37: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/22(金) 22:04:16.24 ID:KEuP8EvK0
  
 「我慢してください。もう少しで全体が泡立ちますからね」 
  
 「も、もうすこしってどのくらいさ……ぁ!」 
  
38: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/22(金) 22:06:48.83 ID:KEuP8EvK0
  
 「はっ、はやく、はやく全部やって! 我慢できるうちに最後までシてっ!」 
  
 両腿を強く擦り合わせて、肩を強張らせながら頼む悲鳴にも近い彼女の懇願。 
  
39: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/06/22(金) 22:08:22.63 ID:KEuP8EvK0
 ここまで 
40:名無しNIPPER[sage]
2018/06/23(土) 01:29:37.72 ID:xWjT9C5UO
 乙 
41: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/23(土) 06:49:28.16 ID:NI6HsOLJ0
 === 
  
 「はい、これでおしまいです」と、星梨花がにこやかに宣言した時には既に、 
 響が浴槽の縁にうつ伏せるように頭を押しつけ、だんまりと大人しくなってから長い時間が経っていた。 
  
42: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/23(土) 06:50:48.35 ID:NI6HsOLJ0
  
 そうして彼女は、えぐえぐと小さくえずきつつも座っていた椅子から立ち上がった。 
  
 体に巻いていたタオルを静々と外し、 
 それで自身の長い髪を包み込むようにして纏めたら。 
43: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/23(土) 06:52:12.36 ID:NI6HsOLJ0
  
 むしろ分かってもらえない方がプロデューサーとしては安心だ。 
  
 とはいえ、男が詳しく説明するにもそれができず、ほとほと困り果てていると。 
  
44: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/23(土) 06:54:00.95 ID:NI6HsOLJ0
  
 すると、タオルを腰に巻いた男の姿に星梨花が小首を傾げてこう尋ねた。 
  
 「プロデューサーさんは、見えてる部分が恥ずかしかったんじゃないんですか?」 
  
45: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/23(土) 06:55:23.52 ID:NI6HsOLJ0
  
 「できました! 今日の分はこれでおしまいです」 
  
 数分後、髪をすすぎ終わった星梨花がシャワーのお湯を止めて言った。 
 するとプロデューサーは自分の顔を両手で拭い。 
46: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/06/23(土) 06:56:25.27 ID:NI6HsOLJ0
 === 
 以上おしまい。オチは当初の予定通り。 
  
 和気あいあいとお風呂に入るのは楽しいですが、ノミを潰して処理しちゃいけませんよ。 
  
47:名無しNIPPER[sage]
2018/06/23(土) 10:39:02.91 ID:xWjT9C5UO
 乙 
 よかった 
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