静香「まさか、こんな日が来るだなんて」
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28:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 20:53:09.15 ID:T5VGsdE90
千早「二人とも、ありがとう……。相談とは少し違うのだけれど、一つ、お願いをしもいいかしら」

響「もちろんなんでも言ってよね! カンペキな自分がどんなお願いでも叶えてあげる!」

伊織「私はなんでもとは言わないけど……。聞くだけ聞いてあげるわ。お願いって何なの?」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:54:31.84 ID:T5VGsdE90
千早「……そうよね。ごめんなさい、無理を言って」

きっぱりと断った伊織ではあるが、中途半端に引き受けないのも千早を思ってのこと。
それを千早自身も理解しており、謝罪を口にしながら微笑んだ。
その表情に感じたのは気まずさか、面映ゆさか、
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 20:56:54.07 ID:T5VGsdE90



響「――はぁ、はぁ……ど、どうだ! 伊織、どっちの勝ち!?」

以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:57:36.95 ID:T5VGsdE90
響「千早が求めているもの……?」

伊織「……よく分からないけど、ちょっとでも気分が晴れたなら良かったわ」

千早「ええ。まだ上手くいくか分からないし、不安ことはあるけれど、でも、もう大丈夫」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 20:58:27.69 ID:T5VGsdE90
そうして最後はずいぶん騒がしく、響たちはレッスンルームを去っていった。
千早は微笑みを浮かべてしばらく扉を見つめた後、
表情を改めてプロデューサーから送られた動画を見返す。

……0%。
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 20:59:39.40 ID:T5VGsdE90


静香「――わかりません。何度聞かれたって、わからないものはわからないんです……!」

P「……」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 21:00:39.81 ID:T5VGsdE90
大きな音を立てて扉が閉まり、控室には静寂が戻る。
少し経ち、プロデューサーが息を吐いて椅子に腰を下ろしたとき、もう一方の扉が静かに音を立てた。

ジュリア「よぉ、やっと終わったかい?」

以下略 AAS



35:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 21:01:50.68 ID:T5VGsdE90
ジュリア「だろうね。あたしにもなんとなくわかるよ。
    あの曲、聞かせてもらったが……。ありゃあ確かに、シズには難しいよな。
    なんせ、相手があのチハなんだ」

P「……」
以下略 AAS



36:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 21:02:47.30 ID:T5VGsdE90
ジュリア「だからあんたもチハも、シズに何も教えてやらない……。教えてやれないんだろ?」

P「ああ……。少なくとも俺はそう考えてる。
 今の静香が抱えている問題には、静香自身で気付いた方がいい。結構、大きな賭けになるけどな」

以下略 AAS



37:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 21:06:04.10 ID:T5VGsdE90



ジュリア「――悪いね。助けになってやれなくてさ」

以下略 AAS



38:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 21:06:57.38 ID:T5VGsdE90
春香「なんだか、ずーっと下を向いて歩いてたけど……」

静香「あ、いえ、その……。ごめんなさい、ちょっと、考え事をしてて……」

春香「考え事って……。もしかして、今度の公演のこと? 千早ちゃんと一緒に歌うんだよね?」
以下略 AAS



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