38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/10(木) 11:18:56.95 ID:d+YsbcAAO
リビングには暖かな笑い声が満ちていた。
幸せを絵に描いたような光景が目の前にある。
そのなかに混じった雑音は本当に微かで唐突なものだった。
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/10(木) 11:19:33.79 ID:JM09If/AO
>>35
最初から貼ってる
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/10(木) 11:22:16.93 ID:d+YsbcAAO
思わず振り返って、私は驚愕した。
『何か』が私を見つめていた。
さっきまで三人がいた椅子の上。料理も食器もそのままの状態でテーブルに並んでいる。
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/10(木) 11:23:28.32 ID:d+YsbcAAO
反射的に悲鳴を上げた。
異様な笑い声が行き場を失ってわだかまっていく。
穏やかなはずの夢は、今や理解不能な空間になっていた。
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/10(木) 11:24:31.49 ID:d+YsbcAAO
黒子「麻琴、麻琴っ…」
目を醒ますと、黒子おばさんと飾利さんが心配そうにこちらを覗き込んでいた。
麻琴「はぁ…はぁ…」
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/10(木) 11:25:13.42 ID:d+YsbcAAO
涙子さんが持ってきてくれた温かいお茶を飲むと、少し気分が落ち着いた。
初春「怖い夢でも見ちゃったんですか?」
麻琴「う、うん…なんだか変な夢見ちゃって…皆どうしてここに?」
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/10(木) 11:26:11.32 ID:d+YsbcAAO
麻琴「すみません起こしちゃって…もう、大丈夫ですから」
私が笑うと涙子さんと飾利さんは安心したようだったが、結局黒子おばさんは布団を運んできて隣に眠ると言った。
再び照明が消えると、部屋は薄暗くなった。
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/10(木) 11:28:41.87 ID:d+YsbcAAO
…寝ちゃったんだ。
私もそこで話すのをやめて寝返りを打った。
そういえば、最後に誰かが私の名前を読んでいた。
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/10(木) 11:29:53.56 ID:d+YsbcAAO
初春「あ、ここ!ここですよ〜」
ふわふわと沢山の花が揺れる。飾利さんの髪飾りって不思議だなぁと言ったら、昔は頭全体花畑だったんだよと笑っていた。
麻琴「えーっと…どれにしようかなぁ」
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/10(木) 11:30:50.23 ID:d+YsbcAAO
昼下がりのカフェでおしゃべりしながらケーキを食べるなんて、なんだかすごくおしゃれだ。
初春「ん〜おいひい〜」
麻琴「飾利さんほんとに幸せそう」
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