【エヴァ】シンジ「すべてを受け入れようと思う」
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13: ◆o6rtSmOlPg[saga]
2019/05/29(水) 14:31:49.63 ID:PM9H0cD60
その声に答えるようにして、コンテナに赤い亀裂が入る。
次の瞬間、紫色の光が一直線に伸びたかと思うと、一瞬のうちに触手を切り刻み、細切れの藻屑へと変えてしまった。
そして、強力な電磁砲が逃げ出したコアを追い立てるようにして放たれると、遂にそれを破壊した。

アスカは、唖然とした表情で目標物を見ていた。
以下略 AAS



14: ◆o6rtSmOlPg[saga]
2019/05/29(水) 14:32:34.42 ID:PM9H0cD60





以下略 AAS



15: ◆o6rtSmOlPg[saga]
2019/05/29(水) 14:33:47.89 ID:PM9H0cD60
戦闘が起きた宇宙空間の遥か彼方で、その光景を眺める一人の少年の姿があった。
銀髪の少年は、事の顛末を全て予見しているような表情で、地球に向かって降下する光を見ていたのだった――。


16: ◆o6rtSmOlPg[saga]
2019/05/29(水) 14:34:38.54 ID:PM9H0cD60




■ヱヴァンゲリヲン新劇場版ifルート
以下略 AAS



17: ◆o6rtSmOlPg[saga]
2019/05/29(水) 14:37:29.74 ID:PM9H0cD60
シンジは突然目を覚ました。そこは、赤い光によって不気味に照らされた、隔離施設のような部屋だった。シンジが目覚めたのは、その中に置かれた無骨な装甲で被われているベッドの上だった。
慌ただしく駆けていく足音と、ストレッチャーの車輪がきしむ音とが、廊下に響き渡る。シンジの目覚めたベッドは、何者かによってエレベーターに乗せられて、どこかへ移動しているようだった。

「心肺機能は正常です。四肢の麻痺も認められません。ハイ。目は開いてます」

以下略 AAS



18: ◆o6rtSmOlPg[saga]
2019/05/29(水) 14:39:15.26 ID:PM9H0cD60
──エレベーターが地下のフロアへ到着して、シンジの乗せたベッドは巨大な空間へと運ばれて行く。周囲には、何らかの作業を進めるスタッフの声が飛び交っていた。

『補給作業、搬入リストの86%までクリア』
「稼働中のN2リアクターは出力で90%を維持、圧力便は手動で解放してくれ」
「半径1200以内に艦影なし。未確認飛行物体も認められず」
以下略 AAS



19: ◆o6rtSmOlPg[saga]
2019/05/29(水) 14:43:18.90 ID:PM9H0cD60
シンジは、体にまとわりついた重力を引きはがすようにして、ベットからゆっくりと体を起こす。
ブリッジの上に佇む女性の背中に目を向けた。その時、周囲のスタッフたちの妙な気配に気付き、彼らのいる方へと視線を送った。
彼らは、各々の持ち場に付きながらも、明らかにシンジのいる方へ意識を集中させていた。彼らは、憎しみとも怯えとも付かない表情を浮かべて背中越しにシンジを見ていた。シンジは自分の置かれている状況が把握できずに動揺する。そして、その答えを求めるようにして、ブリッジの女性の方へ顔を戻した。

「……ミサトさん?」
以下略 AAS



20: ◆o6rtSmOlPg[saga]
2019/05/29(水) 14:49:40.37 ID:PM9H0cD60
「葛城、艦長って……? でも、やっぱりミサトさん?」

その時、シンジの首に巻かれていたチョーカーから電子音が発せられた。
リツコは、手に持っていたコントローラーを操作して、表示されたステータスを“ACTIVE”に切り替える。

以下略 AAS



21: ◆o6rtSmOlPg[saga]
2019/05/29(水) 14:50:32.69 ID:PM9H0cD60


「それって……死ぬって、ことですか?」


以下略 AAS



22: ◆o6rtSmOlPg[saga]
2019/05/29(水) 14:53:23.93 ID:PM9H0cD60
モニターの映像が切られる。

「否定はしません」

モニターの前に座っていたシンジは、驚いた表情でリツコの背中を見る。
以下略 AAS



23: ◆o6rtSmOlPg[saga]
2019/05/29(水) 14:55:15.12 ID:PM9H0cD60
「あ、はい……でも、鈴原って……トウジの?」

シンジはその名字を聞いて思い当たった。しかし、目の前にいる女性の年齢が自分の記憶と噛み合わない。

「はい。お兄ちゃんがお世話になりました。妹のサクラです」
以下略 AAS



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