過去ログ - 一方通行「なァ木原くン。その楽園ではずっと一緒にいられるのか?」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/05/29(日) 22:12:25.25 ID:ZZs8tIq1o


――キィ。

待ち侘びた扉の開く小さな音がようやく少年の耳へと届く。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/05/29(日) 22:16:18.62 ID:ZZs8tIq1o


「……はァ?」

つかの間の安寧に微笑みを浮かべようとして、何故かひどく無機質に響いたその声に冷水を浴びせかけられる。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/05/29(日) 22:19:25.32 ID:ZZs8tIq1o


黒く硬質な色と紅く脆弱な色が交差して――ふと黒が和らぐ。

「なっさけねぇ顏してんじゃねーよ、馬鹿が。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/05/29(日) 22:22:42.65 ID:ZZs8tIq1o


笑う彼の顔はいつも通りだ。
意地悪そうに目を細めて、嘲笑うかのように少年を見る。
だが少年はその笑顔が何よりも温かいものだと知っていた。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/05/29(日) 22:25:30.31 ID:ZZs8tIq1o


「……ああ、当たり前だろーが」

無邪気な少年の問いに男が柔らかく微笑んだような気がした。
以下略



12:通行止めちょっとエロい描写あり。注意。[sage saga]
2011/05/29(日) 22:28:29.47 ID:ZZs8tIq1o





以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/05/29(日) 22:31:59.07 ID:ZZs8tIq1o




ザ――ザザッ――ザザザ――ザ――。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/05/29(日) 22:35:13.80 ID:ZZs8tIq1o


確かに浮かべたはずの疑問はどこか遠く、他人事のように響く。
思考にまで侵入したノイズが混乱する彼の気に障った。

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/05/29(日) 22:39:17.00 ID:ZZs8tIq1o


はっと気がついた瞬間、ノイズが一層強くなったような気がした。
それはまるで悪意をもって彼の思考を邪魔するかのようにジリジリと煩くわめき立てる。

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/05/29(日) 22:42:55.45 ID:ZZs8tIq1o


「……木原、数多」

確認するように呟いて、じっと手の平を見つめ続ける。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2011/05/29(日) 22:46:21.72 ID:ZZs8tIq1o


薄汚れた床にドス黒い壁。
出入り口出入り口らしきものは存在するが、鍵が開いているかどうかは定かではない。
ごちゃごちゃと並んだ機械のようなものはコンソールだろうか。
以下略



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