過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
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2011/02/10(木) 21:11:40.14 ID:DJLHstIAo
「………………?」
閑散とした部屋の中、上条は一人静かに目を覚ました。
身体の節々が痛い。
昨晩の戦いでそこそこ深い傷をいくつか負ってしまったからかと思ったが、どうやらそれだけではないようだ。
以下略
459
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/02/10(木) 21:15:05.67 ID:DJLHstIAo
風通しが良いからか、廃ビルの中は意外と涼しかった。
硝子(ガラス)も扉も何も填められていない荒涼とした廃ビルの中を歩き回りながら、一方通行はそんな感想を抱いた。
以下略
460
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/02/10(木) 21:18:05.33 ID:DJLHstIAo
下らないことに執着する自分の性格に辟易してしまうが、それでも一方通行はどうしても冥土帰しを頼ろうという気にはなれなかった。
……よって、自分のことはすべて自分でやらなければならない。
上条と美琴からも逃げ出して来てしまった以上、これからは誰も頼ることができないのだから。
以下略
461
:
◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/02/10(木) 21:20:33.92 ID:DJLHstIAo
(……アイツが唯一覚えていた言葉、『一方通行』。手掛かりには違いない筈なのに、まったく引っ掛かってくれない。どうして?)
本当ならば風紀委員の権限を使ってある程度合法的にハッキングが行え、
しかも美琴よりも遥かに情報処理能力に長けた知り合いがいるにはいるのだが、美琴は今回ばかりは彼女を巻き込んではいけないと思っていた。
以下略
462
:
◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/02/10(木) 21:22:49.15 ID:DJLHstIAo
「く、くくくくくく黒子!? どうしてこんなところに!?」
「どうしてって、風紀委員のパトロール中ですの。お姉様こそ何をしていらっしゃいますの?」
以下略
463
:
◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/02/10(木) 21:25:06.60 ID:DJLHstIAo
「そ、そうですか……」
そこで、ふと美琴でも白井でもない人間の声が何処かから聞こえてきた。
異常に聞き覚えがある声だ。
以下略
464
:
◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/02/10(木) 21:27:16.66 ID:DJLHstIAo
やがて美琴はやっとの思いで白井を大人しくさせることに成功させるが、未だに白井の興奮は収まらない。
それどころか、上条をぎろりと睨みつけてびしいっと指まで差してきた。
「こんな、こんな類人猿なんかにわたくしのお姉様を渡してたまるものですか! 宣戦布告ですわ!」
以下略
465
:
◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/02/10(木) 21:29:01.42 ID:DJLHstIAo
曖昧に笑う上条を見て、美琴が怪訝そうな表情になる。
これは、何かを隠している時の反応だ。
「何よ、アンタ何か隠してるでしょ。素直に白状しないと痛い目を見ることになるわよ」
以下略
466
:
◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/02/10(木) 21:30:52.64 ID:DJLHstIAo
……しかし、一方通行にも言われたが、やはり楽観的すぎるだろうか。
それで人の気分を害してしまうようならば改善しなければとは思うのだが、これはもはや生来の性格なのでなかなか直せそうにない。
そんなことを考えていた上条は、ふと美琴に聞きたかったことがあるのを思い出した。
以下略
467
:
◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/02/10(木) 21:33:10.40 ID:DJLHstIAo
「ああ、なるほど。実験の被験者だったからそういうことになっちゃったんですね。先生は」
「上条ちゃんまで!?」
以下略
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