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2011/03/02(水) 15:45:44.60 ID:mnu8E9pc0
ランバ・ラル「了解した。このまま木馬に向かわせてもらう」
通信を終えたランバ・ラル大尉の傍に妙齢の女性がやってくる。
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2011/03/02(水) 15:46:30.10 ID:mnu8E9pc0
天草シノは暗い道を走り続けていた。
シノ「いったい、ここは……」
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2011/03/02(水) 15:47:06.60 ID:mnu8E9pc0
シノ「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
乱暴に起き上がり、今までの奈落がもう何度も見た悪夢だと知った。
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2011/03/02(水) 15:47:34.52 ID:mnu8E9pc0
ホワイトベース 食堂
ヒカル「それじゃあ、海晴姉はまだしばらく療養が必要なのか……?」
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2011/03/02(水) 15:48:21.86 ID:mnu8E9pc0
ホワイトベース 格納庫
シノン「シノさん、本当に大丈夫なんですか?」
669:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:51:00.66 ID:mnu8E9pc0
シノ「あああああああああああああああああああっ!!」
重慶基地から数百キロを経て尚、シノは幻覚に錯乱していた。
全く制御が利かない手足の操作に機体が忠実に従った結果、ドラグナーはきりもみ回転をしながら墜落し始める。
670:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:51:49.61 ID:mnu8E9pc0
人間の十倍の大きさのある機動兵器ならば、一歩で十メートル弱進むことができる。
慎重に足を前に出し続けて、二十五歩。そこでシノは止まってドラグナーを降りた。
シノ「あれがオアシスか……」
671:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:52:47.33 ID:mnu8E9pc0
コップ一杯の水に貨幣を出して、ちまちまと呑んでいると、にわかに外が騒がしくなっていた。
ラル「こう熱いとさすがにかなわんな。おい、親父! 水をくれ! うまいやつをだ!」
672:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:53:14.07 ID:mnu8E9pc0
シノ「あ、あの……」
立ち上がってシノはハモンと呼ばれる貴婦人の前に立った。
美しい女性で、とても砂漠の酒屋には似つかわしくないが、纏っている雰囲気は潔癖な軍人のそれである。
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2011/03/02(水) 15:53:41.58 ID:mnu8E9pc0
ハモン「そうらしいわよ。この子の友達ですって」
ラル「ほう」
674:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:54:07.42 ID:mnu8E9pc0
シノ「すまなかったな、スズ」
スズ「いえ、D−3のレーダー能力のおかげですぐに見つけることができました」
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