過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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726:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:10:35.03 ID:2nJkUX9vo

普段ならば人ごみなどない広い道を、肩を押し合いへしあいしながら進む。

「……だけど、うちの学校なんてなんの面白みもないと思うけどなぁ。
 うちのクラスなんて、それぞれが書いた論文を掲示してあるだけよ?
以下略



727:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:11:53.27 ID:2nJkUX9vo

「ほら、ここが常盤台中学よん」

「「うわぁ……」」

以下略



728:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:12:20.56 ID:2nJkUX9vo

外観から見て分かるように、内装も瀟洒な純西洋風になっている。
教育施設らしからぬ装飾過多な面はあるが、それが『学舎の園』の空気と言うものなのだろう。
天井の彫刻に見とれ、壁に掛けられた絵画にうっとりし、もの珍しそうにあたりを見回す二人に、美琴が問いかける。

以下略



729:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:12:50.32 ID:2nJkUX9vo

「佐天さん! これ見てくださいよ! これも、ぜーんぶお砂糖ですよ! あ、今回は食べちゃだめですからね!」

「分かってるって、初春はしつこいなー」

以下略



730:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:13:51.58 ID:2nJkUX9vo

差し出されたチラシを受け取り、友人たちと眺める。
飴細工の簡単な製作工程と共に、「リクエストにお応えして目の前で色々な飴細工をお作りします」の文字が。

「御坂さん! 私! ぜひ! 参加してみたいです!」
以下略



731:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:14:19.65 ID:2nJkUX9vo

「……『外』から従姉妹の方々がいらっしゃるのでしたらそうとおっしゃってくださればいいのに」

「あんたが聞こうとしなかったからでしょ!」

以下略



732:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:15:19.02 ID:2nJkUX9vo

屋外のプールには既に見物客がたくさんいた。
50mプールのあった場所にそびえたつのは、見上げるような大きさの氷の城だ。

「……どれだけの量の水を使ったんですの」
以下略



733:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:16:28.17 ID:2nJkUX9vo

「これがあなたの"派閥"の出し物なの?」

「ええ。ただこれを見てはしゃいだ男の子が中で足を滑らせて転んでしまって……。
 そんな事情があって、中には誰も入れないようにしていますの。
以下略



734:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:17:24.38 ID:2nJkUX9vo

「水流操作系の能力と、熱量操作系の能力を組み合わせたらこのお城を作れるんですか?」

初春が興味しんしんと言った様子で食蜂に問う。

以下略



735:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:19:53.42 ID:2nJkUX9vo

氷の城に興味しんしんの佐天や、城を冷やして維持している能力者に話を聞きに行った初春をよそに、美琴と白井は食蜂と話を続ける。

「そう言えば御坂さん。あなたのクラスは生徒一人一人が論文を書いていましたわね。
 あなたの論文を読んで、わたくし色々と感銘を受けましたの」
以下略



736:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:22:09.24 ID:2nJkUX9vo

氷の城を堪能し、食蜂と別れた四人は再び校舎の中へと戻っていた。

「ねえ、お腹すかない?」

以下略



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