689:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/29(月) 00:59:38.14 ID:o+6PQEkx0
伍長「そんなことを言わないでください……」
伍長「竜は我々にとってどこまでも尊大な存在。例え事実がそうだとしても」
伍長「――それは、悲しすぎます」
690:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/29(月) 01:00:32.85 ID:o+6PQEkx0
黒竜「青竜は父の死百年程後に孵化した」
黒竜「俺よりも随分と年上の竜だ」
騎士「五十年? 遅くはないか?」
691:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/29(月) 01:01:07.30 ID:o+6PQEkx0
黒竜「元々、青竜はそういった劣等感を持っている事以外は、とても優しい竜だった」
黒竜「俺が幼少の頃、優しかった頃の青竜に何度も会っている」
黒竜「最も、俺が生まれた頃には既に数もかなり減っていたからな」
692:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/29(月) 01:01:34.49 ID:o+6PQEkx0
黒竜「そして実際、竜族の理解とは食い違う部分があったのかもしれないと今では思っている」
勇者「……」
黒竜「青竜が力の街へ出てから凡そ一年――」
693:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/29(月) 01:02:03.03 ID:o+6PQEkx0
伍長「自分から、ですか?」
黒竜「そうだ。聞いたら素直に答えた」
黒竜「何の悪びれもなく、当然の行為だと言わんばかりに」
694:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/29(月) 01:02:32.47 ID:o+6PQEkx0
黒竜「老竜もそれをすぐに悟り、青竜を軟禁した」
黒竜「青竜はそれに反抗したが、全竜族の決定であるためやむを得ず従った」
黒竜「軟禁中、二度とこのようなことがないよう、諭してきたつもりだ」
695:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/29(月) 01:03:06.46 ID:o+6PQEkx0
黒竜「俺達は決断が遅すぎた」
黒竜「自らの強さをどこかで過信し、意志の弱さを血の所為にし」
黒竜「実の所、竜族の中にはまだ青竜を始末することを快く思っていない者もいる」
696:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/29(月) 01:04:04.02 ID:o+6PQEkx0
黒竜「勇者……」
勇者「ここまで話を聞いたんだ。協力させてくれないかな」
騎士「勇者がそう言うなら、私も参加するしかないな」
697:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/29(月) 01:08:28.45 ID:o+6PQEkx0
やっとキリの良い所まで書けたので更新!
剣士編に続き、書きたいところがやっと書けた感。
正確には書き始められた感。
>>683
698:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/29(月) 01:54:54.27 ID:WhsGrP0v0
魔法師って触手の時のか
903Res/728.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。