14:名無しNIPPER[sage]
2019/10/20(日) 23:56:42.02 ID:06K62MaI0
「もうちょっとで、シャミ子を殺しちゃうと思った……私のせいでシャミ子が死んじゃったって思ったら、辛くて辛くて仕方なかった……!」
「も、桃、泣かないで、私元気ですから」
「うん、うん……ごめんね、シャミ子……ごめん……」
シャミ子が困っている。きっと、この子自身も、こういうときどうすればいいのか分からないんだ。底抜けに優しくて、人を憎む事なんて全然できないんだから。
「私、本当に元気ですから……泣かないでよぉ……」
なぜか、シャミ子まで私につられてぐずりだしてしまう。私は、それすらもただただ申し訳なくて。
少しの間、二人そろって、抱き着いたまま泣いてしまっていた。
26Res/14.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20