785: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/18(月) 21:52:44.29 ID:bvHREq1Lo
「なにこのインリンオブジョイトイ」
芳川桔梗は身を隠しながら、げんなりとした表情で言い放った。
視線の先には縦に半分、黒と白の色をした体と、その逆白と黒で二分割され染められた髪の毛を有する変態が居た。
786: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/18(月) 21:53:23.04 ID:bvHREq1Lo
・・・
芳川桔梗は誰に言う訳でもなく、自分にしか聞こえない程度の声で、呟いた。
「……カシキヤヒメ」
787: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/18(月) 21:54:06.90 ID:bvHREq1Lo
・・・
土煙が晴れる。
目線の先には変わらず2体のシャドウが泰然として佇んでいた。
788: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/18(月) 21:54:56.37 ID:bvHREq1Lo
・・・
「とりあえず」
芳川桔梗はチラリとプリーステスの後ろに有るエレベーターを一瞥しつつ呟いた。
789: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/18(月) 21:58:30.49 ID:bvHREq1Lo
「エレベーターを操って何の得があるのかしら」
1階での出来事を知らない芳川は、プリーステスの行動に首をかしげた。
「まあ、どうでもいいわよね」
790: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/18(月) 22:00:51.89 ID:bvHREq1Lo
「あー、間に合わせで作ったからこうなるわよね……」
先述したとおり、弾丸を発射するにあたって、その時に発生した熱によって銃口の中はドロドロに溶けてしまった。
時間をかければ電磁投射砲を作りだす事も出来たかもしれないが、そこまでする時間は無かった。
791: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/18(月) 22:01:34.38 ID:bvHREq1Lo
・・・
攻撃が通らない。
たまに攻撃が通ったと思った矢先、すぐに通らなくなる。
この現象を一方通行は「まるでパラダイムシフトだな」と評した。
792: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/18(月) 22:03:25.32 ID:bvHREq1Lo
・・・
「なンだなンだよなンですかァ!?」
793: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/18(月) 22:05:37.80 ID:bvHREq1Lo
「そりゃお前が一番近くて手頃だったからだろォが!!」
何て呑気な奴だ、と内心愚痴りながらも一方通行は芳川の元へと駆ける。
そして2体のシャドウに追いつくと、まずエンプレスを思い切り蹴り飛ばした。
続いて、その蹴った勢いに乗ってエンペラーへと向かいながら、叫ぶ。
794: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/18(月) 22:06:08.93 ID:bvHREq1Lo
・・・
<???>
男は走る。走る。走る。
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