48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/03/06(日) 23:33:35.92 ID:cWK+k8160
しかしちょっと待って欲しい。
愛織はワンピースを纏ってはいなかったか。
丈が短く、健康的な太ももが露出したウールのワンピース。
愛織の着ていたものなら冗談抜きで「ひとつなぎの大秘宝」間違いなしだ。
上半身を裸にするということは、その衣服の機能上、構造上、必然的に下半身も…
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2011/03/06(日) 23:36:46.16 ID:cWK+k8160
等間隔に並んで銃器を構え投降を促す『猟犬部隊』だが、
積雪は釘バットを構える愛織を制止し
持っていたケースを開けるという動作を以って応えた。
即座に銃弾が積雪とケースに集中するが
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2011/03/06(日) 23:38:30.07 ID:cWK+k8160
それが成長した。
実際には、折りたたまれていた関節が開いて骨格の細い人型のロボットとなった。
だが「成長」という表現の方が近い。
うねうねと気持ちの悪い動きで
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2011/03/06(日) 23:39:35.16 ID:cWK+k8160
積雪が手を叩く。
武器に愛された
呪われた者のオーダー。
『敵性を殲滅せよ』
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/03/06(日) 23:41:35.87 ID:cWK+k8160
「…いいでしょう。これで研究所の皆様方に喜んでいただけますね。」
胸から取り出したノートにメモを取りながら
満足げに頷く積雪だった。
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2011/03/06(日) 23:42:25.28 ID:cWK+k8160
まず聞こえたのは
カツコツ、という足音だった。
そして
ドレスの少女が現れた。
少女は笑みを浮かべて積雪に話しかける。
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/03/06(日) 23:44:06.55 ID:cWK+k8160
『心理定規』
対象と自身の心理的な距離感を概数値化し
調節することでその通りの間柄になることができる。
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/03/06(日) 23:45:37.49 ID:cWK+k8160
「1週間くらいで物を握れるくらいには慣れるでしょう。慣れですよ、慣れ。」
「ふーん。義手って、もっと野暮ったいと思ったけど、案外かっこいいのね。」
愛織の左手を握り締めたまま、右手をつんつんする『心理定規』。
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/03/06(日) 23:47:02.05 ID:cWK+k8160
積雪は面食らったように唸る。
「…便利な能力ですね、『窒素装甲』。」
「望んで手に入れたものでは、超ないですけどね。」
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2011/03/06(日) 23:49:01.14 ID:cWK+k8160
「その通りです。まあ――曲識くんとの友人関係の延長といったところですか。
彼とは音楽、つまり仕事以外のところで繋がっていたかったですから。」
『罪口』とか『零崎』とかは関係なく。
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