670:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:51:49.61 ID:mnu8E9pc0
人間の十倍の大きさのある機動兵器ならば、一歩で十メートル弱進むことができる。
慎重に足を前に出し続けて、二十五歩。そこでシノは止まってドラグナーを降りた。
シノ「あれがオアシスか……」
671:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:52:47.33 ID:mnu8E9pc0
コップ一杯の水に貨幣を出して、ちまちまと呑んでいると、にわかに外が騒がしくなっていた。
ラル「こう熱いとさすがにかなわんな。おい、親父! 水をくれ! うまいやつをだ!」
672:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:53:14.07 ID:mnu8E9pc0
シノ「あ、あの……」
立ち上がってシノはハモンと呼ばれる貴婦人の前に立った。
美しい女性で、とても砂漠の酒屋には似つかわしくないが、纏っている雰囲気は潔癖な軍人のそれである。
673:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:53:41.58 ID:mnu8E9pc0
ハモン「そうらしいわよ。この子の友達ですって」
ラル「ほう」
674:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:54:07.42 ID:mnu8E9pc0
シノ「すまなかったな、スズ」
スズ「いえ、D−3のレーダー能力のおかげですぐに見つけることができました」
675:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:54:48.54 ID:mnu8E9pc0
クランプ「ゼイガンから通信。D兵器と思しきメタルアーマーが飛び立ちました。天草シノも同乗しているようです」
ラル「よし、すぐに追撃するぞ」
676:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:55:16.33 ID:mnu8E9pc0
ザクUが二方向からD−1を十字放火にする。
ランバ・ラルのグフはマシンガンを敵の足下に撃って、砂を巻き上げた。
シノ「し、視界がっ!」
677:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:55:47.07 ID:mnu8E9pc0
立夏「にゅーっ! リッカが追っ払っちゃうかんネーッ!」
ゲシュペンストの頭部が光り、ニュートロンビームが発射される準備が整う。
678:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:56:15.54 ID:mnu8E9pc0
ラル「ワシは戦いを生業としている! ランバ・ラルが戦いをやめるとき、本当に文字通りやめるときは、この命が尽きるときだ!」
力づくで広げた装甲の合間から抜け出てきたランバ・ラルはワイヤー銃をドラグナーの胴体に撃ち、身を投げた。
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2011/03/04(金) 10:20:41.62 ID:Pc0vZ9DFo
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