過去ログ - 上条「精神感応性物質変換能力?」
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79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/03/24(木) 05:27:32.44 ID:Ml1iA1Uxo
「さっそく連れてきたぜ」
 右肩に『学習装置』、左腰に布束砥信を抱えて、カズマは作戦本部である病院に帰還した。
 屋上からの地響きにいち早く反応して駆けつけた、カエル顔の医者が出迎える。
「やあ、おかえり。その子が次の患者かい?」
「ん? いやコイツは目つきが悪いだけで健康だよ。患者はこっちだ」
以下略



80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/03/24(木) 05:28:02.18 ID:Ml1iA1Uxo
「そういや、あのガキはどうなった?」
「どうって、君たちが出かけてから三時間しか経ってないんだよ? 変わりはないさ」
「そうか」
「誰のことです?」
「この子の姉、になるのかな。カズマ君が届けた二人目の患者だね?」
以下略



81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/03/24(木) 05:29:11.49 ID:Ml1iA1Uxo
 例によって屋上の柵を分解しているカズマを諦め顔で眺めるカエル医者に、布束が訊いた。
「まさか、あの、本当に……?」
「うん。君はまだ『信じなくていい』よ。それが正しいんだからね?」
 知ってしまった者には決定事項だが、知る前の者には絶対に信じられない、そんな宇宙ショー
が開幕しようとしている。
以下略



82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/03/24(木) 05:29:51.48 ID:Ml1iA1Uxo
 三沢塾に止めを刺したカズマが、土産を担いで病院へ凱旋した。

「よっ! 今度のはデカいぜ!」
 ゴロリ、とカズマが屋上に転がしたのは『ひこぼしII号』の最大の特徴である、地上攻撃用
大口径レーザーの射出口だ。否定のしようがない物証が、燻りつつ太さと硬さを主張する。
以下略



83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)[sage]
2011/03/24(木) 11:09:43.48 ID:b6X9q3Gyo
三沢塾「解せぬ」


84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2011/03/25(金) 04:23:40.99 ID:mbbp48jAO
>>1


85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/26(土) 08:42:33.53 ID:V7zA+8GJ0
更新されてた!
>>1乙!!


86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/27(日) 00:27:25.04 ID:UMO+wgVC0
>>1



87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/03/27(日) 21:27:25.18 ID:G14G1ccfo
 八月十六日 午前九時三〇分 カエル顔の病院

「やってなかったぞ」
 寝起き一発目の挨拶がコレだと、さすがに美琴も反応が鈍る。
「……ふぇ?」
以下略



88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/03/27(日) 21:28:16.33 ID:G14G1ccfo
「やあ、おはよう。よく眠れたかい?」
「おはよう、おかげさまで。――目覚めは最悪だったけどね」
 膨れっ面の美琴に次いでカズマがカエル顔の医者の診察室へ入り、焦げ臭さを漂わせる。
「ん? おっさん、あのねえちゃんはどうした?」
「布束君かい? 彼女なら『学習装置』のシステムを構築してるよ?」
以下略



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