イレイナ「サヤさん、お出かけしましょう」
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15:名無しNIPPER
2021/09/03(金) 20:55:21.95 ID:SxsIz9o10
お城までの道のりは、長い長い上り坂となっていました。

坂道にはいくつもの休憩所のようなお店があり、私はサヤさんと共に、休んだり、歩いたり、そしてまた休んでは少しずつ近づいてくるお城に向かって、歩き続けていました。

「どうしてこんなに歩くようなつくりになっているんですかね」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER
2021/09/03(金) 21:16:38.09 ID:DRvgxdv80

「つきましたね…」

私はぐっと背を伸ばし、その横でサヤさんもぐったりしたように腰を曲げ、膝に手を当てていました。

以下略 AAS



17:名無しNIPPER
2021/09/03(金) 21:42:53.92 ID:7DsiAVC70
「どうしたんですか、サヤさん」

呼びかけると、サヤさんは泣きそうな顔で振り向いて言うのでした。

「ここ、お化け屋敷だそうです」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER
2021/09/04(土) 06:10:05.15 ID:KeH5AdMi0

「お、おじゃましまーす」

律儀に挨拶をするサヤさんとともにお城のなかに入ると、中は意外にも明るく、お化け屋敷には似つかわしくないシャンデリアが城内を照らしていました。

以下略 AAS



19:名無しNIPPER
2021/09/04(土) 06:35:58.59 ID:KeH5AdMi0

サヤさんはふと言いました。

「うーん。お化け屋敷だと思って入ったのですが、なかなかおばけが出てきませんね」

以下略 AAS



20:名無しNIPPER
2021/09/04(土) 07:00:41.94 ID:KeH5AdMi0
扉を開けた先には…

扉を開けた先はある広場になっていて、シャンデリアが豪華になかを照らしており、鍾乳洞のようなかたちをした壁が光を反射して、中心にある大きな噴水をキラキラと輝かせていました。

噴水の上には、なぜか虹もかかっています。
以下略 AAS



21:名無しNIPPER
2021/09/04(土) 10:33:55.86 ID:/9CKO7P40

大きな噴水の前で、サヤさんは虹を眺めながらわぁとため息を漏らしていました。

「イレイナさん、この虹はどこから現れているのでしょう。ここには日差しもさしませんし、灯りでこのような虹になるでしょうか」

以下略 AAS



22:名無しNIPPER
2021/09/04(土) 10:47:37.72 ID:bYIXLMlq0

「やだなぁイレイナさん。急にそんな怖いこと言わないでください。あれ、でもたしかに妙ですねぇ…」

サヤさんはキラキラと輝き続ける噴水を見つめます。

以下略 AAS



23:名無しNIPPER
2021/09/04(土) 11:00:12.99 ID:ZFqAWkqR0

広場を抜けても、妖怪は私たちの後ろを追いかけてきていました。

「何ですか、あれ。追いかけてきますよ」

以下略 AAS



24:名無しNIPPER
2021/09/04(土) 11:39:42.66 ID:Zqi5a8gZ0

「行きましたか…」

私はおばけが広場の向こうに去っていくのを確認し、サヤさんを見て言います。

以下略 AAS



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