過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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859:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/12(日) 01:15:18.40 ID:Sj9M+n8No

「な、何の用よ? ていうか携帯電話の修理終わってたの?」

『修理自体は一週間くらい前に終わったんだ。ただ使うのにいちいち病室出て屋上かロビーに行くのが面倒でなぁ……』

以下略



860:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/12(日) 01:16:10.92 ID:Sj9M+n8No

「へぇっ!?」

思わず上ずった変な声が出る。
聞かれた。絶対に聞かれた。
以下略



861:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/12(日) 01:17:39.32 ID:Sj9M+n8No

「……ねぇ」

『なんだ?』

以下略



862:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/12(日) 01:18:42.51 ID:Sj9M+n8No

舞台の袖から、スポットライトの集中するステージの中央へと美琴は堂々と歩く。
その肩に先ほどまでの震えはなく、瞳には強い意志が蘇っている。
楽器と弓を手に聴衆へ一礼をすれば、数万対の瞳が美琴へと向けられるのを感じた。
思わず気圧されそうになるが、胸の中で蘇るのは上条の声。
以下略



863:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/12(日) 01:19:59.90 ID:Sj9M+n8No

かつん、かつんと松葉杖の音を響かせ、上条は病棟の廊下を行く。
一応杖がなくても歩けるようにはなったのだが、体力も落ちてるだろうし一応持っておけとの医者のご達しである。
正直に言えば邪魔なことこの上ない。

以下略



864:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/12(日) 01:21:37.19 ID:Sj9M+n8No

「……はぁ、ついてませんわ……」

白井黒子は、自らの右手首に巻かれていく白い包帯を見つめながらため息をついた。
美琴の学校代表としての演奏を生で見ることができないばかりか、怪我までしてしまうなんて。
以下略



865:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/12(日) 01:22:38.85 ID:Sj9M+n8No

ロビーの受付で診察料を払い、包帯を撫でもう一度ため息。
ドクターストップがかかった以上、風紀委員の詰所へ行って休みを取るための書類を書かなければなるまい。
だが、その前に美琴に連絡を取り、演奏の首尾を聞こうか。

以下略



866:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/12(日) 01:23:44.76 ID:Sj9M+n8No

自販機は彼らの向こう側にある。
飲み物を買って、戻ってくれば少しだけ彼らの顔が見える。
それで興味を持つのはおしまいにしようと考えた。

以下略



867:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/12(日) 01:24:37.93 ID:Sj9M+n8No

否、似ているのではない。
生き映し、鏡映しと言ってもいいレベルの同一性。

御坂。
以下略



868:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/12(日) 01:25:05.99 ID:Sj9M+n8No

白井の能力は空間移動だ。
たかが不意を突かれて走り出された程度で、彼女を振り切ることはできない。

「ッ!? 離してください、とミサカは……」
以下略



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