過去ログ - 九曜「───だが────断る───」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:17:54.30 ID:MS1/R1yAO



 ――とある休日の午後。
 俺は珍しく団活が無く、それでいて意義も無い休みを、久しぶりに我が家で堪能できていた。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:19:32.57 ID:MS1/R1yAO

 隣で耳をそばだてていた妹が、自分が話題に上がったと、目を輝やかせた。
 ……が、俺も佐々木も、そんなつもりは毛頭無いため、頭を撫でて適当にごまかしてやる。

『それも興味を惹かれるけど、今は遠慮しておくよ』
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:21:31.46 ID:MS1/R1yAO

 ふっ、愚かなり佐々木。俺がこの程度でうろたえるとでも思ったのか?
 なんてな。

「あれだ、冗談の応酬をしたいなら、先に断っておくぞ? 長引かせても仕方ないだろ。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:22:53.49 ID:MS1/R1yAO

 そう前置きをすると、佐々木は元々の要件を告げに入る。

『――頼みというのは、とある人を君に預かってもらいたいんだ』
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:25:43.93 ID:MS1/R1yAO

 どういう意味かと問いただす前に、ピンポーンと、軽快な音が耳に届いた。

『ああ、来たようだね。それじゃ、後はよろしく頼むよ』
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:27:56.16 ID:MS1/R1yAO



 そこに居たのは、烏の濡れ羽色の艶やかな髪と、それに反した透ける様に白い肌を携えた少女。
天蓋領域のインターフェース、周防 九曜だった。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:30:38.95 ID:MS1/R1yAO


 ――自室。周防を勉強机前の椅子に座らせ、俺はベッドに腰掛ける。
 会った回数は片手で数えられる程度。会話らしい会話をした事もない。
 そんな相手と二人きりだと、嫌な居心地の悪さに襲われる。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:32:26.23 ID:MS1/R1yAO

 俺の突っ込みに、これでは足りないと踏んだのか、姿勢も顔色も変えず、周防は言葉を紡ぐ。

「───コミュニケー──ション───」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:34:03.86 ID:MS1/R1yAO

 電話しろ、の一言だけ留守電に残すと、もう一度周防に向き直す。

「やれやれ……。橘や佐々木自身じゃダメなのか?」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:37:58.65 ID:MS1/R1yAO

 無表情であるにも関わらず、明らかに不思議そうな顔をしてる周防を、冷静に諭してやる。

「最近じゃ長門の分析力は一番だと自負してはいるが、それでも流暢に対話できてる
 わけじゃないんだぞ?」
以下略



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