鯨「借りた方が安上がりというのもありますが」

あかり「世知辛い」

大鯨「まあ、本当はちゃんと買ったり見に行ってお金を落としたいんですけど」

あかり「うん」

大鯨「スクリーンでホラー映画見られます?」

あかり「無理!」

大鯨「ですよね」

あかり「映画観に行ったときたまに予告で来るときあって」

大鯨「不意打ちできますよね。ほんとあれやめてほしいです」

あかり「わかる、目を瞑ってても音が聞こえるし」

大鯨「予告見ること自体は好きなんですけど、そういう罠があるのがなんとも。でもそれも映画鑑賞の醍醐味です」
778 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/19(木) 00:04:33.87 ID:yYOBSRSP0
あかり「……」

大鯨「大丈夫ですかあかり?」

あかり「だだだ、だいじょぶぶぶ……」

大鯨「大丈夫じゃないですね」

あかり「大鯨ちゃん、くっついてていいいいい?」

大鯨「これ以上どうくっつくと言うんですか」

あかり「が、合体するよぉ……!」

大鯨「合体はまた寝るときにしましょう。というかあかり、私も幽霊だということ忘れてませんか?」

あかり「艦娘は神様です!」

大鯨「お客様じゃないんですから」

あかり「神様だから幽霊から守ってくれるもんっ!」

大鯨「はいはい、幽霊なら私でも倒せますから安心してくださいね」ナデナデ
779 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/19(木) 00:23:39.95 ID:yYOBSRSP0
あかり「明らかに怖がらせようとしてるもん!」

大鯨「映画ですからね」

あかり「そこはね、リアリティを出さないといけないとあかりは思うんだよぉ」

大鯨「リアリティ抜群のホラー映画見ますか?」

あかり「……見ない」

大鯨「まあ、やり過ぎて逆に笑えてしまうっていう意見も出ますし、映画的な演出とリアリティとの折り合いを付けることは大切ではありますね」

あかり「でしょう?」

大鯨「あかりはいっぱい怖がってたので成功してると思いますが」

あかり「むぅ〜」

大鯨「ふふっ。そういうところを考えていくのも映画の楽しみ方ですね」

あかり「評論家さんになれるね」

大鯨「この程度はまだまだですよ。じゃあ、お夕飯の支度を」

あかり「あっ、あかりも手伝う!」

大鯨「いいですよ私1人で」

あかり「あかりにも手伝わせて」

大鯨(1人でいるのが怖いだけだこれ)

大鯨「わかりました。それじゃあ一緒にお料理しましょう」

あかり「うん!」

大鯨(あかりのように心のままにのめり込むことも映画の楽しみ方の1つ。これは同じ趣味だと言っちゃってもいいんじゃない、かな?)
780 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/19(木) 00:25:19.32 ID:yYOBSRSP0
今回はここまでです
次は浦風の話です

深夜帯でホラー映画のCMを流すのを禁じる法律を作ってくれる政党に投票したいですね

↓1 浦風の話

1 エロ有り
2 エロなし
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/19(木) 00:26:21.99 ID:LjWLoxXAO
1
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/19(木) 00:26:58.52 ID:qMQaKWX3O
2
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/19(木) 00:36:50.26 ID:6CcDpJ3ko
乙 騎空士は今の時期忙しいしやむなし
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/19(木) 00:40:43.48 ID:W4lFBAoz0
SIREN「俺は本当に放送禁止になったぞ」
785 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/19(木) 22:47:42.36 ID:yYOBSRSP0
>>784
子供向け番組であのCM流すのはさすがにダメだと思いますね

開始します
786 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/19(木) 22:56:22.15 ID:yYOBSRSP0
浦風「本当に、結局こっち来るまでかかってしもうた」

あかり「ごめんね、中々時間取れなくて」

浦風「あかりが忙しいんはわかるけど」

あかり「浦風ちゃんしっかりしてるから、あんまり構えなくても大丈夫な感じがして」

浦風「うちだってもっと構ってもらいたいよ!」

あかり「結構構われたがりだけど、我慢してくれるかなって」

浦風「冷たい人じゃのぉ……」

あかり「あわわ、い、今まで我慢してた分は今日取り戻すから!」

浦風「今日だけじゃ足らんわ」

あかり「これからはもっと一緒にいるから、ね?」

浦風「約束」

あかり「うん、約束。今度はすぐにずっと守るから」

浦風「ん、じゃあ入ろっかドラム缶風呂」
787 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/19(木) 23:11:09.80 ID:yYOBSRSP0
浦風「広い庭作ってもろうてよかったわ」

あかり「あえてお庭でする意味があまりない気がするけどね」

浦風「露天風呂じゃ」

あかり「街はずれの方にあるから景色は中々かもだけど」

浦風「あかりとこうするためにここにしたんだよ」

あかり「えっ、そうなの?」

浦風「うん。登校にゃちいと不便じゃが」

あかり「陽炎ちゃん達にもちょっと迷惑かけちゃったかな」

浦風「気にせんでええ。陽炎達も望んだことじゃ」

あかり「どうして?」

浦風「街中じゃとどこに目があるかわからんから。あかりとの生活で変な噂建てられるかもしれん」

あかり「そ、そんな理由」

浦風「だから、不便になるのは登校とうちに来るときのあかりだけじゃけ」

あかり「これくらいなら平気だよぉ」
788 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/19(木) 23:26:03.37 ID:yYOBSRSP0
浦風「ほんで? いつまで景色を見とるん?」

あかり「えっ?」

浦風「なんでこっちを向かんの?」

あかり「いや、そっち向くと狭いし……」

浦風「ここの景色より綺麗なもん見えるんじゃがな〜」

あかり「もぉ、浜風ちゃんと対照的に自信満々だね」

浦風「せっかくの体を誇らなくてどうするんじゃ」

あかり「わかった、そっち向くよぉ。よいしょ」

浦風「あんま縁に触らんように。熱くなっとるから」

あかり「うん……」

浦風「ふふん、どう?」

あかり「……近すぎてあんまり見えない」

浦風「ああっ!」
789 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/19(木) 23:34:58.04 ID:yYOBSRSP0
浦風「そんな考慮しとらんよ……」

あかり「あはは、でもくっついてる感覚はあるよ」

浦風「どうなん?」

あかり「ええっと、気持ちいいかな? なんていうか、もちもちしてる?」

浦風「もっともちもちに包まれろ!」ガバッ

あかり「わあっ! 浦風ちゃん、倒れちゃうから!」

浦風「ちゃぁんと固定しとるから平気じゃ! ほれほれ〜」ムニムニ

あかり「むにゅぅ……」

浦風「陽炎とか舞風とか、スレンダーな子ばっかりよく相手にするから」

あかり「うん?」

浦風「うちや浜風みたいなもちもちは趣味じゃないんかと心配じゃった」

あかり「よく会ってたからね。それだけじゃ決められないけどね、あかりは大きいの好きだよ」

浦風「うん……あかり、そろそろ上がろ。そんで、うちの部屋いこ」

あかり「……そうしよっか」
790 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/19(木) 23:56:00.38 ID:yYOBSRSP0
浦風「あかりっ」ガバッ

あかり「えっ、いきなり、んっ……!」バタッ

浦風「んっ、んっ……」チュウゥ

あかり(浦風ちゃん、すごい来る……唇と舌だけじゃなくて、全身で……)

浦風「はぁ、はぁっ、あかり……揉んで……」

あかり「う、ん……」ムニムニ

浦風「ああっ……あかりの手……小っちゃくて、優しい手触り……ずっと待ちわびて……」

あかり「浦風ちゃん……」

浦風「陽炎達がやけにつやつやして戻ってくるの見て、うちがどんだけ切ない気持ちになっとったかわかる?」

浦風「うちも、うちもずっと、あかりとエッチしたくてたまらんかったんじゃぁ〜!」

浦風「あっ、あぁっ……もっと、もっとしてっ……!」

あかり「もっと、ね……」モミモミ

浦風「んぁぁっ……!」
791 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/20(金) 00:05:55.55 ID:Rk+IYtEe0
浦風「あかり、足開いて……」

あかり「……」スッ

浦風「ん、くっ……」ブチュン

あかり「ああっ!」

浦風「うちのもあかりのも、もう出来上がっとる……一緒に、気持ちよくなろっ……!」スリスリ

あかり「はぁぁ……」

浦風「あかりっ、はぁっ……」ブルンブルン

あかり「……っ!」

浦風「舞風達じゃ、こんなにならん……興奮しとるじゃろ、あかり……ここがくっついとるからわかる……んんっ!」

あかり「ああっ、浦風ちゃん……!」

浦風「うちの頭ん中、エッチすることで、いっぱいにしたんじゃけ……あかりにもそうなってもらう……」

あかり「浦風ちゃっ、浦風ちゃんっ……」

浦風「あかり、あかりぃ……あっ……あああっ……!」
792 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/20(金) 00:18:38.88 ID:Rk+IYtEe0
浦風「おっきい方がダイナミックじゃろ?」

あかり「うん、まあ……」

浦風「自分のと比べてしまう?」

あかり「……ちょっとだけ」

浦風「本当にちぃとか?」

あかり「だってもうあかり以上の人いっぱい見て来たし」

浦風「それ全部好きにできるもんな」

あかり「そ、そんなことは考えてないよぉ」

浦風「はずかしがらんでええよ。あかりにはそういう目で見てほしいから」

あかり「う、うん……」

浦風「ほら、さっきのは激しかったから今度はゆっくりと……なんも出らんけど吸って」

あかり「1回だけじゃ寂しかったの収まらないね」

浦風「そうじゃ。寂しいのは収まらんし、そのあとは純粋にしたい気持ちが湧き続ける」

浦風「うちがあかりを愛しとる限りずうっと、うちの身体はあかりを求め続けるんじゃけぇ!」
793 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/20(金) 00:20:00.66 ID:Rk+IYtEe0
今回はここまでです
次は明石の話ですがその前に小ネタです

とりあえず語尾にじゃを付けて誤魔化してるのでのじゃロリっぽくなりますね

↓1 明石の話

1 エロ有り
2 エロなし
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 00:39:16.79 ID:y5smrUVAO
795 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/20(金) 22:47:51.39 ID:Rk+IYtEe0
開始します
神風の家でお泊り会する国後の小ネタから
796 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/20(金) 22:57:01.94 ID:Rk+IYtEe0
国後「神風さん家でお泊り会しましょう!」

神風「藪から棒ですね」

国後「私的にはかねてからの希望をようやく言い出せた感じなんですが」

神風「私は知りませんからそれ。お泊り会ですか?」

国後「はい! だめですか?」

神風「私は構いませんよ」

国後「やったぁ!」

神風「会というのだから他にも呼ばないといけないですね。あかりと朝風と、あと京子のところの春風達も呼びましょうか」

国後「えっ、いや、うちの人達だけでいいと思います!」

神風「そうですか? まあ確かに、京子と同じ学年なので春風達は私より年上ということになってますし、微妙な感じですか」

国後「気にしてるんですか? 年齢」

神風「いえ、しかし釈然としない」

国後「してるじゃないですか」
797 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/20(金) 23:07:32.34 ID:Rk+IYtEe0
会当日

神風「それじゃあ少し買い出しに出かけますが、くれぐれも変なことはしないように」

国後「しませんよそんなこと!」

朝風「ちゃんと見張ってなさいよあかり」

あかり「わかったよぉ。いってらっしゃい」

神風「行ってきます。朝風は何か食べたいものある?」

朝風「夏だしあんまり熱い物はいやよ。でも大勢で食べられる物がいいわね」

神風「夏野菜を使った鍋とかなら。そういうのもあるみたいだし……」

朝風「しゃぶしゃぶしたいわ……」

国後「すぅ〜はぁ〜」

あかり「何やってるの国後ちゃん?」

国後「深呼吸」

あかり「なんで?」

国後「知りたい?」

あかり「……いいです」
798 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/20(金) 23:23:34.34 ID:Rk+IYtEe0
国後「探検しましょ」

あかり「するほど広くないよぉ」

国後「狭い部屋だからこそ濃い物が詰まってるのよ!」

あかり「濃い物ってなに!?」

国後「とりあえずタンスの中を探検!」

あかり「それは探検じゃなくて拝見でしょ! ダメだってば!」

国後「離して〜!」

あかり「変なことしないでって言われたじゃない!」

国後「私くらいの子が探検心に目覚めるのは変なことじゃないわ! むしろ目覚めない方が変!」

あかり「そういうのはいいから!」

国後「そこにあるのよ、私のフロンティアがぁぁぁ!」

あかり「いきなり強硬策取るようになりすぎだよぉぉ!」
799 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/20(金) 23:42:45.98 ID:Rk+IYtEe0
朝風「今頃あかりが苦労してそうね」

神風「釘は刺しておいたけど、絶対聞かないでしょうね」

朝風「そそっかしいというか勢いが強いというか、そんな感じの子だからね」

神風「やれやれね」

朝風「ふふっ、慕われていい気分なんじゃないの?」

神風「それが先輩に対する類ならよかったんだけどね」

朝風「いいじゃないの、私達とあかりの関係もわりと特殊だし」

神風「あかりも入ってるっていうなら私もまだ受け入れやすいけど、入ってないなら受けるわけにはいかないのよ」

朝風「いやぁ、入ってると思うけど?」

神風「あかりが1で私が2じゃないと」

朝風「あかりみたいに全員を1にできる子もいるよ」

神風「国後さんはそういうタイプじゃないわ」

朝風「そりゃそうだ。まあ、あかりも厳密には1じゃなくて1.3とか1.2とかの小数点付きな感じはあるけど」

神風「私は幾つかしら?」

朝風「1.3くらいじゃない? 私は1.2」

神風「はぁ? 逆でしょどう考えても」

朝風「いやいや、関係深める速さ的に私のが上だから」

神風「私だってそんなかかってないわよ! 関係の深さなら間違いなく私が上!」

朝風「いや私」

神風「私だから!」
800 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/20(金) 23:56:12.30 ID:Rk+IYtEe0
国後「しゃぶしゃぶということはノーパ――」

神風「どこで覚えてくるんですかそんな言葉」

朝風「いや姉さんもでしょ」

あかり「なんの話?」

神風「夏野菜でビタミンを取って、夏バテに備えましょう」

国後「備えないといけないのあかりだけですが」

あかり「大丈夫! 健康なのが取り柄だから!」

朝風「でも昔風邪ひいたって聞いたけど」

あかり「た、たまには不健康な日もあるよぉ」

国後「夏風邪は冬の風邪よりもこじらせると面倒よ。しっかり食べなさい」

神風「しゃぶる手間も惜しいですね。そのまま行ってくださいどんどんと」

あかり「生で!?」
801 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/21(土) 00:10:05.82 ID:C1HZhm600
神風「お風呂は入れて2人ずつね」

朝風「じゃあ私があかりと入るから」

国後「それがいいと思います!」

神風「それじゃあ私が国後さんと入ることになるわ」

国後「なんでそんな嫌そうな顔するんですか!」

神風「頭洗ってるときに変な事して来そうなので」

国後「しませんよ! 何なら四肢を縛って入りましょうか!?」

神風「この上ない変なことね……」

朝風「いいじゃん、それくらいサービスしなよ〜私は私でしてもらうけど」

神風「ここ私の家だからね!?」

朝風「姉の家なんだから実家みたいなもんでしょ」

神風「どういう理屈よ!」

国後「リボンで可愛く縛ればプレゼントは私的な感じで」

神風「お風呂にプレゼント持ってこないから!」

あかり(1人ずつ入るんじゃだめなのかなぁ)
802 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/21(土) 00:26:38.22 ID:C1HZhm600
国後「背中流しましょうか?」

神風「背中だけですよ?」

国後「せめてお腹くらい……」

神風「お腹くらいならサービスします」

国後「やった〜!」ゴシゴシ

神風「だからって背中をおざなりにしないでくださいね?」

国後「わかってますよぉ。神風さんの大切な玉のお肌ですから、えへへ」

神風「なんかやたら直接的になりましたね」

国後「いえ、神風さんはこうやって引っ張ってくる感じの方が好きなのかなと。古風な方ですから」

神風「普段の服装と製造年以外はそうでもありませんよ」

国後「じゃあ引っ張る感じなのは嫌いですか?」

神風「それは、反応を見て考えてください」

国後「はぁい」
803 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/21(土) 00:40:51.41 ID:C1HZhm600
国後「お腹行かせてもらいま〜す」

神風「はいどうぞ」

国後「はいどうも〜」

神風「そこはお腹ではなく下腹部というんですよ」ガシッ

国後「一応お腹じゃないですか」

神風「国後さん?」

国後「わかりましたここら辺ですよね!」ゴシゴシ

神風「まったく」

国後「はぁ、私が神風さんくらい大きければ、こうやって後ろから手を伸ばすときには胸くっつけられてただろうに」

神風「私は別に胸くっつけられても興奮しませんが」

国後「ええっ!? しないんですか!?」

神風「私も女だということ忘れてません?」

国後「女同士で身体の魅力みせるのって難しいなぁ」

神風「体型だけでいえば、結構好きですよ国後さん」

国後「あかりと同じくらいだからですよね?」

神風「ええ」

国後「はっきり言うなぁ、もう……」

神風「だからって同じ体型なら誰でもいいわけではありませんよ。それでも好きだと思うくらい、ということです」

国後「神風さんっ! ありがとうございます!」

神風「どさくさに紛れて下に行こうとするのはマイナスですけどね」ガシッ
804 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/21(土) 00:57:52.07 ID:C1HZhm600
あかり「クーラーは1時間後くらいに消えるようにするね」

朝風「朝絶対汗だくだわ……」

あかり「さすがにこの暑さだと朝の朝風ちゃんも元気出ない?」

神風「まだ涼しい方でしょこの辺りは」

国後「しっかり整備されてるところは放射熱とかすごいらしいですからね」

あかり「まあ点けっぱなしにはできないから。じゃあ、おやすみ」

朝風「おやすみ〜」

国後「神風さん、そっちの布団に行っていいですか?」

神風「汗だくになるだろうって話した直後なんですが?」

国後「私としては朝を待たずに汗だくになるようなことしたいところなんですけど」

神風「朝風と位置変わってもらいましょうか」

国後「2人があかりの隣がいいって言ってそうしたんですから、一番遠い位置に行っちゃうじゃないですか」

神風「だったらそういう発言は慎んでください」

国後「はぁい」

神風「そうしてくれたら、さっき背中流してもらいましたし、ずっとそちらを向いていますよ」

国後「はい、今から黙りますのでこっち向いててください!」

神風「皆いるので静かに、もう寝ましょう」

国後「……」コクリ

神風(戸惑いも多いけれど、やっぱりここまで慕われると悪い気はしないわね)
805 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/21(土) 01:00:33.27 ID:C1HZhm600
今回はここまでです
次は開発された乳首が疼いて1人エッチする朝風の小ネタから

この暑さがこれから毎年続くようならオリンピックが事故なく終われるのか心配になってきますね
806 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/21(土) 22:46:47.45 ID:C1HZhm600
開始します
807 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/21(土) 23:01:44.66 ID:C1HZhm600
朝風「あっ、あ……」

あかり「ふふっ、おっぱいの感度はだいぶ良くなってきたわね」

朝風「はぁぇ……」

あかり「でもまだおっぱいだけじゃイケないのね」

朝風「ま、まだって」

あかり「自分でも練習してくれると嬉しいんだけどね」

朝風「練習って、何よ……」

あかり「おっぱいでイク練習」

朝風「アホか!」

あかり「うふふ」

朝風「しないからね! しないから!」
808 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/21(土) 23:23:10.53 ID:C1HZhm600
朝風「ああぁ、夢か……」

朝風「なんであんなこと夢に見るのかしらね。せっかくの朝だっていうのに」

朝風「テンションがだだ下がり……」

朝風「もう、裸で寝てたから以上の理由はないけど……胸が……」

朝風「はぁ、もう! 疼きを止めるだけ、なんだから!」スッ

朝風「んぁっ……」

朝風(やっぱり、自覚できるほど敏感になってる……)

朝風「はぁ、はぁ……」

朝風(こんなに変わるものなのね……それだけ弄られたってことだけど……)

朝風「くぅん……」

朝風(感じなくなるよりはましだけど、こんな敏感だとちょっと過ごしづらいような……)
809 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/21(土) 23:42:11.27 ID:C1HZhm600
朝風「はぁ、んん……」クリクリ

朝風(1人で乳首弄って、何て情けない光景なの……あかりが見たらなんて言うかな……)

朝風(……どっちでも、あかりがしようかって聞いて来るんだろうなぁ。やっぱり、どっちでもあかりはあかりだわ……)

朝風「あかり……」

朝風(いつものあかりだったら、優しく撫でるように……)

朝風「はぁぁ……」

朝風(もう1人の方は、弾いたり抓ったり、乱暴に……)キュッ

朝風「ああっ……」

朝風(自分で真似するのと、されるのって全然違うわ……だけど、あかりにされてるって思うのが一番……)

朝風「一番、感じる……ああっ……」

朝風(口でできないのが、ちょっと痛いかな……)
810 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/22(日) 00:04:35.89 ID:fC2nrvsl0
朝風「んっ……」

朝風(しかし、胸だけずっとやってるのもね……)

朝風「……」

朝風(時間かけるとこうやって萎えちゃうからいけないんだ。即効でイケないと無理なのね)

朝風「単調な責めだから、もっと緩急付けて……」

朝風(自分で付けてるってわかってるから、ダメだわ。そういうこと意識しだすとただの作業になる)

朝風「はぁ……練習にならないわよこれ」

朝風(何かないのかしら、単調にならないような練習方法……)

朝風「1人でするときに絆創膏張ったってしょうがないし……ん〜」

朝風(あっ、そうだ)

朝風「確か机の中にあれがあったはず」
811 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/22(日) 00:15:45.64 ID:fC2nrvsl0
朝風「なんかカッコいいと思って買った羽ペン。これでくすぐってみるとか」サワサワ

朝風「んひゃっ!」

朝風(指で触られるのと全然違うわ。羽がサラサラしてて、新感覚ね)

朝風「んっ……」

朝風(もうちょっとゴワゴワしてた方がよかったかなぁ)

朝風「んふっ、あぁっ」

朝風(気持ちいいけど、くすぐったさが勝るような……)

朝風「ふぅ、ふぅ……」

朝風(でも、萎えた気持ちが持ち直したわ)

朝風「やっぱり、指の方が……あんっ……」

朝風(趣向を凝らすのもいいかもしれないわね)
812 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/22(日) 00:27:50.75 ID:fC2nrvsl0
朝風「んっぁぁ……」

朝風「……はぁ。結局胸だけじゃ無理だったわ」

朝風「結構いい感じのところまで迫ってたんだけど、時間切れね」

朝風「はぁ〜あ。私もまだまだ……」

朝風(って、何で胸だけでイケなかっただけで、自戒みたいなことしてんの?)

朝風「あ〜! 思考が完全にヤバい方に向かってる! 絶対ダメだわこのままじゃ!」

朝風「このままだと、あかりのペットになっちゃうじゃない!」

あかり「ペットにしようとか思ってないよぉ。何人かそうなりたいみたいな感じの人いるけど」

朝風「私もその仲間入りしそうって言って……あかり!?」

あかり「あかりはペットも欲しいけどそれは犬さんとか猫さんであって、皆のことは恋人だって思ってるから」

朝風「いや、どこから!?」

あかり「普通に玄関からだよ? 合鍵くれたじゃない」

朝風「いやどこからいたのかって意味!」

あかり「ええっと、まだ寝てたから朝ごはん作ってたんだけど、呼びに来たら忙しそうだったから……」

朝風「〜〜〜っ!」

あかり「朝風ちゃん、朝は元気だもんね。しょうがないよぉ」

朝風「違うからね!? 毎朝してるとかそうじゃなくて、たまたま変な夢見たからなっただけで! 本当だから!」

あかり「わかってるわかってる。ほら、ご飯食べよ。お味噌汁以外も上手く作れるようになったんだから」

朝風(やっぱり、あかりはあかり。どっちも私を掌の上で転がそうとしてくる……! 絶対負けないから!)
813 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/22(日) 00:28:45.45 ID:fC2nrvsl0
今回はここまでです
次は本編からです

高揚感的なあれも大事ですからね
814 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/22(日) 22:48:15.52 ID:fC2nrvsl0
小ネタが終わった直後に申し訳ございませんが今日中に片づけたいことがあるので↓1〜2で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府の話でもエロでも鎮守府にいた頃の話でもOKです
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:50:29.97 ID:UGUAS5t2o
>>639で不思議な飴を食べさせてた場合のIF
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:52:48.94 ID:bsOIJOeuo
言われた通りおっぱいでイク練習をしてた朝風にご褒美をあげるあかりの裏人格(R-18)
817 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/23(月) 22:46:22.89 ID:fJLa6aSN0
開始します
818 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/23(月) 22:56:35.49 ID:fJLa6aSN0
明石「できました! 人を意のままに操る装置です!」

あかり「何作ってるんですか!?」

明石「いえ、例のオーメダ……あれも人の深層心理を呼び覚ますための道具だったんですが、それを応用したんです」

あかり「応用ってどこに?」

明石「心理を呼び覚ますために、まずは表層心理には眠ってもらうんです。その状態で命令すると完全に無意識状態の相手は意のままに動いてしまうというわけです」

あかり「催眠術的な感じなんですか?」

明石「そうですね。科学的に催眠術を再現したものです」

あかり「でもそれ本当に効くんですか?」

明石「試してみますか?」

あかり「えっ」

明石「あかりは素でも催眠術にかかっちゃいそうですし、やめといた方がいいですかね」

あかり「あ、あかりは意識が強いのでかかったりしませんよぉ!」

明石「じゃあやってみましょう」

あかり「うっ、い、いいですよぉ!」
819 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/23(月) 23:14:16.69 ID:fJLa6aSN0
明石「はい、ではこれを付けてください」

あかり「な、なんですかそのスイッチは?」

明石「禁断のアイテムですよ。ほら」

あかり「本当に大丈夫なんですか?」

明石「あかりがそれを使わないのは勝手です。けどそうなった場合、誰が使うことになると思います?」

あかり「……」

明石「龍驤だ」

あかり「なんで龍驤ちゃんが出て来たんですか!?」

明石「とにかく! やるって言ったんですから使うしかないですよねぇ?」

あかり「うぅ、こんなに怖くても、使うしかないんですね……」

明石「アーユーレディー?」

あかり「……っ!」ハザードオン
820 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/23(月) 23:30:14.87 ID:fJLa6aSN0
あかり「……」

明石「ふふっ、もう1人のあかりを呼び出すための研究の息抜きで、特撮見ていたときにこんなものを閃いてしまうとは」

あかり「……」

明石「これであかりは私の意のままです! ここから働きかければもう1人のあかりを呼び出すこともだ――」

あかり「……」マックスハザードオン

明石「えっ?」

あかり「……」オーバーフロー

明石「そんな、まさか暴走するところまで再現はしてないっ」

あかり「……」ガバッ

明石「ヤベーイ!」バタッ
821 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/23(月) 23:39:02.72 ID:fJLa6aSN0
明石「アカリォ! ヤメルルォ!」

あかり「……」ビリビリ

明石「ふ、服を破いてっ!?」

あかり「……」スッ

明石「ああっ、そんな乱暴にブラ外されたら型崩れが!」

あかり「……」プニッ

明石「んっ……」

あかり「……」クリクリ

明石「あっ、ちょ、まっ、あかり、いいっ……!」

明石(的確に急所を狙ってくるなんてっ、そんなところ再現してないのにっ……!)

あかり「……」カプッ

明石「んんっ……!」

明石(普段のあかりからは考えられない、激しい勢いに任せたやり方だ……!)
822 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/23(月) 23:58:57.20 ID:fJLa6aSN0
明石「今日は、私がぁ、あかりにしようと思ってんっ、たのにっ……!」

あかり「……」チュウチュウ

明石「聞いてな、いっ……でも、これは、これで……」

明石(夢中で貪られてるようで、いいかも……)

あかり「……」ガジッ

明石「いっ……! あかり、噛んじゃ、あいっ……!」

あかり「……」

明石「いっ、いたっ、いのにっ、気持ち、ああんっ……」

明石(痛気持ちいいの境界を完全に把握してるっ!)

明石「だめっ、あかり、変な趣味に目覚め、あぁっ……!」

あかり「……」

明石(え、Mになる……運命を変えられてしまうぅぅ〜!)
823 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/24(火) 00:08:01.26 ID:Y4ZKzoTp0
明石「はぁ、はぁ……」

あかり「……」スッ

明石「あぇ、し、下、やっと……?」

あかり「……」グジュッ

明石「おっ、ぁっ……!」

明石(よ、容赦ない……)

あかり「……」

明石「おっ、ん、ぉ……」

明石(い、色気も何もない声が、出て……)

明石「あ、あかり、いぎっ、ひっ……まっ、んッ、くぅん……」

明石(上手く、喋れな、い、あぁ、思考もまとまらなく、なっ、て……)

あかり「……」ググッ

明石「い、ひぁぁっ……そこ、だめ、あかりっ、んんぁっ……!」ビクン

あかり「……」

明石「だめってい、ってぇへぇ……んんっ、ふぁぁ……!」

明石(頭、真っ白に……)

明石「あぁぁぁ……!」ビクンビクン
824 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/24(火) 00:21:35.35 ID:Y4ZKzoTp0
明石「ぁ、あ……」

あかり「本当に懲りないね明石さんは」

明石「あ〜……」

あかり「自我がなくなったら意のままに操れるって本当? 試してみようか?」

あかり「これからあかりがしたいって言ったら、いつでもどこでもエッチさせるって誓いなさい」

明石「あかりがしたいときには、いつでもどこでもエッチ……って!」

あかり「あら、正気に戻ったの。残念」

明石「貴女、もう1人のあかり、ですね?」

あかり「わざわざあんなものまで作って会いたがってたから、会いに来てあげたんだよぉ」

明石「知ってたんですか、これ?」

あかり「あかりは早起きだから見れる時間には起きてるのよ。変わったけど」

明石「再現してないのにって思ってたら……」

あかり「ふふっ、でもああやってめちゃくちゃにされたいから会いたかったんでしょ?」

明石「……っ」

あかり「催眠術なんか使わなくったって、もう明石さんはあかりからは逃れられないみたいね」

明石「私の運命が貴女の手の中にあるなら、私が奪い返す!」ガバッ

あかり「ふふっ、攻められるのは珍しいかも」

明石「やられっぱなしというわけにはいきませんからね!」

明石(必ず屈服させてみせるんですからね!)
825 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/24(火) 00:22:15.15 ID:Y4ZKzoTp0
今回はここまでです
次は間宮の話です

たまには完全に趣味に走ってみます

↓1 間宮の話

1 エロ有り
2 エロなし
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 00:24:19.46 ID:xUKS8R75O
2
827 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/24(火) 22:44:16.56 ID:Y4ZKzoTp0
開始します
828 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/24(火) 22:56:27.37 ID:Y4ZKzoTp0
間宮「はい、あかり。あ〜ん」

あかり「あ〜ん」

間宮「美味しい?」

あかり「はい! 冷たくて美味しいです!」

間宮「アイスならいくらでもあるから好きなだけ食べてね」

あかり「ありがとうございます〜」

間宮「ふふっいいのよ。あかりのために昨日から徹夜で作ってたんだから」

あかり「頑張り過ぎですよぉ!?」

間宮「せっかくあかりが来てくれる大事な日なんだから、ここで頑張らなくてどうするの」

あかり「でも、体壊しちゃって遊べなくなったら大変です」

間宮「私だって艦娘よ。そう簡単には壊れないわ。ほら、ぴんぴんしてるでしょ?」

あかり「それならいいんですけど……」

間宮「1トンはあるからね」

あかり「あかりがどれだけ食べると思ってるんですか!?」
829 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/24(火) 23:07:30.81 ID:Y4ZKzoTp0
あかり「お仕事大変ですか?」

間宮「アイスが美味しいって雑誌で紹介されてから、お客さんだいぶ増えたからね」

あかり「甘味処あんまりないですから、皆行っちゃうんですね」

間宮「そうでもないわ。今時甘味なんてコンビニでも買えるし、美味しいスイーツならファミレスでも喫茶店でも食べられるわ」

間宮「幾らでも競合相手がいる中で新規参入するっていうのは、とっても難しいことなのよ」

あかり「はぁ〜確かにそうかもしれません」

間宮「老舗、みたいなブランドもない全くの新規だからね。どこかで働いてたとかいう肩書もないし」

あかり「それでやっていけてるなら、間宮さんが凄いってことですね!」

間宮「伊良湖ちゃんと新しいお菓子を食べて研究してたから、そういうニーズを見極める目が培えたのかもしれないわね」

あかり「だてにずっと甘い匂いをさせてるわけじゃないんですね」

間宮「それじゃあ私がお菓子食べてばかりいるみたいじゃない! 研究なのよ研究!」

あかり「えへへ、わかってますよぉ」
830 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/24(火) 23:27:39.87 ID:Y4ZKzoTp0
間宮「それでも古臭いって言われないか心配だったけど……」

あかり「古臭さなんて全然ですよぉ」

間宮「それでも何か懐かしさのようなものは感じてほしいのよね」

あかり「懐かしさ?」

間宮「私がいた時代の頃の人は、もう甘味処になんて来られるくらい元気な人も少ないでしょうけど、もっと若い人でも昔を思い出してほしいなって」

あかり「昔、小学生の頃……」

間宮「あかりはまだまだだから。でももう少し、高校3年生くらいにもなれば、小学生の頃を懐かしむ心も出てくるでしょうね」

あかり「それをアイス食べて感じてほしい?」

間宮「ええ。童心に帰れるような機会ってほとんどないから。懐かしむということはとても安らいでいるってことだから」

間宮「そして少しだけもっと昔、私達がいた頃の時代にまで思いを馳せてほしいなって」

あかり「間宮さん……」

間宮「なんて、ちょっとだけこだわりもあるのよ」

あかり「素敵だと思いますよぉ!」

間宮「本当に? ありがとう、あかり」
831 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/24(火) 23:36:16.60 ID:Y4ZKzoTp0
間宮「あかりがいつか大人になったとき、今を懐かしんで安らげるようにしたいわ」

あかり「あかりは大人にはなれませんからねぇ」

間宮「でもいつか急に進級するかもって書いてたじゃない」

あかり「たぶんここまで来たらこのまま行くと思いますよぉ」

間宮「そうよねぇ。大人のあかりもちょっと見て見たかったけど」

あかり「一緒にVRしますか?」

間宮「だってあれはあかねさんがモチーフなんでしょう?」

あかり「よく似てるねって言われますから、きっとああなりますよぉ」

間宮「それは表面的な性格のことでしょう」

あかり「見た目だって似ますもん!」

間宮「もう、おっぱいなら私のをいくらでも好きにしていいから」

あかり「おっぱいだけじゃなくてですね!」
832 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/24(火) 23:46:36.90 ID:Y4ZKzoTp0
あかり「でも、もしあかりが大人になったら間宮さん……」

間宮「ん?」

あかり「あぁいえ、なんでもないですよぉ」

間宮「……あかり、こっちおいで」

あかり「なんですか?」

間宮「膝乗って」

あかり「はい。よいしょっと」

間宮「おっきくなっても、私は変わらずあかりのことが好きだよ」ダキッ

あかり「間宮さん?」

間宮「もし大人になったら変わっちゃうかもって思ったんでしょ?」

あかり「バレちゃってましたか」

間宮「わかるよ。私はあかりが好きだからね」
833 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/25(水) 00:08:51.29 ID:edTr+LWG0
間宮「私があかりを好きなのは子供だからじゃなくてあかりだからだよ」

あかり「それはわかってますけど、成長したら今のあかりと変わっちゃいますし」

間宮「そうね。おっきくなって、こうして抱きしめても全身包めなくなっちゃったらちょっと寂しいかも」

あかり「むぅ」

間宮「だけど、変わったらその良さも見つけられると思うわ。だから、おっきくなってもこうして抱っこしてあげる」

間宮「アイスあ〜んだって。今と変わらないことを、変わったあかりにしたら別の楽しさを感じられるはずよ」

あかり「どうしてそう言い切れるんです?」

間宮「だって、私はあかりが好きだもの。小っちゃいあかりがじゃなくて、あかりが好きなの」

間宮「大きくなっても変わらなくても、今のあかりと別人になってしまうわけじゃない。見た目がどんなに成長したって、あかりは私の好きなあかりだよ」

あかり「大人になっても、間宮さんに甘えてもいいんですか?」

間宮「勿論よ。私は今までも今もこれからも、ず〜っとあかりが好きだから。大人になったっていっぱい甘えてほしい」

あかり「……あかりの方が素直に甘えられなくなっちゃってるかもしれません」

間宮「そっか、じゃあ今のうちにいっぱい甘えさせないと」

あかり「大人になっても習慣になるようにですか?」

間宮「そうね、習慣づけちゃいましょう。大人になってもはずかしがらないように、たくさんチューしときましょう」クイッ

あかり「んっ……」チュゥ
834 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/25(水) 00:21:12.13 ID:edTr+LWG0
間宮「ほら、もっと甘えて甘えて〜」

あかり「じゃあお腹いっぱいになって眠くなったから、お膝借りますね」

間宮「ええっ!? ここはこのままやっちゃう流れじゃないの!?」

あかり「何をですか。すいません、おやすみなさい」

間宮「ええ〜」

あかり「……」

間宮「も〜寝つき早いなぁ」

あかり「くぅ〜……」

間宮「まあいっか。寝顔可愛いし、眠たいとき寝るならそれで」

間宮「私の膝の上で寝た記憶もいつか大切な思い出として懐かしめるように」ナデナデ

間宮「それにまあ、今寝るなら夜に多少夜更かししちゃっても体力持つよね? ふふふっ、今夜は寝かさないからねあかり」
835 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/25(水) 00:22:07.31 ID:edTr+LWG0
今回はここまでです
次は国後との交流です

甘味処って甘味以外にも普通に食事出してるところもあるんですね
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 00:25:08.98 ID:DfKh3z180
乙です!

近場に甘味処が無いのが残念です…
837 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/25(水) 22:48:32.93 ID:edTr+LWG0
>>836
あんまりないですよね。あっても格式高そうだと入りづらそうですが

開始します
838 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/25(水) 23:00:11.04 ID:edTr+LWG0
あかり「じゃあね〜」

占守「またっす〜」

国後「姉さんと何話してたの?」

あかり「あっ、国後ちゃん。国後ちゃんのことだよぉ」

国後「私のこと?」

あかり「最近どうだって」

国後「なんで私に直接聞かないのかしら」

あかり「本人は意地っ張りなところあるから、あかりに聞くんだって〜」

国後「意地なんか張ってないわよ!」

あかり「意地っ張りとは違うかもだけど、本当のことは言わなさそうだよねぇ」

国後「なによ、あかりまで」

あかり「強いってことだよぉ」

国後「いいように言ったって聞かないんだから!」

あかり「ごめんね。機嫌直してもらうよぉ」

>>このレスから四分後に一番近いレス

1 アイスを奢ってあげる
2 肩もみなどして気遣う
3 やってほしいことを聞く
4 その他自由に
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 23:04:15.34 ID:wVEGUtrNO
2+全身マッサージフルコースで
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 23:05:43.18 ID:tf0SWempo
841 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/25(水) 23:13:05.03 ID:edTr+LWG0
国後「機嫌直すって言って家まで帰ってきちゃったけど、何するわけ?」

あかり「家じゃないとできないことだよぉ」

国後「なによ?」

あかり「マッサージ」

国後「マッサージ?」

あかり「うん! あかり得意なんだよぉ」

国後「そう言えばそうだって聞いたことあるような」

あかり「今日は国後ちゃんにしてあげるね」

国後「いやいいわよ。別に体どこも悪くないし」

あかり「自覚症状がないだけかもしれないよぉ」

国後「そうかしら?」

あかり「体のメンテナンスがいるのは艦娘も人間も同じだよぉ」

国後「それは一理あるかもしれないわ。じゃあ、お願いしようかしら」

あかり「頑張るよぉ!」
842 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/25(水) 23:29:05.43 ID:edTr+LWG0
あかり「肩もみからするね」

国後「ん、肩もみからね」

あかり「そこに座っててね」

国後「はいはい」

あかり「よいしょ、よいしょ」ギュッギュッ

国後「あぁ、いいじゃない。そんな細い腕でどれだけの力が出せるのかと思ったけど、わりといい感じよ」

あかり「えへへ、でしょう?」

国後「けどこんなに気持ちいいってことは凝ってたってことなのかしらね?」

あかり「そうかもしれないね」

国後「自分でも気づかないものねぇ」

あかり「神風ちゃんグッズの作り過ぎかもね」

国後「作りあがったそれを見て癒されるからいいのよ!」

あかり「とことん好きなんだねぇ」
843 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/25(水) 23:42:49.84 ID:edTr+LWG0
あかり「ふぅ〜、肩揉みはこんな感じでいいかな」

国後「ん、ん、そう」

あかり「どうかした?」

国後「い、いやなんでも」

国後(なんか体が暑いわ……)

あかり「おトイレ?」

国後「違うわよ! 続けていいから!」

あかり「無理に我慢しなくていいからね」

国後「してないから! ほら、早く続けて」

あかり「うん。じゃあ次は首のマッサージね」

国後「首絞めるの?」

あかり「後ろからギュってするだけだから!」ギュッ

国後「あ〜、これもいいわ」

あかり「マッサージの本で勉強したからね! 成果が出てるよぉ」

国後(けど火照りが強まっていくわ。血行が良くなってるってことかしら?)
844 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/25(水) 23:54:29.55 ID:edTr+LWG0
あかり「よぉし、腕もこんな感じだね」

国後「はぁ、はぁ……」

国後(お、おかしい……何でこんなに汗かいてるの……?)

あかり「体温が高まってるなら、マッサージが成功してるってことだよね。でも息上がってる?」

国後「へ、平気、よ……」

あかり「次、背中から腰までしようと思うんだけど、寝られるからこっちの方が楽かな?」

国後「うつ伏せで寝ればいいのね……」ゴロン

あかり「そうそう。ちょっと乗っかるね」

国後「軽いわね」

あかり「ダイエットもしてるしね」

国後(この軽さでどうやってこう、芯に来るようなマッサージができるのかしら?)

あかり「あかりが一番得意なのはこれだから、期待しててね」

国後「え、ええ」

国後(今までのが一番じゃなかったってこと!? どれだけのものが来るっていうのよ!?)
845 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/26(木) 00:03:28.11 ID:ql8tZRgr0
国後「んっ、んっ……」

あかり「最初は見よう見まねというか、ちなつちゃんを反面教師にって感じでやってたんだけどね」

国後「……っ!」

あかり「熊野さんにほめられて、それが嬉しくて続けてたらどんどん上達していった感じだよぉ」

国後「そ、そういう経緯だったのね……」

あかり「やっぱりこう、直接的に癒してるって感じがしていいよね!」

国後(癒してるというか、いやらしくしてるわよ……!)

あかり「よぉし、国後ちゃんを元気にするよぉ!」

国後「あっ、ふぁ……」

国後(変なところが元気になっちゃうわよ! わざとじゃないの!?)

あかり「あっ、あかりのマッサージ受けてると、たまになんか変な感じに興奮しちゃう人いるけど、国後ちゃんは大丈夫?」

国後(わざとじゃないけどなることは把握してるのね……)
846 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/26(木) 00:23:55.24 ID:ql8tZRgr0
国後「ふっくぅ……」ピクン

あかり「背中もすごく凝ってたんだねぇ」

国後(凝ってるとかの次元じゃないわよ……!)

あかり「んっしょ……」グッ

国後「はわっ!」ビクン

国後(背中がこんなに感じるなんて、知らなかった……)

あかり「ふんふんふ〜ん」

国後(鼻歌混じりで私に知らない感覚を芽生えさせていくなんて……!)

国後「はぁ、あぁぁ……」

あかり「えと、大丈夫? なんかちょっと尋常じゃなくなってる気がするけど」

国後「平気、平気だから……!」

国後(でもまだ終わらせてほしくないって思っちゃうなんてっ……!)
847 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/26(木) 00:35:34.81 ID:ql8tZRgr0
国後「へぇ、へぇ……」

あかり「次は仰向けになって〜」

国後「え、え……?」

あかり「お腹のところのマッサージ」

国後「お腹も、するの……?」

あかり「うん。全身だからね」

国後(あぁ、まだ続く……続いちゃうんだ……)

あかり「あっ、ちょっとはずかしいかもしれないけど、お腹の下の方を……」スー

国後「ふぅっ、ああっ……」

あかり「ここら辺。この辺りをするのがね、気持ちいいって」

国後「え、ええ、そこなんてもう、ほとんど……」

あかり「朝潮ちゃんに前やったことあるんだけど、本当に気持ちいいんだって。ちょっとやってみていい?」

国後「そ、それはぁ……」

国後(イケない気がする……いや、イッちゃう気がするからイケない気がする……)

国後(でも、でも……あぁ、イケないのに……キュンキュンして、止まらない……!)キュンキュン

国後「やってみれば、いいじゃない……朝潮さんが気持ちいいって言ったなら……本当でしょ……」

あかり「うん! じゃっ、少しだけパンツずらさせて……」

国後(あぁ、来る……来ちゃう……あぁ、あああ……)

あかり「はじめるよぉ」

国後「あぁぁぁ……」キュンキュン
848 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/26(木) 00:45:14.83 ID:ql8tZRgr0
国後「はぁ〜……はぁ〜……」

あかり「どうだった?」

国後「まっ……まだ……」ピクンピクン

あかり「上手く喋れないの?」

国後「はぁ……ふぅ……うん、聞いてた以上だった」

あかり「ふふん、あかりもやるものでしょ?」

国後「そう、ね、ここまでやるとは思わなかった……」

あかり「あかりのこと見直した?」

国後「見る目は変わったわ」

あかり「えへへ〜またしてほしくなったらいつでも言っていいからね!」

国後(知らない感じるところ、知らない快感を教え込まれてしまった……鮮烈過ぎてしばらく離れそうにないわ……)

国後(神風さんも同じことされたことあるのかな……同じになれたなら嬉しいかも……)

国後(それに、あかりがただ可愛くて艦娘に理解があるだけの子じゃないってわかったのも……)
849 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/26(木) 00:45:49.31 ID:ql8tZRgr0
今回はここまでです
次は深海鶴棲姫との交流です

困ったときはこの手に限りますね
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 09:38:59.08 ID:yo9ZCFabO
乙 マッサージはいいぞ。
851 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/26(木) 22:43:54.28 ID:ql8tZRgr0
開始します
852 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/26(木) 23:00:24.37 ID:ql8tZRgr0
離島棲鬼「ちょっとクーラー下げようよ〜」

深海鶴棲姫「いや今24度なんだけど」

離島棲鬼「もう1度くらい行けるでしょ」

深海鶴棲姫「もはや極寒だから」

離島棲鬼「それがいいんじゃない。この酷暑にキンキンに冷えた部屋の中で、熱い鍋でもかっくらうの!」

深海鶴棲姫「鍋もすぐ冷えそうね」

離島棲鬼「じゃあ鍋作って来て。ろくろあるから」

深海鶴棲姫「鍋作るってそういう意味!? てかろくろで作んの?」

あかり「うわっ、寒いっ!」

離島棲鬼「あ、あかりちゃん」

あかり「温度下げ過ぎですよぉ」

離島棲鬼「いーのいーのこれで。PCは熱に弱いからね」

深海鶴棲姫「水にも弱いのに鍋しようとしてたのか」

あかり「それにしたって限度があります。少し上げますからね」

離島棲鬼「あ〜!」

あかり「はぁ、外との温度差で感覚が狂っちゃうところでした」

離島棲鬼「ぶ〜、じゃあ鍋じゃなくて何しよっか」

>>このレスから四分後に一番近いレス

1 アニメ鑑賞
2 あえて冷たい物を食べる
3 イ級が遊びに来る
4 その他自由に
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23:04:24.27 ID:AHKL3KauO
4瑞鳳と瑞鶴が遊びに来る
854 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/26(木) 23:11:43.91 ID:ql8tZRgr0
<ピンポーン

離島棲鬼「お客さん?」

あかり「誰か来ましたね」

深海鶴棲姫「あかり、出て」

あかり「あかりもお客さんですよぉ!?」

離島棲鬼「ただでさえ温度上げられたんだから、このスペースから出たくない」

深海鶴棲姫「同じく」

あかり「もぉ〜アイさんもずいずいさんも引きこもりですよぉ」テクテク

あかり「はぁ〜い」ガチャ

瑞鶴「えっ、何で妹ちゃんが出て来るの?」

瑞鳳「遊びに来てたの?」

あかり「瑞鶴さんと瑞鳳ちゃん!」
855 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/26(木) 23:20:43.12 ID:ql8tZRgr0
瑞鶴「うわっさむっ!?」

瑞鳳「寒暖差にクラっと来るわ」

離島棲鬼「あっ、ずいずいのゴッドファーザーコンビだ」

瑞鶴「いや由来と名付け親は別でしょ」

瑞鳳「んん、確かにパッと見て瑞鶴にそっくりだけど、私の要素も混じってる気がするわね」

深海鶴棲姫「よくわからんけどね〜」

あかり「瑞鳳ちゃん達はずいずいさんに会いに来たの?」

瑞鳳「そうよ。名前の由来になってるんだから会っておかないと」

深海鶴棲姫「いやお気遣いなく」

離島棲鬼「ずいずいなのに玉子焼きあんまり上手く焼けないのよこの子」

瑞鳳「なんですって? それじゃあずいの名は没収しないと!」

深海鶴棲姫「名無しになるんですけど!?」
856 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/26(木) 23:32:13.63 ID:ql8tZRgr0
瑞鶴「外暑いからってアイスとか買ってきちゃったんだけど」

瑞鳳「アイがこんなことやってんだろうなとは思ってたけどね」

離島棲鬼「やだ、以心伝心……」

深海鶴棲姫「あえてこの中でアイスを食べる」

離島棲鬼「ある意味で我慢比べかもね」

瑞鶴「ふむ、それもいいかもしれないわね」

あかり「お、お腹壊しちゃいますよぉ」

瑞鳳「あかりは普通に食べてていいわよ」

瑞鶴「はい、じゃあずいずいはこれね」

深海鶴棲姫「いやそれドライアイスじゃん」

瑞鳳「我慢比べ!」

深海鶴棲姫「普通に虐めだから!」
857 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/26(木) 23:44:53.67 ID:ql8tZRgr0
深海鶴棲姫「スイカバーうめぇ」

離島棲鬼「魂を一緒に連れて行かれそうになるけど」

あかり「ずいずいさん、垂れちゃいますよぉ」

深海鶴棲姫「おおっと」

瑞鳳「ドライアイスから離れちゃってたかしら」

離島棲鬼「原形保ってただけマシかもね」

あかり「動かないでくださいね〜」フキフキ

深海鶴棲姫「ん、ありがと」

離島棲鬼「あかりちゃん! 私もめっちゃ垂れてる!」

あかり「はいはい、って涎じゃないですか!」

離島棲鬼「ペロってしてくれないの?」

あかり「アイスだったらしていいですけど!」

瑞鶴「アイスだったらしていいって」

瑞鳳「溶けろ〜!」グリグリ

あかり「わざとするのはなしだからね!?」
858 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/27(金) 00:04:13.57 ID:uW8jw6ai0
瑞鳳「そういえば貴女引きこもりなんですって?」

深海鶴棲姫「そうよ!」

瑞鶴「なぜ胸を張る」

離島棲鬼「私でさえちゃんと学校に通ってるというのに」

深海鶴棲姫「それ学生って肩書がほしかっただけだって言ってたよね?」

離島棲鬼「記憶にございません」

あかり「皆で引っ張り出しましょう!」

深海鶴棲姫「楽しいこと教えてくれたら出るって言ったじゃん」

瑞鳳「外にはいっぱい楽しいことあるわよ」

深海鶴棲姫「例えば?」

瑞鳳「燦燦と輝く太陽と日差しを照り返すアスファルト、むわっとした空気に生ぬるい風」

瑞鶴「今の外何も楽しいことなかった……」

瑞鳳「夏は引きこもりが正解だわ……」

深海鶴棲姫「私、時代の最先端行っちゃってたわ」

あかり「ちょっと!」
859 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/27(金) 00:17:02.73 ID:uW8jw6ai0
瑞鶴「まあ、真面目な話すると今年はわりとシャレになってないからね」

瑞鳳「ほぼ災害レベルだって言ってたわよ」

離島棲鬼「熱中症やら日射病やらの話題が例年の比じゃないしね」

深海鶴棲姫「ほら、こういう時無理やり外に出すと、かえって外に対する拒絶が強くなっちゃうわ」

あかり「むむむぅ〜」

瑞鶴「でも海には行きたいわよね」

瑞鳳「艦娘だしね」

深海鶴棲姫「海、海ねぇ」

あかり「ずいずいさんもやっぱり海に引かれますか?」

深海鶴棲姫「いやもう一生分は海水に浸かってたし」

瑞鶴「それでもまたってなるもんでしょ?」

深海鶴棲姫「……」
860 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/27(金) 00:29:10.32 ID:uW8jw6ai0
離島棲鬼「じゃあとりあえず水着だけ先行実装しようか」

あかり「えっ、部屋の中で?」

瑞鶴「瑞鶴持って来てないんだけど」

離島棲鬼「ダイソンかレ級の着れば平気でしょ」

瑞鶴「いやぁ、さすがにあれには劣るわよ」

瑞鳳「私は?」

離島棲鬼「ほっぽの」

瑞鳳「ぶち殺すぞ」

深海鶴棲姫「逆に私のもないんだけど」

あかり「じゃあ行きましょう、買いに!」

深海鶴棲姫「ええっ、あかり買って来てよ」

あかり「サイズとかわかりませんし」

深海鶴棲姫「測ればいいじゃん、ほら」ムニ

あかり「触ってもわかりませんから〜!」

瑞鶴「こら! ここで一番の瑞鶴を差し置いて何やってるのよ! 瑞鶴のを測りなさい!」

離島棲鬼「いやいや、私のが一番でしょ?」

瑞鳳「測らなくてもわかる、私が一番下であること。いや、あかりよりは」

深海鶴棲姫「掌このサイズのだからね? その手のまま水着屋へGO!」

あかり「暑さで頭おかしくなったと思われますよぉ!」

瑞鶴「ええい、こうなったら全員で行くわよ!」

瑞鳳「一番センスいいのが勝ちだからね!」

深海鶴棲姫「えっ、なんでその流れに?」

離島棲鬼「まあまあいいでしょ。せっかくだし」

あかり「ずいずいさん、行きましょう!」

深海鶴棲姫「はぁ、しょうがないなぁ」

深海鶴棲姫(結局毎回こうやって外に連れ出されてる気がする。あかりって意外に策士なのかもね)
861 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/27(金) 00:30:19.99 ID:uW8jw6ai0
今回はここまでです
次は京子の榛名の話です

海の話はまたやるかもしれないしやらないかもしれません

↓1 榛名の話

1 エロ有り
2 エロなし
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 00:36:54.91 ID:HVm+YM/kO
1
863 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/27(金) 22:46:30.93 ID:uW8jw6ai0
開始します
864 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/27(金) 22:58:24.64 ID:uW8jw6ai0
京子「夏かぁ」

榛名「夏ですね」

京子「そろそろあの祭典があるわけだけど」

榛名「行くんですか?」

京子「いや落ちたし、サクチケなしだとガチで死にかねんから」

榛名「あっても中の熱気が凄そうですもんね」

京子「クーラーの効いた部屋から実況を楽しみますわ〜」

榛名「皆無事に帰って来られるといいんですけど」

京子「けど一応用意してたんだよね」

榛名「何をです?」

京子「コスプレ衣装」

榛名「ここで着ればいいじゃないですか」

京子「その言葉を待っていた!」

榛名「えっ!? 榛名のですか!?」

京子「そうだよ。まさか言い出しっぺが拒否らないよね?」

榛名「うぅ、いいですけど、あんまりいやらしいのはやりませんからね?」
865 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/27(金) 23:14:06.59 ID:uW8jw6ai0
榛名「だいぶシンプルですね」

京子「胸とか腕の飾りは大変だったけど、服自体はただのワンピースだからね」

榛名「これミラクるんのキャラなんです?」

京子「いや違うよ。ちょっとはわわ〜って言ってみ」

榛名「は、はわわ〜?」

京子「うむ」

榛名「あの〜?」

京子「おおっ! 今のも似てる!」

榛名「何の話ですか?」

京子「いやそのキャラと声が似てるんだよ榛名は」

榛名「このキャラとですか?」

京子「そう! まるで中の人が同じみたいだ〜」

榛名「もぉ! いませんから中の人なんて!」

京子「それも似てる〜! ねぇねぇ、これ言ってこれ!」

榛名「ええっと、何々。始原の竜、闇の炎の子――」
866 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/27(金) 23:25:20.17 ID:uW8jw6ai0
京子「でもちょっと背が高すぎたかなぁ。あと胸が大きいのが」

榛名「身体的特徴はどうしようもありませんよ」

京子「結構ぱつんぱつんだから、浮いちゃうね」

榛名「それに透けてしまってますし……」

京子「やっぱり行かなくてよかった」

榛名「えっ?」

京子「人前でそんなの着せられないもん」

榛名「そ、そうですよね!」

京子「榛名が露出プレイに目覚めてしまう」

榛名「目覚めませんよ!」

京子「えっ!?」

榛名「なんでそこで驚いたような表情をするんですか!?」
867 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/27(金) 23:45:05.30 ID:uW8jw6ai0
京子「ごめんて。冗談だって」

榛名「京子は榛名に見ず知らずの他人に裸を晒すようになってほしいんですね!」

京子「だから違うって」

榛名「ふ〜ん……」プイッ

京子「も〜しょうがないなぁ榛名は」ドンッ

榛名「きゃあっ!」バタッ

京子「榛名はうちの子だから、知らん人に見せさせたりしないから」

榛名「うちの子、ですか?」

京子「あぁ、はい、わかったよ。私のだから! 榛名は私のだから、露出とかさせないから!」

榛名「それが冗談だとは言いませんよね?」

京子「冗談で言ってこんなはずかしくならないから……」

榛名「なら、榛名が京子にしかさせないこと、してください……」

京子「ええっ?」

榛名「コスプレって、本当はそういうことするものなんでしょう……?」

京子「その子そんなこと言わないからね……」スッ
868 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/28(土) 00:00:24.78 ID:3l4ky8Ui0
京子「ん〜、やっぱり榛名は榛名が一番だな」モミモミ

榛名「んぅ、どういう意味です?」

京子「いや、そのままの意味。コスプレするより、そのままの榛名がいいってこと」ムニュムニュ

榛名「じ、自分からぁ、させたくせに……」

京子「それは声が似てるからやってほしかっただけだよ。一番いいのは普段の榛名ってこと」

榛名「はぁっ、普段の格好がコスプレみたいだからですか?」

京子「格好だけじゃないし、裸の榛名も好きだよ」チョン

榛名「うぁっ……」

京子「誰かになりきるより、普段通りの榛名が一番好きだよ」

榛名「そ、そうですか……」

京子「今喜んでるでしょ?」

榛名「な、なぜ?」

京子「今榛名のおっぱい触ってるんだから普通に伝わるから」

榛名「んむぅ……」

京子「あはは、表情にも出てたから」

榛名「取ってつけたみたいに。表情とか感情より、おっぱいの方が好きなんですね?」

京子「じゃあ、おっぱい弄るのやめてずっと顔見てるけどいいの?」

榛名「……おっぱい弄ってください」

京子「ふふふっ、そうやって恥じらってる榛名を見るのが好きなのだよ。わかったかね」ムニッ

榛名「あぁ、いっ!」
869 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/28(土) 00:18:27.75 ID:3l4ky8Ui0
京子「リクエストを聞いてやろう」

榛名「ふぇ……?」

京子「どう弄ってほしいか、リクエスト」

榛名「リクエストって……」

京子「それとも安価スレ立てようかな」

榛名「やめてくださいっ!」

京子「じゃあ早く〜」クニクニ

榛名「ふぅっ! 催促しながら弄るの、やめっ、ああっ……」

京子「ひひ〜、中学生にこんなされて喜ぶような変態だってバレたらはずかしいもんね。こりゃ露出なんかさせられないよ」

榛名「はぁ、はぁ、ひどい……」

京子「事実じゃん。私がこうしたら」ピンッ

榛名「んんぅっ……!」

京子「そんな声出しちゃうんだからさ」

榛名「はぁ、はぁ……」

京子「で? リクエストは?」

榛名「今のを……」

京子「ん〜?」

榛名「今の感じで続けてください……」

京子「ふふっ、やっぱり他の人には見せらんないねこれは」ゾクゾク
870 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/28(土) 00:39:06.64 ID:3l4ky8Ui0
榛名「あっ、あぁ……」

京子「落ち着いた?」

榛名「はぁっ、はぁっ……」

京子「まだみたいだね」

榛名「もう、落ち着きました」

京子「よし、じゃあ2ラウンド目だ!」

榛名「ちょ、ちょっと待って!」

京子「なんだよ〜基本は2ラウンド先取だろ?」

榛名「格ゲーじゃないんですから」

京子「降参ってことで私の勝ちね」

榛名「何の勝負なんですか、もう」

京子「へへへっ」

榛名「まったく……」

榛名(こんな小さな女の子の一挙手一投足に心をかき乱されて。最初はどうしたものかと悩みもしたけど)

榛名(そんなことがどうでもよくなるくらい、目まぐるしく榛名を振り回すこの子が、本当に愛おしい)

榛名「京子」

京子「ん?」

榛名「愛してます」

京子「おおうっ、エッチした後に聞くと目にハート付いてるように見えるねその台詞」

榛名「いかがわしい漫画の読み過ぎです!」

京子「わかるってことは榛名もじゃん」

榛名「それは京子が〜!」

京子「布教はファンの義務なんじゃ〜!」

榛名(この目まぐるしくも穏やかな日常を、これからもたくさん楽しませてくださいね京子)
871 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/28(土) 00:40:31.77 ID:3l4ky8Ui0
今回はここまでです
次は結衣の北上の話ですがその前に小ネタです

京子はこれで全員(大和型以外全員いるという設定ですが)なので、次回以降は複数選択になります

↓1 北上の話

1 エロ有り
2 エロなし
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 00:41:36.14 ID:nReDrydxO
2
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 01:29:24.46 ID:kQfRD32/0
全員いる割には姉妹関係や元での関係の話とかないうえに特定のキャラとしか付き合ってないんじゃないの?(いちゃもん)
まぁ真面目にやると輪姦状態になりそうだけど
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 04:11:11.53 ID:esFbylrdo
京子の鎮守府の主要キャラがこれだけなんだししゃーない他の艦娘は所謂モブってやつよ
あくまでもメインはあかりなんだし京子が艦娘全員持ってるからってそこ掘り下げても仕方ないじゃろ
875 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/28(土) 22:47:18.79 ID:3l4ky8Ui0
>>873
各々の艦隊の艦娘は安価で選んでいただいているので、それ以外をホイホイ出すのもどうかと思ってあまり出してません
たまに困ったときの行数稼ぎ……もとい出したいときにちょこっとだけ出せるくらいにしています
3Pでも四苦八苦しているのであまり複数人の話とか書きたくないとか、そういうことではないですはい

>>639でふしぎなあめを食べさせたifから
876 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/28(土) 22:59:11.08 ID:3l4ky8Ui0
神風「あかりの用事からどうぞ」

あかり「う〜ん、あかりの用事もそこまでのことじゃないけど」

神風「いえいえ、あかりよりも優先するよなことはありませんよ」

国後「私は今のところ神風さんの方が優先ですよ」

あかり「話進まなさそうだし、あかりの用事から話ちゃうね」

国後「何かしら?」

あかり「国後ちゃん、練度上げたい?」

国後「練度を? だってもう深海棲艦もいないんだからあげる意味ないでしょ」

あかり「でも能力が上がって元気になるんだよぉ」

国後「今でも日常生活では困らない程度の能力はあるし、腐っても艦娘だから人並み以上だからなぁ」

あかり「まあ、気にならないならいいよぉ。わりと気にする人いるから、上げたいなら上げられるよって教えようかと思ってたの」

神風「簡単なことではありませんけどね」

国後「そりゃあ、技術の習熟具合を数値化したものを便宜上練度と呼んでるだけですから。簡単にしてて上がるわけありませんよ」

あかり「このあめを食べれば最大まで上がるよぉ」

国後「めちゃくちゃ簡単じゃないの!」
877 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/28(土) 23:08:00.04 ID:3l4ky8Ui0
国後「えっ、なに? 練度ってそんなゲームのレベルみたいな感じで上がるものなの!?」

神風「そもそもゲームのレベルですからね私達の練度って」

国後「そんな馬鹿な」

あかり「神風ちゃんもいっぱい食べたもんねぇ」

神風「アップデートタイミングの都合で3個食べる羽目に……」

国後「でも、どこが簡単なことじゃないんですか?」

神風「副作用が酷いんですよ」

あかり「すごいことになっちゃうの」

国後「すごいことってどんな?」

神風「とても口では言えないようなことに」

国後「そ、そこまでのことが……」
878 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/28(土) 23:22:57.75 ID:3l4ky8Ui0
あかり「一応方法があるってことを教えたかっただけだからね。無理してやることはないよぉ」

神風「ええ、その通りです」

国後「でも、神風さんはやったんですよね?」

神風「ま、まあ」

国後「神風さんがあかりの鎮守府に来たのも、戦争が終わってからだって聞きました」

あかり「うん。そういう人もいるから、国後ちゃんにも聞きに来たの」

国後「幾つなんですか?」

神風「私の練度ですか?」

国後「はい」

神風「165です」

国後「私は1……これじゃ吊り合いが……」

神風「練度なんてそこまで気になりませんから。何なら近代化改修もありますし」

あかり「改修とか開発とか建造はもうできないよぉ。ていうか近代化改修は1回もやらなかったよぉ」

国後「私、やります! 練度上げます!」

神風「いや、本当にやめておいた方がいいですよ?」

国後「私を慮ってくれるのは嬉しいです。けれど、私はもっと神風さんに近づきたい! だからっ、やるんです!」パシッ

あかり「あっ、あめを! 国後ちゃん、一回落ち着いて!」

国後「いざっ!」パクッ
879 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/28(土) 23:34:04.86 ID:3l4ky8Ui0
国後「こ、これはっ……!」

あかり「ふしぎな味っていうのはもういいからね」

国後「あかりは聞きなれたかもしれないけど、私にとってははじめての味よ」

あかり「確かに」

国後「これのどこが辛いんですか? てっきりめちゃくちゃ不味いとか辛いとかを想像してたんですが」

神風「副作用だと言ったでしょう? 練度が上がるというのは、全体的に身体能力が上がるということなの」

国後「ふむふむ」

神風「段々と感覚が鋭敏になっていくんです。また、練度の上昇にはある種の高揚感のようなものも付随します」

国後「高揚感ですか?」

神風「簡単に言えば気持ちよくなるんですね。本来、段階を重ねて得るはずの気持ちよさを、段々と鋭敏になっていく感覚で味わうことになるんです」

国後「それって……」

神風「ええ、そうです。気持ちよくなりすぎるんですよ」

国後「まさかっ、あぁ……」
880 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/28(土) 23:47:53.80 ID:3l4ky8Ui0
国後「ぐっ、くぅ……」バタッ

あかり「副作用始まったっぽい?」

国後「だい、じょうぶよ……」ググッ

神風「そんなテーブルにへばりつきながら言われても」

国後「問題、ない、です……すぐに、こんな、はぁっ……!」バタッ

あかり「国後ちゃん!」

国後「はぁっ、はぁっ、うぅ……本当に、簡単じゃない……」

神風「だからあれほど警告したのに」

国後「すい、ません……ああっ! ちょっとだけ、1人に、してもらえませんか……」

あかり「そういうわけにはいかないよぉ。こんな状態で」

国後「こんな状態っ、だからこそっ……!」

神風「こうなっては仕方ありません。あかり、今回は私も手伝います」

あかり「うん、お願い」

国後「な、何を……? あっ、何で、服……」

あかり「辛いのを紛らわせるためだよぉ」

神風「その状態では1人ではままならないでしょう? 私達が、してあげます」
881 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/29(日) 00:10:48.78 ID:+TO9AFEw0
国後「だ、ダメっ、見ちゃだめですっ……!」

神風「どうしてですか?」

国後「こんなっ、神風さんのに及びもつかないくせに、発情したような胸、なんて……」

あかり「あかりよりはおっきいよぉ」ツンツン

国後「ふあぁぁっ、な、なにして、やめぇ、きゃぁっ……」

神風「大きかろうと小さかろうと、そういう気持ちになれば反応してしまうことには変わりありませんよ」プニッ

国後「ああっ、神風さんっ……!」

神風「生理現象……私達がただの艦ではなく、艦娘であることの証左です。隠さず、誇るべきことです」

国後「だってこんな、誇る、んっ……!」

あかり「国後ちゃんは案外脇とか弱そうな気がするよぉ」スリスリ

国後「はわっ、や、ああっ……」

神風「というか今の状態なら大体どこも弱いですよ」

あかり「それもそうだよね」

国後「変なぁっ、感覚を覚えさせ、ないで……!」

神風「そうなった時点でもう今のことは忘れられなくなりますから」

国後「あぁっ、いいぃ……」
882 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/29(日) 00:29:23.43 ID:+TO9AFEw0
国後「ふーっ! ふーっ!」

神風「少し、危険な感じになってきましたね」

あかり「これは、危ないよぉ」

神風「あかり、できるだけ早く」スッ

あかり「うん」スッ

国後「あっ、まっ……」

あかり「こうなってるってことはだいぶきてるから」

神風「すぐに達せてしまうはず……!」

国後「あああ〜……!」

あかり「国後ちゃん、もう少し我慢してて」

神風「これで副作用は収まらないでしょうけどっ」

国後「そんな絶望的なことを、おぉぉぉ〜〜〜っ……!?」ビクンビクン
883 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/29(日) 00:45:49.92 ID:+TO9AFEw0
国後「はぁっ、ふぅ〜っ……!」

あかり「そろそろ落ち着いた?」

神風「痙攣は収まっていますけど」

国後「落ち着き、ました……」

神風「それはよかった」

国後「はぁ……」

あかり「どうしたの? 練度上がったのに元気ないね」

国後「だって、初めてこんなのなんて……」

あかり「あかりもはじめてされたのは、あめの副作用受けてた叢雲ちゃんだしね」

国後「ええ……そんな軽々しく……」

神風「軽々しい、と思うかもしれませんが、心が決まっているならそれくらいでいいのかもしれませんよ」

あかり「落ち着いてしようとするとはずかしかったり、色々考えてできなかったりしちゃうから」

神風「好きな相手だというならなおのこと考えすぎてしまうものです」

国後「だから、勢いで超えちゃうんですか?」

神風「まあ、好きだと思ってる相手に踏み出さないときは、ですが」

あかり「そ、それはもう言いっこなしでしょ!」

国後「そう、ですか。でも、そっか、超えたんですね私、一線を」

神風「ええ、まあ、そうですね……だからって、いきなり恋人みたいな雰囲気を出したりはしませんからね?」

あかり「ちゃんと責任は取るから!」

国後「ふ、ふふっ……」

国後(あかりがこのタイミングで持って来てくれてよかったわ。あかり1人にされてたら、完全にあかりに傾いてしまうところだったもの)
884 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/29(日) 00:49:26.93 ID:+TO9AFEw0
今回はここまでです
次は言われた通りにしてた朝風にご褒美をあげるあかりの裏人格小ネタです

ふしぎなあめは降霊装置由来ではないので今でも作れるということになっています
そんなに使う機会はないと思いますが
885 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/29(日) 22:47:10.64 ID:+TO9AFEw0
開始します
886 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/29(日) 22:55:06.24 ID:+TO9AFEw0
>>812の続き


あかり「でもなんで胸だけずっと触ってたの?」

朝風「み、見てたの!?」

あかり「ま、まあ」

朝風「そこは気を利かせてどこか行きなさいよ!」

あかり「だっていつ終わるかわからなかったし」

朝風「だからってねぇ……」

あかり「それで、何でなの?」

朝風「それは貴女が……って、こっちのあかりじゃないんだ」

あかり「うん?」

朝風「あかり、頭打ってかない?」

あかり「どんな提案なのそれは!?」

朝風「とりあえず1回」

あかり「見てたのは謝るからぁ!」ダッ

朝風「いや怒ってるわけじゃなくてね!」

あかり「あっ!」バタッ

朝風「あっ、こけた」
887 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/29(日) 23:13:01.91 ID:+TO9AFEw0
あかり「……頭打てば毎回出て来るわけじゃないんだけど」

朝風「でも出てきてるじゃない」

あかり「結構痛いからそろそろ別の方法で安定して出られるようになりたい」

朝風「貴女はあくまでイレギュラーな存在なんだから、そんな簡単に出て来られても」

あかり「あかりはあかりだよぉ」

朝風「いやわかってるけどね」

あかり「ピラミッド型のパズルでも作ってもらおうかな」

朝風「早く光の中へ完結してほしいわね」

あかり「思ってもないことを。呼ぼうとしてたくせに」

朝風「うっ……」

あかり「命令をしっかり守ってくれる子にはごほうびを上げないといけないものね」

朝風「命令、とか……」

あかり「どうしてほしいか言ってみて」

朝風「どうしてほしいとか、そんなのわかるでしょ……」

あかり「ごほうびなんだから、言った通りにしてあげるんだよ?」

朝風「くぅっ、どっちへのごほうびなのよ……!」

あかり「ふふふっ、さあ、ちゃんとどうしてほしいのか教えて」

朝風「い、言われた通り、胸だけでい、達する、練習したから……成果を、確かめなさい、よ……」バサッ

あかり「うん、わかった」
888 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/29(日) 23:25:01.27 ID:+TO9AFEw0
あかり「だけど、もう成果は見てるんだけどね」

朝風「自分でするのと、他人にされるのでは違うでしょ……」

あかり「自分でするより私にされる方がいい?」

朝風「……これも言わないとダメなの?」

あかり「ううん、これは言わなくてもいいかなぁ」

朝風「だったら聞かないでよ……」

あかり「その顔が見たかったから聞いたんだよ。ふふっ、さっきあれだけしたばっかりなのに、もうこんなになってる」

朝風「さっきしたからなってるのよ」

あかり「本当にぃ? 私に触られることを期待してるように見えるけどなぁ〜」

朝風「し、してないっ」

あかり「自分から触ってって言ったのに?」

朝風「ううっ!」

あかり「口の方もおっぱいくらい素直にならないものかなぁ?」トントン

朝風「う、んんぅ……!」ピクン

あかり「こうすればなるね」
889 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/29(日) 23:41:22.36 ID:+TO9AFEw0
あかり「本当におっぱいだけしか弄らないけど〜」クリクリ

朝風「うっ、あぁぅ……」

あかり「ダメそうなときはちゃんと言ってね?」

朝風「いけなきゃ、意味ないんじゃないの……?」

あかり「ううん、朝風ちゃんがやってくれたことに対してのごほうびだから。結果は関係ないの」

あかり「ちゃんと私のいうこと、ね?」ピンッ

朝風「あああっ……!」

あかり「ふふっ、こねるのと弾くのはどっちが好み?」

朝風「うぅ、それも見て判断しなさいよ……」

あかり「どっちももっとやってみないとわからないなぁ」

朝風「はぁっ、はぁっ……」

あかり「期待してるね、朝風ちゃん……」

朝風「して、ないっ……」

あかり「どうしてもお口だけは素直にならないねぇ。それとも、さっきああいったからもっとおっぱい弄ってほしいってことなのかな?」ツンツン

朝風「そんなわけぁぁっ……!」
890 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/29(日) 23:54:09.15 ID:+TO9AFEw0
朝風「はぁ〜……」

あかり「まだかかりそう?」

朝風「ふぅ、ふぅ……」

あかり「今日はごほうびだから、あんまりかかるようならギブアップしてね」

朝風「ギブアップって、要するに……おねだりしろって、ことでしょ……」

あかり「さっきと同じ、してほしいことを言ってほしいだけだよ」

朝風「絶対に、しない……!」

あかり「強情だなぁ。まあ、反応が良くなってるのは確かだし、もしかするとかもしれないねぇ」フニフニ

朝風「う、んぅ……!」

あかり「そろそろ舌を使いましょう」ベェ

朝風「……っ!」

あかり「そんなに喜ばれると嬉しくなっちゃうね」レロレロ

朝風「ああああっ……!」

あかり「指でされるより好きっぽい? 確かにこれは1人ではできないものね」チュゥ

朝風「んっ……くぁぁぁ……」

あかり「しっかりごほうびになってるようで嬉しいわぁ」
891 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/30(月) 00:10:17.14 ID:PRBTru630
朝風「あか、あかりっ……」

あかり「ん〜?」

朝風「あか、りのも……あかりの胸、見たい……」

あかり「ええ? 私のが見たいの?」

朝風「……」コクリ

あかり「こんなの見て喜ぶのなんてうちの鎮守府の艦娘さん達くらいだよぉ」ヌギッ

朝風「あ、ああぁ……」

あかり「どうしたの? 興奮してるんだってわかって嬉しかった?」

あかり「当たり前でしょ。私はね、朝風ちゃんのことが好きなの。好きな子とエッチなことしてたら、興奮するに決まってるでしょう?」

朝風「あぁ、ああ……」

あかり「ふふっ、だ〜め。今はおっぱい吸わせてあげない。朝風ちゃんのおっぱいの成果を見てるんだもん」

あかり「だから、あかりのおっぱいは、朝風ちゃんのおっぱいに使うの」スリスリ

朝風「あっ、ああっ……!」

あかり「んっ……ごめんね、神風ちゃんくらいあればこんなゴリゴリしなかったでしょうに」

朝風「いいっ、あかり、おっぱい……私、ああっ……!」

あかり「自分の体で喜んでもらえると嬉しいよ。だから、もっと喜ばせたくなっちゃうわ」
892 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/30(月) 00:25:13.89 ID:PRBTru630
朝風「ん、んくぅ……」

あかり「朝風ちゃん、そろそろギブアップは?」

朝風「もうちょっと、もうちょっとで、イケるから……!」

あかり「……」

朝風「もうちょっとなのにぃ……!」

あかり「朝風ちゃん、下脱がすね」

朝風「ま、待ってよっ!」

あかり「そんな必死にするのは違うわ。私は朝風ちゃんを追い詰めたいんじゃないの。気持ちよくなってほしいのよ」

朝風「あ、あかり……」

あかり「ごめんね、私がおっぱいだけでなんて言うから、できるようになろうと頑張ってくれてたのよね」

あかり「でも、そんなに鬼気迫るほどしなくていいの。今日はやってくれたことのごほうびだって言ったでしょう?」

あかり「大丈夫。まだできなくてもこれからできるようになればいいんだから」

朝風「これからも、してくれる……?」

あかり「勿論。これからもたくさん朝風ちゃんのおっぱいを可愛がってあげるからね」

朝風(あぁ、やっぱり……本当のあかりにこっちのあかりっぽさがあるように、こっちのあかりも本当のあかりみたいに、私達のことを思いやって、愛してくれてるんだ……)

あかり「だからね、朝風ちゃん」

朝風「うん……あかり、イカせて……」
893 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/30(月) 00:44:59.42 ID:PRBTru630
朝風「……あぁぁっ!」

あかり「2回目以降はおっぱいだけでも大丈夫だねぇ」

朝風「はぁっ……ふぅ……」

あかり「満足してる?」

朝風「最初からできないと、意味ないわ……」

あかり「それは追々ね」

朝風「……」

あかり「そんなにおっぱい見つめてどうしたの? またしてほしい?」

朝風「違うわよ……色変わったりしないかなって」

あかり「艦娘とか関係なく、触ってることが原因でそんなに変わらないって聞いたけど」

朝風「そう……」

あかり「変わってほしいの?」

朝風「い、いや、別に……」

あかり「目には見えなくても、ここにはもうあかりの痕がいっぱい刻み込まれてるから」ツン

朝風「んぅ……!」

あかり「そんなふうには見えないけど、触ってみたらわかる秘密。なんだか興奮しちゃうわね」

朝風「そもそも、あかり以外には見せないわよ……姉さんとかと一緒じゃなきゃ」

あかり「ふふふっ、そうだね。あかりの痕は、絆創膏で隠すもんね」

朝風「いつも絆創膏使ってるわけじゃっ、ああっ、ちょっと……!」

あかり「もう1回!」

朝風「結局、あかりがやりたいだけじゃないのよ、もう……」

朝風(手玉に取られてるって何回自覚すればいいのかしら、まったく……)
894 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/30(月) 00:46:32.66 ID:PRBTru630
今回はここまでです
次は本編からです

あんまり頭を打ちすぎるのはよくないので真似しないようにしましょう
895 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/30(月) 22:42:52.12 ID:PRBTru630
開始します
896 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/30(月) 22:52:43.37 ID:PRBTru630
北上「結衣〜飯〜」

結衣「お前ちょっとだらけすぎだぞ」

北上「だって専門家様も日中の外出控えろって言ってるも〜ん」

結衣「だらけることと何の関係があるんだよ」

北上「家の中いたらだらけるでしょ普通」

結衣「だらけねぇよ」

北上「じゃあ結衣は家の中でもいつもシャキっとしてんのか〜? 寝てるときも〜?」

結衣「小学生か!」

北上「たまの休みくらいゆっくりさせてつかぁさい」

結衣「今夏休みだからたまの休みじゃないだろ」

北上「お気になさらず〜」

結衣「お前が気にしろ!」
897 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/30(月) 23:03:25.35 ID:PRBTru630
北上「いいじゃんあたしらめっちゃ頑張ったんだし。せめて最初の1年くらいはだらだらさせて〜」

結衣「頑張ってからもう1年は経っとるわ!」

北上「そうだっけ?」

結衣「そうだよ。というか、私はだらだらできないんだけど」

北上「あたしがだらだらだらけて、結衣は汗をだらだら流して料理して、んであたしがだらだら涎流すってわけ」

結衣「こん、だらず!」

北上「なぜ急に訛った?」

結衣「まあ、お前がそうなのは今に始まったことじゃないけど」

北上「そうそう、結衣はこんなあたしを好きになったんだもんねぇ」

結衣「そういうところは好きになってない」

北上「またまた〜」

結衣「いや、本当に」
898 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/30(月) 23:14:34.22 ID:PRBTru630
結衣「はい、飯」

北上「ええ〜カップ麺〜? 結衣の汗だらだら入った料理は〜?」

結衣「入れるか!」

北上「はぁ、侘しいねぇ」

結衣「羽黒達に買い出し行ってもらってるんだからしょうがないだろ」

北上「食材は常に切らさないようにしないといかんぞ。たるんでるな!」

結衣「……」

北上「うおあっ!? マジの熱湯入ったやかん傾けんのやめて!?」

結衣「ちょっとでも買い出し組の暑さを思い知れるようにな」

北上「さすがにそれは熱すぎだから!」

結衣「全員分だよ」

北上「それだと逆に低すぎる」

結衣「ならかけていいな」

北上「よくねぇよ!」
899 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/30(月) 23:25:43.73 ID:PRBTru630
結衣「まったく、なんだって誰もいないのにこんなコントみたいなことしなきゃいけないんだ」

北上「誰かいたら見世物としてやってもいいって?」

結衣「いない方がよかったか」

北上「あたしにだけ見せてくれる結衣の姿……」

結衣「わりと他の皆にも見せてるけどな」

北上「ちぇ〜」

結衣「ほら、3分経ったぞ」

北上「いただきま〜す」

結衣「いただきます」

北上「あぁこのしょっぱいスープ。失った塩分が充足されていくわ……」

結衣「この冷房ガンガン効かせた部屋のどこで失ったんだよ」

北上「結衣が冷たくて流した涙かな」

結衣「熱かっただろ?」

北上「物理的にはね」
900 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/30(月) 23:38:32.09 ID:PRBTru630
北上「はぁ、食った食った〜」ゴロン

結衣「食ってすぐ寝るなよ」

北上「艦娘様だぞ〜」

結衣「はいはい、羨ましいことです」

北上「でも太ったらあれだから運動するか。寝ながら」

結衣「寝ながらってなんだよ」

北上「むしろ寝る運動」

結衣「はぁ?」

北上「んもぉ、やだぁ結衣ったらぁ。結衣と寝るってことだよぉん」

結衣「バカ言ってないでちゃんとカップゴミ箱捨てて」

北上「ああん」
901 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/30(月) 23:57:00.54 ID:PRBTru630
北上「なんだかんだで結衣もだらだらしてんじゃ〜ん」

結衣「私は掃除やらなんやら色々やったんだけど」

北上「じゃあ、あたしはそんな結衣を労う仕事するね」ダキッ

結衣「暑いから離れて」

北上「照れるな照れるな」グリグリ

結衣「いや痛いからぐりぐりするのやめて」

北上「い、痛いほどなくないだろ! 大井っちやら隼鷹やらのおっぱいに慣れすぎなんだよ!」グリグリ

結衣「わぁ〜かったわかった。北上のも気持ちいいです〜!」

北上「それでよし!」

結衣「労うどころかもっと疲れてんだけど」

北上「はっはっは〜気にするな〜」

結衣「だからお前が気にしろ」
902 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/31(火) 00:17:39.59 ID:ElchIz3o0
結衣「めちゃくちゃ無為な時間過ごしてる気がするけど、いいのか私はこれで」

北上「結衣が無為な時間を!」

結衣「何かやるべきなんじゃないんだろうか」

北上「無視が一番辛いのですが」

結衣「なんか夏っぽいことを……」

北上「いいじゃん、無為な時間でもさ。あたしは結衣とこうやってだらだらしてるの好きだよ」

北上「こういう何気ない部屋で、何気ない日常を過ごすの。鎮守府にいた頃とはやっぱりちょっと違うよ」

北上「あたしはそれだけで楽しい。結衣と普通に過ごせてる。それだけでね」

結衣「……でも楽しいこともあった方がいいだろ?」

北上「そりゃあればいいけど、無理して楽しませようとしなくていいってことだよ。それを見るのは全然楽しくないからね」

結衣「そっか……」

北上「暮らす部屋が狭くなって、一緒にいる頻度が多くなったから色々面倒見なきゃって思っちゃうんだろうけどね」

北上「あたしは結衣にもちゃんとリラックスしてほしいよ。結衣の家なんだからさここ。素でいる結衣と一緒にいたいの」

結衣「北上……お前がちゃんとしないから私が面倒見なきゃってなるんだぞ?」

北上「うぇ〜い、反省してま〜す」

結衣「なんだよもう……まったく」

北上「ふふっ。ゆ〜い。これからもずっとここでだらだらしようね」

結衣「気が向いたらね」

北上「ほんと、素直じゃないんだからぁ」ツンツン

結衣「うるさい。やめろ、ほっぺたつつくな」
903 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/31(火) 00:21:06.32 ID:ElchIz3o0
今回はここまでです
次はちなつの高雄の話です

これで結衣も全員なので次からは複数指定になります

結衣は最後までエロなしでしたがこのまま描写上はプラトニックを貫けるのでしょうか

↓1 高雄の話

1 エロ有り
2 エロなし
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 00:29:11.12 ID:GTXuJuMtO
2
905 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/31(火) 22:47:33.96 ID:ElchIz3o0
開始します
906 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/31(火) 22:54:36.81 ID:ElchIz3o0
ともこ「高雄ちゃ〜ん。ちょっとこっち来て〜」

高雄「はい」

ともこ「はいこれ。離れに持って行って」

高雄「お菓子ですか? アイスもありますね」

ともこ「うん。あかねちゃんから貰ったの」

高雄「赤座提督……じゃなくて、あかりちゃんのお姉さんですね」

ともこ「そう。あかりちゃんが間宮さんから貰って帰って来たのを、量が多すぎるからってお裾分けされたのよ」

高雄「貰い物のお裾分けですか……」

ともこ「だけど私が貰った分だけでもまだこんなにあるから」

高雄「うわっ、これは間宮さんちょっと作り過ぎ。というかあかりちゃんはどうやって持って帰ったんでしょう」

ともこ「ていうことでおかわりもあるから、皆でどんどん食べちゃってね」

高雄「はい、わかりました」
907 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/31(火) 23:04:59.10 ID:ElchIz3o0
ともこ「高雄ちゃんもいっぱい食べてね〜」ナデナデ

高雄「……っ」

ともこ「あらごめんなさい。頭なでられるのはいやだった?」

高雄「いえ……私、長姉なのでそういうの経験があんまりなくて」

ともこ「お姉ちゃん憧れるわよね!」

高雄「憧れ、はしないですけど」

ともこ「ええ〜! 姉は自分よりも姉を欲しがるものだと思ってた」

高雄「姉と言ってもあまり姉妹での交流はありませんしね」

ともこ「もったいないなぁ」

高雄「榛名さん以外ずっと駆逐艦の子とちなつといましたしね。あとで雲龍さんも加わりましたが」

ともこ「そっか。今は私の方が戸籍上は年上だし、ちなつのお嫁さんなら私はお義姉さんよね?」

高雄「よ、嫁ではありませんよ!」

ともこ「お姉ちゃんって呼んでもいいのよ」

高雄「もう、やめてください! お菓子、ありがとうございます!」

ともこ「うふふっ」
908 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/31(火) 23:15:14.85 ID:ElchIz3o0
高雄「お姉ちゃん……いやいや、私がそんな」

高雄「ちなつ、皆、ともこさんからお菓子貰ってきましたよ――」

ちなつ「もぉ〜雲龍! ちゃんと服着てって言ってるでしょ!」

雲龍「着てるよ?」

ちなつ「それはもはや着てるじゃなくて張ってるとか付けてるっていうのが正しいレベル!」

雲龍「そこまでかな?」

ちなつ「そこまでだよ! 目のやり場に困るでしょ!」

雲龍「ちなつならどこにやってもいいよ。むしろをどこをやっても」

ちなつ「あぁ、もういいから! せめて下着くらいは付けて来て!」

雲龍「付けるレベルじゃダメなんじゃないの?」

ちなつ「揚げ足取らないの! ほらっ!」

雲龍「下着ならいいんだ」テクテク

ちなつ「ったく、しょうがないんだから。あっ、どうしたの高雄?」

高雄「ともこさんから差し入れです」

ちなつ「お姉ちゃん気が利くじゃない! みんなに持って行ってあげましょ」

高雄「そうしましょうか」
909 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/31(火) 23:24:51.94 ID:ElchIz3o0
電「間宮さんのアイスなのです!」

暁「あぁ、なんだか落ち着くわぁ」

大潮「テンションアゲアゲですね!」

荒潮「真逆のこと言ってるわね〜」

叢雲「そういえば、うちの間宮と伊良湖はどこに……」

榛名「それ以上いけませんよ叢雲さん」

雲龍「間宮のお菓子ならちょっと多めに食べられる」

高雄「おかわりもあるそうですから、どんどん食べてとのことです」

大潮「食べまくりますよ〜!」

ちなつ「大潮ちゃん、ペース配分は間違えちゃだめだからね?」

暁「ふぐおっ!?」キーン

電「暁ちゃんが早速間違えてキーンってなってるのです!」
910 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/31(火) 23:37:06.21 ID:ElchIz3o0
ちなつ「しかしまあ、雲龍はもういいとしても、高雄もだいぶ目の毒だよね」

高雄「えっ、私がですか? あまり派手な服は選んでいないつもりですが」

ちなつ「でもぴっちりしてるじゃない? 地味だから返って目立つのよラインが。てか胸が」

高雄「そ、そうなんですね……」

雲龍「見せたがりさん?」

高雄「違いますっ!」

暁「じゃあなんでぴちぴちなのよ〜?」

高雄「それは、その……ゆったりしているのだと着膨れして見えるというか……」

榛名「胸に余裕がある服は全体的に膨らみが出来てしまいますからね」

高雄「太ってると思われたくないんですよ」

ちなつ「でもそれここで見せる必要ある? 皆わかってるのに」

高雄「ここに一番見せたい人がいるですからしょうがないじゃないですか」
911 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/07/31(火) 23:49:52.89 ID:ElchIz3o0
電「でもそういうラフな格好していると印象変わりますね」

大潮「いつも大人っぽい高雄さんと別人みたいです!」

高雄「子供っぽく見えますか?」

榛名「あの格好よりは子供らしさが出ていると思いますが」

荒潮「子供っぽくないところも強調されてるわけですし〜」

雲龍「私は子供っぽい?」

ちなつ「格好より平気でその格好でいられるところがね」

高雄「子供っぽい、ですか……」

叢雲「どうしたの?」

高雄「いえ、先ほどもともこさんに戸籍上は年下だからと頭をなでられて」

ちなつ「戸籍上年下でもお姉ちゃんよりお姉ちゃんに見えるんだけどね」

暁「事実暁達の方が上だもの!」

ちなつ「いや、暁ちゃんは普通にお姉ちゃんより下に見えるよ」

暁「なんですって!?」

電「身長の問題はどうしようもないですよ暁ちゃん」
912 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/01(水) 00:02:20.57 ID:36Inz12+0
ちなつ「子供っぽいって言われるのいや?」

高雄「そんなことありませんよ。ただ、どうすればいいのかわからなくて」

ちなつ「どうすればいいかって?」

高雄「経験がないので、どうしていればいいのかというのが」

ちなつ「私、高雄の頭なでたことなかったっけ?」

高雄「ありませんよ。私がなでたことならありますけど」

大潮「どうするも何もないんじゃないですか? 大潮はともこお姉さんになでなでされると嬉しいですよ!」

荒潮「別に意識して何かする必要はないんじゃないでしょうか〜」

高雄「そう、なんでしょうけど、戸惑ってしまうんです。どういう表情をすればいいのか、とか」

ちなつ「お姉ちゃん結構なでなで好きだからね。あかりちゃんにもよくやってるし」

電「電もよくされるのです!」

暁「やめてって言ってるのにするからしょうがなくやらせてあげてるわ!」

叢雲「一番喜んでるでしょうに」

雲龍「叢雲もね」

榛名「榛名達は戸籍上も年上なのであまりされませんね」

高雄「私も大学生にすればよかったかしら」
913 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/01(水) 00:08:39.89 ID:36Inz12+0
ちなつ「高雄、こっち来て」

高雄「はい?」

ちなつ「ここ、膝の上に頭乗せて」

高雄「あの、膝枕を?」

ちなつ「そう」

高雄「なぜ今膝枕を?」

ちなつ「お姉ちゃんのなでなでに戸惑わないように、今ここで練習しておきましょう」

高雄「いや、ともこさんにされるのとちなつにされるのとでは違いますからね!?」

ちなつ「私の方が戸惑い強いんでしょ。なら、こっちに慣れてたらお姉ちゃんのなんか何でもなくなるってわけ」

高雄「ですが……」

雲龍「高雄がしないなら私が」

ちなつ「雲龍何にも動じないでしょ」

雲龍「そんなことないけど……」

高雄「や、やりますよ!」

ちなつ「じゃ、はい。頭」

高雄「失礼します……」
914 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/01(水) 00:26:42.00 ID:36Inz12+0
ちなつ「頭っていうか、額なでる感じになっちゃうね」

高雄「体勢的に仕方ありませんよ」

ちなつ「こうやって皆の前で寝っ転がるっていうのも、あんまり経験ないでしょ」

高雄「そういえば」

ちなつ「そんなラフな格好してるんだから、もっと態度もラフで行こうよ。雲龍はちょっとラフすぎるけど」

雲龍「え〜」

高雄「態度をラフに……」

ちなつ「どうすれば、とか難しいこと考えなくて、感じた通りにすればいいんだよ。なでられるの鬱陶しいときもあれば、気持ちいいときもあるんだから」

高雄「一概にどうすればいいというのはないということですね」

ちなつ「そう。感じたことを感じた通りに言えばいいだけ。何も難しいことないよ」

高雄「私は考えすぎていたんでしょうか」

ちなつ「ううん。そうやって何でもしっかり考察してくれるところにはすごく助けられたよ。でも、今はもう少し肩の力抜いていいよってこと」

ちなつ「高雄のやりたいように、感じる通りに過ごせばいい」

雲龍「私の過ごし方には文句言うくせに」

ちなつ「あのね、好き勝手していいって言ってるわけじゃないからね? そこはわかるでしょ?」

高雄「……ふぅ」

ちなつ「そうそう、息吐いて」

高雄「ちなつ、もっとなでてください」

ちなつ「うん。満足するまでなでてあげるからね!」

高雄(感じたままに動くことを良しとしてくれるのは、面倒を見てくれる人がいるからなのかな。姉がほしいっていう心理はそういうところから来るのかもしれません)
915 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/01(水) 00:29:30.89 ID:36Inz12+0
今回はここまでです
次は綾乃の武蔵の話です

離れがもはやもう一つの家というくらい広いですが気にしないでください

↓1 武蔵の話

1 エロ有り
2 エロなし
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 00:34:23.66 ID:rs+afViiO
2
917 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/01(水) 22:41:45.67 ID:36Inz12+0
開始します
918 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/01(水) 22:47:21.00 ID:36Inz12+0
武蔵「……ふぅ」

あきつ丸「こんなところにいたでありますか」

武蔵「どうしたあきつ丸?」

あきつ丸「武蔵さんの服が脱ぎ捨てられていたので気になった探していたであります」

武蔵「あぁ、こう暑くては服など着ていられんからな」

あきつ丸「また包帯に逆戻りでありますな」

武蔵「逆戻りというか服の下はいつも包帯だ」

あきつ丸「やれやれ、普通に着るだけより面倒でしょうに」

武蔵「こうしていないと落ち着かんのだ」

あきつ丸「難儀でありますな」

武蔵「自分でいうのもなんだが、こういうこだわりがあるのはいいと思わないか?」

綾乃「もっと別のことにこだわってほしいけどね」

武蔵「綾乃、いたのか」
919 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/01(水) 23:01:07.93 ID:36Inz12+0
綾乃「上着まで脱いだら前より酷いじゃないの」

武蔵「そんなにひどいか? 私の体」

綾乃「いや、体は綺麗だと思うけど……そういうことじゃなくて!」

あきつ丸「みだりに肌を晒すものではありませんよ」

武蔵「固いことを言うな。ここには見せてもいい奴と見せたい奴しかいない」

綾乃「なっ……!」

武蔵「ついでに言えば、もう見られてる奴だけだしな」

綾乃「そうだけど、そうだけどっ!」

武蔵「ふっ、本当にお前は可愛いな綾乃」グイッ

綾乃「あっ、ちょっ……」

武蔵「こんな格好してる私の前で無防備すぎるぞ」

綾乃「や、やめっ、武蔵っ……!」

あきつ丸「ええい、やめるであります昼間から!」

武蔵「そう妬くな。お前も一緒にどうだ?」

あきつ丸「一緒に、でありますか……?」ゴクリ

綾乃「唾飲んでないで助けなさいあきつ丸!」
920 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/01(水) 23:10:48.96 ID:36Inz12+0
綾乃「武蔵、貴女酔ってるの?」

武蔵「いや?」

綾乃「だったらそのグラスはなによ?」

武蔵「ただの水だ。雰囲気が出るかと思ってな」

綾乃「本当に?」

武蔵「これだけ近くにいて酒の匂いがするか?」

綾乃「それはしないわね」

武蔵「何なら好きに嗅いでいいぞ。少し汗臭いかもしれんがな」

綾乃「汗のにおいもしないわ」

武蔵「ほう。なら何の匂いがする?」

綾乃「えっ? それは、武蔵の匂いよ」

武蔵「私の匂いを判別できるのかそれは嬉しいことだな」

綾乃「な、何言ってるのよもう!」

あきつ丸「そうであります! 綾乃は自分の匂いの方が好みであると言っていたであります!」

綾乃「あきつ丸も変な張り合いしないで!?」
921 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/01(水) 23:25:37.52 ID:36Inz12+0
武蔵「しかし、綾乃が飲めないというのは残念だな」

綾乃「そう? お酒なんてあまり飲みたいとは思わないわ」

武蔵「甘い酒というのもたくさんあるんだぞ?」

綾乃「それならジュースで間に合ってるわ」

武蔵「ジュースとはまた違った味わいがあるんだが、なぁあきつ丸?」

あきつ丸「まあ確かに酒精の含まれた飲み物とジュースではまるで違うであります」

綾乃「へぇ、どんな感じなのかしら?」

武蔵「試してみるか?」クイッ

綾乃「いや私未成年……って、やっぱりそれお酒なのね!?」

武蔵「冗談だよ」

綾乃「何が主語なのかわからないんだけど!?」
922 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/01(水) 23:34:07.70 ID:36Inz12+0
あきつ丸「というか、いつまで綾乃を抱っこしてるでありますか?」

武蔵「ん? さあ、いつまででもかな?」

綾乃「私も自然にそのままでいちゃってたわ!」

武蔵「それだけ私に抱かれるのが心地よかったということだろう。ならここにいればいいさ」

あきつ丸「自分の方が心地よいと言っていたであります!」

綾乃「だから張り合うな! てか言ってない!」

武蔵「と言ってるが?」

あきつ丸「むむむ〜! なら今比べるであります!」

綾乃「単純に比較できるようなことじゃないからやめて!?」

武蔵「条件を同じにしなくてはな。あきつ丸も包帯だけに」

あきつ丸「巻いて来るであります!」

綾乃「私の話を聞きなさいよ!」
923 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/01(水) 23:47:21.09 ID:36Inz12+0
武蔵「愛されているな綾乃」

綾乃「あのねぇ」

武蔵「そう睨むな。ちょっとした遊び心だ」

綾乃「そうやっていつも煙に巻くというか、色々ひっかきまわすのよね武蔵は」

武蔵「そうすると楽しい反応が返ってくるからな」

綾乃「あまり私で遊ばないでほしいのだけど」

武蔵「お前のことは遊びではなく本気だぞ?」

綾乃「私との関係じゃなくて、私を使って遊ぶなって言ってるの!」

武蔵「こんなに楽しいのに酷なことを言う」

綾乃「私は楽しくないわよ!」

武蔵「楽しくない、か?」

綾乃「……面白くはないわよ。手玉に取られたら」

武蔵「そこは年の功というやつだ。私にも人並みにあるからなプライドが」
924 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/02(木) 00:04:02.65 ID:53oCx9Ei0
武蔵「綾乃のような小さな女の子に惚れてしまう程度には安いプライドだがな」

綾乃「私に惚れるのが安いって?」

武蔵「世間一般的な私とお前の立場から言えばだよ。少なくとも大多数の人間は惚れたとしてそれを成就させようとはせんさ」

綾乃「まあ、ね」

武蔵「だが私はした。それは何故か。そうやりやすい環境であった、というのもあるが、それ以上にそれだけ感情が強かったからだ」

綾乃「私のどこにそんな魅力があったのよ」

武蔵「子供だてらに物怖じせずに命令を下すような豪胆さがあるように見せかけて、実は脆く儚い素顔を秘めているところかな」

綾乃「見せかけなんかじゃ――」

武蔵「そうだな。どちらも嘘というわけはではないんだろう。だが、強さの裏に秘められた少女らしさというものに、非常に庇護欲を掻き立てられた」

綾乃「庇護欲なの?」

武蔵「最初はな。段々と庇護欲から愛情へと変わっていった。強くて、でも儚いそのあり方を、美しいと思うようになった」

綾乃「う、美しいなんて、初めて言われたわ……」

武蔵「お前はお前が思っているよりも魅力的だ。何せ自分の艦隊全員を魅了してみせたんだからな」

綾乃「ん、んう……」

武蔵「普段強がっているくせに、そうやって戸惑いを見せるようなところがな。たまらなく愛おしいんだよ、綾乃」

綾乃「は、はずかしいからやめてよ!」

武蔵「いいや、もっとはずかしがらせるさ」

綾乃「ええ〜!?」
925 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/02(木) 00:13:08.08 ID:53oCx9Ei0
綾乃(こ、こうなったらこっちから攻めるしか……!)

武蔵「どうした?」

綾乃「ええいっ!」チュゥ

武蔵「……っ!」

綾乃「……ふっ、ふふっ、私だってやられっぱなしじゃないのよ」

武蔵「……ふふ、そうやって追い詰めたときに驚くような行動に出るところもまた魅力だ」

綾乃「余裕ぶっちゃって、声が上ずってるし顔が赤いわ」

武蔵「これは、酒のせいだ」

綾乃「キスしたらさすがに違うってわかるわよ。私も、武蔵の本当は撃たれ弱いところが好きよ」

武蔵「私は耐久力も装甲も一番だぞ」

綾乃「誰も性能の話なんかしてないでしょ」

武蔵「む、むぅ……」

綾乃「可愛い」

武蔵「や、やめろ! 私は可愛がる方が好きなんだ!」

綾乃「奇遇ね、私もよ」

武蔵「くそぉ、不意打ちのキス1回でこうまでさせられるとかずるいぞ!」

綾乃「私だってはずかしいんだからお互い様よ!」
926 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/02(木) 00:25:23.40 ID:53oCx9Ei0
あきつ丸「綾乃!」

綾乃「うえぇっ!? 何事よ!?」

あきつ丸「包帯巻いて来ましたよ! さあ、抱かれ心地を比べましょう!」

綾乃「いや、ちょっと待って――」

熊野「その次は私ですわ!」

綾乃「ええっ!? なんで熊野もいるの!?」

熊野「聞けば何やら競い合いとのことで、私も参じねばならないと思ったんですわ!」

叢雲「胸の大きさで決まるわけじゃないって教えてやるわ」

陸奥「勝ったら綾乃を包帯で巻いてお持ち帰りしていいって聞いたわ」

翔鶴「やる気が出て来ますね」

神通「負けませんから」

綾乃「なんで全員いるのよぉ!? どこから包帯持って来たの!? てか、私をお持ち帰りとか話に尾ひれが〜!」

あきつ丸「いざ勝負!」

綾乃「ええい、だから全員私の話を聞きなさ〜い!」

武蔵「ふっ、やはりこうやって引っ掻き回されて慌てふためく姿を見るのが、一番楽しいな」
927 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/02(木) 00:26:58.27 ID:53oCx9Ei0
今回はここまでです
次は千歳の伊勢の話です

同じ艦娘はちょこっとでも性格とかに差異が出るようにしていこうとしています

↓1 伊勢の話

1 エロ有り
2 エロなし
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/02(木) 00:28:27.08 ID:1gUOOIuvO
1
929 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/02(木) 22:42:46.67 ID:53oCx9Ei0
開始します
930 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/02(木) 22:49:03.10 ID:53oCx9Ei0
伊勢「あ〜」

千鶴「何やってるんですか?」

伊勢「宇宙人ごっこ」

千鶴「どこら辺が?」

伊勢「今の若い子にはわからんか」

千鶴「風体は大人ですけど、相当昔から来たようなもんですよね?」

伊勢「まっ、そうだけどさ〜」

千鶴「クーラー付けてる上に扇風機は寒いです」

伊勢「じゃあ風下から離れな〜」

千鶴「首振ってて逃げられないんですが」

伊勢「私も当たり続けてると寒いんだよ」

千鶴「じゃあ止めろよ!」

伊勢「止める〜」ピッ
931 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/02(木) 22:57:01.89 ID:53oCx9Ei0
千鶴「扇風機でゴミも飛び散っちゃってますし」

伊勢「一体誰がこんな散らかしたんだ!?」

千鶴「あんただよ!」

伊勢「いやぁ、動く気が起きなくてね〜」

千鶴「こういうことあんまり言いたくないですけど、居候の自覚ありますか?」

伊勢「千歳に自分家だと思っていいって言われたし」

千鶴「限度がありますよ!」

伊勢「これくらい平気平気〜」

千鶴「平気じゃないから言ってんだ!」

千歳「どないしたん騒がしい」

伊勢「千歳〜宇宙人やろうぜ〜!」ピッ

千鶴「だから付けるなって!」

千歳「あちゃ〜ゴミこんなに散らかして」

伊勢「いくら自分の家だからって駄目だぞ千鶴!」

千鶴「ぐ、のぉ……!?」

千歳「伊勢。あんまり千鶴怒らせとると、うちも怒るで」

伊勢「はぁ〜い、片づけま〜す」

千鶴「姉さん」

千歳「堪忍な千鶴。今度うちがよ〜く言い聞かせとくから」
932 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/02(木) 23:03:54.31 ID:53oCx9Ei0
その日の夜

千歳「くぅ〜……」

伊勢「千歳〜」コンコン

千歳「ん〜?」

伊勢「ごめん、寝てた?」

千歳「こんな時間やしそりゃ寝とるよ〜どないしたん?」

伊勢「夜這いしに来たぜ!」

千歳「それ本人にそんな宣言してやることちゃうやろ」

伊勢「伊勢さんは寝込みを無理やりとかそういう愛のないことはしないのさ〜」

千歳「そらどうも。あんま廊下で話すことやないし、入ってき」

伊勢「お邪魔しま〜す」
933 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/02(木) 23:11:38.46 ID:53oCx9Ei0
伊勢「よし、やろうぜ」ヌギヌギ

千歳「単刀直入やな」

伊勢「だって用件言ったのに入れたってことはそういうことだろ〜?」

千歳「愛は合っても情緒とかはないんやな」

伊勢「私はもう辛抱溜まらんのですよ!」

千歳「雪風といいなんでこううちの子らは直球なんやろうなぁ」

伊勢「真っ向から受け止めてくれるからだよ」

千歳「来るもんは拒まへんよ」

伊勢「えへへ〜ほら千歳も脱いで脱いで」

千歳「はいはい」

千歳(思ったよりも早いチャンス到来やな)
934 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/02(木) 23:22:21.29 ID:53oCx9Ei0
伊勢「……」

千歳「そない見られるとはずかしいわ。伊勢のがええ体しとるんに」

伊勢「私にとっては千歳の体が一番いい体なんだよ」

千歳「ロリコンなん?」

伊勢「千歳コンだよ!」

千歳「ふふっ、ありがとうな」

伊勢「お礼は体に払ってもらおうかな!」

千歳「で、やなくて、になんやな。まあ、そうやね」スリスリ

伊勢「ん、ふふ、太腿?」

千歳「くすぐったいやろ?」

伊勢「くすぐったいけどさ〜」

千歳「ゆっくりしてこうな〜」
935 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/02(木) 23:35:37.91 ID:53oCx9Ei0
伊勢「んもぉ、いつまで足なでてんのさ〜?」

千歳「手触りがよくってつい」

伊勢「目の前にもっと手触り良さそうなのが揺れてるでしょ?」プルン

千歳「せやな」スリスリ

伊勢「んひゃっ! お、お腹?」

千歳「お腹揺れ取ったで」

伊勢「うっそ! そんな太ってないし!」

千歳「揉み心地ええよ?」

伊勢「いやいやお腹は誰でも……んっ!」

千歳「ここら辺?」

伊勢「んひゃう、や、やめっ、くすぐった、あひっ……」

千歳「お〜揺れとる揺れとる」

伊勢「揺れとら〜ん!」
936 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/02(木) 23:47:24.87 ID:53oCx9Ei0
伊勢「おほっ……」

千歳「へそももちゃんと洗わんとあかんで」クリクリ

伊勢「やっ、普通、あらわっ、おぅっ……」

千歳「どしたん?」

伊勢「へそ、ほぉ、んっ……」

千歳「気持ちええん?」

伊勢「ん、ん……」

千歳「なんか見たことない顔しとるな」

伊勢「これ、初めて、んぉ……」

千歳「もっと楽しませたりたいけど、あんまりやるとお腹いたなるからここら辺」

伊勢「ほぉ、うぅ……焦らすねぇ……」

千歳「ゆっくり言うたやん」
937 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/02(木) 23:59:48.92 ID:53oCx9Ei0
伊勢「んんんっ……脇とか、汗かいてるし……」

千歳「そんなん気にしてたらエッチなんかできひんよ」

伊勢「そ、そうだけどさぁ……」

千歳「情緒ないんかと思ったら、ちゃんと持っとるやん?」

伊勢「ん〜……!」

千歳「かわええなぁ、伊勢……」コチョコチョ

伊勢「ふあぁっ、や、やめてよ、言葉も行為もくすぐったい……」

千歳「心も体ももっとくすぐったるわ」

伊勢「ふぁっ、ひゃん……」

千歳「伊勢もそんな声出すって千鶴が知ったら驚くやろうな」

伊勢「やぁ、めぇて……」

千歳「ふふふっ……」
938 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/03(金) 00:18:00.93 ID:nvUZlamK0
伊勢「千歳ぇ……」

千歳「なぁに?」

伊勢「なんでおっぱい揉んでくれないんだよぉ……」

千歳「ん〜」

伊勢「おっぱい揉んでよぉ、千歳ぇ……」

千歳「そんなに揉んでほしいん?」

伊勢「してして」

千歳「せやったら、これからはちゃんと自分で出したゴミは自分で片づけること」

伊勢「ええっ?」

千歳「それと、あんまり千鶴を困らせんこと。約束できる?」

伊勢「そ、そのためにわざとおっぱい避けてたんだ?」

千歳「どうなん?」

伊勢「うぅぅ、するから! 約束するから! 早く、早くぅ〜!」

千歳「どうも信用できんなぁ」

伊勢「誓う、誓います……! だからっ……!」

千歳「ちゃんと守るんよ」モミモミ

伊勢「あああ〜、きたっ……はぁぁ……!」ゾクゾク
939 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/03(金) 00:26:00.52 ID:nvUZlamK0
千歳「伊勢はおっぱいされるん好きやなぁ」

伊勢「はぁ、へへっ……揉まれないとエッチした気にならないんだよ」

千歳「そこまで?」

伊勢「ていうか、んっ……揉まれるとエッチのスイッチが入るというか……」

千歳「スイッチ……」グニッ

伊勢「ああっ……! いや、乳首もそうだけど、おっぱい弄られることでやる気になるっていうか」

千歳「そういうもんかぁ」

伊勢「だから、おっぱい触られずにされてると、すごいもどかしいというか寂しいというか……」

千歳「おっぱいお預けは効果的っちゅーことやな」

伊勢「も、もうやめてよ!」

千歳「うちかてやりたないわ。こんなん目の前にあるんに、お預けされてるんはうちも同じやもん」

伊勢「千歳……」

千歳「ちゃんとええ子にして、うちにおっぱい弄らせてな」

伊勢「うんっ……」
940 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/03(金) 00:28:43.30 ID:nvUZlamK0
伊勢「ほいっと」

千鶴「ゴミ片づけるようになりましたね」

伊勢「まあね。おっぱいお預けはこりごりだから」

千鶴「はぁ?」

伊勢「あぁ、いや、何でもないよ。千鶴、それも捨てて来てあげるから」

千鶴「いいですよ、自分の分は自分で片づけます」

伊勢「いいっていいって。この前怒らせちゃったお詫び」

千鶴「そういうことなら」

伊勢「収集車来る前に皆の部屋から集めて来るか〜」

千鶴「姉さん、一体何したの?」

千歳「そらぁ……千鶴にはまだ早いことや」
941 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/03(金) 00:30:10.92 ID:nvUZlamK0
今回はここまでです
次は櫻子の空母棲姫の話です

千歳が眼鏡かけてたかかけてなかったかはお好みでということで

↓1 空母棲姫の話

1 エロ有り
2 エロなし
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 00:32:52.50 ID:FqhBIh8XO
2
943 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/03(金) 22:47:39.31 ID:nvUZlamK0
開始します
944 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/03(金) 23:02:03.79 ID:nvUZlamK0
櫻子「この時期になるとテレビで戦争の話よく見るなぁ」

空母棲姫「色々と大きな出来事が続いたからな」

櫻子「やっぱり、見たくない?」

空母棲姫「そうでもないさ」

櫻子「でも知ってるでしょ?」

空母棲姫「私が知っているのは私が見て来たものだけだよ。もっと広大な範囲でやっていたんだ」

櫻子「そっか」

空母棲姫「もう遥か遠い昔の出来事なのに、こうして伝えようとしてくれているのは喜ばしいな」

櫻子「ソラが知ってること全部話せば?」

空母棲姫「この世界では私のただの人間だ。妄言にしかならんだろう」

空母棲姫「それに、それは生きている人間の仕事だ。私達が出て来るべきじゃない」

櫻子「ソラだって生きてるじゃん」

空母棲姫「ソラとしてな。だから艦としての私はもう出るべきじゃない」

櫻子「難しいな」

空母棲姫「あぁ、難しいさ。けど、考えてくれ」

櫻子「うん……」
945 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/03(金) 23:13:25.22 ID:nvUZlamK0
空母棲姫「あまり難しい話を振っては、櫻子の頭が爆発してしまうな」

櫻子「頭が爆発するわけないだろ! バカか!」

空母棲姫「はいはい。何か気分が盛り上がる話をしよう」

櫻子「盛り上がる話? う〜ん、あっそうだ。今日また花子がホットケーキ作ってくれるって」

空母棲姫「あぁ、花子は料理も上手だから楽しみだな」

櫻子「今度はちゃんと食べてやらないとな」

空母棲姫「前は食べなかったのか?」

櫻子「いや、夜中に自分で作って食べてて……」

空母棲姫「夜中に1人でホットケーキを?」

櫻子「うるさいな! お腹空いてたんだからしょうがないだろ!」

空母棲姫「櫻子もホットケーキ焼けたのか……」

櫻子「そっちかよ! しかもマジな感じで驚くなよ!」
946 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/03(金) 23:28:48.51 ID:nvUZlamK0
空母棲姫「そういえば、あかりのところ……と言っても別々で暮らしているが、ほっぽ達のところに新入りが入ったそうだな」

櫻子「だいぶ前の話でしょ? 会いに行った?」

空母棲姫「いや、話には聞いてたいたが時間が合わなくてな」

櫻子「ええ〜はくじょ〜だな」

空母棲姫「そうは言っても私も暇ではないからな」

櫻子「暇そうにしてるじゃん」

空母棲姫「なら今から行ってくるか」

櫻子「ま、待ってよ! 今日は私に付き合う約束だろ!」

空母棲姫「一緒に来るか?」

櫻子「やだよ外出たくない」

空母棲姫「ならまた今度だな」

櫻子「そうだね」

空母棲姫「じゃあ行ってきます」

櫻子「また今度で私に付き合う方がかよ!? 待てって!」

空母棲姫「冗談だよ」
947 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/03(金) 23:43:10.32 ID:nvUZlamK0
櫻子「でもその深海棲艦会長のところにいたんだよね」

空母棲姫「らしいな」

櫻子「今どれくらいいるんだろう会長のところ」

空母棲姫「さあなぁ。謎が多いからな」

櫻子「もしかしてまだ建造してたりして」

空母棲姫「西垣先生はわりとマッド寄りだが、そこまで倫理観は破綻していないと思うぞ」

櫻子「爆発物だけまだ作ってるかも」

空母棲姫「それは可能性が非常に高いな」

櫻子「先生ん家からここまで届いたりしないよね?」

空母棲姫「さすがにないだろう」

櫻子「……ないよね?」

空母棲姫「……たぶん」
948 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/03(金) 23:54:45.73 ID:nvUZlamK0
空母棲姫「まあその新入りが水着も買ったし、近々海に行こうという話をしているんだ」

櫻子「海かぁ」

空母棲姫「どうした?」

櫻子「いやぁ、もう一生分は海にいたからね」

空母棲姫「何を言ってるんだまだまだだぞ」

櫻子「もう海行くって言ってテンション上がらないわ」

空母棲姫「嫌いになったのか?」

櫻子「なんかこう、行くって言うか帰るって感じがする」

空母棲姫「海に帰るのか」

櫻子「海に沈むみたいな言い方やめろ!」

空母棲姫「ふっ、櫻子も随分と染まったな」

櫻子「しょうがないだろ! どんだけ海で暮らしたと思ってんだ!」

空母棲姫「あぁ、私達も久しぶりに帰ろうか」

櫻子「ん……」
949 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/04(土) 00:09:25.05 ID:Z4IZiBPM0
花子「何の話してたし?」

櫻子「花子! ホットケーキまだか?」

花子「まだ3時には早いし。ていうか花子の話聞けし」

空母棲姫「今度皆で海に行こうって話だよ」

花子「海?」

空母棲姫「あぁ、海水浴だな」

櫻子「花子も来るか〜?」

花子「考えとくし」

櫻子「向日葵よりもおっぱいおっきいのいるから気を付けろよ!」

花子「花子はまだ気にする歳じゃないし」

空母棲姫「それを口にできるというのが凄いな」
950 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/04(土) 00:19:31.06 ID:Z4IZiBPM0
花子「海に帰っちゃうのかと思ったし」

櫻子「なんで花子まで帰るとか言い出すんだ?」

花子「帰って来てからの櫻子、ちょっとだけ海の匂いがしてたし」

櫻子「海の水は塩水だから、汗臭かったってことか!?」

空母棲姫「海水と汗の匂いは違うだろ」

花子「なんか雰囲気もちょっと変わってたし、別人になったみたいで」

櫻子「まあ? 元々パーフェクトだったけど、さらに成長した的な?」

花子「だから、どっか行っちゃうのかなって思って」

櫻子「花子?」

花子「最近引っ越そうとしてるみたいだし、もしかして海での暮らしに戻ろうとしてるのかなって思ってたし」

空母棲姫「気づいてたのか」

櫻子「海、海ねぇ。海辺の方がいいかなぁやっぱり」

花子「……」
951 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/04(土) 00:36:12.26 ID:Z4IZiBPM0
櫻子「どったの花子?」

花子「なんでもないし!」

櫻子「何怒ってるんだよ〜」

花子「怒ってないし!」

櫻子「ええ〜?」

空母棲姫「花子。はずかしいかもしれないけど、本当の気持ちはちゃんと言った方がいい」

花子「ちゃんと言ってますし!」

空母棲姫「遺言の手紙にすら、本当の気持ちを書けなかった人達だっているんだから」

花子「……櫻子」

櫻子「やっぱり怒ってるの?」

花子「どこにも行かないでほしいし」

櫻子「は?」

花子「たまに、っていうか頻繁に鬱陶しいこともあるけど、やっぱり櫻子には家にいてほしいし!」

花子「だから、引っ越しとかしないでほしいし!」

櫻子「は、花子……」
952 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/04(土) 00:53:12.32 ID:Z4IZiBPM0
空母棲姫「花子は櫻子がどこかに行ってしまうんじゃないかって心配だったんだな」

花子「ソラさん達がいて家の中狭くなったのは我慢するし!」

櫻子「今すぐ出ていくわけじゃないけど、やっぱり今のままは難しいよ。ねーちゃんだって、友達家に呼びづらいって言ってたし」

花子「……」

櫻子「そんな遠くには引っ越さないから、ちゃんとたまに帰ってくるよ」

花子「本当かし?」

櫻子「本当だって! 異世界からだってちゃんと帰って来た櫻子ねーちゃんを信じろ!」ナデナデ

花子「うん……」

空母棲姫「なんだかんだ言って、慕われてるんだな櫻子も」

櫻子「だから言っただろ〜!」

花子「ソラさん。櫻子のこと、よろしくお願いしますし」

空母棲姫「うん、任せろ。たまには首に縄かけてでも連れて帰るから」

櫻子「人を犬扱いするな〜! あっ、でも犬飼いたいよね〜」

空母棲姫「この通り、色々無計画だから本当に家を出る日はまだ遠いよ」

花子「よかったし」

櫻子「ほれほれ〜離れる前に櫻子様の成分を存分に味合わせてやるぞ〜」

花子「やめるし、くっつくなし! もう、さっさと出てけ!」

空母棲姫(家族、か。とても暖かなものだな……)
953 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/04(土) 00:55:10.53 ID:Z4IZiBPM0
今回はここまでです
次は向日葵の飛鷹の話です

大人びた言動することはあっても相応に子供っぽい感性をしている花子様が好きです

↓1 飛鷹の話

1 エロ有り
2 エロなし
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 00:56:55.82 ID:ZE7bWQwAO
2
955 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/04(土) 22:45:38.49 ID:Z4IZiBPM0
開始します
956 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/04(土) 22:53:57.21 ID:Z4IZiBPM0
妖精(彗星)「……」パタパタ

楓「妖精さんも暑そうだね」

向日葵「この暑さだもの、仕方ありませんわ」

楓「楓がうちわで扇いであげる」

飛鷹「飛ばされちゃうからやめてあげてね」

楓「あっ、そっか」

向日葵「この子達には扇風機でも台風並の風に感じるんでしょうね」

楓「ちょっと楽しそう」

妖精(彗星)「……!」

飛鷹「危ないからやらないよ」

向日葵「テーブルなどにぶつかってしまうかもしれませんからね」

楓「指で扇いだらちょうどいいかな?」ピョコピョコ

妖精(彗星)「……♪」

楓「ふふっ、気持ちよさそう」
957 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/04(土) 23:11:42.27 ID:Z4IZiBPM0
楓「妖精さんってどういう生き物なの?」

飛鷹「私もよくわからないんだよね」

向日葵「まったく謎の生物ですわ」

楓「飛行機とか乗れるし、昔の軍人さんの生まれ変わり?」

飛鷹「どうなのかなぁ。だったらこんなに子供っぽくはないと思うけど」

妖精(彗星)「……」コロコロ

向日葵「西垣先生なら何か知っているかもしれませんね」

楓「そうなんだ。でもこの子達がお姉ちゃん達を守ってくれたんだよね?」

飛鷹「そうだね。この子達がいなかったら私達はたぶん帰って来られなかったよ」

楓「ありがとうね、妖精さん」ナデナデ

妖精(彗星)「……」ペコリ
958 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/04(土) 23:22:23.31 ID:Z4IZiBPM0
楓「……くぅ」

妖精(彗星)「……zzz」

向日葵「楓の上で眠ってしまいましたわ」

飛鷹「寝返り打ったときに潰されないか心配ね」

向日葵「楓は櫻子ほど寝相悪くないから安心ですわ」

飛鷹「それならいいけど」

向日葵「妖精達にも苦労をかけましたわね」

飛鷹「それが仕事だからね」

向日葵「ですが、こんな小さな体でよく戦ってくれましたわ」

飛鷹「労ってあげる?」

向日葵「何かしてあげたいですわね。赤座さんは何度か労いのパーティーをしてあげたそうですが」

飛鷹「あっちにいた頃にやっとけばよかったかな」

向日葵「規模は小さくともうちでもできますわ。楓も一緒にできますし」

飛鷹「この子達も楓のこと気に入ってるみたいだし、一緒の方がいいか」
959 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/04(土) 23:31:29.75 ID:Z4IZiBPM0
向日葵「最初にこの子達を見たときは随分と驚いてしまいましたわね」

飛鷹「そうだったね。結構可愛いと思うけど」

向日葵「起きたら見知らぬ場所に見知らぬ人といて、気が動転していたのですわ」

飛鷹「そりゃ仕方ない」

向日葵「皆いい子だとわかったので今は何ともありませんわ」

飛鷹「懐かしいね」

向日葵「本当に遠い昔のことのようですわ」

飛鷹「もうそう言ってもいいくらいは経ったんじゃない?」

向日葵「さすがにまだそこまで言うほど昔とは言えませんわ」

飛鷹「だけど普通なら向日葵がもう高校生になるくらいには時間経ってるし」

向日葵「まだ100%中学生ですもの」

飛鷹「時空が歪んでるから異世界にも行けたのかな」
960 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/04(土) 23:46:28.03 ID:Z4IZiBPM0
向日葵「飛鷹と2人で始まったと思っていましたが、この子達もいたのでしたわね」

飛鷹「あと間宮さんと伊良湖さんもね」

向日葵「そういえばうちのあの2人はどこに……」

飛鷹「あかりちゃんのところの2人に近代化改修されたとかそういう感じだと思う」

向日葵「まあ、赤座さんのところ以外はあまりいる描写して来ませんでしたからね」

飛鷹「うん、そうしよう」

向日葵「とにかく、飛鷹と2人きりではなかったということですわ」

飛鷹「でも私は2人でいたって思ってたけどね」

向日葵「ちゃんとお話しして、対等に接し合えるのは飛鷹だけでしたから」

飛鷹「提督と隷下の艦娘だから普通対等じゃないんだけどね」

向日葵「そこはあまり気にしたことありませんわよ」
961 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/04(土) 23:59:15.21 ID:Z4IZiBPM0
向日葵「あの頃は不安でいっぱいでしたが、なんとかなるものですわね」

飛鷹「何とかしたんだよ、皆でね」

向日葵「ええ、私達だけなく赤座さん達も一緒に」

飛鷹「本当に偉いよ向日葵は」

向日葵「いいえ、ほとんど戸惑っているばかりでしたわ」

飛鷹「普通の女の子が提督を勤め上げるってそれだけですごいことだよ」

向日葵「そうは言っても昔のように大人数の軍人さんが操る大艦隊を指揮していたわけではありませんし」

飛鷹「意思を持った艦娘達それぞれをまとめ上げてたんだから、それは普通に艦を操縦するよりもある意味難しいことだよ」

向日葵「難しさの方向性が違いすぎますから一概には比べられませんわ」

飛鷹「どうしてそんなに謙遜するのよ」

向日葵「それは飛鷹もですわ。私の頑張りだけ特筆して、自分の功績を蔑ろにしようとしています」

飛鷹「そ、それは」

向日葵「皆で頑張ったと自分で言ったでしょう。貴女も私も、皆の中ですわ」

飛鷹「……うん」
962 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/05(日) 00:18:40.37 ID:SiIXAkhO0
向日葵「帰って来てから何もしていませんでしたわね」

飛鷹「お疲れ様会的なの?」

向日葵「ええ。帰って来てようやく終わったというのに、区切りをつけていませんでしたわ」

飛鷹「なら、妖精達のためにもやっちゃおうか」

向日葵「ですわね。準備をしませんと」

飛鷹「櫻子達も呼ぶ?」

向日葵「う〜ん、今回は私達だけでやりましょう。私達の慰労会ですもの」

飛鷹「そうしよっか」

向日葵「飛鷹。私も貴女も、もう特別な立場も権限もない普通の一般市民ですわ。これから先も今までとは違う面のたくさんの苦労があると思います」

向日葵「それでも私について来てくださいますか……ううん。ついて来てください」

飛鷹「愚問ね。いやって言われても付いて行くよ。もう何でもない一般市民同士だから、命令に従う艦娘じゃなくて、純粋に恋人のために尽くす女として生きられる」

向日葵「恋人……」

飛鷹「違うの?」

向日葵「違います。ただ、その響きがなんだかこう……あはは」

飛鷹「暖かくてくすぐったい感じだよね。私もはっきり言うのはずかしいけど、でも口にすると気分がよくなる」

向日葵「飛鷹……」

飛鷹「向日葵……」

楓「……んぅ」コロン

妖精(彗星)「……zzz」

向日葵「……ふふっ、今はやめておきましょうか」

飛鷹「……だね。皆に慰労会の連絡して来るね」

向日葵「ええ、お願いしますわね」

楓「お姉ちゃん……」ムニャムニャ

向日葵「楓、お姉ちゃん今すごく幸せですわ。大切な家族と、大好きな恋人に囲まれて暮らすこの生活……本当に頑張ってよかった」
963 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/05(日) 00:21:10.21 ID:SiIXAkhO0
今回はここまでです
次はあかりの伊良湖の話です

艦娘は元々メタ発言を理解できていませんでしたが、ゆるゆりの世界に来たことで理解できるようになったという設定です

↓1 伊良湖の話

1 エロ有り
2 エロなし
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 00:38:43.08 ID:Wnlh62y0O
965 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/05(日) 22:44:40.70 ID:SiIXAkhO0
今日はちょっと書けそうにないので↓1〜2で埋め用の小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府の話でもエロでも鎮守府にいた頃の話でもOKです
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 22:46:19.85 ID:YJB3OtNPO
珍しくエロ抜きで純粋に神風とイチャイチャするあかりの裏人格
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 22:46:52.76 ID:PuaHsiHpo
神風をメロメロにする為にマッサージのやり方をあかりから教わる国後
968 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/06(月) 22:45:49.63 ID:nG9JlKL+0
開始します
969 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/06(月) 22:57:05.19 ID:nG9JlKL+0
伊良湖「あかりはこの芋チップス好きだね」

あかり「はい! うすしおだいすきです!」

伊良湖「これくらいなら作ってお店で出せそうだけど」

あかり「甘味って感じはしないですね」

伊良湖「チョコでコーティングするのは?」

あかり「あっ、それありますよぉ」

伊良湖「あるよねぇ」

あかり「美味しいんですよぉ」

伊良湖「私が考え付くようなことは大体誰でも考えちゃうかぁ」

あかり「伊良湖さんじゃなくても、もう色んなお菓子がたくさんありますからね」

伊良湖「その中で斬新なの考えないといけないなんて、厳しいよぉ」
970 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/06(月) 23:10:20.15 ID:nG9JlKL+0
あかり「間宮さんも言ってましたけど、甘味処も大変ですね」

伊良湖「そうなの。お菓子作ってればいいだけじゃないんだよ」

あかり「伊良湖さんは斬新なのが作りたいんですね」

伊良湖「間宮さんは違うの?」

あかり「間宮さんは昔を思い出すのを作りたいみたいです」

伊良湖「昔を思い出す、かぁ」

あかり「でも、新しいのも必要だって言ってましたけどね」

伊良湖「昔ながらのメニューだとどうしても馴染みの味というのがあって、新参の私達じゃ太刀打ちできないからね」

あかり「新しいメニューを開発する必要があるんですね」

伊良湖「だから研究してるんだけど〜」

あかり「焦らずに行きましょう」

伊良湖「う〜ん」
971 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/06(月) 23:30:55.51 ID:nG9JlKL+0
伊良湖「甘味処ってしっかりお料理も出すのよね」

あかり「えっ、そうなんですか? お汁粉とかじゃなくて?」

伊良湖「カレーとか出してるよ」

あかり「スイーツバイキングにもそういうのあったりしますね」

伊良湖「甘い物だけってわりと飽きちゃうからね」

あかり「なるほど〜」

伊良湖「そっち方面で攻めるというのも」

あかり「甘味処というか定食屋さんになっちゃいそうですね」

伊良湖「甘味定食」

あかり「それは何となくミスマッチな気が」

伊良湖「甘味カレー」

あかり「甘口じゃなくて?」

伊良湖「カレー定食」

あかり「もはや甘味じゃなくなりましたね」
972 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/06(月) 23:44:56.73 ID:nG9JlKL+0
あかり「斬新なのと滅茶苦茶なのは違いますからね」

伊良湖「わかってるよぉ」

あかり「考え付くのは難しいですけど、その分絶対売れますよ!」

伊良湖「知名度が上がってる今、何か売り出すものが必要なんだよね」

あかり「頑張りましょう!」

伊良湖「はぁ、ごめんねあかりにも付き合わせて」

あかり「いえ。伊良湖さんのお手伝い出来て嬉しいですよぉ」

伊良湖「う〜、あかり〜! 私もうあかり専属の甘味屋さんになる〜!」

あかり「専属って」

伊良湖「あかりに作って、あかりにほめられたらそれでいいよ〜!」

あかり「伊良湖さんのお菓子美味しいですから、もっと皆に食べてもらいたいってあかり思いますよぉ」ナデナデ

伊良湖「う〜!」
973 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/06(月) 23:55:02.93 ID:nG9JlKL+0
伊良湖「でも、あかりのところに就職したいのは本当だよ」

あかり「あかりの家にですか?」

伊良湖「あかりに」

あかり「あかりに!?」

伊良湖「まあ、そうしたら家に行くことにはなるけど」

あかり「家事してくれる人が増えたら、お母さんも喜ぶと思いますけど」

伊良湖「お義姉さんと1つ屋根の下に暮らして、あかりとするのはほぼ自殺行為だけど」

あかり「はい?」

伊良湖「あかりがうちに来てよ〜」

あかり「あかりがですか?」

伊良湖「ごはんもお風呂も私も全部するから〜」

あかり「不公平になっちゃいますから」

伊良湖「ぶぅ〜」
974 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/07(火) 00:12:10.41 ID:29O0h8Mc0
伊良湖「はぁ〜あ」

あかり「ため息ばかりついてますね伊良湖さん」

伊良湖「普通の人生って中々難しいんだなぁって」

あかり「そんな簡単に上手くはいきませんよぉ」

伊良湖「自分はいけちゃうって思って、でも全然そんなことなくて」

伊良湖「あ〜あ……」

あかり「はぁ、伊良湖さん。あかりのお膝に来てください」

伊良湖「ん〜」

あかり「伊良湖さんは頑張ってますよぉ。こうして新しいメニューを考えてるんですから」ナデナデ

伊良湖「でも思いつかないんだよ〜」

あかり「大丈夫。絶対美味しくて面白いお料理を思いつきますから」ナデナデ

伊良湖「うぅ〜あかり〜」
975 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/07(火) 00:23:42.30 ID:29O0h8Mc0
伊良湖「あかりがいないと私駄目だよ〜」

あかり「そんなことないです。伊良湖さんは1人でも頑張れますよ」

伊良湖「無理〜! ずっとあかりとこうしてる〜!」

あかり「今回の休日はずっとしててあげますから、また頑張りましょうね」

伊良湖「やだ〜! これからずっと休日にする〜!」

あかり「よしよし。日頃の疲れを癒しちゃいましょうね」

伊良湖「あかり〜」

あかり(伊良湖さんが完全に幼児退行してる。そんなに辛いのかな?)

伊良湖(こうやって辛いふうを装えばあかりはきっと優しくしてくれるわ)

伊良湖(そこを起点にしてちょっと無茶なお願いも通すの。我ながら完璧な作戦だわ!)

あかり(大人かぁ。憧れるだけじゃなくて、子供でいられる幸せもめいっぱい楽しんだ方がいいのかも)

伊良湖(うふふっ、疲れた大人だからこそできる芸当。ただ子供のように甘えるのとは違う癒しを得られる、素晴らしい関係性ね!)
976 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/07(火) 00:26:08.15 ID:29O0h8Mc0
今回はここまでです
次は北方棲姫の話です

創作料理を考えられる人ってすごいなと思いますね

↓1 北方棲姫の話

1 エロ有り
2 エロなし
977 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/07(火) 00:28:14.00 ID:matK0M24O
978 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/07(火) 22:49:01.96 ID:29O0h8Mc0
開始します
979 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/07(火) 22:55:21.35 ID:29O0h8Mc0
北方棲姫「コッチー」

花子「結構おっきい家だし」

みさき「う、うちよりは小さいけどね!」

未来「みさきちの家これよりおっきいの!?」

こころ「すごい〜」

みさき「へっ!? ま、まあ、調子いいときはね!」

花子「家の調子がいいってなんだし」

北方棲姫「タダイマー」

イ級「……」

みさき「うひゃぁっ!?」

未来「な、なんなのこれ!?」

こころ「見たことない生物だ〜」

北方棲姫「エーット、イヌ?」

花子「なんで疑問形なんだし!?」
980 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/07(火) 22:58:59.71 ID:29O0h8Mc0
こころ「ん〜あんまりモフモフじゃない」コンコン

イ級「……?」

花子「明らかに犬、というか生物が出しちゃいけない音してるし!」

北方棲姫「イキュウ、アイサツ!」

イ級「……」ペコリ

こころ「お〜、いい子だね〜」ナデナデ

イ級「……♪」

こころ「ふふ、喜んでるの? こんな固くてもちゃんとなでてるのわかるんだね」

未来「こころ、平気なの?」

みさき「噛まない?」

こころ「平気平気〜」

北方棲姫「カマナイヨ」

花子(櫻子、こんなのと戦ってたのかし……)
981 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/07(火) 23:04:20.88 ID:29O0h8Mc0
レ級の尻尾「……」テクテク

こころ「またなんか来た」

未来「こっちの方が凶悪そうだよ?」

北方棲姫「シッポモミタメホドコワクナイカラ」

みさき「尻尾?っていうの? みさきはみさきっていうのよ! みさき様って呼んでいいから!」

レ級の尻尾「……」プイッ

みさき「なぁっ!?」

花子「そもそも犬?なら話せないから呼べないし」

北方棲姫「ハナコサマノコトハ、ハナコサマッテヨンデルヨ」

花子「えっ?」

こころ「ほっぽはいきゅー達が言ってることわかるんだ〜?」

北方棲姫「ワカル!」

未来「すご〜い!」

みさき「みさきだってわかるわよ! なでてほしいのよね!」ナデナデ

イ級「……?」

花子(しんかいせいかん、だっけ? 同じそれだからわかるのかし?)
982 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/07(火) 23:14:28.08 ID:29O0h8Mc0
北方棲姫「ハヤクオクハイロ!」

未来「だね。ほんとちょっと歩いただけで異常だよ」

こころ「今年の夏の暑さは異常だってテレビで言ってた〜」

イ級「……」シュン

みさき「いきゅーも暑いの苦手なのかしら?」

北方棲姫「クロイカラネ。チョットソトダスト、メダマヤキヤケルヨウニナル」

こころ「おいしそ〜」

花子「いやそれはもう生物じゃ……いや、もういいし」

イ級「……」ツンツン

花子「な、なんだし?」

北方棲姫「ハナコサマニモナデデホシイッテ。ワタシガイツモ、スゴインダッテイッテルカラ」

未来「さすが、花子様の武勇伝は犬にも通じるんだね!」

みさき「ふっ、みさきも犬には好かれるタイプなのよ!」

花子「いや、変なこと教え込まないでほしいし!」

イ級「……」

花子「うっ……」ソッ

イ級「……♪」

花子(そんなに怖いものじゃない? ソラさんもほっぽもそうだし、この子もいい子になってる?)
983 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/07(火) 23:25:41.35 ID:29O0h8Mc0
北方棲姫「スズシー」ガチャ

未来「冷気が体に染みる〜」

イ級「……♪」

レ級の尻尾「……」テクテク

離島棲鬼「あ〜、こ〜んな暑い日には何もやる気起きませんわ〜」ダラー

こころ「ほっぽのお姉ちゃん?」

みさき「ダメ人間だわ!」

花子「休日の家の中でくらいだらけるのは普通だし!」

離島棲鬼「うえっ!? 誰君達!?」

北方棲姫「トモダチヨブッテイッタ」

離島棲鬼「あれ〜そうだったっけ〜?」

未来「初めまして! 相馬未来です!」

こころ「小川こころ〜」

高崎「高崎みさきよ!」

花子「大室花子です」

離島棲鬼「未来ちゃん、こころちゃん、みさきちゃん、花子ちゃんね。花子ちゃんは櫻子ちゃんの妹かしら?」

花子「は、はいそうです。姉がお世話になっています」ペコリ

離島棲鬼「あっ、いや、櫻子ちゃんとはあんまり接点ないんだけど……キャラ違いすぎでしょ」
984 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/07(火) 23:38:12.50 ID:29O0h8Mc0
離島棲鬼「お姉ちゃんがアイスをあげよう」

未来「ありがとうございます!」

こころ「ありがと〜」

みさき「いい人間だったわ!」

花子「掌返しが早すぎるし」

離島棲鬼「うんうん、ほっぽにもこんなにお友達が出来て嬉しいよお姉ちゃんは」

北方棲姫「ダレガオネエチャンダ」

離島棲鬼「ええっ!? 私お姉ちゃんだと思われてなかった!?」

花子(もしかして花子の影響……いや、本当に同じしんかいせいかんなだけで姉妹じゃないのかし)

防空棲姫「あらぁ? 今日はにぎやかじゃない」

みさき「またお姉さんが現れたわ!」

防空棲姫「貴女達がほっぽが言ってたお友達ねぇ。へぇ〜、来たんだぁ……」

未来「な、なんか雰囲気ちょっと怖い」

戦艦棲姫「こら、わるづき。あまり小さな子を怖がらせるな」

防空棲姫「はぁ〜い」

こころ「お母さん?」

戦艦棲姫「おかっ、い、いや、姉ということにしておいてくれ」

みさき「ということにって?」

戦艦棲姫「それはなんというか言葉の綾的なあれで」

レ級「お〜! ほっぽの友達来てる〜! どいつが一番強いの〜?」

北方棲姫「ハナコサマ」

レ級「ハナコサマ! 私と戦おうぜ!」

花子「え、ええっ!?」

みさき「ちょっと待ちなさい! みさきの方が強いわ!」

レ級「ん〜どっちでもいいから2人共一斉にこ〜い!」

戦艦棲姫「やめろレ級! この子達は駆逐艦じゃないんだぞ!」

こころ「くちくかん?」

戦艦棲姫「あ〜普通の女の子だってことだ!」

深海鶴棲姫「ちょっと、うるさいんだけど? なにこの人数?」

花子「どんだけお姉ちゃん出て来るし!?」
985 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/07(火) 23:46:09.77 ID:29O0h8Mc0
北方棲姫「マダベッキョシテルケド、ワルサメッテイウノモイルヨ」

こころ「お姉ちゃんいっぱいいていいな〜」

未来「別居……これだけいて親がいない……何か複雑な家庭事情が……」

離島棲鬼「ほっぽ! めんどくさい誤解招くような言い回しはやめなさい!」

あかり「こんにちは〜って多い!?」

未来「また増えたよ!?」

みさき「でもこのお姉さんだけ色付いてる!」

こころ「橋の下で拾った子〜?」

あかり「なんでいきなりみなしごにされちゃってるのかな!?」

北方棲姫「アカリー!」ダキッ

あかり「うぶっ! ほっぽちゃん、いつも抱き着き方が激しいよぉ」

花子「お団子のお姉さん、こんにちは」

あかり「こ、こんにちは、花子ちゃん」
986 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/07(火) 23:59:47.71 ID:29O0h8Mc0
あかり「そっかぁ、ほっぽちゃんいっぱい友達出来たんだね」

北方棲姫「ウン!」

離島棲鬼「その件私がやった――」

北方棲姫「ウルサイ」ベシッ

離島棲鬼「ぐふっ!」

未来「ほっぽが一番懐いてるし、この人が本当のお姉ちゃん?」

こころ「一番似てないけど〜」

みさき「きっと、偽物だからよく似せようとしているのよ!」

防空棲姫「うふふっ、よくわかったわね〜」

レ級「実際にお姉ちゃんじゃないしな!」

戦艦棲姫「話がこじれるから黙ってろ」

深海鶴棲姫「ジュースジュース」

花子「この翔鶴さんにちょっと似てる人、マイペース過ぎるし……」

深海鶴棲姫「私が似てるのは妹の瑞鶴だよ。まあ、それだけじゃないけどさ」

花子「翔鶴さんの妹さんのそっくりさん」

深海鶴棲姫「ややこしいけど、私はあんまり翔鶴のことわからないし気にしないでいいよ」

花子「はぁ」
987 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/08(水) 00:04:01.45 ID:6DgMrk+P0
イ級「……」スリスリ

あかり「よしよし」ナデナデ

こころ「いきゅーもめっちゃ懐いてる〜」

未来「この家の長だ!」

戦艦棲姫(あながち間違っていないが)

あかり「イ級ちゃんとか尻尾ちゃんのこと怖くなかった?」

みさき「全然大丈夫だったわ!」

あかり「そっかぁ、みさきちゃんすごいねぇ」

北方棲姫「ウソ。メッチャコワガッテタ」

みさき「ちょっとほっぽ!」

あかり「あははは、見た目はちょっと怖いかもしれないけど優しい子だから仲良くしてあげてね」

こころ「よきにはからえ〜」

花子「こころ、使い方間違ってるし」
988 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/08(水) 00:19:10.55 ID:6DgMrk+P0
離島棲鬼「どのアイスがいいか選びなさい!」

あかり「こんなに買い込んでたんですか?」

離島棲鬼「まぁ、来るって聞いてたからね」

花子「覚えてなかったんじゃ……」

深海鶴棲姫「私これ〜」

戦艦棲姫「なんでお前が真っ先に取ってるんだ! 自重しろ」

防空棲姫「ふふふっ、早く選ばないと溶けちゃうわ〜10秒で決定しなさい」

みさき「ちょちょ、ちょっと待って!」

レ級「どっちが早く食えるか勝負な」

未来「受けて立ちますよ!」

レ級の尻尾「……」カプッ

あかり「尻尾ちゃんも食べるんだね」

こころ「いきゅ〜はこれ好きそ〜」

イ級「……!」ピョン

北方棲姫「マミヤノアイスニハオヨバナイー」

花子「……」

北方棲姫「ドウシタノハナコサマ?」

花子「あっ、ううん。ほっぽの家楽しそうだなって思ってたし」

北方棲姫「ウン! スゴクタノシイヨ!」

花子(……しんかいせいかんっていうのも、艦娘さん達も人間と何も変わらないんだし)

花子「生物じゃないとか言ってごめんし」ナデナデ

イ級「……」フルフル

北方棲姫「アカリ!」

あかり「うん?」

北方棲姫「ココニ、コノセカイニツレテキテクレテ、アリガトウ!」

あかり「……うん」

あかり(もうすっかり普通の女の子だねほっぽちゃん。色々と考えちゃうこともあったみたいだけど、こうして無邪気に笑って過ごせているようで、本当によかった)
989 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/08(水) 00:20:48.49 ID:6DgMrk+P0
今回はここまでです
次は次スレで山雲の話です

花子以外はあまり出せないのでちょっと長めにと思ったらレス数がまた心もとないことに

↓1 山雲の話

1 エロ有り
2 エロなし
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 00:23:02.41 ID:UOyoPwWoO
2
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 12:38:36.74 ID:H0HbpDTlO
乙です ほっぽちゃんはエロ無しで良かったと思う反面有りだとどうなってたのか気になる
992 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/08(水) 22:43:24.43 ID:6DgMrk+P0
>>991
エロと言っても無邪気に裸で遊ぶ的なのにするか、性の目覚め的な話にするのかその日の気分で決めていたと思います

次スレです
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1533735053/
993 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/09(木) 22:45:09.19 ID:eQpwDYcX0
開始します
エロ抜きで神風とイチャイチャする裏人格のあかりの小ネタから
994 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/09(木) 22:59:22.44 ID:eQpwDYcX0
あかり「神風ちゃん」

神風「どうしたのあかり?」

あかり「もう1人のあかりが神風ちゃんと遊びたいって」

神風「なに普通に会話してるのよ」

あかり「明石さんが作ってくれた装置のおかげだよぉ」

神風「明石さんもだいぶキテるわね……いやよ。遊ぶって、とじゃなくて、で、でしょ」

あかり「どうなの? うん、うん、わかった。違うって。今日はエッチなしだって」

神風「ええ? 元々別の人格というか、頭打ってエッチになったあかりっていう設定でしょ?」

あかり「長期連載だと初期設定から変わるのはよくあることだよぉ。あかりだって初台詞はわーい、祝え祝えだったんだよぉ?」

神風「今じゃ絶対そんなこと言わないわね。いや、今のなら言うかも」

あかり「だから、もう1人のあかりも別の人格ってことになったんだよぉ」

神風「まあ、長期連載あるあるは置いといて、本当でしょうね?」

あかり「本当だって言ってるよぉ」

神風「変なことしたらすぐ戻ってもらうから」

あかり「ありがと神風ちゃん。交代だよぉ」ガンッ

神風「自分から頭ぶつけに行くの!?」

あかり「……ハザードトリガーを持ってくるのを忘れたからね」

神風「もう変わってる?」

あかり「変わってるわ。いたた、全く。このために来たのになんで一番大事なものを忘れるのかしら」
995 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/09(木) 23:20:24.70 ID:eQpwDYcX0
あかり「氷、ありがとう」

神風「あかりはそうやって自分の体を顧みないから心配よ」

あかり「鎮守府にいた頃よりは平和でしょうし平気よ」

神風「貴女としては平和じゃなかった方がいいんでしょうけど」

あかり「そんなことないわ。私だってゆっくりしたいときもある」

神風「あかりの中でいつもゆっくりしてるでしょ」

あかり「表に出てこないときは大体眠ってるわ。ちゃんと外の世界を見られるのは、こうして意識を持っているときだけ」

神風「……」

あかり「だから、その時間を大切にしたくて極端な触れ合いに走っちゃうのよ」

神風「うそでしょ」

あかり「なんで?」

神風「さっき普通に話してたじゃない」

あかり「さすがに騙されないか」

神風「まっ、意識あるのに自分の思い通りに動けないのもいやかもしれないけどね」

あかり「自分ではあるのよ、私もあかりだから」

神風「どういう認識なのよ」

あかり「あかりは私、私はあかりよ」

神風「わからないわよ」

あかり「私もあかりだから、あの子相手してるときみたいに戸惑う必要はないってこと」

神風「そりゃ知ってるか」

あかり「勿論」
996 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/09(木) 23:43:05.94 ID:eQpwDYcX0
あかり「随分と国後ちゃんに好かれたものね」

神風「正直なぜあそこまでと思うけれど」

あかり「私みたいにエッチで堕とされたわけじゃないのにねぇ」

神風「罪悪感じゃないって言うし」

あかり「まったくの無関係じゃないでしょうけどね」

神風「そりゃまあ、無関係だったら本当に脈絡がないもの」

あかり「あかりはそういう人何人かいるけど」

神風「どういうことなの」

あかり「あかりと私っていうグレーゾーンにいながら、今更躊躇うのもどうかと思うけど」

神風「貴女が今自分で言ったでしょ。貴女はあかりなのよ」

あかり「ふふっ、そうだけれど」

神風「あかりみたいに複数相手に愛されて、それを満足させられるだけの愛を返せる自信がないというか……」

あかり「そう? 神風ちゃんは愛の深い女の子だと思うわよ」

神風「すぐにエッチになるからでしょ」

あかり「そうじゃなくてよ。あかりに触れられるのに慣れるために、大胆な行動に出たりするじゃない」

神風「縛ったときのこと?」

あかり「そう。さすが艦娘だけあって度胸があるわと思ったわ」

神風「それとこれとは話が違うというか。あれはあかりを愛してるからなせることだったし」

あかり「ふぅん? そっかそっか」

神風「……?」
997 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/10(金) 00:00:11.00 ID:41d2BH0N0
神風「上機嫌ね」

あかり「そう見える?」

神風「貴女もしかして、私に国後さんと貴女は違うって言ってもらいたくて出て来たの?」

あかり「どうしてそう思うの? 私、結構国後ちゃんのこと薦めてると思うけど?」

神風「そうやって言えば、違うって言うと思ってるからでしょ?」

あかり「そんなみみっちいことしないわ」

神風「ふぅん?」

あかり「何よ?」

神風「いいえ、何でも」

あかり「言いたいことがあるなら言ってほしいのだけれど」

神風「いや、エッチなこと封印してまで出てきてやりたいことがそれなんだって」

あかり「あのね、違うって言ってるじゃない」

神風「そういうことにしておいてあげる」

あかり「そっちこそ何でそんなに上機嫌なの?」

神風「いっつも余裕ぶって上手に立ってる誰かに、ようやく一手奪えたからかしらね」

あかり「それで喜ぶならそう思っててもいいわよ」

神風「ええ、勝手に思わせてもらうわ、勝手にね」
998 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/08/10(金) 00:24:33.50 ID:41d2BH0N0
神風「ふふん」

あかり「そんな喜んでくれるなら、もっと下手に出てあげようかしら」

神風「そうやって余裕ぶって見せても無駄ですよ〜だ」

あかり「……」

神風「どれだけ繕ってもやっぱり子供なのね」

あかり「私はあかりなんだから、あかり以上のことはできないわよ」

神風「そうね、たまに忘れちゃいそうになるけど、貴女はあかりの知っている以上のことは知らないのよね」

あかり「その内設定が変わって別の人間が入り込んでることになるかもしれないけど」

神風「それだったら、貴女はあかりじゃなくなるってことだから関係もお終いね」

あかり「そこまで滅茶苦茶な設定は入れないでしょうけどね」

神風「ふっ、私との関係が終わるのそんなにいやなの?」

あかり「私は設定の話をしているのよ」

神風「そっ。まあ、そんな心配しなくても、貴女があかりなら私は好きなままだから。どんなあかりでも受け入れるって決めてるもの」ナデナデ

あかり「……ありがとう」

神風「ふふふっ、慣れないことはするものじゃないわね?」

あかり「もう否定する気も起きません」

神風「そこまで危機感を覚えてくれたのね〜可愛い」

あかり「はいはい、どうも」

神風「やっぱり、こうしてるとあかりが一番ってところは変えられないわ」

あかり「ふぅん」

神風「安心したでしょ?」

あかり「あかりがしたって言ってる」

神風「貴女は?」

あかり「何回言わせれば気が済むのかしら。あかりは私、私はあかり、よ」



今回はここまでです
次は国後にマッサージを教える小ネタを次スレでやります

喧嘩ップルというほどじゃないですが、ちょっと冷たくあしらう感じで言い合うような関係も好きです

>>1000の小ネタはいつも通り、ifでも他鎮守府の話でもエロでも〇〇が登場というような本編に関わる話でもOKです
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/10(金) 00:25:32.78 ID:E02Nldzoo

>>1000なら秋雲着任
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/10(金) 00:25:36.87 ID:/cNkRVDlo
>>1000なら衣笠があかりの艦娘になる
1001 :1001 :Over 1000 Thread
                        _,,-‐'' ̄`''- 、,_
.                       /:::::::::::::::::__;;;;;;;;;`ヽ
                       |:::::::::::::/    `''ヾ、 
                       |:::::::::/         ヽ
.                       |:::::::|
.                 ┌―――|::::::|―――――┐
                  |   _,,,,,,ヽ::|         |
                    |    帝凍庫クン     |
                  |_________________|
                 ./|==========iト、
                 ../ |   -―- 、__,        .|| .\
               /  l   '叨¨ヽ   `ー-、  .|ト、   \
     r、       /   .!〕   ` ー    /叨¨)   || \  \        ,、
      ) `ー''"´ ̄ ̄   / |         ヽ,     ||   \   ̄` ー‐'´ (_
   とニ二ゝソ____/   |    `ヽ.___´,       ||    \____(、,二つ
                        |       `ニ´      ||
                        |_____________j|
                  |´ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`i|
                  |               ||
                        |〕 常識は通用しねぇ  ||
                   /|              ||
                   |___________j|
                     / ゚ =ー----'、... __   
 ゚             +  ===== !    ,.        ̄丶  
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