高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「お互いを待つカフェで」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/17(日) 18:56:12.68 ID:i6ln0z2d0
テーブルに突っ伏せてしまいそうになったけど、今視界を閉ざすのは危ないと思ったから、左手で頬杖を作って顔を支えた。
心地いい薪の音が聞こえてくる。……ちょっと落ち着こっか、私。
だってここは素敵な場所。心に浮かんだ不安も、疲れも、時間をかけて取り除ける場所。藍子の大好きなカフェ。

藍子から返信が来た。


藍子『行ったらお話します』


加蓮「なーるほど?」

あっ。つい声に出ちゃった。あと今の私、すっごい悪い笑みを浮かべてる。カップに映る水面はもうないけど、分かる。
そーいうことするんだ。藍子ちゃん。そういうことするんだ? 焦らして待たせるなんて悪い子だねー?
まっ、加蓮ちゃんには効果てきめんだよ。お陰で訳の分からない不安がお腹の下の辺りからせり上がってきて、頬杖の為の左手、薬指と小指の先が震えちゃってるんだから。


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