600:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 01:43:34.32 ID:e5gyXldFo
乙です!
トンちゃんは音楽室で水槽の壁に頭をぶつけて皆が帰って来るのを待ち侘び叫んでいる訳ですね、わかります。
601:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 08:46:34.57 ID:8QBOCGYSO
自分用メモ しおり
――――――――――――――――――――――――――
ここまで読んだ
602:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 13:29:23.56 ID:gnpIRyYAO
って事は、あの子は無事なのか……。
斎藤さん……
603:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:18:36.23 ID:tyHtWWkAO
彼女は護る為に傷付ける覚悟を決めた。
どれだけ鍛練を積もうと弱冠十七、十八歳の少女が人を殺める覚悟を決めるのは容易ではない。
それでも彼女にはやらなければならない理由があった。
死の淵から自分を救ってくれた先人の為に、これからを共に歩く仲間の為に、絶望を切り裂いて光を見出す。
604:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:19:06.06 ID:tyHtWWkAO
加藤「…………」
女子高生の戦闘集団の中にこれほどえげつない伏竜が潜んでいたとは思わなかったのだろう。
加藤は身震いを抑える事に必死だった。
奇襲の手際、気配の隠蔽、どれをとっても超一流の使い手である事は直ぐ分かる。
605:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:19:33.84 ID:tyHtWWkAO
表情、動作には現れなかったものの後藤は驚愕した。
自身の青の闘気を操る力の裏に隠していた切札が筒抜けになっている。
それは自分の敗北を意味していた。
加藤「…………」
606:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:20:01.97 ID:tyHtWWkAO
この質問に対する答えによって加藤がしずかに与えるものは大きく変わる。
右手を上げてしずかに与えるのは信用。
自分がしずかにとって取るに足らない相手である事を吐露する事と同義なのだ。
左手を上げてしずかに与えるのは恐怖。
忍ばせた毒は確実に敵を殺す引き金になるだろう。
607:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:20:30.24 ID:tyHtWWkAO
姫子を想うと今直ぐ加藤を殺してやりたい衝動に駆られる。
唯を想うと最善を追おうとする理性が働く。
しずか「何で……」
608:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:20:56.96 ID:tyHtWWkAO
加藤「…………」
加藤は口角を歪めて目を細め、舌を出して微笑んだ。
その醜悪な笑みはしずかには見えない。
それが滑稽に思えて加藤は更に顔を歪める。
609:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:21:24.58 ID:tyHtWWkAO
腕を震わせながら右手を上げる。
そして加藤は遂に口を開いた。
加藤「……すまなかったと思っています」
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