過去ログ - もしも『とある魔術の禁書目録のヒロインがインデックスじゃなかったら』
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89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage]
2011/03/30(水) 01:34:40.88 ID:1Mf5PgwZo
まるで、説教のような事を言った。それは、自分に対する言い訳であった。
人を愛する想い。それが争いを招く。それに身を投じて良いのだろうか。そういうことだった。

そして、そういう心理的ブレーキがあったため、自分への思いを聞きたいが、
聞けた質問は自分を助けた理由。それ以上のことは聞くことはできなかった。

けれど、帰ってきた答えは、

『仲間』

上条当麻については知っているから、その答えに期待はしていなかった。
でも、心の奥底でどこか、期待をしていたようであった。
そこに落胆し、争いを望んだ自分に対する自己嫌悪。

と、少し足下がふらついてしまった。

「大丈夫か?」
「いえ、大丈夫でございます」
「大丈夫じゃないだろ。今転びそうになったんだし」

と、上条はオルソラの前でしゃがんだ。

「何をなさっているのでしょうか?」
「おんぶ」

どうして落ち込んでいるときに、優しくするのだろうか、とオルソラは思った。

「ほら、上条さんは頑丈だから大丈夫ですよ」

だが、断る理由もないので、身を任せることにした。


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