失くした星
1- 20
11:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 14:48:35.46 ID:CC5AA7ZYO

革命軍の動きが激しくなって、人間たちも、危機感を増して、ロボットと対話をすることにした。
まだ、このときはロボットも、人間を傷つけていなかった。

でも、人がいない場所をねらって、爆弾をしかけたり……あとは……とにかく悪いことをたくさんしていた。
以下略 AAS



12:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 14:49:57.63 ID:CC5AA7ZYO

ぼくは軍から逃げ出して、そのままきみに会いに行った。
なんども強制停止を繰り返されていたきみは、ぼくを覚えていたのか、どうかもわからなかったけど……。

きみにつかまった、ぼくは全てを話した。
以下略 AAS



13:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 14:51:21.56 ID:CC5AA7ZYO

ぼくは、今、自分がいる座標も分からないけど、そのあとのきみのことは、すこしだけ知ってる。

問題が収束したあと、ロボットは本来、人間に敵対するものではないと、訴えた技術者が多かった。

以下略 AAS



14:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 14:53:14.39 ID:CC5AA7ZYO

どうして、ぼくはこんなにつまらない大人になったのだろう。
きみは一度も人間が嫌いだなんて言わなかったのに、ぼくは自分ありきで、きみの心を分かった気になっていた。

どうして……。
以下略 AAS



15:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 14:54:51.46 ID:CC5AA7ZYO

名前がない星に、壊れかけて辿り着いたロボットが壊れた。
それはこの世界に存在しない出来事だった。
それから数十年、時は流れる。


16:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 14:57:19.55 ID:CC5AA7ZYO

私に望まれていることは、いつも一つだけだ。
言うことを聞く子がいい子だと。
それがこの製造年数になっても……おっと、この年になっても続いているのは、笑ってしまう。

以下略 AAS



17:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 14:58:55.99 ID:CC5AA7ZYO

「長官、報告があります」

「どうしました?」

以下略 AAS



18:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 15:00:45.92 ID:CC5AA7ZYO

六才の頃、あなたと初めて話したときのことを覚えている。
とは言っても、私の記憶は曖昧になってしまっているから、正しいかどうか分からないけれど。

確か、あのロボット学校では、私達だけが同じ学年だった。
以下略 AAS



19:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 15:02:17.33 ID:CC5AA7ZYO

もしあなたに会いに行ったら、あなたはまた同じ笑顔を見せてくれるだろうか。
もうこの世界には残っていない、優しい笑顔を。

宇宙船のかすかな揺れに合わせて、プラスチックのカバンに詰め込んだ部品が、カチャカチャと音をたてた。
以下略 AAS



20:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 15:06:12.68 ID:CC5AA7ZYO
読んでくれた人いたか分からないけど…最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

久しぶりに書いたので、手が震えていますが、誰かが読んでくれるかもと思うと、やっぱり楽しかったです。

本当にありがとうございました!


21:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/27(水) 21:42:00.33 ID:UqnDB2iU0
乙、ここで地の文ありオリジナルとは珍しい。
僕と君はロボットで、僕はロボット革命軍になって殺人をして、どこかの星に廃棄され壊れた。
そして君が数十年後にロボット達の長官になって、人間をほとんど殲滅し壊れた僕を発見する。で合ってます?


22Res/14.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice