133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/26(火) 00:23:46.00 ID:qwixLUU/o
「虎を狩ったことはことはあるか?」
封書から取り出した書面に目を落としながらフォールスが訊ねてきた言葉は、
134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/26(火) 00:25:06.08 ID:qwixLUU/o
「まあ、そうだな」
相棒が口を開く。
135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/26(火) 00:26:52.78 ID:qwixLUU/o
フォールスはしばらく黙った後に文書を折りたたんで懐にしまった。
「まあ、合格か」
「合格? 何がだ?」
136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/26(火) 00:28:09.87 ID:qwixLUU/o
to be continued...
137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2011/04/26(火) 08:09:55.93 ID:9lgfJ+yZ0
ウィルどうみても官僚とか政治家向きじゃ(ry
武官系の貴族なうえに地位が低いから騎士しか道がなかったのかね?
あ、>>1乙です
138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/27(水) 01:13:44.88 ID:LZ1Zonjxo
夜気が身体をしんと冷やす。
王都の夜は、まだまだ寒い。
「結局、あれはどういうことだったんだろうな」
139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/27(水) 01:14:33.87 ID:LZ1Zonjxo
「どうする?」
「どうしようか……」
オルトロックの怪我は癒えた。
140:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/27(水) 01:16:08.89 ID:LZ1Zonjxo
「んだよ、それ」
「別に行きたくない理由があるわけでもないんだろ?」
「そりゃ、まあ」
「ならいいじゃねえか。何ならそういう任務ってことで命令してやってもいいぞ――あ、ちくしょう」
141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/27(水) 01:17:07.39 ID:LZ1Zonjxo
「図星か」
「違うっつってんだろうが」
さすがにこれ以上はボロは出さない。
142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/27(水) 01:17:46.41 ID:LZ1Zonjxo
「お前らは見習いだ、新人だ。そんな大仕事任せられるか」
「仕方ねえな、じゃあ金野原の仕事で我慢しとく」
「おう、そうしとけ」
143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/27(水) 01:20:25.07 ID:LZ1Zonjxo
「ウィル、お前の言いたいことも分かる。デグラのオッサンがかわいそうだ、と」
「極言すればそうだけど、若干ニュアンスが違うよ」
「でもな、命令は一回下されたら、そう簡単に変えちゃいけないのが鉄則だ」
「でも僕たちにはフォールスさんに会いに行くっていう――」
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