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【安価&コンマ】あかり「艦娘?」若葉「その26」【ゆるゆり×艦これ】
- 430 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 23:40:41.50 ID:CbvyFcdn0
- あかり「ゴミ捨てるときに見られたりしないんですか?」
足柄「父親がいるって設定になってるから平気平気」
あかり「そういう設定なんですね」
足柄「まっ、学校の行き帰り見られなきゃ、誰も私を高校生だとは思わないわよ」
あかり「すごく大人っぽいのは認めますよぉ」
足柄「だから問題ないない」
あかり「でも注意してくださいよ」
足柄「はいは〜い」
あかり「はぁ、聞いてるのか聞いてないのか」
足柄「んもぉ、それよりも早く服着せて〜」
あかり「脱がせろって言ったり着せろって言ったり忙しいですね」
- 431 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/14(木) 23:49:54.04 ID:CbvyFcdn0
- 足柄「うふふ〜」
あかり「ご機嫌ですね」
足柄「そりゃあね〜お酒もあかりもいるんだもの」
あかり「あかりはお酒と同格ですか?」
足柄「そんなわけないでしょ。お酒だけでこんなご機嫌になるなら、私はいつもご機嫌よ」
あかり「安心しましたよぉ」
足柄「なぁに、疑ってたの?」
あかり「お酒ってそうなっちゃうのかなぁって」
足柄「私はお酒は飲んでも飲まれないわよ」
あかり「そうみたいですね」
足柄「あん?」
あかり「お部屋きちんと整理整頓されてましたし、服もいつも着たまま飲んだりしないんですよね?」
- 432 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/15(金) 00:02:39.62 ID:/igv4zs+0
- 足柄「な、何を言っちゃってるのかしらこの子は?」
あかり「だって、足柄さん酔っぱらってないですもん」
足柄「ええっ!? いや酔ってる酔ってる」
あかり「酔ってる人はそう言わないんです。ていうか自分で飲まれないって言ったじゃないですか」
足柄「うぐっ……」
あかり「あかりがどれだけ酔ってる人見て来たと思ってるんですか」
足柄「そりゃそうか」
あかり「酔っぱらった振りしないと甘えられませんか?」
足柄「久しぶりだとはずかしくなるのよ! それに、大人としての威厳的なあれが……」
あかり「子供に見られたいのか大人に見られたいのか、どっちなんですか?」
足柄「むぐぐ……」
あかり「ふふっ、やっぱり足柄さんは可愛いですよぉ」
足柄「私のこと手玉に取るなんて、本当に成長したわねあかり……」
- 433 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/15(金) 00:03:52.43 ID:/igv4zs+0
- 今回はここまでです
次は名取の話です
やっぱり見た目がそう見えたら確認ボタンだけじゃなくて身分証提示もさせられるんでしょうかね
↓1 名取の話
1 エロ有り
2 エロなし
- 434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/15(金) 00:04:58.44 ID:+RY3WVM+O
- 2
- 435 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/15(金) 22:41:31.13 ID:/igv4zs+0
- 開始します
- 436 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/15(金) 22:52:37.89 ID:/igv4zs+0
- 那珂「ねぇ、名取ちゃん」
名取「なに那珂ちゃん?」
那珂「そろそろ那珂ちゃん達クラスのアイドルレベルにはなったよね?」
名取「なってないよ那珂ちゃん」
那珂「じゃあ、クラスの半分のアイドル」
名取「それはもはやアイドルとは呼べないんじゃないかな」
那珂「これだけ活動してるのにならないっておかしくない!?」
名取「いやぁ、まあ、女子校だし」
那珂「那珂ちゃんは女の子にも人気出るし!」
名取「女の子の人気取れるタイプのキャラじゃないと思うなぁ」
那珂「出すし!」
名取「頑張ろう、うん」
- 437 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/15(金) 23:05:45.18 ID:/igv4zs+0
- 美穂「あら、また騒いでるのね」
名取「こんにちは美穂先輩」
那珂「これが騒がずにいられるか〜!」
美穂「お昼休みで周りも騒がしいけれど、無駄に騒ぐのもよくないわよぉ」
那珂「那珂ちゃんは元気が取り柄なんですぅ」
美穂「はいはい。名取ちゃんも大変ねぇ、付き合わされて」
名取「いえ、私は好きで付き合ってますから」
美穂「本当? このバカちゃんに?」
那珂「バカじゃなくて那珂ちゃん!」
名取「バカっぽく見えるかもしれないですけど、真剣に頑張ってるので応援したいんです」
美穂「ふぅん、青春してるわねぇ」
名取「青春、これが……」
美穂「まあ、あんまりやり過ぎて反感買わないように気を付けなさいね外ちゃん」
那珂「那珂ちゃん!」
- 438 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/15(金) 23:22:29.80 ID:/igv4zs+0
- 名取「青春って恋するだけじゃないんですね」
あかり「基本的に学校生活が青春みたいな感じですね」
名取「アイドル活動は学校生活でいいんでしょうか?」
あかり「学校のアイドルを目指してるんですからいいんですよ」
名取「なるほど」
あかり「名取さんも青春してるんですよぉ」
名取「あんまり実感が湧きませんね」
あかり「そうなんですか?」
名取「青春というと、恋みたいなイメージだったので」
あかり「名取さん、恋愛小説ばっかり読んでました?」
名取「えっ!? そ、そんなことないですよ! アイドルの曲が大体恋愛の曲なので、イメージしようと積極的に読んだりはしてましたが!」
あかり「読んでるんじゃないですか」
名取「読みましたけど、ばっかりじゃないですから!」
- 439 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/15(金) 23:38:51.60 ID:/igv4zs+0
- あかり「名取さんは那珂ちゃんの相方ということでいいんですよね」
名取「そんな芸人みたいな」
あかり「楽器はやらないんですか?」
名取「バンドとは違いますから」
あかり「そういうものです?」
名取「楽器での演奏も必要ではありますけどね」
あかり「もっといい音楽でアピールできれば人気UPですよ!」
名取「バンドとしての人気が出ちゃいそうですが。あかりは何かできますか?」
あかり「えっ? あかりは、鍵盤ハーモニカならちょっとは」
名取「それは可愛いけど違うね」
あかり「ハーモニカ吹くパフォーマンスするのはどうでしょう?」
名取「隠しておけないからバレバレになっちゃいます」
あかり「んん〜ライブも難しいですねぇ」
- 440 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 00:07:03.15 ID:PLXwVfYI0
- 名取「そもそもアイドルってそんな簡単になれるものじゃないですから」
あかり「最近はいっぱいいてそうでもないような気がしてきますけど、本当は難しいんですよね」
名取「そうです。だから精一杯頑張らないといけないんです」
あかり「那珂ちゃんは頑張ってますよね」
名取「私も見習って頑張らないとと思うんですけど」
あかり「ですけど?」
名取「やっぱり、かける意思が那珂ちゃんには及ばなくて」
あかり「あ〜」
名取「なんかもう、那珂ちゃんを応援してるだけって感じになっちゃってます」
あかり「やっぱり、そうなっちゃいます?」
名取「あかりも思ってたんですね」
あかり「名取さんは自分が前に出るという感じの人じゃないのはわかってましたから」
- 441 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 00:30:30.52 ID:PLXwVfYI0
- あかり「でも名取さんもアイドルやりたいんですよね?」
名取「そ、それは……」
あかり「あかりには頑張ってくださいって応援するしかできませんけど、でもそこで負けちゃうのはよくないと思いますよぉ」
名取「負ける、そう、負けちゃうのはよくないです」
あかり「名取さんにもいいところいっぱいあるってあかり知ってます。でも、それを知ってもらえなければ好きになってももらえません」
あかり「ちょっとくらい那珂ちゃんみたいに自分をアピールするのもいいんじゃないですか?」
名取「悪いところも知られてしまうかもと思うと……」
あかり「悪いところを超えるくらい、いいところを見せればいいんです。あかりはそれくらい名取さんにいいところあるって思ってますから」
名取「あかり……ありがとう」
あかり「えへへ、でもあんまり他の人に知られたくないって気持ちもあったり」
名取「えっ?」
あかり「応援したいですけど、でもやっぱりあかりだけが知っていたいっていう気持ちもあって……」
名取「……それも青春ですか?」
あかり「あかり、今人生で一番青春してるかもしれません」
- 442 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 00:32:48.02 ID:PLXwVfYI0
- 今回はここまでです
次は卯月の話ですがその前に小ネタです
某アニメで軽音部員が増えたように、某アニメの影響でスクールアイドルが増えたりとかはなかったんでしょうかね
性別的な問題があるのでハードル高そうですが
↓1 卯月の話
1 エロ有り
2 エロなし
- 443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 00:33:07.42 ID:MEn/HJ70O
- 2
- 444 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 22:43:39.36 ID:PLXwVfYI0
- 開始します
秋月と防空棲姫とあかりでTRPGをする小ネタから
- 445 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 22:51:24.86 ID:PLXwVfYI0
- 防空棲姫「秋月が部活作ったのぉ?」
あかり「人数足りなくて同好会らしいけどね」
防空棲姫「どんなの?」
あかり「えっとねぇ、あった。ここだよぉ」
防空棲姫「アナログゲーム研究会? 同好会じゃないの?」
あかり「似たようなものだよぉ。秋月ちゃん入るよぉ」
秋月「どうも、いらっしゃいませ」
防空棲姫「中は普通の部屋ねぇ」
秋月「そりゃ間借りしてるだけだし、変に凝る必要もないでしょ」
あかり「アナログゲームを研究する会なの?」
秋月「研究、と言ってもほとんど遊ぶためのものですよ」
防空棲姫「そもそもアナログゲームってどんなのぉ?」
秋月「ゲーム機を使わないゲームのこと。トランプとかボードゲームとかそういうの」
あかり「わぁ、ごらく部でやってるようなのだね」
- 446 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 23:01:04.72 ID:PLXwVfYI0
- 防空棲姫「でもあなたが好きなのはゲーム機を使うゲームじゃないのぉ?」
秋月「そうですが、それらの元々のルーツはアナログゲーム。ならそれを研究することで、よりデジタルゲームへの知識を深めることができるんです」
あかり「なんか研究会っぽい!」
秋月「というのは建前で、本当は一緒に楽しく遊ぶ人を探したかっただけなんです」
あかり「あはは、そうだったんだ」
防空棲姫「しょうがないわねぇ」
秋月「今回はこちらをやろうかと」
あかり「本?」
秋月「TRPGのルールブックです」
防空棲姫「てぃーあーるぴーじー?」
秋月「テーブルトークロールプレイングゲーム」
あかり「どういうゲームなの?」
秋月「まず参加者はゲームマスターとプレイヤーに分かれます」
防空棲姫「逆らうと殺されちゃうの?」
秋月「まあある意味神的な存在ではあるけど、殺されはしないわよ」
- 447 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 23:19:19.02 ID:PLXwVfYI0
- 秋月「プレイヤーはルールに則って自分の分身になるキャラクターを作り、ゲームマスターが語る物語の中でそのキャラクターを演じるんです」
あかり「演劇みたいな感じ?」
秋月「はい。いわばごっこ遊びを複雑化したものです」
防空棲姫「そのルールが書かれてるのがその本ってこと?」
秋月「ええ。ごっこ遊びだから自分でオリジナルのルールを作ることもできるけど、面白いルール、世界観なんかを作るのは難しいことよ」
防空棲姫「そっか、物語から自分で作らないといけないのね」
秋月「そういうこと。ルールブックに載ってるのはキャラクターの能力や遊び方だけじゃない。世界観の設定とか公式で存在しているキャラクターとか、話を作りやすくする情報も載ってる」
あかり「そういうの大事だよね」
秋月「元々が指輪物語の世界を自分達も体験したいという思いから生まれた遊びですからね。世界観の共有というのは大事なことなんです」
防空棲姫「なるほどねぇ。ごっこ遊びもそこまで進化するんだ」
あかり「今回遊ぶのどういう物語なの?」
秋月「舞台は現代の日本ですが、裏では異世界から世界を滅ぼそうとする魔王と、それを阻止するべく魔法使い達が日夜戦いを繰り広げているという世界です」
防空棲姫「それで、私達は魔法使いになって魔王と戦えばいいのね」
秋月「そういうことです」
あかり「RPGっていうファンタジーの世界なのかと思ったけど、そういうのもあるんだね」
秋月「はい、では早速キャラクター作っていきましょう」
- 448 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 23:24:39.73 ID:PLXwVfYI0
- あかり「秋月ちゃんがゲームマスターになるのぉ?」
秋月「プレイヤーが2人というのはちょっとバランス的にあれなので」
妖精(猫吊るし)「今回は私がゲームマスターやります」
あかり「妖精さん、学校まで来ちゃって大丈夫?」
妖精(猫吊るし)「大丈夫です。西垣先生に作られた自立型ロボットということで通します」
あかり「それなら安心だね」
防空棲姫「自立型ロボット作ったって通る理科の先生……」
秋月「ということで私もプレイヤーです」
あかり「一緒に世界を守るよぉ」
防空棲姫「私も今度は守る側に……」
秋月「キャラクターのデータはこのシートに書き込んでいってください」
あかり「結構始めるまでに手間がかかるね」
秋月「キャラクターを作るのも醍醐味ですよ」
- 449 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 23:39:35.61 ID:PLXwVfYI0
- 秋月「基本的に自由に作れますけど、パーティーのバランスは考えた方がいいですね」
防空棲姫「全員アタッカーじゃダメなのぉ?」
秋月「ちゃんと防御役とか回復役も考えないと」
あかり「そこら辺はゲーム的だねぇ」
妖精(猫吊るし)「ただのごっこ遊びとは違いますからね」
防空棲姫「私、魔法使いがいいわ」
あかり「二つ名とかあるよぉ」
秋月「そういうのもキャラクターを形作る大切な情報ですから」
防空棲姫「キャラクターとのコネもあるのね。私、あかりと恋人設定にしたいわ」
秋月「だめよ! それは私がやる!」
あかり「ええっ!?」
妖精(猫吊るし)「あまり現実を反映させ過ぎるのもどうかと思いますよ。あくまで別人なんですから」
あかり「そうだよぉ。ここは全員初対面とかでもいいと思うよぉ」
秋月「初対面からはじめるというのも」
防空棲姫「最初から落としていくのも有りねぇ」
妖精(猫吊るし)(ラブコメじゃなくて現代異能系バトル物なんですけど)
- 450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 23:42:44.09 ID:i0xurD11O
- そもそも何部なんすかね
ラブライブ
- 451 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/16(土) 23:54:53.28 ID:PLXwVfYI0
- 妖精(猫吊るし)「できました?」
あかり「うん、できたよぉ」
秋月「私もです」
防空棲姫「できたわぁ」
妖精(猫吊るし)「はい、では自己紹介をお願いします」
あかり「えっ? なんで急に?」
秋月「キャラクターの紹介ですよ」
あかり「あっ、そっか。えっと、名前は海月なもり、クラスは魔剣使い。物語の最初はまだ力に目覚めてない普通の女の子で、普通に暮らせればいいなぁって思ってる」
秋月「完全に主人公ですね」
妖精(猫吊るし)「まあ、秋月さんもわるづきさんもあかりんを主人公にしろと言うでしょうし」
あかり「最初が主人公っぽく見えても主人公としてふるまい続けられるとは限らないんだよ!」
防空棲姫「何故かすごい説得感があるわ……」
秋月「TRPGでは往々にしてよくあることです」
- 452 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/17(日) 00:14:05.27 ID:Jw023CyB0
- 秋月「では次は私が。名前は秋月・オータム、クラスは強化人間。所属する組織からの命令で、未覚醒ながら強い力を持っているなもりを勧誘するために送り込まれた」
防空棲姫「何そのヒロインっぽい設定! 絶対ヒロインなやつ!」
あかり「なもりちゃんの設定今話したばっかりなのに」
秋月「いいんです。他者の設定に合わせて柔軟に組み替えることができるのもTRPGです」
妖精(猫吊るし)「活かそうとするとGMが困るやつですけどね」
防空棲姫「ふ〜ん!ふ〜ん! じゃあ私もそうするもん!」
あかり「わるづきちゃんのキャラクターの名前、えっとしんかい?」
防空棲姫「割月深海と書いて、わるづきみうみと読むの」
秋月「うわぁ、DQNネームだ」
防空棲姫「人殺し楽しんでそうな名前に言われたくないわ!」
秋月「死んでいい奴扱いされたいの?」
あかり「喧嘩はやめようよぉ!」
防空棲姫「クラスは陰陽師で、なもりの幼馴染。なもりの力に気づいてるけど戦いの世界に来てほしくなかったから、本人には内緒で影で敵と戦って来たの」
秋月「負けヒロインの設定だ」
防空棲姫「誰が負けヒロインよ!」
秋月「幼馴染はそれしか出ないならともかく、オータムみたいな出会い方するヒロインがいる場合、高確率で負けるのよ」
防空棲姫「そうやって調子に乗ってると足掬われるんだからね! 覚悟しておきなさい!」
妖精(猫吊るし)「戦闘中に勝手に殺し合ったりしないでくださいよ? じゃあ、今回のお話しを――」
奈々「お〜いお前ら。もう下校時間過ぎたぞ」
秋月「えっ!? もうこんな時間!?」
防空棲姫「もぉ〜! 秋月が喧嘩売ってくるからゲームできなかったじゃない!」
秋月「わるづきが一番キャラ作成に時間かかってたでしょ!?」
あかり「はぁ、2人共いつもこうなっちゃうんだもんねぇ」
妖精(猫吊るし)「まあ、これはこれでいい関係だと思いますよ。わざわざわるづきさん呼んだのは秋月さんですし」
あかり「ツンデレ、なの?」
妖精(猫吊るし)「どうでしょうねぇ。ただ1つわかるのは、ただでさえ時間かかるTRPGのセッションが、手間取って相当な長さになるということだけです」
- 453 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/17(日) 00:15:38.31 ID:Jw023CyB0
- 今回はここまでです
次は>>323の続きです
あかり達がやろうとしていたのはナイトウィザードというTRPGですが、ルルブもリプレイも全部手元にないので突っ込んだことが書けずにこうなりました
艦これもTRPGありましたけどあれどうなったんでしょうね
- 454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 00:36:30.56 ID:ZJPtnytSO
- 乙
姉妹とTRPG一緒にやるのが夢だったからね秋月
- 455 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/17(日) 22:43:15.17 ID:Jw023CyB0
- >>454
あかり達とのセッション後に京子のところの妹達と自分を入部させているかもしれません
開始します
- 456 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/17(日) 22:50:54.62 ID:Jw023CyB0
- 神風「ふぅ〜……ふぅ〜……」
あかり「神風ちゃん苦しい?」
神風「んっ……」
あかり「場所変える?」
神風「……」フルフル
あかり「我慢できない?」
神風「……」コクリ
あかり「それなら仕方ないね。苦しいかもしれないけど、声抑えててね」ペロッ
神風「んんっ……!」ピクン
あかり「あかりもなるべく早く終わらせるようにするから」
神風「んんんっ……!」
神風(そうすると声抑えるのも難しくなるっ!)
- 457 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/17(日) 23:08:37.64 ID:Jw023CyB0
- あかり「こっちも取るね」カリカリ
神風「ふぁぁ……!」
あかり「ごめんね、中々取れなくて」
神風「ううん、私が粘着力強いの貼った、だけだし……んっ!」
神風(後で覚えてなさいよ朝風!)
あかり「こっちは指を濡らして」ペロッ
神風「一回、こっちから口離せばいいんじゃない?」
あかり「神風ちゃんがそうしてほしくなさそうだったから」
神風「な、何を言ってるのよ……」
あかり「こっち吸われながらする方がいいかなって」
神風「べ。別にそんなこと……一緒にされる方がいいけど」
あかり「なら続けるね」
神風「ううぅ……」
- 458 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/17(日) 23:26:39.70 ID:Jw023CyB0
- あかり「あかりもあんまり声出さないようにしたいけど……」
神風「ふぇ……」ビクン
あかり「無言でやるのもどうかと思って……」
神風「んん……!」
あかり「あんまりやりやすいところじゃないよねここは」
神風「……そういうところでするから、ぁっ、ドキドキも増すのよ」
あかり「緊張感はあるよね確かに」
神風「ふぅふぅ……」
あかり「でも神風ちゃんはわりとすごいことなるから、お家でする方がいいと思う」
神風「すごいことって?」
あかり「今なってるようなこと」
神風「そんっ、あぁ、なって、る?」
あかり「なってるよぉ」
- 459 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/17(日) 23:41:29.09 ID:Jw023CyB0
- 神風「ふぇや……」
あかり「あんまりここばっかり弄ってると、潰れちゃわないか心配だね」
神風「なんで、そこから剥がすのよ……」
あかり「盛り上がってるから一番剥がしやすいでしょ」
神風「そのわりにぃ……全然、剥がれてないじゃない……」
あかり「それは粘着力のせいだね」
神風「わざと、やってるんじゃないの……?」
あかり「わざとじゃないよぉ。でも、神風ちゃんを気持ちよくしようとは思ってる」
神風「わざとじゃない……」
あかり「それをわざとって言われたら、あかり困っちゃうよぉ」
神風「う、嬉しく思ってる、わ」
あかり「本当?」
神風「本当よ……だから、こっちも、して……」ピラッ
あかり「ええっ!? パンツはいて来てなかったの!?」
神風「パンツはいてたら絆創膏貼る意味ないでしょ……」
あかり「さすがにそれはどうかと思うよ神風ちゃん」
- 460 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 00:02:59.61 ID:HL6RQ0wa0
- あかり「剥がしたら本当に何もはいてないことになるよぉ」
神風「大丈夫……替えのを鞄の中に入れてるわ」
あかり「完全に学校でする用意して来てるよぉ」
神風「そういう気分だったの!」
あかり「神風ちゃん、発情期っていうやつなの?」
神風「違う……よね?」
あかり「いや、あかりに聞かれても。とりあえず、取っちゃうよ」
神風「ぐぅ……!」
あかり「本当にデリケートなところだから、もっと優しくしたいんだけどね」
神風「ああっ、ああ……」
あかり「よい、しょっと」
神風「ああっ……はぁぁ……」
神風(あかり、ここは強くすることないものね……これくらい強めの方が、私は……)
- 461 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 00:19:19.15 ID:HL6RQ0wa0
- あかり「取れた……」
神風「はぁ、そこはかとない違和感から解放されたわ……」
あかり「パンツから解放されてる状態だったのに」
神風「……んん」ブルッ
あかり「おトイレ?」
神風「違うわよっ!」
あかり「したくなったらすぐそこあるけど」
神風「違うってばっ! もう、続けてよ……」
あかり「本当に違うよね……」
神風「軽快しないでよっ……! どっちにしたって同じようなもんでしょ……!」
あかり「気持ち違うんだよぉ……」グジュッ
神風「はんっ……!」
あかり「神風ちゃんのだったら、まあ、大丈夫かなって思うけど……」
神風「ええっ……!?」
あかり「なんか、下品な感じするからね」
神風「そこ、気にするっ、んぁっ……ああっ……!」ビクンビクン
あかり「気分的なものだから……」
- 462 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 00:26:37.89 ID:HL6RQ0wa0
- 神風「あぁ……」ズルズル
あかり「ううん、ちょっとお掃除しないといけないね」
神風「ごめん……」
あかり「わかってたから、大丈夫だよ」
神風「あの、私、こんなだけど、本当にエッチしたいだけじゃなくて……」
あかり「それもわかってる。安心して、見損なったりしないから」
神風「ありがとう、あかり……」
あかり「でも帰る前にはちゃんとパンツはいてね?」
神風「わかってるわよ……」
あかり「もう少し休んだらお掃除しようね」
神風「うん……」
神風(誰もこなくて本当に良かった……)
大鳳「とか思ってるかもしれませんけど……」
大鯨「普通にバレバレですからね……」
朝雲「学校でそれ有りだって言うなら……」
浜風「こちらにも考えがあります……!」
- 463 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 00:27:21.17 ID:HL6RQ0wa0
- 今回はここまでです
次は本編からです
絆創膏下に付けてるときってトイレどうするんでしょうね
- 464 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 22:42:15.57 ID:HL6RQ0wa0
- 開始します
- 465 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 22:49:14.54 ID:HL6RQ0wa0
- 如月「さぁてと、今日も卯月ちゃん達を起こしに行かないと」
如月「卯月ちゃ〜ん、朝よ〜」
卯月「知ってるぴょん」
如月「きゃあっ! 卯月ちゃん、後ろに!?」
卯月「おはようぴょん」
如月「もう起きてるなんて珍しい」
卯月「う〜ちゃんだってたまには早起きするぴょん!」
如月「たまにじゃなくていつもこうだと嬉しいんだけどね〜」
卯月「いつもこうだと疲れるから、たまにやるのがちょうどいいぴょん」
如月「如月はいつもなんだけどね」
卯月「う〜ちゃんは如月よりか弱いから、たまにしか早起きできないぴょん」
如月「意思がね」
卯月「ぷっぷくぷ〜! 意思は誰よりも固いぴょん!」
- 466 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 22:59:57.67 ID:HL6RQ0wa0
- 文月「これ卯月が作ったのぉ?」
卯月「う〜ちゃんだって魚くらい焼けるぴょん」
三日月「七輪持ち出そうとしたときはどうしようかと思ったけど」
弥生「朝から本格的」
如月「今日は楽できたわ〜」
卯月「う〜ちゃんはか弱いけど、如月に苦労ばっかりは掛けさせないぴょん」
如月「いつもこうだと嬉しいんだけどね〜」
卯月「それさっきも聞いたぴょん! ていうかそれだと如月が怠けてるだけぴょん!」
弥生「怠けてる自覚はあるんだ……」
三日月「あるなら改善しようよ」
卯月「今日したからしばらくはいいぴょん」
文月「それは改善したって言わないと思う〜」
- 467 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 23:13:52.11 ID:HL6RQ0wa0
- 三日月「ちゃんと小テストの勉強した?」
文月「したよ〜」
卯月「小テスト?」
如月「今日あるって言ってたでしょ〜」
卯月「知らんけどう〜ちゃんなら大丈夫ぴょん!」
弥生「その自信はどこから出て来るの……」
卯月「う〜ちゃんは真面目だからいつも授業聞いてるし〜あっ! あかり〜!」ダキッ
あかり「わぁっ! 卯月ちゃん、おはよう」
卯月「おはようぴょん!」
あかり「皆もおはよう」
文月「おはよ〜」
- 468 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 23:27:32.03 ID:HL6RQ0wa0
- 卯月「う〜ちゃん今日は朝ごはん作ったぴょん」
あかり「卯月ちゃん料理できたんだ?」
卯月「頑張ったぴょん! ほめるぴょん!」
あかり「えらいえらい」ナデナデ
卯月「んふふ〜」
文月「あ〜、あかりにほめられたいからやっただけなやつ〜」
三日月「わ、私も朝ごはん作りましたよ!」
あかり「三日月ちゃんもえらいえらい」ナデナデ
三日月「えへへ」
卯月「三日月はわりとやってるぴょん! 今日はう〜ちゃんが特別にやった日だから、う〜ちゃんをいっぱいほめるぴょん!」
あかり「いつもやってる人の方が大変なんだよぉ? ね、如月ちゃん」ナデナデ
如月「ふふっ、如月は褒められたくてやってるわけじゃないわよ」
卯月「ぷっぷくぷ〜」
- 469 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 23:44:18.67 ID:HL6RQ0wa0
- あかり「あっ、今日は小テストだっけ」
卯月「そうでっす。勉強してきたぴょん?」
あかり「少しはね」
卯月「だめだめぴょん。う〜ちゃんなんか、一切してこなかったぴょん」
あかり「大丈夫?」
卯月「う〜ちゃん程度になれば、授業をちゃんと聞いてれば余裕ぴょん!」
如月「とか言って、本当はいっぱい勉強してきたんでしょ?」
卯月「し、してないぴょん!」
あかり「そうなの?」
如月「勉強してないで頭いいっていうのがカッコいいと思ってるから」
卯月「そんなことないぴょん! う〜ちゃんは自然に頭がいいんだぴょん!」
あかり「あかりは自然に頭いい人も好きだけど、努力して頭よくなる人も好きだよ」
卯月「昨日徹夜したぴょん!」
如月「変わり身はやっ」
あかり「小テストで気合入れ過ぎだよぉ」
- 470 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/18(月) 23:53:52.57 ID:HL6RQ0wa0
- 卯月「ぷぇ〜……」
あかり「卯月ちゃんの魂が抜けてる」
如月「あら、解体されちゃったのかしら」
卯月「こんな問題出るとか聞いてないぴょん……」
あかり「テストに出るぞとは言ってなかったしね」
卯月「ていうか国語じゃなかったぴょん……」
如月「教科間違えてたのね」
文月「授業聞いてない証拠だね〜」
卯月「う〜ちゃんが退学になっても仲良くしてね……」
あかり「こんな小テスト1回で退学にはならないから!」
三日月「というか中学校だからね!」
弥生「義務教育……」
卯月「びぇ〜」
あかり「やれやれだよぉ」
- 471 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 00:09:10.71 ID:h/5uVCj90
- あかり「よしよし卯月ちゃん」ナデナデ
卯月「あかりぃ〜……」
あかり「間違っちゃったかもしれないけど、あかりは頑張ったってところは褒められると思うよぉ」
卯月「結果が出なきゃ意味ないぴょ〜ん」
あかり「国語のテストで出せばいいでしょ? 無駄にはならなかったよぉ」
卯月「うぅ〜」
あかり「ほら、元気出して。補修になったらあかりも待っててあげるから」ギュッ
卯月「ほんとぴょん?」
あかり「本当だよぉ」
卯月「なら元気出すぴょん」
あかり「うん、卯月ちゃんは元気なのが一番だよぉ」ナデナデ
三日月「もしかしてこっちが狙いだったんじゃ」
弥生「勉強の頭はよくなくても、悪知恵は働くタイプ……」
文月「狡猾だね〜」
如月「まっ、あかりによく見られたいってところはわかってるから、御しやすいかしらねぇ」
卯月「えへへへ〜もっとほめるぴょん!」
あかり「はいはい」
- 472 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 00:10:54.53 ID:h/5uVCj90
- 今回はここまでです
次は愛宕の話です
中学くらいまでは本当に授業聞いてるだけでも簡単だったんですけどねぇ
↓1 愛宕の話
1 エロ有り
2 エロなし
- 473 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/19(火) 00:16:21.84 ID:fkz98RUQO
- 2
- 474 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 22:46:45.91 ID:h/5uVCj90
- 開始します
- 475 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 22:57:46.33 ID:h/5uVCj90
- あかり「ん、んぅ……」
愛宕「起きた?」
あかり「愛宕さん、おはようございます」
愛宕「おはよう。ぐっすり眠ってたね」
あかり「それ解るくらい前に起きてたのに、ずっとここにいたんですか?」
愛宕「寝顔が可愛かったんだもん」
あかり「せめて服くらい着てください」
愛宕「あんなに激しくしたの後にこんなに可愛い寝顔を見せられるのは、ある意味で才能なんじゃないかと思うわ」
あかり「何の才能なんですか」
愛宕「ん〜、私を好きにさせる才能?」
あかり「そういう才能があるなら欲しいですけどね」
愛宕「ふふっ、もう才能が限界突破してるわよぉ」ダキッ
あかり「ふやっ……とりあえず服着て朝ごはんにしましょう」
- 476 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 23:12:49.65 ID:h/5uVCj90
- 愛宕「ん〜、おいしい」
あかり「お口に合ってよかったです」
愛宕「お料理、もっと上手になってる」
あかり「大和さんに教わりましたので」
愛宕「うんうん。鎮守府にいた頃の料理を思い出すわ」
あかり「愛宕さんはお料理しないんですか?」
愛宕「う〜ん、忙しいとお惣菜とかに頼りがちねぇ」
あかり「でも材料入ってましたよ?」
愛宕「それはあかりが来るから用意したに決まってるでしょ」
あかり「ありがとうございます」
愛宕「あかりに作らせる気満々だ〜とか言わないの?」
あかり「作って食べてもらうの楽しみでしたから」
愛宕「うふっ、もう、可愛い! あかりを食べちゃいたいわ!」ダキッ
あかり「それは昨日しましたから!」
- 477 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 23:26:46.46 ID:h/5uVCj90
- 愛宕「ん〜、ん〜」ユサユサ
あかり「なんで揺れてるんですか愛宕さん?」
愛宕「なんかわかんないけど、あかりを抱っこしてこうしてたい気分なの」
あかり「よくわかりませんけど、あかりも楽しいですよぉ」
愛宕「本当? じゃあもっと揺れましょうか」ゴロン
あかり「わぁっ! これは揺れるじゃなくて転がるですよぉ」
愛宕「いいでしょ転がっても。自分の部屋なんだから」
あかり「いいですけど」
愛宕「今日は一日ゴロゴロしてるのもいいけど〜」
あかり「何かほかにします?」
愛宕「ちょっとお出かけしましょ」
あかり「お出かけですか?」
愛宕「ええ。あかりの服を見てあげる」
あかり「あっ、愛宕さんはセンスいいですから嬉しいですよぉ」
愛宕「うふふっ、私好みに仕上げちゃうから」
- 478 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 23:35:22.44 ID:h/5uVCj90
- 愛宕「こうして一緒に歩いてたら、姉妹に見られてるのかしら?」
あかり「髪の色違いますし、どうでしょうか。京子ちゃんか櫻子ちゃんとなら見られるかもしれませんけど」
愛宕「ええ〜、髪の色なら撫子と櫻子も微妙に違うから一緒よぉ」
あかり「さすがに色味が違いすぎますよぉ」
愛宕「じゃあ私も赤に染める!」
あかり「ええっ!? 愛宕さんの印象変わっちゃいますからダメです!」
愛宕「あかりが金髪も印象変わっちゃうでしょ〜」
あかり「髪の色は気にしない方向で見てもらえるよう、祈りましょう」
愛宕「一発解決する方法見つけたわ」
あかり「なんですか?」
愛宕「お姉ちゃんって呼んで」
あかり「これくらい歳が離れてたら、知り合い同士でもお姉ちゃんって呼ぶかもしれませんよ?」
愛宕「そっかぁ、むむむ〜」
あかり「ていうか姉妹に見られたいんですか?」
愛宕「ん? 恋人同士がいい? それならキスすればすぐ解決するけど」
あかり「い、今は遠慮しときます!」
- 479 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 23:51:21.33 ID:h/5uVCj90
- 愛宕「あかりはやっぱりワンピースが似合うと思うのよね」
あかり「ずっと着てたからですか?」
愛宕「ええ。それに制服もそうだし」
あかり「叢雲ちゃんのに似たのありますかね」
愛宕「むっ、やっぱり私の服似たのが似合う」
あかり「さすがにあれはあかりには似合いませんよぉ」
愛宕「じゃあ帽子だけでも被りましょ」
あかり「お団子に引っかかっちゃいますよぉ」
愛宕「むしろお団子に引っ掛けるのがトレンド!」
あかり「なります?」
愛宕「さすがにないわね」
- 480 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/19(火) 23:54:46.52 ID:h/5uVCj90
- 藍「あら? 愛宕?」
愛宕「あらぁ、藍じゃない」
藍「何してるの?」
愛宕「あかりの服見てあげてるの」
あかり「お知り合いですか?」
愛宕「クラスメートよ」
藍「三輪 藍だよ。貴女があかりちゃんかぁ」
あかり「あっ、赤座あかりです。はじめまして」
藍「愛宕達が口揃えて言うだけあって、本当に可愛いね」
愛宕「でしょう? でもあげないわよ」ギュッ
藍「取らない取らない」
- 481 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 00:10:44.25 ID:0y8denma0
- 愛宕「藍は自分の服探しに来たの?」
藍「うん。愛宕と同じ店に目を付けられたなら、いいセンスしてるかもって思える」
愛宕「私のセンスを買い被りすぎよぉ」
藍「いやぁ、だって、ねぇ? 現在進行形でセンス見せられてるし」
あかり「はい! 熊野さんにも負けず劣らずって感じです」
藍「自分のセンスだけでモデルやってけそう」
愛宕「ふふっ、褒めてくれてありがとう。でも、私がこのセンスを本当に見せたい相手はあかりだけだから」
あかり「あ、愛宕さん!」
藍「うわっ、シスコンだ」
愛宕「でも、お姉ちゃんって呼んでくれないのよぉ?」
藍「それはいけないね、あかりちゃん。お姉ちゃんこんなに愛してくれてるんだから、もっと親しみを込めないと」
あかり「え、ええっ、愛宕お姉ちゃん?」
愛宕「うふふっ、なぁに? あかりっ!」ガバッ
あかり「わっぷ、答え聞く前に抱き着いて来ないでください〜」
藍「はぁ、これは筋金入りだね」
- 482 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 00:21:34.35 ID:0y8denma0
- 愛宕「せっかくだから藍のも見繕ってあげましょうか?」
藍「えっ、いいの? あっ、やっぱりいい」
あかり「どうしてですか?」
藍「おっきくないと似合わないの選ばれそうで」
あかり「あ〜」
愛宕「もぉ、その人に合ったのを選ぶわよぉ!」
藍「持つ者には持たざる者の気持ちはわからないのよ! ねぇ、あかりちゃん!」
あかり「確かに感覚が違うかもしれません」
愛宕「あかりまで!?」
藍「行きましょうあかりちゃん。お姉ちゃんが持たざる者でも可愛く仕上げてあげるから」
あかり「藍お姉ちゃん……」
愛宕「取らないって言ったのに取らないで!」グイッ
あかり「ぐえっ」
愛宕「ていうか、藍だって持たざる者じゃないでしょうに!」
藍「あはは、愛宕達が来てから一気にヒエラルキーの下層まで落ちちゃったからつい」
愛宕「たぶん撫子に言ったらぶん殴られるからやめときなさいね」
- 483 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 00:37:35.98 ID:0y8denma0
- 愛宕「んもぉ、藍のことは簡単にお姉ちゃんって呼ぶぅ」
あかり「すいません、そう呼ぶのがしっくり来ちゃって」
愛宕「私はお姉ちゃんって呼ぶのしっくりこないって言うの〜?」
あかり「愛宕さんはお姉ちゃんって呼ぶよりは、その……」
愛宕「うん?」
あかり「呼び捨てで呼べるようになりたいっていうか……」
愛宕「いいよ、呼び捨てで呼んでも」
あかり「いやでもなんか、ずっとさん付けっていうのもそれはそれで有りなのかなって。たまにそういう人いると思いますし!」
愛宕「うふふっ、お姉ちゃんか呼び捨てじゃなきゃ反応しないようになっちゃおっかなぁ〜」
あかり「あ、愛宕さん〜!」
愛宕「いいのよ、好きに呼べば。ちゃんと愛を込めて呼んでくれるならそれで」
あかり「いっつも、込めてますからね?」
愛宕「感じてるわよ。だから、反応してるのよ。あかり」
あかり「はい、愛宕さん」
愛宕「ふふっ、じゃあ次は愛を育むやる気が出るような下着を探しに行きましょうか!」
あかり「いいですけど、声が大きいです愛宕さん!」
- 484 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 00:40:45.47 ID:0y8denma0
- 今回はここまでです
次は国後との交流です
愛宕と高雄がいるだけでもクラス平均が相当上がりそうですね
- 485 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 22:44:51.87 ID:0y8denma0
- 開始します
- 486 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 22:59:31.71 ID:0y8denma0
- あかり「そういえば、国後ちゃんって占守ちゃんにクナって呼ばれてたね」
国後「ええ。そう呼ぶのよ姉さんは」
あかり「あかりだったらアカッて呼ばれるのかな?」
国後「あかりは普通にあかりでしょ」
あかり「あだ名がいいよぉ。神風ちゃんだったらカミ?」
国後「さすがに神扱いは……神だけど」
あかり「神様なんだよね実際」
国後「ややこしいわ」
あかり「神様も女子中学生やる時代だよぉ」
国後「マッポーすぎる」
あかり「女子中学生で神なクナちゃんと何をしましょうか」
国後「変なキャラ付けるのやめて」
>>このレスから四分後に一番近いレス
1 今までの中学生活を振り返る
2 あかりのことはどれくらい好きかという話
3 神風グッズの処分
4 その他自由に
- 487 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 23:03:32.03 ID:GFMy+Uu0O
- 4神風にアプローチしてみようという話
- 488 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 23:13:49.76 ID:0y8denma0
- あかり「結局何しよう?」
国後「神風さんにアプローチかけてみる」
あかり「えっ?」
国後「あかりには悪いけれど、何もせずに引き下がるというのもやっぱり私の主義に反するわ」
あかり「そっかぁ」
国後「いい?」
あかり「だめって言いたいけど、アプローチかけるだけなら国後ちゃんと神風ちゃんの問題だからね」
国後「なんだか余裕そうね」
あかり「そう見える?」
国後「神風さんのこと信じてるの?」
あかり「うん、信じてる」
国後「上等よ」
- 489 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 23:22:22.91 ID:OyjHS2Sxo
- あかりは沢山の艦娘と関係持ってるし神風も相手が一人ぐらい増えてもヘーキヘーキ
- 490 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 23:28:00.22 ID:0y8denma0
- 国後「神風さん!」
神風「あら国後さん。その格好は?」
国後「神風さんとお揃いです!」
神風「わざわざ買ったんですか?」
国後「自作したって言ったら驚きます?」
神風「じ、自作!?」
国後「あはは、さすがにここまでの着物を自作はできませんよ」
神風「あぁ、なんだ。驚きました」
国後「袴だけです」
神風「そう、袴だけ……袴は自作!?」
国後「冗談です」
神風「もう、国後さんったら」
国後(よし、掴みは上々!)
あかり(大丈夫かなぁ)
- 491 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 23:43:28.97 ID:0y8denma0
- 国後「わりと見られますね」
神風「この格好は珍しいですからね」
国後「すいません」スッ
神風「ひゃいっ! 国後さん!? どうして私の後ろに隠れるんです?」
国後「ちょっと視線が……」
神風「私に集中してしまいますよ!」
国後「耐えてくれたらカッコいいかなと」
神風「国後さんそんなのあんまり気にしないタイプですよね?」
国後「この服着てたら気になりだしました」
神風「間接的に私の格好が恥ずかしいと言っていませんかそれ!?」
国後「いえ、似合っているかどうかがですよ」
神風「あぁ、そちらですか。それなら問題ありませんよ。ほら、出てきてください」ヒョイ
国後「ああっ!」
神風「もっと堂々としていてください。私と同じ格好をしているんですから」
国後「はいっ、神風さん!」
国後(後輩アピールも成功じゃない?)
あかり(神風ちゃん、ずっと背中に張り付かれてたら感じちゃうから引きはがしたねあれ)
- 492 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/20(水) 23:57:24.13 ID:0y8denma0
- 国後「えっ、チョコミントダメなんですか?」
神風「あまり美味しいとは思えませんね」
国後「こんなに美味しいのに」
神風「どうもスースーするのが」
国後「暑い季節に食べるならスースーする方がいいじゃないですか」
神風「どうにも歯磨き粉を思い出してしまって」
国後「ハッカもダメなんですか?」
神風「ハッカはいけますよ」
国後「ならチョコミントも行けるはずです!」
神風「チョコなら行けるんですけどね」
国後「もったいないなぁ」
神風「国後さんはわりとゲテモノ食いですね」
国後「玉ねぎソフトとチョコミントを同列に扱うのは、神風さんでも怒られますよ!」
神風「では舌が特殊、と」
国後「同じです〜!」
神風「あははは」
- 493 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 00:15:49.45 ID:/6+2b9Mk0
- 国後「アイス顔についてますかね?」
神風「さっきと同じように注目されてるだけですよ」
国後「ではさっきと同じように」
神風「うひゃぁっ! さっきは腕組みなんかしてなかったでしょう!」
国後「隠れるのはやめろと言われましたので」
神風「しょ、しょうがないですね」
国後「こうしてると余計に注目を浴びるというデメリットもありますが」
神風「本末転倒ですね」
国後「神風さんとこうしていたら、見られても大丈夫だということですよ」
神風「はいはい」
国後「本当なのにぃ」
神風「わかっていますよ。慕ってもらえてうれしいです」
国後「神風さんっ!」
- 494 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 00:28:30.23 ID:/6+2b9Mk0
- 神風「ここまでくればもう人も少ないですよ」
国後「だからこそ逆に目立つんです」
神風「国後さん」
国後「もうちょっと甘えさせてください」
神風「わかりましたよ。今日は甘えん坊な気分なんですね」
国後「甘えられる方が好きかと思いまして」
神風「あかりがそうだからですか?」
国後「ちょっと癪ですけど、そうですね」
神風「確かに甘えられるのも好きですが、あかりはどちらかというと私には攻めなんですよ。どっちも程度の差はありますが」
国後「どっちも?」
神風「国後さんは知らなくても大丈夫なことです」
国後「神風さんのことなら何でも知りたいんですけど」
神風「これはあかりのことなので」
- 495 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 00:43:44.78 ID:/6+2b9Mk0
- 国後「でもそういうことなら、私も攻めに転じちゃいましょうかね〜」
神風「ちょ、ちょっと、国後さん?」
国後「ふふっ、本気にしちゃいました?」
神風「あっ、またからかいましたね?」
国後「あはは、いえ、からかってませんよ」
神風「絶対からかってる人が言うことですよそれ」
国後「本当ですって。からかいじゃなくて本気です」
神風「……えっ?」
国後「これは冗談ではないので覚えておいてくださいね」
神風「国後さん?」
国後「じゃあ、また学校で。さようなら〜」
神風「ええ、ああ、ええっ?」
あかり「国後ちゃん、神風ちゃんのこと好きなんだって」
神風「あ、あかりっ!? いたんですか!?」
あかり「ずっといたよぉ」
神風「気付かなかった……」
あかり「空気になるの得意だからね」
神風「いや、しかし、いきなりそんなこと言われましても……」
あかり「困っちゃう?」
神風「私にはあかりがいるし」
あかり「でも陽炎ちゃんとかぬいちゃん達のことも好きっぽいし、扶桑さんと山城さんとかも」
神風「あかりはいいの?」
あかり「神風ちゃんがあかりのことを好きでいてくれるなら」
神風「それは絶対変わらないって断言できるわ」
あかり「なら、国後ちゃんの気持ちにも答えてあげてね。受け入れるかどうするかは神風ちゃん次第だけど」
神風「ええっ、また面倒なことに……」
- 496 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 00:44:55.71 ID:/6+2b9Mk0
- 今回はここまでです
次は深海鶴棲姫との交流です
前回の流れからあかりに傾いて行くようにしようと思ってましたが予定変更ですね
しかしここからあかり側にも行かせるにはいつもの手を使うしか思いつかないですね
- 497 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 22:42:07.13 ID:/6+2b9Mk0
- 開始します
- 498 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 22:53:25.58 ID:/6+2b9Mk0
- 北方棲姫「ズイズイー」
深海鶴棲姫「ほい?」
北方棲姫「カミブワーッテヤッテー」
深海鶴棲姫「あれやると後が面倒なのよ」
北方棲姫「ヤッテー!」グイグイ
深海鶴棲姫「あ〜はいはいわかったわかった。ほら行くよ」ブワー
北方棲姫「スゲーイ!」
深海鶴棲姫「戻すとぐしゃってなるからなぁ」
北方棲姫「ワタシモシタイ!」
深海鶴棲姫「穏やかな心を持って激しく怒ればできるんじゃない?」
北方棲姫「オコル!」ポカポカ
深海鶴棲姫「いや私を叩かれても困るから。ほらやめなさい」
あかり「喧嘩ですか?」
深海鶴棲姫「あぁ、あかり。いや、ほっぽがスーパー深海棲艦になりたいって言うから」
北方棲姫「カミブワーッテナルノ!」
あかり「あれスーパー深海棲艦って言うんですか?」
深海鶴棲姫「今名付けた」
あかり「なんですかそれは」
北方棲姫「オコール!」
深海鶴棲姫「だからやめなさいってば。穏やかじゃないとダメだって言ったでしょ」
北方棲姫「タタクノハオダヤカジャナイ?」
あかり「穏やかじゃないですね」
北方棲姫「ムズカシイ!」
深海鶴棲姫「その内バーゲンセール始まるから。で、あかりは今日はどうしたの?」
あかり「遊びに来ました!」
>>このレスから四分後に一番近いレス
1 外に出ようという話
2 結衣とゲーマー談義させる
3 今後の生活について
4 その他自由に
- 499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 22:57:27.36 ID:IBVBlACUO
- 1
- 500 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 23:05:56.29 ID:/6+2b9Mk0
- あかり「ということで外に出ましょう」
深海鶴棲姫「えっ、やだ」
あかり「なんでですか!」
深海鶴棲姫「むしろなんで外出ると思ったの?」
あかり「天気いいですし」
深海鶴棲姫「いい方が出たくないわ」
あかり「そうやって引きこもってるから肌が青白くなっちゃってるじゃないですか!」
深海鶴棲姫「いやこれ地だから」
北方棲姫「アオジローイ」
あかり「ちょっとコンビニ行くくらいでもいいので、ね?」
深海鶴棲姫「なぜそうまでして外出させようとするの?」
あかり「だって、せっかくだから見てほしいんです。この街のこと」
深海鶴棲姫「郷土愛か」
北方棲姫「キョードアイ?」
深海鶴棲姫「故郷を大切に思う心のことよ」
あかり「ずいずいさんの住んでる街でもありますから」
深海鶴棲姫「ふぅ、わかったわよ。ちょっとだけね」
あかり「わぁい!」
- 501 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 23:23:49.34 ID:/6+2b9Mk0
- 北方棲姫「イッテラッシャイ」
あかり「行ってきま〜す」
深海鶴棲姫「ほっぽは来ないの?」
北方棲姫「カミブワーノレンシュウスル!」
深海鶴棲姫「そっか、頑張れ」
あかり「さて、どこに行きましょうか」
深海鶴棲姫「コンビニでしょ?」
あかり「あれは例えですよぉ」
深海鶴棲姫「いや私マジでコンビニ行くつもりで出て来たんだけど」
あかり「コンビニ、便利ですからね」
深海鶴棲姫「せめてそこ行くくらいまではできるようになっておくのもいいかなと」
あかり「できるようになるとかいう話ではないと思いますけどね本来は」
- 502 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 23:39:44.28 ID:/6+2b9Mk0
- あかり「どうしてそんなに引きこもっちゃうんですか?」
深海鶴棲姫「私はもう十分頑張ったから」
あかり「それはそう思いますけどね」
深海鶴棲姫「だからもう頑張らずに生きて行こうと決めたのよ」
あかり「生きてる限り、頑張らないでいることはできないと思いますよ」
深海鶴棲姫「できる限りよ」
あかり「頑張らないことに頑張ってるんですね」
深海鶴棲姫「本末転倒というか、元も子もないって感じね」
あかり「でも生きるってそういうことですよぉ。ずいずいさんは今生きてるんですから」
深海鶴棲姫「やれやれ、面倒なことね」
あかり「心配になるんです、ふっといなくなっちゃいそうな気がして」
深海鶴棲姫「ならないよ。極力頑張らないでいられるのはここにいるからだってわかってるもの」
あかり「はい、よかったです」
深海鶴棲姫「ん……」
深海鶴棲姫(なんかこう、調子狂うねほんと)
- 503 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/21(木) 23:57:40.18 ID:/6+2b9Mk0
- 深海鶴棲姫「あぁ、涼しい……」
あかり「最近暑いですもんね」
深海鶴棲姫「私深海出身だから暑いの苦手なのよ」
あかり「出身ではないと思いますが」
深海鶴棲姫「アイスとジュース買っとこう」
あかり「なんのアイス買うんですか?」
深海鶴棲姫「夏って言ったらスイカバーでしょ」
あかり「あぁ、美味しいですよね」
深海鶴棲姫「うんうん」
あかり「でもなんで知ってるんですか?」
深海鶴棲姫「私割とはやめに保護されたから」
あかり「そうだったんですね。最後くらいかと思ってました」
- 504 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 00:14:56.48 ID:BVz32P/20
- あかり「人間不信というわけじゃないんですよね?」
深海鶴棲姫「まあね」
あかり「もっと人と関わったら面白いと思いますよ?」
深海鶴棲姫「関わらなくても毎日それなりに面白いからね」
あかり「それがもっと面白くなるんです」
深海鶴棲姫「面白過ぎるのも疲れるからなぁ」
あかり「むぅ」
深海鶴棲姫「あはは、そうむくれないでよ。簡単な話じゃん」
あかり「はい?」
深海鶴棲姫「あかりが人と関わる楽しさを教えてくれればいいだけ」
あかり「レ級さんもそうですが、深海棲艦さんは楽しいこと好きなんですね」
深海鶴棲姫「好きだから楽しいんでしょ。楽しいこと嫌いってよくわかんないわよ」
あかり「わかりました、人との触れ合いの楽しさ、あかりが教えてあげますから!」
深海鶴棲姫「ん〜期待しないで待ってるよ」
深海鶴棲姫(ここまで色んな艦娘や深海鶴棲姫を惚れさせて来てるこの子なら、私の心を滾らせることもできるかもしれないわね)
- 505 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 00:16:08.84 ID:BVz32P/20
- 今回はここまでです
次は京子の不知火の話です
スイカバー年中売っててもいいと思うんですけどね
↓1 不知火の話
1 エロ有り
2 エロなし
- 506 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/22(金) 00:19:42.98 ID:+3px2quRO
- 1
- 507 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 22:43:18.93 ID:BVz32P/20
- 開始します
- 508 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 22:57:36.78 ID:BVz32P/20
- 京子「不知火〜」
不知火「なんですか?」
京子「コスプレしよ?」
不知火「いやです」
京子「そんなばっさり切らずに!」
不知火「する必要性がありませんので」
京子「コスプレするのに必要性とか関係ないだろ〜!」
不知火「つまり無意味ということです」
京子「無意味じゃない!」
不知火「なんの意味があるんです?」
京子「私が興奮する!」
不知火「悪い方に意味があるようですね」
京子「なんでだよ〜! ほら、犬耳! 付けようぜ!」
不知火「だからなぜつけなければ――」
京子「おりゃあ!」
不知火「ちょっ……」
- 509 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 23:09:56.46 ID:BVz32P/20
- 不知火「無理やり付けて来るとは……」
京子「ふっふっふ、いい格好だぜぇ不知火……」
不知火「なんですかその台詞は」
京子「本当に似合ってるから」
不知火「こんなものが似合ってるとか言われても嬉しくありません」
京子「本当に?」
不知火「逆になぜ喜ぶと思ったんですか」
京子「それなら首輪も付けるぜ」
不知火「だからなぜより犬っぽくさせようとする――」
京子「どりゃあ!」
不知火「また無理やりっ」
京子「えへへ〜」
不知火「……」
- 510 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 23:19:32.38 ID:BVz32P/20
- 京子「似合ってる似合ってる」
不知火「だから喜ばないと言っているのに」
京子「お手」
不知火「は?」
京子「お手」
不知火「すると思うんですか?」
京子「不知火ならなんだかんだしてくれる!」
不知火「はぁ、期待されているなら無下にできませんね」ポン
京子「やた〜」
不知火「……」グイッ
京子「えっ?」
不知火「……」チュッ
京子「んっ……」
不知火「……興奮しているようなので、落ち着かせてあげます」ドサッ
京子「ん、ん……」
- 511 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 23:41:24.24 ID:BVz32P/20
- 不知火「……」ペロッ
京子「不知火は、めっちゃなめて来るよね」
不知火「そうですね」
京子「なめるの好きなの?」
不知火「なめるのが好きというわけではないです」
京子「そうなん? あんっ……」
不知火「手を使わずになめるという行為が好きなんです」
京子「ふぅ、ふぅ……ええ?」
不知火「動物的な本能がむき出しになる感覚がして、気持ちがいいんですよ」
京子「動物だって足使うじゃん」
不知火「気分の問題ですので」レロレロ
京子「ふぁぁっ……」
- 512 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/22(金) 23:52:24.90 ID:BVz32P/20
- 京子「めっちゃ、ベタベタになるんだよね、不知火とすると」
不知火「唾液が付きますからね」
京子「なんていうかこう……」
不知火「なんですか?」
京子「いやぁ」
不知火「気持ち悪いですか?」
京子「いやいやいやっ! それはない!」
不知火「ではなんですか?」
京子「お風呂入って体洗ってたら、あぁ、したんだなぁっていう気持ちを感じやすいというか……」
不知火「また興奮するんですか?」
京子「し、しないよ! だけど、後からした余韻的なのを思い出しやすいんだよね」
不知火「不知火も、お風呂で京子がそんなことを考えているんだろうなと思うと興奮します」
京子「はい?」
不知火「不知火との行為を思い出しながら体を洗っているんだろうなと思うと、不知火もまた最中のことを思い出してしまうんです」
不知火「たまに収まりがつかなくなって、致してしまうことも」
京子「そ、そうなんだ……」
京子(無表情でとんでもないこと言い出した!)
- 513 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 00:20:49.03 ID:dd0KP48F0
- 京子「わりとスケベだよね不知火って」
不知火「……」ガブッ
京子「いっ……! いや今言ったこと思い出してみてよ!」
不知火「事実でも指摘されるとはずかしいこともあるでしょう」
京子「あぁ、事実なら何でも言っていいってことにはならんよね」
不知火「それに、たまに人間らしいしがらみを捨てて本能のまま生きられればいいとは思いますが、それくらいです」
京子「なんかストレス溜まってる? 大丈夫?」
不知火「平気です。下、しますね」
京子「ん……」
不知火「はぁ……」レロ
京子「はぁう……ん」
不知火「……」チュクチュ
京子「あああっ、あんま、音、立てないで……」
不知火「嫌です。音立てる方が好きですし、京子をはずかしがらせたい」
京子「さっきのお返し……!?」
不知火「いいえ、ただその方が興奮するだけです」ジュルクチュ
京子「ひぅ、ああっ……」
不知火「段々と無駄口を叩く余裕がなくなり、喘ぎ声だけを上げるようになっていく……」
不知火「理性を捨てて快楽だけに溺れた姿……それが、一番素敵です……」グチュ
京子「んんぐっぁ……ああ〜〜っ!」
- 514 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 00:45:00.80 ID:dd0KP48F0
- 京子「……はぁはぁ」
不知火「……」
京子「……めっちゃ見てくるね」
不知火「見ますよそりゃ」
京子「そう……」
不知火「興奮は収まりましたか?」
京子「いやむしろ不知火が興奮してるでしょ」
不知火「なぜ?」
京子「いやなぜって」
不知火「逆に興奮していたら悪いんですか?」
京子「怒ってるわけじゃないからそんな喧嘩腰になんないでよ」
不知火「すいません……」
京子「謝るならこう、犬っぽくおねだりとかしてほしいかな?」
不知火「犬っぽくとはどういうことです」
京子「ほら手をこうして、足広げてさ」
不知火「下品な格好ですね」
京子「でも本能のままっぽいでしょ?」
不知火「そうですね」スッ
京子「マジでやんの?」
不知火「やってほしいと京子が言ったので。ご主人様、この卑しい雌犬にもお慈悲を」
京子「……」
不知火「興奮しません?」
京子「いやするけど、するけどさ……やっぱり犬のコスプレ喜んでるでしょ?」
不知火「先ほども言った通りです。事実なら何でも言っていいわけじゃない」
京子「はずかしいから? 今の格好の方が恥ずかしいと思うけど」
不知火「好きなんですよ。そうやって隠している本性をむき出しにされるのが」
京子「本当に大丈夫? カウンセリングとか行く?」
不知火「カウンセリングは体でしてください、ご主人様」
京子(何回くらいすれば満足させられるかな……)
- 515 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 00:47:32.03 ID:dd0KP48F0
- 今回はここまでです
次は結衣の日向の話です
京子は大型犬を飼いたいと言っていたのでこういうのも有りでしょうたぶん
↓1 日向の話
1 エロ有り
2 エロなし
- 516 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 00:47:56.24 ID:pG4UyC9QO
- 2
- 517 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 07:34:58.93 ID:9L1KOw7Xo
- おつ
- 518 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 22:43:43.92 ID:dd0KP48F0
- 開始します
- 519 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 22:56:01.37 ID:dd0KP48F0
- 結衣「日向、何してるの?」
日向「瑞雲の整備だ」
結衣「もう使わないだろ」
日向「使わずとも整備くらいはするさ」
結衣「ほんと瑞雲好きだよね」
日向「まあな」
結衣「それに助けられたこともあるから別にいいけどさ」
日向「もっといいのを載せろと君はよく言っていたな」
結衣「そりゃいい装備があったらそっち使うのが普通でしょ」
日向「新装備よりも使い慣れた装備の方が、扱いに精通しているから結果として成果を上げやすいということもあるさ」
結衣「そういうもんか」
日向「そうだ。ゲームのデータとして決められている数値とは違うんだからな」
結衣「ふぅん」
- 520 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 23:13:07.31 ID:dd0KP48F0
- 結衣「こうして落ち着いてみると、やっぱりあっちの世界にいる頃ってめちゃくちゃなことしてたんだなって思うよ」
日向「こちらとは何もかも違うだろうな」
結衣「同じ日本だったのにね」
日向「私達と深海棲艦の存在は、それだけ世界に影響を与えていたということだろう」
結衣「……」
日向「怖いか?」
結衣「そういうんじゃないよ。でも、なんかこう変な感覚になるときがあって」
日向「それを怖いというんだよ」
結衣「怖い、怖いのかな?」
日向「中学生の女の子が、直接戦わずとも戦場に出ていればそうもなる」
結衣「PTSDっていうやつ?」
日向「近いものではあるかもしれない」
結衣「そんな深刻なものじゃないんだけどなぁ」
- 521 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 23:26:17.84 ID:dd0KP48F0
- 日向「違和感を覚えているということは、深刻じゃなくても支障が出てるということだろう」
結衣「でもほんと少しだし」
日向「そういうものが積み重なっていくと大変なことになるんだよ」
結衣「う〜ん」
日向「特に結衣はメンタル面はそこまで強くないからな」
結衣「は?」
日向「なんだ? 自分では強いと思ってたのか?」
結衣「別に、そんなんじゃ……」
日向「ふっ……」グイッ
結衣「あっ、なんだよ急に?」
日向「なに、照れ隠しがあからさまで愛らしいと思ってな」
結衣「照れてないし」
日向「顔赤くして言っても説得力がないな」
- 522 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 23:39:32.32 ID:dd0KP48F0
- 日向「クモ一匹で大騒ぎするような子が、メンタル強いと言えるわけがないだろう」
結衣「う、うるさいな。苦手なものくらいあってもいいだろ!」
日向「悪いとは言ってないだろう。可愛いと思っているぞ」
結衣「……今はもう大丈夫だよ」
日向「本当か? 昨日わりと大きなクモが窓に引っ付いてるのを見たんだが」
結衣「ひえっ!?」ダキッ
日向「嘘だよ。そんな怯えるな」
結衣「〜〜〜っ!」ペシペシ
日向「ははは、悪かった」
結衣「日向まで私のことをからかって!」
日向「普段あまり表情を見せないから悪いんだ。からかって表情を変えさせたくなる」
結衣「他のことで変えさせろよ……」
日向「からかわれたときの顔が好きなんだよ」
結衣「なんだよそれは……」
- 523 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/23(土) 23:53:39.83 ID:dd0KP48F0
- 日向「華奢だな」
結衣「私が?」
日向「そうだ。全力で抱きしめたら砕けそうだ」
結衣「や、やめろよ?」
日向「比喩だよ比喩」
結衣「いや実際できるだろ」
日向「確かにな。だがこうして素直に抱かれてくれている」
結衣「しないってわかってるから」
日向「ああ。それが嬉しい」
結衣「今更だろそんなの」
日向「君が落ち着いて考えて恐怖を覚えていたように、私も落ち着いて考えたら改めて嬉しく思うんだよ」
結衣「私が恐怖覚えてるっていうのに、呑気なもんだな」
日向「今この瞬間もか?」
結衣「……いや、今は逆に」
日向「だろう?」
- 524 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 00:11:36.02 ID:yz5HrOXj0
- 日向「私は私を受け入れてくれた君のためなら何でもするつもりだ。君が怖いと思っているものがあれば、全力でそれを排除する」
結衣「あの頃の記憶をどう排除するんだよ?」
日向「トラウマを克服するには、今を充実させるしかないからな。全力で結衣を愛すだけだよ」
結衣「愛すって」
日向「ああ、愛してる」
結衣「はずかしいからやめろ!」
日向「怖い気持ちが恥ずかしさで塗りつぶせるなら、私は何回でも言うぞ」
結衣「やめろって! 今は恐怖覚えてないって言っただろ!」
日向「そうだな。しかし、こうしているとどうも気持ちが溢れて来てしまうんだよ」
結衣「ちょっとは抑えろよ」
日向「抑えても口から溢れてくるんだ。どうすればいいと思う?」
結衣「……わかったよもう」チュッ
- 525 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 00:18:47.07 ID:yz5HrOXj0
- 日向「……ふっ」
結衣「なんだよ……?」
日向「やはり、愛らしいな結衣は」
結衣「だから抑えろって!」
日向「抑えるのは結衣の役目だろ?」
結衣「調子に乗るな。そう何度もしない」
日向「ケチだな」
結衣「誰かさん達のおかげで家計に余裕がなくなったからね」
日向「家計の余裕はなくなったが、心の余裕は出来ただろう?」
結衣「はいはい、そうですね」
日向「私達とここにいられて幸せか?」
結衣「……うん」
日向「なら、いつか恐怖を覚えることもなく、あの日々を純粋な思い出として思い返せるようになるさ」
結衣「……ありがとう日向」
日向「気にするな。全力で愛してる、結衣のためだからな」
- 526 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 00:22:14.93 ID:yz5HrOXj0
- 今回はここまでです
次はちなつの大潮の話です
大人びている子がもっと大人の人の前では子供になるみたいシチュエーションは結構好きです
↓1 大潮の話
1 エロ有り
2 エロなし
- 527 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/24(日) 00:22:51.20 ID:WRRjQ5LjO
- 2
- 528 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 22:44:59.71 ID:yz5HrOXj0
- 開始します
- 529 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/24(日) 22:54:46.66 ID:yz5HrOXj0
- 島風「大潮〜かけっこしよ〜!」
大潮「おっ! 今日こそ負けませんよ島風!」ガタッ
ちなつ「窓から飛び降りるのやめてって言ったでしょ」ガシッ
大潮「おわっ」
ちなつ「まったく、危ないでしょ」
大潮「大潮は平気です!」
ちなつ「大潮ちゃんが平気でも下に人が来たらどうするのよ」
大潮「ああっ、それは確かに危ないですね!」
ちなつ「ちゃんと降りていきなさい」
大潮「わかりました! 島風、ちょっと待っててくださいね!」ダッ
ちなつ「走るのもだめ!」ガシッ
大潮「おぶっ!」
ちなつ「はしゃぎすぎないの!」
大潮「はぁい」
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