過去ログ - QB「魔法少女の軍事利用だって?」
↓ 1- 覧 板 20
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/06/06(月) 01:31:51.72 ID:12Scx6eE0
しょぼくれて階段を下りていくエマ。
軍人である父はただ座ってにこにこと、エマと母が食卓に来るのを
待ってくれていた。彼はその職業からイメージを持たれるような
厳しさや怖さを、微塵もエマに見せた事がなかった。
だから、彼を待たせた事をエマは申し訳ないとは思わなかった。
ゲーム機の事もあるが、彼女はまだ幼いのだ。
「やっときたねエマ。さあご飯を食べようか。」
父と母は楽しそうに会話をしながら食事をしている。
エマはその会話の間に入ろうともせず、
これからどうしようかと考えを巡らせていた。
(きっとゲーム機はすぐには返してくれないわよね。
あーあ、つまんないの。お友達と遊ぼうかしら。)
「ごちそうさま。お外で遊んでくるわ。」
「分かったわ。暗くなる前に帰って来るのよ。」
「分かってるわ、ママ。」
父と母に軽いキスをして、外に出る。
まだエマがゲーム機を手に入れる前、よく友達と遊んだ丘へ向かう。
372Res/332.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。