過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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2011/01/25(火) 23:18:46.15 ID:wQpE6FjR0
酉つけてsagaにしたつもりだったのにな……
前回から時間が空いたのでなんとなく流れの確認とテストも兼ねて
色々誤解したミサワさんが一方さんと和解してみたいなそんな感じで前回終わったと思います
その次の日からーってことでこれから投下ー
575:１ ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/01/25(火) 23:20:59.17 ID:wQpE6FjR0
22時20分。この時間帯は、とある夜行性二人暮らしが活発になる。
……はずだったのだが。
白いのは、只今絶賛寝かされ中である。
576:１ ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/01/25(火) 23:22:51.34 ID:wQpE6FjR0
細身なくせして肉好きな一方通行は、のそのそと起き上がる。
暑いのに加え、大したこともないのにこうして寝ているというのはどうも落ち着かない。
577:１ ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/01/25(火) 23:24:49.92 ID:wQpE6FjR0
「ぎゃっは、病人さんなっさけないねぇ」
白い湯気をあげるお粥をよそいつつ、ベッドに入って上半身を起こす一方通行を番外個体が薄ら笑いを浮かべて見てくる。
578:１ ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/01/25(火) 23:27:26.98 ID:wQpE6FjR0
何となく味はする。
美味しいとはお世辞にも言い難い感じだが、
579:１ ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/01/25(火) 23:29:27.41 ID:wQpE6FjR0
「はい、今度はちゃんと冷ましたから……あーん」
ずいっとれんげが差し出される。
580:１ ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/01/25(火) 23:31:25.82 ID:wQpE6FjR0
暖房の稼働音、時折響く、かちゃかちゃと食器が触れあう音と微かな息遣い。
会話は、ない。
581:１ ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/01/25(火) 23:33:17.51 ID:wQpE6FjR0
……――し
582:１ ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/01/25(火) 23:36:00.13 ID:wQpE6FjR0
妹達。超電磁砲。打ち止め。黄泉川愛穂。芳川桔梗。麦野沈利。冥土帰し。上条当麻。土御門元春。
得体の知れない電話の声。初春飾利。海原光貴。結標淡希。白井黒子。修道服の少女。浜面仕上。滝壺理后。
583:１ ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/01/25(火) 23:38:19.73 ID:wQpE6FjR0
眠りにつく前は明るかった筈の部屋の電気と暑すぎたくらいの暖房は消えていた。
窓から入ってくる、救急車だか警備員の高速車両だかの赤色灯の光に、目の奥がちかちかと点灯する。
584:１ ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/01/25(火) 23:41:21.27 ID:wQpE6FjR0
「ひゃひゃ、そーんなことしないって。だってタオル持ってきたらあなた寝てたし、お風呂から上がっても寝てたから」
「だからって此処で寝る理由にはねらねェだろォが。あとマジで髪乾かさねェと痛むぞ」
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