853:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]
2011/03/24(木) 18:41:55.48 ID:m4eBLp9AO
えっまだ……?待ってるんだけど……
854:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2011/03/24(木) 23:28:02.52 ID:gDxxwcVh0
今日、遅くとも明日にはいけるかな
B型インフルで死んでた
855:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/03/25(金) 00:44:52.52 ID:CgKSQ36AO
辺りを照らす帯のような炎は一陣の強い風に流されて消えた。
青白い月の光が闇に差し込む中、彼女の長い髪は艶めいて栄える。
姫子「話は色々聞いてるよ。私達が居ない間に随分好き勝手やってくれたみたいだね」
856:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/03/25(金) 00:45:28.29 ID:CgKSQ36AO
姫子「序列一桁のトップランカーが下位の生徒に手を下すのが此所のやり方なのかな? 弱い者いじめにしてはやり過ぎだよ」
骨が軋む音が強くなる。
あとほんの少し力を加えれば文恵の背骨は真っ二つになるだろう。
857:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/03/25(金) 00:45:56.41 ID:CgKSQ36AO
文恵「それよりもそれだけの力を持ちながら何故あなたが三位という序列に甘んじてるのか、その方が理解に苦しむよ。この力さえあれば後はやり方次第でこの学校の頂点にだって立てるのに……」
姫子「悪いけど興味ないよ。私如きに止められてる人間がどうやって頂点に立つのかは少し気になるけどね」
姫子は皮肉混じりにほくそ笑んでみせた。
858:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/03/25(金) 00:46:28.67 ID:CgKSQ36AO
しずか「っ! 姫子後ろ!!」
姫子「っ!?」
塗り潰された闇からその刃は忍び寄っていた。
859:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/03/25(金) 00:46:56.02 ID:CgKSQ36AO
鎌の先から滴る血を甘美の表情で見つめながら、風子はずれかけた眼鏡の縁を持ち上げた。
風子「こちら側の人間でも毒には抗えない事は解ってるわ。何だかんだ言っても人間だもんね」
しずか「毒……?」
860:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/03/25(金) 00:47:23.49 ID:CgKSQ36AO
文恵「……またまた面倒な事して」
文恵の刀に絡み付いた鎖はちょっとやそっとでは断ち切れない。
捕縛という一点に置いて二人の力は澪さえも上回る。
861:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/03/25(金) 00:47:51.96 ID:CgKSQ36AO
しずか「…………」
しずかは息を顰め、奥歯を噛み締めた。
自分達の考えがどれ程浅はかだったか、それを考えると彼女は途方もない悔しさに苛まれた。
ここ最近目に余る暴走を続ける二人の生徒。それがかつて拳を交えた事があった生徒だとしても、安易に首を突っ込むには早計過ぎたのだ。
862:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/03/25(金) 00:48:22.55 ID:CgKSQ36AO
しずか(どうする……?)
ステルス能力を用いて貯水タンクの上に身を顰め、しずかは自分が成し得る策を探す。
だが思考のピースは噛み合うどころか疑念の糸に絡み取られてゆく。
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