過去ログ - 上条「学園都市? なんで俺がそんなところに?」
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289:第一章 吸血殺し(ディープブラッド)の魔法使い 3[sage saga]
2011/10/06(木) 20:49:53.17 ID:Jcsfh3HO0


 真夏の金色の太陽が、茜色に変わり始めた頃。
 上条達三人は、このままもう少し涼しくなってから帰るか、それとも今から強行軍でもいいから帰宅するか悩んでいた。

以下略



290:第一章 吸血殺し(ディープブラッド)の魔法使い 3[sage saga]
2011/10/06(木) 20:51:09.63 ID:Jcsfh3HO0


 そんな状況を打ち破るように、少女の大きなため息が聞こえた。


以下略



291:第一章 吸血殺し(ディープブラッド)の魔法使い 3[sage saga]
2011/10/06(木) 20:52:17.83 ID:Jcsfh3HO0

「気のせい気のせい。あ、こらインデックス。口の端にケチャップついたままじゃない」

 美琴ははぐらかすように顔をそらすと、紙ナプキンをインデックスの口元まで運んだ。

以下略



292:第一章 吸血殺し(ディープブラッド)の魔法使い 3[sage saga]
2011/10/06(木) 20:53:36.75 ID:Jcsfh3HO0


 友達なのをいいことに、年下の女の子に甘えるのは、なにか違う気がする。


以下略



293:第一章 吸血殺し(ディープブラッド)の魔法使い 4[sage saga]
2011/10/06(木) 20:54:44.44 ID:Jcsfh3HO0



 歩いて帰ろうとしていた道だが、美琴のおごってくれた飲み物がなければ、その気力が途中で萎えていたかもしれない。

以下略



294:第一章 吸血殺し(ディープブラッド)の魔法使い 4[sage saga]
2011/10/06(木) 20:55:15.35 ID:Jcsfh3HO0


 眼をキラキラと輝かせていたインデックスが、不意に立ち止った。
 インデックスの視線の先には、段ボール箱があった。
 より正確に言うなら、中に仔猫を入れた、背の低い段ボール箱だ。
以下略



295:第一章 吸血殺し(ディープブラッド)の魔法使い 4[sage saga]
2011/10/06(木) 20:55:49.90 ID:Jcsfh3HO0

 そして、数秒の静止の後、インデックスが、上条のシャツの裾を軽く引っ張った。

「ねえね、とうま」

以下略



296:第一章 吸血殺し(ディープブラッド)の魔法使い 4[sage saga]
2011/10/06(木) 20:56:39.71 ID:Jcsfh3HO0


 盛大にため息をついた上条を、インデックスは冷たい眼で睨みつけた。

「とうまは、スフィンクスを見捨てるの!?」
以下略



297:第一章 吸血殺し(ディープブラッド)の魔法使い 4[sage saga]
2011/10/06(木) 20:58:31.01 ID:Jcsfh3HO0


 件の仔猫は、いつの間にか段ボール箱から姿を消していた。
 議論というか口論の理由が消え、すこし呆然としている上条とインデックスに、美琴と打ち止めが心底呆れかえった口調で呟く。

以下略



298:第一章 吸血殺し(ディープブラッド)の魔法使い 4[sage saga]
2011/10/06(木) 20:59:29.00 ID:Jcsfh3HO0


 すっかり子ども扱いされている。

 失ったのは『思い出』だけであり、知識はちゃんと残っているというのに。
以下略



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