126: ◆BcaCp9aHJ6[saga]
2011/06/17(金) 22:12:18.24 ID:YSdw+2iGo
第六回いきます
127: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/17(金) 22:12:53.81 ID:YSdw+2iGo
翌朝。
案の定、三人は随分と体調が悪そうだった。
「まったく、二日酔いになる魔法少女なんて聞いたことがないよ」
128: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/17(金) 22:14:36.54 ID:YSdw+2iGo
へろへろの足取りで洗面所に駆け込んでいく。
いつもの凛々しい姿はどこへやら。
仕方がない、彼女たちが復帰するまでは私一人でどうにかするしかないだろう。
129: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/17(金) 22:15:24.21 ID:YSdw+2iGo
足音が遠くなっていくのを確認する。
痛む頭ではそれも一苦労だ。
「あっつつ……行ったかしらね」
130: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/17(金) 22:16:30.23 ID:YSdw+2iGo
どうやらみんな聞いていたらしい。
話が早くて助かる。
あの会話はそのまま流すには、あまりに重過ぎるものを抱いていた。
131: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/17(金) 22:17:30.78 ID:YSdw+2iGo
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結局その日は、昼から彼女たちと合流した。
なにやら苦笑いを浮かべていたのは、美樹さやかだけ来なかったことと関係しているのだろうか。
132: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/17(金) 22:20:10.19 ID:YSdw+2iGo
「――――ッ」
まさか聞かれていたとは思わず、一気に思考が停止してしまう。
うまい弁明を思いついてくれないものか、頑張って頭を動かそうと試みるけれど。
133: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/17(金) 22:21:08.31 ID:YSdw+2iGo
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「ただいま、パパ」
134: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/17(金) 22:22:02.45 ID:YSdw+2iGo
「確認したいことがあるんだけど、いいかな」
「……うん」
135: ◆BcaCp9aHJ6[sage saga]
2011/06/17(金) 22:22:43.99 ID:YSdw+2iGo
わたしは黙り込んでしまう。
話せるものなら話したいけれど。
何から話していいのか分からないし、何より信じてもらえるとも思えない。
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