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新ジャンル「幼女980円(税)」八人目。 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/12/04(木) 21:30:54.80 ID:OSSp7RM0
ここは主にSS投稿、イメージ絵、感想、又はそれに関する雑談などするスレです。
SS師は絵師は常に募集中、書きたい人は好きなだけ書いて。
基本は馴れ合い。詳細は>>2を参照

絵師様、SS師、まとめお手伝いしてくれる方はコテ付けて発言するとみんな作業しやすい
コテ見本(普段は名無しで問題なし、投下時や製作に関わる時に使用)
絵師@○○ SS@○○ 裏方@○○ まとめ@○○

前スレ
新ジャンル「幼女980円(税)」七人目。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1211287947/
新ジャンル「幼女980円(税)」六人目。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1207844843/
新ジャンル「幼女980円(税)」五人目。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1205504857/
新ジャンル「幼女980円(税)」四人目。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1204395243/
新ジャンル「幼女980円(税)」三人目。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1203231469/
新ジャンル「幼女980円(税)」二人目。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1202356176/
ゲーム開発(現在開発停止中)[sage]進行
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/gamedev/1202481579/
まとめサイト(SS・絵・全作品保管)
http://www40.atwiki.jp/yo980/
元スレ(神スレ)@VIP
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1202231180

SSや絵を転載する場合
 ・【転載希望】 転載先と転載したい作者名・作品名を書く。
 ・作者の許可を待つ。
 ・作者の許可がなかったら転載を諦める。
許可待ち期間は1週間くらいを目安に。
作者側は、少々面倒だと思うが
 ・転載許可は作品ごと・転載者ごとに個別に与える。
 ・転載許可の返答は、できるだけ1週間以内に。
  1週間を過ぎた後で返答しても構わない。
 ・転載を断っても、もちろん構わない。
 ・自分の作品は自分で投下して構わない
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

【安価】タイトルからあらすじを想像して架空の1クールアニメを作る 2024春 @ 2024/04/28(日) 16:37:54.07 ID:PHuiugtM0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714289873/

【進撃の巨人】俺「安価で巨人を駆逐する」 @ 2024/04/27(土) 14:14:26.69 ID:Wh98iXQp0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714194866/

諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/12/04(木) 21:31:37.93 ID:OSSp7RM0
・SS書きたいけどどうすればいいのだ? って人へ
1レス完結とか話が短くても全然ok
でもタイトルつけなきゃまとめる人が付けちゃうから注意
幼女に名前か記号があると読んでる人に覚えてもらいやすい

1レスばっかりの短編集的なのが書きたい人は
話のタイトルの他に毎回同じタイトルつけるとか名前やコテ入れてくれたらまとめの人も助かるんだぜ

投下のタイミングは投下中の人がいなければいつでも投下しちゃおう
投下かぶっちゃったとしても気にしないんだぜ!
スルーされても気にしない気にしない!自分が満足できりゃそれでいいのさ!
ココの住人は多分みんないい奴。

萌え系、鬱系、感動系、ほのぼの系、シリアス系、お笑い系、エロ系、その他。
書き手に愛があればエロに拘る必要もないしなんでも書いてしまおう

幼女の生態設定なんかは俺の幼女はこういうタイプなんだよ!って言い切れば
「ペット」・「人間ぽい」・「成長する」・「成長しない」・「アンドロイド」
「小さい」・「デカい」・「宇宙人」など
とにかくなんでもいいので好き勝手にやっちゃって〜

基本的に人間じゃありません
どうしても我慢ならないという場合はこちらをどうぞ
[登場する幼女は全て18歳以上です]

自分の作品の幼女世界観や定義を明確にしときたい方は
コテ名をつけて「幼女世界観-定義-」と頭につけてから
内容を投下してくれればまとめに記載されます。
作品別に変えたい人は作品名を言えばok
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/12/05(金) 16:20:26.85 ID:jK3qp.Mo
>>1
乙です
4 :実験SS [sage]:2008/12/07(日) 22:58:06.85 ID:8OHp6MAO
>>1おつー

おーし、暖め続けた発酵食品投下しちゃうぞ
シュールストレミングぶつけんぞ覚悟せーや
5 :実験SS [saga]:2008/12/07(日) 23:00:10.66 ID:8OHp6MAO
ここ最近、一段と冷え込むようになった。
夜の空は、塵や埃を拭い去ったガラスのように澄み切ってきた。
街中の木々はぽつりぽつりと色づき始め、時々リスなどの小動物を見かける。
近所の栗の木からは栗イガが落ち、中から実を覗かせる。
銀杏並木の近くは、黄色い絨毯が敷かれることだろう。

「ま、その絨毯には異臭を放つトラップがあってだな」
「……人が秋の情緒を感じているときに水を差さないでよ」
『ハハハ……』

今僕は学校帰りで、夕方でも肌寒い空の下で開かれた、例の青空雀荘にいる。
友人と雀荘の主、四喜さんと絶賛三人麻雀中だ。
萬さんは仕事なんだろうか、まだ姿を見せない。
6 :実験SS [saga]:2008/12/07(日) 23:01:17.65 ID:8OHp6MAO
「あ、それロンです。平和(ぴんふ)に一盃口(いーぺーこー)」
『む、その待ちだったか』

点数計算もそつなくこなせるようになってきた。
相変わらず四喜さんには勝てないけど、だんだん強くなっていく自覚が出てきた。

「あーくそー、もうちょいで国士無双だったのに」
「うわ、あと2枚だったのか」
『フフ、残念だったな』

相方も僕と同じように上手くなっていく。
けれど、なんか大きな役を狙い過ぎな気がするんだよなあ。

『次でオーラスだな』
「僕が親か」
「どれ、どうにか逆転してみるかねー、っと」

こんな流れで、麻雀牌をジャラジャラと混ぜている時だった。
7 :実験SS [saga]:2008/12/07(日) 23:01:51.96 ID:8OHp6MAO
「兄ちゃんこんな所で何やってんの!?」

突如、女の子の声が聞こえてきたのだ。
見ると、空き地の入口に幼男を連れた女の子がいるではないか。

「うげ………」

一瞬、何処からかうめき声が漏れた。
と言うか、うめき声の主は索太で決定なのだけれども。
第一、あの子は“兄ちゃん”と呼んだが、僕に妹はいない。
あ、こっちに来る。

「兄ちゃん何道草食ってるのああ中さんお久しぶりです!!」
「うるせー高校生が道草食ってわりーかよ」
「あはは、緑ちゃん久しぶりー」

忙しく体と口と表情を動かすこの女の子は、一色緑ちゃん。
緑ちゃんが言ったように、索太の妹だ。
8 :実験SS [saga]:2008/12/07(日) 23:02:24.18 ID:8OHp6MAO
『あたるー、久しぶりー』
「やあ、ヤオ君。久しぶりだねえ」

そして緑ちゃんの連れている幼男はヤオ君。
のんびり屋さんで可愛らしい。
カスタマイズで犬耳と尻尾をつけたらより一層可愛くなった、と緑ちゃんは言う。

『そうたー』
「ん、何だ、ヤオ」
『……にへへ』
「おぶっ、急に抱きつくな!?」

ヤオ君が索太にハグ、そして尻尾ばたばた。
クラスの一部女子が見たら、妄想全開なシーンが目の前で作られた。
まあ何というか、ヤオ君はご主人様ラヴな雰囲気を漂わせている幼男である。
ていうか尻尾、動くんだ。

さて一方、幼女の四喜さんは。

『フフ………』

あー、索太達を見てニヤニヤしてる。
ヤオ君の仕草の一つ一つが心をくすぐられるのは分かるよ。
でも、どうか四喜さんは腐らないで欲しい、と願わざるを得ない。
9 :実験SS [saga]:2008/12/07(日) 23:02:47.80 ID:8OHp6MAO
「中さん、そちらの幼女は?」
「ああ、紹介が遅れたね。こちらは四喜さん」
「四喜ちゃんね! よろしく!」
『よろしくー、しきー』
『こちらこそよろしく』

とまあ、適当に挨拶を交わして、対局再開。
緑ちゃんとヤオ君は、索太の後ろにまわっている。
配牌を見ると、何だか微妙。
二、三枚様子を見ようかな。
とりあえず、要らない白を出す。

『ポン』
「え、ちょ、四喜さん早いよ!」
『なに、私が逃げ切れば良いだけなんだから』

四喜さんがそう言うと、あっという間に上がってしまった。
これも戦術の一つだと、四喜さんと索太は言う。
ともあれ、四喜さんがトップということで対局は終わった。
10 :実験SS [saga]:2008/12/07(日) 23:03:15.08 ID:8OHp6MAO
「おや、お待たせしたみたいで済みません」

と、ちょうど良く萬さん登場。
何やら仕事カバンの他に抱えてる。
ほのかな湯気と共に、風に乗って香るは甘い匂い。

「萬さんや、それは一体何かね」
「やあ索太君。これは焼き芋ですよ」

焼き芋。
もうそんな季節なのか。

「焼き芋!?」
「おや、この子は?」
「あ、これウチの妹の緑と幼男のヤオ」
「どうも、萬です」
「こんばんは! ウチの兄ちゃんがお世話になってます!」
『よろずさんよろしくー』

萬さんにも挨拶を交わす緑ちゃんとヤオ君。
はじめに焼き芋に反応したのを突っ込むのは止めておこう。
11 :実験SS [saga]:2008/12/07(日) 23:05:23.56 ID:8OHp6MAO
「「「『『いただきまーす』』」」」

焼き芋は、萬さんが多めに買ってきたらしく、ちゃんとみんなに行き渡った。
うん、あっついけど美味しい。
美味しいものを食べると、頬が緩んじゃうよね。

「お前は可愛いくらいに緩みすぎだ」
「……むぅ」
「あはは、中さん可愛いー」

緑ちゃんまで……。
一応僕は高校生のはずだけど、童顔故に可愛いと言われることがしばしば。
もう少し、いや、もっと男らしくなりたいよ………。

『おかわりー』
「あたしもー」
「おいお前ら、食うの早すぎ!」
「ハハハ、残念ながらおかわりは無いなぁ」
「『にょろ〜ん』」

少し懐かしいネタが織り交ぜられつつ、暫くは談笑が続いた。
12 :実験SS [saga]:2008/12/07(日) 23:09:12.82 ID:8OHp6MAO
ごちそうさまでした。

「さーて、萬さんも来たことだし、打ちますか」
「お手柔らかに頼みますよ」
「そう言って、いっつも大差で勝っちゃうんだから」

という流れで今度は4人で対局。
緑ちゃんは僕の後ろに立って見学するみたい。
するとあれ、ヤオ君は?

「ほら、あそこ」

僕が緑ちゃんに尋ねると、緑ちゃんが対面指差した。
対面に座る四喜さんのその背後に、ちょこんとヤオ君がいた。

「ヤオ君も興味あるのかな?」
『うん、そうたがやってるのみてるからー』
「緑ちゃん、索太まさか、家でも?」
「うん、お父さんとよく打ってる」

なんと索太は、ほぼ毎日麻雀漬けの生活を送っているようだ。
ゲーセンで打って家でも打って、そして四喜さん達と打って、麻雀三昧だね。
13 :実験SS [saga]:2008/12/07(日) 23:10:33.62 ID:8OHp6MAO
「そうだ、そういえば」

そう言うと、萬さんが鞄から紙を出した。
何かのチラシみたい。

『萬さん、これは?』
「近所で麻雀大会が開かれるようでして、つい貰ってしまったんです」
「どれどれ……うん?」

萬さんからチラシを受け取り、凝視する僕ら。
でも、あれ? 会場って………。

「なあ、筒井。ここって……」
「僕らが通うゲーセン、だよね」

なんと、馴染みのゲーセンで麻雀大会が行われるようだ。
最近、毎日四喜さんのところに寄っていたから全然知らなかった。

とりあえず、概要を見てみる。
大会の期日は2週間後の日曜日、昼頃にスタート。
優勝したら、お店の景品棚から好きなものを3つ。
地味に豪華だ。
14 :実験SS [saga]:2008/12/07(日) 23:11:41.05 ID:8OHp6MAO
参加資格とかをざっと見ても、全てパスしている。
大会日は特に予定を組んでいないから、出場はできそうだ。

ただ、問題点が一つ。

「こりゃ行くしかねーな、筒井」
「でも索太、テストはどうすんのさ」
「テス…ト……?」

そう、その日はテスト明け直後。
学生として、色々テスト勉強をしなきゃならない。
ゲーセンに行くのはおろか、四喜さんのところに寄るのも自粛しないと。

「兄ちゃん、諦めなさい」
「………………」
『そうたー?』

すると相方、何やら思案中みたい。
うっすら、イヤーな予感がしてくる。

「そうだ、筒井」
「………何?」
「お前、俺んちに泊まれ。麻雀兼テスト合宿だ」
「はあ!!?」
15 :実験SS [saga]:2008/12/07(日) 23:12:14.53 ID:8OHp6MAO
突然何を言い出したかと思えば、麻雀合宿。
しかも、より重要なテストは主目的から外されている。

「だーいじょうぶ! テスト勉強は優秀なお前のを写させへぶしっ!?」

………うん、一発殴らなきゃいけない気がしたんだ。
そこのところは分かってるはずだよね、索太。

「お前、最近過激になってないか……?」
「さ、対局始めましょうか」
「スルー!?」

ヒュウと吹く木枯らしの音を割って、ジャラジャラと牌をかき混ぜる。
世間は学問の秋、食欲の秋と言うけれど、僕らは変わらず麻雀三昧。
懐寂しくなれど、心は温かく。
このまま楽しい日々が続けば、と僕は願った。
16 :実験SS [sage]:2008/12/07(日) 23:13:00.62 ID:8OHp6MAO
とりあえずここまで

だんだん方向性が

分かんなくなってきた

みたいな

シリアスに持っていけばいいのか

伏線ぽいの放り出して

ほのぼのにすればいいのか

分かんない

みたいな

続いて解説コーナーに

移っちゃう?

みたいな
17 :実験SS [sage]:2008/12/07(日) 23:13:30.06 ID:8OHp6MAO
本編&麻雀解説 その1

緑ちゃん:索太の妹で食いしん坊のJK1年。
幼男のヤオ君にカスタマイズ(という名のコスプレ)をさせるのを楽しんでる。
麻雀力はすっからかん。
由来は【緑一色(りゅーいーそー)】から。
ツインおさげ。活発。

ヤオ君:すっげえ可愛い幼男。
今回は犬耳尻尾ですっげえ可愛く登場。
すっげえ可愛いので索太loveで緑ちゃんlove。
麻雀力はすっげえ可愛いから観戦するだけで十分。
すっげえ可愛い由来は【ヤオ九牌(やおちゅーはい)】から。
すっげえ可愛い。被コスプレ。すっげえ可愛い。にへへ。
18 :実験SS [sage]:2008/12/07(日) 23:14:26.12 ID:8OHp6MAO
本編&麻雀解説 その2


三人麻雀:略してサンマ。
本来麻雀は4人で打つものだが、一応3人でもできる。
ただ、ルールやらが変わってくるので注意。

平和:麻雀の基本役とも言われる役。
成立には様々な条件が必要(wiki見れ)。
一盃口(後述)など様々な役に組み込めるので、馬鹿にできない。

一盃口(いーぺーこー):234などの同種の連番を2つ作る役。
〔例:五五六六七七〇〇〇□□■■ ■〕

国士無双(こくしむそう):萬子、索子、筒子の1と9、東、南、西、北、白、發、中を1つずつとさらにこれらからもう一つを揃える役満。
〔例:一九@HTT\東西北白發中 南〕
また13面待ちだとW役満となる。
〔13面待ち:一九@HT\東南西北白發中 北〕

オーラス:対局の最後の番。
これが終わると試合終了。
19 :実験SS [sage]:2008/12/07(日) 23:14:55.74 ID:8OHp6MAO
本編&麻雀解説 その3


緑一色(りゅーいーそー):索子の2、3、4、6、8と發だけを揃える役満。
索子の他の牌は赤色が混じっているので、入った場合は緑一色不成立。
〔例:UUVVWWYYY[[發發 [〕

ヤオ九牌(やおちゅーはい):数牌の1と9、風牌、三元牌を総称してこうよばれる。
これらを一切使わないと【断ヤオ(たんやお)】となる。
〔断ヤオ例:二二ABCDDDYYZ[[ Z〕


これにて解説コーナー終了
少々ややこしいとおもうのは勘弁してくれい
20 :@ニート [saga]:2008/12/10(水) 20:02:41.31 ID:2dQNeGYo
まとめに来ました。
もう8スレ目か、みんなすげぇww

テンプレのメインが未更新のままなので
こここうした方がいいんじゃね?等ありましたら言って下さい。

【更新内容】
麻雀幼女
麻雀幼女解説
悪魔幼女

悪魔幼女の最後のアドレスは張っていいのかわからないので下の部分は
外してます。
一応卑猥な内容のSSでも書く分にはエログロ有りなスレですよ、書く分にはねww

そろそろ年末です。
今年はみなさんお世話になりました。
また来年よろしくお願いします。

次回更新は来年かもしれない、年末に顔出せたら出すよ
21 :実(ry [sage]:2008/12/10(水) 20:44:42.88 ID:9bMtUwAO
ニートさんおつー
こちらもお世話になりますた
また来年もよろしゅうお願いしますー




ヤオ君と緑ちゃんのイメージ画描きかけだわさ(´・ω・)φ
MHP2Gにどっぷりはまっちまったさ………
22 :SS@蟹 :2008/12/14(日) 00:11:03.21 ID:xqyA9cAO
>>20

まとめてくださってありがとうございました。
乙です
23 :SS@ビックバン :2008/12/15(月) 21:37:03.63 ID:fXtS7UY0
>>1乙!

>>20
本当にお疲れ様!!
こちらこそよろしくね♪

さて…やっと来たよ?あれが来ちゃったよ?
そう…

山陀書いたよ!!…え?富男じゃないのかって?

…ま、まぁ、そのなんだ…スマソ…まだ書けてないよ!

くっ!ええいままよ!!じゃあ逝くぜ!!!フゥー!!
24 :SS@ビックバン :2008/12/15(月) 21:38:39.51 ID:fXtS7UY0
〜悲しき狼の為のレクイエム〜

山陀「綺麗だ…とても綺麗だよ…」

山陀は幼女の右足から勢い良く噴出する鮮やかな血液を眺め、まるで華麗な芸術に心奪われたかのように呆けた顔で微笑んだ。

幼女は涙と涎を垂れ流して激痛に悶えている。

幼女の口から弱々しい吐息が漏れる。

幼女の痛々しい、苦痛に耐える表情。
眉をひそめ、目を強く閉じ、頬はカタカタと震えていた。
マトモな人間にとって、それは目を背けたくなるような異常な光景。
だが、狂人にとっては興奮を高める甘い一時であった。

山陀は興奮で口をパクつかせながら、床に落ちていた幼女の切断された指を拾った。

雪の様に白い指。

山陀はそれをおもむろに口元に運び…そして、美味そうに舐め始めた。
爪からかつて付け根であった所まで、何度も何度も舌を這わせる。

幼女は、目の前で起こる余りにもおぞましい光景に目を疑った。
痛みさえ忘れるほどに幼女の身体を恐怖が支配した。
それと同時に、幼女の胸の底から何かが込み上げてくる。
幼女の口から無意識に嗚咽が漏れ始める。

一瞬、幼女は意識が飛びそうになった。
25 :SS@ビックバン :2008/12/15(月) 21:39:10.96 ID:fXtS7UY0
幼女「うっっ!!」

…気付くと幼女の口内は吐瀉物で満たされていた。

猿轡に空いた僅かな穴から勢い良く吐寫物が噴出す。

幼女「うっ…おえっ…!」

呼吸が十分に出来ない。
幼女の脳裏に鮮烈な死のイメージが浮かび上がる。

山陀「ふふ、どうしたんだい?口から何か出ているよ?興奮しすぎて戻したんだね?」

山陀は幼女の口から溢れる吐寫物を眺めると、咥えていた指を取り出して、大事そうに傍らのテーブルに置いた。
そして、幼女にズイッと近付いて、自らの顔に幼女の吐寫物を浴びた。

暫く浴びて満足すると、次は幼女の頬をペロリと舐めた。

山陀「!…おっと…これはこれは、可愛そうに…」

山陀は幼女の苦しげにビクビクと震える肩に気付き、ニヤリと頬の肉を吊り上げた。

山陀「息が出来ないんだね…。この猿轡…取って欲しいかい?」

山陀はペロリと舌なめずりをした。

そして、幼女を見据える。
26 :SS@ビックバン :2008/12/15(月) 21:39:57.69 ID:fXtS7UY0
幼女は遠くなりつつある意識の中で、半ば本能的に首を縦に振った。

山陀「はははっ、そうだよね!こんな所で死んじゃったら一緒に楽しめなくなるもんね?もっと一緒に楽しんで、一つになろうね…。」

山陀は猿轡に手を掛けて、少しずつ、少しずつ外していく。

幼女「ん…んーー!!」

幼女は生存本能を全開にして、ねだる様に身体をくねらせた。

その様子を見て、山陀は愉快そうに幼女の額にキスすると、一気に猿轡を外した。

幼女「おえっ!」

ビシャ!ビシャシャ!!

幼女の口内に溜まっていた吐寫物は、解放と共に一気にはじけとんだ。
27 :SS@ビックバン :2008/12/15(月) 21:40:45.64 ID:fXtS7UY0
幼女「うっ!ゴホッ!おえっ!…はっ、はぁーー!はぁー!」

幼女は少し咽ると、一気に息を吸い込む。

幼女「!ゴホっ!ゴホゴホっ!ごほ!!おえっ!!」

吐寫物が気管に詰まったのであろう。
幼女は激しく咽る。

強く瞑った瞳からはポロリと涙が零れた。

山陀「大丈夫かい?何とも無い様でほっとしたよ…。」

山陀は白々しく胸を撫で下ろして言った。

幼女「………」

その山陀の余りにも腹立たしい様子を目の当たりにして幼女は思った。

何故、自分がこんな人間に命を奪われなければならないのか、と。

一瞬とはいえ、死の淵から舞い戻った幼女は不思議と冷静さを取り戻していた。

幼女の脳裏に冷たい怒りが湧き出す。

幼女の魂が震えた。


「生きたい!」


幼女は目の前の狂人の、気持ちの悪い微笑を澄んだ瞳で射抜いた…

…そして、静かに…生き残る為の戦いを始める…。
28 :SS@ビックバン :2008/12/15(月) 21:48:58.63 ID:fXtS7UY0
以上、久々の〜悲しき狼の為のレクイエム〜でした。
なんだか、あんまり推敲してないのでクオリティーの低さには
どうか、どうか目を瞑ってくださいにござる…!

富男に関してですが作業段階としては
これから怒涛の4pが炸裂する所です。
ただ、エロばっかりだと、流石に心が折れそうなので
悲狼を合間に入れつつ推敲を進めております。

まぁ、まだ暫し時間が掛かりそうですので
あまり期待しないで待ってくだしあ…。スマソ。

ということで、みんな!来年もよろしくな!!良い御年を!!
29 :実(ry [sage]:2008/12/19(金) 00:07:32.32 ID:SAg9h2AO
ビッグバンさんおつー
来年もまたよろしゅー

今年の内に仕上げられてよかった緑ちゃんとヤオ君イメージ( ・ω・)φ
http://imepita.jp/20081219/003070
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/12/26(金) 07:05:40.83 ID:4ATk36AO
年末だから忙しいのか…
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/12/26(金) 10:15:50.25 ID:thMs.IAO
>>30
今日はバイト7連勤の3日目ですわよウフフorz
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/12/27(土) 08:32:28.10 ID:vh3LM6AO
>>31
頑張れww
33 :SS@蟹 :2008/12/28(日) 16:20:37.77 ID:8J.iYwAO
書き手の人達、続きまだ〜?
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/12/29(月) 23:09:33.00 ID:IgOKxcAO
>>33
書き手の方続きマダー?
35 :SS@蟹 :2008/12/30(火) 22:28:07.66 ID:TH3evwAO
>>34

俺が書いてもいいのか?
36 :実(ry [sage]:2009/01/01(木) 00:25:30.61 ID:8nHTGgAO
新年あけまして以下略
去年は短いながらもお世話になりました
今年もこのスレにお世話になるつもりで御座います





だがしかし元日の朝っぱらからバイトとかふざけんな畜生
37 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 0 9 ! [sage]:2009/01/01(木) 01:43:24.50 ID:vILfp2AO
あぁ…遂に新年が…
けど、ちっとも楽しくない
お母さんの実家だからかな?
めそ


ごめん、思い付かなかったorz
38 :SS@蟹 :2009/01/01(木) 07:03:30.55 ID:kCYXHAAO
あけおめ〜

俺は昨日がバイトだったよ…
39 :SS@ビックバン :2009/01/02(金) 03:42:46.66 ID:jfTFrug0
みんな、明けましてオメガウェポン!
みんなもバイト大変なんだな…

この忙しい年始、何とかロリきっ…乗り切っていきましょう!
40 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 0 9 ! [sage]:2009/01/03(土) 19:52:07.04 ID:UeMeDkgo
>>39
ロリは切っちゃダメだ!

あ、あけおめ。
41 :SS@蟹 :2009/01/04(日) 01:04:37.89 ID:DlkeyEAO
>>40

……その発想は無かったぜ
42 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 0 9 ! [sage]:2009/01/04(日) 22:09:17.76 ID:.cvTeFo0
昨日このスレの存在を知って、主人公の設定だけしか考えてないのに
SSを書き始めてみた俺が通りますよ。

初書きこであけましておめでとうなんだぜ!
43 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 0 9 ! [sage]:2009/01/05(月) 09:56:38.83 ID:JoEfSz.o
>>42
楽しみに正座して待ってるぜ!
44 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 0 9 ! [sage]:2009/01/06(火) 00:42:50.20 ID:gzy7lMSO
>>43
でも実は2chでSS書くの初めてだからすっごい緊張してるんだぜ!
そもそもSS自体あまり書いた事ないんだがな!

ところで書き方って、ラノベっぽい感じでもいいのかのう?(´・ω・`)
他の人の作品見てると台詞主体が多いから、ちょっと不安になった。
45 :@ニート [sage]:2009/01/06(火) 09:33:00.05 ID:Cxrgq3Uo
遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

>>44
みんな色んなスタイルで書いてるから
自分のやりやすいように書いてもらってOKです。

【まとめ更新内容】
〜悲しき狼の為のレクイエム〜
画廊9

一応スレの確認はしてるけどSSとか絵が抜けてたら言うてください。
46 :実(ry [sage]:2009/01/06(火) 15:05:43.65 ID:ia.DRMAO
ニートさんおつー
自分の描いた絵が並んでいるとこっぱずかしいぜーアタシ赤面しちゃいますわぬはは



さて、古龍を乱獲する作業に戻ろうか………
47 :SS@金髪スキー [sage]:2009/01/08(木) 21:43:08.51 ID:QALuS8E0
>>45
ニートさんありがとうなんだぜ!
そして乙!

というわけで42だが、書き上げたのを少し投下してみる。
こんな長文書き込むの初めてだから、なんか不手際があったらスマソ。
48 :SS@金髪スキー [sage]:2009/01/08(木) 21:46:16.00 ID:QALuS8E0
(行き倒れ幼女のお屋敷生活・序章)


もう平行感覚すら失いかけている身体に鞭を打つ。
ずきずきと痛む身体―その痛みすら、すでに麻痺しつつあるが――を引きずるように、小さな幼女はただ必死に歩く。
ぼうっとしている頭に響くのは、いつかの声。

『痛い……痛いよぅ……』
『やめてっ……なんでもするから、もうやめてぇ!!』

その悲鳴の主は、自分のものか……それとも、

『せめてあなただけでも、私達の分まで幸福になってね』
『ならなかったら、末代まで祟っちゃうんだから!』

そんな声とともに、自分をあの「地獄」から逃がしてくれた仲間達のものだったか。
それすらも曖昧になるほどに、自身の思考能力は落ちている。

「……くぅっ」

不意に足の力が抜けて倒れそうになった。近くの壁に手をついてなんとか免れる。
もう、どれだけの距離を歩いたかもわからない。
途中、あの『地獄』の連中と同じ者から声をかけられそうになったが、その度に走って逃げた。
またあいつらに捕まる事だけは、どうしても避けないといけない事だ。
じゃないと、仲間達に会わせる顔がない。

「……は……ぁ……」

だが、それもここまでかもしれない。
むしろ、今こうして立っていられる事が奇跡だと思うくらいだ。
視界は白く霞み、頭のぼんやりも酷くなってきている。
気を抜いたら今自分が何をしているかさえ忘れてしまいそうなほどに。

「…………う」
ドサリ

ついに力尽き、倒れた。
どうにか立ち上がろうとするが、全身に力が全く入らない。
五感はその機能を失いつつあり、自分の吐きだす呼吸すら遠くに聞こえる。
ぼやけた視界に映るのは、大きな建物。……家、だろうか?

(ごめん、ね)

意識が闇に堕ちていく中、幼女は仲間達に謝った。
幸せになれなかったこと。そして、
自分達を「地獄」に陥れた者……『人間』に復讐できなかった事を。
49 :SS@金髪スキー [sage]:2009/01/08(木) 21:47:49.09 ID:QALuS8E0
(行き倒れ幼女のお屋敷生活・1)

●一日目・昼

――とある屋敷の一室。

僕「はぁ……まったく、退屈だね」

僕はため息をついて、椅子の背もたれにもたれかかった。
自分の声が響く自室の広さが虚しく思える。
侍女等がいる時はそうでもないのだが、ちょっとした教室程度の空間がある部屋は一人で過ごすには明らかに広すぎだった。
もっとも、それは贅沢悩みなのだろう。世の中には、雨風を凌ぐ事もおぼつかない場所で寝泊まりしている者もいるのだから。

僕「だから、まあそれは良いとしても……。こう退屈なのはどうにかならないものかな」

呟き、チリン机の上にと呼び鈴を鳴らす。
するとそう時間が経たない内に部屋の扉が開かれ、二十代前半ぐらいの侍女が姿を現した。
彼女の名前は冴風春奈。この屋敷に仕えている侍女だ。

春奈「お呼びでしょうか、旦那さま」
僕「庭で少し散歩する。付き合ってくれ、春奈」
春奈「はい、かしこまりました」

春奈は微笑むと、その腰程まである長い髪を揺らして礼をした。
50 :SS@金髪スキー [sage]:2009/01/08(木) 21:49:30.95 ID:QALuS8E0
(行き倒れ幼女のお屋敷生活・2)


自分で言うのもなんだが、僕の家はかなり広い。
庭だけでもちょっとした学校のグラウンドぐらいの面積はある、と言えば少しは伝わるだろうか。
もっともこれらは、少し前に死んだ僕の両親を始めとした、祖先の人達が成功した結果である。自慢にはならないし、したいとも思わない。

春奈「さすがに外は寒いですね。旦那さまも風邪などには気をつけて」
僕「わかってる。……そういえばもうすぐ花粉症の時期だけど、お前は大丈夫なのか?」
春奈「大丈夫です、今年はお薬も早目にもらいましたから。もうどんなに大量の花粉が来てもばっちりですよ!」
僕「そうか」

ぐっ、と力強く答える春奈にそっけなく頷く。

春奈「あー、信用してませんね。その反応は」
僕「よくわかったな。褒めてやろうか?」
春奈「嬉しくないですよっ!」

さらりと頷いた僕に叫ぶ春奈。
だが去年、「薬を飲み忘れましたー」と言って涙を流しまくりながらくしゃみを連発し、僕の着ていた服に鼻水を付けた実績を持つ彼女である。
信用できるほうがどうかしているだろう。

春奈「まったく、旦那さまは皮肉ばかりなんですから……あら?」

ぶつぶつ呟いていた春奈が、ふと何かに気がついたような声を出した。

僕「どうかしたか?」
春奈「えっと……門の外に、誰かが倒れています」

春奈の視線と同じ方に目をやると、確かに人がそこに倒れているのが見えた。
遠くてよく見えないが……子供、だろうか。どちらにしても見過ごせるものではない。

僕「ふむ。……行くぞ、春奈」
春奈「かしこまりました」

僕たちは門に向かって走り出した。
51 :SS@金髪スキー [sage]:2009/01/08(木) 21:50:31.79 ID:QALuS8E0
(行き倒れ幼女のお屋敷生活・3)


門の外で倒れていた人物は、幼い女の子だった。
綺麗な金色のロングヘアー。
そして、あちこちが擦り切れた薄地の半袖ワンピース。
……子供は風の子とは言うが、いくら何でもこの冬の季節にこの格好は寒すぎはしないか?
更に、手足にいくつもついた痣が痛々しい。一体何があったのだろう。

春奈「この子……幼女ですね。首輪はないし、服もボロボロのところを見ると野良のようですが」

女の子の傍に座って、容態を看ていた春奈がそう言った。

僕「野良幼女、というやつか。主人に捨てられたか?」
春奈「恐らくは」

可哀想に、と同情の目を向ける春奈。
この幼女というもの……巷でかなり流行っているようだが、実は僕の屋敷には一人もいない。
世話をしてくれる人は既に春奈がいるから間に合っているし、好奇心だけで買うのも馬鹿げている、と考えたからだ。
少し前に死んだ両親も、僕と同じ理由で幼女を買う事はなかった。

幼女「ぅ、ぁ……」

と、幼女が目覚めた。

春奈「あ、大丈夫ですか?どこか悪いところでも――」

春奈が声をかける。
しかし幼女は弱々しくうめき声を上げるだけで、やがてまた意識を失ってしまった。

春奈「どうしましょう?見たところ疲労、そして栄養失調の可能性が高そうですが……」

少し見ただけでそんな事がわかるのだろうかと思ったが、彼女は医学の心得がある。
恐らくそう的外れではないだろう。

僕「屋敷につれていってやれ。門の前で死なれるのも迷惑だし、目覚めも悪い。念のため医者も呼ぼうか」
春奈「はい、仰せのままに」

何故か春奈は嬉しそうな笑顔を浮かべると、幼女を抱えて急いで屋敷に戻っていった。

僕「やれやれ、予想外だったね。まあ退屈だったし……ちょっとした暇潰しにはなりそうかな」

春奈の後ろ姿を見送りながら、僕はそう呟いた。
実際には「ちょっとした」どころではなくなる事など、まだ知る由もなく。
52 :SS@金髪スキー [sage]:2009/01/08(木) 22:18:07.04 ID:QALuS8E0
今回はここまで。
書き上げてるのはまだあるんだが、キリが良いとこで切ってみた。
見難いような、そうでもないような……。こんなものでいいか?

それと、先に言っておこう。
幼女より侍女の方が目立っていてご め ん な さ い orz

世界観やら人物の設定は書きながら決める→修正とやってるから、途中で何か矛盾あったらすまん。
お目汚し失礼したんだぜ!
53 :SS@蟹 :2009/01/09(金) 07:54:20.06 ID:B8/2jcAO
俺も一緒に謝っておこう
幼女より椿姫と主人公のからみばっかり書いて、すいませんでした
なかなか、続き書かなくてすいませんでした
続きを待っている人(居ないだろうが)すいませんでした
生れてきてすいませんでした


>>金髪スキー
乙です
もちろん金髪キャラでてきますよね
続きwwktk
54 :実(ry [sage]:2009/01/09(金) 17:40:38.93 ID:OFPINAAO
金髪さんおつー

アタイも謝らせて頂戴
幼女の一言のセリフも無いパートがあってごめんなさい
というか、麻雀という常人はおろか本人すらあまり理解していません本当にごめんなさい
更に言うと続きが全然思い浮かびませんごめんなさい
それでもって、レスを追っていけばわかるけどモンハンにどっぷり浸かってて続きに手を着けてませんごめんなさい
55 :SS@金髪スキー [sage]:2009/01/09(金) 20:40:47.42 ID:aVTpItI0
Σ何故かごめんなさい大会になってる!?Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
個人的には自分が満足できるものを書けば良いと思うので、あんまり気にしなくても良いと思いますよー。

>>蟹さん
実は幼女が金ぱt(ry
もうちょっと表に出して表現するべきでしたか…orz

さて、続き投下ー。
56 :SS@金髪スキー [sage]:2009/01/09(金) 20:41:36.81 ID:aVTpItI0
(行き倒れ幼女のお屋敷生活・4)

●一日目・夜

医者に来て診てもらったが、結局幼女は春奈の見立て通り疲労と栄養失調だったらしい。
治療はしたので、幼女の回復力ならばじきに目を覚ますだろうという事だった。

春奈「大事にならなくてよかったです」
僕「ああ、全くだ。後味が悪い思いはしなくてよかったよ」

夜、幼女を運んだ部屋で僕と春奈はそんな事を話していた。
すると……。

幼女「う……?」

幼女がうめき声を上げた。
ゆっくり身を起こし、何でここにいるのかわからない、といった様子で周囲を見る。

春奈「あ、目を覚ましましたよ」
僕「おや、もうか。予想以上に早かったな」
春奈「大丈夫ですか?どこか気分が悪かったり――」
幼女「近寄らないで!」

寝起きでボーっとしていた幼女が、春奈が近づいた途端にそう叫んだ。

春奈「……え?」

突然の出来事に、春奈はびっくりして目を丸くしている。

幼女「近づかないで人間!もし変な事しようとしたら……」
僕「あ、待て。急に立ち上がると――」

べちん。

僕「危ないぞ……って、もう遅かったか」

彼女は意識を取り戻したばかり、言わば病み上がりである。
そんな状態で急に立ち上がろうとしても、身体がついていくわけがなく……。
というわけで、幼女は盛大にベッドから床に転げ落ち再び意識を失っていた。

僕「…………はぁ」
その姿を見ながら、僕は厄介なことになりそうな予感がして頭を抱えた。
57 :SS@金髪スキー [sage]:2009/01/09(金) 20:42:16.83 ID:aVTpItI0
(行き倒れ幼女のお屋敷生活・5)

●二日目・夕


僕「調子はどうだい?」

部屋に入り、ベッドで上半身だけを起こしている幼女に声をかける。
幼女はちらりと僕の方を見たが、すぐにそっぽを向いてしまった。

僕「やれやれ、命の恩人に向かってそんな態度か。まあ良いけどね」

ふう、とややわざとらしく大仰に肩を竦める。
昨夜から一日経ち、今朝再び目が覚ましてからはずっとこんな感じだった。
まあ昨日のように、いきなり立とうとして倒れられるのに比べると、ずっと落ち着いてはいるのだけど。

僕(幼女は従順だと聞いたのだけど。まあ野良だし、事情があるのかな)
幼女「……助けてくれとは言ってない」

思考にふけっていると、幼女が口を開いた。
僕(おっと、口を聞いてくれたか。まずは一歩前進だね)
声には刺があるし、言葉の内容も決して好意的ではなかったが、喋ってくれないよりは遥かにマシだ。
何しろ、完全無視ではその理由を問うコミュニケーションすら取れないのだから。

僕「それじゃあ、あのまま野垂れ死にした方が良かったのか?」
幼女「それは……」
僕「まあ、恩着せがましい言い方をするのもよくないかな。君を助けたのは、人の玄関前でいつまでも寝転がっていられたら迷惑だった、という理由だったし」
幼女「ふうん。まあ、そんなところだと思っていたけれど。」
僕「それはそれで何か酷いな」
幼女「……でも、それだけではないのでしょう?」

幼女がこちらの方を向いた。
敵意の混じった翡翠色の双眸が、真っすぐに僕を射抜く。

幼女「それなら医者を呼ぶ必要はない。玄関前が邪魔なら、離れたところに持っていけば良い。おおかた、私に利用価値があるから拾っただけ。……そうでしょう?」
僕「利用価値?」
幼女「とぼけないで。奴隷……欲望を満たす為の道具としか私達を見ていないくせに。私を治した後、そういう事をする為でしょう?」
僕「……春奈といい、そんなに僕はそういう人種の人間に見えやすいのか……?」

さすがに僕も少々落ち込んできた。
しかし、その呟きに幼女は首を横に振る。

幼女「違う、あなただけではない。人間――特に男は皆そう。私達幼女を道具としてしか扱わない!」
58 :SS@金髪スキー [sage]:2009/01/09(金) 20:43:25.44 ID:aVTpItI0
(行き倒れ幼女のお屋敷生活・6)

(……虐待されていたのか?)
最後の方は悲鳴に近くなった幼女の声を聞き、僕はそう推測した。
昨夜の出来事でそんな感じはしていたが、文字通り人間不信へと陥っている。
幼女に人間の法律が適用されないのを良いことに、強姦や殺傷行為が社会問題になっている……よく聞く話である。
道具として扱う、奴隷――まさしく、前の主人か誰かにそんな扱いを受けていたのかもしれない。
(そうなると……彼女の心を開いてもらうのは難しそうだな。まあ、打ち解ける必要もないといえばないんだが)
僕としても、この幼女をずっと置いてつもりはない。
命は助かったのだから、もう屋敷からほっぽりだしても問題はないのだ。しかし……。

僕「それでは少々つまらない、な」
幼女「なにか言った?」
僕「なんでもないよ。まあ、出ていきたいならそれでも構わないさ」
幼女「…………。え?」

それは、僕が見返りとして「そういう事」をすると思っていた彼女にしてみれば予想外の言葉だったのだろう。
幼女は物凄いきょとんとした表情を浮かべていた。
(敵意のない、こういう年相応の表情をすると可愛いんだがな)
このタイミングでそれを口に出したら話がこじれそうなので、言わないが。
 
僕「ただ、僕も無償で数日間面倒を見るほどお人好しじゃない。君も人間に恩知らずのレッテルを貼られるのはあまり快くはないだろう?」
幼女「……何が言いたい?」
僕「察しが良くて助かるよ。早い話、君にお手伝いさんをしてほしい。掃除や料理、洗濯とかのね。
  この屋敷、無駄にでかいのに侍女は春奈しかいないからちょっと人手不足なんだよ」
幼女「…………家事、の?」
僕「もちろんずっとじゃない。……そうだね、春頃ぐらいまでかな。食事はちゃんと出すし、寝泊まりもこの部屋でしてもらって構わない」
幼女「…………」
僕「拒否権はもちろんあるよ。さっき恩着せがましい言い方はしないって言った手前もあるしね。性とか暴力行為もしない。こう見えて、僕は純情だからね」

最後の一言は突っ込まれるのを覚悟だったが、幼女は黙り込んで何か考えていた。
……スルーされたら、それはそれで何となく虚しかったりはしない。本当に。うん。

幼女「……少し考えさせてほしい」

やがて幼女はそう言った。
承諾ではないが、この場で即座に突っぱねられる可能性も高いと思っていた。
この答えは上々ではある。

僕「じゃあ、色良い返事を期待しているよ。――と、そうそう」
幼女「?」

そのまま部屋を出ようとして、僕はある事に気付いて足を止めた。

僕「名前、言ってなかったな。僕は僕。この家の主だ」
幼女「…………。フィオ」
僕「ん?」
幼女「……私の名前」
僕「フィオ、か。……良い名前だね。短い付き合いになるかもしれないけどよろしく、フィオ」

返事はなかったが、代わりに微かに頷いてくれた――ような気がした。
59 :SS@金髪スキー [sage]:2009/01/09(金) 20:56:56.86 ID:aVTpItI0
改行制限引っかかって、無理矢理抑えてしまったorz
見にくかったらすまん。

相変わらず行き当たりばっかりで書いてます。しかし終わりの構想は大分できてきた。
E、途中?なんのことかなHAHAHAHA。
説明やら何やらが多い展開が続きますが、後でちゃんとラブな展開になりまっす。
きっと。
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/01/18(日) 07:48:01.01 ID:28foDEAO
過疎って来たな…
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/01/18(日) 13:07:28.47 ID:MQSACMAO
>>60

そうか?
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/01/26(月) 21:09:02.65 ID:wYGTs6AO
(´・ω・`)…
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/01/28(水) 16:37:34.73 ID:itlGscAO
(´・ω・`)
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/01/29(木) 00:40:58.42 ID:xNPnYEAO
人が来なくなったな…(・ω・`)
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/01/29(木) 08:20:26.18 ID:CBjZYIAO
(´・ω・`)ああ
66 :SS@ビックバン :2009/01/30(金) 07:54:29.61 ID:799umXk0
(´・ω・`)年始、忙しいです…
67 :SS@蟹 :2009/01/30(金) 14:13:34.69 ID:OcXVr.AO
卒業試験ツラいです
68 :SS@二酸化炭素 :2009/01/30(金) 23:03:08.94 ID:8g17l8Y0
+αの日常
  幼女×少年1

 ――と、言う訳で捜索お願いね。
 ――おなかへったら帰ってくるでしょうからわざわざ探す必要性なんてないんじゃ?ご主人
 ――黙って探して来ないと女ちゃん(隣家在宅ほにゃらら)呼ぶわよ?
 ――是非とも探させていただきます、まいますたー!







幼女「(……ソーサク開始からウン時間…好い加減飽きて来――タゲ発見!!!!!)」

ぎゅいん
どゅるんどゅるん
どがががっ

幼女「幼女(前世紀型[Alice=Type9]現在価格980円)さんじょーっ!」しゅたっ
?「煤@っ――何…?幼女、だと…!?」
幼女「ふっ… 人間風情がわたしたち幼ロイドから逃げられるとおもっているんですか?」
?「お、おれはうちには帰らないからなっ!」
幼女「えぇい煩い!きみが帰ってこないと隣のねーちゃん呼ばれてとばっちり食らうのわたしなんですからね!
   ほーらほらたくやくん(2XXX年1月30日生まれ現8歳)お家へ帰りましょうねーっ」
少年「いやだ!だってババァ俺のゲーム隠すし幼女なんて変態じゃんかよぉ!あんな家出てってやるぅ!」
幼女「苦しゅうないぞ、ちこうよれ!ひゃーっひゃっひゃっひゃ!」
少年「幼女なんてだいきらいだァァァア!」
幼女「んまあ!まあまあまあ!そんなこというと幼男(隣家在宅最新型[Neo=Type11]現在価格ウン十万円)にほらせちゃうんだからねっ」
少年「へんたいだ―――っ!」


こんなのどうですか
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/01/31(土) 09:57:13.56 ID:lCPZ/UAO
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/02(月) 05:42:15.92 ID:PRDQmkAO
久々の投下キター?
71 :SS@ビックバン :2009/02/04(水) 03:58:57.30 ID:Sb4jIYg0
>>68
       ヽ|/
     / ̄ ̄ ̄`ヽ、
    /         ヽ
   /  \,, ,,/    |
   | (●) (●)|||  |
   |  / ̄⌒ ̄ヽ U.|   ・・・・・・・・ゴクリ。
   |  | .l~ ̄~ヽ |   |
   |U ヽ  ̄~ ̄ ノ   |
   |    ̄ ̄ ̄    |
72 :SS@蟹 :2009/02/10(火) 18:00:20.08 ID:FfnsmgAO
テスト終わったー!
追試発表まで投下するぜ
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/10(火) 23:40:23.98 ID:FfnsmgAO
ん〜、単発物スタイルでこれから行きます
――――――――――――
加藤「今回、我々は三月のお見舞いの為に三月家に参りました〜〜!」

「…わ〜……」

枯葉「お〜…」

加藤「左舷、テンション低いよ!なにやってんの!」

「いや、低いと言われてもね…」

枯葉「朝食を食べている時にいきなり来て、此処まで引きずられればテンションも低くなるものよ」

「そうだー、俺の自堕落な日曜日ライフを返せ〜」

加藤「シャラップ!」

(黙れ、ウジ虫ども)



「でさ、最近思うのがさあ、幼女とゆう設定が活かされてないと思うんだ」

枯葉「まあ、確かに私のキャラクターも定まって無いしね」

「だよな〜、一回打ちきって書き直そうかな……」

枯葉「考えておくべきか…」

加藤「ほらそこ、人を無視して暗くなら無いで」

「いや、だって……」

加藤「いいから、とりあえず三月のお見舞い行くよ」・


74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/10(火) 23:41:00.47 ID:FfnsmgAO
「着いたけど、これからどうする?」

加藤「どうするって、チャイムを押す以外に選択肢が?」

枯葉「爆発とか、放火とか…」

「逃げるとか、帰るとか…」

(打ち切るとか、無かった事にするとか…)

加藤「君たちは…」

加藤「いいから行くよ!」
「ピンポーン」

枯葉「口で言うな」

「パンポーン」

加藤「あ、そうつづくんだ…」


りおな「はい、どちらさまですか?」

枯葉「あ、それでも出てくるんだ…」

「こんばんは〜!椿姫のお見舞いにきました」

この子は[三月りおな]、椿姫の妹だ

りおな「いらっしゃい、お姉ちゃんは自分の部屋だから自由にどうぞ〜」



「こうしてお見舞いを終えた俺達は……」

椿姫「まて〜ゐ!」

「なんだ、騒々しい」

椿姫「勝手に終わらすな!」

「いやもう体力の限界で……(作者が)」

――――――――――――
いや、久々に書くとつらい
75 :SS@蟹 :2009/02/10(火) 23:42:21.39 ID:FfnsmgAO
まじで困ったぜ、エンディングが未定
こうなったら[たぬき]スタイルでいくしか…
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/11(水) 08:12:37.36 ID:4Y77el.o
wktk
77 :SS@蟹 :2009/02/14(土) 21:39:55.53 ID:BDDdXMAO
大変悲しいお知らせです。

追試に引っ掛かりました……

ERと日本史Bと受験日本史の三つです。


鬱だ……

50点以下は追試とか[ピーーー]ば良いのに
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/14(土) 23:43:57.40 ID:qprU2sko
追試になる前に勉強しとけwwwwww
79 :SS@蟹 :2009/02/15(日) 08:05:23.79 ID:mGxZlcAO
>>78

マブラウ゛が俺を呼んだんだ〜
バイトも有ったし
自動車の教習も有ったんだ
やる気は無かったが
80 :@ニート [saga]:2009/02/15(日) 17:28:53.63 ID:uoXeneoo
こんにちわ、まとめに現れますた。

・更新内容

未完
【行き倒れ幼女のお屋敷生活】 SS@金髪スキー
【悪魔幼女】 SS@蟹

小ネタ
【SS@二酸化炭素】
↑1レスだからとりあえず小ネタに入れときました。
幼女が居れば基本何でもいいのでじゃんじゃん書いてくださいw
81 :SS@蟹 :2009/02/16(月) 07:57:58.67 ID:gmtv82AO
まとめてくれて
ありがとうございます!
82 :SS@ビックバン :2009/02/16(月) 23:32:50.39 ID:p5OtcEE0
>>79
ちょwwおまwwww頑張れwwww
だがまぁ、とりあえず乙!

>>80
お疲れ様すぎてもうね…足を向けて寝れませぬ!
あざーす!!
83 :実(ry [sage]:2009/02/19(木) 03:18:19.74 ID:QQr1qYAO
壁l´・ω・)
84 :SS@k(ry :2009/02/19(木) 17:38:58.16 ID:d67ZZsAO
壁|・ω・)
85 :SS@全(ry :2009/02/19(木) 18:26:27.76 ID:W1dDiM2o
壁l´・ω・)
86 :絵(RY :2009/02/19(木) 18:39:43.25 ID:/522NEUo
壁l´・ω・)
87 :裏(ry :2009/02/19(木) 21:37:28.08 ID:wFSAP9co
壁l´・ω・)
88 :実(ry [saga]:2009/02/20(金) 03:52:28.47 ID:HuP45YAO
あんたらwwww



つーわけでお久しぶりです実験です
なかなか時間がとれずネタも浮かばずで申し訳ない
なにせバイトの遅番が増えたりMHP2Gが面白かったりMHP2Gが面白かったりで……

まー、気晴らしに小ネタを4つ投下しますわ
89 :実(ry [saga]:2009/02/20(金) 03:53:04.73 ID:HuP45YAO
麻雀幼女より


変わっていた点は、周囲のモノだった。
幼女は、組み立て式の机の横で、緑色のトレンチコートにくるまれてその下には何も着けていなかった。
一般の人間には理解できない格好ではあるが、僕は直ぐにそれが何であるかを理解した。
真夜中の歓楽街の裏路地に現れた、常人ならとっても恐怖心が沸き起こるアレ。

「───変態だ!!」

月明かりを背にした幼女が、こちらを向いた気がした。
それが最初の通報であった。


実験SS 〜変態幼女〜



編集注:あまりにもひどいので削除
90 :実(ry [saga]:2009/02/20(金) 03:53:51.63 ID:HuP45YAO
実験SSその2より


『ねえ、飼ってくれるの?』

幼女の瞳は爛々と輝いている。
不安など微塵も無いような、期待に満ち溢れた瞳だった。

しかし、少年は返答に窮した。
別にペット飼育を禁じてる訳ではない。
両親が二、三ヶ月前から海外出張で、少年は家で一人暮らしという、所謂sneg状態。
だからというわけではないが、ペット大歓迎ばっちこーい体勢なのである。
しかし実際世話をするとなると、どうも面倒くさそうだと思ってしまうのだ。

幼女を飼う情熱というか努力というか、それが足りないと感じた少年は、腹を決めた。

「すまんな、ウチは幼j───」

ぶるるるぅうああああああ……

『あ』
「………………」

幼女は容姿に違い、某CV:若本の腹の虫を飼っているようだった。



編集注:あまりにもひどいので削除
91 :実(ry [saga]:2009/02/20(金) 03:54:22.88 ID:HuP45YAO
実験SSより


導かれた先は、暗く不気味な光を発するオンボロ小屋だった。
男は先に小屋に入るように促した。
中には、暗幕のようなものに覆われ、先ほどの光を漏らす何かがあった。

怪しい男「ほぅれ………、これだよ」

男は光が微かに漏れ出す暗幕を取り払った。
視界が急に明るくなった。
その内眩しさに慣れ、光の中のモノを見た。

??「これは………」

噂には聞いていた。
人の形をした人ならざるモノ。
質朴剛健な殺戮人形。
男を求めさまよう性奴隷。

それはホムンクルス───人造人間の一種で、“阿部さん”と隠語で呼ばれるモノだった。

阿部さん「やらないか」
??「アッー!」



編集注:話が続かないので削除
92 :実(ry [saga]:2009/02/20(金) 03:54:52.76 ID:HuP45YAO
麻雀幼女より その2


『やあ。どうだい、やらないか?』

声をかけられた。
幼男には似つかわしくない、大人びた声だった。
幼男はこちらを向いて、微笑んでいた。
少し、ドキリとしてしまった。

『どうした?』

また幼男に呼び掛けられ、僕は慌ててしまった。

「あ、いや、や……その」
『フフッ、可笑しな人間だ』

………笑われた。

『いや、失礼。で、やらないか?』

やらないか、とはくそみその事だよなあ、と思った。
一応、ネットである程度の知識はあるし、上位の妄想も入っていた。
ただ、本物のくそみそをやったことはないし、何より、ツナギを下まで下ろす幼男に興味を持った。



編集注:うほっ、いい幼男につき削除
93 :実(ry [sage]:2009/02/20(金) 03:58:33.91 ID:HuP45YAO
以上でおま
……久々の投下がセルフパロでごみんなさい


あ、そーだ
ニートさんニートさん、嘘予告の下りは小ネタに収録しては頂けませんでしょうか
兎にも角にも、まとめ乙でぅ
94 :SS@二酸化炭素 :2009/03/01(日) 01:26:47.08 ID:brHejb60
遅れましたがまとめ乙ですww需要無くても書いてて地味に楽しいから書き続けるんだぜ!
と言う訳でこう言う時しか機会が無いので書き貯めた物をどっさどさ投下して行きます。
シリアス書きたくなったらこうなっちゃったんだぜ!家出編!
95 :SS@二酸化炭素 :2009/03/01(日) 01:27:42.06 ID:brHejb60
+αの日常
 幼女×少年2

AM01:25

少年「アリス?なにやってるんだ?」
幼女「…たっくん、眠れないんですか?」
少年「べ、別にそんなんじゃねーよ!おれは眠れなくなんか――…アリス……?泣いてるのか?」
幼女「泣いてなんて無いですよ、唯目から鼻水が出ただけです」
少年「きたねっ …なあ泣いてるだろ?なんで?」
幼女「泣いてないってば」
少年「うっそだー だって目、ぬれてる」
幼女「…たっくん。早く寝たらどうですか。子供は寝る時間ですよ」
少年「じゃーおれアリスが寝るまで寝ない!」
幼女「ばか。私は人間じゃない、幼ロイドだから…寝なくても平気なんです」
少年「なんで?変だよ、ふつうは寝るだろ?」
幼女「私達幼ロイドに人間の普通は通じないんです」
少年「幼ロイドだって人間だろ?ニュースになってた。幼ロイドも人間としてみとめられつつあるって――」
幼女「人間になんてなれる訳無いじゃないですか」
少年「――…アリス?なんで泣いて…」
幼女「幼ロイドは人間になんかなれない。結局主人に飽きられたら保健所に行って壊されるしか無いんです。
   極限まで人間に近づけ設計したって私達は結局プログラムなんです。人間にはなれはしない。感情なんて、持てないんですよ…!」
少年「…で、でも…だってアリスは、人間だよ…感情だって、あるし」
幼女「っ…人間にはなれないんです!私は幼女なんです、いつか壊れるし貴方だって飽きて私を棄てて、忘れるんです!」
少年「あきないよ!すてないし忘れたりもしない、だっておれとアリスは家族だろ?!」
幼女「うそです!家族なんかじゃない!嘘つかないで下さい、嘘は、嫌いです…!」
少年「うそじゃない!おれはアリスの事だ、大好きだし、家族だっておもってるんだ!…それじゃ、だめなのか?」
幼女「…人間はいつも嘘つきます。私人間なんて大嫌いです。


   ……たっくん、もう寝て下さい。私も寝ますから、ね」
少年「……でも」
幼女「良いから寝るんです!…寝ましょう、私ももう、二度と人間になりたいなんて思いませんから。今日の事は寝て、忘れましょうたっくん」
少年「………うん」
96 :SS@二酸化炭素 :2009/03/01(日) 01:28:25.25 ID:brHejb60
+αの日常
 幼女×少年3

少年「――さん、母さん、母さん!!」
母親「…まあ…なぁに?拓也…今日は休日よ…」
少年「アリスが、いないんだ!いつもなら7時に起こしにくるのに10時になっても起こしにこないんだ!」
母親「部屋は、探したの……?」
少年「どこにも居ないんだよ!親父の部屋にも俺の部屋にもアイツの部屋にもリビングもキッチンもダイニングも、洗面所にふろ場だってさがしたんだ!トイレも!なのにいないんだ!」
母親「出かけてるんじゃないのー……」
少年「昨日様子がすっげー変だったんだよ!なあ母さん、一緒に探してよ!おれだけじゃ見つけらんないんだよ!母さん!」
母親「様子が変…?どうかしたの?」
少年「人間になりたい、って、なのに自分は幼ロイドだから人間になれないって、ないてたんだよ!すてないで、って!」
母親「……アリスちゃんが?…まあ」
少年「母さん!」
母親「わかってるわ、今着替えるから拓也は先に家の近くを探して来て頂戴、良いわね?」
少年「うん!」

少年「(どこ行ったんだ、アリス―――!)」
97 :SS@二酸化炭素 :2009/03/01(日) 01:29:09.54 ID:brHejb60
+αの日常
 幼女×少年4

野良幼女「…探してるよ」
幼女「良いんです。あの家の人達は余りにも――人間らしすぎて、一緒にいると辛いから、逃げるんです」
野良幼女「それであの人達は幸せになるの?」
幼女「なれますよ、少なくとも私が狂ってしまうよりはね」
野良幼女「でも、あの男の子は違うみたいだけど?」
幼女「……そんな訳無いじゃないですか。依存してしまう前に消えてしまうのが一番です。私としても、あの家族としても」
野良幼女「どうかな」
幼女「――そうですよ、絶対に」






女宅周辺
少年「くっそー…!どこだよっ……女さん!女さん、いないんですかー!?」
女「あら…どうしたの?拓也君…」
少年「幼女しりませんか!?アリス!いないんです!」
女「居ない?珍しいわね、いつもは家に居るのに…まさか野良幼男に誘拐でもされたんじゃ…?」
少年「…そんなっ!」
女「ごめんなさい、手伝いたい所なのだけれど用事があるのよ…」
少年「っ、そうですか…っ、わかりました!それじゃ、おれこれで!」
女「男君にも話聞いてみるのよー!」
少年「わかりましたー!あざーっす!」
98 :SS@二酸化炭素 :2009/03/01(日) 01:30:13.41 ID:brHejb60
+αの日常
 幼女×少年5

男宅玄関
男「幼女がいない?君の家のかい?」
少年「はい!いなくてっ、それで……!お、おれっ、さがしてて…!」
男「落ち着いて、大丈夫すぐ見つかる」
少年「そんな訳ないじゃないですか!いなくなったんですよ!?」
男「幼女がつけてるピアスに書かれた数字は覚えてるかい?」
少年「数字!?何でそんなの今っ――」
男「あのピアスは発信機なんだ。耳から引き千切らない限り取れない…ね。ょぅι゛ょ(株)の公式サイトに行って個体ナンバーとパスワードを打てば現在位置が分かる」
少年「っ、本当ですか!?だから数字……でもおれ、覚えてない…!」
男「……困ったな、どうしようか……写真なんかない?アップだと良いんだけど」
少年「さ、探してきます!待っててくださ」
男「いや、僕も行くよ。待ってくれ、今準備をしよう」
少年「あっ……ありがとうございます!」






少年「母さん!」
母親「拓也!?アリスちゃんはっ…」
少年「母さん、アルバムもってきて!アリスの写真!全部!」
母親「え?!な、何で――」
少年「早く!!」
母親「え、ええ…男さん?!…えっと、いらっしゃい、ごめんなさい今急がし――」
男「あ、どもっす」
少年「挨拶はいいから、早くして!」
母親「あ、わかったわ、ごめんなさいね…」

少年「男さんはリビングにいて!アルバムなんかさがしてくるから!」
男「俺も探すの手伝うよ」
少年「いや、男さんはパソコン用意しておいて!」
男「了解、でも用意し終わったら手伝うから」
少年「うん!」
99 :SS@二酸化炭素 :2009/03/01(日) 01:31:16.66 ID:brHejb60
+αの日常
 幼女×少年6


「「―――あった!」」
母親「え、どこに!?」
男「ここです、此処にパスワード……って拓也君!待て、勝手にパソコン弄っちゃだめだ!」
少年「ょぅι゛ょ株式会社……!あった、ココだ!04580408…………――ここから電車で3個だ!いってくる!」
母親「拓也、駄目よ!もう暗いし危ないわ!」
男「そうだ、居場所は分かるんだ!明日にした方が良い!」
少年「――母さんも男さんも変だよ!アリスは人間だ!こんな寒い中ずっと外にいたら風邪ひくにきまってるだろ!寂しいに、決まってるだろ!」





ょぅι゛ょ駅周辺ょぅι゛ょ公園
幼女「おなかすきました」
野良幼女「そりゃあんたにはこの空腹感はなれないよね、早く帰ったら?」
幼女「やです、帰りたくないです」
野良幼女「あはは!まるっきりにんげんだね!」
幼女「幼ロイドは人間になれませんよ!なれる訳無いじゃないですか!」
野良幼女「人間にはなれないけど人間のようになる事は出来る」
幼女「それじゃ……完璧には、なれません…」
野良幼女「何で人間になりたいの?」
幼女「人間になれば――体温を感じる事が出来るじゃないですか。旧タイプの私には、出来ません。どんなに頑張っても拓也君に熱を与える所か奪うしか無いんです」
野良幼女「冬場は確かにそうだけど、夏場は熱を冷まして遣る事が出来るじゃない」
幼女「それじゃ…駄目なんですよ。ずっと傍に居る為にはそれじゃ駄目なんです。それじゃ捨てられてしまう」

少年「そんなわけっ、ないだろ……っ!」
100 :SS@二酸化炭素 :2009/03/01(日) 01:32:03.11 ID:brHejb60
+αの日常
 幼女×少年7

幼女「……何で、ここに」
少年「発信機ついてるんだってさ、ギリギリAliceタイプも発信機ついててよかった」
幼女「発信機?…まさかこのピアス、」
少年「とれないよ、引きちぎりでもしない限り。それとも引きちぎってでもおれ…ううんおれ達から離れたい?バイバイしたいのか?」
幼女「………何でここにいるんですか、たっくん」
少年「おれにとってアリスは家族だから!探したんだ、女さんも男さんも近所の人も野良幼女達も幼男も店員さんも心配してた!」
幼女「馬鹿ですか、私は帰りませんよ。ばーか」
少年「おれアリスの冷たい手すきだっ」
幼女「……は?何を言ってるんですか、馬鹿ですか」
少年「バカでもいい!おれにとってアリスは妹でもあり姉でもあり親友でもある、大切な家族だ!例え人間じゃなくても家族なんだよ」
幼女「家族じゃないです、血は繋がってない」
少年「なら家族になればいいよ。おれとケッコンすればいいよ。そうすれば、家族だろ?」
幼女「っ何言ってるんですか!?幼女と結婚なんて――」
少年「今日ニュースで見たんだ、幼女は人間としてみとめられたって。ならケッコンもできるだろ?」
幼女「そんなの世間が認めるわけないです!」
少年「みとめる必要があるのは世間じゃなくておれ達の家族だよ。…んっと、うまく言えないけどさ
   帰ってきたら?」
幼女「っ帰りません…!」
少年「寒いのはさ、やだろ?」
幼女「寒くなんてないです!」
少年「でも独りは寂しいよ。だってアリスは感情を持ってる。だからないたんだ。――おれ人間じゃなくてもアリス大好きだよ」
幼女「……っ、ばか!何で捨てないんですか!どんなに頑張ったって人間になれないから、だから、人間の貴方達を見てると気が狂いそうなほど悔しくて苦しくて…!だから、逃げたのに!」
少年「アリスはおれ達が嫌い?」
幼女「そんな訳無いでしょう!嫌いだったら、もっと早く出て行ってます!」
少年「じゃあさ、帰ろう。帰ろう、おれ達の家に」
幼女「…馬鹿!大バカです!こんな真っ暗な中私なんか探すなんて…馬鹿です…!!…っほら、帰りますよ!風邪引く前に!」
101 :SS@二酸化炭素 :2009/03/01(日) 01:36:08.32 ID:brHejb60
+αの日常
 幼女×少年8

―――…

―――――…


幼女「ご迷惑をおかけしましたっ!」
母親「本当ね」
男「次は無いようにな」
少年「もう走り回るのやだぜ、おれ」
幼女「……あの、おとがめは?」
母親「そうね…二度と、とは言わないけれど余り心配させるような事をこれからしないと言ってくれたらお咎め無しよ」
幼女「!……はい!」
母親「ふふ、宜し。で、拓也は貴女をどうやって連れてきたの?」
幼女「あ……その…」
少年「母さん!幼ロイドと人間って結婚できるよな!!?」
母親「―――……成程、その言葉で連れてきたのね…。…まあどうでしょう、前例は無いし…」
少年「母さん、おれ、アリスと結婚する!絶対だ!そしたらアリスも家族になるよなっ?!!」
幼女「ちょっ、たっくん!何言ってるんですか!」
少年「駄目か?」
幼女「いっ、いえ!だめじゃない、駄目じゃないからそんな顔しないで下さいっ…」
母親「……まあ、もっと大きくなったら考えましょうね」
少年「うん!」
男「あー、んじゃ俺帰って良いですか?幼女ちゃんも帰って来た事だし、拓也君の未来は決まったわけだし」
幼女「あ…男さん!ま、まさか貴方も探してくれたんですか!?あぁあぁぁあ!ご迷惑おかけしました!」
少年「あー、うんおっさんかえっていいよ」
男「おっさ……っ!?」
幼女「(――…)」
母親「こら!お客様になんて口を聞くの!」
少年「うっ、うっせーばばあ!…ほらっ、逃げるぞアリス!」
幼女「あ……

   ―――はい!」

〜家出編完結〜
102 :SS@二酸化炭素 :2009/03/01(日) 01:42:06.32 ID:2yipmDc0
以上で終わりです

いやぁ、自分の書くSSは相変わらずのグwwwwwwダwwwwwwグwwwwwwダwwwwww
ひっさびさのシリアスは楽しかったよ!よ!
次はギャグほのぼの甘めのどれかで書きたいですww
とにもかくにも俺は眠いから暫く冬眠もとい春眠につくんだぜ!(多分)


>>93
投下乙です!うひょうひょしながら見てたのは俺だけじゃ無いはず!
そういえば>>89でトレンチコートを卑猥な方向に見間違えたのですが、それって俺だけじゃ無いですよね!うん!きっとそうだ!
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/02(月) 23:25:10.03 ID:NlAouEAO
二酸化炭s………ええい、長い!
二酸化たんおつー
続きは気長にお待ちしておりますわ


ナルガの天鱗でないお………( ;ω;)
104 :SS@蟹 :2009/03/03(火) 18:18:52.16 ID:a0Qp2kAO
>>103

天の山菜チケットを樹海で交換すれば?

天の山菜チケットは、ダウンロードのラージャン二頭の報酬で簡単にでる

もしくは、誰かとクエストやりまくればそのうち、天の山菜チケット貰える


まあ、ナルガの頭を壊して狩りまくればそのうち……


古龍の大宝玉でない……
105 :SS@蟹 :2009/03/04(水) 15:04:15.98 ID:1Yr8/IAO
明日、投下します
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/05(木) 18:15:04.49 ID:fo46tUAO
そして……誰も居なくなった…
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/05(木) 19:45:51.37 ID:1Gd05jso
書けないだけで一応居るぜ?
108 :SS@ミク :2009/03/06(金) 05:39:22.01 ID:IyTMK6AO
やはりまだ続いてた…
すごいな
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/06(金) 22:53:37.78 ID:kqkAUQAO
>>ミク氏

急かす訳ではないが、早く続きが見たいんだぜ!
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/10(火) 17:39:35.41 ID:WRU9IgAO
お客様の中に書き手の方はいらっしゃいませんか?
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/10(火) 17:56:05.16 ID:Aw6MoYDO
>>110
居ますがスランプ中なので書けません
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/10(火) 18:33:45.77 ID:ZaSqiQAO
>>110
居ますがバイトで忙しいので書け(ry
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/03/10(火) 22:35:26.07 ID:G55rXXkP
>>110
居ますがインフルエンザで書け(ry
114 :裏(ry :2009/03/10(火) 22:59:51.61 ID:nRu9dmEo
しょうがないなぁ>>110くんは!
書き手じゃありませんが(ぇ
過疎ってるようなので久々に、
構想から投下準備完了まで1時間半の一発ネタを。


 〜幼女の拳980円(税)〜

露天商「ちょとちょと、そこのお兄サン」
男「?」
商「幼女いらなイ? 最後の一匹安くしとくヨ」
男「へぇ? 寵物 可愛的幼女……って意味は分かるけど読めねーYO!」
商「意味分かれぱヨロシ、お兄サン、かわいい幼女欲しくナイか?」
男「ん、まー欲しいと言えば欲しいけど、幼女って何百万とかするしなー」
商「そこヨそこ、うちの幼女は、なンと980円(税)ネ!」
男「そんだけ安いってことは、どうせ中古か野良を捕まえてきただけなんだろ?」
商「そンなコトないヨ、その子、本物の血統書付きの新品ネ」
男「じゃー酷いブサイクとか病気持ちとか」
商「髪は金髪ペリーショート、肌は小麦色、スタイルも良くてすこく健康ヨ」
男「んじゃすげー頭が悪いとか不器用とか音痴とか」
商「家事や夜のお相手はもちろン、怪我や病気も治せテ、番犬代わりにもなるネ」
商「これたけテキて、たたの980円(税)、すこくお買い得ヨ」
男「……話が上手すぎる、だいたいそんだけお買い得で、何で最後まで売れ残るんだ?」
商「その子、気に入らない飼い主には絶対懐かないネ」
男「なるほど」
商「とうヨ? とちに転ンてもお兄サン損ないネ。欲しいなら車のトア開けて見せるヨ?」
男「ふむ、それならとりあえず、見るだけ見てみるかなー」
商「よし決まりネ、トア開けるヨー?」

 ガチャッ

男「……な、何と言う超兄貴……」
商「こちらお前の飼い主になりたいお兄サンヨー」
幼「我が生涯に一片の悔い無し!」
男「どう見てもラオウです。本当にありがとうございました」

 〜おしまい〜
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/10(火) 23:11:57.28 ID:3BQNzHko
>>114
思わず茶吹いたwwww
116 : :2009/03/12(木) 00:37:44.91 ID:X8Nr8AAO
>>110
居ますが卒業関係で忙しい

>>114
緑茶吹いたww
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/12(木) 23:14:48.54 ID:ipLrLlg0
てs
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/12(木) 23:18:14.07 ID:ipLrLlg0
おおおお…
アク禁なのに書き込めた…びっくり
VIPや他の所じゃまったく書き込めず2週間が経つdionの人間です、どうも
シベリアにしか書き込めなかった…
今回長いです
あ、すいませんこれは雑談です
119 :黒(ry :2009/03/13(金) 16:07:51.56 ID:j2lv.K20
>>110
居ますが、ネタがない上に 現在 無職で職探し中orz

>>114
トァー・・・・・・・・(通信切断
120 :@ニート [sage]:2009/03/13(金) 18:49:50.85 ID:TiXZhsEo
まとめに来ました。
【更新内容】
・小ネタ
幼女麻雀-小ネタ >>93嘘予告のほうも1レス移動しました。
裏方@(略)
・完結
+αの日常-幼女×少年2


【【今後のまとめサイトについて】】

事情があってまとめが出来なる可能性が出てきたので
まとめwikiを誰でも編集出来るようにしました。
編集したい方はまとめサイトのトップメニュー左上の
「wikiを編集する方へ」を読んで下さい。

俺がまとめ出来なくなるとサイトが放置状態になってしまうので
気が付いた方がまとめていって下さい。
俺も最初は何もわからなかったので始めての人でも気合で
なんとかいじれるかもしれません

基本は元々完成してる文字列をベースにコピペしていじっていくと
なんとなくわかってきます
「ページの保存」を押すと更新されてしまいますので、ミスったとかの場合は
保存せずにブラウザの戻るとかで戻れば多分大丈夫。
最悪押してしまっても履歴のバックアップが保存されてるのでなんとかなります。
わからない時はここで誰かに聞くかwikiのご利用ガイドを見てください。

特殊な作業は、絵の保存(画像アップロードとリンク)、次スレ移動時のdatのアップロードです。
これはファイルのアップさえできれば後は文字列管理なのでコピペでいじればなんとかなります。
ちょっとややこしいですがこれも気付いた人がお願いします。

一応メインIDを鍵を裏方さんにメールで送っときますが
管理人が居なくなるのでみななでまとめサイトを支えあって下さい。
とりあえず今はみなさんが管理人です(・ω・)
ここは俺が管理人やるぜ任せろなんて人が居たら裏方さんに言うて下さい。

今後俺がいなくなってる可能性あるのでみなさんで手分けして編集していって下さい。
俺の事情なので何も問題なければ今後も月1で編集し続けていきますが
2ヶ月現れなければ俺はきっと幼女の世界に行ってますwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/13(金) 20:43:42.16 ID:tfzXGsAO
らじゃっしたー
122 :裏(ry [sage]:2009/03/13(金) 22:03:19.18 ID:jwvyERQo
>>120
メール確認しました。事情は存じ上げませんが、
今後の御多幸をお祈り申し上げます。

●wikiをいじってみたい方へ
一応、wiki編集の練習用に専用ページを作ってみました。
その他、wikiに関して何か問題あるようでしたら、
可能な限り対処しますので申告お願いします。
123 :SS@ミク :2009/03/14(土) 03:17:27.42 ID:zVUoQYAO
>>120
そうですか…
今まであまり気に留めないでいたけど、貴方がいなかったらこのスレも
もっと早く終わってたかもしれないですね。
どうなるにせよともかく、長い間ご苦労さまでした。

124 :SS@ミク :2009/03/14(土) 03:25:23.08 ID:zVUoQYAO
男「『渡る世間は鬼ばかり』ってあるだろ」

幼「ありますね」

男「あれ『わたおに』って略すの?」

幼「みたいですね」

男「一瞬エロゲーかと思ったんだが」

幼「……」

男「ほら、語感から『私のお兄ちゃん』みたいな」

幼「……」

男「どうしたものか」

幼「どうしようもないですね」

125 :SS@ミク :2009/03/14(土) 03:39:56.28 ID:zVUoQYAO

男「多分、義妹ができるって設定なんだろうな」

幼「ある日突然ね」

男「それも、複数な」

幼「まんまどっかで見た設定ですね」

男「多分メインは元気な子で、あとは清楚な子が一人、ツンデレが一人」

幼「引っ込み思案の子もいますね」

男「あー俺多分その子ツボだわ」

幼「前髪で目が隠れてるんですよきっと」

男「くーたまらん」

幼「で、制作はアトリエかぐや」

男「お前詳し過ぎるだろ」

126 :SS@ミク :2009/03/14(土) 03:43:15.68 ID:zVUoQYAO
ただの世迷いごとです
なんでこんなの書いたんだろ

あ、保存も結構です
127 :SS@ミク :2009/03/17(火) 18:12:43.54 ID:rXp5Uyw0

男「それにしても幼女は可愛いなあ」

幼「そうですね」

男「誰が考えたんだろうな『幼女980円』なんて」

幼「本当ですね」

男「天才だよな。そりゃこんな愛らしい幼女が980円で買えるなら」

男「人間の女なんてゴミみたいなものだよなww」

幼「…そうですね」

男「あーあ、リアルでも幼女が買えたら良いのに」

幼「……」

幼「でも男さん」

幼「それって本当に正しいの…?」

128 :SS@ミク :2009/03/17(火) 18:13:27.81 ID:rXp5Uyw0

幼「本当に幼女が買えたら良いのにって、そう思うの?」

男「当然じゃないか」

幼「なぜ?」

男「だって幼女が買えたら、みんな喜ぶよ。つまり平和になる」

幼「そうでしょうか」

男「そうさ。見ろよこの板に集う同志の数々!」

幼「たしかにすごい数ですね」

男「ああ、それだけ幼女が広く支持されてるってことだよ」

幼「……」

幼「…でも」

幼「この人たち、本当にロリコンなのかなあ…?」

129 :SS@ミク :2009/03/17(火) 18:14:35.13 ID:rXp5Uyw0
男「おいおい何寝惚けたこと言ってるんだよww」

男「そもそもこんな名前のスレを開く時点で、そいつはロリコンだよ!」

幼「でもそれだけで住人全員をロリコンと決め付けるのはおかしいですよ」

幼「純粋に絵やSSの創作を目的にしているわけじゃないと、なぜ言い切れるの?」

男「ぐ…まあたしかにそういう奴もいるかもしれないな。でも少数だよ」

幼「どうして?」

男「お前も知っているだろ、今日サブカルがどれだけロリ志向に走っているかを」

男「今や日本人の半数以上がロリコンと言っても過言じゃないぜ(?)」

幼「…そうですね、それは認める」

幼「じゃあ男さんに聞くけど」

男「うん?」

幼「男さん、本当にロリコンなの…?」

130 :SS@ミク :2009/03/17(火) 18:15:24.53 ID:rXp5Uyw0

男「何を馬鹿なことをww俺は男である以前にロリコンなんだぜ?」

幼「でも証拠はあるの?」

男「あるじゃないか、ここに」

幼「え……」

男「俺はお前を愛している」

男「こうして触れるだけで、胸がドキドキして苦しくなるんだ」

男「それに、なんだか優しい気持ちになれる」

男「これが愛でなくて、なんなんだ?」

131 :SS@ミク :2009/03/17(火) 18:16:35.78 ID:rXp5Uyw0
幼「男さん…///」

男「幼、好きだよ…」

幼「男さん、私も好きよ」

男「それなら!」

幼「でも、まだ。それだけでは男さんがロリコンだとは言い切れないの」

男「なぜだ!」

幼「だってね、男さん」

幼「男さん、もう普通の女の人に全く興味はないと言い切れる?」

男「……!」

132 :SS@ミク :2009/03/17(火) 18:17:17.99 ID:rXp5Uyw0

幼「……」

男「あ…」


その時幼は、本当に悲しそうな顔をしていた。


男「い、いえるさ!」

幼「嘘」

男「嘘じゃない!人間の女なんてうるさいし、かわいくないし…」

幼「男さんは誰を見てそう思ったの?」

男「それは…今までの、高校の同級生とか…」

幼「それでは金正日を見て『北朝鮮は野蛮だ』って言ってるのと変わらないわ」

男「ぐ……」

幼「もし優しくて、誠実で、本当に素敵な人に言い寄られても」

幼「男さんはその人を拒絶するというの?」

133 :SS@ミク :2009/03/17(火) 18:18:25.93 ID:rXp5Uyw0

男「そんなこと、ありえないよ!」

幼「可能性の問題じゃないわ」

男「と、当然じゃないか!幼がいれば、他に女なんて必要ないっ!」

男「このロリなフェイス、未熟な身体のキミこそが」

男「これまでもこれからも、俺のたった一人の恋人なんだ!」

幼「……」

男「……」

幼「…そう」

男「…そうだ」

幼「つまり男さんは」

男「え…」

幼「もしあたしが大人の身体になって目の前に現れたら」

幼「もう好きになってはくれないのね…」

男「…!」

134 :SS@ミク :2009/03/17(火) 18:19:07.10 ID:rXp5Uyw0

幼「……」

男「……」

幼「そうよね。男さん、生粋のロリコンだものね」

男「……」

幼「でも心配しないでね。あたしなら永遠に成長しないから」

男「……」

幼「いつまでも、男さんの好きなあたしでいるから…」

男「…そんなの、関係ない」

幼「え…?」

男「お前がたとえ大人になっても、もといババアになっても」

男「俺はお前のことが好きだ…」

幼「…!///」

135 :SS@ミク :2009/03/17(火) 18:20:22.71 ID:rXp5Uyw0

幼「男さん!」

男「うわっ!どうしたんだよ急に」

幼「あたしね、本当言うとさっきショックだったの…」

幼「でもね、今の男さんの言葉、嬉しすぎて」

幼「もうそんなのどこか行っちゃった///」

男「幼…」

幼「男さん、よく聞いてね」

幼「あなたは、ロリコンなんかじゃない」

136 :SS@ミク :2009/03/17(火) 18:26:16.32 ID:rXp5Uyw0
思ったより長かったので、続きはまたいずれ
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/17(火) 18:36:02.12 ID:3Hh8pgAO
むう、これはこれで気になるではないか
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/17(火) 22:21:27.07 ID:pCxrCfwo
なんだろう・・・考えさせられたけど
幼女可愛(ry

正座して待ってます
139 :SS@ミク :2009/03/18(水) 03:43:35.30 ID:pH6upcg0

幼「あなたは、ロリコンじゃないの」

男「そんな…」

幼「あなたはね、自分をロリコンだと強烈に思い込んでただけなのよ」

幼「さっきの告白が、何よりの証拠」

男「ぐ…」

男「そうだ俺は…」

男「昔から背も低いし、顔も悪いし、女子に恋愛の対象として見られなくて…」

男「だから、絶対に俺のことを見下さない人が欲しかった…」

幼「男さん…」

男「本当は、誰でも良かったんだ…」

幼「…そうね。十歳以下の子供なら、誰かを見下すなんてことしないでしょうね」

幼「男さんはこれ以上傷つけられないために、自己防衛してただけなのよね…」

幼「かわいそう…」

男「幼…」

幼「…それでも、あたしはこのことを告げなければならない」

幼「実際の幼女って、男さんが思ってるものとは違うのよ」

男「!!」

140 :SS@ミク :2009/03/18(水) 03:44:27.86 ID:pH6upcg0

男「でも…絶対に人のこと、見下さないって…」

幼「それはもちろんよ。だけど、よく考えてみて」

幼「思春期すら迎えてない子供が、恋愛なんてすると思う?」

男「はっ!」

幼「まして、大人の男の人をその対象に見ると思う?」

男「そ…それは」

幼「アニメや同人誌みたいに、明らかに恋愛の視点で大人に迫る幼女なんていません」

幼「それもそのはずです。あれらは全て、大人の手で描かれた『幼女』なのだから」

男「でも…幼女はちっちゃくて、愛らしいし…」

幼「そうやって男さんが言う幼女の容姿にしてもです」

幼「恐らく全て、二次元で再現されているのでは?」

男「あ!」

141 :SS@ミク :2009/03/18(水) 03:45:23.09 ID:pH6upcg0

幼「ためしにNHK教育に映る幼女を見てみるといいわ」

幼「男さんは彼女たちが『女として』魅力的に見えるの?」

男「うう、見えない…」

幼「ほらわかったでしょ?今までお兄さんが萌えてた『幼女』とは」

幼「架空で作られた、偽りの存在なのよ」

男「……」

幼「男さん…?」

男「う…」

男「うわあああああああああ!!!」

幼「男さん!?」

142 :SS@ミク :2009/03/18(水) 03:54:00.94 ID:pH6upcg0
あれ、もうちょっと書くつもりだったのに。
しかし、何故こんなに執筆が辛いんだろう?

>>137
適当に気にしといてくださいww
今回はなるだけ早めにまとめるつもりです

>>138
まあ難しいこと考えず気楽に読むというのもありですよww
幼女はどうしても攻め立てる口調になってしまいます
そんなに男を苦しめてどうなるというのだ
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/18(水) 05:20:12.62 ID:9xTraMAO
二次元でも三次元でも幼女は可愛いお( ^ω^)



+(0゜・∀・)続きwktk
144 :SS@蟹 :2009/03/19(木) 22:52:11.50 ID:/IPilIAO
…あれ、心が痛いや……
145 :SS@ミク :2009/03/20(金) 18:09:45.21 ID:COgXFL60

男「ああああああ!!」

幼「男さん、男さん!しっかりして!」

男「ぐ……幼…」

幼「もう大丈夫よ男さん…少し色々考えすぎたのね?」

幼「もう良いわ。ね、横になって。あたしと一緒にお昼寝しましょう」

男「…ぉ…」

幼「え、何?よく聞こえないわ男さん」

男「お…お前は…どうなんだ…」

幼「…え?」

146 :SS@ミク :2009/03/20(金) 18:10:46.11 ID:COgXFL60


男「お…おかしいじゃないか。優しくて誠実で、絶対に俺のこと見下さなくて」

男「こんな俺を好きと言ってくれて…そして幼い。そんな人間がリアルに存在してる」

幼「!」



男「つまり…お前だ」


147 :SS@ミク :2009/03/20(金) 18:12:55.30 ID:COgXFL60


幼「……」

幼「…そう」

幼「それに気付いてしまったの…」

男「ああ。だが、これでこの話も終わりだ」

男「事実、大人を愛してくれる幼女は存在するんだ」

幼「…それは…あたし」

男「そう。お前という存在自体が、今までのお前の論理を全て破綻させたんだよ」

男「つまり、やはり俺はロリコンで、幼女はリアルで可愛い」

男「そしてロリコンは、自己防衛の手段なんかじゃない」

男「この世界に俺の望む幼女がいないなんて論も矛盾している」

男「なぜなら俺の望む存在は、今目の前にいるからだ…」



148 :SS@ミク :2009/03/21(土) 10:17:11.40 ID:OgKSnjs0

幼「……」

幼「…いいえ、何も矛盾してないわ。これで全て正しいのよ」

男「え?」

幼「なぜならあたしもまた、男さんによって作られた」

幼「架空の存在…なのだから」

男「!!」


149 :SS@ミク :2009/03/21(土) 10:40:51.92 ID:OgKSnjs0

男「そんな…」

幼「お別れだね、男さん」

男「い、いやだ…!行くな幼!!」

幼「あたしだってさ、嫌だよ…」

幼「偽りの存在でもなんでも良い…ずっとあなたといたかった」

男「いられるさ!これからもずっと…!」

幼「いいえ、ここでお別れよ。でも大丈夫…あたし知ってるから。男さん、素敵な人だって」

男「素敵なんかじゃない!」

幼「すぐにきっと…触れるだけで胸が苦しくなって、なんだか優しい気持ちになれる」

幼「そんな人に、会えるよ。」

男「そんな奴いらないよ!お前がいれば俺はそれで…!」


150 :SS@ミク :2009/03/21(土) 10:42:00.93 ID:OgKSnjs0

男「なあ幼、また一緒に昼寝しよう!」

男「一緒に飯食って、風呂も入って、一緒にVIPでクソスレ観よう!な!?」

幼「…ふふ、最後までそうやって、あたしのこと困らせるんだね」

幼「それらのことは、素敵な彼女さんとやるためにとっておきなよ」

男「そんなこと言うなって!」

幼「…ねえ男さん、覚えていてね?」

幼「たとえあたしが偽りの存在だったとしても」

幼「たとえあたしがここから消えても」

幼「あたしが男さんを好きだったことは、本当だった。」


151 :SS@ミク :2009/03/21(土) 10:59:00.50 ID:OgKSnjs0


男「幼……!」

幼「男さん、身体には気をつけて……」

幼「大す――――――――」

男「幼!!」


男「……」


男「………う」


男「うわああああああああああ!!!」


152 :SS@ミク :2009/03/21(土) 10:59:24.35 ID:OgKSnjs0

男「………」

男「…朝か」

男「…腹減ったな…」

男「…飯が、無い」

男「いつもなら、幼が…」

男「……」

男「コンビニ、行ってくるか…」

153 :SS@ミク :2009/03/21(土) 11:00:28.20 ID:OgKSnjs0

ガー イラッシャイマセー

男「…パンでいいか」



店「○○が一点…××が一点…」

男「…」

店「合計で、***円になります」

男「……」

店「……」

男&店「あの!」


154 :SS@ミク :2009/03/21(土) 11:00:44.90 ID:OgKSnjs0


男「女さん…だよね」

店「うん、久しぶり…」

男「……」

店「…なんか気まずいよね、こういうの」

男「たしかに」

店「良く来るの?ここ」

男「ああ…一応(?)、最寄のコンビニだから…」

店「そうなんだ。私、今日入ったから…」

男「じゃあ今日話しといてよかったかもね」

店「あー…そうかも」

男「最初逃すとね…」

店「ずっと気まずくなるもんねww」


155 :SS@ミク :2009/03/21(土) 11:01:02.49 ID:OgKSnjs0

店「はい、じゃこれ」

男「あ…どうも」

店「見かけたら、また挨拶くらいしてよね」

店「……」

店「……」

男「あ、あれ?」

店「…男くんて、私はじめて話したけど」

男「あー…そうかも」

店「もっと暗い人かと思ってた」

男「……」
156 :SS@ミク :2009/03/21(土) 11:01:23.06 ID:OgKSnjs0

ガー アリガトゴザマシター

男「……」

男「……」

男「…良い天気だ」











幼「おしまい♪」
157 :SS@ミク :2009/03/21(土) 11:02:00.01 ID:OgKSnjs0
おしまいでした
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/21(土) 11:42:25.45 ID:jEm97gAO
乙にゃ
159 :SS@ミク :2009/03/22(日) 03:25:53.06 ID:XeuKzgAO
>>158
ありがとうございます

長らく来てなかったので、久しぶりに投下してみました。
話自体は一晩でできてしまった超短編です。自分の場合は幼女と聞くと二次元でしか再生されません。
少女なら三次元でも違和感無いんですが…

今回何故か、さあ投下するぞと一つ二つ書き込むと、決まってリアルワールドで
周りから邪魔が入るという不思議な現象が起こりました。
本当は二回で終らせるつもりだったのに。
そのせいか>>155に間違いがありました。店員の台詞が二回続いてますね。でもまあ良いか

次投下するとしたらミクになると思います
ミク完結でここを卒業するつもりだったけど、最近それが億劫になりはじめてます
人も少なくなったしな…どうしたものか
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/22(日) 13:55:50.89 ID:Is.J/Soo
そ・・・卒業ですか・・・
161 :裏(ry [sage]:2009/03/22(日) 17:00:30.02 ID:7ca5ywQo
最初のスレから6スレ目終了まで3ヵ月半なのに、
7スレ目消費に6ヵ月半ほど掛かっているので、
新ジャンルブームの衰退で過疎ってるのは明らかでしょう。

スレ主が無責任に逃げたのと、
7スレ目のテンプレが改変されてて、あからさまに
読む人を選ぶ文章になっている(≒スレ立てに悪意がある)のも
急激に過疎った原因ではないかと思います。

元々テーマ自体が人を選ぶと言うのもあるでしょうが。
162 :@ニート [sage]:2009/03/23(月) 13:43:59.98 ID:BFuSYm.o
どうもこんちくわ
危機を乗り越えたのでとりあえずご報告を。
まだしばらくは大丈夫かもしれない、わからんけどwwww

幼女好きには卒業とかないのだよwwww
結構みんなここのチェックはしてると思うよ
幼女の力は偉大なのだwwww
俺も書く時間あれば書くんだけどなぁ

てかミクさんの今回の作品て
>>124-125
>>127-135
>>139-141
>>145-156
これまとめて1個単品完結てこと?
それか幼女かなの続きってこと?
ペットショップは関係あんの?
単品だったらタイトルぷりーず

みんなスレの事は想ってくれてるさぁ
愛情の方向性が人によってマチマチだから難しい所だけど
みんなでうまく合わせてやってけばなんとかなるはずwwww

じゃそういう事で次来るのは来月になります
更新したい人いればしといて、されてなかったら来月俺がしますwwww
163 :SS@ミク :2009/03/24(火) 12:10:39.61 ID:S6Xzdfg0
どもどもニートさん

>>127-156で一つです
>>124-125は入っても入らなくてもどちらでも可です
タイトルは…特に考えてないや 収録されると思わなかったし…
良かったらニートさんがつけてやってください


個人的な意見としてはここらで割と真剣にスレの終了、あるいは休止を提案します
いかがでしょう?
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/24(火) 18:40:04.00 ID:mASY92AO
ミクさん
乙!
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/24(火) 20:34:01.07 ID:lXUgpJso
ミクさん乙です

個人的には、一人でも残っているのなら続けていって欲しい
166 :SS@ミク :2009/03/25(水) 00:14:59.44 ID:FI8CTIAO
ありがとうございます

しかし、あれ?住人まだ少しいる?
コテも合わせると10人くらい…には足りないかな
現状がつかめないや
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/25(水) 01:49:46.51 ID:NJkpykAO
絵も文も書けないぼROM専だが毎日覗きに来てる存続希望な私ならここに(´・ω・`)ノシ
168 :裏(ry [sage]:2009/03/25(水) 12:58:14.11 ID:6nUNVNAo
自分は、次スレはないと予想していますが
無理に終了とか休止とか宣言する必要は
ないと思いますよー。

自分は「最期のひととき」まだ
序盤で止まってるし(スマソ・・・orz
169 :実(ry [sage]:2009/03/25(水) 16:02:13.00 ID:6dlpy6AO
壁l´・ω・) ゴメンネ モウ ネタガ オモイウカバナイ
170 :SS@夢見 [saga]:2009/03/25(水) 22:18:30.19 ID:5heNhlUP
確かにこれ以上の存続を求めるなら更に人を集めなきゃな……
171 :蟹ry :2009/03/25(水) 23:00:33.32 ID:Mn3XkIAO
人、集めするか?
172 :SS@ミク :2009/03/26(木) 03:02:36.05 ID:geAxJx.0
それはしない方が良いんでないかい

理由
@以前も話し合ったけど結局うやむやに終わった
A今のvipのSSへの評価は尋常じゃないくらい厳しい
Bその厳しさの中生き残れるクオリティは、残念ながら無い
Cそれ以前に、スレタイ自体が批判の対象になる
D仮に人寄せが成功してここへ誘導しても、今投下されてるものが続きものばかり
 ↓
新参「延々と過去ログ読む作業がはじまるお…」


人集めるくらいなら「ここを基盤に住人で新しいジャンルを練って、vipで決行」
とかの方がいくらか現実的じゃないかな
173 :裏(ry [sage]:2009/03/26(木) 11:57:52.68 ID:x/YuvR.o
書き手側が「ネタがあれば書ける」と言う前提なら
落語で言う「三題噺」みたいのやってみますか?

3つのキーワードを元に即興で話を作るって方法。

キーワードは、
読み手側が「こんな話読みたい」で出してもいいし
書き手側が「こんなテーマで書いた」で出したり、
安価で適当にバラで募集してもいいかと。
174 :SS@夢見 [saga]:2009/03/26(木) 14:43:56.46 ID:GHXygccP
>>172
それはわかっているから悩んでいるのさ……

>>173
3題噺……確かに有りかもしれんな
175 :SS@ミク :2009/04/01(水) 03:57:22.74 ID:5wQ4nWk0
最後の書き込みから長く間が空いているので
思い出してもらうためのプロローグ的なもの
176 :SS@ミク :2009/04/01(水) 03:58:14.62 ID:5wQ4nWk0

「お兄さんは…きっと、お兄さんにできるほとんど全てのことを
 私にしてくれたんだね」

聞き覚えのある声だった。
おそらく一生忘れないくらいに。

「それが本当に嬉しかった。幸せだったの。
 …多分こんなに誰かに優しくされたこと、今まで無かったからさ。私」

はにかむように、怯えるように。聞き取れないくらいの小さな声で
彼女は語りかける。


「だからね、これ以上お兄さんが身を削ってがんばって、
それで一緒にいられたとしても、私嬉しくないよ。

…それにね、たとえそれでほんの少し長引かせることができたとしても、
そこからの一日、二日なんて、私たちにはそんなに重要じゃないのよ。…わかるでしょ? だって私たち、ずっと二人でいられた」
 

もし彼女の表情が見ることができたら、きっと笑っていたと思う。
少女のあどけない顔立ちの下に優しさと、ほんの少し悲しみを隠した
懐かしい笑顔を、鮮明に思い描くことができた。


「…『たった一年』なんて言わないでね。だって私には、これしか大切じゃないのよ。
 これだけで十分。これだけで全て。そしてこれだけが、きっと本当に正しいの。
 
…でも…やっぱり、たまには思い出してくれる?私のこと」


暗闇の中で、ミクの声を思い出した。


「ね、お兄さん」


177 :SS@ミク :2009/04/01(水) 04:06:20.63 ID:5wQ4nWk0
近いうち…というか、二、三日以内に続き書きます。
せっかくここまでやったんだから、ちゃんと終わらせようと思いました。

何分えらく前のお話で、作者本人が忘れていたくらいなので
このままいくと住人の9.5割にとってはただ意味不明な文章になりそうです。
時間のあったら、まとめを読み返してもらえるともの凄く嬉しいです。

その手間は裏切らない…ようにがんばりますから
178 :SS@ミク :2009/04/04(土) 20:45:53.43 ID:lVL2Cf20


明かりを点けるとそこには、見慣れた部屋模様があった。


しかし、部屋は片付いていた。
あの日、急ぎのあまり散らかしたままだったはずの俺の所有物は
すべてあるべきところに収められていた。

そんな男の一人暮らしらしからぬ部屋の様相には、見覚えがある。
それは遠い昔のようで、しかしごく最近のようでもある、不思議な懐かしさだ。

179 :SS@ミク :2009/04/04(土) 20:46:35.23 ID:lVL2Cf20

部屋の空気は、外にいても変わらないくらい冷たかった。
しかしそれとは別の温かさというものを、俺は久しぶりに感じた気がした。

きちんと畳んでタンスに仕舞われた衣類も、テーブルのコップに生けられた野花も。
ここにあるすべてから彼女の気配が感じられた。

…しかし、ここにミクはいなかった。

引越しの支度を終えたあとの部屋のような、独特の生活感の無さが
やたらともの寂しかった。

180 :SS@ミク :2009/04/04(土) 20:49:42.69 ID:lVL2Cf20


まず間違いなく、彼女はここへ来ている。だが今はいない。

その事実が不可解で、悲しかった。
受け入れられなくて、もう一度部屋を見渡した。



そして、見つけた。

テーブルの上に置かれた、白いメモ翌用紙を。


181 :SS@ミク :2009/04/04(土) 20:51:03.13 ID:lVL2Cf20


俺の真向かい、いつも彼女が座っていた場所。
そこに一瞬だけミクの姿が浮かんで、すぐに消えた。

腰掛け、紙を手に取る。…確かにミクの字だ。

目の前にあるコップの花は、まだ枯れてない。
ということは、彼女がここを出たのはごく最近ということだ。

また、ミクにあえる。

再会の予感を感じながら、俺は手紙に視線をおとした。
そして、その長い手紙を読み始める。

ゆっくりと、その一つ一つからミクの思いを読み取るように。


182 :SS@ミク :2009/04/04(土) 23:15:59.89 ID:lVL2Cf20
一度切ります 明日また書きます
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/05(日) 18:58:43.87 ID:7gpLzMAO
どんなにミクの行方を心待にしていたか・・・!

wktkしてます(`・ω・´)
184 :SS@ミク :2009/04/06(月) 14:43:41.66 ID:maQywQM0
その言葉がどれだけやる気を上げてくれるか…

続き。ミクの手紙からです





185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/06(月) 23:05:19.49 ID:/rle.Gso
|ω・`)
186 :SS@ミク :2009/04/07(火) 01:22:51.93 ID:xSz1uWA0
すみません、ほんとすみません
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/07(火) 01:27:50.52 ID:KzX0cQAO
|壁|`・ω・)
ミクの続き待ってました
188 :SS@ミク :2009/04/07(火) 01:37:34.42 ID:xSz1uWA0

わたしが自分は他と違うと気づきはじめたのは、いつからでしょうか。

それでも時が経てば、そんな矛盾も、ひとりの寂しさも、犯してきた許されない罪でさえ、

すっと閉じ込めて、いつしか忘れてしまうものだと思ってました。

わたしという存在の全てが、所詮はそれを受け入れるためだけのものだったと、割り切る

ことができました。


でもあの日、お兄さんに会ってしまって…お兄さんも先輩さんもあまりに優しくするも

のだから、わたしはきっともう自分の気持ちを知らんぷりすることなんてできなくなっ

たんです。

「わたしは幼女じゃありません。でも人間でもないんです。」

…ずっと、そう言いたかった。知ってほしかったよ。

それだけじゃありません。あろうことか、わたしはそれを誰かに認めてほしかった。

「それでも大丈夫」と、許してもらいたかったのです。

だからはじめて会ったあの日…おぼえてる? カレーを食べさせてくれて、服もくれて、

「よろしく」って言ってくれて。

きっとあのとき、わたしは命以外のいろいろなものまで救われたんです。

その時の気持ちを忘れることなんてできません。うれしかった。本当に嬉しかったから。

189 :SS@ミク :2009/04/07(火) 01:38:53.08 ID:xSz1uWA0

…ただ幸せであればあるだけ、同じように私は怖かった。だってそうでしょう?

きっとあの時、私は間違いなく世界のどんな幼女より幸せだった。それは本当は、私にかわ

って殺されたあの子のものだったのに。 私が、奪った。

わたしそれが申し訳なくて…どうすればいいのかわからなかった。それがため、時には

お兄さんに辛く当たりました。…最悪だよね。ごめんね。ごめんなさい。

こんなふうに、周りを不幸にさせながらも生きている自分が嫌いでした。だから二人で家を

出てから、色々な街へ行って、その間ずっと私は考えていました。

そして、とうとうみつけたのです。お兄さんに迷惑かけるばかりでどうしようもなかった私

にたったひとつ残された、お兄さんを楽にできる方法。

すべてをまるではじめから何も無かったみたいに、もとにもどす方法。

私は、もういなくなります。

190 :SS@ミク :2009/04/07(火) 01:40:18.12 ID:xSz1uWA0

考えたんだけど、それが一番いいんです。私が企業の手に渡れば、きっと私みたいな幼女が

たくさん作られますよね。それはだめです。たぶん不幸な子を増やすだけ。

私はまず、誰にもわからない場所へ行きます。そこで静かに、誰にも知られないように生存

装置を壊します。大丈夫。簡単だよ。それはきっとほんの一瞬のこと。

だから死そのものへの苦しみはありません。痛みもありません。怖いのは…少しあるけど。

でもお兄さんがどうしようもなく優しいのを、私は知ってるから。

私がしようとしてることを知ったら、きっと何としてでも止めに来てくれるよね。

それは本当にうれしいことなんだけど…でも、そうなるとやっぱりすこし、困ります。

何よりもういちどお兄さんの顔を見てしまったら、私だって決心を保てる自信ないから。

だから、面と向かってさよならできませんでした。ごめんね。

191 :SS@ミク :2009/04/07(火) 01:44:37.82 ID:xSz1uWA0

お兄さんがこの手紙を読んでいる頃、もう私は全てを終えたあとだと思っていいです。

断言できます。もうその世界に、私はいません。

それは私の中の、お兄さんを想う気持ちが揺るがないのと同じだけ、絶対なのです。

…私の言いたいこと、ちゃんと伝わってるかな?少し自信ないです。

私の中で死ぬのが怖い気持ちより、お兄さんを好きな気持ちのほうが強いから、この計画を

失敗することはないといえるの。

…ねえお兄さん。やっぱりこの罪を償うにはこうするしかなかったんだよ。

最初から、決まってた。ただいくつか偶然がかさなって、わたしはそれに一番ふさわしい時

期をえらぶことができたの。この時がくるのを、ずっと待ってた。

だから、大丈夫だよ。わたしもお兄さんもきっと大丈夫。

きっとここからすべてのことが、良い方へ動き出すから。そんな気がするよ。



PS 最後に、ここへきてから歌をうたいました。
  いつもわたしが使ってたカセットレコーダー。机の上においておきます。
  きいてね。
192 :SS@ミク :2009/04/07(火) 01:46:27.46 ID:xSz1uWA0

何度も何度も、俺はその手紙を読みかえした。

手紙のすぐ横に、いつも彼女がつかっていたウォークマンがあった。
中には一本のテープが入っていた。

彼女はこの家にきてから、一人でこの歌をうたい、カセットにおさめた。
イヤホンをつけ、再生する。

それは俺がはじめてきいた彼女のうたでもあり、彼女の最期のうたでもあった。
声だけで一切の伴奏の欠落したその音の並びは、どこまでも優しく、どこまでも透明に
俺の中に響き続けた。

それはおおよそ、これから死に向かうものの歌声ではなかった。
本当にうれしそうに、気持ちよさそうに、彼女はうたっていた。

でももう、この世界のどこにも彼女はいないのだ。
消えてしまったのだ。

193 :SS@ミク :2009/04/07(火) 02:45:22.47 ID:xSz1uWA0

一年前


ソファはお世辞にも十分な広さとはいえない。

ということは、必然的に俺はこの可憐な美少女を抱き寄せる形になる。
Tシャツ一枚でシャンプーの香りをまとった、この美少女を。
密かに自制心を案ずる俺とは裏腹に、なぜか機嫌のいい少女だった。


「こういうの、ちょっとドキドキするよね」

「そりゃ、まあねえ…」

「ねえ、せっかくだからキスの一つもしときますか」

「ぶっ!」


いきなり何つった、こいつ。からかってる…だけだよな?

などと考えてる間に目の前の美少女は目をつむり、形の良い唇をつんと突き出している。
一瞬迷ったが、苦渋の決断でその眉間にチョップ(強め)を打ち込んでやった。
思いがけず良い音がした。

194 :SS@ミク :2009/04/07(火) 02:46:09.23 ID:xSz1uWA0

「いたい…」

「いきなり何を言うのかね、この子は」

「むぅ、ちょっと悪ノリしただけなのに。冗談だよ」


そう言いながら、少し涙を浮かばせつつデコをさする少女。
冗談…ね。危ないところだった。一瞬の決断を誤らなかった自分をほめてやりたい。

その後互いに目を瞑り沈黙を喫したのだが、正直眠れるわけねーだろ。
こいつはもう眠ったのか、疲れていたようだしなあ…などと考えていたら、
不意に眠っているはずの少女がごそごそと起き上がる気配がした。

目を瞑っていてわからなかったのだが、俺の口に何かとてつもなくやわらかいものが
一瞬、触れた。
触れると同時に、

「…ありがと」

という優しく消えてしまいそうな声を聞いた気がした。
それで少女は気が済んだのか、ごそごそと元の位置にもどっていった。

…このやろう、冗談じゃないじゃねーか。

195 :SS@ミク :2009/04/07(火) 02:47:19.03 ID:xSz1uWA0

その後すぐ、どうやら今度は本当に寝てしまったようで、
すやすやと気持ち良さそうな寝息をたてはじめた。

一方俺はというと、いよいよ完全に目が冴えてしまった。
とても眠れるなどという状態じゃない。

体を起こして少女に目をやると、天使のような寝顔を浮かべている。
…こいつは人の苦労も知らないで。

毛布をちゃんとかけてやって、手を頭に伸ばすと、一瞬身体をすくませた。
しかし撫で続けていると少女の寝顔はすぐに安らかさをとりもどしていった。

…今までのこいつの世界が辛かったのなら、夢の中だけでも幸せになってくれたら良い。
しかしそんな思いとは裏腹に、そのとき少女が蚊の鳴くような小さな声で

「ごめんなさい」

と呟いた。
声は、震えていた。
俺はそのまま眠くなるまで、ずっとずっと髪を撫でていた。



なにもかもが懐かしい、とりもどせない日々だった。

もう一度あの日に帰れたなら、少女のもとで一緒に眠り、
もう二度と目を覚まさなければ良いのにと思った。

196 :SS@ミク :2009/04/07(火) 02:51:20.93 ID:xSz1uWA0
ここで一区切りします
長文読んでくれた方、お疲れ様です。ありがとうございます

少しずつ終局に向かいます
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/07(火) 23:38:33.46 ID:0JEAhQAO
ミク・・・


目から汗が止まりません(´;ω;`)
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/08(水) 06:16:22.46 ID:7z0ACsAO
目から汗が止まらない…
199 :@ニート [sage]:2009/04/10(金) 16:27:41.72 ID:YntjHz6o
まとめきました
【更新内容】
>>124 SS@ミク 小ネタ
>>127 架空幼女(仮) 完結
>>176 うたう幼女 小ネタ
うたう幼女7 未完追加



スレの事で話してたみたいだけど
あんま深く考えなくてもいいんじゃないかな

書きたい人がいれば書けばいいし
書く人がいなくなればそういう事だし

最初から好きな人が好きな時に書いてた事だし
これからもそれでいいと思うよ

まとめの更新も今は誰でもできるし
いつも通りしてんのが一番いいのかもしれないよ



とゆーわけで久々に幼女白書の小ネタでも投下
200 :@ニート [sage]:2009/04/10(金) 16:28:56.39 ID:YntjHz6o
紫 「ちょっとこれはヒドイと思いませんか!」
奈美「え、なにが?」

紫「何がじゃないっしょー、外見てよほら!」
奈美「桜が綺麗やなぁ」

紫「おだまり!」
奈美「なんやねんなもぅ」

紫「あたしらの登場1年ぶりなんやで!」
奈美「ん?あー・・そうなん?」

紫「そうなん!ほら、まとめ見て!前回お花見の話やってたよ!」
奈美「去年のお花見は楽しかったなぁ」

紫「じゃないよ!今から今年のお花見やで!」
奈美「え、2人で?」

紫「先生!お花見が呼んでるよ!」

先生ニート「ん?今年は行かんぞ」
紫「えーなんでーーー!!」
奈美「残念やったなぁ」

先生ニート「だってほら、去年は全員居たし、今3人だし園長さんも居ないし」
紫「いいじゃんかよー。ほら、3人でわいわいしようよ!」
奈美「ほんま紫は元気やなぁ」

先生ニート「託児所閉めないとだめし他の娘預けに来るかもしれないだろ
       今年はグラウンドでほそぼそとな」
紫「がーん!ツマラナッスィング!!」 ビシィ!!
奈美「・・・・」

紫「アホなポーズやん!つっこめよ!」
奈美「いや、春は眠いねん(セリフ小説でポーズ言われてもな・・・)」

紫は大きく振りかぶり漁師のような熱い眼差しで網を振りかざした。

紫「これでいいっしょ!」 ザッパァァン!!
奈美「突っ込み所多すぎやねん、てかうちの心を読むなや」
201 :@ニート [sage]:2009/04/10(金) 16:29:23.53 ID:YntjHz6o
紫「あ!」
奈美「次はなんやねんな」

紫「1レスで終るつもりやったのに40行超えてた!うっかり!」
奈美「あきらかわざとやろ?」

紫「40行で支度しな!」
奈美「ごめん、全然意味わからんwwwwww」

先生ニート「お前ら何してんだよ、シート引いたし早くこっち来いって」

紫「んまぁ!そんな小さなお花見で紫を騙せると思って?!」

奈美「おじゃましまーす」
先生ニート「飯は昨日苺ちゃんが作った晩飯の残りもんだけど結構量あるしいいだろ」
奈美「うちら作れへんもん、全然いいやん、旨いもんは旨い」もぐもぐ

紫「うらぎりものー!」

先生ニート「今年は幼女鮭はなしだからな」
奈美「なんで?別にいらんけど」
先生ニート「奈美の鮭クセひどいし」
奈美「ん?センセなんか言うた?」もぐもぐ
先生ニート「いやぁ桜はやっぱいいなぁって」

紫「紫もまぜろ」
奈美「結局来るんやん」
紫「紫を暇にして酸欠にするつもりか!」
先生ニート「酸素スプレー持ってこようか?」

紫「んもう、2人して紫突っ込まないでよぅ」 きゅんきゅん
奈美「すっごい嬉しそうやん」

先生ニート「ねりねりねり」

紫「先生なにそれ!」
先生ニート「ねるねるねーるね」

先生ニート「ねればねるほど色がかわーる♪」
紫「パクッ んーンマイ!」テーレッテレー♪
奈美「知ってるんやん」
202 :@ニート [sage]:2009/04/10(金) 16:29:47.47 ID:YntjHz6o
紫「先生次何のお菓子食べんの!」
先生ニート「おい」

紫「なになに?このジュースおいしいね!」ごくごく
先生ニート「3レスいってんじゃねーか」

紫「だってしょうがないじゃんかよー、気が付いたら勝手に話進むんだから」
先生ニート「これだからキャラが強いやつらは・・・」
奈美「センセもな、てかこのジュースうまいな」ごくごく

紫「か弱いよ!ほら!ウッフーン☆」
先生ニート「そういうのはたくましいっていうんだよ」
紫「勇ましい?!」
先生ニート「もういいって」

奈美「うおおおおおおい!!!!」ドンッ!!
先生ニート「ぐはぁ!なんだなんだ?」
奈美「なんだじゃないやろぅ?おう?うちがわからへんの?ん?」
先生ニート「え?奈美・・?お前酔ってね?」
奈美「はぁ?!ちょっとそれは聞き捨てならんな、ちょっとあんたここ座り」

先生ニート「まてまて!おちつけ!な?うおい!紫!」
紫「なにー?」
先生ニート「お前、幼女鮭持ってきただろ・・」
紫「違うよ、ジュースに混ぜただけ」
先生ニート「同じだっつの!」

奈美「うおおおおい!まだうちの話終ってないやん何してんねん!」グイッ
先生ニート「てめぇ!紫覚えてろよ!」
紫「忘れると思う」 ぼー
先生ニート「って紫も酔ってんのかよ!!!」

奈美「だから話を聞けやぁ!そんなんやからいつまでたってもええ大人になれへんのやで!」
先生ニート「さ、さーせんwwwwwwww」
紫「せんせー、あのさ、ミミズはな、なんでミミズって言うんかな?」 ぼー

先生ニート「くそぅ、これだから花見は・・・てかいつもこうか・・くそおおおおお!!!」
奈美「人の話を聞く時は人の目見ぃって前から言うてるやろ!!!」 グィィ!!

紫「はい、今回の幼女白書の小ネタはどうだったでしょーか
  また次回お会い出来るその日まで さいなら、さいならー」 ぼー
203 :@ニート [sage]:2009/04/10(金) 16:30:01.89 ID:YntjHz6o
おしまい

1年ぶりとかキャラ知らない人から見たら
意味わからんかもしれんねwwww

んじゃまた来月に
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/10(金) 22:01:15.53 ID:/uNnoCQo
ニヤニヤが止まらないww
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/13(月) 20:57:25.30 ID:nbiTkMAO
一年!?
そんなに前なのか…
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/15(水) 19:27:35.63 ID:jBfP7Mo0
 唐突なのだが、この世界には、幼女と言う存在が入る。
 人間とは別の生物で、家畜と同じ扱いで取引される幼女には、対になるように幼男と言う存在が入る。

 この世界において、幼女と絆を結ぶ存在は、多い。
 何かしらの形で、幼女に980円(税込み)と言う対価を支払い気がつけば絆を結ぶ。

 それと逆に幼男は、それらの対価と言うのが存在しない。いや、確認できないだけかもしれないが……
 幼女と絆を結ぶ存在は多い。だが、逆に幼男と絆を結ぶ存在は少ない。

 まぁ、唐突に何を言いたいのか、分からないとは思う。
 つまりだ……幼男と絆されてもいいよね? って話である。

 ……幼女も捨てがたいが、男の娘な幼男も捨てがたいと、思うんだよ!!!

 そんな考えの基で、此処に男の娘な幼男の物語が……
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/15(水) 19:28:00.65 ID:jBfP7Mo0
始りません。
208 :実(ry [sage]:2009/04/15(水) 20:33:22.19 ID:WqtgvkAO
ウチのヤオ君を忘れてもらっちゃ困るなっ!








実験「『え、誰?』とか言わないで」
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/16(木) 03:40:21.31 ID:GVeb1MAO
幼男の話も読みたいぞ!
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/21(火) 03:34:25.08 ID:OMFPH2DO
続きは?
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/21(火) 10:21:34.36 ID:NOTFNI6o
>>159
お父さんたちに、あっ言うよ、ああんっ帰ってきたら、やんっ言いつけて、あぅんっやるぅっ
ラトは再び彼らに答えた,それでは,お前たちがユダヤ人の王と呼ぶ者はどうした
笑みを漏らす。
どうせ出てしまうのなら自分の意思で腰を動かして射精しようと激しく前後させ始める。

すげぇ
の不信仰のために驚き怪しんだ。
               
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/21(火) 12:02:54.73 ID:c9FFdeEo
それが面白く、また興奮を誘ったため、司郎はヤワヤワと揉み込んでいった。
いた。
静謐せいひつなる肉の矛だ。巫女は手を延ばし、巨大な袋を掴み揉み揉みす
あぐぅっ、あっ、駄目ぇっお、お兄ちゃん止めてぇっ
なにボーっとしてるのっ、早くしてよっ
真奈美の体
司郎はたまらない快感に浸っていた。
それを妹は荒々しく跳ね除けた。
                 
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/21(火) 13:46:38.89 ID:u/VlGP2o
>>166
や、止めてぇっそれだけはお願い、謝るから私もやりすぎたよぉ

嫌がる妹と強引にするのもそれはそれで興奮するのだ。

すると驚いたことに妹が自ら求めてくるではないか。
妹が裸でいる姿を想像してしまう。
ついに妹が快感を受け入れる声を上げた。

その事で、自分が今相手にしているのが実の妹であるのを思い出し、少し躊躇を感じたが、
家族相手にしてしまったのだ。
で、何かが胎動している。
               
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/30(木) 19:29:38.81 ID:cDZBLAAO
|∧,,∧
| ・ω・)
|⊂ ノ 
|ωJ
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/30(木) 22:57:38.51 ID:FRbd6Pgo
>>214
ツヨシ! お前ツヨシじゃないか!
216 :SS@ビックバン :2009/05/01(金) 01:59:04.07 ID:y7TlGQY0
>>110
来ましたがリアルが厳しくて中々…

―――――
夜ベッドに入って、「話の展開」の事を考えていると…
なんだか胸の奥がドキドキしてきます…

暗闇の中でそっと目を閉じると、自然に「話の展開」が浮かんでは消え…
そして、また現れて…

私は夢の中に居るんだなって気付くんです…

この夢がずっと続けば良いのに…
そう思った所でいつも決まって夢が醒めるんです…

だから、私決めました…
この想いを夢で終わらせたくないから…

今日、卒業式が終わったら…伝説の樹の下で…

おれてきメモリアル〜現実と戦って、春〜
<販売:YOUJO・発売日未定・定価98000円>
217 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 03:53:32.09 ID:uTCFgpko
更新に来たけど更新する物がない
なにげにこの状況初めてかな?

だが断る

ここでまさかの俺のターン!!

新作投下
後半微妙にエログロ注意
一気に完結、約45レス投下予定

内容は今更だけど

紫過去編

紫って誰?って>>200の紫なんだけど
詳しく知りたい人はまとめの完結
SS@ニート幼女白書@〜を参照

紫知らなくても関連自体はほとんどないから
単品でも読めるしご安心を

紫知ってる人は、ソーダッタノカー
ていうのが微妙にわかるwwww
218 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 03:54:06.11 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その1

薄汚い倉庫の中で黒服スーツの男達が数人
中央に着物姿の幼女が男に暴行を加えている

ドカッ ガスッ ドサァ・・

「ひ、ひぃぃぃ!ゆ、許してくれぇ!頼む!頼むよぅぅぅ!!」

青紫「悪いけど耳揃えて金出すか、死ぬか、アンタにはそれしか選択が残ってないんやけどな。」

「か、金はすぐ集めてくるさかい!許してくれぇ!本間堪忍やぁ!」

青紫「ふぅ〜・・この世界・・舐めたらあかんなぁ」ニタァ

パンッ!! ブシュゥ!!

「ぐはっ・・」

拳銃で頭を撃たれ絶命する男を怪しげな目で見つめながら
青紫色の長い髪の幼女が不敵な笑みを浮かべる

黒服「姉さん、そろそろ時間です。事務所に戻りましょう」
青紫「わかった、この死体片付けといて」

3台の黒いベンツに乗り込む黒服集団と青紫色の髪の幼女
バタン

青紫「幼男会の様子は?」
黒服「相変わらすダンマリ決めてますね、怪しい事です」

青紫「・・・幼女会も大変やな」
219 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 03:56:44.52 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その2

別の黒服が胸のポケットから小さな紙を出す。
どうやらこの黒服は新人のようだ、紙にはこう書かれて入る

だれでもわかる幼女会と幼男会の事!

幼女会とは世界の裏を支える闇組織の1社
風俗営業から幼女の裏ルート販売、武器の密輸まで幅広く手を回している組織である

幼男会とは同じ闇組織の1社ではあるが幼女会とのナワバリ争いなどで
つねにライバル組織としてお互いにらみをきかせている

新人黒服はそれを見て満足した笑みを浮かべる
220 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:00:24.63 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その3

そして時はさかのぼる
------7ヶ月前---------

事務所

右腕「強化幼女?」
BOSS「うむ、普通の幼女と違ってものっそい力強ぃゆーとったな、殺しでもなんでもさせられるっちゅー話や」

右腕「おやっさん、そんな物信用なるんですかい?あっしがおやっさんを命を賭けて守りますよ」
BOSS「まぁあれや、お前さんの忠誠心もよーわかっとる、幼男会との事もあるしな、物はためしや」

右腕「・・・・」
BOSS「高かったんやで。まぁあれや、情報の出所は本物やしな、使えんかっても鉄砲玉にでも使ったらええねん」
右腕「わかりやした」

ガチャ
子分A「ぼす、例の幼女届きましたで」
BOSS「おおう、待っとったで、連れてきてくれるか」
トテトテトテ
入って来た幼女は目つきのキツイ青紫のストレートの髪の長い幼女

そしてもう一人 ぬいぐるみをしっかり持って怯えた様子で最初に入った幼女の少し後ろで止まる
目がくりくりで赤紫の髪をしたツインテールほど長くはないが髪を2箇所くぐった幼女

右腕「・・・・・」
BOSS「ん?なんや?わしゃ2人も買ってないんやけどな、なんで2人おるんや?」

子分A「なんでも双子やからセットじゃないと都合悪いらしいですねん」
BOSS「なんでや不良品か?」

子分A「そうじゃないですねん、先方さんが言うにはこの髪長いこは正真正銘強化幼女
     こっちの髪短いのは普通の幼女でタダでくれたって感じですねん、何でも使ってくれっちゅー事ですわ」

BOSS「何や面倒やな」
子分A「名前どうしましょ?一応識別番号みたいなのがあって幼女66と幼女66-bて書いてますわ」

BOSS「あーあれや、名前はそっちが青紫でそっちが赤紫でええわ」
子分A「まんまですやん」
右腕「うぉっほん」
子分A「あ、ああ、すいやせん えへへ」
221 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:09:30.31 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その4

部屋

子分A「ここがお前らの部屋やからな、おやっさんの近い部屋やし頑張りや
    強化幼女っつーのがどれほどのもんかわからんけど
    ちゃんとええ仕事したらおやっさんのボディーガードとか出来るかもしれへんで
    ああ、あれや、この業界血なまぐさい事も多いけど負けたあかんで
    なんでも心意気やで心意気、あ、あれか?髪長いほうがお姉ちゃんか?
    妹のほうは本間怯えとるな〜、お姉ちゃんもしっかりして妹みてあげや
    ほな、わし行くからなんやわからん事あったら内線で言うてくれたらええわ
    あ、内線使い方わかる?あれや、このボタン押したらわしんとこ繋がるからな
    ほな後はたのんだで、また用事できたら呼びにくるからゆっくりしときやぁ」

バタン

赤紫「お姉ーちゃん・・・」

青紫「大丈夫だよ」にこ

赤紫「怖いよぅ、ここどこなの?」

青紫「お姉ちゃんは今日からここでお仕事しなきゃいけないんだ
   だから赤紫は一人でお留守番する事も増えるけど我慢しようね」

赤紫「えぇぇ〜〜やだよぅ・・・」
青紫「お姉ちゃんと一緒に居れなくなっちゃうよ?」
赤紫「えぇぇ〜〜やだよぅ・・・」
青紫「じゃあ我慢」
赤紫「うん、我慢」
222 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:15:12.36 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その5
-----それから1ヵ月後

白服の男が銃を向けて走る

バンッ!!
パキィィィィン!!!
青紫が刀で弾をはじきとばす

BOSS「なんや?」
黒服「おい!そいつ追え!鉄砲玉や!」

黒服か声を上げるより早く青紫が白服の背後をすでに取っている

白服「はぁ・・・はぁ・・・なんやお前・・・人間ちゃうやん・・・」
青紫「幼女や、うちのおやっさん狙って生きて帰れる思ったらあかんで」

白服「よ、幼女っておま・・幼女でもその動きはおかしいやろ・・」
青紫「やかましいな、これから楽しい拷問生活やのに余裕あるんやな」

バンッ!! ブシュゥ!!
白服が自分で頭を銃で打ち抜きその場で倒れる

黒服「おいおい、自 殺 しよったらどっから来たかわからんがな」
青紫「・・・・・」

右腕「今銃声聞こえたぞ!おやっさんは無事ですかい!」

BOSS「おうおう、わしゃ無事やわ、青紫の手柄やなぁ」
右腕「安心しやした、それにしても青紫嬢、予想以上の働きっぷりですね」
BOSS「本間やなぁ、これは鉄砲玉とかに使うんは惜しいわ
    わしの専属ボディーガードにしてもええかもしれんな」

黒服数名「青紫、大丈夫か」「びっくりしたわぁ、突然やもんな」「青紫おらんかったらマジやばかったんちゃうか」
「アホか、滅多な事言うたあかん」「おおうすまん」「青紫は怪我ないか?」
青紫「ふふ、私は平気やで、ほら、そんな事よりおやっさん守るんが仕事やろ、はよ〜いきや」にこ

わいわい

右腕「人ガラも悪くない、おやっさんいい買い物したのかもしれやせんね」
BOSS「本間やな〜いや〜本間よかったわ〜」
223 :SS@ニート [saga]:2009/05/01(金) 04:19:03.22 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その6

その後、青紫の活躍は日を追うごとに成果をあげる
幼女会の人間も青紫を認めない人間はいなくなり

そして半年後

青紫は幼女会幹部の座を勤める地位まで登りつめる


子分A「姉さん!姉さんてば!」
青紫「ん?」

子分A「何ぼーとしてますんや、仕事ですぜ」
青紫「ああ、すまん、ちょっと昔の事思い出してたわ」

子分A[昔?」
青紫「ここに初めて来た時のな」

子分A「あん時は物静かな感じでしたしね〜まさかわしもここまですごい思わんかったし
    もうびっくりどっきりですわ〜あひゃひゃ」

青紫「今日の仕事は?」
子分A「今日はただの集金ですわ、姉さんが行ったら集金率高いですからねぇ
     みんな姉さんが来たらすごい喜ぶんですわ」
青紫「そうか」

子分A「姉さんは本間すごいですなぁ、そんな小さい体のどこにそんな体力あるんか謎ですわ
     あ〜でも赤紫ちゃんはてんでダメですな〜、外出るだけでも怖がりますもん
     料理も何もできへんしただ毎日テレビ見てるだけやしなぁ」
青紫「赤紫の分は私が働く」

子分A「あ、そういう意味じゃなかったんですけど何かすいやせんね
     わしも赤紫ちゃんは好きなんですよ?かわいいですしねぇ」

ブロロロロロロ……
224 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:21:48.91 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その7

事務所の幼女部屋

ガチャ

赤紫「あ!お姉ちゃんおかえりー!」
青紫「うん、ただいま、ちゃんといい子にしてた?」

赤紫「赤紫めっちゃいいこやねんで!」
青紫「ふふ、そっか」

青紫「赤紫、こっちおいで」
赤紫「なになにー?」

青紫「新しいの買ってきたから髪くぐってあげる」
赤紫「わーありがとー」

赤紫「可愛いねー高かったん?」
青紫「980円だよ」にこ

赤紫「それって高いの?安いの?」
青紫「ふふ、あんまり動いたら髪くぐれないからじっとしててね」

赤紫「んとね〜今日は事務所のみんなの肩もんであげたん」
青紫「偉い偉い」ナデナデ

赤紫「赤紫もお姉ちゃんみたいにお仕事出来ないけど
    頑張って事務所のみんなの為にいい事するよ!」
青紫「赤紫・・・」
225 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:23:33.52 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その8

青紫「赤紫は無理しなくていいんだよ、汚い事は私にまかせればいい
    お前が幸せでいる事が私にとっての幸せなんだから」
赤紫「そんなの赤紫やだよぉ、お姉ちゃんが頑張ってんのに
    一人でごろごろしてたってつまんないもん」

青紫「ふふ、でも人見知り激しいやん?」
赤紫「えへへー最近は事務所の人は慣れてきたよ、みんな顔は怖いけど優しいんだもん」

青紫「そうだね…みんないい人だ」
赤紫「うん!」

夜 港の倉庫
バンッ!!バンッ!! ブシュゥゥゥ!!!!
「ばけ・・もの・・」

黒服「はい、片付きました、はい・・・はい・・・ビッ 姉さん、撤収しましょう」

青紫「ああ、わかった」 カシャン

刀を鞘に納め、返り血を浴びた青紫が倉庫の窓から見える夜空の月を見つめる
226 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:24:29.65 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その9

数日後

ブロロロロロロ…

BOSS「ええか、お前らいらん事したあかんで、あくまでこれは話し合いやからな」
右腕「わかっておりやす」

青紫「相手の出方次第、ボスに手出ししたら私はその場で動きますよ。」
BOSS「そんな血の毛の多いこというたらあかんがなぁ、まぁ穏便にしや、大人にならなあかんで」

右腕「しかしこの時期に幼男会と密会というのも…」
BOSS「まぁあっちとは小競り合いは多いけど今んとこ大きい争いには発展してないしな
    そろそろ仲ようしてビジネスしましょ言うてきとんやからここは乗ってみるのも悪くないで」

右腕「たしかに無駄な争いがなくなるにこしたことはないとは思いますが・・・」
BOSS「右腕はいつも考えすぎやねん、ちょっとは頭やらかくせなあかんわぁ〜わはは」
右腕「すいやせん」

青紫「・・・・」


車は岬の大きな旅邸へとたどりつく
幼女会の黒服集団と幼男会の紺服集団が集まり異様な雰囲気を出している

その旅邸の一室、大きな和室に青紫達は居る

幼男会TOP、そして幹部数名
同じように幼女会BOSSと幹部数名

緊迫した空気の中、会談は進んでいる

幼男会TOP「本間にこの日をどれだけ待ちわびた事か」
BOSS「わしもやわぁ〜これからは仲良くしていけるっちゅー事みたいやけどそれでいいんですかな」

幼男会TOP「もちろん、幼男会一同快く幼女会を迎えいれるつもりです」
BOSS「ええ事言わはりますな!これはもう幼女会も幼男会を快良ぃ迎えんといけませんなぁ、わはは」

右腕「・・・・・」
青紫「・・・・・」
黒服紺服幹部集団「・・・・・・」
227 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:25:29.77 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その10

会談はうまく言ってるように見えたわけだが
それは幼男会TOPと幼女会BISSでの話し
部下達は互いに今にも戦争を始めようという雰囲気である事に変わりはない

何が引き金になって荒れてしまうかわからない

旅邸に居る全ての者がそう感じていた。

BOSS「なんやて?」
幼男会TOP「ですから幼女販売についてはうちが仕切らせて頂きたいと」

BOSS「それは無理な話やで、今や幼女業界は世界でもTOPクラスの産業や
    そう簡単にホイホイ渡せるもんやないですがな」
幼男会TOP「ふむ、しかしこちらがそちらに信託する事業の事を考えますと」
BOSS「いやぁ、ちょと待ちや、なんかおかしいで、さっきの話やと金額の桁がかわってきますで」
幼男会TOP「では、他にもそちらにお任せする形を取りますので…金額が上回るように…」
BOSS「ん?ん〜〜?なんや、そんな幼女に拘りあるっちゅ〜事は裏に何かありますな」
幼男会TOP「・・・・・」
BOSS「まぁそっちの裏事情は知らんけど、幼女産業はまだまだこれからも伸びるしな」

BOSS「あ、そや、この金額ならええけどな」 パチパチパチン
幼男会TOP「ふふ、うちが潰れますよ」

BOSS「ほなあれや、幼女販売はそっちに渡すのは無理やわ、諦め、他のにしよか、わはは」

幼男会TOP「そうですか…やはり無理ですか…」

BOSS「無理やな、わはは」

右腕「・・・・・」
青紫「・・・・・」
黒服紺服幹部集団「・・・・・・」

その瞬間、空気が凍りつく

ほんの僅かな沈黙

だがこの場にいる全員がその僅かな時間を僅かと感じれる者はいなかったであろう
228 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:26:25.79 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その11

幼男会TOPが何か小さな動きをする

あごをさする

微妙な動作だけだが
その瞬間の紺服幹部集団の動きを
いち早く青紫は捕らえた

青紫「動くなっ!」

全員が青紫を注目する

BOSS「何言うてるんや?」

青紫「右から2番目と一番左の紺服、右手で握ってるもんをすぐ離すんや」

幼男会全員の顔が凍りつく

幼男会TOP「この幼女は何をいってるんですかな?」

青紫「この会談の目的は幼女販売の乗っ取り、交渉決裂の時は
    相手を 殺 してでも奪う、そんな所やろ、殺気が出すぎやねん」

BOSS「青紫、ちょっとお前はダマっとれ、すいませんな、うちのもんが失礼な事して わはは」




幼男会TOP「全くですな、黙ってればすぐに[ピーーー]た物を」
229 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:31:14.68 ID:uTCFgpk0
>>228
[ピーーー]

し ね
230 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:33:27.13 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その12


チャキン


青紫、右腕「!!!」
黒服紺服幹部集団「!!!!!!!!!」


ジャキジャキジャキジャキジャキジャジャキキーーーン!!!!!!!!


その場に居た幼女会BOSS以外 全員が銃を抜く


各自、一瞬の出来事すぎて目についた者を狙ったのだろう


一人が撃てば皆が撃ち出しこの場に居る者
全てが恐らく死 ぬ、全員がそれをそう自覚した。


ただ一人、青紫を除いて


全員がその場で銃を抜いてるのに対し
青紫の反応は一番早く、既に幼男会TOPの額に銃を突きつけている


青紫「戦争でも始めるん?ええけどまず死 ぬんはアンタやけどな」
幼男会TOP「・・・・くっ」
231 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:37:42.37 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その13

ブロロロロロ……

BOSS「まぁあれや、ビジネスにはこういう事もあるわな!」
右腕「おやっさん…失礼ですがやはりこういう事はもっと慎重にすべきだと思いやす」

BOSS「こういうもんはどんどん進んで受けてかんとでっかいチャンス逃したらあかんやろ?」
右腕「しかし…」

BOSS「わしにはお前らがついてるんや、何も怖いもんなんかあらへんがな、わはは」
右腕「おやっさん…」
青紫「・・・・」



夜中で辺りが静まりかえった事務所
天気がよく月の明かりで外が綺麗に見えるベランダで青紫が一人で遠くを見つめている


右腕「寝れないのか?」
青紫「ああ・・右腕さん」

右腕「今日はよくやってくれた、あの時一つ間違えていたらあの場に居た皆が死 んでいた。
    その後は旅邸にいた連中で戦争してただろう」
青紫「…誰も死ななくてよかった」

右腕「青紫嬢は怖くはないのか?」
青紫「怖くはない、だけど死 んでしまったら赤紫が心配だ」

右腕「自分が命賭けの時でも妹の心配か」
青紫「私はどうなってもいい…でも赤紫には幸せになってほしいから」

右腕「青紫嬢の事は皆が慕っている、赤紫嬢も皆が守ってくれる、あっしも守るから安心せぃ」
青紫「ふふ、ありがと」
232 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:38:57.62 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その14

ある日のお昼

ガチャ
赤紫「あれ、お姉ちゃんおかえり〜 今日お仕事は?」
青紫「今日は早く終ったんだよ」にこ

赤紫「そうなん?やたぁ んじゃさぁ、テレビみよーよ」
青紫「うんうん」


青紫「赤紫って漫才好きだね」
赤紫「うん、面白いっしょ〜なんでやね〜ん あはは」

青紫「ふふ、そうだね」
赤紫「そいでね、面白い事覚えて事務所の皆笑わせてあげるの」

赤紫「お姉ちゃんが外で頑張ってるから赤紫はお家で頑張るの」
青紫「赤紫…」

赤紫「お姉ちゃんはいつも何もしなくていいっていうけど
    赤紫だって何かしたいもんお姉ちゃんの為に えへへ」
青紫「・・・・」



就寝

青紫「赤紫?いつまでテレビ見てんの、もう寝るよ?」
赤紫「うん、寝る寝る〜」

もぞもぞ
赤紫「えへへ〜」
青紫「なんでお布団2つあるのにいつもこっち入ってくるの」

赤紫「お姉ちゃんと一緒に寝るとね、こう…なんだろ?ん〜〜」
青紫「落ち着く?」
赤紫「うん、おちつく〜えへへ」 ギュ
233 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:40:41.76 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その15

数日後

赤紫「おひるごはん美味しかったぁ」トテトテ

赤紫「あれ?何してんのー?」
ゴシゴシゴシ
子分A「んお?赤紫ちゃんやんかぁ、これは洗濯やで」
赤紫「洗濯?洗濯機じゃないん?」

子分A「あかんねん、しつこい汚れは手洗いのがいいんやで、覚えときーやー」
赤紫「ふ〜ん」

赤紫「ねぇねぇ」
子分A「なんや〜?」

赤紫「お姉ちゃんって毎日お仕事頑張ってるよね」
子分A「そりゃあうちのスラッガーやからね、今や幼女会に姉さんありみたいなもんやで〜」
赤紫「そっか〜 あはは」
子分A「赤紫ちゃんも鼻が高いな〜」

赤紫「赤紫もな〜、みんなの役に立ちたい」
子分A「赤紫ちゃんは何もせんでもええんやで〜」

赤紫「ううん、お姉ちゃんばっかりに苦労かけれないよ、赤紫にだって何か出来るもん」
子分A「ん〜、赤紫ちゃんはそうやって元気な顔見せてくれるだけで皆喜ぶんちゃうかなぁ」

赤紫「そんなのやだよぅ、赤紫ばっかり楽なんか出来ないしぃ」
子分A「ん〜料理とか出来ればなぁ」
赤紫「う〜ん」
子分A「火が怖いんやろ?あと物覚えもかなり悪いしなぁ〜お姉ちゃんとは偉い違いやわこれ」
赤紫「グス・・」
子分A「あああ〜〜そういう意味ちゃうんやで、お姉ちゃんがすごすぎるだけな話なんやで」
赤紫「赤紫もお姉ちゃんの為になんかしたい」
子分A「何か言うてもなぁ〜」
234 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:43:20.00 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その16

赤紫「じゃあ子分Aさんは赤紫に何かしてほしい事とかないん?なんでもするよ?」
子分A「う〜ん、そんな上目使いで言われても困るわぁ〜」

子分A「ああ、そや、んじゃ洗濯手伝ってくれへん?」
赤紫「うん、いいよぉ」

ばっしゃぁぁぁ
赤紫「うきゃ〜〜〜」

子分A「あ、ああ、やっぱ見とくだけでいいで」
赤紫「グスン」

子分Aの部屋

子分A「よし、これで完璧やなぁ」
赤紫「全部干せたね〜」

子分A「部屋汚くてごめんなぁ、まるでゴミ屋敷やな」
赤紫「掃除しよっか?」

子分A「え、いや〜いいわぁ、怪我されても困るしなぁ」

赤紫「子分Aさんの部屋って色んな物があるね」
赤紫「はっ!何やこれ、すごい本やなぁ・・」
赤紫「うわぁ・・・何してんのかなぁこれ」

子分A「赤紫ちゃんお茶入ったで、ってうぉう!ちょいまち!」 ガサガサッ!!!
赤紫「え〜何すんの〜」

子分A「これはえっちな本やから赤紫ちゃんは見たらあかんのやで」
赤紫「えっちな本?」

子分A「そやで、人間の大人はえっちな事が好きやねん、でも幼女は関係…あれ」

子分A「う〜ん、幼女ってえっちの為の物の場合もあるんやけど…赤紫ちゃんには関係ないんやで
     うん、多分そうやわ〜まぁあれや、お茶飲み、な?」


赤紫「その本に載ってる事すると皆喜んでくれるん?」
235 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:46:42.93 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その17

子分A「え?う〜ん、どうやろ、でも赤紫ちゃんがそんな事してたらお姉ちゃんが怒ると思うわ」
赤紫「じゃあお姉ちゃんには言わない」

子分A「内緒かぁ、それやったらありかもしれんなぁ」
赤紫「うん、服脱いだらいいん?」

子分A「そやな、えっちは裸でするもんやなって、ちょっと待ちや」

赤紫「え?」ぬぎぬぎ

子分A「な、なんやこの展開…、ちょ、ちょいあれやで、そういう意味やなかってんで…」

赤紫「全部脱いだよ?、子分Aさんも脱いで?」

子分A「え!待って待って!ちょ、え?!何?わし脇役ちゃうの?!」

赤紫「とりゃ〜」ズルッ
子分A「赤紫ちゃん、強引なのだめだってばぁ〜ん、脱げる脱げちゃぅぅぅ〜〜」

赤紫「うわぁ、このおちんちんなめたらいいん?」
子分A「や、やばいわぁ、姉さんに見つかったらこれ殺されるでわし、まじでまじで」

赤紫「お姉ちゃん関係ないもん、赤紫は赤紫の出来る事をするんだもん」 パクッ
子分A「うっほぉぉぉう!!わしのまるかじり!!OH!! 」

赤紫「あふぁふふぁふぁふぃふぃふぉふぇふぃふふぉん」 チャプチャプチュプチョプチョプ
子分A「う…気持ちよすぅ〜〜、はうっで、でででもどうしたええんやろぉか…」
チョパチョチョパチュパチュポチュパチュポ
子分A「あっ、あっ、あっ、こ、これヤヴァイ ヤヴァイって、あっふぅ」
赤紫「ふぃふぉふぃいい?」 ジュポジュパジュポジュパジュポ
子分A「き、きもてぃいいかもぅやけどぅ〜姉さん〜ごめぇぇぇん〜〜」
赤紫「ふぉふぇぇふぁんふぁふぁんふぇいふぁいっふぇ!!」 チュウウウウウウウウウウウ!!!
子分A「吸わないでええええええええええええええ!!!」
ドピュウウウウウウ!!!!ドクンドクンドクン!!!!
赤紫「ふぐぅ!!むぐぅぅぅ!!!・・・・ゴクン!!!ゴキュゴキュゴキュ!!!!」
子分A「ああ・・・どうしよう・・・」
赤紫「ぷはぁ いまのすごい美味しかったで〜」にこ
子分A「え…」
236 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:49:24.83 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その18

赤紫「じゃあ次は子分Aさんが赤紫にしていいよ?」
子分A「せ、せやなぁ〜、じゃあ小さいおっぱい舐めたあげるわな」
赤紫「うん、いいよ」
子分A「う、うわぁ〜小さいけどちょっとぷっくり…」
ペロペロペロ…
赤紫「んっ… はぁ…はぁ…」 ピクピク
子分A「気持ちいいん?」ペロペロ、チュパチュパ
赤紫「んはっ!うん、うん、気持ちいいよぅ」 ビクビク
子分A「乳首も立ってきてるわ、じゃあ今度は下も舐めてあげるからなぁ」
赤紫「うん」

くぱぁ

子分A「はぁはぁ…幼女のおまんちょ…」
赤紫「鼻息くしゅぐったい」

ペロン!!
赤紫「ひゃん!」 ビクン
ペロペロペロン!!
赤紫「ふぁ!あん!にゃん!!」ビクビク
ベロベロチュパチュパジュバババベロベロベロ!!!!
赤紫「んあぁぁぁ〜〜〜!!!」 グググク
クチュクチュチュパチュパベロベロチュウウウウウ!!!!
赤紫「うっ!! ガクン!! んきゃぁぁぁぁぁっ!!!!」ブシュァァァァァ!!!!ビクンビクン!!!

子分A「はぁ…はぁ…、なんやおかしいな…普通に他の幼女とやるよりすごい興奮するんやけど 
     これって気のせいなんかな…はぁはぁ…」

赤紫「ねぇねぇ、もっとしていいよ?」
237 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:51:08.16 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その19

子分A「わ、わしはこれ以上はどうかと思うんやけども…はぁ…はぁ」
赤紫「おちんちんここ入れたらいいの?」

子分A「そうやけどそうやけどそうやけどぉ〜はぁ〜はぁ〜」

赤紫「お姉ちゃんには言わないから大丈夫だよぅ」

子分A「わかった…
    わしも男や、女が求めてんのにスルーするんは男ちゃうな…はぁはぁ…」
赤紫「幼女やで?」
子分A「じゃ、足開いて力抜いてな、小さいから入らんで」
赤紫「こう?」 ぱかっ
子分A「そうそう、そんな感じ、ええか?入れるで」
つぷ
赤紫「ひっ」 ピクン
ぐりぐり・・ずぷぷ
赤紫「んがが・・・」 ビクビクビクビクビク・・・
子分A「大丈夫?」
赤紫「大・・丈夫・・」 ガクガクガクガクガク・・
ズボボボッ!!!!!
赤紫「ぎゃん!!」 ビクゥゥゥゥゥン!!!!!!

子分A「はぁ…はぁ…頭くらくらしてきた…」
赤紫「うぐぐぐ…」プルプルプル

子分A「はぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
ズボズボズボズズボズボズボズボズボズボ!!!!!
赤紫「んああああああああ!!!!!!」ビクンビクンビクン!!!!
子分A「腰がぁぁ腰が止まらんんんんっっ!!!」
ジュバジュボジュバジョボジュバジュポジュポ!!!
赤紫「んっんっんっ〜〜〜!!!んはっ!!ひぃぃぃ!!!」ガクガクガクガククガク!!!!
ジュボジュバジュボグチョグチョグチャグチョ!!!!
赤紫「うああああっ!!!き、気持ちいいよおおおおおお!!!!」ビグンビグンビグン
子分A「赤紫ちゃんんんんわし!わしいいいいい!!!」
ドチュドチュドチュグチュグチュズチュズチョズチュ!!!
赤紫「あっ!あっ!んあああっ!体が跳ねちゃうよおおお!!!!」ビグビグビグビグ!!!ガクン!!!!
238 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:53:55.78 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その20

ガチャ
子分B「なぁ〜子分A〜この前のエロ本返してくんね?」


ドクドクドクドピュピュピュピュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!


赤紫「ひゃうん〜〜〜〜!!!!」ガクガクガクガクガク!!!!
子分A「ちょ!うお!うへぇぇぇ!!うぇぇぇぇ?!!!」ビクンビクンビクン!!!!


子分B「お…お前らそういう関係だったのか…」

子分A「お、ちょ!ちゃうんやぁぁ!これにはワケがぁぁぁ!ワケがぁぁぁ!!!」ビクビクビク!!!

子分B「ま、まぁ姉さんには内緒にしとくけどほどほどになwwwwwwww」
子分A「ちがっちがぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

赤紫「子分Bさぁん」
子分B「ん?」

赤紫「おいで、一緒にえっちしよ?」にこ
子分B「・・・・は?」
子分A「・・・・え」


この日から赤紫の幼女会メンバーを対象とした
性欲処理としての活動が事務所内で秘密裏に始まる

複数の人数からどんなハードなプレイでも平然とこなす赤紫は
ほんの数ヶ月で100人以上の男を相手していた。

幼女としての性欲は高いのは知れているが
赤紫の性欲に関しては少し普通の幼女とは違っていたのだ
男を満足させる点においては同じなのだが、性行為中に発生される
性欲のフェロモンが人間の理性を崩すには十分すぎるほどの量を発散
男側も性欲の解消が半端なく、中毒を起こす者もいたという

男達の中には双子で作られた強化幼女は青紫に全ての
能力が集まっていると思っていたが実は性欲に関してだけは
赤紫に強化されていたのでは、と考える者もいたようだ。
239 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:56:59.79 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その21

とある街中の裏路地
複数の黒服と紺服達がいりみだれている

バンッ!!!パラタタタタタッッ!!!!

「ぐはぁっ!!」

パンッパンッ!!!

黒服「姉さん!大丈夫ですかい!」
青紫「ああ、大丈夫だ」

黒服「幼男会の連中、あの日以来見境がなくなっちまってます、こりゃ命がいくつかってもたりませんぜ」
青紫「チッ…」

他の黒服「姉さん、ここいらの幼男会の潜伏場所がわかりました!」
青紫「よし、叩くぞ」

パラタタタッ!!! ドンッ!!! パンパンッ!!!

幼男会隠れ家内

ガシャン!!! ガチャッ!!
パラタタタタタ!!!! バスン!!! バン!!!
うぎゃあああ ドサドサッ
小汚い部屋の中、数人の黒服達が紺服達を襲う

黒服「姉さん!あっちの部屋を!」

青紫「・・・・」 コクッ

バタン!!!

幼女「ひゃぁああああ!!!」
青紫「?!」


性行為中の幼女と男が青紫の目に入る
240 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 04:58:23.49 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その22

青紫「!!!」 バンッ!!!! ブシュウ!!!
即座に男の頭を撃ち抜く青紫

幼女「いやあああ、ころさないでころさないでころさないで」ガクガクガク
青紫「幼女だな」
幼女 コクコクコクコク
青紫「お前も幼男会か?」

幼女 ブルンブルン
大きく首を振る幼女、死を目の前に感じている表情で青紫を恐怖の目で見ている

青紫「…飼われてただけか」
幼女「え、えと・・家から逃げ出して、そしたらここの人に捕まって・・遊ばれて・・」

青紫「もういい、今外は危険だから後で人がいなくなったらどこへでも逃げろ」
幼女「あ・・えと・・」

青紫「なんだ?」
幼女「ぼ、ボク・・・バ、バナナっていいます」

青紫「青紫だ」

黒服「姉さん、片付きました」

青紫「わかった」
黒服「そっちの幼女は?」
バナナ ビクッ

青紫「ただ飼われてただけで幼男会とは関係ない」
黒服「・・・・ふむ」
バナナ ブルブル・・
青紫「もう大丈夫だから早くいけ」
バナナ「う、うん・・」 タタタタタ

黒服「なぜ殺さないんです?」
青紫「幼女は皆か弱いただの被害者だ」

黒服「姉さんも?」
青紫「ふふ、さぁね」
241 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:02:26.29 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その23

ある日の昼下がり

右腕「青紫嬢、今日はもう上がっていいぞ」

青紫「え?」

BOSS「せやなぁ、最近毎日働きずめやからなぁ
    今日くらいはよ部屋もどって赤紫ちゃんの相手してあげんのもええかもしれへんな!」
青紫「え・・でも」
右腕「おやっさんのご好意は感謝の気持ちで頂いとくもんや」

青紫「はい、お先です」にこ

バタン

BOSS「青紫は本間よう働いてくれるなぁ〜〜びっくりするわ」
右腕「おやっさん、最近赤紫嬢の事で妙な噂をきくんですが・・」

BOSS「ん?肉便器やろ?赤紫もよう頑張ってくれよるなぁ、最初は役にたたん思ってたけど
    今は幼女会はあの2人に支えられとる所も大きいのぅ」
右腕「し、知ってたんですかい?!」

BOSS「たまにわしも赤紫使っとるがな、あれは今までしたどんな幼女よりすごい名器持っとるわ」
右腕「青紫嬢はこの事は?」
BOSS「どうやろな?こんだけ噂広まってたら承認してんのちゃうか?
    赤紫は自分から進んでやっとる事やしな、青紫でも止めれるかどうかわからんであれは」


子分Aの部屋

赤紫「あんっ!あんっ!んっ!もっと!もっとしていいよ!」クチュクチュクチュ!!!
子分A「はぁ・・はぁ・・もう腰動かへんわ・・・」 ズボズボズボ!!!
子分B「お、俺ももう何回抜かれてるか・・」 チュポチュポ!!!
子分C「俺まだ出来るけど」 ズッズッズッ!!!
子分D「まてや次わしの番や」 ペロペロペロ
子分E「後ろつかえてんだからはやくしろよ!」
子分F「赤紫ちゃん!早く僕にもさせて!」

赤紫「はぁ〜い、順番順番〜もうちょっと待ってねぇ〜」 ビクンビクンビクン!!!
242 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:04:46.50 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その24

廊下

コツコツコツ

あん・・あん・・・

青紫「ん?・・・赤紫・・・?」

んっ ああんっ

青紫「・・・?」

子分Aの部屋のドアが少し開いている
そこから聞こえる赤紫の喘ぎ声
青紫はそっとドアの隙間から中をのぞく

青紫「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

部屋には10人ほどの男が群がって赤紫と性行為を行っている

青紫「あいつら・・・・っ!!ぶっコろす!!!!」

青紫は一瞬我を忘れるほどの憤怒を感じたがすぐに収まる

青紫「赤・・紫・・・?」

理由は赤紫の異常な笑顔にあった。
性感だけの笑顔ではなく、皆と一緒に居る事による自然な笑顔に青紫は戸惑いを感じたのだ。

人見知りで人の前には出れなく普段何も出来ない赤紫が
自信を持った笑顔で皆に接している、この状況が青紫からすれば邪魔をすべきではない
そう感じる事を思わせるには十分だった。

赤紫「赤紫頑張れてるかな!お姉ちゃんの為になってるかな!
    もっともっと頑張ってお姉ちゃんに負けないくらいみんなの為に
    お姉ちゃんの為に頑張るからね!」ジュボジュバジュボ!!!ビクビクビクビク!!!!

青紫「・・・・・」
243 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:08:16.29 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その25

赤紫は頑張る事しか知らない、そこに細かい理由なんかあるわけがない
青紫の為に、姉である自分に迷惑をかけない為に一生懸命、赤紫なりにしているだけの事なのだ
青紫にはそれがすぐ理解できた。

青紫は何もせずにその場を立ち去る


就寝

青紫「赤紫、寝るよ」
赤紫「うん〜、寝るぅ」もぞもぞ ぎゅ

青紫「赤紫?」
赤紫「なにー?」

青紫「・・・・・」
赤紫「?」

青紫「なもないよ」 ぎゅうううう
赤紫「ん〜〜苦しいよぅ」 ばたばた

赤紫「・・・? お姉ちゃん泣いてるの?」
青紫「そんな事ないよ」 ぎゅううう

赤紫「えへへ」
青紫「グス・・」

赤紫「お姉ちゃん大好き」 ぎゅ
青紫「・・・・」 ぎゅううう
244 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:12:29.22 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その26

----数ヵ月後-----

右腕「赤紫の体調がおかしい?」
青紫「うん、何か最近よく吐くし気分悪いって寝込む事もよくあるし」

右腕「無理させすぎてるんじゃないのか?」
青紫「赤紫の事は私が口出し出来る事じゃない」

右腕「ふむ、じゃあ幼女病院手配取るし連れて行ってこい」
青紫「いつもすまないな、こういう相談事って右腕にしか出来なくて・・」
右腕「ふっ、いいから早く行って来い」

幼女病院 医師の前で唖然とした顔をしている青紫と赤紫

青赤紫「   え   」

医師「ええ、だから妊娠ですね」

赤紫「えっと・・妊娠って・・え?」
青紫「赤ちゃん・・ですか?」

医師「ええ、幼女妊娠は珍しい事ですが稀にありますね、元々性行為の対象がほとんどなので
   世界的な統計で言えば結構な数になりますが・・」

医師「では中絶の手続きの書類出しておきますので後でその書類に・・」
赤紫「生みますぅ」
青紫「?!」

医師「え?」
赤紫「生みますぅ」

医師「あ、と、え、でも幼女出産は母子共に大変危険が伴うので・・というか普通生みませんよ?」
赤紫「生みますぅ」
青紫「赤紫・・・」

病院の手続きを済ます青紫、赤紫は上機嫌でずっとお腹をさすっている

青紫「赤紫〜帰ろっか、入院はもっと後になるって」
赤紫「ほーい」
245 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:15:01.26 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その27

夕日の光を浴びながらゆっくり歩く青紫と赤紫

赤紫「お姉ちゃんは聞かないんだね」
青紫「え?なにが?」

赤紫「相手は誰の子供だーとか」
青紫「・・・・」

赤紫「赤紫がしてた事・・・ずっと知ってたんだ?」
青紫「・・・・」

青紫「赤紫」

赤紫「・・・なに?」

青紫「おめでと!」にこ

赤紫「お姉ちゃん・・グス・・・」

赤紫「お姉ちゃぁぁん・・・うぇぇぇぇぇ」 ぎゅ
青紫「何で泣くん、私も泣きそうやろ〜」 ぎゅ

赤紫の妊娠
これにより幼女会の癒しの女神である赤紫の性行為については
青紫が黙認する事もしなくなり、妊娠中の赤紫との性行為の一切を禁止した。
BOSSのバックアップもあり、誰もする事はなくなったがしばらくは中毒などで苦しむ者も多かったという

赤紫本人は相手の性欲活性や性行為に対する耐性には強化がかかっていたが
性欲自体が強かったわけでもなく、性行為を行わない事に関してはなんら問題がなかった。

子分Aの部屋

子分A「くぅぅぅ!!毎日当たり前のようにしてた赤紫ちゃんとのセクロスィ〜
     いざできなくなるとこんなつらいとはたまらんわぁぁぁ〜〜」 シコシコシコ
子分B「やかましいよ!オナニーくらいだまってやれや!」シコシコシコ
子分C「てかよぉ、なんで俺らみんなで集まってオナってんの?」シコシコシコ
子分D「わしらあれや、乱交癖ついてしまっとんねん」シコシコシコ
子分E「誰か幼女飼うか?」シコシコシコ
子分F「ほ、欲しいけどさすがに怒られるんじゃない?・・・ウッ!!!」ドピュ!!
246 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:18:07.23 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その28

就寝

青紫「赤紫、寝るよ」
赤紫「うん〜」 もぞもぞ ぎゅ

赤紫「ねぇねぇ」
青紫「ん?」

赤紫「男の子かな?女の子かな?」
青紫「幼女は女の子しか産まないよ」

赤紫「そうなん?幼男は?」
青紫「あれは人間が作ってる、私達も人間に作られたんだよ」
赤紫「ふーん」

赤紫「ねぇねぇ」
青紫「ん?」

赤紫「名前決めたよぉ」
青紫「え?もう?」

赤紫「うん、何やと思う?」
青紫「ふふ、わからへんよぉ」

赤紫「 紫 だよ、これだったら男のこでも女の子でも大丈夫っしょ?」
青紫「私達の子供だね」

赤紫「うん、赤紫と青紫の子供だもん」
青紫「どんなこかな〜」

赤紫「めっちゃ元気でね〜話聞かないでいつも暴れてんの、わがままで超マイペース!」
青紫「あはは、なにそれ、全然だめなこやん」

赤紫「うん、それでいつも赤紫がお世話してあげるの」
青紫「楽しみだね」

赤紫「うん」 ぎゅ
青紫「おやすみ」 
247 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:20:13.46 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その29

深夜のベランダ

青紫「おっす」

右腕「ん?おお、赤紫嬢は大丈夫なのか?」

青紫「うん、全然元気だよ、あれは赤ちゃん生んじゃうね、幼女なのに、ふふ」
右腕「嬉しそうだな」

青紫「なんだろう、自分の子供が出来るみたいな感じ?
   元々人工幼女って肉親ていないやん?でも私は双子だしそこで恵まれてるのに
   幼女なのに姉妹がいて肉親が子供生むんだよ?まるで人間じゃんか、おかしいわ嬉しいわで
   笑いとまんねーよ、あははは」
右腕「ふっ、青紫嬢のそんな顔見たの初めてかもしれんな」

青紫「右腕の前だとすごく楽になれる、知らない自分がよく出て来る気がする」
右腕「なつかれてんのか?」

青紫「なつくとかゆーなよ、子供じゃねーし」
右腕「そうだな」にや

青紫「あ、今バカにしたっしょ?子供扱いすんなよなぁ、幼女やけど、あははは」
右腕「ふっ、今夜も月が綺麗だな」

青紫「・・・・そうだな」

月を見ながら満足した笑みを浮かべる青紫
248 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:22:31.94 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その30

数ヵ月後、赤紫の容態は順調に進み、無事入院期間までたどり着く

幼女病院屋上

赤紫「もうすぐ生まれるねぇ」

青紫「そうだね」

赤紫「紫もきっとこの世界に来れるのをワクワクしてると思う」
青紫「うん、笑顔で迎えてあげようね」

赤紫「最初、何て言ってあげようかなぁ、おはよう〜こんにち〜わこんばんわ〜♪」
青紫「ぷっ なにそれ」

赤紫「オイーッス!とかのほうがいい?」
青紫「ふふ、言葉なんてわからへんやろ〜」

赤紫「大きくなるのかなぁ」
青紫「幼女が生まれるか人間が生まれるから生まれてみないとわかんないって先生が言ってたよ」
赤紫「そっか〜」

青紫「私さ・・いつか静かな所で3人で暮らすのが夢なんだ」
赤紫「3人?」

青紫「紫も入れたら3人やん?」
赤紫「あ、そっかぁ」




青紫「いい夢でしょ」




赤紫「うん、一緒に夢叶えようね、お姉ちゃん」にこ
249 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:35:02.75 ID:uTCFgpk0
【紫と幼女66】その31

出産予定日 分娩室の前でナースと話をしている青紫 その表情は不安に満ちていた。

青紫「難産で時間押してる?」

ナース「はい、幼女妊娠は元々母体の負担が大きいので安産というのが逆に少ないという事は
    医師から言われてたと思うんですが、やはり今回の場合も大変難しい出産になっておりまして・・」

子分A「おいおい〜うちの大事なご令嬢なんやからやぁ〜大事に扱ってもらわんと
    困るんやでぇ〜」
ナース「も、申し訳ございません、医師共々全力で手を尽くしている最中なので・・」

青紫「子分A、静かにしろ!」
子分A「へ、へい・・でもぅ〜・・」

青紫「赤紫は大丈夫や、赤紫は強いこやねんから・・」



数時間後



医師の顔はよく見えない
不安と期待の中、医師の話を聞く青紫


医師「我々は全力を尽くしました・・残念ですが・・・」



医師「母子共に先ほど息を引き取りました」



青紫「・・・え?」


250 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:36:06.55 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その32

青紫「え、なんて・・・?」

医師「・・・・・・」

子分A「・・・・・」

青紫「・・・嘘やろ?
    だってほら
    さっきまで普通に笑っとったやん
    ・・・・
    いやいや、ないわ
    ありえへんやん
    ・・・・
    なんで?
    え?なに?
    さっき話してたのに今は死 んでる?
    え?なぁ?何?お前らが赤紫こ ろしたんか?なぁ」

医師「・・・・」

子分A「あ、姉さん・・・」

青紫「そんなんいややああああああああああああああああああああああああああああ
    あああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」

ドガシャァァン!!!

医師「なっ?!」

青紫「どけぇぇぇ!!!!」 

バタン!!!

分娩室

ナース「きゃ!な、なんですかっ?!」

青紫「赤紫いいいいいいいいい!!!!!!!!!!!」
251 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:37:41.95 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その33

分娩室にはついさきほどまで出産の作業をしていたと思われるナース数名
そして動かなくなった赤紫、ナース達の側に肉の塊のような物がみえる
恐らくあれが生まれてくる赤ちゃんだったのだろう

青紫が、とういよりもだれが見ても死因はすぐにわかる状態であった。
床に人体からでたとは信じられないほどの量の血がしたたっていたのである

この大量出血の状態が出産の悲惨さを物語る

この惨劇を目の当たりにして全て理解しながらも青紫は赤紫に駆け寄る

青紫「赤紫ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!起きぃや!起きなあかんで赤紫ぃぃぃ!!!」 ガシッ

青紫「お姉ちゃんやで!お姉ちゃんなんやで!赤紫ぃぃぃぃぃぃ!!!」 ゆさゆさゆさ

ナース「ダメです!!おちついてください!!」

青紫「黙れ!!邪魔すんなや!!赤紫!!起きろ!!!」





ピコーン




赤紫「・・・・・?」
青紫「赤紫!!私や!わかるか!お姉ちゃんやで!」

ナース「  !!!  」
252 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:39:38.40 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その34

血も足りないこの状態での活動は幼女だからなのか
青紫の影響なのか
何が要因なのかは誰にもわからないが

心停止していたはずの赤紫の目が覚める

驚愕したナースはすぐさま医師を呼びに走りだす。


赤紫「・・ぉ・・ねぇちゃん・・・あか・・ちゃん・は・・・」


青紫が赤ちゃんと思われる肉の塊を見る


青紫「めっちゃ元気!もうやばいくらい元気!
   あれはもうわがまま間違いなしや!赤紫も早く元気なって抱っこしてあげなあかんで!」


赤紫「ぅん・・・・おね・・ちゃん・・あり・・・が・・と・・・」



ピーーーー



青紫「赤紫・・?赤紫・・・!!まだあかんで、まだ頑張らなあかんねんで!!!」ゆさゆさ

医師「ちょっとどいて!!心臓マッサージっ!!すぐ準備して!!」 

ナース「はい!」

分娩室が一気にざわつく

ナース「あとは医師に任せてください、早くこっちへ」ぐいぐい
青紫「赤紫を助けてやぁぁぁぁぁぁぁ!!!お願いやでぇぇぇぇぇぇ!!!赤紫ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
253 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:41:36.58 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その35

霊安室

青紫「・・・・・」

青紫「・・・・・」

青紫「・・・・・」

青紫「・・・・・」

青紫「・・・・・」

子分A「姉さん・・・」

青紫「一人にしてくれ」

子分A「へい」

青紫「待て」

子分A「?」

青紫「切るもん持ってないか?」

子分A「え?」

青紫「なんでもええねん」

子分A「え、えと、短刀ならありやすけど」

青紫「それ貸してくれ」

子分A「え、でも・・え?大丈夫ですかい?」

青紫「何がやねん」

子分A「あ、いや・・はい・・どうぞ」
254 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:48:48.63 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その36

青紫「一人にしてくれ」

子分A「えと・・へ、変な事しんといてくださいよ?」

青紫「何がやねん」

子分A「あ、いえ・・・」 バタン


霊安室に青紫一人、動かない赤紫の横に座っている
時間が止まったような冷たい空気

いつも一緒に居た赤紫の笑顔がもう今は見る事ができない

何が原因なのか誰が悪いのか

そんな事を考えるよりもただ赤紫がいない
赤紫の幸せすら願う事が叶わなくなったこの世界の中の
自分を掴めない、信じたくない想い、現実

赤紫の事を想って生きてきた青紫にとっては半身
全身をもがれたのとかわらない

恐らく逆の立場だったとしても赤紫は同じ状態だったであろう

そして青紫は奇妙な行動を取り出す。

青紫「・・・・・」 バスッ

自分の長い髪をばっさり切り落とし長かった髪の毛は床に音を立てずに落ちる

青紫「これ覚えてる?、私が買ってあげた赤紫がいつもつけてた髪くぐってたやつだよ」 シュルルル

青紫「ふふ、赤紫と同じだね」

赤紫がいつもしてた髪形と同じ髪方、お団子に近い短いツインテールの状態になる

するとしだいに青紫のきつい目つきや鋭い眼光がなくなっていく・・
255 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:51:12.72 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その37















青紫「もう3人一緒だよ、今から私が紫になるから」





ドスッ・・・・グチュ・・・・ブチュ・・・・





泣いてるのか笑っているのかわからない表情で
短刀を赤紫の胸に突き立てる青紫










256 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:54:38.22 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その38

----1時間後


子分A「姉さん大丈夫かなぁ〜なんかわしめっちゃ心配やわぁ〜」

スタスタスタ
右腕「子分A、青紫嬢の状態は?」
子分A「あ、右腕のアニキ、いや、それがかなり落ち込んでて、その・・・」

右腕「今どこだ?」
子分A「そこの霊安室に・・ああでも・・1時間くらい前に一人にしてくれって追い出されたんで・・」

右腕「そうか」
子分A「ああ、でもちょっと様子見てみますね、心配なんで」


子分Aがそっと部屋をのぞいた瞬間 子分Aの背中が凍りつく

子分A「  !!!!   」

子分A「あ、あああ姉さん何してはるんですかぁぁぁぁ!!!」

右腕「?!」

右腕が駆け込んだ時、赤紫の髪型をした青紫が居たのだが

異様な光景の元は赤紫の死体の状態である

赤紫の上半身がそこにはなかった

ペチャクチャ…クッチャクッチャ…もぐもぐ…

青紫「ん?」

子分A「うわあああああ、ちょ!待ってくださいよ、何食うてるんですか!!
    それアンタの妹やで!!赤紫ちゃんの上半身全部食うてるやないですか!!!」 ガシッ

青紫「あー!全部食べなきゃ怒られちゃうっしょー!」 もぐもぐ

この時既に青紫の体には完全な異変が起こっていた。
257 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 05:59:50.71 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その39

青紫「あれー?おっちゃん誰ー?顔怖いねー」
子分A「姉さん!あんたが食べてるのそれ、赤紫ちゃん!!」

青紫「赤紫ー?誰ー?しらないよー?」
右腕「青紫嬢!」 ガシッ
子分A「あきませんわ、これ重症ですわ、このまま医者に見せたほうがいいかもしれませんよ」

青紫「紫だよー?」
右腕「青紫嬢・・」
青紫「紫だっていってんじゃんよー」

青紫「てゆーかおっちゃん誰ー?なんかさー眠いんだけど寝てもいいー?」
右腕「・・・・・」

そこに居た青紫は人格も顔つきも変わり記憶を失っていた

強化幼女としての力も出さなくなっており
極度のストレスや精神的ショック、赤紫を食べた事による事など
色々な可能性は考えられるが

今の青紫では組織で活動するのは不可能である事は
誰が見てもわかる状態であった。


事務所内 BOSSの部屋

右腕「青紫嬢は今まで精一杯幼女会の為に頑張ってくれやした、この辺で暇を取らせるべきだとあっしは思います」
子分A「え、そりゃいくらなんでも・・・」
BOSS「もうええやろ、今の青紫じゃうちではやっていけんしなぁ」
青紫「紫だってヴぁー」
BOSS「ああ、そうやったな、紫には〜そうやなぁ〜、そや、わしのツレで幼女託児所やってるがおったな〜
    そっちのほうでも預けたほうがええかもしれへんな」

紫「シャキーン!!紫!!参上!!」シュバッ!!!
子分A「えらい性格変わってしもとるなぁ〜前の姉さんみたら恥ずかしがって穴入ってまうでこれ」
紫「そこのおっちゃんうるさいよ!お菓子買ってきて!」

紫「そいでさー、ここ悪の秘密結社とか何かなん?怖い顔の知らんおっちゃんばっかり!!」
子分A「こらこら、もうちょいオブラートにつつまなあかんで」
258 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 06:05:40.60 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その40

就寝 いつも赤紫と2人で寝ていたベットの上で一人天井を見つめている紫
ごろごろ〜〜

紫「寝れない・・」

ごろごろごろ〜〜〜〜

紫「うーん、おかしいなー」

ごろごろごろごろごろ〜〜〜〜〜〜

紫「いつも隣に誰か居たようなー」

ごろごろ・・

紫「・・・・グス・・・ヒッグ・・・」

紫「・・・うぇぇぇぇぇぇ」

紫「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」

何かわからない、どめどない寂しさが紫を襲う
紫本人にはこの気持ちの正体が何なのかは知らないのだが
底のわからない、埋めることが絶対に出来ない気持ちの
現実だけは理解する事が出来た。

深夜

パンパンッ!!! ドカァン!!!
バタン!!!
右腕「青紫嬢!」

紫「ぐー・・・ふぇ?」
右腕「すぐに服来てこのカバン持って!」

紫「・・・むにゃむにゃ?」
右腕「急げ!!!」

紫「?!」ビクッ!!
259 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 06:14:01.60 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その41

紫「服来たよ?なにー?」

右腕「このカバンを持ってすぐにそこの非常用ハシゴから降りるんや!」
紫「なんでー?」

右腕「今幼男会が殴りこみにきてる、武器大量に持ってきての奇襲や
    時間がない!すぐにここから青紫嬢だけでも無事に逃げてくれ!」

紫「なになに!すごい事してんの!」
右腕「この紙にBOSSが言うてた託児所までの行き先が書いてある
   金はカバンに入ってるからな、タクシーでも拾っていってくれたらいい!」
紫「ねね、何か面白い事してんの!」

右腕「わかったか!!!!」
紫「ひぅっ」ビクッ!

ガラッ
右腕「ここの窓からハシゴあるから降りて、早く!」
紫「うわー、これ危なくない?」
右腕「ここにいたほうが危ない」

ガチャン
右腕「!!!」

紺服「居たぞ!!」 チャキ

バンッ!!! 突然部屋に入ってきた紺服を狙って右腕が銃を撃つ
紺服「ぐはぁ」 ドサッ

紫「スクープ!!」
右腕「早く行け!」

紫「らじゃー!!」

カツンカツンカツン

右腕「・・・青紫嬢・・元気でな」

紫「・・・・・」 ニコ バイバイ 右腕の言葉に紫は自然と青紫の時の笑顔で手を振っていた。
260 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 06:15:55.11 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その42

遠くのほうで銃声が聞こえる

紫「地上へ到着」 シュタッ!!!

紫「怖いなー!戦争だね!オラァわくわくしてきだぞ!」

紺服「おい!あっちに誰かおるぞ」
少し離れた所で幼男会の男が叫ぶ

紫「ん?呼ばれた気がする!」

ガッ

紫「んはっ?!」
バナナ「しっ」

バナナ「こっち!走って!」
紫「だれー?」

タタタタタタタ

バナナ「ボクだよ!青紫は覚えてない?」
紫「紫だし!」

バナナ「今度はボクが助けるよ」
紫「紫だし!」


町外れ

バナナ「はぁ・・・はぁ・・・ここまでくれば大丈夫だよ」

紫「めっちゃ走ったねーしんどー」
バナナ「はぁ・・はぁ・・・全然しんどそうじゃないね」

紫「今から紫は旅へ出ます」
バナナ「何か大変そうだったけど帰る所とかないの?」

紫「ん?えーと、ここいくの」 右腕に貰った託児所までの行き先の書いた紙を見せる
バナナ「・・・? 字読めないよ」
261 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 06:17:24.87 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その43

紫「え、ばかだなー」
バナナ「べ、別にいいでしょ」
紫「紫も読めないけどなー」
バナナ「同じじゃん」

紫「そんな硬い事いうなよーもちつもたれるっていうじゃんか」ポンポン
バナナ「意味わかんないよ」

バナナ「行く所あるんならボクはここでお別れだよ」
紫「そっかー!達者で暮らせよ!」

バナナ「青紫もね」
紫「紫だし!」

バナナ「ありがと」
紫「?」

バナナ「ずっとお礼がいいたくて・・行く所もないしそれでずっと近くで住んでたんだ、野良だけどね」
紫「へー」

バナナ「あの時青紫が来なかったら・・その・・ボクずっとおもちゃにされてたと思うから・・」
紫「そっかー!ま、達者で暮らせよ!」

バナナ「うん、紫も元気でね」
紫「じゃねーばいQ−!」


その後、この日を境目に幼女会と幼男会の紛争は激しさを増していく
幼女会のBOSSは健在、右腕達の活躍により危機を逃れた。
状況の建て直しをし、幼男会を襲撃、現在もこの2つの勢力の争いは続いているという
262 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 06:19:58.90 ID:uTCFgpko
【紫と幼女66】その44

そして紫はフラフラと旅をする

こんな性格だから

色んな人との出会いがあり

本人は意識していなくても

沢山の人を笑顔にしながらの旅だったであろう

運よく悪い人に出会う事もなく

紫なりの楽しい旅をしながら目的地へと到着



ツンツン 


ニート「ん?」 
紫「エヘヘー」 


ニート「何か用?」 
紫「この辺にね 幼女託児所ってあんだけどしってるー?」 


ニート「ん?・・・チラ」 


園長「あ はい うちですね もう今は契約とってませんが」 


紫「おおお!やっと見つけた!ドーン!」ビシッ 


【紫と幼女66】-------------END----------------

関連作品【幼女白書@】
263 :SS@ニート [sage]:2009/05/01(金) 06:23:32.74 ID:uTCFgpko
お疲れ様でした。
エラー多すぎて送信にすごい苦労したww

1年前に書いてたネタ帳をひっぱりだして
それを元に書いてたんだけど
世界観がマフィアぽいのは当時見てた
アニメとか映画の影響だと思うww

セリフだけだと意味わからない部分多いし
説明を微妙に入れながらの進行でした。

いやぁ久々のSS製作楽しかったッスwwww
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/05/01(金) 09:40:58.38 ID:igz09Dso
し・・・新作が
乙です!
265 :SS@ニート [sage]:2009/05/02(土) 00:44:12.80 ID:3gYgnMMo
>>262 1行追加と微妙に変更
----

そして紫はフラフラと旅をする

赤紫と青紫の強い姉妹愛の中で生まれた紫

元気でわがままマイペース、こんな性格だから

色んな人との出会いがあり

本人は意識していなくても

沢山の人を笑顔にしながらの旅だったであろう

----

大事な所が抜けてたwwww
この旅の部分でも何か話し作れるかな?とか考えたりそうでなかったり
オチがぱっとせんなーって思って作りかけ放置してた話あさってバナナとか持ってきてたけど
意味あったのかなかったのかwwww
266 :SS@ビックバン :2009/05/02(土) 18:54:40.90 ID:2BNiqM20
乙! バナナ&紫姉妹かわいいよバナナ&紫姉妹

もうね…その才能に嫉妬を通り越して…惚れたわ///
まぁあれよね。アルビダの心境というかね?
え?どうでも良い?
よし!決ぃめた!おまいに俺のケツを(ry
………
…え〜とぅ〜…とりあえず、おっぱおっぱい!!










俺「…どうしたんだ?俺は?」
脳幼「投下できない不甲斐無さを紛らわそうとしてるんだわね…」
俺「……うっ!」
脳幼「よしよし」

…姉さん、僕は今日も元気です!

                 一人ぼっちモニターの前にて☆…実家帰ろうかな…
267 :SS@ビックバン :2009/05/12(火) 04:01:25.28 ID:tP/sFR.0
やあ (´・ω・`)

ようこそ、やるせない俺のコスモへ。

このビックバンはサービスだから、まず舐めて落ち着いて欲しい。



うん、「また」なんだ。済まない。

仏の顔もって言うしね、謝って許してもらえるとも思っていない。



でも、今回の富男を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない

「いらだち」みたいなものを感じてくれると思う。

殺伐とした世の中で、そういう気持ちを味あわせてしまってゴメン(テヘ♪)

そう心の中で謝罪しつつ、この文章を書いたんだ。



じゃあ、ちょっとだけ投下しようか。
268 :SS@ビックバン :2009/05/12(火) 04:04:31.44 ID:tP/sFR.0
〜富男の幼女日記、風の吹くあの丘で〜 ぱーと75

駅・・・・・・・・・

駅舎に入るなりオバさんは俺への説教を一時中断し、事前に手続きをしていたと言って、懐から新幹線搭乗の書類を取り出した。
正直、これには一同驚きを隠せなかった。
…オバさんって…本当に何者なんだろう…(汗)

というのも…
一般に、新幹線に乗る時は、政府・国家機関関係者でもなければ数時間に及ぶ手続きをしなければならないからだ。
保安上の問題の為、というのが表向きの理由だが、実のところ国民の動向をつぶさに観察したいという政府の姿勢の賜物であろう。

始まりは十数年前。
経済格差が最早手の付け様も無いほどに進行し、経済が急速に崩壊への道を歩んでいた頃、対策を迫られた政府が出した答えは「非常にコンパクトな経済の集合体である国家」というものだった。
ユニバーサルコアシティー計画の名の下に、各地方の要所(つまり現在の一級市民街と二級市民街の一部)に都市機能と経済活動を集中させ、それ以外の地域との間に壁を作った。

いわば選民。

政府にとって役に立たない人間は、あっけなく切り捨てられたのだった。

どう考えても褒められた事じゃないよな…。
…だけど…俺は文句が言えるような立場じゃない…。
今までずっとその利益を受けてのうのうと暮らしてきたんだから…。

それに……

俺は…



…それが無ければ俺はあやめと出会う事もなかったんだ…。

……

………


…などと考えながら、俺はオバさんの説教を右から左へと流していたのだった。
269 :SS@ビックバン :2009/05/12(火) 04:05:23.72 ID:tP/sFR.0
〜富男の幼女日記、風の吹くあの丘で〜 ぱーと76

――ホーム横の待合室。

待合室の中はむっとしていた。
クーラーぐらい入れて欲しいものだ。こっちは歩いて来て暑いってのにさ。
プンプン!

………結局、オバさんの説教は待合室の中でもしばらく続いた。トホホ。

あやめは暑い中だというのに退屈して寝てしまった。
大人びているようでやっぱり子供だな。思わず頬が緩む俺(キモイ)。

オバさんはやり切ったと言わんばかりの清々しい表情で、ペットボトルのお茶を喉を鳴らして美味そうに飲み込んでいる。

あざみさんは額からサラサラと流れ落ちる汗をハンカチで上品に拭いながら、説教されて流石に落ち込み気味な俺に気を遣ってくれたのか?控えめな笑顔で声を掛けてくれた。

あざみ「富男さんはヘタレさんなんですね。(苦笑)」

ガーン!! どっちかというと気遣いじゃねぇ!!

おれはせいしんに36のダメージ!!! おれはちからつきた…

富男「…言葉もありません…」
オバ「ホント、しっかりしてくださいね?」
富男「…はい…」
あやめ「…すやすや…んふふ♪…すやすや…」
富男(ちっ、気楽な奴め……あ、でも寝顔可愛い///)

―――そんな感じで30分ほど過ぎて…

かくして、遂に俺たちは新幹線に乗りこんだ。やっと。
270 :SS@ビックバン :2009/05/12(火) 04:16:44.06 ID:tP/sFR.0
今回はここまでです。
こんだけ間が空いてこの短さで申し訳なす…。
ただ、もうリアルワールドがガチで厳しくて、その上妄想の嵐が舞い降りて来ず…。
しかも、投下したらしたでクオリティーがイマイチとか…もうね…。
ふぅ。

とまぁ、ボヤキはこの辺にして、ちょっと次回も間が空きそうなんですが…
何とか頑張っていきますのでよろしゅーお願い致します!!
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/05/20(水) 03:03:11.60 ID:nPp/8EAO
携帯不調でしばらく見られなかったがまさかの富男!

短くてもいいじゃない、人間だもの

右から左へ受け流すとか久々に聞いてほくそえむのは俺だけでいいよねアヤメちゃん

マターリでかまわないからまた続き楽しみにしてるぜ!
272 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:10:48.90 ID:pIbMiqAo
ヌルポ
273 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/26(火) 22:33:03.08 ID:4.7RyEAO
>>272
ガッ
274 :@ニート [sage]:2009/06/02(火) 23:00:11.91 ID:wSpGgaoo
更新にきました。

【更新】
○富男の幼女日記6
○画廊8〜9の絵の関連付け
一部どれかわからなかったからわかるのだけひっつけときました。

---

スレがまだ終るわけじゃないんだけど言うとこうか

長い間みなさんお疲れ様です。
なんだかんだですごい沢山のSSがわんさか誕生したのもみなさんの
幼女魂のたまものだと思いますwwww

今後も書きたい人がいれば過疎なんて気にせず書いていいよww
読む人とか感想とかは少ないけどまとめには載るし書いたSSはずっと残ってる

自己満足の世界だけど、書き上げて残った物を読む自分の気持ちは
言葉では言い表せないとてもいいキモチになれると思う

大切なのは自分の気持だなと思う今日この頃

俺は俺でこのスレで学んだ事が沢山ありすぎてもうなんていうか
みんなにありがとうと言わざるえないよマジでwwwwww

月1くらいしか様子見にこれないけど
居れる限りここには残ってるつもり
まぁ言うても書き手がいなくなったら終りなわけだけどwwww
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/06/11(木) 13:26:22.78 ID:/bKFpMAO
>>274
更新お疲れ様です
276 :SS@ビックバン :2009/06/13(土) 13:57:36.31 ID:3.BG9Xo0
>>274
おつおつ!

こっちこそありがとうと言わざるを得ないww
チビチビ自己満足やっておきますねww
よぅ〜し!俺が一人投下祭りでもやって貸し切るか!?wwwwww

…近々ね…近々…(涙)
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/06/16(火) 00:05:48.70 ID:rbgvcQAO
>>276

楽しみにしてますぜ!
278 :SS@ミク :2009/07/02(木) 03:48:06.61 ID:K/LV/UAO
久しぶりに来てみました。
長い間放置したのは、明らかにモチベーションが下がりつつあるためです

…多分、人がいなくなるにつれて反応が少なくなっていくのが寂しいんだろうなあ
それは当然だし、最初の内は気にしてなかったけど…


ただ、少し前にはじめてVIPでスレ立てちゃったんですよね。
で、反応の多さにやみつきになって。もちろん良い反応ばかりじゃなかったけど

まぁ、やっぱりここまで人いないと敢えて投下しようとは思わなくなりますよね
文章書くのもそう楽な作業じゃないし…

今まで途中まで書いて放置した人たちも、多分そんな感じなんだろうなぁ


…なんて、ちょっと思ったりしました
読みにくい長文載せてすみません
縁があったらまたVIPでお会いしましょう

279 :SS@蟹 :2009/07/20(月) 00:08:46.21 ID:0oGiHkAO
忙しかったなんて言い訳はしない
最近、憑かれててな
幼女の魅力を全く書けないと思って書かないままにしていた。
その結果がこれだ

最後に見たのが2ヶ月前か……
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/20(月) 00:15:21.25 ID:NsTXImgo
   _,,....,,_  _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''>  ゆっくりした結果がそれだよ!!! <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
 |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ     __   _____   ______
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__    ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7   'r ´          ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7 ,'==─-      -─==', i
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ レリイi (ヒ_]     ヒ_ン ).| .|、i .||
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ   !Y!""  ,___,   "" 「 !ノ i |
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'    L.',.   ヽ _ン    L」 ノ| .|
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!      | ||ヽ、       ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ    レ ル` ー--─ ´ルレ レ
281 :SS@蟹 :2009/07/20(月) 22:23:09.54 ID:0oGiHkAO
>>280

書きながらそれが頭に浮かんでいたよ
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/21(火) 01:05:23.56 ID:wu9V86Eo
まとめ読んだけど世界観的には「わんことくらそう」っぽい感じでおk?
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/21(火) 17:57:50.20 ID:DISzM3ko
>>282
なるほど、近いな

まぁ、人それぞれに世界観があるから一概には言えないけどね
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/26(日) 02:39:10.61 ID:1.i5rIA0
|ω・`) ヘタレのSSは需要有るかい?有るならうpする
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/07/26(日) 11:18:13.75 ID:yewJL.AO
あるよ!是非読みたいよ!
286 :色々@ニート :2009/07/26(日) 21:04:40.80 ID:bdpK.3Yo
仕事忙しすぎて困りんぐだけど名前がニートな@ニートです。

まだこのスレは生きれるのかい?
書き手が居ればスレは生きれるよ、いつまでも

ミクさんも気が向いたらいつでも完結していってね

わんことくらそういいよいいよww

幼女が居れば何でもいいのさ
誰でもじゃんじゃん書いていってね!
287 :不明@黒百合 :2009/07/31(金) 23:09:27.77 ID:hqc1gRc0
うたう幼女支援
http://imepita.jp/20090731/832650
288 :不明@黒百合 :2009/07/31(金) 23:18:54.45 ID:hqc1gRc0
ごめんね。
ちょっといそがしくてさ。お話も思いつかないし。
書いてたときの精神状況じゃないから、余計思いつかないんだ。サーセン。
らくがき。ちまちま書いて投下させてもらうよ。
誰もが忘れた時ひょこってあらわれるかもしれない。ごめんね。
289 :裏(ry :2009/08/01(土) 14:26:38.62 ID:4jzgvV2o
なんだか見てる人もいるっぽいので、
8月を記念?して即席一発ネタ投下しまーす。
290 :裏(ry :2009/08/01(土) 14:27:39.94 ID:4jzgvV2o
 かつて、縁日の露店では「カラーひよこ」なるものが売られていた。
 カラーひよことは、羽毛を赤や青などカラフルに着色しただけのひよこである。純真無
垢な子供たちに、その色を珍しがられて買われ、すぐに飽きられ、弱って死ぬか成長して
ただの雄鶏と化する、ただそれだけの存在である。

 ● カ ラ ー 幼 女 980 円(税) ●

店主「らっしゃーい、世にも珍しいカラー幼女だよ!」
少年「うわぁ……」

 店主の手のひらでは、人形大の幼女が一匹、少年を見上げていた。髪の色は、アニメや
ゲームでは普通に見られるものの、人間にはありえない鮮やかなピンク。下の箱には、同
じく緑や青や紫の髪の、小さな幼女たちが賑やかにはしゃいでいる。

少年「ねーおかーさん、これ買ってー!」
母親「駄ぁ目、飼ってもすぐ死んじゃうわよ?」
少年「やだやだやだ、これ欲しいーーーーーーーーーーーー!」
母親「ほら早く行かないと、もう花火始まっちゃうわよ?」
少年「やだ、絶対欲しいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
母親「んー……それじゃ、帰りにまだあったら買ってあげるから、ね? 行きましょ」
少年「……うん」

 普通ならここで誤魔化されて、帰る頃には約束を忘れていたりするものなのだが、この
少年はカラー幼女がよっぽど気に入っていたのか、帰りにも露店の前で駄々を捏ね(母親
は別の道を帰っていたが、運悪くそちらにもカラー幼女の露店があった)、結局母親は根
負けしてカラー幼女を買う羽目になった。

少年「おかーさんこれがいい、この青い奴!」
店主「へい毎度、980円(税)です」

 持ち帰り用の箱を準備しながら、店主は少年に話しかけた。

店主「坊やが大事に育てたら、大きくなって、優しくて綺麗なおねえちゃんになるかもな」
少年「本当!?」
店主「ああ、だから坊や、大事にするんだぞ」
少年「うん!」

 少年は、小さな幼女が入った小箱を、宝物のように大事に抱えた。

  ○ ○ ○

 少年がカラー幼女を飼い始めて10年。大事に育てられたカラー幼女は大きく成長し、

 人 間 大 の 大 き さ

 になっていた。

少年「うーん、こんなはずじゃなかったんだけどな……」

                                   Concluded.
291 :裏(ry :2009/08/01(土) 14:31:21.43 ID:4jzgvV2o
>>290
あ、オチを若干訂正。
--------
 少年がカラー幼女を飼い始めて10年。大事に育てられたカラー幼女は大きく成長し、

 人 間 大 の 大 き さ の 幼 女

 になっていた。

少年「うーん、こんなはずじゃなかったんだけどな……」
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/08/08(土) 10:20:06.46 ID:zTGr3UAO
カラー幼女欲しい!(`・ω・´)
293 :@ニート :2009/08/20(木) 00:02:08.37 ID:3ddZjIco
おっと投下されてるじゃないか、裏方さんおつです。
カラー幼女が箱いっぱいにうじゃうじゃ居る状況ってすごそうなww

【まとめ更新】
小ネタ
裏方@(略)
294 :裏(ry :2009/09/01(火) 12:10:19.20 ID:ZUm3akso
  ● 非 常 用 持 出 袋 980 円 (税) ●

男「最近地震が多いな……非常用持出袋とか、用意しといた方がいいのかな」
?「そんなあなたのために!」
男「うわっ!」
?「新商品『幼女型非常袋』のモニターになっていただけませんか?」
男「……なんだその『幼女型』って。いやその前に、あんたいったいどっから入って」
?「細かいことは気にしない! コレがその『幼女型非常袋』です」
男「強引な奴……」
?「この非常袋、全長は120cm、だいたい小学1年生程度の女児の大きさとなっております」
男「だから俺は幼女なんかに……興味は……ないこともないけど」
?「肌の部分は当社が開発した新素材により、触り心地も人間そっくり!」
男「うわ、ホントだ……でも冷たくて、かえって気持ち悪いな」
?「腕や足の各関節は可動パーツになっており、好きなポーズを取らせられます」
男「ぎゃー、腕がありえない方向に曲がってる! 超こええええええ!」
?「今着てる服も脱がせられますので、市販の子供服でお客様のお好みの格好に!」
男「……なんか細かいところまで本物そっくりに出来てるな……」
?「そう、その通り! 大きな声では言えませんが」
男「?」
?「殿方の寂しい夜をお慰めするための機能も付いております」
男「(゚Д゚ )」
?「そちらの感触も人間そっくりにできておりまして」
男「要するに非常用とか言ってるけど、ただの幼女型ダ■チワイフじゃ」
?「モニターの方々には、保証金として980円(税)をいただくことになっております」
男「え、おい、それ俺の財布、いつの間に!? こら勝手に開けるな!」
?「ありがとうございます、それではごゆっくり『幼女型非常袋』をご堪能ください」

 バタン

男「……いったい何だったんだ、こんなもの勝手に置いていきやがって……」
男「……ふーん、背骨と肋骨みたいので、型崩れしないようになってるんだ」フニフニ
男「でもこれ、どっから中身入れるんだ?」ヌガシヌガシ
男「胸にも腹にも背中にも、チャックはなし、となると……」
男「後は鼻とか口? それとも、まさか……///」
男「ますます人前じゃ使えないじゃんか……お? この口、すげー伸びるな」ビローン
男「ああ、そっか、これだけ伸びりゃ中身も出し入れできるな」ノゾキノゾキ
男「お、結構中身入りそうだけど……なんで底が縦に仕切られてるんだ?」
男「いや待て、この仕切り、ちょうど下半身くらいの高さだな」
男「てことは、この中にオナ■ールが入ってるってことか……」ヌガシヌガシ
男「こんなところまで本物そっくりとは……作った奴スケベすぎるだろ」
男「そっちの感触も人間そっくりって言ってたな……」
男「……」
男「いや、濡れないからローションか何かないと……そうだ、ボディソープ」

  ○ ○ ○

 1週間後、何の連絡もなしに姿を見せなくなった男の様子を見に、部屋を訪れた友人と大家が、男の遺体を発見した。
 男は下半身が剥き出しで、この奇妙な非常袋の上に覆い被さったまま、満足そうな笑みを浮かべていたと言う。

                                   おしまい。
295 :裏(ry :2009/09/01(火) 12:12:39.07 ID:ZUm3akso
と言うわけで、防災の日記念でした。
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/01(火) 14:52:16.14 ID:Bya1QHQ0
最後の一文wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
297 :@ニート [sage]:2009/09/23(水) 19:11:36.44 ID:3f2ORYso
乙です。更新きました。
【小ネタ更新】
裏方@(略)

人がいなくたって
このスレの想いはなくなりはしないさ
どこかできっと幼女達が今も…(´;ω;`)ブワッ
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/10/01(木) 00:46:39.65 ID:jLqkfqY0
まだおれはいるぞ!
299 :裏(ry :2009/10/05(月) 21:19:27.62 ID:ImHQoT2o
  ● 運 動 会 980 円 (税) ●

   〜 VIP病院 〜

男「よう友、来てやったぞ。これお見舞いの梨な」
友「盲腸の手術で断食中の俺に食い物を持ってくるとは、何と言う鬼畜プレイ」
男「いやーそれほどでも」
友「褒めてねーよ」
男「ところで、俺に頼みたいことって何だ?」
友「明日、従妹の運動会に助っ人に行く予定だったんだけど、ほれこんな状態だし」
男「梨の褒美として運動会に参加する権利をやろうってか?」
友「行ってくれたら980円(税)出そう」
男「時給980円か、悪くないな」
友「いや日給」
男「やっすい日給だな」
友「嫌か」
男「お前のイトコ俺関係ないし」
友「その従妹、小学4年生の女の子なんだが」
男「喜んで行かせていただきます」

   〜 翌日、ν速小学校 〜

叔父「名前は確か男くん、だったね。悪いね、見ず知らずの君に助っ人を頼んだりして」
男「いえ、これも親友の頼みですから(キリッ」
叔父「ん? そっちの女の子は?」
男「うちで飼ってる幼女です、何でも言うこと聞きますんで、好きに使ってください」
幼「よろちくお願いちまちゅ」ペコリ
男「それで、俺はリレー何番目に走ればいいんですか?」
叔父「アンカーだね。半周長く走るけど、まだ若いから大丈夫だろ?」
男(うげ、俺走るの遅いのに……なんだこのプレッシャーは!)
叔父「父兄リレーは応援合戦のすぐ後だから、お昼が終わったらすぐ入場門に集まるようにね」
男「それじゃ、お昼までは特に何もすることはないんですね」キラーン
叔父「そうだね、待ってる間は退屈かも知れないけど……そのデジカメは?」
男「せっかくなので、娘さんの写真を少しでも多く撮りたいと思いまして」
叔父「うちの娘のためにそこまで……(感涙)」
男「それじゃお昼まで、向こう側で写真撮ってきますね」

男(堂々と幼女の写真が取りまくれる千載一遇のチャンスを逃すわけないだろうJK!)パシャパシャ
300 :裏(ry :2009/10/05(月) 21:20:22.08 ID:ImHQoT2o
   〜 数日後、大学 〜

友「か〜っ、シャバの空気はうめえ」
男「遂に脱獄したか」
友「脱獄なんて人聞きの悪い、ちゃんと刑期は終えたぞ」
男「無期懲役じゃなかったのか、残念」
友「んなこと言ってると、これやらんぞ」
男「USBメモリ?」
友「こないだの従妹の運動会の動画と写真入りだ、控えおろう」
男「水戸の御老公様とは露知らず、何と言う御無礼を」
友「このデータ質は、お前が写した従妹その他の幼女写真と引き換えだ」
男「な、何故そのことを!?」
友「ヲタクでロリで変態で鬼畜で外道でドMなお前の企みなど、この俺には全てお見通しよ!」
男「鬼畜と外道は認めるがヲタク変態ロリドMは認めん!」
友「何のこだわりだ」
男「仕方ない……さようなら俺の幼女写真、そしてこんにちは幼女動画と幼女写真」
友「どうせバックアップ取ってるくせに」
男「当然だ。ところで友さんや」
友「なんだい男さん」
男「俺の日給の件ですが」
友「今日の朝ごはんはまだかのう……」
男「さっき朝ごはん食べたばかりでしょ、お爺ちゃん」
友「たった980円(税)がそんなに欲しいか」
男「その言葉そっくり返してやろう」
友「今日の朝ごはんはまだかのう……」
男「一生飯が食えない体にしてやろうかこの野郎」
友「うはそれマジ勘弁。手術した直後はつらかったぞ……それなのに梨なんか持ってきやがって」
男「わーい、蒸し返しちゃった/(^o^)\」
友「まー梨代だと思って払ってやろう、ほれ」ピラ
男「おお、心の友よ」
友「お前はジャイアンか」
男「お前の幼女は俺の幼女、俺の幼女は俺の幼女。うむ、正しいジャイアニズムだな」
友「で、入院前に立て替えた昼飯代980円は返してもらおう」ピラ
男「……あれ?」

                             おしまい。
301 :裏(ry :2009/10/05(月) 21:22:25.27 ID:ImHQoT2o
ネタを思いついて書き始めたものの、
途中で「あれ? 幼女出てこないな」と気づいて
1週間ほど悩んでた裏方さんです。
結局開き直って書いちゃったけどNE!
申し訳程度に幼女も出してみました。
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/14(水) 15:38:58.59 ID:gnH/fcDO
>>301
そうか
303 :@ニート [sage]:2009/10/21(水) 00:26:57.83 ID:Olgdc.2o
乙です。
幼女を忘れちゃいけませんよwwww

【小ネタ更新】
裏方@(略)
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/29(木) 20:49:18.65 ID:/wxFHEDO
乙!
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/30(金) 14:43:57.92 ID:mTf6R6DO
乙!
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/10/31(土) 12:25:15.38 ID:XMdiWUDO
乙!
307 :裏(ry :2009/10/31(土) 23:58:59.43 ID:b6P/jSUo
  ● Trick or Treat 980円(税) ●

 〜 10月30日・夜 〜

幼「見て見てお兄ちゃん、できまちた〜!」
男「お、なんかナントカ・ポッターみたいな服だな。俺てっきり宅急便みたいなのかと思ってたけどよく出来てるじゃん」

 説明しよう!(富山敬風に)
 地元の幼女愛好家で結成された幼女同好会のイベントで、幼女たちが明日10月31日のハロウィンに、魔女やお化けに仮装して各飼い主宅を訪問して回るのだ!

男「ちょーっと着て見せてほしいなー、とか思ったりして」
幼「駄目れちゅ、仮装は明日れちゅ。お兄ちゃんも、ちゃんとお菓子用意ちて待ってるんれちゅよ」
男「無論準備万端抜かりなし! 訪問時間も確認済み! 無理してバイトの休みも取ったし全て完璧!」
幼「れも、わらわらお仕事まれお休みちなくてもよかったのに〜」
男「何を言う、同好会の幼女計27人が俺に会いに来るんだ! バイトなんかしてる場合じゃないだろJK!」

 〜 10月31日・男宅の訪問時間 〜

 ピンポーン
幼「お兄ちゃん、みんな来たれちゅよ〜」ガチャ
幼女27人「せーの、トリック! オア! トリー……Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)」
男「はっはっは、よく来たな我が幼女たち!」
幼「おおおお兄ちゃん何れちゅかちょの怪人お菓子男みたいな格好は」
幼女26人(……どう見ても、裸の上から個別包装のお菓子をテープで全身に貼り付けてるようにしか……)
男「この全身に貼り付けた計980円(税)分のお菓子が欲しくば、実力で奪い取ってみせい!」
幼「あの目……お兄ちゃんは本気れちゅ……仕方ありまちぇん、みんな、行きまちゅよ!」
幼女26人「お、おー!」

 〜 それから数時間後 〜

友「おーい男、来たぞー。畜生、俺もやっぱバイト休めばよかったなぁ」ガチャ
男「ぃぃ……」
友「……お前裸で寝転がって勃起して何してんの」
男「ぃぃ……もっと、もっと剥がして……」

                            おしまい。
308 :裏(ry :2009/11/01(日) 00:09:07.68 ID:u45HJpco
はーい、今回はちゃんと忘れずに幼女出しましたよー。
季節的にハロウィンなので、ちゃんとハロウィンの日に投下しましたよー。
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/01(日) 17:14:37.61 ID:9LT8qcDO
>>308
そうか
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/02(月) 20:39:03.11 ID:irW23oDO

311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/03(火) 09:27:42.07 ID:gShv2.DO
雷ドーン
全員「コハァ!!」
全員 死亡
終わりだ!
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/04(水) 19:16:43.76 ID:A.IH7.DO
おむつ「>>311っていう夢を見た。」
ヤッターマン「[ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー]」
全員 死亡
本当に終わりだ!
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/05(木) 15:45:07.66 ID:yVhghQDO
乙!
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/06(金) 15:46:17.19 ID:AlaWeEDO
乙!
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/07(土) 08:47:44.23 ID:rxUKekDO
乙!
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/08(日) 11:08:11.55 ID:oWwDnEDO
乙!
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/09(月) 16:27:35.45 ID:777uLsDO
[禁則事項です]
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/14(土) 09:04:41.00 ID:3EFOJcDO
乙!
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/15(日) 09:32:58.20 ID:Jj38LkDO
乙!
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/15(日) 17:28:18.55 ID:Jj38LkDO
乙!
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/16(月) 19:02:38.32 ID:DhWuHsDO
骨!
322 :機関手「いや、こーりゃおったまげた。軍隊のおでましだぁ・・・」 :2009/11/20(金) 21:30:34.55 ID:.exmycDO
[ピーーー]!
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/21(土) 16:49:34.49 ID:WjJZUUDO
乙!
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/22(日) 17:52:27.70 ID:5N7h0sDO
乙!
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/23(月) 16:39:15.52 ID:hSOkZQDO
乙!
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/24(火) 15:56:42.22 ID:4/LOIEDO
>>325
黙れ
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/25(水) 15:37:57.31 ID:uhUmIADO
乙!
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/26(木) 20:08:27.08 ID:ht4zRYDO
乙!
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/27(金) 15:52:46.84 ID:sPUrJIDO
乙!
330 :@ニート [sage]:2009/11/27(金) 19:05:04.57 ID:aM8A5NAo
更新しにきましたよ
【小ネタ更新】
裏方@(略)

気持ちはわかるんだけども
そんな無理してレス流さなくてもいいんじゃない

レスが流れようが流れまいが
残ってる人は残ってるよ

だよね?…え?ww
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/28(土) 01:36:44.75 ID:UwYnpVEo
私はずっと待ってた
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/28(土) 09:08:33.71 ID:kCO/mADO
>>331
そうか
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/28(土) 15:50:43.90 ID:OQ/PsA2o
>>332
そうか?
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/28(土) 16:07:07.56 ID:kCO/mADO
>>333
ブロリー「はい、ブロリーです」
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/29(日) 09:24:38.90 ID:rdQo7YDO

336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/29(日) 21:39:31.23 ID:rdQo7YDO
乙!
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/30(月) 16:13:03.48 ID:sDGJd6DO
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/11/30(月) 23:41:42.57 ID:E/4y1UAO
久しぶりにきたけどまだ続いてたんだね
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/01(火) 16:38:42.29 ID:991262DO
そうみたい
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/01(火) 23:08:25.27 ID:w7kL4.AO
放置してたやつの続き気が向いたら書いてみようかな…
341 :@ハチ公 [sage]:2009/12/12(土) 23:38:48.74 ID:AHabCIAO
グゥゥ!
威勢よく腹の虫が鳴いた。
「…コンビニでも行くか」
よっこらせ、と俺は重い腰をあげ寒風吹きすさぶ中、ボロアパートを出た。



「イラッシャーセー」
コンビニ入ると店員のやる気ない声が俺を出迎えた。
さて、何を食べようかなぁ。
「ただいま肉まん全品割引中でーす、イカガッスカ-」
肉まんか、悪くないな、よし…。
「肉まん一つ下さい」
「肉まん一つですね、ショーショーオマチクダシャァ」
そういうと店員はレジを離れた。
店員を待つ間、店の中を眺めまわす。
(…お、FF13予約開始してたのか。あ、タバコも買うか。)
そんなことをつらつら考えていると、
「お待たせシャーシタ、肉まんひとつで980円にナリャース」
「はいはい、980円ね」




えっ
342 :@ハチ公 [sage]:2009/12/12(土) 23:40:37.86 ID:AHabCIAO
「アリアトヤシター」
支払いをしてコンビニをでると、俺は一息ついて頭の中を整理してからこういった。
「なんなんだ、お前は」
「肉まんです」
そいつはさらりと言い切った。
「なぜ肉まんが喋る。なぜ肉まんが歩く。というかなんで肉まんを買ったはずなのに俺は幼女と手を繋いでるんだ」
「あなたが手を繋いでるのは幼女ではなくて肉まんですよ?」
訳がわからん。いったい何が起きているというんだ…。
343 :@ハチ公 [sage]:2009/12/12(土) 23:50:45.15 ID:AHabCIAO
覚えている人居ないかもしれませんがお久しぶりです
おそらく半年以上ぶりでしょうか…
久しぶりにパー速を見てたらここを見つけ懐かしくなりました
最初は放置してしまった作品の続きでも書こうかと思いましたがブランクが長すぎて内容忘れてました…
という訳でリハビリがてら何かよくわからん物を書き始めました
このスレも大分過疎ってるみたいですし、続くかどうかもわかりませんがよろしくお願いします
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 10:15:16.46 ID:T3xpi.DO
>>343
こちらこそ
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/14(月) 16:04:25.18 ID:oXT0IoDO
乙!
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/16(水) 15:50:36.36 ID:JND6DYDO
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/17(木) 15:53:48.93 ID:331k7IDO
乙!
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/18(金) 18:32:03.65 ID:WlwsCQDO
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/19(土) 10:39:35.89 ID:TMYCTYDO
なすーん
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/19(土) 19:28:06.60 ID:HfKJ2o.0
需要あったら書きたいけど、過疎すぎて……見てる奴がいたら書くず
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/21(月) 15:37:00.87 ID:YFylK5Yo
俺は普通に見てるんだが
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/21(月) 16:31:06.94 ID:g1FghADO
俺も
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/22(火) 16:18:13.56 ID:lQKF8EDO
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/23(水) 09:06:00.57 ID:Eu5nsMDO

355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/27(日) 18:45:29.58 ID:vls2fEDO
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/28(月) 15:54:12.18 ID:46qUa2DO

357 :@ニート [sage]:2009/12/28(月) 16:09:56.44 ID:sHO6f3go
幼女白書小ネタ
-年末のひととき-

紫「ちょほいとおまちなさいよっ!」
ドッシャアアアア!!!

奈美「いや、別にスライディングで来んでもええやん」

紫「クリスマスだよ!」
奈美「年末の大掃除してるから向こう行っててくれへんかな」

紫「メリークリスマス!」
奈美「いやもう終ってるから」

紫「なんでなん!」
奈美「なんでもやん」

紫「12月はメリーでキラキラしてたのに終ったとたんお正月の準備とかさぁ」
奈美「人間の風習やからなぁ、儀式とかようわからへんし」

紫「そんな餅が食いたいんか!」
奈美「それはあんたやろ」

紫「そんふぁことないふぉん」もぐもぐもぐ
奈美「また先生に怒られるで」

紫「だいふぉうふだいふぉうふ、先生に愛ふぁれふぇるし」もぐもぐもぐ
奈美「さっさと掃除せーよ」

先生「うわっ!ここの鏡餅、上の段の後ろ半分なくなってる!
   うぉらぁぁ紫はどこだああああ!!!!」

紫「ぶほっ!な、なんで紫ってすぐわふぁるん?!」
奈美「あんた以外に誰が年末に鏡餅割って食うねん」

先生「お前らかー!」
紫「早く逃げるで!」
奈美「共犯にすんな!」

おしまい
358 :@ニート [sage]:2009/12/28(月) 16:11:42.18 ID:sHO6f3go
@ニートです。更新に来たついでにちょっこす書いてみたよ

ハチ公さんお久しぶりです。
肉まん幼女可愛ゆすww発想に萌えたww
仮名でまとめ入れとくからタイトル決まったら言うてね

俺は月1でスレの確認とまとめ更新に来てるから
じゃんじゃん書いてくれても全部保存するし大丈夫だよ

過疎くても見る人はいるから大丈夫
書き込みは少ないけどそこさえ気にしなければww

僕達は独りじゃないんだっ!
さぁそこの君もネタがあるなら迷いを捨てて何か書こうじゃない!

という事で今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。

【まとめ更新】
未完結
SS@ハチ公「コンビニ幼女」(仮名)
小ネタ
SS@ニート「幼女白書」
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/29(火) 22:34:49.79 ID:OcCJb.DO
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/30(水) 16:40:13.72 ID:uYnBQoDO
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
361 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! :2010/01/07(木) 03:38:10.16 ID:5DetOYAO
あけましておめでとう!
362 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/08(金) 16:00:01.11 ID:oXkaXcDO
>>361
遅い!!
363 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/09(土) 09:14:30.50 ID:jrjG2cDO
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
364 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/10(日) 09:39:55.74 ID:q66auwDO
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
365 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/11(月) 09:54:09.54 ID:60XvQYDO
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
366 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/12(火) 16:28:04.12 ID:hssKEgDO
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
367 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/13(水) 15:43:51.09 ID:okU1CwDO
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
368 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/14(木) 16:31:09.42 ID:bxKLQgDO

369 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage]:2010/01/15(金) 15:14:07.22 ID:o7q1C.DO
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/16(土) 09:30:27.17 ID:JpEk6MDO
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
371 :SS@ミク :2010/01/31(日) 17:47:12.60 ID:wGk2JgAO

ただ時間だけが流れた。

ずいぶん経ったようで、実はそうでもないのかもしれない。

…いや、そんなことはそもそも、もう重要では無いのだ。
今さらそんなことを考えたところで、何になるというのだろう。


どうしたって、もう彼女はいないのに。


俺は思考を停止させたまま、空白の時間をやり過ごすだけだった。
これほど残酷な時間を、俺は今まで知らなかった。
辛くて、寒くて、孤独な活動だった。


372 :SS@ミク :2010/01/31(日) 17:47:55.50 ID:wGk2JgAO

――いつしかこの部屋に、俺以外の『誰か』の気配が加わっている。
俺は半ば夢の中にいるような心地で、しかしそれに気づく。

その誰かが台所で、何かの作業をはじめる。かつて俺が一番多く彼女の後ろ姿を見つけたであろう場所。

だが、それが彼女でないことを俺は知っている。
ならこの現実に、どんな意味があるというのだろう。


やがてその人物は俺に近づく。
コトリと乾いた音を立てて、皿が置かれる。

「…なにか食べないと、体に悪いから」

その声も今や雑音として靄がかって、うまく聞きとれない。
ちょうどテレビの砂嵐のように。

もはやそれらの音に、意味はなかった。
俺の中にはこの世界でまだ唯一意味のある音が、ずっと流れていた。
稚拙で、おぼつかなくて…それでも優しくて、あたたかい音色。

ほかのどんな音も、その音色の前では雑音でしかなかった。


373 :SS@ミク :2010/01/31(日) 17:48:39.74 ID:wGk2JgAO

――不意に温かくて柔らかなものに抱きしめられた。

その感触さえ、もはや夢をみているように心許なく、現実味がなかった。


…先輩は、泣いているようだった。
彼女は声も上げず、ただぱらぱらと涙を流した。

ああ、彼女は俺たちが出ていってから
毎日この部屋を訪れたのだろうか。
そして今この気丈な人は、嘘のように弱々しく自分にすがりつき、泣いている。


だがその現実も、もう俺には届かない。


俺は――――

374 :SS@ミク :2010/01/31(日) 17:49:07.27 ID:wGk2JgAO

『あいつに、何をしてやれた?』

喉から吐き出された声は、他人のようだ。


「何もしてない」

「…そんなこと」

「家事ばかり押しつけて…話をしたって、いつも俺ばかり。学校やバイトの愚痴ばかり喋って…
あげくの果てに、家を出て、連れ出して」

「……」

「やさしい言葉も、あまりかけてやれなかった」

「あぁ…俺まだ、『ありがとう』って言ってない」

いくら言っても足りないくらい、救われていたのに。


「『ごめんな』も」

数えきれないほどの、情けない姿を見せた。悲しませることを、した。

「『好きだ』も」

あいつはいつも自分が人に嫌われていると悲観し、決めつけていた。
それゆえいつも、不安定だった。

「ちゃんと言えばよかった」

ちゃんと示せばよかった。

お前は誰にも嫌われていないんだと、だから幸せになれば良いんだと――
そう、言いたかった。

375 :SS@ミク :2010/01/31(日) 17:51:52.17 ID:wGk2JgAO

どれだけ取り戻せない日々を求めても。
どれだけ多くの後悔を数えても。
救いなど、降ってくるはずはなかった。
そんなこと、知っていた。


「お願いです。一人にしてください」


俺は顔も見ずに嘆願する。


「…空っぽで辛いんです。これ以上、俺を見ないでください」





俺は遠くに、ドアの閉じる音をきく。

さみしくはならなかった。
むしろ、ずっとさみしかった。



――を、失ってから。



「ミク…」


376 :SS@ミク :2010/01/31(日) 17:52:11.77 ID:wGk2JgAO

口に出したその名に、行き場はもうない。
ただ空しく、部屋の暗闇に吸い込まれていった。


彼女と出会い、一緒に暮らしてから。

わずかな間に、俺はあまりにその名前を呼び慣れすぎた。

はじめて呼んだとき、「きれいな名」と。「私、好きだな」と――。そう言った。


たしかに俺にとって一番特別だったその呼び名は、今はもう
苦しいばかりの懐かしさと哀惜に浸されて、とりもどせない。

彼女にまつわる全てのものの意味が、こうして死んでゆく。
それが、哀しかった。

だから俺は、まだ損なわれていない彼女の面影を追い求めた。



部屋には、一切の雑音がなくなった。

俺は静かに、自らの中を流れる歌声に身を委ねた。

377 :SS@ミク :2010/01/31(日) 17:52:32.33 ID:wGk2JgAO

それから何時間経ったのだろう。いや、何日かもしれない。

あれから先輩を何度も見た気もするし、あの一回きりだったような気もする。
いや、もしかしたら最初のそれすら幻だったのだろうか。


時間の感覚は、とうに失っていた。

一人の時間はもう苦痛にも、慰めにもならなかった。
それはただ連続するものとして、俺を通過してゆくだけだった。

そこには何の意味も、意志も、表情も含まれてない。

そんな時間を、俺はミクの残したテープを聞くことでやりすごした。
曲が終われば、またはじめから―――その声が、決して終わってしまうことの無いように。

そうすればいつまでもミクが寄り添い、語り続けてくれる気がしたから。
優しく透明な、あの声で。
少し照れながら、「大丈夫だからね、お兄さん」と。「ほら私は、ちゃんとここにいるでしょ?」と。


偽っていることなら知っていた。
しかし俺には、もう何も残されていないのだ。

そんな空虚な時間が、この先も永遠に続いてゆくように思われた。




しかしその日俺は、夢を見た


378 :SS@ミク :2010/01/31(日) 17:55:34.17 ID:wGk2JgAO

夢の中で、俺は何も無い空間に立っていた。

それは一人の人間には広すぎる空間のように思えた。
景色はどこまでも、途方もなく真っ白で
ぞっとするほどだった。

しかし、今はもう暗闇を覗き込むような恐怖は感じない。
沈黙も、あの部屋にいたときのように
もう俺を脅かすことは無い。


目の前にミクがいるからだ。


彼女はいつもの人なつっこい笑顔で、俺を見た。
少し照れるような、はにかむような笑顔。
何よりも、俺が一番見たかった笑顔。


誰がなんと言おうと、俺は幸せだった。

379 :SS@ミク :2010/01/31(日) 17:56:11.57 ID:wGk2JgAO


一瞬何が起こったのかわからなかった。
彼女の体が、突然白い光を発したのだ。

その光はまるで雪のよいに小さな粒となり
一つ一つ、彼女から離れると
解き放たれたように遠い空に昇っていった。

それにつれて彼女の姿は少しずつ滲み、うすれてゆく。


「待ってくれ」と叫ぼうとしても声が出ない。
俺の知っているイメージでは、この後彼女は泣いてしまう。
やっと取り戻したもう二度と失いたくない笑顔を、また俺は失ってしまう。
それはほとんど、絶望と言ってよかった。


――しかし、ミクは――


自分の体に生じた変化を認めると、ちょっとだけ残念そうな表情を見せ。


そして、こっちへ向きなおす。
そのとき、柔らかな彼女の黒髪が
白い空間にふわりと広がる。


彼女は――――



ただ幸せそうに笑って、少し手をふった。



穏やかな表情に、ほんの少しのさみしさを秘めて。



380 :SS@ミク :2010/01/31(日) 17:57:13.05 ID:wGk2JgAO


――目がさめたとき、俺は泣いている。

泣きながら、耳に彼女の囁きを聞く。


「…お兄さん、きこえてる?

えっと…本当は歌だけで、もう行くつもりだったんだけど。
でも、もしお兄さんが、本当に苦しんでしまった時のことを考えて。

テープの最後に今、こんなものを録ってます。
だから気づかないでお兄さんが立ち直ってくれたら、それはそれでいいの――なんて…ふふ、
少し傲慢ですか?


あのねお兄さん。

私ね

今まで本当に楽しかったし、嬉しかったし、幸せだったの。


一緒にいたのは、本当にちょっとの時間だったかもしれない。

でもね、その間私、本当に一秒も休まず恋しいと想い続けてきたんだよ。
もったいないと思うくらい、幸せを受け止めてきたんだ。


だから…ね、私の声、聞こえる?
ちっとも怖くないし、悲しくもないんだ。

うれしい…というのは、ちょっと違う気がするけど。

なんていうか、今はね。
切なくて、愛しいよ。

だからお兄さん。苦しまないでください。
私は、哀しんでないです。

こんなに素敵な人と一緒にいられて、なんて私は幸せだったんだろうと思います。


381 :SS@ミク :2010/01/31(日) 18:00:33.57 ID:wGk2JgAO

だから――――


ありがとう。お兄さん。


優しくしてくれて、ありがとう。
人間と呼んでくれて。
人間にしてくれて、ありがとう。

人間を好きにさせてくれて、ありがとう。

ゆるしてくれて、ありがとう。

哀しんでくれて、ありがとう。


ありがとう
ありがとう
ありがとう。


お兄さん、さようなら。

…体に、気をつけてね。

大好き――――」



―――
――




382 :SS@ミク :2010/01/31(日) 18:01:35.69 ID:wGk2JgAO


俺はゆっくり、目をあける。

これで、動きだせると思った。
もう充分長い間、この場所にはとどまったのだから。

最後にミクが、助けてくれた。



たしかに夢を見る前後で、この世界に実質的な変化は無いかもしれない。

だが、今までずっと追い求め、見出せないでいたミクの面影を今
なぜか、ふっとつかんだ気がした。


さがしていたこたえが、やっと手の中に収まった気がした。

383 :SS@ミク :2010/01/31(日) 18:02:21.69 ID:wGk2JgAO

信じられないくらい低い確率で世界で唯一の自我をもつ幼女として生まれ、
人からみれば、彼女は薄幸であったかもしれない。


しかしそれにもかかわらず、ミクは自らの一生を幸せと振り返った。

先輩と、そして、俺と出会えて。

本当に幸せだったんだと―――たしかに、そう記した。


…では、俺は?


俺もまた彼女に出会えて、まちがいなく幸せだったといえる。
彼女にまつわるすべてが、いつか立ち止まり、ふりかえれば
そっと笑えるような、優しい思い出になるのだろう。


だからミクは、笑った。



…それだけで、充分な気がした。

384 :SS@ミク :2010/01/31(日) 18:03:18.74 ID:wGk2JgAO

窓の外を見ると、もう朝だった。


俺は立ち上がる。
長い間そこにいたせいで、身体は石のように固く、冷たくなっている。

それでも、俺が笑顔を見せなければならない人がいる。

夢の中で彼女が俺にしたように、もう大丈夫と
声をかけるべき人が。

コートをつかみ、簡単に身支度をする。
ミクが最後に残してくれたウォークマンは少し迷って、しかし
やはりテーブルの上に置いたままにしておく。


ドアに手をかける。

そのとき、自分にしかきこえないような声で
本当にささやかな決意をする。


…進もう。君のいない道を。



ノブをまわし、ゆっくりと引く。


外はまばらに雪が降っていて、昨日の夢を彷彿させる。



そこにはたしかにミクの面影があった。




http://m.youtube.com/watch?v=o16WAm4HqZE&fulldescription=1&hl=ja&gl=JP&warned=True&client=mv-google





うたう幼女 完

385 :@ニート [sage]:2010/02/03(水) 04:34:11.36 ID:zsy9wAYo
うたう幼女が完結してるだと…

相変わらず感情濃度がとんでもねーですww
面影て事はミクは帰ってきてないのかな
悲しすww

@ミクさん長い間おつかれさまでした。

まとめ更新
完結
【うたう幼女7】

長寿SSが1つ終ってしまった。
まだまだ未完結を完結したい人などお待ちしてます。
もちろん新作もどうぞどうぞww
386 :lain. [sage]:2010/02/15(月) 22:29:19.35 ID:???
パー速のローカルルールが変更され、
SS、やる夫系スレはニュー速VIP避難所(クリエイター)【http://ex14.vip2ch.com/news4gep/】へ移行することになりました。
(次スレを立てられるようであれば)移動はこのスレが埋まってからで構いませんので、
上記の件を把握されましたらご返答お願いします。
387 :SS@ハチ公 [sage]:2010/02/16(火) 01:26:58.10 ID:n5T08YAO
>>384
完結したのか…
乙です
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/17(水) 21:29:38.86 ID:BJKaCQDO
雷ドーン
全員「ロリコンデブ」
全員 死亡
完結
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/28(日) 01:05:41.16 ID:a4/OfIAO
遅ばせながら読ませてもらった

ミクとのハッピーエンドをちょっぴり期待してたけど、さすがと言わざるを得ない素晴らしい作品でした

目から汗が・・・
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/07(日) 10:01:56.62 ID:mGRX3oDO
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
391 :裏(ry [saga]:2010/03/13(土) 00:48:15.43 ID:m/C1yn6o
     |∧∧
     |・ω・)    ダレモイナイ...
     |⊂     投下 スルナラ イマノウチ...
     |
392 :15年の約束(1/8) [saga]:2010/03/13(土) 00:49:31.24 ID:m/C1yn6o
駅『おさかべ〜、おさかべ〜』プシュー
男「うっわー、なんか都会になってる!」
母「都会って何よ、都会って」
男「だって俺がいた頃って、あそこら辺、全部田んぼだったし」
母「あのマンションが建ったのってもう10年くらい前よ……って、そう言えば」
母「あんた、ここ来るの何年ぶりだっけ?」
男「最後に来たのが小1の夏休みだから、15年ぶりかな?」
母「……そっか、お父さんと離婚するしないでモメてたときだったわね」
男「ん」
母「……」
男「……」
母「叔父さんにはちゃんと挨拶するのよ、長らく伺えなくてすいませんでしたって」
男「分かってるって」
母「……」
男「……」

 こうして俺は、15年ぶりにこの街にやってきた。来春の就職がめでたく決まり、
叔父貴に身元保証人になってもらうためだ。

 ピンポーン

叔母「いらっしゃい義姉さん、男くんも久しぶり。さ、上がって頂戴」
母「いつも悪いわね、ろくに顔も合わせないくせに、こういうときばかり頼っちゃって」
叔母「いいのよ、義姉さんも女手一つでいろいろ大変だもの」
叔母「でね、せっかく来てもらったんだけど、あの人急な仕事が入っちゃって」
叔母「夜には帰ってくるはずだけど、どうする?」
母「だったら帰ってくるまで待たせてもらおっか。いいでしょ、男?」
男「ああ、それならついでだし、ちょっとその辺ぶらぶらしてくるよ」
叔母「そうね、あの頃とはここも随分変わったから、あちこち見物してくるといいわよ」
母「迷子にならないように気をつけなさいよ」
叔母「そのときはまた、あの子に送ってもらえば? 会いに行くつもりなんでしょ?」
男「///」
母「あの子?」
叔母「男くんが昔迷子になったとき、送ってくれた女の子が本当、かわいくってねぇ」
母「あら、あんたそんなことがあったの? お母さん知らなかったわ」
男「ま、迷ったらお袋の携帯に電話するから!」バタン
393 :15年の約束(2/8) [saga]:2010/03/13(土) 00:50:50.41 ID:m/C1yn6o
 逃げるように叔父さん家を出てきたが、叔母さんの言うことはあながち間違いでもない。

男「そっか、唯姉ちゃんにここまで送ってもらったことあったんだ……」

 小学校に入って初めての夏休みを、親父やお袋や姉貴のいない町で過ごすことになった
俺は、もう親父にもお袋にも姉貴にも会えないんじゃないかと毎日が不安で心細かった。
そのせいで近所の見知らぬ子供たちとも打ち解けられず、ひとりぼっちでどこにも
居場所がなく、商店街の玩具屋のショウウィンドウに毎日張り付いてた。唯姉ちゃんは
その玩具屋の娘で、俺の初恋の人だった。当時の俺にとって唯姉ちゃんは、たった一つの
心の拠り所だったのだ。

男「会えるかな……行ってみるか」

 唯姉ちゃんは、見た感じ姉貴と同い年くらいだったから、今は20代半ばのはず。
俺のことなんか忘れてるかも知れないけど、もうこの町にはいないかも知れないけど、
今でも元気だって分かれば、それだけでいい。あの夏、毎日のように通った道を
まだ覚えていたことに驚きながら、俺は商店街へ向かった。

男「やっぱシャッター降りてるとこ多いなー、あ、開いてる開いてる」

 懐かしい看板が見えた。店の前には色鮮やかなゲームソフトの幟(のぼり)が何本も
立っている。看板や壁は遠目から見ても綺麗になってるし、ショウウィンドウの中身は
最新のゲームソフトやゲームハードの箱になってるけど、木枠のガラス戸や店の奥に見える
座敷はあの頃のままだ。
 ショウウィンドウを見る振りをしてガラス越しにカウンターを伺うと、エプロンを
つけた美人のお姉さん……じゃなく、見覚えのあるおっちゃんが座っている。もしかして
唯姉ちゃんがカウンターに、なんて淡い期待もあったけど、現実はこんなもんだ。

男(さすがにそんなゲームみたいな展開はないよな)

 ほっとしたような残念なような気持ちを切り替えようと、しばらくショウウィンドウを
本気で眺め、置いてるゲームを確認する。

男「ヴィーとかも置いてんのか……どうせついでだし、何か適当に探してみっか」ガラッ
店「いらっしゃい」

 おっちゃんは特別驚くでもなく、お決まりの挨拶で普通に出迎えた。毎日通ってたとは
言え、さすがに15年前のひと夏だけ店に来ていた小学生が俺だとは分からないようだ。
394 :15年の約束(3/8) [saga]:2010/03/13(土) 00:52:11.00 ID:m/C1yn6o
 俺はとりあえず、店の中を見て回ることにした。店の外から見えなかったところには、
プラモデルやジグソーパズル、ナントカちゃん人形と言った昔ながらの玩具も飾ってある。
隅の方には、何を買いに来たのか、10歳くらいの女の子が立っているのがちらりと見えた。

男「X箱、X箱……お、あったあった、ラッキー」

 財布の中身と相談しつつ、いくつかの空箱を手に取った。X箱、ブレステ、ヴィー。
めぼしいソフトをあらかたキープしたところで、ふとゲームソフト以外のコーナーを
見ると、さっきの女の子がずっと同じ場所に立っているのが目に付いた。

男(ずっと同じ場所に立ってるけど、よっぽど欲しいものが――、?)

 女の子の上に飾ってある、色あせたダンボールの文字が目に入る。

  マイボ・アツモに続く第三のペットロボット『 幼 女 』入荷しました

 客の女の子に見えたのは、どうやら売り物の幼女だったらしい。

男「はぁ……こんな田舎の玩具屋にまで幼女かよ」

 20年くらい前にペットロボットの革命とか言われたらしい幼女だけど、お値段も
それなりで、正直あまり見かける代物じゃない。ただ、そっち方面に詳しい奴の話だと、
最初の幼女はものすごく人間そっくりで、値段の割りに売り切れ続出と大人気だった
そうだ。しかしPTAとか人権擁護団体とかから激しく非難されて、仕方なく、見た目で
人間と見分けがつくように、猫耳だの犬尻尾だのを付けるようになったとか。おかげで
以前ほどの人気ではなくなったが、一部のマニアックな趣味の奴には未だに絶大な
人気を誇ってる、らしい。
 遠目で見る限り、その幼女には猫耳やら犬尻尾やらの類は全く付いていない。と言う
ことは、人間そっくりと噂の最初期型の幼女? 珍しいもの見たさに俺は、その幼女に
近寄って――顔をよく見た瞬間、息を呑んだ。

男「唯……姉、ちゃん?」
店「あれ? 君、唯のこと知ってるの?」
男「唯姉ちゃん? 幼女? え?」
店「ああ、唯が幼女だって知らなかったんだね。気にすることは無いよ」
店「唯は幼女法ができる前の型だし、本物の人間だって思ってた子は結構多かったから」
男「……」
店「あの頃は宣伝も兼ねて毎日動かしてたんだけど、さすがに20年近く経てばね」
店「いつ壊れてもおかしくないから、今じゃ滅多に動かさないんだけど……」
店「そうだね、せっかくだから動かそうか。唯も喜ぶよ」
395 :15年の約束(4/8) [saga]:2010/03/13(土) 00:53:25.52 ID:m/C1yn6o
 おっちゃんはカウンターの奥から、棒を取り出して幼女に近づいた。よく見ると幼女は
透明な支え台に収まっている。おっちゃんは幼女の背に回り、スカートをめくって棒を
押したり回したりした。……おい製作者、どこにスイッチ付けてるんだよ。

幼「形式番号YP-001、シリアルナンバー2076、個体名“唯”、起動します」

 瞼を開いた幼女は俺に顔を向けると、微笑んだ。唯姉ちゃんだ。でも俺、なんで
唯姉ちゃんを見下ろしてんだろ? 唯姉ちゃんの方が年上で背も高かったのに。
 小さな小さな唯姉ちゃんは、ゆっくり俺に近づいてきた。左足が地面に着くたび、
キシ、キシ、と金属を軽くこするような音が聞こえる。
 何だか夢でも見てるような気分だ。唯姉ちゃんは20歳半ばで、すごく美人になってて、
スーツの似合うOLになってるか、エプロン姿で店のカウンターに立ってるんじゃないか、
なんて思ってたのに。

唯「男くん? 男くんでしょ? 大きくなったね」
男「!」
唯「でもすぐに分かったよ、唯、男くんのこと大好きだったもの」
男「……」
唯「やっぱり驚くよね、唯が変わってなくて――幼女で」

 俺は来春から社会人だし、姉貴も5年前に短大を卒業して働いてる。お袋も叔母さんも
久々に見た店長のおっちゃんも、あの頃より小じわが増えて白髪も混じっている。
 なのに唯姉ちゃんだけ15年前のまま、子供のままなんて、信じられない。

唯「ごめんね男くん、騙すつもりじゃなかったんだけど」

 唯姉ちゃんの何もかもが、あの頃のままだなんて。

唯「でも、男くんが唯のこと覚えててくれて、唯、本当に嬉しい……」

 違う。唯姉ちゃんは、俺のことなんか忘れてるはずだ。15年前、たったひと夏だけ
この町に住んでいた小学1年生が俺だなんて、分からないはずだ。だから俺は、大人に
なった唯姉ちゃんを一目見て、通りすがりの大学生の振りをして二言三言しゃべった後、
初恋を密かに懐かしみながら唯姉ちゃんと別れる、それだけで良かったのに。
 俺はこんなにも変わったのに、変わってしまったのに。何故、唯姉ちゃんは変わって
ないんだろう?

唯「男くん!?」
店「あっ、君、ちょっと!」

 気づくと俺は、店を飛び出し叔父さん家へ駆け戻っていた。
396 :15年の約束(5/8) [saga]:2010/03/13(土) 00:55:03.70 ID:m/C1yn6o
男「……はぁ、はぁ」

 玄関前で息を整え、鍵のかかっていない扉を開けると、居間の方から笑い声が響いた。

叔母「百合子ぉ? 伯母さんがいらしてるから挨拶なさ……あら、男くんだったの?」
母「どうしたのよ、何か忘れ物?」
男「いや、うん、ちょっと……」
叔母「そうそう義姉さん、忘れ物って言えば男くん昔、私がお使い頼んだときにね」
叔母「玄関に財布置き忘れちゃって。それで財布落としたって大騒ぎしてねぇ」
母「あー、分かる分かる、この子ちょっと抜けてるところあるから」
男「んなことないってば」
叔母「あら、男くん覚えてないの? 舞ちゃんだったか唯ちゃんだったか、」
男「!」
叔母「そんな名前の女の子にお金借りて、お醤油買ってきてくれたじゃない」
男「……ああ」

 なんとなく思い出してきた。確か、レジでお金を払おうとしたら叔母さんの財布が
なくて、慌てて叔父さん家まで逆戻りしたんだっけ。道の隅から隅まで見回したけど、
何処にも財布は落ちてなくて、店と叔父さん家を何度も往復しても見つからなくて
泣いてたら、唯姉ちゃんが慰めてくれたんだっけ。
 あの頃は、まさか唯姉ちゃんが幼女だなんて思いもしなかったけど。……いや、
今だって半分は信じられない。もう一度あの店に行けば、20代半ばの美人のお姉さんが
エプロン姿でカウンターの向こうに立ってるんじゃないか?

男「叔母さん、あのとき借りた金、俺、ちゃんと返したんだっけ?」
叔母「確か返したはずよ。帰ってきたとき男くん、すごくニコニコして」
叔母「『代わりにいいもの貰った』って言ってたもの」
母「えー、何なに? 何もらったの?」
叔母「無駄よ義姉さん、男くんったら」
叔母「誰にも見られたくなくって、お守り袋に入れてお風呂の中まで持って入ってたもの」
男「……あ」

 そうだった。俺は、ある古いお守り袋をすごく大事にしてた、はずだった。子供の頃は
肌身離さず、叔母さんの言うとおり風呂の中にまで持って入ってたのに。いつの間に
持ち歩かなくなったんだろう?

男「そうだ俺、家に忘れ物したから、ちょっと取って来る」
397 :15年の約束(6/8) [saga]:2010/03/13(土) 00:56:43.72 ID:m/C1yn6o
母「忘れ物ならお姉ちゃんに電話して、仕事帰りに……ってもう」

 お袋の声を聞き流して俺は叔父さん家を飛び出し、来た電車に飛び乗った。電車の中で
ぼんやり考えるうち、少しずつ、唯姉ちゃんが幼女だったショックとパニックは収まって
きていた。
 唯姉ちゃんがあのころのまま、変わっていないのが妙に怖かった。怖くて思わず店を
出てしまったが、叔母さんのおかげで朧気ながら思い出したことがある。

唯『もう財布忘れないように、ね』

 そう言って唯姉ちゃんが渡してくれたもの。お守り袋の中身の正体。

唯『それと約束』

 そのときに交わした約束。すっかり忘れてたのに。唯姉ちゃんが怖かったのは、そのせい
だったのかも知れない。何もかもが変わって、俺は何もかも忘れてたのに、唯姉ちゃんは
何も変わっていなかった。唯姉ちゃんが約束を覚えてたら……

 電車を降り、バスを乗り継ぎ、マンションに帰った俺は慌てて、自分の机の引き出しを
探った。大事な、しかし使わないだろう、それでも捨てられないものだけを詰め込んだ
引き出しの底に、あった。古びて色あせた縁結びのお守り。

巫女『縁結び? 坊や、もうお嫁さん欲しいの?』
男『えんむすびって男の人と女の人がなかよくなりますようにってことでしょ?』
男『うちのお父さんとお母さん、いつもケンカしてるから、だから』
巫女『そう……お父さんとお母さん、早く仲直りするといいわね』

 神様は結局、俺の願いは叶えてくれなかったけど、今考えれば縁結びの神様に夫婦喧嘩の
仲裁ができるとは思えないので、仕方ないと言ったところか。
 念のため、袋を開けて中身を取出し確認する。すっかり古びてボロくなってるけど、
ビニール袋に入れてたおかげだろう、広げた感じ大丈夫そうだ。
 と、そのとき玄関からガチャガチャと鍵を回す音が聞こえた。

姉「男、いるー?」
男「あれ? 姉貴、今日はえらい早くない?」
姉「お母さんから電話があってね。今日は叔父さん家に泊まるからおいでって」
姉「だから直帰にしてもらったんだけど、そしたらまたお母さんが、」
姉「あんたが忘れ物取りに帰ったから、拾って来いって」
姉「ま、あたしもどうせ、鞄置いて着替えてくつもりだったしね、そのついで」
398 :15年の約束(7/8) [saga]:2010/03/13(土) 00:57:45.78 ID:m/C1yn6o
 持つべきものは弟思いの姉だ。俺は姉貴の着替えを待って、姉貴の車で叔父さん家に
舞い戻った。叔父さん家に到着する頃には、もうすっかり暗くなっていて、叔父さんも
仕事を終えて帰宅したので、唯姉ちゃんに会いに行くのは明日にすることにした。

姉「ふぅ……ん、男がわざわざねぇ」
姉「お姉ちゃんも、唯ちゃんだっけ? その子に会ってみたいなー」
男「何だよ、姉貴にゃ関係ないだろ」
姉「あるわよ、だって未来の義妹になるかも知れないんでしょ?」
男「ならないっつーの」
姉「ぇー」
母「それじゃお母さんたち先に帰ってるからね。お昼までに帰ってくるのよ」

 翌朝、こんな家族の優しい声援?を背に、俺はもう一度、あの玩具屋に向かった。

店「いらっしゃ――君、昨日の」
男「昨日はすいませんでした」

 おっちゃんに頭を下げながら、店の隅をちらりと見る。幼女は――唯姉ちゃんは昨日と
同じように店の隅に置かれ、美人のお姉さんはやっぱりどこにもいない。

男「まさか唯姉ちゃんが幼女だと思ってなくて、それで俺、頭が真っ白になってしまって」
男「でも、あの後よく考えたんです。唯姉ちゃんは俺のこと、ずっと覚えていてくれました」
男「なのに俺、いろんなこと忘れてしまってて……あの頃の俺が一番大事だったことも」
男「でも昨日、唯姉ちゃんと会って、少しだけだけど思い出すことができました」
男「それで今日、改めて唯姉ちゃんと話したくて、ここに来たんです」
男「だから唯姉ちゃんを動かしてもらえますか?」
男「いや、動かしてください、お願いします、店長さん」

 店長のおっちゃんは、しばらくじっと何か考えて、ぽつりぽつりと話し出した。

店「唯はね、昨日も言ったけど、幼女法が出来る前の最初期型の幼女で」
店「今じゃまず手に入らないからね。たまに、唯を買いたいってお客さんが来るんだ」
店「でも唯を売りたいと思うお客さんが、なかなかいなくてね」
男「売りたいと思うお客?」
店「……今はゲームでも何でも、大騒ぎするのは最初だけで、みんなすぐに飽きるよね」
店「それも仕方ないとは思うけど、私は古い人間だからね。うちの店の玩具は、やっぱり」
店「すぐ飽きるお客さんより、ずっと大事にしてくれるお客さんに買って欲しいと思うんだ」
店「どんな玩具でも、ただ飾るだけじゃなくて、ちゃんと毎日動かして、壊れたら修理して」
店「もう直らなくなったら、今まで動いてありがとうって感謝してくれる人に、ね」
男「……」
399 :15年の約束(8/8) [saga]:2010/03/13(土) 00:59:02.03 ID:m/C1yn6o
店「特に唯は、ただの玩具とは違う。君も知っての通り、あの子には“心”がある」
店「でも人間と違って、忘れることが出来ない。楽しいことも、つらくて悲しいことも」
男「何か、あったんですか?」
店「あの子は元々、幼女法が出来てすぐの頃、前の持ち主が売りに来たんだよ」
男「!」
店「唯を初めて起動させたときのあの表情、今でも忘れられないんだ」

 俺には、唯姉ちゃんの気持ちがなんとなく分かる気がした。ひとりぼっちだった俺を、
唯姉ちゃんがいろいろ気にかけてくれていた理由も。

店「だから私は唯を、古くて珍しい幼女だとか貴重な最初期型の幼女だとか、」
店「それだけの理由でやってくるお客さんに売ろうとは思わない」
店「たまに、君みたいに唯を懐かしがって来てくれる子もいるけど」
店「大抵の子は、唯が幼女だと分かると、珍しがったりそれっきりだったりでね」
店「君みたいに、」
店「幼女だって分かった後に“唯”に会いに来る子は、まずいないんだよ」ニコッ
男「それじゃ……」
店「ちょっと待ってて、今動かしてあげるから」

 店長のおっちゃんはカウンターの奥から例の棒を取り出し、昨日と同じく、スカートを
めくって棒を押し回した。やっぱり何度見ても、こんな恥ずかしいところにスイッチ
つけるなと突っ込みたくなるけど。

幼「形式番号YP-001、シリアルナンバー2076、個体名“唯”、起動します」
幼「男くん……また来てくれたんだ」
男「うん、昨日はごめん。でも唯姉ちゃんとの約束、思い出したから」

唯『いつか、男くんにもうちの店の玩具、何でもいいから買ってほしいな』
男『わかった、うんとお金持ちになってお店ごと、唯姉ちゃんごと買ってあげる!』

男「約束忘れないようにって唯姉ちゃんがくれたアレ、まだ大事に取ってるよ」

 俺は例のお守り袋から、くしゃくしゃになった古い紙を取り出し、広げた。手のひらより
小さな、千円札。15年前の旧札を模した、玩具の千円札だ。

男「店員さん、これであそこの幼女を買いたいんですけど、足りますか?」
唯「……はい、980円(税)になります」

 俺の目の前で、美人の看板娘がにっこり微笑んだ。

  〜 THE END 〜
400 :裏(ry [saga]:2010/03/13(土) 01:00:33.68 ID:m/C1yn6o
恒例?のあとがきです。

今回の話を書き始めたキッカケは割りと単純で、前作 one-night stand 直後に
「自分の作品はハッピーエンドじゃないのばっかだなー」
いっちょハッピーエンドな話を書いてみようと思ったわけですw
他にも、前々から思ってたんですが
「幼女がテーマなら何でもあり、と謳ってる割にナマモノ幼女しかいないよなー」
と言うわけで、他人の書いてない「隙間」ネタ「補完」ネタを書こうと言う
天邪鬼精神も動機のひとつでしょうか。

全体の構想は割りとすぐに出来上がって早速書き始めたんですが、
「どう言う経緯で約束するに至ったか」と「約束をどうやって思い出すか」が
当初の案では不自然な展開だったため執筆が進まず、結局1年くらい
寝かせたままになってました。一応、前年末から年始辺りに発表したいと思って
いろいろ展開を考えてはいたんですけどね。
そういや one-night stand のあとがき?で書いてる「書きかけの中編」も
全然執筆進んでないな(苦笑)。そっちも途中の展開に苦しんでますが。

と言うわけで、難産でしたが皆様にお楽しみいただけたなら幸いです。
401 :@ニート [sage]:2010/03/22(月) 02:39:12.99 ID:M4uQyiEo
おおう、新作が投下されているじゃない
裏方さんお疲れ様です。

相変わらず話の凝ったSS作るのがすごいww
ハッピーエンドも素敵、てかスイッチの場所wwww
時間を越えて会うってのはいい話しダナー

【まとめ更新】
完結
裏方@(略)  15年の約束
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/22(月) 09:15:28.03 ID:h78GQcDO
>>401
確かにいい話だ
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/22(月) 22:09:45.99 ID:h78GQcDO

404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/23(火) 09:08:41.77 ID:5x5SDgDO

405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/25(木) 09:35:26.05 ID:e7db/gDO
あげ
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/26(金) 09:20:13.40 ID:HpoNlADO
age
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/27(土) 09:24:35.27 ID:YVio/QDO
さげ
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/28(日) 09:36:03.80 ID:WeS09cDO
sage
409 :@ニート [sage]:2010/03/28(日) 15:48:38.49 ID:lzwFYNYo
妙な連稿でレス流すのはやめてくれないか
今のスレはSSが結構あるからどういうスレか分かるからいいんだけど
もし次スレなんかいってしまったらテンプレと変な連稿だけのスレになってしまうと痛い
そうなるとよけいにSS書きにくい謎のスレになる
雑談ならまだいいけどそれでもレスがつくかは現状は厳しいし独り言になりかねないww

忙しくてSS書く暇がないなら素直にスレを見守ってくれればいい
誰かがSS投下する確立は0じゃないんだよ
dat落ちたときは素直に終わりにしよう
ちゃんとdatもまとめには保管する

ていっても1ヶ月書き込みなくてもdatて落ちないぽくないか?
まぁdat落ちってよっぽどだしそれはない気もするんだけども
何年も1スレだけで耐えてても別に問題ないっしょ
せっかくみんなが書いてくれたんだしこのスレのSSを大事にしようじゃない

暇が出来て書く気が出来た時とか好きな時にSS投下すればいいと思うよ
俺もそのつもりだし忙しいのはみんな同じだからね

保守したいなら半月か月1かて所かな
それでも投下がいなけりゃ保守連稿になるわけだけど
年間24レス以内で抑えたら20年以上はもつっしょwwww
投下があればまとめ更新はする、スレの確認はぼちぼちしてるし
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/29(月) 09:20:15.13 ID:MPdugMDO
保守
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/30(火) 09:10:35.95 ID:ynTkjMDO
期待
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/31(水) 09:18:48.89 ID:DSkfZEDO
期待
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/01(木) 17:25:13.28 ID:/FiX1EEo
男「かぁーーーー、やっちまった!
  ついに人間をやめちまった!」

幼「? えへ」 ニコッ パァアアア

男「うおっ、まぶしっ、かわえっ
  ――って、和んでる場合じゃない」


婆「980円でどうじゃい、お若いの」


男「って一言に釣られて幼女を買っちまったぁ!!
  うぁああああ最低だぁああああああ!!!」

クイクイ

男「なんじゃい!」

幼「ひぅ」 ビクッ

男「ああ、ごめん、ごめんよ、大声出して…
  で、何かな」

幼「おしっこ」 モジモジ

男「ひゃっほー! モジモジゲットォオオ!!
  じゃないっ! 俺はもう少し落ち着けないのか! 馬鹿なのか!」

幼「うぅ……」 ポタポタ

男「ひょーーーーーーーーーー!!!!!」
414 :SS@夢見 [sage]:2010/04/04(日) 16:04:39.59 ID:lY4ycADO
覚えてるかたはお久しぶりです
知らない方ははじめまして
大学受験が終わりまして帰って来ました、また落ち着いたら続きを書かせていただきます
待ってた方などいないでしょうけどww
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/11(日) 12:36:53.82 ID:NVNolMDO
待ってたよ
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/12(月) 15:28:21.99 ID:TnaInADO

417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/15(木) 20:44:08.89 ID:/XwJbkDO
期待
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 16:37:38.96 ID:J.RwsUDO
支援
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/17(土) 09:17:56.78 ID:Ttwo/kDO
期待
420 :SS@夢見 [sage]:2010/04/17(土) 16:45:47.75 ID:tbiIMMDO
これだけの人がいたことにびっくりww
現在書き溜めてますゆえ、もうしばらくお待ちを……
今月中には仕上げる予定……
てか長編になりそうなので、もしかすると短編も何か考えるかも
421 :SS@夢見 [sage]:2010/04/30(金) 23:47:55.75 ID:la/7SoDO
すみません、大学生活が想像以上に忙しくて、書ききれてないです
もうしばらく時間を……
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 12:37:45.76 ID:xz/ELwDO
>>421
分かりました
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/05/28(金) 14:58:40.01 ID:/glHAUDO
age
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/29(土) 09:58:14.35 ID:kK5.kADO
支援
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/30(日) 09:55:39.19 ID:6L8fwkDO
期待
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/31(月) 16:34:04.06 ID:xKKlQkDO
sage
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/01(火) 20:08:29.23 ID:Nvvn6EDO
[禁則事項です]
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/02(水) 15:34:39.82 ID:Ch7ZZADO
期待
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/03(木) 16:36:17.20 ID:Ies1fsDO
期待
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/05(土) 15:33:20.62 ID:RKyHFoDO
支援
431 :@ニート [sage]:2010/06/17(木) 05:16:40.31 ID:fzjFVpYo
SS@夢見さん覚えてますよ
時間が出来たら投下していってね
スレの流れはなくても何人かは見に来てると思うよ

【まとめ更新】
小ネタ
ID:/FiX1EEo の作品
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/17(木) 15:49:20.08 ID:48JsyADO
期待
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/18(金) 17:26:58.59 ID:fvrxdUDO
支援
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/19(土) 09:20:09.96 ID:cdfHwUDO
支援
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/19(土) 16:48:23.11 ID:cdfHwUDO
期待
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/20(日) 10:01:57.99 ID:R6VN9IDO
期待
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/21(月) 16:42:24.74 ID:4o/K96DO
期待
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/23(水) 15:50:25.46 ID:A80eREDO
期待
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/24(木) 16:05:19.18 ID:N5uy1wDO

440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/25(金) 17:04:44.70 ID:3KPe0MDO
ワッフルワッフル
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/06/30(水) 12:52:25.62 ID:1ozvQSg0
通りすがりです。
SS書いてみるけど一つ質問……><

@描写有りだけど進行・更新遅め
A描写無しのト書き。進行・更新早め

どっちが良いかな?
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/30(水) 13:00:35.47 ID:C9pfr.2o
貴方がやり易い方で
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/30(水) 21:03:54.42 ID:U.m0NwDO
どちらでもいい
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/07/03(土) 15:40:16.89 ID:ltiXW2AO
幼女980円(税)がいればそれでおk!
445 :SS@空色 :2010/07/04(日) 12:08:34.18 ID:7FW4Rz60
>>441ですが、@で書いていきます。
描写とHNが厨臭いのには目を瞑って頂けると嬉しいです……ってことで投下します。

**

 Chapter 001 × 罪の意識が目覚めるまでのカウントダウン


“幼女”を拾った。
当然人間ではなく、最近流行りだした人工知能タイプのガイノイドだ。
ゴミ置き場に粗大ゴミとして捨てられていただけある。

その娘の声帯は破損していた。

人間と同じ姿、同じ知能を持つものをこんな風に表現するのは少々気が引けるが、

その娘は

『欠陥品』だった。


今日から彼女をぼくの傍に置こうと思う。
ぼくが拾った616年モデルの旧型ガイノイド。
彼女の名前は――

446 :SS@空色 :2010/07/04(日) 12:09:49.44 ID:7FW4Rz60


[ 悪魔のアリス ]



 椅子に半強制的に縛り付けられた黒髪の幼女は、おびえた瞳で青年を見つめていた。
 青年が持つその手には幾つかの工具、そして少女の喉奥に潜んでいたはずの一昔前に出来た時代遅れな人工声帯。
徐々に距離を詰めて歩み寄ってくる見知らぬ男に、わなわなと震えたが拘束された体では逃げ出すことも出来なかった。

「……そんなに怯えなくても良いじゃないか。さて、声は出せるかい?」

 椅子の隣にひっそりと佇むテーブルの上に、青年が持っていた工具と声帯が放り出される。
ぶつかり合う音が少しばかり室内に響いて、空気中に消えると、PCファンの音だけがサーっと鼓膜を揺らした。
無残に転がる自分の声帯に、暫し視線をくれていると、幼女の不安に答えるかのように苦笑しながら青年は言う。
「新しい人工声帯を取り付けたから、今日からは声が出せるようになったんだよ」
 その言葉に、喉元を締め付ける違和感に気づき、包帯が巻かれているのだとやっと察した。
 目を瞬かせながら小さく声を零すけれど、震える口元から這い出てくるのは歪な音のような声だ。

「おや、随分と長い間声を出していなかったみたいだね。それとも新しい声帯に慣れてないだけかな?
 とりあえず両方とぼくは考えておくけれど――」

 そう言って、半ば無理やりに幼女のおとがいを掴む。
喉元を凝視しながら新しい声帯の様子を確認し、違和感はなさそうだと判断すると満足げに顎から一度手を離した。
きめ細やかな人工の肌を指先でくすぐり、喉元、下顎を通っていき、米神を伝って頭頂部へ触れると、微かに笑みを浮かべながら幼女の頭を撫でる。
 掌を離して、幼女の足元へと跪き、視線を低くすると静かな声で喋り始めた。

「それでは初めまして。きみは616年製造モデル“CZ-s001h”の旧型ガイノイドだね?
 そしてきみの名前は“アリス”で当たってるかな。失礼だと思ったけどきみが付けてたネックレスに書かれていたから拝見させて貰ったんだ」

 再度「どうかな?」と問いかけるが、暫し微動だにしない沈黙が続いた。
 漸くこくりと頷いた彼女に、間違いではなかったと安堵の溜息を漏らすと、胸を撫で下ろした。
「それじゃ、アリス」名前を呼びながら彼女を椅子に縛り付ける拘束具を一つ一つ丁寧に外していく。

447 :SS@空色 :2010/07/04(日) 12:11:40.69 ID:7FW4Rz60

 パチン。パチン。金具が外れていく音がPCファンの音に重なっていく。
段々と締め付けが薄くなっていく拘束具を、アリスは凝視しながら次の言葉を無言で待った。

「きみを買ったマスターの居場所は分かるかな」

 返答を待ったがいつまで経っても何もない。
青年がちらりと視線をくれてやるが、徐々に外れていく拘束具を凝視しているだけで何のモーションもない。
「頷くか首を振るか、そのモーションだけでも良いから悪いけど答え辛くても答えて」
 少なくとも正規の主人にはきちんと報せなくてはいけないから。
言葉が進んでいくほどに表情がむっつりとしていくアリスに、言い聞かせるように「ね?」と押しを入れる。
 拘束を緩めていく手を止めて、無言で彼女を凝視しながら返答を待つと、居心地が悪そうに彼女は首を左右に振った。

「うん、うん。そうか。それじゃ、行く所は?」

 これはすぐに返答が来た。
 静かに首を左右に振られる。否定のノーだ。

「そうだな……ならぼくのところへおいで。
 ぼくがきみを養ってあげる。最低条件として、家族と仲良くしてくれれば何をしていても良いよ」

 犯罪だとかそんなのは流石に遠慮願いたい所だけど。
 目を丸くさせて無言で驚くアリスに「どうかな?」と再度問いかけた。
 止めていた手を動かし始め、また金具が外れていく音と衣擦れの音が重なっていく。
パチリ。最後の金具を外してアリスの拘束は全て解けた。拘束具を見つめたまま俯いているアリスの顔を覗き込み、視線を合わせる。
しかし間もなくすぐに視線を反らされ、怪訝そうに眉を顰めて返事を待っていると漸く彼女は顔を上げ、戸惑いつつもこくりと一つ頷いた。

「……宜しい。それじゃ、今日からきみはぼくらの家族だ。
 ぼくの名前は真琴。我が家には他に、飼い犬のアレクと弟の真人、それに病気で療養中の母さんがいる。
 あとで紹介するよ。少なくとも、皆良い奴だからどうか仲良くしてやってくれ」

 青年はアリスの返答に嬉しそうに笑みを浮かべると、
最後に彼女の肩を軽く叩き、テーブルの上へと無造作に放られたそれらを手に持って離れていった。
 拘束具も外れて身軽になった“作り物”の体。時折喉奥から漏れ出てくる、小さな声。

 アリスは、唯一喉元を締め付ける包帯越しに、声を出す度震える喉を掌で感じながら呆然としていた。
――何がともあれ、嬉々とした気分で胸が詰まりそうだ。久々に発することの出来た自分の声に、緩みがちな口元を掌で隠した。
 新しい声。廃棄されるはずだった私を助けてくれた案外良い人そうな青年。

 少しだけ、ここでの生活が楽しみだと期待した。

**

ってことで001はこんなもんで終わりですぅ><
002書くけどこんな文章なんで更新遅め。さーせん。
448 :@ニート [sage]:2010/07/28(水) 06:00:11.53 ID:Cclhv.M0
投下されてる…だと…

>>447
お疲れ様です。
なにやら深そうな話で続きが気になります。wktk
ここ書き込む人は少ないけど見てる人は居るんでご安心をww
のんびり気長に気楽に書いていってください。

感想とか期待すると寂しくなるので
どんどん創作して書いて自分が楽しむのが吉かと思います。
更新は遅いですがまとめには全て保存されます。

【まとめ更新】
未完結
SS@空色 悪魔のアリス

タイトルは「悪魔のアリス」でいいのかな?
違った場合は言ってください
449 :SS@リハビリ中 ◆Oga.rre02U [sage]:2010/08/16(月) 00:02:01.55 ID:a.CJ66SO
名前の通り、SSリハビリ中ですww久しぶりに書くので、ちょっとショートショートをボチボチと投下させて下さいww
お目汚しになると思うので、基本sage進行で書かせていただきますww
450 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/16(月) 00:20:48.70 ID:a.CJ66SO
〜〜〜捨て?幼女〜〜〜

男「はぁ〜……バイト疲れた……」ガチャッ

男「店長、人使い荒いんだよ……いくら人手不足だからって、24時間休みなく働かせるか?」ゴソゴソ

男「俺はコンビニじゃないっつうの!!いや、働いてるのはコンビニだけどねwwwwww」ガサゴソ

男「……………はぁ〜、、、辞めようかな……」バタンッ

男「まぁ、とりあえずは着替えも済んだし帰ろう…ここに居たら更に24時間働かされる!!」

男「じゃ、お先です!お疲れ様でした〜!」

店長「お〜!お疲れちゃん!ゆっくり休めよ〜wwで、今日の夜勤からまたお願いなww」

男「………今日の夜勤って!!今、もう15時っすよ!!あと5時間もないじゃないっすか!!」

店長「まぁまぁ!若いんだから1〜2時間も寝れば元気ハツラツだろ?大丈夫、大丈夫!あ、なんならダンボール小屋に寝てくか?ww」

男「いやっすよ!!帰って布団で寝ます!!!さいなら!!」ダダダ ウィーン
幼女「おじさん、安いよ安いよ〜」

男「は?」
451 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/16(月) 00:40:01.81 ID:a.CJ66SO
男「………捨て幼女?」

幼女「誰が捨て美少女ですか!!」

男「………突っ込んだ方がいい?」

幼女「お願いしましゅ///」

男「え〜っと、誰がおじさんだ!こう見えて、まだ20歳だ!こんな感じでいい?」

幼女「うん、そうそう!そんな感じ!!って!突っ込みそこですか!!普通は美少女ってとこでしょ!!」

男「え……だってお嬢ちゃん可愛いし…」

幼女「え…///わ、私って可愛い…?///」

男「うん……」

幼女「フヒヒwwwwwwwwww」

男(あ、やっぱり可愛くないかも……)

男「で、お嬢ちゃんはそんなとこで何してるの?ダンボール何かに入って?」

幼女「あのね!!わたs……」
男「あ、前にVIPのSSで捨て妹とかいうのがあったな。もしかして、それの真似?」

幼女「いや、そんなの知らないし!そうじゃなくて、わた……」
男「あ、もしかして!家出してきたとか?!で、ダンボールを寝床にしてるとか!」

幼女「違う!!誰が悲しくてダンボールを家にしなくちゃいけないのよ!だから、わt……」
男「って事は、やっぱり捨て幼女!!側面にちゃんと”拾って下さい”って書いてあるし!!」

幼女「人の話しを聞きなさい!!」パシーン

男「痛!!な、殴ったな!!パパンにも殴ら(ry」

幼女「そんな使い古されたネタはいいです!!」

男「………ごめんなさい」
452 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/16(月) 00:57:46.33 ID:a.CJ66SO
男「で、お嬢ちゃんはこんなところで何してるのかな…?」ボロボロ
男(うぅ……酷い……あれから50発は殴る蹴るの暴行を受けた……)

幼女「よくぞ聞いて下さいました!!おじ……お兄さん!私を買って!!」

男「…………はああぁぁ?????!!!!!」

幼女「ここで会ったのも何かの縁!さぁ、買いなさい!!」

男「ここで会ったも何も、ここ俺のバイト先の出入口……」

幼女「まぁまぁ!細かい事はいいから!買って…?」ウルウル

男「そ、そんな目で見られると………買いたく…い、いや!道徳的にも法律的にも……し、しかし……」

幼女「お願い……」ウルウル

男「買います!!」

幼女「やったぁ!おじ……お兄さんありがとう!!」

男「いやいや、当然の事をしたまでさ!(キリッ で、お嬢ちゃんいくらだい?」

幼女「100億万円になります!!」

男「高!!それに、単位も微妙に違うし!!」

幼女「男が細かい事を気にしない!!さ、払って!!」

男「い、いや、無理だろ!!」

幼女「そのくらいポーンと出しなさいよ!男でしょ!!まったく、稼ぎが悪いんだから!!」

男「いやいや!100億をポーンと出すって!!俺どこの石油王だよ!!」

幼女「これだから貧乏人は……」

男「あ、今なんか失礼な事言ったよね?!つか、どうしてそんなに高いの!!」

幼女「そ、それは……」
453 :SS@リハビリ中 :2010/08/16(月) 01:14:02.70 ID:a.CJ66SO
幼女「この不況で、パパのお店が潰れちゃって……」

男「え………?」

幼女「それで、いつもママとパパ喧嘩ばかりで……その日もママとパパは喧嘩してて…ママが家を飛び出して……」

男「ま、まさか………」

幼女「そのまま道路まで飛び出しちゃって、トラックに轢き逃げされて……」

男「比喩じゃなくて、本当に飛び出したのね?!」

幼女「ん??」

男「あ、いえ、続きをどうぞ」

幼女「で、意識不明の重体で……今も病院に入院してるんだけど……」

男「お、親父は何やってんだよ?!」

幼女「毎日お酒ばかり飲んでて……この前も……酔って私を……わ、わた…し…を…」

男「ちちち、ちょっと……まさか……」

幼女「嫌がる私を……無理矢理押し倒して………」

男「………ゴキュッ」

幼女「嫌がる私を無理矢理押し倒して!!電気アンマしたのぉ〜!!!」ウワーン

男「ま、マジか!!って、電気アンマかよ!!ちょっと期待して損した!!!」

幼女「期待って?」

男「な、何でもない!!」

幼女「あ〜!おじ……お兄さん、エッチな事考えたんでしょ〜!ピーーーをピーーーしたり、ピピーーをピ………むぐぅ!」

男「い、言わせねぇよ!!ってか、女の子がそんな言葉使っちゃいけません!!!」
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/08/16(月) 01:31:40.35 ID:wZOGh3Eo
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J
455 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/17(火) 00:25:59.93 ID:ytl1CASO
幼女「別にいいじゃん、ピーーーがピーーーしてピーーーするなんて、皆やってるふぉほぉ……」ムニーッ

男「そういういけない事を言うのはこの口かな?ん?」ムニューッ

幼女「ひはい!ひはい!!やへへ!!」ジタバタ

男「じゃ、ちゃんとお話しできるかな?ん?」

幼女「ひゃい!ひゃんひょひゃにゃひひまふ!!」

男「よし、なら離そう」

幼女「う〜……痛かったぞ!!」

男「ごめんごめん。けどね、女の子があんな言葉使っちゃいけません!分かった?」

幼女「はぁ〜い……」
456 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/17(火) 00:37:04.08 ID:ytl1CASO
男「で、続きは?」

幼女「あれ?どこまで話したっけ?確か、ガミ○スからの攻撃をかい潜り、無事に地球を出発……」
男「違うだろ!!それはヤ○トの話し!お嬢ちゃんがしてたのは、電気アンマ!!」

幼女「あ、そうだった!!で、娘に手を出すような酷い親父でさぁ〜ww」

男「ちょ!なんかキャラ変わってない?!」

幼女「そんな事ないよ?おじ……お兄さんは私を疑うの?」ウルウル

男「くっ……俺はロリコンじゃない…が、そんな目で見られると……正直、すまんかった。俺が悪かったです。ごめんなさい」

幼女「うん、分かればよろしい!もうここに戻ってくるような悪さはするなよ?いいな?」

男「はい!本当にお世話になりました!!……あぁ、やっぱり娑婆の空気は美味いなぁ………って!ち・が・う・だ・ろ!!!!」ムニーッ

幼女「ひはい!ひはい!!ほめんなふぁい!!」
457 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/17(火) 00:47:30.28 ID:ytl1CASO
男「まぁ、大体の理由は分かった。母親の入院費、自分達の生活費、父親の借金の返済で、お金が必要っと…」

幼女「うん……だから、おじ……お兄さん!私を買って!!!」

男「買ってと言われても…100億なんて持ってないし………」

幼女「あ、おじ……お兄さんはさっき私の事可愛いって褒めてくれたから、安くするよ!!」

男「え?!いいの??」

幼女「大丈夫大丈夫!!」

男「え〜と、じゃあ、いくらかな?」

幼女「980円(税)ですww」

男「安!!」
458 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/17(火) 13:34:21.39 ID:ytl1CASO
男「え、本当に980円?!」

幼女「特別だよww」

男「よし!買っt……」
男(いやいや、まてまて!ダンボールには”拾って下さい”と書いてある!)
男(980円と言えば、1時間10分ちょっと店長にこき使われるのと同じ!)
男(それ以前に、やはり幼女をお金で買うというのは……)

幼女「おじ……お兄さん、買ってくれないの……?」ショボン

男「買う!!!………はっ!しまった!!思わず買うとか言ってしまった!」

幼女「まいど〜wwwwwwじゃ、これww」

男「ん?何これ??」

幼女「婚姻届!」

男「はいぃぃぃ????!!!!」
459 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/17(火) 13:44:54.86 ID:ytl1CASO
男「こ、婚姻届って!!何考えてるの!!いや、それ以前にお嬢ちゃんいくつ?!まだ結婚できる年齢じゃないでしょ?!」

幼女「レディに年齢を聞くのはいけないぞっ☆」

男「ぞっ☆じゃなくて!!無理無理無理!!まだ俺結婚する気ないし!!」

幼女「え〜!けど、今更返品はできませんwwwwww」

男「いやいやいや!クーリング・オフで!!」

幼女「できませ〜んww」

男「して!!」

幼女「できませ〜んww」

店長「外が騒がしいと思ったら……幼女、ダンボールになんか入って何してるんだ?」

幼女「あ、パパ!!」

男「パパァ〜〜〜〜???!!!」
460 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/17(火) 14:15:21.76 ID:ytl1CASO
店長「ん?パパって言っても、変な意味でのパパじゃないぞww幼女は私の娘だから、普通のパパだww」

幼女「も〜!パパったら何変な事言ってるのよwwwwwwww」

男「ちょっと待って下さいよ!確か店長の娘さんて、高校卒業して大学行ったとか……」

店長「そうだぞwwwwww」

男「え……どう見ても小学s……うがぁ!」バキッ

幼女「失礼ね!!人が気にしてる事言わない!!」

店長「で、幼女は何してたんだ?」

幼女「奴隷探しwwwwww」

男「は???」

幼女「はい、パパ!24時間365日不眠不休でただで働いてくれる私の旦那(奴隷)wwwwww」グイッ

男「え?え??えぇ??!!」

店長「おお!そうかそうか!幼女は偉いなぁ〜!これで人件費もかからないし!経費削減できるwwwwwwww」

幼女「でしょ〜wwwwwwじゃ、私は遊び行ってくるね〜wwwwww」

男「え?あの…俺は…?」

店長「お!そろそろ夜勤の時間だ!!男くん、頼むね!」ガシッ

男「えぇ??!!まだ寝てな……」ズルズル

幼女「じゃ、頑張ってね〜wwwwwwww」

店長「さぁ〜、頑張って(一生店の為に)働いてね〜ww」

男「い、いやぁぁぁあああ!!!」

おしまい
461 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/17(火) 14:24:19.52 ID:ytl1CASO
いや、久しぶりとかそんなんじゃなく、酷いなwwwwww
駄文すみませんでしたwwwwww
462 :SS@リハビリ中 :2010/08/19(木) 17:06:16.11 ID:aMVVyESO
これって、幼女が出て来れば何でもOKなんですか?それとも、スレタイのキーワードがないとダメ?
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/20(金) 20:58:20.67 ID:CfsZauso
まだあったのか

絵さえあれば、シナリオはあるし、フリーのbgmとseと背景拾ってくればなんとかなりそうだね
464 :@ニート [sage]:2010/08/22(日) 01:11:53.69 ID:./mfJJ60
>>462
基本は幼女が居ればなんでもOKです。
980円に限っては 他の物を980円に使ったり980の数字だけを何かに使ったり089にしたり
1000円札渡して20円のお釣り貰ったりうっかり980円入れるの忘れてしまったり色々あるから
好きにして貰ってOKです。
リハビリって事は前の名前あるって事?そのままだとその名前でまとめには乗るから
前の名前に戻した時は言って貰えるとそっちに追加したり移動します。

>>463
絵が問題で仕事並みの労力いるし時間がものすごくかかるから連携取って持続させるのが厳しい
やるならやるで絵が描ける中心人物がほぼ一人で完成させる形を取らないと現状では難しいかも
俺は忙しいから製作に参加出来る余裕ないです。

【まとめ更新】
小ネタ
SS@リハビリ 捨て?幼女
465 :SS@リハビリ中 :2010/08/23(月) 21:38:00.64 ID:GRQotESO
>>464 前の名前ってか、パー速で書いたのは初めてですww
前はVIPでちょこちょこ書かせてもらってましたが、ちょっと間が開いたので…ここで練習させてもらって、またVIPで書こうかとww

では、連投で申し訳ないのですが、1〜2レス完結をちょっと書かせていただきますww
466 :SS@リハビリ中 :2010/08/23(月) 22:05:52.95 ID:GRQotESO
幼女とままごと〜お店屋さんごっこ編〜


幼女「お兄ちゃん!彼女もいなくて暇そうだね!遊ぼうよ!!」

男「ねぇ、今サラっと酷い事言わなかった?!ねぇ?!」

幼女「そんな事よりさ!遊ぼ!遊ぼ!!」

男「はぁ、全く……ん、いいよ。何して遊ぶ?」

幼女「お店屋さんごっこ〜!!」

男「ま、また?!」

幼女「股?お股じゃなくてお店屋さんだよ!!あ、それともお兄ちゃん、幼女のお股見たいの?仕方ないなぁ!特別だよ?」ヌギヌ…

男「脱がなくて結構!!お店屋さんやろ!!お店屋さん!!!何のお店屋さんにしよっか!」ガジッ

幼女「じゃあ、ケーキ屋さん!!私は美人パティシエ兼店員さんやるから、お兄ちゃんはお客さんね!」

男「また具体的ってか、変な設定だな!まぁ、分かった。すみませ〜ん、くださいな」

幼女「ウフフwwいらっしゃい、坊やww」
467 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/23(月) 22:23:00.03 ID:GRQotESO
男「ぼ、坊や?!ま、まあいいや…えっと、オススメは何ですか?」

幼女「フフッwwこのチェリーパイなんてオススメよww980円と安いしww」

男「へぇ〜、980円は安いなぁ〜。って、却下!!またオッパイに生クリームトッピングとか言って脱ごうとしてるんでしょ!!」

幼女「あらあらwwチェリーパイだと共食いになって食べたくないからって、そんな言い訳しなくていいのよ?wwど・う・て・い・君ww」

男「どどどど、童貞ちゃうわ!!!」

幼女「うふっ(ハァト 童貞は恥ずかしい事じゃないのよ?wwいいわ、お姉さんがあなたのチェリー食べてあげるww」ニジリ ニジリ

男「けけけ、けこ!結構です!!嫌!止めて!来ないで!!」

幼女「怖がらなくていいのよ?ww美味しく食べてあ・げ・る(ハァト」

男「い、嫌ぁぁぁ!!初めてが姪っ子だなんていやぁぁぁ!!助けて!姉ちゃん!姉ちゃん!!」
468 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/23(月) 22:33:51.86 ID:GRQotESO
男「あ、危なかった…危うく童貞喰われるとこだった……ケーキ屋さんは却下!!」

幼女「もうちょっとだったのになww残念ww」

男「残念じゃありません!!そういう事は、好きな人とするものです!!」

幼女「私はお兄ちゃんの事、大好きだよ!!」

男「え?!マジで??!!姪っ子だけど、言われると嬉しいなwwあの、もういっk…」
幼女「じゃあ、今度は薬局屋さんやろ!!」

男「いや、誰の事が大好きって、もういっk…」
幼女「早く〜!!いらっしゃいませ〜!!」

男「はいはい、言う気はないのね…こんにちは、これとこれくださいな」
469 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/23(月) 22:51:54.31 ID:GRQotESO
幼女「はい!お買い上げありがとうございます!超ウルトラ薄くて装着感無しのデラックスコンドームSサイズ!!と、塗ったらどんな不感症な女の子も触れただけでイッてしまう、媚薬入りローションですね?」

男「いや、どう見てもバンドエイドとマキロンでしょ??!!」

幼女「フフッwwお兄さんは短小でテクなしですかwwでも、大きさやテクなんて気にしなくていいですよ?女の子は、大きさやテクよりも、愛情が大事だと思ってますからww」

男「えええ、Sサイズちゃうわ!!エm……3Lサイズだわ!!それに、見ただけでイカせられる程のテクニシャンだわ!!」

幼女「はいはいww」

男「く……馬鹿にされてる気がする……」

幼女「なら、お兄さんのテクがどのくらいか、試してみましょうかww」ヌギヌギ

男「ちょ!!何故脱ぐ!!つか、ゴメンなさい!!童貞の強がりでした!!だから来ないで!!」

幼女「楽しみww」ニジリ ニジリ ガバッ

男「い、いやぁ!!やぁぁめぇぇてぇぇ!!姉ちゃん!姉ちゃん!!」
470 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/23(月) 22:57:33.54 ID:GRQotESO
ヤバいww眠くなったので寝ますww続き?を、また書きに来させていただきますww
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/08/24(火) 13:24:53.88 ID:gGbBeAAO
ワロタwwwwww

もっとやr・・・いややってくださいお願いします
472 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/25(水) 21:04:25.89 ID:C8X.a2SO
男「ハァ…ハァ……な、何とか貞操は守れた……」

幼女「季節外れだったけど、美味しいチェリーでしたww」

男「ちょ!!そういう誤解を招くような事言うの止めて?!何も無かったよね?!」

幼女「お兄ちゃんたら、初めての割には激し……」
男「ストーーップ!!本当に止めて!!俺、アグネスに目を付けられちゃ……」
幼女「そんな事よりさ!!早くお店屋さんごっこしよ!!」

男「ねぇ!今、そんな事って言った?!俺捕まっちゃうんだよ?!ロリコンのレッテル張られてご近所さんから後ろ指指されるんだよ?!」

幼女「はいはい、それはよかったね!じゃ、次は鞄屋さんね!!」

男「良くはないっしょ?!ちょっと俺の扱い軽くない?!」

幼女「いつもの事じゃんwwいらっしゃいませ〜!」

男「あ、そうでしたwwじゃなくて!!もういや……すみません、今度、彼女と旅行に行くので、大きめのバックが欲しいんですが」
473 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/25(水) 21:32:41.83 ID:C8X.a2SO
幼女「クスクス 彼女いない歴=年齢+前世のチェリー君の癖にww見栄はらなくていいんですよwwお一人で旅行ですねww」

男「ちょ!そこは素直に彼女いない歴=年齢でいいんじゃ?前世ってなに?!もしかして俺前世から童貞??!!」

幼女「では、こちらのバックなんかどうでしょう!」

男「そ、そうだったのか…いや、この童貞具合からして、そうじゃないかと……ん?あ、それでいいです。おいくらですか?」

幼女「はい、ありがとうございます!1億万飛んで980円です!!」

男「はい、1億ま………はいぃぃぃ??!!た、高すぎない?!」

幼女「いえ、普通よりかなりお安くなっておりますが?」

男「それにしても1億飛んで980円って!こんな鞄がどうして?!」

幼女「わかりました、ご説明しましょう!まず、バックのチャックを開けます」

男「ふんふん」

幼女「で、そこに私が入って……出来上がり!」

男「出来上がりって?!意味がわからないんですが!!」

幼女「寂しいあなたの旅行のお供に可愛い幼女を!そのまま夜のお供もしますよ///」

男「へぇ、これで寂しい旅も朝から晩まで楽しめるねwwって!そんな訳あるかぁーい!!いりません!!!」
474 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/25(水) 22:08:23.91 ID:C8X.a2SO
幼女「ちぇ〜……私もタダで旅行行けて、いいアイデアだと思ったんだけどな〜」

男「いやいやいや、ダメでしょ!!つか、旅行行きたいなら、普通に連れてってあげるから!!」

幼女「え…///そ、そんな…お、お兄ちゃんが望むなら…婚前旅行でも、私はOKだよ///」

男「婚前って?!結婚する事前提?!つか、よくそんな難しい言葉知ってるね!!」

幼女「女の子は耳年増なのよww若い男女が旅行に行けば、夜は裸になって……」

男「わぁーーー!わぁーーー!!おおお、女の子がそっただ事言うもんじゃねぇ!!男女の付き合いってのは、もっとこう、清くて、手が触れ合っただけで顔を赤らめて……」

幼女「そんなんだから、お兄ちゃんはいつまでも童貞なんだよ。じゃあ、次は保険屋さんやろ!私は美人セールスレディね!こんにちは〜」

男「ねぇ!今またサラっと酷い事言わなかった?!まぁいいや…今日はすみません、わざわざ来ていただいて。こんな時代でしょ?何があるか分からないから、保険に入っておこうかと」

幼女「そんなあなたに、是非入っていただきたい保険があります!!」

男「へぇ、どんな?」
475 :SS@リハビリ中 [sage]:2010/08/25(水) 22:25:45.93 ID:C8X.a2SO
幼女「じゃん!これです!その名も、童貞保険!!」

男「は??」

幼女「この保険は、童貞の人じゃないと入れないんです!で、無事童貞を卒業できたら、お祝い金がでます!ね、お客様にピッタリ!しかも保険料は、月々たったの980円!!」

男「いや、ピッタリ!とか言われても!!」

幼女「ささ、今が入りどきですよ!!」

男「いや、俺童貞じゃねぇし!!って待てよ?ここで俺がゴネると、絶対に枕営業ルートになって襲われる……」

幼女「ねね、お兄ちゃん!枕営業って何ぃ〜??」

男「え?さっき耳年増とか言ってて枕営業知らないの?枕営業ってのは、エッチな事させる代わりに、保険に入ってもらう事だよ。って、俺何説明しちゃってるんだ…」

幼女「フムフム、なるほど〜wwいい事聞いたwwお客様?エッチさせてあげますから保険に入りません?」ニジリ ニジリ

男「ひぃぃ!!もしかして俺、地雷踏んだ?!けけけ、結構です!!」

幼女「そんな、遠慮なさらずに!!先っぽだけでいいから!!」ガバッ

男「女の子が先っぽとか言うな〜!!てか、やめてぇぇぇ!!ね、姉ちゃん!姉ちゃ〜〜ん!!」
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/13(土) 00:42:31.07 ID:jdfdxMUo
ほしゆ
477 :@ニート [sage]:2010/11/16(火) 04:12:54.42 ID:7GdX1bQo
何これ2ヵ月半更新なくてもdatって落ちないのか

【まとめ更新】
小ネタ
SS@リハビリ中 幼女とままごと〜お店屋さんごっこ編〜
244.08 KB   

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