10:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/31(月) 02:42:08.99 ID:FEAaW2qY0
「あっ」
「どうした澪?」
「私、当たった。ほら」
澪先輩の手に、テラテラと光るアイスの棒。その表面には茶色で『当たり』の文字が確かに書かれていた。
「み、見せて! ……すごい、本当に当たりって書いてあるわ」
「やったね澪ちゃん! これでもう一本もらえるよ」
「いや、別に私はいいよ……それに」
澪先輩がそう言って冷凍庫のほうに視線を投げた。
そう。まだあの白い箱の中にはガリガリ君がびっしりと詰まっているのだ。当たりも何も関係ない。
ああ、もう。
唯先輩が余計な事を教えなければ、毎日ハーゲンダッツを食べられたのに。
正直、ガリガリ君はそれほど好きではない。ソーダよりもバニラ、バニラよりもあずき。
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