過去ログ - 王様「ハハッ」 ほむら「・・・は?」
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37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/02(木) 15:10:30.14 ID:L1z8LdJc0
 まどかとさやかは欠席したマミを訪ねた。ほむらも誘ったが、辞謝されてしまった。さやかはこの機にほむらも仲間内に加えようと躍起になっているようだが、まどかは彼女ほど精力的にはなれなかった。・・・ほむらを思う行動をしようとすると、あのほむらの表情がちらつく。良かれと思ってしたことが、また彼女に対して裏目に出てしまうのではないか・・・そう考えると・・・彼女に対して踏み込むことが出来ない。薄氷に触れるようで、壊してしまうのが、怖かった。道中さやかに怪しまれたが、披露することは忍んだ。その代わり、彼女にほむらと親密になる気があるか訊ねた。

さやか「もちろん!」

 はぐらかすつもりだったのだが、爛漫とした返事を聞くと、胸が漉かれたように憂いが落ちた。。
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/02(木) 16:35:08.76 ID:L1z8LdJc0
 ――叫んだ瞬間、液体の混合されたバケツが光に呑み込まれて消滅した。かと思えば、仁美やその他多くの人たちが糸が切れたかのように倒れこんだ。自由になると、まどかは思いのまま周囲を見渡す。

まどか「あ・・・」

 ほむらから聞いた。黒いコートを着た、謎の怪人。その名前は・・・。
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/03(金) 10:34:07.86 ID:HaALmRrW0
 イグニスは跳び上がった。さやかも、それに追随して飛翔する。速さはさやかが勝っている。

さやか「うおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

 剣を振るうのに充分な距離に縮まると、さやかは構えていたサーベルの突端をイグニスに合わせ、全力で突き出した。しかし、それはイグニスがキーブレードの刀身で流すことによって、易々と軌道を変えられてしまう。さやかが驚愕に目を瞠ると、イグニスは容赦なく腹を殴り、そして顎を殴った。消え失せそうな意識を気合で保つ、しかし今度は胸倉を掴まれて、抵抗の間もなく宙に投げられた。天井を突き破り、さやかは夜空に舞う。呆然として、自身の無力を実感する――が、反省の間もなく、空間転移したイグニスによって、さやかは工場の入り口付近へと蹴り飛ばされた。下には、再び空間転移をしたイグニスが待ちうけていた。さやかはそれをぼんやりと視認し――憤慨する。体を反転させ、宙を蹴った。
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/03(金) 10:36:23.93 ID:HaALmRrW0
さやか「強く・・・なんなきゃね」

さやか「これから魔法少女として生きて行くんだから・・・あたし、強くなんなきゃ」

まどか「さやかちゃん・・・」
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/06/05(日) 16:17:05.04 ID:62YL5YJto
今日の分は終わりかな?
乙っちまどまど!


42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/06(月) 15:36:27.15 ID:gTzgSlvQ0
免許やらバイトやらが立てこんでいて中々書き込めませんが完結は絶対にさせます
ごめんなさい


43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/08(水) 11:24:44.40 ID:YeDjxSsp0
ほむら「魔女の反応・・・急がないと・・・でも、まどかはどうしましょう・・・」

『やっぱり無理・・・あんな死に方怖いよ・・・嫌だよ・・・!』
『マミさん、ごめんなさい・・・わたし、弱い子で、ごめんなさい・・・』
『わたし、マミさんのこと忘れない』
以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/08(水) 14:44:18.01 ID:YeDjxSsp0
まどか「・・・わたし」

 鹿目まどかは自室のベッドに仰臥して考える。あのとき、自分はQBの名を呼んだ。彼との契約を交わし、あそこにいる親友を含めた全ての人たちを救うために。魔法少女になること、それとても素敵なことだと思う。人知れず悪を討ち、仲間と助け合い、そして・・・。
 まどかの頭に去来したのは大口を開けた魔女。その口の奥の深淵を間近でまどかは覗いた。唸り、力の限り目を瞑った。・・・ゆっくりと瞼を開けて、涙を拭う。誰もが瞠目に硬直した瞬間――あそこで、イグニスと名乗る黒コート怪人が来ていなければ・・・マミ・・・そして自分達は今頃・・・。考えて、布団の裾を思いっきり引き、体を横に向けると、中で頭を両手で押さえ、脚を折り、丸まった。涙が絶えず溢れてくる。マミに申し訳が立たない・・・魔法少女になり、彼女と共に戦うと約束したというのに・・・自分は、魔法少女の世界に関わることを恐れている。
 自分には、さやかほどに叶えたい願い事がない。得意な学科はなく、鈍臭く、取り得もない、それが嫌で仕方がないけれど、その憂鬱を払拭するために命を差し出すのは・・・嫌だ。自分を護ってくれる仲間がいると解かっていても・・・。踏ん切りが付けられない。それでも、また今日のように大切な誰かが傷付けられようとしたときは、恐怖も躊躇いも踏みにじって、鬱積したありったけの思いを力にして、魔法少女として参入出来たらと、自分に願った。
以下略



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/08(水) 16:43:26.79 ID:YeDjxSsp0
〜昼休みの屋上〜

マミ「そう・・・美樹さん・・・魔法少女になったのね・・・」

さやか「はーい!これから見滝原の平和はあたしら三人で守りまくっちゃいましょうねー!」
以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/08(水) 16:45:58.38 ID:YeDjxSsp0
まどか「そんな・・・」

さやか「・・・でも、みんなで広く多くの魔女を狩れば、それだけグリーフシードが手に入りますよ。そう言えば、きっとその魔法少女だって解かって」

マミ「共有が、独占を凌駕する物量を得るのは道理に合わないのよ、美樹さん。あなたのような素人ではなく、彼女のようなベテランともなれば尚更ね・・・ごめんなさい。でも、あなたも魔法少女になった以上、そのことを踏まえてくれなければ、この先、生き残れないわ」
以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/08(水) 20:52:34.29 ID:YeDjxSsp0
まどか「ほむらちゃん」

ほむら「・・・何かしら?」

まどか「ねぇ、一緒に帰らない?今日、相手いないんだ」
以下略



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