過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」
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92:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/13(木) 12:12:47.41 ID:Al96rPapo
静寂が戻った屋上。
変わったところといえば、上から下にポッカリと穴が出来たことぐらいだろうか。
僕らを攻撃したあの騎士と、シンクロしていた竜は既に青白い渦に消えていた。
アヤヤ「き、緊張したよぅ……!」
93:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/13(木) 12:15:56.00 ID:Al96rPapo
パン、と一拍。繰莉が手を打った。
空気を入れ替えるように、繰莉は猫のように伸びる。
繰莉「とりあえずさ、出てどこか気の休まるところにいこうよ。さっきの騒ぎ、下にバレてるかもしれないしね」
94:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/13(木) 12:16:37.24 ID:Al96rPapo
途中にあった自動販売機で飲み物を買う。
高倉市内にある大きな自然公園についたときには月も真上、だけど人は少なくなかった。
アヤヤ「ところで、ともちゃんのその制服、南聡学園のですよね?」
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2011/01/13(木) 12:19:43.13 ID:Al96rPapo
央輝「それで……どうするんだ?別に私は仲良しごっこをやるつもりはないぞ」
繰莉「んー……それじゃあ、改めて自己紹介でもする?」
央輝「人の話を聞いているのかお前は」
96:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/13(木) 12:22:00.78 ID:Al96rPapo
繰莉「アバターだよ」
央輝「アバター……だと?」
予想外の方向から答えが飛んできた。
97:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/13(木) 12:24:49.96 ID:Al96rPapo
繰莉「ともちゃん、探偵の仕事はどういうことか覚えてる?」
智「……ヒントを集めて、まとめる」
繰莉「そう。んで、探偵は事件が始まってからそうするの。それを始まる前にするから『超探偵』」
98:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/13(木) 12:26:09.16 ID:Al96rPapo
芳守「そういえば」
今まで会話に参加しなかった芳守がいきなり言う。
注目が集まった。
99:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/13(木) 12:31:53.66 ID:Al96rPapo
不可侵条約っていうのがいまいちわからないけど、知り合い以上の関係であるのはわかった。
アヤヤの先輩で繰莉ちゃんの後輩。
つまり僕と同学年ってことだ。
智「ダメで元々、話を聞きに行くことって出来ない?」
100:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/13(木) 12:34:59.29 ID:8Sjd6Vm10
更新きてるー
101:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/13(木) 12:35:11.41 ID:Al96rPapo
だからアヤヤの肩に手をおいて、微笑む。
学園の人に見せたらきゃーきゃー言われること間違い無しのスマイルだ。
智「大丈夫、僕はアヤヤのことを応援する。僕は今は恋愛に興味ないから」
102:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/13(木) 12:43:34.02 ID:Al96rPapo
そして、メールアドレスを交換して帰路についた。
僕と央輝は同じ田松市なので、とりあえず同じ電車にのる。
言葉はあまり交わさなかった。
田松市について、僕が家に向かって歩き始めると、央輝も僕について歩き始めた。
……もしかして家はこっちの方向なのかな?
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