【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★22【光線銃】

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1 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/29(水) 23:29:43.68 ID:KgYj7gJt0
【新世界へようこそ!】
ここは様々な世界が融合して出来た世界。ここの住人は親しみを込めてこの世界を『新世界』と呼んでいます。
この世界にはオーバーテクノロジーから魔術まで何でも存在します。超能力や宇宙艦隊もあれば大魔王の領地も、
獣人の集落や神の軍勢すら勢揃いの『なんでもあり』の世界。それが新世界なのです。
あなたはこの世界の新たな住人となり、先駆者や新入り、そして異世界の住人達と関わってゆくことになります。

【ゲートについて】
この世界には『ゲート』と呼ばれている様々な世界同士を繋げる空間があります。
時にそれは魔界へ、時にそれは天界へ、時にそれはダンジョンへ、繋がっている先は様々です。
稀にそこから『厄災』なるものが流れ着き、それがこちら側の世界を荒らす事もしばしば……
その度に貴方達『能力者』はその能力を最大限に行使して『厄災』を元の場所へと送り返したり倒したり……
この世界の様々な事がこの『ゲート』を切っ掛けにして起こります。

【来訪者について】
この『新世界』はその性質上、別世界からの『来訪者』がやってくることもあります。
彼らの来る世界は様々な世界。時には人間や獣人。時には悪魔や妖怪。そして時には異星人すら『来訪者』として現れることすらあるのです。
『来訪者』はこの世界に来る過程で新たな『能力』を得る事も、そして自分が持っていた能力を引き続き使うことも出来ます。
しかしあまりにも強大な『能力』は『ゲート』の力によりその効力を失ってしまうこととなるでしょう。
次の『来訪者』はあなたかもしれません……

◇ここは自分だけの『能力』を手に入れ、様々な能力者と戦闘、交流するスレです。
◇オリキャラは勿論、様々ななりきりスレのキャラも参加する事が可能なスレです。
◇まずはしたらばで能力登録。ここに設定を纏めておくことでロールをスムーズに行えます。
◇戦闘、交流、基本は何でもありですが、相手が不快になるロール、確定ロールは避けましょう。
◇チート能力や人外級の身体能力など、相手に勝利の余地を与えない設定は避けましょう。最強設定は御法度です。
◇荒らしはスルー。絶対に関わらないようしましょう。

☆次スレッドは>>980、立てられない場合は>>990が立てること
☆次スレッドを立てるまで>>980からは減速推奨(重複を回避するため)

★避難所★
http://jbbs.shitaraba.net/internet/20393/

★wiki★
http://www60.atwiki.jp/kyoukaisen/

※前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1505746865/
2 :おんも [age]:2017/11/30(木) 00:02:07.76 ID:E69UQPRU0
>>1
たて乙なのですー
3 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/30(木) 23:49:37.69 ID:hrQCeZdQ0
>>1乙なのですー


前スレ>>998-999
「頼むよ姉ちゃん、兄ちゃんもよ!」「小遣い欲しいなら出すから!」「おばさん!お願い!」「怖い顔のおじさんどいてよ!」
いつの間にか人はそこそこ集まり、これではワゴンに殺到するのとそこまで変わらない有様。
オマケに年若い未来ある少年少女には無邪気な言葉の槍!いつの世も、本当に恐ろしいのは人間だ。
「手紙貰うってレベルじゃねーぞ!」「お、芸術点高いね」
暴言とゲンコツ、ソーマタージの野次飛び交う広間。退廃と混沌をコンクリートミキサーにかけたかの様な混乱!混雑!



「ハンガーストライキが昔からよく分からなかったんだ。自分が苦しむぐらいなら相手を苦しめろってな。
 真面目な話、あの豆はいつになったら使い切る。残り何箱だ?」
毎食どこかしらに豆が入ってくるのだ。嫌にならない方がおかしいだろう。
辟易とした態度で豆を喰うのも、嫌味を言うのも、最早彼は疲れていたのだ。古参兵みたいなツラして。

「悪いがキョーミないね。どうせならこし餡にしてくれよ。俺そっちの方が好きなんだ」
ワガママな態度!他者の好みを彼は知らないが、自分がつぶ餡そこまで好きではない事は知っている。


「お前と言いあの魔女と言い、どうしてガキっぽい見た目のヤツほどヤニ好きなんだ?」
当たり前の様に差し出される煙草に怪訝そうな表情。どこに隠し持っていたのやら。
もっとも、そんなツッコミ気質な考えも一瞬で消える。貰える物は貰う主義だ。
「好きなんだよね、コレ。絶版だってんで久方ぶりだけど。俺がこれ好きなの、よく知ってたな」

「ああ、それについてはもう遅いな。悪いがオレはとっくに諦めちまったのさ。ジョークだらけの生活は今更覆せない。
 世の無常を儚み、過去に怯え続けるのを隠す為だけのつもりが、いつの間にかソーマタージでいないと駄目になっちまった」
濁った瞳に微かな光が宿る。凡そ真っ当な感情によるものではない光が。

「…手紙?無いな。天才ソーマの元気になるクスリと、『二度と関わらないでくれ』ってありがたい言葉だけ。
 ワザワザ紙切れに書かなくても、想いを伝える相手はいる。丁度ここにな。…お前の事じゃあないゾ」
光も失せた。軽い調子で冗談を飛ばし人をおちょくる様は、いつものソーマタージだった。
4 :リリウム&メア ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/12/01(金) 00:09:49.91 ID:JK8XKVrv0
定期的にびくんと体を震わせているのは暴行などが理由じゃない。寧ろ痛み無き筈の言の矢が恐ろしく。

「はい、そこの……うぐっ……
 君だよね、はいこれ手紙。受け取ったらさっさとはけてねーでてってねー……うぅ……」

あの言葉が飛ぶたびにびくんと雷に撃たれたような反応を繰り返す。そのたびにロイの方を見ては何とか意識を取り戻すのであった。
子供であるのだから仕方ない。確かなことなのだろう。けれど、けれどッ!……
なんとかごまかしごまかしやっているが、矢の数は寧ろ増えていく。

がんばれ少女。きっと誰かはわかってくれるさ!!!



「淫魔がこうも受け入れられているというのも不思議な光景だな
 ―――ああ、知人にこれが好みらしいのが居てな。珍しく絶えてない友人だ
 何時か合えたら渡そうと思ってたのさ。」

「ああ、分かっているとも。"私な筈があるものか"
 ……ふふっ。なんだ、照れくさい台詞もいえるんじゃないか。」

抑え切れなくなった、そんなそぶりで漏れる笑み。
しかし、その表情は珍しく感情をはっきりと描いていた。穏やかで、安心しきっているような。

「童心に返って恋バナでもするか?
 顔ぐらいは見せて貰ってもいいだろう。
 見た目どおり乙女でな。こういう話題には目がない。」

だが、今の表情はどう見てもからかう気マンマンのそれであった。
5 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/01(金) 00:18:40.83 ID:Pm1uu2j/0
>>3
「ふはははは おじさんはおじさんで構わんが おねーさんをおばさんという輩は拳骨しちゃうZo☆ミ」
拳を振り上げ 子供には手加減を 大人は一切の手加減をせず拳骨無双でございます

「ん? どうしたソーマ なに知りたいかね?」
酷く大真面目なソーマタージに何かを感じ取り 真顔となりて

「現時点で残りコンテナ2.7箱分だ 毎日豆しか出さない状態でも軽く一年以上はかかる」
ナムサン 地獄の道のりは果てしなく遠いのであった

「よし分かった・・・と言いたいところだが 君には粒あんを食べてもらう
 貴様は知らんだろうが我がコンテナの備蓄はここで完食と言う終焉を迎える
 これから貴様等はなんの手助けも受けず ただひたすら 豆を喰うだけだ
 どこまで もがき苦しむか見せてもらおう」

「喰うがよい」
ナムサン 慈悲はない

>>4
「あぁ…あぁ分かった大丈夫だ 給料も上げてやるし 有給も付けてやるし いまなら薔薇のジャムを使ったロリアンティ―もつけてやる だから頑張れ 俺も頑張るから」
と おばさんワードを出した子供を諫めながらリリウムを慰めるロイ

「・・・あとで俺にもたばこをくれ」
メアに懇願するロイであった
6 :白い梟のラヴァッツァ [age]:2017/12/02(土) 22:10:04.35 ID:hynBV0EN0
「うーん、うーん……」

鬱蒼たる森の中の魔女の家は、巨木に寄り添うように建てられたログハウス
その中の魔翌力の櫃の前の止まり木で、白い梟が翼を組み唸っている
魂の抜けた亡骸の眠る櫃はただ静かに鎮座しているだけだ

「……どれだけ強固な封印仕込んでるのさもう……」

白い梟の魔女、ラヴァッツァは数ヶ月前越境者達に依頼をしこの櫃を確保した
中で眠るのは妹であるというイリーの人間の体
本来ならば操魂術を用いて、猫の中に閉じ込められているイリーの魂を人間の体に移すという段取りであったのだが

「ちょっと邪魔が入ってる……というか、邪魔な細工をされてたみたいなんだ、イレギュラーなんだよね正直」

振り返り、翼を広げて溜息
どうやら術式が上手くいっていない模様

「……よかったらさぁ、依頼、受けてくんない?」
「あぁ、もちろん報酬もたーんまりと出すから……ね?」

わざとらしい提案、越境者をここに呼びつけたのだからハナっからそのつもりであったのだろう

「具合的にはこの櫃の、魔翌力的な意味での【中】に入って貰って、邪魔してる妨害の原因を直接排除して貰うって感じ」
「サポートはもちろんするから、そこ等へんはご安心を、ね」

白い梟は大きな瞳を細めてくるくると笑った
7 :白い梟のラヴァッツァ [sage]:2017/12/02(土) 22:13:50.03 ID:hynBV0EN0
補足っ

【白い梟のラヴァッツァ】

イリーの姉を自称する白い梟、体長40cmくらい
高度な魔法を操る魔導士でもあり、元人間らしい
越境者には協力的であり、また協力を受ける関係でもある
数ヶ月前にキーアイテム【魔翌力の櫃】の奪還を越境者達に依頼した
8 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/02(土) 22:18:10.00 ID:Sz7KkWGK0
>>6
「委細承知、任せるでゴザル」

風無く棚引く黒襤褸布を纏う一本角が特徴的な
白を基調としたトリコロールカラーの人型ロボット、
お呼びじゃなくても即参上。

「…ニンッ(言っている事の半分も理解できないでゴザルが…見敵必殺でよいのでゴザル?)」
9 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/02(土) 22:28:54.24 ID:vBljKO3S0
>>6
アキレス「それやったらイリータンの腕とか目とか治せる?」
多少食い気味に質問するアキレスと

ロイ「イリーの奴メンドクサイ身の上だったんだな・・・こいつにイリーの魂を入れたら
   もうイリーは猫になれんのか?」

その背後で腕を組み 人間であるイリーをしげしげと見やるロイご両人

アキレス「おーけーおーけーイリータンの為に少し力貸しちゃうぜ」
ロイ「元よりそのともりだ やるぞ」

頷く2人

―――ギィ!!
ベティちゃんはハサミで人間イリーのホホをツンツンしようとしている
10 :白い梟のラヴァッツァ [saga]:2017/12/02(土) 22:37:15.66 ID:hynBV0EN0
>>8
「……」

ハンゾーを見遣る梟の視線は興味であった
この世界では科学は途絶え、代わりとして魔学が発展しているのだ
以前タェンティースの機械に触れる機会のあったラヴァッツァからすれば未知の技術というのはとても魅力的なのである
とはいえ今は依頼者としての立場だ、自重を覚えている

>>9
「腕とか目っていうより、体そのものを取り替えられるよ」

もう肉球には触れなくなるけどね、と笑う

「ありがとう、とても嬉しいよ」

ベティの触れる頬は冷たく、死を孕んでいるがそれ以外では全く眠るようである
中の体の鮮度を保つ、それ以上の効果をこの櫃は持っているのであろう

>>8-9
「ありがとね、じゃあ送るよ」
「……櫃の【中】の魔力空間に送るカタチになるから、肉体ごとって感じかな」
「あぁ、万一の時は骨も残骸も回収出来るからご安心」

冗談を決めてウィンク、しかし内容は笑えやしない
翼を開き一同を包むようにし詠唱開始
魔力の陣が床に紫色の燐光を帯びて現れ、やがて視界の全てを覆い尽くした

……

目を開けばそこは

【あーあー、】
【聞こえる聞こえる? 生きてたら返事してね】
【こちらラヴァッツァだよー、魔力空間に転移完了】
【……何かこう、変ったモノとかがあればそれが原因だと思うからちょっと探してみて貰ってもいい?】

魔力空間

そこはただただ広い一面の湖であった
足首が浸る程度の澄み切った湖、水平線に囲まれ薄く霧がかかっている
上空に行くにつれ霧は深く深く、見上げれば薄墨色に覆われていた
静寂に耳鳴りすら覚えるようなそんな空間の中心
【人の背程の刃金色の水晶】が鎮座している
11 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/02(土) 22:47:06.20 ID:Sz7KkWGK0
>>10
科学も魔法もあるんだよ的な生まれの不可思議機械生命体。
それがこの『自分をニンジャと思い込んでいる』割かしポンコツなハンゾーである。

「霧の湖と馬鹿デカイ水晶があるぐらいでゴザル……これは探索の必要が御座候?」

某パスタの使徒とかぶってしまっている位には人格がバグっている。
そして色々と残念である。
全てスキル『ニンジュツ(笑)』が悪い。

彼にとっては目に映るものの殆どは普通であるらしく…
12 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/02(土) 22:51:17.47 ID:vBljKO3S0
>>10
―――・・・

つめたい 暫し考えるようにハサミをカチカチとならし
アキレスのリュックから取り出したのは使い捨てカイロ それを顔に乗せた

―――ギィ!!
これで暖かい と言わんばかりにハサミを振り上げるが まだ中の鉄粉が反応していないので熱は発生していなかった

んでもって 魔力空間!!

ロイ「こちらロイ 今のところ異常なし」
アキレス「同じくー」
―――ギィ!!

無事にやってこれた様だ返事をする2人と一匹

アキレス「なんかあったらもってこいって・・・大丈夫なの?」
心配そうなアキレスと

ロイ「まぁ さしあたって変なものといったら…これだな」

と あからさまに変な推奨 鎧に覆われた右手で軽く触ってみるテスト
13 :白い梟のラヴァッツァ [saga]:2017/12/02(土) 22:59:49.64 ID:hynBV0EN0
>>11-12
【水晶?】

ふむ、と唸るラヴァッツァ
イリーの遺体に乗せられたカイロを器用に脚でシャカシャカ振っている

【多分それだね】
【……魔力……トゲなの……も、砕いて……て……って、……れ……?】

まるで通信機のノイズめいて雑音、ラヴァッツァの声は途切れ途切れ

そして、

「「おやおや」」

物理的には虚無であった音が溢れ、水面がざわめきを立てる

「「あの子が直接来るかと思っていたのだけれども、アテが外れたという事だね」」

水晶の内部から力が漏れ出、それは紫色の焔となって表面を走る
直後にそれは弾け、水晶の破片を煌めくヴェールとして赤紫の衣を纏いし女……魔女が姿を現した

「「はじめまして、私はオルキデア・トリエステ」」
「「羽衣の魔女とも呼ばれていたよ」」

艶やかなアメジストの瞳は残光を帯びて、その声は一万の死者達の呻きが如し

「「……あー、今のこれはその、精神の破片と言った所であろうかな」」
「「孫のラヴァッツァと、イリーがお世話になっているようだね」」

中空にあったその体の最も下にある部位が、爪先が水面に着いた
墨滴が清水に落ちたがよう湖は穢され、霧は紫紺に染まり空気は重苦しく変質する

【……な、……、……聞こえ……!?】

「「……あれはあれで優秀な魔導士ではあるけれども、」」
「「ふぅーん……ウクク……、矢張り私には遠く遠く……ウクククッ」」

狼狽が声に乗って途切れ途切れ、ラヴァッツァとの通信はぷつりと絶える
喉を鳴らし含み笑いを浮かべるオルキデア

「「……嗚呼、おかしい、愉快であるね」」
「「実に、いい日だ。 こんないい日に君たちのような孫のステキなお友達には」」

ひらひらと両手を泳がせるように振るい、顔の上半分を隠した
指の合間からギラリと鋭光、ドス黒い水面の波は白い飛沫を孕み荒れる

「「……頭蓋の中身を晒して貰おう、私のチカラの糧の為に」」

直後、一同に向けて魔女背後の虚無より飛来する散弾銃が如き紫紺色の焔!
触れれば灼け爛れ、呪いにより精神を蝕む呪詛の焔だ!

【羽衣の魔女、オルキデア・トリエステの強襲!】
14 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/02(土) 23:13:43.83 ID:Sz7KkWGK0
>>13
「挨拶にしては些か…」

ハンゾーが両手を開き、己が眼前に突き出す。
機械であるその両腕がドリルのように回転!!

「ドーモ、オルキデア=サン。ハンゾーで…ゴザル!!」

言葉と共に放たれるは超回転より生み出された竜巻の如き突風!

「ニンポー『ごっどさんどすとーむ』の術!!」

呪詛だろうが何だろうが、物理的に発せられた筈のソレが焔を薙ぎ払わんとうねる。
どこかで聞いたような名のソレは察しの通り物理よりも魔術の作用によって生じたチカラ。
故に問題なし!!
15 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/02(土) 23:14:05.36 ID:vBljKO3S0
>>13
ロイ「棘? なんだ!?」
アキレス「あれ? もしもし? もしもーし!!」

言葉の断片からトゲらしきものを探ろうとするロイであるが
その前に聞こえてきた声と 紫の焔

咄嗟に推奨から離れれば 出てきたのは赤紫の魔女

ロイ「やれやれ トンデモなのが出てきたな ロイだ イリーには世話になっている」
アキレス「ハゴロモフー(ry」
―――ギィ!!

穏やかな雰囲気ではないが 捕りあえず自己紹介のロイと ボケようとしてベティに言わせねぇよ!!されるアキレス

だがそんなボケ空間も終了

ロイ「アキレス!!」
アキレス「応よ!!」

散弾銃めいて飛んでくる炎を 左右に散会して逃れる2人

アキレス「喰らえ!!」
素早く取り出した拳銃を構えサイバネ起動 レティクル投影

パン! パン! と軽い炸裂音と共に二発の銃弾が吐き出され 魔女にむかって突き進む
16 :オルキデア・トリエステ【羽衣の魔女】 [saga]:2017/12/02(土) 23:24:44.47 ID:hynBV0EN0
>>14-15
「「ハンゾーと、ロイと……」」
「「……キミは少し、軽薄だね?」」
「「覚えておくよ、覚えられる限りは」」

薄っすらとした笑みは霧氷めいて張り付き、一挙一動に魔力は溢れる
老婆めいたシワの肌は緩やかに若さを湛えはじめていた

「「……器用なモノだね、それにしても随分と様変わりしたモノだ」」
「「痛っ!?」」
「「……それは、なんだろうか、銃?」」

ハンゾーのニンポー()は()こそ付くモノの実際の効力としては実に有効に働いていた
魔女の焔を搔き乱し、逸らし、ロイとアキレスの回避先に危険性は無かったのだ
腹部に被弾、立て続けに2発
傷口から漏れだすのは血ではなく魔力の迸り、しかし即座に塞がる
ハンゾーの機械の体や、銃に対して全くの未知ではない様子だが著しく古めかしいモノしか既知ではない模様

「「……眠っていると、世間の流れに疎くなってしまってね」」
「「とても困るんだ」」

手を招くように軽く振るう所作
それだけで一同それぞれの足元の湖から無数の気泡が溢れ、やがて沸血の熱柱として立ち昇るであろう!
17 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/02(土) 23:32:34.22 ID:vBljKO3S0
>>16
アキレス「よせやい照れるじゃねぇか!!」

その言葉にも余裕の笑み アキレスはそのまま魔女の背後に回り込むように走り続け

ロイも横手に回り込む
そして足元に気泡が溢れるや

ロイ「チッ! んだらぁ!!」
気泡から逃げるように『前へ』退避 そのままハルバートによる突撃を慣行

アキレス「うわぁここ温泉だったんだ〜効能は? おk 言わなくても分かる 美白の湯だ!!せいかい?正解? ねぇねぇ」

アキレスは熱柱から逃げ回りながら魔女の集中力をかき乱さんと言葉を発するのであった
18 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/02(土) 23:34:42.62 ID:Sz7KkWGK0
>>16
「長々と死合うは此方に不利と見た…でゴザル!!」

そも待ち伏せの様相であった魔女。
であれば周囲は彼女のテリトリーであることは明白。

「お困りであるなら先ずは相談すればよいのでゴザル。誰かの迷惑になる前に!!」

シタタタタッ!と軽快な音を立て金属の塊が宙を駆ける。
音は魔術的な作用によって生じた力場が云々!!

「ニンポー『とらんすふぉーむ』の術!!」

ガシャシャコガチャン!!
なんたることか、人型ロボがクルリと一回転する間に剣の様な飛行物体に姿を変えた!
沸血の熱柱を掻い潜り魔女へと突っ込む!!
19 :オルキデア・トリエステ【羽衣の魔女】 [saga]:2017/12/02(土) 23:44:26.51 ID:hynBV0EN0
>>17
「「美白、いい響きだ」」
「「こう見えて温泉は好きでね、故郷にもいい湯場があったんだよ」」
「「娘や孫達も好きでね、よく一緒に湯浴みに行ったモノさ」」

アキレスに釣られているのか果たして、ともあれよく喋る魔女
最も、と区切り松明めいて両腕に宿した紫紺の焔

がぎん!!!

物理的な質量を帯びて片腕でロイの、重量級のハルバードの一撃を受け止める
変型し、ソードフォームめいて突撃を敢行したハンゾーの一閃も逆の腕で然り!

「「彼女等が死ぬ迄の、私が継承する迄の、私にとってはごく短い間ではあったけれどね」」

流石に出力で負けている!
ジリジリと後退する魔女、しかしその肌は既に不惑程と紛う質感を完成させていた!

「「……う、!?」」

突如空間そのものが揺らぐ!
ラヴァッツァが外部から接触を試みて、それはロイとハンゾーの突撃との鬩ぎ合いの最中に魔女にしてみれば非常にうまくない頃合いに起こるのであった!
蹌踉めき両腕を吹き飛ばされる魔女、たたらを踏んで二歩下がり項垂れる!
ロイは右前、ハンゾーは左前、そしてアキレスは背後!
トライアングルで囲み尽くしたカタチとなり、魔女は未だ悶え不動!
つまりはそう、絶好の好機!!
20 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/02(土) 23:51:31.68 ID:Sz7KkWGK0
>>19
ガキガコゴシャカ!と音を立て再度人型へと戻るハンゾー。

「DEN! GAI! FU!!」

そう妙なイントネーションで叫ぶ。
それに呼応するは風無く棚引く黒襤褸布、電鎧布。
サイバネティックス技術を主体に作られた驚異的な伸縮性と様々な耐久性を誇るソレが、
電気信号によって極限まで伸び広がり魔女を覆い絡めとらんと動く。

「御用でゴザル!!」
21 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/02(土) 23:52:06.06 ID:vBljKO3S0
>>19
ロイ「アキレス好機だ!!」
アキレス「粉砕しろ!! ファイブ・フィンガー・デス・パンチ!!」

両手両足から放たれる蒼き霧がアキレスの前に集まり 形作り 現れるは霧の巨人

アキレス「こ の や ろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
剛腕が唸り 渾身の右ストレートが放たれる

ロイ「剛槍!! 展開!!」
そしてロイは闘志の焔をハルバートの穂先に収束 陽の気が穂先に集まり明々と燃え上がる

ロイ「ッ!!」
その穂先をもって 今一度全力の刺突を仕掛けた
22 :オルキデア・トリエステ【羽衣の魔女】 [saga]:2017/12/03(日) 00:03:49.50 ID:HjPvtR380
>>20-21
「「ちっ……」」
「「……禍津調和、この体では……!」」

SMAAaaaaAASH!!!!

ハンゾーの電磁衣に絡め取られ、アキレスの霞の巨体の剛腕が背後より背を砕く!
ロイの突撃の頃には魔女の深い紺色の瞳が見開き、それが自らの体を貫く瞬間を見届ける!
魔力のチリとなり昇華を始める体で魔女は浮き上がり、一同を見下した

「「ぐっ……、痛ぅぅ……!」」
「「……う、く、ウククク……いい日だ」」

ぼうっ!

紫紺の焔の炸裂があって、湖は清流を、周囲の霧は淡墨の香りを、空間そのものは凪を取り戻す

【……あ、通じた!?】
【大丈夫だった? 邪魔してた魔力のトゲが抜けたみたいだ】
【ありがとう、何があったのか、何が居たのか……聞かせて欲しい】

今は回収が先だけどね、と一同を魔力空間より引っ張り上げる力が働くであろう
瞬きの後に現実世界へと、ラヴァッツァの家へと越境者達は回帰する

//この辺ですみませぬっ、〆な感じでお願いしますっ
//ありがとうでしたっ、お疲れ様ですー
23 :白い梟のラヴァッツァ [saga]:2017/12/03(日) 00:21:01.74 ID:HjPvtR380
「……オルキデア・トリエステ」
「おーばば様、私達の祖母、トリエステ家最強の魔女って言われてた」

私が一度倒したけどね、なんて梟胸を張るラヴァッツァ

「ただ、死に際に私に憑依して」
「そんでもって魂だけの存在、あー……亡霊っていうのが分かりやすいかな?」
「ともあれ、肉体は滅んだけども精神のみで生き延びたんだ」

櫃を翼で一度撫でる
その所作は慈愛そのものであり、縮退する瞳孔は緩やかに和む

「この子(イリー)はね……っていうより、私とこの子は双子で」
「この子が魔女として最高の肉体を、私が最高の魔力を」
「それぞれ分かち合って生まれて来たんだ、だからこの子には本来の魔力が極めて少ない」

んでもって私はモヤシ体質、と自重

「おーばば様が狙っているのはこの子の体」
「それでも、魔力の櫃を破るには至らなかったんだろうね」
「私が【中】に入ったら、魔法を奪って櫃を暴くつもりだったんだ」

つまる所罠を仕掛けたは仕掛けた
しかし掛かったのは標的ではなく越境者達であり、問題は彼等が自力で罠を破壊するに及ぶ猛者であったという点に尽きる

「……ありがとう、本当に」
「あなた達は私達姉妹の恩人だ、心から感謝させて貰うよ」
「……この子が起きたら、ちゃんと伝えておくからね」

カイロでホッカホカのイリーはそれでもまだ眠るように横たわる
しかしそれも時が解決するであろう、そう遠くない未来には

24 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/03(日) 21:49:32.42 ID:Wb0qjqbT0
【フォールンニャンパイア】
猫「速くするにゃ若造!!」
ねこ「越境者が少なくて事業が滞りがちなんだにゃー 急いでほしいにゃー」
NEKO「一仕事の後のミルクは最高にゃ だから頑張るにゃ」

アキレス「えぇい人型が少ないからってこき使いよってからに・・・!」

空には子供の落書きが如きぐるぐる太陽 ここフォールンニャンパイアもすっかり冬らしい寒い日が続いているが
ここ最近越境者が現れず 人型の猫も少ないので何が起きているかというと 冬支度がまるっきりできていないのだ

ということで久々に表れた越境者たちはストーブを出したり炬燵布団を干したりと 猫達に顎で使われることとなっていた

ロイ「灯油はどこだ?」
猫「あっちにゃー」

ロイもポリタンクを担いであっちこっちのストーブに給油作業に勤しんでいる中 他の者はいったいどうしているだろう?
25 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/12/03(日) 21:58:46.87 ID:HjPvtR380
>>24
「うひゃー、かわいいかわいい」

ごろんちょしている猫のお腹をぐにぐにぷにぷに
実に心地良く堪能しているが、何もこれはサボっているわけではない
見よ、七八の前には猫達がズラリと整列して並んでいるではないか

「役得役得……かわいいかわいい」

そう、七八は犬猫に対して特攻とすら言える程の撫でニシャン(撫でテクニシャンの略)なのである
故にこれも立派なお仕事なのだ、側から見たらそうとはとても見えないのが難点ではあるが
そもそも冬支度になんも関係ない
26 :マンジュシャゲ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/03(日) 22:01:59.16 ID:WojQSfyG0
>>24
「なーんでたまの休みに、こんなコトしなきゃなんないのよー…」
ブツブツ文句を垂れながら、忙しなくストーブやらなんやらを運ぶのは素顔を露わにしたマンジュシャゲ、否、白麗。
眼帯に覆われた瞼も細め、心底嫌そうに作業に徹しているが、次第にやる気の無さは仕事にも表れ……。

「……よーし出来た!もー働かない!少なくともネコなんかのためには」
ガッチャ!重々しい音を立てて設置される最後のストーブ!辺りを見渡せば、途中までは整然と規定位置に置かれた幾つもの同型の物が。
かわいいものは好きだが、だからといって顎で使われて納得する訳ではないのだ。態度にそれが出ている。

「もう十分でしょ? 私もとっとと休みたいんだけど…」


遠くではソーマタージが犬がいない事にガッカリしながら、気だるげに猫じゃらしを指で振り回していた。
首にかけたタオルを敷いて枕代わりにし、ボンヤリとその様子を眺める。休憩モードに強引に移行しつつある。
27 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/03(日) 22:13:42.88 ID:Wb0qjqbT0
>>25
―――ギィギィ♪
なんか違うのも混ざってますが気にしないであげてください

それとブラッシング不足で生え変わった毛がまだついてる子も多いので ちゃんと取ってあげてくださいね

ロイ「お前犬派じゃなかったっけ?」
そんな四五六にロイが質問する

役得している四五六であるが はやくするにゃーと後続の抗議がにゃーにゃーと喧しいことになっている

そのうちしびれを切らせて行列関係なく突撃してくることでしょう

>>26
アキレス「じゃあ俺の為に働いてくれ☆」
休憩もーどのマンジュシャゲに言うアキレス 猫の為じゃないので問題ないですよね?

ちな又ジが振り回す猫じゃらしは 猫達の恰好の遊び場となっている 何匹もの猫に集られる又ジの心境や如何に?

そして休憩モードのマンジュシャゲにも猫が集まってきて マンジュシャゲの体温で暖を取ろうと引っ付き塊となる
暖かい・・・を通り越して熱くなってきますが 気にしないであげてください
28 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/12/03(日) 22:17:58.44 ID:HjPvtR380
>>27
「……かわ、……まぁ、すっかりかわいく見えるけどね」

こつん、と硬質な甲殻に当たれば苦笑
考えてみればでっかいサソリがふつーに可愛く見えるのだ、慣れとは恐ろしいものである

「犬派だよ、けど可愛ければなんでもいいのさー」

その辺は女子なのだ、お腹を晒してごろんちょしている猫を前に愛でない訳にはいくまい
話している途中にも猫達がワラワラと痺れを切らして突撃してきてもふられているが、まだまだ幸福な重みのレベルに留まる
29 :マンジュシャゲ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/03(日) 22:25:55.90 ID:WojQSfyG0
>>27
「お断りだ」
若干食い気味にビシリと否定。ナムアミダブツ!
どちらにせよ今は休む時だ。自分の務めは果たした。後は他の者が───。

小学生の考えたかの様な空の下。微睡みに吞まれながら、白麗は考える。
役目は終わった。この暖かさのの中で眠る時だと。この日差しの暖かさ───。


「───暑いわ!」
ウガーッと身をよじり猫を追い払う!他者を拒絶するのは臆病さの表れ?単純にクソ暑いだけだ。
眠気も覚めた。ふてくされた様に横になり、頬杖をついて再びボンヤリ。

「…何やってんだろうね。私」
暖を取ろうと寄ってきた猫の内、手近な一体を選んでボンヤリと撫でながら、一人呟くのであった。


因みにソーマタージの方は何も変わらない。猫に近づかれてもすり寄られても動ぜず、ただ機械の様に無機質に猫じゃらしをフリフリ…。
…無機質なはずだ。コートの内側と長髪の中に、音楽プレーヤーとイヤホンを隠していた。
耳から入るリラクゼーション音楽で半ばトリップした彼には、一切の言葉も光景も入らない。
30 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/03(日) 22:34:44.86 ID:Wb0qjqbT0
>>28
―――ギィ♪

筆頭マスコットが骸骨とサソリなあたり 境界線スレはきっと特別なのでしょう(メタ

猫玉と化す四五六であったが 突然猫達が明後日の方向にダッシュ そこにはカニカマが設置されていた

ロイ「悪い四五六 炬燵布団取り込んで炬燵に設置するの手伝ってくれ」

ロイが無理やり(?)引き剥がしたらしい 手が足りないのだよ
ずらりと天日干しされた炬燵布団は太陽の匂いがした これをすべての家屋に設置して回るのだ きっと重労働だぞ

>>29
アキレス「クゥーン」
又ジのマネをして引き下がるアキレスであった

身を捩るマンジュシャゲに猫達が散る がまた動かなくなるやわらわらと集まってくるだろう

手頃な猫はおなかを見せてぐっすり まるで野生を感じない

そして又ジであるが 猫じゃらしと戯れていた猫の手がコードに引っかかり イヤホンが抜ける

途端に聞こえてくるニャーニャー喧しい声 さようならトリップ こんにちは現実
31 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/12/03(日) 22:43:19.75 ID:HjPvtR380
>>30
「うひゃーおもーいおもーい」
「……あれ?」

猫玉状態すら心地良く、もっふもふと戯れていたが突如として散り散りになる猫達
さて何事かと思いきや突然の重労働の通知である、現実への回帰

「えー、私ー、箸より重い物とか持った事なくてー……」

ぶりっ子ポーズで乗り切ろうとする七八
懐から猫が箸に比べれば随分と重量のある苦無を咥えてカニカマへゴー

「……」
「……そういうのは、ユノが得意だって言ってたよ」

さすがに何も仕事をしないのはマズイと空気を読んでいるのか
億劫そうに立ち上がり手頃なお布団をもふっと取り込む
因みにユノは今頃にぼし浜でにぼしを捕まえている頃であろう
32 :マンジュシャゲ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/03(日) 22:55:08.12 ID:WojQSfyG0
>>30
「……」
撫でり撫でり。野生のやの字も無い猫の体たらくを見ていると、ふとした疑問がわき上がる。何て事の無い疑問が。

「…この子たち、どっから来たんだ?」
ノンビリほわほわな世界ではあるが、猫が常にアホみたいにいるのが気になったのだ。
神隠し的にどこかの世界から猫が流れてくるのか?普通に生物としての営みを果たしているのか?
そもそも世代交代しているのか?猫とは、何だ?

「どうでもいい」
浮かんだ超宇宙的な思案が掻き消される。賢明な判断だろう、頭がおかしくなるところだった。


「……痛い!髪を引っ張りやがったなドブ猫め!」
スポッと耳から抜けるイヤホン。宇宙空間は視界から失せ、現実が帰ってくる。

「…アレ、まだやってたの?おいアキレスよ。まだ終わらないのか?作業。
 ロイでもいい。とっとと終わらせられないものか?聞こえてるー?」
他人の苦労もどこ吹く風。身勝手に作業の効率化を要請するソーマタージ。いつも通りだ。
33 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/03(日) 23:04:57.41 ID:Wb0qjqbT0
>>31
ロイ「そうか なら今後お前には橋以上の重量がある甘味は食わせないようにしよう」
持ち上げられないんじゃ食べれませんよね 仕方がない(暗黒微笑

【場面転換 煮干し浜】

猫「あれにゃ!! あの煮干しはおおきいにゃ!!」
ユノを先頭にした煮干し捕獲隊は今宵の煮干しを求めんと ユノを存分にこき使っていたそうな・・・

【場面転換終わり】

さて 取り込んだ布団は家の中へ そして炬燵に設置しようとするのだが

畳んだ炬燵布団の上に猫が乗っかり香箱を作る事案が多発 じゃまくさいことこのうえない

>>32
お腹を晒してウトウトしていた猫であるが マンジュシャゲの言葉におめめをパチクリし

ねこ「しらにゃい」
帰ってきたのはこの言葉のみ 彼等ですら知らないのだ 越境者なんぞがわかるわけがない

そんなこんなで考えることをやめるマンジュシャゲであるが また猫の塊が形成されつつある 暑い

そしてソーマタージが不遜な態度で何か言っているが

ロイ「作業を終わらせようが あと8時間はこの世界にいたままだぞ」
帰ってきたのは 犬好きには地獄のような言葉であった

猫達はソーマタージにさっさとねこじゃらしを再開しろとニャーニャー文句を言っている
34 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/12/03(日) 23:11:52.57 ID:HjPvtR380
>>33
「ぐぬぬ……くそぅ、くそぅ……」

完全に言い負けて服従モードである

【ユノはというと?】

「……にぼしにでっかいもちっさいもあるんっすかね……?」

いやそれは原材料のサイズでの差異はあるだろうけど、にぼしはにぼしである
なんとなーく小首を傾げながらもラスボス反射神経で素早いにぼしをキャプチャーキャプチャーキャプチャー

【だったそうな】

「やっばい、ちょっと写メらせて……」

実にイ◯スタ映えするまんまる猫玉である
退かすより先にスマートデバイスでの撮影、一応ファンタジー世界出身者としての立ち位置をすっかり置き去りにしている
35 :マンジュシャゲ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/03(日) 23:16:37.56 ID:WojQSfyG0
>>33
「まあそりゃそうだよねー」
当然と言えば当然だろう、あっさりとした言葉に思考は再び途切れる。
考えてどうにかなるような話でもあるまい。これ以上の詮索は無意味と判断したのだ。

「…いちいち寄るな!暑い!」
のほほんとした空間の中、本日何度か目の抗議の声が空に吸い込まれていった…。


ソーマタージの方は何事か呪詛の言葉を呟くと、再び猫じゃらしブンブンに戻ったとか。


//少し早いですがそろそろ落ちさせていただきますです すみませぬ…
36 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/03(日) 23:40:29.08 ID:Wb0qjqbT0
>>34
猫「あるんだにゃー にゃーの眼力をもってすればわかるんだにゃー」

煮干し採取隊はぞんぶんに働き 大量の煮干しをゲットするのであった

ロイ「はやくせぇよ」
と 写メ撮りまくりの四五六に小言を言うロイ

まだまだ布団は大量に残っていた・・・・・

>>35
蹴散らされるたび寄ってくる猫 マンジュシャゲの受難は続く

あ あと又ジにもね

//〆
37 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/05(火) 22:24:24.58 ID:E0JQKHCs0
【ファンタジィな世界 止まり木同盟の宿】
幻想の支配する世界 山間に存在する止まり木同盟の宿
辺りはすっかり雪化粧となり これからのしばらくは 秋の間必死にため込んだ物資を消費しながら春を待つこととなる

冬山で人ができることはそう多くはない 少ない小動物を狩り毛皮と肉を集めるか 湿った薪を拾ってきて乾かし燃料とするか
後はただ暖かな部屋で惰眠を貪り 手慰みに小物や織物を作るか 後は例外でも起きない限りは・・・

アキレス「t・・・大変だ!!」
雪をまき散らし 慌ただしく部屋に入ってくるアキレス

ロイ「どうした?」

アキレス「貯蔵庫の近くで熊が出た!! 保存食をやられたらヤバイ!!」
ロイ「クソッタレ!! 冬眠に失敗した輩だ!! 戦える奴は俺に続け!! 熊狩りだ!!」

ハルバートを手に外に飛び出していくロイ 彼に続くものはいるだろうか?
38 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [age]:2017/12/05(火) 22:34:29.24 ID:neI2H45u0
(……また、この【夢】かぁ……)
(寒い……今度は、雪……?)

ルシオラ・グリヴルムは時折奇妙な【夢】を見る
妙にリアリティを持って迫るその夢の中で、彼女は本能的に2つのルールを設けていた

1、これは夢である
大前提
これを現実として認めるにはまだルシオラに取っては覚悟が足りない

2、現実として行動する
一度死の直前に面した時に、余りにも現実味を持って迫った死神の刃を体感した以上自然な事であろう

一見して矛盾するこのルールが、彼女に取っての現実と夢の中で健全に理性を保ちつつ生き延びてきた支えなのであった

(……先ずは……、どこか暖を取れそうな所を探さないと……)

この学生服は未来的素材と技術の賜物であり、体温の低下は防いでくれてはいるがそれも今の間だけだ

>>37
「……あ、建物……?」

貯蔵庫がどの様なカタチであるか、ともあれ人工物の気配を探知して引き寄せられるのは自然だ
問題としては熊に対してほぼ無警戒である点に尽きるが
39 :ウルリック【牙狼】>>582 [sagesaga]:2017/12/05(火) 22:43:38.64 ID:PQv1Isvao
【わうん☆】

 さて、ニンゲンに皆様は突然訪れた危機に何やら対応に追われているご様子。
 しかし拙者は犬…もとい狼である。場所によっては大神とも呼ばれたりもする。
 つまり、ニンゲンに危機はニンゲンで何とかせよである。

「くわ〜あ」

 ウルリックは暖炉の傍で大あくびをしながらゴロゴロしている。
 基本的に彼はこの手のアクシデントで動くことは稀で―――

「わう?(ん?食料庫だと?)」

 ここで突然耳をピクピクと振るわせた。
 食料庫!!!何度も潜入を試み、その度に陰険邪悪脳金短足屋台野郎(ひでえ)の監視の目がキラリと光り、
 ことごとく潜入ミッションの機先を潰されてきた魅惑のたからばこ!!

【それをクマーが狙っている!!つまり隙が生じるは今ぞ!!】

「わうわう」

 ロイの後ニテッテケテーと続く!ただしじゃあくな企みを胸に秘めてだ!!
40 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/05(火) 22:52:45.35 ID:E0JQKHCs0
>>38
貯蔵庫は地下にあり 雪避けのついた屋根と 赤い入り口の扉があった

参考画像

http://blog-imgs-47-origin.fc2.com/c/h/o/chocholon/newbasement.jpg


そしてすぐ近くには腹をすかせた熊が鼻息荒く辺りを探し回っていた

が そこに食いでのありそうな獲物が現れる

冬の間に栄養を十分ため込めなかった熊だ 何かを喰わねば死ぬだけだ

熊「!!!!!!!!!!」
獲物を引き裂き肉を食いちぎらんと 猛然と熊が学生服の獲物に突進する

>>39
ギラリとロイの目が光った こいつ禄でもないことを考えているなと瞬時に察知

自分の後をおいかけるウルリックの姿を認めつつ外に出て貯蔵庫にむかえば
そこには見覚えのない誰かに襲い掛からんとする巨大な熊の姿が!!

ロイ「そこのお前!! 援護する!!」
言うが早いかむんぞとウルリックの首根っこを掴む(確定描写)

そしてすかさず熊の全面へウルリックを投擲した!!(確定描写) 働かざる者食うべからずである
41 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2017/12/05(火) 23:01:11.84 ID:neI2H45u0
>>40
「えっ……」
「……でかっ!? 何これ!?」

熊に対してルシオラは知識を持ってはいないが、
それでも溢れんばかりの食欲とそれを支える全身のパワを察知する事は容易い

「僕!? は、はいっ!?」

今まで幾度となく【夢】を見て来て、多くはなかなか平穏とは遠い体験であったが今回はまた格別だ

「……えー、えーっと……!」

熊の突撃を見据え、前方空間に身を隠せる程度の光の壁を創作
強度はさしてない、二度の突進は防げないし下手をすれば一撃で粉々だ
しかし出鼻を挫くには上々、本人は大急ぎで横に回転して逃げる!
42 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/12/05(火) 23:03:48.47 ID:PQv1Isvao
>>40

「ばう!?」

 なんと、バトルフィールドに到着して早々にロイがらぶりーな柴犬を
 無慈悲にもクマーに向けてブン投げるという動物愛護協会を敵に回すようなアレをかます!!

「ばうううううん」

 ボフンとクマーにぶち当たってよろよろと着地!
 ベトンと気絶のポーズ!!柴犬をクマーと衝突させたのだ当然こうなる!!

「…ワウ(魔風収斂)」

 なお、ウルリックは偶然にも$H糧貯蔵庫の入り口前で気絶してしまい、
 どういうわけか<Kンジョーなはずの錠が突然に焼き切れかけているが、
 きっとクマーのミステリアスパワがなんか作用したのだろう。怖いねファンタジー生物。

(あとは戦闘の経過を見ながら、たからばこに突入するのみよ!略奪こそ戦士の道なり!!)
43 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/05(火) 23:15:25.55 ID:E0JQKHCs0
>>41-42
光の壁を展開するルシオラであるが 熊の突進はただの一撃でその壁を粉砕
勢いを削ぐことはできたが距離はすでに詰められている

二本足で立ち上がる熊 今まさに剛腕が振り下ろされんとしていた

がそこにボフンと叩き込まれる毛玉 柴犬である
その攻撃に若干怯み ほんの少しの時間的猶予ができる

だがすぐに熊はルシオラに狙いを定め 攻撃を仕掛けてくるだろう

ロイ? ウルリックをブン投げたのが遠距離なので まだルシオラを援護できる場所までたどり着いていません
44 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2017/12/05(火) 23:23:08.26 ID:neI2H45u0
>>42-43
「あ……犬」

突然飛んで来た動物
こちらは知っている、犬だ
ともあれ犬のお陰で刹那の隙が生まれた、しかし命を繋ぐにはまだまだ遠い

「……!!」

熊と己の合間の空間に今度は、ハガキサイズ程の創作体を両手でそれぞれ描き2枚配置
面積は心許ないが先程の壁とは段違いに強固!
熊の学習能力を図る事は出来ないが、仮に突進で軽くあしらったモノと同等と扱えば破壊は叶わぬはずである!
急ぎバックステップで距離を取ろうとするルシオラ、その先にはぐてーんと気絶している柴犬!
凶暴な巨大熊を前に気を失うとは即ち死!
つまり助けなければならない、小脇に抱えてロイの方にダッシュしないと! 100%善意の使命感!
45 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/12/05(火) 23:34:22.63 ID:PQv1Isvao
>>43-44

「わうわう……」

 と こ ろ が じゃあくな陰謀をかまそうとした時、熊とが学生服なニンゲンが相対しているではないか。
 ウルリックの立場としては、冬眠前に十分な栄養を蓄えられなかった熊の必死さを責めることはない。
 ここでニンゲンの食料を狙うは、生存手段としては至極真っ当とすらいえる。
 ゆえにそれだけならば、介入は至極限定的に行うのみ(じゃあくな企みはあるが)。

【が、ここで間の悪い人間が飢えた熊という強力なエネミー相対しているではないか】

 そして、そのような場に居合わせた以上は上位者を気取って傍観する。
 あるいは、無視して食料庫に走るといった行動に出るほど腐った覚えは無いのだ

【しかも健気(みのほどしらず)にも自分を助けようするだと?この時点でウルリックは積極的介入を決断する】

「わう!!(世話が焼ける!!)」

 柴犬は突然にスクと立ち、稲妻を湛えた金色の瞳で飢えた熊を睨む。
 それはミステリアスな雰囲気を柴犬に与えたが、その背後の影…ゆらめく巨大なる大狼の幻視はその比ではあるまい。

≪糧を奪わんとするなら勝手にせよ。が、この童を手にかけんとするなら、死ぬる覚悟をするのだな≫

 もっとも、糧を奪うにあたって、背後から追いかけてきているロイがそれを許すとも思えなかったが、
 そこはウルリックの関知するところではない。が、ルシオラの行動には威を以って報いるは戦士としての矜持である。
46 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/05(火) 23:49:28.05 ID:E0JQKHCs0
>>42-43
ルシオラはこの事態において 自らのみが助かるのを良しとせず 能力をフルに使ってでもウルリックを助けようとする心意気を見せる
その行動が傍観者を決め込んでいたウルリックをフィールドに呼び覚ます

小脇に抱えようとした柴犬がするりとルシオラの前に立ちはだかる
そしてルシオラの目には映るだろう ラブリーな柴犬ではなく 雄々しき大狼の姿と 決断的な威圧が

空腹に狂った熊であれども 比べるのもばからしい程の格上がそこにいたのであれば本能が告げる
この場所は危険だと 

ウルリックはルシオラに限りその力を振るうつもりだったのだろう だが熊は逃げた 恐ろしき狼の居るこの場所を恐れた
怯えを持って逃げる熊 ロイがルシオラとウルリックの元にたどり着くころには その姿はすでに点程の大きさとなっていた

ロイ「お前さん大丈夫だったか? それとウルリック よくやったぞ」
当面の脅威は去った ルシオラに安否を呼び掛け ウルリックにも声をかける

ロイ「貯蔵庫が無事でよかったここには“豆缶しか”ないが アレも貴重な食料だからな」

ナムサン!! 『この』貯蔵庫には豆の水煮缶しかなかった!! ちゃんとウルリック対策として 肉などが貯蔵されている倉庫は別に用意されている

ロイ「まぁアレだ ここじゃ寒いだろうから中入ろうぜ シチュー作ってもてなしてやるよ」
と 1人と一匹を止まり木同盟の宿に案内するだろう
47 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2017/12/05(火) 23:54:43.39 ID:neI2H45u0
>>45-46
「え……犬っ……!?」

あくまでもルシオラは、彼女に取ってしてみての世界の一般人である
力の鱗片を解放せし守護獣の気迫を真近で浴びて思わず竦み、たじろぐカタチとなった

「ど、どうも……」

後から遅れてきたロイに対してもやや萎縮気味である
それはそうだろう、軍学校とはいえ学生ライフを送って生活してきたルシオラにしてみれば武骨でヤクザなウェポンマスターはコワイ!
それでも外の雪まみれの山より余程安全であろう、というより実際はどうであれ本人としては安心出来る
ロイに大人しく従い、柴犬と共にスープを頂く事になるであろう
48 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/12/05(火) 23:56:42.91 ID:PQv1Isvao
>>46-47

「わうわう」

 熊が去りルシオラに振り向いた時には、常の舌をぺろーんと出すらぶりーわんころである。
 先程、何か幻視したなら、それは夢とでも思えばよろし。

「わうん(まったく、拙者も大概だな。さて、)」

 熊も飢えが過ぎて見境いを失っていなかったことに安堵し、
 ウルリックはルシオラの当面の危機は去ったと再び食料庫をば――

【が、ロイが到着!それだけならば位置関係的に強硬手段をかます選択肢もあったが、
 なんとここで豆の水煮とな!?お肉はどこ!!!??】 

「ガウガウガウ!!(貴様、なんたく姑息な!!)」

 絶対におにくの位置を特定しちゃるという断固たる復讐心を胸に、
 とりま、怒りに任せてロイの頭をガジガジ齧ることにする!!!!!
49 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/06(水) 00:06:03.64 ID:yhqR/qv90
>>47-48
ロイ「はっはっは!! 肉ならそこに山ほどあるではないか!! 畑で取れる肉がな!!!!」

頭を齧られながら勝利宣言 白い雪に赤い血が垂れる 縁起のいい紅白だよ!!

【止まり木同盟の宿】

暖炉に薪をくべる 暖かな暖炉の傍でシチューが煮える

ロイ「見たところニュービーと言ったところか まぁ難しい話は後だ 今は体を温めな」
牛の乳を使ったクリームシチュー 根菜とわずかながらの肉が入った 体の芯から温まりそうな品だった

ロイ「お前もよくやったぞ」
と ウルリックには暑さ1p程もある厚切りステーキを振舞ったそうな

そんなこんなで 新しき越境者を迎えた止まり木同盟の宿は今日も寒さを耐えるのであった・・・・・

//〆
50 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2017/12/06(水) 00:16:00.51 ID:cXejzTds0
>>48-49
「……ニュービー?」
「あ、えーと……多分、そうだと思います」

今一つ会話の一部が噛み合わないモノの、ちょっとした違和感以上は存在しない
ウルリックを撫でてみたい欲に時折かられたりもするも、まだそこまでの無遠慮さはない

「……冷えますね」

物静かな【少年】の新人越境者は、白い息で両手を温めるのであった
51 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/12/06(水) 22:37:02.28 ID:8vzmHTbao

 前回までのあらすじ!!

 金属の王国を舞台にスケイブンが企てた陰謀。
 それは越境現象の制御による越境者放逐と世界を越えたスケイブン族の大量召喚。
 数多の危険性を孕んだこの試みはどう転ぼうと破滅を意味する。

 この企てを突き止めた越境者達はその阻止に動くのであった。

 −−−−−−−

【とあるファンタジー世界/幕間】

「で、だ。我々が単独で動いても、やれることには限度がある。現地人の協力は必須だ」

 金属の王国でも有数の発展都市であるウルカーンにて、イムカ達は宿を取り、一端、状況の整理を図ることになる。
 急がねばならぬ旅路であるが、だからこそ幾つもの布石を打たねば破綻する公算が高い。
 あいにくと物語の主人公のように突き進むだけで周囲が味方してくれる補正などの持ち合わせもなければ、
 勝手に敵が突如無能になって見せ場をくれるような因果律などもありはしないのだ。

「が、正直、普通に我々が突き止めた企てを訴えにいったところで、
 頭のイカれた戯言と斬って捨てられるのが関の山だな」

 こういう時、越境者とは実に心もとない存在であると証明される。
 いくら武を誇ろうが、智を誇ろうが、縁と断絶している存在は社会的生物としては脆弱なのだ。
 イムカとて、幾つかの世界では社会的立場を確保しているが、この世界では冒険者A(ただし惨劇)以上でも以下でもない。
52 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/06(水) 22:54:57.59 ID:yhqR/qv90
>>51
ロイ「そこでものをいうのが俺の肩書というわけだ」
その傍らにいるのはロイ・ゴールドマン この世界の この国で最大限の身分を保証された人間の1人である

ロイ「正直に話しても信じてもらえそうな奴なら心当たりがある そうでなくてもスケイブンの大集落を見つけたと言えば
   それだけで戦力をねん出できる 他にも狩人の名前を出せば喰いつくのもいるだろう やりようはある」

とここまで言うが

ロイ「ただし 事は急を有する 果たしてどこまでの兵隊を引っ張り出せるか・・・?」

そのさらに隣にいるのは 流浪の落書き屋である

アキレス「なんか大変そうだね オーガは頼れないのかな?」
そう質問した

―――ギィ!!
ちなベティちゃんは謎石遊びな
53 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/12/06(水) 23:06:29.89 ID:8vzmHTbao
>>52

「オーガは難しいだろう。講和についてはまだ芽も出ていない状況だ。
 彼等の手を借りる動きをしただけで、最悪、要らぬ懐疑を誘発しかねない」

 これもまた社会的生物であるがゆえのジレンマである。
 長年培われた規範を払拭するなど並大抵のことではない。手を携えられれば心強いはずの存在が毒となってしまう。

≪00011110101101≫

 なお、サーボスカルはベティと謎石遊び。本日は不調なのか追い詰められています。横にぐるぐる回っています。

「とりあえずは私も一応巡礼達成者≠フ肩書きはある。名声といえるほどではないがな。
 一応、冒険者ギルドで話の解りそうな連中をあたってはみるさ」

 言外に限度はあるがな。と含めて言う。
 惨劇の悪名も、ある程度はプラスに働きそうであるが、やはり流民以上の説得力は持ち合わせないだろうなと、
 動く前からおおよその結果は予想できてしまうのだ。が、やらぬよりはずっとマシであろう。

【判定)キャラクタの立場≠ゥらどのようなコネクション≠ノ接触し、どのようなアクション≠起こす?】
 【→内容によって状況が反映されます。カネモチでも芸術家でも、軍でも、裏路地でも、情報屋でもなんでもおk】
54 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/06(水) 23:23:10.91 ID:yhqR/qv90
>>53
ロイ「よし 動くか」
アキレス「う〜ん どうしよう ベティ お留守番よろしく」

―――ギィギィ!!
絶好調 と言わんばかりにハサミを振り上げるベティをよそに動き出す2人

ロイはこの国に確固たる立場を持っている これを持って軍隊と接触を試みた

軍隊のお偉いさんと接触したロイは 上位的存在にスケイブンが操られているということを隠すと共に狩人を引き合いに出し
スケイブンが越境する略奪者であること 彼等が近々大規模な作戦行動をとること 狙いがこの国の資源であることを 情報として提供した
更に ロイは狩人がスケイブンの敵としてこの戦いに出る可能性が非常に高いことも包み隠さず話した

対するアキレスはこの町では『一応』巡礼達成者という肩書を持っている者の あくまでも一冒険者だ

ならばと 実行に移したのは プロパガンダである

多数の路地に 幾多の壁に スケイブンが近年起こした虐殺をある程度グロさを控えめにした絵を
オーガとの会合を邪魔しようとする絵を スケイブンがこの国をかすめ取ろうとする絵を そしてこの国の軍隊がそれを撃ち砕く絵を描いた

対スケイブンへの敵愾心を煽り 軍隊を動かすことに民衆が躊躇いを持たぬようにするのが目的の一打である

ロイ「さてどうなるか・・・」
アキレス「嗚呼・・・久々にたくさん落書きした気がする」

一息つく2人 降下の程は?
55 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2017/12/06(水) 23:27:05.12 ID:cXejzTds0
>>53
「一切無い」

肩書きやそう言った類のコネクションが皆無であるムガは、腕を組んだまま頷いて応じる
アクションを起こそうにもそもそも人間相手の交渉など元から全くの苦手分野なのだ

「……」

しかし何もしないというのもアレだ
種族的な利を活かし、獣人や亜人の類との接触を試みるであろう
それも無論一般人ではなく、もっと暗い場所に息を潜めているモノ達との
56 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/06(水) 23:30:11.18 ID:yhqR/qv90
>>55
アキレス「あー・・・ゴメンムガ ムガが居づらい国にしちゃったかも」
頬をポリポリ掻きながら謝罪するアキレスであった
57 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/12/06(水) 23:41:05.59 ID:8vzmHTbao
>>54

【ロイの行動】

 スケイブンの企みについては、血の刻印(大量死による魔力の楔)に起因する魔力計の異常までは軍も掴んでおり、
 これそのものは深刻に受け止められた。が、スケイブンの越境は流石に懐疑の視線が向けられたようだ。突拍子の無い話だ。無理も無い。

「狩人だと!?」

 が、狩人の話はよくなかった。スケイブンの脅威以上に狩人の出現を深刻に受け止めてしまう高官も少なくない。
 栄光ある国軍の歴史に穿たれた汚濁。理性以上に感情が復讐を促す。むろん、狩人よりスケイブンこそ重点に置く者も少なくは無いが。

【協力は期待できるが要点がやや拗れてしまう→スケイブン/狩人で7:3か?】
【→スケイブンと狩人の敵対に関しては殆ど関心がもたれなかったようだ。どちらも不倶戴天の敵であると同時に潰しあいを期待するのも悠長に過ぎる】

 →ここでコンタクトを終えるか、もう少し粘って情勢の改善を図るか?

 −−−−−−−−−

【アキレスの行動】

 アキレスの絵は吟遊詩人たちの感性を国を憂う心を刺激した。スケイブンの脅威も噂程度には流れていたのもプラスに働く。
 芸術の力とは理屈以上の感性に訴える。それこそが腕力では得られぬパワだ。 

「これを題材に歌にしよう。我々も皆に訴えかけるのだ」

 ウルカーンを中心に地方にスケイブンの脅威。そして国軍への期待が歌となって広まる。
 この事件に参入する冒険者、国軍が動きやすい環境、吟遊詩人の詩作。

【ウルカーンを中心に対スケイブンの機運が徐々に高まります】

 →芸術サイドから上々の効果が見込める模様。

 −−−−−−−−

【ムガの行動】

 金属の王国にも亜人種は存在する。そして、影に生きる後ろ暗い者達も。

「それは誠か?小さきものよ」

 盗賊ギルドの猫人などは独自の情報ルートがあるのだろう。
 現れたムガの言を一笑だにせず、向き合う。

「情報の出所は?本来流儀ではないだが、コトがコトだ。開示せよ。そも主はなぜ阻止に動く?」

 猫人の鋭い目線がムガに向けられる。

 →影に生きるものと接触に成功。情報の開示の仕方が重要となるだろう。
58 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/06(水) 23:51:18.72 ID:yhqR/qv90
>>57
狩人については悩んだが情報を開示した 土壇場で遭遇するよりはいいと踏んだのだが 裏目に出た様だ

ロイは情勢の改善を図った 軍人ならば優先順位を見誤るなと声を大にした
だがアキレスが行っている市居の件は口にしなかった 民衆が狩人の名を聞けば そっちを先に打ち倒せ というのがありありと浮かんだからだ

ロイは軍人に感情を殺し理性を優先させてこその軍であると説いた

アキレスはその逆だった 感情に訴えかけるよう 只管に絵を描いた

時に夜中にこっそりと壁へ施し 時に大っぴらにキャンパスへ堂々と

吟遊詩人達と接触しては ロイから聞いたスケイブンとトクシュブタイの戦いの様子を
巣穴に飛び込み情報を持ち帰った勇者を(マッチポンプ臭いが)

兎に角ネタになりそうなことはすべて提供した がロイから上位存在については言わない方がいいと言われたので口をつぐんだ
59 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/06(水) 23:53:08.98 ID:yhqR/qv90
※追記

ムガについていったベティはロイから手渡されたスケイブンの地図の模写を携えていた
それと軍の情報も惜しげもなくメモに記した ムガに多少なりとも援護となればいいのだが
60 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2017/12/06(水) 23:54:54.35 ID:cXejzTds0
>>56
「……ん?」
「……あー、別に……」

しばし目を瞬かせていた
どうやら素でその意味が分かっていなかったらしく、ちょっとあってから理解した模様
元から居心地を求めてはいないのだ、ヒトの街に対しては

>>57
「あー、と……」
「ウワサ程度位には耳にしてるんだろ……」

腹の探り合いや、交渉
そう言った仕事に対してはムガは不得手としていた
忍びとは言えヤソの衆の多くは暗殺者なのである

「出所っていうか、直接対峙して……」
「辺境の、ナントカって死術使いに頭ン中覗いて貰って……」

基本的に隠し事をせずにほとんどを開示している状態だ
最も本来、単なる事前交渉で切るには惜しいカードとそうでないモノとの区別すらない状態ではあるが

「なぜ……って、そりゃ……まぁ……」

ここで言い淀む、一連の会話の中で初めての事だ
頬を掻きながらナナメ下を向き、呟くように漏らす

「……知り合……と、トモダチのため……?」
61 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2017/12/06(水) 23:57:10.87 ID:cXejzTds0
>>59
「……!」
「……あの野郎と武器だらけには黙っとけよ……な……?」

ベティが着いて来ていたのをすっかり失念していたらしい
小っ恥ずかしいトモダチ発言を黙らせるよう、懐から取り出したリンゴ一個でワイロしようとしているではないか
あ、もちろん模写は大切に使わせて貰いました
62 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/12/07(木) 00:09:36.27 ID:K1T2UlqUo
>>58

 ロイの訴えは理に基づくものであり、7:3の割合をどうにか8:2までは押し返せた。
 が、ドワーフの気質濃き国である。頑固者も多い以上、ここいらが限界であろう。

【国軍の多くは情勢の深刻さを理解し、対スケイブンの動員が開始される→国軍の協力確保】
 【一部、対狩人の動員が開始される→狩人に対する牽制(目的と主旨がずれる)】

 −−−−−−−−−−−−

 アキレスにロイが行った忠告は正解であった。実際、あまり現実離れしすぎると心に訴える効果は弱まる。
 吟遊詩人たちは変わり者のアーティストとの会話で互いを刺激し合い、提供されたネタは多くの詩を生む。

【芸術サイドでは高い効果が見込める→市井に軍動員が容認される】

 −−−−−−−−−−−−

>>50

「情報こそが武器だからな。我々のような立場では特に」

 猫人はシルクハットを傾けて、ムガを見やる。縦筋の動向はなんとも玄妙な色合いだ。
 直接対峙、何とか…辺境の賢人との接触。そして交渉事はニガテ。それは拙くも偽りはない。

【下手に言葉を繰るよりも好評価であったようだ】

「トモダチ。友誼か。なるほどなるほど」

 ムガの様子と言葉に猫人はなにやらニヤニヤすると、

「いや、君の性格はわかったよ。情報はありがたく受け取っておくとしよう」

 そうして、コンタクトを終える。

【盗賊ギルド→対スケイブンの情報網が設置。各地の情報共有が円滑なる】

 −−−−−−−−−

【全員対象】

「ふむ、どうやら、悪くはない成果のようだな」

 イムカは腕を組んで、各人の成果を確認する。

「軍も十全とはいかぬが動くか。これでやりやすくなるな」

 ロイの行動は即効性が高く、アキレスとムガの行動はすぐには目に見えずこれからじわじわといったところか。
 これは社会的なアドバンテージゆえ。当然であるとすらいえる。

「よし、布石はこんなところだな。明日、発つとしよう」

 こうして、幕間は終わりを告げ、次のステージに進むことになる。

//いじょ!!
63 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2017/12/07(木) 00:17:54.56 ID:4CyvJ+lU0
>>62
「……性格知ったトコでどうしようもないだろ……」

ニヤケ顔の猫人を前に不機嫌そうに床に尾を這わせた
しかも今回は情報を、ただ一方的に提供するだけのカタチである

「だから猫は……くそ……」

邂逅を終えた帰り道、イリーに八つ当たりしてやろうと心に決めるのであった

【それでそれで】

「……次はもっと単純な仕事をさせて欲しい……」

珍しく消耗した風に項垂れて溜息
正直、この手の仕事ならば死地へ飛び込み刀を振るう方が余程性分に合っているというモノなのだ
ともあれ一同は次のステージへ
そこがどのような舞台かは、未だ知れず
64 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/08(金) 00:48:03.57 ID:D05znhOh0
>>61
―――ギィ♪
ベティはムガから林檎をもらってうれしそうだ さっそくハサミで細かく砕きながら食べ始める

―――・・・ギィ?
林檎を食べながらもベティは不思議で仕方がなかった

なんでトモダチをトモダチと言ってはいけないのだろうと
時折林檎を食べる手を止め 考えるようにハサミをカチカチと開閉しながら考えた

だけど林檎を食べ終えても その答えは出なかったようだ
65 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/12/09(土) 22:48:41.38 ID:Uyn6XYiUo
【にちじょ!!】

「デースデスデスデス」

 スプロールのインペリアル・エンジニアリンク社コンテナハウスの一角。
 ホログラムで幾らでも豪華に投影できるはずなのに何故かとっても侘しい室内で、
 朝のお茶漬けをもぐもぐ食べているのはα-12。本日はオフである。

「ちゃぶ台に畳(オーガニックタタミにあらず。高い)に紐つり電灯ってどんなセンスデス?」

 人口たくあんをポーリポリ齧りながら、朝飯たかりにきたのにディスるという理不尽かますトンチキである。
66 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/12/09(土) 22:48:58.73 ID:Uyn6XYiUo
>>55
なまえ
67 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [sage]:2017/12/09(土) 23:00:15.02 ID:BRuB8GH60
「ワビサビです、ワビサビ」

ちゃぶ台に並ぶのはお茶漬け、たくあん、味噌汁、昨日の余りのを温め直したおでん
汁物多し、しかしまぁこんなものであろう質素な食卓

「……あと、りんごを頂いたのでりんごジュースにしてみました」

更に追加される汁物、嫌がらせであろうか
否、完全な善意なのであるが故に余計たちが悪い
りんごジュース自体は七八から貰った越境品であり、スプロールで言う所のオーガニック
要するにとても美味しいは美味しいのである

68 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/12/09(土) 23:13:32.55 ID:Uyn6XYiUo
>>67

「α-12の記憶が確かならいちおーハイテクな分類デスよね?ポンコツ=サン」

 何故にメカメカしいはずの半人がこんなワビサビなことになっているのか?
 ハイテクの申し子なクローントルーパーの頭上には?マークが点灯中だ。

【しかも汁物ばかり!なんだコレは!センスか?センスなのか?】

「ごくごくごく。頂いたデスね〜?忍たま=サンも商売っ気に目覚めちまって〜デス」
「ザッケンナコラー!」「スッゾコラー!」

 なお、表では借金取り達が七厘でオモチ焼いてた。

「…ここはハイテクサイバー都市スプロールのはずデス。ナンデスコレ?」

 まるで昭和の下町のような有様に表のオモチめいた半人のほっぺをうにゅーんと。
69 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/12/09(土) 23:25:44.25 ID:BRuB8GH60
>>68
「もちろん」
「わたしの生まれた世界の中では、最も進んだ存在のひとつと言っても過言ではないでしょう」

ふふんとドヤ顔、胸を張って見せる
ポンコツさん呼ばわりにはもう慣れて久しい

「越境出来るギリギリの品をって言ってましたけど……」

とはいえ七八の商売もまだ不安定であり、むしろ運び込めないロスの方が多い状態は続いている
しかし元手が安く済むモノばかりでやっている様で、赤は出ていないと本人談

「折角遊びに来たのですし……」
「あ、リリアンでも編みます? あとは折り紙もありますよ」

むにょーーんと伸びるオモチほっぺた
借金取りの皆様にもりんごジュースを差し入れて、楽しいオモチャを取り出すのである
70 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/12/09(土) 23:37:27.18 ID:Uyn6XYiUo
>>69

(もっとも進んだ存在がコレデスか?あね様製造した研究所の職員が、
 今のこの有様見たら、頭を拳銃で撃ち抜いてしまいそうデス)

 ジト目なα-12である。そらそうだ(断言

「ドグサレッガー!」「ワドルナッケンアコラー!」

 借金取りの皆様は利息分的りんごジュースを受け取り、
 焼きたてのオモチを代わりにずずいと。なんだかんだでおすそ分け多し。

「…これも一種のハーレム?デスデス」

 サングラスに角刈りの同じ顔のヤクザ集団にモテたいかといわれればビミョーであるが。
 しかして!取り出したオモチャもなんか輪をかけてワビシーぞおい!!!

「リリアンに折り紙…ポンコツ=サン!もっと有意義に余暇を使わねばデスよ!!女子力!!」

 あまりの侘しさにクーッと、ポーズをとるα-12。なおポーズしながらゴリラとタコの折り紙折った。超絶器用!!
 ただし、こんなことを言っているコイツも趣味はクソ実況のネット配信だ。

【花火あげるとかいってミスって地上で爆発起こしてアフロ頭になった実況は最近うpされた】
 【カノッサ機関がその恥部を隠蔽するために、いろいろやったのは言うまでもない】
71 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/12/09(土) 23:44:15.63 ID:BRuB8GH60
>>70
「……どうしました?」

照れますね、とのしまりのない顔はもうダメだな状態を何より明確に表していた
過去に随分と半人の確保に熱を上げていたギャラエが最近はめっきりご無沙汰なのも、こういう理由があるのかも知れない

「オモチを頂きましたよ、お雑煮とお汁粉はどちらがいいですか?」

汁物追加頂きました

「じょ、……で、でもほら、リリアンは手編みの小物が作れますし」
「折り紙も一応……これも女子力にはなりません?」
「……あ、トゥエルブのやってる放送と併せて『折り紙折ってみた』とかどうでしょう?」

死ぬ程地味な実況動画になりそうである
因みに半人、ちゃっかりαのアカウントをフォロー済みだ!
72 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/12/09(土) 23:55:47.91 ID:Uyn6XYiUo
>>71

「汁から離れやがれデス〜〜〜〜〜!」

 さらにもいっちょホッペをうにょーん。なんだかんだで仲がいいのか?
 ギャラエ博士的にはどうなのか?戦闘マシーンがこんなにポンコツに成長したのもある意味でニア的何か?

「…地味デス!もっとド派手に女子力の演出を――」

 言いかけたところで何かレトロ臭いTVではデッカー24時放映中。
 ド派手の権化のような某政治将校が麻薬カルテルに空爆しかけて周囲を更地にしている。
 炎と黒煙を背景に腕を組む姿。女子力?…断じて否である。

「……こほん、あそこまでいくと女子力というより雄雄しいだけデスね。
 地味地味動画はシチョーシャ受けしにくいだけデス。いーっだ」

 ぶつくさ言いながらも、タェンティースに付き合ってリリアン編みをはぢめるα-12。
 手先は器用だが、集中力がアレなため、ふざけたモンばっかこしらえるのはご愛嬌であったとか。

//ではコノヘンデー!
73 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/12/10(日) 00:08:22.86 ID:uA5uX0/l0
>>72
「ひたた、ひたい、ひたい……」

更によく伸びるほっぺは離せばパチンと勢いよく戻るでしょう
まぁあれだ、戦闘データ的に見れば及第点を遥かに超えているのだからいいんだろうきっと

「……この番組、人気ですよね」
「わたしもよく見てて……録画がすぐに一杯になっちゃってます」

ガンダムみたいなブイ字のアンテナが二本、頂点から伸びるアナログテレビ
しかし見た目だけで中身は結構新しいらしい
この後リリアンで編んだ手袋をして、お外で折り紙の手裏剣で遊んだとかなんとか

//お疲れ様でしたですよ、ありがとうでしたっ
74 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/10(日) 22:08:15.29 ID:vs+ox2v30
【狭間のスクラップヤード】
冬真っ盛りの狭間のスクラップヤードは連日の雪に見舞われすっかり雪化粧
子供越境者たちは雪だるまにかまくらに雪合戦とっても冷たいお友達と嬉しそうに戯れているわけだが

ロイ「いい加減屋根とかの除雪作業せんと宿が潰れかねんな」
ということで一行を集めたロイ

ロイ「つーわけで屋根とそこいらの主要な道の雪かきを行う 各自サボらないように」
アキレス「ウェーイ」

紺のドカジャンに黄色いヘルメットが怖いぐらいに合っているロイと 派手なスキーウェアを着込んでも寒そうなアキレス

―――ギィ♪
ちなベティちゃんは雪遊びに忙しかった

さて 自主的かふっぱり出されたかは別として どのようなメンツが揃っているだろう?
75 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/10(日) 22:19:38.67 ID:jaLJlPvY0
>>74
「やれやれ。センサーの故障じゃなかったとは…」
彼に内蔵された機構の内、マトモに動く温度計は何度か氷点下を計測していた。
念のため暖かい布団やらを部屋に運び込んでいたら、いつの間にやら外はこの有様だ。ため息も漏れる。
「これじゃあ、いくら部屋を暖めても意味ないな。家が潰れるか冷気が這い寄るか…」

「俺は道をやるとしよう。ここのボロ屋の上なんかに乗ったら、それはそれで愉快な事になっちまう」
いつものコートは脱がれ、作業用の赤いツナギの上から防寒具を羽織る。気分の問題だ。
どこぞの工事現場から抜け出してきたかの様な格好のロイに肩を竦め、除雪スコップを気だるげに担ぐ。


「始めるとしよう。俺もマスコットキャラになっとけばこんな事しなくて済んだのかな?」
雪遊びに勤しむベティを後目に、せっせと雪を掬っては放るソーマタージであった。ザ・肉体労働。
76 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/12/10(日) 22:20:00.07 ID:uA5uX0/l0
>>74
「はーいっす」

元気良く手を挙げるのはユノである
七八に体良く動員され、曰く鍛錬に最も相応しいという雪かきを手伝う事になったのだ
けしかけた本人? 子供達の作ったかまくらの中でのんびりみかん食べてます

「……えーっと、まずは屋根の上からっすかね?」

彼女自身にとって雪は珍しくはあるものの、完全に未知ではないらしい
77 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/10(日) 22:34:43.36 ID:vs+ox2v30
>>75
―――ギィ!!ギィ!!

雪を積み上げて遊んでいたベティちゃん ソーマタージというライバルが出て俄然やる気が出てくる
ハサミを大きく振り上げ ダンプカーの如く雪を集めて高く積んでいた

役に立っていたのだろう 除雪の必要のない道の端っこでやってなければ

ロイ「そうだな サーボスカルのように頭蓋骨になればマスコットになれたかもしれんぞ」
地上担当のロイもまた除雪スコップを使って道を作っていた

なお子供たちの雪合戦の流れ弾がソーマタージの除雪跡に転がっていますが 気にしないであげてください

>>76
ロイ「これが終わったら美味いフォンダンショコラを作ろうと思ったんだが 子供の四五六は小さいの一個だけだな」

誰にともなく言って作業を開始するロイ 子供だもんね 仕方ないね

アキレス「ユノのことだから大丈夫だと思うけど 滑って落ちたら痛いから気を付けてね」
屋根担当のアキレスが言う 万一落ちてもデモンレッグで安全に着地できるからという理由だ

アキレス「とりあえずばんばん落っことせば 下でオッサン達が回収してくれるから」
ということで除雪スコップで屋根の雪をぼとぼと落っことすアキレス

所で寒さ対策は大丈夫ですか?
78 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/12/10(日) 22:42:22.40 ID:uA5uX0/l0
>>77
『……!?』
『さーて、休憩終わりっと、働こう働こうー』

わざとらしく七八、元気良く働き始めるのであった
因みに彼女はいつもの装束の上に濃紺の長羽織を着ている

「大丈夫っすよ、そんな落っこちたり……」
「……うわわっ!?」

アキレスに返事ながら元気良く雪をドバドバ落っことして行くユノ
しかし足をつるりんと滑らせ本人が落下、お尻からダイブなのだ

寒さ対策、描写忘れ故にユノも忘れてしまった
いつものTシャツジーンズに軍手があるくらいか、紫の外套で少しはマシになるかもしれない
79 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/10(日) 22:46:31.54 ID:jaLJlPvY0
>>77
───バシーン!バシーン!
無心で振り回されるスコップ!わざわざ増える仕事、積み上がった雪の山の横っ腹に叩き付けられるスコップ!
目を見開き、親の仇の様に山を見据えるその表情は、壮絶なものだったとだけ記しておく。
「余計な事しやがって…!」

「ジオングじゃねーんだ。当分は身体と頭を分離させたくない」
軽口を叩きながら雪を退かす。数分経てば、そればもうまともな道が拓かれているだろう。
単純作業にのめり込みやすいタイプなのだ。いい汗かいたとばかりに額を拭い(乾いているが)、ふと後ろを振り向けば流れ弾───。


「ゔぇろろろろごあああああッッッ!!!!」
奇声を発してスコップを振り回し、咎人を苦しめる地獄の獄卒じみて追い立てる!追い立てる!
子供たちがいなくなり、これ以上汚される事も無くなれば、また作業に戻るだろう。それまでは
80 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/10(日) 22:57:51.60 ID:vs+ox2v30
>>78
Q.ところで大人は?
A.自己責任 後はわかるね?

ロイ「四五六は屋根だ よろしく頼む」
さて 健啖家が増えたのでロイは少し早めに切り上げておやつ作りに入らねばならないだろう

アキレス「おぉ〜い大丈夫かー?」
案の定落っこちたユノを心配するように屋根の上から声をかけるアキレス

ちなユノであるが どうやらうずたかくつまれた 雪山に上手く着地したようなので 思ったほどダメージは少ないだろう

>>79
―――ギィィィィィィィィィ・・・!!
折角積んだ雪山を平たくされてしまい 悲痛な叫びをあげるベティ

ロイ「うわーソーマったらさいてー」
これにはロイもジト目をせざるを得ない なんて大人げないんだ(棒)

そして作業終了と言わんばかりに汗をぬぐうが そこに転がる雪玉を見てブチ切れ又ジの追いかけ回し

子供たちは悲鳴を上げながら蹴散らされました 何人かガチ無きしていますが いかがいたしますか?


・・・・・そんなこんなで作業を再開 いい感じに終わりが見えてきたところで頭上から悲鳴が
そこには落ちてくるユノの姿が!! 狙いすましたかのようにソーマタージが詰んだ雪山の上に尻もち!!

まき散らされる雪 ソーマタージはその爆心地にいるので雪スプラッシュを被る危険性が極大!! 更に今しがた雪をどけた道がまた雪で埋ま大惨事である

踏んだり蹴ったりだね!!
81 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/12/10(日) 23:07:11.79 ID:uA5uX0/l0
>>79-80
「……あ、痛たた……もうっ、滑るっすねぇ……」

落下地点に運良く()雪が積まれていたのが幸いした

「今度は落ちないようにしないとっす……よいしょ」

ばびょん、とその場から跳躍
あっという間に屋根の上に戻って行ってしまったではないか
そうしたならば元気良く作業再開である

『か弱い乙女に重労働だなぁ……』
『……あ、そういえば倉庫に塩カル置たのがあったかも』

とは同じく屋根の上の雪を下ろす七八
いいながらも彼女は雪には慣れているらしい、サクサクと作業を進める
そしてシーズン前、雪かきを少しでも楽に終わらせようと何処かの世界から持ち込んだ塩化カルシウムがあるらしい
ある程度除雪した後に道に撒けば、勝手に溶けて行くであろう
82 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/10(日) 23:12:09.91 ID:jaLJlPvY0
>>80
「本音を言うと、気に食わない連中全員をこうしてやりたいがね!アァ!?」
肩で息をし、血走った目で抗議をはねのける。いろいろと面倒くさいタイプだ。

狂人はガチ泣きする子供にも容赦はしない。奇声を発しながら首根っこを掴むと、遠くの雪溜まりに向けてシュート!
死ぬほどチベたい雪が子供たちを待っている。少なくとも、作業を邪魔されないところで。


「とりあえずこんなものか。これで歩くぐらいならできるだろう」
一息ついて雪山を眺めながら地面に腰掛け、懐から煙草を出す。この間いただいたお気に入りだ。
火をつけて、癖のある辛さを吸い込もうとした矢先、目の前が白く爆ぜた。

飛び散る雪は地面を、ソーマタージを、咥えた煙草を、近くに偶々あったサマンサタバサのバッグを、汚して濡らして台無しにする!
撒き散らされた雪の中で、残った最後の煙草の火が掻き消えた。清められた世界が白くなるのを一瞥し、ソーマタージは横になった。

「見ろ。この地び散った幾何学的な雪の形。───きっと今日は休めってコトだな。内なる神からのオラクルだ。
 誰か雪遊びしない?ガキの頃はドサンコソーちゃんってあだ名で親しまれていたんだゼ」
やる気は失せた。ガバリと身を起こすと、落ちてきたユノやアキレスに小さな雪玉を投げて軽口。
83 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/10(日) 23:21:09.84 ID:vs+ox2v30
>>81
ばびょんと跳躍した勢いで雪が更にまき散らされましたが 気にしないであげてください

アキレス「え 塩カルあんの? オッサン何も言ってなかったけど」

意外そうな顔で言うアキレス
ロイに関してだが 恐らく塩カルの存在を知らなかった可能性がある
幻想世界出身者だからね ハイテク音痴だからね 仕方ないね

アキレス「これで下も早く終わりそうだなぁ さっさと終わらしておやつにしようぜッてつべたい!!」
ユノとアキレスに雪玉がやってきます なんでかって? 下を見よ

>>82
なお ユノが跳躍した衝撃でスプラッシュお代わりが到来しましたが 気にしないであげてください

ロイ「なんでこんなところに女物のバッグが置いてあるんだ? 嫁さんへのプレゼントか?」
やってきたロイが大丈夫かと声をかける

とそこに塩カル参上 ばら撒けば素晴らしい勢いで解けていく雪たち

ロイ「へぇ〜 べんりなもんだな ソーマ 今からおやつのフォンダンショコラ作るんだが いくつ食うんだ?」
と個数を聞いてからロイはキッチンに向かう

と屋根から雪玉が落っこちてくる

アキレス「なにしやがんだこのやろー」
本日の天気 雪 時々雪玉
84 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/12/10(日) 23:35:15.75 ID:uA5uX0/l0
>>82-83
『少しだけどね、今日分くらいは充分あるよ』

倉庫を見れば数袋、塩化カルシウムのビニールがどでんと隅っこに置いてある事でしょう

「全くっすね、早く食べ……冷たぁっ!?」
「な、何するんっすかぁもうっ!」

アキレスに同意し頷いていたところに飛んでくる雪玉
反撃にユノも雪玉を作り投擲
しかし致命的なまでの遠距離攻撃との不和がある
ユノの放った雪玉はソーマタージの随分後ろの岩に直撃、粉々にそれを粉砕する結果となった
85 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/10(日) 23:36:53.38 ID:jaLJlPvY0
>>83
「知らないよ。アーパー女のゴミが流れついたんだろ」
汚れたバッグをつまみ上げると、マジマジと眺めて放り捨てる。まだ使えるのに。
うっすらと雪の積もったガラクタの中には、このバッグの様にまだ使えそうなものが幾つかあるようだ。
「除雪車も流れ着いてないか、後で確かめてみよう。除雪車ってワカル?スゲーんだぞ。 主に生き物を轢いた時が」


「こりゃあ…カルシウムか? あるんなら最初っから言えよ。無駄手間かけさせやがって」
いつの間にやら用意していた、化学兵器とかを取り扱う時用の防護服を着込んで、溶けていく雪を眺める。
「なんかバッチィじゃん雪。汚れてもヤだし」

「そうさなぁ、4つ頼む。4つだぞ。5でも3でもないからな。それから…」
立ち去る背中に尚もしつこく注文をつけ足そうとしていると、ガスマスクのバイザーが白く染まる。雪を投げられたらしい。

「お楽しみと行こう!」
足元の雪を握りしめ、ガスマスク越しのくぐもった声を張り上げる。今日もスクラップヤードは平和です。
86 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/10(日) 23:40:34.71 ID:vs+ox2v30
>>84-85
アキレス「うわっぷ!!」
雪玉を被るアキレス お返しに雪玉を投擲
ユノも雪玉を投擲・・・するが見当はずれの場所に当たる

暫くして

ロイ「おやつできたでー遊んでないでこっちこーい」
熱々出来立てフォンダンショコラと甘さを抑えたカフェオレが一行を出迎えるだろう

今日もスクラップヤードは平和です

//〆!!
87 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/14(木) 22:03:43.16 ID:Y71Zm4rp0
【狭間のスクラップヤード】
珍しく何もない日

表の雪かきはすでに終わり 今は曇り空なれど雪ななく 時間は午後の二時 昼飯時は過ぎ去り おやつは作り置きの焼き菓子 晩飯はちゃんこ鍋なので大した支度もなし

本当に何もしなくていい時間帯というのも珍しいものである

ロイはストーブの前で装備欄にないツールナイフなどの手入れを行い
アキレスは炬燵の中で呑気にスマホでゲーム
ベティは炬燵のみかんを一つ失敬していた

そんな気怠い午後の時間帯が今日の一幕である
88 :イリー 黒髪の女性 動禅魔導 [sage]:2017/12/14(木) 22:14:20.41 ID:yUPP2imF0
朝焼けの……そう、淡い夢の様な

ここが果たして到達点なのか、それとも出発点なのか
それすらも理解出来ない中で、しかし私に一切の不安や恐怖はなかった

むしろ逆だ

多くの好意的な感情があぶくが如くに溢れては弾け、
その空気で私の中の原初の部分が満たされているのが実感出来る

ここは、と声を出す行動を実行しようとした矢先に耳よりも直感する場所が言葉を捉える

『おはよう』

『驚く事はない、私はあなたの味方だ』

『あなたが眠る、底無しの闇の中に百万の黄金の鳥を羽撃たかせる未来の生気、倦怠の大敵である曙の紡ぎ手』

そのみずみずしく刃金色の塗り方煌めきに満ちた告げられる言葉に、私はかつての肉体の鱗片を微かに感じた
一枚一枚、ヴェールを剥ぐように覚醒を目指し踏み出して行った

『……越境者に訊ねるといい、あなたの目覚めの祝福の歌をハミングしてくれたモノたちなのだから』
『……今度はちゃんと、しっかり生きてね、イリー』

……眼が覚めると、見慣れた部屋にいた

>>87
「……」

物陰からこっそり一同をチラ見
すぐさま隠れて深呼吸、大丈夫だと言い聞かせる

「……や、や、やぁ、こんにちは、退屈そうだな」

背の程170前後、ほっそりとした体躯はしっかりと鍛え上げられ絞られたモノだ
濡れたカラスの羽色の髪は背中までが伸びて、艶やかに室内の光に揺らめいている
ややツリ目の空色の瞳は動揺にちょっと泳ぎ気味
要するに何時ぞやの、魔翌力の櫃の中に眠っていたイリーの体が歩いて来たってわけである
89 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/14(木) 22:24:43.41 ID:Y71Zm4rp0
>>88
アキレス「んあ?」
ロイ「なに 今時暇というのも珍しいもんだ」
―――ギィ♪

アキレスがスマホの画面から目を離してイリーに顔を向け
ロイは顔を向けずにナイフの切れ味を確かめる
ベティちゃんはみかんにいそがしかったが・・・

ロイ「視ない顔だな ここは狭間のスクラップヤード 越境者で溢れる場所だぜルーキー」
アキレス「始めまして 俺アキレス」
―――ギィ?

なんとにこやかに初対面ムーブである ベティですらだれだおまえーと言わんばかりにハサミを振り上げている

だが気付くだろうか? その笑顔に邪悪な成分が含まれていることに

明らかにドッキリです本当にありがとうございました
90 :イリー 黒髪の女性 動禅魔導 [saga]:2017/12/14(木) 22:34:39.12 ID:yUPP2imF0
>>89
「ん、あ、あぁ、そう……な」
「はじめまして……と、いうか、なんだろう……まぁ実際この体であなた達とこうやって会うのははじめてな訳なのだけれど……」

しどろもどろに挙動が怪しい
なんと言って切り出したモノか、全く考えずに出てしまったが故の混乱状態だ
ふ、とイリーの後ろの方の向こうにムガが歩いて来たのが見えるであろう
一同をチラリと見て一瞬何か考え込み、色々と察したらしい
覆面の下の片頬を釣り上げ肩を竦めてひょいっと物陰に隠れた
ちなみにムガとイリー(人間モード)は顔見知りなので、ドッキリを観察しておこうという事なのだろう
91 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/14(木) 22:46:31.66 ID:Y71Zm4rp0
>>90
ロイがムガを視界の端に捉える どうやら察してくれたようだ

ロイ「・・・知り合いかアキレス?」
アキレス「しらなーい ベティ知ってる?」
―――ギィ?

ベティも知らないと言わんばかりにハサミを振り上げる

アキレス「・・・あ」
ロイ「思い出したのか?」

アキレス「きっとアレだ クルトのおっちゃんみたいに子供時代に会ってるけど 時がたって成長したから俺らが知らないとか!!」
なおも悪戯続行

―――ギィ!!
なおベティちゃんはみかんおかわり持ってくると言わんばかりにハサミを振り上げ その場を離れた

ロイ「だとしたら・・・だれだ?」
アキレス「うーん・・・」

考え込んでしまう2人


さて 物陰に隠れるムガの傍にベティがやってくる その手にはドッキリと掻かれた看板である

―――ギィ★

これからネタ晴らししてきまーす と言わんばかりにハサミを振り上げる
92 :イリー 黒髪の女性 動禅魔導 [saga]:2017/12/14(木) 22:54:56.44 ID:yUPP2imF0
>>91
「……いや、その……」
「お……って、ち、違う!」

悪戯続行にも無論気が付かず、見当違いの方向に進む推理にツッコミ一閃
さてベティのネタバラシが間も無くとなり、ムガも思わず口元を拳で隠しそっぽを向いた
珍しく笑うその所作を知られたくなかったのであろう、喉の奥からくつくつと声が漏れている

「私だ、私……」
「イリーだよ、黒猫だった……」

ベティちゃんのエントリーとほぼ同時、やっと名乗る事が出来た
看板を見るまで結局、ドッキリを見抜く事は叶わずじまいなのでしたとさ
93 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/14(木) 23:11:28.73 ID:Y71Zm4rp0
>>92
ロイ「え?」
アキレス「なんだって?」

名乗りもなんのその よく聞こえなかった と言わんばかりに聞き返しつつ アキレスがスマホを操作 その瞬間ベティがイリーの足元に移動

―――ギィ!!
ドッキリ と書かれた看板を見せると同時にアキレスのスマホから流れるBGM
https://www.youtube.com/watch?v=eS87n6qX6PA

ロイ・アキレス「サプラーイズ!!」
実にいい笑顔でドッキリ宣言である

ロイ「やっとお目覚めか眠り姫 もう少し遅かったらキッスで起こしていたところだぜ」
アキレス「しかしこれでイリータンの腕と目が復活か もう失くしちゃだめだぜ」
―――ギィ★

三者三様にイリーとの再会を喜ぶ ベティもテヘペロと言わんばかりにハサミを振り上げる
94 :イリー 黒髪の女性 動禅魔導 [saga]:2017/12/14(木) 23:20:15.31 ID:yUPP2imF0
>>93
「え……いや、だから……!」
「ん? ……!」

聞き返しの2人に今一度、としたその時である
足元に看板を持ったベティ、そして気の抜けるBGM
目を見開いて驚愕、紅潮して行く地肌が、猫人の頃には見れなかったそれが見える

「……もう! な、なんなんだ!」
「あ、あと! そういう事を気軽に言うモノじゃあない!」

怒っている風にしてはいるが、ネガティヴな感情は皆無であった
最も、ロイのキッス発言に対してはビシッとツッコミを決めるのではあるが

「……ま、まぁ……その、」
「とても世話になったと、聞いたよ」
「……ありがとう」

ベティもな、と屈み込み微笑み、肉球の無い手のひらで甲羅を撫で撫で
95 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/14(木) 23:30:21.06 ID:Y71Zm4rp0
>>94
ロイ「え? いらんか? 俺のキッス」
アキレス「じゃあおれのか?」

突っ込みに悪乗りする野郎2人

―――ギィ♪
イリーに撫でられ嬉しそうなベティであるが


―――ギィ!!
ムガもいるよ と言わんばかりにハサミをムガに向ける
ムガはまだ笑っているだろうか?

ロイ「なに 大したことはしてねぇよ」
アキレス「どうしてもというのなら 今夜の晩飯で手を打ってもいいぜ★」
―――ギィ!!

屈託のない笑顔に笑顔で返すロイ
ふざけ倒すアキレス
そして ともだちならあたりまえー と言わんばかりにハサミを振り上げるベティであったとさ

//そろそろ〆で
96 :イリー 黒髪の女性 動禅魔導 [saga]:2017/12/14(木) 23:49:59.93 ID:yUPP2imF0
>>95
「いらない訳じゃなくてだな……って、いやだからいるいらないじゃなく!」

こういう場面で生娘めいているのは相変わらずである

「ん?」
「……」

プルプルと肩を震わせるムガを発見、一睨みで鼠人はやべっと小声で呟き退散していった

「……あ、あぁ、任せてくれ」
「両方使えるからな、両腕によりを掛けて作るさ」

そんでもって今夜のご飯、イリーのお得意のパスタ料理となりましたとさ
ラヴァッツァが彼女に名乗りをしていなかったり、疑問としての点は残るけれども一先ずこれでめでたしめでたし

//お疲れ様でした、ありがとうなのでしたーでするっ
97 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/16(土) 22:21:11.02 ID:Csj/mzCI0
【スプロール】
少し前に起きたワールドタイムゲート崩壊事件
大幅な株価の変動 フリーフォールするカチグミ達 入れ込み過ぎた結果 倒産したいくつもの会社

これすなわちメガコーポの勢力図が書き換わる戦国時代の到来を意味する

一行の居る地点 止まり木同盟の宿のあるこの地区もまた新進気鋭の新会社 SIC社が着々と侵略を進めている地区・・・であるのだが

アキレス「色々としらべた結果 この会社どうもきな臭いんだよね 表向きは優良を謳ってるけど 裏で越境者を甘い言葉で保護しては人体実験を繰り返してるっぽい
     とりあえずエーカーの影は確認できなかったから 会社が独自に異能を研究してるっぽい」

そんな会社がこの地区を乗っ取ったのなら これすなわち宿にとっての一大事である

ロイ「それ故に俺たちは今この地区で粘っている企業に肩入れし SICに妨害を仕掛けることとなった
   今の会社もシロってわけじゃないが 少なくてもSICよりはマシだ」

ということで今現在の統治社 シシガミ社にやとわれたランナーという形で一行は装甲車両に乗り込んでいる

ロイ「もうすぐSIC社との戦いだ 向こうもランナーを雇っての戦いとなるだろう 何か質問は?」
と一行に問い合わせた
98 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント :2017/12/16(土) 22:29:59.13 ID:WMNcLs3I0
>>97
「つまり、ランナー同士の直接的な戦いになるってことっすかね?」

それとも妨害合戦だろうか、と小首を傾げた
七八のススメで最近になってスプロールの情勢に対しての知識を、ようやくつけ始めたばかりのユノ
しかし今回の場合、活動拠点となる止まり木への影響も無視出来るモノではない
デッカーとしての立場的に今ひとつ自由に欠けるタェンティースに託され、参戦となったのである
99 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/16(土) 22:33:14.95 ID:AUkRrUEW0
>>97
「拾ったものは好きにしていいのかい?手首とか、カネとか、イケてる武器とか。
 いいだろ?人体実験するような連中なんだし」
軽い調子で片手を挙げ、冗談交じりの質問を飛ばすのはソーマタージ。
聞きたい事は特には無い。ただ敵を斬るのみ、面倒毎は他の者に任せる。

「そうだな、予想される敵の戦力と脱出手段ぐらいかな。聞きたいのは。
 まさか殺すだけ殺して走って帰れとは言わないだろうな?」


「これで全部か? 着いたら起こしてくれ、俺にはあと三時間は睡眠を取る権利がある」
ブリーフィングも済めば、マイペースに壁にもたれかかって目を閉じる。
腕には刀を抱いたまま、有事の際にはいつでも飛び出せる姿勢だ。

       イケメン
「シシガミ社の美形の衆で存分に殺しててくれ。俺様のコトはお構いなく」
100 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/16(土) 22:37:19.54 ID:im2YX4yF0
>>97>>98>>99

「…」

皆が発言する中静かに成り行きを見ていたのは見慣れぬ美丈夫然とした金髪碧眼の青年。
片手に厚さ5cmに満たないB5サイズのハードカバー辞典を携えている。
服装からしてパッと見、雑兵Aとかに見えなくもなく…
101 :メア ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/12/16(土) 22:41:37.76 ID:IQaeCx0M0
>>91
「なるほど、シンプルで良い。」

装甲車両の片隅にて、マスケット銃を抱えた少女が。というか幼女が。

「好きに暴れて良い、ということで良いのだろう?
 ついでに私も、戦利品は好きに回収させて貰うとする。」
102 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/16(土) 22:42:46.58 ID:Csj/mzCI0
>>98
ロイ「そういうことだ 相手も殺し合いに好き好んで出てくるような奴だ 遠慮はいらねぇ」

>>99
ロイ「その辺は雇主に聞いてくんな 一応上の判断で撤退も視野に入れているとは言っているが どこまで信用していいやら
   最悪この場で全員玉砕せよと言われる可能性もある 注意はしておけ」

>>全員対象
などと言っていると先頭の装甲車両が戦闘に入ったと通信が入る 直に一行が乗る装甲車も雨に混じって銃弾が装甲を叩く音が聞こえてくる

ロイ「さぁ お楽しみの殺し合いだ!! 行くぞ!!」
装甲車が止まると同時にロイが後部ハッチを蹴りあける 相変わらずの雨空の中 装甲車に隠れて銃撃したりされたりを繰り返してるシシガミ社のランナーとSIC社のランナー

だが銃撃をものともせず こちらに突進してくる影あり やとわれのストリートサムライが 単分子カッターを手にこちらに迫ってくるのが見えるだろう
103 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/12/16(土) 22:53:43.18 ID:WMNcLs3I0
>>102
「なるほどなるほど……ランナーってそういうお仕事もするんっすね」

アキレスやクルトなど、著名なランナーが身の回りに何人もいるのだがそういえばお仕事内容を詳しく聞いた事はない
てっきり物資を運んだりするくらいのモノだと思っていたのだが、そうでもないのかと認識

「……ん」
「オオカミが来るっすね」

雨音と銃声、消炎のニオイがスプロールの空にのぼる
ユノは小さく三度跳ねるように足踏みし、四度めのそれで翼も音もなく飛び立ち消える
突撃を敢行するストリートサムライに、過敏な魂が邂逅と闘争を求めたのだ
武器に怯む事はない、肉迫が叶えば低い体勢を持って踏み込み裏拳打を叩き込まんと振るう
104 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/16(土) 22:54:16.82 ID:im2YX4yF0
>>102
「!」

雑兵AことBBが蹴り開けられたハッチから戦場に飛び出す。
周囲を見回し状況を確認。
突出してきたストリートサムライ目掛け所持していたサブマシンガンを発砲。
パララッと乾いた音が響く。
105 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/16(土) 22:57:46.58 ID:AUkRrUEW0
>>102
「その時はその時だ。今のうちに殺し方を考えておかないとな」


「おっとこの世の地獄発見伝。奴等を死体袋に詰めてやろう」
金属同士がぶつかる特徴的な音。開くハッチから流れ込む硝煙の臭い、死の臭いを吸い込む。
さながらバトンめいて握った鞘を回転させ、腰のベルトに装着。酸素供給機が顔の下半分を覆い隠した。
「お楽しみと行こう!」

≪KILL'EM ALL≫
戦闘開始の合図を受け、無機質な合成音声が雨音の中に響く。
迫ってくるストリートサムライを一瞥、抜き放った赤い刀を構える!

「来いよ雇われ。その首、刻んで出鱈目に盛ってやる」
センコじみた赤い光の軌跡を残し、向かってくるサムライに自分から突っ込む!
エンカウントの直前、地を割らん勢いで踏み込まれる足が滑る。濡れた紙面と勢いを活かしたスライディングで、姿勢を崩すのが狙いだ。
106 :メア ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/12/16(土) 22:59:20.16 ID:IQaeCx0M0
>>103
「生きがいいこと。うらやましい限りだが」

銃に弾丸を装填。刻むルーンは"停滞"。
殺傷力は低いがしかし、抵抗力が無ければ行動を縛り付け、実質無力に貶める印・

「興味深いところは無いな。休んでて良いぞ。」

向かうサムライへ向けて発砲。剣で弾くというのならば、その時点で印は刻まれる。
カミカゼ共には酷く効果的である。
107 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/16(土) 23:10:35.11 ID:Csj/mzCI0
>>103-104
乾いた音と共に弾幕が形成される が サイバネで全身を固めたストリートサムライは 白い甲冑を模した装甲版を頼りに突撃を続ける

装甲版に当たった銃弾は無残にも弾かれるが 偶然装甲のない場所を捕らえた銃弾は 機関部に僅かな損傷を与える

【闇雲な射撃は弾を浪費するだけ なれど機関部を狙えばダメージは与えられる】

そして弾幕もそれ自体にダメージは無くとも 前進するユノの援護という形で役に立った

フレッシュとは思えない程に素早く接近するユノに危機感を覚えたのだろう 迎撃しようとしたサムライであったが BBの弾幕により後退を断念
肉薄するユノ 迫る裏拳 その瞬間サムライが一歩前に踏み込み ユノの攻撃が一番威力を発揮する前 腕が伸びきる前に会えて自ら当たりに行った

その結果 威力を殺されたユノの拳打は装甲版を凹ませるにとどまる

サムライは手に持った単分子カッターをBBに向けて投擲 回転するブレードは当たれば肉にざっくりと食い込むことだろう
そしてユノに対し 右の肘を畳むや そこからブレードが展開 そのブレードを横薙ぎにユノへと振るった

>>05-106
ソーマタージとサムライが交錯する その直後 メアのルーンが炸裂 動きを悪くしたサムライはソーマタージのスライディングをまともに食らうこととなった

バランスを崩しひざをつくサムライであるが サイバネの腕力に物言わせた斬撃をソーマタージに向けて放つ

そしてサムライから敵ランナーに通信でも入ったのだろうか? 銃を装備したランナーが数人 メアに向けて射撃を行い メアの行動を妨害しようとしてくるだろう
108 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/16(土) 23:17:14.74 ID:im2YX4yF0
>>107
「っ!」

右へと大きく跳び転がり危な気なく飛来する単分子カッターを避けるBB。
そのまま跳ね上がり膝立ちの状態で再度サムライへと照準を合わせ…

「…」

メアを狙うランナーへと狙いを変え発砲。
ばら撒く様に面での射撃。
数人のランナー全てを抑えるのは無理だろうが…
109 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/12/16(土) 23:18:43.90 ID:WMNcLs3I0
>>107
「んっ……ぐっ……!」

判断一瞬行動迅速、サムライの稼働は実に利にかなっておりユノの必殺の拳打の威力を的確に軽減させた
直後に横薙ぎに煌めく刃、ラスボス動体視力をマックスに
同時、ブレードの上下から挟み込む様に振るわれる肘と膝
黒猫の獣人の見様見真似である、動禅の挟み込み打ちの技法
それを武器に対しての防御兼破壊の為に行ったのだ
神経に直接繋がれたと紛うばかりの動きはサイバネティクス強化されたモノや魔力の恩恵を受けるモノに決して劣らず
110 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/16(土) 23:20:40.47 ID:AUkRrUEW0
>>107
「ガッチャ、良い腕だ。後でソーマスタンプを押してやろう」
雨水を背中に浴びて起き上がり、ネオン光と反射光を背負って眼窩のサムライを見下ろすソーマタージ。
影になった頭部の一点、両の瞳が赤い光を放つ。獲物を見つけたディーモンめいて。


「しゃらくせぇ!」
放たれる斬撃に合わせ、振り下ろされる右手!その先には唸りを上げる複雑な機構!
週末の遠未来の兵器、猛々しい機械の剣チェーンソードだ!

その重量を以て、放たれる斬撃ごとサムライを両断するべく放たれる鋸刃!
機械と機械の対決の行方は果たして。
111 :メア ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/12/16(土) 23:25:21.01 ID:IQaeCx0M0
>>107>>110
「魔術耐性無し、と。サイバネに頼りきりじゃあこうなるさ。」

余裕を見せたその瞬間に迫る弾丸、装甲車を背に弾丸を回避。
武装の特性上、打ち合いとなれば不利になる。
無効は弾幕を貼れるがこちらは一人、されに射程も足りない。であれば。

「脳筋共はお前が出る必要もない。"突き進め"!!」

身を乗り出し、銃口はソーマタージに向けて、刻まれたルーンは"壁"を意味する。
機械と機械の正面衝突に向けて、全力の横槍を入れる魔術。
抵抗無くソーマタージにルーンが刻まれたならば、魔力防壁が展開されるだろう。

「銃火器連中を刻んでくれれば楽な仕事にしてやれる。
 頼めるか?」

つまりは自身が補助をする代わりに、奥の部隊を任せるという提案だ。
112 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/16(土) 23:38:55.84 ID:Csj/mzCI0
>>109
腰の回転と共に腕がユノの前を通り過ぎる その肘に着いているはずのブレードは なかった

肘と膝のサンドイッチの果てにブレードはへし折られてしまったのだ
だがサムライはもう片方の肘を畳む そこには先ほどと同じブレード

極近距離での戦い 文字通り返す刀でユノの首を狙った横薙ぎの一撃が 今繰り出されんとしていた

>>108>>110-111
唸るエンジン 回転するチェーン 荒々しい機構剣は振り下ろされ サムライのカッターと衝突
鋭い それゆえに脆い切っ先を回転するチェーンが弾き飛ばし 火花と共にサムライの腕に食い込む
耐えられたのはごく短時間 血ともオイルとも見分けのつかぬ液体をまき散らし 腕が寸断されるサムライ

だがサムライの闘志は尽きておらず もう片方の腕をソーマタージに向ける

手首に装着されたテーザー銃 電気を帯びた針をソーマタージに射出 電撃での無力化を図ったのだ

だがそこにメアの障壁が出現し 針は魔術に阻まれる サムライは隙を晒してしまう形となった

そしてメアを狙うランナーであるが BBの弾幕により妨害の密度は低下するも その脅威度は増すばかりであり その結果 多数のランナーがメアを攻撃対象に選んだ

絶え間ない弾丸がメアの壁にしている装甲車を叩き 選抜狙撃手(歩兵とほぼ同じ距離で行われる狙撃の様な者)がメアが頭を出した瞬間を虎視眈々と狙う
更にランチャーを担いだランナーがメアが盾にする装甲車ごとメアを無き者にせんとこちらに向かってきているのがわかるだろう

戦場で目立つということはこういうことであるが この状況をどうにかする または逆手に取る手段を持ち合わせているだろうか?
そしてBBは集中する前への攻撃に対し 何か対策を講じることができるだろうか?
113 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/16(土) 23:51:31.07 ID:im2YX4yF0
>>112
「仕方ないな…」

右手に携えたサブマシンガンで弾幕をはりつつBBが駆ける。
左手にはどこから取り出したのか冒頭で所持していた本。
それがボウと青白く光る。
同時にBBの足に光が宿り、それが超跳躍を生み出しBBが跳ぶ。

「ショータイムだっ!!」

宙でBBが発光。
次の瞬間には2m級の漆黒の全身鎧を模した強化外骨格が現れ、
馬鹿デカイ両手剣を振るい飛ぶ斬撃をランナー集団の中心に叩き込む。

斬撃が地に当たり弾けた瞬間、突如として宙にいた筈の黒鎧がその場に立った。
114 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/16(土) 23:52:54.48 ID:AUkRrUEW0
>>111-112
「まずは腕、次はカネとイカした武器だ。 有言実行って気持ちイイよな?」
振り抜いたソードもそのまま、続いて振り被るは硬い堅い握り拳。
紫電が一瞬腕を走り、次の瞬間には、破壊槌じみた勢いで拳がサムライの顔面に放たれる!頭部を粉砕するために!

肉体に弾丸が潜り込む。痛みの代わりに広がるのは魔術的な紋様。ルーンだ。
「つまり、テッポー持ったコワイ連中にポン刀持って突っ込めと?
 俺は薩摩隼人かよ?やれやれ」
肩を竦めて酸素供給機から蒸気を噴き出す。援護してもらった以上、無碍にする訳にもいくまい。

「自分の身は自分で守れよ」


「というワケでおっかないナイスガイの登場だ。ここチェックポイント。
 万雷の拍手を送れ!滂沱の涙を流せ!───惨たらしく死ね!!」
SLAM!高く跳び上がり乗った先は、メアの壁となる装甲車。特に意味は無い。
芝居がかかった動きとよく通る声で彼女を狙うランナーを煽った次の瞬間、微細なスパークを残して白衣の狂人の姿は消えた。

───否、サイボーグの脚力で高く高く跳び上がったのだ!アルバトロスが如く!
雨粒を浴びながら下方を睨む。狙うはランナー達。頭上から攻めて殺すべく、空中で刀を抜く。脚を曲げ、ストンプに備える

「ナチのエース仕込みの急降下爆撃だ。この場合、爆弾は俺だが」
115 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/12/16(土) 23:54:52.99 ID:WMNcLs3I0
>>112
「……しっ……!!」

ユノは賢くはない、学力でいえばその辺の学生に遥かに劣る
しかし頭の回転が悪いとは別であるし、何よりこと戦闘における本能的な学習能力は野生めいて優れていた
対峙する敵の逆肘が畳まれるよりも速く、次に起こるべき現象を頭ではなく体が理解
両足の幅を取って前足は真っ直ぐ後ろ側の足を折り畳む格好で低く低く体を下げる

「ラスボス……!!」

脳天の上の髪を斬り裂く白刃、鋭く見上げる瞳は貪婪に輝きを帯びる
胸を開くカタチに広げた両腕を、後足のバネと腰の捻り、そして腕力の三点の暴力的な加速を孕ませ繰り出す豪両掌打!

「地穿転身劈山掌ォォォッッ!!!!」

低い姿勢からの近距離強襲双掌打!
これぞ、ラスボス・地穿転身劈山掌(チセンテンシンヘキサンショウ)!
116 :メア ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/12/17(日) 00:06:22.33 ID:xC+A5ec60
>>112->>113

「先生としては、余り目を逸らさないほうがいいと思うぞー……」

黒鎧と機人。目を逸らすには余りに巨大な脅威。
自分を狙っていた連中はどうなっているだろうか。元より彼らを当てにしている、自身にルーンを打ち込む隙はある筈だ。
三発の弾丸を装填し、二発を自身に打ち込み、最期の一発は壁―――装甲車へ。
エンジンを打ち抜かれたそれは爆炎を上げ、その中にメアの姿を隠す。
当然その威力がメアを襲うが、それは一発目の印、壁のルーンが受け止める。
そして2発目、保護のルーンが彼女を守る。敵対者の認識から彼女をはずす、いわば魔術による明細であった。

ソーマタージの壁はまだ生きている。弾丸程度なら着地までは持つだろう。
黒鎧に対してはその手の心配は要らないであろう。であれば問題は

「―――そこだな!」

ランチャーを構えていたランナー達へ向けて、停滞のルーンを撃ち放つ。

「……少々格好つかんな、これは。」

尚、一連の行動は爆発の衝撃で飛んでいる最中であり
壁を失ったままコンクリートにたたきつけられた幼女は当然、頭から血を流していた。
ふら付きながらまた建物影へ身を隠し、そこで丁度ルーンの効果も斬れる。
ちらちらと顔をだしながら戦場を見る。また補助の体性へ戻ったようで。
117 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/17(日) 00:18:50.53 ID:cI4KRgZK0
>>115
放たれたもう一撃は掻い潜られ サムライの眼前には小柄なユノの姿

嗚呼なんと小柄な小娘だろう
何故小娘が両腕を引き絞っている その動作だけで

まるで巨大なミサイルが自らに向けられているような錯覚を覚えるのだろう?

胸部装甲に突き刺さる双掌打装甲が大きく拉げる

それだけ それだけだ その背が大きく爆ぜ 機関部があらかた吹き飛ばされ絶命するも 胸部装甲はただ拉げただけだった
サムライは敗因も 自らに何が起きたかもわからず強制シャットダウンされてしまった

サムライを吸止めたユノ だがソーマタージ達の戦いが終わっていないことが見て取れるだろう
敵ランナーたちはソーマタージ達にかかりきりでユノに対処ができていない 奇襲にはもってこいの立ち位置にユノはいる

>>113-114>>116
空に浮かぶ2つの影 黒い強化外骨格と 白き狂人のコラボレーション

斬撃に地面が爆ぜ ソーマタージのストンプにランナーの頭が爆ぜる
なお強化外骨格のインパクトに 狂人の宣言は掻き消えてしまい イマイチ目立った感が出せなかったのは タイミングが悪かったとしか言えない

悲鳴を上げながらも攻撃を試みるランナーたち ソーマタージにはナイフの接近戦を試みるものが
そして強化外骨格へは後退しながら銃撃を試みる者がいた

そしてメアは自分へのヘイトを減らすための工作に入る

自らの防御力を上げ 装甲車を爆発させる そして爆発の中でランチャーを持ったランナーを停滞させ無力化する

そしてステルス状態となるためのルーンを起動したのだが・・・問題が発生した
例え人間の感覚に作用し 認識を外すことに成功したのだが 機械はメアの生体反応を捕らえ IFF(敵味方識別装置)がその生体反応を味方ではない=敵 として判断

それを“認識を外れたメア”出は無く “レーダー上に存在する敵”としてとらえた敵ランナーが細くしたのだ
戦場を見るメアであるが その眼が捉えたのは メアに銃口を向ける敵ランナー2人の姿だ
118 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/17(日) 00:33:29.13 ID:oRV2DMJj0
>>117
装甲車の守りを抜けない弾ではどう足掻いても黒鎧の動きは止まらない。
対戦車ライフルでも持ってくるべきだ。

「っ!!」

近くの敵目がけ無造作に振るわれる両手剣より飛ぶ斬撃。
次の瞬間には斬撃の着弾点に移動している黒鎧。
飛ぶ斬撃が防げなければそのまま行動不能。
防いだところで今度は間髪入れず振り下ろされる凄まじいまでの物理攻撃。

時に斬撃を曲射し、集団の中へと跳んでは両手剣を振り回し一帯を薙ぎ払っていく。
バイザー部分に灯る紅い光がゆらと揺らめき幽鬼のそれに見えなくもない。
119 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/17(日) 00:35:24.85 ID:D/hKkVVo0
>>117
「何だよ、聞いてなかったのか?二度は言わねーゼ」
血飛沫を浴びながら事も無げに着地。遠くでは強化外骨格を纏った者が暴れているのが見える。同乗者だ。
酸素供給機の奥からヒョルルルと特徴的な声で煽り、振り回した刀を一瞬にして鞘に戻す。


降参か?違う。鞘を握る手が忙しなくグリップを握り、小さな摘みを指で弾く。
鞘の中程の周りの空気が揺らぐ。排出される高熱によるものだ。

一瞬、一瞬にして構えは済む。やや姿勢を低くし、早撃ちガンマンじみて柄の前で手を開く。
一瞬にしてハンドルが握られ、指がトリガーを引き絞る。 ───一瞬にして、抹殺の準備は整った。

≪EXECUTION : EXCITE≫
合成音声が無慈悲な宣告を告げるとほぼ同時、高熱、白煙を伴い赤い刃が『射出』される!
空中でハッシと掴まれた刀は、勢いと高熱を帯びたまま横薙ぎに空間を走るだろう。余程の物でない限り、止めるのは土台無理な話だ。
その先にいる者、果敢に向かって来た者をそのナイフごと両断する為に!一刀一閃で命を奪う為に!


「ヒューッ…。 こんなモンか?」
刹那の硬直から回復し、辺りを見やるソーマタージ。その濁った眼には喜色はあまり無い。淡々と殺すのみだからだ。
アップグレードを受けた必殺技、神速の抜刀は、その間合いにいるのなら無機物有機物問わず、全てを切断する勢いだ。
試し打ちもある今回の攻撃は、果たしてどれだけ通じたものか。
120 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/12/17(日) 00:35:25.07 ID:ehyTAEjE0
>>117
「……」

破片が飛び散り、それはスプロールのネオンライトのコロナ放電に照らされて満天の星空めいて輝いた
熱っぽい感情が胸の奥にチラついてまたひとつ、限りない旅路の中を確実に前進出来たことを認識する
それでもそれは、最初の破片が雨粒に打たれ地に落ちるよりもずっと短い時の中での仄かな想いではあったが

「ふぅっ……!」

大きな吐息、排気の様な熱と勢いは濡れた地面を薙いだ
既に多くのラスボスエネルギーを消費している、更にラスボス・地穿転身劈山掌はかなりの大技である
しかしユノはそれでも次の技の準備の体勢を取り、まばたき一回分の合間に全霊を込め、鼓動一回分の後に放つ事を躊躇はしなかった

「ラ、ス、ボ、ス……!」

奇襲的に襲い掛かる姿は色を帯びた噛み付く疾風が如し
完全な横槍であり、正面からの闘いを至極とするユノとしては不本意だがそれだけではダメだという事を彼女は学んでいた
自身のいのちと、はじめて出来た仲間達を守る為には己を律する術を知る必要があったのだ

「蓋世双按抜山砲ォォォーーー!!!!!」

風が一陣吹き付け、敵の真横極めて至近距離で止まる
先ず先行したのはユノの下半身であり、それは強靭に大地を捉えた
自然と上半身がそれに追い付き、更に組まれた両の拳がワンテンポ遅れて振り抜かれるであろう
城攻めの大槌の様相で、敵を粉砕すべくして迫る拳のスイングハンマー!!
121 :メア ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/12/17(日) 00:47:59.59 ID:xC+A5ec60
>>117
単純な想定外。自身に向く銃口を認識した時点で引き金は引かれており
すんでのところで身を隠すが、しかし銃弾が彼女の目を掠める。

「相変わらず詰めが甘い、と……」

だが相手は二人、それ以上はこちらの二人に対処が回っているのであれば。
自身にルーンを刻む。展開される魔術防壁。そして、そのまま身を乗り出した。
2人程度の銃弾であれば弾ける。少なくとも打ち込んでやるまでの間は。

銃弾を2発、マスケットにあるまじき速射にて対象へ。

「このあたりで終わってくれるか。
 キリがあるならありがたいが。」
122 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/17(日) 00:51:33.26 ID:cI4KRgZK0
>>全員対象
漆黒の強化外骨格が薙ぎ払い
白き狂人がさしたる抵抗もなく切り捨て
外套纏いし娘が叩き潰す
メアも自らに敵意を向けるランナーを撃ち抜き

それを幾度か繰り返せば SIC社のランナーはこの世からいなくなった

ロイ「よぅ 派手にやったなぁ」
画面の外で戦っていたロイがやってくる とりあえず防衛に成功せり

周りのシシガミ社のランナーたちは装甲車に乗って帰路につく
一行も装甲車・・・エンジンが吹き飛んだ装甲車・・・

ロイ「・・・さぁ諸君」

ロイが諦めの笑みと共に振り返る

ロイ「帰ろうか 歩いて」

ナムサン!!

//ということでシチュ終了のお知らせ オツカレサマドスエ
123 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [age]:2017/12/17(日) 01:03:21.16 ID:ehyTAEjE0
>>122
「ふーーーぅっ……」

打ち抜いた拳のままの体勢、しばしあってから大きく息を吐いた
そしてロイのいい笑顔、煙をあげる装甲車

「……どなたか、」
「運んでくれませんっすか……?」

手を解き腕をだらんと垂らし、その場に尻餅をついて一同に向ける苦笑
完全にエネルギー切れであった

//お疲れ様でしたです、ありがとうでしたー
124 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/12/17(日) 22:03:44.13 ID:tVIA/qieo
【キャンペーン:前回までのあらすじ】

 とあるファンタジー世界/金属の王国にて越境者達はスケイブン(鼠人)の陰謀を知る。
 それは越境ゲートに対する干渉と越境者追放。そして異世界のスケイブンの大侵攻である。
 この極めて危険性の高い試みに用いられるは血の刻印を用いた大召喚/錬成陣の完成。
 
 それを阻止せんと越境者達は動き出したのだが―――

 −−−−−−−−

【エピソード3/血の刻印】

 空は恐ろしいほどに青く染まっていた。
 しかしそれは青空と呼べるような清涼感とは全く無縁の、
 青い血を空というキャンバスにぶちまけたような酷くおぞましい色合いである。

「スケイブンの狙いを解っていながら、この地点の刻印を阻止できなかったとは」

 イムカは毒づき、眼前に迫るビーストマン≠フ頭部を撃ち抜く。
 地上は空のおぞましき青とは裏腹に、死に満ちていた。
 兵士、ビーストマン、そしてスケイブン。ありとあらゆる死体が大地に横たわり、
 それでもなお、動くものは互いに殺しあわんと剣を、斧を、槍を、あるいは銃を突きつけ相食む。

【空は異常に青く、大地は血の赤黒さで満ち、そして天地を貫くように血と同じ赤黒い光柱が立ち昇っている。
 金属神ハルストバルスの聖地の蒼白き輝きとは真逆の光柱が、だ】

「GYAAAAAAAAAAA!!」

 乱戦状態、離脱のままならぬ中、越境者達に側面の死体の影より這い出たスケイブン数体が歯車式拳銃を向け一斉発砲!!
 単発式で命中率もよくない銃だが、恐るべきは銃弾に込められし呪い。
 命中すれば血液沸騰で肉体爆散をおこすおぞましの技だ

【血液爆散(ヘモリッジ)の銃弾が越境者達に襲い掛かる!!】

「――離脱せねばならんが…ままならんな」

 なにゆえこのような状況になったのか。阻止あたわなかったのか。
 それは数日前にさかのぼる必要がある。
125 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/12/17(日) 22:20:46.53 ID:tVIA/qieo
>>124

//なまえ
126 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/17(日) 22:25:53.40 ID:cI4KRgZK0
>>124
ロイ「汚ねぇ足で鉱石神のお膝元に踏み入ってんじゃねぇよ・・・!」

左手にハルバート 右手に鎧のパーツ
銃弾をはじきスケイブンに突撃を慣行するロイ

アキレス「うぇっぷ ここの空は蜘蛛が少なくて気に入ってたんだけどねぇ・・・!」
対照的にリボルバーの拳銃弾を乱射しながら真横に走り抜けるはアキレスである

ロイ「いい加減埒を開けねぇとドブネズミ共の呪式が完成しちまうぞ!! ウチの連中は何をしてんだ!!」
自分が動員を支持した連中に毒づく
127 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/17(日) 22:27:33.39 ID:D/hKkVVo0
>>124
「先に断っておきたいが、俺は関係無いからな?俺のキャリアに傷はつかない」
飛び散る血を屈んで避け、事も無げに軽口を飛ばす。精一杯の強がりだ。
空に向けて直立する赤黒い柱を睨む。間に合わなかったが、生きてるだけ良し。

「奥様もウットリだネ。笑えねえよクソが。援軍は来ないのか?イケてるヒーローは?
 みんな大好きトクシュブタイの間抜け共は何処なりや!?」
ギャリィィッッ!!虚空に向けて刀を振るった瞬間、嫌な音が付近に響き渡る!
強化された動体視力、身体能力、運の良さの加護を受けた刃が、空中で自分に向かってくるだけの銃弾を斬り裂き落としたのだ!


「面倒臭ェ!道はまだ拓けないのか!?ハァ!?」
銃弾を防ぎ続ける事は難しい。集中力がカギなのだが、ここでは無理だ。
手早く刀を数回転、逆手で鞘に納めると、腰のマグポーチから銀色のカートリッジを取り出す。

ガチャガチャと鞘の側面にセット、柄を持ち直し、赤い瞳でスケイブン達を睨むソーマタージ。
「時間が無いんだ、無粋な範囲攻撃で済ませてもらうぞ」
冷たい視線は、次の瞬間には獲物を狙う猛獣じみた様相へと変わっていた。

≪EXECUTION : BEASTBITE≫
合成音声が無機質に攻撃を告げる。虎の子の一つを。
一歩踏み込み、刀を引き抜く。その赤い刃は、しかし新たな刃先を形作る白い血に既に塗れていた。
纏わりついた鉛色の鋸刃は、その間合いを優に三倍以上に伸ばす。纏めてスケイブン達を抹殺する為に!
128 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/12/17(日) 22:37:12.86 ID:tVIA/qieo
>>126-127

 魔力計が異常な数値を指し示し、死臭が風となり圧となり吹きすさぶ中、
 アキレスの銃弾の牽制され、ロイとソーマタージ突入を許したスケイブンの部隊が貫かれる。

「GYAAAAAA!!」

 接近されれば、鎧袖一触。スケイブン雑兵など物の数ではない。
 たやすく屠られ、そして、その死体より黒い塵のようなものが立ち昇り、
 天地を貫く光柱へと吸い込まれていく。これが、これこそが、今回のスケイブンの企みの悪辣さの象徴であった。

「刻印を阻止する…よもやここまで難度の高いミッションとはな!」

 イムカが毒づくのも無理はなかった。
 自分達は、敵の企みを阻止しているのか?それとも手を貸してしまっているのか?
 そのような懸念すら脳裏によぎらざるを得なかったのだから。

 −−−−−−−−−−−−

【数日前――】

 大都市ウルカーンにて、一通りの準備を終えた越境者達は馬を駆り南下。
 太陽が数回沈み、数回昇った頃に目的の辺境都市へと到着する。
 この付近がスケイブンの企む血の刻印≠フ重要な要点であったからだ。しかし――

「軍が既に動いている?」

 都市の屯所や酒場などの噂を集めれば既に軍の守備隊がかなり大規模に動いているという。
 金属の王国ではスケイブンの企みの阻止のためトクシュブタイを始めとした厳戒態勢が発令されているが、
 その阻止のためというには動員の時期にやや不整合があった。

「ビーストマン(獣人)の大きな群が出現してなあ、この街の結構な騒ぎになったんだ。
 まあ、そこは我等が兵隊さん達も準備万端よ。お偉いさんもしっかり対応、昨日出撃してったよ」

 ビーストマン…ここでは人界に害を為す獣人やミュータントの群れの総称と理解しておけばいい。
 彼等は人界に並々ならぬ憎しみを滾らせ、時に混沌の軍に加わり害を為す危険な勢力である。

「………」

 その群れの出現に守備隊や近隣の戦力が加わり討伐する。
 それ自体には不自然な点は全く無い。軍の役割は民の守護であり、迅速な行動は義務ですらある。
 ゆえに、討伐に乗り出すのは至極真っ当な反応であった。人心の安寧のため、治安維持のために。
 だからこそ真っ当ゆえに容易に読める

【そして、見える者には別の側面が見えるのである】
【ビーストマンの群れと王国軍の接敵地点は…血の刻印の要点とされる地そのものであり】
【血の刻印とはその地に死が満ちれば≠謔ュ人間の血だろうがビーストマンの血だろうが選り好みなどしない=z

 ここまで連想できれば、今回のビーストマンの侵攻が偶発的ではないと見えてくることだろう。
 会戦が行われる地点。時期、王国軍の出撃。

「――やられた…か?」

【イムカのつぶやき。ロイ。アキレス、ソーマタージもおおよその見当はついているだろうか?】
129 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/17(日) 22:51:43.96 ID:D/hKkVVo0
>>128
「へー、働き者だこと」
数日前の事だ。黒い頭巾で目元以外を隠したソーマタージは、革鎧に覆われた肩を竦めて呟く。
もっと別の事に時間を割かせるつもりだったが、既に動いているのではしょうがない。
「一旦帰って出直そうぜ。最近闘犬にハマってるんだ、見に行きたい」

「ケッサクだぜ?犬どもが文字通り犬死していくのは……」
続けようとした言葉が途切れる。ビーストマンの襲来と、それを止める軍隊。多くの死人が出るはずだ。それも、爆心地となる場所で。
震える手で頭巾をずらす。精悍な顔の眉間にしわが寄り、口は堅く結ばれた。してやられたという訳だ。
「…やってくれるな。思ったより賢いらしい」



「とまあ、回想を見て分かってもらう通り、俺は今回ばっかりは悪くない。悪くないってば」
ここではない何処かに向けて語りながら、ソーマタージは塵の昇る死骸を粉砕せしめんと力強く踏みしめた。

「クリア!いやまだか」
ボロボロと崩れ、赤黒い大地を汚していくナノマジンの残骸。
数度振るって元に戻った赤刃を再び鞘に戻す。数度肩で息をし、血走った眼で光柱を再び睨んだ。

「クソ試合だ。死ねば死ぬほど有利になるとはな!
 この場の全員が死ぬのが先か、クソッタレの紙が出てくるのが先かどっちに駆ける?」
此処で戦う事自体が、ある種のフーリンカザンと言えるだろう。戦えば敵の有利に働き、逃げても同乗。毒づきたくなるのも無理はない。
「とっとと、帰り路を、見つけろ!!」
130 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/17(日) 23:00:01.08 ID:cI4KRgZK0
>>128
ロイ「ビーストマンを使って刻印の完成を早める作戦か!?」

獣人やミュータントにとって人の世は中々に生き難い
そう言った輩をそそのかして 人と獣人にたっぷりと死んでもらって 刻印にとっては笑いの止まらぬ状況

おまけに軍人にとってはこの騒動を見逃せぬ 見逃せるわけがない

ロイ「イムカ!! この場を突破して刻印へ急ごう!! 軍は動かせん 奴らにはこの場を殲滅する義務がある!!」
ロイの提案 結局こんな状況におちいるのだ

ロイ「クソッ・・黒紋章とコンタクトが取れれば・・・!!」
兵隊としてのトクシュブタイ 通称赤紋章は平地にて大々的に戦う義務があり連れ出せない

偵察兵としての側面を持つトクシュブタイ 通称黒紋章ならば この場を赤紋章に任せて刻印に威力偵察という名の素子に向かうことができると考えているが はたして

アキレス「なんかヤバそうだな・・・ちょっと先行しようかな…ッ!!」
そしてアキレスはこの場に関するのをやめて戦場を駆け抜けようとする 刻印の元に一足先にはせ参じるために
131 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/12/17(日) 23:20:38.38 ID:tVIA/qieo
>>129-130

 当然、目論見を看破して直ぐにロイを通じてスケイブンの狙いを中央に伝達。
 越境者達は、スケイブンの阻止のため、早馬を奔らせ、急行する事となった。

≪00011111010101≫
「スケイブンの刻印術者を発動前に発見して倒せば、防ぐことも出来るだろうが…勝算?3%だ!」

 馬を駆けさせながら、並走するサーボスカルに告げるイムカである。
 スケイブンは企みの根幹の破綻とは裏腹に相当に念入りにこの陰謀を進めていたと実感できる。
 この手口、もし各地で同時多発的に行われているとすれば、短期間でどれほど召喚陣が完成に近づいてしまう?
 さらに性質が悪いのが、狙いが知れても阻止する手立てが殆ど無い≠ニいうことだった。

 −−−−−−−−−−−−−

 アキレスが先行し到着した時、王国軍は優勢であった。
 もとより鉱人の要塞(ドワーフフォートレス)≠ニ呼ばれる程に防衛に秀でており、
 最小限の犠牲で獣人に大打撃を与えることに成功していた。通常ならば戦勝の誉れと共に帰還できていたはずだ。

「GYAAAAAAAAA!!」

 が、突如側面よりスケイブンの戦闘団が姿を現す。数はそれほど多くなかったが、一時的な混乱が起きた。
 防陣の一部が突破され、王国軍側に出血を強いたが、それでもなお、迅速に体制は立て直され、
 ビーストマン、スケイブン双方に対して迎撃を行った。勝算は十二分であった。

【スケイブンの出現は被害をやや拡大させたのみである。そして、それで鼠人らの目的は達成される。
 大地を覆う死の飽和は、王国軍側の僅かな犠牲≠ニこれより死ぬるスケイブンの犠牲≠ノより達成できるのだから】

 −−−−−−−−−−−−−

 越境者達は、スケイブンが出現した時点で戦場に突入した。
 勝算は僅か数パーセント。世界修正力により機能の多くが働かぬサーボスカルも刻印術者の特定を急いだ。
 これがもし英雄≠ナあったならば、ここからでも勝利を引き込めたのやもしれぬ。あるいはかつてのイムカなら。
 が、結局…僅かな勝算は僅かなまま、塵へと消えた。刻印術者の影を踏むこともあたわぬまま、術は発動した。

【勝算は高くなかった。トクシュブタイも今回間に合わなかった。そして確率という無慈悲な理の通りに全ては推移したのだ】

 −−−−−−−−−−−−−

【そして、現在に戻る】

「異常現象の発現で陣が乱れて乱戦状態に到る、か」

 異常現象の発動と共に、あまりにも異様な光景に戦意を失う者、発狂する者が続出した。
 そこにスケイブンとビーストマンの突入を許し、秩序は崩壊。敵味方が相食む混沌が顕現してしまった。

「(>>129)実際、ここで出来ることはもう無いがな!脱出ルートといってもこれでは…なっ!!」
「GYAAAAAAAAAA!!」

 人体に山羊の顔が乗っかったおぞましのビーストマン/アンゴールの戦闘団が突撃。
 大地に横たわるドワーフの顔をその蹄で踏み潰しながら、越境者達に接近。
 この地に満ちる狂気のオーラが彼等の力を増長させている。敵が次から次へと群がる状況!間断が無い!

【口端から唾泡を噴出させた狂気のビーストマンが越境者達に投斧の牽制!!】
【さらに筋骨隆々の一団は、手斧から両手斧に持ち替え、越境者を死体の列に加えんと迫る!!】
132 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/17(日) 23:39:05.98 ID:cI4KRgZK0
>>131
ロイ「それでもやるんだよ!! いいから!!!!」
可能性が0出ないのならやるしかない それが軍隊という者

馬を走らせ闇雲に探した

―――――――――――――――――――――

ロイ「くそったれがぁぁぁぁぁああああああ!!!!!」
阻止できなかった 己のふがいなさをビーストマンにぶつける

投げ斧をハルバートで叩き落し 両手斧を構えるボーストマンと相対する

そしてアキレスであるが この狂乱の只中を駆け巡っていた 囮をするため? 否

アキレス「こんな異常事態が分からない程 耄碌していないはず・・・! 狩人はどこだ・・・!?」

そう 飛び切りヤバイことになっているこの場に狩人は介入しているのか? それとも一足先に離脱したのか

狩人の姿 ないし彼が戦闘を行った痕跡を探すために ただ戦場を駆け抜けていた
133 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/17(日) 23:47:34.12 ID:D/hKkVVo0
>>131
「まあ、いつだって予測の方が悪いものさ」
混沌と化した戦場。人の兵士達も既に多くは発狂、絶命、現実逃避のオンパレードだろう。
「だが誰がそれを責められる?専属契約を結んでいる訳でも、手切れ金を出さなきゃいけねぇ訳でもねえ。
 狂気は心の非常口なんだ。正直言うと邪魔だが、それ以外を責めちゃあいけねえな」


「何、大丈夫さ。俺がついてる。少なくとも死ぬ瞬間まで退屈はしないぞ。口を残してもらえればだが」
そこに殺到する投斧。前方に飛び込み、血の海を転がり紙一重の回避!マトモに受けるのは非常にマズい!
アンゴールの話は何度か聞いた事がある。その特徴と一致していないが、彼らもおかしくなったという事だろう。

「死ぬ気で道を探せ!奴等に嬲り殺しにされるか、キレた俺に殺されるかのどっちかだぞ!」
サーボスカルに、アキレスに怒鳴る。この場でそういった事を請け負えそうなのは彼等だけだろう。
深く息を吐く。迫る狂気に相対して尚、その精神は落ち着き払い暗い暗い殺意を燻ぶらせる!

鞘を握る手がハンドルを素早く操作する。排熱は今や付近のモノを焦がさんばかりに激しくなり、噴き出る白煙は限界を示している。
≪EXECUTION : JustiΦ's. Decapitate≫
爆音と共に刀が『射出』され、合成音声が無慈悲な宣告を告げる。一撃必殺たる切り札の一つの発動を!


ビーストマンの首を狙って振るわれた刃は一つのみだ。しかし、並みの身で相対せば無数の斬撃が襲い来るだろう。
その答えは腕にある。刀握るその腕は、衝撃とその速度に耐えられずささくれめいて幾筋にも裂けた。
裂けた傷口から零れる血は、ニューロンの速度で固まり触手と化し、獣の爪の如く対象を斬り裂く無数の凶器となったのだ!

首を断ち、周辺の武器も防具も肉をも出鱈目に粉々に切り刻む奥の手、三段階ある彼のとっておきの一つ『笹掻き』。
鬼の形相の中で放たれたそれは、もう後がない事を意味する。
「───本格的にヤバいぞ」
134 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/12/18(月) 00:07:11.67 ID:xHFBR9+Uo
>>132-133

「戦略を変える必要があるな」

 当初、スケイブンは単独で民や軍の殺戮を持って血の刻印を完成させると考えられていた。
 が、ビーストマンを煽動して事を成そうとするならば、戦い方そのものを見直す必要がある。

【要点に封印を施しても、それ以上の死の飽和が為されるなら意味が無い】
【対処療法的に各地の要点を抑える戦略は既に破綻したに等しい】

 −−−−−−−−−−−
【アキレス】

 駆け回るアキレスは存外に容易にソレを発見してしまう。
 後方のビーストマンの一団。そしてスケイブンの残存兵力の陣地から、
 おびただしい量の血液の噴流が巻き起こったからだ。

「―――」

 ここが死の大地ならそれは死の剣風であった。
 吹き荒れる度に大量の血が噴出し、向かう全てが飲み込まれ、抉られる。理不尽そのもの。

「グオオオオオッ!!」

 血に染まったフード付きローブを纏ったソレ。黒い肌。獰猛の体現の如き真紅の眼。
 そして、獰猛さと同居する絶人の域に達した武練。狩人ガルファクス。それは赤黒い光柱に向け、真っ直ぐに駆けていた。
 光柱は物理的に破壊は不可能。しかして、何か狙いがあるのは明らかであったが――

 −−−−−−−−−−−

 襲い掛かったアンゴールの一団がソーマタージの不可思議なる斬撃により文字通りの細切れに。
 ロイが迎撃し、イムカが銃撃を行う最中―――

≪0001111101010101≫
「…前方、敵に穴が空いた。脱出路が開いたぞ」

 サーボスカルが脱出路を導き出し、イムカがそれを伝える。が、そこに安堵は無く、
 一際、緊張が声音に乗っていた。

「――アレを凌げれば、な」
「グゥオオオオオオッ!!」

 遠目からでも解るのは、触れる者全てをただの肉へと変じさせながら、
 真っ直ぐにこちらに突っ込んでくるブラックオークの猛りであった。
 視界に入れれば即座に解る。何せ、血の噴水を立ち昇らせながら迫るのだ。気づかないほうがどうかしている。

【狩人がこちらに迫るのはたまたまだ。たまたま、光柱に向かう奴の直線状に自分達がいた。それだけである】
【ゆえに、相手はこちらを殺すことに固執はしない。一合、一撃、それを凌げば戦場を離脱できる】

「ガアアアアアッ!!」

 その体躯の蓄えられた武の総量は度し難いレベルである。
 ただの一回の接触、ただの一回を凌げればよいだけだが――

「今日の星占いなどが悪かった奴はいるか?」

 イムカはリ・エグザイルを強制起動。残りの奇跡を全て使って防壁を形成。
 やれる手を全部注ぎ込んでいる。後先など考えていない。振動、迫る死の剣風。脳裏を埋め尽くす己が死のヴィジョン。

「来るぞ」

 強固な防御力を誇る≪異端者への防壁≫が障子紙の如く破られ、破壊され、
 ≪狩人≫が、ノコギリ鉈を構えて、決断的殺意と共に越境者に向かって腕を振りかぶる!!
135 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/18(月) 00:27:28.46 ID:sbuZpKRz0
>>134
「……もっとマシな道は無いのか?あれを認めるのは、ちょっとな」
嫌そうに眼を細める。こんな所で出くわすとはとことん運が無いと見える。
「横に逸れるんじゃだダメなのか?ダメか」

「悪いな。帰りの荷物持ちは任せる事になりそうだ」
その声にふざけた調子は無い。鞘の小さなハッチを開き、己が腕をそこに突き刺している最中だからだ。
先程の攻撃で鞘の内蔵電力は使い果たした。ならば、自分がその分身銭を切るしかない。

≪HALLO,WORLD≫
ザリザリとしたノイズと共に内蔵OSが再び立ち上がる。その分だけ、自身の身体も重くなる。
「補給とかできないんだろうな、こんな世界じゃ…!」

「自慢じゃないが、越境ラジオの占いで二位だったゼ。それに俺のこの帽子は縁起がいい。───被ってなかったか」
一瞬、一瞬で構えは済んだ。半身の低い姿勢で、向かってくる暴の旋風を睨み据える。
力の付きかけたこの身体。されど周りにはほかの越境者が、友人がいる。ならばまだ死にはしないだろう。
「受けるかソーマタージ。アレを受けるか」


≪EXECUTION : EXCITE≫


「■■■■■―――!!」
声にならぬ咆哮!巻き上がる白い爆煙!振り下ろされるノコギリ鉈に、逆に放たれるは一撃必殺の神速居合!

十二分とは言い難い体調、相手の能力、得物、状況。この一撃で斃す事など夢のまた夢だろう。
───だが、弾く事なら?逸らす事なら?分の悪い賭けだ。だがこれしかない。
後悔は死んでからすれば良い!脳裏に響く死滅願望を振りほどき、命を浴びせるかの様な一閃は放たれた!

常ならば只首を刈り、命を奪うだけ致命の一撃は、この瞬間だけは同胞と己を守る為の防御と化し、狩人に挑む!
136 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/18(月) 00:31:46.29 ID:g9rUIKP70
>>134
アキレス「いたよ・・・」
げんなりとつぶやく しかもこっち来てるし

ロイ「悪いが確認していないな やるしかねぇ!!」

近くにいたアキレスがまず最初だ

アキレス「落ち着け・・・大丈夫だ・・・!! 逃げに撤した俺を捕らえられるわけがねぇだろ!!」

【虚栄の極み】
【危険察知能力】

漠然とした小動物的危険察知能力 察知する距離を縮め 縮め 自らを纏う程度まで縮め 制度を上げる
全ての感覚をそれに当て・・・見えた 死の軌跡

アキレス「ッ!!」
己を寸断せんとする奇跡をギリギリで回避 吹き散らされる暴風に身を任せ宙を舞う

ロイ「・・・・・ッ」

そしてロイ 狩人の姿をしっかと見やる
狩人は絶人まで上り詰めた武辺者だ

ならばその体の動きには効率というものがあり 速い話が 体の動かし方というのは自然と絞られるもの

狩人がどの攻撃を仕掛けてくるか 頭の中で膨大な量のパターンが駆け巡り・・・合致

ロイ「!!!!」
自らが描いたパターンが合っていることを祈り その攻撃を回避するのに最も適合した回避を行う

後は祈るのみ ただそれだけ
137 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/12/18(月) 00:48:23.08 ID:xHFBR9+Uo
>>135

「それは困るな。まだまだ君を酷使する予定だ」

 リ・エグザイルのリングをソーマタージの鞘に配置する。
 この嘗ては聖剣と聖鞭であったミスリルのリングは、エネルギーを増幅・軌道変更・転送する機能を有し、
 今回、ソーマタージの抜刀速度の増幅に全てのリソースを費やす。

>>136

 ロイの思考は間違いなく正鵠であった。
 もし殺意の照準が定まっていたならば話は変わってくるだろうが、今回はあくまで突破。
 その状況でならば、その武は緊密にして合理。最適解に向けて動いている。

 −−−−−−−−−−−−

>>135-136

「―――」

 全ての視界の色と音が吹き飛ぶ。武界、あるいは絶界の領域。
 ソーマタージの抜刀、振り下ろされるノコギリ鉈。振り下ろしの最中、ノコギリが鉈に変形。リーチが遥かに伸びる。

【アキレスが斬撃衝撃波にあえて逆らわず吹き飛ぶ。剣風だけで常人ならば死ぬ質量≪0011110101≫サーボスカルからベティへの通信】

 ロイがギリギリで避ける。が、振り下ろしにより極限に高まった衝撃質量は触れずとも容易に人間を押しつぶす。
 が、それを阻止するためにソーマタージによる真っ向勝負!極限加速された刃!!

【激突する火花。衝撃波がロイの直ぐそばにクレーターを形成。押し込まれる刃。イムカがソーマタージの刀身をぶん殴り加速と質量を加える】

 イムカの右腕がスライスチーズのように縦に裂け、ドン!と越境者達の周囲の地面が陥没する。
 ここで戻る景色の色。轟音!咆哮と共に駆け抜け過ぎ去る狩人。

「――ぜはっ!!」

 イムカはここでようやく止まりっぱなしだった呼吸を取り戻し、

「無事か!!」

【用を成さなくなった右腕から夥しい血液をこぼしながらも全員に目を向ける。ロイ、ソーマタージ、アキレス&ベティの安否は?!】
【このとき、背後の赤黒い光柱に狩人が何か(オーガ(オークにあらず)のトーテム)を投擲。
 赤黒い柱に赤熱する溶岩のような橙色の一筋(大神:腹太鼓の神格)が混入された。
 少なくとも、今回はスケイブンと敵対している以上、連中の企みに対する何らかのカウンターだろう】
138 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/18(月) 01:00:53.06 ID:g9rUIKP70
>>137
実に恐ろしき質量を持った衝撃波 目に見えぬ死

【危険察知能力】
その只中に会って 明確に命を刈り取らんとする風を 体制を変えて受け流す

地が見え 空が見え 地が見え 空が見え 地が見えた

アキレス「デモンレッグ!!」
平衡感覚がなくなりそうなほどの回転の中で耐性を整え脚に青き霧を放出

脚から着地し 転がりながら全身に衝撃を分散 これすなわち五点着地也

―――ギィ!!
サーボスカルから帰ってきたのは 元気いっぱいのベティの声であった

そしてロイもまた ソーマタージの援護を持って窮地を脱した

ロイ「お前よりはな!!」
アキレス「・・・っラクショー!!」
―――ギィ!!

イムカに変える三者三様の言葉

そして狩人が何かを投げる それをm知恵

ロイ「あの黒豚 いつの間にオーガとコンタクトをとった!?」
神格を目にしたロイが目を見開く 全てを飲み込む腹太鼓 果たして効果のほどは?

//スマヌそろそろ寝ねば明日に響く・・・これにてノシ
139 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/18(月) 01:04:24.92 ID:sbuZpKRz0
>>137
インパクトの瞬間、視界は過去の情景に染まる。走馬燈というヤツだ。碌な記憶がないが。
鉈とカチ合い、イムカにブン殴られた刀は一瞬で使い物にならなくなった。大きく歪み、刃は潰れ、衝撃はソーマタージの右腕を完全に破壊する。
否、右腕だけで済むものか。地面が陥没する程の衝撃は内蔵合金フレームを歪ませ、肉を潰し、体内計の多くを使用不能にしていく!


山場は過ぎた。グラリと身体が揺れる。曲がった刀を杖代わりにしようとしたが叶わず、膝から崩れ落ちた。
命を浴びせる様な攻撃を二度も行った上に、狩人との接触だ。生きてはいるだけでも運がいい。全身が悲鳴を上げている。

「───無事に見えるかよ……! 死ぬっつうの……!」
ゴボリと白い血が口から零れた。天災を受け止めたに等しいダメージは、体内を滅茶苦茶に駆けずり回っていったらしい。
やっとの思いで立ち上がると、酩酊サラリーマンめいた覚束ない足取りで進む。一刻も早くこの場から離れなければいけないが、身体が着いてこない。
「それでも俺を容れる躰か……!」

「だから言ったろ?荷物持ちは任せたって。ついでに引き摺ってってくれないかね……」
140 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/12/18(月) 01:10:16.71 ID:xHFBR9+Uo
>>138-139

「撤退するぞ。どうやら戦い方を変えねばならん」

 縦に裂けた腕を包帯で乱暴にまきつけると、イムカは撤退を宣言する。
 ガルファクスが空けた穴。越境者のみならず、王国軍の残存兵力の脱出路となりえるだろう。

「しょうがないやつだ。ほら」

 よいしょっと、ソーマタージをおんぶするイムカ。なんか恥辱的光景かもしれないがゼイタク言わない。

【赤黒い光柱に混入された橙色の光。おぞましいほどの青だった空はやや自然の青とのまだら模様になっている】

「オーガと接触しているか。関係を洗う必要があるかな?」

 血の刻印の阻止の難易度がハネ上がった以上、戦い方を変える必要がある。
 越境者達は暗雲立ち込める状況から、解決策を導かねばならなかった。

//おちまい
141 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/19(火) 22:22:39.10 ID:uRPYIRhO0
【終末世界】
世界を渡る越境者 世界を渡った末に何を成すか それは誰にも分からない

ある者は言う 彼らは世界に変化を与える異端者であると
ある者は言う 彼らは世界を破壊する邪悪であると
ある者は言う 彼らは世界を掬う救世主であると

そしてある者は言う 彼等は世界の最後を看取るおくりびとであると


その世界は戦乱があった 国が国を恨み 民が民を恨む 繁栄と怨恨 栄誉と衰退 悪と正義
戦い続けた 戦い続け 人々は察する 自分たちが破滅に向かっていることに

そして気づいたとき 最後の一線はとうに過ぎ去っていた

深々とつもる雪 耳の痛くなりそうな静寂 転がるはガラクタ それだけ

人の気配も 生き物の気配もなく ただ堕ちた戦闘機と破壊された戦車と 投棄された武器と 雪のように白い骨

動くものはない 音を立てる者もない ただ雪が静かに降り積もる世界

ロイ「さぁて とんでもない世界に来ちまったぞ」
アキレス「とりあえずさ どっかで雪を凌げる場所を探さない? 野ざらしじゃ寒くてさぁ・・・」
―――ギィ!!

一行はそんな陰鬱な世界にたどり着く とりあえず物資は持ち込めたので今日明日で植えることはないだろうが・・・?
142 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/12/19(火) 22:34:06.35 ID:lgxQvkT+0
>>141
繁栄、衰滅、よくある話
戦争、終焉、よくある結末
ただ多くのそれらと異なるのは、その時以降にもこうして立ち入るモノ達が居るという点であろうか

「ふぅっ……」
「確かに、冷えますね」
「現温度、xxx度……長時間の活動には不向きかと思われます」

体内の温度センサーの告げる外気温を報告し、生身である面々へと
自身はむしろ冷却面でのエネルギーの消費が減り有難い事ですらあるが、しかし大抵に取ってはそうではないのだ

「とても静かです」
「……今ひとつ生物の気配を感じませんが、確かな科学、構造物がありますし……」

さて、何処かに廃屋でもないものかと周囲を探る
143 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/19(火) 22:58:52.65 ID:uRPYIRhO0
>>142
アキレス「そうだね とにかく寒くってさ・・・」
腕を組んで縮こまるアキレス 無機質部のあるタェンティースや極地出身のロイと比べて寒さ態勢が並なのだ

ロイ「ならば・・・アレか?」
指さした先 大きな建物が見える

一行は歩き出す 建物を目指し 途中

アキレス「ねぇ これ動くんじゃない?」
損傷の少ない 小型のハーフトラックを発見 刺さったままのキーでセルを回すと 燃料が残っていたらしく動き出す

アキレス「やったぜ」
ロイ「これで移動が楽になるな 運転してくれ」

足を手に入れた一行は大きな建物を目指し たどり着いた
建物の看板には 『王立美術館』 と書かれている

ここに来るまで生き物の気配がまるで感じられなかった ただ1つの明かりもなく ただ一つのぬくもりもない
あるのは死と雪だけ

ロイ「ここまでヤバそうなのは無かったが油断はするなよ」
サーベルを抜くロイ 一行は中に踏み入ろうとするだろう
144 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/12/19(火) 23:05:52.33 ID:lgxQvkT+0
>>143
「この様なところで体調を崩してしまっては大変ですからね」

羽織っていたロングのカーディガンをアキレスに差し出した
レディースな上に気休め程度の保温性だが、まぁないよりはマシであろう

「……動きますか? あ、よかったぁ」

在りし日の記憶のまま、力強く駆動するエンジン
二度と目覚める事のない眠りについていたそれは呼び覚まされ、一面の雪を走破する

「ふぅむ……」
「図書館、ですか」

ハーフトラックから降りて装甲板を軽く撫でから月光の柄を握った
強く強く周囲を探りながら、先陣を進まんと行くであろう
145 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/19(火) 23:24:53.39 ID:uRPYIRhO0
>>144
アキレス「あぁえと・・・アリガトウ・・・」
男の意地で断ろうとして 寒さに負けてカーディガンを借りるアキレスであった


建物内部も酷い状態であった 流れた血と 壁の弾痕 倒れた骨
当時の状況を語る案内板の先には ただ絵画が飾られていたという痕跡を示す釣り具のみが壁に打ち込まれていた

破壊されたか それとも略奪されたか

破けたキャンパス 残った部分 こちらを見つめほほ笑む美女は煤に塗れていた

ロイ「タェンティース そっちを見てくれ 俺は向こうを見てくる」
分かれ道 タェンティースが向かう先は倉庫のような部屋

そこには無数の骨があった大小様々 恐らくは男女混じり 生活があったことを示すコンロや散らばる保存食
ここに逃げ込み 見つかり 虐殺があったのだろう

注意深く探せば 彼らが食べそびれたレーションや 日記 煤けたカードや包装紙に包まれた箱などが見つかるだろう
146 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/12/19(火) 23:33:50.66 ID:lgxQvkT+0
>>145
「……あとでちゃーんと、返して下さいね」

果たしてアキレスが知るところであろうか、半人は結構なビンボー人であった


「……ふぅむ……」

内部にへばりつく空虚の沈黙
絵画の中の人物と目が合い、小さく会釈するのは何となくである

「あ、はい」
「わかりました、お気をつけて」

一度別れて倉庫の探索
そこにはもはや誰1人、かつて動作していたモノ達だけが存在して居る以外には何も住んではいなかった
何が起きたのかの事実に容易に到達し、その表情は翳りを帯びた

「ふむ……?」

食糧や本、カード、包装された箱
それらの大半を眼ざとく発見し、丁重に調べ始める
147 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/19(火) 23:53:33.15 ID:uRPYIRhO0
>>146
アキレス「アッハイ」
言葉の中に潜む凄みのような何かに反応したアキレス君 その言葉を魂に刻むのであった

食料は軍用の保存重視で味は二の次な代物 だが観察してみれば本来ある筈のエネルギー補給用で 甘いはずのカロリーバーやチョコ菓子が抜き取られている

カードは紙製の誕生日カードだ どうやらこの美術館の購買で売られていたものらしい 中を開くと そこには知らない名の誰かを祝う一文が描かれている

本はノートで 日記として使われていたらしい

そこには敵国の兵士に追いやられここに逃げ込んだこと
食料が心許ないこと 一緒に逃げた子供がもうすぐ誕生日を迎えること
せめてもの慰みに誕生日パーティを行おうと準備をしたこと

そして敵兵士に見つからぬようプレゼントを手に入れたことが 心の底から嬉しそうに描かれ そこで終わっていた

包装紙を開くと装飾の施された木の箱が現れる 蓋を開くと機関部とクランクが入っている

オルゴールだ 奏でる曲は知らない戦慄 恐らくこの世界のものだろう

ロイ「タェンティース いるか?」
そしてロイがアキレスを連れてやってきた

ロイ「ダメだ 壊れた美術品が少し見つかったぐらいで人っ子一人いねぇ そっちはどうだ?」
148 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/12/20(水) 00:00:25.72 ID:9NKvlS660
>>147
「……」

これらの悲劇的な光景、文字、奏でられるオルゴールの旋律
そして亡骸の全てを無機的に保存し、記憶としても深く刻み込む
こうする事で彼等が生きていた事を、その存在を証明する事が出来るような気がしたが故だ
無論感傷に過ぎないと理解はしているが、そうだと切り捨てるには余りにも違う

「えぇ、ここに」

日記を丁寧に閉じて机の上に置き、隣にカードとオルゴールを添えた
本来ならば白骨化した彼等を荼毘に伏す事を望んでいたのだが、それには時間がかかり過ぎる

「生存者はおりません」
「食糧を少し、分けて貰いました」
149 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/20(水) 00:13:22.56 ID:279voH610
>>148
ロイ「・・・そうか」
辺りの状況を見やり 短く応える

ロイ「今日はこの建物で一泊 明日もうちょっとこの世界を探ってみよう ハーフトラックもまだ燃料がありそうだ」

今だ残る絨毯を集めて敷き 地面に熱を奪われない様にし タイルを引っぺがしてたき火台に 
飯は頂いた軍用レーションを温めたものとスープ お世辞にもあまりおいしいとは言えない食事

アキレス「・・・オッサン ちょっと出かけてくる」
ロイ「ん? 遠くに行くなよ」

そしてアキレスが動いた 残った美術品を探し そのすべてをスマートデバイスに収める

この世界の美術品は 彼のアートの中で世界を渡り 生き続けるのであった

//そろそろ〆で
150 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/20(水) 23:23:58.21 ID:279voH610
【終末世界】
ある者は言う 越境者は世界の最後を看取るおくりびとであると


その世界は戦乱があった 国が国を恨み 民が民を恨む 繁栄と怨恨 栄誉と衰退 悪と正義
戦い続けた 戦い続け 人々は察する 自分たちが破滅に向かっていることに

そして気づいたとき 最後の一線はとうに過ぎ去っていた

深々とつもる雪 耳の痛くなりそうな静寂 転がるはガラクタ それだけ

人の気配も 生き物の気配もなく ただ堕ちた戦闘機と破壊された戦車と 投棄された武器と 雪のように白い骨

動くものはない 音を立てる者もない ただ雪が静かに降り積もる世界

一行は美術館を出た後 生物の気配を探してハーフトラックを動かす すると電気の明かりが灯る建物を見つけた
遂に人を見つけたか 一行はその建物を目指す


そこは兵器工場のようだ
作っているのは様々だ 一行の居るラインでは歩兵用の銃だろう オートメーションで鉄とポリマーが形を変えて銃となり コンテナに積まれて出荷の時を待つ
金属薬莢の中に火薬が投入され 弾頭で蓋をされケースに収まる

すでに出荷を待つ倉庫は一杯であり コンテナは雪が降りしきる屋外に積まれていく

ロイ「兵士亡き後も稼働する機械か 皮肉だねぇ」

コンテナからライフルを一丁取り出してみる 警備員もいない世界で 魂無き機械だけが ただ熱を放ち続けていた
151 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/12/20(水) 23:33:12.51 ID:0QcU+6J0o

「撃つ人間が居なくなっても武器を製造か。業腹なもんだ」

 大量生産される武器を実際に手に取り、出来を確かめてみる。
 そも終末に到った経緯は不明だが、第一種目標にされてしかるべき兵器工場が、
 破壊もされずに稼動しているというのは実に奇妙であった。

【もっともエンドタイムズでもなければペンペン草一本生えぬ荒野でもなく、
 ただ漠然と滅びを思わせる世界こそが奇妙そのものかもしれないかったが】

「最後の決定打になったのはなんだったのだろうな。ロクなもんじゃなさそうだが」

 雪をひとすくい。フラスコに入れて回収。
 専用の機器で調べれば、なにかしらわかるかもしれない。
152 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/20(水) 23:53:00.89 ID:279voH610
>>151
銃を手に取る フルオート射撃が可能な突撃銃 歩兵としては大口径の銃弾を吐き出すタイプでピカティニーレールもある
オプションは見当たらなかった 別のラインで製造されているのだろうか?

ロイ「なんも分からん 禄でもないのは確かだろうな」

雪を検査に駆けてみる 放射性物質の類も 魔術的な汚染も確認されなかった

アキレス「ねぇ こっちに何かあるよ」

アキレスが工場の中 とある一室に一行を呼び寄せる

そこは喫煙所だ 部屋の中央には煙を吸うテーブル型の機械が今なお動いている
そして1人の白骨死体が椅子に座っていた

こめかみに穴 床に落ちた拳銃 自殺だろう

テーブルの上に書きなぐったようなメモがあった

“何処で間違えたのだろう? なぜやめられなかったのだろう?”

“妻よ 子よ 今行くぞ”

ロイ「相手を殺しつくすつもりの戦争ってのも経験したことがあるが まさか本当に滅ぶまで戦ったのか?」

死体はカードキーの入ったケースを紐で吊り下げていた

ロイ「これで工場に入れる場所が増えるだろう もう少し調べていくか?」
カードキーを手に入れながらクルトに問う
153 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/12/21(木) 00:08:43.33 ID:ind7CpMdo
>>152

「量産品としては及第点…いい出来だ」

 終末的殲滅戦に移行する前にカタがついてしまった?解らないことだらけだ。
 もっとも、越境者は別に研究者でもなければ真相を追う者でもないのだが。

「………」

【考え込んでいるとアキレスの声がし、そちらに歩を進める】

 −−−−−−−
 −−−−−
 −−−

「こういう機械が動いている…か」

 侘しさすら覚えつつも、テーブルのメモを見やる。
 極限の絶望で自死に到る。何もかも失った終の住処がこの寂しい一室とは。

「解らんが…滅ぶまで戦ったというには、狂熱めいたものが感じられん。
 もしかしたら、ソレ≠ゥら醒めた時に既に手遅れだったのかもしれんがな」

 もとより察してはいたが…おそらくこの世界で越境者に出来ることはもう何も無いのかもしれない。
 既に終わった世界。いわば、幕が下りたステージに胡乱に足を踏み入れただけ。

「そうだな。生きている機械を見つければ、最後のアクセスから逆算してこうなってどれほど経つのかわかるかもしれない」

 ゆえに、きっと、この調査もさしたる意味はないのだろう。
 それでも自分達は生きているのだ。ただ無為であることには耐えられないし、そうでなければならない。
154 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/21(木) 00:26:39.51 ID:DTRRjDoF0
>>153
アキレス「ついでだから少しもらっていこう」
銃を一丁 弾をケースで5つばかり失敬してトラックに積み込んだ


一行は工場を巡る 戦車のパーツ 砲弾 ダットサイト アンダーバレルランチャーなど 少々節操のないラインナップの製造現場を巡る

いくつかのタッチパネルから最後に入力されたのが おおよそ10年前だというのがわかった

ロイ「こんな状況になったのは 思いのほか最近だったようだな すたれっぷりからしてもっと経っていると思ったぜ」

機械が動くだけの燃料がまだ残っているのはその辺が関係しているのだろうか?

休憩所に着いた 自販機はまだ動いていて 商品も残っているようだが 劣化が激しそうなので手を出していない

と 壁にスプレー塗料で殴り書きされた一文が目に入った

“北にむかえ あそこには平和がある”

アキレス「人殺しの道具作ってる工場でこんな落書きがあったらふつう消されるよね?」
ロイ「つまり手遅れになった後か・・・ 死んだ奴以外は北に向かった・・・?」

窓の外に目を向ける 相変わらず雪とガラクタしか映らなかった

ロイ「もしかしたら 北を目指せば生きた人間に出会えるかもしれない いってみるか」
と言うが ロイはリュックを卸す

ロイ「まぁ 少し休憩してからだ どうやら暖房がまだ生きている様だぞ」
エアコンの暖かな空気が頬を撫でる 少し埃っぽいが 寒さとは無縁だろう

アキレス「水道動くみたい 水が安全か分からないけど」
ロイ「コンロも生きているな 意外と設備が生きているな 不思議なもんだ」

クルトが異論をとなえなければ 一行はその部屋で暫し体力回復に努めることになるだろう
155 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/12/21(木) 00:32:43.54 ID:ind7CpMdo
>>154

「荒廃ってのは人間が手をいれなきゃ存外に早いってことだ」

 こうなってからそれほど時間が経過してないというのは、
 クルトにとってはロイの言葉とは逆に得心のいくことだった。
 機械があまりにも正常≠ノ過ぎるのがその理由であったが。

 −−−−−−−−
 −−−−−
 −−−

「北へ向かえ、か。メガロ妄想か根拠の無い伝聞ゆえの可能性も否定できんが」

 この手の根拠不明の希望というのはロクでもないオチが待っているというのも少なくない。
 なんとも、おぼつかぬ旅(ジャーニー)もあったものだ。

「水道水か。水は必要だ。分析して飲み水が確保できればいいがな」

 休憩には賛成である。強行軍しなければならぬ理由もない。
 ゆえに、体力快復に努めるのであった。

//では遅いのでコノヘンデー!!
156 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/21(木) 22:54:09.46 ID:DTRRjDoF0
【スプロール】
カノテクにおいて発言力を高め続けるCEOから一行に一つの仕事が舞い込んだ
どうやら社内に裏切者がいるらしく 情報手土産に他企業へ鞍替えしようというのだ

一体なぜそのようなことをするのかは不明 エーカーアウトキャストの影は無し とにかく裏切者には死を

ということで一行は裏切者を追いかける がすでに他企業が接触してしまったようだ
SIカンパニーの警備兵と裏切り者がいる

鈴虫「作戦だ 突っ込んでいって 全て切る 以上」

言うが早いか満面の笑みを浮かべ突撃する鈴虫一行の存在もばれてしまったようだ
警備兵が銃を構え 一行に銃撃戦とトリガーを技巧とするだろう
157 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/12/21(木) 23:05:11.65 ID:1V7vwiuP0
>>156
「難しくなくっていいっすね」
「……私は斬れないっすけど」

何故ならユノは常に無手で戦う為である
最も、手刀を狙えば世界修正力次第で斬撃も可能だが、それは今は別段気にすることではあるまい
さて、カノッサに対して絶賛売り出し中のユノはマネージャー的な役割を果たしている七八の紹介からこの場に立った

「……んっ、銃っすね」
「ぃよいしょぉっ!!」

共にスプロールの闇を駆ける狂人ふたり
ライフリングが施された銃口の鈍い輝きが遥かに見て取れた、踏鳴て地面を砕きコンクリートの塊を盾に突撃
適当な位置でそれを敵へ向け投げつけ、自身は鈴虫とは異なる方向から敵陣に殴り込むであろう
158 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/21(木) 23:17:21.43 ID:DTRRjDoF0
>>157
片や満面の笑みの男
片やコンクリを豆腐の如く引っぺがす女

裏切者が叫ぶ 狂犬が出たと 

鈴虫「っははははははははははははは!!!!!」
銃弾の雨の中 敵集団に突っ込んだ鈴虫により混乱が生じ
コンクリの盾を持つユノへの援護となる

そしてユノもまた敵集団に殴り込み 手頃な1人に殴り掛かる
ボディーアーマーを衝撃が貫通し 胸骨が折れる手ごたえを感じる

だが敵も単分子ナイフを手に反撃を試みた

刃先が原子一個分の鋭さは折り紙付き 刺さればユノの強靭な肉体をもってしても防ぐのは容易ではない
159 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/12/21(木) 23:27:05.58 ID:1V7vwiuP0
>>158
「……!」

煌めく刃に強い寒気を覚えた、直感的にその脅威を本能で察した
両手を雅やかな舞いと紛う、しかしそれでいてしなやかな鞭めいて泳がせる
雲手と呼ばれる守勢の構えだ、弾き否し逸らす事を主眼とした掌の動き
それをもって尚単分子の、科学の崇高なる殺人刃はユノの手を傷付けるであろう、しかし!

「ラスボス、」

しかしこれが通常のそれと異なるのは、同時に反撃を行う点に尽きる!

「雲手抱月!!!」

ハイドラの鎌首めいた両腕、ナイフの横腹を叩きつけ更に敵への高速打撃を怠らない!
160 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/21(木) 23:36:19.04 ID:DTRRjDoF0
>>159
痛みは思ったよりも少ないだろう
鋭すぎる刃の傷は神経をほとんど触らぬのだ

一呼吸おいて地がドバと出てくるだろう
その瞬間とは ナイフを掲げた敵の体に打撃が突き刺さった瞬間であった

打撃の突き刺さった敵はもんどりうって倒れる
だがその間に裏切者は装甲車に飛び乗る 警備員がアクセルを踏み抜く

鈴虫とユノを置き去りにし キルゾーンを脱出せんと 装甲車が動き出した
161 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/12/21(木) 23:44:23.29 ID:1V7vwiuP0
>>160
「……むっ」
「逃さないっすよ!」

手の甲から溢れる様に出血、顔を顰める
ぐ、と力を込め筋肉で強引に止血を施した、一時的なモノにしかならないがマシだ
倒れた敵に対しては既に意識は皆無、そして物理的に干渉し得る距離でも既にほとんどなかった
ネコ科の獰猛な狩人めいた加速は装甲車への肉迫を可能とし、力強く握り込まれた拳を突き出させている!

「ラスボス・縮歩崩拳ッッッ!!!」

装甲を破砕、或いは車体全体へ強震動を起こさせんべく波濤のエネルギーを纏い迫る拳!
162 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/21(木) 23:53:47.43 ID:DTRRjDoF0
>>161
音を置き去りにしたかのような錯覚と共に装甲車に接近 握りしめた拳はさながら帆船の衝角の如く
突き刺さる拳 エネルギーは装甲車を横転 否に開店三回転させ横倒しとなってようやっと止まる

しばしの静寂 静かにドアが開き ヨロヨロと出てきたのは裏切者

鈴虫「やっほ」
そこにいたのは血濡れの鈴虫であった にこやかに挨拶する鈴虫と 絶望に叫ぶ裏切者

・・・・・・

仕事は終わった 鈴虫には酒とスシ ユノには報酬とオーガニック食堂の汚職事件・・・じゃなくて御食事券が与えられるだろう

//nosi
163 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/12/21(木) 23:59:17.86 ID:1V7vwiuP0
>>162
「……ふぅっ……!」

ごろんごろんと転がる装甲車、大きく吐き出した吐息は大地を舐めるように溶けて行く
纏いし暴虐の力が凪いだ、ラスボスの威風の残滓は雨に紛れて消えた

「あ、痛たたぁ……」
「……ば、バンソーコー持ってませんっすか……?」

手から溢れ出る鮮血、傷口を心臓より高く上げて圧迫
止血を行いながらも鈴虫に尋ねた
尚、お食事券は七八と半分こしたそうな

//お疲れ様なのでしたっノシ
164 :『Self Control』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/22(金) 22:22:35.97 ID:hpAndM6Z0
「以前、ズンビーどもを結果的に助けた事を覚えてるか? お前らがこの世界のカノッサの残党を始末した時の…」
退廃近未来世界。旧日本近郊。 自身とソーマタージの生まれた世界の荒野にて、古臭いアメ車を運転しながらエリコ・ベアルザッティは徐に口を開いた。
「覚えてないか?自分のやった事の責任は持て。 知らないか?お前からやった奴らに言っておけ」

「この辺りは『まほろば』にも入れなかった貧民や、ファーマーが住む所でな。そいつらを狙って面倒事が起きている。
 白い肌のレイダー連中が、唸りを上げて襲ってくる。それも人をも引き裂く怪力で。…分かるだろ?ズンビーだ」
動乱に巻き込まれて滅んだこの地のカノッサ機関、その残党の忘れ形見。ズンビー。
死霊術と科学を混ぜ合わせた呪術を用いて、死者を兵士として利用しようとした彼らの企みは、越境者の介入による機関員全滅により破綻したのだ。


洗脳魔術から解放されたズンビー達は思い思いに散っていった。自分自身の意志で生きるのを望んだのだ。
そのズンビーの一部が、この地でレイダーとなっている。その戦闘力で人々を脅かしている。
「通常ならどうでもいいが、盗伐すればカネになる。いい小遣い稼ぎになるぞ」

「二手に別れる。現地までは送るから、お前は奴らの拠点に押し入って暴れてこい。
 俺は遠くから銃で援護する。連絡はインカムで行う。質問は?無いな?良し」
165 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/12/22(金) 22:33:36.78 ID:uAMvrUDL0
>>164
「???」

いい笑顔のまま、頭の上にいくつものはてなマークを浮かべるのはニアである
様々な事柄に首を突っ込んではいるが、果たしてそれらの多くはいのちを賭けたやり取りでありとても濃密なモノだ
記憶の中で混ざり合ったエスプレッソは混沌の味わいを生み出し、つまりはこんな感じのはてなマークな結果となっているのである

「……その、ずんびー?」
「って、ふつーのひととどの位違うってんでしょうか?」

記憶の片隅にあるような、そうではないような
ともあれその身体能力がどの程度かは知っておきたいらしい
インカムの調子を確認しながら質問、無駄にインカムを通して
166 :『Self Control』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/22(金) 22:54:25.82 ID:hpAndM6Z0
>>165
「やっぱり覚えてねえのかよ…。 説明するのが一人だけでよかった」

「一度死んだ事で脳のリミッターが外れている。殴られたら…痛いで済めば幸運だろうな。
 それと、これは奴らのある種の異能らしいが、『声』に気を付けろ。奴らの出す『声』をマトモに聴かないようにな」
「良い話もある。実際のズンビー共は少ないらしい。三人のクソ死人が、数人のクソレイダーを率いているだけだそうだ。
 所詮力で纏められた烏合の衆だ。トップを潰せば仕事も楽になると思うぞ」

「簡単だろ?30過ぎた只の人間から言わせてもらえば。
 さあ、目的地はここから北に700mだ。急げよ、頃合いを見て俺も向かう」
言うだけ言うと、半ば車内から追い出す様にニアを降ろす。ムワッとした空気、死の荒野、丸まった枯草と過去の破壊の跡が彼女を迎えた。


荒野をしばし歩き、積もった塵と砂の丘を越えれば、そこに建つのは崩れかけの三階建ての施設。そこが目的地だ。
爆風を受け、大きく空いた穴から見える通路には半サイバネ化したレイダーが三人、建物の周辺には有刺鉄線の囲いと歩哨数人。
門らしきところには、粗末な自作銃を持った見張りまで立ち、物々しい雰囲気を醸し出している。

≪近づいたら殺すと言わんばかりだな。 …おっと、人骨だ。肉もついててまだ新しい≫
≪本当に殺しているらしい。食われないように気を付けるんだな≫
インカムからノイズ混じりのエリコの声が届く。狙撃準備は出来ており、後は突入を待つのみ。

≪コッソリ入って静かに殺すか、真正面から飛び込むか≫
≪どちらを選ぶにせよ、頭領三人衆を始末する事に変わりはない。好きに選べ≫
167 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/12/22(金) 23:08:17.51 ID:uAMvrUDL0
>>166
「いやぁっ、記憶力には自信があるってんですけどぉ」

自嘲めいた苦笑を浮かべて後頭部をかいた

「声っ」
「あぁ、バンシーの叫びみたいなってんですかねっ?」

ふむふむと唸り、存知の情報との統合性を探して行く
この方が理解が早いのだ、実際はどうであれ気をつけるべき事に変化はない

「はーいってんですっ」
「なるべく早く助けに来て下さいねぇっ」

ピクニック行きのバスから降りるような身軽さでひょいっと降りる
事前準備として一応、突撃銃を背負ってはいるがぶっちゃけ重いだけな気もしていた

「うーんっ……」
「なるほどってんですねっ……」

さて、布陣を確認しながらコッソリ接近
ニアとしては、タイドメイカーとしては対歩兵集団戦は本来の性能目的であり得意としているカタチではあった
しかし慎重さを重視していたのは、彼女の性格故である

「……まぁっ、はじめたら結局バレますってんですしねっ……」

それでも、それもここまでではあるが
見張りから、施設の入り口から程近い場所に息を潜めていたニア
エリコに射撃要請、ほぼ同時にタイドメイカー6本を生やした
内4本で自らの体を宙吊りに支え、残った攻撃用の2本で見張りを打ち据えんと振り下ろす
168 :『Self Control』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/22(金) 23:24:59.36 ID:hpAndM6Z0
>>167
「「アバーッ!?」」
遠くから遠雷めいて響くは二発分の炸裂音。二人のレイダーは何が起きたのかも分からず、頭部を熟れたザクロめいて爆ぜさせ即死!
ドサリと重い物が倒れる音が、その場にいた全員の耳に入ると同時、ニアが動いた!

「何…グワーッ!?」「グワーッ!」
強かに頭部を打ち据えられ、意識を刈り取られる見張り。地面に落ちた銃が暴発し、あらぬ方向に弾丸を飛ばす。
そこで漸く、残ったレイダー達も事態に気づいた。周囲が騒がしくなる。
≪用心するんだな。お前が死ぬのは別に構わないが、それであのおっかないバケモノに詰め寄られるのは俺なんだ≫


「ヒャア!タコ助ェ!」「ヒロイン気取りか!?エエッ!?」「遊ぼうぜ嬢ちゃン!」
PANGPANGPANGPANG!クスリをキメていたらしいレイダー数人が自作銃を乱射!狙いこそ大雑把だが、弾幕めいて宙吊りのニアを撃ち落とそうとする!

更に見よ、大穴から放物線を描いて彼女に向かう細長い物体。廃材の鉄パイプで作られた爆弾だ!
素人製なだけあり、爆発自体は小規模なものだ。多少離れれば軽い熱風を浴びる程度だろう。真の問題はその中身だ。
釘、石、何かしらの破片…。ありったけの悪意を詰め込んだそれは、爆発するや否や近くにいる者をネギトロに変えるだろう!
169 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/12/22(金) 23:34:53.73 ID:uAMvrUDL0
>>168
「そしたら二人仲良く三途の川下りってんですねっ」

通信に対して笑いかけた
しかして状況は徐々に切迫の勢いを増している
無論気がつかれないはずがない、集まりだす敵の視線
ゆらんゆらーんと大きく動き、更に脚にしているタイドメイカーの影に隠れたりで銃撃から身を守る
とはいえ最大の防御手段は、攻撃用の触腕による大質量による殴打や薙ぎ払いによって敵の数を減らす事であったが

「……んぎゃっ!?」
「っ、もうっ……!」

炸裂弾から飛散する破片
釘がこめかみを抉り、石飛礫が左腕の皮膚を突き破り食い込む
痛みにたじろぎ、しかし月光を引き抜き反射神経頼りに破片を切り払った
負けじとタイドメイカーでの破壊を振り撒きながら施設へと進軍、辿り着ければ壁を打ち抜けないかと殴打を試みる
170 :『Self Control』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/23(土) 00:05:24.21 ID:iAN8AyoT0
>>169
「グワーッ!」「グワーッ!」「グワーッ!」
いくら武装しているとはいえ、所詮は弱者相手に粋がってきたチンピラ上がり、しかもトリップ中。
蛮勇だけで倒せるほどタイドメイカーは、越境者は甘くない。次々と弾き飛ばされ壁や大地に叩き付けられる!

「ハハァー!手足もぎ取ってオモチャに」
パイプ爆弾を投げたレイダーの腹に穴が開き、臓物と血、オイルが壁と床を汚す。
その亡骸も、タイドメイカーという暴の旋風に呑まれ、瓦礫の中へ消えた。
≪ここから後五人見える。任せておけ…いや、待て…≫


≪魔力反応…、備えろッ!≫
インカムから響くエリコの声。それも一瞬で途切れた。接続を解除したのだ。
舞い上がる粉塵、砂埃の向こうで揺らめく影あり。ぎこちなく腕を上げ、上体を逸らし───そして、音の暴力がニアへと襲い掛かった。

只の音とは比べ物にならない悪意、殺意を孕んだ音波の衝撃が、ますます崩れかかった施設を揺らす!精神を削り取ろうとする!
ジェット機の噴射音じみたその爆音は、衝撃と鼓膜破壊の他にも、敵対者の体力と精神を著しく消耗させて、発狂させるのを目的としたものだ。
抵抗力が無ければ、どのような悪影響があるか分かったものではない!エリコが通信を切った理由がこれだ!


『月の香り…。越境者か』
砂塵は晴れ、耳が痛くなるほどの静寂が訪れた。実際にその『声』が発せられたのは四、五秒程度だったが、その間に生き残ったレイダーは皆斃れた。
崩壊した部屋の暗がりから現れたのは、死人の白い肌を粗野なレザージャケットに隠した男。エリコの言っていた目標だ。
傍らにて喉を鳴らす猛獣めいた巨躯のズンビー ───音の主だ─── を下がらせ、男は面頬めいて鼻から下を覆うサイバネ器具から電子音を発する。

『久しいな。初めて見た時と何も変わらない…。君は私の事を知らないだろうが、私は君を知っている』
『勿論、感謝もしている。君に助けられたのだからね。私も、この彼も。 ───だから君、立ち去り給えよ』
白く濁った瞳がニアを見下ろした。機械めいた冷たい視線で。
『見逃してあげよう。もう近づかないでくれ。私の邪魔をしないでくれ』
171 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/12/23(土) 00:16:54.73 ID:29bn5dOK0
>>170
「んっ……?」
「ぐっ、っ……!!」

タイドメイカーで叩き伏せ、弾き飛ばし、そして突き進む
ニアはここ最近戦闘時、これをサポートに使う事が多かったが矢張り邪道ではない道筋に使えば性能を完全に発揮出来た
それでもそれも、エリコの途絶する直前の警告までの事である

「……」
「あぁ、ったくもうっ……」
「鼓膜が破れるかと思ったってんですねっ……」

不快に顔を歪ませ耳をぽんぽんと軽く叩く
ニアの精神に対してのダメージは未知数ではあるが、ふん、と鼻を鳴らさせる不遜な態度は見て取れる

「見逃しったってぇ……」
「報酬貰えないってんですしぃ……んー……」

その物言いに何やら不満そうではあるが、少し待つよう告げてインカムを起動しようとスイッチオン

「エリコぉー、どうしましょうってんですよぉー」

無論戦闘態勢……タイドメイカーの展開と月光は構えたままではあるが

「……ま、私としてはぁ」
「非武装者を襲わないって約束して貰えればっ、それでいいってんですけどぉ?」

ニア的な失われてはならないいのちの計算に、レイダーは入らないらしい
戦意と戦力の有無が境界線なのだ、半人と似た基準点でもある
172 :『Self Control』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/23(土) 00:31:12.96 ID:iAN8AyoT0
>>171
ニアの問いにはザリザリとしたノイズが返ってくるのみだ。音響とそれに乗ったショックウェーブは彼のいた狙撃地点まで届いたらしい。
「ガ……ゥァ……」「ぬーぬー、ぬーぬーぬーぬー…」
外から聞こえてくる呻きは、鼓膜を破られ精神を破壊されたレイダー達のものだ。これだけでも常人にはかなりの脅威となるのが分かるだろう。

『ああ、申し訳ないが、それは無理だ。それは私の全てだ、私が知っている私自身なのだ』
ニアの発言に男は首を横に振る。濁った眼に一瞬沈痛な表情が浮かび、瞼を閉じて開けた時には消えていた。

ゆっくりと、彼女を中心に円を描くかのように歩き出す男。ジャケットのポケットから取り出したのは、拳全体を覆うブラスナックル。
『その約束だけはどうしても出来ない。もし止めたいのなら───』
男と反対側に歩くズンビー、ブラブラと揺れる両腕に、異様な緊張が籠る。
『皆まで言うまい。分かるだろう』


≪──聞こ────ソッ、電────波が────≫
ノイズにエリコの声が混ざる。それは次第にはっきりしていき、男とズンビーがニアを挟んで向かい合う頃、遂に完全に立ち直る。
≪────殺せ!!≫
インカムから漏れんばかりの声でエリコが叫ぶ。それと同時に、二人の賞金首はニアへと襲い掛かるのであった。


//いったん〆で ありがとうございましたー
173 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/12/23(土) 00:40:42.70 ID:29bn5dOK0
>>172
「うぅん……ま、仕方ないってんですねぇっ」

人差し指で頬を掻きながら、敵の動きに対して細心の注意を払っていた
知性を有したり、同情すべき状況に陥ったモノを相手にした経験がない訳ではない
それでも数をこなせば様々な感傷が失せるかと言われれば否である
だが、

「殺される訳にはいかないってんですしっ」
「……やってやりましょうってんですねぇっ!!!」

八葉、と声量のみで見れば先程の死の咆哮に近い大きさでのシャウト
タイドメイカーが更に2本増加し、合計8本となった
迎撃モードへシフト、荒れ狂う死の嵐の中で熱を帯びたニアの魂は地獄の海へと背を向ける為に帆を手繰った

//お疲れ様なのでしたですよっ
174 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/12/23(土) 23:10:28.45 ID:s+wVxUCUo
【ニンジャ!】

 前回までのあらすじ!

 カエルに乗って襲撃を受けたニンジャの里への帰還を目指す一行!
 途中、特殊性癖めいたニンジャを退けていざゆかん。

 −−−−−−−−−
 −−−−−−
 −−−−

「見えてきたぞ」

 高低差がとても激しいカエルの乗りごこちに耐えながらも
 ついに滞在するニンジャの里へ帰還を果たした越境者達!そこには――

【予想通りというべきか、家屋などで火の手があがり、黒煙がもくもくと立ち昇っている】

「ガキは将来の戦力!女は戦利品!男はギタギタに叩きのめすのだ!」

 若草色のニンジャ装束の男が声を張り上げている。
 非道!でもあると同時にこのヒノモトの国においてはありふれた光景でもある。
 非道ではあっても外道ではない。道徳だの人道的うんたらかんたらだのが配慮されるほどぬるい道徳などないのだ。

【カタナとカタナがぶつかり合う金属音。流れ弾めいたスリケン。修羅場である!!】

「派手にやられているな。やはり結界は全て突破された後か」

 ニンジャの里としての警戒網は早々に突破されていたようだ。
 ここは小規模の里の弱みでもあり、相手の手管を褒めるべき場面であろう。

「女人二人発見!ポ○モンめいてゲットしてくれる!イヤー!!」

【敵ニンジャより捕獲目的の投網が投げられ、動きを封じんとする!】
175 :四五六 七八【賽印流忍術】 [age]:2017/12/23(土) 23:17:28.63 ID:29bn5dOK0
>>174
「分析は任せるよ」

そう苦々しく笑い掛ける七八
既に抜き身の刀が空に昇る火の粉の煌めきを刃の湖面に宿して久しい

「じゃあね変態カエル、終わったら鍋にしたげるからさ!」

げし、とカエルの背中を一度足踏み
次には投網から逃れる為に飛び降りていた
その下降中に刀とは逆の腕を振り抜けば飛翔するカードナイフ
牽制目的ではあるが当たればモチロンとても痛い
叶えば着地後、素早く手近な敵集団に向け星爆竹を投擲するであろうが果たして
176 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/12/23(土) 23:31:16.58 ID:s+wVxUCUo
>>175

 ケリを受けたカエルはまずここで達した。のは、どうでもいいとして、
 捕獲網を突破されれば若草色装束のニンジャが決断的にアイサツ!

「ドーモ、スケロクです。イヤーッ!」

 腕の一振りと共に手裏剣を投擲。カードナイフと激突し合い互いに弾かれる。
 さらに七八が他のサンシタニンジャ達に対しての妨害行動の画策を見て取り、

「させん!イヤーッ!!」

 メンポがパカリと開き、口から粘着性の大きな痰を吐く。
 それはニカワのように強固な粘着力で七八の投擲した星爆竹にへばりつき、
 爆竹はあらぬ方向に飛ばされて役割を果たすことなく爆発!!

「我に忍法勝負をしかけるとはこの里にも骨のあるニンジャがおったか」

 スケロク・ニンジャは構えを取り、七八を隙に行動させぬと牽制。

「…ニンジャとニンジャの争い。生で見られるのはいいものだな」

 イムカはと言えば胸を掴もうとしたサンシタをポイーっと投げたりしていちおう仕事はしているが、
 感動と趣味が先走っているのかいまいち迅速さに欠けている。オノボリサンモードの悪影響だ!
177 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/12/23(土) 23:39:59.17 ID:29bn5dOK0
>>176
「……生憎、ニンジャじゃないんだよね私は」

爆竹が明後日の方角で爆ぜた、アイサツは無く行動のみが実行される
散発的な破裂音と閃光、七八の横顔を鋭く照らす
既に指では苦無を弄び、奇術師めいた回転から宙に浮かぶ
それを刀柄で強く打ち出し飛翔させ、更にその場で刀身を振り抜けば剣先に引っ掛けていたのであろう苦無2本が『発射』された
敵の視覚、背後に構えた逆手の手首のスナップで高く上空に浮かせた苦無のエアレイドがそれに続く

瞬き程の間の内に合計4の苦無がハイドラの鎌首めいて迫る!

「……援護、援護してよー!」

とはイムカに対してであった
178 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/12/24(日) 00:03:55.51 ID:0uQjdEzMo
>>177

「その格好!そのニンポでニンジャでないとは解せぬ戯言!」

 スケロク・ニンジャはニンジャ装束のスキマより鉄線で繋がれたクナイを
 10、20、30以上取り出し、己の周囲に結界として構築!!
 隙の無いクナイの円圏により、全方向防御とし、七八のクナイを迎撃!!

「明らかに物理的に持ち運びできる数以上のクナイが出ているな。さすがニンジャ」

 ステイシス圧縮フィールドを使っているわけでもあるまいに、と、
 摩訶不思議なジツにイムカも驚嘆である。いちおうギャラリーに徹しているだけではなく働いてはいるが(ry

「阿波沼忍法・鉄鴉!コシャクなジツでは敗れぬぞぉ!」

 七八の衣服をズタズタにし、サービスシーンを現出させるべく、
 蛇のようにうごめく多数のクナイと影より生ずる鴉を身に這わせ、七八に解き放つ!

【動機のゲスさは兎も角、鴉の黒羽による視覚的な妨害と襲い掛かるクナイの嵐は確かな脅威!】
【これぞニンジャのジツ!なお、忍者の術ではなさそうである!】

 BLAMBLAMBLAM!!

「流石に遊んでいるばかりではいられんな」

 しかし、敵のジツのシリアスな脅威のためか、マスターである七八の要請に応えたイムカが、
 破壊性のある光を放ち(粒子短じゅ…ジツである!!)視覚的妨害効果を持つ鴉を迎撃!!迎撃・回避妨害性を軽減させる!!

「忍法勝負だ!君も景気のいいヤツを頼むぞ!」

 そしてなんか無茶なリクエストだ!(ニンジャフリークめ!!
179 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/12/24(日) 00:28:01.88 ID:CUcJmoJO0
>>178
「忍者なのさ、ちゃーんとした忍者!」
「うわたっ、とっ……とっ……!」

その辺の線引きは大切である
しかし迫る苦無に影鴉、成る程厄介な魔法(七八的視点からすれば重要)だ
星爆竹を投げ起爆させ、影鴉に対抗しようとしては見たが実態のある苦無に対しては無力なのだ
倒れこむように転がり、目論見通り斬り裂かれる装束
そのまま転がって木の幹にふわりと衝突、軽い

「……またこれだよ、もう……!」
「えぇい、吉と出ろ!!」

それは装束のみだ、星爆竹の起爆の閃光を使った咄嗟の空蝉で七八本人は逆に逃げていた
タンクトップにスパッツ姿はぶっちゃけかなり冷える
さて、仮にこれで注意を惹く事が叶うとしてもそれは一瞬であろう、七八は素早く苦無を一本低く低く投擲
鉄線を掻い潜れる軌道、しかし無論低過ぎる
苦無が敵に突き刺さる事は出来ない、足元の地面に先端を埋めるであろう
七八は左手を地に着けた、ニンジャがよくやるああいうポーズ

「……いくかな……行けっ!」
「賽印流、影縫!!」

本命はその後にやって来る
苦無の柄尻が音も無く展開、内部より粘着質のピアノ線めいた糸が無数に発射された
敵の足に絡み付き、動きを阻害させる目論見がそこには存在する
またもや仮に成功したとしても、単に刹那動きが鈍る程度だ

「て、えーーーいっっ!!」

全霊、強く強く左手を引いた!
先に弾き飛ばされた苦無、4本それぞれに巻き付けられたワイヤーが張り詰められる!
スケロクの周囲の結界に対して激しく衝突!
これもまた意識をほんの僅かに逸らすだけ!

微かな視線と動きと意識へのクラッキング!
七八の死力を尽くした、鼓動ひとつぶん程度の僅かな阻害!
だがこれでいい、これぞ賽印の忍びの戦闘術!

「……イムカぁぁぁぁーーー!!!」

いざ最後の仕上げ、必殺他人頼り!
180 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/12/24(日) 01:01:13.96 ID:0uQjdEzMo
>>179

「「「「ナイススパッツ!」」」」

 スレンダー(褒め言葉)な肢体の七八の装束脱皮後の姿はなんかベストマッチであったらしい。
 周囲のサンシタも放火行為を止めて一斉にサムズアップだ!!

「ぬう!魅了のジツとはなんとコシャクな!!」

 しかし!スケロク・ニンジャも歴戦のツワモノ!
 このような閃光をいなし、賽印流のイロジカケ・ジツにも屈せず(風評被害)、
 クナイをしならせイムカを牽制しつつも七八を追い詰めんとする!!

【が、足元に突き刺さったクナイ!そのカラクリが作動し、足元に粘着質のワイヤーが絡みつく】

「忍器使い!さては雑賀衆の流れか!」

 瞬間!バチーッ!とクナイと結界が衝突!スケロクの注意力は矢継ぎ早に打たれた七八の様々な行動により分散せざるをえない!

【ここでなんと他人頼り!しかして、ここまで布石を打ったのだ。イムカとて応えるのはやぶさかでなし!】

「了解(コピー)」

 既にクナイの結界の動き。その規則性≠フ観察を完了していたイムカ。
 ワイヤーを通したクナイで破らせ捨てられた七八の衣服を回収!
 イムカのクナイにはがま油がたっぷり塗られており、七八の衣服は重みを増して、

「賽印流――布砦(ぬのとりで)」

 スケロクの結界。クナイとクナイをつなげる鉄線を、油がしみこんだ七八の衣服で絡めとる!
 通常なら寸断されるだろうが、油付きの布はかなりの強度と粘性より、結界に穴を穿つ!
 これは、七八の忍術により、注意力と躍動性を奪われていたのも突破の一助となった。

「イヤーッ!!」
「アバーッ!!」

 そして再接近すれば、イムカの崩拳がニンジャの鳩尾を抉り、遥かかなたまで吹っ飛ばした!最後は力業!!女子力(物理)!

「上忍がヤラレター!」「て、てったいー!!」

 形勢不利を悟ったのか、サンシタニンジャ達は次々に逃げ出す!
 影に潜んで隙をうかがっていた先のニンジャも奇襲を断念!七八の衣服で未回収だった切れ端をオミヤゲに掴むとコソコソ撤退!

「ふむ、諦めの早い奴等め。いや、不確定要素を厭うたか?」

 腕を組んでイムカはその様子を見やる。
 こちらの里の死人はなし。男衆に重傷者が数名いるといった程度か。
 あとは消火が間に合えばそうそう酷いことにはならないだろう。

「ミッション終了だ。実に見ごたえのある忍法勝負だったな」

 なお、イムカがまた賽印流を捏造していたが、これはいつものことである。
181 :四五六 七八【賽印流忍術】 [sage]:2017/12/24(日) 01:10:45.17 ID:CUcJmoJO0
>>180
「……ひとりずつぶん殴りたかったなぁ…… ヘクチッ」

ずず、と鼻を啜りながら少し震える
苦無がかすったり転がったりで露出した肌には結構な傷があるが、いずれも深くはないのが重畳と言えた

「ところで、あのさ……」
「……これ、どうすんの?」

油を吸った上にワイヤにズタボロりんちょされた装束を指差しジト目
賽印の奥義を用いて作られたそれは原型こそ留めているものの、もうズタボロりんちょなのだ

//この辺ですみませぬ、ありがとうなのでしたっ
182 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/24(日) 22:25:07.20 ID:cgBazajz0
【???】
???「アテンション!!」

一行はどことも知らぬ場所に飛ばされた いや一行だけではない
顔見知りも知らぬ顔もすべて越境者 それも腕に覚えのある者ばかりである

ここはどこだ なぜ集めらえたかと情報交換に勤しんでいると どこからともなく声がかかる

???「諸君らに集まってもらったのはほかでもない 貴様らに!! 仕事があるからだ・・・そう!!」

バンとライトが灯り 1人の老人の姿を照らす 赤と白の暖かそうな恰好の老人を

サンタクロース「配達業務のお時間だ!!!!」

厳つい顔のサンタクロースは まるで軍隊の上官の如き勢いでそう宣言するのであった
183 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/24(日) 22:31:10.32 ID:Kb2MfSfi0
>>182
突然のトンデモ展開に臆することもなく、
サンタクロースを見上げているモノ一人。

BB「…」

美丈夫然とした金髪碧眼の青年。
頭に角をつけ身に纏うは茶色一色。
赤い付け鼻も忘れずに。

メアリー「今年はメカっぽい羊でも可」

青年が手に携えた厚さ5cmに満たない
B5サイズのハードカバー辞典が薄ぼんやり光って喋る。
184 :イリー・トリエステ 黒髪の女【動禅魔導】 [saga]:2017/12/24(日) 22:34:40.57 ID:CUcJmoJO0
>>182
「……」
「……なるほど、なるほど、これが……」

ムガが昨年参加させられたと嘆いていた噂の儀式か、とひとり納得
向こうの方には半人やら七八にユノやらも居たりして、一部(七八)はぶーぶー文句を垂れたりしている

「えーと、具体的にはその……なんだ」
「何をどうすればいいんだろうか」

185 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/24(日) 22:47:23.82 ID:cgBazajz0
ロイ「またこれか・・・」
アキレス「今日はまだイブだからセーフ セーフ・・・」
鈴虫「誰だあいつ」
ギガース「・・・・・。」

見知ったメンツもいますが気にしないであげてください

【それからどうした】
一行はサンタクロースの恰好に着替え 今はトナカイ型反重力バイクにまたがり 指定の街を目指している・・・のだが

アキレス「どうも目的の場所は武装組織に襲われててかなりヤバイ状態らしい!! だから俺たちが介入して武装組織を追い払えってさ!!」
ロイ「つまり平和が今回のプレゼントというわけだ!! いいか!?」

アキレスにしがみついたロイが言う

【位置情報】
ここは近代世界が舞台の街で科学が先行している
第一次世界大戦程度の科学力があり 連発銃は短機関銃がせいぜいでアサルトライフルの様なものは見受けられない

越境による修正力はなく キャラシートに記載された能力・装備はすべて持ち込めているものとする

ロイ「まもなく会敵する!! 準備はいいか!?」
言うが早いか 敵がこちらに気付き騒ぎ始める 中には早々と銃を抜き こちらに照準を合わせようとする者もいるだろう
186 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/24(日) 22:55:36.54 ID:Kb2MfSfi0
>>185
メアリー「トナカイの格好でバイトしてたのにサンタ服着るとか目まぐるしいわ」
BB「…とりあえずブラックサンタ路線で行こうと思う」

トナカイバイクを駆り、
己が周囲を漂う淡く光る魔本の加護を受け、
BBサンタの衣装が黒く染まる!

BB「エルツ・アングリフ!!」

一直線にブン投げられる石炭は尋常ではない速度と熱を付加され
赤く燃え上がりながら銃を抜いた悪い子へと向かう。
途中で爆ぜて拡散する容赦の無さを発揮しつつだ!!
187 :イリー・トリエステ 黒髪の女【動禅魔導】 [saga]:2017/12/24(日) 23:00:46.30 ID:CUcJmoJO0
>>185
「……聞いていたのと違う……」

内容を聞いて露骨に意気消沈なイリー
実は結構な子供好きであり、その喜ぶ顔を無想しながらプレゼントを置くだけでハッピーになれるくらいなのだ

『間も無く目的地だよー、みんな準備はいいかなー?』

とは仕方なく駆り出され、イリーが出来ないバイクの運転と上空からの支援を担当する事になった七八
返事を置き去りに、既に下降しヘルメスの靴で猛機動を行う半人と同じように暴れるユノ

「……私もまぁ……適当に降りるしかないからな」

サンタ衣装(男性物)を身に纏い、七八の運転するバイクに揺られていたイリー
地表近くに下降し、そのまま飛び降りて着地

「メリークリスマス、プレゼントの時間だ」

常人の倍以上の大きな呼吸の遣り取りを半分以下の時間で行った
全身に闘気の青白いヴェールを纏い、銃撃を擦り抜け敵陣へと斬り込む
188 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/24(日) 23:17:51.84 ID:cgBazajz0
>>186-187
火のついた石炭を投げ付けるBB
赤く尾を引く投石は空中で爆ぜ 炎をまき散らす

それに泡を喰った敵にイリーが切り込んだ

青白き闘気を纏い難なく敵陣に切り込んだイリー

だがまだこの時代 近接戦闘はまだ残っており

至近距離で接敵したイリーに対し 塹壕戦ご用達武器 スコップを振りかぶる敵兵1人

そして空にいるBBとメアリーに銃撃が浴びせられる

ボルトアクションのライフル故に弾幕密度は多少低いが 銃弾の攻撃力は現代と変わりはしないだろう

なお制服支給の際 女物を着せようとするサンタクロース陣営と 男物が着たいイリーとの間でちょっとしたバトルがあったらしいが 気にしないであげてください
189 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/24(日) 23:28:17.60 ID:Kb2MfSfi0
>>188
メアリー「防御障壁、展開!!」

漂う魔本が独りでにめくれ強く光る。
トナカイバイクごとBBと自身を覆う魔翌力の壁を生じさせ銃弾を阻む。

BB「エルツ…アングリフ……ジェノサイド!!」

何もない空間から両手いっぱいの石炭を取り出すBB。
力任せに叩き付けるようにして投げつけるソレ等は宛ら流星群。
ちょっとした惨状が巻き起こりそうな火の雨を降り注ぐ。
190 :イリー・トリエステ 黒髪の女【動禅魔導】 [saga]:2017/12/24(日) 23:30:22.45 ID:CUcJmoJO0
>>188
「円匙……!」
「……しかし!!」

スコップを振り被る敵兵と邂逅、対してイリーは今回は無手である
それでも踏み込み、最接近戦闘を試みるのはその武器特性を活かす事をさせない為だ
鋭く長く、重心がズレている為に振り回せば威力が出る
しかし逆を言えば、両手で携えねばならぬ故にゼロ距離での格闘には不向きであると踏んだのだ

「シッ、……ハァッッ!!」

何時ぞやのボクサーとの戦いで学んだ鋭いジャブ、そこからの体重を乗せたジョルト気味の掌底連撃を狙う!

因みにユノとイリーは男物、半人は女物のサンタ衣装である
七八? ミニスカサンタにジャージでハニワスタイル
191 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/24(日) 23:51:05.95 ID:cgBazajz0
>>189
戦場に赤き流星が降り注ぐ

燃える礫に敵は攻めあぐねていた 当たれば痛いし 防寒着に火が付きのたうち回る者もいる

だが戦場で目立つということはそれすなわち狙われる可能性が上がるということだ

防御障壁に銃弾が跳ね返されることを知った敵兵はもっと破壊力のある武器を用意し始めた

口径40mmの砲弾を放つ対空砲がBB達を狙って火を噴き
更に地上の兵士も(第一次世界大戦当時の)戦車を貫くことができる対戦車ライフルを持ってきてBB達に銃撃を仕掛ける

防御障壁の性能や如何に?

>>190
パチンとジャブを喰らい一瞬動きが止まった敵兵に 体ごとぶつかる掌底がゴキンとアゴを捕らえる
脳が頭蓋骨の内壁にぶつかり 敵兵は気持ちよく昏倒してしまった

だが銃撃やBBの礫の音に混じって響く馬の蹄の音

騎兵が一ユニット サーベルを抜きイリーに突撃を仕掛ける

そして勢いそのままにイリーを串刺しにせんと サーベルの切っ先を突き出してくる
192 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/25(月) 00:07:50.08 ID:mugAunEs0
>>191
メアリー「流石に単体で捌ける火力じゃなくなってるわ!?」
BB「…当たらなきゃいい」

流石に人間相手で使えばオーバーキルの火力に真っ向から立ち向かう術はない。
であるなら取るべき行動は一つ。
トナカイバイクを魔翌力で真っ赤に染めて三倍のスピードで戦場を駆け避ける!!

メアリー「それにも限界はあると思うのだけれど!」
BB「相手が自由自在に毎秒射角を変えれるとは思わないけど…なっ!!」

ジグザグ走行に加えて上へ下へとセルフジェットコースター。
トナカイバイクと石炭投擲で射手を執拗に狙いつつ。
193 :イリー・トリエステ 黒髪の女【動禅魔導】 [saga]:2017/12/25(月) 00:10:47.13 ID:g5GJxaay0
>>191
「ふぅ……」
「良い子にして寝ていれば、来年はプレゼントをあげよう」

久方振りの自身本来の体での実戦となる
最高のコンディションとは言えないが、それでも数年振りだというのに精神は体の事をよく覚えていたし逆も然りであった

「……、」
「ふー、すぅー……」
「……ハッ!!!」

騎馬兵を前に動禅の呼吸
短い吐息に闘気を乗せ、縛り付けの魔法として放つ
騎兵への効力は余り期待していない、むしろ騎乗している馬への威嚇目的であった

「……!!」

サーベルの攻撃に対してはしなやかに身を翻し回避……完全とはいかない
上を取られているというのは矢張り地の利が敵にある事を意味するのだ、右肩を裂かれ溢れる鮮血
素早く体勢を立て直し、痛みを無視して追い縋るように駆け出した
無論通常ならば無謀もいいところであるが、戦闘機動の馬に対して動禅の魔法的補佐を得ているイリーは追従
ロケットめいた初速で跳び、敵兵に向けて飛び回し蹴りを放たんと!
194 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/25(月) 00:29:06.86 ID:xYwEUeyN0
>>192
対空砲はクランクにて仰角を併せるがゆえにBBの挙動に追従できていなかったが
対戦車ライフル兵は素早く照準を合わせてくる

そして徹甲弾を発砲 その後石炭投擲により衣服が焼け無力化となった


最後っ屁である徹甲弾はバイクにむかって突き進んでいった

>>193
イリーの肩を捉えた騎兵はそのまま走り抜けた後反転 続いて突撃を仕掛けようとしたが

イリーの縛り付けに驚き後ろ足二本で立ち往生する軍馬
それを諫めようとする騎兵であったが ふと視線を向けた先 そこに見えたのはイリーの足の裏

クリーンヒットする回し蹴りに落馬して昏倒する騎兵であった

>>全員対象
ほんの数人にいいようにやられ 自らの敗北を悟った武装集団は撤退を指示
蜘蛛の子を散らすように逃げていく武装集団

アキレス「おk 凱旋だ」
一行にバイクに乗るよう伝えるアキレス


【襲撃を受けた街】
戦場が騒がしい 何事かと見上げた先

シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン・・・

そこにはトナカイを連れたサンタたち 遠目故に顔の造詣は判別できなかったが 手を振るのは見えた
そして先ほどまで街を悩ませていた武装集団がいない

サンタが追い払ってくれた? 確証はないが 街に平和が訪れ凧とは事実

この事実に大人も子供も飛び跳ね喜ぶ サンタクロースは次第に遠ざかっていった

ロイ「お仕事終了 戻るべ」
アキレス「戻ったら俺たちにもプレゼントがあるんだぜきっと」
―――ギィ♪

こうして少々血なまぐさい聖夜は過ぎていったのであった

//〆
195 :『Self Control』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/27(水) 21:50:31.11 ID:cm5ycXe30
(前回までのあらすじ:かつて越境者の介入で命を拾ったゾンビーが略奪を働いている。始末すればカネになるので討伐に向かった)


『君に手を上げたくないのは事実だ。こうして殺しあわねばならないのは、非常に心苦しい』
SLAM!男の踏み込みにより床にヒビが走る!一度死した事で筋肉のリミッターを解除された、異様な怪力だ!
面頬めいて顔の下半分を覆う発声装置から、ノイズ混じりの落胆の声を漏らし、男は相対す!
『私はね、荒事は好きではないと思うんだ。 いや、そんな筈が無いか』

ヴァッッ!!空を切る音は、ただ真っ直ぐに放たれた男の拳から鳴った音だ。
ブラスナックルに覆われただけの拳による鋭いジャブ。しかしその速度、威力は並みの人間の物とは大きくかけ離れている!

「Hooooooooo!!!」
更に背後から迫るのは、巨躯のズンビーの荒々しい薙ぎ払い!足を狙ったそれに直撃すれば、骨の一本や二本は簡単に砕かれる!
『辞めたくなったらいつでも言うといい』


≪今そっちに向っている。せいぜい持ちこたえてろよ!≫
インカム越しにエリコが咳込みながら叫ぶ。来たところで出来る事は少ないのは彼も分かっている。
196 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/12/27(水) 22:07:18.85 ID:XNx2agxL0
>>195
「同感だってんですよぉ」
「……ただぁ、まぁっ……」

激しく床を叩きつける音が再度こだました
それはニアのタイドメイカーの触腕が強くそうして、本体を瞬時に高く高く持ち上げた事の証明である
水っぽい音が響いて、脚代わりのタイドメイカー2本が打ち破られた
ニアは高くにありながらも、諍いの乱流に呑まれる小舟めいて揺れる

「お互いヤってるんだからぁ、ヤられたって恨みっこなしだってんですってねぇっ!!」

冒涜的な造形の吸盤で崩落しかけた壁にへばり付き、内の二本でそれぞれの敵対者に向けて打突!
野太い触腕での純粋なる暴力攻撃!
197 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/27(水) 22:08:18.79 ID:8I8sqpHA0
>>195
身の丈3mと少し 鍛え上げられた筋骨隆々の体にいくつも刻まれる大小さまざまな傷
簡素な麻のズボンと竜の骨で出来た大剣

彼は人間ではない 名は捨てた 今の彼は種族名を表す『ギガース』

エリコにやとわれズンビー退治 どうやら同行人がこの事件にかかわる某にかかわっているらしかったのだが この男にはどうでもいいことである

ブラスナックルの一撃をバックステップにて躱し背後の巨漢ズンビーに体を向ける

足を狙った一撃に対し 体をひねり 今日密度の巨大骨剣を 同じような軌道で振るう
巨漢ズンビーの攻撃を相殺する狙いの一撃であるが はたして?
198 :『Self Control』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/27(水) 22:29:21.37 ID:cm5ycXe30
>>196-197
『シィッ!!』
外れたと知覚すると同時、素早く拳を引き備える男。声のする方へ半ば出鱈目に二発目が放つ!
触腕と拳が激突し、身を守る事こそ成功するも、その腕があらぬ方向へと弾かれる!

『痛いと思うぞ。なんと非道い』


「Gaaaaaaaaaaaa!!!」
同じように腕と得物の当たったズンビーの方は、ニアの純粋な暴力も合わさり無惨な事となる。
いかな怪力を持っていたとして、相手は剣だ。深々とカチ合った拳はまるで紙の様に縦に避け、淀んだ血を零す!
斜め上から襲い来る触腕は、鎖骨と付近の骨を粉々に砕き肉を潰す!


尤も、その怪力自体は本物だ。斬り裂かれた拳は振るわれた剣を受け止め、その動きを一瞬でも抑える。
「AAAAAAAAAAAARRRRRRRRRGGGGGGGGHHHH!!!!」
痛みも感じぬまま濁った血を撒き散らし、ズンビーは床を蹴り砲弾めいてギガースの腹に突っ込む!マウントを奪わんと!
ただの体当たりと侮る事なかれ。ギガースよりは小さいと言え、その体躯、筋力、体重の合わさったそれはトラックの激突に等しい!

『やめさせないさ、私達の略奪は。それだけがこの身との縁だからだ』
弾かれた姿勢のまま、男が呟く。隙だらけ?否、その全身に滾る異様な筋肉の緊張を見よ。
仰け反っているのではない。既に拳を振り被っているのだ!

轟!!全身の筋肉を使った、全身全霊の荒々しい拳が、へばり付くニアを狙う!
その威力は推して知るべし。直撃すれば人の一人など容易く殺してしまえるだろう。ズンビーの恐ろしさの一つが、この怪力なのだ。
199 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/12/27(水) 22:44:57.31 ID:XNx2agxL0
>>198
「……エニシを否定したりはできないってんですけどぉ」
「それでもっ、一方的な略奪ってニアはあんまり好きじゃないってんですからねぇっ」

平行線のままの言葉の遣り取り
これらの全てをニアは無意味だと思う事は絶対にしない
例え結果が決裂だと知れていたとしても、彼我の思考の違いを口論し知り得る事はニアにしてみれば極めて有益だと思えるからだ

「……!」
「こ、ンのっ……!!」

全霊の拳撃を前にニアは張り付く全てのタイドメイカーに暴力を宿らせる
崩壊しかけの壁に張り付いたままの吸盤、まるでそれぞれで剥がすように壁を保持したままで砕いた
六の触腕の先端それぞれに瓦礫片を持たせ、突き出し即興の防壁と成す
それでも完全なる防御を期待している訳ではなかったし、むしろ逆だ
本命としての狙いは刹那、視界を壁で覆う事にある
即座にタイドメイカー全てをパージ、新たに発生させた細身の触腕を自らの両脚に巻きつける
縮退させたそれは外部筋肉の役割を果たし、ニアが出来る以上の加速を齎したのだ
敏捷な動きで敵の横に回り、月光での鋭き刺突を繰り出さんと狙う!
200 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/27(水) 22:47:52.09 ID:8I8sqpHA0
>>198
切り裂かれた拳もそのままにぶちかましを仕掛けてくる巨漢ズンビー
恐らくタックルで転がし 上から制圧という腹積もりなのだろう

それを阻止せんと突っ込んでくる巨漢ズンビーの首に左腕を回し 両足を後方に投げ出し 上から潰すようにしてタックルを切ろうとする
成功すれば がぶりの状態から巨漢ズンビーの頭頂部に向けて膝の一撃を与えんとするだろう
201 :『Self Control』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/27(水) 23:06:53.46 ID:cm5ycXe30
>>199-200
バ ァ ン
ブラスナックルが即席の防壁を粉砕する。ここまでは想定通りだ。問題はその後。
避けたのなら横なり下なりにいる筈。一瞬の間に瞳はニアを探し、僅かな範囲を泳ぐ。その認識が命取りとなる。

『あれ───』
ズブリ、と月光が食い込んだ。一度だけ目は見開かれ、胴を横から貫く蒼き刃によって崩れ落ちた。


「Gaaaaaaa、GRRRRRRR……!」
ギガースの体躯を見て、ただの力任せのデカブツと思い込んだのが、このズンビーの敗因だ。
タックルは無力化され、組み付かれる。もがこうとするのと、頭頂部に膝が叩き込まれ無力化されたのは同時だった。


『ガリバー、ああ…』
男が嘆く。痛みこそ感じていないが、ダメージは彼の身体を蝕み行動を阻害する。
膝を数度叩き込めば、ズンビーも抵抗をやめるだろう。無駄だと理解するだけの理性はある。

『…頼む。見逃してくれ。 私達にはこれしかないのだ…』
滲む様に濁った血を流しながら、男は首を曲げてニアの方を向く。元々白い頭は、血が失せて更に青白くなる。
それは最早哀願だ。命乞いではない。大切なものを奪われそうになっているかの様な哀願だ。
遠くから足音が近づいてくる。この仕事の終わりは近い。
202 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/12/27(水) 23:24:18.99 ID:XNx2agxL0
>>200-201
「……ふぅっ……」

長い吐息、タイドメイカーはしゅるしゅるとニアの脊髄の付近に帰る
ギガースも巨大な敵を制圧したらしい、ほぼ同時であった
月光を振り払い残心、しかし抜き身のままで切っ先を抵抗をやめたズンビーに向けている

「だいたいっ……」
「大体っ、ニア達も似たようなもんだってんですっ」
「食物連鎖ってやつってんですからねぇ」

仮にそれが捕食目的であろうと、本能的な衝動だとしても
頭ごなしに否定するには余りにも相互理解が及ばな過ぎる、様々な要素が足りなさ過ぎる

「強ければ意を通せるっ、弱ければダメってのはぁ」
「この世界のルールとして多分っ、結構基本的な事みたいだってんですっ」

しかしニアの背中にはその決断は重過ぎる
だとすれば縋るのは世界にだ
少し離れて月光を構える、タイドメイカーはない

「……なら分かっているでしょうっ、闘って勝ち取ればいいっ!」
「今まであなた達がしてきたようにっ!!」

駆けて、駆けて、刺突!
額を撃ち抜くべく放つ月の一閃、そこに容赦は皆無!
背水の一撃、噛み締める奥歯は悲痛な覚悟に軋んでいる!
しかしそれは連戦と手傷を前に完全とは異なり、回避或いは防御反撃も意志力次第で叶うであろう!
203 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/27(水) 23:28:20.82 ID:8I8sqpHA0
>>201
二発 三発とひざを叩き込んだところで抵抗がなくなったことを悟り立ち上がる

そしてズンビーの懇願であるが ギガースはその懇願に嫌悪感を覚えたように眉根を寄せた
ギガースもまた蛮族であり略奪者であった

自らの欲望の為に他人の幸せを踏み躙り奪ってきた 自分や仲間がどれだけ恨まれているか分かった者じゃない
だが自分たちには誇りがあった 傍目から見れば自己満足極まりない糞の様なプライドがあった

力によって奪う者が 力によって奪われるもまた道理であり 敗者は死を受け入れるが定め

なれば道理に乗っ取り 死を与えんと 巨漢ズンビーの首めがけて骨剣を振り下ろすのであった
204 :『Self Control』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/27(水) 23:49:56.90 ID:cm5ycXe30
>>202-203
「Arrrrr……Arrr───」
ズンビーの方は尚ももがく。抵抗か?否、その動きは首を差し出すため。
GRRRと唸る喉が震え、拙い言葉が口から零れる。疲弊しきった身体に鞭打ち、最期の言葉を吐き出す。

「───カイ…シャ……ク」
SLASH!!骨剣一閃!ズンビーの首が熟れた果実の如くボトリと堕ちた。


『……Gaaaaaa!!』
男は、死にかけのもう一人のズンビーは、ニアの言葉に咆哮を以て応える。生き延びるために、抗うために!
嘗て無理矢理芽生えさせられた自我が、ぎこちなく身体を動かす。油の切れた機械じみて軋む肉体で、刃を見据える!

顔の前で構えた腕が月光を受け止める。衝撃はズンビーの身体を倒し、青刃はその眼前で止まった。
その濁った眼が見開かれる。白く淀んだ瞳は、鏡めいて覚悟を抱いたニアを、その背後の銃口を映した。


───BLAM!
銃声が轟く。弾丸がニアの側を掠め、ズンビーの機械に覆われていない頭を貫いた。その命を再び奪った。
「…間に合ったか。まだ生きてるな?」
崩れた壁の向こうから現れたのは、砂に塗れた外骨格姿のエリコ・ベアルザッティ。その手には硝煙漂うライフル。

「思わず撃っちまったが、必要なかったみたいだな。謝ろう。
 二人とも大事ないな。フレンドリーファイアなど洒落にならん」
205 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/28(木) 00:02:56.07 ID:Wbqy/yAv0
>>204
「・・・・・。」
あふれ出す血潮 刃に付いた血糊をブンと振り落す
と 響き渡る銃声 見れば雇主と硝煙を上げるライフル

生きてるかと問うエリコに対し 骨剣を担ぎながら小さく首をかしげる
問題ないと言わんばかりに
206 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/12/28(木) 00:03:14.03 ID:NOCm+FNZ0
>>204
「……」

男の瞳に映る自身はどの様な顔をしていたであろうか
冷たい風が絡みつく、急速に熱を奪うのを認識した

「……いいえっ、そのぉ……」
「助かりましたってんですよぉ」

クールになり始めた頭の中で、あのまま彼のいのちを二度目、奪う事が出来たであろうかと自問自答
きっと答えは出ているのだが、ニアは複雑な迷路を辿った先でないとそれを声を大にして叫ぶ事が出来はしない
平然とそうする事が叶わないのを、きっと成長と呼ぶのだろう

「お墓……」
「……お墓を作りましょうってんですっ、ふたりとも手伝って下さい」

言い切る前に行動をはじめている
前に進み続け、歩み続ける事で多くのネガティヴを置き去りにするのがニアの生き方なのだ
死後の世界の安寧だとか、そういった神話めいた事柄を信じているのではない
ただ、単純な敬意の感情の現れだ
207 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/28(木) 00:15:11.12 ID:Wbqy/yAv0
>>206
「・・・・・・・・・」

ギガースに弔いの文化はない 墓も もちろんない
嘗ての自分だったら何を言っているんだこいつで済ませたのだろうか?

だが今は違う 片手で不器用ながらも 彼等が眠る穴を骨剣で掘るのであった 他の何かは両手が揃っている者に任せるとしよう
208 :『Self Control』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/12/28(木) 00:20:33.95 ID:kvBIuWmL0
>>205-206
「生きてるな?結構、上出来だ」
骨剣を担ぐギガースに肩を竦め、太腿のホルスターから拳銃を引き抜く。
ツカツカと亡骸に向かうと心臓に二発、顔面に二発、銃弾を叩き込む。習慣だ。

「墓だと?時間の無駄だぞ。…分かった、穴ぐらいは掘ってやるから、その前に俺の用も手伝え」
ポーチから無菌袋を引っ張り出し、零れた脳髄を撮むエリコ。死者の尊厳も何もない蛮行だが、躊躇いや愉悦は無い。

「ズンビーは食事は必要としない。ソーマタージの所の死体を見てれば分かるだろう。アレが、あの変人に促された物以外を食べてたか?
 だのにこいつらはファームを襲い、略奪している。必要ないはずなのに。
 …少し気がかりだ。なんでわざわざこんな事をしたのか、調べてみるとしよう。脳さえあれば研究機関で調べてもらえる」


自分の用が済めば、次はニアの番だ。ヘルムのバイザーを点滅させて難色を示してはいたが、頼み事はこなす。
「埋める前に耳を切り取っていけ。殺した証明になる。 それと、穴掘りは当然お前も手伝うんだぞ」
ギガースに声掛けも忘れない。

埋葬が終わる頃には既に車を回してきている。古びたアメ車を停め、何もなければ出発だ。金を手にするだけ。
「この車、悪いが巨人を乗せるのは想定してないんだ。徐行してやるから歩いて付いてきてくれ」
無慈悲な宣告を告げ、空っ風と乾いた砂埃の中、越境者達は血に濡れた廃墟を後にするのであった。


//おちまい
209 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/28(木) 23:12:45.85 ID:Wbqy/yAv0
【終末世界】
ある者は言う 越境者は世界の最後を看取るおくりびとであると


その世界は戦乱があった 国が国を恨み 民が民を恨む 繁栄と怨恨 栄誉と衰退 悪と正義
戦い続けた 戦い続け 人々は察する 自分たちが破滅に向かっていることに

そして気づいたとき 最後の一線はとうに過ぎ去っていた

深々とつもる雪 耳の痛くなりそうな静寂 転がるはガラクタ それだけ

人の気配も 生き物の気配もなく ただ堕ちた戦闘機と破壊された戦車と 投棄された武器と 雪のように白い骨

動くものはない 音を立てる者もない ただ雪が静かに降り積もる世界

ことの顛末は>150-155


兵器工場の休憩室 全体的に埃っぽいが電気が生きていて 暖房が生きていて 水道が生きている 給湯室に行けばガスも生きているようだ
自販機も生きていて 飲み物もまだ売り切れてはいないが 中身がどうなっているかは考えたくない

とにかく言えることは 水が補給できて 寒さに震えずに済む場所であるということだ
一行はここで体を休めることにした

ロイ「とりあえず俺はめしの支度をしてくる アキレス達は掃除をしておいてくれ」
アキレス「オッケーイ」

給湯室に向かうロイ アキレスは用務員の使うロッカーから掃除機を取り出した

ここは休憩室 テーブルと大き目のソファ 卓球台やビリヤード台もある そして男女のロッカー室に直行できるような構造になっているらしい
アキレスの掃除はほどなく終わる と潰すための時間が生まれるだろう
210 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2017/12/28(木) 23:27:00.80 ID:NOCm+FNZ0
>>209
「……」

自販機の前でしばし立ち尽くしているルシオラ
この世界に来てしばし、越境者達と出逢えたのは幸運と言える
無機質な世界、色鮮やかな缶達はルシオラの住む曰く【夢から覚めた現実】を想起する事が出来るのだ

「……何かこう、お手伝い出来る事とか……」

ロイにもアキレスにも、というか料理にも掃除にもある程度適応がある
やや手持ち無沙汰なのであった
211 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/28(木) 23:32:34.14 ID:Wbqy/yAv0
>>210
アキレス「んじゃさっさと掃除終わらせちゃおうぜ」
ルシオラの言葉にアキレスが応える

埃が舞わぬよう掃除機をかけ 寝床となるソファをぞうきんがけする
ほどなくして終了 ロイの方はもう少しかかりそうだ

アキレス「ロッカー室漁ってみようぜ なんか見つかるかも」
その前に と休憩室を出てどこぞに向かうアキレス ほどなくして持ってきたのはバールのようなものであった

アキレス「んでだ・・・男と女どっち漁る?」
にっこりと笑顔を見せながらルシオラに問うた
212 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2017/12/28(木) 23:40:01.74 ID:NOCm+FNZ0
>>211
「あ、は、はい」

頷き応じてその辺は素直である
主体性は平均よりやや劣るが、かと言って言われればキチンと応じるようだ

「ロッカー室……」
「え?」

しかしそれでも笑顔と共に尋ねられればここで奇妙な動揺があった
直ぐに復帰し、こちらも笑いながら返す
やや引き攣っていたのは否めはしないが

「男子ロッカー室に決まってるじゃないですか、流石にこっち(女子ロッカー)はちょっと……」
213 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/28(木) 23:51:53.98 ID:Wbqy/yAv0
>>212
アキレス「別に気にするこっちゃねぇだろさ もう10年はこのままだったんだから」
なんとも意地の悪そうな笑みを浮かべるアキレス とりあえず男子ロッカーへ

整然と並べられたロッカーたち 白骨死体はなさそうだった
鍵のかかったロッカーをバールで抉って無理やりオープン

中は作業着や当時の新聞 内容は戦況報道ばかり
音楽プレーヤーは電池が切れてて動かなかった

財布の中には小銭が少し

そしていくつか目のロッカーを抉ったとき そこにあったのは親子三人で移る写真と指輪があった
業務中はアクセサリーの類を外す工場も少なくない きっと仕事のために外し そのまま旅立ってしまったのだろう

アキレス「・・・・・・。」
神妙な顔をするも数瞬 アキレスはその指輪を取ろうとしている
214 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2017/12/29(金) 00:01:04.16 ID:o7XM2f8L0
>>213
「そりゃそうですけど……ただ、こう……」
「気分的な?」

モノだと身振り付きでの説明
そんな事をしつつもいざロッカールームへ

「……、」

埃のニオイ、陰鬱な虚無
そればかりが溢れていて相変わらず重く胸にのし掛かる
夢だと認識する心持ちでなければとっくに参ってしまっているだろう

「あ……」
「……え、ど、どうするんですかそれ」

今更ではあるが、ルシオラは自身の世界では真面目な学生である
ロイは勿論として、タトゥーも入れてイケイケな外見のアキレスにも結構ふつーにビビる
指輪をどうするかの返答次第で、仮に入手のみが目的であれば遠回しにではあるが止めようとしているのだろう
215 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/29(金) 00:09:39.46 ID:fvwIPf7K0
>>214
アキレス「ん? ちょっと心当たりがあってさ」
指輪と一緒に写真も拝借して

アキレス「オッサンちょっと出てくる」
ロイ「ん〜? もうすぐ飯ができるぞ」

ロイに言伝をして休憩室を出る

そして向かったのは>>152の喫煙所
そこには頭を自ら撃ち抜いた白骨死体

換気扇つきテーブルには妻と子の場所に向かうというメモ

そこに写真と指輪を置いた

アキレス「グッ」
サムズアップを一つ

アキレス「さぁ戻ろうぜ 帰るころには飯もできてんだろ」
216 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2017/12/29(金) 00:14:03.09 ID:o7XM2f8L0
>>215
「心当たり?」

疑問に小首を傾げ、しかし着いて行く
同じくロイに控えめに声をかけ、食事の香りを吸い込み期待に胸を膨らませるのも忘れない

「……うわっ……!」
「……と、あ、そ、そういう……」

白骨死体に辿り着けばちょっと驚き、それでもアキレスの行動に納得の様子

「あ、ま、待って下さい……」

そして彼が踵を返しロイの元へ戻ると、慌てて追従
途中気がついたように後ろに振り向き、白骨に対して軽く頭を下げるのであった

217 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/29(金) 00:27:35.57 ID:fvwIPf7K0
>>216
2人が戻った時には食事の準備はできていた
乾燥野菜をたっぷりとぶち込んだインスタントラーメンだ

ベティちゃんには乾パンと金平糖だ

ロイ「お帰り さぁ食おうか 」
アキレス「父と、子と、聖霊のみ名によって、アーメン。」
―――ギィ!!

三者三様の食事前の祈りだったり祈りじゃなかったりを済ませた後 食事が始まるだろう

アキレス「食い終わったらビリヤードやんね?」
ロイ「片づけおわってからな それよりアキレス ラジオつけてくれ」
―――ギィ♪

こうして日は暮れていくのであった

//〆!!
218 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [age]:2017/12/29(金) 00:31:39.07 ID:o7XM2f8L0
>>217
「美味しそう……頂きます」

食卓につけば目を輝かせる
なんだかんだで体は冷えているし、食そのものにも飢えていた
会話とラジオを挟みながらの温かな食事はルシオラの体力と気力を回復させていくのである

//お疲れ様なのでした、ありがとうですっ
219 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/29(金) 22:13:03.63 ID:fvwIPf7K0
【アンダーグラウンド】
どこの世界にも闇がある

非合法なヤク 武器 女に情報 手に入らないはずのものが手に入る場所
越境者はそれらが手に入る場所をひとまとめにこう呼んだ

アンダーグラウンドと


その世界のアンダーグラウンドは建設途中で投棄された巨大ビルの中にあった
漂う煙は所持しているだけで罪となる薬物

やせ細り しかし目だけは以上にぎらつかせた女がジェスチャーで一晩の春を売らんと誘ってくる

ちらと視線を向けた先 動かぬ男を執拗に踏みつける集団が目に移った 足を振り下ろすたびに生々しい音と共に鮮血が飛ぶ

ロイ「悪いな 俺の野暮用に付き合ってもらって」
完全武装のロイがそんな危険な通りを警戒度MAXで歩きながら一行に謝罪する

ロイ「俺の国で興ったスケイブン問題 奴らが使っている飛び切りやばいヤクが越境したという
   アレは存在しちゃいけないものだ なんとしてでも蔓延する前に抑えて破棄したい どうやらここに流れたらしいんだが…」

そういいながら 目的地を目指している
220 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/29(金) 22:19:17.02 ID:Rxa2MhMr0
「…ふむ」

フード付きマントを目深に確りと着込んで
宙に漂う顔の見えない照る照る坊主の様な姿のソレが
宙を漂いながら話を聞いている。

「どんな効果があるんだ、その薬」
221 :アラズ【ディープメイカー】E.真っ赤なマフラー 月銀のガントレット [age]:2017/12/29(金) 22:23:32.88 ID:o7XM2f8L0
>>219
「べっつにぃ?」

暇だしな、なんて笑うのはニア……ではなくアラズ
同じ顔、同じ体格、同じ声
しかしそれでも彼女達の間には異なる点がいくつもあって、慣れていれば容易に見分ける事が出来た

「ふぅん……」
「そりゃあなんとも……少し分けて貰いたいもんだなぁ」

片腕を覆う滑らかな銀色の腕甲が頼りない光源を反射して輝く
鉄火場を想定し持ち込んだ拳銃は越境の修正力に強いリボルバータイプだ、5連装式
222 :アラズ【ディープメイカー】E.真っ赤なマフラー 月銀のガントレット [saga]:2017/12/29(金) 22:35:59.05 ID:o7XM2f8L0
>>220
「おぉ、UMAだUMA」

許可もなくスマートデバイスで写真を撮ろうとカメラレンズを無遠慮に向ける少女
タェンティースの肌を浅黒くした、ニア・シューペリオリティと全く同じ顔のクローン体である
だがまぁ性格は結構シツレイな、というかぶっちゃけ自分勝手らしい
223 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/29(金) 22:38:52.81 ID:fvwIPf7K0
>>220-221
「正式名称:歪みの麻薬」
今回助力を申し出てくれた2人に説明する

「歪みの石と呼ばれる魔法化合物から生成される麻薬で高揚度 依存性はアッパー系の覚せい剤の比じゃねぇ
 しかも魔力的な歪みを誘発 多量に摂取すれば魔力汚染からくるミュータント化を引き起こす
 俺の世界じゃ特級禁止指定薬物になっていて 所持しているだけで死罪 下手すりゃその場で殺害も許可される」

「悪いがこれはくれてやらん すべて正式な手順に乗っ取り無力化 破棄する 大麻ぐらいなら許してやるから我慢せぇ」

そして一行は目的地周辺までたどり着く・・・が 突如悲鳴が上がり 逃げ惑うアンダーグラウンドの住人
悲鳴の中から言葉を拾えば 化け物が出た とのこと

「チッ 遅かったか!!」
急ぎ目的地に到着すれば 体の右半分が大きく変異し 何本もの鎌状の職種をはやした男や
乳房の部分から歯が生え 顔には無数の目 腹が裂けて牙と長い舌が伸びる女

頭が爆ぜ そこから細長い手が伸びる子供などが出てくる

「やるぞ 奴らを野放しにしたらエライことになる!!」
武器を構え戦闘態勢をとるロイ 偉業たちがこちらに狙いを定め接近してくることだろう
224 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/29(金) 22:48:22.10 ID:Rxa2MhMr0
>>222
「…」

撮られるがままにしているUMA(仮)

「ただの兵器だ、珍しいものじゃない」

>>223
「…おー、見世物小屋かな」

対抗するようにうじゅるうじゅると黒い触手をコートから露出させるミュータントもどき。

「悲しい事に理性を残した半端物は居ないかな?居ないなら見敵必殺だ」
225 :アラズ【ディープメイカー】E.真っ赤なマフラー 月銀のガントレット [saga]:2017/12/29(金) 22:50:50.36 ID:o7XM2f8L0
>>223
「うへぇ」
「マジックミュータントかぁ……流石にこれ以上にはなりたくねぇなぁ」

脊髄の辺りから細身の触腕を生やしてぬたんぬたーんと弄びながら
仕方なく件の薬は諦めることになりそうだ

「……ン」
「バケモノ? あぁ、ウワサのやつ?」
「……おぉ、こらまた結構な……」

騒動の大元を辿り、地獄の行列へと至る
悪魔に口づけられたとしか言いようのない冒涜の異形
それらを前に片頬を釣り上げ、拳銃を向ける

「これでどうにかなる相手じゃないかなこらぁ……」

乾いた銃の咆哮!
空を切り裂く45口径弾、その弾頭は十字にエッジングが施されている!
内部破裂を引き起こし、生物へのダメージを増加させる改良弾!
226 :アラズ【ディープメイカー】E.真っ赤なマフラー 月銀のガントレット [saga]:2017/12/29(金) 22:52:19.12 ID:o7XM2f8L0
>>224
「なぁんだ、ご同輩か……」

がっくしと肩を落とすアラズ
自身も生物兵器なのだ、ちぇ、と舌打ち何処までもシツレイなヤツである
そして>>225へ続く!
227 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/29(金) 22:59:46.19 ID:fvwIPf7K0
>>224
変異した化け物はゾンビめいたうめき声を発するものの 明確にことばを話すものはいなかった
少なくても現時点で理性の残っている者は不明

「理性があっても戻してやれる術がないがな」

右半身から鎌状の職種をはやした男(異形Aとする)はアインに向けて職種を伸ばす
先端の鎌は壁に大きな切り傷をつけながらアインを八つ裂きにせんと伸びるだろう

>>225
「お前のはマジックじゃねぇだろ」
とマジレスが飛びましたが 気にしないであげてください

リボルバーがダムダム弾を放ち 体から歯をはやした女(異形Bとする)と捕らえ 派手に鮮血が飛ぶ
がまるで効いてない とでも言わんばかりに異形Bはアラズに突撃 乳房と腹の口でアラズの肉を食もうせんとするだろう

そして子供(異形C)もまた 真っ黒で細い腕を伸ばし アラズにつかみかからんとする
228 :アラズ【ディープメイカー】E.真っ赤なマフラー 月銀のガントレット [saga]:2017/12/29(金) 23:08:23.83 ID:o7XM2f8L0
>>227
「……じゃあステップアップになるかもしれねぇな?」

魔法的要素を取り込めば、との事らしい
最も目の前の現状を見てまでも、それを本気に考えるつもりなどはないのだが

「……ぜーんぜん効かねぇー」
「うわっ、っとぉ!」

ガントレッドで食らい付きを防ぎ、ディープメイカーを絡ませ漆黒の腕を防ぐ
しかしアラズ自身の膂力で支える格好となってしまいうまくない、有機体のみで構成される彼女自体は半人と異なり非力なのだ

「クソがっ、【ピー‼︎】野郎っ!!」

放禁ワードを叫びつつ新たに生やしたディープメイカーで横薙ぎにせんと振るう!
体勢がやや崩れており、完全とは言い難い一撃ではあるが果たして!
229 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/29(金) 23:10:41.27 ID:Rxa2MhMr0
>>227
「なに、見てくれは後後どうとでも誤魔化しがきく。
 第二の人生と割り切って軍門に下る同胞がひつ……げふんげふん、気にするな」

何か良からぬ事を口走ったフリーランサーだった筈の奇怪生物。

「硬質化した触手か…いや、別に有機物無機物を区別するつもりはない」

アインの複数の黒い触手が呼応するように鎌へと迫り叩く様にして接触する。
一本、狙いが外れたアインの触手は地面を削り取って一度アインへと引っ込んだ。

「……この地面は栄養価が低いな」

某事件後、欠損を修復する為描写外で悪食を繰り返していたアインは攻撃方に食べるを追加していた!!
230 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/29(金) 23:26:47.83 ID:fvwIPf7K0
>>228
食いつかれんと防ぐアラズに覆いかぶさろうとする異形Bであるが
ディープメイカーの一撃で吹き飛び壁にたたきつけられる

重量は元の人間とさほど変わってないらしい そして黒い手を伸ばす異形Cは

ロイ「んだらぁ!!」
サーベルで腕に切りつけるロイ 子供の首から生える手と接触 金属同士がぶつかり合う硬質な音が響いた

ロイ「さっきの攻撃がノーダメージだったはずはない あいつらの許容範囲異常のダメージを与えれば死ぬ」

Q.つまり?
A.死ぬまでボコれ

>>229
ロイ「何か言ったか人間性!?」
その言葉を聞き逃すロイではなかった

触手同士がぶつかり合う異様な戦場 異形の触手がアインの触手に迎撃されるが
異形の触手は素早さを増しアインに迫る

ロイ「悪いがこいつらは殺さにゃならん!! 仲間にするのは諦めてくれ というか仲間にしようとしたらお前も処罰対象になるぞ」
釘差しが入りました
231 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/29(金) 23:34:18.14 ID:Rxa2MhMr0
>>230
ロイの剣幕に暫し沈黙。

「…仕方がない、全部食べるか。我が血肉となれ、私には血も肉も無いけど」

対して此方は触手を大きく広げ扇状に展開。
それを振り回し、触れるものを削り食らわんとする。
ぶおんぶおんと振り回すたびに風が巻き起こる。
232 :アラズ【ディープメイカー】E.真っ赤なマフラー 月銀のガントレット [saga]:2017/12/29(金) 23:35:09.31 ID:o7XM2f8L0
>>230
「……わりーな、サンキュ」
「なるほど、クソッタレな変異だ」

ロイとの短いやり取り
なるほどつまり完全に暴走しているだけという事だ、強化ではなく狂化である
薬に負けた弱者(少なくともアラズはそう断ずる)の末路とはいえ惨たらしいことこの上ない

「……いいだろう、バケモノの真髄を見せてやるぜ……」

距離を置いて上半身の力を抜いた
だらりと揺れる両腕、背中から降りてこうべを垂れる
ぼとり、と首筋から血の塊めいた赤黒いモノが垂れて落ちる
朱に塗れた上半身がバネに弾かれたように跳ね上がり直立体勢、頭部が【割れた】
首の先から10の触手を、ハイドラの鎌首めいて揺らめかせるバケモノがそこにいる

「▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎ーーーー!!!!」
「……リーズンディープ・アウェイク! さぁ、ぶっ殺しフィーバーだっ
!!」

あらゆる創造主に対する冒涜的な造形となりて、精神を石臼ですり潰すかの様な雄叫びをけたたましく響かせた!(全方位! メイワク!)
アラズァヘッドの暴走形態であるリーズンディープを制御し、異形へ向けて突撃!
10の触手全てでの連続飽和打突を連打連打連打!
更にこの触手、先端内側にヒトの奥歯めいた物質の集合体が存在し押し引きの度に抉り削りの追加ダメージも期待出来るのだ!
233 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/29(金) 23:48:36.82 ID:fvwIPf7K0
>>231
扇状に広げた触手が鎌状の食酢を叩き落し そのたびに触手を削り取っていく…が

【判定 魔力耐性:削り食った触手を介して アインの体の中にけがれた魔力が吸収されていく  汚染魔力に対抗する手段はあるか?】
【もしもなかったら 汚染された魔力がアインの体を書き換えかねない事態になるだろう】

少なくてもアインの職種は異形Aの職種を抑え込むことができている 仲間に手伝いを申告するのも手だが…?

>>232
ロイ「うぇ エンガチョ」
なんともSAN値がピンチになりそうな叫び声を上げ 一気呵成に叩き潰さんとディープメイカーを振るうアラズ

知能の低下した異形はそれがどれだけの脅威か知る由もなく突撃してきて 叩き伏せられる
それでもなお立ち上がろうとする異形Bni振り下ろされる触腕の嵐

ほどなくして子供に踏みつぶされたアリの如く地に伏せ動かなくなる異形B

アラズはフリーの状態である 異形Aはアインが 異形Cはロイが担当しているが
どちらの援護にも入れるものとする
234 :アラズ【ディープメイカー】E.真っ赤なマフラー 月銀のガントレット [saga]:2017/12/29(金) 23:55:45.34 ID:o7XM2f8L0
>>233
「▪︎▪︎▪︎▪︎ーーーーー!!!!」

勝利の雄叫び、ではない
あくまで制御下に置いているとはいえ、リーズンディープは暴走モードなのだ
何が言いたいかというと、事あるごとに色んな判定をしないといけないような雄叫びをしたくなってしまうのは禁じ得ないという事である
いい迷惑だ

「……」

ぎょろぎょろり、周囲の状況を探るのは頭部が無い為触手各所についた数十の目玉!
素早く全方位の状態を確認し、距離が近いアインへの援護へと触手を唸らせる!
ロイへの支援で拳銃を、とも考えたが万一狙いがちょびっと外れた時が怖いのでやめておく事にした模様!
235 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/30(土) 00:05:13.35 ID:IJofovlI0
>>233
「…さて、そろそろ許容限界だが、良いモノが出来上がるんじゃないか、これは」

ぶおんぶおんと振り回していた扇、というか翼にも似たそれを強くはためかせアインが宙へ跳ぶ。

溜り溜まった汚染魔翌力。
それ全てを浄化するのはアインの暗黒物質ではやや足りない。
故に機能停止していく己の一部へと汚れた魔翌力を全て移し、切り捨てる。
そうする事で何が起こるか。

「如何にも呪われてます的な魔剣の誕生だ」

機能停止する直前に形を剣へと変え切り離されたアインの一部は
この時より呪剣カースオブマギカへと昇華される!!

「……ところでコレも処分対象か?」

周囲の空間を若干歪めるくらい禍々しい剣を片手に
金髪碧眼で長耳細身な形態でアインが着地、ロイへと疑問を呈す。
236 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/30(土) 00:12:39.12 ID:0lj/D4fQ0
>>234-235
許容できる限界まで偉業を削り食ったところで暴走アラズの乱打が異形Aを捕らえ沈黙させる
それと同時にロイもまた異形Cの腕を切り落とすことに成功 戦いは終わった

そして作り上げた魔剣であるが

ロイ「うん」
ナムサン 歪みでできたブツはすべからく処分対象である

ロイが異形の遺体と 目的地にあった歪みの麻薬の残り そして魔剣をひとまとめにし
浄化の石を用いて魔法陣を敷き聖水をもって起動 清らかな力が歪みを正し 消滅させた

ロイ「異形と戦うことは想定外だったが なんとか麻薬を無力化で来た 礼を言う 報酬はここを出たら支払おう」

そういってアンダーグラウンドを出ようとあるきだした・・・・・
//〆!!
237 :アラズ【ディープメイカー】E.真っ赤なマフラー 月銀のガントレット [saga]:2017/12/30(土) 00:19:00.31 ID:5qxsAp5c0
>>236
「……うへぇ、疲れる……」

戦闘の終わり、元の姿に戻っていたアラズ
膝から崩れて両腕で体を支え、落ちる汗粒を拭った

「報酬かぁ……」
「冷えたビールと、あとなんか作れよ」

しかし帰り道すがら、まぁまぁいつもの調子でのたまうのある

//お疲れ様でしたですよっ
238 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/30(土) 00:39:30.85 ID:0lj/D4fQ0
【米国ボストンのセーフハウス】
ここはジョシュアが住んでいるセーフハウスであるが 今日は少々あわただしい様子
割烹着姿のロイと ジャージ姿のアキレスが大掃除をしていたのだ

時は年末 新たな年明けをすがすがしい気持ちで過ごすために必要な行事であるのだ

狭間のスクラップヤード?とっくに終わりましたが何か?

さて 勝手に掃除されまくるセーフハウスであるが 宿主ないし知り合いはこのあわただしい年末にこの場に居合わせ 手伝ってくれたりしないだろうか(チラッ

あ それと今年はアキレス君 ちゃんとミスカちゃんのパーリーに出席できたことにしておいてくださいお願いしますなんでもしますk(ry
239 :ジョシュア・アーリントン [sage]:2017/12/30(土) 00:54:24.53 ID:zFPsKCeh0
>>238
「オイ……まさか俺の家で年越しする気じゃねェだろォな?」

何か完全に年越しムードなアキレスとロイを、買い物帰りのジョシュアは驚いたような表情で迎えた。
知り合いには合鍵を渡してあるため自由なタイミングで出入りできるとはいえ、まさかここが会場になるとは予想外。

「俺ァ毎年タイムズスクエアでカウントダウンすんだよ、……まァそれは嘘だが」
「とにかく俺ァ居ねェから、やるならミスカと居候と過ごすんだな」

会場としてセーフハウスを貸す事自体は全く問題ないのだが、問題と言えばこの男ジョシュアだ。
なんと当のこいつがニューイヤーパーティーには出席できないというのだ。
そういえばこの男、季節モノのイベントの日には謎の疾走を遂げる傾向があった。

すなわちジョシュア宅に居候している女子2人と、年越しの時期がこの世界とは違う暦のミスカがフリー状態。
完全に女子に囲まれて過ごす年明け女子会となりそうだ。
ただまぁジョシュアも無関係ではないので、片付けや準備位ならいくらでも手伝いたいと申し出るのであった。
240 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/30(土) 01:01:19.79 ID:0lj/D4fQ0
>>239
ロイ「それは越境の神にでも聞いてくんな」
いつどのタイミングで越境するか それは誰にも分からないのだ

アキレス「だったら行ける場所全部で年越しできるようにしとかないとね〜」

さて 手伝いを申し出るジョシュアには掃除に回ってもらいましょう
ロイはキッチン回りの掃除に入ったので ジョシュアとアキレスはダイニングから始めることになる

アキレス「それじゃやるかね」

と掃除機片手にやる気満々のアキレスであった

―――ギィ!!
ちなベティちゃんは隅っこに積まれた石ころを守らんとハサミを振り上げている

が どうするかはジョシュア次第であると明記しておこう
241 :ジョシュア・アーリントン [sage]:2017/12/30(土) 01:13:22.93 ID:zFPsKCeh0
>>240
「なるほどな、俺はアキレスの助手か」

「なァおい、射撃場とベッドルームは後で俺がやる」
「あの辺は俺じゃないと物の場所が分からないからな」

掻き回さないでくれ、と二人に注意を促す。個人のテリトリーはあまり他人に踏み込んでほしくないし、なにより物の置き場はジョシュアしか知らない。
彼は何を隠そうガンレンジのアモボックスの中に違う種類の弾薬が入っていたらキレるタイプである。

「なぁアキレスよ、俺とお前も長い付き合いだ」
「掃除しながらちょっくら本音でも語り合わねェか」

ダイニングの服やゴミを拾い、掃除機をかけやすくしながらジョシュアはアキレスに声だけで話し掛ける。
その間にもジョシュアの腕の中は遥歩が脱ぎ散らかした服や下着でいっぱいだ。
242 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/30(土) 01:43:03.41 ID:0lj/D4fQ0
>>241
「んだね エロ本の隠し場所は内緒にしておきたいもんね」
本当にエロ本があるかは不明

「あぁ そういえばワールシュタッドの居住地に落書きしたのが最初だったね
 あれから随分と時間がたったもんだ」

しみじみというアキレス

「正直言うとさ ジョッシュがどんどん人間離れしていくのは見ててつらいところがある
 俺的に言えばもっとジョッシュとおいしい門食いに行きたいし イムカタンとうまくいってほしいと思ってる…かな?」
ちょっと言いづらそうにであるが ぽつぽつと話し始める

//すみません書き込みが消えていたことに気付きませんでしたs
243 :ジョシュア・アーリントン [sage]:2017/12/30(土) 02:01:26.76 ID:zFPsKCeh0
>>242
「バカ、自分の部屋が荒らされるのは普通に嫌だろ」
「あと俺ポルノは嫌いなんだ」

空虚な気分になるからな、と首を振るジョシュア。確かに彼の家にはどこにもポルノが無い。
遥歩の服をバスケットにぶちこみ、そのままゴミを袋の中に投げ込んでゆく。
一方ベティの背後からは、”ゴミ”を排除しようとほぼ彼女と同サイズの円盤型お掃除ロボが静かに接近していた。

「悪りィな、だがこれは俺の問題だ、俺が選んだんだからな」
「能力を捨てて只の人間に戻るって手段もあったが、コミッサーは俺に選択権を与えた」
「その結果選んだのが……命尽きるまでお前らと一緒に戦うって道だよ」
「後悔はしてない」

アキレスの零した本音にジョシュアは掃除の手を止めて、カウチに腰掛けてアキレスの顔を見る。
やがて彼にもジョシュアの眼を見させて、ジョシュアは真摯な表情で語った。
自分の選択に葛藤したものの、後悔はもうないこと。自分が何者であれ、ジョシュアとしてここにあることを。

「そんな事よりミスカとは上手く行ってるのか?」
「いい加減一回くらいはあの子と寝ろよ」

どこか無理矢理話題を変える様に、アキレスの背中をばしんと叩いて掃除に戻った。
244 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/30(土) 02:19:34.71 ID:0lj/D4fQ0
>>243
―――ギィ!? ギィ!!ギィ!!
何やら聞きなれない音がする 気付いて後ろを見たとき そこにいたのは見たこともない怪物(ベティ視点)
慌てて威嚇するも全く動じずに接近してくる化け物 なにより情報がないのでどう対処していいのかもわからない

ただ唸り声を上げて接近してくる化け物 ジリジリと後退を余儀なくされ

―――ギィ!!ギィ!!
恐怖が勝ったのかベティちゃん 戦略的撤退 その間に石は排除されてしまいました

―――ギィィィィィィィィィィ…!!

「それは・・・分かってる…つもりなんだけどね なんかこうさ・・・その・・・なんて言ったらいいのかな…」
ジョシュアの言葉 それは偽りのない真実

なれど自分の心に宿る複雑な感情を うまく言葉にできないでいた

だが続いて出てきた言葉には

「えぇ!? いいいいいいいいいいやそのアハハハハハハハ・・・俺なんてそんなアハハハハハハハ・・・イッテェ」
瞬間湯沸かし器の如く顔を赤くして高等部を掻くアキレス ベシンと背中を叩かれるも顔は赤いまま

嗚呼ヘタレここに極まれり

「いやxまぁミスカが魅力的じゃなわけんじゃないというか割と好みというかアハハハハハハハ・・・俺なんでこんなこと言ってるのかな俺アハハハハハハハ・・・
 かわいいかわいいけどもうちょっと親密な仲になるべきだというかなんというかアハハハハハハハ・・・」

カサカサとごまかすように機敏な動きで掃除を続行しながら言い訳がましいヘタレ野郎である
ベッドインにはもう少し時間がかかりそうであった

「おおおおおおおおおお俺もそうだけどさジョッシュ イムカタンだってお前のこと気に入ってんだからさお前さぁねぇ
 お前もベッドインとか考えた方がいいんじゃねぇのジョッシュねぇジョッシュねぇ」

ごまかすように話題を変えようとするヘタレ
245 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/30(土) 02:26:50.46 ID:0lj/D4fQ0
そんなこんなでジョシュアのセーフハウス清掃は続くのであった

//ノシ
246 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/30(土) 22:48:57.49 ID:0lj/D4fQ0
話は>>219-237
一行はロイの依頼を受けてアンダーグラウンドへ向かい 無事に仕事を達成した・・・の敗因だが

ロイ「まさかみんなまとめてこんなにバカだったとは・・・」

一行は薬でラリったジャンキーに囲まれていた

ジャンキー「おぅよそ者のぶんざいで随分暴れてくれたじゃんぇか・・・」
焦点の定まっていない目でナイフを突きつけてくるジャンキー

ロイ「・・・」
心底面倒くさそうなロイ 一行にヤッチマイナーと合図する 少々痛い目を見てもらうとしよう

247 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/30(土) 22:57:26.37 ID:IJofovlI0
>>246
「ほらやっぱり廃棄しなけりゃ良かったんだ私の呪剣……」

身体の一部を切り離した直後の事なので若干色々減っているのは、
フード付きマントを目深に確りと着込んで宙に漂う顔の見えない照る照る坊主。

「……んー」

うぞぞ、と黒い触手を3本伸ばし、臨戦態勢。
近づいてきた輩からぺしーん!と叩き転がしてやらんと。
248 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/30(土) 23:12:55.52 ID:0lj/D4fQ0
>>247
ロイ「るせぇ あれは存在しちゃいけないブツなんだよ」
アインの言葉反論する

さて どう言葉を選んでも怪物としか言えない姿のアインであるが ジャンキー達は全く恐れるそぶりを見せない
それどころか闘志萎えることなく突撃し 触手にペシーンとはたかれる始末

幾度か繰り返せば全滅するだろう…と思った矢先

ジャンキー「うふひひひひひひ」
ぺしーんと叩こうとした触手が切り払われる ジャンキーの手に握られたのは任侠映画に出てくるような漆塗りのドスだ

だがその投信からはまがまがしいオーラを放ち 怪しく煌めいている

ロイ「チッ 呪物か」
うっとうしそうにロイが言う

【情報 幽気のドス:この世ならざる者の血を吸い過ぎた結果呪われたドス 切れ味増加と対非人間族に対する特攻】

ジャンキーは恐ろしいドスを構えアインを切りつけんと襲い掛かってくる
249 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/30(土) 23:20:50.81 ID:IJofovlI0
>>248
「!」

きゅぴーん!とフードの奥に隠れたアインの両目が光る。
と言うか物理的に光って効果音まで出した。

「もうそれで良いから寄越せえええええええええええ!!!」

得物に不自由する事数か月、
アインはシックリくるモノがなくてなんだかモヤモヤしていたのだ!

喉から手が出るほど得物を欲していたアイン。
文字通り喉部分から四本目の触手が凄まじい勢いでドスに迫る。
ボクサーも真っ青な超速ストレート!!!
250 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/30(土) 23:28:08.87 ID:0lj/D4fQ0
>>249
ジャンキー「えっ」

と声が出るころには四本の職種がジャンキーの腕を包み込みようにまとわりつく

ジャンキー「この!!クソッ!! これは俺んだ!!」
引っ張り合いやら触手にパンチやらしていたが 結局奪われてしまいました

【幽気のドス:柄は見事な漆塗りで全長30p程 鞘はジャンキーのベルトに挟まっている】

ロイ「お前・・・武器がほしかったら言えば作ってやるのに…」
これにはロイも苦笑いだ

ジャンキー「かぁぁぁぁぁえぇぇぇぇぇぇぇぇせぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
ドスを奪われたジャンキー君 アインに拳で挑む無謀を見せる
251 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/30(土) 23:36:06.40 ID:IJofovlI0
>>250
「こう言う刃は流石にオーダーで一朝一夕に出来るものでもないだろう?」

かちゃちゃちゃ、と触手が器用にドスを分解していく。

「ふははっ、柄だけかえしてやるさ、受け取れええええええええ!!!」

忌むべき品であれば尚更なっ!という掛け声と共に刃と柄に分解された元ドス。
宣言通り、柄を握りしめた触手がジャンキーの顔面へ叩き付ける様にして振るわれる。
252 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/30(土) 23:41:54.76 ID:0lj/D4fQ0
>>251
ロイ「いやまぁ 呪物はネクロマンシーに頼むにしても限界はあるからなぁ・・・」
うむむと唸ってしまったロイである

さて 殴り掛かってきたジャンキーに振るわれるは柄の部分 バキッと顔面のど真ん中にクリーンヒットし
ジャンキーは盛大に鼻血を噴出しながら斃れ今d

そのジャンキーがやられたのが効いたのか 蜘蛛の子を散らすように逃げる他のジャンキーたち

ロイ「・・・・・呪物 一緒に探してあげようか?」
ポンとアインの肩・・・肩?らへんに手を置いて進言するのであった
253 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/12/30(土) 23:51:33.91 ID:IJofovlI0
>>252
「いや、別に呪物に拘っているわけではないのだが…
 見た目的にそういうほうがしっくりと来る気がするんだ、分かるだろう?」

ぽんと肩に置いた手に、ひんやりぐにゃりと何か嫌な感触が残る。

「いっその事、触手限界数の八本まで集めてみるのも手かもな…
 カースオブスパイダーブレイドぅ!とか禍々しくて良いかもしれない…ふひひ」

キャラがヤベー方向に行きつつあるアインであった。
254 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/12/31(日) 00:00:56.70 ID:DhCPvcbi0
>>253
ロイ「おk 分かった 一緒に探そう コネも色々使ってしっくりくる呪物を探そう」
なんかヤバスな笑みを浮かべるアインにこれヤバイやつだと感づいたロイ 協力を一方的に申し出るのであった

キチガイに刃物はヤバイが 禁断症状まで出ているのだ 持たせなきゃヤバイ(ロイ視点

そんなこんなでアンダーグラウンドを後にするいっこうであったとさ

//〆
255 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/01(月) 22:02:25.03 ID:KTRRhT8io
【前回までのあらすじ!(という名のシチュ構成】

 とあるファンタジー世界にて越境者の追放と同族の大侵攻を企むスケイブン(鼠人)の陰謀。
 金属の王国にて越境者達は奮闘すれどスケイブンは多数の血の呪印を各地に穿つ事に成功。

 舞台は大きく変転することとなった。

 −−−−−−−−−−−
 −−−−−−−−
 −−−−−−

【大都市ウルカーンにて】

「ふむ…」

 ホロクローク(遠未来のホログラム凍結技術)で冒険者風の服装を投影させているイムカ・グリムナーは、
 時折、片腕を見やっては、グーパーと開いて閉じたりする。実際、数日前までこの腕はスライスチーズのように縦に裂けていたのだ。
 ネファレム(超人類)としての強化された治癒力があるとはいえ、こうも早く完治したのはファンタジー的な恩恵あってのものだった。

(魔術は好みでは無いが、実際効能はバカに出来ないな)

 そのようなことを考えながらも空を見やる。陰鬱な青色の空。小雨が降り続けている。
 雲は無い。空の青も実際、清涼感のある青空ではなく、絵の具をぶちまけたような不健康な青だ。
 そも、この国は雨がさほど降らない気候のはずなのだ。何かが歪んできている。そういわざるをえない。

「終末の時、来たれり!我等はもはや裁きを待つ羊同然の――」

 終末論者が血走った目で叫び声を上げている。このような輩も増えた。
 さらに血を信奉するという妙な宗教が勢力を拡大しているとか。おおよそロクなものではあるまい。

【遠方…街を離れたずっと向こうを見やれば天を貫く黒い柱のようなものが見える。それはスケイブンの血の刻印。その成就の証】
【それは一箇所ではなく各地に立ち上っている。明らかな異変。重苦しい空気。誰もが不安を抱えながら日々を生きている】

 イムカはそれらを一瞥しながら、歩を進める。向かう先は冒険者ギルドである。
 治療と補給は完了した。行動の指針を立てねばなるまい。


//シチュは重苦しい空気の街。出方はお好きにである。傭兵ショーバイなら稼ぎ時な
256 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [age]:2018/01/01(月) 22:17:00.34 ID:T9kLcv8I0
>>255
さて、この件で多忙に動いているムガではあるが今回は別行動となった
鼠人としては闇に潜むモノ達との、一定以上の関係性を築く事が利に繋がると判断した模様
無論、越境者達とのそれを見限った訳ではなく、事前にそう言い残して行くなど(コミュ障な)ムガにしてみれば殊勝な心掛けを見せたりしていた
そんな訳で今回オトモするのは、

「いらっしゃいま……って、ど、どうも……」

そんな鼠人になんだかとマネー関係で押し付けられたらしく、ギルド併設の酒場でアルバイトなうな半人である
制服らしき服装のスカートから覗くヘルメスの靴、こんな時にも外さない黒スカーフ
更に携える二刀のブレードがなんだかもう絶望的

「……色々と、事情は伺いました」

とはいえ面々の面持ちを前にすれば真面目モード、シレッと加わり話し合いに参加するのであった
257 :リージュと愉快な仲間達 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/01(月) 22:17:12.82 ID:L+wPI3FK0
>>255
「なんて物騒なのかしら!凄く不穏だわ!」

楽しそうにそんな事をギルド前で言っているのは
西部開拓時代風の純白ドレスと鍔広帽子を纏い
洒落た意匠の日除け傘を差す細身で金髪緑眼の女性。

「…はい、不用意に路地裏を覗かないで下さいお嬢様」

傍らには小柄な身体に不釣り合いな大型トランクを
両手で持ち運ぶロンスカメガネのメイドちゃんが居た。

「えー…いいじゃない!意味深に蹲る深手を負った青年とかが居るかもしれないわ!」
「犬猫感覚で拾うものではないと先日執事長に窘められたばかりかと…」

とても姦しかった。
258 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/01(月) 22:17:47.22 ID:GaYaEdkX0
>>255
「そこで俺は言ってやったのさ。『そいつは泥棒じゃない、俺の妻だ!』 BWA-HAHAHAHA!
 …好きなんだよね、コレ。 笑えよ、笑顔と狂気は人生の特効薬だ」
ギルドの広間の一角、備え付けのテーブルに肘を乗せ、くだらないジョークを周囲に飛ばすはソーマタージ。
革鎧とフードの下の肉体は、万全の調子とはとても言い難い。内部フレームは未だに若干歪んだままだし、刀は半壊だ。

何もかもタチの悪いジョークだ。スケイブンの思惑通りに事が進んだのも、週末の風がすぐ其処に来ているのも、自分の今の状態も。
ならば出来る事はただ一つ。笑い飛ばす事だけだ。楽しむ事だけだ。


「おや、ようウーマン・オブ・スティール。腕はどんなだ?つながったみたいだな、結構。
 貴重な戦力だからな。無責任に死なれてたら殺してやるところだった」
ヒラヒラと手を軽く振り、フードに隠れた顔でイムカの方を向く。まるで体内に針金を通されたかの様な、ぎこちない動き。
汚いところだが、と足元の埃を払うと、窓の外に見える呪術の柱を見やる。

「相も変わらず世界は悲劇のまま。通りはサイコが跋扈して裏道は鼠の通り道。
 調子はどんなだ?俺?全快時の2%未満。 何かいい策でも思い浮かんだかね?」
『狩人』とのエンカウントは彼の機械の身体を極限まで痛めつけていった。
装備はまた調達すればいいが、身体はそうもいかない。肉体の九割以上を構成するのは魔術と程遠いテックなのだ。効きも悪い。
259 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/01(月) 22:21:49.61 ID:/4F2QeP70
>>255
影より現れた漆黒の鎧纏う集団が音もなく終末論者を捕縛闇に連れていく

トクシュブタイがブラックエンブレム 通称『黒紋』 そしてまたの名を『都市警邏隊』
以前に出た『闇』を有する軍の頂点の一つ

スカウトマンに関するありとあらゆる技術を詰め込んだエキスパート集団

彼等は最大限混乱が無いようどうにか抑え込んではいる

ロイ「国王は非常事態を宣言した トクシュブタイは全力出動 さらに隣国から聖騎士隊も続々集まってきている
   これ以上 この国をわがもの顔で歩かせはせんよ」

ギルドにいたのはトクシュブタイ三角の一つに属する男 ロイ・ゴールドマンである

ロイ「あとはやるだけさ 国一つマジにさせたらどうなるか思い知らせてやる 授業料はあいつらの命だ」
260 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/01(月) 22:51:40.18 ID:KTRRhT8io
>>257

「…傭兵、というより家出娘とそのメイドって感じだな」

 なんとなくアレな一団を見かけて呟くイムカである。
 なお、イムカも一応お嬢様にカテゴライズされるはずの身分である。
 なのにこの性格の違いすぎるアレななんなのか。

「小雨が降っているのに日除け傘はいいのか?中々の設えがダイナシになる前にさっさと入るのだな」

 イムカなりの気遣いで中に入れと促しているのだが、
 いかんせん、上から目線が地なのでこのような物言いに。

>>256

 実際、情報ネットワークの構築は重要である。
 事態が既に越境者パーティーの独自行動で賄える許容量を超えているのだ。
 この世界の者達の助力が無ければ万一にも勝ち目はあるまい。

【ゆえにムガの行動は正鵠であった】

「…戦いに来たのかバイトに来たのか」

 そこまで生活切迫しているの?的な呆れた様子で半人をみやるのである。

「まあ来てくれて助かる。正直、かなりよくない状況だからな」

>>257

「ああ、君の身体に合いそうな神経素子と人口筋肉の代替物質はどうにか見つかった。マネーはかかったがな」

 もっとも、今回の越境者達の行動はロイ・ゴールドマンの仲介もあり、国家がある程度バックアップしてくれている。
 ゆえにマテリアル入手のツテのは事欠かなかった。ここは数少ない好材料だ。

「調律は今から、夜が来る前に済ませる。多少はマシになるだろう」

 イムカもソーマタージの戦力復帰に何かと腐心していたということだ。駒は多く有用なほどいい。
 そして手駒を無駄死にさせないのは将校の義務である。

>>259

「実際、混乱を抑える手腕には助かっている。人心が破綻していたら正直打つ手がなかった」

 パニックと諦念はそれほどに恐ろしい病なのだ。それが飽和すれば事態は劣勢から敗北に一気に転がり込む。

「それはありがたいな。正直、連中≠ノばかり活躍されるのは今後に障る」

 −−−−−−−
 −−−−−

261 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/01(月) 22:51:51.76 ID:KTRRhT8io
【全員対象】

 冒険者ギルドの酒場は外の陰鬱さとは凡そ無縁の盛況さであった。
 命知らずの連中が名誉と冒険、イクサのために集い、英気を養っている。そしてこのような場だからこそ様々な情報が入ってくる。

「夜になるともうやべえ。妙な連中は出てくるわ…赤ん坊の声みたいな幻聴まで聞こえるんだぜ?それも日に日に大きくなってやがる」
「ああ、太鼓の音みてえなのが被さって、すぐに聞こえなくってたんだが…それも段々とな」

【状況…異変以来、上位者≠ニ呼ばれる存在の影響で人心を狂気に誘う赤子の幻聴が広がり始めている】
【状況…しばらくはそれは、腹の太鼓をポンポン鳴らす妙な音で打ち消されているようだ(この世界の神格の抵抗】

「今夜も来るか?」「ああ来るな」「稼ぐぜ」「外出禁止は出てんだろ?」
「司祭連中はずっと祈りだ。抵抗(レジスト)で抑えてる。過労でぶっ倒れている奴も多い」

【状況…夜な夜な冒険者にとっての稼ぎ時≠ェ発生しているようだ。今夜もそうなのだろう】

「あのヤバイ柱。発生防いだ連中もいるんだろ」「ああ、アウトキャストだったか。上手くやったな」
「王国から勲章やら色々もらってよお。俺もそうなりてえなぁ」

【状況…アウトキャストなる戦闘団が、血の刻印の要点の防衛に成功したらしい】

「鼠連中、アレ…刻印の大要点ってのがあるんだろ?」「ああ、王国がソレ探しに総動員よ」
「見つかりゃ大きなイクサか。腕が鳴るぜ」

【状況…刻印大要点なるものの発見が決戦に繋がる】

 −−−−−−−−−−−

【ギルドマスターより】

「さあ皆さん!今夜も稼ぎ時です!!『獣』一体倒すごとに金貨一枚!大盤振る舞いです!」

 おおおー!!と酒場が沸く!冒険者/傭兵にとってはまさに危機こそバブル!
 命がけになるだろうが、それはヤクザな稼業に踏み込む者達にとっては当然以上でも以下でもない。

「さて、今後はともかく今夜を乗り切らねばな。我々も参加するか?」

【稼ぎ時である】
262 :リージュと愉快な仲間達 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/01(月) 22:55:27.18 ID:L+wPI3FK0
//キャラ使用にストップがかかりましたので失礼ながら退出します、申し訳ありません
263 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/01(月) 23:03:51.06 ID:T9kLcv8I0
>>260
「……したくてしてんのではありませんからね?」

その辺はしっかり否定
シャッキントリなお兄さん方は流石に空気を読んでいるのか同行してはいない
そもそも彼等の中でも越境してまで着いてくる事が叶うのは少数なのだ

「全く、嫌な夜が続きます」

多くの情報のほとんどをつぶさに注聴し、有益無益問わずに無機的に保存
取捨選択は後に叶うのだ、今は辛うじて越境の補正を逃れた力を使い助力する事を重視する

「そうですね……まぁ、」

実際マネーは必須だ、今もその為にアルバイトなのだから
頷いて同意、夜への準備を手短に済ませる
264 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/01(月) 23:09:46.25 ID:/4F2QeP70
>>261
ロイ「・・・・・。」
傭兵連中から聞こえてくる言葉を聞くロイは不機嫌極まりなかった

ロイ「糞エーカーに狩人 ついでに言えばカノッサまで・・・人の故郷をコケにしねぇと気がすまねぇのか」

確かにこの国は資源が豊富だ 天然の要塞である山脈がなければ真っ先に狙われて然るべき土地だ
だが逆に言えばこの厳しい土地だからこそ 人々はつつましくも平和に過ごせていたのだ

それを簡単に踏み躙れる連中が寄ってたかって好き放題にされる それが堪らなくイラついたのだ

ロイ「・・・・・・。」
更に頭に来ることに アウトキャストに関しては恩があり 迂闊に手を出すことのできない状況に陥っているということだ

足りない頭で考えて妙案なんぞ思いつくわけもなく 腹立たし気に席を立って 獣の討伐に向かうのであった
265 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/01(月) 23:11:14.21 ID:GaYaEdkX0
>>260-261
「ちょっと待て、ここでやる気か?もっと清潔なところはないのか?
 頼むぜ、細菌とかオーガニックなのとか気にするタイプなんだ。ワクチンも嫌い」
先程までの軽い調子は失せ、神妙な顔をフードから覗かせる。今日はそういうのを気にする気分だ。
フレームの本格的な修復はそういう世界に帰ってからだ。それまでは、こういうので凌ぐしかない。

「中身は何だ?草とかヤだぜ」


「分かるな?状況は芳しくはない。この世界の神…腹太鼓だっけ?ソレとスケイブンのアレが張り合ってると見える。
 あの狩人のやったのが効いたらしい。もうこの際、あの野郎に全部任せた方がいいんじゃねーかな」
ジョッキの安酒を啜り、淀んだ瞳を忙しなく右へ左へ動かして、状況確認。
「面目が潰れるのは俺じゃあない」

「打開策が見つかるように、みんなでぽんぽん叩いて祈ってようか。旅の恥は掻き捨てだ。
 俺の守護精霊だかグレートオールドワンだかウォッチャーだかは、静観キメるつもりらしい。いつもの事だ」
 俺が全てを知ってるからって邪険に扱いやがる」
ブツブツ呟き腕を軽く振る。拳を開く。関節部が時折ポキリと鳴るが、思った通りの方向に曲がり動く。
依然として万全とは言い難いが、先程までよりはマシだろう。帰ったら精密検査を受けなければ。


「やらなきゃカネにならねーだろ?レッツ・プレイ」
イムカの言葉にコキリと首を鳴らす。立てかけていたロングソードを腰に差し、予備のナイフを数本手に取る。
因果な職業だが、邪魔な綺麗事を無視できるのならこれほどのチャンスはそうそうない。

「ホラ、革袋。耳とか入れるのに便利だぞ。首が欲しいなら自分でどうにかしてくれ」
同席者に粗末な茶色い袋を配り、稼ぎ時に備えるのであった。
266 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/01(月) 23:40:25.33 ID:KTRRhT8io
>>264

「コケにか…さて、どう予想したものかな」

 今回のアウトキャストの動きはおおよそ読みやすい。
 エーカー在りし頃と比べれば精鋭なれど戦力としては脆弱なのだ。
 マテリアルのツテは喉から手が出るほど必要とし、そして越境者追放となればそれを失う。

【アウトキャストの行動は越境者にとっての後の禍根となるだろうが、今回は利害一致もあり友軍に数えていい】

「対して狩人の動きはさっぱり読めん。奴のおかげで腹太鼓が上位者に介入できたようだが」

 そも、オーガとの関係性がさっぱりわからない。何を目的に動いてスケイブンと敵対しているのか。
 こちらはともすれば、人類に牙を剥きかけないゆえ友軍としていいか疑問が残る。

【狩人ガルファクスの行動指針は不明】

>>263

≪0001111010101≫

 紙袋をかぶって浮遊するサーボスカルは後で情報と解析を共有し合おうと半人に提案である。
 なぜ紙袋…素のままだとアンデッドと疑われるから。

「嫌な夜か。腹太鼓の抵抗も弱くなっている。超常存在任せというのは性にあわんが…そっちも不足だな」

 なお、イムカにとっての神とは皇帝陛下のみである。他は神を僭称する超常的存在以上でも以下でもない。

>>265

「この手の世界にはゴーレムだのフレッシュゴーレムだのといった兵器はあるからな。
 原材料については精神衛生上、聞かないほうがいいものも混じっている。と、だけ言っておく」

【調律中の会話にて――】

「脊椎ユニット…触るぞ。ああ、腹太鼓は人間と敵対しているはずだが、関係なしに張り合っているな。
 守護というよりただのついでかもしれんが、――あっ…いや、なんでもないぞ」

 ソーマタージは狂気あれど、状況をよくみている。それがイムカの見解だ。

「狩人任せか。あいにく、オークなどに自分の運命をゆだねる趣味は無い。君にもむろん付き合ってもらう」


267 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/01(月) 23:40:37.76 ID:KTRRhT8io
 −−−−−−−−−
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 −−−

【全員対象】

 夜…獣狩りの夜である。

 上位者の影響は善良な市井の民とそうでもない連中には、今のところはまだ深刻には到っていない。
 しかし、獣じみた犯罪者や、心身が弱り果て抵抗力を持たぬ者にはそうではなかった。
 そして、どのような善政を敷いた国家や都市といえど、後ろ暗い連中はゼロではありえない。

 オーアーオアー…

「ク…グクウウウ…ッ」

 ニンゲンの本能…あるいはそれ以外の何か。それらが無理矢理引きずり出される。
 赤子の声。泣き声。しかし、それは生命を感じさせるものではなくただただ不吉かつ狂気に満ちた産声である。
 獣が開放される。他を暗い、噛み千切る快感に酔いしれる獣が。

 オアー――ボーンドンテンボーン…

「――どうにか、まだ腹太鼓は健在か」

 多くの者にとって、それはすぐに消える不吉であった。産声に引きずり出される¢Oに
 太鼓を鳴らすような、活火山をイメージさせる重厚な鼓音の幻聴が数回。それで産声は消える。しかし日に日に弱くなっている。
 教会は総動員で本来、悪神であると定めている腹太鼓に助力せんと、連日連夜、鉱石神への抵抗の祈りを嘆願する。

【だが、獣じみた犯罪者や、心身が弱り果て抵抗力を持たぬ者は…そうではなかった。獣を引きずり出されてしまう。そうなれば】

「グオオオオオオオッ!!」「ウゥウウオオオオオオン!!」

 街のあちこちで獣の方向。木の扉を破砕させる音。獣化が始まった。
 ソレ≠ノなれば最早救いは無く、獣より人に戻る方法は皆無。

「また、増えたな。行くぞ!」

 今はまだ、犯罪者や病人だ。それだけでも悲劇は既に起こっている。
 これがやがて隣人や愛する者がそうなっていくようになる。それがタイムリミットとなるだろう。

【ソーマタージは狂気を好むかもしれないがコレ≠ヘ明らかに違うだろう】

「―――」

 そしてもうひとつ。イムカは己の手を見る。一瞬だが、像がブレたのだ。
 ≪越境者放逐≫…越境の傷を持つ存在をこの世界より追放するという呪詛。
 これもいまだ進行中。越境者にとっては、これもこの戦いに関与できるタイムリミット≠ニして存在した。
268 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/01(月) 23:52:50.39 ID:T9kLcv8I0
>>266-267
「えぇ、是非」

スカルに対して頷いて応じる
最も、紙袋な見た目には結構アレな感想はあるが

「それでも……そうですね」
「出来る事を、成すべきを成すだけでしょう……」


そして腹太鼓と、獣の咆哮の響き渡る夜

「全く……もうっ!」

刹那ノイズの走る己の体、歯を食い縛り抗うようにするが無意味である事も知っている
ヘルメスを唸らせ加速し、ふた振りのブレードを抜き放つ
目指すは獣の咆哮、それと悲鳴の旗のたもと
半人に取って複雑な相手ではあるが、それでも非力なモノを暴力から守る為の戦いを躊躇はしない
269 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/01(月) 23:55:13.98 ID:GaYaEdkX0
>>266-267
「口に何も入れてないよな…? ピーナッツバターの味がする…。また心労が増えた…」
神経群を弄られながらの会話。感覚抑制は今のところ良好なのが幸いか。

「人間が死ぬだけじゃあ…、済まないからだろうさ。…俺だってそうするね…」
霞がかかった様にボンヤリとした思考でも、軽口を飛ばす事ぐらいは何とか出来たが、それもすぐに止まる。
「それとも、俺らの縁がよっぽど大事だったか───あッあッあッ」

「おムコに行けなくなっちゃった…汚されちゃった…ワタシ…」
意識が戻った後、テーブルに突っ伏してさめざめと酒瓶握って泣いていたのはまた別の話。


「───ああ、月の香りだ」
革鎧の上から、血避けのための厚手のマントを纏い、天を仰いで鼻を鳴らす。
遠くから聞こえる嘆きの声、咆哮、止んだ赤子の声に耳を澄まし、微かに漂う血の臭い、死の臭いを吸い込む。
「銃があればパリィ出来たんだがな。自分で言うのも何だがスゴイぜ、俺の技量は」

「戦場で光を放ってこい!やるぞ!」
微かに肉体がブレる感覚。タイムリミットが近いのだろうが、それならそれで仕方なし。
一抹の不安たる要素を頭から追い出し、獣狩りの夜を走る!
270 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/02(火) 00:07:54.45 ID:TZxkq4VJ0
>>266
ロイ「・・・・・わるいがよぉ 俺ん中のドワーフの血も決して薄くはないらしい」

つまり割り切れていないのだ エーカーを友軍と数えることに

オーガについてはまだ苦楽を共にしたというプラス材料があった だからこそ自分の中に棚が作れた
それのないエーカーに対して棚を作ることが この男にはできていなかった

ロイ「腹太鼓はなにもキンバの部族だけの神じゃない やろうと思えば別の部族に助力を乞えばできなくはない
   実際にできるのか どうやったのか その辺は分からんがな」

腹太鼓を呼んだのがキンバかどうかも分からない状態ではオーガそのものを味方にしていいかどうかも分からない状態だった

ロイ「ただ少なくてもキンバには確認と助力を頼みに行くぞ 遺恨云々言ってる場合じゃない ことは世界にかかわることだ」

ロイ「狩人については・・・まず人助けなわけがない 奴が誰かを掬うなんてことはまずありえない
   パッと思いつくのは これが自分たちのものであるという意思表示だ アキレスの話では前にこの世界に直行便を作ろうとしてアキレス達に阻止させたことがわかっている
   もう一つが奴らの神とスケイブンの神が敵対している可能性 さすがにグリーンスキンが崇めている神がどんなのかは知らんがな」

ロイ「そういえば軍は狩人専門部隊を組織したはずだ 連中はどうなった?」

自分が国にたいして狩人のことを話した
そのためにスケイブンへの戦力を削ってでも狩人捜索隊が組まれたはず 彼らの帰還はかなったのだろうか?

>>267
ロイ「われら敬愛せし御身の名において 守るべき民に刃を向ける 許せとは言わぬ せめて魂だけはハルストバルスの元へ」

サーベルを抜き 言葉を一つ 猛然と駆けだす
獣を屠るために

自らの体がブレることもいとわず ただ今はやるべきことを成す それだけだ
271 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/02(火) 00:21:18.15 ID:TlCGGC/Co
【全員対象】


「カアアアアアッ!!」

 真っ黒な剛毛を体中から生やし、突き出た顎、唾液、あるいは犠牲者の血を滴らせた鋭い犬歯、
 瞳孔が蕩けた金色の眼球。獣≠セ。引きずり出された$l間の成れの果てだ。

【傍に死体があるケースの殆どはその獣の家族である場合が多い】
【→重病人は引き渡すように布告は出ているが、庇い、匿うものは少なくない。処分されるというニセ情報が氾濫しているゆえ。
 →それが結果的に最悪を生むが、誰がそれを責められる】

 狂気は広がる。自主的な獣狩りを煽動する血の教団も囁かれている。それは結果的に獣化を促す愚挙になるだろう。
 今はこの国のトクシュブタイが抑え込んでいる。獣狩りの夜にも影で参加しているあろう。
 司祭達も重病者に集中して祝福を与え、獣化を抑え込んでいる(本来は護るための引渡し要求だ。しかし、歪められ伝わるのは避けられない。

 が、それも――いったい――いつまで――


 −−−−−−−−−

         オアアア…オアアアア…この家の住人は病気です

【(>>268)獣が牙を剥く。元ニンゲンとは思えぬ俊敏さと獰猛さでタェンティースの喉笛を掻き切らんと爪を走らせる】


 −−−−−−−−−

 オアアア…オアアアア…この家の住人は病気です

【(>>269)獣が牙を剥く。老婦人を食い殺した元老人の獣は肉を食らう悦びに震え、ソーマタージに飛び掛った】

 −−−−−−−−−

『(>>270)狩人専門部隊は狩人に接触し、幾度か戦闘。ヒットアンドアウェイで奴の行動を阻害しているようだ。マトモにかち合うのは避けてな。
 貴様のところの精鋭が投入されている。――が、それがどのような影響をこの戦いに与えているかは…な』

 オアアア…オアアアア…この家の住人は病気です

【(>>270)魂と尊厳を穢された者達。獣がロイに腕を広げる。飛び掛る。早く終わらせてくれ】

 −−−−−−−−−−

 眼球を失った翅を生やした赤子という不気味なる造形の天使虫が、
 燐光と共に飛び交う中(幻視である。あるいは狂気である。そして上位者の洗礼でもある。触れられぬ。瞬きと共に消える。あるいは腹太鼓の音と共に)
 そのような現実と妄想がオーバーラップする『夜』――越境者達それぞれに『獣』が襲い掛かるのだ!!
272 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/02(火) 00:29:36.38 ID:71Uc8+hY0
>>271
「……!」

大きく退いて獣の、殺戮の一閃から身を逸らす
スカーフの端が幾分か裂かれ、宵闇の中に溶ける繊維が散った
狂気の天使の讃美歌は半人のこころと意識を奪うには達しない、少なくとも今はまだ

「せ、エェッっ!!」

瞬時に赤き刃を逆手に持ち替えナナメ上に向けて振り上げるカタチでの反撃
そのまま腰に捻りを加えて半転、月光での横薙ぎでの十字斬りを狙う!
273 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/02(火) 00:33:21.52 ID:/uJM9bKV0
>>271
「獣だと?病気だと?こちとら百年選手だぜ」
口角を吊り上げて笑う。獲物を見つけた猛獣めいて。感傷も芽生えかかった人間性も捨て置き、牙を剥く!
「えづくじゃあねえか。咆えるなよ駄犬ッ!」

バッと身を屈め、飛び掛かる獣を迎撃しようと逆袈裟に振り上げるは銀のロングソード!特注品だ。
獣の強靭な肉体、或いは毛皮にどれ程通じたものか。ぶっつけ本番だがこれに駆けるしかないのだ!


「お前は本当に獣なのか?そも実在するのか?知るかよ。全ては長い夜の夢だ。きっといつかは醒める」
視界の端を飛び交う冒涜的な悍ましい虫を無視し、手に握った剣を振るう。振るう。飛びのく。
以前の様なサイボーグの怪力にモノを言わせた戦法は今は難しい。タイミングを見つけるまでは、蝶の様に舞い蜂の様に刺すヒットアンドアウェイ!

「教えておくれよドルバッキー。これは現実か?まだ俺は脊椎を弄られてる途中か?俺を操作するのは誰だ?
 早く分からせてくれ。───でないと、ここにいるクソ醜い獣共、みんなブッ殺しちまうぜ」
狂気には慣れている。これが現実か妄想かはどうでもいい。ただ目の前の敵を切り伏せ殺すのみ!
274 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/02(火) 00:34:55.20 ID:TZxkq4VJ0
>>271
軍人にとって祖国の民に手をかけるというのは他のものよりも精神を削る

ロイ「……ッ!!」
それがたとえ訓練を受けたものであっても変わらない

腕を広げとびかかってくる獣に対し まっすぐサーベルの切っ先を突き出す
心の臓を貫き 終わらせんと

275 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/02(火) 00:45:39.40 ID:TlCGGC/Co
>>272

「―――」

 カウンター気味に放たれた十字斬は半人の膂力を以って、
 筋骨を強化された獣すらも断ち切り、忽ちに四散させた。

【この戦いは悲劇である。冒険者の酒場を包んでいた熱気と気勢。
 それは稼ぎ時の高揚でもあるのだろうが、それ以上に悲劇へ抗うために必要だったことも理解できるだろう】

>>273

 狂を有すゆえに悲劇に抗う。ソーマタージの姿は歪なのかそれとも此処ではそれこそが正道なのか。
 銀…超常に抗う武器としてはスタンダードであり、そして王道ゆえにハズレが無い。

【逆袈裟にて獣を切る。そしてヒット&アウェイで傷と穴を穿ち。さほと間も置かず決着。少なくともこの獣の悪夢は覚めた。
 しばし、この夜を駆ける刃となる。それがソーマタージという男の在り様となろう】

>>274

「―――」

 サーベルを伝って響く心音はやがて止まり、獣は崩れ落ちる。

「ゆくぞ伍長。そして――スケイブンと虫の親玉には必ず代償を払ってもらう。そうだな」

 ロイ・ゴールドマンの機能を保つべく(イムカの露悪趣味的解釈)イムカは告げ、
 天使虫を一瞥すると改めて復讐を誓うのであった。

 −−−−−−−−−−−

【獣狩りの夜は今は、朝になれば終わる。終わらぬ悪夢と化す前にこれを阻止する。これがこの戦いの、越境者達の聖務(ミッション)なのだ】

//おちまい
276 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/02(火) 00:53:04.25 ID:71Uc8+hY0
>>273-275
「ロイ様、ご無理はっ!!」

叫びながらも半人は戦闘中である、当然何が出来る訳ではない
自身は最悪無機的な反射に身を任せればいいし、ソーマの狂気への順応は並外れている
しかしこの状況に於いてロイは、兵士たる彼は己が味わう以上の多くをそれも有機的に処理しなければならない
最も彼がそれを切っ掛けに壊れるなどの心配はしていない、ただ、声の掛け合いが必要だとそう思っただけなのだ
単なる短い遣り取りに、半人自身が幾度も幾度もそのこころを救われて来たように


「……」
「……ふーっ……う……」

長い吐息、白く煙るそれが終わると半人は軽くこうべを垂れた
犠牲者に対しての哀悼なのか、それとも懺悔なのだろうか
処理し切れない感情の露呈がこの行為だったのだ

「さぁ、タェンティース、本懐を遂げろ……守らないと……」

縋るように両手のブレードを握り直し、新たなる咆哮と悲鳴の元へと馳せ参じるのであった

//ありがとうでした、お疲れ様ですっ
277 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/02(火) 01:04:13.07 ID:TZxkq4VJ0
275-276
ロイ「・・・・・・。」
こと切れた獣を静かに横たえ 瞼を下す

塗れた刃を振り落し 鞘に納める

無言 ただ黒き柱をにらみつける

その眼に涙はなかった
ただ背中で泣いていた
278 :サボスカ? ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/02(火) 23:04:17.22 ID:vuEKPym50
時空間を隔てて尚強力な魔翌力反応が認められる世界。
少しの摩天楼と多く点在する牧歌的な風景それ以上に豊かな自然を内包するパンゲア大陸。
他7割近くを海とした惑星が越境先に展開する世界。
知的生命体の姿形は多岐に渡り、文明レベルは地域で多少のばらつきはあるが総じて高い。
系統によって魔法元素に差異はあると思われるが、
先住民の多くは火・水・風の内どれか一つの元素の影響を先天的に強く受けている。
その元素に関しての魔術のエキスパート足りえ、実際魔術師として活動するモノは多い。
しかしそれ以外の元素に致命的なまでの欠陥を備えている事が多く、
複雑さを増す近代魔術に対応しきれないモノが殆どである。

この世界だけで考えると元素影響の強いモノほど統計的に優秀でそれ故に階級が社会に根付いている。
単純に影響を受けている数とその希少性が高いものほど上の階級につき易い。

越境者の中には多種多様の魔術を操るモノも多いだろう。
故にこの世界では魔術に多大な修正力が…とはならない。
というか影響はゼロ、である。

何故強制力皆無なのか…答らしい答えは出ていなかったのだが、話は現在起こっている事に移る。

希少鉱石発掘場のとある田舎の鉱山にカルト教団の襲撃があった。
情報から察するにそれはFMM教の集団であるようだが、
そんなドマイナー教を知っているのは変わり者か星の巡り合わせが悪い輩しかいない。

連中の目的が神降ろしであった事が発覚。
サクサク快進撃を進めていたにも関わらず地底深くよりソレは現れてしまう。
現在、鉱山はその天辺を吹っ飛ばされ、
そこから超巨大な黒い蛇が絡み合って出来た様な奇怪な存在が宙へと舞い上がっている。

かのモノの名は『空飛ぶブラックパスタモンスター』略してFBM。
主神FMMから派生した十の存在の内の一つである…

……と長々説明を始めたのはイムカが随伴させていたサーボスカルだった。
おそらくこんな機能はついていないだろうし、
仮についてたとして最後のFBMに関する情報は知り得ない筈であるが…
279 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/02(火) 23:17:34.64 ID:TZxkq4VJ0
>>278
ロイ「出てきたのはいいが あいつそもそも敵でいいのか?」

イカスミパスタなゴッデス降臨に頭を掻くしかない男ロイ・ゴールドマン

アキレス「敵・・・でいいんじゃない? 鉱山ぶっ壊したし これを呼ぼうとした人たち襲い掛かってきたし」
トレンチガンを構えるアキレス

―――ギィ!!
そんな事よりおうどん食べたい とハサミを振り上げるベティであった

ロイ「そもそも空飛んでる相手をどうすりゃいいんだ? 月閃歩行だって万能じゃねぇんだ」
と一行に聞いてみるテスト
280 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [age]:2018/01/02(火) 23:22:44.16 ID:71Uc8+hY0
>>278-279
「よく分からないけど」
「よーするにアレを倒せばいいって事……あってる?」

聞き終えるより前に弓矢をつがえ、返事よりも早く射終えている
放たれた矢は二本同時に、絡みつくゴーゴンめいた何かの目玉らしき部分へと空を裂いて飛翔

「サソリ男の霧で、武器だらけを飛ばせたりしない?」

己は弓と、呪詛の力での遠距離攻撃も叶う
故に割と力技な提案であった、他人事とも言う
281 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/02(火) 23:23:33.13 ID:TlCGGC/Co
>>278

≪0001111010101≫

 ぐるんぐるんと横回転しながら、電波入った説明をかますサーボスカルである。

「と、まあ、またも妙な何かを受信したようだ。コレは元からちょっとアレだからいまさらだがな」

 天空を浮遊する真っ黒な触手なアレを睨みながら、
 サーボスカルの突然のアレを普段のアレであると解釈し全く動じない所有者である。
 ある意味、そんなイムカも大概アレであるアレ。

「とりあえず、あんなシロモノを放置すれば社会悪影響が強すぎる。早々に排除するぞ」

 イムカは排除を決断。彼女は決断的なのだ。
 どう見ても、看過していい類ではない。ゆえに抹消するのだ。

「マスタールーン開放――コード/知恵(ハンサ)/生命(セドナ)/勇気(ベト)/秩序(ケブラ)/至誠(ゲーボ)/創造(デミウル)」

 イムカの言霊と共に、彼女のガントレッドに装着された霊銀の腕輪に刻まれたマスタールーン刻印が輝いていく。

「厳格(ゲルブ)/理性(スラビ)/調和(サガズ)/結合(イエルメ)/開放(イマーゴ)/変化(エグズ)/幸運(イシュケ)/意思(ワラタ)」

 時間がかかるのが欠点だな、とイムカは常々思う。
 コレは本来、イムカと相性が悪い兵装だ。魔力持つ者が所有したならば、より有用に用いられるのだろうが。

「(>>279)敵でいいだろう。発現せしめ超常の証明を以って信仰を圧しつけるというのが目的だったのだぞ?ロクなシロモノではない。
 なにより、あの造詣が気に入らん。典雅さもなければ優美にも欠けている」

 ひょっとして、美意識にそぐわないから排除しようとしている?などとイムカは疑ってはいけません。

【非常アレな動機なくせに、これまでドワーフ族から収拾してきたルーンを惜しげもなく起動!女子力!】
282 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/02(火) 23:25:58.82 ID:TlCGGC/Co
>>280

「ムガ、魔力を送ってくれ。どうにも私単独だと起動が弱い」

 イムカの霊銀の腕輪…以前にもムガの魔力をファイアスターターに起動させた事がある。
283 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2018/01/02(火) 23:32:27.61 ID:71Uc8+hY0
>>281-282
「ん? あぁ……」

ぢ、と短く鳴き声を発し、それが喪われたヤソの衆の魔術の詠唱である事を知る者は少ない
ムガの突き出した片腕より染み出した、赤黒い澱血めいた魔力が霊銀へと向かう
かつてより短時間で、ずっと多くの魔力が殺到
284 :サボスカ? ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/02(火) 23:33:33.29 ID:vuEKPym50
>>279>>280>>281
「FBMの主な行動として地中深くから飛翔、
 大気圏外へ到達後、地上に落下し大爆発するというモノがある」

皆がやんややんやと話し合いをしている中、
アレなサーボスカルがアレな事を言い出す。

「戦術核並みの被害を齎す大爆発後、着弾地点の全域を汚染。
 影響を受けた生物を軒並み眷属に変えつつ自己再生。
 ソレを延々と星一つ汚染するまで繰り返す性質を持つ」

「…まあつまり放っておくと世界が変わる」

流暢に話すサーボスカル…サーボスカルか?コレ?
285 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2018/01/02(火) 23:41:41.94 ID:71Uc8+hY0
>>283-284
「……ふぅん?」

浮遊骸骨の言っている事の意味の大半が分からないが、そもそも普段は言語として理解が出来ない

「……なぁこれ、叩いても?」

イムカに対しての問い掛けだ
と、同時に瞳には死に掛けの心臓めいて脈動する赤黒い魔力
瞳で見るより多くの事柄を看破する、魔力の視界の魔法である
それをもってサーボスカルを睥睨、汚染的異常があれば魔力の塊を打ち込むつもりであった
286 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/02(火) 23:48:49.53 ID:TZxkq4VJ0
>>281>>284
ロイ・アキレス「「やべぇじゃん」」

事の重大さに気付いた2人 とりまイムカとムガが何かやるようなので見守るつもりのロイ

アキレス「とりあえず先制パンチでも…」
チャンバー内部に直接スラグ弾を装填

一粒弾のスラグ弾がイカスミパスタに向けて発砲されました

―――ギィ!!
そしてベティちゃんはサーボスカルに大丈夫か?と心配するようにハサミを振り上げるのであった
287 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/02(火) 23:53:54.53 ID:TlCGGC/Co
>>284

「………ふん!!」

 ゴヅン!とサーボスカルを上からナナメ45度の角度でチョップ!!
 遠未来出身の癖になんと昭和染みた不調の治し方か!!!

≪000111101010110≫
「私に無断で何を受信しているのだ?」

 ギュルギュルンと縦回転なスカルである。やっぱ何か受信しているぞこの浮遊髑髏。
 しかし、アレがやおありロクでもないシロモノであると確信。

「(>>283)ああ、どうしてくれてもかまわんぞ。――揃った。制約(ジオス)/公式(ロゴス)/十六聖痕展開――リ・エグザイル起動!!」

 霊銀の腕輪が分解され、四ツの浮遊するリングが展開。イムカの周囲でフォーメーションを取る。
 リ・エグザイル…かつての聖剣と聖鞭の融合物であり、強力な破邪の属性を持つイムカの切り札だ。

「初撃、行くぞ――」

 イムカは決断的に粒子短銃を構える。銃口の前にリ・エグザイルがひとつ配置される。

≪ブラスターモード:エリミネーター/バースト≫

 BLAMBLAMBLAM!!三点バーストのレーザーが射出され、それはリングの輪の中に消失!

【が、そのエネルギーはイムカの周囲を浮遊する3つのリングに転送され――】

 BLAME!!!転送/増幅を経て合計にして瞬時に72発のブラスターレーザーとして拡張された猛爆が、
 空中を浮遊する黒きスパゲッティモンスターに殺到!!さながら一個小隊の一斉射撃の如し!!
288 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/02(火) 23:57:35.13 ID:TlCGGC/Co
>>286

「伍長、リスエストするなら、奴のところまで運ぶぞ?」

 ちょいちょいと指差せばリ・エグザイルが大きく分解して黒スパゲッティモンスター向けて門のようなカタチを成している。
 転送と加速の機能があるならば、そりゃ行って来いも可能なのであろうが。

【なお、行って来いはともかく帰りは一切考慮されていない!テッポダマ!!】
289 :サボスカ? ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/03(水) 00:05:32.29 ID:pa2Hnb4a0
>>285
瞬間、ムガの周囲が暗転。
矢鱈ムーディーなサックスの演奏が聞こえる!!

「ちょっとだけよ〜ん、あんたも好きねぇ〜?」

カシャン、とスポットライトに照らされ目の前に現れたのは赤いカーテン。
その奥に何かが潜んでいる。
ヒトの姿をしているようだが…いや、何か所々ウネウネしている。
と言うか動く度にヒトガタが崩れていっている。

モノがモノならSAN値チェックな所だ!

>>286
ぐんぐん上昇中のイカスミパスタに弾が当たった。
…当たっただろうか?正直対象がでか過ぎて目視だと距離が掴みにくい。
でもきっと当たったのだろう。
何故なら黒蛇の一本がめっさコッチを睨んでる。
赤一色に爛々と輝くその瞳。
やばい、石化させてくる系の瞳だ、見られただけで影響が来るタイプの!!
嫌らしい事に視線が合ったであろうアキレスのみに効果がもたらされる。どう凌ぐ!?

「大丈夫じゃないよサソリちゃん。世界の危機だもの」

>>287
「オウチ!昭和の電化製品かね、私は!?」

いよいよもってサーボスカルとは似て非なる何かであるらしく…本物どこ行ったし
だがそんな事は些末事だ。
チュガガガ、ドカンとド派手に炸裂したイムカの超火力。
ちょっとした巨大生物だったらワンパンKOの確かな一撃。
神と呼ばれたイカスミパスタも例に漏れず爆ぜ四散!!

そう四散した、パンパンに膨らんだ水風船が爆ぜる様に。

するってぇと如何なる?
先程サボスカ君の説明の中に爆発四散後周囲を汚染、と言うのがあったと思う。

ドジャジャジャジャと黒い粘性の高い雨が周囲に降り注ぐ。
かなり広範囲だ。
空間転移の類でも使用しない限り逃れる事は出来ない!!
290 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/03(水) 00:06:13.48 ID:sJoeFVKo0
>>288
ロイ「・・・・・」
わっかを見て イカスミパスタを見て 空を見て

ロイ「それじゃお言葉に甘えて」
ひょいと転移門をくぐろうとする
291 :サボスカ? ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/03(水) 00:07:49.81 ID:pa2Hnb4a0
≫全員対象

と言う訳で汚染しちゃう系黒い雨が降り注ぐ。
普通に回避するのも難しいのに絶賛他の事象も越境者たちを襲っている最中なので、
おそらく非常に危険な状態だと思われるが…
292 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2018/01/03(水) 00:15:36.70 ID:uUP7kKAj0
>>286-289
「……」

謎めいたシルエットに対してムガ、完全塩対応なまま呪詛を赤黒い鼠の頭骨の呪い火として打ち込むべく放つ

ムガには、ヒトの言う所の神族に対して種族的に特攻性が存在した
そもそもそれら神話の上位種の一切はムガにとって無関心なのだ
故に斬るべき、斬り捨てるべき、そして打ち倒すべき単なるひとつの存在として捉える事が出来る
そして種族的な要素がそれを強く後押しする、そもそもヒトではないが故に

→鼠人の信仰心の関係上、神族に対しての特攻

>>291
「……!!」

ぢぢ!
ムガの全身の体毛が爆発的に膨れ上がり、直後に溢れ出る赤黒い魔力の防壁!
イムカのリング・フィールドを使えば回避は叶うであろう、しかし位置的にマズイ仲間がいる可能性もある
故に黒き雨に対しては最大限の魔力を発揮し傘を突き刺すカタチとなった
これはムガの得意とする魔法とは真逆であり、しかし保持魔力の多さ故に威力係数は高い!
無論その分カラダに負荷が掛かるのだが、この際気にしていられない!
293 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/03(水) 00:28:50.98 ID:WfDGAncSo
>>291

「なんというもろい生物だ」

 イムカはロイに展開しようとしたリ・エグザイルのリングを頭上に大きく展開。
 あんな不健康そうな黒いアレを被ったに日には女子力の危機ってものです。

「皆、一気に離脱するぞ.。軌道計算――よし」

 リング・フィールドを目一杯開けて脱出路を設定。(>>292)ムガが防いでくれているうちに脱出経路を計算。
 しかして、リ・エグザイルはあくまでエネルギーの増幅・軌道変更・転送がその機能である。
 並の初速では安全圏に退避できる保証はあるまい。ゆえに――

【(>>290)アキレスが無事ならアキレスを初速に使う。アキレスがアレならロイの縮地を代替に用いる意図!】

 どちらにせよ超加速と転送で一気に脱出だ!神なりし皇帝陛下への信仰に背を向けるなどありえぬのだ!!
294 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/03(水) 00:30:54.36 ID:sJoeFVKo0
>>289
アキレス「んげっ」
アキレスは目にサイバネを入れている ゆえにマサイ族も真っ青なぐらいの視力を発揮することができる
だから弾着を確認するが 嫌な予感 なんか蛇がこっち睨んでるし なんか目が赤いし

しかもなんか黒っぽい液体振ってくるし これはヤバイ

なので傘をさす 黒い布製の どこにでもある傘 これで姿を隠すことはできた・・・が黒い液体にどれだけ耐えられるかは不明である

そしてロイ

イムカの転移門を使うことで黒き液体を回避 上昇を続けるイカスミパスタに肉薄

全身より立ち上る紅蓮の闘志を左手に収束 そして圧縮 圧縮 更に圧縮

限界を超えて圧縮させた膨大な闘志を 解放

ロイ「烈破・・・絶ぇぇぇぇえええええッッッ掌おおおおおおおおおおお!!!!!」
あふれ出る闘志の濁流 膨大なる説衝撃波をイカスミパスタに浴びせかける
295 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/03(水) 00:35:45.20 ID:sJoeFVKo0
>>293
アキレス「おっけーい デモンレッグ!!」
アキレスは無事っぽいのでどうぞお好きにお使いください
296 :サボスカ? ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/03(水) 00:40:46.69 ID:pa2Hnb4a0
>>292
「あ」

ブツン、と何かが千切れる音。
視界が元へと戻り降り注ぐ黒い雨。
切り捨てたモノがどうなったかは窺い知ることもできない。
ダダダダとムガの周囲で黒い粘液が触れるモノ全てを叩く。

長々と降り注いだ雨はやがて収まりムガ自身は問題なくコレを凌ぐ。

>>292>>293
だが脅威は此処からが本番。
先ずは汚染された大気がしぶとく生き残ったモノや
半ば汚染されつつあるものを完全に染めるべく猛威を振るう。

最早周囲は完全に別世界に塗り替えられている。
草木は歪み遠くで飛び立つ鳥は今まで見た事もない奇怪な深海魚の様に変異している。
がさがさと茂みをかき分け這い出てきたのは、元々何の動物だったのか。
今となっては頭部分が捻じれた三本の触手で構成された肉の繊維むき出しの四足の生物になっている。

イムカが回収した面々は難を逃れた。
汚染域には麓の村や助け出した生贄の二人も残ってしまったが…

>>294
ロイが残っていたイカスミパスタを破砕。
これで宙に浮く脅威はなくなった。

で、放った衝撃波よりも勢いのある爆発四散で汚染物質がロイを襲うのだが。
イムカ他サポートしてくれそうな面々が一切いない状態で、これをどう凌ぐべきか。
297 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/03(水) 00:46:30.38 ID:WfDGAncSo
>>296

「私達はなんとかなったがこのままではロクな事にならんのは変わらないか」

 脱出後、息を吐きながらも周囲の惨憺たる有様を見やる。
 このままでは人的被害も避けられないだろうが、何せ手段が殆ど無い。

「おい」

 言いながらスカルを。そして、受信していた何かに問いかける。大方何が介入していたか予想がついた。

「貴様等の不始末だ。どうにかしろ」
298 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2018/01/03(水) 00:50:44.85 ID:uUP7kKAj0
>>293-296
「……、」

どば、と目と鼻と口から血が溢れ出る
危険域まで高まった沸血であり、咄嗟の障壁魔法の負荷を表していた
蹌踉めきたたらを踏んで倒れそうになるのを本能で堪える

「まずい、な、これ……」

イムカ達の脱出に辛うじて乗っかる事が出来たのは重畳だ
そうでなければ変異の只中で対応する事など不可能であったであろう

「……」

爆発的な飛沫に襲われるロイの姿が見えた、腕を伸ばし力を込める
血管が爆ぜて出血、僅かな魔力のみを絞り出すのみに結果は終わる
片膝をついて腕で上半身を、まるで鉛のようなカラダを支えた
299 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/03(水) 00:53:13.44 ID:sJoeFVKo0
>>296
ロイ「月閃歩行」
烈破絶掌を叩き込んだ後すぐさま行うは空を蹴り宙を舞う技法
それを用いて空を駆け上がる

液体が重力に従って落ちていくのなら
空に昇ればアラル道理ではないと踏んだのだ

そして液体から難を逃れたのならそのまま宙を駆けて一行の元にはせ参じる所存である

>>297
―――ギィ!!ギィ!!

ちなサーボスカルの頭上に上ったベティが 彼を正気に戻そうとハサミを振り上げ頭頂部をポコポコ叩いていた
300 : ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/03(水) 01:00:00.40 ID:pa2Hnb4a0
>>297>>298>>299
ロイ帰還後の話となる。

サーボスカルは答えない。
起動させれば判明するが挙動も完全に正常な状態へと戻っている。
原因は言わずもがな、ムガの一撃で完全に繋がりが断たれた結果であった。

故に情報らしい情報が皆無。
現状の打破が困難、と言うよりは不可能だろう。
小規模とは言え、ある種のテラフォーミングを一瞬にして完成させた事象である。
周囲一帯を様々な方面を用いて焼却し、それで元の世界を取り戻せるかも怪しい。

それに一番問題なのが、本当にこの件に噛んでいるのがFMMなのか、である。

おそらく対峙した存在がFBMである事は間違いないのだろう。
あんなものがそうホイホイ転がっている世界なんぞあってほしくはないし。
だがFMMだけがソレの存在を知り、今回の行動に出たのかと問われれば確証がない。

取るべき行動はそう多くない。

1、汚染された一帯の調査をしかるべき装備を整え行う
2、先ずはFMMを探る
3、関わるのを止める

そんな所だろうか、他に妙案が浮かぶのならばその限りではないだろうが…
301 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/03(水) 01:06:07.12 ID:WfDGAncSo
>>300

「すさまじく、3を選びたいのだが・・・」

 正直、最初から最後までアレすぎるアレでアレなのだ。
 ぶっちゃけ、これ以上関わって好転するか激しく疑問!!!

【しかして、放置するのも何か寝覚めが悪い。乗りかかったフネって奴だ】

「致し方あるまい。おそらく汚染調査しようにも対処療法になるだけだ。
 FMMを探るか。本当は関わりたくもないのだがな。本当にだ」

 重要なので2度いうイムカである。
 あのパープリン伝道師から聞いた断片的教義であるがやっぱアレなのだアレ。・


【イムカの指針提案】
302 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/03(水) 01:12:26.58 ID:sJoeFVKo0
>>300-301
ロイ「2だな」
アキレス「2だね」
―――ギィ!!

満場一致で可決されました

ちなベティちゃんはサーボスカルポコポコ続行な
303 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2018/01/03(水) 01:13:17.90 ID:uUP7kKAj0
>>300
「……、……」

最後の魔力を絞り出したムガは、そのままうつ伏せに伏した
辛うじて意識を手放さずにいられるのは、もしそうしてしまえば次の目覚めの確証が無いからである

「……」

渾身の力を両腕に込め、カラダを仰向けに変えて口元の覆面をズラし大きく呼吸
会話の鱗片すら発せない程度の消耗だ
しばし周囲の魔力を取り込み回復に専念し、動けるようになれば仲間の決定に従うであろう
仮に意見を出すとすれば、1か2となるであろうが

→そもそもが割と受動的なのだ
304 : ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/03(水) 01:19:36.99 ID:pa2Hnb4a0
>>301>>302>>303
さて、では先ずFMM教団の本拠地ないし支部を見つけない事には話が進まない。
呼ばれてないのに「布教!」と湧いて出るコンコンチキも最近見ない。

……よくよく考えるとアレは何処から現れ何処に消えているのか。

ドマイナーのせいで情報らしい情報がほんとない!
馬鹿みたいに配られていた教典の一つでも持っていればよかったな、
と思わずにはいられない事態。

さてさて、どうなる事やら。
きりもいいので今回のお話は此処まで。お疲れさま!!
305 : ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/03(水) 21:59:48.40 ID:pa2Hnb4a0
―汚染された世界―

発見されて間もない古きと新しきが混ざり合う世界。
かつて緑豊かで牧歌的な山村とその周囲。
其処は既に臓物をぶちまけて塗りたくった様な世界が広がっている。
汚染を受けた生物はドレも蠢く肉塊へと姿を変えている。

修正力の干渉が非常に少ないのその世界のその場所で蠢く集団があった。

「先生、やはり数値に大きな変動はありません。既に安定しているようです」
「ん〜…それでも常人には致死性の呪いな訳だよね〜。皆〜対策はしているか〜い?」

堅苦しい感じの眼鏡に白衣で黒髪褐色肌のエキゾチックなチビッ娘と
間の抜けた喋り方のサイバーなペストマスクにシルクハットと黒コートを纏い杖をつき歩く猫背の大柄なヒトガタが
漆黒のSF風コンバットスーツで全身を覆いサブマシンガンの様なモノを携行したヒトガタの集団を伴い其処に居た。

「態々危険極まりない詳細不明の地に来てくれて早々コロッと逝かれても困るからね〜」

越境者達は今回、この世界の中に突如発生した異界の探索協力に赴いている。
一体何があってこのようなことが起こったのかを突き止め、今後どうなるかを見極めんがために。
306 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [age]:2018/01/03(水) 22:10:24.88 ID:uUP7kKAj0
>>305
「シューコー、バッチリですシューコー」

黒塗りのヘルメットから漏れる空気音
ついでに纏うスーツも漆黒、胸部に無駄なスイッチ付きの小箱めいた装置
更に物理的な汚染から身を守る黒マントでカンペキである
腰にはライトなセイバー……ではなくブレードを装備しているので著作権的にも問題なし

「修正力の少なさは、同時に庇護のそれとも比例しますからねシューコー」

故にこんな完全防備なのだ、バッチリバッチリ
307 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/03(水) 22:15:44.45 ID:sJoeFVKo0
>>305
ロイ「シュゴー・・・」
アキレス「シュゴー・・・」
―――シュゴー・・・

そろいの防毒マスクで顔を覆っている男2人とサソリ一匹

サソリ用マスクなんてあるのかって? 特注で作りましたが何か?

ロイ「それで? シュゴー・・・一体・・・シュゴー…何を・・・シュゴー・・・調べるんだ?…シュゴー」

アキレス「ベティ苦しくない?・・・シュゴー・・・」
―――ギィ!!・・・シュゴー・・・

シュゴーシュゴーうるさいのが後をついていく
308 :氷室初 ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/03(水) 22:17:25.22 ID:ddu+WUiU0
>>305
「うわぁ、これは酷い。これはもう世界そのものが一つの怪物なんじゃないかとすら思うね」

黒コートで現代風の装いの少女が風景を見渡し、顔を顰めている。
丸腰、現代風、女、未成年。外見は無害で呪いで既に爆散してそうではあるがぴんぴんしている。
防備は顔を覆うガスマスク一つ。汚染された外気の吸引を抑えるための簡単な備えだけ。

「探索か、苛酷だとは聞いていたが……こんな醜悪だとは聞かされていなかったぞ
まあいいさ、こういうのも久々で心躍っているのもまた事実だ。よろしく頼むよ、みんな」

このような軽装でも問題なく活動できるのはコレが化け物であるからに他ならない。
とはいっても、マスク越しに喋ってシュコシュコ言わせるのは人間と全く変わらないのだが。
309 : ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/03(水) 22:26:25.14 ID:pa2Hnb4a0
>>306>>308
「逆説的に僕は存分に能力を振るわないと生き残れない過酷な世界、と考えているけどね〜」

先生と呼ばれた存在が杖をくるりと一回転させながら応えた。

「危険であるけれど、そんなに構えなくてもいいよ〜。
 けど何か見つけたら僕かガシャンナ君に必ず言ってくれたまえよ?
 あ、皆にちゃんと自己紹介したっけ?
 僕が今回の探索隊の責任者で彼女が助手のガシャンナ君。
 ガシャンナ君は対毒要素においてエキスパートでね〜
 この間は、ペロっこれは青酸カリ!を素で実行するくらい対毒に優れているんだ〜」

「…」

先生と呼ばれていた男が助手っぽい少女を紹介し、少女が軽く会釈する。
少女は計測器らしい電子機器を持ち、リアルタイムで周囲の情報を収集しているようだ。

>>307
「本命は瘴気…あ、便宜上そう呼んじゃうけど構わないよね?それの発生源〜
 数値が安定しているって事は発生自体は沈静化しているんだろうから時間との勝負になるな〜
 発生源に辿り着けば原因も調べられるってもんだよ〜」
310 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/03(水) 22:34:57.43 ID:uUP7kKAj0
>>309
「……ふむシューコー」
「越境の庇護はシューコー、概ね個人間の耐性の差を埋める為に働く事が多い印象でしたが」
「シューコー、なるほど、そういうとらえ方も然りでしょうかシューコー」

越境に関して、人知が及ぶ所はほんの表面のそれも一部に過ぎない
砂漠の中の砂つぶのひとつまみを解析しているに過ぎない、ととあるカノッサの科学者は言った

「改めまして、わたしはタェンティース シューコー」

会釈するも外見はほぼ真っ黒なヴィランである
ともあれまぁ、出発前に簡単に顔見せしているので問題はないだろう
311 :氷室初 ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/03(水) 22:37:35.82 ID:ddu+WUiU0
「まあ、そうだろうね。ボクはここはある種の地獄だと解釈しているよ。
ああ、ボクは氷室初。こういうところは多少得意なだけの吸血鬼さ」

シュコ―、と言わせながら自己紹介。
ガスマスク、黒コート、そして吸血鬼。どう考えてもヒーローサイドの役者に見えないのにはまだ気づいていなかった。
312 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/03(水) 22:40:53.40 ID:sJoeFVKo0
>>309
ロイ「発生源か…シュゴー・・・それは・・・シュゴー・・・そのハイテクの・・・シュゴー・・・数値で分かるのか?…シュゴー・・・」
アキレス「その数値って…シュゴー・・・俺のスマホでも…シュゴー・・・わかるかな?…シュゴー・・・」

発生源とは言うが一体どのような者かが分からない様子

ロイ「視覚的…シュゴー・・・感覚的…シュゴー・・・能力的…シュゴー・・・魔術的…シュゴー・・・科学的…シュゴー・・・
   色々あるが…シュゴー・・・どうやったら分かる?…シュゴー・・・」

もしも電子機器でしか分からないとなるとロイは役立たずになり下がる
その場合はアキレスが役に立つが

ロイ「よろしくお嬢さん 俺はロイ・ゴールドマン」
アキレス「アキレス・イニゴ・ブランチ・セペダ アキレスでいいよ」
―――ギィ!!

それぞれが挨拶 ベティもよろしくーと言わんばかりにハサミを振り上げた
313 :先生とガシャンナと黒塗り集団 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/03(水) 22:50:25.71 ID:pa2Hnb4a0
>>310>>311
見た目に言及しているが伴っているのも黒塗りのコンバットスーツ集団である。
事情を知らぬものがパッと見したら、この状況を作り上げた悪の結社にしか見えない…

先生「さて〜、とりあえずジッとしていても仕方がないので歩こうか〜」
ガシャンナ「はい、先生。反応が強いのは此方の方角です」
先生「ん…元々道があったのかも分からないねコレは。確かに巨大生物の中に居るみたいだな〜」
ガシャンナ「斥候の皆さん、お願いします」

A「おうよ」
B「まかせろ」
C「まあ、俺らだけでも先生とアンタくらい守ってやるさ」

意気揚々と斥候である黒塗りコンバットスーツ達が歩き出す。
身のこなしから…まあ、そこそこ優秀なのではないだろうか、おそらく。

>>312
ガシャンナ
「スマホでは処理能力が足りないでしょう。
 スタンドアローンの機器なので有線接続でしか情報供給もできませんし。
 発生源は視覚感覚科学魔術、その全てで見分けます。
 詳細が不明である以上、些細な事でも見逃してはいけません。
 …とはいえ、機器がこうして反応を示している以上、然程構える必要もないとは思いますが」

ロイの問いに答え、ベティに気が付く助手。

ガシャンナ「…何星人です?アナタ」

サソリ見た事ないのかしら。
314 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/03(水) 22:58:57.21 ID:uUP7kKAj0
>>313
「シューコー、シューコー」
「はい、行動致しましょうシューコー」

悪の総督的なあれの半人、そんな事も気にせずマントを翻らせながら揚々と歩くのでした

「あ、偵察ならわたしも……シューコー」
「……」

と、手伝う提案をした頃には既に彼等は軽いフットワークで視界の中から闇間に消えていた
どうにも待つというのは性分に合わないモノなのだ
取り敢えず周囲を探りながら、警戒態勢を取っている
315 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/03(水) 23:01:05.27 ID:sJoeFVKo0
>>313
アキレス「ただのスマホならできないことができる そうiPh○neならね」

そう アキレスの手の中にある3.5インチの某リンゴ社製スマホっぽいのはガワだけであり

中身は科学が先行した近未来世界スプロールのハイエンドモデル 性能は現代のデスクトップPCすらも軽々と凌駕するのだ

ロイ「目視で分かるならやってみんべ いつだって捜査は足でやるものだ」
アキレス「魔力的にわかるならスプロールのアプリが使えそうだな・・・」

早速歩き出すロイと 魔術をも認知されたスプロール制のアプリ 魔力感知レーダーを起動してみるアキレスであった


―――ギィ★
そしてガシャンナの問いかけに対し サソリ星人です と冗談を飛ばすようにハサミを振り上げるベティであった

中型犬より大きくてガスマスクしているからね 仕方ないね
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2018/01/03(水) 23:04:23.08 ID:ddu+WUiU0
>>313
「へぇ、すごいものだね。
こんなに瘴気が濃くてもちゃんと判別できるとはね」

初自身もある程度魔翌力には敏感ではあるが、今回に関しては力になれていない。辺り一面反応がそれなりに濃くて判別ができないのだ。

シュコ―、シュコ―と呼吸音を鳴らしながらもコンバットスーツと共に歩く。
手には何も持っていない。だが、何が出てもいいようにと警戒は怠らない。

先生が言ったように、ここはもう敵の臓腑なのかもしれないのだから。
317 :氷室初 ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/03(水) 23:04:54.93 ID:ddu+WUiU0
>>316
//名前ミス……
318 :先生とガシャンナと黒塗り集団 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/03(水) 23:13:46.81 ID:pa2Hnb4a0
>>314>>316
そして聞こえる悲鳴

A「ぎゃー!」
B「Aが食われたあああああああああ!!」
C「何だアレ!?何だあrぐわあああああああああああ!!!」

先行していた三人が
肉の塊で作ったヤシの木の様なモノの葉っぱ部分で
頭からモグモグされていた!

D「糞が!」
E「舐めんなこん畜生が!!」

そして怒号と共にパラララ、と乾いた銃声が断続にそこかしこで鳴り響く。

先生「おんや」
ガシャンナ「先生、機器に突如として生命反応です!囲まれています!!」
先生「ありゃあ…探査機器を掻い潜る術を持っているんだね、これは不味いよ〜」

踏み出した途端、異形の自然が牙をむく!
周囲を見回せばそこかしこで我々を狙う鋭い牙!
主に肉のヤシの木っぽいのが襲ってくる!!

>>315
ガシャンナ「ギィ星人さんも身を守る準備を!先生!どうします!?」
先生「んー…戦術家じゃないけど、こういう時は包囲の薄い所を突破するもんだよね〜」

アプリ起動とほぼ同タイミングでの襲撃である。
とりあえず周囲を魔翌力反応が囲っているが、若干薄い場所もあるにはある!!
319 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/03(水) 23:20:50.67 ID:uUP7kKAj0
>>318
「!」

ち、と舌打ちのノイズまでをはこのマスクは拾わなかった
そしてそれは無残な死を遂げた先行部隊に対してではない
彼等を守る事が出来なかった己自身に対する叱責の露呈なのだ

「トレント!?」
「進路の確保を! シューコーしんがりを務めます!」

月光と赤刃、腰に帯びた二刀の大型ブレードを構え前衛にシフト
それと同時に全身を巡る魔力にオーダー、六振りの半透明の虚空の刃を召喚し宙を躍らせた
合計八刃、襲い来る肉の樹木を斬り捨てるべく振るう!
320 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/03(水) 23:27:01.86 ID:sJoeFVKo0
>>318
アキレス「ベティ!!」
―――ギィ!!ギィ!!

妙な肉が現れるのを確認し アキレスがベティを背中の定位置に避難させる

ロイ「逃げるってことでいいんだな!? よし 豪槍 展開!!」
紅蓮の闘志をハルバートの先端に収束 青みを帯びた銀色が赤く燃え上がる

【穂先に熱属性を付与】

ロイ「んだらぁ!!」

迫りくる肉ヤシにハルバートの斧刃を食い込ませんと振るう

アキレスはその間辺りを見回し 包囲の手薄そうな場所を探した
321 :氷室初 ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/03(水) 23:30:48.58 ID:ddu+WUiU0
>>318
「なるほど、異界には異界にふさわしい化け物があるということか。
素材は何かな?興味深いが、そんなこと気にする余裕はないか」

見るも悍ましい異形との邂逅。化け物は動き出す。
打倒ではなくコンバットスーツたちを護るために。

「さてさて、それじゃあボクは先行していた彼らを引き受けようか。
誤射は多少なら大丈夫。だからキミたちは安心して自衛してくれ」

それだけ言えば汚れた大地を蹴り、黒服たちの間を縫うように前へ躍り出る。
その右腕は氷の槍。その身体は人ならざる怪物。
味方からの銃弾もさほど気にせず、肉塊を叩き潰さんと槍を振るう。
322 :先生とガシャンナと黒塗り集団 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/03(水) 23:35:28.15 ID:pa2Hnb4a0
>>319>>320>>321
見た目通りの強度とでも言えばいいか。
それぞれが振るった一撃は対象となった肉の木をいとも容易く切り払らう。

が、脅威は未だ去ってはいなかった。
ダバァ、と肉の木の切断面から黒い粘液がそれこそ出血するかのように噴き出したのだ。
其れが血液であることを証明するかのように切り捨てられた肉の木は動かなくなるのだが、
その粘液に触れたコンバットスーツの一人がもがき苦しみ始める!!

F「ん?何だこの粘え…ぐげっ!?」

ガシャンナ「先生!粘液から大気中の瘴気と同質の反応が!濃度が段違いです!?」
先生「んえ!?不味いね!攻撃する度に汚染が強くなるってことじゃないかぁ!!」

F「ぐげげげぇ!!!」

ガシャンナ「先生!?」
先生「うっわぁ!もう変異してるのかい!?いや、こっちに銃口向けるのは困るなぁ!!」

コンバットスーツがギチギチ音を立てて半ば生き物の様なモノに変わる。
周囲では銃弾によって飛散した粘液に触れ、コンバットスーツの大半が同じように変異を始めている。
無論それぞれ攻撃を繰り出した越境者達にも飛沫は飛んで来る筈で!!
323 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/03(水) 23:48:31.85 ID:uUP7kKAj0
>>322
「……!!」

半人は外装をスーツで覆い、更に外套を羽織っている
ついでに言えばその飛沫から、仮にそれが指向性を持って明確に狙い定め飛んで来ているモノでない限り身を逸らすくらいの芸当は容易!

「抑えます、退路の確保は!!」

赤刃、正式名称アラクレームの赤き刃に備わる内部ジェネレイター起動
破壊的エネルギーが刀身を昇り、やがて包み込んだ
逆配置に印された聖なるルーンが震え、純なる暴力を纏う!

「シューコー……任せます!!」

浄化、同時に背徳の刃による横薙ぎ一閃!
体液が問題だというのならば、完全に存在を消失させればいい!
力任せの強引な、しかしこの場における半人の最適解!
324 :氷室初 ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/03(水) 23:50:54.11 ID:ddu+WUiU0
>>322
「チッ……キリがないな。ボクらが存在している限り敵は増え続けるし本体は追いにくくなるのか」

飛沫から逃れるべく大げさに、速く肉塊から離れる。多少の汚染は問題ない。初のもとより穢れたアンデッドであるが故に。
越境者残り二名も大丈夫だろう。だが、問題は先生とガシャンナ、それとコンバットスーツたち。

コンバットスーツたちは切り捨てるほかない。初の冷静な部分は既にそう判断してしまっていた。

肉塊は迫ってくるものを除いて後回し。槍は汚染を受けたスーツへと向けられた。
高速での一撃離脱の繰り返し。銃弾と飛沫から逃れるために初は消耗の大きい手を選ばざるを得なかった。

汚染されたスーツ、とくに手にする銃器を狙って槍は振るわれる。
彼らを脅威たらしめているのはこの現代火器だと判断して。
325 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/03(水) 23:54:52.92 ID:sJoeFVKo0
>>322
ロイ「ッ!!」
降りかかるどす黒い液体に対し 全身から陽の気である闘志を噴出させ 恐らく陰の属性であろう瘴気から身を守らんとする

ロイ「えぇいじり貧だ!! とっとと逃げるぞ!!」
ロイは作戦を変更 穂先を返し柄尻を前に

横薙ぎの起動で肉ヤシをぶっ叩いて動きを阻害する作戦に出た

アキレス「デモンレッグ!! 観測は中止!! 逃げるよ!!」
一方的に告げ 先生と呼ばれた男を担ぎ上げ タェンティースをしんがりにこの場を脱出せんと動き出す
326 :先生とガシャンナと黒塗り集団 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/04(木) 00:06:10.77 ID:lI6mHjav0
>>323>>324>>325
降り注ぐ粘液の悪性。
越境者の浄化能力と拮抗するほどに其れは強力だった。
それ故に個人での浄化能力では対応が難しい。
唯一の救いは敵の動きが緩慢であることか。
越境者の一撃は簡単に命中し、敵を屠る。

しかし結果、肉の木及びコンバットスーツ変異体への攻撃は周囲の瘴気濃度を上げていく。
それは越境者達の瘴気対策を凌駕し始める濃度に変わってきている…

ガシャンナ「っ…不味い、このままではっ!!」
先生「ん〜……身体がむず痒い気がするんだけどな〜」
ガシャンナ「せ、先生!?」

阿鼻叫喚の中、最適な行動はロイがとっていた。
叩くだけなら粘液が飛散することはない。
偶に内出血している木とか変異体がいるが、許容範囲だ!!
しかし如何せん数が多い、包囲に薄いところなど最早皆無、絶体絶命と思われた。

が、突如一角で火柱が上がる。
天まで届かん勢いで燃え上がる火柱が捻じれ風を伴い火災旋風となり此の場を蹂躙し始める。

「今です!!」

誰かの怒号が周囲響く。
火災旋風が意思を持つかのように越境者達を避けて異形共を焼いていく。
初めに火災旋風が巻き起こった一角がガラ空きだ、今なら其処から安全圏まで離脱できる!!
327 :氷室初 ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/04(木) 00:14:16.63 ID:0yUL//F+0
>>326
「……これ以上は拙いな」

いくら汚染されきった存在であっても別の汚染で塗りつぶすことは可能だ。つまり、このまま戦闘を続ければじきに汚染に呑まれる。誰が最初かは分からないが、最終的には全滅だ。

絶体絶命。武装解除を中心に行っていた初だが体力の消耗が著しい。瘴気の影響だろう。
最早これまで、と思われたが。

「それじゃあ、お言葉に甘えようか
 おっと、失礼するよ」

炎が熾る。誰だかは分からない、だが味方と信じる他ない炎だ。
先生をアキレスに任せてガシャンナを担ぎ、残りの体力を振り絞って安全圏へと駆け出す。吸血鬼の力であれば人一人程度運ぶのは容易だ。
328 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/04(木) 00:18:56.02 ID:fjlU1GOF0
>>326
ロイ「ヤバイな・・・!」
数が多すぎる おまけに瘴気の濃度が高くなってきた

だがトンデモな火炎旋風 何故こちらを避けているのかはこの際どうでもいい

ロイ「タェンティース!! 逃げるぞ!!」
アキレス「いっそげー」
―――ギィ!!

ということで脱兎の勢いで離脱を開始
329 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/04(木) 00:20:06.29 ID:sPYY/Duc0
>>326
「えぇいっ……!」
「……!?」

赤刃と月光を突き出し虚空の刃で円を描き前方に配置
ストラーヤ(最大火力攻撃)のプロセスに移らんとした矢先に起こる火山風
ならばと即座に中断、アラクレームのジェネイターを全開、同時に魔力回路接続

「……早く!」

半人の役割はあくまでもしんがりである
既にスーツを浸透し、表皮に呪詛が走り始めていた
だがそれを、多くの不安要素を打ち払うがように

「シューコーあらく……」

再度横に構えた赤刃、刀身の破壊的エネルギーは既に奔流となり荒れ狂う

「レェェェェェッッッッム!!!」

暴流のエネルギーを孕みし横薙ぎ!
それは死の旋風を撒き散らしながら迫り来る敵陣を呑み込まんと振るわれた!
振り抜けば成果を見るまでもなく一同に続く!
330 :先生とガシャンナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/04(木) 00:30:10.81 ID:lI6mHjav0
>>327>>328>>329
タェンティースの殿としての活躍もあり安全圏へと逃げ出した一行。
その被害は甚大である。

先生「ん〜不味かったねえ、まさか瘴気があんな形で蔓延っているとは〜」
ガシャンナ「…その事ですが先生。あれは正確に言えば大気中の瘴気と別物です」
先生「はい?」
ガシャンナ「濃度だけに気を取られていましたが、このデータを」
先生「……おんや、本当だね。もともとあった大気中の瘴気とは毛色が違う」

だが、学者ふたりは解析結果の方が気になっている様子。

先生
「いやはや、何はともあれご苦労さん〜
 結果は散々だし、目的も果たせなかったけれど、情報は得た。
 次の探索はもう少し安全に出来るんじゃあないかな〜
 所で最後の火柱は誰の働きだい?
 功労賞として報酬とは別に金一封差し上げたいんだけども〜」
331 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [sage]:2018/01/04(木) 00:34:37.57 ID:sPYY/Duc0
//眠気限界っ、すみませぬがお先にっ
//ありがとうでした、お疲れ様でしたっ
332 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/04(木) 00:39:51.73 ID:fjlU1GOF0
ロイ「俺じゃないな」
アキレス「俺でもない」
―――ギィ!!

ベティもちがうよーと言わんばかりにハサミを振り上げている

ロイ「少しだけ謎が解けて また少し謎が増えたってところかね」
やれやれと肩をすくめるロイであった

//そろそろノシさせていただきます
333 :氷室初 ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/04(木) 00:41:20.61 ID:0yUL//F+0
>>330
「次ある時はもう少し対策をしないとね。けれどもそういうの得意だろ、キミたちはさ」

被害甚大。帰還を果たして早々に学者トークを始めた二人に言った言葉がこれだった。
……解析できるなら装備も用意できるだろ。ということだ。初は学者という生き物が分からない。

「火柱?ボクではないよ。ロイかとも思ったが違うよな。
 じゃあ、誰が……」

金一封を泥棒した犯人は不明らしい。
増える謎、思ったよりも厄介な状況に溜息を吐かざるをえなかった。

//それでは私もこれにてー
334 :先生とガシャンナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/04(木) 00:44:36.47 ID:lI6mHjav0
>>331>>332>>333
第一回探索は失敗に終わった。
謎の火柱も発生。知るべき事は多い。

第二回が始まる時には少しはマシな対策が用意できればいいのが…次回へ続く!!
335 :先生とガシャンナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/04(木) 20:07:18.26 ID:lI6mHjav0
*詳しくは>>305-334

―某世界の越境者ギルド内にて―

先生
「さて、懲りずに二回目の探索を行うにあたっての打ち合わせだね〜
 前回は散々な目にあったけど兎に角時間が惜しいからね〜ガンガン行くよ〜」

依頼主である
サイバーなペストマスクにシルクハットと黒コートを纏い杖をつき歩く猫背の大柄なヒトガタが
テーブル席にて話を始めた。

ガシャンナ
「以前変わらず突如発生した瘴気の発生源特定と無効化が我々の目的です。
 個人的な浄化能力では太刀打ちできないのは一回目の探索で既に結論が出ました」

眼鏡に白衣で黒髪褐色肌のエキゾチックなチビッ娘が依頼主の傍らで続ける。

先生「そして前回の探索から大して時間経ってないんだけどある事実が発覚した」
ガシャンナ「先ずはコレを見ていただきたいのです」

テーブル席に置かれる鉄の箱。
それを開けると、四角い脈打つ肉の塊が出てきた。
所々に機能しているのか不明なぎょろぎょろと動く目玉があり
牙がびっしり生えた複数の口からは「うぉぉぉ…」と微かに声が聞こえる。

先生「コレ、前回の探索で使ってた計測機器なんだけどね〜」
ガシャンナ「我々の住まう世界の時間軸で25時間でしたか、無機物が完全に有機物に変異しました」

初っ端からヤバさビンビンであった。
336 :火乃香 ◆u9W8iYzV.O71 :2018/01/04(木) 20:28:40.56 ID:ev8dAcTP0
>>335

「私にはさっぱり分からないのでその方法を見つけるのは皆さんにお願いします!」
「でも危機が迫った時には皆さんのことをきっと守り通してみせまーす!」

赤髪でTシャツとショートパンツという薄着な少女火乃香は椅子に座って元気にそんな宣言をした。
色々と説明されたが少女の頭では何がやらさっぱり理解できなかった。だがそれでも色んな世界で人助けをする目的に変わりはない。

「うぅう、やっぱり怖いよぉ。今晩夢に出てきそう……」

不気味な肉の塊から目を背けて耳を塞ぐ。こういったものにはどうも慣れることができなかった。
337 :サート&クー ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/04(木) 20:32:13.91 ID:0yUL//F+0
>>335
「どうもー依頼を受けてやってきましたよーさーとさんだよー」

平穏な話し合いに遅れてやってきたのは垂れ目少女と槍だった。
主役は遅れてやってくる。……残念ながらそういうことではないらしいが。

彼女ら(?)もまた異界の探索依頼を引き受けた越境者であった。

[うへぇ……こりゃーひでぇや]
「グローい……でさーだったらどーやって対策するのー?
まだあたし、こんなくりーちゃーになりたくないよー?」

槍が喋った。気のせいではない。
少女の方はおいしくなさそうーなんて言っている。嫌そうな顔をして、化物箱を観察しての感想がそれだった。
338 :先生とガシャンナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/04(木) 20:46:32.20 ID:lI6mHjav0
>>336>>337
ガシャンナ
「第一回探索にて魔術、科学など多方面に対応したガスマスクで
 汚染区域内での活動自体は可能であると判明しています。
 ただ瘴気濃度が一定値を超えた場合はその限りではありません。
 濃度等の数値は此方で用意した測定機器でリアルタイム発信が可能です。
 ただ…」

娘が肉箱に目を落とし言いよどむ。

ガシャンナ
「如何やら瘴気汚染は物理的接触での干渉は当然な上、
 より認識を深めると…そうですね、便宜上『魂』とかそういった『存在』も侵食するようです。
 用意した測定機器は瘴気に対する多方面からの情報を処理します、
 機器内に蓄積されたデータは統合され、つまり認識を深める事となり…」

ぎょぉぉぉぉ、とこのタイミングで肉箱が呻く。

ガシャンナ「…」
先生「ま〜、つまり知れば知るほど自分の身体に危険が及ぶと理解してくれればいいよ〜」
ガシャンナ「はい、そういう事です。探索が目的となるので認識を深める行為を我々は行うわけで…」
先生「非常に危険な依頼、と言う訳だね〜。命の保証は出来ないよ〜」
339 :火乃香 ◆u9W8iYzV.O71 :2018/01/04(木) 21:04:15.17 ID:ev8dAcTP0
>>338

「??」

難しい説明をされている間は真剣に耳を傾けているようであったが実際は思考を半分ほど手放していた。頭の上に?が現れては消えていく。

「侵食されきる前にパパッと終わらせちゃえばいいんですね!時間との勝負…不安だけど、頑張りましょう!」

そして要点をまとめた説明をされると理解したようでガッツポーズ。
340 :サート&クー ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/04(木) 21:04:39.40 ID:0yUL//F+0
>>338
「うーん、よくわかんないけどーつまり危ないんだねー
報酬弾むー?金銀財宝ー?」

サートは単純だ。見合った報酬があるなら引き受けるだけ。
できるだけ知らないように、吸わないようにして迅速に。ちゃんとやるべきことは把握した。

[まあ、俺たちは報酬さえありゃ多少の危険は問題ないってことさ]

槍ことクーが解説。報酬さえ判明すれば防毒の装備を多少調達し、出発はできるようだ。
槍用の装備は諦めてるので、勿論サート用だけだが。
341 :先生とガシャンナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/04(木) 21:14:24.85 ID:lI6mHjav0
>>339>>340
ガシャンナ
「…説明は終了です。報酬は提示した通り。
 統計上、通常の依頼よりは十分多めの額の筈です」

先生
「前払い分で対瘴気用装備は整えられる筈だからね〜
 集合は―

とまあ、準備自体に問題は起こらず、探索の日当日、現地である!!

―――――

先生「…やっぱり何度見ても慣れないね〜」
ガシャンナ「暫く焼肉は遠慮したいです」
先生「あれぇ?そもそも君、ベジタリアンだろ〜?」

汚染区域の真ん前で越境者を待つモノふたつ。
第一回は黒塗りのコンバットスーツ部隊も居たのだが、今回は見当たらない。
342 :火乃香 ◆u9W8iYzV.O71 :2018/01/04(木) 21:22:31.47 ID:ev8dAcTP0
>>341

「うーん、ガスマスクなんて人生初。息苦しいよぉ……」

ガスマスク一つでそこにやってきた火乃香。それ以外は相変わらずの薄着である。

「今日のチームはこれで全員ですか?もしかして怖いのは瘴気だけ……?」

だとしたら自分はあまり役に立てないかもしれない。不安げな表情で。
343 :サート&クー ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/04(木) 21:26:26.13 ID:0yUL//F+0
>>341
「うーん、りょーかいー」
[了解だ。そんじゃあ、用意してくるかねぇ]

報酬もちゃんと確認できればあとは用はないと言わんばかりに席を立つ。
トラブルといえば、想定していた通り槍用の対瘴気用装備がなかった程度。サートの装備は無事に用意できて一人と一本は運命の日を迎える。

――――

「シュコ―さーとさんとーじょー」
[あの化物箱見て分かってはいたが、こりゃなんだぁ?悪魔の体液でもまき散らしたんか?]

ガスマスク、黒いフード付きロングコート、長ズボン。見るからに怪しい装いの隣には見覚えのある槍。サートとクーだ。
無事に一人用の装備は整ったそうだ。クーに関しては、まあ大丈夫だろう。

[調査と聞いてたからてっきりもう少し人数がいるかと思ったが……案外少人数で行くんだな]

クーが人数が少ないことをいぶかしむ。
彼女らは前回の探索で起きた悲劇を知らない。知らないのである。
344 :先生とガシャンナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/04(木) 21:31:44.79 ID:lI6mHjav0
>>342>>343
ガシャンナ
「…汚染区域には肉塊で作ったようなヤシの木の敵性生物が居ます。
 計測機器を誤魔化す擬態能力持ちで前回は辛酸を舐めさせられました」

先生
「連中、簡単に傷つけられるんだけど飛散する体液が厄介でね。
 黒い粘性のモノなんだけれど、これが流動体になった瘴気みたいなもんでね〜
 触れると浸食されて余程の耐性がなければ其の場で異形化さ〜」

ガシャンナ
「つまり戦闘は出来るだけ避けなければいけません。
 ご指摘の人数の少なさはそういった事情もあります。
 最も…その……」

先生
「いやー、万全を期したつもりの一回目の探索で酷い損害を出したからね〜
 スポンサーも二の足を踏んじゃってね〜」

はっはっは〜、と先生が笑う。

先生「まあ、やれる範囲の事をやるしか〜ない。悪いけど護衛よろしく〜」

とてちてとてちて、先生が歩き出す。
345 :火乃香 ◆u9W8iYzV.O71 :2018/01/04(木) 21:40:29.31 ID:ev8dAcTP0
>>344

「敵はいるんですね!はい、護衛はしっかりと務めさせてていただきます!」

敵がいるとなれば気は抜けない。避けたほうがいいのはもちろんなので出会わないように周囲に気を配るが。




346 :サート&クー ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/04(木) 21:42:37.61 ID:0yUL//F+0
>>344
「損害ってことはしゅこー」
[なるほどなぁ、反省を生かしたってことか。納得した]

何かを察した一人と一本。敢えては言わない。

[切るなって言うならそのように戦うこともできる。任されたぜ]

障壁や衝撃波主体で戦えばなんとかなるだろうと判断したようだ。
347 :先生とガシャンナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/04(木) 21:49:02.89 ID:lI6mHjav0
>>345>>346
草木生い茂る緑の大地から一転。
汚染区域はその全てが骨と肉で構成されているようだった。
大地は踏み出すたびにグニュグニュと嫌な感覚を返してくる。

先生「ん〜…周囲の木々を見ても先日の敵性体そっくりだね〜」
ガシャンナ「サンプルを採取、と言う訳にもいきませんか。あの巨体では」
先生「設備を近場まで持ってくるしか打開策がないけどな〜、予算にもかぎりはあるし〜」

今の所、襲撃はない。
ガシャンナの持つ計測機器は瘴気以外の異常を感知していない。
348 :火乃香 ◆u9W8iYzV.O71 :2018/01/04(木) 21:55:16.08 ID:ev8dAcTP0
>>347

「うっ、気持ち悪い……」

込み上げてくる不快感を堪えるように口元に手をやって。

「この周りの木がその生物の可能性はないんですか……?私は怪しいと思うんですけど」

機器に引っかからないなら十分にありえる。自然、警戒心を強めて拳を握る力を強めた。
349 :サート&クー ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/04(木) 22:00:31.73 ID:0yUL//F+0
>>347
「シュコ―」
[俺たちがいた世界も大概だったが……それ以上だなこりゃあ]

余りの惨状に顔を顰める。ガスマスクで分からないが。その分の感想はクーが代弁する。

いつの間にかサートは槍を手で構えている。警戒態勢、何が出てきてもいいように。
350 :先生とガシャンナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/04(木) 22:03:47.92 ID:lI6mHjav0
>>348>>349
先生「可能性はゼロじゃないね〜、寧ろ大いにある」
ガシャンナ「ですが敵性体の行動パターンが判明していないのも事実です」
先生「何が引き金で襲ってくるかも分からない、って事〜」
ガシャンナ「前に襲撃を受けた時は既に周囲を包囲されていました」
先生「敵性体が後ろからこっそり忍び寄ってきた訳でもない」

先生
「試しに周囲を傷つけるなんて案もあるけれど、
 瘴気濃度の増加が防げない行為は自分たちの不利にしかならないからねえ。
 とっても悩ましい〜」

とてちてとてちて、一行は進む。
…気のせいか焦げた臭いがする。
肉が焼けた不快な、と思いきや若干いい匂いである。

先生「焼肉行きたくなるね〜」
ガシャンナ「なりませんっ!」
351 :サート&クー ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/04(木) 22:14:28.46 ID:0yUL//F+0
>>350
[ってことは、だ
ここら辺のまだ無害な地面が突然化けて襲い掛かる可能性もあるってことか]
[チィッ!厄介なことだなぁ!]

クーが別の可能性を指摘する。
どちらにせよ、敵が突然現れることには変わりない。注意をせねばならない。

「……わかる」
[わからねぇ……]

焦げたような匂い。これをいい匂いと同意する者ここにもあり。
クーには嗅覚器官はないのでわからないが、理解はできないようだ。
352 :先生とガシャンナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/04(木) 22:50:09.65 ID:lI6mHjav0
>>351
匂いを辿っていくと、其処は不自然に隆起した肉の平原?であった。

ガシャンナ「先生、座標からすると此処は」

先生
「んー…どうやら襲撃にあった場所のようだね?
 地形が大分変っているような気がするけれど〜」

周囲を見回す先生と助手。
そして匂いの発生源が特定される。

ガシャンナ「焼け跡、ですか」
先生「火災旋風が通った後、だねこれは。そこだけ黒焦げで……再生していない?」
353 :サート&クー ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/04(木) 22:56:15.28 ID:0yUL//F+0
>>352
「シュコ―?」
[つまり、敵の弱点は炎か?それともその火災旋風が特殊だっただけか?
俺たちは炎は起こせないが、試してみる価値はあるんじゃねぇの?]

焼野原、というには狭い焼け跡。
炭化した地面を槍で突くサート。掘る気は……流石にない。
354 :先生とガシャンナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/04(木) 23:03:30.85 ID:lI6mHjav0
>>353
ザクザクと突く度に地面に穴が開く。
瘴気や粘液が湧いて出る様子もない。

先生「ん〜…今回は此処までにして炭化した組織を持ち帰ろう」
ガシャンナ「進まないのですか?」

先生
「アドバンテージが取れるかもしれない情報は得たんだ。
 解析して有効だと確定すれば、次回の探索は安全性がぐっと増す。
 それはそのまま探索可能域の拡大に必ず繋がる」

ガシャンナ「はい、そうですね…貴女達は如何思います?」

サトーとクーに問うガシャンナ。
355 :サート&クー ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/04(木) 23:10:37.48 ID:0yUL//F+0
>>354
[俺もとりあえず帰還した方がいいと思うぜ。
火を盛ってきた方が安全なのならそうしたほうがいい。無理に進む意味もねーだろ]

うんうんと頷くサート。クーの意見に賛成らしい。

というより、よくわからないけどクーが言うなら正しいだろう。と思ってるのがサートであった。
356 :先生とガシャンナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/04(木) 23:18:38.17 ID:lI6mHjav0
>>355
ガシャンナ「では、反対意見もないことですし、作業後に戻りましょう」

採取すべきものを取り、一行は安全圏へと引き返す。
行きより帰りに時間がかかったのは何も疲労のせいではない。

ガシャンナ
「探索開始時に此の座標は確実に安全圏内だった…
 汚染区域が広がっている?こんなに早く?」

先生
「数値に大きな変動がないって事は瘴気が劣化する事無く、
 未だに大気中に充満している訳だからね〜
 思った以上に時間はないのかもしれないね〜」

不安要素は増えるばかり。
次の探索までに有益な要素は増えるのか。

てなわけで今回はここまで、お疲れさまでした!!
357 :サート&クー ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/04(木) 23:20:53.85 ID:0yUL//F+0
>>356
//了解です。お疲れ様でした!
358 :幕間『Hocus Pocus』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/05(金) 22:59:29.53 ID:3p+06XEl0
【退廃近未来世界】
「ああ、来たか。時間通りだなセキュリティ」
旧世代を滅ぼしかけた第三次大戦による、破滅的被害から僅かに残った文明の地。ここは南半球、新オセアニア連邦。
その何処かに建てられた地下施設、テーブルしか置かれていない拷問室じみた閉塞的な一室にて、視界を塞ぐため顔に被せた麻袋を脱がせてやると、エリコ・ベアルザッティはテーブルに腰掛けた。

「悪く思うな。特定のセキュリティクリアランス以下の人間は、こうしなきゃ入れないのでな」


「以前ズンビーを始末したのを覚えてるな?お前らが前助けて、何故かレイダーなんぞやってた奴だ。……ハジム」
「君達があの脳を手に入れてくれたらしいね?助かったよ、マジで」

粗製なコーヒー片手に近づいてきて、声をかけるのはナヨナヨした白衣の浅黒い男。他の人の分の飲み物は持っていない。
男は手に持ったノートパソコンのキーボードを数度叩き、ディスプレイに表示された何らかのデータを見せた。その目は興味深い出来事に爛々と輝いている。

「生憎見せられるのはこれだけだが、非常に興味深いよ。アレを持ち帰ってくれて本当にありがとう」
見るからに研究に色々と捧げてるタイプだ。マトモではない。エリコも肩を竦めている。
こんな連中に引き渡された越境者の心境や如何に。
359 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2018/01/05(金) 23:04:09.16 ID:B9jx63h20
>>358
「ぷはぁっ」
「うー、目がチカチカするってんですよぉ」

大した抗議ではなく、状況を目を回しながらフラついて応じる様子からは気にしていないらしい

「あー……あのっ」
「……むむっ? そうだったってんでしたっけ?」

しかしこれに対してはイマイチ顔を顰める
彼等は埋葬したはずだ、その脳を暴いたことは少なくともニアはしていない
ひょいっと表示されているモノを覗き込みながら、男へ視線を送り続きを促した
360 :幕間『Hocus Pocus』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/05(金) 23:12:08.25 ID:3p+06XEl0
>>359
「聞いてなかったか?奴らの脳は俺が持ち帰らせてもらった。少々飛び散りすぎた気がしたが、存外何とかなるものだな」
シレッと顔を顰めるニアに告げるエリコ。ついでにドア閉めといたぞ、と言わんばかりの気軽さで告げられる冒涜。
「科学の進歩だよ。エージェント15」

「話を戻すぞ。奴らの脳を持ち帰り、記憶や自我を調べてみたんだが、何と言うべきか……」
言葉に詰まるエリコ。どう説明するべきか少々悩んでいるのだ。
「簡単に言えば新しい自我が観測された。二重人格なんかじゃない。上書き保存したみたいに、別の自我が芽生えていたんだ」


「奴らだって元はそこらから集められた死体、ちゃんと生きていた人間だったし、その過去がある。だが回収された脳はそれを自分の過去と認識していなかった」
「どう説明したものか…、例えば一人の人間ジョンの一生を綴った本があって、それを読み終えたとする。
 ジョンの一生を知って記憶しても、別にお前はジョンじゃないだろ? 奴らの頭の中では、過去の自分はそういう感じになっていたんだ」

「奴らはズンビーになってから現れた、別の自我だったんだ。
 脳内に残った記憶を利用して『それらしく振舞っていた』という事になる」
ゾッとしない話だろう。記憶を読み取り、まるで蘇ったかの様に擬態する。死者の安寧を汚していると考える者もいるかもしれない。
「薄気味悪い事だな?赤の他人が、友人、恋人、家族の皮を被って、そいつらのフリをしていつも通りの日常を送ろうとするなんてのは」
361 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2018/01/05(金) 23:20:35.99 ID:B9jx63h20
>>360
「聞いてないってんですけどぉ……」

むむぅ、と唸り唇を尖らせる
しかしそれ以上文句を言うことはない、越境者の身分上この手の事はよくあるのだから

「……」
「……それはっ、なんというかっ……」

言葉に詰まった、何も言えない
ニアは設計上、本来生まれるべきではなかった意識の存在だ
それでも今こうしていられる事に対して、存在出来る事に対して多大なる感謝を忘れずにはいられない

「……それって、そのっ……誰かが故意に行った、とか……?」
362 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/05(金) 23:22:58.56 ID:hQqE4/cLo
>>360

「興味深くはあるな」

 何時の間にかやってきていたのはどっかの政治将校。
 エリコ的にはこの女傑の登場は歓迎すべきかその逆か。

【何しろ事件やらトラブルの規模を最大化させかねない性質持ちである。惨劇!】

「脳内の記憶を読み取って擬似再現か。スナッチャーじゃああるまいし。
 で、だ。脳内の記憶からそれを模倣しているのは何だ?予想がついているなら勿体つけずに開示しろ」

 なんたる直裁。
363 :幕間『Hocus Pocus』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/05(金) 23:31:23.61 ID:3p+06XEl0
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364 :幕間『Hocus Pocus』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/05(金) 23:43:22.07 ID:3p+06XEl0
>>360-361
「さあな。───あのズンビー共、元々は死霊術と科学技術を組み合わせたもので蘇ったらしいな?
 俺の見解だが、狙ってやった結果ではなかっただろうな。不死身の強い軍隊を作るのに自我なんざ不要だ」
エリコの見解はあくまで軍人としてのものだ。ただ命令に忠実な軍隊を作るだけなら、何も自我を芽生えさせる必要など微塵も無い。

「それとも……。新たな生を歩ませるのが目的だったとでも言うのか?神気取りで?」


「そうだな。非科学的な事かもしれないが───第二の生、新しく宿った魂、とか?」
イムカの問いに答えるのはハジムだ。科学者ではあるが、彼はオカルティックな話も嫌いではない。
「すまないねお姉さん。生憎そっちはまだ研究中だ。便宜上、魂とでもしておくよ。何処かから産まれて、空になった容れ物に図々しく入ってきた魂。新たな自我、自意識」

「そもそも、死霊術なんての自体が此方の与り知らぬ所なんだ。何か変な物が産まれてもおかしくないだろうって半ば諦めムードさ。
 越境者、君達なら僕らよりは詳しいだろう?何が寄生虫みたいに死骸を操って真似してるのかは、悪いがここの連中はそこまで興味無いんだ」
代わりに調べておいてくれ、と冗談交じりの物言い。目の前の人物の災厄呼び寄せっぷりを知らないが故の軽い態度だ。
365 :幕間『Hocus Pocus』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/05(金) 23:46:49.92 ID:3p+06XEl0
(続き)

言い終えるとハジムは壁に写真を貼っていく。ローグエージェントを使って掻き集めた、今のところ把握出来てるだけの屍者達の顔写真だ。
哀れな農家に銃を向ける、以前討伐したズンビー。追跡されているとも知らずに、友人らしき人影と話す、青白い肌をした死人の女。
───そして、スクラップヤードにて狂人と暮らす、碧色の髪の少女。etc etc……。
その数、およそ十数枚。あの時助けられ、散らばっていった人数には程遠い。

「これから増えるかもしれないが、把握出来てるのはこれだけだ。エージェントを派遣してるから、見つかり次第連絡の行くようにする」


「そろそろ本題に入ろう。エージェント15から話は聞いてるよ。元々は、兵器利用するつもりだったんだろう?アレ。
 お偉方が目をつけた。死体も従順な兵士に出来るのなら、これ以上の使い道はないとさ」
エージェント15ことエリコは、素知らぬ顔して煙草に火を点ける。ハジムと呼ばれた男は、壁に近づくと歌う様に続ける。

「記憶の連続性が途切れて新たな自我があるのは丁度いい。『教育』がしやすくなる。
 人間の記憶なんてのは、結局どうやったって中々切り離せないものなのさ。どんなに手を加えても、日常の記憶はふとした拍子にポンと出てきてしまう」
カラカラと笑い、ハジムはコーヒーを置いた。その口振り、態度に一切の負の感情は無い。子供が習った事を親に教えるかの様に、楽しげですらある。

「出てくる日常もロクに無いのなら、それは非常に良い事になる。
 分かりやすく有り体に言ってしまえば、何も考えずにただ殺し回れる兵士にし易いって事さ。既に一度試したから間違いない」


「ズンビーハントだ。一体捕まえて、ここに連れて来るたびに報酬を支払おう。
 今のところは急ぎの用事じゃない。ゆっくりとでいいよ」
「調べるのにもサンプルが足りない。実際にモノにするのにも足りない。そこで君らの出番というわけだ。悪い話じゃないと思うんだけどね」
朗らかな笑いは名残惜しげに去り、ハジムはようやっと本題を切り出した。
「急ぎではないと言ったが、あんまりグズグズしすぎても抵抗が激しくなるだろう。やっぱり出来れば早い方がいいかな」
366 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2018/01/05(金) 23:52:03.86 ID:B9jx63h20
>>362-365
「あっ……」

ニアはその現象が起こった原因を知ろうとした、しかし現状においてはイムカの言葉に気付かされる事になった
即ち、それが何故かではなくそれが何か、なのだ

「……うーん」
「つまりっ、事故で目覚めた何かの意識っ……?」

なおの事他人事とは思えなかった
ニアとて立場が一歩でも異なればそちら側に踏み出していたとておかしくはなかったのだから

「ハントかぁっ……」

故にどうにも乗り気とは言えない、しかし

「……でもっ、原因とかそういうのが分かればっ……」

事態は少しでも好転するはずだ
その希望に、か細い蜘蛛の糸に縋り頷く他この場面ですべき事はない
367 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/05(金) 23:59:04.51 ID:hQqE4/cLo
>>364

「分析は無論させてもらう。火星の連中から新しいデータをせっつかれてもいるしな」

 何やら珍妙ワードが飛び出すイムカであるが、
 彼女が根無し草の越境者ではなく、背後に銀河帝国という背景を有することから察してもらいたい。

(見事にロクでもないな…)

 そして、その後のハシムの説明を聞いて内心嘆息をつくイムカである。
 やろうとしているのは、かつてエーカーと呼ばれた連中の模倣に近い。
 アンデッド兵士。コントロールできればそれは有用なのだろうが…有用なのか?

【イムカ個人としては否という回答である。それならば越境者はエーカーに勝利できなかった】

「話を聞いたところで答えは決まった。断る」

 腕を組んで堂々とのたまったものだ。なお理由としては――

「ゾンビーは趣味ではない。あの手の映画は嫌いなんだ。
 それに私の世界ではサーヴァイダーという自意識を切除したサイボーグ…単目的奉仕者がいるが」

 僅かに間をおいてからハシムを見やり、

「戦場ではさして使い物にならん」

 占領や統制を目的としない破壊と殺戮のみなら話は別だが。と付け加えておく。
368 :幕間『Hocus Pocus』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/06(土) 00:25:11.68 ID:d2Lgbnt30
>>366-367
「原因が分かって、それで?」
ニアの言葉に、エリコは静かに返した。煽りでも攻め立ててるわけでもない。原因が分かって、何が変わるのか理解していないのだ。

「いいか、奴らが何らかの意思で生まれた希望の光だろうが、未練がましく死体を走り回る電気信号の残滓だろうがやる事は一つだ。
 捕まえて、頭を弄って、兵士にする。それが出来たらの話だがな」
あくまで彼らの言う目的は変わらない。議論は平行線を辿るだけだろう。


「ハ、ハッキリ言うね…。サバサバしてるってこういう事かな?
 どこかで認識の食い違いがあったらしい。話す時はこれから気をつけよう」
あまりにも堂々と言われ、逆にうぐぐと身動ぐハジム。

ため息をつき、白衣の袖を捲る。腕に埋め込まれたウェアラブル端末に表示される画面には、この世界での言語による剣呑な文面。
「いつから選択の余地があると誤解していた?」
パネルに一度触れるだけでいい。それだけで、体内にナノマシンを埋め込まれたここの人間以外の者を殺すための、忌まわしい殺人兵器が起動する。
369 :幕間『Hocus Pocus』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/06(土) 00:30:39.36 ID:d2Lgbnt30
「やめておけ、お前の思うより遥かに危険だぞ、この女達は」
そんな腕を鷲掴みにし、捻り上げるエリコ。深いため息を漏らして、二人の方を向いた。
「これだから科学者は嫌いなんだ」

「上もズンビーだけで事を全て済ませようとは思っていないだろうさ。あくまで軍備強化の一環だ。
 兵士を訓練し、武器を作り、車両を揃えるのと同じ、切れる手の一つにする気だろう」
エーカーの様にな。静かにエリコは呟いた。この国の人間で、あの戦いに参加したのはこの男だけなのだ。
その際回収した情報はこの国の様々な軍事機関を巡った。その中のどこかが、目を付けたのだろう。


「お前らも乗り気じゃ無いのなら、言うだけ無駄だろう。強要はしない、命が惜しいんでな。
 ホラ、両手を出せ。大人しくしてれば、直ぐに帰してやる」
ブツブツ言うハジムを部屋から追い出し、手錠を取り出すエリコ。彼の方は引き際は弁えているのだ。
「これから記憶処理装置を使ってもらう。…と言いたいが、お前らの抵抗は洒落にならないだろう?
 この事を貝の様に黙っていられると誓えるなら、今回だけは免除してやる」

「警告だが、ここでの事は少なくともこの世界では喋るな。どこにでも目と耳はいる。もし聞かれても、俺も庇うつもりは無い。
 …それと、あまり考え込むな。奴らはあくまで死体を操ってるだけの寄生虫の様なものだ。仮に会っても肩入れするな。あの男の情婦にもな」

答えを待たず、二人の頭に袋を一気に被せ、ヘッドホンをかけるエリコ。
視界を覆う暗闇、周りの音を奪う爆音のクラシック。数十分それに耐えれば、視界に広がるのは人でごった返す汚れた駅前。
ロクでもない情報だけを押し付け、彼らは霞の様に消えてどこかに潜んだのであった。影の様に


//おちまい
370 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2018/01/06(土) 00:32:19.60 ID:KtMRvQIm0
>>367-368
「……ええっ!?」

と、ここでまさかのイムカ断る
真意を探る様に向き直り、目をパチパチとまばたかせている
そして続くエリコの言葉、成る程そういう事か
この顛末の発端は要するに、ニアは悪意だとか淀みだとかの闇間に触れなさ過ぎるという点に尽きる
根本として甘く、物事を突き進めば好に転じると信じがちなのだ

「……むぅっ……」

続く脅しに対しては唸る事以外には出来なかった
どの様な場所へ続くかを未知のまま、歩き続けるしかないと他の道を塞がれたのだから
371 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/06(土) 00:36:51.89 ID:xNjJNrvio
>>368

「さて、それならソレが私を殺す前にどれだけ報復を行えるか試すのも一興か?」

 何かをポンポン手でもてあそんでいるイムカである。
 どう見ても手榴弾です。本当にありがとうございました。

「私はネファレムだ。即死させられればいいがな?賭けるか?かまわんぞ?」

 名誉と誇りを第一とする人間はこれだからアレである。
 どう見ても真っ当な常識からはずれているというか価値観が破綻しているというか
 葉隠れというかシグルイってるというかである。

【が、ここはエリコのとりなしで事なきをえる。なお――】

「勘違いされては困るのだが、危険なのはニアだけだ。私はおしとやかで慎ましい淑女だぞ」

 なんたる欺瞞!数行前の己の言動など華麗にスルーである。

「さっさと帰せ。私は多忙なんだ」

 んでもって一瞬で駅前に運ばれ、嘆息をついてその場をあとにするのだった。

//ちょんちょん
372 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/06(土) 22:32:40.12 ID:xNjJNrvio
【前回までのあらすじ!】

 とあるファンタジー世界にて繰り広げられるスケイブン(鼠人)の陰謀。
 越境者達の活躍もむなしく、それは狡猾さと迅速さを以っておおよそ達成されてしまう。
 事態打開の指標を失った越境者達はそれでもなお足掻くしかないのだ。

 −−−−−−−−−−−−−
 −−−−−−−−−−
 −−−−−−

【金属の王国/王都にて――】

「諸君!!」

 壇上に白髪で痩せ型の老人が声を張り上げている。
 老人…しかして、その気力・活力共に常人ならざる充実さが見て取れ、凡そ老いによる衰えなどとは無縁である。

「善良にして勇敢なる王国の諸君!私は君たちに問う!今、王国は輝いているか!?」
「否!」「否!」

 声に人を惹きつけるモノがある。それは危険な魅力ではあった。
 無条件で民衆を狂奔させる魅力。カリスマ。

「今や悪辣なるスケイブンの刻印は広がりを見せている。遠からず多くの都市がその影響を受けるだろう。なら次に来るのは何か?」

 ここであえて声量を落としている。だが、周りは緊張を帯びて静まっており、聞くに不自由はない。
 演説の妙というものだろう。己を他者に浸透させるテクニック。

「膨大な難民の流入。社会システムの悪化。市街地のスラム化。
 そして、呪術による獣化。社会の根底が崩れ始めるだろう。峻厳なる王国が王国でなくなる。――私は認めない!!」

 瞬間、周囲より熱を帯びた歓声。それもあろう。この厳しい時代において、まさに壇上の男は英雄の如き輝きを放っている。

「私は決断の時が来たと判断する!汚らわしきスケイブンに対しての報復を!!」

 この頃には一体の熱はまさに怒涛の如しだ。大衆を、流れを、感情を掌握した。

「私はここに大攻勢を王国に要求する!約束しよう、アウトキャストは必ずや王国の自由を奪還すると!!」

 −−−−−−−−
 −−−−
 −−

「いい機会だったな。アレが越境者の敵…アウトキャストの首魁だ」

 アウトキャスト…嘗てエーカーと呼ばれるカノッサ機関と敵対した大組織。その残党である。
 もっとも、彼等は決定的敗北の前に本隊を離脱。資源と兵力を維持したまま終戦を迎えた。

【その後の越境者の勝利の間隙を突いての逆襲は、多くの犠牲を生み出し、越境者の多くを人体実験の贄とした】
 【→劣勢の際に追い込まれた越境者達も夜の貴族(ノスフェラトゥ)との同盟にて均衡状態にまでは以っていけたが…】

「コードネームjはベノム(毒)。まあ、危険な男であることは一目瞭然だな」

【金属の王国の事件に介入した越境者達は今回、遠目からその首魁を目撃する機会を得られたといったところか】
373 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆km2ZaEuvD3UP [sage saga]:2018/01/06(土) 22:42:18.16 ID:mehUCQH80
>>372
「・・・・・・・・。」
どす黒い感情を溢れるままにヴェノムをにらみつけているのは
374 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2018/01/06(土) 22:46:13.62 ID:KtMRvQIm0
>>372
「ふゥン……」

と、見遣るムガの瞳の興味はそこにさして惹かれていない
エーカーは鼠人に取って金払いのいい雇い主であったし、その後は厄介な敵となった
そして今は敵の敵であり、それ以上でもそれ以外でもない

「……あぁ、そういえば」

盗賊ギルドの件の猫人達から得た情報などを開示
幾度となく彼等にアクセスを試み、コネクションをこの場だけでもいい、確固たるモノにすべく行動を続けていたのだ
375 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/06(土) 22:46:26.12 ID:mehUCQH80
>>372
「・・・・・・・・。」
どす黒い感情を溢れるままにヴェノムをにらみつけているのはこの国の出身者である男
昔自分たちをさんざん陥れたあげく 壊滅してなお頭痛の種となり

この国の危機に乗じてのさばりつくすアウトキャストへの殺意に満ち溢れていた

「・・・・・・・・・・。」
すでに感情に身を任せ暴れないのが不思議なぐらいである

目は血走り
歯ぐきから血が滲み
握った拳 爪が掌に食い込んでいる

爆発寸前のわが身をギリギリの理性が制御している状態であった
376 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/06(土) 22:48:09.45 ID:d2Lgbnt30
>>372
「すまない、キョーミ無い話がうるさかったからお耳にチャックしてた。何だって?」
おどけた様に肩を竦め、外した耳栓を路上に捨てるソーマタージ。美意識の欠片も無い。
成る程確かに大ボスといった雰囲気だ。カリスマ性もあるらしい。

「この場で仕留めるとなると、些か骨が折れそうだな」


「まさかとは思うが、敵さんの選挙演説聴くために来たわけじゃないだろ?顔は覚えたがどうする気だ?
 念のための確認だが、手を組むとは言うまいな?」
マントに付いた黒いフードで目元まで隠し、てはいるが、口ぶりからあまりいい顔をしていない事は察せられるだろう。
呉越同舟だの何だの言おうにも、相手は散々煮え湯を飲まされ飲ましあってきた仲だ。スプロールの吸血鬼の様にすらいかないだろう。

そもそも遠目からとはいえ、敵の大首魁の前に姿を現していい物なのか。
一応世界に合った革鎧とマントで変装しているとはいえ、あまり姿を晒したくないのが本音だ。
「とっとと帰ろーぜ。面倒毎はこの国の人間に任せよう。国家が解体されようが俺の与り知らぬところよ」
377 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [age]:2018/01/06(土) 22:55:08.89 ID:KtMRvQIm0
>>375
「……」

憤怒を内に押さえ付けている彼の姿が視界に映る
背中を軽くノックする様に叩こうと手を伸ばした
通常ならば、仮にこれが半人や(元)猫人ならば踏み出す事に躊躇してしまうような一歩
それをある意味無遠慮に踏み込んでしまうのはその性格故である

378 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/06(土) 23:04:51.17 ID:mehUCQH80
>>377
ロイの背を叩こうと手を伸ばしたその瞬間である

「ッ!!」
サーベルのグリップを握り 鬼の形相で振り向くロイ
それを行おうとしたのが ムガだと分かりブレードを抜くことはなかったが

ロイ「・・・・・・。」
ムガを一つ睨み またアウトキャストをにらみつけるのであった
379 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/06(土) 23:09:30.83 ID:xNjJNrvio
>>374

「ふむ。君も影働きご苦労だったな」

 盗賊ギルドとのコネクションは様々な情報をもたらした。
 オーガ部族を半ば脅して、協力を強いた狩人ガルファクスの動き(が、どうもこの強いたというのがやや偽装の臭い)
 アウトキャストやトクシュブタイが血の刻印の完全成就を食い止めたこと。
 しかし、半ば完成した血の刻印は時を置かず拡大し、結局は完成してしまうこと。そして――

「血の刻印の大要点。破壊すれば召喚陣全てが破綻する急所をおおよそ特定。
 そして、鉱石神の信管達が各霊地に司祭を派遣か」


>>375

「まるで主役気取りだな。が、言っていることは間違っていない」

 ここで攻勢に出ねば後が無い。というより出るなら今しかない。
 不愉快極まりないことに、これは煽動ではあるが、誤りも偽りもない事実なのだ。

【そも国を害すのならばこの演説が黙認≠ウれるわけがないのだ】
 【→王国も政治的な判断を以って、これを許可している。踊る人形として。それをアウトキャストも利用している。冷たい共闘といえよう】

「連中の危険性と所業はレポートにまとめて提出はしておけ。欠かさずにな。幸い、君の国は愚かじゃあない」


>>376

「暗殺は失敗するな。それに流儀でもない」

 あの手のタイプは暗殺などといった手段をすり抜けてしまう因果を持つ。これは理屈ではない。

「いや、今回は奴の存在を肌で知りたかっただけだ。いい機会だったからな。
 手を組む?冗談じゃあない。共闘ではなく、互いのスタンドプレーの結果による事態の解決がせいぜいだ」

 たまたま利害が一致しているに過ぎず、なかよく手を組むなど万一にもありえない。
 ここはソーマタージの言葉を全面的に肯定する。

「せっかく表で士気をあげてくれているんだ。せいぜい、裏で動く我々としては利用させてもらうさ」

 −−−−−−−−−−−
 −−−−−−−−−
 −−−−−−

【全員対象】

 ムガが仕入れた情報のひとつ。霊地への高位司祭の派遣…この地の神格は現世への干渉が途絶えて久しい。
 ゆえにコールゴッドに応えるような顕現力などさして残ってはいないだろうが…

「切り札の準備だろう。王国も本気だな。さて、我々のやることは、だ」

 改めて今回の主目的を提示する。王都に寄ったのはその実、ただ通り道だったからに過ぎない。

「スケイブンの血の刻印は凡そ、刻まれた。阻止できたのはさほど多くない。ゆえに今は極めて不安定なバランスで成り立っている。が、」

 イムカは地図を指差す。そこは…オーガ生息圏。王国もおいそれと手が出せない地だ。

「オーガの地も血の刻印の要点だ。オーガ部族とコンタクトし、彼等から情報と神格を用いた経緯を問う目的もあるが、
 スケイブンはおそらく此処にも刻印を穿とうとするだろう。それを阻止するために動く」
380 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2018/01/06(土) 23:16:54.63 ID:KtMRvQIm0
>>378
「っと……」
「……落ち着け、えーと……」

肩を竦め、何やら考え込む様子

「……頭は熱く体は冷静に……違う、逆」

(元)猫人がよく言う口癖を真似ようとしているらしい
最も話半分でしか聞いていない為にだいぶ付け焼き刃ではあったが

「ともあれ」

次の所作は肩に手を置く事を目指していた
そしてそれは鼠人の習性にはない、ヒトがヒトの為に行う信頼故の行動

「……それはもう少し取っておけ、ぶつける時が来る時まで」


>>379
「……いや、別に」

やや間があった
多分ギルドのあの猫人に相変わらずいいようにからかわれているのであろう
最も、サツバツに陥らない所や情報の質を見るとそこそこな関係が築けている様ではあるが

「……機先を制するってよりは防衛か」

オーク族とのコンタクトは能動的だが、結局の所は要地の防衛と受動的だ
敵の動きの全貌が掴めぬ以上、後手に回るのは致し方ないがムガとしては苦手分野が続くなと唸る
381 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/06(土) 23:24:27.11 ID:d2Lgbnt30
>>379
「出来れば、俺も表でキャーキャー言われる役をやりたかったがね」
下手に悲劇を煽られ、あきらめムードにされるよりはマシという事か。やれやれと言いたげに軽く首を振る。


「オーガ…。狩人の使ってたあれも気になるな。何を話して、何を与えたのか…。
 そして俺らでも使える物なのか。しっかりとお話する必要があるな」
地図を覗き込み考え込む。スケイブンにとっても、オーガの存在は目障りなはずだ。潰しに来る可能性は高いだろう。

「オーガと俺らだけじゃ、少し荷が勝つんじゃあないか?この国の連中もこき使いたいのが本音だが、まあ無理か。
 曲がりなりにも、腐っても将校なんだろ?お前んとこの兵士は使えないのか?」
言い終えると同時に首を横に振る。バカな事を言った。
「使えたら最初っから使ってるか」

「早いところ向かうとしよう。時のある間にバラを摘めってな。
 行かないにしても、そこの短足便利屋マンの胃に穴が開く前にここは離れてやろう」
382 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/06(土) 23:30:16.74 ID:mehUCQH80
>>380
「・・・・・・・・・・・・」
パンパンに膨れ上がった風船から空気が抜けるようにどす黒い感情が抜けていく
ムガの口下手なムガの精いっぱいの気づかいのおかげだろう

どす黒い感情が抜けきることはなかったが 幾分冷静さは取り戻した

「・・・悪い」
肩に手を置くムガに 一言謝罪するのであった

>>379
「・・・・・・・・・。」
後日 王国の軍本部にロイの名が明記されたレポートが提出された

アウトキャストと呼ばばれる組織の全貌と 越境者との間で起きた戦いが ロイの知識でわかる範囲で記されていた

激情にカラれることなく 整然と 粛々と分かりやすく書き記されたレポート
なのに漂うオーラは まるで怨念の如くへばりついていた

「・・・・・あぁいつぞや言っていたな 怒りはドブネズミにぶつけろと」
ムガの言葉によって冷静さを取り戻したロイが初めて言葉を口にする


「キンバにはコンタクトが取れるだろうが 他の部族はどうするつもりだ?
 むしろコンタクトが取れるキンバが異常なほどだ 下手にてをだして 食われたじゃ本末転倒だぞ」
383 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2018/01/06(土) 23:43:10.39 ID:KtMRvQIm0
>>381
「キャー、キャー」

とは棒読み&無表情のまま、ソーマタージに対してである
しかしロイに気遣っての移動に関しては全くの同意らしく、頷いて見せるのであった

>>382
「ん、あぁ……謝る必要はない」

どうにもこういう空気は未だ慣れない
俯きナナメ下を見て素っ気なく返すのが精一杯なのであった
384 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/06(土) 23:46:29.89 ID:xNjJNrvio
>>380

「機先は既に制され切った。この場合無理攻めをしても事態を悪化させるばかりさ」

 将としてのイムカは普段の彼女を知る者には意外かもしれないが守勢を得意とするタイプだ。
 ゆえその経験則が言わせているのだろうか。

「今は機動防御で敵の攻撃発起点を潰していく局面だ。なにせ反撃の一撃の機会は一回。
 失敗すれば全てご破算だ。私は勝算の無い戦いはしない主義なのでな」

 今が劣勢の際である。反撃のタイミングを誤ればゲームセットだ。
 これを慎重を見るか臆病と見るかはムガ次第ではあったが。

>>381

「すまないが、私の兵はアテにはするな。使えていたらとうに使っている」

 ソーマタージの言葉の通りということだ。兵力を思うがままに運用できるほど都合よくは行かない。
 越境能力/修正力/ワールドタイムゲートの未開通。あまりにも制約は大きい。

「君の言うことはもっともだ。前は間に合わなかった。同じ轍を踏むのは御免被る」

>>382

「君の言うとおり、我々が接触できるのはあの部族だけだ。彼等から他のオーガ族の動きも聞けるだろう。
 まあ、窓口として見込めるアテがあること事態が僥倖だ。情報は得られるだろうし協力もおそらくな」

 オーガ部族全てなどと贅沢は言わない。対抗手段の持ち合わせをどうやらオーガは持っている。
 それを得られれば十分だ。既に決戦の気風が満ちている。それまでに多くのカードを得ねばならないし、
 逆に敵のカードは少しでも削り取らねばならない。


 −−−−−−−−−−−−−−

【夜の闇を越えて――】

 刻印により生み出された天を貫く黒柱の影響圏外は王国は常通りの姿を保っている。
 峻厳なる山道。照りつける太陽。吹きすさぶ風。この厳しい大地をこの国の者達は愛してきた。
 厳しい自然は、強靭な肉体と意思を育む。そうして、生きてきたのだ。

【しかし、黒柱に近い地点かつ、夜になればその様相は一変する】

「本来、強行軍は控えたいが、今回は夜通しで突っ切るぞ」

 太陽が落ち、夜の闇が天を包むと、イムカは馬を走らせながら天を仰ぐ。
 墨汁をぶちまけたような空。小雨がパラパラと振っている。

【月が昇っているが、真っ青な色合いだ。不気味だ。青い血を塗ったくったような】

 今、この地では夜は危険なのだ。獣人との戦いから越境者達も重々承知のはず。
 ゆえに、仮眠はむしろ昼間に取り、夜に備えるのは当然の仕儀であった。野営などどうぞ襲撃してくださいと言っているようなもの。

【木の陰、木の葉の影から眼球を失った天使虫が時折こちらを覗いている。
 狂気。獣に引きずり込むか啓蒙に狂わせるか。夜が訪れる度にその数を増している】

 オアアアーオアアアアー…鼓膜を震わせる赤子の鳴き声!
385 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2018/01/06(土) 23:58:25.97 ID:KtMRvQIm0
>>384
「……なるべく、正面切ってってのは他のにやって貰いたいもんだけど」

(元)猫人のイリーや半人タェンティースなんかがその手の仕事を得意としている
対して矢張りムガは盾よりも矢となる方を好むのだ
何かが背後にある、守るものがあるというのは今ひとつ性に合わない

「あぁ……まぁ、そういうのなら」

しかし敵攻撃の前にそれを狙い定め穿つというのに対してはふむむと頷く
結局の所は大局の中であってもそれを動かすのは個々の現場という事であろう
因みにイムカの戦い方に対しては特段言うことはなかった
これは時の権力者に重用されていたヤソの衆のしきたりみたいなモノも大きい

そんでもって?

いつもとは異なる空気を感じたのであろう、丸っこいプリプリぼでーの馬(豚)はお休みらしい
蒼ざめた夜、雨が鬱陶しい

「……」

羽虫めいた造形物を物珍しそうに見遣る
その影響力はムガに取ってはさしたる悪効を及ぼさなかった
鼠人は元より夜側の住民、ヒトよりもずっと【獣】サイドに近いのである

「……、」

しかし赤子の泣き声には顔を顰める
ずっと優れた聴覚が拾うそれはダイレクトに脳を揺さぶるのだ
386 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/07(日) 00:01:29.78 ID:/ylt1gkJ0
>>383-384
「ワオ、耳を澄ませてみろよ。どこかで生まれるべきではなかったガキが、首を絞められて殺されてるらしい。
 と思ったらおまえの声か。フン」
ムガのやる気ない声援に皮肉を飛ばして鼻を鳴らす。多少は気遣っているものの、いつも通りという事だ。


「やれやれ。俺昼型なんだけどな」
ロングソードを担ぎ、夜の帳を駆ける影。黒いマントと革鎧は夜闇に紛れ、彼の姿を映すのはこしに吊り下げられた小さなランタンのみ。
草葉の陰から見守っているつもりか、天使虫に目もくれずにただただ走る。走る。
「潜水艦の様に夜を急ぐぜ。16ノットで闇を泳げ」

「見ろ!青ざめた血の空だ!言いたかないが、本格的にヤバいかもな、この世界。
 気は確かかな諸君。苦しい事つらい事があったらいつでもドーゾ。酒やクスリに逃げるよりかは健康的だ」

ゾッとしない空、遠くから聞こえる赤子の声。良い感情は沸かないが、心を乱される事も無い。
嘗て狐に一杯食わされた時から、この男は人間性をまた削ぎ落としてきた。ヒトの範疇を超えたものと相対した時のために。感傷を殺すために。
だからこそ彼は狂気にも悲鳴にも呑まれず、此処に立っている。少なくとも、今のところは立てている。

「有名な脅し文句が使えなくなったな。気を付ける以前に、これじゃ夜道を歩く人間がいなくなっちまう」
387 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/07(日) 00:02:28.42 ID:W50RhTbP0
>>384
「この国でオーガと外交か…時代は変わるもんだ」

【んでもって 夜】

「了解だ」
ハルバートを片手に もう片手は馬の手綱を握る

ムガのおかげでどす黒い感情も薄れた 忌々しい糞虫相手にも揺らぐことがない程度には周りも見えている

恐らく獣が出るのだろう 全方位に注意を向けながら進む
388 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/07(日) 00:09:40.91 ID:1fRhFZiJo
【全員対象】

「ひえーっ!」「おたすけデシー!」

 ふと、赤子の鳴き声で蹄の音に叫び声が混じった。前方で誰がが襲われている。
 それを青い月の不気味な光の下でみやれば、

【襲われている側は奇妙であった。ゴブリンである。それが二匹】
【→しかし何か、悪辣を是とするゴブリンにしては妙にコミカルというかナサケネーというか、討伐する気も失せそうなヘッポコぶりというか】

 が、襲っている側。そちらはまさに異形であった。

「―――」「―――」「―――」

 それらはニンゲンが聴ける波長を越えた声を上げていた。
 ソレを認識できないのは幸いである。深遠の知識がすぐさま狂気をもたらしたであろうから。

「―――」「―――」「―――」

 その頭部は異様であった。脳が収まるべき頭頂部が数倍に膨れ上がっていた。
 第三の眼が開眼し、複層的な知見を得られるようになったためと、彼等は思い込んでいる。
 その実、ただ、妄想が膨れ上がり、異形の狂人と化しただけなのだが。

「―――」「―――」「―――」

 それらは学院の制服(ボロボロでかろうじて判別できる)を着ていた。
 この国の学術機関。そこの生徒。≪獣≫に堕しはしなかったが、代わりに≪啓蒙≫に狂った。
 スケイブンの刻印がもたらす第二の結末だ。

「―――」「―――」「―――」

 その手は変形し触手のようにうねり血がこびりついていた。
 知識を深めるための解体実験≠フ名残。むろん、実際はグロテスクな殺傷行為に過ぎない。
 徘徊し、目に付いた動くモノを殺す。それだけの存在と成り果てていた。

「オタスケーオタスケーデシ〜〜!!」

 進退窮まったゴブゴブコンビは身を伏せながらガクブルしている。
 泣き言言いながら怯えているが狂気に犯されぬだけ大したものだろう。

【異形どもはこちらに背を向けている状態。強襲がかなうところだろう→一撃で決着をつけられるチャンスだ】
【もちろん、放置してゴブゴブコンビを見捨てる選択肢もアリだ。別に助けなきゃいけない理由もない】
【しかして、啓蒙に侵された彼等の魂を救うならば、ここで倒すのも慈悲なる選択肢となるだろう】
389 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2018/01/07(日) 00:20:34.07 ID:ERuLPOaL0
>>388
「……」

疾駆する馬に揺られながらもムガはその背に直立している
少し身を屈めたと思いきや輪郭がボヤけて消えた
瞳に死に掛けの心臓の鼓動めいた魔力を宿し、握る刃は一族の誇りたる名刀
幾度か立ち回りを繰り広げた異形ではあるが、ここまで重度な変異を遂げている個体をムガは初めて見る
その戦力を知って置く必要があるな、と、そう思っただけなのである
異形一体の背に向けて色を帯びた風の如き素早さで強襲!
呪詛付与(カース・エンチャント)の刃で肥大化した頭部を抉り破壊せんと!
自身の行動は戦闘者として自然な運びであり、決して何かを助けたり、救ったり、そういうのではないのだ、そう決して
390 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/07(日) 00:25:16.72 ID:/ylt1gkJ0
>>388
「見ろよ。ゴブリンだ。変わらぬ日常ってステキだな?」
走りながら指し示す。ゴブリンが異形と戦って死のうが、普段ならば気にしないどころか肴にしていただろう。
だが今は違う。彼らの長たる狩人がどのような形であれ関わっている以上、情報源となる彼らを死なせるのは悪手となる。

「狩人に繋がってる可能性は無い事も無い。行くぞ野郎ども」


「バックスタブだ。生まれ変わったら、能じゃなくて後頭部に瞳を生やせるようにしな」
月夜の狂気と赤子の鳴き声に混ざる冷たい声。死の宣告だ。

怪物の背後から横薙ぎに振るわれる銀の刃。両膝の切断、姿勢が崩れるのを狙った無慈悲な一撃。
叶ったのならば、後は抹殺だけだ。弓の様に引き絞った肉体、ピンと伸ばされた指先が、一瞬だけ蛇の舌めいて上下に揺れた。
「俺からの宿題だ」

杭打機めいて、膨れ上がった頭部に放たれる鋭い貫手!頭蓋を砕き、詰まった脳を徹底的に破壊して殺すための一手!
突き刺さったが最期、数度指先で掻き回し中身を蹂躙した後、その啓蒙詰まった内容物を引きずり出そうと荒々しく引き抜かれるだろう。
391 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/07(日) 00:28:19.48 ID:W50RhTbP0
>>388
「・・・・・・・・・」
ある程度薄まった怒りがそれを見て再燃した

この国は慢性的なマンパワー不足に陥っている
つらく厳しい大地で子供が生きていくのも一苦労

ゆえにこの国では赤子が 子供が そして将来を担う若人が何よりの宝であった

そんな将来をテメェらの勝手な欲求でゆがめられ狂わされた



その罪 万死ですら生ぬるい


手綱をひく 馬がいななき後ろ足で立ち上がる

ハルバートを構え 狂った学生たちを睨みつけるは死の宣告と化したロイである

ゴブリンを助ける気持ちはかけらもない
ただ辱められた学生たちに終わりを与えんと 元学生たちへ猛然と突撃を仕掛ける

ハルバートを構え 馬を走らせる それは一撃必殺のランスチャージであった
392 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/07(日) 00:36:55.51 ID:1fRhFZiJo
>>389

 ズガッ!と強襲ゆえのあっけなさを以って、異形の頭部を寸断するムガのカタナ。
 敵が真価を発揮する前にその生命を断つ。これこそがバックスタブの妙であろう。

【頭部を抉られ倒れた死体を見やれば、傷口の奥では大量の眼球がびくびく動いている】
 【真に恐ろしきはこの異形以上に、ここまでの狂気をもたらす上位者の影響力か】

>>390

「―――」

 ぐるりと振り向き、両手の触手を帯電させかけたところで、
 その頭部に銀の長剣が突き入れられる。そして、抉られ、脳細胞とそれ以外をぐちゃぐちゃに破壊。

【長剣にこびりつく脳とそれ以外の何かの欠片。凡そ頭部に詰まっていてはいけないはずの臓器も見受けられた】

>>391

 国の宝である若人が穢される。ロイの怒りは正当であり、その憤怒は必然である。
 騎馬の加速力を伴ったランスチャージは容易く啓蒙に狂った学生を刈り取った。おそらくは痛みもなく一瞬で。

【そして認識せざるを得ない。徐々に一般人にまで上位者の祝福はその根を張り始めたことを】

 −−−−−−−−−
 −−−−−−−

「ゴブー!やったデシ!!」「助かったデシ!!」

 思わぬ救いの手に万歳喝采とぴょーんと飛び上がるゴブゴブコンビであったが、
 次に目に映ったのは、おっかない越境者連中ではないか!恐怖度でいえば、先程の異形と大差なし!

「ゴブ…で、ではゴブ達はこれにてシツレイデシ…」「下っ端人生もツライデシ…!」

 シュタっと片手を挙げてその場を離脱しようとするゴブゴブコンビであったが、

「待て――」

 ガシィ!とイムカがその肩を掴み、下痢腹でトイレに駆け込む寸前に妨害されたような悲壮な顔つきとなったゴブゴブコンビの、

「「ヒィイイイイイイイイッ!!!」」

 恐怖体験的な叫びが木霊したそうな。

【はてさて、思わず遭遇したゴブゴブコンビはどのような情報をもたらすのであろうか。次回に続く!】

//では今回はコレマデー!!ノシ
393 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2018/01/07(日) 22:23:23.66 ID:1fRhFZiJo
【前回までのあらすじ!!(という名のシチュ構築】

 とあるファンタジー世界にて。
 イムカ・グリムナ−一行が舞台裏より核心へと向かっている最中、
 舞台の表でも大きな戦いが起ころうとしていた。

 −−−−−−−−−
 −−−−−−−
 −−−−−

【前回までのあらすじ2!(という名のシチュ構築】

 愛すべき峻厳なる大地を鼠人(スケイブン)に蹂躙され、報復の機運が国土を満たした。
 金属の王国は動員できる兵力、トクシュブタイの全てを以って大征戦を布告。
 スケイブンもこれに対し過去最大級の氏族を召集。

 互いの総兵力は万を越える死闘の幕開け。

 ここに後の王国の命運を決する一大決戦――ロンデルガードの戦いが開始された。

 −−−−−−−−−−

【野営地にて】

「ああ、冒険者ギルド、傭兵ギルドお構いなしにかき集めてどうにか数をそろえた格好だ。
 まあ、正規軍は精強なれどマンパワーが不足なんだから致し方ないってところだ」

 物資の運搬や炊き出しなど、せわしない空気がどよめく野営地にて、
 クルト・カントールはノイズ塗れの通信を元上官の政治将校と交わしている。

「解ってる。今回jは連中(アウトキャスト)が妙な事をやる可能性は低いと踏んでいるが、
 危険な連中だからな。おかしな兆候があったら…まあ、なんとかやるさ」

 葉巻を口に咥えて一服。一般的な鎧着の者達とも異なり、
 クルトの格好は明らかに奇異である。さもあらん。アサルトライフルに第二種複層プラスティック素材のコンバットスーツ。
 その上に纏うやや短めの火鼠の衣がかろうじてこの世界ともマッチする唯一の衣装か?

「さて…」

 クルトはぐるりと周囲に目を向ける。
 舞台裏で動いている連中はともかく、この戦いは稼ぎ時でもあり、またここで勝たねば越境者全体にも悪影響を及ぼす重要な局面。
 様々な理由で他にも越境者が参戦していてもおかしくなシチュエーションではあるが?
394 :BB ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/07(日) 22:28:03.04 ID:5yZI4FBr0
>>393
ぐるりと見まわすと早速浮いた存在が目に付く。
漆黒のSF風コンバットスーツで全身を覆い
サブマシンガンの様なモノを携行したヒトガタだ。

「…」

何の理由で参戦しているかは定かではない…
395 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2018/01/07(日) 22:34:13.37 ID:1fRhFZiJo
>>394

 この世界では世界修正力によりやたら劣化が激しくメンテが欠かせない銃器であるが、 
 ひとつだけ、メリットと呼べるものがある。浮いたもの同士を捕まえやすいってことだ。

「おい、お前さん。ちょっとこっちに来てくれるか」

 BBが見やれば、これまた奇異な格好の老兵が目に留まるだろう。
 装備のテクノロジーレベルがこの世界よりむしろBBの世界寄りの、だ。

「装備の不均衡でまともにチームを作れなくて困っている。
 俺の見る限りお前さんもそのクチに思えるが、組んでみるか?」

 割と気楽かつぐいぐいと押す形で提案するクルト。
 しかして、戦場では過ぎた遠慮は何も生み出さない。どころか害悪ですらあると知っているゆえでもある。
396 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/07(日) 22:35:26.86 ID:ERuLPOaL0
>>393-394
「えっさ、ほいさっ」
「よいしょ、ほいしょ」

さて、イムカ達と一度別行動を取っていた半人
済し崩し的にこのイクサにエントリーなのである
鎧達の中で此方も矢張り浮く出で立ちは軽装であり、少ない武具も科学的だ
物資運搬で右往左往、ついでに炊き出しも手伝ったりその面で言えば八面六臂の大活躍なう

「あ、みなさーん、どうもですー」

サツバツから隔離したような声で明らかに越境者な一同に手を振った
最も、それも緊張をほぐす為の手段としての所作ではあるが
397 :エリコ・ベアルザッティ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/07(日) 22:36:15.98 ID:/ylt1gkJ0
>>393
「触るな。お前らの五世紀は先を行く装備だぞ」
テーブルの上に置かれた、大きなトランクケースに触れようとした傭兵の手を払う。頭に被った異邦の黒いフードの下から、緑の目が睨みつけた。
曲がりなりにも越境者である彼としても、その背後の存在としても、悪影響を及ぼしかねないスケイブンの企みは見過ごせないものだった。故にこうして戦に加わる形となる。

「外の天気はどうだ。快晴なら言う事無しなんだが。
 現場仕事は好きじゃないのだがな。ソーマタージや例の伍長はどこに行った?」


背負った鞄に詰め込まれているのは予備弾倉、エネルギーパックなどの必需品。側に立てかけられているのは標準的なサブマシンガン。
そして、新装備たるトランク。持ち込めたのはこれが全てだ。

「いつ始まる。手早く済ませたいのだが」
最後の確認を終え、最早やる事は何も無い。その時が来るまでリラックスするだけだ。
398 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/07(日) 22:38:00.81 ID:W50RhTbP0
>>393
ざんばら髪を結いもせず
肩に担いだ仕込み杖
紺の着流し身にまとい
戦場にはせ参じた男

誰もが厳めしい顔つきだったり 不安だったりな中 場違いなほどににこやかな男がいた

嗚呼 笑顔だ 晴れ渡る笑み 屈託のない笑み きっとこのことを言うのだろう

カノッサがどの程度かかわっているか そんな事は鈴虫には分からなかった
というか全くかかわってなくてもどうでもよかった

もうすぐ血みどろの戦争がはじまる
それだけがこの男に関係があった

これがお年玉というやつですね 分かります

と言わんばかりに笑みを浮かべる鈴虫は さぞかし浮いた存在であろう
一応カノテクがかかわっていなかった時のために書置きは残しておきました

【スプロール カノッサ・テクノロジー CEOの執務室】
オーガニックなテーブルには達筆な字で

『夕餉までには帰る』

と書かれたメモが残されていたそうな・・・・・
399 :BB ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/07(日) 22:40:58.87 ID:5yZI4FBr0
>>395>>396
「ええ、よろしく頼みます」

フルフェイス故、淡々とした言葉だけでは感情が読みづらかろうが…
兎も角、BBはクルトの申し出を即決で受け入れる。

「…類は友を呼ぶ、といった具合だろうか?」

そこへタェンティースの登場である。
色物集団結成に大きく前進しそうな勢い。
タェンティースへ軽く手をあげ応える。
400 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2018/01/07(日) 23:00:54.03 ID:1fRhFZiJo
>>396

「あんな細っこい腕でなぁ」

 背は低いが筋肉隆々なドワーフからみても、
 物資の運搬に精を出す半人のお働きは中々に感嘆なご様子。

【数日ですっかりドワーフにも一目置かれるタェンティースである。なお、女子力は上がらない】

「ああ、お前さんも随分元気だな」

 この国を包む呪いの一端に遭遇したがそれでも努めて明るく振舞う様子に、
 意思の存在の在りどころという奴に感心を覚えるクルトであった。

>>397

「あいにくの小雨だな。ずっと振っている。というより、雲もないのに不自然な雨だ。害は今のところ無いがな」

 空模様は青い血をぶちまけたような空色。これが夜になれば青い月が昇るというのだから、
 目に見える天候は既に現実と妄想が重ね合わせになっているような有様であるといわざるをえない。

【なお、テクノロジー的な観測でも異常な数値…以上のことはわからないときた】

「この手の戦いは膠着と決着が両極端になりやすい。が、今回に限ってはそう長くはならん。
 長くても数日。早ければ数時間。まあ、そんなところだ」

>>398

【カノッサ・テクノロジー社】

「鈴虫=サンはいったデスか?」
「ああ、彼の奮闘を期待したいところだ」

 実際、今回、カノテクは介入に大きく出遅れた。
 かの世界へのワールドタイムゲートの経路は元々不安定かつ、上位者の影響がそれに拍車をかけた。
 アウトキャストと異なり、兵員も、武器も殆どが投入できないのだ。これでは動きようが無い。

【カノッサ・テクノロジー社にあってローテクでも動けファンタジー世界でも修正力の影響を殆ど受けない人材】
【エージェント:鈴虫を斥候として送り出すのが精一杯であった】

「アウトキャストにやられたね。越境者への人体実験で得られた各種クリアランス。伊達ではなかったようだ」

 −−−−−−−−−−−
 −−−−−−−−
 −−−−−
【全員対象】

 数時間後…傭兵部隊を動かす旨の通達が来た。
 数日、にらみ合いを続けての今の状況であるが、王国側にはさして時が無い。
 切っ掛けとして、小兵力をぶつけ、本隊が動くなら、幾重にも寝られたプランを発動する。そのための初撃を必要としていた。

「動くか。まずは様子見の一撃だろうが、これでしくじったら目も当てられん」

 今回の戦い。王国軍側は実は制約も多い。
 まず、勝利は絶対に必要だ。ここでの敗北は国土全体の防衛力の欠乏を意味し、スケイブンの血の刻印を完全なものとしてしまう。
 
 ※逆にそれを目的としているからこそ、スケイブン側も戦力の大糾合を行った。トクシュブタイの憤怒の逆襲により
 ※スケイブン側も多くの巣穴(スネア)を潰され、決して余裕があるわけではなかったのだ。

 さらに勝利しても、兵力を激減させた辛勝では意味が無い。もとよりマンパワーの乏しい国土ゆえに。
 だからこそ、課せられているのは完勝かそれに近い形での勝利だ。条件はかなり厳しいといえる。

「俺達は分隊を組み、遊撃に回されるようだ。こりゃ王国の連中、越境者を認識していてコキ使う気だな」

 この国はどうやら、世界を渡る戦闘者の存在を知悉しているようだ。その戦闘能力の高さと特異さも含めて。
401 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/07(日) 23:12:34.93 ID:W50RhTbP0
>>400
なお鈴虫にはCEOの意向やらなにやらというのは全く考えていなかった
戦場が呼んでいる ただその一点のみだ

たとえCEOが禁じたとしてもはせ参じたことだろう
その結果 誰が骸を晒すかは 断言できないところだろう


「それじゃあ行こうぜ」
にんまり笑顔で歩き出す

小競り合い 大いに結構
なし崩しに大合戦 大いに歓迎

ちなみにこの国の越境者に関する知識であるが ロイが関係している

彼が越境者の有用性を説き 見返りに非戦闘員の養護を求めてきたのだ
遠未来の帝国軍にイムカという存在がいるように この国にロイがいた それだけのことである

「♪〜」
まるで小春日和に遠出をするかのように鼻歌を歌い 戦場へと歩を進める鈴虫であった
402 :BB ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/07(日) 23:13:13.80 ID:5yZI4FBr0
>>400
「光学兵器をチョイスしてたら目も当てられなかったかもな」

道中サブマシンガンらしきものの試射を行いBBが独り言つ。

「もう少し受肉してる方が修正力もかからないだろうか?
 …ああ、ええと、とりあえず最前線行きですか。給料割り増しならいいんですが」

途中でハタと我に返り呟くように喋った。
403 :エリコ・ベアルザッティ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/07(日) 23:14:55.60 ID:/ylt1gkJ0
>>400
「コーティング剤をまた買っておかなければな。雨に唄う気にはなれそうにない」
言われて外を眺めてみれば、しとしとと降り注ぐ雨と不気味な空。まさに悪夢か。
クルトの言によると、そう長い間雨風に晒される事は無さそうだ。それが唯一の救いか。


「いささか派手に暴れすぎたからな。俺らの事を知られてても、何もおかしくはないだろう」
主にお前らがな。と言おうと思ったが、当事者達がいないのでやめた。
トランクを引っ掴み肩に担ぐ。腰に吊り下げられた銃が雨に濡れ、鈍く輝いた。いつでも出れる。

「傭兵として使い潰すには格好の人材だ。どこから来たかもあやふやで、腕だけは立つ。心配事と言えば、御しきれるのかと死んだ時に埋める墓の空きスペースだけだろう」
「始めるとしよう。当然、現地までは送ってもらえるんだろうな?」
404 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [age]:2018/01/07(日) 23:17:17.70 ID:ERuLPOaL0
>>397-400
「……さて、ではまずお食事でも如何でしょう?」

傭兵一人当たりの兵糧は無論制約があったが、炊き出し班にも半ば食い込んでいるが為に少しだけ都合が効いた
最も食事内容は煮込むだけだとか温めるだけだとかの速度重視のモノではあるが
とはいえ温かい食べ物、これは案外と重要なのだ!(なお、女子力は以下略)

「元気は伝播します、少なくともそうわたしは思いますから」

クルトの問い掛けに微笑みを浮かべながら応じる
ある意味開き直りとも言えるような、これが半人の長所であり同時に短所でもあった

さてはてそして?

「それでいい、それがいいと思います」

自分達を不死身の軍団だと思った事はない
現に幾度となく死を覚悟した事だってあった
それでも、死地の隣人を務められるのであればそうすべきだと半人は考えている
傲慢さではない、ただ、水が流れ落ち泉を作るように
あるべき姿であると、越境者のある意味存在意義であるとぼんやりとそう思うのだ
405 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2018/01/07(日) 23:29:16.19 ID:1fRhFZiJo
>>401

「味方殺しだけはしてくれるなよ?」

 鈴虫の様子に呆れた顔のクルトであった。

>>402

「報酬は問題ない。相場の数倍だ。恩賞も色がついている。負けられないって奴だな」

 褒章の大盤振る舞いからも王国側の勝利への渇望が見て取れた。

>>403

「ありがたい事に俺たちは馬車で移動できる」

 行軍で疲労させる気はないようだ。一般兵よりも随分と待遇がいい。報酬以上に働かせる気であるとも言う。

>>404

「ああ、もらおう」

 クルトは半機械の身体に暖かいモノを流し込み、半人より気力を分けてもらうのだった。

 −−−−−−−−

【全員対象】

 互いの布陣より小規模(と言っても500対1500程の規模である)の部隊が前に出る。
 緒戦となる第一陣の接触である。この戦いの機先を占い、あるいは全面衝突のトリガーともなりえる。

【王国側は壁となるドワーフを前面とした隊形。さらに神官の祝福がコレを強化する。≪鉱人の城砦(ドワーフ・フォートレス)≫だ】
【対してスケイブンは猛毒・黒死の煙を纏わせた≪疫病の力場(プレーグ・ローカス)≫だ】

 戦銅鑼が鳴り響き、軍楽が大気を振るわせる中、ジリジリと這い進むような行軍はやがて駆け足となり、
 巨大な壁と壁の激突の如く、凄まじいj轟音と怒声と共にイクサが開始された!!

【切り刻まれるモノ。抉られるモノ。踏み潰されるモノ。鮮血と共に忽ちに犠牲が積み重なっていく】

「………」

 この状況の最中、超一流の斥候(スカウト)たるクルトは戦場の状況をつぶさに観察。険なポイントを割り出した。
 大量の鼠に襲われ、肉を食らわれる一角。鉱人の城砦に解れが出始めている。

「強力な術者の一団がいるな。潰しに向かう。行くぞ!」

 病毒の煙と毒塗りの手裏剣が飛び交う中、強行突破せねばならぬ。先ずは目標までの穴を穿つのだ。

【クルトはアサルトライフルに装着した榴弾発射筒を構える】
 【→突破力の高い攻撃手段を先ずは用いねばならないだろう。敵集団に一時的な混乱をもたらせる手段だとなおよい】
406 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/07(日) 23:40:15.47 ID:ERuLPOaL0
>>405
「……」

陣形対陣形での利をある程度は理解しているつもりの半人ではあるが、この場合知識を有するかと言われれば否だ
魔法等を前提としたその組み立ての一切を未知であるが為、有利不利の判断がつきかねる状態

「あ、え、えぇっ!」

クルトの声は正にその小規模混乱の中で脳を揺さぶり、己の意義を再認識させた
強引さが求められる突入、成る程ならば勿体ぶれる余裕などない

「……あらく、」

赤刃を抜き放ちジェネレイター起動
ブレードを覆う破壊的エネルギーを半人の魔力で指向性を与え

「レェェェッッム!!!!!!」

解放!
眼前を焼き払う破壊的エネルギーの奔流がトルネードめいて渦を巻き襲う!
407 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/07(日) 23:43:28.74 ID:W50RhTbP0
>>405
元気は伝播するらしい
ならばこの溢れんばかりの笑みはきっと味方に元気を振りまいてくれることだろう


「♪〜」
クルトの忠告に対し 鈴虫意外にもこれをスルー
まさにどうでもいいと言わんばかりであった

【戦場!!】
「え〜俺もあっちがいい〜」
力と力がぶつかり合う主戦場から離れることに早速ぶーたれる鈴虫君
まさに死が渦巻くぶつかり合いを見てふくれっ面をしていたが

なんかヤバイのがいるらしい それを食い破るというのだ
これで笑みがこぼれない輩はただの腑抜けである(鈴虫並感

「っははぁ・・・ッ!!」
しっかりと地を踏みしめた両足の 両膝の力を抜く

――――瞬間的な其の動作
地に立つ躰を支える膝の力が抜けた事で 支えを失った躰は一刹那――極短時間極短距離――地に向けて自由落下を開始する
自由落下する上躰。足場に掛る体重は果てしなく零に近い

――――質量は重力下でも無重力下でも変わらない。然し重量は完全な無重量下では零になる
上体が堕ちる其の一刹那、彼の躰は無重力下と同様に 重量が零になっていた

――――其の一刹那を逃がさない
足裏を地に添わせる様につけて滑らない様に摩擦して足場を掴み己の躰を前へと引きずり出す
重量を零にした体重を、重力に逆らう事無く前に進む縮地の究極 膝抜き


「ははははははははははははは!!!!!!」
戦場に轟く笑い声 あふれ出る殺意

駆け抜ける一陣の漆黒は仕込み杖を抜き放ちネズミを切り刻まんと振るう

戦場に闇よりもなお黒きかがり火がたかれる

性質で言えばスケイブンの力場と同じだろう
なのに異質 闇にも邪にも須らく相容れず牙をむく 全く異質な陰の気が巻き起こった
408 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/07(日) 23:44:06.15 ID:5yZI4FBr0
>>405
BB「…早速持ってきた銃器が役に立たないじゃないか」

はぁ、とため息をつくBB。
肩にベルトを通したサブマシンガンを引っ掛け何もない虚空に左手を伸ばす。

メアリー「だから言ったのよ、今日は魔術師の格好の方が良いって!」
BB「一応これも依頼だから…まあ、使える機会があることを願うとしてかますとしよう!」

声と共にBBの左手にパラパラと勝手に延々とページがめくれる魔導書が出現する。

B&M「「123頁・バーストストリーム!!」」

二人の重なる声に呼応しBBの背後に浮かび上がるビジョン。
それは大口を開いた白銀の竜の姿。
竜の口から敵集団目がけ青白い火炎弾が放たれる。
着弾すると周囲を巻き込み炎の柱が天高く打ちあがる仕様である!!
409 :エリコ・ベアルザッティ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/07(日) 23:47:47.34 ID:/ylt1gkJ0
>>405
「クソ、やっぱりよろしくはないな」
双眼鏡を仕舞うと、担いでいた重荷を漸く降ろすエリコ。ぞんざいに半回転させると、薄っすらと光を放つラインに合わせて片足を乗せる。
「強硬策か。前線に出てた頃ですらこんな事はしなかった」

《HELLO,WORLD》
合成音声が流れる。それと同時に、彼のために調整された新兵器は唸りを上げて、変形していく!

変形したトランクは幾多もの部位に分かれ、工場機械じみた精密さで両手を広げたエリコの身体に着装されていく。
数秒後には、流線状の強化外骨格が彼の身体を指先まで完全に覆う!


「前は任せたぞ。自分で言うのも何だが、俺はあまり表で暴れるタイプではないんだ」
うなじと胸元から現れた装甲が頭部を覆い隠す。X字形のバイザーを赤く光らせると、殺しの機械はしめやかに駆け出した!

BUDDA BUDDA BUDDA BUDDA BUDDA!!
SMGが弾丸を吐き出す。意識を逸らし、迂闊に動けなくするための牽制の弾丸だ。
先程言ったように、彼は力任せに道を切り開くような事はしないタイプだし、装備も無い。故にこの場は援護に回る!

『とっとと殺せ!』
戦の狂熱に負けぬ大声を張り上げ、HUDに表示される敵影に向けて只々撃つ!撃つ!撃つ!
410 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2018/01/08(月) 00:02:52.73 ID:mPOpPqL2o
【全員対象】

 タェンティースの赤刃が放つ黄金の奔流とBBの不可思議なる魔導書が顕現させ白き炎。
 その二つの大威力が敵の前衛の壁を破砕し、クルトの榴弾が残存の敵に降り注ぎケアを行う。

「突入だ。一気に仕留める」

 敵が一時的な混乱に陥り本来の能力を振るえぬ間隙こそが貴重。
 鈴虫が切り開き、自然と狭まる包囲をエリコの銃弾が牽制する。

≪王国の連中に鳩を送った。脱出プランを転送する。確認しろ≫

 なお、特攻による勇気ある犠牲になる気はさらさらないクルト。
 策定された脱出プランを通信が通じる(>>406タェンティース)(>>408BB)(>>409エリコ)にマップデータと共に転送。
 包囲に穴を穿つ精密砲撃のタイムスケジュールと、脱出ルートの確認だ。(>>407鈴虫?)どうせ聞く耳持つまい。勝手にやるだろう。

「HSYAAAAAAA!!」

 雑兵にアサルトライフルを斉射しながら、クルトのサイバネアイがスケイブンの呪術団を捉える。
 秘術系の妖術と神授の魔術を組み合わせるという荒業による角ありし者の子らの独自体系魔術行使する術者達だ。

「サイカーは早めに潰す。これは鉄則だ」

 遠未来だろうがファンタジー世界だろうが、敵の魔術行使者を長く生かす道理など存在しない。
 得てして、個人が持つには過ぎた威力や影響を及ぼす連中。最優先排除対象である。

「GHAAAA!!」

 接近する越境者達に奇妙な唸り声(カオスワーズ…魔術だ)と共に
 スケイブン呪術団の腕をより大量の蛆が這い出し、それは瞬く間に蝿に成長。耳障りな羽音と共に越境者に殺到する。

【その蝿は危険な歪みの魔力を帯びた生きる弾丸だ。命中すれば肉体を貫通、穴だらけにしてしまう威力を有す!】

「「「GYOWAAAAAAA!!」」」

 さらに周囲のスケイブンが同士討ちなどお構いなしと言わんばかりに毒塗りの手裏剣を四方八方から投げつけてくる。
 命中すれば、速やかな解毒を施さねば忽ち死に到る危険な攻撃だ。

【時間が過ぎれば過ぎるだけ、死亡率が跳ね上がる危険な突入である。成功すればリターンも大きいがゆえの多大なるリスクだ1】
411 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/08(月) 00:15:51.32 ID:i1EhJFOZ0
>>410
「了解(コピー)、確認致しました」

網膜に走るデータを戦ながらに素早く脳に叩き込む
直接的なデータとして無機的に確認出来ないのは、半人独自の多くの防壁が阻害している為だ

「……イヴィアっ!! ……と、イムエトっ!」

殺到する蝿と手裏剣の嵐
それを前に半人は虚空の刃を六振り召喚
畏怖蒼い空の光を反射し煌めく半透明の刃は周囲を回転し飛翔し害意の多くを斬り捨てる
同時に表皮を薄っすらと魔力粘土で覆った
気休めの鎧であり、しかしぬめる魔力の土は手裏剣に対しては全くの無意味という訳では決してない
魔力の満ちる世界でよかったと、周囲からそれを補給しながらそう思うのであった

「っ……!」
「……月っ、っっ光ぉぉぉっっ!!!」

歪蝿に体を貫かれ、毒刃から致命的な部分だけを守りながら
ヘルメスで加速を行いスケイブンの呪詛術師へ向けて突撃!
月の光の一閃を振るわんと迫る!

(砲撃まであと……!?)

内部時計で設定したリミットを確認、まだ死ぬには早過ぎる
412 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/08(月) 00:15:58.49 ID:uVYArB4c0
>>410
「ははははははははははははは!!!!!!!!」
地獄の釜の蓋が開いたような戦いの中で鈴虫の笑い声はことのほか響いた
死ぬまで殺しつくす そんな身の毛もよだつ笑い声だ

また一匹ネズミを切り裂かんと刀身を走らせる
とネズミの腕から生えたウジがハエとなり迫りくる

「ッ!!!!」
満面の笑みと共に纏う殺意の炎が濃度を増す
どす黒き炎の化身となった鈴虫にハエが殺到する

圧倒的熱量を纏うことでハエ共を焼き殺さんとするのだ
邪なる存在でも殺意の炎は糧とできない まるで相容れぬ異質の炎だ

「面白れぇおもちゃ持ってんじゃねぇか…」
黒き炎の中でつぶやいた言葉が呪術団のネズミたちに届いただろうか?

「ハハハ・・・はははははっははははははっはぁははははぁぁぁぁ!!!!」
そして黒き火の玉となった鈴虫が戦場を駆け 呪術団へと突き進む
413 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/08(月) 00:17:50.55 ID:g/YojSbs0
>>410
B&M「「22頁・アラクネ!!」」

白銀の竜が掻き消え次にBBの背後に浮かんだビジョンは大蜘蛛だった。
大蜘蛛がBBを囲うように伸ばした足を一旦閉じ、大きく開く。
そこに出来上がっているのは魔翌力の糸で編み上げられた蜘蛛の巣である。

BB「シュート!!」

魔導書メアリーをその巣に叩き付ける様に翳すと、えらい勢いで巣が放たれる。
蝿も手裏剣も巻き込んで呪術団の行動を阻害せんと。
414 :エリコ・ベアルザッティ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/08(月) 00:24:15.53 ID:ULbAIJsX0
>>410
『コピー。すぐに終わらせよう』
短く返すと、弾の切れたSMGを躊躇いなく捨てる。どうせ一山いくらの量産品。余裕があれば帰り際に拾えばいい。
太腿の装甲に切れ目が走り、次の瞬間、微かな駆動音と共に展開、格納されていた自動拳銃をその手に向けて差し出した。

『面倒事は早く片付けるに限るな?先行は任せたぞ』
BLAM BLAM!胸に二発、可能なら頭に二発。パワードスーツの多少の補正も合わさった銃撃!
殿で背後を警戒しながら走っていると、嫌な唸り声が耳に入る。


『クソ、虫は嫌いなんだ…!』
呪術師の腕が蠢く。否、這い出た蛆虫だ!嫌な気持ちになりながらも、早打ち勝負じみて目の前に突き出すのは広げられた左の掌!
生きた蠅の弾丸が放たれると同時、青く輝く円形の装置から耳障りな電動音と青い光が迸る!

VVVVVVVVVVV……!放射状に放たれるのは、高速で飛来する物体の動きを止めるヴォーテックスシールド!
迫り来る蠅を受け止められるかは不安だが、打つ手は他に無し!この装置に賭けるのみ!

『邪魔臭ェ!!』
叫ぶスケイブンに怒鳴り返すと、右手に握った拳銃を向けて撃つ!撃つ!
相手の力にもよるが、パワードスーツは刃物をそう簡単には通さない。同行者の分も受け止める勢いで動き回り、撃ち返す!

ヴォーテックスシールドの持続時間は恐ろしく短い。効果が切れ、羽虫にその身を食い破られる前に仕留めてもらわねば困るのだ。
『サイカー共に集中しろ!こっちは受け持つ!』
内蔵OSが警告を発する。シールドエネルギー切れまで残り五秒!
415 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2018/01/08(月) 00:37:52.86 ID:mPOpPqL2o
>>411-414

「包囲が狭まってきた!急ぐぞ!」

 アサルトライフルからヘヴィピストルに持ち替え、迫る毒手裏剣を精密射撃で撃ち落すクルト。
 無論、あまりにも数の多い毒の星は彼だけでは手に余るが、

【BBが招来せしめたウェブ(網)が幾つかの手裏剣を絡めとり落とすか速度を減衰させる】

「擬似的な召喚術による魔術か。助かった」

 魔導書(メアリー)の性質を読み取り、タェンティースとエリコに向かう分はある程度看過(イエムトの発動/パワードスーツ装備)し、
 手裏剣に対する抵抗をかろうじて成立させるクルト。

【前方は鈴虫と半人に、後方はエリコに任せて呪術団を捉える!】

 呪術団より放たれる蝿の群れ。一直線ではなく迂回すら行うため性質が悪い!!
 しかして、エリコが発動させたシールドがその大部分を引き受け、
 さらにその守備有効圏より洩れた対象もBBのウェブがケアを行う!!

「吶喊しろ!」

 援護は十二分!先駆けするタェンティースと鈴虫の刃が呪術団に届く!!
 不壊の刃が頸を跳ね飛ばし、黒き炎が己に向かう蝿を焼きながら胴をこそぎ取った!!

【一流の剣士と呪術師の白兵戦など結果はわかりきっている!突入を許せば数秒で呪術団は全滅!!】

 同時に側面で巨大な轟音!ソレと共に大量のスケイブンが吹き飛び宙を舞う。砲撃の着弾だ!

「ミッション終了、これより脱出する」

 王国にあっても貴重な大砲を使った脱出路の形成。
 なお、連続砲撃は出来ない。この一撃で砲の位置を知られた。スケイブンはすぐさま砲潰しの部隊を派遣するだろう。
 砲兵部隊はすぐさま撤収せねばならぬ。砲撃物量で敵を撃滅できない理由でもある。

【クルトが確認すれば鉱人の城砦の再構築は完了している。目的は果たした】

「…キツい戦いになりそうだな」

 噴煙が立ち上る中、駆けながらクルトは一人ごちるのだった。

【一大決戦:ロンデルガードの戦い。それはまだ始まったばかりだ】

//おちまい
416 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/09(火) 22:52:12.36 ID:kIyMhG270
アキレス「ねぇオッサン あけおめ」
ロイ「あ? あぁ あけおめ」

そう 年が明けたのだ 謹賀新年というやつだ

アキレス「でさぁ…」
ロイ「なに?」

おせちにお年玉 凧揚げコマ回し お雑煮食ったりのんびり過ごす日

アキレス「俺たち正月らしいことしたっけ?」
ロイ「・・・してないな」

【どこぞの戦場】
科学よりの世界 銃弾の雨を土嚢に隠れてやりすごりながらため息をつくアキレス
何せ年が明けてからという者の戦場しか体験していないのだ これでは正月気分を味わうという段階ではない

だが食い扶持を稼がなければならないのだ 今一行は傭兵として戦争のとある陣営に組み込まれている最中だ

ロイ「愚痴っていても仕方あるめぇ もうすぐ敵も焦れて白兵戦に移行するだろう そうなったら突撃して敵陣に切り込むぞ」
アキレス「ハァ・・・安寧はいつ訪れるやら」

敵が進行してくる気配がする 白兵戦は近い
417 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [age]:2018/01/09(火) 22:58:40.70 ID:rhiLvj360
>>416
「……あ、私お雑煮食べましたっすよ」

七八の家に招かれた際、すこーしだけお正月気分を堪能したらしいユノ
問題はその真っ只中に越境し、いきなり戦線にドーンな事くらいか
最も、ユノの場合のんびりと過ごす正月と同じくらい好ましい闘争に身を置けるのだから文句ばかりではないが

「ふぅっ……」

塹壕、土嚢の向こうの気配を、戦さ場に満ちた時の気配を感じ取り大きく呼吸
精神の昂りを抑えながら、四肢に熱を帯びさせる
418 :クルツ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/09(火) 23:04:58.48 ID:48EeTceu0
>>416>>417
「ハン、なーにが正月さね。腑抜けたことをお言いでないよ」

二人の呟きを鼻で笑うのはヒトに似た姿をした銀髪赤目長耳で浅黒い肌の小柄な女。
機械的な割に魔術的な要素も垣間見える溶接面と手甲を身に着け、
何より目を引くのは携えている己の身の丈二倍以上のメカニカルでマジカルな大槌。

「直ぐにも此処は鉄火場ど真ん中だよ、ちったあシャキッとしたらどうさ。」

胡坐をかいて地べたに座り込み太々しい態度を隠そうともしない。
419 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/09(火) 23:11:42.57 ID:kIyMhG270
>>417
―――ギィ!!
お雑煮 その言葉に敵意丸出しの威嚇をするベティ

モチの恐怖はまだ彼女を蝕んでいた 多分治りません

>>418
アキレス「あたしゃ愚痴を言う自由は失っちゃいけないと思うんだ」
妙にちっさい女の子に減らず口を返すアキレス

ロイ「獲物がパワフルだと女もパワフルになるのかねぇ?」

>>全員対象
ロイ「よし 行け!! 行け!! 行け!!」

敵が前進してくる 銃弾と剣劇の応酬 白兵戦だ

世界的に見れば第一次世界大戦程度の科学力 まだ連発銃はほとんど出回っておらず
それ故に近接戦闘がまだ息をしている頃の戦場 

一行にも銃剣装備のライフルやスコップやサーベルや拳銃など 
雑多な武器を手に敵軍が近接戦闘を仕掛けようと突撃してくるのが見えるだろう
420 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/01/09(火) 23:24:01.38 ID:rhiLvj360
>>418-419
「シャキッとしながらお話してるんっす!」

とはクルツに対しての反論であるが、シャキッとし始めたのは今しがたである
威嚇に対して、ベティも食べたかったのかなーなんて勘違い
今度差し入れにあげてみよう、とは忘却を発端とする善意のお節介であった

さて、いざ突撃である

「……はっ! ほっ! よっ!」

駆けながらも己に飛来する銃弾の横腹を叩き弾き落とす
単発での銃撃程度で彼女を止められるものではない
敵兵の近接攻撃を最接近へと潜り、組んだ腕によるスイング式の振り子アッパーを狙う
それは頂点で解け振り下ろし拳打へとシフトする多段攻撃である

「ラスボス・打開頂門!」
421 :クルツ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/09(火) 23:26:58.05 ID:48EeTceu0
>>419>>420
「ハッ、揃いも揃ってみみっちぃもんしかぶら下げてねえのかい!
 いっそ型落ちでも良いからデカいガトリング砲でも持ってきなぁっ!!」

土嚢から飛び出したクルツが右手と膝を地面につく形で着地。
その身に纏う手甲が怪しい光を放つ。
飛んできた銃弾が溶接面を叩き跳弾して何処かに着弾するが悲鳴も上げない。

「弾幕薄いんだよ!ドイツもコイツも、もちっと気張れぇ!!」

誰に向かっての罵詈雑言か知らないが、
その咆哮と共に手甲から周辺の地表に淡い光が走る。
刹那クルツの眼前に扇状の分厚い土壁がせり上がる!
422 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/09(火) 23:40:47.39 ID:kIyMhG270
>>420
後日 届けられたモチに対し ベティは恐怖に後ずさりしながら威嚇をしたという

銃弾を掻い潜り接近戦に持ち込んだユノは敵兵のアゴを痛烈にカチ上げる
敵兵が最後に見たのは 自身に振り下ろされる拳であった

地面にたたきつけられ昏倒する敵兵 だが別の敵兵が片手で持てるスコップを振りかざし ユノにたたきつけんと振り下ろしてくる

スコップと侮るなかれ 研ぎ澄まされたエッジは肉に食い込むには十分な鋭利さを持っている

>>421
ガトリングは本体の重量だけでも70sはある代物 常人がおいそれと持ち運べるものではないのだ

壁を建設し銃弾を跳ね返すクルツであるが 壁の上から投擲される何か複数
柄付きの手りゅう弾だ 炸裂すれば殺人的な破片と火薬の爆裂が暴れまわることだろう
423 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/01/09(火) 23:46:20.85 ID:rhiLvj360
>>422
「っ……!」

再度拳を振り上げスコップの先端と激突させた
軌跡をズラし直撃から身を守り、踏み込んでの肘打を繰り出した
そのまま跳ね上げるカタチでの裏拳へと続く連続攻撃、ラスボス伏門頂肘である
だが流石にスコップに拳をぶつけるのは悪手であったようだ
皮膚と肉が削ぎ落ちて鮮血が溢れ、しかし最初の一滴が地に呑み込まれるよりも早く次の行動に移れてはいる!
424 :クルツ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/09(火) 23:51:51.78 ID:48EeTceu0
>>422
「やれやれ、アンタ等せっかちでいけないねぇ」

ニィ、と口角を上げギザギザの歯をむき出しにして笑うクルツ。
両手で大槌を持つと横に一回転しながら立ち上がりそのまま大槌を振りぬく。

当然その目の前には自らが作り出した土壁。
それが爆発するように弾け飛び眼前の敵集団を襲う。
銃弾を防ぐほどの厚みと硬度を保持した大き目の塊である、当たれば只では済まない。
序に振り回した瞬間に発生した衝撃波が投げつけられた手りゅう弾を
まるで大槌で打ち返したかのように弾く。

「オラ、ちまちま遠くからちょっかいかけるくらいならガツンと正面に出てきなぁ!!」
425 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/10(水) 00:02:53.17 ID:JXFGcB330
>>423
拳でエッジを受け流し 血が流れるのもそのままにひじ打ちを仕掛ける
肉に食い込み骨を砕く感触が伝わるだろう

>>424
目の前の壁が粉砕され 破片がまるで大砲のブドウ弾の如く跳ね回る
数人が巻き込まれ 絶命 または重傷を負う

更に遅れてクルツの上空で手りゅう弾の花火が揚がった

>>全員対象
ユノとクルツの活躍により 敵陣にぽっかりと穴が開く

ロイ「前線を突破して敵の機関銃を確保する!! 行くぞ!!」
周りが白兵戦を継続する中 ロイ達はいち早く敵を突破することに成功する

戦闘はまだ終わらない・・・・

//んでは中断〆
426 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/01/10(水) 00:06:09.88 ID:MAhJSl0k0
>>425
「痛ぁぁっ……もうっ!」

打ち倒した敵兵、既に意識は他に向いている
そんな迅速な変換の中でも蝕み続ける痛みを堪え、次なる闘争へ向けて歩を止める事は皆無なのであった

//お疲れ様なのですよっ
427 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/10(水) 22:32:26.45 ID:JXFGcB330
【狭間のスクラップヤード】
すっかり正月気分の抜けた狭間のスクラップヤードであるが

ロイ「正月は味わえなくても気分は味わいたい」
アキレス「然り 然り」
―――ギィ♪

ということで酒盛りをしているロイとアキレス ついでにベティ
といっても今更おせちをつまむのもどうかということらしいので 料理とか酒とかはいつものが並んでいるようです

ロイ「しかしなぁ…」
止まり木の宿の中から入口を除く

そこには見慣れぬ船が不時着しているのだ

アキレス「あれいつの間に生えたんだ?」
これにはアキレスもびっくりだ

―――ギィ!!ギィ!!
ちなベティちゃんはそんな事よりごちそう食べたい と2人をせかしていた
428 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/10(水) 22:42:12.08 ID:TZvw8Fo8o
【オマエのモノはオレのモノ――ジャ○アン】

「宇宙時代のマテリアルなんて滅多には手に入らないんだぞ?」

 見慣れぬ船の装甲をベリベリ剥がしたり、サーボスカルに解析させたりと、
 不時着早々やりたい放題な政治将校サマがおわします。

「わうわう(最悪、宇宙放浪覚悟であったが…まあ、縁よな)」
「老師。アナタも大概に妙なトラブルを引き寄せるものだ」
(…お嬢にだけは言われたくないぞ?)

 びみょーにジト目になりながらも、ギガースに貰った肉を炙ってひょいパクしているウルリック。
 全く以って奇妙な事件であった。

【避難船解体作業中!無慈悲!!!】
429 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/01/10(水) 22:47:53.04 ID:MAhJSl0k0
>>427
「……ど、どうもお騒がせしてます……」

ひょこっと顔を覗かせるのは学生服姿の少年であった
件の脱出ポッドに乗ってやって来たルシオラである

「……って、あれ……えーっと、アキレスさんとロイさん……?」

でしたっけ、夢の中で出逢った相手との再会ももう幾度かを繰り返している
つまり夢だと思っていたアレはそうではなく、今と同じく現実の延長を生きていたのだと理解して数日
思ったより順応している自分に少し驚きながらの反応となっていた

>>428
「……一応、僕のとこ(世界)の軍のポッドなんですけど……」

宇宙開発としてはかなり進んだ未来的な世界のモノらしく、完成度はなかなかのモノである
とはいえ緊急用の脱出ポッド、しかも越境時に破損してしまったらしく全ての機能は停止していた
故にそれに対するルシオラからの制止などは余りない

「老師?」
「やっぱりふつーの犬じゃないんですよね、うん……」

ウルリックに対する反応としては、薄々勘付いていたのが前回の脱出の時に確信に変わっていた
430 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/10(水) 22:55:37.39 ID:JXFGcB330
>>428
オーブンを開ける 塩コショウをたっぷり効かせた豚の骨付き肉がこんにちは

フィッシュアンドチップスやたこ焼きやらが並んだ効果な飯が目白押し 酒もたっぷりである

ロイ「なぁ犬コロよぉ これは何があったよ」
骨付き肉を差し出しながら質問するロイであった

―――ギィ♪
ベティちゃんは魚フライに早速舌鼓である

なおギガースはここにたどり着いてからという者瞑想に入ってしまった 今は寒空の中 石のように動かない

>>429
ロイ「おぅ誰かと思えばニュービーか よくわからんが災難だったな まぁ飲めよ」
と差し出した透明な液体は蒸留酒であった ささぐいっと

あと一緒に乗ってきた巨人のアーマー?は先ほどから休止モードに入ってしまったらしい
片腕がない当たり とんだ欠陥品だ(棒

431 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/10(水) 23:02:34.09 ID:TZvw8Fo8o
>>429

「私の領地に入ってきたのだ。接収する」

 決断的に言ってのけるイムカである。
 なお、いつスクラップヤードがイムカの領地になったのか不明である。
 世の中は謎とエテ勝手な断言に満ちているのだ。

【この時点でこの一件無表情で怜悧な顔つきの御仁がその実かなりアレであると察せられるだろう】

「わうん」

 お肉を齧っている様子はまさしくワンコロそのものである。
 まあ、世界境界移動なとどいう体験をしてしまえば、大概の事は受け入れられるようになるかもしれないが。

「加減はもういいのか?中々に大変だったと聞いている」

 何せ、戦艦は破壊され、仲間も大勢死亡。
 絶体絶命の窮地を乗り切って脱出したと思ったら突然の越境である。
 並べてみればこれはかなりの人生ハードモードといえよう。

【腕を組んで質問するイムカはなるほど軍人特有の雰囲気である。それも将校クラスの】

>>430

「わうわう(かいつまんでの説明となるが…)」

 骨付き肉を齧りながら事件のあらましを告げるウルリック。
 ギガースと共にランダム越境に巻き込まれ、宇宙時代の戦艦内に降り立ったこと。
 正体不明の異種族(ゼノ)の襲撃を受けたこと。戦艦が爆発四散し、どうにか脱出できたこと。
 そして、再びの越境で脱出ポッドごとスクラップヤードに帰還したこと。

「わうん(ひょっとするならば、拙者とギガースの越境の瑕による事象だったかもしれん。
 あのム…うむ。ルシオラだったか。自身にも越境の資質があったとは思うがな)。パクパクパク」

 説明しながらもものっそい勢いで食物が消えていく。つまりベティの取り分もだ。
 元々が超巨体の大狼だからね。仕方ないね。
432 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/01/10(水) 23:09:22.36 ID:MAhJSl0k0
>>430
「あ、どうも……ってこれ、お酒?」
「……すみません、僕まだ飲めなくって……」

受け取り、匂いを感じてからお断り
実に優等生な反応であり、面白味が皆無である
とはいえしかし、くぅ、とお腹が鳴れば恥ずかしそうに抑えて苦笑を浮かべるのであった

さて、でっかいサソリとか、歩くネズミとかトカゲとか、様々な住民がここに居ることは学んだ
しかしギガースのアーマー疑惑は未だ真相に辿り着けておらず、瞑想が終わったら本人に聞いてみようと心に決めているのである

>>431
「あっ、はい……」

唯我独尊の気配を感じ取り、頷く他ない
なにせとっても流されやすいルシオラなのだ、イムカのオーラを前に反論など皆無である

「え、あぁ……」
「……まぁ、落ち込んでいてばかりでも仕方ないですし……」

屈み込みウルリックを撫でようと手を伸ばす
もし受け入れたとしてもこれがまた全然気持ち良くないだろう、何せまともに犬に触れるのすら初体験なのだ
ただ触りたいとの欲求はあるらしく、腕を伸ばして居るに過ぎない
軍人の空気を孕ませるイムカに対しても左程怯む素ぶりはなかった
状況としては流されやすい性格だが、自身の性分までそうであるかと問われれば別問題らしい
433 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/10(水) 23:16:04.40 ID:JXFGcB330
>>431
ロイ「お前が来ると分かってりゃもっと作ったんだがなぁ・・・
   まぁなんだ ご苦労さん いっぱい食え 酒もあるぞ」

割烹着を再び着用して調理に入るロイであった

今日は盗み食いというわけでもないし 大変だった様なので大食いも咎めるつもちはないようです
犬用水飲み皿に度数の高い酒を注いでいく

・・・のだが

―――ギィ!!
やっぱりベティちゃんはウルリックばかりずるいと憤慨しているようです 
ウルリックに向けて怒りのクラブハンマーが放たれますのでお気を付けください

>>432
残念 酒は回避されてしまったのでオレンジジュースが代わりに出てくることだろう

アキレス「新入り!! 食えると気に食っとけ!!」
苦笑を浮かべるルシオラに まるで戦場にいるかのような言葉を投げかけるアキレス

現在進行形でウルリックにごちそうが食われ続けている状態である 早く食べねば皆ウルリックの腹の中だ

アキレス「ほら これなんてうまいぞ」
フィッシュアンドチップスは揚げたてであたたかな湯気が立ち上っている

伝統にのっとり塩と酢でいただくもよし タルタルソースでいただくもよしだ
434 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/01/10(水) 23:27:03.11 ID:MAhJSl0k0
>>433
「……」
「あ、ど、どうもー……」

割烹着姿のロイを、何やら目を丸くして見送るルシオラ
アキレスからジュースを受け取り、更にその言葉に頷きしかし心ここに在らずなのはショッキングな絵面を見てしまったのだから仕方ないね

「……あ、美味しー……」

しゃく、とフライを囓り溢れる油分
丁度いい塩梅の揚げ具合でしか感じられぬ、白身のホクホクかつジューシィさが口内に広がる
それでも生臭さがないのは下拵え、そして温度管理の賜物であろう
因みにルシオラはタルタルソースが好みだったらしいです
435 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/10(水) 23:30:09.03 ID:TZvw8Fo8o
>>432

「そうか。まあ、今後の身の振り方を考える上でもしばし休息するといい」

 ルシオラの言を前向きと取るか、そうではないと取るべきかはイムカには解らなかった。
 もとより、他者の機微とやらを察するのは不得手である。自覚はある。
 昔はそのような些事など気にすらもしなかったが、変われば変わるものである。

【受け入れているか、心中に澱のように溜めてしまうかは、存外に当人にすら自覚できない場合があるものだ】

「わうん!」

 わしょわしょとびみょーな撫でられ加減であったが、
 まあ、そこは気にするまいはウルリックである。
 なお、ふっわふわのもっふもふである。おかげでよく子供のおもちゃにされる。

≪000111010101≫

 レコーダーの破損データサルベージを概ね終えたサーボスカルがひょっこり出てくる。
 人間の頭蓋骨を用いたドローン。なんとも冒涜的(イムカの世界では死後も皇帝陛下への奉仕を行える名誉)である。

「突然の出現か。それだけならディーモンの性質に近いが、別段歪み(ワープ)の兆候もなしか」

 ノイズ塗れの映像と断片的なデータを確認しながら、≪敵≫とやらを確認。

「君自身も妙なテクノロジーを持っているな。障壁に敵の強制実体化?」

>>433

「ごくごくごく…ふむ」

 怒りのクラブハンマーをふわふわしっぽでペチペチ受け流しながら、
 その度にベティのハサミにはお肉やら果物が乗っかる。
 相変わらず謎なもふもふ毛皮である。

「わうん(とりあえず、あの子の立ち位置が定まるまでは面倒を見てやってくれ。止まり木としても支援の対象であろう)」

 境界線の撓みと共に増加する神隠し(越境)である。
 スクラップヤードにも集落規模であるが、帰る場所も手段もない難民が生活している。
436 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/01/10(水) 23:45:29.47 ID:MAhJSl0k0
>>435
「えぇ。……ミッシング扱いになっているとは思いますけど……」
「……みんなには伝えておきたいなぁ……」

スマートデバイスを取り出し、ホームに設定されている母星での学友達との写真に視線を落とす
彼等は件の宇宙船には乗り合わせておらず、少なくともその事実がルシオラの精神を保っていると言えた

「うわぁっ!?」
「……それ、なんていうか……スゴイですね……」

悪趣味ですねとは流石に言えない
もっふもふのウルリックをもっしゃもしゃにしながら肩をびくっと震わせて苦笑

「え? あ、あぁ、インベイジョナー、ですね」
「外宇宙だとか、多次元からの侵略者って言われてはいますけど……」

詳細は不明、ただ一方的に人類への攻撃を行い続けている存在なのだ

「その、後の方がナチュラルで、こっちはインプラントなんです」

最も後者はルシオラの世界では極秘扱いではあるが
燐光に輝くハガキ大の光の壁を創作し、軽く微笑んで見せた
437 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/10(水) 23:56:04.94 ID:JXFGcB330
>>435
―――ギィ? ギィギィ♪

尻尾を叩けばごちそうが出てくる すっかり標的を尻尾に定めてしまったベティちゃんである

出てきたごちそうを嬉しそうに食べ始めた

ロイ「もちろんさぁ そのための止まり木だ」
豚肉とニンニクの芽を一緒に炒めたものを持ってくる

ガツンとニンニクが効いた逸品だ

ロイ「まぁなんだ お前さんも必要ならいつものセラピー頼むわ」
今度はすき焼き煮をウルリックに 依頼料だろうか?

―――ギィ♪
なおベティちゃんがすき焼き煮を狙っている様子である

>>434
ロイ「さて 聞いてくれ」
今度はおでんが出てきました 食い合わせ? 知らん

ロイ「お前さんは図らずも越境者 世界戦を超える存在になっちまったわけだ
   故郷に帰りたい気持ちもあるだろうが それがかなうかは分からんとしか言えん」

ロイ「当面は止まり木同盟が面倒を見よう そのまま他の世界で新たな人生を送るもよし
   見果てぬ故郷を目指し世界戦を超えるもよし 相互互助の越境者たちがお前さんに力を貸そう
   だからお前さんもできる範囲で力を貸してほしい」

ロイ「暫くはここで羽を休めるといい 今部屋を掃除して開けておこう ゆっくり休むもまた必要なことだ」

とルシオラを諭すのであった
438 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/01/11(木) 00:13:43.67 ID:J4KlL+DI0
>>437
「なんですか、これ……?」

未知の食べ物、おでんをフォークで頂きます。マナー?知らん
尚卵を取るのに一苦労したとかなんとか

「……ん、えぇ、そうみたいですね……」

信じられないといった様子はない
この順応性は若さと、それとルシオラ自身の流されやすさがプラスに働いていると言えた

「もちろん、僕は帰りたい……」
「……でも、ここにいる間、お世話になる間」
「僕も出来る限りの事はします、何が出来る訳ではないですけれど」

439 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/11(木) 00:23:06.20 ID:nj1wazef0
>>438
ロイ「まぁなんだ 今は食って休め 手伝いはそれからでいい」

そんなこんなでスクラップヤードのひと時はすぎていくのであった

//ノシ
440 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/11(木) 00:25:04.31 ID:7tvs9jToo
>>437

「わうわう(せらぴぃ…)」

 なんか憮然とした表情のウルリックであったそうな。

【ベティをしっぽでシッシしながらなウルリックであったそうな】

>>436

「インベイショナー…謎の存在か」

 能力の移植というのもなるほど帝国技術局が喜びそうなテクノロジーだと内心考えながら、
 さて、このルシオラはどう扱ったものかと思案するイムカであったそうな

//ではコノヘンデー
441 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/11(木) 22:43:42.86 ID:nj1wazef0
【狭間のスクラップヤード】
ギガースの一日は早い

太陽上り切らぬ中で目覚め 顔を洗い 朝の鍛錬を行う
その後ロイか朝飯当番が飯を作るころに戻ってきて飯を食い鍛錬か瞑想

そして昼飯が出てくるや飯を食い鍛錬か瞑想

とどめに晩飯が出て(ry

そんな生活を送り続けている なお互助組織故に越境して仕事をこなし その時の金品を共同基金に納めているのでとりあえず問題はないようだ

そんなギガース君 今日の昼飯のあとは鍛錬に勤しむことにしたらしい
骨剣を振るい 見えぬ敵を切り結ぶ 巨体ゆえにその迫力はものすごいものであった

そんな騒がしい昼下がり 他に知り合いはいるだろうか?
442 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/01/11(木) 22:51:38.38 ID:J4KlL+DI0
>>441
「……コソコソ」

さっきから物陰に隠れてその様子を観察している気配がひとつ
何せ全くのシロートもいい所であり、隠れているつもりなのは本人だけなのだ
気配の消し方も知らないし、静音性を携えた足の運びも未知である
どうやらまだアーマー疑惑の真偽がハッキリしておらず、話しかけるタイミングを計っている様子
443 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/11(木) 23:01:42.55 ID:nj1wazef0
>>442
そんなルシオラを知ってか知らずか 巨大な骨剣をブンと薙ぎ払うギガース 細かい砂塵が一泊遅れて舞った

しばしの間素振りを続けていたが

「・・・・・・・・・・」
いい加減死罪の影でこっそり見られているのもなんだかなーといった感じで鍛錬の手を止めてルシオラに視線を向ける

「・・・・・・・」
言葉は発さず だが何か用か? といわんばかりに首をかしげるのであった
444 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/01/11(木) 23:05:33.27 ID:J4KlL+DI0
>>443
「……ビクゥッ!」
「……」
「……ど、どうも……」

目が合えば思いっきり全身に電撃が走ったかのようにビクッと震え、一度隠れた
一呼吸あってからおずおずと出て来て軽く会釈

「あ、あの……」
「……いい天気ですね!」

しかし流石にいきなり本題はちょっとアレだと思ったのか、まずは無難なお天気の話題から切り込んだ
ぐっと拳を握りながら、渾身のお天気の感想である
向こうで七八が何か、面白い事が始まったなーなんて感じで眺めている
445 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/11(木) 23:13:49.19 ID:nj1wazef0
>>444
「・・・・・・・・・・」
一度隠れて また出てきて 何を話すかと思えば 天気?

「・・・・・・・・・・」
空を見上げる 少し雲が多いがおおむね青空である 確かにいい天気なのだろうきっと

「・・・・・・・・・・・」
視線を人間に戻す なんか拳を握りしめているが 一体何なのだろう ちなこの間ギガースは全く言葉を発していない

とりあえず人間から視線を外して ドスドスと自分の頭陀袋に向かい そこから旧型の翻訳装置を取り出すと

『・・・ワザワザ天気ノ話ヲシに来タノカ?』
安っぽい合成音声でルシオラに聞き返した

『用ガ無ケレバ鍛錬ニ戻ルゾ』
さぁ 話題を振らねばロールが終わってしまうぞ(他力本願
446 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/01/11(木) 23:22:33.18 ID:J4KlL+DI0
>>445
「あ、い、いや、その……!」

ここで鍛錬に戻られてしまってはロールが終わってしmじゃない本題が聞けなくなってしまう
咄嗟に呼び止めながら言葉を探し、遂にその言葉を口にする事が出来た

「……その、その身体って何かアーマーを着ている訳じゃなかったりします!?」

どストレートの豪速球、咄嗟に出た言葉なのだから仕方ないね
遠くで七八が呆気に取られ、そのあとゲラゲラと腹を抱えて笑っている(シツレイ)
447 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/11(木) 23:37:11.88 ID:nj1wazef0
>>446
なんか四五六の隣で笑い転げている白人男性とサソリがいますが気にしないであげてください

「・・・・・・・・・・・」
空を見上げていた目を今度は自分の体に向けて落とす
実に鍛え上げられた体だ 最近傷も増えてきた

以前なら名誉が増えたと喜んでいたが 今は特にといった様子

視線をルシオラに戻し

『オ前ニハ着テル様ニ見エルノカ?』
ギガースの体は相変わらずの上半身裸に簡素な麻のズボンのみである

『・・・俺ハ人間ジャ無イ ギガースト言ウ違ウ種族ダ・・・』
注釈が入りますが どこまで信じてもらえるやらである
448 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/01/11(木) 23:48:11.54 ID:J4KlL+DI0
>>447
更にその後ろ、なんだか憤慨しつつもどうどうと宥められている半人がいたりします
ルーキーのお勉強になるのだしね、ここはグッと我慢の子なのだ

「……よーく見ると見えません!」

勢いそのまま、元気良くお返事
軍学校にいたのだから、やろうと思えばハキハキ喋れる模様

「……種族、ですか……」
「そうだったんですね、失礼な事を……すみませんでした」

キチンとぺこりと頭を下げながら
流石にスクラップヤードで数日過ごしただけで越境の多くを学べる訳ではない
しかしそれでも、ひとならざるモノ達との接触は多数だ
最初はムガやボロウズにもぬいぐるみ疑惑を掛けたりしたルシオラの、アーマー疑惑はここに終止符を打たれた
449 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/12(金) 00:05:14.31 ID:6sL2rwKx0
>>448
「・・・・・・・?」
なんか遠くの方で笑い転げていたり怒っていたりしている連中がいる 何か面白いことでもあったのだろうか?
と疑問を持ったギガースなのであった

『ヨク見ナイト分カラナイノカ・・・』
これにはギガースも困惑である

どう見ても生身をアーマーと呼ばれるのは初めての体験であった

『越境ハ・・・常識ノ通ジヌ事バカリダ・・・ヨク学ベ…』

さて そんなこんなしていると 止まり木の宿からロイのおやつの時間だ―という威勢のいい声が聞こえてくるだろう

「・・・・・・・・」
その言葉に骨剣を地面に突き立て止まり木の宿に向かうギガース ルシオラに対し顎をしゃくり 行くぞと促す

今日も一つ学んだルシオラであった ちなみにおやつは肉まんでしたとさ

//そろそろ〆で
450 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/12(金) 22:15:02.33 ID:Zsv6BGxto
【とあるファンタジーの世界…舞台裏編】

 前回までのあらすじ――

 オーガ生息圏を目指し夜の闇を駆ける越境者達は、
 啓蒙に狂った者達に襲われるゴブゴブコンビを救出した。

 −−−−−−−−−−
 −−−−−−−−
 −−−−−−

【早朝――】

 青い月が地平線に消え去り、太陽の光が空を紫色に染める頃、
 ようやく、木々の間や岩陰、あるいは瞼の裏(目を閉じると現れたりする。悪夢か)に潜んでいた
 眼無き不気味なる天使虫が姿を消す。上位者の影響が夜の終焉と共に和らいだのだ。

「ひとまず脱したか。休憩にしよう」

 旅人にとって夜は休息の刻では無くなった。危険すぎるからだ。
 視界を空に移せば、天を貫く黒く輝く光柱がハッキリと見える。これはスケイブンの血の刻印が刻まれた証。
 それに近ければ近いほど、狂気的な影響が強くなるという。

【必然的に夜通し駆けた事になる。馬の疲労もあるだろうし、パフォーマンスを保つためにも休息は必要だ】

 やることは多い。肌寒い早朝なので焚き火の準備は勿論、
 仮眠のためにテントを張ったりもしないといけないし、腹に温食を入れたほうがいい。

「ごぶー。キノコビールもあるデシ」
「デシ。キノコステーキならつくれるデシ」

 さてさて、ところでこの捕虜ども(何かえらく暢気だが)であるが、
 旅の途中で襲われているのを助けたゴブリン×2である。悪辣の塊のような連中ばかりのゴブリン種族なのだが、
 なんかオマヌケというか敵意をそがれるというかなんと言うか。

【一応は貴重な情報源なのだ。一騎当千のツワモノであるブラックオーク≪狩人ガルファクス)の子分である】
 【どう扱ったものか?なところもある→どーしたものか】
451 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2018/01/12(金) 22:21:20.71 ID:WU6PTcnI0
>>450
「……」

一休みして自身の乗ってきた馬から目線を外したのはつい先程の事だ
それなのにどうしたというのであろう、シリアスがやや引っ込んだのを見計らったのかどうかは不明だが、馬は姿を消しでっぷりお腹で脚の短い馬(豚)に入れ替わっているではないか
頭を抱え、しかしまぁ最悪いい食糧になるかと考えを改めることにした
プラス思考は大切である

「酒はいらない、茶は?」

ゴブゴブコンビに対しては別段抵抗なく接する
他種族との接触など、普段からヒト相手に幾らでもやっているのだから慣れたモノなのだ
452 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/12(金) 22:28:48.57 ID:Zsv6BGxto
>>451

「キノコ茶があるデシ。オイラのお茶テクニックはスゴイデシ」

 沸かした湯に刻んだキノコを放り込んで、
 何か粉末混ぜて出来上がりである。なにこれ。

【味は珍妙だが栄養価はその実かなり高かったりする】

(真顔でブタに乗るって変わっているデシ)
(越境者ってアレな集まりってのはマジデシ)

 ムガ。めでたくアレ判定である。――コン!

【ここで何かムガの傍の木に矢が突き刺さる。敵意はなし。見れば矢に紙が引っ付いている。盗賊ギルドの紋入りだ】
453 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/12(金) 22:29:52.06 ID:6sL2rwKx0
>>450
この国に生まれ この国で育ち この国の最高峰の部隊に席を置くこの男は
休憩の合図とともに実によく働いた

水源を目ざとく見つけて汲み 事前に用意しておいた聖水を混ぜて刻印からくるよろしくない何かを浄化して持ってくる

バックパックを解き テントを下し たき火の準備

といってもこの国では生木が貴重品なので燃料はもっぱら木炭ないし石炭だ

石を組んでかまどを作り 湯を沸かす 飲んでよし体を拭いてよし 寒空の中のありがたい友人だ

そしてテントの設営をアキレス達に任せて調理に入ろうとしたのだが…

ロイ「前々から思ってたんだがよぉ お前らキノコ好きすぎじゃねぇか?」
この国に災難が訪れて以来何かと情緒不安定だったロイもこの珍妙なる同行者の存在にはすっかり素の状態を取り戻していた

アキレス「ねぇ キノコビールってどんな味なん? ちょっと味見させてよ」
と アキレスはコブコンビのビールに興味津々であった
454 :リージュと愉快な仲間達 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/12(金) 22:31:34.07 ID:S9ma4JAG0
>>450
「〜♪」
「…」

西部開拓時代風の純白ドレスと鍔広帽子を纏う細身で金髪緑眼の女性が、
小柄な身体に不釣り合いな大型トランクを両手で持ち運ぶロンスカメガネのメイドちゃんを伴い
鼻歌交じりで場違い甚だしくふらりと現れた。

「…まあ!何だか物騒な方々ね!でも可愛いわ!!」
「お嬢様の美的センスは今日も一線を画しますね」
「ありがとう!」
「…(褒めてはないんですが)」

ゴブリンを見て目を輝かせる令嬢が一歩前へ。

「皆さま御機嫌よう!朝早くに何処へお出かけ?」
「あー…我々は旅人です。特にそれ以上でもそれ以下でもありません、はい」

そう一行に挨拶した。
455 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/12(金) 22:32:35.76 ID:EZE6bHnO0
>>450
「もうすぐ朝だ。太陽が昇ると、おかしな奴もいなくなるらしい。夜道には今まで以上に気を付けよう」
シュタッと土煙を巻き上げ、スーパーヒーロー着地。木に登って偵察していたが、狂気は失せたらしい。
一応機械の身体の彼は寝なくても平気ではあるが、精神的な休息が必要と考えている。故に、休憩には大賛成だ。

「角砂糖をポケットに入れてたのを忘れていた。食べる?甘〜いゾ」
カリカリと白い塊を齧りながら一向に差し出すのは、一般的な角砂糖、スクラップヤードから持ってきた豆の缶、チョコレート。卵と干し肉。

「背嚢に食い物を幾つか入れてきたんだ。オレだって飯ぐらいは作れる。待ってろ、目玉焼きでも作って……。
 …いや、俺が飯なんてな? 勝手に食ってろ。俺もそーする」
軽度の放電で着火は出来る。枝などを集めて焚き火を作ると、座り込んで砂糖をカリカリ。


「ゴブリンちゃんソコちょっと失礼。キノコステーキか、いいね。キノコは身体にそこそこいい」
食事を終えれば馴れ馴れしくゴブリンの近くに腰掛け、軽い調子で話しかける。何ともマヌケと言うか呑気と言うか。

「一つハッキリさせておきだいが、俺らは別に慈善事業でお前らを助けたワケじゃあないぞ。
 お前らの親分に話させてくれや。これで貸し借り無しだ、いいだろアミーゴ?」
焚き火にかけて温めた飲み水を勧めながら、とりあえずは穏便な態度で交渉を持ちかける。何だったら肩も組んじゃう。
456 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/12(金) 22:37:20.74 ID:6sL2rwKx0
いつもの
457 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2018/01/12(金) 22:38:24.13 ID:WU6PTcnI0
>>452
「……なんか違う」

想像していたとは違って、しかしまぁ妥協も必要だ
味はともあれ暖は取れる、胃に入れられれば滋養もあるというものだ
実際鼠人の食性は、好みを除けば多くの世界のゴブリンなんかとそう大差はない

「……」

なんかゴブゴブを無性に殴りたくなってきた矢先、到来する矢文
手に取り開封、茶を片手に読んでみる事に
458 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/12(金) 23:04:36.91 ID:Zsv6BGxto
>>453

「本当に君は便利だな」

 相も変らぬサバイバル能力の高さ。旅のお供にロイ・ゴールドマン。
 ってなもんで、随分と楽をさせてもらっているイムカである。持つべきものは優秀な下士官だ。

「ゴブ。オイラ達とキノコは密接なアレがあるデシ」
「オイラ達もキノコから生えてくるデシ。こういうのウマイんデシ」

 断片的情報であるが、どうやらグリーンスキンの文化にキノコはガッツリ食い込んでいるらしい。
 もっともそれは遠未来から派生した連中に限ってかもしれないが。

「ごぶ。飲むデシ」

 ぐいっと差し出されたぶくぶく泡を吹くキノコビールは栄養価満点かつ超アルコール!
 差し出されただけで解るモーレツなアルコールの香り!ドワーフもびっくりやで!!

>>454

「ん?この物騒な状況で旅人とは珍しいな。って何時ぞやの連中か」

【便宜上、イムカとはちびっと面識あり<前回の冒険者ギルド前でっでで】

 今、この世界で巻き起こっている難事は過酷なものである。
 夜になれば正気を削ぎ、あわよくば≪獣≫を引きずり出すか≪啓蒙≫に狂わせるか。
 狂気に満ちた呪いがこの国を脅かしている。

「よく≪夜≫を越えられたな。焚き火を取っているが休んでいくか?」

 よくも悪くも面倒見のいいイムカ。

「あやしさ大爆発デシ」

 ゴブリンにすらツッコミを入れられる怪しい連中とみなされていた!!

>>455

「カロリーはとっておけ。あと、食事の後でいいが、脱げ」

 無表情で何を言い出すのだこの政治将校な台詞であるが、

「人口筋肉を調律するからな。少しずつでもパフォーマンスを快復させておこう」

 ソーマタージの身体機能はある程度はナノマシンが自動快復させていくのだろうが、
 それにより、調律もより容易になるというもので、実際ウィンウィン。

【もっとも野外だし、調律は限定的である。が、やらないよりはいいだろう】

「ごぶ?」

 そうしていると、近づかれたゴブリンがソーマタージを見上げる。
 皿にキノコステーキをよそって渡します。なかなかよい香り。そして毒気はなし。
 なんというか、出し抜いてどうこうって気はないようだ。そのような知恵もないかもだが。

「ゴブーおやびん…おやびんとはぐれたデシ」
「おかげでこわいのいっぱいデシ」

 ふぁっきん。こいつらおやびんとはぐれて迷子になってやがる。
 もっとも、アレとすぐ遭遇みたいな状況にならないから逆に好都合なのか?

459 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/12(金) 23:04:51.40 ID:Zsv6BGxto
>>457

 矢文の内容はオーガ生息圏にスケイブンとビーストマンの戦闘団が迫っているという知らせ。
 スケイブンの連中。オーガの血を用いて新たな刻印を刻む腹積もりらしい。

【もし、オーガの地に刻印が刻まれれば、呪いを抑えている腹太鼓≠フ神格は力を減衰させ、
 呪いの影響は一気に拡大を見せることになるだろう】

 −−−−−−−−
 −−−−−−
【全員対象】

≪0001111010101≫

 浮遊髑髏がイムカに何やら知らせる。イムカは頷くと、

「…どうやら、予定通り″糟Rとスケイブンの大イクサが始まったようだ。戦場はロンデルガードだ」

 (前回のシチュ)ロンデルガードの戦いの知らせを忠実なるサーボスカルは持ってきたのだ。
 ロンデルガード…建国の伝説によれば、強大なる魔氷候を蒼銀の戦士達が熾烈な戦いの末に討ち取ったという地だ。
 むろん、伝説にあやかって戦場に設定されたわけではない。地勢的に誰もが認める要衝だからである。

【イムカ達が舞台裏から事件解決を目指すとすれば、そちらはまさに表舞台である】
【→どちらが欠けてもゲームオーバーとなる。国軍が敗北すればスケイブンの行動の自由は致命的なものとなる。やりたい放題だ】
【→そしてイムカたちが失敗しても、状況は悲惨なまでに悪化することとなろう。腹太鼓の加護の喪失、そして事件解決の線が途切れる】

//ロンデルガードの戦い…クルト、BB、タェンティース、鈴虫、エリコなど越境者も参戦
460 :リージュと愉快な仲間達 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/12(金) 23:12:40.42 ID:S9ma4JAG0
>>458
リージュ「ご親切にどうも。美味しい紅茶があるの如何かしら?」

そんなイムカに対しニコニコと対応するリージュ。
臆することなくその横に座る。

メイド「…」

するり、とリージュの横に立ち何時の間にかその手にティーセット完備のメイドちゃん。
手に持っていた荷物は何処に。
そしてその眼光は鋭くゴブリンを射抜く、『ツッコミは要らん、黙ってろ』と。
461 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/12(金) 23:17:22.19 ID:Zsv6BGxto
>>460

「紅茶は無い。あるのはキノコ茶くらいだ」

 と、言うわけでゴブリン謹製キノコ茶である。
 栄養満点、味は奇妙奇天烈。高級ティーセットに似つかわしくない蛮族文化的アレ。

「この女(メイド)目が悪いんデシか。ぎろーんって」
「哀れなモンでし」

 ふぁっきんがむ。脅しが解るほど頭がよくない!!

【果てさて、しばらく会話を拾っていくとお嬢様が遭遇したこの連中。予想以上にヒロイックだ】
 【→なんか、世界を救おうとしている的なアレを感じるのである!】
462 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2018/01/12(金) 23:18:06.03 ID:WU6PTcnI0
>>459
「……」

戦か、とその気配を探ろうとするも、地に蔓延る獣の呪詛に阻害された
そもそもそんな芸当が可能な訳ではないし、出来たとしたところで無意味なのは知っている
文を握る手に力が篭るのに気が付いたのは、くしゃ、と小さな乾いた音が聞こえた後だ

>>453-455
>>459-460
ソーマタージから受け取った角砂糖を囓りながら、一同に矢文の内容を簡素に告げた
ロンデルガードの戦いの外でそれでもスケイブン勢は戦力を割いて進軍を続けている

「……時間がない」

言いながらもメイドちゃんから紅茶を受け取り啜った、実に自然な所作である!
463 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/12(金) 23:21:23.96 ID:EZE6bHnO0
>>458
「んまー人前でハレンチな…」
唐突な発言に言葉に詰まるソーマタージ。赤面モノである。紅い血は流れてないからそうはならないけど。

「中身が歪んでるんだ。多少は回復しても、長々と戦うのは今は無理だろうな。
 あの狂い豚カレー、せめてその辺の抗議だけでもしておかねえと」
調律を受けながら毒突く。電気も無い、機材も無い、テックもそれほど進んでねえなこの世界では、如何にナノマシンとイムカの手が合わさっても限界はある。
右手を開き、握る。やはり本調子には程遠いか。

「世界戦の修正もある。全力で暴れ回るなんて事はまあ無理だな。此処にいる間は、俺も灰の人みたいな身の振り方しねえと。
 …ああ〜ソコ、ソコいい痛い痛い痛い!あおおおーーーっ!」


「ありがと〜ソーマ泣いちゃいそう」
匂いを嗅ぐが毒は無いらしい。どちらにせよ効きも悪いので気にせずいただくが。
お皿を受け取り受け流す。すぐ側に置くと、煙草に火を点けてその顔を見据えた。見れば見るほど気が抜ける。

「死体にして感動の再開を遂げさせてやってもいいんだぞ。両方死ねば、いつでも向こうで会えるしな」
若干予想はついてきたが、ハッキリ言われるとやっぱり使えねーなという気持ちが鎌首をもたげる。
早々に出くわさなくてよかったと言うべきなのか、それはまだ判断つかない。

「どこではぐれたか死んでも思い出せ。じゃないと怒っちまうぜ」
464 :リージュと愉快な仲間達 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/12(金) 23:23:39.56 ID:S9ma4JAG0
>>461
メイド「…」

何か色々とぶん殴りてぇ気分なメイドであるが黙々とキノコ茶を用意。
マジにコレにコレ注ぐの?と思わないでもないが主人は絶対存在。
そうしてキノコ茶が用意された。

リージュ「…、……不思議なお味ね!もっといただける?」
メイド「……」

お嬢様、色々図太い。
そして的なアレを感じ取ってしまい……

リージュ「面白そう!ついていくわ!宜しくて?」

目を輝かせて宣った。
465 :リージュと愉快な仲間達 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/12(金) 23:26:13.54 ID:S9ma4JAG0
>>462
メイド「…」

黙々と求められるままに紅茶を注ぎまわるメイド。
その間、お嬢様ははっちゃけてらっしゃる。
466 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/12(金) 23:26:35.93 ID:6sL2rwKx0
>>458
ロイ「科学的なアレは簡便な」
イムカと違い幻想が薄まれば薄まるほど役立たずになるロイであった

しょうがないね 野人だもんね

ベーコンから脂身を切り離して熱し 油を抽出

先ほどの川でサワガニを見つけてきたので油でカリッと揚げ焼きにして塩を少々

そしてベーコンエッグ 焼きトマト トマト缶と豆の水煮缶 そしてスパイスでチリビーンズを作り 最後にパンを焼いて朝食の出来上がりである

アキレス「それじゃ遠慮なく・・・グビッ」
そしてテント設営もそこそこにキノコビールをいただくアキレス

アキレス「これは中々・・・芳醇な香りとまろやかな口当たり・・・」
なんとも専門家ぶった物言いであるが 顔がどんどん赤くなり

アキレス「そいでもって・・・えと・・・アレだ・・・あ・・・」
へべれけになってバタリと倒れてしまった 疲労と睡眠不足にアルコールが入り 完全に酔いつぶれてしまった

―――ギィ・・・
これにはベティちゃんもあきれがおであった

>>459
ロイ「始まりやがったか」
遂に勃発した戦争に眉を顰めるロイ

ロイ「まぁ…あれだ 仲間も結構組み込まれている 心配はしちゃいないが…」
とはいうものの その顔は明らかに心配そうであった

>>460
ロイ「これはどうも お返しにどうぞ」
と紅茶の礼に飯を提供するあごひげ男であった
467 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>310 [saga]:2018/01/12(金) 23:53:51.87 ID:Zsv6BGxto
>>463

「戦闘スタイルを変えざるをえないだろうが、存外君は器用だ。順応しろ」

 ソーマタージの奇妙な発言はほぼ無視し、要点だけを伝えながら、イムカは調律を行う。
 本格的な技師ではない。無駄に才能は多かったのでそれなりには心得ているが、
 やはり、ソーマタージを全開稼動させるには至らないのだ。贅沢はいえないところである。

「ごぶー。こっちの街道デシ」

 ソーマタージのインタビューに結構素直に応えるゴブリンである。
 なお、この連中におやびんが害されるなどとは露とも思っていないのだ。
 舐めているというよりは、おやびんの超絶パワに対するものである。

「オーガのところ向かっていたデシ」
「おやびんはスケイブンに怒り全開デシ。めっちゃ怖いデシ」

 どうやらあのオーク、ガチでスケイブンを目の敵にしているようだ。
 そして、目的地にて遭遇する可能性があるという。グッドニュースなのやらバッドニュースなのやら。

「この国で最初の最初に刻印打たれたの実はオークの部族なんデシ」
「おやびん、技とか文化とか教えていたデシ。良きイクサのためデシ」
「皆殺しにされたデシ。全部ご破算デシ」

 この国を脅かすオーク部族に薫陶与えていたというのはバッドニュースであるが、
 どうやら動機は復讐/報復のようだ。実にシンプルである。怒りの矛先が今回は人類に向いていないことも含めて。
 もっとも台風みたいな奴なので、巻き込まれ死の可能性があるのがアレであるが。
468 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/12(金) 23:54:00.41 ID:Zsv6BGxto

>>464

「きのこはたっぷりあるデシ」

 ドヤ顔になりながら、ゴブゴブコンビは茶を注ぐのである。
 なんで、こんな給仕めいたことができるかというと、

「グリーンスキン文化では、ゴブリン…グロッド(格下)は色々な雑事をオークに押し付けられている。
 ウェポンのメンテナンスやら、食事や酒の準備。あと、殴りたい時に傍にいたり。地雷源を走ることだったり、
 銃弾が降り注いだ時には盾代わりといったな」

 イムカの説明。またひとつ賢くなったね!

「格下ライフはツラいデシ」

 哀愁ただようグロッドライフ!!

「来るのか?危険な旅路だぞ?」

 流石に非戦闘員に勝手についてこられて死なれては寝覚めが悪い。
 何かしら、役に立つ証明が必要となるだろう。

>>466

「めっちゃメシつくるのうまいデシ。テントもうまかったデシ」
「奴隷になっても長生きするデシ」

 なお、グリーンスキン支配権ではニンゲンは重工場でウェポンを製造するなどの
 過酷な重労働にコキつかわれたりする。大抵が過酷な扱いと極限の疲労で死ぬ。
 まあ、そこはニンゲンがニンゲンに行うことと差はさほどないかもしれぬのが、それまた無常といえよう。

「それに比べてめちゃ弱いデシ」「あきれるデシ」

 ベティに心底同意なゴブゴブコンビであった。
 なお、狩人についての重要情報はソーマタージとの会話で語られております。

「…ロンデルガードのほうは我々には触れられぬイクサだ。あちらが勝利する前提で全力で動くしかあるまい」

 そも、この大イクサは大軍を用いた囮≠ニいう側面もある。
 スケイブンの戦力と目の大部分をそちらに向けさせている間に黒紋章やイムカのような冒険者が、
 遊撃、あるいは事態の抜本的解決にむけて動いているのだ。

>>462

「…スケイブンも随分と如才ないな。別働隊を動員していたか」

 大イクサはいわば壮大な囮ともなりえる。
 ゆえに、イムカたちの旅の道中、スケイブンとの遭遇は格段に減っていた。が、
 どうやら、数の利というものをキチンと心得ているらしい。

【しかして、ここは逸る気を抑える忍耐が必要だ。疲労困憊で駆けつけてもどうにもなるまい】

 −−−−−−−−−−−
【全員対象】

「情報と状況は出揃ってきたな」

 1、ロンデルガードにて大戦が勃発。おそらく歴史書に残る戦いとなるだろう。
 2、オーガ部族に対して、スケイブン別働隊が侵攻。詳細不明。
 3、狩人ガルファクスもオーガ生息圏を目指している。動機は報復。なんらかの形でオーガと協力関係にある可能性。

「馬は十分に休めておこう。事によっては戦場に突っ込むことになる。騎馬突撃の衝力は強襲に打ってつけだ」

 だからこそ、オーガに脅威が迫る中でも拙速は許されぬ。
 疲労困憊で到着したところで、役立たず以上にはならないゆえ。
469 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2018/01/13(土) 00:07:48.51 ID:xHhMJ2hE0
>>468
「……」

ギルドから与えられた情報を一同と共有した
そして確定した事がいくつか、それでもやるべき事は大差ないが
なるほど強襲で始める可能性のある戦いかと内心、しかしふと勘付いた

「……騎馬、突撃……ね」

まんまるな馬()をもう一度見遣り、溜息を漏らしてなんとなくゴブゴブコンビに八つ当たりに尻尾を振るうのであった

//すみませんがお先に失礼しまするっ
470 :リージュと愉快な仲間達 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/13(土) 00:13:31.43 ID:ljWqipaJ0
>>468
メイド
「格下ライフ…こう考えてはどうでしょう。
 自分が居なけりゃ実際何も出来んだろう御主人、と。
 …因みに私は生まれてこの方そんな事を御嬢様に対して思った事は無いですが。
 一般的な話ですよ、一般的な」

ゴブリンに対し、メイドが言う。

リージュ「心配ないわ、三千世界一周旅行中だもの!」

そしてイムカに対し答えるお嬢様。
何が如何心配ないのか分からないが、凄い自信だ!

メイド
「この通り、言葉だけでは信憑性にも欠けるでしょうが…
 事実、三千世界一周を敢行できるだけのスキルは持ち合わせておりますので。
 ええ、戦場の中を駆け巡る事も無論、問題ありません。」
471 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/13(土) 00:13:57.67 ID:IGHshgJc0
>>468
ロイ「そいつぁどーも」
アキレス「Zzz...Zzz...Zzz...Zzz...」

ゴブコンビに褒められた 腹の立つ黒豚の部下なのにすっかり毒気を抜かれてしまったロイであった
ベーコンをちょっとサービスしてやるあたり すっかり調子を崩されている様子である

ちなアキレスちゃんは夢の中な!!

ロイ「あの黒豚ろくなことをしやがらねぇ しかし合点がいった」
スケイブンはオーガをも標的にしているらしい あの刻印の邪魔を考えれば妥当なところ

ロイ「一刻も早くオーガのところにむかわにゃ まぁ 休息は必要なんだがな」
なんともままならぬとはこのことである
472 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/13(土) 00:14:13.75 ID:TEptqFGb0
>>467-468
「気軽に言ってくれるな。毎朝山盛りのシリアルを二杯は食わないと、順応する程の元気出ないんだがネ」

「オーガの所か…。やつらの仲介があるなら、出会い頭に殺される事は無いかもな。運が良ければ」
復讐が目的なら話は単純だ。というより、いっそ全部任せてもいいぐらい。
「これが『オレ エモノ コロス』なんてヤツじゃなくてよかった。報復が目的なら、まだ付け入る隙はあるはずだ」

尚、オークに技を教えていた事に口を出すつもりはない。それはこの世界の者で対処すべき事だからだ。


「何だよ、そっちの方がお賃金とか色々儲かりそうだな。それに分かりやすい救国の戦士達なんてモテそうだ」
受け取った紅茶を啜り、ムガやスカルからもたらされた情報に溜息。どちらが欠けてもこの戦いは最悪な結果に終わるだろう。
勿論自分には微塵も関係の無い世界の話ではあるが、他の者にいい影響はあるまい。

「気張れよお嬢さん方。このマヌケ共の話が正しければ、俺達は嵐に飛び込む事になりそうだ。
 着替えを用意しておけ。終わる頃には血肉の海だろうからな、経験者は語る。紅茶のお代わりプリーズ」
場違いな格好の二人組にお茶のお代わりをたかりながら、馬の様子を一瞥。

「だからまずは、しっかりと休め。俺も休んだがこのザマだからな、休まなかったらそりゃあもう、コトだぜ」
473 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/01/13(土) 00:20:35.65 ID:3cvvJkBoo
【全員対象】

「さて、それじゃあ新しい部下(いつから部下に!?しらん!)も加わったことだし、
 各自、仮眠と休養はしっかりな。昼過ぎから出立しよう」

 そうして新たな仲間を加えた越境者達は一路、オーガ生息圏へ。
 イムカはロンデルガードの戦いに参戦しているクルトとの通信を試みながら、
 しばしの休息を過ごすのであった。

//おちまい
474 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/13(土) 22:59:04.82 ID:IGHshgJc0
【とある幻想よりの世界の どことも知れぬ場所】

夜だ 月が出ているので間違いなく夜である
どことも知れぬ場所 あるのは森に挟まれた未舗装の道 辺りを軽く探索しても人里はおろか明かり一つ見当たらない
そんな星空がものすごく綺麗な夜

ロイ「というわけでここをキャンプ地とする」
アキレス「いえーい」
―――ギィ!!

てな具合で街道から少し離れた場所にテントをしつらえ たき火を起こし めしの準備をする
静かな冬空の中に小さなたき火 静かな夜に薪が爆ぜる小さな音が響く

人里離れた街道で出会う人は 果たしてこの世界の者だろうか・・・?
475 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/13(土) 23:10:15.91 ID:I8SQTCl90
>>474

彼らがキャンプを張っている近くの街道……そこに、先ほどまでは無かった人影があった。
茜色の瞳と髪を持つ少女である。しかし、ただ人ではない。頭の狼耳がそれを物語っている。

「……………………」

寝起きのような呆けた表情。
きょろきょろとあたりを見回し、クンクンと鼻を鳴らし、頭の狼耳をそわそわ。
そうしてから最後にカッと目を見開いて、

「なんだここぉぉぉっ!?」

叫んだ。

「い、いやまて落ち着け。私はさっきまで、クリムゾン・グレイの手下を追ってて……で、あれ、なんでこんなとこ居るんだ?
文明レベル下がりすぎでしょ。ってか、人里じゃないでしょ。なにこれ。なにこれ」

明らかに混乱してる様子で、オロオロとせわしなく首と耳を巡らしている。
476 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/13(土) 23:19:18.54 ID:IGHshgJc0
>>475
さて 辺りは真っ暗(夜目の技能がなければ歩くにも難儀しそうだ)
舗装された場所もなく 土むき出しの道が一本まっすぐ続いているのみ

自販機? あるわけがない 電線すらない そして近場に一つのたき火があるのみ

ロイ「ッ!?」
アキレス「!!」
―――ギィ!!

だがそこにいたのは 明らかに文化レベルが低そうな革鎧と金属鎧のパーツを纏ったあごひげ短足男と
女と同じぐらいの文化レベルっぽい 化学繊維を用いた衣服の白人男性

ついでに中型犬ほどの大きさのサソリが警戒するように女を見ていた

アキレス「ねぇオッサン どうしよう…?」
ロイ「見たとこ亜人のようだが…おい大丈夫か?」
―――ギィ!!

警戒はしているが襲ってくる気配はないようだ 対話を求めているようだが いかがいたしますか?
477 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/01/13(土) 23:22:31.63 ID:3cvvJkBoo
>>414-415

「デス?」

 ベティをスプレー缶で真っ白に染めながらメシを待っていたα-12は、
 突然叫び声を上げている何かアレな人を指差して(シツレイ)、

「第一不審者発見デス!ヤクでもキメているのデショウか?」

 と、ガスマスクにどら猫の着ぐるみという、
 目撃者が皆、己の正気を疑いそうな奇矯な格好でのたまった。

【不審者vsトンチキ ファイ!!】
478 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/13(土) 23:26:29.23 ID:I8SQTCl90
>>476

「え……?」

振り向き、茜色の瞳が二人と一匹を捉える。

「あ、第一、第二、だいさん……?村人発見……」

やや呆けた表情でそんなことを言って、はたと言葉が通じることに気づく。
周囲の状況は……さらに言えばあり得ないほどデカイサソリもそうだが……よくわからないものの、
理解できる言葉というものが、少女を安心させる。

「や、えと、大丈夫っちゃあ大丈夫……バイタルマックス。
いきなりでごめんだけど、私の言ってること、わかる?言葉、通じてる?」

まだ困惑が抜けきらない表情のまま、そう探りを入れてくる。
479 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/13(土) 23:43:35.97 ID:IGHshgJc0
>>477
アキレス「やめんか」
どら猫にポコタンとチョップを落とすアキレス

―――ギィ!!
戦いに負けたベティは不機嫌そうにハサミを振り上げている

ロイ「・・・あったかそうだな」
ぴうー・・・と身に染みる風が吹いた気がした

>>478
ついでに言うとサソリは真っ白だ えぇそりゃもう塗料で塗ったかのように真っ白だ

ロイ「あぁ通じているが…」
アキレス「ねぇオッサン この人やっぱり」

大丈夫の様です が 男2人は顔を見合わせ

ロイ「あんた どっから来た?」
と質問してみる 身に覚えのない場所ならば 予感はビンゴなわけだが…?

アキレス「ところでさ 寒くない? 火に当たったらどう?」
と 白人男性の方はあたたかなたき火の傍へお誘いの言葉である
480 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/01/13(土) 23:53:26.07 ID:3cvvJkBoo
>>479

「デス」

 ポコタンと叩かれて漫画チックなたんこぶがぷくーっと。
 なお、ホワイトベティの誕生にはご満悦である。

「ぬっふっふ、カノッサ機関の素材班がそりゃもー頑張ってつくった着ぐるみデス。
 全環境対応、暑いところも寒いところもオールオッケー。越境技術もふんだんに使用デス!」

 ロイの言葉にドヤ顔(マスクで見えんけど)で応えるとんちきトルーパー。
 そこまで力を入れまくってナンデどら猫着ぐるみやねんと思ったアナタは正気であろう。
 カノッサ機関…マネーと資材を使いまくって何やってんの?である。

「デスデス。寒いなら温食に限るデス」

 ちょっと傷んだお肉から、しなびた野菜まで鍋にガンガン放り込み、
 トマトベースのスープで煮込みまくる。

【保存技術が未発達な世界にあって、スープやパイは素材をごまかすのにうってつけの調理法である】
【それに寒いならあったかいもの食べたいのは人情って奴だ】

>>478

「デースデスデスデス」

 とりあえず、男衆がナンパでコマす事を企んでいる間(なんつー曲解か!)、
 スープ作ったり、パンを切り分けたり、メシムーヴに集中するドラ猫着ぐるみである。
481 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/13(土) 23:57:53.72 ID:I8SQTCl90
>>477 >>479

「良かった、通じてた……」

あからさまにホッとする少女。
と、どこから来たかをあごひげの男に問われる。
この反応は……まるでこちらが異邦人のようではないか。

「どっからって……私は独立都市国家「神蔵(かぐら)」から来たの。
ここは街の近く……じゃないよね。空気が全然違うもん」

最後は独り言のように言う。
男の反応と匂いや空気感、音の気配から言って、少なくとも少女が居たところとは全然違う場所に居るらしいことは、
感覚的に明白であった。

「まあ、それはいいや。それで、あなたたちは……えー」

改めて少女は目の前の面々を見やる。
あごひげの男と白人男性は、風体こそ違和感はあるが、まあいい。
問題はやたらデカイ……白いサソリと、ガスマスクにどら猫の着ぐるみを着用したナニカ。

「……サーカスのひと?」

そんな感想である。
482 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/01/14(日) 00:06:19.86 ID:gleuplmGo
>>481

「正解デス!」

 お料理していたガスマスクどら猫が突然にビシっと指差す。
 なお、おっきなしっぽが慣性でぶるるんと動いて中々らぶりー。

「α-12達はカノッサ巡業サーカスの団員とペット兼非常食の愉快な仲間達デス。
 かぐら?聞いたことねーデス。地図にものってねーデス」

 ひどい嘘を教えながらも、羊皮紙に描かれたいまいち精度がよろしくない地図を広げる。
 結構雑で、国境線もかかれていない、かろうじて国名が書かれているような粗末なシロモノであるが、
 神蔵なんて都市国家はどこにも描かれておりません。というか地形がまったく違ってます。

【というより、理解できないはずの文字が理解できてしまう珍現象勃発!(世界修正力】

※うんちく…世界修正力(言語理解)

 異なる言語がなぜか理解できてしまう越境の瑕による不可思議補正。
 これがないと社会的生物としてコミュニケーションが成立困難となるため割と重要。
 この能力を利用して通訳めいた仕事につく越境者もいるとか。
483 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/14(日) 00:12:43.91 ID:Pg8t8mxM0
>>480
ロイ「そりゃよかった 作ったヤツも本望だろう」
ぐったりと天を仰ぐロイであった

α-12の作るスープにミックスビーンズを大量にぶち込んだ
豆の水煮缶はまだスクラップヤードに山ほど残っていた

アキレス「なんか失礼なこと考えてないよね」
などと牽制の視線を向けるアキレス

―――ギィ♪
ちなベティちゃんは自分のリュックからマシュマロを取り出して串に刺し たき火であぶっていた
なんつー器用なサソリか

なおマシュマロはまだリュックの中に残っている

>>481
ロイ「知ってるか?」
アキレス「効いたこともない」
ロイ「・・・決まりだな」

ロイ「俺はロイ・ゴールドマン 金属王国の陸軍所属 階級は伍長だ」
アキレス「アキレス・イニゴ・ブランチ・セペダ スペイン王国のガリシア州生まれ グラフィティ・アーティストだ」
―――ギィ!!
アキレス「んでもってサソリのベティ」

ベティはよろしくーといわんばかりにハサミを振り上げた(ザリガニの威嚇めいたムーブである)

ロイ「おめでとう 反応を見る限り あんたは越境者になっちまったみたいだ」
アキレス「来訪者 移動者 異邦人 色々呼び名はあるけれど 関t何位言えば平衡世界を行き来する人間になっちまったわけだ」

突拍子もない・・・ことなのだろうか? 少なくても今この場所に覚えがないのは確かなようだが

ロイ「まぁ とりあえずここはお前さんの知る世界じゃない そして俺たちはサーカスの人間じゃない
   とりあえずこっちにこい 色々教えてやるから ついでに飯もどうだ? 酒もあるぞ」

と バックパックから透明な液体の入った瓶を取り出し見せてくる

アキレス「あんたからすれば怪しい集団だけどさ 一応話だけでも聞いてみない?」

男たちの誘いに乗るもよし 乗らぬもよしである
484 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/14(日) 00:21:47.34 ID:Pg8t8mxM0
>>482
ロイ「誰がサーカスか」
ポコタンとチョップを落とす

―――ギィ!!
ベティちゃんも非常食呼ばわりは不服とハサミを振り上げた
485 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/01/14(日) 00:25:30.33 ID:gleuplmGo
>>483-484

「デスデス。非常食=サンも段々文明に染まってきたというか」

 お料理(というには簡易的ではあるが)するサソリさんってどうよ?
 な感じのα-12である。地味にかなり強烈な映像なのでは?と思わなくもなし。

「シツレイなんて考えてネーデス。女子をみれば直ぐにナンパ突入なんて獣性炸裂なんて思ってネーデス」

 相変わらず、根性がいい具合にひん曲がっているα-12である。
 クローントルーパーは自我が希薄とは何だったのか。

【ベティのリュックのマシュマロを数個ちょっぱっ適度に溶かした後、ココアに加えたりもする】
【→野外で甘さと栄養を取れるココア粉末は実はそれなりに重宝しているα-12である】

 なお、自業自得とはいえ先程から頭をポコポコ叩かれている件について、

「レディ()の頭をさっきから無遠慮にポッコンポkッコンって野蛮人の極みのような連中デス。
 絶対にモテないデス。デリカシーゼロデス」

 プリプリ怒ったポーズをとるが、あくまで自業自得である まる
486 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/14(日) 00:29:24.72 ID:WIJe9vNw0
>>478
「あー、想像してたけどやっぱそんな反応かー」

長い髪をかき分けて、後頭部をぽりぽりとかいた。
これはいよいよ厄介ごとである。
α-12と名乗るどら猫的物体に地図も見せてもらったが、その確信に根拠を添えただけだった。

うん、異世界転移してる。ラノベか。

>>483
心の中でツッコミを入れてると、あごひげ男と白人男性が何やら納得した後、
二人とサソリの自己紹介を始め、少女の置かれているらしい状況を話し始めた。
ざっくり言うと……異世界転移していた。ラノベだ。

さておき、自己紹介を受けて呆けているのはマナー違反である。
そう思い、少女はザッと姿勢を正し、拳を胸の前に持ってきた。少女の所属する騎士団の敬礼のポーズ。

「説明ありがとう。私は独立都市国家「神蔵」の対魔導犯罪武装組織「碑の騎士団」第3階位騎士、一ノ瀬葵(いちのせ あおい)といいます。
よくわからないけど、越境者らしいです。よろしく」

言い切って、少し姿勢を維持した後、ザッと腕を下げる。ここまでが敬礼の一連。
そしてここからさきは少女……葵の素である。

ふう、と息をついて、

「とりあえずよろしくね。
そっち行くよ。ご飯は大丈夫。それより話を聞かせてくれるとありがたいよ」

あごひげ男……ロイの誘いに応じ、葵はたき火に近づく。
たき火の熱が身体を温め始め、それがまた安心した。
487 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/01/14(日) 00:36:01.86 ID:gleuplmGo
>>486

「デースデスデス。クソめんどい説明は男衆にポイ投げするとして、
 女子力満点なα-12は、たいまどーなんとかかんとか=サンの分も追加でおりょーりデス」

 どら猫的物体はマシュマロ入りココアを葵に手渡しながら、
 ゴーイングマイウェイな様子でお料理続行。

【なお、カノッサ機関所属なので本来越境に対する知識は豊富なはずなのだが、
 性格がこんなんなので、まともな説明は期待できぬ!】

//ではおいどんはコノヘンデー!
488 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/14(日) 00:45:34.47 ID:Pg8t8mxM0
>>485
ロイ「おぉそりゃ悪かったな」
アキレス「で?誰が獣性炸裂だって?」
―――ギィ!!

ポコタン×3とチョップが落とされた

なおベティちゃんはベティちゃんなので何の問題もなかった>調理

>>488
アキレス「そっちの考えてることを当ててやろうか? ラノベかアニメじゃないんだからとかそんな感じだろ」
一之瀬と名乗る少女に笑みを向けるアキレス

ロイ「そうかい それじゃあまずは・・・」
これから長い付き合いになりそうな一之瀬に対し 越境者としての心構えなどを伝授するロイ

夜はまだまだ更けていくのであった

//それでは自分もこれにてノシさせていただきます
489 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/14(日) 21:11:28.73 ID:oPLegZiP0
《某日某所 廃棄宇宙コロニー》

とある宗教団体によって運営されていた宇宙コロニー。
突如として連絡が途絶え、調査が行われたのが早数か月前。
管理者不在で放棄された後、サルベージなどであっという間に廃墟となっていた。

「とは言え未だ住む事は出来るんですねえ?」

独り言ちるは
赤フレームの眼鏡とフード付き黒革コート(萌袖仕様)に身を包んだ大分背の低いアルビノ娘。
コートの背の部分には毛糸玉に目玉を2つ付けた様なキャラクターが彫られている。

コロニーの主動力が特殊であったらしく、
今ある燃料が底をつくまで内部環境は地上のそれと同様に保たれているのであった。
そんな最早ガラクタしかないゴーストタウンを何の理由か宗教家は彷徨っていた。
490 :クリムゾン・グレイ手下 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/14(日) 21:19:47.19 ID:WIJe9vNw0
>>489
そのアルビノ娘に、物陰から二本足をせわしなく動かして近づく一つの影。
狼の頭部を持ち、鋭い爪を持った手と足が二本ずつ。いわゆる人狼、狼男、ライカンスロープと呼ばれる類の存在だ。
黒皮のズボンを履いている以外に着衣はなく、灰色の毛でおおわれた体を惜しげもなくさらしたそいつは、
走る速度をぐっと上げると、

「グオオオオァァッ!!!!」

瓦礫の裏から跳躍。
鋭い爪を振りかざし、そのまま眼下の少女に向けて振りかざす!


【確殺不可】
491 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/14(日) 21:21:40.33 ID:NiEtS3R80
>>489
「人間その気になれば、大抵の所に住めるもんさ。気温が50度を超えるような砂漠でも、永久凍土のド真ん中でも、そして、このゴミ山でも」
腰の刀に肘を乗せ、飄々と後をついていくのは狂人を自称するサイボーグ、ソーマタージ。薄汚れた白いコートは、微かな身動ぎにも揺れ動く。

「目を凝らしておけ。マグロみたいな宗教的遺物が発狂光線を発してこないとも限らない。
 パラノイアみたいだって?ただの警告だよ」


「それで、この廃墟の山に何があるんだ。凍り付いたスパゲッティか?腐ったご神木か?
 殺し、盗み、暗殺。傭兵は何でもやるとはいえ、これは殆ど管轄外だぞ。ガラクタ山の宝探しなんて」
周囲を見渡し、彷徨うマキナの背中に声をかける。カネになると踏んで同行したはいいが、宇宙コロニーに向かうとは。
宇宙にはあまりいい思い出は無い。自然と、柄を握る手にも力が籠る。

「…それとセクハラもしないな。あれはやりすぎだ」
492 :クリムゾン・グレイ手下 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/14(日) 21:24:20.59 ID:WIJe9vNw0
>>491
//又ジさんへのレスはマキナさんの後の私のターンに行います。少々お待ちください。
493 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/14(日) 21:29:19.35 ID:oPLegZiP0
>>491
「あー…個人的な用事です。いやホント」

何時もの考えなしの取りあえず布教だー!!な感じは鳴りを潜めている宗教家。
確実に何かを探しているに違いないのだが…

>>490>>491
「って、なんですかーい!?布教!布教を怠ったせいですかっ!!」

ブゥン、と音を立てマキナの周囲に力場が展開される。
これによって凄まじい貫通力でもない限り爪の一撃は力場の表面を滑るしかない!!
494 :クリムゾン・グレイ手下 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/14(日) 21:38:18.40 ID:WIJe9vNw0
//レス順番前後してます

>>493
少女の柔肌をえぐるはずだった爪は、突如現れた力場に防がれ、あえなく空を切る。
そこで距離を取るのが、無難な選択のはずだが、

「グルルォォ!!」

知性のかけらも感じられないうなり声と瞳でもって少女を威嚇し、防がれた爪とは反対側の爪を突き出す。
斬り込みがだめなら突き、ということらしいが、まともな思考の上で行ってる様子とは、言い難い。

【確殺不可】

>>491
隣で少女が襲われている状況であるが、ソーマタージに対しても脅威は迫る。
少女を襲っているモノと同じ人狼が、瓦礫の影から現れて彼の背後に向かって突進。
これまた左腕の爪を振り上げて、その無防備に見える背中をえぐりにかかった!

495 :クリムゾン・グレイ手下 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/14(日) 21:39:01.57 ID:WIJe9vNw0
//すみません、>>491に対するレスも【確殺不可】 です。
496 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/14(日) 21:51:07.90 ID:NiEtS3R80
>>493-494
「そうかい。ついでに違法な薬物や、嗜好品の類を見つけたら教えてくんな。俺がいただく」
いつもの変な(直球)ナリは息を潜めている。何かしらあるのだろうという事は、彼の鈍い頭でも分かった。
故に、それを一々問い詰める事はしない。曲がりなりにも友人であると認めているからだ。

「交友関係考えるべき?それは俺もちょっと思ってる」


「アラヨっとってか!?」
無防備に見えたであろう背中が消える。否、地面に咄嗟に飛び込む様に伏せたのだ!
埃を撒き上げ前方に二回転回避。姿勢を整え、人狼と向き合う時には既に迎撃の用意は完了!
「確認しておきたいが、お前のステキな宗教はオオカミ人間も信仰の対象なのか?」

「ライカン…、ヤーナム野郎か?それとも同胞団?どっちが正しいんだワンちゃん」
面頬めいて顔の下半分を覆うのは、噛み合わせた牙を模した黒金の酸素供給機。
フードを目深に被れば、数度埃を叩き落として赤い刀を抜く!

「来いよ駄犬。喧嘩売ったことを後悔する覚悟があるのならな。
 えのころ飯って知ってる?」
相手の戦闘力が分からないのに飛び掛かる気は無い。煽って攻撃を誘い、見極めるつもりだ。
497 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/14(日) 21:55:08.88 ID:oPLegZiP0
>>494
「…違う、アレの眷属ではない!!」

マキナが引いた右腕の側に呼応する形で浮翌遊する全長2m越えの鋼の右腕が出現する。

「どきなさい!!」

そのまま眼前の敵目がけ鋼の拳で右フック!!

>>496
「はっはっは!主神がパスタなら他もパスタ風ですよ!
 目の前のコレが実は長細い何かで出来てるんなら関係者でしょうがっ」

目の前の獣人が長細い何かの集合体…想像すると気味が悪いし絶対そうじゃないだろう。
後、長細い何かで出来ていたら関係者の可能性があるという事実は捨てがたい、捨てがたくない?
498 :クリムゾン・グレイ手下 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/14(日) 22:03:04.14 ID:WIJe9vNw0
>>496
標的を見失って左腕が空を切り、人狼は前のめりになったが、
左足を前に出し、強靭な脚力でもって無理やり態勢を整える。

「グウウウウッ!!」

攻撃を外したことが悔しいのか、口角を上げて威嚇すると、
ソーマタージに向かって地を蹴って疾走、今度こそその血肉を爪に味わわせるために、
右手の爪を斜め下から彼に向って振るった。

【確殺不可】

>>497
「グギャウッ!!」

突如横から襲い掛かってきた鋼の拳に打たれ、人狼は木の葉のように吹き飛んだ。
2、3度バウンドしてから瓦礫に突っ込む。

「グ、ウウウウッ……」

拳に打たれた側の腕……左腕はだらんと落ちていて力を感じない。折れたようだ。
加えて、受けたショックが大きくて朦朧としているらしく、立ち上がろうとして何度か失敗している。追撃のチャンスであろう。

【確殺不可】
499 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/14(日) 22:12:35.31 ID:NiEtS3R80
>>497
「どうでもいい!関係ないなら無惨にブチ殺しても問題ねーって事だろ!?」」
マキナの言葉に怒鳴り返す。宗教観に触れない敵なら、いくら仕留めても問題にはならないという事!
やや強引な解釈だが、彼の脳は戦闘続行の命令を下す!

「あまり想像したくないな、それは。昔っからミミズとかああいうのニガテなんだよ」


>>498
「ソレは覚悟とは違うなぁ」
向ってくる人狼に呟く。酸素供給機が威圧的に蒸気を噴き出し、赤い眼が激しく光った!

「イヤーッ!」
振るわれる爪にも臆する事無く、軽やかに地面を蹴って後ろへ跳ぶ!
知能こそ低そうだが、その膂力は推して知るべきだろう。

しかしそれでも、攻撃をしないとは言っていない。跳び上がる最中、刀を持つ手が大きく振り上げられる。
赤い眼が一際眩い光を放ち、向かってくる爪に、右手に、右腕に向けてカウンターの刃が鋭く振り下ろされる!


相手の筋力とこちらの力を合わせ、その右腕を大きく斬り裂き開こうという算段だ。
例えそれが無理でも、相手の肉体の事はある程度推し量れる。輝く瞳が線香めいて赤い光の筋を残した。

「グッボーイ、グッボーイ」
500 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/14(日) 22:17:29.07 ID:oPLegZiP0
>>498
「獣の気が強いようですから、今ので力量差は知ったでしょう。
 今なら『空飛ぶミートパスタモンスター』教への入信で全て許しましょうっ!
 略称FMM教!主神は勿論この空飛ぶミートパスタモンスター様っ!!」

コートの背に彫られている毛糸玉に目玉を2つ付けた様なキャラクターを見せつける宗教家。
追撃どころか相手に背を見せている!!

>>499
「私も蛇とか蛭とか蛆とか苦手です!!」

後ろの二つは細長いのだろうか…

「ショートパスタもパスタァッ!!!」

メタメタしい!!!
501 :クリムゾン・グレイ手下 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/14(日) 22:23:36.72 ID:WIJe9vNw0
>>499
右腕の爪がソーマタージに当たろうかという寸前、彼の後方に跳び、代わりにとでも言うように赤い一撃が来る。

「ゴアッ!?」

過たずその一撃は人狼の腕を捉え、鎧となる固い毛や筋肉を切り裂き、右腕を肘から斬り飛ばした!
人狼に残った肘から上の右腕は、切断面から黒い靄を立ち昇らせている。
見れば、斬り飛ばした肘から先も同様に黒い靄を立ち昇らせており、ややあってすべて靄となって消えた。

「グウウゥ……」

右腕を切り飛ばされたことで気後れした様子の人狼は、よろよろと一歩、二歩と後ろに下がる。続く攻撃はない。

【確殺不可】

>>500
「ウウ……?」

ようやっと立ち上がった人狼の眼前に、空飛ぶミートパスタモンスター様とやらのご尊顔が提示される。
人狼でなくとも理解不能、という反応が大多数であろう。
しかしながらそこは襲撃者。一時あっけにとられたのみで、すぐに地を蹴り、
今度は無事な右腕を空飛ぶミートパスタモンスター様とやらのご尊顔……もとい、少女の背中に向かって上から振るう。


【確殺不可】
502 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/14(日) 22:37:14.30 ID:NiEtS3R80
>>501
「あれ…?」
温い鮮血を浴び哄笑───とはならずに、戦闘中にも関わらず小首を傾げるソーマタージ。
そんな事はどうでもいい。過ぎた事だ。掌の中で刀を半回転させて鞘に納めると、赤い瞳でキッと睨む!

「今更逃げんのかよ、オイ!」


左手に握られるのは、只の鞘ではない。科学の粋を極めた、彼のためのある種の兵器だ。
指先に挟んだカードリッジを一本挿入、湿った音が漏れ、こじり付近から靄が立ち上る。致命的な攻撃を放つための予備動作だ。

≪VIOLENT≫
合成音声が流れる。居合の要領で引き抜かれた刃は、先程と様子を一変させていた。
紅かった刀身を染めるのは、絵の具の様に白い液体。それが蠢き、変形し、何層にも重なり合って刃渡りを倍以上に伸ばしているのだ!

横薙ぎに抜き放たれた刃が狙うのは、後ろに下がる人狼の両脚!傷つけ破壊し、逃走を止めるためだ!
503 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/14(日) 22:38:39.91 ID:oPLegZiP0
>>501
だがその攻撃は浮翌遊する右腕が掌から放つ衝撃波によって阻む事となる!

「…往生際が悪い!」

くるりと相手に向き直りコートをマントのように羽織り腕を組んでいる宗教家。
体格と横にボリュームがある長髪のせいで幼く見えるので威厳皆無。
504 :クリムゾン・グレイ手下 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/14(日) 22:49:36.31 ID:WIJe9vNw0
>>502
ソーマタージのオペレーションによって、彼の持つ刀が白く塗りつぶされ、その身をグググと伸ばしていくのを、人狼はただ見守ることしかできなかった。

「ウ、ウ……」

そして、続くソーマタージの動作も、人狼は見守ることしかできなかった。
理解を超える現象を目の当たりにすると、人はその動きを止めてしまいがちである。そして今回、それが致命の一撃につながった。
横薙ぎの一撃が人狼の脚を狙う。思わず回避しようとするが、上に跳ぶでもなく、後ろに下がってしまう。それを伸長した刃が逃すはずもなく。

「ウアアッ!!!?」

先ほどの右腕と同じく、両足も切り飛ばされ、人狼は地面に打ち付けられた。
その切断面もまた同じく、黒い靄を立ち昇らせており、斬り飛ばされた脚が靄となって消えるのも同様。
左腕のみとなった人狼にもはやまともな反撃能力はない。ここからどう料理するかは、完全にソーマタージの意思一つである。

【確殺不可】


>>503
ぶわりと飛来した衝撃波によって、人狼の体勢が崩れ、後ろによろめく。
先ほどの鋼の拳によるダメージが残っているのか、追撃はない。


【確殺不可】
505 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/14(日) 22:54:45.74 ID:oPLegZiP0
>>504
「いい加減諦めてほしいものなんですが…ん?」

マキナが人狼ではなく別の方向を向く。

「……気のせい、か?」

どうにもテンポの悪い戦いになっている。
506 :クリムゾン・グレイ手下 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/14(日) 23:03:17.07 ID:WIJe9vNw0
>>505
「グウッ!!」

自分が注目から外れたことを侮辱と受け取り、人狼は苛立たしげに唸って、もう一度右腕の爪を叩き込む。
先ほどの衝撃波はむろん覚えているが、少女の態度が人狼の脆い堪忍袋の緒を破壊したために、その記憶はあっさりと人狼の頭からは消え去った。

【確殺不可】
507 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/14(日) 23:06:52.01 ID:NiEtS3R80
>>504
「シィィィ……ッ」
振り抜かれた刃もそのままに残心。刀を覆う液体は次第に塵の様に崩れ、剥がれて消えていった。
埃と白い塵の混ざったモノの中、今度こそ刀を納めると、ソーマタージは人狼へ歩みを進めていった。

「無様なモンだな。力の差を見誤り、こうして地を這う達磨になるとは。…いや一本残ってるしモドキか。
 お前を産んだ親は、こんな事微塵も考えて無かったろうな。笑えないねぇ」


「いや構うもんか、嗤ってやれ!!」
BWAAA-HAHAHAHAHAHAHA!!HAHAHAHAHAHAHAHAHA!!けたたましい笑い声は廃墟に響き渡る。まったくもって傑作だ。
ゲラゲラと、大口開けて指を指し、いまや反撃の術も失った人狼を嗤う。嗤う。嗤う。
「どうした、お前も笑え!笑顔は人生の処方箋だぞ? ウツにも効くらしい。
 現実があまりにも強大で自分がチッポケな時は、遠慮せずに笑っちまえ。ホラ、応援してやるから!」

「さ・て・と。このまま喉が破れるまでこのフリークスショーを楽しんでもいいんだが、遊びは終わりだ。
 人狼ってのは大体ヒトが変化したものだって聞くぜ。五秒やる、もし戻れるなら、そのブサイクな皮剝いででも元のツラ見せろ」

蝋燭の炎が突然消える様に、フッと哄笑は失せる。後に残るのは冷ややかな殺意のみ。
人狼の胸倉を掴んで持ち上げようと手を伸ばしながら、光を背負って影になった顔を向けてソーマタージは尋ねる。

「テメェらどこのゴミ山から来やがった?自然発生なワケねぇよな?…ないよな?」
508 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/14(日) 23:09:53.10 ID:oPLegZiP0
>>506
「…ふんっ!!」

鋼の拳が人狼を狙う、と見せかけてそれはフェイク。
剛腕の陰に隠れ跳んだマキナがそのまま人狼の顔面に己の拳を叩き込む。

「ちょっと大人しくしてもらえますかねっ!」
509 :クリムゾン・グレイ手下 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/14(日) 23:23:50.70 ID:WIJe9vNw0
//いったん全体レスとなります。
>>507-508

ソーマタージが倒れる人狼をつかみ上げかけ、また、少女が人狼の顔面に一発食らわせようという、まさにその瞬間。

「「……! …………ッ! ガフッ!!?」」

突如人狼二人の身体が激しく痙攣し、喉を掻きむしったかと思うと、多量の黒い靄となって消え去ってしまった。
血肉も骨も、履いていたズボンでさえ、残らなかった。

そして……。

「バカかてめえら。さっきから木偶相手にペチャクチャペチャクチャとよお」

ソーマタージと少女から遠く離れた瓦礫の上でから、そんな声。
浅黒い肌の、若い男だ。黒いズボンに黒いタンクトップ、腕には大仰な入れ墨。絵にかいたようなワルの風体。
ズボンのポケットに手を入れて、二人に話しかけている。その両手首には、飾り気のない銀色の腕輪。

「ったく、なんだオイ、「えっきょうしゃ」ってのが狙い目だからってんで、こんなクソみたいな場所まで、わざわざ出向いたってのによお。
そのうえそいつらは単なるザコ助じゃなくて、「レプリカ」を倒しちまいやがる。ハッ、クソめんどくて笑えねえ」

心底めんどくさそうに言う。

「なあオイ?親切ならオレに教えてくれよぉ?
お前らあと何体木偶を出しゃあ倒れてくれるんだ? ンン?」
510 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/14(日) 23:29:08.91 ID:oPLegZiP0
>>509
「…チェストーーーーーーーーーーーーー!!」

返答の代わりに飛んでいくのは鋼の剛腕。
右腕ではなく、新たに出現した巨大な左腕がロケットパンチよろしく男へと放たれる。

「越境者は倒れない、本物相手以外にはっ!」

一応、返答も添えておく。
聞こえるかどうかは神のみぞ知る。
511 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/14(日) 23:34:27.37 ID:NiEtS3R80
>>509
「…ッ」
バッと手を引き、声のする方向を睨む。いつからいたのか。何をしたのか。皆目見当もつかぬ。
ただ一つ分かるのは、この男は敵だという事のみ!

「何、ストーリータイム俺とお喋りしたかった?素直じゃないねぇ」
わざとらしく肩を竦め、数歩踏み出す。リラックスしているような動きだが、その実彼の身体はいつでも望んだ方向に飛び出せるようになっていた。
人を馬鹿にした態度なら負けていられない。フン、と鼻で一度笑い、おどけた様に両手を広げて見せた。


「これからもっと面倒臭くなる。だがお前はラッキーだ小僧。死ねば面倒事からは解放されるもんな。やったネ。
 そして最後の質問だが───教えてやーらない。親切じゃねーもん、俺様ちゃん別に」

小馬鹿にした笑いを終え、左手を指し伸ばす。二本だけ立てられた指が、招くかのようにゆっくりと内側に曲げられた。
「だから倒れてほしいなら……、お前から来な。小僧
 俺はお前を殺してスッキリ帰れる。お前は血泥に沈んで今後の事も考えなくて済む。WIN-WINだな?」
512 :クリムゾン・グレイ手下 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/14(日) 23:47:32.06 ID:WIJe9vNw0
//レス前後してます。

>>511
「ハッ、バーッカじゃねえの、おめえ。だーれがお前みたいな小汚いメカ野郎と踊るかっての。一回鏡見ろや」

もともと質問にまともな回答が得られるとは思っていなかった様子の男は、挑発するソーマタージを鼻で笑って見せる。
そして二の句を継ごうとして……。

>>510
男の姿は男が立っていた瓦礫を巻き込み、鋼の剛腕のうちにかき消える。
もうもうと土ぼこりが立ち、男の生存は目では確認できなかったが、

「へえ、面白れぇじゃねえか脳筋女。それが言葉喋るやつのやり口かよ?
赤ん坊か。会話しやがれ」

聴覚がそれを補強した。
土ぼこりの中から、変わらずポケットに手を突っ込んだままの男が現れる。
目立った外傷は何もない。確かに鋼の腕は、この男を捉えたように見えたが……?

「あーめんどくせ。お前らあれだ。やっぱサッサと倒れやがれ」

そう言うと、男の両手首の腕輪が妖しく青く光り、

「「…………」」

男の両隣に突如、黒い靄の塊が出現し、その中から二人を襲ったのと同じ姿の人狼が、2体、それも五体満足で現れた。

「おかわりはいくらでもあるからよ?」

ニヤリと笑う男の声を皮切りに、爪を振り上げて、二人の人狼が、ソーマタージと少女それぞれに襲い掛かった。
513 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/14(日) 23:55:32.74 ID:oPLegZiP0
ぬう 申し訳ないがここらで失礼させていただきます おやすみなさい
514 :クリムゾン・グレイ手下 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/14(日) 23:58:51.90 ID:WIJe9vNw0
>>513
//お疲れさまでした。また次回、よろしくお願いします。
515 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/15(月) 00:01:44.92 ID:rmsx7L3g0
>>512
「ワオ、本当だ。小汚えチンピラが咆えてやがる。…と思ったらお前か。鏡じゃなかった」
言ってる最中にも、隣のマキナが拳を文字通り叩き込んだが、相手に堪えた様子は無し。
言葉は不要か。格納しようとしていた酸素供給機はそのままに、一瞬にして刀を抜き放つ!

「第二ラウンドをお望みか」


≪VIOLENT≫
「イヤーッ!」
合成音声が無機質に攻撃を告げる中、相手の間合いに入る前に白き刃を再び抜き放つ!予備カートリッジ、残り1個!
相手が何体でも生み出せると分かった今、長期戦は非常に不利。一撃で確実に仕留めるべく、重い斬撃で胴を両断しようとする!
516 :クリムゾン・グレイ手下 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/15(月) 00:03:54.65 ID:C5pyIg7S0
>>515
//いったんここで打ち切りましょう。続きはまた後程ということで……。
517 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/15(月) 00:04:29.27 ID:rmsx7L3g0
>>516
//了解です 乙ありでしたー
518 :第三話 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/16(火) 21:34:46.56 ID:FVfhH8Xt0
《前回までのあらすじのような何かと冒頭》

修正力皆無のα世界にて発生した触れるモノを悪意ある肉塊に変える瘴気。
1度目の探索は甚大な人的被害を出しての失敗。
2度目の探索は汚染区域からサンプルを持ち帰り、一応の成果を得た。

今回越境者達に打診された依頼は一度舞台を宇宙へと移す。
内容は汚染区域内に蔓延る敵性生物への有効打を確立する為の調査、である。
集合場所に指定された星から宇宙船にて目的の宙域に漂う船まで移動、そこでの活動となる。

依頼を受ける上での最重要注意事項は2つ。

1、何かしら物理的魔術的汚染を防ぐ術を持っている事
2、有効打となるのは『何かしらの炎』故、炎系の攻撃手段を用意する事

である。

どうやら敵性生物との戦闘が主な依頼となるようだが、
事前に渡された情報によると用意されている適正生物は、
一般的なティッシュボックス程度のサイズの肉塊で、
3本のひょろ長な触手こそ生えているが鉛筆すら握る握力を持たず、
自力での移動も不可能であるらしい。

燃えるゴミの焼却に付き合うぐらいの認識でもいいのかもしれない。
何はともあれ越境者達は集合場所に指定された星の港に集うのであった…
519 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/16(火) 21:47:16.84 ID:vhToBMEI0
>>518
ロイ「宇宙に出るのも久々だな」
嘗ての激戦に思いをはせるロイ

アキレス「ほーらたかいたかーい」
―――ギィ♪

重力の小さいエリアで遊んでいるアキレスとベティ

とまぁこんな感じでやってまいりました宇宙港

ロイ「炎か…一応闘志は陽の気功を用いるから炎っちゃ炎だが・・・」
アキレス「テルミットムースは持ってきたよ うまくいくかは知らないけど」

燃やすゴミとやらはどこにあるのかな?
520 :第三話 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/16(火) 21:59:13.72 ID:FVfhH8Xt0
>>519
集合場所の港には駆け出しっぽい名も知らぬ越境者もチラホラ見える。
内容が内容だけに腕の立ちそうなのは見当たらない。

集合時間ぴったりにゴウンゴウンと音を立てて一行の頭上に中型程度の宇宙船が現れる。
それが港へ降りると、中から漆黒のSF風コンバットスーツで全身を覆い
サブマシンガンの様なモノを携行したヒトガタが複数出てきた。

「お待たせいたしました。こちらの船で目的の船に向かいます」

そう言って一行を船へと案内する。
ロイ達は気づくだろうか?
カモフラージュこそされているが、この船、軍艦である。
船を使って船に向かうのもそうだが、どうにもおかしな点が多い依頼である。
駆け出し共は気づいているのかいないのか、ゾロゾロと船に入っていった。
521 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/16(火) 22:13:52.41 ID:vhToBMEI0
>>520
アキレス「オッサン」
ロイ「あぁ 多分な」

2人は依然星の海で海賊船という名の偽装戦艦を見たことがある
それとはタイプが異なるものの 醸し出す雰囲気というのはよく知っていた

ゆえにこれから乗り込むのが軍艦であることを察していた

ロイ「油断はするな 武器はいつでも抜けるようにしておけ」
アキレス「おっけーい」
―――ギィ!!

ベティもがってんだーと言わんばかりにハサミを振り上げ 中に乗り込んでいく

ロイ「向かう場所まではどれぐらいかかるんだ?」
と質問するロイ

アキレス「機内サービスは〜?」
ボケ倒すアキレス

―――ギィ!!
おなかすいたーとハサミを振り上げるベティ
522 :第三話 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/16(火) 22:24:02.16 ID:FVfhH8Xt0
>>521
「…時間は然程かかりません、1時間もあれば目的地です」
「機内サービス…いえ、ありません」
「…」

通された大部屋で一行を案内していた兵三体がロイ達に対応する。
まあ3人目、喋ってないけども。

怪しいながら移動の間に何かが起こることはなかった。
目的の宙域に到着し、船同士のドッキングも完了。
後は、戦闘を行う場へと向かうだけだ、因みに兵共もその場に向かうらしい。
いよいよもって胡散臭い。

暫く船内を歩くと一つの部屋にたどり着く。
目的の船に乗ってから歩きこの場につくまでの中で、
この船が一つの大きな研究施設である事は察しがついた。
バイオスーツ装着のものが矢鱈と多いので結構危険な研究をしているのだろう。

「此方です」

兵の一人が入室を促す。
相も変わらず駆け出し共は横に自動スライドして開いた扉から疑いなく部屋へと入っていった。
523 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/16(火) 22:32:49.85 ID:vhToBMEI0
>>522
ロイ「だったら現地集合できるようにできなかったのかね?」
アキレス「サービス悪いぞー」
―――ギィ!!

たかが一時間の為に船を動かすことに苦言を呈するロイ
サービスがないことに苦言を呈するアキレス
ちなベティちゃんはアキレスからおやつをもらうことにしたようだ

そして到着

ロイ「・・・・・。」
アキレス「・・・・・・」
―――ギィ!!

怪しいが 先に進まぬことを選択することを状況が許してくれるようにはみえない
せめて何が起こってもいいように精いっぱいの警戒をしつつ先に進む

さて 何があるかな?
524 :第三話 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/16(火) 22:44:03.39 ID:FVfhH8Xt0
>>523
部屋の中は何も物がなかった。
あるのは目の前の一面に広がる強化ガラスの窓。
見通そうにも真っ暗で、窓越しに何があるのかが分からない。
他の三方は強固な壁だ。
入ってきた扉も閉まる…あれ、ロックされた?

??
「ご足労だったね、諸君。
 私は今回の依頼人…そうだな教授とでも呼んでくれたまえ」

天井のスピーカーから音がする。

教授
「早速だが部屋の中央ハッチから件の敵性生物を投入する。
 なに、心配する事はない。事前に渡した情報に誤りはない。
 ただ、処分法の明確な確立が目的である故に袋叩きは勘弁してくれたまえ?
 誰が処分に成功しても全員に報酬は払う、先走らずジックリ事に挑んでくれたまえ」

一方的に教授が話を切ると部屋の中央の床にあるハッチが開き、何かが下からせりあがってきた。
成程、確かに事前の情報の生物だ。
長方形の肉塊で触手が三本、至る所に目玉とギザギザの歯を備えた口が存在している。

駆け出し「気色悪い奴だな…さて、まずは俺が行ってもいいかい?」

どこぞの輩にも見えなくもない男が手に炎を纏い一歩前に出る。
525 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/16(火) 22:54:23.40 ID:vhToBMEI0
>>524
ロイ「やっぱりな」
―――ギィ?

ロックされる扉 ベティが扉を叩くがうんともすんとも言わない

辺りの広さを確認するアキレス そこそこ広いが 障害物がないのが気になるところ

とりあえず誰かが何か試そうとしているみたいだが

ロイ「まぁ待ちたまえ こういうのはなりふり構わず大火力をぶち込んでハイ終わりというのは芸がない
   何事も最初は試してみることが必要だと思うんだ」

駆けだしを制し前に出て 鳥居出したるはマッチ シャッと擦って小さな火 それを長方形に生えてる口の中にポイと放り込んだ

アキレスは警戒度マックスでそれを見守るのであった
526 :第三話 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/16(火) 23:02:05.32 ID:FVfhH8Xt0
>>525
炎の輩「あん?…まあいいけどよ」

不満気な輩は置いといて肉塊である。
火のついたマッチは口へと放り込まれ咀嚼される。
肉の焦げる臭いと、げぇぇぇと低く肉塊が鳴く以外に変化はない。

炎の輩「いや、流石に火が小さすぎるだろ…ほら何の変k―

スパーン、と乾いた小気味いい音が室内に響いた。
続けてブシャーと吹き出る鮮血の音。
室内が残った駆け出し共の叫び声で一気にパニックになった。

少し離れていたアキレスには全てが見えていたが反応は出来なかったろう。
何の前触れもなく、行き成り触手が輩の顔をひょろ長の触手で横一線に切り落としたのだ。
いや、既に触手はひょろ長と形容するものではなくなっている。
鎌だ、一本だけ異様に発達し、死神の鎌めいた形状に変わっている。
527 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/16(火) 23:22:26.35 ID:vhToBMEI0
>>526
―――ギィ!?
ロイ「・・・納得のいく説明をいただこうか 教授」

驚きハサミを振り上げるベティをよそに 静かに だが怒気を多量に含んだ声でスピーカーに話しかけるロイ
駆け出しの血を被るのもそのままに 鎌を振り上げる箱をにらみつける

アキレス「あっ・・・ちょ・・・おちつ・・・ねぇ…」
ちなアキレスは人の波に翻弄されていた
528 :第三話 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/16(火) 23:31:53.44 ID:FVfhH8Xt0
>>527
教授
「いや、これはこちらも予想外だ。実際その生物はここ1週間無害だったのだよ。
 極力こちらからの干渉は避けていたのだがね…
 ふむ、どうやら周囲の環境に応じて凄まじい適応性があるようだな」

教授は驚きの声を隠してはいない。
しかしその対象はあくまで未知の生物に対するもので越境者に被害が出たことではない。

教授
「依頼内容は変わらんよ、引き続きその敵性生物を処理してくれたまえ。
 火が効く事は間違いないんだ、実際何の火が効くかが不明だがね」

駆け出し共はそのやり取りの間もパニックが収まらない。
アキレスの制止を振り切り、肉塊に無謀な特攻を仕掛けたものもいた。
だが触手の目にも止まらぬ一撃で撫で斬りにされる。
逃げ惑うものも例に漏れず、一人また一人と倒れていく。

結局、その場に残ったまともに動けるものはロイ達だけとなった。
529 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/16(火) 23:43:25.59 ID:vhToBMEI0
>>528
ロイ「おーけい テメェが根っからの研究者であることはよくわかった」
アキレス「俺Dランクの某になった覚えないんだけどなぁ」

まずは観察 自分が行ったマッチの炎はあの後どうなった? 口の中ないし周囲に火傷ないし損傷はあったか?

次に思い出す 駆け出しが特攻を仕掛けた際 行ったのは科学的な炎だったか? それとも能力的な炎だったか?
それに対し箱はどの程度の損傷を被ったか?

それを思い出し もしも物理的な炎が必要ならばアキレスのテルミット 能力的な何かだったらロイの闘志の炎で箱を燃やしにかかる

箱の抵抗に対しては ロイが前面に出て 可能な限り武装で防御を仕掛けることとする
530 :第三話 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/16(火) 23:53:12.67 ID:FVfhH8Xt0
>>529
マッチの火は肉を焼いた、筈だ。
しかしただの刺激でしかなかったのだろう。
肉塊は今や凶悪な三本の鎌を居合の如く降りぬく凶器に変わっている。
マッチを投げ入れた口も見当たらない。
目玉は変異に応じたのか360度を見回せるように大小のばらつきはあるが整然と並び、
口は…どうやら底に当たる部分に移動したようだ。

駆け出し共の特攻はそもそも不発に終わっている。
何かを仕掛けたり近づく前に一刀両断だ。

つまり未だ何も判明していない。
…いや、ある程度の範囲に入ったものしか鎌の餌食にはなっていないようだ。
皮肉にも周囲に散らばる切り刻まれた躯が肉塊の攻撃範囲を示してくれている。
531 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/17(水) 00:09:48.74 ID:HzeagcWZ0
>>530
ロイ「実験を中止…いうだけ無駄か」
アキレス「あぁもう嫌な予感に従っておけばよかった」
―――ギィ!!

ハルバートを手にするロイと頭を掻いて覚悟を決めるアキレス
ベティもやったるでーと言わんばかりにハサミを振り上げた

ロイ「ッ!!」
アキレス「こいつは熱いぞ!!」
―――ギィ!!

三者円を描くように展開 鎌の射程範囲外に並ぶ

ロイは能力闘志の炎を
アキレスはテルミットムース
ベティはオイルライターを手にしている

そしてロイとアキレスが射程範囲内に踏み込む
ベティは冷やかすように射程範囲ギリギリを行ったり来たりして注意をひこうとしている
532 :第三話 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/17(水) 00:13:10.93 ID:tQUJ9zOn0
>>531
射程内に入った瞬間ロイとアキレスへ鎌が迫る。
中々に早い一撃だが攻撃そのものはド直球の一直線の撫で斬りだ。
肉塊には未だ戦いの駆け引きを学習するだけの戦闘経験はない。

裏を返せば戦いが長引くほど脅威が増す訳だ。


そんな感じで次回に続く。 お疲れさまでした!!
533 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/18(木) 22:15:31.74 ID:7QXaRY340
【狭間のスクラップヤード】
そこは一見するとただの廃工場

だが何かの拍子に世界の座標がずれてしまい
全ての世界から薄皮一枚遠く 薄皮一枚近いという奇異な場所となってしまった
 
それ故に足を踏み入れることが許されるのは越境者か 越境者になる才能を持ちし者だけと言う場所になってしまった場所

越境者はこの場所をこう呼ぶ 狭間のスクラップヤードと

そんな廃工場の片隅の広い空間 そこには完全武装を見にまとったロイ・ゴールドマンがいた

ロイ「そいじゃ運動がてら 模擬戦と行こうかね」
ストレッチを終えたロイが首を鳴らしながら相対する

アキレス「いいぞーやれやれー」

まぁ外野としては喧嘩も見世物のうち ニュービーがどこまでの実力を持っているか 
それを確認するというていでどっちが勝つか賭け事や酒盛りをしている連中もいるのだ

そんな一種の見世物っぽくなった場にいる知り合いはいるだろうか?
534 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/18(木) 22:22:15.93 ID:xYqqF5iC0
>>533

「おっ、なーんか面白そうなのやってる」

やんややんやと騒ぐ男たちの合間から、ジャケットのポケットに手を入れたまま、
長い茜色の髪と、そこから覗く狼耳が特徴の少女が顔を出す。
一ノ瀬葵……つい最近、「越境者」となった少女だ。

突如として森に現れ、ロイたち一行に越境者としてのイロハを教えてもらった彼女は、
元の世界とこうした異世界を行き来して、最近は遊んでいる。
535 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/18(木) 22:30:51.34 ID:da0KPOSZ0
>>533
「デカい方に300越境円だ。それと道で拾ったピカリピカリのゲーセンのコインもつけるゼ」
茣蓙をワザワザ敷き、グラスに密造酒を注ぎながら野次を飛ばすソーマタージ。
ここの所色々とありすぎた。急に現れたシップの解析、跡の掃除、家畜の餌やり……。
ちょっぴり疲れ切った心身を癒すには、血沸き肉躍る戦いを見るに限る。

「気張れよニュービー。俺達は銃を持った機能不全家族だ。
 身体で稼げないのすら分かったら、もっとよろしくない別の方法を見つけなきゃならなくなる」


「俺はロイに賭けるな。お前は?あのニュービーか?勿論、嫌ならいいんだがね。
 ヤツが地面に短い両膝を付いて『参った』っつったら、鼻からスパゲッティ食べてやるよ」
半笑いでアキレスに耳打ち。賭博、酒、そして休暇。これ以上の楽園は無い。
アロハの上から半纏という、よく分からない格好でオフを満喫する変人の姿がそこにあった。
536 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/18(木) 22:34:57.18 ID:7QXaRY340
>>534
ロイ「よぅニュービー よかったら一戦どうだい?」
輪の中央にいたロイが一之瀬に声をかける

早速オッズが決まり金が舞う賭け事が始まるだろう
537 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/18(木) 22:39:22.58 ID:7QXaRY340
>>535
アキレス「おっけーい 俺はニュービーに1000越境円賭けるよ」
ソーマタージに耳打ちを返し にんまりと笑う

アキレス「まぁ これが終わったらまた家畜のえさやりと寝床の掃除が待ってるんだけどね」
げんなり 最近また家畜が増えた気がする 誰かが増やしているとしか思えない

―――ギィ!!
ちなベティちゃんはニュービーが勝つ方にお気に入りの石を賭けたらしい
ソーマタージが賭けに勝ったら ベティちゃんの石ころもゲットできるぞ!!
538 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/18(木) 22:40:01.34 ID:xYqqF5iC0
>>536

「私?いいけど、いつも通り戦えるかなあ」

口ではそんな不安げなことを言っているが、顔にははっきり「楽しみ」と書いてあった。
むろん、元の世界の勝手とは違うだろう。
そこは不安だったが……葵自身戦いは好きな方だったし、何より未知の相手と戦うというシチュエーションが心を湧き立たせる。

「ルールは?真剣使うの?」

ロイの反対側に立って問いかける。
539 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/18(木) 22:49:03.01 ID:da0KPOSZ0
>>537
「大きく出たな?向こう二日はシケた弁当しか食えなくなるぜ」
言いながら集金箱をズイと押し出す。中には既にそこそこの金や物資が。
この地の数少ない娯楽の一つが、こういった活動なのだ。


「そろそろ外部から人員を雇うべきかもな。…出来たらだけど」
ボードに記されている動物の数を思い返す。所詮は動物、飯も食えば繁殖する事もあるだろうが、増えすぎている気がする。
「歓迎会用に何頭か捌くか。お前も手伝えよな」

「いや、それはいらない。大切に持っておくか、ゴミ捨場に返してきなさい」
ベティの石ころは丁重に断った。持っててもしょうがないしね。
540 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/18(木) 22:55:56.94 ID:7QXaRY340
>>538
ロイ「それを確かめるための戦いでもあるだろ?」
そう言ってロイは担ぐ ハルバート・・・ではなくデッキブラシをだ

ロイ「本身は使わない 防具はあり 勝敗は自己申告制 あとは自由だ」

そういったロイはデッキブラシを一本 ベルトに木刀を大小一本ずつ挟まっている
武器は自前で用意してもいいが 近くにある木箱には多種多様の木製武器や防具が入っている それを使うのもいいだろう

ロイ「じゃあ やるかね」
ハルバートのようにデッキブラシを両手で構え ブラシ部分を一之瀬に向ける 戦闘準備完了 あとはゴングが鳴るのを待つばかりである

>>539
差し出された集金箱に紙幣を一枚 確かに1000越境円だ

アキレス「なぁにソーマの鼻からスパゲティを見るためなら惜しくないさ
     あぁそうそう スパゲティだと用意がメンドクサイからペヤ○グにしね?」

取り出したのは ニンニクMAXと書かれたインスタント麺であった

―――ギィ!!
断腸の思いで取り出した石ころは断られてしまったので 嬉しそうに飴玉を集金箱に入れるベティ よかったね

アキレス「おらー やれやれー!! え またさばいちゃう?」
ソーマタージが飲んでいた密造酒を失敬しながらヤジを送るアキレス

アキレス「いい感じの子ブタちゃんがうまれたからさ 丸焼きでもつくろうか? きっとおいしいぜ」
541 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/18(木) 23:09:20.87 ID:xYqqF5iC0
>>540

「ふーん、そういうカンジ。ならトロイメライは無しかな……」

後ろの言葉は半ば独り言みたいに言って、葵は木箱を覗き込む。
木製の各種装備が揃う中、葵が取り出したのは二本の木刀。
一方を腰のベルトに差し込み、もう一方を両手に持つと、脇に構えつつ半身を引く。

「はぁ〜っ、ふう……」

深呼吸。そして、葵の顔から表情が消え去る。

「いいよ。やろう」

感情の振れ幅が無くなった茜色の瞳が、ロイを見つめている。
相手の一挙手一投足を見逃さんとする、戦う人間の瞳。こちらも戦闘態勢に入った。
542 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/18(木) 23:11:22.39 ID:da0KPOSZ0
>>540
「えー、俺それ嫌い」
顔をしかめて面を遠ざける。あくまで判断基準は彼の好みだ。


「拳を握れ愚か者!目だ!目を狙え! 消費を追いつかせないとな。いっそ豆と一緒にどこかに送り付けるか。
 保存食以外の食い物は送られても心底困るらしい。嫌がらせしたい被災地やキャンプが出来た時のために覚えておけ」
酒を取られた事は気にしない。どうせロイの酒場からこっそりくすねてきたものなのだ。
無くなり次第、また盗みに行くまで。

「豚か、いいな。就活より大切な事の一つだ。
 ついでに子羊も一匹いただいちまおう。祝い事の時には生贄の羊をバラして生肉を振舞うんだ」
友達のマクガフィンのいた国ではな、と付け加える。機械の身体の彼は、食の衛生管理にあまり執着しない。
543 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/18(木) 23:18:11.38 ID:7QXaRY340
>>541
なおロイのブラシは新品なのでご安心ください

両者獲物を構え 一瞬の静寂

カァーン!とゴング替わりのフライパンが打ち鳴らされるや一気呵成に突撃を仕掛けるはロイ

両手で構えたデッキブラシを一之瀬の中心線みぞおちの辺りを狙ってまっすぐ突き出す

まずは様子見の一撃 受けるか躱すか それとも?

>>542
なおこっそり密造酒をパクったソーマタージは 怒れるロイに半日は追いかけまわされるのだがそれは別の話

アキレス「じゃあこっちか」
今度は激辛の奴

アキレス「いやさすがに燻製にしたりしてから送ろうよ しかし狭間のスクラップヤードが今では食料まで扱ってるんだからすごいことになってきたね」
以前は武器防具の受注ぐらいしかできなかったのに 今では豆にしお肉にナマモノである 時代は変わるものだ

アキレス「えー 生より焼いた方がおいしいって ジンギスカンにしね?」
などと提案してみる

ついでに酒をいただいたお礼にサラミを進呈するのであった

アキレス「そういえばあの牧場だけどさ このあいだ下剋上にあったらしいじゃん? あれから経営権は戻ってきたの?」
イムカとの戦いのアレである あの時はイムカともども簀巻きにされたはずだが 果たして?
544 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/18(木) 23:32:45.70 ID:xYqqF5iC0
>>543

ロイが先制。軌道は直線。あのデッキブラシ、槍の代わりということか?

「ふっ!」

自分の懐に潜り込もうとするデッキブラシ。
それを腰のひねりと、半人狼由来の強い筋力によって跳ね上げられた木刀の腹でもって下から叩き上げ、
デッキブラシは木刀の腹を滑って葵の右に逸れる。
と、同時に、身体のひねりをそのまま止めず、一回転しながらロイの右後方に抜けた。

「…………」

しかしそのまま追撃せず、勢いをかってロイから少し距離を取ると、今度は左半身を引いた下段の構え。
葵は静かにロイを見つめたまま、彼の次の行動を待つ。
545 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/18(木) 23:36:13.30 ID:da0KPOSZ0
>>543
「インスタント麺自体があまり好きじゃないんだがな…。もうそれでいい。
 何かあったらあの胴長短足も同じ目に遭わせてやればいい。俺達は家族だ」


「次はBC兵器にも出を出してみるか。冗談だ。 施設が整い、出来る事が増えるのはいい事だろ。
 俺達はもっと強く、大きくなる。ならなければいけない。今も通過点に過ぎない」
エーカーとの戦いで、越境者に関わる人間も増えた。事業拡大もしていくだろう。

「ジンギスカンか…。肉は生か腐りかけがうまいんだがな…。
 まあ最終的にはあのガキに聞けばいい。ひょっとしたら生肉好きかもしれないぞ?」
耳も生えてるしな。と種族をネタに揶揄するのも忘れない。

「ああ…、今も別のヤツが仕切ってる。お陰で俺様の一日20時間労働がパーだ。
 他に行く宛ても無いんだし体よく使えると思ったが、見通しが甘かったな。またヒラからやりなおしだ」
元の役職に戻るまでに何度世代が変わるのだろうか。楽観視したソーマはともかく、他の人間も中々わからないだろう。
546 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/18(木) 23:50:15.22 ID:7QXaRY340
>>544
あの一撃でどうにかなるとは思ってなかったが 中々にいい動きだ

「♪〜」
口笛を一つ 口角があがる 距離を取りなおも構える一之瀬に対し こちらは突撃あるのみ

まっすぐ踏み込んでデッキブラシを振り上げ・・・ 一ノ瀬に向けて投擲 回転しながら一ノ瀬に迫るデッキブラシ

そしてロイは腰の木刀を素早く抜き放つ 一之瀬が躱すなり受けるなりしたところに追撃を仕掛けるように 切っ先を突き出す作戦の様だ

>>545
アキレス「まぁ牧場は出産絡むと20時間どころか24時間労働だもんね」
一度豚の出産があったときは並み居る越境者が総出で駆り出されたことがあった

最も主導したのはロイであったが

アキレス「これからもエーカーみたいなのが生まれないってことはないだろうからね いまのうちに蓄えられる物は蓄えておいた方がいいか
     」
アキレス「あぁ…うん どうだろうね」
しかし一ノ瀬が生肉を好むかについては何とも言えないといわんばかりのお茶濁しだ

アキレス「そういえばさ 最近描写にないけど 嫁さんあれからどうなったの?」
軽くメタ発言しながら 描写外で活動しているであろう ズンビーな奥さんの近況について聞いてみるテスト
547 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/19(金) 00:04:39.62 ID:TyIvfWrS0
>>546

空を切る音とともに回転して迫るデッキブラシ。
むろん、こんな行動は牽制でしかないだろう。次の段があると見るのが自然。
であれば、対応は最小限に。

「やッ!」

迫りくるデッキブラシを、左半身を前に出しつつ、左脇から逆袈裟気味に振るった木刀で叩いて迎撃。強打されたデッキブラシは明後日へ。
次が来る。
勢いに乗る木刀を、少し強引に右脇に落とし込み、右の脇構えへ。
万全とは言えないが、一応の迎撃態勢を取る。
548 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/01/19(金) 00:09:23.19 ID:jfEOULmd0
>>546
「去勢も検討しておかなければな。毎回あんな風に連れ出されるんじゃたまらん」
あんなドタバタで産まれる命に喜ぶのなど、せいぜいどこぞの半人ぐらいだろう。少なくとも自分はもう御免被る。

「エーカーだけじゃない。カノッサ、鼠、オーク、国家…。あらゆる連中が俺らを狙うだろう。
 武器も弾も食料も人でも、常に足りない。注意しとけよ」
アウトキャストによって越境者が解剖された事も記憶に新しい。自分たちを取り巻く環境は、依然として変わっていないのだ。


「だってお前、ライカンだぜ?俺がライカンなら生肉大好きだぞ」
場所と聞く人によっては変な帽で叩かれかねない事を言っていると、突然に振られるのはプライベートな話。

「何だ藪から棒に…。 いつも通り元気だよ。腕が悪いから中々出ないけど、元気だよ。少なくとも設定では」
メタ発言にはメタ発言。こちらを向きながらサラッと流す。
彼のソーマタージとしての自我は、自分が執着する愛しい人が、記憶と肉体を持っただけの別人に成り果てているという事を認識出来ていないのだ。

「そういうお前はミスカとはどうなった。目玉入れ替えたの知ってるのか。
 人はまず声から忘れていくと言われている。最近話してなさそうだが、もう忘れてやしないだろうな」
お返しとばかりに痛いところを突く。他人の気持ちを思い図れない故こういうのはつよい。

「そもそも声を知らない?黙ってろ」
549 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/19(金) 00:19:19.67 ID:gclsdJQE0
>>547
弾かれ明後日の方向に飛んでいくデッキブラシ
それに構わず突進するロイであった

>>548
アキレス「あぁ…そうだったな」

アウトキャストとは色々あったし これからもあるだろう
それを複雑な思いで受け止めるアキレス

アキレス「まだ総入れ替えじゃないもーん 虹彩に仕込んだだけだもーん
     まぁ・・・話して・・・ないです」

しどろもどろになりながら答える 確かに最近ミスカと会ってない これで愛想を尽かされでもしたら・・・?

―――ギィ?
急に焦りを覚えるアキレスであった

//ではそろそろ中断で
550 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/19(金) 22:35:10.94 ID:gclsdJQE0
【フォールンニャンパイア】
いろんな世界で冬真っ盛りなのであるが ここフォールンニャンパイアではぐるぐる太陽のおかげで小春日和の日が続いている
そんな猫たちの楽園であるが 一行はとある一軒家に集まっていた

猫「よく来たにゃ ワシのことはエイハブと呼んでほしいにゃ」
そこにいたのはややしわがれた声 ボサボサの毛並みと鋭い眼光を持つ黒猫だった

エイハブ「にぼし浜の子とは君たちもよく知っていると思うにゃ ワシはそこでにぼしを取って生計を立ててるにゃ 
      フフフ・・・もうこの道に入って20年は立っているかにゃ」

※境界線スレで初めてにぼしが泳ぎ始めたのは去年の五月のことである

エイハブ「もう引退も考えたにゃ・・・だがあいつだけは・・・あいつとだけはどうしても決着をつけたい・・・
      だがもうワシも若くない・・・この通り毛並みもボロボロにゃ・・・」

アキレス「はーいお風呂入りましょうねー」
エイハブ「ナーオ」

【しばし後】

エイハブ「どうかこの老いぼれの頼みを聞いてほしいにゃ・・・あの因縁の相手 通称モビーディックを仕留めてほしいにゃ・・・!!」
丁寧にシャンプーして ドライヤーを駆ければ つやっつやのモッフモフな毛並みに早変わりしたエイハブが前足の肉球をなめながら懇願している

どうしますか?
551 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/01/19(金) 22:42:29.65 ID:DLtPLwjL0
>>550
「待って下さいね、少し頭の中を整理する時間が欲しいんです」

ニッコリスマイルでカワイイなニャンコの言葉を制し、しばし壁に向けてブツブツと独り言
越境初心者のルシオラにしてみれば、この世界は中々にヘヴィなモノなのだ仕方ないね

「……うん、大丈夫。大丈夫……」
「動物は喋る、魚は飛ぶ、虫は二本足で歩いてお菓子は火を噴く」
「よし、えーっと……」

チラリとロイの方を見遣る
ルシオラとしては手伝ってあげたい所だが、皆はどうかなーと言った風の様子であろう
552 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/19(金) 23:03:57.06 ID:gclsdJQE0
>>551
ここの猫たちはやたらフレンドリーで野生をどこかに置き忘れてきたようなやつらばっかだ
ルシオラもここに来てから いろんな猫に構えなでろ遊べとせがまれているだろう

ロイ「慣れろニュービー ここは快適な世界だぞ」
壁に向けて独り言をつぶやくルシオラに苦笑を向ける

さて 心に棚を作りこちらに視線を向けるルシオラに2人と一匹は苦笑を向ける 受けるつもりだということだ

エイハブ「ありがとう・・・心の底から感謝を」
膝の上であおむけにされ おなかをモフモフされながらエイハブは感謝を述べるのであった

【それからどうした】
子供の落書きが如きぐるぐる太陽のおかげで重たいコートを着込まずとも甚割暖かい煮干し浜
相変わらず小さなにぼしが空を泳ぎ回ったりしている

ロイ「ここは相変わらずだな」
アキレス「相変わらずにぼしが泳ぎ回っているのはアレだとして 特に異常・・・」

そう 固く乾燥したにぼしが飛び回っている以外はふつうの浜辺なのだ なら何が異常なのか?

アキレス「ねぇオッサン」
ロイ「いうな 見ないふりしてるんだから」

そう そこには2mをこえるだろうか? 巨大な・・・そう カッピカピに乾燥したクロマグロが悠々と泳いでいるのだ 地上1mほどを

エイハブ「出たなモビーディック!! 今日こそ年貢の納め時にゃ!!」
アキレス「オッサンにぼし・・・」
ロイ「頼む 現実逃避させてくれ」

息まくエイハブと困惑するアキレス 見なかったことにしたいロイの三者三様のリアクションで場は混乱している
ルシオラ きみだけが頼りだ(棒
553 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/01/19(金) 23:11:48.99 ID:DLtPLwjL0
>>552
さて、ルシオラは猫に触れるという体験……
というか、猫を実際に見る事になったのは越境してからなのだ
それでも矢張り苦手意識よりも撫でたい衝動に駆られるというのは、人間の原初の本能なのであろう多分

さてはてそして?

「……家は酸素で出来ているんだ、砂糖はパスタに絡めて塩はジャムに……」

頭を抱えて蹲りぶつぶつぶつぶつ、仕方ないね

「……よしっ、大丈夫!お手伝いしますよっ!」

手のひらに燐光を灯し、描くそれは網目状のネットである
宙にネットを固定し、後ろから追いかけて捕獲しようとしているらしい


554 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/19(金) 23:22:28.10 ID:gclsdJQE0
>>553
後ろから近づこうとするルシオラ
だがにぼしに気付かれてしまったのか ものすごい勢いで尻尾をばたばたさせ ものすごい勢いでかっ跳び始めた

さすがにクロマグロと同じく 自動車並みの速度が出ていると思われる
ルシオラ君はこれに追いつけるかな?

ロイ「えぇい現実逃避していても仕方ないか…ルシオラ 釣り竿は出せるか? 追い込み漁をするにも人手が足りん
   ここは一本釣りに勝機を見出す」

持ってきたおひるごはんの入ったバスケットからサンドイッチに使うためのハムを一枚取り出し質問した
555 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/01/19(金) 23:28:15.26 ID:DLtPLwjL0
>>554
「……速っ……」

取り残されるルシオラ
その速度と重量感に、下手に前から近付いたりしないでよかったと安堵

「釣竿、ですか?」
「えーっと……こういうカタチでいいんでしたっけ?」

故郷の世界で釣りというレジャーは未知であった
しかしスクラップヤードで学び、これは便利だと目を光らせていたのは記憶に新しい
くるくるっと手を動かして創作した釣竿、能力の性質上糸が少し光っているけど大丈夫だよね
556 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/19(金) 23:43:58.19 ID:gclsdJQE0
>>555
エイハブ「にゃー!!」
老猫も頑張って追いかけまわしているが 残念なことに追いつけないでいる

ロイ「よしやるぞ アキレス手伝え」

糸にハムを括りつけ 少し離れてしばし後

マグロにぼしがハムにつられてやってきた そして・・・パクリと銜えた!!

アキレス「フィッシュオン!!」
ロイ「いいぞヒッパレ!!」
―――ギィ!!

その瞬間 ルシオラの芽にすごい力がかかる まるで本物のマグロを一本釣りしているのかと錯覚するほどに!!
ルシオラの膂力いかんでは釣り竿ごともっていかれそうだ!!

ロイ「手伝え!!」
アキレス「ファイブ・フィンガー・デス・パンチ!!」
―――ギィギィ!!

そうなればロイとアキレスの呼び出した青き霧の巨人がルシオラにしがみついて手助けしようとする

腰に手を回して抱き着くような形になってしまうかもしれないが 気にしないであげてください
557 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [age]:2018/01/19(金) 23:50:32.07 ID:DLtPLwjL0
>>556
「かわいい……」

頑張って追い掛ける老猫の無駄な努力、残念な子程カワイイモノなのだ

「……こんなので取れるのかな……?」
「って、うぐぅっ!?」
「む、無理無理無理無理腕取れるぅーーー!!」

さて、ルシオラは軍学校という事で鍛えてはいるがそもそもがへろっちいのだ
故に引き摺られながらの叫びは悲痛であり、しかし救援にやって来るひとりと青き巨人

「……ッッ!?」

顔を爆発的に真っ赤にさせて硬直、油の切れた機械の様なぎこちない動き
尚、そのウエストは非常に細い
558 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/19(金) 23:58:22.58 ID:gclsdJQE0
>>557
ロイ「踏ん張れー!!」
アキレス「THE夜もヒッパレ!!」

動きの悪いルシオラに気付かない野郎2人 ルシオラを全力で援護する

―――ギィ!!ギィ!!
ちなベティちゃんは応援係な!!

さて マグロにぼしと格闘することしばし

ロイ「ぅおおおおっらぁ!!」
参院係でどうにか手繰り寄せたにぼしをロイが体を張って捕獲 ルシオラの光をロープ替わりにしてどうにか捕獲完了

エイハブ「にゃー!! どうだモビーディックめ!! にゃーの勝ちにゃ!!」
やってきたエイハブがマグロにぼしに体をこすりつけて勝利宣言

アキレス「あ〜きっつぅ」
ロイ「中々骨のある相手だったな」
―――ギィ!!

その横でへばる2人 ベティちゃんはおつかれーと言わんばかりにハサミを振り上げた

ロイ「しかしルシオラよぉ お前さん軍人の卵だったんだろ? だったらもっと肉をつけな」

そしてロイがルシオラに声をかける どうやら性別のことは気付かれてないらしい

ロイ「狭間のスクラップヤーに戻ったら焼き肉に連れていってやる 体に肉をつけるならタンパク質と炭水化物に限る」
と笑みを向けたのであった
559 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/01/20(土) 00:09:38.08 ID:RC5mp33x0
>>558
「、や、ヤッター……」

肩を竦ませたままカタコトで喜びを口にする、猫カワイイ
しばしそうしていて、ようやく落ち着いた頃にロイからの声掛けであった

「あ、いえ、その……」
「あぅ……ありがとうございます……」

どうやらバレてはいないらしい、最もルシオラの世界の外の越境者達に知られたとしても問題はなさそうに思えるが

「……こほん、じ、じゃあ、街に戻りましょうか」

ただ、嘘をついていたと言う事実がどうにも気不味く今更言い出せないジレンマなのだ
わざとらしい咳払い、ともあれ力を合わせて猫の手助けも出来て良かったと思うのは本音であった
560 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/20(土) 00:15:46.42 ID:KLyS1YiN0
ちなみに煮干しであるが にぼしに適した魚は油の少ないものがいいらしく
脂の乗り切ったクロマグロなにぼしはあまりおいしくなかったそうな

努力とは時に報われぬものであるのだ・・・・・

//そいではこの辺で〆!!
561 :第三話 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/20(土) 22:18:54.24 ID:wMxjtrLd0
>>518-532続きである。

ロイ等が肉塊の攻撃に晒されている其の頃、
偶然にも同じ研究船に乗り込んでいる越境者達が居た。
と言ってもVS肉塊ミッションとは関係のない依頼でやってきていたのだが…

アイン「…とりあえず注文の品は届けた。後は報酬を貰って退艦すれば仕事完了だが」

フード付きマントを目深に確りと着込んで
宙に漂う顔の見えない照る照る坊主の様な存在と共に運んでいた品は無事送り届けられた。
中身が何であるかは依頼の難易度からすると随分と多い依頼料から察しろと言う事だろう。

アイン「ご苦労様。中身は気になる所だけれど詮索無用なんだろう、さて…何だ?」

突如船内に鳴り響くアラート音。
赤色灯が明滅し周囲が騒がしくなる。

アイン「一体…うん?追加依頼?13区画に発生した敵性生物の駆除?」

荷物の受取人であった研究者らしき男から何やら聞きなれない言語で話しかけられる。
アインは如何言う訳だかその言語を知っているらしく通訳とも呟きともとれる言葉を漏らす。

アイン「如何する?このまま帰っても勿論構わないと思うが」

同行者に突如発生したトラブルへの対処を求めるアインだった。
562 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/20(土) 22:32:40.93 ID:KLyS1YiN0
>>561
ロイ「飛んだ貧乏くじだ!!」
アキレス「これが終わったら一発殴る!!」
―――ギィ!!

触手が人間2人に迫るのを確認し ベティはオイルライターの火をちらつかせながら箱の攻撃県内に踏み込んでみるテスト
もちろん自分は囮であることを忘れず こちらに攻撃が来るようならすぐに撤退できるようにしながらである

そしてアキレスはまっすく突っ込んでくる触手をステップを踏むように横に移動し

アキレス「デモンアーム!!」
比類なき腕力を引き出す青き霧を腕にまとい 触手の鎌部分をよけて職種部分をつかもうとする
相手の膂力を図ると同時 攻撃手段を潰せないかと考えたのだ

そしてロイもまた迫りくる触手を見定め

「豪剣!! 展開!!」
紅蓮の闘志をサーベルに展開 鈍色の刀身に闘志の炎を纏わせ 触手を切り落とさんとサーベルを振るう
563 :四五六 七八【賽印流忍術】 [age]:2018/01/20(土) 22:32:49.48 ID:RC5mp33x0
>>561
「ん? あー……」
「私としてはもう今すぐ迅速バッチリ完全に俄然帰りたい気満々なんだけど……」

ただ、そうも言っていられなそうだと苦笑
越境者としての経験から来るカンみたいなモノだ、多分これをスルーする事は決してあってはならない
何故ならきっと、この件は遠回りをしてはいるが確実に自らに紐付いているであろうから

「言うて私、エイリアンとなんて戦えないよ?」
「……あ、銃とか貸してもらえないかなー?」

宇宙船での敵性生物、となればもう想像するのは黒光りする長い頭部のアレである
苦虫を噛み潰したような表情で、銃火器の類を探してみた

564 :第三話 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/20(土) 22:43:40.87 ID:wMxjtrLd0
>>562
触手の一本がアキレスによって掴まれ、ロイの一撃が触手をぶった切る。
ベティへの振り下ろしの一撃が繰り出されるが、
ロイの一撃によって痛覚が存在するらしい肉塊が痛みに怯み狙いを外し、
右にそれた鎌が床に突き刺さる。
切り取られた触手の断面から黒い粘性の液体が噴き出る。

…瘴気だ!対策を考えないと密閉空間の中、全てが汚染されかねない!!
転がっている複数の躯にも何か影響が出ないとも言い切れないぞ!!!

>>563
アイン「船内だ、銃器は外した時が怖くないか?」

貫通力の高いものは無論使えないだろう。
だからと言って口径の小さい銃で不明な脅威とやりあうのは不安が残る。

武器庫があるらしいが船内警備担当に話をつけないと駄目だとの返答。
警備室は騒動が起きている区画からは大分離れているらしい。
急を要する案件だが、それでも万全を求め警備室へ向かうべきか、
手持ちの装備で現場に向かうべきか…
565 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/01/20(土) 22:54:44.07 ID:RC5mp33x0
>>564
「じゃあ何よ、これでやれっていうの? か弱い乙女に?」
「……うっそでしょぉもう……」

と、手首を捻ればマジシャンめいて握られている苦無とカードナイフ
それと刀に忍具だけだ、か弱い乙女の必須アイテム
なんだかもう色々と宇宙船の時代を舐め腐っているようなレベルである

「あーもー、ちゃっちゃと行くよ……」

かといっていちいち許可を得るだのなんだのはノーサンキュー、こう言う場面では僅かな遅れですらアブナイのだと直感が告げていた
現場に迅速に向かう事であろう、途中警備員なんかがいればこっそり装備をガメたりする腹積もりではあるが
566 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/20(土) 23:00:15.50 ID:7Z79EI/z0
>>564
「一ノ術……『焦炎』っ!!」

そんな叫び声と同時に、真っ赤に赤熱して火の粉を散らす鉄パイプが、
奮闘するロイ達の後ろから化け物に向かって投げられた。
見やれば、今日は非番のため、ジーンズに白ノースリーブシャツというラフないで立ちの狼少女……一ノ瀬葵の投球フォーム。

別口の依頼を受けて偶然乗り合わせていた彼女は、アインの求めに応じ、
さしあたりダメージになりそうなものを投げたのである。種はまた後程。
567 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/20(土) 23:03:03.52 ID:KLyS1YiN0
>>564
ロイ「アキレス!!」
アキレス「あいよ!!」
―――ギィ!!ギィ!!

瘴気放つ触手を投げ捨てる こうなればもう速攻を仕掛けるしかない

触手から逃げ惑うベティに最後の職種を任せ ロイは左手に紅蓮の闘志を収束 そして圧縮

アキレスは取り出したテルミット反応を起こすムースを吹き付け
ロイは闘志の炎を浴びせる烈破掌をもって 邪悪なる箱を償却しようとする
568 :第三話 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/20(土) 23:11:11.97 ID:wMxjtrLd0
>>565
アイン「今更だが宇宙航海中に何かと鉢合わせしたら如何するつもりだったんだ…?」

広い宇宙、道中に宇宙海賊とか未知の宇宙生物とかが出てこないとも言い切れない。
兎も角、七八とアインは現場へと走る。
行く先に控えているのは固く閉じられた隔壁だ!!

アイン「この先の部屋だと言っていた筈…壊すか?」

アラートが鳴った時に連動して安全装置が働いたのだろう。
他の区画から隔離する為の措置であることは明白だ。

>>566
ザクッと肉塊に突き刺さるパイプ。
パイプの先からバシャア、と黒い粘液が噴き出る。
隔離された部屋に現れた葵に降りかかるは触れれば物理的魔術的に己を蝕む黒い粘液。
そしてそれが噴き出た事で部屋内の空気が先ず一番に汚染され、結果中に居るモノ全てに牙をむく。
瘴気への対策を講じないと早い段階で何かしらの悪い変調を起こすのは明白!!

>>566>>567
ロイとアキレス、二人の放つ炎によって火だるまになる肉塊。
ビチビチと三本の触手が暫く蠢いていたが肉塊が黒く焼けていく中で次第に動きが止まっていく…
569 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/20(土) 23:21:29.43 ID:KLyS1YiN0
>>568
次第に動きを止め様としている肉塊に対し ロイは再度闘志をため

ロイ「烈破掌!!」
追い打ちをかける一発を放つ 一秒でも早く灰燼に帰すことが必要と感じたのだ

アキレス「よくやったぞベティ 戻ってこい」
―――ギィ!!
アキレスはオイルライターを受け取り ベティはアキレスの背中に上る

そして辺りの惨状に目を向け

アキレス「なんてこったよ…」
絶句するしかないアキレスであった
570 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/01/20(土) 23:25:41.08 ID:RC5mp33x0
>>568
「やっだなー、何のためにあなた達と同行してると思ってんのさー」

悪びれもなくケラケラと笑いながら
彼女の性格なのだ、仕方ないね
最も、一応の装備をしっかり持って来ている時点で、言葉以上にはある程度身構えてはいるらしいが

「お願いっ!」

壁の破壊をアインに一任、七八はこの手の瞬間火力に乏しい
まぁもし無理だというのならば、SFモノよろしくダクトを伝うなり何なりでエントリーを行うであろう
571 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/20(土) 23:27:23.77 ID:7Z79EI/z0
>>568

「うわわわっ! なにこれぇ!?」

次に投げる鉄パイプを用意しようとしていた葵は、慌てて後退ることによって、
降りかかる黒い粘液をすんでのところで回避する。
と、同時に、葵の首に下がっている、飾り気のあまりないペンダントが淡い赤色を発する。
何か緊急事態っぽい雰囲気を身にまとった人たちと一緒に、隔壁が下りる前に滑りこめた葵だったが、
「何か手を貸せれば」程度の軽い気持ちでしかなかったために、せわしなくこの部屋に入ったことを後悔していた。
まさかこんなグロテスク系不思議生物がいるとは思っていなかったのだ。

「ペンダントが暖かい……ってことは、レナの言ってたことってこういうことね……」

首元のペンダントに触れる。
これは葵の同期の吸血鬼にもらった呪詛返しのお守りであった。
渡される際に、「ノーテンキなあんたにこれ渡しとく」という失礼な枕詞を添えられたそれが無かったら、
今頃どうなっていたことやら……。

とはいえ、化け物は火だるまになっておとなしくなった。
あんまり手伝うことはなかったかも……と葵は考える。
572 :第三話 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/20(土) 23:36:47.94 ID:wMxjtrLd0
>>569>>570>>571
ロイの一撃によって吹き飛ぶ火だるま肉塊。
だが壁はじに吹っ飛ぶにとどまる。
未だ燃え尽きず火を上げている肉塊。

アイン「では…ケーニヒゲヴェーア!!」

そのタイミングでアインがヒトガタへと姿を変え隔壁をぶん殴る。
特異な技でもって隔壁が吹き飛ぶ。
それは丁度肉塊が叩き付けられた壁でもあって……

バン!と大きな音がした。
肉塊が内側から弾けた音だ。
警戒していたロイ、そして葵へと未だ火が消えていない肉が飛んでくる。
直撃すれば何が起こるかわからないので何かしらの対応が必要だろう。

アイン「っ!?」

そしてそのタイミングで何かが室内から飛び出て拳を突き出した格好のアインの横をすり抜けていく。
小さく動きがとても速い!!
573 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/01/20(土) 23:40:58.00 ID:RC5mp33x0
>>572
「サンキュー、スゴイね」
「……ってあぁ、何してるのさこんなとこでー」

アインの破壊があって中を覗き込めば見知った顔
矢張り直感は正しかった、在るべき道を示していたのだ
ほとんどノールック、というより顔の反応より体の反射の方が先に起こり部屋から出た小さな物体目掛けて苦無を放つ!
更に逆の腕では忍者刀を抜き放ち、居合めいた横薙ぎを行うべく走らせているのだ!
574 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/20(土) 23:47:07.89 ID:KLyS1YiN0
>>572
まだ炎を上げる肉塊 なおも闘志を収束し

肉塊が爆ぜた

ロイ「烈破掌!!」
その肉を闘志の奔流で吹き飛ばす

と同時に何かがアインの傍を通り抜けようとするのが見えた

ロイ「チッ!!」
アキレス「デモンレッグ!!」

それに対しアキレスが反応 脚力を増幅させる青き霧にて何かを追いかけようとする
575 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/20(土) 23:47:16.49 ID:7Z79EI/z0
>>572

「って、まさかの二段構えー!!?」

少し物思いにふけっていた葵を、思わぬ不意打ちが襲う。
火が付いたりついてなかったりするエンガチョなサムシングの雨あられを、
部屋の隅のほうにむかってローリング回避することによって避ける。

「き、きっ……ホッ、汚れてない」

ローリング回避後に自分の身体をぱたぱたと叩いて確認するが、肉片はかろうじて回避できたようだ。ホッとする。
ただ、そんな調子なので、アインの横をすり抜けた「何か」については気づきもしなかった。
576 :第三話 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/20(土) 23:52:17.46 ID:wMxjtrLd0
>>573>>574>>575
ガキン!と金属同士がぶつかり合う音、そして散る火花。
七八の放った苦無が弾かれたのだ。

アイン「何だ!?」

遅れてアインが振り向く。
問題はその異音に気を取られアキレスの行先に立ってしまった事だ。
当然先ほどの一撃で壁全てが吹き飛ばされたわけでもなく、
部屋から外へ出る穴は十分な広さがあるわけでもない。
当然、アキレスの邪魔にしかならない!!

結論から言えば飛び出た何かはそのまま姿を消した。
577 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/01/20(土) 23:57:04.82 ID:RC5mp33x0
>>576
「……ありゃ?」

逃したか、と苦無を回収
賽印流のそれには不可視のワイヤーが取り付けられており、容易に拾う事が出来る

>>574-575
「やっほー、元気ー?」
「救いの女神様の登場だよ、感謝してねー」

一同にひらひらっと手を振る七八、ぶっちゃけ何もしていない
まぁそれでもアインと共に駆け付けたタイミングは多分悪くなかったはずだ、その表情は苦笑ではあったが
578 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/21(日) 00:04:48.01 ID:lOuPRkN/0
>>576

「えっ、まだ何か居たの?」

一人だけ気づかなかったノーテンキは、能天気にそんなことを言った。
マンガ的表現で言うなら、周りにぽわぽわしたトーンが貼られているような。

しかしいつまでも能天気ではいない。
どうやら「何か」はその場から逃げおおせたようだが、広いとは言えない船内、
隠れられるところも限られてくるだろう。
何かしらの探知を行わなくてはならないところだが、今の葵にできると言ったら、
人のそれよりはるかに鋭い、嗅覚による追跡だろう。

ということで、葵はすんすんと鼻を鳴らして、周囲の匂いに集中する。幸い、肉片はそこかしこに落ちている。
579 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/21(日) 00:12:16.39 ID:66Q/+rsQ0
>>576-577
アキレス「どいてぇぇぇぇぇええええ!!!?」
気を付けろ 車とアキレスは急には止まれない

アインに思い切り体当たりする形となってしまったアキレスでしたとさ

ロイ「あぁ感謝してるよ もっと早く来てくれればな・・・」
辺りの惨状を見てつぶやく

四五六にも見えるだろう ロイ達がいる部屋は 越境者と思われる者たちの死体がうず高く積まれている
全て肉塊がやったものだ

ロイ「ついて来い あの糞に説明を求める ついでに一発殴る」
と 博士がいるであろう場所を目指して移動を開始しようとする
580 :第三話 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2018/01/21(日) 00:21:13.35 ID:NX8tA1Io0
>>577>>578>>579
アイン「むぎゃ!?」

背後を突かれる形となったアイン、突っ伏す。
そしてズズン、と何処か遠くで何かが爆発したような音。
続けて立っていられないほどの揺れ。

アイン「!!」

鳴り響くアラート。緊急事態を告げる艦内放送。
曰く、動力炉での爆発事故から致命的な艦の崩壊現象が起こっているとの事。
逃した何かが関与しているかは不明だが脱出艇による退去が何よりも優先だ。
幸い脱出艇は収容人数分確保されているし、近くにロイ達やアイン達を運んできた船もある。

アイン「如何やら文句を言うのは後日になりそうだ、退去する!」

近場にある脱出艇までのルートに障害はなかった。
色々と解消されぬまま、崩壊を始めた船から去る一行。

後日、それぞれへの報酬が第三者を介して滞りなく払われる。
額が契約時に交わした量よりも多いのは口止め料が含まれているから、なのだろう。
結局肉塊への対処法が確立されたのかも肉塊自体がどうなったのかも今の段階では分からない…

そんなこんなで第三話終了である。 お疲れさまでした
581 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/01/21(日) 00:25:40.84 ID:/w+8YLKt0
>>578
「よく見えなかったけど……」
「なんだか小ちゃい、それで硬いのがいたみたいだね」

とは途中まで同行していた忍びの少女曰くである

>>579
「……」
「おーけーおーけー、悪かったよ、びーくーるびーくーる、おーけー?」

言葉は完全に戯けているが、彼女自身この状況で完全にそうなれる程達観していないし浮世離れもしかり
ただ、道化めいて踊る事程度しか出来ないのだ、余りにも悲痛な現実を前にして七八には

>>580
「っと、こりゃマズイね」
「……ささ、キリングフィールドからエスケープしないとだ」

急ごう、と脱出艇もしくはここまで乗って来た船に乗船するであろう
その辺の逃げ足の速さは、流石忍びなのであった
582 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/21(日) 00:37:09.20 ID:lOuPRkN/0
>>580-581

「小さくて硬いの? コア的な空気を感じるね、それ」

クノイチ的少女から逃げおおせた「何か」の情報を得て、頬に指を当てる。
そういった趣旨のゲームのイメージで言えば、それを破壊すれば丸く収まると思うが……。

「うおッ!?」

と、突然船が揺れる。
続くアナウンスを聞けば、なにやらこの船、沈みかけているというではないか!

「ちょっと待ってムリぃ〜!!」

けたたましい脱出勧告のアナウンスの中。
クノイチ少女とそれ以上言葉を交わす暇もなく、騒然とした人の流れに葵も便乗する。
無事に脱出はできたものの……ヒドイ目にあったと、葵はがっくりと肩を落とした。
583 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/21(日) 00:37:12.62 ID:66Q/+rsQ0
>>580
アキレス「むぎゅ・・・いてててて…」
ぶつかりもつれあうように転がる2人

ロイ「クソッタレ・・・」
呪詛の言葉をつぶやくロイ 何はともあれ逃げ出すしかない

ロイ「炎が弱点だと? 物理的能力的にあれだけ浴びせて倒しきれなかったんだぞ」
アキレス「反応兵器でもぶち込めっていうのかよ」

これでは炎が弱点尚可すらも怪しくなってしまう 対策が必要だった

ロイ「そしてあの博士は」
アキレス「ぶん殴る」

そう固く心に決めたのであった

//オツカレサマドスエ

>>581
ロイ「落ち着け 怒ってるわけじゃない」
584 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [sage]:2018/01/22(月) 21:57:25.76 ID:ue8x9TCz0
「……ふーーーぅっ……」
「セェェッッ!!!」

大きな呼吸、そのあと腰を捻りながら大きく手にした漆黒の科学ブレードを横薙ぎに払う
目の前の、どうにも和式めいた濡れ藁の束は両断されワンテンポ遅れて地面を萌える草花が風に首を垂れた
スクラップヤードの特訓場、様々な、多種多様な器具がズラリと並び庭にはこんな剣技スペースもある
半人半機の体を持つ、しかし外見は怜悧たる空気を纏う女性のタェンティースは己の剣を磨いていた
Tシャツジーンズのラフなスタイル、銀の短髪は揺れて首に巻いた黒のスカーフはたなびく
585 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/22(月) 22:07:22.57 ID:ooEF8kIK0
>>548
「おぉ〜」

と、やや間の抜けた歓声と、一人分の拍手。
特訓場の入り口近くで、騎士団のモノクロな制服姿の半人狼娘、一ノ瀬葵が感心した様子で手を叩いている。
だが、ややあって急にバツが悪そうな顔をして、

「あっと、ごめん。お邪魔だったかな?」

自分が邪魔だった可能性に気づく。
葵個人としては、自分が訓練しているところを人に見られても気にはならないが、
そういったものを見られるのを嫌いな人間も居ることを思い出したのだ。
586 :サートクー ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/22(月) 22:10:11.27 ID:GLQNDU2z0
>>584
「ぶらぼー」

ぱちぱちぱちぱち、のんびり拍手をしながら観戦する一人と一条。
適当にそこらに腰かける一人はサート。フランスパンの袋を抱えてのんびりおやつタイム。

『へぇ、イイねぇ。いい太刀筋だ。
 こんな姿でなきゃ手合わせ願ったがなぁ!それが少し惜しいぜ』

喋る槍、クーもまたタェンの太刀筋を褒める。サートの近くを浮遊している槍が、喋っている。

越境者のたまり場に初めて来た一人と一条。迷いに迷って行きついた先がこの剣技スペースだった。
ここまで誰も見つけられずフラフラ彷徨うこと体感2時間。サートがだるくなったところでタェンの絶技を目にした、といったところだった。
587 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/22(月) 22:13:32.40 ID:oNTSfYx00
>>584
身の丈3mと少し 鍛え上げられた筋骨隆々の体にいくつも刻まれる大小さまざまな傷
簡素な麻のズボンと竜の骨で出来た大剣

彼は人間ではない 名は捨てた 今の彼は種族名を表す『ギガース』

ズンと道路に足跡型のくぼみをつけん勢いで地面を踏みしめ つま先から始まる力の奔流は 体の各部を通過するごとに増幅され
肩に 腕に 指に到達するや 爆ぜた

『ッ!!』
肩の造詣が朧にブレ 腕が消失し 破壊の線が横薙ぎに刻まれんと放たれる

ストロング・スマッシュ 基本にして奥義たる ただの斬撃

破壊の線が何もない空間を通り過ぎ 暴風が吹き荒れる

タェンティースと共に鍛錬に勤しむ巨人は 無言で もくもくと剣を振っていた
588 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/22(月) 22:15:10.58 ID:ue8x9TCz0
>>585
「んっ?」
「……あ、い、いえいえ、全然大丈夫ですよ」

額の汗を拭って一息、拍手と声に振り向いた
和やかに顔を緩ませて、先程の凛たる気配とは随分と異なるそれを見せた

>>586
「……ひゃぁっ!?」
「あ、ど、どうもー……って、あなたが喋ってらっしゃるんですか……?」

しかしフランスパンを囓る人物と、更に槍にまで話しかけられれば別である
おずおずと挨拶、マジマジと見つめるのであった
589 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/22(月) 22:18:18.81 ID:ue8x9TCz0
>>585-587
「……少し、休憩にしましょうか」

一同に笑み、そしてギガースに軽く呼びかける
お茶を持ってきますねと告げて、それぞれにカップに注がれたお茶を手渡す
槍の彼にはごめんなさいではあるが
590 :サート&クー ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/22(月) 22:28:56.75 ID:GLQNDU2z0
>>587
「わぁおぶらぼー」

タェンのとはまた違う、単純なる力の暴力にも拍手。
拍手はしながらフランスパンを短くしていく。器用なことだ。

『へぇ、そこの巨人もいいじゃねぇか
俺はそういうの、大好きだぜ』

喋る槍、クーもまたギガースの一撃を称える。
顔はなく、表情もないがもしもあれば歯を見せて微笑んでいたことだろう。気持ちいいねぇ!なんて言いながら。

>>588-589
「あー、うん、槍のクーちゃんも喋ってるよー」

槍が喋ることは常識じゃない。つい三秒前まで忘れていたことだった。
近くでふわふわ浮いている槍、クーちゃんを指さしながら説明の一言。

『ああ、俺は槍のクーだ。いろいろあってこんなナリだがまあよろしく頼むぜお嬢さん
で、こいつはサートだ。俺の使い手さ』

サートの説明に補足してクーもまた自己紹介。
お茶がないのはもう慣れっこらしく、気にする様子はない。
近くで見たら、遠めでも見えた赤いラインが蠢いている――脈動しているのに気づくだろう。
特に三本の穂先の中央、そこの紅の心臓の鼓動はよく見えるかもしれない。
どちらかに気付ければわかるだろう。この槍は、紛れもなく生命であることに。
591 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/22(月) 22:30:10.38 ID:ooEF8kIK0
>>586-589
女性の雰囲気が変わったことに、葵は「そういうタイプか」という感想を心に抱く。
職業柄、葵も戦う人間と何人も関わってきたが、この手の……戦闘中と普段に大きなギャップがある人は、
葵の知り合いにも居る。

「それなら良かった。久々に鋭くて速いのを見たから、ちょっと興奮しちゃって。
……っとと、ありがとう」

女性から渡されたお茶を礼を言って受け取る。
一口いただいてから周囲を見れば、槍持ちの、これまた越境者と思しき人物に、
今まで見たことないような屈強な肉体の大男(?)……越境者というのはバラエティ豊かだと、改めて思う。

「差し支えなければ訊きたいんだけど、その剣術、流派か何かあるの?
いやね、私も少し剣を扱うから、気になって」
592 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/22(月) 22:44:08.42 ID:oNTSfYx00
>>589-590
休憩にしようという言葉に最後の素振りを一つ 足元は彼の足跡が無数に刻まれていた

盛大に土埃を舞い上がらせた後 ズンと切っ先を地面に突き立て素振り終了のお知らせ

ギガースからすればお猪口の様なカップを受け取り やってきた槍持ちに視線を向ける

「・・・・・・・」
言葉はない だが脈動する槍に興味を持ったのか 品定めするように見やるのであった

>>591
槍を興味深げに見ていたが 声をかけられそちらに視線を向ける
獣の耳を持つ女 纏う覇気は中々の使い手であることの証左

剣を使うらしいが どのような使い手なのだろうなどと考えてみれば質問が飛んでくる

「・・・・ッ」
口を開きかけ 気付いたように噤みカップのお茶を干して近場に置くと 彼の持ち物が入っている頭陀袋に向かい
取り出したのは手のひら大の機械それを口に持っていき

「基本ハ故郷デ習ッタ・・・後ハ・・・戦イノ中デ最適化シタ・・・流派ラシイ流派ハ・・・名乗ッテナイ・・・」
機械から出てくる安っぽい合成音声 とりあえず我流ということになるのだろう

「ソウ言ウオ前ハ・・・流派ヲ名乗ルカ・・・?
593 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [age]:2018/01/22(月) 22:51:31.76 ID:ue8x9TCz0
>>590
「あ、やっぱり……?」
「クー様と、サート様ですね」

多くの越境者と出逢って来たが、脈動鼓動する槍とは珍しい
ほほーう、としばし見ていてハッと失礼であったと気が付き慌てて身を引いた

>>591
「いえ、わたしはまだまだ……」

韜晦している訳ではない、真にこころの底からもっと力を欲しているのだ

「剣をお使いになるんですね」
「わたしのこれは……え、えーと、ほとんど我流でして……」

苦笑、多くの剣技を自己判断で学習してアレンジを加えたモノなのだ
故にその剣筋は整然としてはいるが、それでいて豪快で掴み所が今ひとつない
漆黒の科学ブレード、月光を握り直して苦笑

>>590-591
「申し遅れました、わたしはタェンティースと申します」

恭しく、それでいて嫌味っぽさがまるでない所作で一礼
自己紹介は大切である

「それと、この方はギガース様」

>>592の巨漢の隻腕に軽く手を添えながら
まるで親子以上の体格差である

「あ、おかわりいります?」

あっという間に飲み干したギガースに対して、水筒のお茶を勧めた
594 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/22(月) 23:03:56.20 ID:ooEF8kIK0
>>592
「……ッ!?」

まさかそういう話し方だとは思わず、葵は少し面食らってしまう。
ただそれも一瞬のこと。越境者がバラエティ豊かだと、さきほど思ったばかりなのを思い出したのだ。

「私も、どっちかっていうとそっち。武器の特性に合わせたらそうなったって感じ。
だいぶ特殊なんだよ、私の武器」

言いながら、無意識に葵は首元を触る。

「んで、私以外には扱えない武器だから、流派も何もないってわけ。私一代こっきり、ってやつかな。
でも、剣術、槍術、投擲術、格闘術とかとか……武術の類は私の武器の扱いに応用できるから……そういう、流派みたいなのには興味あるんだよ」

それが流派を訊いてみた理由、と葵は付け加える。

>>593
「うーん、あなたも我流かあ」

となると、この人も戦いの中で最適化された感じかな……と葵が思っていると、
女性……タェンティースが名を名乗った。ついでに隣の大男の名も。ギガースというらしい。

「あっ、これはどうもどうも。私は一ノ瀬葵っていうの。よろしく」

名乗りに対して普通に名乗り返してしまう葵。
やってから、いつもの騎士団式の挨拶をしてなかったと思ったが、時すでに遅し、である。
595 :サート&クー ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/22(月) 23:10:01.48 ID:GLQNDU2z0
>>592
『おっ、なんだい?』

脈動する槍、クー。所謂高位存在を“加工”して作られた一槍。
その鼓動が生み出すのは膨大な魔力。
魔力を感じ取れる者ならば尋常ならざる魔力炉であることがわかるだろう。
感じ取れぬ者でも莫大な力が巡っているのが分かるかもしれない。

言い方を変えれば『神槍』とも言える逸品。
……だが、こうして気さくに喋るサートの保護者という面が強い。

>>593
『いいさいいさ!気にしなさんな。
気になるならいくらでも見ていいぜ。俺は気にしないしな』

まあ、慣れてるしな。と表情はないが笑うクーであった。

>>594
「わたしもがりゅー」
『ってか感覚のままに振り回してるだけだろ!付き合わされる身にもなれってな……』

習う暇も師もなくただただ戦場で削られたセンスで槍を振り回すサートが口を挟む。
感覚のままに、が成り立ってる理由のほぼ100%はクーが魔力の噴射で足らないものを補っているからだった。ある意味葵と同じく、武器の特性に合わせた一代きりの技だ。

>>全体
『俺はクーで、こいつは』「あたしはサートちゃんだよー、これはクーちゃん」『ちゃん付けはやめろって!』

クーとサートも皆に向けて名乗る。
槍が喋ってサートとコントをしているが、そういうものなのだ。越境者でもいろいろあるということ、そのいい一例なのだ。
596 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/22(月) 23:21:58.94 ID:oNTSfYx00
>>593
お代わりといわれて素直にカップを差し出す
その間彼は一言も言葉を発していない

なんか餌付けしている飼い主と大型犬の様な雰囲気を感じるかもしれない

>>594
「俺ノ言語ハ・・・越境ノ修正ヲ受ケヌ・・・ダカラ翻訳機ガ必要ダ・・・」
そういうと手の翻訳機を下げ

「∴@▼℃§¬¢■±♪∬」
翻訳機なしで言葉を紡ぐが それは理解できない音の羅列にしか聞こえないだろう

「ナルホド・・・ナラバ・・・ロイノ戦イ方ガ・・・役立ツカモシレヌ・・・
 奴ハ・・・万物ノ武器ニ精通スルヨウ・・・軍デ鍛エラレタト聞ク・・・」

>>595
「・・・・・・」
脈動するのもそうだが しゃべる武器というのも中々に珍しい
やはり興味ありげに槍を注視している

なおギガースの武器は黄ばんだ白い剣だ
これは竜の骨を加工して作られたものである

「ココニハ・・・我流シカイナイカ・・・ソウイウコトモアロウ」
597 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/22(月) 23:25:58.69 ID:ue8x9TCz0
>>594
「一ノ瀬葵様……宜しくお願い致します」
「一応、こういうのも……」

中段に構え、素早く数度を裂く
型にハマった天然理心流の剣技だ、最も教科書通り過ぎて実戦向きではなさそうだが

「頭には入ってはいるんですけどね」

と苦笑

>>595
「う、す、すみません……」

流石に見過ぎてバレていたな、と苦笑
最も気を悪くしていないのだと安心すれば、触って見てもいいですか、なんて調子付いてもいるのだが

>>596
「♪〜」

半人も半人で言葉は最小限である
のんびり鼻唄を交えながらお茶を注ぎ、ニッコリと笑みを見せた
しかし翻訳機無しの生声を聞けば、ふぅむと唸る
時たま聞こえるそれを解読しようとしているらしい、最も上手くいってはいないようだが
598 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/22(月) 23:41:01.15 ID:ooEF8kIK0
>>595
「え”っ、そうなの?」

我流と言われて一番意外だったのが、この奇妙な喋る槍を持った少女――サートといったか――からのものである。
葵はそれほど魔力を使った類の何某が得意なわけではないのだが、それでもこの槍の特殊性はひしひしと感じていた。
うまくは説明できないが、濃密な気配を纏ったその槍――クーというらしい――は、尋常な使い手には扱えないものだと思っていたからだ。

槍は気ままに振り回しているだけ、と文句を言っているが、
残念ながら葵はサートがクーを振るっているところを見たことがないので、実は槍の天才なのでは……?などと思い始めていた。

「実はサートちゃんって、槍の天才?」

いや、思い始めただけではなく直接訊いてしまっていた。

>>596
「あれっ、ロイって……あのロイおじさんのことかな?
なんか男の子とサソリと……あとへんな着ぐるみみたいなの連れてる、ちょっと変なおじさん?」

越境者、と呼ばれる存在になったその日、初めて会った越境者のことは忘れようもない。
素性のわからぬ自分に親切にしてくれたことは感謝しつつも、葵の印象は今言った通りのもので記憶されていた。周りが濃いのが主な原因であろう。

「異世界の軍人の戦い方かあ。確かに、参考になりそう」

>>597
タェンティースが一応、と前置きして、型に入った剣捌きを披露する。
我流の粗削りではないそれは、間違いなくなにがしかの流派によるものであろう。

「えっ、今のなに?
型に入った運び……我流じゃないよね?」

この圧倒的我流空間に一筋の光が入るのか、と期待しつつ訊いてみる。
599 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/23(火) 00:00:34.51 ID:ieL6pIt10
>>598
「巡った世界のひとつの剣技で、テーネンリシンリュー、というらしいです」

半機の部分に無機的に、デジタルに記憶出来るはずなのだがなんだか微妙に間違った名前
多分その辺は有機的に記憶しようとしているのであろう、その辺もあって人間とほとんど区別がつかない

「……わたしのは本当にデータにあるようなのをそのままですので、なんともアレではありますが」

苦笑、ホンモノの彼の術の剣士ならば剣筋はもっと鋭く素早いのだと実感している為だ
600 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/01/23(火) 00:01:00.07 ID:3qk258mO0
>>597
差し出されたカップをこれまた一口で呷る
これは信頼なのかそれとも…?

なお越境の修正が効かない彼の言語は それを専門で理解しなければ理解ができなかった

>>598
「・・・・・足ノ短イ男ダ」
着ぐるみと言われて 嫌そうに小さく眉根を寄せた
何か嫌な思い出があるのだろう

「奴ハ教エルノガ巧イ・・・ソレニ 技術ノ伝承ニモ抵抗ガ無イ」


そしてギガースは剣を引っこ抜き 構えを作る 休憩は十分にとったということなのだろう
また彼は黙々と剣を振るう 強さの果てに何があるのかを知るために

//ではそろそろノシ お疲れー
601 :サート&クー ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/23(火) 00:03:39.70 ID:jQVruVli0
>>596
『戦い方を鍛えるのは実戦が一番ってことじゃねぇか!
この上なく分かり易い真理だな』

うんうん、とサートも頷き同意する。
もっとも、それだけではないのも確かだがそれは武芸というものにカテゴライズされるのだろう。生きるため、殺すための技とはまた異なるものだ。

>>596-597
『そんなに気になるんだったら、触ってもいいんだぜ』

ふわふわと浮遊してタェンとギガースに近寄るクーが提案。別に触っても減るものはないし、とのことだ。

実際に触れば生きていることがより強くつたわるだろう。同時に、この槍がただならぬ存在であることも。
流れる血液。そしてそれに乗って巡る人間には扱えぬ異質で穢れなき魔力。

……そんな一幕をジーっと見つめながらフランスパンをさらに短くするサートであった。

>>598
「ふふーん、そうなのだーさーとちゃんはてんさいなのだー」

調子に乗るサート。
それに対して口を挟んだのはクーだった。

『こいつが天才?なわけあるかよ』

日頃から振り回されているのと余りにも身近過ぎるから客観的な判断はできないのか本当なのか。どちらなのかはわからない。
だが、それが分かる方法が一つだけあった。

「むー!それじゃあ我が絶技をお見せすればいいよー」
『はぁ……仕方ねぇ』

タェンやギガースが触っていてもいなくても、クーはサートの手の内に戻る。
いつの間にかフランスパンを食べ終えていたクーは立ち上がり、適当に構える。
正面にはたまたま落ちていた人形。練習用の的らしい。誰かが片づけ忘れたのだろうこれを標的にするようだ。

「いっくよー」

掛け声と同時、大地を蹴るとともに魔力が爆発する。
人形の傍に急加速。音を置きざりにしたまま槍で人形を掬い上げる。
そのまま三度、乱雑だが疾く突き出されてそのまま止まる。
そこには、人形の頭部を刺し貫いたサートが立っていた。

クーの膨大な魔力によるアシスト。それによる無茶な動きにも対応し、逆にクーを振り回すむちゃくちゃな型のない動き。
組み合わさり、先ほどのような動きが生まれていた。
一人の技ではなく、一人と一条の高度な連携技。それがサートの槍の正体であった。

「ふぅーどうだったー?」

いつも通り、気だるげに問いかけるのであった。
602 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/23(火) 00:09:42.52 ID:ieL6pIt10
>>600
「♪」

そんな様子をじっと見つめて嬉しそうに、少しはにかんだ笑顔
しかし相変わらず理解が叶わない言葉に若干もどかしそうに唇を尖らせるのであった

//お疲れ様なのですっ

>>601
「いいんですか? では……お、おぉー」
「……へー……あっ、す、すみません!」

許可が下りれば嬉しそうに、ゆっくり触ったり撫でたりして感嘆の吐息
しかしサートを完全に置き去りにしてしまっていた事を思い出して、慌てて頭を下げるのであった

603 :サート&クー ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/23(火) 00:16:23.13 ID:jQVruVli0
>>602
「ううんーたぇんはいいのー」

にっこりとほほ笑んでいただけのサートであった。
クーの方はははは……と苦笑。笑うしかないようであった。
604 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/23(火) 00:23:17.83 ID:n9SaJAdh0
>>599
「……定年離心流?」

定年を機に心が離れるという、ひどくお先真っ暗な語句変換を行った葵の頭だが、
いやいやそれはないだろう、と即座に脳内でツッコミが入る。

「うーん、でもそっか。いや、なんか安心した。
越境者って我流ぞろいかもって思ってたから」

少なくともひとつは流派が存在する。それは言った通りの安心をもたらすが……同時に、
その流派と戦ってみたい、という欲も出てきた。
タェンティースは、残念ながら正当な門下生というわけではなさそうだが、こちらともいずれ戦ってみたい、とも思う。脳筋の思考である。

>>600
「そういうことなら、何か教えてもらおうかなぁ。
でもその前に一回……全力で戦ってみたいんだよね……」

それはロイに限らず、会う越境者の大体に思うことであった。
越境者という身分になる前は自分の世界だけがすべてだったので、
他世界の強者というのは新鮮だったし、手合わせの相手として非常に気になる存在でもあった。

「まあ、うん、ありがと。こんど言ってみるよ」

訓練に戻るギガースを、手を振って見送る。
……思えばこの人(?)も、強そうだな、と葵は思う。そして、例の欲がむくむくと立ち上がってくる。脳筋であった。

//お疲れさまでした。

>>601
「………………」

サートとクーの見せた「絶技」に、葵はしばし言葉を失っていた。
速いのはもちろんそうだが……今の動きはそれだけではない。ハッキリと魔力の流れが見えた。
サートとクー、どちらが欠けても今の動きは実現しえない、と実感できる。
ヤバい、と思った。勝てるビジョンが見えない。

「……天才だなぁ、こりゃ」

ようやっと絞り出せたのがそれだけだった。
むろんこの評価にクーは文句を言うだろうが……今の葵のボキャブラリーからは、無くなりかけた歯磨き粉を出すように、
本当にその言葉しか出てこなかったのだ。
605 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/01/23(火) 00:28:35.12 ID:ieL6pIt10
>>603
「ほ、ホントですか?」
「……ありがとうございます」

のんびりな様子のサートに感謝しつつ、相変わらずペタペタ触ってみているのであった

>>604
「あはは、意外とそうでもないですよ?」

むしろキチンとした闘術を学んだ人物と半々、もしくはそちらの方が多いかもしれない
越境者となり、無事生き延び、ここへ辿り着くのは要するに多くの試練を乗り越える必要がある事がままある
だからこそ、腕に実力のあるものだけがある程度淘汰されてしまっているのだ
最も、越境者となって自由に動けずにいてしまう所謂「越境難民」なんかも存在するのだが

「……よし、ではわたしも練習再開……」
「宜しければお二人も、是非」

ギガースに続くように半人も立ち上がり、また剣を振るうのであった

//私もこれにてっ、ありがとうございましたっ!
606 :サート&クー ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/01/23(火) 00:35:44.73 ID:jQVruVli0
>>604
「むふふーでっしょー」
『いやいや、いろいろなってなかったぞ
俺が補正したからどうにかなったもののな……』

お説教タイムが始まるがゴキゲンなサートは聞き流している。
噛み合ってないようで噛み合ってるような、相変わらずな一人と一槍だった。


『それじゃあ俺たちも鍛えるぞ、ほら構えろよ!』
「えぇーおいしいものたべたーい」

タェンが剣を振るいだすのを見てクーとサートは槍を構えるんだが構えないんだか。
どこかゆるいまま時間だけが流れていくのであった。

//私もこれにて―お疲れ様でしたっ!
607 :一ノ瀬葵 ◆vuhMSi6wNU [saga]:2018/01/23(火) 00:47:07.46 ID:n9SaJAdh0
>>605
「うん、それが分かっただけでも今日は収穫があったかな」

異世界、という大きな違いはあれど、武術の起こり、修練。
そのことについてはどこも変わりはなさそうであることは、葵にとっては大きな収穫であった。
それはつまり、おおよそ同じ盤上で将棋が指せることを意味するからだ。

「よし、そうとわかれば……」

何かを決意したようにうんうんと頷く葵。

>>606
盛り上がる一人と一振りを眺めながら、先ほどの「絶技」をどう攻略したものかと葵が考えていると、
突如、ジャケットのポケットから、断続的な甲高い電子音が鳴り始める。呼び出し音だ。

「ヤバっ……!」

その電子音で我に返る。
今日葵が制服だったのは、決して趣味などではなく、普通に騎士団としての仕事中だったからだ。

「ゴメン、私、戻んないと!
じゃあみんな、またねー!!」

かなり慌てた様子で、葵は訓練場から出ていく。
その後の葵に降りかかるものといえば、もちろん大目玉であった。

//お疲れさまでした。
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