過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/15(水) 22:23:44.59 ID:plvK0H60
会話の相手は彼女にしか見えない妖精さんだったりキューピット様であったり、スタンドでもない。
ミサカネットワーク、シスターズ同士の脳波によるネットワークによって、遠く離れた姉達と彼女は会話をしているのだ。
このままでは埒が明かないので、彼女達の会話を覗いてみることにしよう。
以下略
160
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/15(水) 22:28:35.95 ID:plvK0H60
「メソメソしてないんだっての!!全然平気だし。あんな糞モヤシのことでミサカがウジウジ悩むこと自体ありえねぇから。
明日にでもあのバカん家襲撃かけて嫌がらせしてやるつもりだし。
あの中坊がいたらセロリ確定だねって弄り倒してやんよ。ぐげげげげけけけけ」
以下略
161
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/15(水) 22:34:33.58 ID:plvK0H60
「……食事したらお風呂だね。そう、あの糞っタレの中二もやしをいたぶりに行くんだから。
その為にはしっかり栄養取ってリフレッシュしておかないとね。うん、それだけそれだけ。
それ以外ありえねーし」
以下略
162
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/15(水) 22:36:18.85 ID:plvK0H60
佐天涙子はパスタの陳列棚の前でパスタを手にしたままぼんやりとしていた。
一方通行と会わなくなって一週間が経つ。
一方通行に弱音を吐いた夜。彼が呟いた言葉が耳から離れない。
以下略
163
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/15(水) 22:41:03.70 ID:plvK0H60
期間を開ければ開ける程行き辛くなるのはわかっている。
それでもどうしても一方通行の顔が見られない。
自分に向けた優しい笑み。
以下略
164
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/15(水) 22:42:38.76 ID:plvK0H60
「お料理好きなんですね?」
「え?」
「あ、ごめんなさい。いっぱい料理の本買ってるなって思って、つい」
少女は手渡された本を受け取ると、困ったように眉間に皺を寄せる。
以下略
165
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/15(水) 22:43:19.11 ID:plvK0H60
気にするなという方が無理な話だと言いたくなるほどにわかりやすくしゅんと項垂れる少女。
なにやらナーバスになるような切実な問題であったのだろう。佐天は急激に罪悪感に駆られる。
自分よりも大人びた少女が子猫のように項垂れる様は、一層痛ましい。こうなってしまっては、放っておけない。
佐天の世話焼き属性がムクムクと頭を擡げる。
以下略
166
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/15(水) 22:45:37.28 ID:plvK0H60
「恥じらいを持つなンざァ…アイツもなンだかンだ言って成長してやがンだなァ……」
顔を真っ赤にした番外個体は荒々しくリビングを後にする。
以下略
167
:
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]
2010/12/15(水) 22:47:01.29 ID:yWhf7A6P
ニヤニヤすんなぁwwww
168
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[sage]
2010/12/15(水) 22:47:28.60 ID:plvK0H60
「まさか貴方が無能力者の娘と仲良くなるなんて」
じろりと睨まれても、涼しい顔で芳川は自分のカップを傾ける。
舌打ちをすると、一方通行は顔を伏せる。
以下略
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