過去ログ - 面接官「えーと、次の方…ちっ、なんだ無能力者か」 佐天「…」
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57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/20(日) 23:55:32.49 ID:69IPcklf0
佐天さんにとっても私にとっても、今日の目的は事件の話をすることのはずだ。
それなのにこれまでにしたことといえば、佐天さんについて周辺を歩きまわり買い物をしただけだった。
今は佐天さんの提案で、早めの夕食をとるためにファミレスでご飯を食べている。

「それで結局そこも面接で落とされちゃいましたよ、あはは。」
以下略



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/20(日) 23:58:36.95 ID:69IPcklf0
「今まで何も言わずにあちこち連れ回してしまってごめんなさい。
 ただ初春のことを話したら、感情が押えられくなるんじゃないかって心配だったんです。」

沈黙を破るその言葉と共に、佐天さんは小さく頭を下げた。

以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/21(月) 00:01:03.61 ID:RhcjpUT30
「映画館を出て駅に向かって歩き出そうとしたら、初春がこれから人に会うって言い出したんです。」

ゆっくりと話は進み、いよいよ核心に辿りついた。

「時間も遅かったし今から人に会うなんて、と不思議に思いました
以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/21(月) 00:05:10.05 ID:RhcjpUT30
「駄目ですの。あそこはまだ立ち入り禁止ですわ。」

「お願いします。どうしても見たいんです。」

どれほど断っても佐天さんはしつこく食い下がってきた。
以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/21(月) 00:07:41.96 ID:RhcjpUT30
以上です
なんか書くのにはかなり時間がかかってるのにいざ投下するとなるとあっという間に終わるのが悲しいです

続きはまた明日・・・書けるように頑張ります


62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/21(月) 02:02:27.84 ID:LWjNENDao
佐ァァァァァァァ天さァァァァァァァン!!
次はやはり黒子なのか…それともまだ泳がせるのか…
やべえ気になる
乙!


63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/22(火) 01:28:11.14 ID:0vENAaaAO
邪天さんこええ……
でももっと見たい


64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/23(水) 18:21:44.45 ID:zEs/Z/xN0
おつおつ

しっかりした文章だし書くのに時間掛かったり量が少なくなったりは仕方ないと思う
>>1のペースでがんばれ


65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/25(金) 23:39:08.46 ID:UjkL0R930
街灯の光を頼りに歩みを進める私と佐天さんの間にはひとつの言葉も存在しなかった。
その代わりに張り詰めるような緊張感だけが、二人の間を繋いでいた。
そして、目的の場所へと近づくにつれその緊張感は存在をましていく。
それは目の前に簡素な柵があらわれ、立ち入り禁止という言葉が眼に入ることで最大に達した。

以下略



66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/25(金) 23:41:23.21 ID:UjkL0R930
携帯のライトで照らすことで明るさは確保できたが、重く冷たい空気までは取り払うことができなかった。
その空気を吸い込んだせいで、前来たときと全く同じ不快感が胸の中に湧き上がる。
私が何かを言う前に佐天さんはある地点を目指して歩き出していた。
彼女が目指す先の地面には、言われなければ気づかないようなシミがある。
そのシミは私が見たときよりもだいぶ薄くなっていたが、一際重たい空気が溢れでているのは相変わらずだった。
以下略



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