高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「人から離れたカフェで」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:45:20.67 ID:rUepDosI0
――おしゃれで、今日は静かなカフェ――

北条加蓮「そっか。また藍子ちゃんのゆるふわ空間が発動しちゃったかー」

高森藍子「そんな言い方しなくっても〜。それに、私がいるといつもよりゆっくり休める、って言ってもらえたんですよ」

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:45:55.80 ID:rUepDosI0
レンアイカフェテラスシリーズ第139話です。

<過去作一覧>
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:46:24.28 ID:rUepDosI0
加蓮「藍子のいる休憩時間、か。なんだかそれって、温泉みたいだね」

藍子「……温泉?」

加蓮「うん。藍子のいる休憩時間って言葉が、まず思い浮かぶでしょ?」
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:47:54.53 ID:rUepDosI0
加蓮「で、じわじわ回復するって言ったら温泉かなって」

藍子「それで、温泉を思い出したんですね」

加蓮「そーそー」
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:48:53.79 ID:rUepDosI0
藍子「温泉もいいですけれど、お風呂の後にお散歩するのもいいですよね。温泉施設でも、色んな場所に面白いものがあって……」

加蓮「ちょっと開放的になっちゃうんだよねー」

藍子「うんうんっ」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:49:24.47 ID:rUepDosI0
藍子「〜〜〜♪」

加蓮「……、」チラ

藍子「……今日は、誰もいませんね。他のお客さん」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:49:54.35 ID:rUepDosI0
加蓮「……、」

藍子「〜〜〜♪」

加蓮「……」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:50:26.97 ID:rUepDosI0
藍子「でも、ほら。カフェの出入り口のところ。小さなモミの木が飾ってありますよ♪」

加蓮「え? あれ、ホントだ……。あんなのあったっけ?」

藍子「私たちが来た時には、置いていませんでしたね。確か……2時間くらい前だったかな? ほら、加蓮ちゃんが、モバP(以下「P」)さんのぐちを言っていた時に――」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:50:54.83 ID:rUepDosI0
加蓮「お、店員さんが出てきた。持ってるのは……レンガ?」

藍子「ということは、暖炉ストーブを設置されているのかも」

加蓮「レンガっぽいインテリアを並べて、その奥にストーブを隠して暖炉っぽくしてるヤツだよね」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:51:24.37 ID:rUepDosI0
藍子「そんなところで我慢比べをしていたら、また風邪を引いちゃいますよ?」

加蓮「大丈夫大丈夫。心は熱いから」

藍子「……もうっ。茜ちゃんみたいなこと言ってる」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:51:54.18 ID:rUepDosI0
加蓮「……」

藍子「〜〜〜♪」

加蓮「……」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:52:24.17 ID:rUepDosI0
藍子「たぶん、じ〜っと見て、初めて気がつくくらいだと思いますよ。そうですね〜……。Pさんなら、きっと気がつかないかもしれません」

加蓮「お、さり気なくディスっていく」

藍子「そんなつもりはないですけれど、さっきの加蓮ちゃんのぐちを聞いていたら……なんてっ」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:52:56.21 ID:rUepDosI0
加蓮「もともとそんなにお客さんでひしめきあってる場所でもないし、こうして他に誰もいないなんて珍しくもないハズなのにさ。なんか、そわそわしちゃうんだよね」

藍子「ふんふん……」

加蓮「他にもっと誰かいればいいのに、って。あ、もちろん藍子じゃ物足りないとか言う訳じゃないよ」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:53:54.59 ID:rUepDosI0
加蓮「……いいや。とにかく……慣れてる筈なのに、いざこうなるとちょっと寂しいね」

藍子「……、」

加蓮「ふふっ。今日は藍子の隣に座っちゃおうかな? あ、でも他に誰も――店員さん以外誰も見てない場所でって、ちょっと特別感が過ぎちゃうか。重いね」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:54:24.59 ID:rUepDosI0
加蓮「それならいいんだけど。誰かさんがすーぐ私のことを寂しがり屋だって言ってくるから」

藍子「……?」

加蓮「きょとんとすんなっ」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:54:55.06 ID:rUepDosI0
藍子「あぁ、行っちゃった。また、レンガのインテリアを取りに行ったのかな?」

加蓮「今日中にストーブをつけるかな。そしたら、向こうのスペースでのんびりする?」

藍子「いいですよ。クッションをお借りして、少し横になって……他のお客さんがいないからこそ、少しだけ、解放的にくつろいでしまうのもいいかも?」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:56:25.80 ID:rUepDosI0
>>16 申し訳ございません。3行目の藍子のセリフ、後半を一部修正させてください。
誤:少しだけ、解放的にくつろいでしまうのもいいかも?」
正:少しだけ、開放的にくつろいでしまうのもいいかも?」


以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:56:56.22 ID:rUepDosI0
加蓮「……」

藍子「……」

加蓮「……ごめん。やっぱり、ちょっと寂しいかも」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:57:24.00 ID:rUepDosI0


□ ■ □ ■ □


以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:57:55.12 ID:rUepDosI0
加蓮「と言いつつ前に別のカフェで、手伝いますと言ったことのある藍子ちゃんなのだった」

藍子「ふぇっ!? ど、どうしてそれを知ってるんですかっ」

加蓮「ありゃ?」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/25(日) 18:58:23.93 ID:rUepDosI0
加蓮「お喋りな店長さんなんだ」

藍子「そうなんですよ。私が行った時も……そうそう。今日みたいに、他のお客さんがいなかったんです。のんびりしていたら、ちらっと目が合って、そうしたらすっごく嬉しそうな顔でこっちにやってこようとしてっ」

藍子「でも、1歩だけ進んで、立ち止まったんです。やっぱり、お客さんに呼ばれてもいないのに行ったら迷惑かな? って、思ったのかもしれません」
以下略 AAS



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