過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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494:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/28(火) 00:20:39.31 ID:YzNGWyE0


「は ―――― 」

何を言ってるのだこいつは?何を言っている?
以下略



495:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/28(火) 00:25:28.16 ID:YzNGWyE0

「………」

「私、あの御坂さんのお姉さんに言われてからずっと考えてたんです。考えて考えて、そんでお風呂でのぼせちゃうくらい考えて。
それでもやっぱりわかんなかった。一方通行さんがどんな気持ちだったのかっていうことが」
以下略



496:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/28(火) 00:26:26.32 ID:YzNGWyE0


真っ直ぐに一方通行の目を見つめながら、佐天はけたたましく打っている自分の鼓動を感じる。
自分の言ってる言葉、言ってる相手、言ってる自分という存在。
全てに大して、何を偉そうに、という冷めた言葉が絶えず生じる。
以下略



497:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/28(火) 00:27:30.90 ID:YzNGWyE0


「………ウゼェンだよ」

唇を噛んだ一方通行が俯く。
以下略



498:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/28(火) 00:28:15.49 ID:YzNGWyE0


「くかかかかか……ようやくらしい反応が出てきたじゃねェか?震えてるぜ?」

以下略



499:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/28(火) 00:29:24.75 ID:YzNGWyE0



「んゥッ……ふうぅ……あン……ン……」
以下略



500:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/28(火) 00:36:58.15 ID:YzNGWyE0

「なンでだァ…どうして跳ね除けねェ?いい加減目ェ覚めたろ?それとも本当に犯られなきゃあわかンねェのか?
そうまでして痛い目に遭わないきゃ、クソッタレの外道だってわかンねェのか?」
「………わかりません。だってそれウソですもん」
「うそ…?」
以下略



501:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/28(火) 00:38:51.63 ID:YzNGWyE0

佐天の優しく、濡れた瞳を捉える。柔らかく開いた唇が目に着く。
両の頬に触れている手が微かに震えていることに気付く。何を今更。ついさっき、そう言って彼女を言葉で弄んだではないか。
ついさっき?果たしてそうだったのだろうか。本当はもっと前からかもしれない。だとすればいつから?
彼女の様子を思い返す。
以下略



502:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/28(火) 00:40:34.29 ID:YzNGWyE0

押し付けられるように渡されたコートは明らかに男もののレザーコートだった。
しかし、それに対して何かを言う雰囲気ではなかった。

以下略



503:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/28(火) 00:41:21.12 ID:YzNGWyE0

「おぉ、可愛いじゃん。どうしたんだい?そんなにしょげちゃってよ。彼氏にでもフラれたのかい?」


頬が強張る。夜遅いというほどの時間でもないのに、既にこの手のナンパが来た。
以下略



504:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/28(火) 00:46:41.00 ID:YzNGWyE0



佐天がいなくなった後の部屋。
以下略



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