過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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433:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:13:49.95 ID:Rs5RHhoo
「……。……。」

「え、そ、そうなの?」

「当たり前だろ? そんな姫神が俺なんかとデートするわけないって」
以下略



434:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:15:01.95 ID:Rs5RHhoo
「ふ、ふーん」

 やけに上擦った声で頷きながら、美琴は解いていた腕を組み直した。

「アンタにもそういう殊勝なところ、あるのね」
以下略



435:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:16:31.45 ID:Rs5RHhoo
(えぇー、あれー、なんでまたビリビリしてるんですかこの人ー)

 せっかく持ち直したはずの美琴の機嫌が再び悪くなりはじめた(何しろビリビリしてる)のを見て、上条の頬を汗が流れた。このままでは再び電撃と右手の応酬になるかもしれない。

 上条がそんなことを考え、内心ヒヤヒヤとしていると、
以下略



436:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:18:25.17 ID:Rs5RHhoo
「……あ、あの、」

 嘆息する上条に、後ろから、声。

「?」
以下略



437:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:19:37.66 ID:Rs5RHhoo
「……」

 ヒクヒク、と上条の口元が引きつる。

 まさか超電磁砲を撃たないだろうか、と本気で胃の痛い上条は、いざとなったらガラスドア突き破ってでも打ち消さないと、悲壮な決意を固めた。
以下略



438:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:21:02.61 ID:Rs5RHhoo



 上条が外出してから約30分後。
以下略



439:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:22:00.38 ID:Rs5RHhoo
「……」

 真紅は、紅茶に満たされたカップを手に取る翠星石を見ながら、すっ、と息を吸い込んだ。

 菓子に夢中なインデックスは元より、感受性が強く、周囲に敏感な翠星石にも気がつかれないほどの、小さな、しかし確実に存在する己の緊張を隠すための一息。
以下略



440:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:23:49.09 ID:Rs5RHhoo
「……」

 真紅はそんな翠の姉の横顔を眺め、はー、とため息をついた。

 ゆっくりとカップを手に取り、僅かに残った紅茶を一口。しかしすぐにカップを置き、仕切りなおしとばかりに、改めて翠星石に顔を向けた。
以下略



441:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:25:26.89 ID:Rs5RHhoo
「……」

「……」

 聞こえてくるのは、僅かに入り込む外からの音と、キッチンから微かに響いてくるインデックスの鼻歌だけ。
以下略



442:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:26:08.47 ID:Rs5RHhoo



 翠星石は涙声で言葉を紡ぐ。
以下略



443:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:26:42.88 ID:Rs5RHhoo
「……」

「……あいつは言いました」

「……」
以下略



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