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【安価&コンマ】あかり「艦娘?」若葉「その26」【ゆるゆり×艦これ】

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330 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/04(月) 23:49:14.07 ID:9r96GxbI0
陽炎「ふっ、私は妹から受けるなら拷問でも快感に変えられるのよ!」

不知火「あかりん、これもう1回解体した方がいいと思います」

陽炎「いや1回解体されたら二度と戻らないから!」

天津風「まともな陽炎ならきっと京子のところにいるわ」

舞風「うん、そっちをお姉ちゃんって呼ぼう」

陽炎「待って待って! それだけはやめて〜!」

あかり「大丈夫だよ、あかりは陽炎ちゃん解体する気はないから」

陽炎「あかりぃ〜」

あかり「あかり思うんだけど、皆が1回本当に陽炎ちゃんを満足させてあげたら治るんじゃないかな?」

天津風「どういうこと?」

あかり「きっと陽炎ちゃんは欲求不満なんだよぉ。あかりだけじゃ解消できないくらい、皆のことが好きなんだよ」

陽炎「うん、うん!」

あかり「だから、1度みんなで満足させればきっと落ち着くよぉ」

舞風「理屈はわかるけど」

不知火「より調子に乗る未来しか見えないんですが……浜風達もいませんし」

陽炎「1回だけ、1回だけだから!」

あかり「陽炎ちゃんもこう言ってるし」

天津風「あかり、だいぶ頭おかしいことお願いしてるって自覚してる?」

あかり「うっ、うぅ……」

不知火「ですが確かに、溜まったものは解放しなくてはなくなりません」

舞風「1回だけだからね?」

陽炎「わぁい!」
331 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 00:06:39.59 ID:ebJUYhyz0
不知火「さっさと終わらせますよ」

陽炎「来い、妹達よ!」

天津風「なんでそんな暑苦しい感じなのよ」

舞風「さっきのでだいぶキテるでしょ。こうして、少し触ってあげれば」

陽炎「んふっ、そうやって油断してるとやり返されちゃうのよ舞風」フニッ

舞風「わぁっ! そっちからやって来るとか聞いてないよ!」

陽炎「えっ、むしろ私は全員が1回ずつって意味だと」

不知火「全員で1回という意味です。はき違えないでください」

陽炎「ん〜妹に囲まれるお姉ちゃん的な感じでそれもいいか」

天津風「あかりにお願いされなきゃしないんだからねこんなの」ツンツン

不知火「勘違いしないでくださいね」

陽炎「んっ……ふふっ、勘違いはしないけどずっと記憶はし続ける」

不知火「さっさと忘れてください」ペロッ

陽炎「やぁっ……忘れるわけないじゃん、こんなのさ」
332 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 00:18:32.62 ID:ebJUYhyz0
あかり「……あかりはどうしてればいいのかな?」

陽炎「あっ、あかりはそこにいて。鑑賞するから」

あかり「鑑賞!?」

陽炎「あかりが思う煽情的なポーズ取ってればいいから」

あかり「戦場的……? こう……?」バンバン

不知火「可愛い」

天津風「可愛い」

舞風「可愛い」

陽炎「ちょっとぉ、お姉ちゃんへの奉仕を忘れるな〜!」ムニッ

天津風「んぅ……ちょっと、わかってるから!」

不知火「あまり乱暴に触らないでください」

舞風「わがままなお姉ちゃんだねぇ」ペロッ

陽炎「……っ、ふふっ、妹を侍らせてあかりを鑑賞する。いい気分だわ」

不知火「世も末ですね」
333 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 00:26:08.74 ID:ebJUYhyz0
陽炎「お姉ちゃんとはチューしてくれないの〜?」

天津風「はぁ? するわけないでしょ」

あかり「もっと小っちゃい頃だったらするかもね〜」

舞風「いや小っちゃい頃もしないでしょ」

あかり「えっ?」

不知火「こちらの口にも指で十分です」グチュ

陽炎「ふぐあっ……! し、不知火、いきなり来たね……」

不知火「締めにかかる。天津風、舞風」

天津風「はぁ、これで少しは落ち着きなさいよ」カプッ

舞風「浦風達にもとか、調子乗っちゃだめだからね?」クチュ

陽炎「は、はひぃ、ひゃあ……! あああっ……!」ビクン

あかり「どっきゅーん」
334 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 00:42:09.56 ID:ebJUYhyz0
陽炎「うへぇ……」

天津風「まったく、なんでこうなっちゃったのかしらねぇ?」

あかり「きっと皆が可愛いからだよぉ」

舞風「私達より可愛い子いっぱいいるし」

不知火「妹に対して劣情を催すのはあまり自然なことではありませんが」

陽炎「あん……かね……」

あかり「えっ、なんて?」

天津風「ほっときましょう、今は余韻に浸らせとけばいいわ」

不知火「本当に落ち着くでしょうか?」

あかり「大丈夫だよきっと!」

舞風「おっぱいが足りないって浜風達に襲い掛かりに行くかも」

あかり「あぁ……」

不知火「慎ましやかでも愛らしければいいんですよ、あかりん」ムニ

天津風「そうよ、天津風の嫌いじゃないでしょ?」

舞風「舞風のだって!」

あかり「う、うん……」

不知火「ないものはないもので仕方ない。慰め合いましょうか」

舞風「同じくらいがちょうどいいってことをわからせてあげよう!」
335 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 00:43:41.52 ID:ebJUYhyz0
今回はここまでです
次は、中枢棲姫-壊−がゆるゆり世界に襲撃してくる小ネタです

>>329
擦りむけるですね。むけるの漢字環境依存文字だったんですね
336 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 22:43:07.06 ID:ebJUYhyz0
開始します
337 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:03:35.44 ID:ebJUYhyz0
あかり「先生、深海棲艦さんは本当に全員保護したんでしょうか?」

奈々「何度も探せるだけ探したよ。それこそ世界中の海を浚った。それでも見つからなかったんだから、もういないだろうさ」

駆逐棲姫「本当にそうだろうか」

京子「なんか気になんの?」

駆逐棲姫「イ級のように人間から身を隠しているやつもいるかもしれない」

奈々「妖精の技術も使った最新鋭のレーダーを使ったんだ。それはない」

駆逐棲姫「だといいんだが」

あかり「わるさめちゃん、やけに気にするね」

駆逐棲姫「ほっぽが何か胸騒ぎがするって言ってたから」

ちなつ「やめてよそういうの。それ絶対なんか起きるやつ――」

妖精(猫吊るし)「大変です!」

あかり「妖精さん!? 学校来ちゃだめだって言ったのに!」

妖精(猫吊るし)「そうも言ってられません! 深海棲艦の反応です!」

奈々「馬鹿な!? 世界中の海を探し回ったんだぞ!」

結衣「しかもなんでこっちの世界にいるんだ!?」

妖精(猫吊るし)「例のシステムが動作した際に発せられる波動を感知しました。きっと実験起動の際に巻き込まれて、この時間に転移して来たんです!」

奈々「くっ! そういえばあれは異世界転移と同時にタイムスリップもするんだったな!」

妖精(猫吊るし)「こちらの世界の人間に異変を察知される前に早急に片づけなければなりません! 急いで現場に!」

あかり「艦娘の皆は!?」

妖精(猫吊るし)「もう向かってます!」

奈々「すまないみんな。この世界に戻ってまでまた……」

京子「気にすんなって西垣ちゃん。パパっとやってくっから!」

駆逐棲姫「ほっぽの予感があたったのか……」

あかり「ほっぽちゃん、深海棲艦さんの気配に鋭いもんね」

ちなつ「あぁ、フラグ立てるから〜!」
338 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:19:38.31 ID:ebJUYhyz0
中枢棲姫「ナゼダ……ドウヤッテ……ワタシハココニキタァ……」

結衣「うわっ、あれ中枢棲姫だ」

ちなつ「強いんですか?」

結衣「うん、わりとね。でも……」

京子「ここでドンパチやってバレないかなぁ?」

防空棲姫「軍事衛星とか警察関連の無線とかにも全部偽の情報流してるって言ってたわぁ」

離島棲鬼「あの妖精マジでスーパーハカーだわ」

戦艦棲姫「空恐ろしいなあの技術力は」

北方棲姫「ジャ、ゼンリョクデヤル!」

深海鶴棲姫「さっさと片づけてイベント回らないといけないのに」

駆逐棲姫「バレないにしてもスマートに片づけよう」

レ級「ぶっ潰すぞ〜!」

結衣「たぶんあかりのところのだけで片付くよ」

ちなつ「私らの子達呼ばなくてよかったかもしれませんね」

京子「何言ってるんだちなつちゃん! ここは全員で一斉にかからなきゃ! 世界の秩序的なあれが崩壊する危機なんだよ!」

結衣「まあそうだけどさ」

京子「というわけで、全員一斉に撃てぇぇ!」ドガンドガン

中枢棲姫「テキ……! イイダロウ、スベテヲシズメテヤロ――」ダダダダ

ちなつ「うわぁ……」
339 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:27:36.43 ID:ebJUYhyz0
中枢棲姫「オノレ……オノレ……」ボロボロ

レ級「あかり、拾って来たぞ!」ズルズル

あかり「もっと丁寧に運んで来てあげてください!」

ちなつ「よく原形留めてましたね」

結衣「一応姫ってところだよね」

あかり「あの、中枢棲姫さん。ダメコンを」

中枢棲姫「サワルナ……!」ペシッ

あかり「いたっ!」

ちなつ「あかりちゃん!」

レ級「おいこら〜! あかりに何すんだ〜!」ガンガン

中枢棲姫「ヤメロ、ワタシノギソウデナグルナ……! キサマ、シンカイセイカンノクセニ、ナゼニンゲンニクミスル……!?」

レ級「楽しいこと教えてくれるから!」

中枢棲姫「タノシイコト……ダト……」
340 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:35:05.30 ID:ebJUYhyz0
綾乃「あれ? もう終わってる?」

千歳「なんやめっちゃレ級さんに殴られとるなぁ」

向日葵「随分と、禍々しい姿ですわ……」

櫻子「艤装と合体してる! カッケェ!」

空母棲姫「あれは……」

京子「ちょっとちょっと生徒会〜来るのが遅いって〜! もう見所終わっちゃったよ」

ちなつ「まあここから全員で砲撃したり爆撃したりしてただけなんですが」

結衣「かなり焦って来たわりにはすぐに終わっちゃったね」

中枢棲姫「タノシイコトノタメ……?」

北方棲姫「ウン。アカリトイッショニイルトタノシイ」

中枢棲姫「フザケルナ……! ナニガタノシイダ……! コイツラハ、テキダ……!」

離島棲鬼「いやもう敵じゃないよ。敵とか味方とかいう関係はもう終わったんだよ」

中枢棲姫「ダマレ! オワラナイ……マダ、オワラナインダ……!」

綾乃「この人、浄化されてないの?」

向日葵「やはりあの方法では完全に円満な解決はできなかったということですの?」

あかり「そんな……」
341 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:54:50.55 ID:ebJUYhyz0
駆逐棲姫「お前も聞いただろう。あかり達のお祭りに来た、今を生きる人達の声を」

中枢棲姫「アノミミザワリナコエ……オマエタチガ……!」

ちなつ「耳障りとはひどい言いようね」

中枢棲姫「コノジダイヲツクルノニ……ドレダケオオクノギセイヲハラッタトオモッテイル……」

結衣「たくさんの人が犠牲になって、たくさんの人が頑張って出来上がった時代だってことはわかってるよ」

中枢棲姫「ナラバ、アノヨウニタノシゲニワラエルハズガナイ……! オオクノシヲイタンデイルトイウノナラ……!」

向日葵「悼む場は悼んでおりますわ。けれど、祭りの場にそれを持ち出すというのは……」

中枢棲姫「イツモハカンジモシナイノニ、オモイダシタヨウニアイトウノイヲシメス……! ソンナモノハタダノパフォーマンスダ!」

櫻子「なんだよ! だったら一生24時間藻に服着せろって言うのかよ!」

鬼怒「喪に服す、ね」

中枢棲姫「ソウダ……! ソレガ、シシャニムクイルトイウコト……!」

千歳「うちはそれは違う思うで」

中枢棲姫「ナニモシラナイコドモガ、エラソウナクチヲキクナ!」
342 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:55:26.99 ID:ebJUYhyz0
駆逐棲姫「お前も聞いただろう。あかり達のお祭りに来た、今を生きる人達の声を」

中枢棲姫「アノミミザワリナコエ……オマエタチガ……!」

ちなつ「耳障りとはひどい言いようね」

中枢棲姫「コノジダイヲツクルノニ……ドレダケオオクノギセイヲハラッタトオモッテイル……」

結衣「たくさんの人が犠牲になって、たくさんの人が頑張って出来上がった時代だってことはわかってるよ」

中枢棲姫「ナラバ、アノヨウニタノシゲニワラエルハズガナイ……! オオクノシヲイタンデイルトイウノナラ……!」

向日葵「悼む場は悼んでおりますわ。けれど、祭りの場にそれを持ち出すというのは……」

中枢棲姫「イツモハカンジモシナイノニ、オモイダシタヨウニアイトウノイヲシメス……! ソンナモノハタダノパフォーマンスダ!」

櫻子「なんだよ! だったら一生24時間藻に服着せろって言うのかよ!」

鬼怒「喪に服す、ね」

中枢棲姫「ソウダ……! ソレガ、シシャニムクイルトイウコト……!」

千歳「うちはそれは違う思うで」

中枢棲姫「ナニモシラナイコドモガ、エラソウナクチヲキクナ!」
343 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 00:23:59.53 ID:GHR04NXV0
叢雲(あかり)「バカじゃないの……?」

中枢棲姫「キサマァ!」

叢雲(あかり)「私達が……私達を駆って戦った皆が……! 何を望んでいたと思ってるのよ!?」

叢雲(あかり)「後世の人間を永遠に苦しませるため? ずっと悲しまれ、哀れまれ続けるため?」

叢雲(あかり)「違う! そんなことのためじゃない! そんなことのために皆、戦ったんじゃない!」

あかり「叢雲ちゃん……」

榛名(あかり)「そうです。皆、そんなこと望んでなんかいませんでした」

北上「そんな女々しい人達じゃなかったよ。訂正してくれる?」

電「ずっと敵を憎み続けろなんてことも、思ってなかったのです!」

あきつ丸「あのときの想いをそのままにここに来てしまったのならば、無理からぬことかもしれないでありますが」

五月雨(千歳)「永遠に戦い続けることだって、望んではいませんでしたよ」

鬼怒「この子達は確かに何も知らないよ。すごく苦しくて、怖いことがたくさんあったって、知識でしか知らない」

飛鷹「だけど彼らが本当に望んでいたのはそういうことだと思う。家族が、子供達が。飢えの苦しみも、戦火に焼き出される恐怖も知らずに暮らせる未来」

中枢棲姫「ウルサイ……ダマレ……」

叢雲(あかり)「たくさんの人が犠牲になったこと、それは決して忘れちゃいけない。だけどね、それに永遠に囚われ続けることを彼らは望んでいないわ!」

叢雲(あかり)「少なくとも私は、一緒に戦った私は、そう思ってる」

中枢棲姫「ググッ……グゥゥ……!」
344 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 00:39:11.27 ID:GHR04NXV0
あかり「中枢棲姫さん」

中枢棲姫「……ウウウゥ!」バッ

レ級「ステイ!」ガシッ

あかり「あかりは確かに何も知らないかもしれません。あっちの世界で戦ってるときでも、昔の人の苦労とか怖さとかに比べたら全然弱いものだったと思います」

あかり「でも、やっぱり間違ってると思いますよ。ずっと、そうやって……泣き続けたままでいるのは」

中枢棲姫「コノナミダハ、キサマラニウバワレタイノチガナガスチダ! キサマラノ、ヒキョウナキシュウデウバワレタイノチノ!」

アイオワ「oh……」

京子「ん、どうしたのアイオワ?」

アイオワ「Youの正体がわかったよ」

中枢棲姫「……ナニヲ!」

サラトガ「Pearl Harbor。オアフの要塞ね」

結衣「パールハーバーって、真珠湾……」

赤城「なるほど、憎しみが強いわけですね……」

加賀「……」

櫻子「要塞ってことは、えっ? 艦娘じゃなくて基地娘なの!?」

向日葵「貴女は少し黙っていなさい」
345 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 00:53:41.64 ID:GHR04NXV0
中枢棲姫「ドンナキレイゴトヲナラベテモ……キサマラガヤッタコトハ、ケッシテユルサレルコトジャナイ……!」

中枢棲姫「ワタシハワスレナイ……ズット……」

深海鶴棲姫「あほくさ」

離島棲鬼「ちょっとメガホン! 空気読んで!」

中枢棲姫「ナンダトキサマ!?」

深海鶴棲姫「キサマラガヤッタコトダーってさ、何十年前の話してんの? この子らのお母さんや下手したらお祖母ちゃんも生まれてないくらい昔の話でしょ?」

深海鶴棲姫「それをさ〜ネチネチネチネチ、末代まで恨んでやる〜ってやつ? それさ、言っちゃ悪いけどただのやつ当たりだからね?」

中枢棲姫「ヤツアタリ……ダト……?」

深海鶴棲姫「そっ、八つ当たり。この子達には関係ないのに、当たり散らしてわめくの見苦しいよ」

中枢棲姫「ウアァァ! ダマレェェ!」ダッ

レ級「うわっ!」

深海鶴棲姫「……っ!」

あかり「鶴棲姫さん、危ないっ!」ドンッ
346 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 01:37:33.32 ID:GHR04NXV0
中枢棲姫「……!」ググッ

あかり「んぐっ……首、が……」

レ級「あかり!」

ちなつ「あかりちゃん!」

綾乃「武蔵、赤座さんを!」

武蔵(あかり)「ああ!」

あかり「止めないで、ください……」

大和「あかり!?」

中枢棲姫「ヤツアタリジャナイ……キサマタチガ……キサマタチガヤッタコト……」

あかり「……」

中枢棲姫「ナゼダ……ナゼテイコウシナイ……?」

あかり「……」

中枢棲姫「ドウシテ……」

あかり「とても、辛そうな顔……してる、から……」

中枢棲姫「チガウ……コレハ、コノナミダハ……」

あかり「泣いてるから、じゃない、です……」

中枢棲姫「カオハ、カメンデミエナイダロウ……」

あかり「見え、ますよ……わかり、ます……」

中枢棲姫「ウルサイ……ワカル、ワケガナイ……」

あかり「……」

中枢棲姫「ワタシハ、ウゴケナカッタ、シャベレナカッタ……ニクシミヲマギラワスコトガ、デキナカッタ……」

中枢棲姫「タギラセルコトシカデキナカッタンダヨ……ジユウニウゴケルカラダガアレバ、キエテイッタイノチノムクイヲヤツラニ、ト……」

中枢棲姫「デモ、ジユウニウゴケルカラダヲエタトキニハ、モウテキハイナカッタ……ニクシミヲブツケルベキアイテハモウ、イナカッタ……」

中枢棲姫「オマエタチダッテ、タダウゴカサレテイタダケダモノ……ウマレタリユウヲ、ナシトゲテイタ、ダケ……」

赤城「……」

中枢棲姫「ズットタギラセテキタニクシミダケ、ココロノナカニノコッテ……クルシイ……ツラインダ……」

深海鶴棲姫「だからってあかりにぶつけちゃだめでしょ」

中枢棲姫「ジャア、ドウスレバイインダ……! コノニクシミハ、ドコニブツケレバイイ……!?」

京子「どこにもぶつけちゃだめだよ。自分の中に抱えるしかない」

中枢棲姫「ムリダ……イヤダ……タエラレナイ……ワタシハ、モウズット、ジブンノナカデカカエテ、ヤット……ヤット、カイホウデキルトオモッテタノニ……」

あかり「貴女が体を得たのは、誰かに憎しみをぶつけるためじゃない」

中枢棲姫「ジャア、ナンデ……!?」

あかり「誰かに一緒に抱えてもらうためだよ」スッ

中枢棲姫「エッ……」

あかり「ずっと何かを憎み続けるの、辛くて苦しいことだけど、だけど貴女の憎しみは貴女の中で持ち続けるしかない」

あかり「だから、苦しくて辛いときには、あかりが側にいる。痛いところはなでなでして、涙が止まるまでずっと抱きしめててあげる」

あかり「貴女がいつか、心から笑えるようになるまで、あかりが一緒に貴女の憎しみを抱えるよぉ」

中枢棲姫「ドウシテ……ワタシニ……ソンナ……」

あかり「それが、昔の人が望んで、あかり達に託された未来だから」

中枢棲姫「……ッ!」

あかり「忘れていませんよ、皆が頑張った結果なんだって。だから、あかりも頑張ります。この未来がずっと続くように」
347 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 02:11:34.82 ID:GHR04NXV0
中枢棲姫「ウゥ……ウァァァ……」パキンッ

ちなつ「仮面が割れた!」

櫻子「あぁ、カッコよかったのに」

あかり「今ならダメコンを使って……女神妖精さん!」

応急修理女神「……!」

中枢棲姫「体が……治っていく」

千歳「地味にそのまま死にそうやったもんなぁ」

向日葵「ボロボロでなければ人間一人の首くらい一瞬でへし折ってしまうでしょうからね」

中枢棲姫「首、手の痕が付いて……」

あかり「ちょっとしたら消えますよぉ。心配しないでください」

中枢棲姫「ごめんなさい……私……」

あかり「いいんです。苦しかったら何してもいいっていうわけじゃないですけど、それだけ心がぐちゃぐちゃになってたってことですから」

あかり「これからもいっぱい苦しくなったり辛くなったりすることがあると思います。そういうときは、あかりが付いてますからね」ナデナデ

中枢棲姫「あかりぃ……うん!」

綾乃「赤座さん、深海棲艦を手懐けちゃったわ」

あきつ丸「どうも、人心を集めるということに関しては稀有な才能を持っているようであります」

アイオワ「Great! アカリ、貴女とってもすごいわ!」ダキッ

サラトガ「よく頑張りました。Brilliant!」ナデナデ

ガンビアベイ「うぅ、私より勇気あるかも……」

イントレピッド「これが和の心ってやつなのかな?」

サミュエル「キョーコより1つ下なのにしっかりしてるね!」

京子「人心集めすぎてうちのが盗られそうなんだけど! ちょっと待てお前ら〜! うちの子やろがい!」

結衣「……」

北上「どしたん結衣?」

結衣「いや、もしも深海棲艦に提督がいて、それがあかりだったとしても上手くいったんだろうなってふと思って」

大井「深海棲艦に上手くいかれたら困りますけどね」

結衣「うん、そうならなくてよかったって思っただけだよ」

イ級「……」

奈々「お〜い、お前達! 無事かぁ!?」

りせ「……」

あかり「西垣先生!」

奈々「もみくちゃだな赤座くん。その中枢棲姫が件の深海棲艦か」

中枢棲姫「……この人は?」

あかり「あかり達の先生です」

奈々「既に丸く収まったようで何よりだ」

りせ「……」

奈々「そうだな。とりあえず彼女はこちらで保護しよう。色々と決めなくてはいけないからな」

中枢棲姫「か、解体はしないで……」ギュッ

あかり「大丈夫ですよ、そんなことしませんよぉ。これからこっち暮らすために必要な準備をしてくれるだけです」

中枢棲姫「あかりと一緒がいい」

叢雲(あかり)「だめよ!」

中枢棲姫「ずっと一緒って約束したから一緒にいるのよ! 何もおかしくないわ!」ギュッ

あかり「ぐえっ」
348 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 02:30:35.24 ID:GHR04NXV0
大和「またそうやって首絞めて! 痕が消えなくなったらどうするんですか!」

中枢棲姫「締めてない! 抱き着いてるだけ!」

アイオワ「私とSandwichになってしまってるね」

あかり「く、苦しい……」

北方棲姫「ワガママイッタラ、ダメ!」

中枢棲姫「い〜や〜!」

防空棲姫「だいぶキャラ変わったわねぇ」

奈々「埒が明かないからとりあえず赤座くんも付いて来てくれ」

あかり「あっ、はい。中枢棲姫さん行きましょう」

熊野(あかり)「あかり! その人だけ特別扱いするんですの!?」

あかり「えっ、いや」

神通「私も着いていきます!」

蒼龍「私も!」

サラトガ「ではサラも」

京子「お前はこっちだろ!」

あかり「いや、ちょっと一緒についてくだけですから!」

中枢棲姫「ちょっとだけ? 私が心から笑えるようになるまでずっと一緒にいるんじゃないの?」

あかり「ん、んんっ……!?」

間宮「あかり! 痛いところなでなでしてくれるなら、私、胸が痛いからなでなでして!」

ちなつ「ほら、ああやって何でも引き受けるとああなっちゃうんだよ。やっぱり本命を決めるっていうのは大事なんだよね」

暁(ちなつ)「どの口が」

叢雲(ちなつ)「言うのよ……」

綾乃「赤座さん! 優柔不断は罰金バッキンガムよ! はっきりしなさい!」

叢雲(綾乃)「ぶふっ!」

鈴谷「いい加減聞き飽きない?」

結衣「飽きないから、困ってる……」プルプル

京子「うおお〜! 浮き輪で拘束じゃ〜!」

ガンビアベイ「ひいい〜! どこからこの浮き輪が〜!?」

櫻子「やっぱり私が編み出した大根戦法は深海棲艦には有効だってことだよね!」

夕張「編み出したっていうか、たまたま見つけただけでしょうに」

向日葵「中枢棲姫さんほどじゃなくても、皆の心の中にもきっと……」

朧「向日葵との生活の中で薄れてきていますよ。だから、彼女もきっとあかりちゃんと一緒にいれば大丈夫です」

摩耶「ったく、せっかく準備して来たってのよぉ」

りせ「……」

那智「そうだぞ摩耶。戦わずに済むならそれに越したことはない」

中枢棲姫「あかり〜」

叢雲(あかり)「あんたはまたそうやっていつもいつも……!」

あかり「うわぁん、全然丸く収まってないよぉ!」
349 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 02:32:34.33 ID:GHR04NXV0
今回はここまでです
次は胸だけは神風の感度を超えるようになるまであかりの裏人格に重点的に調教される朝風の小ネタです

りせに保護される展開にしましたが加入しなければそんなには出さないと思います
350 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 22:43:30.19 ID:GHR04NXV0
開始します
351 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 22:57:12.49 ID:GHR04NXV0
朝風「好きに使えって言ったけどさ、さすがに学校でするとは思わなかった」

神風「しょ、しょうがないでしょ! 私の順番回ってくるのだいぶ先なんだから!」

朝風「着任順だしねぇ」

神風「私だって本当は放課後呼ぶくらいのつもりでいたのに、なんか付けて行ったらその気になって」

朝風「なんで付けていったのか」

神風「わかんないわよ!」

朝風「姉さんもう末期だね。行くとこまで行ってるよ」

神風「なによ! 朝風だってそうでしょ!」

朝風「私はまだまだだよ。姉さんに比べたら全然」

神風「そうやって高をくくってるとまたあっちのあかりが出てくるのよ」

朝風「いやぁ、さすがにもう出てるときに遭遇することはないでしょ」

神風「あるのよ。そういう運命の下にあるの。きっと私以上にされるわ」

朝風「姉さん以上とかないない。ちょっと触られただけで反応しすぎだもん。一番敏感なとこでもそこまでなんないから」
352 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 23:14:13.85 ID:GHR04NXV0
朝風「って思ってたのに〜!」

あかり「転ぶようなところにペットボトル放置してるのが悪い」

朝風「もはやデコピンしても出てきそうね貴女!」

あかり「あかりが中にいるって自覚してるからね」

朝風「その内自由に出て来るようになるってか!」

あかり「もしかしたらあかりの方がもう1人のあかりとか呼ばれるようになるかも」

朝風「最後は光の中へ完結しなさいよ!」

あかり「ということで、やろっか」

朝風「何がということなのかわかんないわよ!」

あかり「私が出て来る=そういうことでしょ?」

朝風「今回は事故だからそのまま帰って」

あかり「事故らされた賠償をしてもらわなきゃ!」ガバッ

朝風「うわぁぁぁ!」
353 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 23:30:23.12 ID:GHR04NXV0
朝風「回を重ねる度に服を脱がされるまでの早さが上がっていく……」

あかり「基本的に神風ちゃんと一緒だからね」

朝風「今日は絆創膏付けてないわよ……」

あかり「それはあかりの趣味でしょ」

朝風「いやあかり主導じゃなかったけど」

あかり「私はああいう焦れったいのはあんまり好きじゃない。もっと責め立てる」

朝風「責め立てるって……?」

あかり「ふふっ、お姉ちゃんに勝る妹もいるって教えてあげないとね」

朝風「ひええっ!?」

あかり「朝風ちゃんの弱いところは大体わかったわ。やっぱり一番は胸ね」

朝風「ま、まさか……」

あかり「神風ちゃん越えって、それこそ胸を張って言えるようにがんばろっか」

朝風「や、やめてぇぇぇ……!」
354 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 23:53:22.34 ID:GHR04NXV0
朝風「んっ……」

あかり「今の時点で感度はそれなりだよね」ツンツン

朝風「はぁぁ……」

あかり「先っぽばっかりというのも芸がないし、全体的に満遍なく……」フニフニ

朝風「こ、こんな薄い胸より、姉さんのをもっと伸ばした方が……!」

あかり「薄い胸を伸ばした方がより自分の成果を感じられていいじゃない」プニプニ

朝風「成長するわけじゃないし!」

あかり「ふふっ、目に見えてはね。だけど、私とあかりしか知らないところで成長してると思ったら、いいじゃない?」プニッ

朝風「ふんぅ……!」

あかり「そう、ここ。先っぽ以外にも感じやすいところあるよね。ここの感覚を全体で感じられるように……」スリスリ

朝風「そ、ん……ほとんど、改造よ……!」

あかり「改造、いいね。私達好みに朝風ちゃんを改造してあげる」

朝風「……っ」

あかり「ちょっと嬉しそうな顔した」

朝風「し、してない……」

あかり「したよ、見逃さないから。朝風ちゃんはね、もう逃れられないの」

朝風「ふぅ、うぅ……」プルプル

あかり「認めて楽に、気持ちよくなろう? ね?」

朝風「うぅぅ……」
355 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 00:15:05.29 ID:Tpik+K3P0
朝風「あっ……んぁ……」

あかり「そうそう、素直にすればもっと気持ちよくなる……」スッ

朝風「んぅ……胸だけじゃないの?」

あかり「胸だけやってても飽きるでしょ? 気分を盛り上げてあげることも大事だからね」

朝風「はぁっ……ん……!」

あかり「ちゃんとここも触ってあげるよぉ……」クチュ

朝風「ひゃっ……」

あかり「待ちわびてたもんね……」

朝風「そう、なっちゃうわよ……」

あかり「だから、ここと一緒に責めてあげることで、同じだけ気持ちよくなるように錯覚させる……!」

朝風「ああっ……! し、しないわよそんなのぉ……!」

あかり「するくらいにめちゃくちゃにするってこと……胸触られて、すごい気持ちよかったって、そういう記憶だけずっと残すの……」

あかり「それを繰り返せばきっと、胸は神風ちゃんを超えられる」

朝風「姉さんを……」

あかり「そう……ちょっと触っただけで、すぐに準備万端になっちゃうくらいにね……」

朝風「あぁ……あぁぁ……」

あかり「楽しみ……?」

朝風「はぁ、はぁ……そんなの、決まってる……」

あかり「うん、なら、一緒に楽しもうねぇ……」グッ

朝風「ぅっ、ぁぁぁ〜……」
356 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 00:27:48.55 ID:Tpik+K3P0
神風「だから言ったでしょ。来るときは来るんだから」

朝風「来させちゃった私もいけないんだけど」

神風「ていうかちょっと期待してたからあかりを部屋に呼んだんでしょ」

朝風「普通にあかりとするつもりだったの!」

神風「どっちにしろするんじゃない」

朝風「そりゃ、なければ呼ばないし」

神風「朝風だって行くとこまで行ってる」

朝風「……」

神風「で、どうなの? 私越えた?」

朝風「何をもって超えたって判断すればいいかわからないし」

神風「そりゃあねぇ、測れるもんじゃないし」

朝風「結局あかりがどう思うかが主眼よ」

神風「それに尽きるわね」

朝風「……呼ぶ?」

神風「……今日はやめとく」
357 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 00:30:08.13 ID:Tpik+K3P0
今回はここまでです
次は本編からです

あんまり開発しすぎると日常生活に支障を来たすのでほどほどがいいですね
358 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 22:43:42.93 ID:Tpik+K3P0
開始します
359 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 22:51:49.33 ID:Tpik+K3P0
龍驤「なぁなぁ千鶴」

千鶴「なに?」

龍驤「なんで自分は関西弁じゃないんや?」

千鶴「こっちで暮らしてたら自然に抜けた」

千歳「うちは抜けへんかったなぁ」

龍驤「ふぅん? 千歳の方がよう喋りそうなんになぁ」

千歳「せやね。普通は逆になるような気がするわ」

千鶴「こうなったものは仕方ないよ」

龍驤「ううん、関西弁ええのになぁ」

千歳「暮らしとったら自然に変わるもんやからしゃーないわ」

龍驤「いや、変わってない君が言うんはおかしいやろ」
360 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 23:14:07.32 ID:Tpik+K3P0
龍驤「千鶴を関西弁に戻そう」

千鶴「なんでわざわざ」

龍驤「3人娘の方がすわりええやん?」

千鶴「そんなこと言われても」

千歳「ん〜うちもまた千鶴の関西弁聞きたいかも」

千鶴「姉さんまで」

龍驤「千歳がご所望や。はよ戻らんかい!」

千鶴「ヤクザか!」

千歳「あかんで龍驤。関西弁は色々イメージが出来とるから、もっと丁寧な言葉使わんと標準語より当たり強う見られる」

龍驤「難儀なもんやなぁ」

千鶴「むしろ2人が標準語になればいいのに」

龍驤「そらあかんわ。立派な個性なのに」

千鶴「そこ以外も個性的だから」

龍驤「誰の胸が個性的や!?」

千鶴「言ってないだろ!」
361 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 23:32:49.62 ID:Tpik+K3P0
千鶴「そもそも、私達の関西弁と龍驤の関西弁は違う」

龍驤「どこが違うねん!」

千歳「うちらのは京都弁、龍驤のは大阪弁に近いなぁ」

龍驤「出たわ、そうやって自分らは関西人とは違うみたいな雰囲気出す奴! これやから京都人は!」

千鶴「いやここ富山だから」

千歳「せやかて龍驤も関西人ちゃうやろ。横須賀やん」

龍驤「そもそも人ちゃうしな!」

千鶴「そこはいいでしょ」

龍驤「関西人やないのに関西弁を使ってるうちやからこそ、人一倍思い入れがあんねん」

千鶴「それを押し付けられても困るよ」

龍驤「あばらが痛いからか!ええっ!?」

千鶴「だから胸の話じゃない!」
362 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 23:44:55.25 ID:Tpik+K3P0
千歳「むしろうちらはもっと富山に染まるべきなんかもしれへん」

千鶴「確かに」

龍驤「一理ある」

千歳「なんや可愛い方言言われとるらしいで」

千鶴「そうなの?」

龍驤「何位や?」

千歳「2位やって」

千鶴「へぇ、そうなんだ。全然知らなかった」

龍驤「1位は大阪弁やろ?」

千歳「いや京都弁」

千鶴「じゃあ染まらなくていいね」

龍驤「でたらめや! 大阪弁1位やないとか絶対適当ぶっこいとるやろそのランキング!」

千鶴「今聞いてるだけでも絶対1位はないなって確信できるけど」
363 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 00:00:30.59 ID:5eVVsTjE0
千歳「何でも語尾にちゃを付けるらしいで」

龍驤「ちゃ?」

千歳「そうっちゃ!」

千鶴「なんか違うような」

龍驤「なんやどっかで聞いたことあるなぁ」

千歳「あれとは関係ないだっちゃ」

千鶴「姉さん、完全に意識してるでしょ」

龍驤「よう知っとるなぁ」

千歳「龍驤が知っとるくらいやったら、当然うちも知っとう」

龍驤「そういえばあの子の格好どことなく大阪っぽかったな。つまり大阪と富山は案外近いということやないか!?」

千鶴「発想が飛躍しすぎ」
364 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 00:06:53.32 ID:5eVVsTjE0
千歳「富山を感じるために今日のお昼は富山ブラックや」

龍驤「うわ出たこの真っ黒スープ!」

千鶴「意外に悪くないよ」

千歳「ちいとしょっぱすぎやから、うちはもっとあっさりしたのんが好きやけどな」

龍驤「郷に入っては郷に従えや! 千歳も黒く染まるんや!」

千歳「あぁ、あかんて龍驤! この塩分は女子中学生には毒や!」

龍驤「むしろ若いうちに食べとかな! スープ飲み干すなんて今くらいしかでけへんで!」

千歳「あぁ〜体が塩になる〜!」

龍驤「なるかい!」

千鶴「……やっぱり姉さんは大阪寄りかもしれないね」

千歳「うん?」

千鶴「いや、仲良しでよかったよ、うん」ジュル
365 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 00:11:20.01 ID:5eVVsTjE0
今回はここまでです
次は櫻子の潮の話です

千鶴の中の人はOVA登場が心配なくらいでしたが、一応今年に入ってから活動はされているんですね
うたがっせんのときに千歳の中の人の代打でステージ立ったりしたのに、業界も厳しいですね

↓1 潮の話

1 エロ有り
2 エロなし
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/08(金) 00:12:46.72 ID:J1ekq9cYO
367 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 22:42:46.08 ID:5eVVsTjE0
開始します
368 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 22:52:29.98 ID:5eVVsTjE0
撫子「潮」

潮「はい、どうしましたか?」

撫子「髪、ちょっと跳ねてる」

潮「えっ、どこですか?」

撫子「こっち来な」

潮「いえ、言ってもらえれば自分で直しますから」

撫子「遠慮しなくていいから。一応一緒に暮らしてるんだし」

潮「えっと、じゃあお願いします」

撫子「本当、櫻子じゃなくてひま子のところの方が似合ってるよ潮は」

潮「そうでしょうか?」

撫子「あのバカには出来過ぎてる」

潮「そんなことないですよ。潮はなんてまだまだですから」

撫子「そういう謙虚さがあいつにはないからね」
369 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 23:11:50.13 ID:5eVVsTjE0
撫子「髪綺麗だね」

潮「手入れはきちんとしていますので」

撫子「しなくても綺麗になるんじゃないの?」

潮「さすがにそこまで便利ではありませんよ」

撫子「そっか」

潮「撫子さんも綺麗な髪だと思います」

撫子「私もちゃんとしてるから」

潮「髪の手入れ以外もですね」

撫子「そう? わりと適当なところもあるけど」

潮「その余裕がちょっと羨ましいです」

撫子「余裕というか事実を言ってるだけだけど。比較対象櫻子だったら、そりゃ誰だってちゃんとしてるように見えるか」

潮「櫻子と比べてるわけじゃないですよ」

撫子「本当に?」

潮「……ちょっとだけです」
370 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 23:27:21.43 ID:5eVVsTjE0
撫子「それにしても、よく櫻子に愛想尽かさなかったね」

潮「いい子ですから」

撫子「いい子でもバカの下で戦争したくないわ」

潮「そこはなんというか、潮達にも考える頭がありますので」

撫子「ただの船じゃないもんね」

潮「はい。それに、櫻子もたまには鋭いんですよ。野生の勘的なものです」

撫子「勘だけ強くてもね」

潮「けれど、得難いものですよ」

撫子「まあね」

潮「潮は櫻子の下にいられてよかったって思ってます。それだけは事実です」

撫子「今媚び売ってもただの中学生だよ?」

潮「媚び売りじゃないです!」

撫子「わかってるよ」
371 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 23:44:25.70 ID:5eVVsTjE0
撫子「あの子、そんなに魅力的?」

潮「撫子さんはそう思いませんか?」

撫子「私にとっては妹だから贔屓目はそりゃあるよ。けど、潮達みたいな可愛い子や翔鶴さんや日向さんみたいな大人まで夢中になるとは思わないよ」

潮「おかしいでしょうか?」

撫子「おかしいかおかしくないかは本人の気持ち次第だよ。でも、艦娘は提督に惚れるみたいにインプットされてるんじゃないかとは思った」

潮「そういうことはありませんよ。そもそも必ずしも提督の下で暮らさなくてはいけないわけではありませんし」

撫子「鎮守府、だっけ? そういう特殊な環境にいたから?」

潮「関係してないとは言えないと思います。あそこでずっと一緒でしたし。戦うときも」

撫子「吊橋効果みたいなのもあるのかな?」

潮「色々な条件が重なって今の状況があるのは確かです。だけど、それは悪いことじゃないと潮は思います」

撫子「独り占めできないのに?」

潮「そこは、ちょっと嫉妬しちゃったりすることもありますけど、そういう感情が湧くのは好きってことだからって再確認にもなると言いますか」

撫子「ポジティブ、っていうのとなんか違う気がするね」

潮「ややこしくてすいません」

撫子「いや、別に謝ることじゃないでしょ」
372 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 23:53:54.73 ID:5eVVsTjE0
撫子「好きなのはいいけど、何でも好き勝手やらせるのは違うよ」

潮「わかっているんですけど、どうにも……」

撫子「あれ、さ」

潮「あれ?」

撫子「胸揉むの。必要なことだっていうの嘘でしょ」

潮「バレますよねあんなの」

撫子「あれで騙せたと思うの櫻子だけだよ」

潮「すいません、鎮守府ではもっとひどかったのでこれでもよくなった方なんです」

撫子「あれでよくなったって、鎮守府ではどう過ごしてたのよ?」

潮「ほとんど裸族みたいな……」

撫子「翔鶴さん達も!?」

潮「はい」

撫子「あのバカ!」

潮「いえ、皆その状況を楽しんでましたので!」

撫子「いやそれもどうなの?」
373 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 00:14:50.46 ID:ICRA4MaO0
潮「え、エッチな気持ちよさとは別に、求められてるっていう嬉しさもあって……」

撫子「倒錯してるよそれ」

潮「だ、だけど、全く求められないよりは、ああしてくれた方が潮的には嬉しいんです……」

撫子「そう? じゃあ、私も同じことしていい?」

潮「えっ?」

撫子「目の前であんなにされてたら気になるじゃん」

潮「あっ、ああっ、だ、ダメです! 求められれば、誰でもいいんじゃないです! 櫻子じゃないと、ダメなんです!」ガシッ

撫子「そう、ならいいよ。快楽に依存してるわけじゃないんならね」

潮「あっ……演技だったんですね」

撫子「まあね、本気でするわけないでしょ怒られるし。櫻子にも……」

潮「にも?」

撫子「いや、何でもない。前にも言ったけど、好きだからそういうことするのはいいけど、場所を弁えなさいよ」

潮「はい。潮だって見られたいわけではないので」

撫子「少しは理解も進んできたとはいえ、偏見の目は未だに強い。好きな相手いるっていうのに、女子なら誰でもいいみたいに見られる」

潮「それは、いやですね」

撫子「だからひっそりとね。あのバカはそういうこと気にしないでしょうから、いくらいやじゃなくてもそこは守りなさい。潮と櫻子のために」

潮「は、はい」

撫子「私は味方だから。それは覚えておいて」

潮「……ありがとうございます」

櫻子「あ〜疲れたぁ。ジュースでも飲も〜って、何やってんのねーちゃん?」

撫子「潮の髪整えてんの。あと世間話」

櫻子「ふぅん……えい」ムニムニ

潮「ひやぁっ!」

撫子「こら! 私の前でやんなって言ったでしょ!」

櫻子「ねーちゃんが触った分、取り戻さないといけないだろ〜! 潮は私んだから!」モミモミ

潮「ん、やっ、ただ、髪直してもらってるだけですから〜!」

撫子(いっぱい相手いんのに独占欲だけは高いって、本当にどうしようもないなこいつ)

撫子(だけど、そんなどうしようもない妹をここまで愛してくれてる子がいるのは、嬉しいかな)
374 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 00:16:47.15 ID:ICRA4MaO0
今回はここまでです
次は向日葵の朧の話です

大室家の平均胸囲は随分と大きくなっていますね

↓1 朧の話

1 エロあり
2 エロなし
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/09(土) 00:17:42.80 ID:HhYBSA4lO
376 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 22:40:58.53 ID:ICRA4MaO0
開始します
377 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 22:56:32.93 ID:ICRA4MaO0
朧「ほら、みんな餌だよ〜」パラパラ

楓「……」

朧「ん? 楓もやってみたい?」

楓「カニさん、餌持ってたら飛び掛かってこない?」

朧「大丈夫、そんな力ないから」

楓「じゃあやる!」

朧「ならこっちおいで」

楓「うん!」

朧「あんまりあげ過ぎるのはよくないから、これくらいね」

楓「カニさんはあんまり食べない子なの?」

朧「そうだね、1日食べないでも大丈夫くらい」

楓「すごい! 楓、1日食べないと死んじゃうよ」

朧「楓も食べなくても死なないけど、お腹はすごい減っちゃうよね」

楓「楓もカニさんになれば節約できるかな?」

朧「それよりもお腹いっぱい食べられるようになることを考えよう」
378 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 23:15:12.38 ID:ICRA4MaO0
向日葵「カニくらいならペットにしても大丈夫ですわね」

楓「お姉ちゃん!」

朧「くらいっていうけど、お世話結構大変なんだよ?」

向日葵「それはわかっていますが、犬や猫を飼うよりは簡単ですわ」

朧「そこは否定できないなぁ」

楓「楓がもっと大きくなったら、猫さん飼っていい?」

向日葵「それはお母さん達に聞かなきゃいけませんわ」

朧「小さいうちに動物を飼うことはいいことだよ。教育的にね」

向日葵「ちゃんと躾けが出来ればですわ」

朧「そこはね」

楓「噛まれるのはいやだなぁ」

向日葵「カニは手を突っ込まなければ挟んできたりしないので、安心してお世話してあげるのですわよ」

楓「うん!」

朧「この子達は黄泉平坂に送るビームとか、ドラゴン召喚したりするけど」

楓「えっ?」
379 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 23:31:04.64 ID:ICRA4MaO0
向日葵「ペットが要らないくらい人が増えましたし」

楓「お姉ちゃんがいっぱいいる!」

朧「私達ペットと同列ですか!?」

向日葵「情操教育にペットを用いる必要がないということですわ」

朧「むしろペットで気を引いておいた方がいいような気もする」

向日葵「そこは言わなくていいですわ」

楓「ん?」

向日葵「とにかく朧、これからも楓のことお願いしますわ」

朧「はい、任せておいてください!」

楓「お姉ちゃん、どこか行っちゃうみたいな言い方だね」

向日葵「いえ、そんなことはありませんわ。私も一緒に楓を見守っていきますから」

楓「うん!」
380 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 23:44:04.21 ID:ICRA4MaO0
楓「……くぅ」

朧「寝ちゃいましたね」

向日葵「まだ子供ですもの。お昼寝は大事ですわ」

朧「子供でなくてもした方がいいみたいですけど」

向日葵「そうも言ってられないのが辛いところです」

朧「向日葵は寝起きも悪いですし」

向日葵「あ、朝に弱いだけですわ!」

朧「そういうことにしておきます」

向日葵「んもぉ、本当ですのに」

朧「あはは」

楓「……ん」ゴロン

朧「あっ、静かにしないとですね」

向日葵「ですわね」
381 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 23:58:03.13 ID:ICRA4MaO0
向日葵「楓、どうですの?」

朧「どうってどういうことです?」

向日葵「仲良くしていけそうです?」

朧「さっき言ったじゃないですか」

向日葵「本人がいる手前、本当のことが言えないということもありますわ」

朧「嫌う要素なんかないですよ」

向日葵「好きになる要素は?」

朧「数えきれないくらい」

向日葵「よかったですわ」

朧「心配してたんですか?」

向日葵「子供が嫌いということもありますし」

朧「私は好きですから子供」
382 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 00:16:37.78 ID:qi/Tne4r0
朧「子供、かぁ」

向日葵「どうしました?」

朧「いえ、向日葵も子供好きですよね?」

向日葵「ええ。楓がいますし」

朧「妹じゃないですか」

向日葵「続柄ではなく相手としてですわ」

朧「うん、でも自分の子供欲しいと思います?」

向日葵「それは……」

朧「作らない、というのと、作れない、というのは全然違うと思うんです」

向日葵「ええ、違いますわ」

朧「私達は、向日葵の選択肢を1つ潰していると考えると……」

向日葵「朧、気にしていたんですね」

朧「いえ、すいませんこんな話」
383 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 00:45:59.21 ID:qi/Tne4r0
向日葵「1つを選べばもう1つの選択肢はなくなるというのは、こういったことでなくても当然のことです」

朧「わかっていますよ」

向日葵「私は恵まれていますわ。朧と一緒に他の皆も選べたんですから」

朧「いつか、後悔するかもしれません」

向日葵「その通りかもしれません。もしかしたらああだったかもということは、絶対いつか考えてしまいますわ」

向日葵「でも、今とどっちがよかったかなんてわからないじゃないですか。何もかも違う道なのですから、それは誰にも比べられないことです」

向日葵「私にわかるのは、朧達を選んで進んだ今が幸せであるということだけ」

朧「子供産めなくてもですか?」

向日葵「子供が産めないかわりに、子供に注ぐ分の愛情も全部朧達にあげます」

向日葵「たくさんいるんですもの。それくらいしないと皆から貰う分には吊り合いませんわ」

朧「私も、その分向日葵を愛していますから、全然足りないかもしれません」

向日葵「では、私はもっとたくさん愛さなくてはいけませんね」チュッ

朧「……そこに楓がいるのに」

向日葵「寝てるから平気ですわ」

朧「もう」

向日葵「朧。私は精一杯朧を幸せにしますわ。だから、朧も」

朧「向日葵を幸せにします。子供が出来なくても寂しくないくらい、たくさん幸せに」

朧(そうだね。選ばなかった道がどれだけ幸せであっても、今選んだ道での幸せは手に入らないってことだから)

朧(選んだ道をしっかりと歩いて行かなきゃいけないんだね)
384 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 00:47:39.04 ID:qi/Tne4r0
今回はここまでです
次は国後との交流です

アクアリウムと犬猫を飼う面倒さはたぶん性質が違うと思うので、一概にどっちが楽とは言えないかもしれませんがご了承ください
385 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 22:48:07.32 ID:qi/Tne4r0
開始します
386 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 23:02:04.41 ID:qi/Tne4r0
占守「クナー、あかりちゃんに迷惑かけてないっすか?」

国後「かけてないわよ。そもそも学校以外でそんなに合わないし」

占守「なんで合わないっす?」

国後「姉さんとこだってそんなに会えないでしょ。うちより多いんだから」

占守「うちは全員同じマンションに住んでるっすから、会おうと思えばあえるっしゅ」

国後「思うの?」

占守「前にアポなしで行ったらお楽しみ中だったから、会いに行くときはアポ取る必要があるっしゅ。面倒なんであんまり行ってないっす」

国後「お楽しみ?」

占守「クナはまだなんすね。姉ちゃんとしては喜ぶべきなんすかね」

国後「だからどういうこと?」

占守「なんでもないっしゅ。あっ、あかりちゃん来たっすよ」

あかり「あれ? 占守ちゃんがいる」

占守「お久しぶりっす。歩いてたらクナが見えたんで話してたっしゅ」

あかり「そっかぁ、お姉ちゃんだもんね」

占守「クナのことよろしくっす」

あかり「うん、よろしくするよぉ」

国後「もう! あんまり会う機会ないって言ってるのに!」

占守「そんな照れなくていいじゃないっすか。じゃあ、占守はそろそろ行くっす。またね」

あかり「またね〜」

国後「京子のところの艦娘全員と知り合いなの?」

あかり「前に京子ちゃんのところに行ったとき一通りね」

国後「顔が広いことで」

あかり「えへへ〜、じゃあ行こうか国後ちゃん!」

あかり(今日はどんなことを話そうかなぁ)

>>このレスから四分後に一番近いレス

1 1人で寂しくないかという話
2 神風以外とは仲良くしているかという話
3 国後の好きなもの
4 その他自由に
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 23:06:05.74 ID:P5WVMSVUO
4神風の事が好きなのかという話(百合的に)
388 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 23:19:14.38 ID:qi/Tne4r0
綾乃「いらっしゃいませ〜」

あかり「こんにちは杉浦先輩」

国後「どうも」

綾乃「あら、赤座さんと国後じゃない」

あかり「すいません、長門さんがご迷惑をかけて」

綾乃「いや、別に長門さんから頼まれたわけじゃなくて、陸奥が勝手にやらせてくれって言っただけだから」

陸奥「だって閉めておくの勿体ないでしょ、せっかく作ったのに」

綾乃「プリンツさん達が手伝いに来てくれるし、問題ないわ」

あかり「ならよかったです」

国後「私、アイスコーヒーね」

あかり「あっ、あかりはアイスココアで」

綾乃「かしこまりました」

あかり「さすが杉浦先輩だよぉ。もうしっかりウェイターさんだよぉ」

陸奥(足ガクガクだけどね)
389 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 23:31:49.30 ID:qi/Tne4r0
国後「こういうところで神風さんみたいな恰好で給仕するのもいいと思わない?」

あかり「あぁ、それいい」

国後「でしょ? 探したらありそうではあるけど、神風さん以上に似合ってる人はいないでしょうね」

あかり「国後ちゃん、神風ちゃんのこと好きだねぇ」

国後「もう何回も言って来たじゃない」

あかり「いや、改めてね」

国後「改まる必要もないでしょ」

あかり「う〜ん、神風ちゃんへの好きってどういう感じの好きなのかな?」

国後「は?」

あかり「だから、国後ちゃんの神風ちゃん好きって気持ち。どういう好きなのってこと」

国後「そ、それは……」

↓1 コンマ

0〜30  恋愛としての好き
31〜60 憧れとしての好き
61〜98 好きだと思い込もうとしてる
ぞろ目  もうやった
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 23:34:44.30 ID:cM8oT7sqO
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 23:38:10.00 ID:wUSNKpooo
ゾロ目見てみたかったな
392 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 23:42:23.92 ID:qi/Tne4r0
国後「……」

あかり「国後ちゃん?」

国後「そんなこと、深く考えたことなかった」

あかり「自分の好きの気持ちだよぉ?」

国後「そうだけど、わざわざ考えないでしょあんまり」

あかり「聞かれてみないと考えないかもね」

国後「そうだよね? あんまり考えないわ」

あかり「で、考えてみたらどうだった?」

国後「考えてみたら……」

あかり「友達としての好き?」

国後「友達だなんてそんな気安いっ!」

あかり「気安くていいと思うけどなぁ」

国後「やっぱり、恋愛寄りの好きなのかしらね」
393 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 00:06:59.31 ID:Kh6ZxPsd0
国後「私あんなことしたのに、怒らずにむしろ気遣ってくれるし」

あかり「うん」

国後「それに綺麗でしょ? 純粋に見た目もだけど、立ち振る舞いとかもね」

あかり「表向きはね」

国後「表向きって何よ」

あかり「あぁ、気にせず続けて」

国後「だから、国後もあんなふうになりたいって思うし、それは恋愛寄りってことでいいのよね?」

あかり「あかりに聞かれても。ちょっと憧れてるだけにも聞こえるけど」

国後「憧れてるだけなのかな?」

あかり「キスしたいとか思う?」

国後「き、キス!?」

あかり「うん」

国後「わ、わかんないわよ! したらどんな感じとか、知らないし……」
394 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 00:22:05.88 ID:Kh6ZxPsd0
国後「憧れと恋愛的な好きの線引きってどこからなの? キスしたいと思ったら?」

あかり「そこは人それぞれで、こうだって定義は出来ないと思う」

国後「そうだよね、好きの形なんて人それぞれだもの」

あかり「難しいことだよねぇ」

国後「あかりは神風さんことどう思ってるの?」

あかり「好きだよぉ。恋愛的な意味で」

国後「どうしてそうはっきり言えるの?」

あかり「一緒にいて幸せだなぁって思うから?」

国後「なんで疑問形なのよ」

あかり「あはは、あかりも明確にこれだっていうことはないから。ただずっと一緒にいて、色んな事して、その中であかりの気持ちがどういうものなのか考える時間があったから」

あかり「いっぱい考えて出した気持ちだから、はっきりと言えるんだと思うよぉ」

国後「そう……」

国後(羨ましい、そんな時間があったことが)

国後(あぁ、そっか。羨ましいと思う気持ち、負けたって感じちゃうこと。これは、そういう意味で好きだったからこその気持ちなんだ……)

国後(こうして終わってしまったから気づけたなんて、皮肉だわ)
395 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 00:38:43.59 ID:Kh6ZxPsd0
綾乃「お待たせいたしました。アイスコーヒーとアイスココアです」

あかり「ありがとうございます〜」

国後「ありがと」

陸奥「あかりちゃんのお団子可愛いわね〜」ワサワサ

あかり「あんまりやると取れちゃいますよぉ〜」

陸奥「えっ、取れる?」

国後「……」

綾乃「あまり引きずってはだめよ」

国後「えっ?」

綾乃「簡単に変えるのは悪いことのように思うかもしれないけど、想いをちゃんと遂げられる相手を探すことは間違いじゃない」

綾乃「私はそう思うわ。まあ、想い合える相手を見つけたら大切にしないといけないけれどね」

国後「……うん」

綾乃「頑張ってね」

国後「ありがとう、綾乃」

あかり「あれ、何の話してたんですか?」

綾乃「コーヒーにミルクがいるかって話よ」

プリンツ「アカリさんもプリンツのミルク入ります?」

あかり「わぁっ!? プリンツさんいつの間に!?」

プリンツ「今さっきですよ〜んふふ、アカリさんに絞ってもらえば出るかもしれませんよ〜」

陸奥「あらあら」

綾乃「ちょ、ちょっと赤座さん! 何やってるの!?」

あかり「ええっ!? あかりが怒られるんですか!?」

国後(思いを遂げられる相手、ね。いつか見つかるかしら?)
396 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 00:39:33.58 ID:Kh6ZxPsd0
今回はここまでです
次は深海鶴棲姫との交流です

30ギリギリだったので憧れとの境界にいる感じにしました
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/11(月) 09:43:35.95 ID:acE7dAxEO
おつ
398 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 22:43:26.09 ID:Kh6ZxPsd0
開始します
399 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 22:56:26.99 ID:Kh6ZxPsd0
深海鶴棲姫「おおっ、これ新作出るんだ。面白そう」

イ級「……」

深海鶴棲姫「げっ、発売日1月とはいえ来年じゃん。ちょっと待たせ過ぎでしょ」

イ級「……」クイクイ

深海鶴棲姫「ん? どうしたのイ級?」

イ級「……」

深海鶴棲姫「なに、遊んでほしいの? 私今E3見るのに忙しいからほっぽんとこ行って」

イ級「……?」

深海鶴棲姫「んん〜? イ級も興味ある? でも手がないからイ級にゲームは出来ないよねぇ」

イ級「……!」

深海鶴棲姫「足使えばできるって? いや足も大きいから精密操作無理でしょ」

イ級「……」テクテク

深海鶴棲姫「あっ、こら! コントローラー壊れるから私のでやるのやめて!」

イ級「……」

あかり「鶴棲姫さん、おはようございます」

深海鶴棲姫「あっ、あかり来たよ。あかりに遊んでもらって」

イ級「……」

あかり「イ級ちゃんもおはよう。何してるんですか?」

深海鶴棲姫「E3見てた」

あかり「いーすりー?」

深海鶴棲姫「世界最大規模のゲームの見本市だよ。新作の情報とかいっぱい出るの」

あかり「へぇ〜、そんなのやってるんですね」

深海鶴棲姫「今は中継で見られるからいいよね」

あかり「すごいですよねぇ」

イ級「……」グリグリ

あかり「イ級ちゃんはゲームできないから、他のことで遊んでほしいみたいです」

深海鶴棲姫「いや、足でできるってコントローラー踏もうとしてたから」

あかり「あかりは鶴棲姫さんに会いに来たので、少し付き合ってくれませんか?」

深海鶴棲姫「中継が〜」

あかり「中継もできれば録画もできるじゃないですか」

深海鶴棲姫「はいはい。まったく、いい時代になったもんだねぇ」

>>このレスから四分後に一番近いレス

1 名前を付ける
2 日々の生活について
3 髪の毛が凄いという話
4 その他自由に
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/11(月) 23:00:26.96 ID:pPKxN8oQO
1
401 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 23:14:37.29 ID:Kh6ZxPsd0
あかり「そろそろ鶴棲姫さんの名前決めてあげないといけませんね」

イ級「……!」ピョン

深海鶴棲姫「いいよ鶴棲姫で」

あかり「もっと女の子っぽい名前がよくないですか? 鶴姫とか」

深海鶴棲姫「忍者になりそうだなぁ」

北方棲姫「アカリー!」ダキッ

あかり「うっ! ほっぽちゃん、急に抱き着いたらびっくりするよぉ」

北方棲姫「ナニシテルノ?」

イ級「……」

北方棲姫「メガホンノナマエ? メガホンジャナイノ?」

あかり「それは女の子っぽくないよぉ」

防空棲姫「わるシリーズの仲間入りすればいいのよ」

あかり「わるづきちゃん」

防空棲姫「わるづる? わるずい? わるかく?」

深海鶴棲姫「なんかどれも語呂悪いね」

離島棲鬼「鶴は英語でクレインだからそれでいいんじゃない?」

深海鶴棲姫「そこまで鶴要素なくない私?」

レ級「鶴級でいいんじゃね」

深海鶴棲姫「ランクダウンしてるじゃない!」

戦艦棲姫「結局どれがいいんだ?」

深海鶴棲姫「どれにしようかしらねぇ」

>>このレスから四分後に一番近いレス

1 鶴姫
2 メガホン
3 わるずい
4 鶴棲姫
5 その他自由に
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/11(月) 23:18:37.30 ID:aLhfITK2O
5ずいずい
瑞鶴も瑞鳳も混ざってるんだし合わせてずいずいみたいな
403 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 23:24:48.37 ID:Kh6ZxPsd0
深海鶴棲姫「う〜ん」

北方棲姫「ナガイ!」

レ級「早く決めろよ〜」

深海鶴棲姫「いや自分の名前大切なもんだからね?」

戦艦棲姫「大切な物だという自覚はあったのか」

深海鶴棲姫「そりゃ、うん、そこは、あるよ」

防空棲姫「わるの名を背負わないのぉ?」

深海鶴棲姫「でもほら、私見た目は瑞鶴っぽいけど瑞鳳とかも混じってるし」

あかり「瑞鶴さんと瑞鳳ちゃん。ずいとずいですね」

離島棲鬼「じゃあずいずい!」

深海鶴棲姫「えっ?」

北方棲姫「ズイズイ! カワイイ!」

深海鶴棲姫「ずいずい……可愛い?」

あかり「可愛いと思いますよぉ」

深海鶴棲姫「ならそれでいっか」

レ級「わりと適当!」

イ級「……」カプカプ
404 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 23:37:22.48 ID:Kh6ZxPsd0
北方棲姫「ズイズイ〜」

イ級「……」グリグリ

深海鶴棲姫「あぁん、わかったからじゃれつかないで」

あかり「ずいずいさん」

深海鶴棲姫「その呼ばれ方に慣れるとこからはじめないと」

離島棲鬼「ずっころばし」

深海鶴棲姫「言うと思ったよ」

防空棲姫「うふふ、ずいずいさん。確かに響きが可愛い」

レ級「なんかこう、ずいーって感じでいいな!」

戦艦棲姫「どんな感じなんだ」

あかり「瑞鶴さんと瑞鳳ちゃんにも報告しましょう」

深海鶴棲姫「えっ、いる? その報告?」
405 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/11(月) 23:52:35.38 ID:Kh6ZxPsd0
防空棲姫「これの5やっと出るのねぇ」

深海鶴棲姫「面白いよねこれ」

あかり「瑞鶴さんから返信来ましたよぉ」

北方棲姫「ナンテー?」

あかり「瑞鶴の瑞の方が先だよね、ですって」

深海鶴棲姫「どっちが先とか考えてなかったなぁ」

レ級「どっちも瑞じゃん」

離島棲鬼「それが違うもんなんだようん」

あかり「あっ、瑞鳳ちゃんからも返って来た。鶴鳳でよかったんじゃない?って」

離島棲鬼「相撲取りみたいじゃん。可愛くない」

戦艦棲姫「そういう名前の艦もいそうではあるが」

防空棲姫「というか雄々しい名前の艦多いしねぇ」

北方棲姫「ズイズイナノレルダケマシ!」

深海鶴棲姫「お、おう」

イ級「……」
406 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/12(火) 00:04:54.12 ID:INh7qOXX0
イ級「……!」

深海鶴棲姫「そんなずいずい言わんでもいいじゃん」

あかり「名前呼んでるんですか?」

北方棲姫「メッチャヨンデル」

あかり「あかりにも聞こえればいいのにね〜」スリスリ

イ級「……」カプ

あかり「うひゃっ! 耳噛むのくすぐったいよぉ」

防空棲姫「あんな大きな口で器用ねぇ」

レ級「よ〜し、ほら尻尾!こっち来てお前も噛め!」

レ級の尻尾「……」プイッ

レ級「お〜い!」

離島棲鬼「相変わらずツンツンだわ」

北方棲姫「カワリニワタシガカムー!」

あかり「わぁぁ、ほっぽちゃん! あんまり強く噛むのはダメだからね!?」

深海鶴棲姫「あの〜用済んだなら1人に……」

深海鶴棲姫「はぁ〜、まあいいかこういうのも」
407 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/12(火) 00:08:53.47 ID:INh7qOXX0
今回はここまでです
次は千代田との交流です

イ級とレ級はもうこの名前で定着した感がありますのでこのままで行く感じでいいですかね

↓1 千代田の話

1 エロ有り
2 エロなし
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/12(火) 00:12:08.70 ID:yW1m/ETEO
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/12(火) 00:51:29.60 ID:S8USi0Gqo
乙 名前はそういう安価が出たらでいいのでは。
410 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/12(火) 23:33:22.82 ID:INh7qOXX0
ただ横になって目を瞑ってようと思ったらガチ寝してしまうのが多くなった気がします
短いスパンですいませんが↓1〜2で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府の話でもエロでも鎮守府にいた頃の話でもOKです

>>409
安価を出す機会も減って来てますがその機会で取られれば決めるという形にしますね
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/12(火) 23:37:10.69 ID:Udc2oqa7O
秋月と防空棲姫とあかりでTRPGをする
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/12(火) 23:37:44.95 ID:Cg7IRK2vO
>>323の続き
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/13(水) 00:01:55.26 ID:BFOO71OK0

横になって目を瞑ったらガチ寝しててやりたいこと全然できなかったってあるよね……
414 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/13(水) 22:44:08.65 ID:Aj9gN5y60
>>413
あり過ぎて辛いです無駄に夜更かししてるせいですが

開始します
415 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/13(水) 22:55:06.10 ID:Aj9gN5y60
あかね「あかり〜」スリスリ

あかり「お姉ちゃん、皆見てるから……」

千代田「何やってんの?」

あかね「最近お休みの日はいつも家にいなくて、寂しいからこうして補給してるんです」

千代田「何を?」

あかね「アカリウムを」

あかり「なにそれ!?」

千代田「よくわかんないけどわかったから、人前でそういうことするのやめときなさい」

あかね「私は一向に構いません!」

千代田「あかりが構ってるのよ」

あかり「お姉ちゃんが周りの人から変な目で見られるようになったらやだよぉ」

あかね「あぁ、あかり! お姉ちゃんの心配をしてくれるのね! なんていい子!」ナデナデ

あかり「お姉ちゃん、感動するのはいいけど悪化したら意味ないよぉ!」
416 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/13(水) 23:01:31.63 ID:Aj9gN5y60
あかね「お酒飲ませて変なことしないでくださいね!」

千代田「しないわよ! というか千代田はあんまり飲まないわ!」

あかね「お酒飲むために20歳設定にしたって言ってたじゃないですか」

千代田「千歳お姉に付き合うためよ! あと設定言うな」

あかね「とにかく! あかりにもしものことがないようにしてくださいね!」

千代田「わかってるから」

あかり「じゃあ、またねお姉ちゃん」

あかね「うぅ、あかりぃ! たまにはお姉ちゃんとも休日を過ごしてもいいんだよ?」

あかり「ええっと、どうしてるか気になる人がいっぱいいるから、ごめんね」

あかね「ああああああ!」

千代田(ちょっと可哀想ではあるけど、仕方ないわよね)
417 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/13(水) 23:11:50.30 ID:Aj9gN5y60
あかり「駆逐艦の子達はもうお酒飲めなくなっちゃいましたね」

千代田「さすがにあの容姿だと無理があるもの」

あかり「千代田さんだって高校生でも通ると思いますけど」

千代田「お姉がどうしてもって言うからしょうがないわ」

あかり「千歳さんはお酒好きですもんね」

千代田「どうしてあんなに好きなのかしらね」

あかり「でもいいじゃないですか。飲み会?っていうの楽しそうです」

千代田「あぁ、飲み会ねぇ」

あかり「どうしたんですか?」

千代田「あかりはダメよそういうところ行っちゃ」

あかり「ええっ、どうしてですか?」

千代田「大学生の飲み会なんて、酒飲ませて変なことしようって奴が企画するようなもんだから」

あかり「それは偏見だと思いますけど」

千代田「少なくとも千代田とお姉に声かけて来る奴はそうだったわ。皆あからさまに胸ばっかり見て、嫌らしい」

あかり「あははは……」
418 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/13(水) 23:23:33.63 ID:Aj9gN5y60
千代田「指輪してたら違ったのかなぁ」

あかり「大学生で結婚してる人いるんです?」

千代田「法律上は高校生でもできるでしょ」

あかり「でもあんまりいませんよぉ」

千代田「そうかもしれないけどね」

あかり「ケッコン、したいです?」

千代田「うちの中でしたくないって言う人いないんじゃない?」

あかり「妖精さんが持って来てくれてますけど、改修ができませんね」

千代田「それはいいのよ別に。指輪がほしいだけ」

あかり「結婚してると思わせるならそれだけでいいですね」

千代田「それだけじゃなくて」

あかり「他に何かあるんです?」

千代田「人に言えないでしょ、こんな関係だって」

あかり「絶対言えませんよぉ」

千代田「だけどやっぱり主張したくなるのよ。だから、誰のとは言えないけど指輪見せてアピールしたいの」

あかり「アピールしたいんですか」

千代田「本当はいやらしい目で見られる度、これはもうあかりのだから気安く見るなって言いたいのに!」

あかり「あかりのではないですよ!?」
419 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/13(水) 23:30:54.25 ID:Aj9gN5y60
あかり「ケッコンします?」

千代田「なんかそう軽く扱われるのもやだ」

あかり「元々軽く扱おうとしてたものですけどね」

千代田「そんなの建前じゃない。競い合うのも選ばれるのもどっちもドラマチックよ」

あかり「言われてみればそうかもしれません……」

千代田「だから軽くじゃない感じで」

あかり「難しいですよぉ」

千代田「そりゃそうでしょ。簡単じゃないから軽くないのよ」

あかり「ううぅん……」

千代田「あんまり難しいようなら、エッチした後に言ってくれれば流れで行けるかもね」

あかり「軽いのか重いのかわかんないですよぉ!」
420 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/13(水) 23:50:47.41 ID:Aj9gN5y60
あかり「あかりにはそういう目で見られていいんですよね?」

千代田「むしろ見られたいけど」

あかり「見られたいんですか」

千代田「うん。だって、好きな相手にそう思われてないって悲しいでしょ」

あかり「ちゃんと、思ってますからね」

千代田「じゃあたまにはあかりから言って来てほしいな」

あかり「あかりからだと、やっぱり違います?」

千代田「気持ちが全然違うよ。あかりだって求められたら嬉しいでしょ?」

あかり「ま、まあ、想われてるって感じるのは嬉しいです」

千代田「だから、もっと千代田を求めてほしいのよね。本当はもう押し倒して、無理やりしちゃうくらいでもいいんだけど」

あかり「む、無理ですよそんな乱暴なの!」

千代田「だから、しようって言ってくれるだけでもすごく嬉しいから」

あかり「わ、わかりました」
421 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 00:13:39.63 ID:CbvyFcdn0
あかり「那珂ちゃんに言われたんです」

千代田「ん?」

あかり「自分はたくさん好きな人がいるのに、好きな人相手に独占みたいなの抱いちゃうのは悪いことじゃないって」

千代田「悪いことだと思ってたの?」

あかり「自覚してなかったんですけど、でも心のどこかで思ってたみたいです。そういう気持ちがあるって思ったのが、あかりが初めて恋心を意識したことなんですけどね」

あかり「あかりは1人の物になれないのに、そんな気持ち抱いてたらダメだって。でも那珂ちゃんは愛してるならそう思うのは当たり前だって、だからその想いを隠さずにちゃんと愛して言ったんです」

あかり「あかり、千代田さんのこと好きです。でも、千歳さんとか他の人のことも好きで……それでも、千代田さんにもあかりを好きでいてほしいって思ってます」

あかり「図々しい、ですか?」

千代田「図々しいね。だけど、図々しくなるくらい千代田のことが好きだってことでしょ?」

千代田「はじめて会った頃はそんなこと全然なかったのに、いつの間にかこんなにも図々しく千代田のこと好きになってくれた。なら千代田もそれに応えるよ」

千代田「千代田もあかりが好き。千歳お姉とか他の子のことが、ううん、他の子のことも好きでも、千代田のこと誰よりも好きだって知ってるから」

あかり「ありがとうございます、千代田さん」

千代田「こんなのお礼を言うのは違うよ」

あかり「そうですね、少し屈んでください」

千代田「うん」

あかり「……」チュッ
422 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 00:19:08.35 ID:CbvyFcdn0
千代田「……見られたらどうするの」

あかり「ちゃんと確認しましたよぉ」

千代田「そう……あかりからの深いキス」

あかり「やっぱり気持ちが違います?」

千代田「うん、全然……」

あかり「えへへ」

千代田「早くお家まで帰りましょ」

あかり「急ぎますか?」

千代田「したくてたまらなくて、このままだと往来で押し倒しちゃいそうで」

あかり「は、早く帰りましょう!」

千代田「帰ったらまたすぐあかりから、今度はキスの先まですること。いいわね?」

あかり「……はい、千代田さん」
423 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 00:21:31.67 ID:CbvyFcdn0
今回はここまでです
次は足柄の話です

お酒は飲まずに変なことしてるのであかねとの約束は破ってません

↓1 足柄の話

1 エロ有り
2 エロなし
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 00:21:53.24 ID:8nkMqbh2O
425 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 22:44:20.36 ID:CbvyFcdn0
開始します
426 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 22:53:03.46 ID:CbvyFcdn0
足柄「ねぇ、羽黒」

羽黒「なんでしょうか足柄姉さん?」

足柄「私そんなに高校生に見えない?」

羽黒「姉さんは大人っぽいですから」

那智「私も最大までダブってることにしたからな。お前もそれくらいだと思われても仕方ない」

足柄「私は普通に18歳ってことにしたわよ!」

羽黒「那智姉さんは普通に大学生でよかったのでは?」

那智「高校生活というのを楽しんで見たかったのだ」

羽黒「二十歳超えてることにしてたら近寄りがたいでしょ」

那智「しかしそうでなければ酒が飲めん」

羽黒「家で飲むくらいならいいんじゃないでしょうか?」

那智「それでは買えんだろ」

足柄「私年齢確認ボタンを押せとは言われるけど、身分証提示を求められたことはないわ」

那智「私もないな」
427 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 23:04:57.90 ID:CbvyFcdn0
足柄「どうなのよ撫子!」

撫子「いや、何が?」

足柄「私は高校生に見える!?」

撫子「……最近の子は成長早いから」

足柄「あんたこそ最近の子でしょ!?」

羽黒「姉さん、撫子さんに迷惑かけちゃだめですよ」

撫子「むしろなんで素直に大学生にならなかったのか気になるわ」

那智「大学と高校まででは全然違うと奈々が言っていたのでな。それに羽黒が心配だった」

羽黒「私が心配?」

那智「悪い男に捕まらないかをだな」

撫子「ここ女子校だけど」

那智「羽黒はそっちだからその方が危ないかもしれん」

羽黒「女の子なら誰でもいいわけじゃありませんから!」

足柄「結衣ちゃんなら高校生でもいけるんじゃない? あかりは無理だけど」

羽黒「背格好が似てても違うものは違いますから! 私をなんだと思ってるんですか!」

撫子「あんまそういうこと大声で言わないで」

撫子(艦娘って皆こうなのかな……危機感ないというか、気負いしなさ過ぎて危なっかしいわ)
428 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 23:15:40.74 ID:CbvyFcdn0
足柄「あかりも似合ってないって思う?」

あかり「何がですか?」

足柄「学校の制服」

あかり「似合ってますよ」

足柄「まあ、あかりはそう言うわよね」

あかり「お世辞じゃなくて本当にそう思ってますよ?」

足柄「好きな相手のことは何でもよく見えるものよ」

あかり「でもあかりには似合わないと思いますよね?」

足柄「そうねぇ、ちょっと早いかも。あっ、別に似合わないものがあるからって、あかりのこと好きじゃないわけじゃないわよ!?」

あかり「わかってますよぉ。だから、好きだからって何でも似合うと思うわけじゃないってことです」

足柄「……本当にそう思ってる?」

あかり「本当です」

足柄「そう、そうか、ありがとう」

あかり「いいえ」
429 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 23:29:25.47 ID:CbvyFcdn0
足柄「はぁ、学校帰りの一杯は効くわ」

あかり「一気に制服が似合わなくなりましたね」

足柄「いいのよ、今日くらいは飲ませなさい」

あかり「本当に今日くらいなんですか?」

足柄「本当本当」

あかり「ゴミ箱の中、お酒の缶いっぱい入ってましたけど?」

足柄「昨日の今日よ」

あかり「意味が違いますよぉ」

足柄「もう、家でくらい好きにさせてよ」

あかり「はいはい、リラックスするのはいいですけど、せめて服は着替えましょう? お酒の匂いついちゃいますよ」

足柄「そんなの土日で消える消える」

あかり「そうかもしれませんけど、こぼしたりするかもしれませんし」

足柄「あかりが脱がして〜」

あかり「しょうがないですねぇ」
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