923:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/24(土) 23:34:36.96 ID:Y4SPWTf2o
町長「お前を睨んでいたのはな、
お前の勇気と強さが……それを与えたヤツが、
憎くて憎くてたまらないからだ」
町長「白髪の、町を追い出されたあの男の影が、
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2011/09/24(土) 23:35:07.08 ID:Y4SPWTf2o
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昼 リベルタ港
青年「こちらはマータ騎士団ディオイツ艦隊だ。
使者の騎士、青年である。
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2011/09/24(土) 23:35:37.33 ID:Y4SPWTf2o
青年「了解した」
少女「食事はどうする?
食べたかったら用意するけど……」
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2011/09/24(土) 23:36:04.06 ID:Y4SPWTf2o
青年「即時の対応は難しいと考えています。
居住地の八割割譲は、
言い換えれば領民の八割を移住させる事と同意義。
であれば、相応の時間は用意しましょう」
927:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/24(土) 23:36:45.72 ID:Y4SPWTf2o
公爵「さて、しかしまいったな、これは。
まさかこれほどまで酷い手で来るとは」
少女「事実上の宣戦布告だよね」
928:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/24(土) 23:37:16.42 ID:Y4SPWTf2o
公爵「私は人命を尊重するが、
人間に、人間としての価値を認めず、
兵器や生産力として使い捨てる人間は多い」
少女「……」
929:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/24(土) 23:37:54.59 ID:Y4SPWTf2o
男「受け止めろと言っただろう」
少女「だからって投げなくても!」
男「うるさいヤツだ……」
930:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/24(土) 23:38:43.32 ID:Y4SPWTf2o
双子妹「今回渡したその封筒の中には、
古代ローマの失われた”蒸気機関”という技術を、
復元した物であります。
正確には、より利用しやすいように、
自分が手を加えた改良品であります。
931:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/24(土) 23:39:25.28 ID:Y4SPWTf2o
公爵「…………そうか。
わかった。信用しよう。
信用に信用を返すのは、人としての勤めだ」
男「感謝する」
932:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/24(土) 23:39:53.21 ID:Y4SPWTf2o
公爵「それをより少ない犠牲で叶えようと策し、
結果としてこの島の制圧が、
手段の一つとして選ばれたわけだな」
男「騎士団とこの島で相討たせ、
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