過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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908: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/02(火) 21:20:16.29 ID:mUKwWCaA0


だが、とどめが何故だか寸断された。
麦野の様子が奇妙に見えたからだ。とてもこれから死ぬ人間の顔とは思えなかった。
希望に輝く彼女の瞳はシルバークロースに一瞬だけ疑念を持たせた。そして、その一瞬こそが勝負の合図となった。
以下略



909: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/02(火) 21:22:51.83 ID:mUKwWCaA0


即ち、“狙う位置”は撃つ前から必ず定められている事になる。

“何処が弱点なのか”が断定出来ていれば、勝率は嘘みたいに跳ね上がるのだ。
以下略



910: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/02(火) 21:25:44.31 ID:mUKwWCaA0


天使のような愛嬌と悪魔のような残酷さが込められた回答の直後に放たれた追撃の光線を浴び、シルバークロースの操縦する
駆動鎧は無抵抗に宙を舞った。

以下略



911: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/02(火) 21:30:49.37 ID:mUKwWCaA0


少し声が荒々しくなる。大抵の男ならその迫力に慄き、思わず口を割ってもおかしくはないのだが、シルバークロースは首を逸らした
だけだった。

以下略



912: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/02(火) 21:34:52.59 ID:mUKwWCaA0


本当に賭けだった。
麦野の知識はあくまでも今の旧型に属する駆動鎧も含む兵器関連のものでしかない。最新式を操る彼相手にこの知識が通用するかは
正直言って怪しかったのだ。
以下略



913: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/02(火) 21:37:43.65 ID:mUKwWCaA0


複数の異様な気配を感じて振り返ると、どこか腰の引けたように見える男が六〜七人ほど麦野に銃を向けて立っていた。
おそらく、たった今討ち負かしたばかりであるこの男の部下だろう。

以下略



914: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/02(火) 21:41:00.65 ID:mUKwWCaA0


トラックは容赦なく残兵達の居た地点を抉るように着地した。
この衝撃に残兵全員が事故による被害検証の実験などに使用される人形のように弾け飛び、巻き添えを逃れた麦野も土煙をもろに
浴びる。
以下略



915: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/02(火) 21:43:29.43 ID:mUKwWCaA0


「当然よ。私を誰だと思ってんの? こんな使い回しに苦戦するワケないでしょーが」

「……服、超汚れてますけど?」
以下略



916: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/02(火) 21:47:19.06 ID:mUKwWCaA0


―――


以下略



917: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/08/02(火) 21:51:30.66 ID:mUKwWCaA0


「ううん、ちがう……。多分」

「じゃあ何で……」
以下略



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