2:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 16:31:41.82 ID:b0/xX/o0
20××年 冬 首都近郊
――その男は怒っていた。
何に? と問われれば色々としか言いようがない。
3:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![sage]
2011/01/04(火) 16:35:54.66 ID:HAxg0Lo0
完全にオレ得。
支援!!
首都=東享ですね、わかります。
4:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 16:41:24.21 ID:b0/xX/o0
まず最初に知っておいて欲しいのが、この男『椿生(つばきしょう)』は普通の人間ではない。
生身の人間を切るより気楽だからという理由で司法解剖専門の医師をしているアレな人間ではあるが……
とりあえず、見た目は普通だった。そこそこモテる程度には。
5:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 16:51:08.86 ID:b0/xX/o0
夜の街を駆けながら生は叫ぶ。
生(椿)「なんで今更、あんな所に入りこむんだよ!?」
焦りの感情を隠す訳でもなく電話越しの相手にぶつけてしまう。
6:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 17:16:17.95 ID:b0/xX/o0
生(一)『プラントの移設に気付く可能性のある人間は既にこの世には一人もいない』
……そうだ。
『悪滅』に参加していた他のクローン達。
7:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 17:35:48.15 ID:b0/xX/o0
連鎖するように椿は思い出す。『後始末』の内容を。
仲間達の遺体も何体、解剖したか分からない。
あの時は、事後調査やら関係者の護衛やらを任された他の『残留組』を羨ましく思ったものだ。
8:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 17:59:09.01 ID:b0/xX/o0
そもそも、クーデター事件で廃棄された後もプラントはそのままにされていた。
破壊されたセキリュティや防衛システムだけは復旧させて、だが。
その目的はクローニング技術を狙う輩に対する疑似餌である。
9:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 18:39:21.23 ID:b0/xX/o0
〜首相官邸地下通路〜
かつて、アクメツ達の文字通りのライフラインとして機能していた旧クローンプラントは首相官邸地下300bの秘密施設にある。
よりにもよってそんな所にプラントを建造した神宮寺の発想というかセンスには色々と言いたくなる。
10:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 18:46:37.29 ID:b0/xX/o0
生(一)『あと、イヤホン通話に切り替えろ。さすがに片手が塞がったままは不味い』
生(椿)「そうだな……それにしても便利になったよなぁ、ここ数年で」
言われて椿は携帯を操作し耳に小型のイヤホンをはめる。
11:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![sage]
2011/01/04(火) 18:53:33.27 ID:YcaH1ISO
俺得すぎるだろ…支援だ
12:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 19:12:40.69 ID:b0/xX/o0
生(椿)「しかし、すごいなこりゃ」
生(一)『何がだ?』
生(椿)「侵入者だよ。防衛系の設備が見事に潰されてる。焼け焦げて……ショートしてるのか?」
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