過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
1- 20
378:1[sage]
2011/12/07(水) 04:59:10.31 ID:PjMV23DC0

一応、この世界?では肉体的な制約というものがなく、
例えば首から上が無くなろうが、腕が千切れようが、それで死ぬと言う事はないらしい。
もちろん欠けた部分は、その気になればちゃんと元に戻る。
普通なら言うまでもない事だけど、人間の体はそんなピッコロさんみたいに便利には作られていない。
以下略



379:1[sage]
2011/12/07(水) 05:01:43.52 ID:PjMV23DC0

正面からはガブリエルの背中から、いえ正確にはガブリエルの翼が青白い光の剣となって、
まるで剣山のごとく私の体を余すことなく串刺しにしていた。
上空からは、数億もの炎の矢が降り注いだ。

以下略



380:1[sage]
2011/12/07(水) 05:03:34.90 ID:PjMV23DC0

ガブリエル「休んでいる暇はないぞ」

サーシャ「ッ…!!」

以下略



381:1[sage]
2011/12/07(水) 05:04:37.45 ID:PjMV23DC0

まさにガブリエルの言った通り、これはもはや戦いなどではない。一方的な蹂躙だ。

神の恩恵を得た天使による聖絶。神を裏切った私は世界すらも敵に回した。

以下略



382:1[sage]
2011/12/07(水) 05:06:41.93 ID:PjMV23DC0

【上条サイド】


サーシャ(偽)「……」
以下略



383:1[sage]
2011/12/07(水) 05:08:56.32 ID:PjMV23DC0

もともと相手は天使級の怪物だ。
いくら右手に特殊な力があるとは言え、あくまでも体はたぶん普通の人間と同じである上条には正面から戦えるほどの力量はない。
それどころか、近づく事すら容易な事ではないのである。

以下略



384:1[sage]
2011/12/07(水) 05:10:29.21 ID:PjMV23DC0

それでも天使相手に勝てるかどうかと言えば、おそらくは不可能だろう。
しかし不可能で構わない。
そもそも倒す事が目的ではない。

以下略



385:1[sage]
2011/12/07(水) 05:12:35.54 ID:PjMV23DC0

【サーシャサイド】


ガブリエル「まだ消えないか、しぶとい奴だ」
以下略



386:1[sage]
2011/12/07(水) 05:14:40.86 ID:PjMV23DC0

十字教の基本スタンスは「魂は不滅」だ。

悪名高きルシファーですら、消滅ではなく地獄の底に封じるというだけに留まった。

以下略



387:1[sage]
2011/12/07(水) 05:17:39.48 ID:PjMV23DC0

ガブリエル「そうでもない。例えば1429年にオルレアンの解放に貢献した聖女ジャンヌの例がある。
      ジャンヌ・ダルクは特別に戦略や武術に長けた才能があったわけでもない。
      しかし、彼女はフランス軍を鼓舞し、重要な戦いでの奇跡的な勝利を成し遂げたとされている」

以下略



388:1[sage]
2011/12/07(水) 05:20:03.21 ID:PjMV23DC0

なぜなら今回のこの話は、私は最初からヒーローなどではなかったのだから。
いや、そもそも今までの話自体、私は主人公ではあったにせよ、ヒーローではなかった。

いつだって決め手は他の人間だ。
以下略



434Res/375.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice