11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga sage]
2011/06/09(木) 01:40:11.26 ID:zLhgMwjR0
乙 虚淵に負けずがんばれ
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/09(木) 07:26:01.26 ID:lVCJZwcDO
乙
これは期待
13:1 ◆.yNNQJjyLiF7[sage]
2011/06/09(木) 09:50:44.77 ID:qsaXy1geo
>>11
>>12
虚淵さんにはどう考えても負けるとは思いますが頑張ります。
今回の更新では登場しませんが、さやかの一人称が私→あたしになります。
14:1 ◆.yNNQJjyLiF7[sage]
2011/06/09(木) 09:51:10.81 ID:qsaXy1geo
休み時間になると、一人の女の子が暁美さんに近づいていった。
彼女の名前は榊美弥ちゃん。
学園新聞部に所属していて、日々スクープを追っている女の子である。
美弥「あのー、ちょっと良いかな」
15:1 ◆.yNNQJjyLiF7[sage]
2011/06/09(木) 09:51:36.79 ID:qsaXy1geo
美弥「それじゃあ、一つ目の質問」
暁美さんの許可を貰ったとのことで、美弥ちゃんはどんどん話を進めていく。
クラスの殆どの子が聞き耳を立てて、一挙手一投足に注目をしている。
そんなに見られてたら、わたしだったら緊張しちゃうな、そんな感想を抱いた。
16:1 ◆.yNNQJjyLiF7[sage]
2011/06/09(木) 09:53:06.15 ID:qsaXy1geo
わたしが声をかけたときに暁美さんは驚いた様子だったけど、すっと一分の無駄もない動きで立ち上がると、差し出したわたしの手を取った。
よく考えると、べつに保健委員だからって保健室まで案内する必要はないのかな? って気がついたけれど、きっとさやかちゃんは、わたしが授業中に上の空だったことを覚えていてくれたんだろう。
夢の中で会ったような、なんて恥ずかしくて言えないから、少しだけ時季外れの転校生が気になっていることを察してくれたんだろう。
いくら感謝をしてもしたりない。
17:1 ◆.yNNQJjyLiF7[sage]
2011/06/09(木) 09:53:33.02 ID:qsaXy1geo
暁美さん「まどか……さん」
暁美さんがわたしを呼ぶ。
何かを決意したような、強い意志を感じる表情で。
18:1 ◆.yNNQJjyLiF7[sage]
2011/06/09(木) 09:53:58.69 ID:qsaXy1geo
今日一日で、ほむらちゃんの名前は学年中に知られたかもしれない。
授業中にさされれば淀みなく答えを述べて、体育の授業ではクラスの誰もが驚くくらいに大活躍……陸上競技で大活躍と言っていいのか、とにかくすごい動きを見せた。
こんな状態で、わたしに対して何かを忠告してくれた、なんて言おうものなら、ファンクラブの子に後ろから刺されちゃうかもしれない。
まどか「……というわけなんだけど」
19:1 ◆.yNNQJjyLiF7[sage]
2011/06/09(木) 09:54:24.33 ID:qsaXy1geo
習い事があるという仁美ちゃんと別れ、さやかちゃん希望のCDショップへ。
わたしの好きなCDとさやかちゃんの求めるCDはそれぞれ別の所にあるので、お店の中でまずは別れる。
演歌ならオススメをいくらでも語れるけど、クラシックはじゃじゃじゃじゃーんしか分からない。音楽の授業でいろいろやったけど、ろくに覚えられてない。
???「助けて!」
20:1 ◆.yNNQJjyLiF7[sage]
2011/06/09(木) 09:55:10.34 ID:qsaXy1geo
さやか「どうしたのまどか」
まどか「あそこから助けてって声がするの!」
さやか「よし分かった」
そう言ってさやかちゃんはわたしのおでこに手を伸ばした。
21:1 ◆.yNNQJjyLiF7[sage]
2011/06/09(木) 09:55:36.31 ID:qsaXy1geo
建物の中はしんと静まりかえっている。
さっきまで声が聞こえていたと思ったけど、それも止んでしまった。
アレ、と首をひねっていると、さやかちゃんが消化器を手に取っていた。
まどか「……ど、どうしたのそれ」
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