過去ログ - テッラ「『光の処刑』が完成しました。」
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622:1[sagesaga]
2011/06/01(水) 00:59:32.64 ID:fEW6VRQAO

先行きを見つめながら、テッラは億劫そうにため息をつくと、しかし、黙々と歩き続けた。

…一体、どれだけの距離を歩いたのだろう……。

以下略



623:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)[sage]
2011/06/01(水) 00:59:46.14 ID:eLlRUiYDo
久々!
期待してるよ!


624:1[sagesaga]
2011/06/01(水) 01:06:24.65 ID:fEW6VRQAO

そう思いながらも、しかしテッラは僅かばかりの後悔と疑念を抱いてしまう自分がいるのを無視する事が出来なかった。

……もし、もしも……あの異教徒の息の根を止めてしまっていたら……?

以下略



625:1[sagesaga]
2011/06/01(水) 01:08:20.34 ID:fEW6VRQAO

テッラ「………?」

???「………あんた、か…」

以下略



626:1[sagesaga]
2011/06/01(水) 01:16:07.04 ID:fEW6VRQAO

テッラ「学園都市には奇妙な機械が多いですねー。科学の最先端とはいえ、流石に不気味な感じですが」

少年「…この機械について小難しい事を説明したってどうせ分からないだろ。……だから特に説明する気は、無い」

以下略



627:1[sagesaga]
2011/06/01(水) 01:17:25.86 ID:fEW6VRQAO

ここで少し、話を変えよう。
『遠近法』という言葉を知っているだろうか?
絵画などを描くに当たって『陰影』と同様に非常に大切な事柄であり、技法である。
近いものは大きく、遠いものは小さく。
以下略



628:1[sagesaga]
2011/06/01(水) 01:24:23.88 ID:fEW6VRQAO

もはやそれは、小石などとは断じて呼べないモノへと変貌していた。
メロンほどの大きさ……と言えばあまり緊張感が無いが、それ程の大きさとなれば最早「岩」と形容しても良い大きさだろう。
少年の手から投げられた小石は果たして、テッラの眼前で「岩」へと変貌したのだ。

以下略



629:1[sagesaga]
2011/06/01(水) 01:26:57.98 ID:fEW6VRQAO

少年は軽く舌打ちをすると、足元に転がっている、テッラの『光の処刑』によって砕かれた「岩」の破片を、無造作に、しかし隙のないように右手で拾い上げる。

少年「………」スッ

以下略



630:1[sagesaga]
2011/06/01(水) 01:29:45.61 ID:fEW6VRQAO

テッラ「さぁ、どうでしょうねー。ご自分の『能力』で確かめてみては如何です?」

ザザザザザザザザザザーーーーーー
テッラの周りに散りばめられた小麦粉は、粒の流動としてのその形を変え、もはやテッラの右手に収まる白銀のギロチンへと化していた。
以下略



631:1[sagesaga]
2011/06/01(水) 01:38:09.50 ID:fEW6VRQAO

少年「………」

テッラ「……さて、と……」

以下略



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